JP2000176315A - コ―ン・スタック遠心分離機 - Google Patents

コ―ン・スタック遠心分離機

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JP2000176315A
JP2000176315A JP11351005A JP35100599A JP2000176315A JP 2000176315 A JP2000176315 A JP 2000176315A JP 11351005 A JP11351005 A JP 11351005A JP 35100599 A JP35100599 A JP 35100599A JP 2000176315 A JP2000176315 A JP 2000176315A
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turbine
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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    • F01M1/00Pressure lubrication
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    • F01M2001/1028Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters characterised by the type of purification
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/0422Separating oil and gas with a centrifuge device

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 循環液体から粒状物を分離するためのコーン
・スタック遠心分離機を提供する。 【解決手段】 コーン・スタックアッセンブリ25は、
シャフト中央チューブ23に取り付けられ、ベースアッ
センブリには、液体入口82、第1通路83、第2通路
84、85が形成されている。ベアリング装置35がロ
ータハブ24とシャフト中央チューブ23との間に位置
決めされ、インパルスタービンホイールがロータハブに
取り付けられている。噴流ノズル27、28は、コーン
・スタックアッセンブリに回転運動を加える。噴流ノズ
ルの液体は、液体入口によってコーン・スタック遠心分
離機に進入する。同じ液体入口が、更に、コーン・スタ
ックアッセンブリを通って循環された液体を提供する。
入口乱流をなくし、タービン効率を向上するため、ハニ
カム状挿入体が噴流ノズルに組み込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として、煤等
の固体粒子をオイル等の流体から遠心力場を使用するこ
とによって、連続的に分離することに関する。更に詳細
には、本発明は、ロータを回転自在に駆動するためのタ
ービンホイールを含む遠心分離アッセンブリ内でコーン
(ディスク)スタック遠心分離機形態を使用することに
関する。タービンホイールは、ランナー円形中心線と接
線方向に整合したジェットノズルによって駆動される。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは、エンジンから塵
埃等を出さないようにするため、比較的高性能の空気フ
ィルタ(クリーナー)及び燃料フィルタ(クリーナー)
を持つように設計されている。これらの空気クリーナー
及び燃料クリーナーが設けられているのにも拘わらず、
エンジンが発生した摩耗屑を含む塵埃がエンジンの潤滑
オイルに混入してしまう。これによりエンジンの重要な
構成要素が摩耗し、この状態が解消されないままである
場合や改善されない場合には、エンジンが破損してしま
う。この理由により、多くのエンジンは、オイルが潤滑
サンプとエンジン部品との間で循環するときに連続的に
浄化する全流オイルフィルタを持つように設計されてい
る。
【0003】このような全流フィルタには、多くの設計
上の制限及び配慮があり、そのうちの代表的な制限は、
このようなフィルタが10μm又はそれ以上の範囲の塵
埃粒子のみを除去することができるということにある。
この大きさの粒子を除去することにより、破滅的破損は
免れるけれども、オイルに入り込んで滞る小径の塵埃粒
子により有害な摩耗が生じる。小径粒子についての懸念
を解消しようとする試みにおいて、設計者は、全オイル
流れの所定の割合を濾過するバイパスフィルタシステム
を採用した。全流フィルタをバイパスフィルタと組み合
わせることにより、エンジンの摩耗を受容可能なレベル
まで低下させるが、これは、所望のレベルではない。バ
イパスフィルタは、約10μm以下の粒子を捕捉できる
ため、全流フィルタをバイパスフィルタと組み合わせる
ことにより、全流フィルタだけを使用する場合と比べて
大幅な改善がなされる。
【0004】遠心分離機クリーナーは、初期の設計等で
示された様々な方法で形成できるが、初期の設計上の発
展の部分を代表する一つの製品は、英国のイルミニスタ
ーのサマセットのグレーシャーメタル株式会社が製造
し、テキサス州ヒューストンのT.F.ハドギンス社が
提供するスピナーIIオイル浄化遠心分離機である。ス
ピナーII(Spinner II)は登録商標であ
る。スピナーII製品に対する様々な進歩及び改善が、
1996年11月19日にハーマンに賦与された米国特
許第5,575,912号、及び1997年6月10日
にハーマンに賦与された米国特許第5,637,217
号に示されている。これらの二つの特許に触れたことに
より、これらの特許に開示されている内容は本明細書中
に組入れたものとする。
【0005】現在、受容不能なレベルの潤滑オイル煤を
発生するエンジン作動現象が起こる。この潤滑オイル煤
の大部分を潤滑オイルから除去する必要がある。これ
は、煤が摩耗を生じるためであり、受容不能な摩耗がエ
