JP2000176340A - 溶液塗工装置 - Google Patents
溶液塗工装置Info
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- JP2000176340A JP2000176340A JP10360888A JP36088898A JP2000176340A JP 2000176340 A JP2000176340 A JP 2000176340A JP 10360888 A JP10360888 A JP 10360888A JP 36088898 A JP36088898 A JP 36088898A JP 2000176340 A JP2000176340 A JP 2000176340A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーバーフロー溶液の液量を僅かにして短時
間で、見切り線を明確にした見栄えの良い仕上がりの溶
液塗工装置を提供する。 【解決手段】 溶液塗布対象物を溶液収容タンク23に
浸漬させる溶液塗工装置20において、溶液収容タンク
23を、オーバーフローによる溶液塗工レベルLよりも
低位で溶液をオーバーフローさせる固定タンク113
と、この固定タンク113に対して上下に位置変更可能
で且つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タンク
114とから構成している。
間で、見切り線を明確にした見栄えの良い仕上がりの溶
液塗工装置を提供する。 【解決手段】 溶液塗布対象物を溶液収容タンク23に
浸漬させる溶液塗工装置20において、溶液収容タンク
23を、オーバーフローによる溶液塗工レベルLよりも
低位で溶液をオーバーフローさせる固定タンク113
と、この固定タンク113に対して上下に位置変更可能
で且つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タンク
114とから構成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスびん、その
他、各種容器などの溶液塗工対象物(以下適宜、ボトル
と言う。)の表面に溶液を塗工するための溶液塗工装置
に関するものである。
他、各種容器などの溶液塗工対象物(以下適宜、ボトル
と言う。)の表面に溶液を塗工するための溶液塗工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボトル表面に対する溶液の塗工装置とし
て、昇降可能に吊り下げ保持したボトルを、溶液をオー
バーフローさせるように溶液収容タンクに浸漬して、溶
液をオーバーフローレベルでボトル表面に塗工するよう
にした所謂ディッピングの溶液塗工装置がある。
て、昇降可能に吊り下げ保持したボトルを、溶液をオー
バーフローさせるように溶液収容タンクに浸漬して、溶
液をオーバーフローレベルでボトル表面に塗工するよう
にした所謂ディッピングの溶液塗工装置がある。
【0003】この塗工装置によれば、溶液をオーバーフ
ローさせることから、ボトル表面に対する溶液の塗工上
縁すなわち溶液の見切り線が明確になり、従って、見栄
えの良い仕上がりの溶液塗工が達成されるのであるが、
上記のボトル浸漬による塗工手段では、図22(A)に
示すように、溶液塗工後のボトル151を溶液表面上に
引き上げた際に、ボトル表面から余分の溶液nが滴下し
て、溶液表層部に気泡が発生し、溶液表層部に気泡を含
む溶液層Sが発生することは避け得ないのが現状であっ
た。
ローさせることから、ボトル表面に対する溶液の塗工上
縁すなわち溶液の見切り線が明確になり、従って、見栄
えの良い仕上がりの溶液塗工が達成されるのであるが、
上記のボトル浸漬による塗工手段では、図22(A)に
示すように、溶液塗工後のボトル151を溶液表面上に
引き上げた際に、ボトル表面から余分の溶液nが滴下し
て、溶液表層部に気泡が発生し、溶液表層部に気泡を含
む溶液層Sが発生することは避け得ないのが現状であっ
た。
【0004】このため、次のボトル151の溶液塗工に
際して、このボトル151を、上記の気泡を含む溶液層
Sを通過させて溶液収容タンク152に浸漬させると、
その通過の間に気泡がボトル表面に付着して、気泡によ
る塗工不良が塗膜に発生することから、図22(B)に
示すように、次のボトル151をタンク152に浸漬さ
せる前に、溶液収容タンク152に溶液を満杯に補給し
て、気泡を含む溶液をオーバーフローによって排除する
のを待って、次のボトル151の溶液塗工を行ってい
る。
際して、このボトル151を、上記の気泡を含む溶液層
Sを通過させて溶液収容タンク152に浸漬させると、
その通過の間に気泡がボトル表面に付着して、気泡によ
る塗工不良が塗膜に発生することから、図22(B)に
示すように、次のボトル151をタンク152に浸漬さ
せる前に、溶液収容タンク152に溶液を満杯に補給し
て、気泡を含む溶液をオーバーフローによって排除する
のを待って、次のボトル151の溶液塗工を行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、気泡を含む
溶液をオーバーフローで排除するためには、先の溶液塗
工ボトル151の引き上げによって低くなったレベル分
の溶液、即ち、引き上げボトル151の容量に相当する
分の溶液に加えて、気泡を含む溶液容量分の溶液を補給
しなければならず、この溶液補給には、かなりの時間が
かゝるもので、生産性の低下に繋がるだけでなく、オー
バーフローされる溶液の液量も多大になる点で改善の余
地が残されていたのである。
溶液をオーバーフローで排除するためには、先の溶液塗
工ボトル151の引き上げによって低くなったレベル分
の溶液、即ち、引き上げボトル151の容量に相当する
分の溶液に加えて、気泡を含む溶液容量分の溶液を補給
しなければならず、この溶液補給には、かなりの時間が
かゝるもので、生産性の低下に繋がるだけでなく、オー
バーフローされる溶液の液量も多大になる点で改善の余
地が残されていたのである。
【0006】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、気泡を含む溶液のオーバーフロー排除を、
溶液の補給を要しないで行うことができる上に、次のボ
トルの溶液塗工を、大量のオーバーフロー溶液の液量を
僅かにして行える画期的なボトル浸漬の塗工技術を提供
することを目的としている。
のであって、気泡を含む溶液のオーバーフロー排除を、
溶液の補給を要しないで行うことができる上に、次のボ
トルの溶液塗工を、大量のオーバーフロー溶液の液量を
僅かにして行える画期的なボトル浸漬の塗工技術を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、上記した浸漬による溶液塗工装置にお
いて、溶液収容タンクを、オーバーフローによる溶液塗
工レベルよりも低位で溶液をオーバーフローさせる固定
タンクと、この固定タンクに対して上下に位置変更可能
で且つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タンク
とから構成した点に特徴がある。
めに、本発明は、上記した浸漬による溶液塗工装置にお
いて、溶液収容タンクを、オーバーフローによる溶液塗
工レベルよりも低位で溶液をオーバーフローさせる固定
タンクと、この固定タンクに対して上下に位置変更可能
で且つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タンク
とから構成した点に特徴がある。
【0008】上記の特徴構成によれば、先に溶液を塗工
