JP2000176106A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2000176106A
JP2000176106A JP11147776A JP14777699A JP2000176106A JP 2000176106 A JP2000176106 A JP 2000176106A JP 11147776 A JP11147776 A JP 11147776A JP 14777699 A JP14777699 A JP 14777699A JP 2000176106 A JP2000176106 A JP 2000176106A
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ball
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game
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JP11147776A
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Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Mitsuboshi Inc
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Mitsuboshi Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機に関し、各当たり図柄が図柄
表示装置の確定図柄として表示される確率を当たり図柄
により異なるようにしたパチンコ遊技機を提供するこ
と。 【解決手段】 乱数発生手段を設け、表3に示すよう
に、乱数の各乱数値と各当たり図柄との対応関係を予め
設定しておくとともに各当たり図柄に対応する乱数値の
個数が当たり図柄によって異なるように設定しておく。
そして、遊技盤14面に設けられる図柄表示装置40の
確定図柄を決定する際に、前記乱数発生手段から乱数を
選出し、選出した乱数値に対応する当たり図柄を前記各
乱数値と各当たり図柄との対応関係に従い決定し、決定
した当たり図柄を確定図柄に設定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ遊技機に関
し、更に詳しくは、遊技盤面に備えた図柄表示装置の確
定図柄に応じて遊技者にとっての利益状態を発生するか
否かを判定するパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパチンコ遊技機においては、予
め定められた遊技状況が発生すると遊技盤面に設けられ
た図柄表示装置が図柄変動を開始し、所定の条件で図柄
表示装置の図柄変動を停止し図柄が確定する。そして、
図柄表示装置の確定図柄が予め定めた図柄となった場合
に、遊技者にとっての利益状態を発生させる。また、従
来よりこの種のパチンコ遊技機は、前記確定図柄を設定
するための表示図柄設定用乱数を発生する手段を有して
おり、図柄変動する毎に前記表示図柄設定用乱数発生手
段が発生する乱数を選出し、その選出した値に対応する
表示図柄を確定図柄として表示するようにしていた。
【0003】ここでは、一例として、図柄表示装置の表
示画面に設けられた3個所の変動図柄領域の図柄が同一
である図柄が、当たり図柄として定められているパチン
コ遊技機における当たり図柄の表示設定について説明す
る。この従来例では、当たりを発生させる表示図柄であ
る当たり図柄が、「0,0,0」乃至「9,9,9」、
「中,中,中」、「元,元,元」及び「大,大,大」の
13種類設けられているものとする。かかる従来のパチ
ンコ遊技機では、当たり判定用の乱数発生手段を備える
とともに、はずれ図柄設定用乱数発生手段と当たり図柄
設定用乱数発生手段とからなる表示図柄設定用乱数発生
手段を備えている。
【0004】図14は、かかる遊技機における当たり図
柄設定用乱数の各乱数値と当たり図柄との対応関係を示
している。図14に示すように、各当たり図柄には
「1」から「13」の図柄番号が付与されており、各乱
数値は値が等しい図柄番号を有する当たり図柄に対応し
ている。そして、図柄が変動すると前記当たり判定用乱
数を選出し、その値が予め定めた値に該当する場合には
当たり図柄を確定図柄として表示するが、その場合には
前記当たり図柄設定用乱数を選出して、前記対応関係に
従い該選出値に対応する当たり図柄を確定図柄として表
示する。例えば、前記選出値が「1」である場合には
「0,0,0」の組み合わせの当たり図柄を確定図柄と
して表示し、前記選出値が「12」である場合には、
「元,元,元」の組合せの当たり図柄を確定図柄として
表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパチンコ遊技機においては、当たり図柄を設定する
ための乱数の各値と各当たり図柄とが1対1に対応して
おり、各当たり図柄が確定図柄となる確率は均等であっ
た。即ち、各当たり図柄が確定図柄となる確率を当たり
図柄により異なるようにすることができないという問題
があった。
【0006】本発明の解決しようとする課題は、遊技盤
面に設けられた図柄表示装置に確定図柄として各当たり
図柄が表示される確率を当たり図柄によって異なるよう
に設定することができるパチンコ遊技機を提供すること
にある。そして、所定の当たり図柄を比較的高い確率で
確定図柄として表示させるようにしたり、逆に所定の当
たり図柄をまれにしか表示させないようにするといった
ように、各当たり図柄が表示される確率を多様に設定す
ることができるようにして、各当たり図柄が表示される
ときに遊技者が受ける印象に強弱をもたらし、遊技者が
飽きることなく遊技を楽しむことができると共に、より
娯楽性の高いものにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパチンコ遊