ンジンの重要な表面上及びエンジンの重要な界面に生じ
る危険があるためである。NOxエミッション規制が益
々厳しくなるにつれて、遅延噴射が広範に使用され、場
合によっては排気ガス再循環又は水噴射を行って燃焼を
更に遅延させる。これにより、ピーク温度を下げ、NO
xを形成する。しかしながら、遅延燃焼により、露出さ
れたシリンダ壁に煤が付着し、リングの掻取り作用によ
り潤滑オイルに移行する。潤滑オイルの煤を検査するこ
とによって得られたエンジンのデータによれば、250
時間の作動で7%程度になるということが明らかにな
る。この潤滑オイル煤は、0.02μm乃至0.06μ
m程度と比較的小径であるが、摩耗をもたらし、バルブ
トレイン構成要素で見られるように臨界高圧/深界面で
摩耗を生じる。摩耗性及び摩耗に関するこれ以上の情報
は、SAE論文第971631号を参照されたい。
【0006】本発明に関して重要な事項は、コーン・ス
タック設計の遠心濾過によって又は従来の遠心分離機に
よる極めて小さな煤粒子の除去が、一般的にはうまくい
かないという認識である。このうまくいかないことの一
つの要因は、遠心分離機が駆動される典型的な回転速度
にある。ヒーロー−タービン(Hero−turbin
e)遠心分離機についての典型的な回転速度、即ち、通
常の回転速度は、外径が12.065cm(4.75イン
チ)のコーン・スタックを有するロータについては約5
000RPM程度であり、外径が8.89cm(3.50
インチ)のコーン・スタックを有するロータについては
約7000RPM程度である。これらの速度は、オイル
中の煤の堆積制御するために煤を適切な速度で除去する
ためには、十分に高速ではない。煤の堆積の問題点を効
果的に解決するためには、これらの回転速度の約2倍の
回転速度が必要とされる。
【0007】サンプ内のオイルは、清浄なオイルとして
開始し、エンジンの経時的作動に従って煤が徐々に堆積
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、サン
プオイル中の煤の比率を制御することである。除去速度
が加算速度(add rate)と同じ場合には、均衡
状態が形成される。重要なことは、煤の比率である。制
御等式は次の通りである。
【0009】均衡煤濃度=加算速度/{(遠心除去効
率)・(遠心流速)} 除去効率及び流量は、流量が丁度2倍になると効率が半
分になるように関連している。重要事項は除去効率であ
る。これを高めることができる場合には、サンプ中の煤
の濃度は、任意の他の要因又は構成要素を変更すること
なく低下する。
【0010】現在の遠心分離機の設計に関して、上文中
に論じた懸念及び事項に鑑みると、更に高速の駆動(回
転)速度を発生するのに適した形体を考案することが改
良である。試験によれば、280時間に亘ってサンプ循
環させた場合(エンジンを切った試験)、遠心分離機を
10000RPM近くの回転速度で遠心分離機を駆動す
ることによって、潤滑流体中の煤のレベルを約4.1%
から約0.8%まで大幅に減少させることができるとい
うことがわかった。本発明は、潤滑システムの圧力を
4.92kg/cm2(70psi )の通常の所望の作動圧力以
上に増加する必要なしに所望の10000RPMの速度
を発生できるコーン・スタック遠心分離機についての改
良構造を提供する。作動圧力範囲は、約2.812kg/c
m2(約40psi )から約6.327kg/cm2(約90psi
)の上限までである。
【0011】この圧力範囲と関連した一つの懸念は、ロ
ータを支持するベアリングを、ロータ内側の圧力に耐え
且つこの圧力を収容するように設計する必要があるとい
うことである。こうした高い圧力レベルではジャーナル
ベアリングが好ましいけれども、これらのベアリング
は、ベアリングとシャフトとの間の薄いオイルフィルム
の粘性剪断による回転抵抗係数があり、そのため、コー
ン・スタック遠心分離機が所望の10000RPM(又
はそれ以上)の速度で駆動されない。遠心ロータの内側
の作動圧力を低下させることによって、回転抵抗係数が
かなり低い更に高い速度で回転できるローラーベアリン
グを使用できる。
【0012】
【課題を解決するための手段】循環液体から粒状物を分
離するための本発明の一実施例によるコーン・スタック
遠心分離機は、コーン・スタックアッセンブリを有す
る。このコーン・スタックアッセンブリは、中空ロータ
ハブを含み、軸線を中心として回転するように設計され
ている。コーン・スタックアッセンブリは、液体入口、
第1通路、この第1通路に連結された第2通路及び中空
ベースハブを画成するベースアッセンブリを有する。液
体入口は、第1シャフト通路によって中空ベースハブに
連結されている。シャフト中央チューブがベースハブに
取り付けられており、ロータハブを通って延びている。
コーン・スタックアッセンブリが回転運動するように、
ベアリングがロータハブとシャフト中央チューブとの間
に位置決めされている。タービンホイールがロータハブ
に取り付けられており、タービンホイールを駆動するた
めに液体噴流をタービンホイールに差し向けるため、噴
流ノズルが第2通路に流れ連結されている。タービンホ
イールの駆動により、コーン・スタックアッセンブリに
回転運動を与える。
【0013】本発明の関連した実施例は、入口乱流をな
くし、タービン効率を向上するため、噴流ノズルの入口
に組み込んだハニカム状挿入体を使用することを含む。
本発明の一つの目的は、改良コーン・スタック遠心分離
機を提供することである。
【0014】本発明の関連した目的及び利点は、以下の
説明から明らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の原理の理解を促す目的で
添付図面に示す実施例を参照し、これを説明するのに特
定の用語を使用する。それにも拘わらず、本発明の範囲
をこれによって限定しようとするものではなく、例示の
装置のこのような変形及び変更、及び本明細書中に例示
した本発明の原理のこのような別の用途は、本発明と関
連した技術の当業者が通常に想到可能であることは理解
されよう。
【0016】次に図1を参照すると、この図には、本発