したボトルの引き上げによって、そのボトルの容量分、
タンク内の溶液レベルが低くはなるが、その溶液レベル
よりも下方に可動タンクを下降させることで、溶液をタ
ンクからオーバーフローさせることができる。
したボトルの引き上げによって、そのボトルの容量分、
タンク内の溶液レベルが低くはなるが、その溶液レベル
よりも下方に可動タンクを下降させることで、溶液をタ
ンクからオーバーフローさせることができる。
【0009】即ち、溶液収容タンクに溶液を満杯に補給
せずとも、可動タンクを下降させることで、気泡を含む
溶液を溶液収容タンクからオーバーフローさせることが
できるのであり、従って、その後は、可動タンクを元の
オーバーフローレベルに復帰させて、次に溶液を塗工す
るためのボトルを、溶液中に浸漬させるように下降させ
つつ、オーバーフローによって排除した容量分の溶液
と、見切り線を明確にする上で必要な容量分のオーバー
フロー用の溶液とを、溶液収容タンクに補給すること
で、オーバーフロー溶液の液量を僅かにして短時間で、
見切り線を明確にした見栄えの良い仕上がりの溶液塗工
が達成される。
せずとも、可動タンクを下降させることで、気泡を含む
溶液を溶液収容タンクからオーバーフローさせることが
できるのであり、従って、その後は、可動タンクを元の
オーバーフローレベルに復帰させて、次に溶液を塗工す
るためのボトルを、溶液中に浸漬させるように下降させ
つつ、オーバーフローによって排除した容量分の溶液
と、見切り線を明確にする上で必要な容量分のオーバー
フロー用の溶液とを、溶液収容タンクに補給すること
で、オーバーフロー溶液の液量を僅かにして短時間で、
見切り線を明確にした見栄えの良い仕上がりの溶液塗工
が達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はエンドレスのパレット移送
経路を備えた溶液塗工システムの概略平面図を示し、図
2は溶液塗工の手順を模擬的に示すフローを示してい
る。そして、図3はエンドレスのパレット移送形態図を
示している。
に基づいて説明する。図1はエンドレスのパレット移送
経路を備えた溶液塗工システムの概略平面図を示し、図
2は溶液塗工の手順を模擬的に示すフローを示してい
る。そして、図3はエンドレスのパレット移送形態図を
示している。
【0011】これらの図において、図中の1は溶液塗工
システムへのボトル搬送用のコンベアで、搬送終端に
は、スターホイル2を介してボトル3をリターンさせる
コンベア4が連設されており、かつ、リターンコンベア
4の配置部には、図4に示すように、複数本(この実施
の形態では1ダース分の12本)のボトルグループを一
挙に吊り下げ保持するローディング装置5と、ボトル3
をローディング位置で一列に整列させて搬送を停止させ
る位置規定手段6とが配備されている。
システムへのボトル搬送用のコンベアで、搬送終端に
は、スターホイル2を介してボトル3をリターンさせる
コンベア4が連設されており、かつ、リターンコンベア
4の配置部には、図4に示すように、複数本(この実施
の形態では1ダース分の12本)のボトルグループを一
挙に吊り下げ保持するローディング装置5と、ボトル3
をローディング位置で一列に整列させて搬送を停止させ
る位置規定手段6とが配備されている。
【0012】図2において、図中の7はローディング装
置5の配置部で搬送が停止されて整列されたボトル3を
吊り下げ保持するパレットで、各パレット7は、図5〜
図7に示すように、ボトルグループを一挙に吊り下げ保
持するためのチャック装置(1ダース分の12組であ
る。)8を備えている。
置5の配置部で搬送が停止されて整列されたボトル3を
吊り下げ保持するパレットで、各パレット7は、図5〜
図7に示すように、ボトルグループを一挙に吊り下げ保
持するためのチャック装置(1ダース分の12組であ
る。)8を備えている。
【0013】図3において、図中の9はボトル吊り下げ
パレット7を洗浄装置10へのパレット供給部Aに移送
するための第1のパレット移送手段で、供給部Aに移送
されたパレット7は、パレット搬入手段11によって1
パレットずつ、洗浄装置10のパレット導入位置Bに間
欠的に搬入されるように構成されている。
パレット7を洗浄装置10へのパレット供給部Aに移送
するための第1のパレット移送手段で、供給部Aに移送
されたパレット7は、パレット搬入手段11によって1
パレットずつ、洗浄装置10のパレット導入位置Bに間
欠的に搬入されるように構成されている。
【0014】上記の洗浄装置10は、図2に示すよう
に、温水によるボトル洗浄タンク12aと、アルカリ水
によるボトル洗浄タンク12bと、純水による2槽のボ
トル洗浄タンク13,13とを備えており、かつ、この
洗浄装置10には、パレット導入位置Bに順次搬入され
るパレット7を、1パレット置きにスタック部Cに送り
込む搬入手段14と、スタック部Cとパレット導入位置
Bとに搬入された2台のパレット7,7を一組にして、
これをパレット導出位置Dと導出待機位置Eとに向けて
間欠的に移送する第1トラバース手段15と、導出待機
位置Eに移送されたパレット7をパレット導出位置Dに
送り出す搬出手段16とが備えられている。
に、温水によるボトル洗浄タンク12aと、アルカリ水
によるボトル洗浄タンク12bと、純水による2槽のボ
トル洗浄タンク13,13とを備えており、かつ、この
洗浄装置10には、パレット導入位置Bに順次搬入され
るパレット7を、1パレット置きにスタック部Cに送り
込む搬入手段14と、スタック部Cとパレット導入位置
Bとに搬入された2台のパレット7,7を一組にして、
これをパレット導出位置Dと導出待機位置Eとに向けて
間欠的に移送する第1トラバース手段15と、導出待機
位置Eに移送されたパレット7をパレット導出位置Dに
送り出す搬出手段16とが備えられている。
【0015】図3に戻って、前記トラバース手段15
は、間欠移送停止の間にパレット7を昇降させて、吊り
下げボトル3を一挙に、アルカリ洗浄タンク12と純水
洗浄タンク13,13とに浸漬させるパレット昇降手段
(図示を省略)を備えており、かつ、このトラバース手
段15と搬出手段16とによって順次パレット導出位置
Dに取り出されたパレット7は、前記パレット搬入手段
11とは逆向きにパレット7を搬出するパレット搬出手
段17を介して1パレットずつ、搬出部Fに取り出され
るようになっている。
は、間欠移送停止の間にパレット7を昇降させて、吊り
下げボトル3を一挙に、アルカリ洗浄タンク12と純水
洗浄タンク13,13とに浸漬させるパレット昇降手段
(図示を省略)を備えており、かつ、このトラバース手
段15と搬出手段16とによって順次パレット導出位置
Dに取り出されたパレット7は、前記パレット搬入手段
11とは逆向きにパレット7を搬出するパレット搬出手
段17を介して1パレットずつ、搬出部Fに取り出され
るようになっている。
【0016】図3において、図中の18は第2のパレッ
ト移送手段であって、搬出部Fに取り出されたパレット
7を第1パレット移送手段9とは逆向きに移送するもの
であり、移送途中には、エアの吹き付けによるボトル乾
燥装置19を備えている。
ト移送手段であって、搬出部Fに取り出されたパレット
7を第1パレット移送手段9とは逆向きに移送するもの
であり、移送途中には、エアの吹き付けによるボトル乾
燥装置19を備えている。
【0017】図3において、図中の20は洗浄後のボト
ル表面に溶液をオーバーフローレベルで塗工するための
溶液塗工装置であって、詳細については後述するが、第
2のパレット移送手段18による移送パレット7を導入
位置Hに搬入するためのパレット搬入手段22と、搬入