技機は、予め定めた遊技状況の発生により図柄変動され
るとともにその確定図柄が予め定めた複数個の当たり図
柄の何れかである場合に遊技者にとっての利益状態を発
生させる図柄表示装置を備えるパチンコ遊技機におい
て、予め定めた範囲内で値が変動する当たり図柄判定用
乱数を発生する乱数発生手段と、前記当たり図柄判定用
の各乱数値と各当たり図柄との対応関係を示すとともに
各当たり図柄に対応する乱数値の個数が当たり図柄によ
って異なるように設定されている乱数値対当たり図柄対
応テーブルと、前記図柄表示装置の確定図柄に当たり図
柄を設定する場合には前記乱数発生手段から乱数を選出
するともに前記乱数値対当たり図柄対応テーブルが示す
対応関係に基づいて前記選出した乱数に対応する当たり
図柄を設定する確定図柄表示制御手段とを設けたことを
要旨とするものである。
【0008】上記構成を有するパチンコ遊技機によれ
ば、図柄表示装置の確定図柄に当たり図柄を設定するに
際し、前記乱数発生手段から当たり図柄選択用乱数を選
出し、前記乱数値対当たり図柄対応テーブルに従いその
選出した乱数値に対応する当たり図柄を確定図柄に設定
する。そして、前記乱数値対当たり図柄対応テーブル
は、各乱数値と各当たり図柄との対応関係を示してお
り、各当たり図柄に対応する乱数の個数が当たり図柄に
よって異なるので、対応する乱数の個数が比較的多い当
たり図柄が確定図柄として表示される確率は、対応する
乱数の個数が比較的少ない当たり図柄が確定図柄として
表示される確率に比べ高くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例に
好適なパチンコ遊技機の正面図を示したものである。パ
チンコ遊技機10は、パチンコ機本体側部を構成する外
枠11とパチンコ機前面部のベースとなる内枠12を備
え、該内枠12の額縁状に形成された開口内周縁には金
枠13が嵌められると共に該金枠13には遊技盤14の
前面を覆う開閉可能なガラス扉15が設けられる。
【0010】前記ガラス扉15の下方位置には、球出口
19から払出された賞品球(以下単に「賞球」という)
や打球発射装置に供給される遊技球を貯留する上球受け
皿16が設けられ、更にその下方には、賞球の排出時に
上球受け皿16から溢れた球を貯留するための下球受け
皿17が設けられる。又、前記上球受け皿16には貯留
した遊技球を下球受け皿16に抜落とすための球抜けボ
タン18が設けられる。
【0011】前記下球受け皿17の図中右側位置には、
遊技球を遊技盤14面に向けて発射する発射レバー20
が設けられ、更に該発射レバー20には遊技球を一球毎
に発射するための単発スイッチ21が設けられる。前記
発射レバー20は、その回動操作する量に応じて遊技球
を発射する強さが調節されると共に、所定の回動位置を
検出することにより発射電源が投入されるように構成さ
れる。
【0012】また、前記内枠12の上辺縁から図中右側
辺縁には合成樹脂製のレンズ体で構成された枠トップ飾
り22が設けられ、その内部には枠飾りランプ22a・・
や鍵穴の周囲に設けられる鍵飾りランプ22b等が設け
られ、これらは所定の遊技状況の発生に伴って点灯点滅
するように構成される。更に前記上球受け皿16の図中
左側位置には、遊技状況に応じて音楽を流したり音声等
を発するスピーカー24が設けられ、このランプ類の点
灯点滅や音声等によって遊技者の期待感や興趣が煽られ
ることになる。
【0013】このパチンコ遊技機10の一側には、プリ
ペイドカードによる球貸し機(以下「プリペイドカード
ユニット」と称する)25が各遊技機毎に一台ずつ設置
される。該プリペイドカードユニット25に対応して、
パチンコ遊技機10の上球受け皿16にはプリペイドカ
ードによる遊技球の貸出しを操作する球貸操作部26が
設けられ、該カードによる球貸出しを操作する球貸し2
7、その球貸出しが可能か否かを示す球貸出ボタンラン
プ28、挿入したプリペイドカードを排出するカード返
却ボタン29、該カードの残高表示及び、エラー表示を
行う度数表示部30が備えられている。
【0014】前記プリペイドカードの使用に際しては、
前記プリペイドカードユニット25に備えられるカード
利用ランプ31の点灯中にカード挿入口32にプリペイ
ドカードを挿入し、金額設定ボタン33でもって貸出金
額(100円、200円、300円、500円等)を選
択する。そして、前記球貸操作部26の球貸しボタン2
7を操作することにより選択された金額分の遊技球が貸
出されることになる。
【0015】また、前記内枠12の前面に設けられる遊
技盤14は、遊技盤に装着された金属製の内レール3
5、発射レバー20によって発射された遊技球を遊技盤
14面に向けて誘導する外レール36、遊技盤14面に
至った遊技球が跳ね返り作用により再度発射レール等に
戻ることを防止するためのファール止め37、更に、過
大な飛送力を有して遊技盤面14に至った遊技球を遊技
盤14面の右上部において衝撃を吸収しつつ停止阻止し
遊技盤14面の下方に向けて落下させる返しゴム38等
により周囲が構成され、その内側に遊技領域が形成され
る。
【0016】図2は、前記図1に示した遊技盤14の正
面図((a)遊技盤面、(b)第一図柄表示装置)である。
遊技盤14の遊技領域の中央部には第一図柄表示装置4
0が設けられ、この第一図柄表示装置40の表示画面
は、表1に示される「0」〜「9」までの数字、及び
「中」「元」「大」の文字から成る合計13図柄の何れ
かを表示する左図柄40a、右図柄40b、中図柄40
cが各々別個に設けられ、これらの組合せは後述する
「当たり」と称される組合せとして設定される。
【0017】
【表1】
【0018】また、前記第一図柄表示装置40の下方位
置には、該第一図柄表示装置40の図柄変動中に後述す
る第一図柄用ゲート44を通過した遊技球の個数を記憶
し、その記憶個数をランプの点灯でもって表示する4個
の第一図柄用記憶表示LED41が設けられる。そし
て、前記第一図柄表示装置40は、前記第一図柄用記憶