明の好ましい実施例によるコーン・スタック遠心分離機
20が示してある。遠心分離機20は、その主要構成要
素として、ベース21、ベルハウジング22、シャフト
23、ロータハブ24、ロータ25、コーン・スタック
26、ジェットノズル27及び28、及び変形ペルトン
タービン29等を含む。本明細書中に説明し且つ使用さ
れているように、ロータ25はコーン・スタックアッセ
ンブリを含む。
【0017】図3は、ジェットノズル27及び28並び
にインパルスタービン29の概略平面図を提供する。こ
の図は、ジェットノズル27及び28の夫々から出る噴
流27a及び28aの方向を示す。タービン29には、
回転自在のホイール33に取り付けられた周方向に並ん
だ一連の18個のバケット32が設けられている。噴流
27a及び28aは、ホイールの両側でホイールに対し
て接線方向に差し向けられており、バケットの中央に向
けられている。バケットは、回転してホイール33の対
応する側の接線ゾーンに進入する。回転自在のホイール
33は、シャフト23を中心として同心に位置決めされ
たロータハブ24に固定的に且つしっかりと取り付けら
れている。ロータハブは、上ローラーベアリング34及
び下ローラーベアリング35によってシャフト23に取
り付けられており且つ支持されている。ベアリングを通
る流れを減少するため、シールド(shielded)
ベアリングでなくシール(sealed)ベアリングが
使用される。
【0018】タービン29は様々な型式で形成できる
が、本発明についての好ましい形体は、変形半バケット
型ペルトンタービンである。変形半バケットタービン2
9を図1に示す。これに対し、従来のペルトンタービン
29a(スプリット−バケット)を図2に示す。これら
の二つのタービン態様の間の相違は、バケット32及び
32aの夫々の幾何学的形状に限定される。図1の変形
半バケット型タービン29に代えて図2のスプリットバ
ケット型タービン29aが使用されていることを除き、
図1及び図2の遠心分離機は構造が同じである。スプリ
ットバケット32aの構造は周知であると考えられる
が、変形半バケット32の形体は本願で独特である。図
4及び図5を参照すると、各半バケット32の形状及び
構造に関する追加の詳細が提供される。
【0019】コーン・スタックアッセンブリ即ちロータ
25は、本明細書中では、その主要構成要素として、ベ
ースプレート38、ベッセルシェル39、及びコーン・
スタック26を含むものと定義される。これらの主要構
成要素を含むアッセンブリは、ロータハブ24がローラ
ーベアリング34及び35によってシャフト23を中心
として回転するときにロータ25が回転するように、ロ
ータハブ24に取り付けられている。ジェットノズル2
7及び28を出た高圧流によって駆動されるタービン2
9の作動により、回転運動がロータハブ24に加えられ
る。噴流27a及び28aがバケット32に当たると、
対応するバケットの各々が押され、ホイール33が回転
し、噴流が当たる接線の点の位置に次のバケットを送
る。これは、噴流27a及び28aについての接線の点
が180°離間しているため、ホイールの各側で協働的
に生じる。ホイールは、一定の定常回転速度に達するま
で、噴流27a及び28aの特性及びタービンの動的特
性に基づいて加速して回転する。タービンがロータハブ
24に取り付けられており、ロータハブがベアリングを
介してシャフト23に取り付けられているため、ロータ
25は、タービン29のホイール33の速度と一致する
RPMで示す速度で回転する。
【0020】タービン29の好ましい実施例では、各バ
ケット32(変形半バケット型)は長円体様輪郭を有
し、10°乃至15°の出口角度を長円体の縁部に有す
る。一つのバケット32の正面図を図4に示す。一つの
バケット32の斜視図を図5に示す。バケットから出る
流れは、下方に及び回転するロータから遠ざかる方向に
差し向けられており、かくして、液滴の衝突による抵抗
を減少する。ベース21内及びベースプレート38の下
の部分を除く遠心分離機20の構造は、特定の特徴が、
米国特許第5,575,912号及び米国特許第5,6
37,217号に開示された構造と同じである。これら
の特許に触れたことにより、これらの特許に開示されて
いる内容は本明細書中に組入れたものとする。更に詳細
には、ベルハウジング22の半径方向外リップ40がフ
ランジ41の上面上に位置決めされている。半径方向リ
ップ40とフランジ41との間の界面は、ゴム製の環状
中間O−リング42を加えることによって部分的にシー
ルされている。バンドクランプ45を使用し、シールさ
れた界面を完成し且つ補完する。クランプ45はリップ
40及びフランジ41の周りに位置決めされており、環
状内クランプ46及び環状外バンド47を含む。バンド
47をぴんと張るとクランプの内径が減少し、環状チャ
ンネル48のテーパした側部がリップ40及びフランジ
41を互いに軸線方向に引っ張り、ぴったりとシールさ
れた界面を形成する。リップ40とフランジ41とを互
いに引っ張ることによってO−リング42を圧縮する。
【0021】ベルハウジング22の頂部には、シャフト
23の雄ねじ端52を受け入れて支持するため、キャッ
プアッセンブリ51が設けられている。シャフト23の
詳細は図6に示してある。アダプタ53には雌ねじが設
けられており且つフランジ54を有し、開口部55の縁
部を通して嵌着されており且つこれに上方に押し付けら
れている。スリーブ56、O−リング57、及びキャッ
プ58がアッセンブリを完成する。先ず、端部52をア
ダプタ53にねじ込み、O−リングを組み込んだ後、ハ
ウジング及びスリーブを所定位置まで下げる。キャップ
を取り付けてキャップアッセンブリ51をシャフト23
及びハウジング22に固定し、バンドクランプを組み立
て、所定位置に締め付ける。キャップアッセンブリ51
は、ロータ25が滑らかに高速回転できるようにするた
め、シャフト23の上端を軸線方向で中心決めしシャフ
ト23を支持し且つ安定化する。
【0022】ロータ25の上端では、ベルハウジング2
2と雄ねじ端52との間に、取り付けナット61及び支
持ワッシャ62が配置されている。環状支持ワッシャ