パレット7を溶液塗工位置Gから順次パレット導出位置
Iに向けて間欠的に移送する第2のトラバース手段21
とを備えている。
ル表面に溶液をオーバーフローレベルで塗工するための
溶液塗工装置であって、詳細については後述するが、第
2のパレット移送手段18による移送パレット7を導入
位置Hに搬入するためのパレット搬入手段22と、搬入
パレット7を溶液塗工位置Gから順次パレット導出位置
Iに向けて間欠的に移送する第2のトラバース手段21
とを備えている。
【0018】更に、第2のトラバース手段21によるパ
レット7の間欠移送停止の間に、溶液塗工位置Gに移送
されたパレット7を昇降させて、ボトル表面を溶液収容
タンク23に浸漬させるパレット昇降手段(図11を参
照)83を備えている。
レット7の間欠移送停止の間に、溶液塗工位置Gに移送
されたパレット7を昇降させて、ボトル表面を溶液収容
タンク23に浸漬させるパレット昇降手段(図11を参
照)83を備えている。
【0019】図3において、図中の24は第3のパレッ
ト移送手段であって、パレット搬出手段25によって取
り出された溶液塗工後のボトル吊り下げパレット7を、
第2パレット移送手段18と同方向に移送して、このパ
レット7を、第1トラバース手段15とは逆向きに移送
する第3のトラバース手段26に搬入するものであり、
その移送途中には、ボトル表面に塗工された溶液中の有
機剤を揮発させるエージング装置27と、塗工溶液を硬
化させる紫外線の照射装置28とを備えている。
ト移送手段であって、パレット搬出手段25によって取
り出された溶液塗工後のボトル吊り下げパレット7を、
第2パレット移送手段18と同方向に移送して、このパ
レット7を、第1トラバース手段15とは逆向きに移送
する第3のトラバース手段26に搬入するものであり、
その移送途中には、ボトル表面に塗工された溶液中の有
機剤を揮発させるエージング装置27と、塗工溶液を硬
化させる紫外線の照射装置28とを備えている。
【0020】29は第3トラバース手段26の後段に配
置されたバッファ手段で、例えばボトル取り出しの次工
程でアクシデントが発生した際に、パレット7を一時的
にスタックするように構成されている。
置されたバッファ手段で、例えばボトル取り出しの次工
程でアクシデントが発生した際に、パレット7を一時的
にスタックするように構成されている。
【0021】30はチャック装置8によるボトル3の吊
り下げ保持を解除させるアンローディング装置であっ
て、第3のトラバース手段26とローディング装置5と
の間に配置されており、このアンローディング装置30
と第3のトラバース手段26とにわたって、かつ、アン
ローディング装置30とローディング装置5とにわたっ
て、それぞれ第1パレット移送手段9と同方向にパレッ
ト7を戻し移送する第4及び第5のパレット移送手段3
1,32が配置されている。
り下げ保持を解除させるアンローディング装置であっ
て、第3のトラバース手段26とローディング装置5と
の間に配置されており、このアンローディング装置30
と第3のトラバース手段26とにわたって、かつ、アン
ローディング装置30とローディング装置5とにわたっ
て、それぞれ第1パレット移送手段9と同方向にパレッ
ト7を戻し移送する第4及び第5のパレット移送手段3
1,32が配置されている。
【0022】上記のアンローディング装置30によって
吊り下げ保持が解除されたボトル3は、図2に示すよう
に、プッシャー33によってコンベア34に取り出さ
れ、次工程の例えば塗工検査部に向けて搬送されるよう
になっている。
吊り下げ保持が解除されたボトル3は、図2に示すよう
に、プッシャー33によってコンベア34に取り出さ
れ、次工程の例えば塗工検査部に向けて搬送されるよう
になっている。
【0023】本発明の一実施の形態による溶液塗工シス
テムの概略は、上記の通りであり、以下、チャック装置
8を備えたパレット7と、ローディング装置5と、ボト
ル表面に対する溶液の塗工装置20について説明する。
テムの概略は、上記の通りであり、以下、チャック装置
8を備えたパレット7と、ローディング装置5と、ボト
ル表面に対する溶液の塗工装置20について説明する。
【0024】先ずパレット7について、このパレット7
は、図4〜図7に示すように、幅方向の両側がパレット
移送手段(9,18,24,31,32)の搬送ベルト
48に乗り掛かって移送されるもので、両側板部を立ち
上げて抜き孔41を形成したベース49の両端部に、補
強部材43を連設すると共に、この補強部材43に運搬
用の把手42を設ける一方、複数本(既述したように、
この実施の形態では1ダースのボトル分の12本)のフ
ランジ44付き筒部材45を、前記ベース49の長手方
向に所定の間隔を隔てて前記抜き孔41に上方から挿通
し、かつ、この筒部材45のフランジ44をボルト・ナ
ット46,47によってベース49に固着すると共に、
前記筒部材45のそれぞれに、ボールベアリング50を
介してチャック装置8を回転可能に設けて成る。
は、図4〜図7に示すように、幅方向の両側がパレット
移送手段(9,18,24,31,32)の搬送ベルト
48に乗り掛かって移送されるもので、両側板部を立ち
上げて抜き孔41を形成したベース49の両端部に、補
強部材43を連設すると共に、この補強部材43に運搬
用の把手42を設ける一方、複数本(既述したように、
この実施の形態では1ダースのボトル分の12本)のフ
ランジ44付き筒部材45を、前記ベース49の長手方
向に所定の間隔を隔てて前記抜き孔41に上方から挿通
し、かつ、この筒部材45のフランジ44をボルト・ナ
ット46,47によってベース49に固着すると共に、
前記筒部材45のそれぞれに、ボールベアリング50を
介してチャック装置8を回転可能に設けて成る。
【0025】図6に示すように、チャック装置8は次の
ように構成されている。即ち、軸体51をスライド可能
に内嵌合した筒体52を、ボールベアリング50を介し
て前記筒部材45の夫々に回転可能に挿通すると共に、
この筒体52の下部に連設した部材53の下部側に、互
いに接近してボトル口部3aを吊り下げ保持する一対の
チャック部材54,54を枢着し、かつ、このチャック
部材54,54のそれぞれ上端部と前記軸体51の下端
側とにわたってリンク55,55を枢支連結する一方、
前記チャック部材54,54を互いに接近させる付勢手
段56を、筒体52と軸体51の上端部に係止する受け
座57,57間に配設して成る。
ように構成されている。即ち、軸体51をスライド可能
に内嵌合した筒体52を、ボールベアリング50を介し
て前記筒部材45の夫々に回転可能に挿通すると共に、
この筒体52の下部に連設した部材53の下部側に、互
いに接近してボトル口部3aを吊り下げ保持する一対の
チャック部材54,54を枢着し、かつ、このチャック
部材54,54のそれぞれ上端部と前記軸体51の下端
側とにわたってリンク55,55を枢支連結する一方、
前記チャック部材54,54を互いに接近させる付勢手
段56を、筒体52と軸体51の上端部に係止する受け
座57,57間に配設して成る。
【0026】上記のチャック部材54,54は、図8に
示すように、下部側のV字状挟着部材58に、ボトル口
部3aを弾性的にチャックするゴムなどの弾性体58a
を備えており、この弾性体58aがチャックする部位を
ボトル口部3aと称するのは便宜上であって、ボトルの
規格名称として、図9(A)に示すタイプのボトル3で
は、aを天、bをリップ、cをカブラ、dを口部と称し
ており、このタイプのボトル3では、リップbまたはカ
ブラcに係止可能なように、カブラc部分または口部d
の下部側を弾性体58aでチャックするものとする。
示すように、下部側のV字状挟着部材58に、ボトル口