表示LED41の点灯個数分の図柄変動を繰返すように
設定される。
【0019】更に、前記第一図柄表示装置40の周囲を
囲む枠体42の最上部には、該枠体42の内部へと遊技
球を誘導する通過口43が設けられ、この通過口43か
ら前記枠体42の内部へと落入した遊技球は、その内部
に設けられた円弧状の傾斜に沿って枠体42の下部中央
へと集められ、この下部中央に設けられた落出口42a
から再度遊技盤14面上へ落出される。
【0020】前記枠体42の落出口42aの真下位置に
は、遊技球の落入によって前記第一図柄表示装置40を
起動させると共に賞球を払出す入賞口も兼ねた第一図柄
用ゲート44が設けられ、前記落出口42aから落出し
た遊技球は必ずここへ落入する。又、遊技盤14面の正
面左右下方位置には、前記第一図柄用ゲート44に落入
した遊技球が、図3に示すように遊技盤14面の裏面に
設けられる球流出樋45を介して再度遊技盤14面へと
案内されるゲート出口46が設けられ、該ゲート出口4
6から再び遊技盤14面上を落下するように構成され
る。
【0021】そして前記第一図柄用ゲート44に落入し
た遊技球は、前記ゲート出口46へ誘導されて落出され
るまでの間に前記球流出樋45に設けられた検知スイッ
チでもってその通過が検知され、その検知信号に基づい
て賞球の払出しと前記第一図柄表示装置40の起動とが
同時に行われる。つまり、この第一図柄用ゲート44へ
遊技球が落入すると、その落入が検知スイッチに検知さ
れ、その検知信号に基づいて6個の賞品球(以下単に
「賞球」という)が払出されると共に、前記第一図柄表
示装置40の左図柄40a、右図柄40b、中図柄40
cが表2に示す順番でもって6.2秒間の図柄変動を開
始するように設定される。
【0022】
【表2】
【0023】一方、遊技球14面の前記第一図柄表示装
置40の左右には、各々該第一図柄表示装置40に表示
された図柄の組合せが、前記表1に示す13種類の組合
せのうちの何れかであった時に発生する、「当たり」と
称される遊技状況に伴って開放される第一可変作動口5
2、53が設けられる。尚、この第一可変作動口52,
53も遊技球の落入に伴って賞球が払出される入賞口を
兼ねている。
【0024】また、前記第一図柄表示装置40の上部に
は第二図柄表示装置48が設けられ、その内部には、各
々個別に変動して「0」〜「6」までの何れかの数字を
表示する一対の図柄表示部(左図柄表示部48a、右図
柄表示部48b)が間隔をおいて設けられる。この図柄
表示部48a、48bとの中間位置には、該第二図柄表
示装置48の図柄変動中に前記第一又は第二可変作動口
52,53に入賞した遊技球の個数を記憶し、その記憶
個数をランプの点灯でもって表示する4個の第二図柄用
記憶表示LED50が設けられる。そして又、この図柄
表示部48においても前記第二図柄用記憶表示LED5
0の点灯個数分の図柄変動を繰返す。
【0025】この第二図柄表示装置48の左右図柄表示
部48a、48bは、第一可変作動口52,53への遊
技球の落入を契機に図柄変動し、変動を開始してから
6.4秒間が経過すると同時に停止する。尚、ここで表
示される左右図柄表示部48a、48bの図柄の組合せ
は、「0」「0」の場合のみを「はずれ」、その他
「0」「1」〜「0」「0」までの48種類の組合せは
全て「当たり」と設定される。
【0026】更に、前記第一図柄表示装置40の左右両
側位置には、電動役物である第一可変作動口52,53
が設けられる。この第一可変作動口52,53は、通常
は共に閉鎖状態を有し、前記第一図柄表示装置40が前
記表1に示した「当たり」図柄の組合せの何れかが表示
されると、各々同時に5.9秒間の開放動作を1回行
う。そして、この開放した第一可変作動口52,53の
何れか一方に遊技球が落入すると、その落入は後述する
検知スイッチに検知され、その検知信号に基づいて13
個の賞球が払出されると共に前記第二図柄表示装置40
の変動を開始するように設定される。
【0027】また、前記第一図柄用ゲート44の下方位
置には、前記第二図柄表示装置48の変動図柄が「当た
り」を表示した時に開放される電動役物と遊技球の落入
に伴って賞球を払出す入賞口とを兼ねる第二可変作動口
54が設けられる。この第二可変作動口54も通常は閉
鎖された可変翼式の形状を有し、前記第二図柄表示装置
48に「当たり」が表示されると、29.5秒間に約
1.1秒間の開放を5回行うように設定される。ここで
開放された第二可変作動口54に遊技球が落入すると、
これも後述する検知スイッチにて検知されると共に、そ
の検知信号に基づいて6個の賞球が払出され、可変入賞
口56が開放されるように設定される。
【0028】更に、前記第二可変作動口54の真下位置
には、これも通常は閉鎖され、前記第二可変作動口54
への遊技球の入賞により開放される電動役物である可変
入賞口56が設けられる。前記可変入賞口56の内部
は、図4に示すように、落入した遊技球を左右方向の何
れかへ振分けるための振分路が設けられる。そして、前
記遊技球を左方向へ誘導する左球振分路57aと、該遊
技球を右方向へ誘導する右球振分路57bが設けられ、
これらは共に中央から左右他端方向に向かって傾斜面を
有し、遊技盤14の裏面に設けられる図示しない別個の
遊技球通過経路に各々連設される。
【0029】そして、前記開放された第二可変作動口5
4に遊技球が落入すると、それを契機に可変入賞口56
が約5.9秒間開放される。この可変入賞口56へ落入
した遊技球は、前記左右球振分路57a、57bによっ
て左右方向の何れか一方へと振分けられる。ここで、も
し左球振分路57aによって左方向へ誘導された遊技球
は、左球振分路57aに連設された通過経路に設けられ
た図示しない検知スイッチによってその入賞が検知さ
れ、その検知信号に基づいて13個の賞球が払出され
る。
【0030】また、前記右球振分路57bによって右方
向へ振分けられた遊技球においては、これも又、右球振
分路57bに連設された遊技盤14の裏面の通過経路に
設けられた図示しない検知スイッチによってその入賞が
