JP2000176455A - リン酸イオン含有水の処理装置および処理方法 - Google Patents

リン酸イオン含有水の処理装置および処理方法

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JP2000176455A JP10357863A JP35786398A JP2000176455A JP 2000176455 A JP2000176455 A JP 2000176455A JP 10357863 A JP10357863 A JP 10357863A JP 35786398 A JP35786398 A JP 35786398A JP 2000176455 A JP2000176455 A JP 2000176455A
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恵一 藤本
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雅貴 森泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リン酸除去性能を安定して維持することがで
きるリン酸イオン含有水の処理装置を提供する。 【解決手段】 電解処理槽4内のリン酸イオンを含む被
処理水中に少なくとも一部が浸漬するように対向して配
置され、少なくとも一方が鉄および/またはアルミニウ
ムを含む少なくとも一対の電極5と、該電極5に通電す
るための電源6と、前記処理槽4内を曝気する曝気手段
7とからなる処理装置1であって、前記一対の電極5へ
の通電を所定時間遮断する通電切替え手段8を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭排水または集
合住宅の排水などのリン酸イオンを含む生活排水や熱帯
魚の水槽などで循環する水の処理装置および処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、川や湖の富栄養化の原因の1
つにリン化合物の存在があることは周知である。また、
このリン化合物は一般家庭の生活排水中に多く存在する
が、浄化処理が困難なものであり、有効な対策がとれな
いのが現状である。
【0003】リン化合物の処理装置は種々提案されてい
るが、家庭排水については鉄の電解溶出法が知られてい
る(特開平3−89998号公報、特開平10−437
81号公報参照、C02F 3/12)。この技術は、
排水中のリン酸リオンを鉄イオンと反応させ水不溶性の
塩、たとえばFePO4やFe(OH)x(PO4yとし
て凝集沈殿させて除去しようとする技術であり、電解槽
中に設置された鉄製の電極に通電して排水中に鉄イオン
を溶出させるものである。そして、かかる電解溶出法を
用いた処理装置は、たとえば嫌気槽、好気槽および処理
水槽からなり、該処理水槽の汚水を、リン酸反応する鉄
イオンを溶出する電解装置を介して、嫌気槽に循環する
ように構成された汚水処理装置などに用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記電解溶出法による
リン除去の装置においては、長時間使用すると電極表面
に不動態膜が発生し、リン除去性能を大きく低下させ
る。このため、たとえば前記特開平10−43781号
公報記載の装置では、陽極上に生成した腐食生成物(α
FeOOH)を、電極の極性反転により陰極で発生する
水素による洗浄効果と曝気による流れの力で落とし、腐
食生成物の膜厚の増加と黒錆(Fe34)への変化を防
止し、鉄の溶出量低下を防いでいる。
【0005】しかしながら、処理する排水の条件などに
よっては徐々に腐食生成物の膜が成長し、さらに強固な
黒錆(Fe34)の膜に変化して鉄の溶出が減少し、安
定したリン酸除去性能を維持することが難しい。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、リン酸除去
性能を安定して維持することができるリン酸イオン含有
水の処理装置および処理方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリン酸イオン含
有水の処理装置は、電解処理槽内のリン酸イオンを含む
被処理水中に少なくとも一部が浸漬するように対向して
配置され、少なくとも一方が鉄および/またはアルミニ
ウムを含む少なくとも一対の電極と、該電極に通電する
ための電源と、前記処理槽内を曝気する曝気手段とから
なる処理装置であって、前記一対の電極への通電を所定
時間遮断する通電切替え手段が備えられてなることを特
徴とする。
【0008】また本発明のリン酸イオン含有水の処理方
法は、鉄および/またはアルミニウムを含む少なくとも
一対の電極を用いてリン酸イオンを含む被処理水中に鉄