部3aを弾性的にチャックするゴムなどの弾性体58a
を備えており、この弾性体58aがチャックする部位を
ボトル口部3aと称するのは便宜上であって、ボトルの
規格名称として、図9(A)に示すタイプのボトル3で
は、aを天、bをリップ、cをカブラ、dを口部と称し
ており、このタイプのボトル3では、リップbまたはカ
ブラcに係止可能なように、カブラc部分または口部d
の下部側を弾性体58aでチャックするものとする。
【0027】図9(B)に示すタイプのボトル3では、
aを天、cをカブラ、このカブラcと同じ部位である
が、dを口部と称しており、このタイプのボトル3で
は、カブラcに係止可能なように、カブラcの下部側を
弾性体58aでチャックするものとする。
aを天、cをカブラ、このカブラcと同じ部位である
が、dを口部と称しており、このタイプのボトル3で
は、カブラcに係止可能なように、カブラcの下部側を
弾性体58aでチャックするものとする。
【0028】図9(C)〜(H)に示すタイプのボトル
3では、aを天、bをリップ、cをカブラ、dを口部、
eをビード、fをネジ、hをカラーと称しており、この
タイプのボトル3では、ビードeに係止可能なように、
ビードeの下部側を弾性体58aでチャックするものと
するが、図9(C)と(E)と(H)に示すタイプのボ
トル3では、カブラcの下部側を弾性体58aでチャッ
クするようにしてもよく、図9(D)と(G)に示すタ
イプのボトル3では、ネジfの下部側を弾性体58aで
チャックするようにしてもよいのである。
3では、aを天、bをリップ、cをカブラ、dを口部、
eをビード、fをネジ、hをカラーと称しており、この
タイプのボトル3では、ビードeに係止可能なように、
ビードeの下部側を弾性体58aでチャックするものと
するが、図9(C)と(E)と(H)に示すタイプのボ
トル3では、カブラcの下部側を弾性体58aでチャッ
クするようにしてもよく、図9(D)と(G)に示すタ
イプのボトル3では、ネジfの下部側を弾性体58aで
チャックするようにしてもよいのである。
【0029】尚、図4〜図7において、図中の59は筒
体52の上部側に固着したスプロケットホイル、60は
前記エージング装置27と紫外線照射装置28とに備え
たチエーンであって、パレット7の移送に伴って前記ス
プロケットホイル59がチエーン60に係止すること
で、チャック装置8に吊り下げ保持したボトル3を、鉛
直軸線まわりで回転させるようにしている。
体52の上部側に固着したスプロケットホイル、60は
前記エージング装置27と紫外線照射装置28とに備え
たチエーンであって、パレット7の移送に伴って前記ス
プロケットホイル59がチエーン60に係止すること
で、チャック装置8に吊り下げ保持したボトル3を、鉛
直軸線まわりで回転させるようにしている。
【0030】ローディング装置5は次のように構成され
ている。即ち、図4に示すように、ポスト61に対して
上下にスライド可能にブラケット62を設けると共に、
このブラケット62を昇降させるための昇降手段63を
設け、かつ、このブラケット62の下部側に、前記パレ
ット7の筒体52の通過を許容させる状態で、前記スプ
ロケットホイル59の下面を係止する一対の係止部材6
4を連設すると共に、更に、パレット7の付勢手段56
に抗して軸体51を下降動作させる軸体押圧手段65を
前記ブラケット62に設けて成り、下記の動作手順とは
異なるものの、アンローディング装置30も同じような
構成である。
ている。即ち、図4に示すように、ポスト61に対して
上下にスライド可能にブラケット62を設けると共に、
このブラケット62を昇降させるための昇降手段63を
設け、かつ、このブラケット62の下部側に、前記パレ
ット7の筒体52の通過を許容させる状態で、前記スプ
ロケットホイル59の下面を係止する一対の係止部材6
4を連設すると共に、更に、パレット7の付勢手段56
に抗して軸体51を下降動作させる軸体押圧手段65を
前記ブラケット62に設けて成り、下記の動作手順とは
異なるものの、アンローディング装置30も同じような
構成である。
【0031】図3において、上記の構成において、アン
ローディング装置30によってボトル3の吊り下げ保持
が解除されたパレット7が、第5のパレット移送手段3
2によってローディング装置5の配置部に戻し移送され
て、パレット7の全てのチャック装置8の筒体52が係
止部材64,64間に入り込んだ状態で、軸体押圧手段
65を下降動作させると、スプロケットホイル59を反
力部材にして、軸体51が押し下げられることで、チャ
ック装置8の全てのチャック部材54,54が、ボトル
口部3aを受け入れる態勢に切り換えられる。
ローディング装置30によってボトル3の吊り下げ保持
が解除されたパレット7が、第5のパレット移送手段3
2によってローディング装置5の配置部に戻し移送され
て、パレット7の全てのチャック装置8の筒体52が係
止部材64,64間に入り込んだ状態で、軸体押圧手段
65を下降動作させると、スプロケットホイル59を反
力部材にして、軸体51が押し下げられることで、チャ
ック装置8の全てのチャック部材54,54が、ボトル
口部3aを受け入れる態勢に切り換えられる。
【0032】一方、図3及び図4において、リターンコ
ンベア4によってローディング装置5の配置部に搬送さ
れてきたボトル3は、それの所定本数(12本)が位置
規定手段6によって一列に整列されて持ち上げられ、そ
れぞれのボトル口部3aがチャック部材54,54間に
入り込んだ状態で、ここで軸体押圧手段65による軸体
51の押し下げが解除されるのであって、これによって
所定本数のボトル3は一斉に、そのボトル口部3aがチ
ャック装置8によってチャックされるのであり、ここで
位置規定手段6は下降し、かつ、パレット7は第1パレ
ット移送手段9に送り出されるのである。
ンベア4によってローディング装置5の配置部に搬送さ
れてきたボトル3は、それの所定本数(12本)が位置
規定手段6によって一列に整列されて持ち上げられ、そ
れぞれのボトル口部3aがチャック部材54,54間に
入り込んだ状態で、ここで軸体押圧手段65による軸体
51の押し下げが解除されるのであって、これによって
所定本数のボトル3は一斉に、そのボトル口部3aがチ
ャック装置8によってチャックされるのであり、ここで
位置規定手段6は下降し、かつ、パレット7は第1パレ
ット移送手段9に送り出されるのである。
【0033】その後は、ボトル3を吊り下げ保持したパ
レット7は、第1パレット移送手段9に取り出されて、
ボトル3の吊り下げ保持状態を保ちつつ、洗浄装置10
と溶液塗工装置20とを通してアンローディング装置3
0に移送され、ここでボトル3の吊り下げ保持が解除さ
れて、吊り下げ保持が解除されたボトル3は、プッシャ
ー33によってコンベア34に取り出されるのであり、
一方、空になったパレット7は、次のボトルチャックに
備えるように、ローディング装置5に向けて戻し移送さ
れるのである。
レット7は、第1パレット移送手段9に取り出されて、
ボトル3の吊り下げ保持状態を保ちつつ、洗浄装置10
と溶液塗工装置20とを通してアンローディング装置3
0に移送され、ここでボトル3の吊り下げ保持が解除さ
れて、吊り下げ保持が解除されたボトル3は、プッシャ
ー33によってコンベア34に取り出されるのであり、
一方、空になったパレット7は、次のボトルチャックに
備えるように、ローディング装置5に向けて戻し移送さ
れるのである。
【0034】次に溶液塗工装置20の詳細について説明
すると、先ず第2のトラバース手段21について、この
トラバース手段21は、図10〜図14に示すように、
一対のスライド駆動手段71,71にわたって、パレッ