検知され、13個の賞球が払出される。つまり、前記左
右球振分路57a、57bは、各々異なる遊技球の通過
経路を備え、各々の経路に設けられた別個の検知スイッ
チでもって遊技球の入賞を検知し、それに基づいて賞球
が払出される。
【0031】尚、本実施例においては、遊技球が前記左
右球振分路57a、57bの何れに誘導された場合も払
出される賞球は同一数に設定したが、この賞球数を異な
るように設定してもよい。
【0032】また本遊技盤14面には、前記作動口等の
他にも各種の入賞口が設けられる。例えば、遊技盤14
面の左側位置には普通入賞口である左袖入賞口60、左
袖下入賞口62、左落し入賞口64が設けられ、更に遊
技盤14面の右側位置には右袖下入賞口63、右落し入
賞口65が各々設けられる。そして、これらの入賞口に
遊技球が入賞すると、左袖入賞口60及び左右落し入賞
口64,65においては各々6個、左右袖下入賞口6
2,63においては各々13個ずつの賞球が払出され
る。
【0033】この遊技盤14面には、前記したような入
賞口等の他にも遊技球の流下速度や落下方向を無作為に
変化させる風車66,66・・やサイドランプ68,6
8、賞球の払出し時に点灯(点滅)する球出しLED7
0、賞球を貯留するタンク及びタンクレール上の遊技球
が所定量以下になった場合に点灯(点滅)して報知する
球切れLED71等が各々設けられる。更にこれらの他
にも図示しない飾りランプ等が多数設けられ、所定のイ
ンターバルや遊技状況の発生をもって点灯点滅する。そ
して、この遊技盤14面の最下部には排出口72が設け
られ、上記した入賞口や作動口等の何れにも落入しなか
った遊技球は、ここから遊技盤14面外へ排出される。
【0034】図5は、パチンコ遊技機10の裏面図を示
している。パチンコ遊技機10の裏面に設けられる機構
板90面の上方位置には、遊技場の島から供給される遊
技球を一時貯留する賞球タンク91が設けられる。そし
て該賞球タンク91に連設されてタンクレール92が設
けられ、更に該タンクレール92の賞品球流下端部位に
は賞球払出機構部94が連設される。
【0035】また、前記タンクレール92には、前記賞
球タンク91やタンクレール92上の遊技球の補給状態
に応じて作動する補給スイッチ95が設けられ、更に前
記賞球払出機構部94の直前において賞球の球切れを検
出し、空動作を防止する空切り防止スイッチ96が設け
られる。又、該賞球払出機構部94より払出された賞球
が遊技機内に充満した場合にこれを検出する満タンスイ
ッチ98、そして、該遊技球が充満した時に遊技球の払
出しを一旦停止させる満タンストッパ99等も備えられ
る。
【0036】そして、この機構板90には各種の制御基
板が取付けられている。例えば、プリペイドカードに関
する情報を制御するプリペイドカードユニット25、そ
の内部にCR外部接続端子基板102を有する外部接続
端子104、前記賞球払出機構部94を制御して所定個
数の賞球や貸球を払出すCR賞球払出制御基板106、
プリペイドカードの情報と球貸し状態を表示する度数表
示情報、更に、該球貸し情報に基づいてCR賞球払出制
御部とデータの授受を行うカードインターフェイス基板
108が設けられる。
【0037】また、前記CR外部接続端子基板102、
カードインターフェイス基板108、CR賞球払出制御
基板106の相互間においてカードデータ処理に係わる
データを中継するCR中継基板124、更に前記各々の
制御装置における作動を制御する主制御基板122が設
けられる。これらの制御装置はコネクタによって接続さ
れ、相互にデータの授受を行うように設定される。
【0038】前記CR賞球払出制御基板106は、賞球
の不足欠乏、供給及び排出状態の異常検出、そして払出
し動作の停止と表示動作を合わせて行う。更に、CR賞
球払出制御基板106や前記賞球払出機構部94等の賞
球払出制御機構部に遊技球の不足、球詰まり、回路操作
異常、ソフトエラー等の異常が発生した旨を表示するエ
ラー表示部130、エラー状態が解除された場合に該エ
ラー表示部130を初期状態に復帰させるエラー表示リ
セットボタン132が設けられる。これらの各種情報は
前記外部接続端子104を介して入出力される。
【0039】また、前記機構板90の裏面下方位置に設
けられる打球発射装置134は、打球発射モータの他、
発射装置制御回路、打球槌、弾発力調整手段等により構
成される。更に該打球発射装置134に近接して設けら
れる発射装置制御基板136には、前記打球発射モータ
の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれ、モー
タの回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間
隔、速度等が設定されている。
【0040】図6は、前記賞球払出機構部94における
遊技球の流出経路を示した図である。賞球払出機構部9
4は、前記タンクレール92に接続された賞球払出樋1
40の下流に設けられる。そして、その下方位置にはク
ッションローラ142が設けられ、前記賞球払出機構部
94から排出された賞球はこのクッションローラ142
を介して落下し、その下に設けられる箱型状の賞球保留
部144に一時保留されるように構成される。
【0041】前記賞球払出機構部94は、その内部に賞
球モータ94aが設けられ、この賞球モータ94aのモ
ータ軸には図示しないスクリュ体が取付けられている。
ここで、前記CR賞球払出制御基板106から賞球払出
しの命令を受けると、該賞球モータ94aが駆動すると
共に前記スクリュ体も回転し、賞球払出樋140を流下
している賞球が順次賞球払出機構部94に取込まれる。
そして、所定個数の賞球が該賞球払出機構部94の下部
に設けられた下端口94bから1個ずつ排出され、この
時に図示しないフォトセンサでもって該賞球の排出個数
を検知する。
【0042】そして、前記排出された賞球はクッション
ローラ142を介して前記賞球保留部144に一時的に
貯留された後、賞球排出口144aから上球受け皿16