イオンおよび/またはアルミニウムイオンを電気化学的
に溶出させリン酸イオンを鉄イオンおよび/またはアル
ミニウムイオンとの反応により不溶性塩の形で凝集沈殿
させる処理方法であって、前記一対の電極への通電を所
定時間遮断することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のリン酸イオン含有水の処理装置および処理方法を説明
する。
【0010】図1は本発明のリン酸イオン含有水の処理
装置の一実施の形態を示す説明図、図2は図1における
処理装置の拡大図、図3は一対の電極への通電と該通電
の遮断を示す説明図、図4は一対の電極の極性を反転さ
せる場合の一対の電極への通電と該通電の遮断を示す説
明図、図5は制御部を接続させた場合の制御回路を示す
説明図、図6は本発明のリン酸イオン含有水の処理装置
の他の実施の形態を示す説明図である。
【0011】本発明の処理装置は、たとえば合併浄化槽
などの排水処理装置に用いられる。合併浄化槽は、図1
に示すように、第1嫌気ろ床槽Aと、第2嫌気ろ床槽B
と、生物ろ過槽などの好気槽Cと、処理水槽D、消毒槽
Eとからなり、前記第1嫌気ろ床槽Aに流入して排水を
各槽にて処理したのち、消毒槽Eから排出するようにさ
れている。そして処理装置1が、前記処理水槽Dからエ
アポンプFにより揚水された水を第1嫌気ろ床槽Aへ戻
す循環経路Lに設置されている。
【0012】前記処理装置1は、図2に示されるよう
に、被処理水である排水の流入口2と流出口3を有する
電解処理槽4と、該電解処理槽4内の排水中に少なくと
も一部が浸漬するように対向して配置されている少なく
とも一対の電極5と、該電極5に通電するための電源6
と、前記電解処理槽4内の排水中に空気を供給し、曝気
する曝気手段7と、前記一対の電極5の通電切替え手段
8とから構成されている。該通電切替え手段8は、電源
6の陽極端子6aと陰極端子6bにそれぞれ接続されて
いる。またこの通電切替え手段8は、タイマー機能を有
しており、前記一対の電極5への通電を所定時間遮断す
る制御を行なう。
【0013】前記電極5は、鉄、鉄合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金または鉄−アルミニウム合金など
の鉄イオンおよび/またはアルミニウムイオン発生源か
ら作製することができる。前記電源6としては、定電流
電源を用いることができる。かかる定電流電源を使用す
ることにより、自立的に電極5に流れる電流を一定にす
ることができる。また前記曝気手段7は、電解処理槽4
の底中央に設置される多孔質の散気管10または散気板
と、該散気管10に圧縮空気を吸き込むためのエアポン
プ11とから構成されており、前記散気管10とエアポ
ンプ11はパイプ12により接続されている。
【0014】本実施の形態では、三対の電極5が配置さ
れているため、図3に示されるように、各一対の電極5
に、たとえば電圧V1がそれぞれ24時間周期で印加さ
れているあいだに、前記通電切替え手段8により、各一
対の電極5への通電を遮断する時間が各一対の電極5ご
とに重ならないように、所定時間、たとえば6時間だけ
電極5への通電を電圧V1からゼロに遮断している。こ
の電圧の遮断時間、すなわち電極5と電源6との接続が
解放されている電極の無通電時間が存在するため、電極
5に鉄および/またはアルミニウムイオンを吸引する電
気的な引力や鉄および/またはアルミニウムイオンの溶
出がない。このため、曝気による酸素供給で電極5上に
発生する黒錆(Fe34)を赤錆などの腐食生成物(α
FeOOHなど)のようなポーラスな状態(多孔質な状
態)に戻し、その孔を通じて酸素の供給や移動ができる
ようにする。これにより、電極5上の腐食生成物は曝気
流れによって剥がれやすくなる。なお、本実施の形態で
は、各一対の電極5の電圧V1の無通電時間をずらし、
それぞれの電極5の無通電時間が重ならないようにして
いるため、一対の電極5への通電が遮断されているとき
に、残り2対の電極5に3対の電極5に電流が流れてい
たと同じ電流が流れるように設定することにより、リン
除去性能を一定に保つことができる。
【0015】したがって、本実施の形態では、排水が電
解処理槽4に入り、電極5が鉄製である場合には、該電
極5の陽極側から溶出した鉄イオンとリン酸イオンとが
凝集反応し、不溶性のリン酸鉄を安定して生成すること
ができる。このリン酸鉄は第1嫌気ろ床槽Aへ放流さ
れ、その凝集物は第1、第2嫌気ろ床槽A、Bおよび好
気槽Cで捕捉することにより、液中からリンを除去でき
る。
【0016】なお、前記処理装置1が、図2に示される
ように、各一対の電極5の極性を定期的に反転する極性
反転手段13を備えている場合には、電極5の極性反転
により、電極5の均一な消耗と表面の水素によるクリー
ニングを行なうことができる。また前記一対の電極5の
極性を定期的に反転させるあいだに、前記一対の電極5