ト7の移送ピッチ分、パレット7の幅方向に往復移動可
能にスライド部材72を架設すると共に、このスライド
部材72の両側下部に、スライド方向のロッド73,7
3を回転可能に設け、かつ、このロッド73,73のそ
れぞれに、前記パレット7の運搬用把手42を係止する
フック74を、パレット移送のピッチで固着している。
すると、先ず第2のトラバース手段21について、この
トラバース手段21は、図10〜図14に示すように、
一対のスライド駆動手段71,71にわたって、パレッ
ト7の移送ピッチ分、パレット7の幅方向に往復移動可
能にスライド部材72を架設すると共に、このスライド
部材72の両側下部に、スライド方向のロッド73,7
3を回転可能に設け、かつ、このロッド73,73のそ
れぞれに、前記パレット7の運搬用把手42を係止する
フック74を、パレット移送のピッチで固着している。
【0035】そして、回転ロッド75を備えた一対の軸
受76,76を、その回転ロッド75を前記ロッド73
に沿わせるように、前記スライド部材72の上部両側に
設けると共に、図示しない往復回動手段を一方のロッド
75に連設し、かつ、回転ロッド75,75のそれぞれ
に、リンク77で連結された2枚の円板78,78を固
着する一方、前記ロッド73にアーム79を連設して、
このアーム79と円板78とをリンク80で連結して、
前記回転ロッド75,75の往復回動とスライド部材7
2の往復移動とに伴って、前記パレット7を所定のピッ
チでパレット幅方向に間欠的に移送するように構成して
いる。
受76,76を、その回転ロッド75を前記ロッド73
に沿わせるように、前記スライド部材72の上部両側に
設けると共に、図示しない往復回動手段を一方のロッド
75に連設し、かつ、回転ロッド75,75のそれぞれ
に、リンク77で連結された2枚の円板78,78を固
着する一方、前記ロッド73にアーム79を連設して、
このアーム79と円板78とをリンク80で連結して、
前記回転ロッド75,75の往復回動とスライド部材7
2の往復移動とに伴って、前記パレット7を所定のピッ
チでパレット幅方向に間欠的に移送するように構成して
いる。
【0036】図10〜図12において、図中の81はパ
レット7の長手方向両側を支持するパレット移送ガイド
体で、ボトル表面に対する溶液の塗工位置Gと、図示を
省略するが、ボトル表面の余剰溶液を自重落下させる溶
液排除位置と、余剰溶液を強制排除する排除位置とに配
置され、それぞれパレット7の長手方向に沿う軸線まわ
りでパレット7ひいては吊り下げボトル3を、パレット
7の幅方向で同方向に傾斜させるように構成されてい
る。
レット7の長手方向両側を支持するパレット移送ガイド
体で、ボトル表面に対する溶液の塗工位置Gと、図示を
省略するが、ボトル表面の余剰溶液を自重落下させる溶
液排除位置と、余剰溶液を強制排除する排除位置とに配
置され、それぞれパレット7の長手方向に沿う軸線まわ
りでパレット7ひいては吊り下げボトル3を、パレット
7の幅方向で同方向に傾斜させるように構成されてい
る。
【0037】この内の溶液塗工位置Gに配置するガイド
体81については、吊り下げボトル3を溶液収容タンク
23に浸漬させて、ボトル表面に溶液を塗工させるため
に、ガイド体81を昇降可能に構成している。
体81については、吊り下げボトル3を溶液収容タンク
23に浸漬させて、ボトル表面に溶液を塗工させるため
に、ガイド体81を昇降可能に構成している。
【0038】即ち、図10〜図16に示すように、同期
駆動の昇降手段83を介して昇降可能に構成された可動
ベース84,84を、第2のトラバース手段21によっ
てパレット導入位置Hから溶液塗工位置Gに搬入された
パレット7の長手方向に相対峙させて配設して、各可動
ベース84に、パレット7の長手方向に沿う支軸85ま
わりで回動可能に傾動ベース86を枢着し、この傾動ベ
ース86に複数個のガイドローラ87を設けている。
駆動の昇降手段83を介して昇降可能に構成された可動
ベース84,84を、第2のトラバース手段21によっ
てパレット導入位置Hから溶液塗工位置Gに搬入された
パレット7の長手方向に相対峙させて配設して、各可動
ベース84に、パレット7の長手方向に沿う支軸85ま
わりで回動可能に傾動ベース86を枢着し、この傾動ベ
ース86に複数個のガイドローラ87を設けている。
【0039】そして、図13及び図16において、両ロ
ッドシリンダ88のシリンダロッド89をパレット7の
幅方向に向けて、そのロッド両端を可動ベース84上に
固定すると共に、このシリンダ88と傾動ベース86と
の間に、係止手段90aを介して且つガイドレール91
に沿って、シリンダチューブ90と同期移動するブロッ
ク92を設け、このブロック92にローラ93を連設す
ると共に、このローラ93を挟む一対のガイドレール9
4,94を、上下方向に向けて前記傾動ベース86に設
けて、前記昇降手段83による可動ベース84,84の
昇降に伴って、パレット7を昇降させると共に、前記シ
リンダチューブ90の往復移動に伴って、傾動ベース8
6ひいてはパレット7を支軸85まわりで往復傾動させ
るようにしている。
ッドシリンダ88のシリンダロッド89をパレット7の
幅方向に向けて、そのロッド両端を可動ベース84上に
固定すると共に、このシリンダ88と傾動ベース86と
の間に、係止手段90aを介して且つガイドレール91
に沿って、シリンダチューブ90と同期移動するブロッ
ク92を設け、このブロック92にローラ93を連設す
ると共に、このローラ93を挟む一対のガイドレール9
4,94を、上下方向に向けて前記傾動ベース86に設
けて、前記昇降手段83による可動ベース84,84の
昇降に伴って、パレット7を昇降させると共に、前記シ
リンダチューブ90の往復移動に伴って、傾動ベース8
6ひいてはパレット7を支軸85まわりで往復傾動させ
るようにしている。
【0040】更に、前記シリンダチューブ90の上部
に、シリンダロッド95をパレット7の長手方向に向け
て両ロッドシリンダ96を配置して、このシリンダ96
のシリンダチューブ97にスライド部材98を連設する
一方、前記パレット7の運搬用把手42に備えた補強部
材43に2個の係止孔(図6を参照)99,99を形成
して、この係止孔99,99に係脱可能のピン100,
100をスライド部材98に連設し、前記ベース86を
傾動させるに際して、前記ピン100,100を係止孔
99,99に係入させて、このピン係止により、前記パ
レット7を傾動ベース86に一体化させて、ベース86
の傾動に伴うパレット7の落下を防止するように構成し
ている。
に、シリンダロッド95をパレット7の長手方向に向け
て両ロッドシリンダ96を配置して、このシリンダ96
のシリンダチューブ97にスライド部材98を連設する
一方、前記パレット7の運搬用把手42に備えた補強部
材43に2個の係止孔(図6を参照)99,99を形成
して、この係止孔99,99に係脱可能のピン100,
100をスライド部材98に連設し、前記ベース86を
傾動させるに際して、前記ピン100,100を係止孔
99,99に係入させて、このピン係止により、前記パ
レット7を傾動ベース86に一体化させて、ベース86
の傾動に伴うパレット7の落下を防止するように構成し
ている。
【0041】図示は省略するが、上記した溶液の自重に
よる排除位置ならびに溶液の強制排除位置に配置のガイ
ド体81は、傾動のみ可能に固定的に配置されるもの
で、自重による溶液の排除位置では、ボトル3を傾斜さ
せて、ボトル表面に塗工の余剰の溶液をボトル底部の傾
斜下端に自重で寄せ集めるようにし、これを雫にしてガ
イドパン82に回収するのであり、余剰溶液の強制排除
位置では、例えばステンレスやフエルトなどの板状部材