へと排出される。但し、該上球受け皿16が払出された
賞球等で満杯になった時は前記賞球保留部144も貯留
された賞球で満杯状態であることから、賞球保留部14
4の側面壁144bから溢れることになる。この溢れた
賞球は、賞球通路樋146から下球受け皿17へ排出さ
れる。
【0043】図7は前記賞球払出機構部94の分解斜視
図である。賞球払出機構部94の本体枠150は、前記
賞球払出樋140から流下してきた遊技球が通過する球
通路151を有すると共に、賞球の払出し動作を行う賞
球モータ94aがビス止めされて固定される。この賞球
モータ94aは、側面にコネクタ153を接続する接続
部152が設けられ、更に下部には前記球通路151を
通過した遊技球を前記下端口94bへ誘導するスクリュ
体154が設けられる。
【0044】また、前記本体枠150の下部には該本体
枠150を固定すると共に、前記スクリュ体154の軸
受けとなるケース軸受155が設けられ、この左右壁面
には遊技球の通過を検知するフォトセンサ156a、1
56bが各々設けられる。そして、前記ケース軸受15
5の外枠はケース軸受カバー157で覆われ、前記本体
枠150にビス止めされて固定される。
【0045】この賞球払出機構部94は、前記賞球モー
タ94aの駆動に伴ってスクリュ体154が回転駆動す
ることによって作動する。つまり、前記図6に図示する
ように、前記賞球払出樋140を流下してきた遊技球
は、前記スクリュ体154の回転に伴って球通路151
から賞球払出機構部94へと導入され、スクリュ体15
4の螺旋状の経路に従って流下していく。そして、その
流下がフォトセンサ156a、156bに検知されて通
過個数が計数され、該遊技球は下端口94bから順次排
出される。そして前記フォトセンサ156a、156b
による計数値が所定個数に至ると、前記賞球モータ94
aが停止し、賞球の払出しも停止するように設定され
る。
【0046】また前記賞球払出機構94は、前記球貸し
操作部26の操作による球貸信号によっても作動し、前
記方法と同様の方法でもって所定個数の貸球が前記賞球
払出機構部94から払出されるように構成される。そし
て、この場合もフォトセンサ156a、156bによっ
て払出し個数が検知され計数されることになる。
【0047】図8は、遊技盤14面の各種入賞口を通過
した遊技球の遊技盤裏面における流出経路及び各種スイ
ッチ類やソレノイド類等の配置状態を示した図である。
図示するように、前記第一図柄用ゲート44からゲート
出口46に至る球通過路45にはゲート用スイッチ40
eが設けられ、前記第一可変作動口52,53における
通過経路には第一可変作動口用スイッチ52e、53e
が各々設けられ、又、前記第二可変作動口54における
遊技球の通過経路には第二可変作動口用スイッチ54e
が設けられる。これらのスイッチは各々の通過経路にお
ける遊技球の通過を検知し、その検知信号に基づいて前
記賞球払出機構部94から所定個数の賞球が払出される
と共に所定の遊技状況が発生するように設定される。
【0048】また、前記可変入賞口56は、その内部に
左右球振分路57a、57bが各々設けられ、これらの
振分路は各々異なる遊技球通過経路に連設される。そし
て、前記左球振分路57aにおける遊技球の通過経路に
は左球振分路用スイッチ56eが設けられ、右球振分路
57bにおける遊技球の通過経路には右球振分路用スイ
ッチ56fが各々設けられる。そして、これらのスイッ
チが各々の通過経路における遊技球の入賞を検知し、そ
の検知信号に基づいて所定個数の賞球が前記賞球払出機
構部94から払出される。
【0049】更に、前記第一可変作動口52,53には
前記第一可変作動口用スイッチ52e、53eの作動に
伴って起動する第一可変作動口用ソレノイド52f、5
3fが設けられ、前記第二可変作動口54には第二可変
作動口用スイッチ54eの作動に伴って起動する第二可
変作動口用ソレノイド54fが設けられる。そして前記
可変入賞口56には、前記左右球振分路用スイッチ56
e、56fの何れか一方のスイッチが作動した時に起動
する可変入賞口用ソレノイド56hが設けられ、前記各
スイッチ56e、56fの作動に伴って起動し、各々の
可変作動口及び入賞口の開閉動作を行う。
【0050】更に、普通入賞口である前記左袖入賞口6
0及び左落し入賞口64は、遊技球の入賞に伴って払出
される賞球数が同じであることから、遊技盤14裏面に
おける通過経路は一つに纏められて構成される。従っ
て、その通過経路には前記入賞口60,64への遊技球
の落入を検知する左落し用スイッチ64eが設けられ、
更に前記左袖下入賞口62における遊技球の通過経路に
は、左袖下用スイッチ62eが設けられる。そして又、
右袖下入賞口63における遊技球の通過経路には右袖下
用スイッチ63eが設けられ、右落し入賞口65におけ
る遊技球の通過経路には、右落し用スイッチ65eが各
々の通過経路毎に個別に設けられている。
【0051】また、この遊技盤14裏面下方位置には、
前記各々の入賞口43,44,56,60,62,6
3,64,65及び可変作動口52,53,54へ落入
した遊技球が、各々の検知スイッチにおいてその通過が
検知された後に集合される傾斜面形状を有する集合路1
70が設けられ、その終端部分には、前記各々の検知ス
イッチを介して前記集合路170を流下してきた遊技球
に球詰りが発生していないか否かを検知する球詰り検知
スイッチ175が設けられる。ここで前記集合路170
を流下してきた遊技球は、全てこの球詰り検知スイッチ
175を介するように構成される。
【0052】この球詰り検知スイッチ175は、前記各
々の入賞口及び可変作動口に設けられた検知スイッチに
よって検知された遊技球の落入個数と、該検知スイッチ
175によって検知された遊技球数とが一致しない場合
に球詰り状態であると判定される。つまり、前記各々の
入賞口及び可変作動口に設けられた検知スイッチが作動
してから一定時間内に遊技球が前記球詰り検知スイッチ
175を通過してその通過が検知されなければ、球詰り