への通電から該通電の遮断に切り替えるようにする。た
とえば図4に示されるように、電極5に印加する電圧V
2は48時間が1周期で変化し、電極5の極性が+から
−にまたは逆に反転するあいだに無通電時間を設ける。
これにより、前記と同様に電極5上の腐食生成物の除去
を行なうとともに、反転時直前に溶出した鉄イオンおよ
び/またはアルミニウムイオンを再吸引するのを防止す
ることができる。
【0017】つぎに前記処理装置1に、マイコンなどの
制御部を備えた場合の制御回路を説明する。本実施の形
態では、図5に示されるように、操作盤20での設定に
より、制御部21からの信号で電源6と通電切替え手段
8が制御され、電源6の電流量や電圧の印加パターンが
制御される。また本実施の形態における処理装置1で
は、前記制御部21に異常や電極の交換時期を表示する
ための表示部22を接続することもできる。
【0018】本実施の形態における鉄(アルミニウム)
の電解溶出法には、従来公知の方法が採用でき、電極へ
の通電は断続的、パルス的でもよい。通電量はリン酸や
他のイオンの濃度、排水の流量などによって異なるが、
鉄イオンおよび/またはアルミニウムイオンの排水中の
濃度/リン濃度の比(以下、「Fe/P」と略す)が
0.8〜3.0、好ましくは1.0〜2.5となるよう
に調節すればよい。
【0019】本実施の形態にかかわる処理装置は前述の
ように一般家庭排水にとくに有利に利用できる。したが
って、単独で使用してもよいが、他の浄化システム、た
とえば活性汚泥法、膜分離法、嫌気・好気循環法などと
組合せて家庭用、集合住宅用の総合排水浄化システムと
することができる。また、大規模処理システム(し尿処
理場)にも利用できる。
【0020】つぎに本発明のリン酸イオン含有水の処理
装置を前記排水以外の被処理水からリン除去を行なう水
浄化装置に適応した他の実施の形態を説明する。この水
浄化装置は、水槽で飼育している生物(熱帯魚や他の魚
介類、亀または水棲昆虫など)の糞尿や残餌などの有機
物を除去して水槽の水を浄化するための装置である。
【0021】図6に示されるように、水浄化装置は、水
槽50と該水槽50の上部に載置される濾過器51とか
らなり、該濾過器51は、下部容器51aと蓋51bと
の内部に、濾過部としての濾過槽52と、該濾過槽52
の下流側に設けられた処理装置53と、該処理装置53
の下流側に設けられた脱色部としての脱色槽54と、移
送手段としての、ストレーナ55aと汲上管55bとを
有する汲上ポンプ55と、返送手段としての戻し管56
とを備えている。前記処理装置53は、前記図2〜5に
示される処理装置1と同じ構成にされており、電極5が
電極ホルダ5aに取り付けられ電極固定板58に差し込
められて水中に浸漬されている。
【0022】水は前記処理装置53の下部に形成される
流入口2を通って電解処理槽4に入り、前記電極5が鉄
製である場合には、該電極5の陽極側から溶出した鉄イ
オンとリン酸イオンとが凝集反応し、不溶性のリン酸鉄
が生成される。そして、このリン酸鉄は曝気手段7によ
り浮上して排出口3から脱色槽54に排出される。本実
施の形態では、前記通電切替え手段8により、一対の電
極5への通電を所定時間遮断する。これにより、安定し
たリン酸除去性能を維持することができる。
【0023】前記濾過槽52は、魚介の糞尿や残餌など
の有機物を初めとする水中の浮遊物を物理濾過および生
物濾過するためのフィルタ52aを内蔵している。フィ
ルタ52aは、ポリプロピレンを原料としたニードルパ
ンチタイプのシート状不織布(たとえば、目付400g
/m2、厚さ4.0mm、通気量160cc/cm2/s
ec)が複数枚、積層されたものである。水槽50内の
水は汲上管55bを通して濾過槽52へ汲み上げられ、
そのフィルタ52aで物理濾過および生物濾過を受けて
水中浮遊物が捕捉および除去される。
【0024】前記脱色槽54は、水中に浮遊し電解処理
槽4の排出口3から流出した前記リン酸鉄を除去するた
めのものであり、電解処理槽4に隣接して設けられ、そ
のリン酸鉄の除去および生物濾過を行なうためのフィル
タ54aを内蔵している。このフィルタ54aは、ポリ
プロピレン樹脂からなる、長さ10mm程度、外径6m
m程度、内径3mm程度の中空円柱が多数、袋に収納さ
れたものである。
【0025】なお、本実施の形態では、電解処理槽の下
流側に脱色槽が設けられているが、本発明にかかわる水
浄化装置は、これに限定されることはなく、脱色槽のな
いものであってもよい。また本実施の形態では、濾過槽
(濾過部)が水槽上方に配された場合について説明した
が、この濾過部は、水槽内に配されて物理濾過および/
または生物濾過を行なうためのフィルタからなるもので
あってもよい。
【0026】さらに、本実施の形態では、水槽の水の浄
化装置に適応したが、養殖場または水族館の浄化装置に