を、ボトル底部に当接離間可能に設けて、自重によって
滴下し切れなかった溶液に板状部材を当接させて、この
板状部材に溶液を乗り移させることで、滴下し切れなか
った溶液を強制的に排除するようにしている。
よる排除位置ならびに溶液の強制排除位置に配置のガイ
ド体81は、傾動のみ可能に固定的に配置されるもの
で、自重による溶液の排除位置では、ボトル3を傾斜さ
せて、ボトル表面に塗工の余剰の溶液をボトル底部の傾
斜下端に自重で寄せ集めるようにし、これを雫にしてガ
イドパン82に回収するのであり、余剰溶液の強制排除
位置では、例えばステンレスやフエルトなどの板状部材
を、ボトル底部に当接離間可能に設けて、自重によって
滴下し切れなかった溶液に板状部材を当接させて、この
板状部材に溶液を乗り移させることで、滴下し切れなか
った溶液を強制的に排除するようにしている。
【0042】次に、図10〜図13および図17〜図2
0に基づいて、ボトル表面に対する溶液の浸漬塗工手段
111について説明する。この溶液塗工手段111は、
例えば有機剤としてメチルエチルケトンの40%〜50
%を含む溶液の収容タンク23と、前記ガイドパン82
に回収の溶液とオーバーフロー溶液とを溶液収容タンク
23に循環供給する溶液循環手段112とを備えて成
り、かつ、溶液収容タンク23は、ボトル3の吊り下げ
本数に対応させて12槽が配置されている。
0に基づいて、ボトル表面に対する溶液の浸漬塗工手段
111について説明する。この溶液塗工手段111は、
例えば有機剤としてメチルエチルケトンの40%〜50
%を含む溶液の収容タンク23と、前記ガイドパン82
に回収の溶液とオーバーフロー溶液とを溶液収容タンク
23に循環供給する溶液循環手段112とを備えて成
り、かつ、溶液収容タンク23は、ボトル3の吊り下げ
本数に対応させて12槽が配置されている。
【0043】ここで、浸漬によってボトル表面に溶液を
塗工したボトル3を溶液収容タンク23から引き上げる
と、図22(A)に示して説明したように、ボトル表面
から余分の溶液nが滴下して、溶液表層部に気泡を含む
溶液層Sが発生し、次に溶液を塗工するボトル3を、こ
の溶液層Sを通して溶液収容タンク23に浸漬させる
と、その通過の間に気泡がボトル表面に付着して、気泡
による塗工不良が塗膜に発生することは既述した通りで
ある。
塗工したボトル3を溶液収容タンク23から引き上げる
と、図22(A)に示して説明したように、ボトル表面
から余分の溶液nが滴下して、溶液表層部に気泡を含む
溶液層Sが発生し、次に溶液を塗工するボトル3を、こ
の溶液層Sを通して溶液収容タンク23に浸漬させる
と、その通過の間に気泡がボトル表面に付着して、気泡
による塗工不良が塗膜に発生することは既述した通りで
ある。
【0044】そこで本発明では、上記の溶液収容タンク
23を、オーバーフローによる溶液塗工レベルLよりも
低位で溶液をオーバーフローさせる固定タンク113
と、この固定タンク113に対して上下に位置変更可能
で且つ上下動に伴って溶液塗工レベルLを変更する可動
タンク114とから構成して、気泡を含む溶液層Sのオ
ーバーフロー排除を、オーバーフロー溶液の液量を僅か
にして短時間で行えるようにしている。
23を、オーバーフローによる溶液塗工レベルLよりも
低位で溶液をオーバーフローさせる固定タンク113
と、この固定タンク113に対して上下に位置変更可能
で且つ上下動に伴って溶液塗工レベルLを変更する可動
タンク114とから構成して、気泡を含む溶液層Sのオ
ーバーフロー排除を、オーバーフロー溶液の液量を僅か
にして短時間で行えるようにしている。
【0045】具体的には、固定タンク113は、上縁が
溶液塗工レベルLとほゞ同じ高さであって、平面視形状
が矩形を呈する有底状ものであり、タンク四隅での溶液
の澱みを防止するために、タンク四隅の内面に三角形状
のコーナー部材115を設けると共に、このコーナー部
材115,115間の立ち上げ板部116,116に、
溶液をオーバーフローさせる切り欠き117a,117
bを形成している。
溶液塗工レベルLとほゞ同じ高さであって、平面視形状
が矩形を呈する有底状ものであり、タンク四隅での溶液
の澱みを防止するために、タンク四隅の内面に三角形状
のコーナー部材115を設けると共に、このコーナー部
材115,115間の立ち上げ板部116,116に、
溶液をオーバーフローさせる切り欠き117a,117
bを形成している。
【0046】この切り欠き117a,117bのオーバ
ーフローレベルL1は、溶液上層の気泡を含む溶液層S
の溶液容量と、溶液塗工装置20が塗工の対象とする最
大のボトル容量との合計容量に相当する高さ寸法分、前
記可動タンク114による最大の溶液収容レベル(即
ち、溶液塗工レベルL)よりも低位に設定している。
ーフローレベルL1は、溶液上層の気泡を含む溶液層S
の溶液容量と、溶液塗工装置20が塗工の対象とする最
大のボトル容量との合計容量に相当する高さ寸法分、前
記可動タンク114による最大の溶液収容レベル(即
ち、溶液塗工レベルL)よりも低位に設定している。
【0047】一方、可動タンク114は、上記の切り欠
き117a,117bを各別に閉じる4枚のシャッター
118a,118bを、上下に位置変更可能に設けて成
り、かつ、このシャッター118a,118bを一挙に
位置変更させる昇降手段119を備えている。
き117a,117bを各別に閉じる4枚のシャッター
118a,118bを、上下に位置変更可能に設けて成
り、かつ、このシャッター118a,118bを一挙に
位置変更させる昇降手段119を備えている。
【0048】詳しくは、昇降手段119によって同期昇
降される昇降ベース120,120に、パレット7の幅
方向両側の切り欠き117a,117aに相対峙させる
状態で、上下一対のシャッター挟持バー121,121
の二組を連設する一方、パレット7の幅方向両側の切り
欠き117aを閉じるシャッター118aについては、
バー121,121間に入り込む曲げ板部122を両側
縁に連設して、前記バー121,121に一点で当接す
る突起i,iを上下縁部に形成し、パレット7の長手方
向両側の切り欠き117bを閉じるシャッター118b
については、バー121,121間に入り込む延長板部
123を長手方向の両側に連設して、前記バー121,
121によって挟着されるホルダー124を保持させて
いる。
降される昇降ベース120,120に、パレット7の幅
方向両側の切り欠き117a,117aに相対峙させる
状態で、上下一対のシャッター挟持バー121,121
の二組を連設する一方、パレット7の幅方向両側の切り
欠き117aを閉じるシャッター118aについては、
バー121,121間に入り込む曲げ板部122を両側
縁に連設して、前記バー121,121に一点で当接す
る突起i,iを上下縁部に形成し、パレット7の長手方
向両側の切り欠き117bを閉じるシャッター118b
については、バー121,121間に入り込む延長板部
123を長手方向の両側に連設して、前記バー121,
121によって挟着されるホルダー124を保持させて
いる。
【0049】そして、前記シャッター118aに、例え
ばボルト125を介してスライド可能に板状部材126
を保持させると共に、この板状部材126とシャッター
118aとの間に、このシャッター118aを立ち上げ
板部116に付勢当接させるスプリング127を介装
し、かつ、このスプリング127の付勢力を調整するた
めの押しボルト128を、前記バー121,121に保
持させている。
ばボルト125を介してスライド可能に板状部材126
を保持させると共に、この板状部材126とシャッター
118aとの間に、このシャッター118aを立ち上げ