発生と判断され遊技機の作動が一時中断されると共に、
球詰り発生を報知する図示しない報知ランプが点滅する
ように設定される。
【0053】また、本実施例においては、遊技盤14面
に設けられる全ての入賞口及び可変作動口等の遊技球通
過経路に遊技球の落入を検知する検知スイッチを設けた
が、図9に示すように、第一図柄用ゲート44、第一可
変作動口52,53、第二可変作動口54における遊技
球の通過経路には各々検知スイッチ40e、50a、5
3e、54aを設け、その他各種の入賞口43,56,
60,62,63,64,65に関しては、個別に検知
スイッチを設けないようにしてもよい。
【0054】そして、もし仮に遊技球の入賞に伴って払
出される賞球数が大別して6個と13個であったとする
と、6個の賞球払出数が設定された入賞口へ落入した遊
技球は集合路176aに集められるようにし、13個の
賞球払出数が設定された入賞口へ落入した遊技球は、集
合路176bに集合するように構成する。そして、各々
の集合路176a及び176bの終端部分に入賞球数を
検知すると同時に球詰り状態も検知する球詰り検知スイ
ッチ177a、177bを各々の集合路毎に個別に設
け、賞球の払出し個数別に球詰りを検知するように構成
してもよい。
【0055】この場合に前記第一図柄用ゲート44、第
一可変作動口52,53、第二可変作動口54に落入し
た遊技球は、各々の検出スイッチ40e、52a、53
e、54aによってその落入が検知され、確実に次の動
作である第一図柄表示装置40の図柄変動、第二図柄表
示装置48の図柄変動、可変入賞装置56の開放動作が
行われる。又、賞球の払出しは、球詰り検知スイッチ1
77a、177bの検知信号に基づいて各々の所定個数
の払出しが行われることになる。そして球詰り状態が生
じたときには、検知スイッチ40e、52a、53e、
54aからの検知信号はあっても球詰り検知スイッチ1
77a、177bからの検知信号は送信されないことに
なり、これにより球詰り状態が判断される。
【0056】図10は、本実施例における各種制御基板
とスイッチ類及びソレノイド類等の接続を示したブロッ
ク図である。図示するように、前記ゲート用スイッチ4
0eの作動によって第一図柄表示装置40を制御する第
一図柄表示装置基板40gは主制御基板122と直接接
続され、その変動及び表示図柄等に関する制御が行われ
る。又、前記各入賞口及び作動口に落入した遊技球の球
詰り状態を検知する球詰り検知スイッチ175も主制御
基板122と直接接続され、そのデータの授受を行うと
共に動作に関する制御が行われる。
【0057】そして、第一可変作動口52,53への遊
技球の落入を検知する第一可変作動口用スイッチ52
e,53e及び該第一可変作動口52,53の開閉動作
を行う第一可変作動口用ソレノイド52f、53fは、
該第一可変作動口52の作動を制御する第一可変作動口
基板52g及び53gを介して中継基板124へと接続
され、更に第二可変作動口54への遊技球の入賞を検知
する第二可変作動口用スイッチ54e及び該第二可変作
動口54の開閉動作を行う第二可変作動口用ソレノイド
54fも、該第二可変作動口54の制御を行う第二可変
作動口基板54gを介して中継基板124に接続され
る。そして前記中継基板124は主制御基板122に接
続されることから、これらの制御基板52g、53g、
54gは主制御基板122から各々の遊技状況に応じた
制御指示が行われる。
【0058】更に、前記可変入賞口56における遊技球
の落入を検知する左右球振分路用スイッチ56e、56
f及び、該可変入賞口56の開閉動作を行う可変入賞口
用ソレノイド56hに関する制御を行う可変入賞口基板
56gも又、中継基板124を介して主制御基板122
に接続され遊技状況に応じた制御指示が行われる。更
に、この中継基板124には左右袖下用スイッチ62
e、63e、左右落し用スイッチ64e、65eに関す
る制御を行う普通入賞口用基板190が接続され、主制
御基板122から遊技状況に応じた制御指示が行われ
る。尚、既述したように、左袖入賞口60への遊技球の
落入は左落し用スイッチ64eによって兼用される。
【0059】一方、CR賞球払出制御基板106はCR
外部接続端子基板102を介して主制御基板122に接
続され、該CR賞球払出制御基板106には、遊技球の
入賞に応じて払出される賞球を制御する賞球払出分配基
板106aが接続される。この賞球払出分配基板106
aには、賞球払出機構部94の内部へ賞球を取込む賞球
モータ94a、更に賞球の払出し個数を検知するフォト
センサ156a、156bが接続される。
【0060】次に、賞球の払出しに関する異常表示につ
いて説明する。前記CR賞球払出制御基板106及び主
制御基板122に関わる異常の発生時には、前記賞球モ
ータ94及び打球発射モータ134の作動が停止され、
エラー表示部130が所定のエラーコードを遊技機10
に表示する。つまり、前記満タンスイッチ98がNms
の間に「ON」になると、所定のエラー制御コマンドを
メモリに設定すると共に、賞球モータ94及び打球発射
モータ134を停止しエラー表示部130にエラーコー
ド「1」を表示する。そして、この後、満タンスイッチ
94を「OFF」になると、所定のエラー制御解除コマ
ンドをメモリに設定し上記停止状態を解除すると共にエ
ラー表示部130に「0」を表示してエラー状態を解除
する。
【0061】また、前記空切り防止スイッチ96がMm
sの間に「OFF」になると、これも又、所定のエラー
制御コマンドがメモリに設定されると共に賞球モータ9
4が停止され、エラー表示部130にはエラーコード
「2」を表示する。そして、この空切り防止スイッチ9
6が「ON」になると、一定時間が経過した後に所定の
エラー制御解除コマンドがメモリに設定されて賞球モー
タ94bが駆動され、エラー表示部130に「0」を表
示する。
【0062】但し、賞球の払出し時に、一定時間が経過
しても前記フォトセンサ156,156bに遊技球の通
過が検出されない場合は、所定のエラー制御コマンドが