は、ロータシェル39の上部分と形状が一致する賦形形
状を有する。ワッシャ62に別体の構成要素を用いる代
わりに本発明について考えられる変形例は、ワッシャ位
置の断面が厚い衝撃押出しシェルを製造することによっ
て、支持ワッシャ機能をロータシェルと一体化すること
である。ロータハブ24の上端63は、シャフト23及
び上ベアリング34によってベアリング支持されてお
り、雄ねじを備えている。取り付けナット61を上端6
3にねじ式に締め付け、これによって支持ワッシャ62
及びロータシェル39を一緒に引っ張る。ロータハブ2
4の反対端(下端)64には、一連の軸線方向ノッチ6
4a及びこれと交互の一連の外方に延びるスプライン6
4bが設けられている(図7及び図8参照)。スプライ
ンが設けられたこの端部は、ベースプレート38の中央
に設けられた円筒形の孔65にぴったりと嵌着する。こ
の孔65はハブ24及びシャフト23と同心であり、ハ
ブをハウジング及びベースプレートに固定することによ
り、コーン・スタックアッセンブリをシャフト23を中
心として同心をなして回転させる。スプライン端64と
孔65との間の嵌着は、更に、ノッチ64aとスプライ
ン64bによって、間隔が隔てられた一連の出口流れチ
ャンネル66を形成する。
【0023】ロータシェル39の下縁68の内面67と
ベースプレート38の外環状面69との間に半径方向シ
ールが形成される。このシールされた界面は、一部がぴ
ったりとした嵌着によって、及び一部がゴム製の環状O
−リング70を使用することによって形成される。O−
リング70は内面67と外環状面69との間で圧縮され
る。
【0024】ロータシェル39とベースプレート38と
の間をO−リング70と組み合わせて組み立てることに
よって、コーン・スタック26が収容された内部容積7
3を画成する密封包囲体を形成する。コーン・スタック
26の各コーン74は、中央開口部75及びコーンの周
囲に亘って外環状縁部77と隣接して配置された複数の
入口穴を有する。この用途についての代表的なコーン
は、米国特許第5,575,912号及び米国特許第
5,637,217号に示されており且つ開示されてい
る。ロータ25についての代表的な流路は、ロータハブ
24の中空中央部78を通る上方への流体の流れで開始
する。この流れはロータハブの内部を通り、孔79を通
って出る。全部で8個の等間隔に間隔が隔てられた孔7
9が設けられている(図7参照)。流れ分配プレート8
0は、ベーンを持つように形成されており、ハブ24か
ら流出した流れを最も上側のコーン74aの表面に亘っ
て分配するのに使用される。液体(潤滑オイル)がコー
ン・スタック26の個々のコーン74に亘って及びこれ
らのコーンを通って流れる方法は、当該技術分野で周知
の流路及び流れ現象である。コーン・スタックアッセン
ブリのこの流路及び高RPMの回転速度により、オイル
によって運ばれる小さな煤粒子をオイルから遠心分離で
き且つ遠心分離機内に保持できる。
【0025】本発明は、ベース21の設計、タービン2
9の使用、流体を噴流ノズル27及び28に送る方法、
及びベース21、タービン29、及びノズル27及び2
8と設計的に所望の通りに適合するシャフト23の形体
に関する。ベース21には、入口孔82及び主通路83
が形成されている。ジェットノズル通路84及び85が
主通路83と直角に交差している。通路84は取り付け
ポスト86によって画成されており、ジェットノズル2
7への流体連通路を形成する。ホイール33及びベース
ハブ87の取り付けポスト86とは反対側には第2取り
付けポスト88が設けられており、この第2ポストは通
路85を画成する。通路85は、ジェットノズル28へ
の流体連通路を提供する。ベース21のハブ87には、
雌ねじを備えた円筒形の孔89が設けられている。この
孔は、主通路83と直角に交差する。シャフト23のベ
ース90には雄ねじが設けられており、孔89に螺着さ
れて組み立てられる。ベース90は中空であり、通路9
1を画成する。この通路は、塞がった先端92及びスロ
ットル通路93を有する。通路83の先端は、通路84
の先端及び通路85の先端と同様に閉鎖している(即ち
塞がっている)。
【0026】ロータハブ24のスプライン端64を円筒
形の孔65に嵌着することによってロータハブ24をベ
ースプレート38内に支持し、ベースプレート38、ロ
ータシェル39、及びロータハブ24との間にしっかり
と組み立てられた状態を維持する。所望の支持につい
て、端部64と孔65との間のプレス嵌め又は場合によ
っては締まり嵌めが十分である。端部64と孔65との
間のスプライン嵌着は、更に、ロータハブ24とベース
プレート38との間で相対的回転移動が起こらないよう
に設計されている。端部64が孔65内に嵌着すること
によって、ベース21の側壁96によって画成されたベ
ース21の内部空間95に開放した流出流チャンネル6
6を形成する。側壁96には、更に、出口ドレン開口部
97が設けられている。このドレン開口部により、ロー
タ25から流れチャンネル66を通って出たオイルをベ
ース21の外に排液できる。これは、対応するエンジン
又は機器の他の要素への又はこれらを通る循環路につい
て連続する。ジェットノズル27及び28を通してター
ビン29を駆動するために使用される潤滑オイルもまた
内部空間に溜まり、流れチャンネル66を通って出るオ
イルと混合する。出口ドレン開口部97を通って出るの
はこの混合オイルである。飛沫プレート98がポスト8
6及び88の上端面99及び100に夫々取り付けられ
ている。
【0027】図1に示す遠心分離機20を作動するた
め、加圧(1.406kg/cm2乃至6.327kg/cm2(2
0PSI乃至90PSI))流体流れ(オイル)が、遠
心分離機のベース21に、入口孔82及び主通路83を
通って進入する。加圧オイルを通路84及び85に供給
するとともに円筒形の孔89によって通路91に供給す
る。ポスト86は、ジェットノズル27と流れ連結した
出口オリフィス103を画成する。同様の出口オリフィ
ス104がポスト88によって画成されており、ジェッ
トノズル28と流れ連結している。通路84及び85は