板部116に付勢当接させるスプリング127を介装
し、かつ、このスプリング127の付勢力を調整するた
めの押しボルト128を、前記バー121,121に保
持させている。
【0050】また、最外側のシャッター118bと固定
板部129との間と、隣り合うシャッター118b,1
18b間とに、このシャッター118bを立ち上げ板部
116に付勢当接させるスプリング130を介装して、
可動タンク114を構成する4枚のシャッター118
a,118bを、昇降手段119によって一挙に上下に
位置変更させるように構成しているのである。
板部129との間と、隣り合うシャッター118b,1
18b間とに、このシャッター118bを立ち上げ板部
116に付勢当接させるスプリング130を介装して、
可動タンク114を構成する4枚のシャッター118
a,118bを、昇降手段119によって一挙に上下に
位置変更させるように構成しているのである。
【0051】上記構成の溶液塗工装置20において、溶
液塗工位置Gでは、第2のトラバース手段21によるパ
レット7の間欠移送停止の間に、パレット7がピン係止
によって傾動ベース86に一体化されて、このベース8
6が傾動され、これに伴ってパレット7ひいては吊り下
げボトル3が傾斜の第1状態Xに姿勢変更されて、昇降
手段83によってパレット7が下降され、吊り下げボト
ル3の底部が溶液中に没入した時点〔図21(A)を参
照〕で、ボトル3がオーバーフローレベルの溶液塗布姿
勢である第2状態Yに姿勢変更〔図21(B)を参照〕
されるのである。
液塗工位置Gでは、第2のトラバース手段21によるパ
レット7の間欠移送停止の間に、パレット7がピン係止
によって傾動ベース86に一体化されて、このベース8
6が傾動され、これに伴ってパレット7ひいては吊り下
げボトル3が傾斜の第1状態Xに姿勢変更されて、昇降
手段83によってパレット7が下降され、吊り下げボト
ル3の底部が溶液中に没入した時点〔図21(A)を参
照〕で、ボトル3がオーバーフローレベルの溶液塗布姿
勢である第2状態Yに姿勢変更〔図21(B)を参照〕
されるのである。
【0052】而して、ボトル3を単純に第2状態Yの溶
液塗布姿勢にして溶液中に没入させると、窪みjに存す
るエアが気泡化して、溶液表層部に気泡を含む溶液層が
形成されるが、上記したように、ボトル底面を溶液表面
に対して傾斜させて、ボトル底部を溶液中に没入させる
ことで、ボトル底部の窪みjに存するエアは自然に排除
されることになり、気泡を含む溶液層が溶液表層部に形
成されることはないのである。
液塗布姿勢にして溶液中に没入させると、窪みjに存す
るエアが気泡化して、溶液表層部に気泡を含む溶液層が
形成されるが、上記したように、ボトル底面を溶液表面
に対して傾斜させて、ボトル底部を溶液中に没入させる
ことで、ボトル底部の窪みjに存するエアは自然に排除
されることになり、気泡を含む溶液層が溶液表層部に形
成されることはないのである。
【0053】次いで、図21(C)に示すように、第2
状態Yに姿勢変更されたパレット7は、そのボトル口部
3aを溶液塗工レベルLに位置させるように、即ち、溶
液をオーバーフローさせるように溶液収容タンク23に
浸漬されると共に、これまでの間に、見切り線mを明確
にする上で必要な容量の溶液がタンク23に補給される
のであり、かつ、この後、図21(D)に示すように、
ボトル3が溶液収容タンク23から引き上げられるので
あって、溶液をオーバーフローレベルでボトル表面に塗
工することから、溶液の見切り線mが明確になり、従っ
て、見栄えの良い仕上がりの溶液塗工が達成される。
状態Yに姿勢変更されたパレット7は、そのボトル口部
3aを溶液塗工レベルLに位置させるように、即ち、溶
液をオーバーフローさせるように溶液収容タンク23に
浸漬されると共に、これまでの間に、見切り線mを明確
にする上で必要な容量の溶液がタンク23に補給される
のであり、かつ、この後、図21(D)に示すように、
ボトル3が溶液収容タンク23から引き上げられるので
あって、溶液をオーバーフローレベルでボトル表面に塗
工することから、溶液の見切り線mが明確になり、従っ
て、見栄えの良い仕上がりの溶液塗工が達成される。
【0054】この際、可動タンク114の上限位置を変
更設定することで、即ち、溶液のオーバーフローレベル
を変更することで、又は、ボトル3の浸漬寸法を変更す
ることで、見切り線mの位置を容易に変更設定すること
ができる。
更設定することで、即ち、溶液のオーバーフローレベル
を変更することで、又は、ボトル3の浸漬寸法を変更す
ることで、見切り線mの位置を容易に変更設定すること
ができる。
【0055】さて、溶液塗工後にボトル3を引き上げる
と、ボトル表面からの余分の溶液nの滴下によって、溶
液表層部に気泡を含む溶液層Sが発生し、かつ、溶液塗
工ボトル3の引き上げによって、そのボトル3の容量
分、タンク内の溶液レベルが低くはなるが、ここで図2
1(D)に示すように、可動タンク114を下降させる
ことで、気泡を含む溶液層Sは、切り欠き117a,1
17bを通してオーバーフローにより排除されるのであ
って、従来のように、溶液収容タンク152に溶液を満
杯に補給することなく、オーバーフロー溶液の液量を僅
かにして短時間の内に、気泡を含む溶液層Sを排除する
ことができる。
と、ボトル表面からの余分の溶液nの滴下によって、溶
液表層部に気泡を含む溶液層Sが発生し、かつ、溶液塗
工ボトル3の引き上げによって、そのボトル3の容量
分、タンク内の溶液レベルが低くはなるが、ここで図2
1(D)に示すように、可動タンク114を下降させる
ことで、気泡を含む溶液層Sは、切り欠き117a,1
17bを通してオーバーフローにより排除されるのであ
って、従来のように、溶液収容タンク152に溶液を満
杯に補給することなく、オーバーフロー溶液の液量を僅
かにして短時間の内に、気泡を含む溶液層Sを排除する
ことができる。
【0056】この後、図21(E)に示すように、可動
タンク114が元の姿勢に復帰され、かつ、ボトル容量
分の溶液がタンク23に補給されて、次のボトル3の溶
液塗工に備えるのであって、この際も、溶液収容タンク
23に溶液を満杯に補給する必要がないので、全体とし
て、溶液の塗工時間の短縮化によって生産性のアップが
達成されるのである。
タンク114が元の姿勢に復帰され、かつ、ボトル容量
分の溶液がタンク23に補給されて、次のボトル3の溶
液塗工に備えるのであって、この際も、溶液収容タンク
23に溶液を満杯に補給する必要がないので、全体とし
て、溶液の塗工時間の短縮化によって生産性のアップが
達成されるのである。
【0057】尚、図中の131は、溶液収容タンク23
に対する溶液の収容量を必要最小限に制限するための容
量縮減部材であって、図13および図21に示すよう
に、溶液収容タンク23へのボトル3の浸漬軌跡を外れ
た箇所に配置されている。
に対する溶液の収容量を必要最小限に制限するための容
量縮減部材であって、図13および図21に示すよう
に、溶液収容タンク23へのボトル3の浸漬軌跡を外れ
た箇所に配置されている。
【0058】132は隣り合う溶液収容タンク23,2
3間の上部側に配置された仕切り部材で、ボトル表面に
対するオーバーフローレベルの溶液塗工に際して、オー
バーフローした溶液が互いに隣り合う溶液収容タンク2
3,23に流れ込むことを防止するものである。
3間の上部側に配置された仕切り部材で、ボトル表面に
対するオーバーフローレベルの溶液塗工に際して、オー
バーフローした溶液が互いに隣り合う溶液収容タンク2
3,23に流れ込むことを防止するものである。
【0059】即ち、隣り合う溶液収容タンク23,23