メモリに設定され賞球モータ94を停止すると共にエラ
ー表示部130に「3」が表示される。尚、前記リセッ
トボタン132は、所定回数の操作がなされるとエラー
制御解除コマンドがメモリに設定されると共に、賞球モ
ータ94が駆動を再開する。この時、エラー表示部13
0には「0」が設定される。
【0063】そして、賞球の払出し経路に設けられた検
出センサ及び前記フォトセンサ156a、156bの何
れかによって遊技球の通過が検知されない場合は、賞球
モータ94は停止しエラー表示部130に「4」が表示
される。但し、この場合も前記リセットボタン132が
一定時間内に複数回操作されると賞球モータ94が駆動
を再開し、エラー表示部130には「0」が表示され
る。
【0064】また、CR外部接続端子基板112とカー
ドインターフェイス基板108とが接続されていない場
合は、打球発射モータ134aが停止されると共にエラ
ー表示部130には「6」が表示される。そして、前記
CR外部接続端子基板112とカードインターフェイス
基板108とが接続されている場合は、打球発射モータ
134aは駆動待機状態となり、エラー表示部130は
「0」が表示される。
【0065】更に、CR賞球払出制御基板106が主制
御基板122からの賞球コマンドを正常に受信できない
場合は、賞球モータ94aを停止しエラー表示部130
には「5」を表示され、前記CR外部接続端子基板11
2と遊技機10との通信タイミングに異常がある場合
は、エラー表示部130には「7」が表示される。そし
て、前記通信に関する異常は、電源リセット、リセット
ボタン132への信号リセットでもって解除され、これ
に併せてエラー表示部130には「0」が表示されるよ
うに設定される。このように、各々の異常発生に応じた
エラーコマンドが各々設定され、遊技機はこのエラーコ
マンドに応じた制御処理が行われるように設定される。
【0066】図11は本遊技機における作動を示したフ
ローチャートである。本遊技機に電源投入されると、遊
技が開始されるまでの待機として前記第一図柄表示装置
40各図柄40a、40b、40cには各々「1」
「3」「2」、第二図柄表示装置48の図柄表示部48
a、48bには各々「0」「0」が表示される(S1
0)。そして、遊技者が発射レバー20を回動させると
遊技球が発射され(S12)、それを契機に遊技が開始
されることになる。ここで、遊技盤14面に至った遊技
球は、順次遊技盤14面上を落下して行き、それが普通
入賞口の何れかに落入する(S14「YES」)と、そ
の落入が各々の入賞口に設けられた検知スイッチによっ
て検知され、その検知信号に基づいて左袖入賞口60、
左右落し入賞口64,65においては6個、左右袖下入
賞口62,63においては13個の賞球が賞球払出機構
部94から払出される(S16)。
【0067】そして、前記S12にて発射した遊技球が
前記普通入賞口の何れにも入賞せず(S14「N
O」)、前記第一図柄表示装置40の上部に設けられる
通過口43から該第一図柄表示装置40の枠体42の内
側へと落入する(S18「YES」)と、該遊技球は枠
体42の内側下部に設けられた落出口42aへと集めら
れ、そこから順次遊技盤14面へ再度落出される。ここ
で落出した遊技球は、前記落出口42aの真下位置に設
けられた第一図柄用ゲート44へ落入(S20)し、該
ゲート44の遊技盤14裏面に設けられた球流出樋45
に設けられたゲート用スイッチ40eでもってその通過
が検知される。この検知信号は第一図柄表示装置基板4
0dを介して主制御基板122へと送られて制御処理さ
れ、その結果、賞球払出機構部94から6個の賞球が払
出される(S22)。
【0068】更に、この遊技球の通過を契機に前記第一
図柄表示装置40が変動を開始する(図中)。尚、こ
の第一図柄表示装置40の起動はサブルーチンでもって
制御され、以後前記第一図柄用ゲート44通過後の遊技
球の動作とは係わらなくなることから、該第一図柄表示
装置40の詳細な作動については後述するものとする。
【0069】前記第一図柄用ゲート44へと落入した遊
技球は、遊技盤14の裏面を通過して遊技盤14面の右
下方位置に設けられたゲート出口46から落出され、再
度遊技盤14面上を落下する(S24)。これによっ
て、遊技球の落下位置が遊技盤14面の右下方位置に変
動されることになる。
【0070】そして、前記ゲート出口46の下方位置に
は、普通入賞口である右落し入賞口65が設けられるこ
とから、ここで遊技球が右落し入賞口65に落入する
と、それに伴って6個の賞球が払出される。又、前記S
14において遊技球が普通入賞口の何れにも落入するこ
となく、更に、第一図柄表示装置40の上部に設けられ
る通過口43へも落入しなかった場合(S18「N
O」)は、遊技盤14面の最下部に設けられた排出口7
2から遊技盤14外へ排出される。
【0071】図12は、前記図11の図中に示した、
第一図柄用ゲート44への遊技球の落入を契機に変動を
開始する第一図柄表示装置40の作動とそれに係る遊技
状況を示したフローチャートである。前記図11に既述
したように、遊技球が第一図柄用ゲート44へ落入する
と、その落入がゲート用スイッチ40eによって検知さ
れ、第一図柄表示装置40が左図柄40a、右図柄40
b、中図柄40cの順番で変動を開始する(S30)。
【0072】ここで、前記左図柄40a、右図柄40
b、中図柄40cの各々に表示される図柄は、全て
「0」〜「9」までの数字と「中」「元」「大」が設定
される。その図柄が表示される順番は、前記表1に示す
ように、先ず「0」から「9」までの数字が表示された
後「中」「元」「大」の文字が順次表示される。そし
て、前記各図柄40a、40b、40cが変動を開始し
てから6.2秒間の間、前記順番でもって図柄変動を繰
返す。
【0073】但し、図13に示すように、前記左図柄4
0aは遊技球が前記第一図柄用ゲート44へ落入してか
ら0.001秒後に変動を開始するのに対して、右図柄
40bは0.105秒後、中図柄40cにおいては0.