端部が塞がれているため、流入流をオリフィス103及
び104を通して圧送し、噴流27a及び28aを発生
し、これによってタービン29を駆動し、その結果、ロ
ータハブ24及びロータ25の残りの部分が回転自在に
駆動される。二つの噴流ノズルから出る高速流体流は、
ロータ25に通したオイルからの所望の速度で煤を除去
するため、ロータ25に必要な高い回転速度を発生す
る。必須の速度は、上文中に論じたように、コーン・ス
タックの外径の大きさの関数である。
【0028】好ましい実施例では、ジェットノズル27
及び28の各々の出口オリフィスの大きさは、約2.4
6mm(0.09インチ)である。各ノズルは、乱流エネ
ルギが最小の最大可能な速度を持つ固有の安定したジェ
ットを発生するため、出口オリフィス直径に滑らかに移
行するように内側がテーパした設計になっている。ター
ビン29は、ジェットの運動エネルギをトルクに変換
し、これをロータハブ24に加える。上文中に説明した
ように、様々な型式又は設計のタービン29が本発明の
範囲及び教示内で考えられる。タービンには、小型化し
た旧式のペルトンタービン、変形半バケット型タービ
ン、及びベーンリング即ち「ターゴ(turgo)」型
タービンが含まれる。これらのうち、変形半バケット型
タービンが好ましい選択である。タービンは、バケット
速度が、衝突する噴流速度の半分よりも僅かに低い場合
に性能効率が最適化される。理想的な設計では、駆動流
体は、バケットからほぼゼロの残留速度で「落下」し、
ベースの内部空間95内に落下し、ドレン開口部97を
通って出る。4.921kg/cm2(70PSI)のジェッ
トで10000RPMの目標速度を得るため、ピッチ直
径が28.96mm(1.14インチ)のバケットを持ち
且つ送出トルクが5.50cm/kg (1インチ/ポンド)
であるように設計されたタービン29を使用することが
本実施例の設計上の特徴をなす。このような仕様では、
エネルギに対する圧送馬力(寄生)損は、僅か15kgm/
s (1HP)(これらの条件について検討がなされてい
るエンジンの大きさについて、エンジンの出力の0.0
3%以下)に過ぎない。
【0029】通路83を通って進入するオイルは、更
に、円筒形の孔89を通って上方にシャフト23の通路
91に流入する。この上方への流れは、スロットル通路
93を通ってシャフト23の内部に出る。好ましい実施
例では、通路93の出口オリフィスの直径は1.85mm
(0.073インチ)であり、これは、ロータ25を通
過する流量を毎分約2.271リットル(約0.6ガロ
ン)に制限する。ロータを通る流れが毎分0.757リ
ットル乃至1.514リットル(0.2ガロン乃至0.
4ガロン)である場合に高トルク抵抗のスパイクが発生
するということが試験によってわかった。毎分2.27
1リットル(0.6ガロン)の流れではこの問題は生じ
ない。本発明の重要な特徴は、ロータハブ24の入口端
107と隣接して配置された通路93を使用することに
よって、来入流にスロットル作用を加えることである。
図1の例示では、ロータハブ24は、ベース21及びベ
ースプレート38から上方にベッセルシェル39の上端
即ち頂部の取り付けナット61の領域まで延びている。
来入オイルが孔82のところで進入し、ここから内方及
び上方に流れるため、ロータハブの下端107は流路を
画成する目的の入口端である。
【0030】スロットル通路93をロータハブの入口端
107に配置することにより、ロータハブ24の内部7
8を減圧し、これによって、標準的な深溝シール型ロー
ラーベアリングを上ローラーベアリング34及び下ロー
ラーベアリング35の位置で使用できる。こうした種類
のローラーベアリングを使用することにより、回転抵抗
が従来技術の(旧式の)ジャーナルベアリングと比較し
て大幅に低下する。ロータハブ24の内部78内の内圧
が、スロットル効果により、本発明で存在するよりも高
い場合には、ジャーナルベアリングが必要とされる。こ
れは、ジャーナルベアリングが高圧に耐えることができ
るためである。問題点は、ロータ25が達することがで
きる回転速度を制限するジャーナルベアリングの回転抵
抗のレベルがかなり高いということである。その結果、
煤除去効率が大幅に低下し、効率がかなり低い設計とな
り、煤の制御が目的である場合には全く受け入れられな
い設計となる。流れにスロットル作用を加え、内部78
内の内圧を低下させることには、これに付随する効果が
ある。本発明による遠心分離機設計では、ローラーベア
リングを使用できるため、抵抗が小さく、高い回転速度
が可能となり、及びかくして、本発明では、10000
RPM程度の(又はこれよりの高い)速度を得ることが
できる。煤を効率的に除去するためには、この程度の速
度が必要とされることがわかっている。
【0031】プロセス流体(オイル)は、シャフトのス
ロットル通路93を出た後、ロータハブ24の中央即ち
内部78をシャフト23とハブ24との間で上方に移動
する。ハブ24の上部近くには複数の出口穴が設けられ
ている。これらの穴は、好ましい実施例では、全部で8
個である。流れるオイルはこれらの出口穴79の各々を
通過し、流れは、流体を接線方向に加速する半径方向ベ
ーンが設けられた流れ分配プレートによって、コーン・
スタックの上に及び周りに差し向けられる。
【0032】流れは、垂直方向に整合したコーン入口穴
を通してコーン・スタックに亘って分配され、コーン・
スタックの隙間を通ってハブに向かって半径方向内方に
流れる。コーン・スタックは、ロータハブベースプレー
トによってしっかりと支持されている。ハブの外径に至
ったとき、流れは、コーンの内径に設けられた整合した
切欠きを通って下方に通過し、流れチャンネル66を通
って内部容積73を出る。この形体に対する変形例とし
て、ベースプレート38は、流体出口流路用の穴が穿孔
された一部品設計であるのがよい。流れは、回転軸線に
できるだけ近い流れチャンネル66から出ることが重要
である。これは、半径と比例して増大する高い接線速度
での流出を妨げる遠心「圧送」エネルギ損による抵抗/
速度の低下が起こらないようにするためである。更に、
流出流は、ベースプレートの外側面と接触しないように