に溶液が流れ込むと、溶液塗工レベルLが波打って、見
切り線mが乱れることが懸念されるので、かゝる事態を
未然に防止するために、溶液の流れ込みを防止するよう
にしているのである。
に溶液が流れ込むと、溶液塗工レベルLが波打って、見
切り線mが乱れることが懸念されるので、かゝる事態を
未然に防止するために、溶液の流れ込みを防止するよう
にしているのである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、溶液収容
タンクとして、これをオーバーフローによる溶液塗工レ
ベルよりも低位で溶液をオーバーフローさせる固定タン
クと、この固定タンクに対して上下に位置変更可能で且
つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タンクとか
ら構成した点に特徴を有する。
タンクとして、これをオーバーフローによる溶液塗工レ
ベルよりも低位で溶液をオーバーフローさせる固定タン
クと、この固定タンクに対して上下に位置変更可能で且
つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タンクとか
ら構成した点に特徴を有する。
【0061】而して、かゝる構成によれば、可動タンク
を下降させることで、気泡を含む溶液層をオーバーフロ
ーによって短時間の内に排除できるのであり、その後
は、可動タンクを元のオーバーフローレベルに復帰させ
て、上記のオーバーフローによって排除した容量分の溶
液と、見切り線を明確にする上で必要な容量分のオーバ
ーフロー用の溶液とを、溶液収容タンクに補給すること
で、溶液塗布対象物に対して、オーバーフロー溶液の液
量を僅かにして短時間で、見切り線を明確にした見栄え
の良い仕上がりの溶液塗工が達成される。
を下降させることで、気泡を含む溶液層をオーバーフロ
ーによって短時間の内に排除できるのであり、その後
は、可動タンクを元のオーバーフローレベルに復帰させ
て、上記のオーバーフローによって排除した容量分の溶
液と、見切り線を明確にする上で必要な容量分のオーバ
ーフロー用の溶液とを、溶液収容タンクに補給すること
で、溶液塗布対象物に対して、オーバーフロー溶液の液
量を僅かにして短時間で、見切り線を明確にした見栄え
の良い仕上がりの溶液塗工が達成される。
【図1】溶液塗工システムの概略平面図である。
【図2】溶液塗工の手順を模擬的に示すフローである。
【図3】エンドレスのパレットの移送形態図である。
【図4】チャック装置の構成図である。
【図5】パレット移送手段と共に示すパレットの縦断面
図である。
図である。
【図6】パレットの詳細を示す縦断面図である。
【図7】(A)はパレットの平面図、(B)はボトルを
吊り下げ保持したパレットの縦断側面図である。
吊り下げ保持したパレットの縦断側面図である。
【図8】チャック部材の下部側に備えるV字状挟着部材
と弾性体との詳細図である。
と弾性体との詳細図である。
【図9】(A)〜(H)はボトル口部の側面図である。
【図10】溶液塗工装置の主として溶液塗工手段を示す
一部分解の斜視図である。
一部分解の斜視図である。
【図11】溶液塗工手段の正面図である。
【図12】溶液塗工手段の側面図である。
【図13】溶液塗工手段の主要部の詳細断面図である。
【図14】パレット移送ガイド体の詳細図である。
【図15】(A)はパレット移送ガイド体の平面図、
(B)はパレット移送ガイド体の側面図である。
(B)はパレット移送ガイド体の側面図である。
【図16】(A)はベース傾動手段の平面図、(B)は
ベース傾動手段の側面図、(C)はベースの傾動状態を
示す説明図である。
ベース傾動手段の側面図、(C)はベースの傾動状態を
示す説明図である。
【図17】溶液収容タンクの分解斜視図である。
【図18】溶液収容タンクの平面図である。
【図19】図18のM−M線断面図である。
【図20】図18のN−N線断面に相当する隣り合う溶
液収容タンクの断面図である。
液収容タンクの断面図である。
【図21】(A)〜(E)はボトル表面に対する溶液塗
工の説明図である。
工の説明図である。
【図22】(A),(B)は従来例のボトル表面に対す
る溶液塗工の説明図である。
る溶液塗工の説明図である。
3…溶液塗布対象物(ボトル)、23…溶液収容タン
ク、113…固定タンク、114…可動タンク。
ク、113…固定タンク、114…可動タンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船田 博幸 兵庫県西宮市浜松原町2番21号 日本山村 硝子株式会社内 (72)発明者 中山 勝利 兵庫県西宮市浜松原町2番21号 日本山村 硝子株式会社内 (72)発明者 田原 靖通 東京都品川区戸越3丁目9番20号 平田機 工株式会社内 (72)発明者 村田 治 東京都品川区戸越3丁目9番20号 平田機 工株式会社内 Fターム(参考) 4F040 AA16 AB04 BA42 CC02 CC09 CC14 DA02 DA14
Claims (2)
- 【請求項1】 昇降可能に吊り下げ保持した溶液塗工対
象物を、溶液をオーバーフローさせるように溶液収容タ
ンクに浸漬し、溶液をオーバーフローレベルで溶液塗工
対象物の表面に塗工するようにした溶液塗工装置であっ
て、前記溶液収容タンクを、オーバーフローによる溶液
塗工レベルよりも低位で溶液をオーバーフローさせる固
定タンクと、この固定タンクに対して上下に位置変更可
能で且つ上下動に伴って溶液レベルを変更する可動タン
クとから構成して成ることを特徴とする溶液塗工装置。 - 【請求項2】 前記固定タンクの溶液オーバーフローレ
ベルを、溶液上層の気泡を含む溶液容量と塗工対象とす
る最大容量の溶液塗工対象物との合計容量に相当する高
さ寸法分、前記可動タンクによる最大の溶液収容レベル
よりも低位に設定する一方、少なくとも前記タンク高さ
の寸法分にわたって前記可動タンクを上下に位置変更可
能に構成して成る請求項1記載の溶液塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10360888A JP2000176340A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 溶液塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10360888A JP2000176340A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 溶液塗工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000176340A true JP2000176340A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18471340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10360888A Pending JP2000176340A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 溶液塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000176340A (ja) |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP10360888A patent/JP2000176340A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081021 |