適応することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
通電切替え手段により電極の無通電時間を設けること
で、電気化学的な酸化・還元力やイオンの溶解、移動が
ない状態で電極表面に付着する腐食生成物(αFeOO
Hなど)を曝気し、酸素不足で不動体化(Fe34)し
つつある電極との境界付近を再びポーラスな(αFeO
OH)状態に戻すことができるため、曝気流れによる腐
食生成物をはぎ取ることができる。このため、リン酸除
去性能を安定して維持することができる。
【0028】また、複数の電極対の無通電時間をずら
し、1つの定電流電源に接続することで、一対の電極が
無通電状態になっても、電解槽内の電極全体では一定量
の電流が流れるようにすることにより、無通電時間を設
けてもリンの除去量が低下することがない。その結果、
リン酸除去性能を安定して維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリン酸イオン含有水の処理装置の一実
施の形態を示す説明図である。
【図2】図1における処理装置の拡大図である。
【図3】一対の電極への通電と該通電の遮断を示す説明
図である。
【図4】一対の電極の極性を反転させる場合の一対の電
極への通電と該通電の遮断を示す説明図である。
【図5】制御部を接続させた場合の制御回路を示す説明
図である。
【図6】本発明のリン酸イオン含有水の処理装置の他の
実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 流入口 3 流出口 4 電解処理槽 5 電極 6 電源 6a 陽極端子 6b 陰極端子 7 曝気手段 8 通電切替え手段 10 散気管 11 エアポンプ 12 パイプ 20 操作盤 21 制御部 22 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D040 BB32 4D061 DA06 DA08 DB18 DC13 EA02 EA06 EB05 EB19 EB20 EB27 EB28 EB39 FA09 FA13 FA15 FA20 GA15 GC15 GC16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解処理槽内のリン酸イオンを含む被処
    理水中に少なくとも一部が浸漬するように対向して配置
    され、少なくとも一方が鉄および/またはアルミニウム
    を含む少なくとも一対の電極と、該電極に通電するため
    の電源と、前記処理槽内を曝気する曝気手段とからなる
    処理装置であって、前記一対の電極への通電を所定時間
    遮断する通電切替え手段が備えられてなるリン酸イオン
    含有水の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の電極の極性を定期的に反転す
    る極性反転手段を備えており、前記通電切替え手段が、
    一対の電極への通電と該通電の遮断との切り替えを該一
    対の電極の極性反転時に行なう請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記電源と通電切替え手段とのあいだ
    に、前記電源から一対の電極への電流の供給および該一
    対の電極の極性反転を行なう制御部が接続されてなる請
    求項2記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 鉄および/またはアルミニウムを含む少
    なくとも一対の電極を用いてリン酸イオンを含む被処理
    水中に鉄イオンおよび/またはアルミニウムイオンを電
    気化学的に溶出させリン酸イオンを鉄イオンおよび/ま
    たはアルミニウムイオンとの反応により不溶性塩の形で
    凝集沈殿させる処理方法であって、前記一対の電極への
    通電を所定時間遮断するリン酸イオン含有水の処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記一対の電極が複数配置されている場
    合に、該一対の電極への通電を遮断する時間が各一対の
    電極ごとに重ならないようにする請求項4記載の処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記一対の電極の極性を定期的に反転さ
    せるあいだに、前記一対の電極への通電から該通電の遮
    断に切り替える請求項4または5記載の処理方法。
  7. 【請求項7】 前記電源から一対の電極への電流の供給
    および該一対の電極の極性反転を制御部で行なう請求項
    5または6記載の処理方法。
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