コーン・スタックアッセンブリを離れなければならな
い。その結果、再加速を受けることによりロブ(ro
b)エネルギが失われ、ロータベースの外径から高速で
「放出(sling)」される。この結果は、オイルを
流れチャンネル66を通して飛沫プレート98の下の場
所に流出させることによって得られ、これにより、オイ
ルのスプレーを、下方に、回転中のロータハブ24から
遠ざかるように、ドレン開口部97に向かって逸らす。
変形例の設計において、飛沫プレートを使用しない場合
には、オイルが出口箇所から半径方向外方に飛散すると
き、回転するロータの表面上にオイルが再同伴されない
ように、流出するオイルをベースプレートの最も下の箇
所よりも低い箇所から出す必要がある。上文中に説明し
たように、「清浄」なプロセス流体を駆動流体と混合
し、ドレン開口部97を介して重力によりハウジングベ
ース21の外にドレンする。
【0033】図9を参照し、変形例のコーン・スタック
遠心分離機120を開示する。遠心分離機120は、図
1のコーン・スタック遠心分離機20と多くの点で極め
て類似した構造を有するということに着目されたい。コ
ーン・スタック遠心分離機120とコーン・スタック遠
心分離機20との間の主な相違点には、ベース21、シ
ャフト23、円筒形の孔89、及び主通路83の設計及
び関係が含まれる。遠心分離機20のこれらの部分を遠
心分離機120の対応する部分と比較すると、以下の相
違点が明らかになる。遠心分離機20についての図1の
設計では、主通路83はベースハブ87の孔89と直接
的に流れ連通している。図示のように、孔89は、主通
路83を通って軸線方向に延びているのでなく、効果的
には、その箇所でT形に交差している。図9の設計で
は、ベースの円筒形の孔121と主通路122との間に
流れ連通がない。その代わりに、遠心分離機120のシ
ャフト124の下端即ちベース123が図1のベース9
0を越えて軸線方向に延びており、シャフト124は主
通路122を通って延びており、円筒形の孔121の下
孔延長部125を通って外に出る。シャフト124を図
11に別体の構成部品として示す。この下孔延長部12
5は図示のように主通路122と交差し、主通路122
の上方にある円筒形の孔121の上部分と軸線方向に整
合している。遠心分離機120のベース126の設計を
図12に示す。シャフト124のベース123は、入口
孔128からスロットル通路129及び130まで延び
る流路を構成する。ここでは、タービン29に参照番号
134が附してあるが、設計は基本的に同じである。図
10では、スプリットバケット形体の変形例の型式のタ
ービンがタービン134aとして示してある。
【0034】シャフト23は、単一のスロットル通路9
3を含むのに対し、シャフト124(図9参照)は二つ
のスロットル通路129及び130を含む。これは、図
9の実施例では、通路129及び130の上流のほぼ全
ての箇所で、好ましくは遠心分離機の外側で来入オイル
流にスロットル作用を加えることができるためである。
その結果、通路129及び130は、単一のスロットル
手段として役立つ必要がない。図1では、来入オイル
は、タービン29の駆動にも使用され、遠心分離機の外
部で流れにスロットル作用を加えると、タービンの速度
に悪影響が及ぼされる。この理由により、ロータ25へ
の流れには、通路93によってスロットル作用が加えら
れる。二つの通路を使用することと比較すると、一つの
通路でスロットル機能を行う方が容易である。この理由
により、図1の実施例では、通路93が一つだけ設けら
れている。
【0035】シャフトを通る内部通路が主通路122と
流れ連通していないため、入口孔128での来入流(オ
イル)はタービン134の駆動に使用されない。タービ
ン134は、実際には、タービン29と同じであり、遠
心分離機120の残りの部分は、本明細書に説明したこ
とを除き、遠心分離機20と実際上同じである。タービ
ン134を噴流ノズル135及び136で駆動するた
め、入口通路137を介して加圧流体を主通路122に
導入する。好ましい実施例では、この加圧流体(即ち駆
動流体)はガスである。加圧ガスは図1のオイルと同じ
経路を辿るが通路127には流入せず、従ってコーン・
スタックアッセンブリ138に導入されない。
【0036】加圧ガスをポスト140の通路139に、
及び最終的にはジェットノズル136に流入させるた
め、シャフト124のベース123の位置141にはノ
ッチ又は窪みが設けられている。これは、加圧ガスがシ
ャフト124のベース123の周囲を自由に通過できる
ようにするためである。ポスト143の通路142は、
加圧ガスをジェットノズル135に送出するため、通路
122と連通している。O−リング144がベース12
3と下孔延長部125との間に位置決めされている。入
口孔128には、コーン・スタックアッセンブリに導入
されるべき流体を送出する入力導管を連結するため、雌
ねじが設けられている。
【0037】図9のタービン134を駆動するのに使用
されるガス(代表的には空気)を遠心分離機120から
大気中に放出しなければならない。この機能について様
々なベント設計及び位置決めが適しているけれども、空
気と混合したオイルミストを先ず分離することが重要で
ある。この目的のため、コアレッサー150がベルハウ
ジング151に取り付けられており、出口152の周囲
がシールされている。スプレーミスト即ち空気及びオイ
ルのエアゾールが出口152を通って出るとき、コアレ
ッサー150の内部でオイルが空気から分離される。次
いで空気を大気中に通し、オイルは徐々に遠心分離機内
に滴り戻る。コアレッサー150の内部には、金属製メ
ッシュが設けられ、又は、変形例では、合成織製又は不
織メッシュが設けられている。これらのメッシュは全
て、当該技術分野で周知である。
【0038】本明細書中、タービン29及び対応するバ
ケットについての様々な型式及び設計に言及した。これ
らには、個々のバケット32aがスプリットバケット形
体を持つ旧式のペルトンタービン29a(図2参照)及
びバケット32を持つ変形半バケット形タービン29
(図1参照)が含まれる。いずれの型式のインパルスタ
ービンも図1及び図9の実施例並びに図2及び図10の
変形例に適している。図3の概略図は、タービン29と
して示してあるが、タービン29及び29aの適当な一
般的な例示を行おうとするものである。
【0039】タービン29についての他の変形及び変更
の議論では、ベーンリング型又はターゴ型のタービンに
言及する。このような型式のタービンの個々のベーンは
実際上、どのような直径に配置されていてもよいが、ベ
ーン円直径がタービン29についての図示のバケット円
直径を越えて増大する場合には、ガス駆動作動モードと
関連した効率が重要である。ガス駆動式遠心分離機につ
いて、ベーンリング型タービンが好ましい。最適のベー
ン速度は、ジェット速度の半分に等しいということが知
られており、チョークドフロー(音速ジェット)に基づ
くと、ガスによって駆動されるベーンを大きな直径に亘
って配置するのが好ましい。
【0040】従って、図13、図14、及び図15は、
ロータシェル162の、下縁部163と隣接した全体に
円筒形の部分162aの外面に個々のベーン161を取
り付けることによって形成されたベーンリングタービン
160を示す。各ベーン161は、凹状の衝突面164
を持つ湾曲形態を有する。この種のベーンでは、ジェッ
トノズル165は、ベーンの中心線に対して5°乃至2
0°の所定の角度で差し向けられる。この角度は、ベー
ン61の前縁角度とほぼ一致する。ジェットノズル16
5は、通路166から空気のジェットを送出する。ジェ
ットはベーンに衝突してこれを回転し、及びかくしてベ
アリングを介してシャフトに取り付けられたロータを駆
動(回転)する。
【0041】図9、図10、及び図13の遠心分離機を
ガス駆動作動するため、ガスジェットは音速(約0.9
12kg/cm2(約13psig)以上の圧力)である。運動エ
ネルギを最大に引き出すための最適のベーン速度(図1
3参照)は、ジェット速度の約0.4倍であり、これ
は、毎秒約134.112m(約440フィート)(毎
秒335.28m(1100フィート)の音速に対し
て)である。10000RPMで回転する直径18.5
42cm(7.3インチ)のロータについて、ベーン速度
(ベーン161は図13に示すように周囲に配置されて
いる)は毎秒約97.536m(約320フィート)で
ある。この速度は、最適速度よりも「低速」である。
【0042】図13の遠心分離機について使用されたタ
ービンのベーン(ベーンリング)の型式は、図2、図
9、及び図10の遠心分離機の実施例の変形半バケット
型式及びスプリットバケットタービン型式の代わりに使
用できる。使用されたタービンの型式、タービンの位
置、ロータの直径、駆動媒体、及びジェット速度によっ
て効率が異なる。
【0043】本発明の別の実施例によれば、図1の定置
のジェットノズル27及び28及び図9の定置のジェッ
トノズル135及び136を、ハニカム状挿入体170
(図16参照)を各ジェットノズルの入口に位置決めす
ることによって変更する。個々の流れ孔170aは、六
角形形状の外壁によって画成されており、挿入体170
の全長に亘って延びている。挿入体170の機能は、入
口乱流をなくすか或いは少なくすることによって流れを
真っ直ぐにすることである。挿入体170を使用する
と、ノズルを出てタービンに差し向けられるジェットの
流れの一貫性及び安定性が大幅に改善される。このハニ
カム状挿入体170は、入口乱流が問題である場合に
は、ジェットノズル165と関連して使用してもよい。
【0044】図1及び図9を更に参照し続けると、対応
する定置のジェットノズル27及び28及び135及び
136の夫々は、対応する取り付けポスト(86、8
8、140、及び143)に位置決めされ、組み立てら
れる。各取り付けポストは、その対応するジェットノズ
ルの入口と連通した内部流れ通路を画成する。図18
は、入口乱流及び挿入体170の位置決め及び機能を説
明する目的でジェットノズル及び取り付けポストを例示
する概略図である。
【0045】図18を更に参照すると、例示のジェット
ノズル172の中央流れ軸線171は、取り付けポスト
175の流れ通路174の中央流れ軸線173に対して
ほぼ垂直である。実際、通路174からノズル入口17
6への流れは、直角に曲がる必要がある。これによって
発生する乱流は、取り付けポストの閉鎖端177の性質
によって更に複雑になり、場合によっては、入口176
に向かって戻る逆流が発生する。
【0046】ジェットノズル172の入口172に乱流
が存在する(部分的には、流れが90°曲がることによ
って発生する)場合には、流出流がタービンバケット
(図1及び図9参照)に当たる前に壊れてしまう。ジェ
ットの流出流がタービンバケットに当たる前に壊れてし
まうと、タービンの効率が低下する。タービンの効率が
低いと、タービンの速度がこの特定の用途に所望の速度
よりも低くなってしまい、所望の速度を得ようとし且つ
維持するための潤滑油の圧送が高まり、動力消費が高ま
る。
【0047】最適のインパルスタービン効率に寄与する
重要な要因の一つは、タービンバケットに当たるときに
安定した一貫した液体ジェットを各ジェットノズルから
出すということであるということがわかった。流出流が
壊れると液滴として見え、ジェットノズルから出ると直
ちに扇状パターンをなして拡がり、そのためジェットの
品質が大幅に低下し、タービンの効率が低下する。流出
流の破壊により、50%乃至60%の所望の熱力学的効
率が25%乃至35%まで低下してしまう。
【0048】ハニカム状挿入体170により、タービン
効率が改善される。これは、タービンバケットに差し向
けられる液体ジェットの一貫性及び安定性が改善される
ためである。挿入体170は、流れがジェットノズル1
72のテーパした出口178の方向で直線状になるよう
に、流れを入口176に再度差し向ける。これにより、
更に層状の流出状態がノズルのスロートで発生し、一貫
した安定した流出ジェットを形成する。この改善によ
り、タービンの効率が大幅に向上し、これにより、低い
動力消費及び潤滑油圧送で所望の速度をもたらす遠心力
を発生できる。
【0049】挿入体170は、厚さが約8.9mm(0.
35インチ)の比較的薄いアルミニウム材から製造され
る。個々のセル170a(六角形の孔)の各々は、向き
合った平らな側部に亘って約1.09mm(0.043イ
ンチ)である。挿入体170は、入口開口部がテーパを
開始するスロートの位置までノズル172に一杯に挿入
されるような長さを備えている。挿入体170の反対端
は、図18に示すように、ノズル172の端部を越えて
通路174の内部に延びている。挿入体170の表面1
70bの外径は、約6.35mm(0.25インチ)であ
り、ジェットノズル入口176にぴったりと嵌まるよう
な大きさになっている。
【0050】挿入体170に対する随意の態様では、型
成形プラスチック(図17参照)又はZn、Mg、又は
Al等のダイカスト金属を使用することが含まれる。こ
れらの変形例の金属は、所望の層流を発生するため、上
文中に説明した長く且つ細い毛管状(円筒形)の通路1
70dを形成する。各通路170dの直径は、約0.8
6mm(0.34インチ)である。
【0051】挿入体170についての他の変形例には、
ノズル入口176に取り付けた非常に粗く焼結した金属
プラグ又は織製ワイヤメッシュディスクを使用すること
が含まれる。
【0052】本発明を添付図面及び以上の説明に例示し
且つ説明したが、これらは例示であって、限定を行おう
とするものではない。好ましい実施例を示し且つ説明し
たが、本発明の範疇に含まれるその全ての変形及び変更
は保護されるのが望ましいということは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例によるコーン・スタッ
ク遠心分離機の断面図である。
【図2】本発明の別の実施例によるコーン・スタック遠
心分離機の部分断面図である。
【図3】図1のコーン・スタック遠心分離機の部分を構
成するインパルスタービン及びこれと協働するジェット
ノズルの概略平面図である。
【図4】図1のコーン・スタック遠心分離機で使用され
た図3のインパルスタービンの部分として使用される変
形半バケットを正面から見た断面図である。
【図5】図4の半バケットの斜視図である。
【図6】図1のコーン・スタック遠心分離機の一つの部
分を構成する中央シャフトを正面から見た断面図であ
る。
【図7】図1のコーン・スタック遠心分離機の一つの部
分を構成するロータハブを正面から見た断面図である。
【図8】図7のロータハブの平面図である。
【図9】本発明の変形例によるコーン・スタック遠心分
離機を正面から見た断面図である。
【図10】本発明の別の実施例によるコーン・スタック
遠心分離機を正面から見た部分断面図である。
【図11】図9のコーン・スタック遠心分離機の一部を
構成する中央シャフトを正面から見た断面図である。
【図12】図9のコーン・スタック遠心分離機の一部を
構成するベースを正面から見た断面図である。
【図13】本発明によるコーン・スタック遠心分離機の
部分として使用するのに適当なベーンリング型インパル
スタービンを正面から見た断面図である。
【図14】図13のベーンリング型タービンの部分平面
図である。
【図15】図13のベーンリング型タービンの一つのベ
ーン及び協働するノズルジェットの概略図である。
【図16】本発明によるコーン・スタック遠心分離機の
部品として使用するためのジェットノズル挿入体の端面
の端面図である。
【図17】本発明によるコーン・スタック遠心分離機の
部品として使用するための別のジェットノズル挿入体の
端面の端面図である。
【図18】例示の取り付けポスト及び図16のジェット
ノズル挿入体を組み込んだジェットノズルの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
20 コーン・スタック遠心分離機 21 ベース 22 ベルハウジング 23 シャフト 24 ロータハブ 25 ロータ 26 コーン・スタック 27、28 ジ
ェットノズル 27a、28a 噴流 29 変形ペル
トンタービン 32 バケット 33 ホイール 34、35 ローラーベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594110468 100 BNA Corporate Ce nter,Suite 500,Nashv ille,Tennessee 32717, U.S.A.

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環流体から粒状物を分離するためのコ
    ーン・スタック遠心分離機において、 コーン・スタックと中空ロータハブとを有し、かつ、軸
    線を中心として回転するように構成され且つ配置され
    た、ロータと、 流体入口と、第1通路と、前記第1通路に連結された第
    2通路と、中空ベースハブとを画成し、前記流体入口が
    前記第1通路によって前記中空ベースハブに連結され
    た、ベースアッセンブリと、 前記ベースハブに取り付けられ、且つ、前記ロータハブ
    を通って延在する、シャフト中央チューブであって、前
    記シャフト中央チューブの内部に、前記流体を前記第1
    通路から前記コーン・スタックに送出するための通路を
    有する、前記シャフト中央チューブと、 前記ロータを前記シャフト中央チューブを中心として回
    転運動させるように、前記ロータハブと前記シャフト中
    央チューブとの間に位置決めされた、ベアリングと、 前記ロータに取り付けられたインパルスタービンと、 前記第2通路に流れ連結され、かつ、前記ロータに順次
    回転運動を伝達する前記インパルスタービンで前記流体
    の噴流を指向させるように構成され且つ配置された、噴
    流ノズルと、 入口乱流を減少させるために、前記噴流ノズルに組み込
    まれた、流れ方向規定用の挿入体と、 を有することを特徴とする、コーン・スタック遠心分離
    機。
  2. 【請求項2】 前記インパルスタービンは、半バケット
    状にそれぞれ設計された、複数の独立したタービンバケ
    ットを有し、前記バケットは、前記流体の前記噴流によ
    って作用を受けるように構成され且つ配置されている、
    請求項1のコーン・スタック遠心分離機。
  3. 【請求項3】 前記流れ方向規定用の挿入体は、間隔を
    置いて形成された複数の流れ孔を画成する、請求項2の
    コーン・スタック遠心分離機。
  4. 【請求項4】 前記インパルスタービンは、スプリット
    バケット状にそれぞれ設計された、複数の独立したター
    ビンバケットを有し、前記バケットは、前記流体の前記
    噴流によって作用を受けるように構成され且つ配置され
    ている、請求項1のコーン・スタック遠心分離機。
  5. 【請求項5】 前記流れ方向規定用の挿入体は、間隔を
    置いて形成された複数の流れ孔を画成する、請求項4の
    コーン・スタック遠心分離機。
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