209秒後である。このように、前記各図柄40a、4
0b、40cが各々時間をずらして図柄変動を開始する
ことにより、前記第一図柄表示装置40に表示される図
柄の組合せがパターン化しないように設定される。
【0074】そして又、前記第一図柄表示装置40の変
動回数、つまり前記第一図柄用ゲート44への遊技球の
通過個数は最大4個まで記憶され、その記憶回数分の変
動が繰返される。ここで前記第一図柄表示装置40に表
示された図柄の組合せが、前記表1に示した「当たり」
の組合せの何れかであった場合(S32「YES」)
は、第一可変作動口52,53が同時に約5.9秒間開
放される(S34)。但し、ここで第一図柄用ゲート4
4を通過した遊技球は、前記図11のS24に示したよ
うに、ゲート出口46へと誘導される。
【0075】前記開放した第一可変作動口52,53の
何れかに遊技球が落入する(S36「YES」)と、そ
の落入が第一可変作動口用スイッチ52e、53eに検
知され、この検知信号に基づいて賞球払出機構部94か
ら13個の賞球が払出される(S38)。更にこの落入
を契機に第二図柄表示装置48が6.4秒間の変動を開
始することになる(S40)。尚、この第一可変作動口
52,53への遊技球の入賞個数は最大4個まで記憶さ
れ、第二図柄用記憶表示LED50にランプの点灯でも
って表示される。そして、このランプの点灯個数分だけ
第二図柄表示装置48が変動を繰返す。
【0076】ここで、前記第二図柄表示装置48の図柄
表示部48a、48bに表示される図柄は各々「0」〜
「6」までの数字が設定され、表示された図柄の組合せ
が「0」「0」以外の場合は全て「当たり」と設定され
る。そして第二図柄表示装置図柄48に「当たり」が発
生する(S42「YES」)と、今度は前記第一図柄用
ゲート44の下方位置に設けられる第二可変作動口54
が29.5秒間の間に約1.1秒間の開放を5回行う
(S44)。
【0077】そして、前記開放した第二可変作動口54
に遊技球が落入する(S46「YES」)と、その落入
が第二可変作動口用スイッチ54eに検知され、賞球払
出機構部94から6個の賞球が払出される(S48)と
共に可変入賞口56が5.9秒間開放される(S5
0)。この開放中に遊技球が落入する(S52「YE
S」)と、遊技球は左右球振分路57a、57bの何れ
かに誘導され、ここで遊技球が前記左球振分路57aに
よって左方向へ振分けられると、その落入が左球振分路
用スイッチ56eに検知され、又該遊技球が右球振分路
57bによって右方向へ振分けられると、その落入が右
球振分路用スイッチ56fに検知されることになる。そ
して、これらの検知信号に基づいて賞球払出機構部94
から13個の賞球が払出される(S54)。
【0078】これらの遊技状況は、第一図柄表示装置4
0における「当たり」の発生を最初の契機として、第一
可変作動口52,53の開放、第二図柄表示装置48の
変動開始というように順次遊技状況が変動し、これらは
互いに新たな遊技状況が発生する契機になるように構成
される。よって、前記S32に示したように第一図柄表
示装置40に「当たり」が表示されない(S32「N
O」)、S36に示したように開放された第一可変作動
口52,53に遊技球が落入しない(S36「N
O」)、更にS42に示したように第二図柄表示装置4
8に「当たり」が発生しない(S42「NO」)、又、
S46に示すように開放された第二可変作動口54に遊
技球が入賞しない(S46「NO」)、そしてS52に
示すように可変入賞口56に遊技球が落入しない(S5
2「NO」)といった場合には、それ以上の遊技状況の
変動は発生しないことになる。
【0079】第一図柄表示装置40の表示画面上に表示
する13種類の「当たり」図柄の設定は、乱数を用いて
設定する。この場合には、例えば表3に示すように表示
図柄「0」〜「9」及び「中」「元」「大」の各々に対
応する乱数値を設定し、この乱数値を所定遊技状況が発
生した時に選出することによって、前記表示図柄に表示
する図柄を得る。
【0080】具体的には、表からわかるように、表示図
柄設定用の乱数の値は「1」から「16」までの値を変
動し、乱数の各値は夫々各表示図柄に対応している。表
示図柄「9」に対しては「10」、「11」又は「1
2」の3個の図柄番号が付与されており、これらの図柄
番号と等しい乱数値が対応している。また、表示図柄
「中」に対しては「13」及び「14」の2個の図柄番
号が付与されており、これらの図柄番号と等しい乱数値
が対応している。
【0081】そして、その他の各当たり図柄には1個づ
つの図柄番号が付与されており、各図柄番号と等しい各
乱数値が対応している。この乱数を所定遊技状況が発生
した時に選出することによって、前記表示図柄40a、
40b及び40cに表示する図柄を得る。即ち、当たり
図柄を表示する際に前記表示図柄設定用の乱数を選出
し、その選出値に対応する表示図柄を左図柄40a、右
図柄40b及び中図柄40cに表示することにより当た
り図柄を表示する。例えば、選出した乱数値が「11」
であった場合には、左図柄40a、右図柄40b及び中
図柄40cの全てに「9」を表示する。
【0082】このように乱数を用いると、表示図柄の出
現する割合をその表示図柄毎に異なるように設定した
り、又、これらを任意に設定することも可能である。こ
れにより「当たり」の発生する確率を多様に調整するこ
とができる。この実施例は、図柄番号表示図柄不一致当
たり表示制御手段により図柄表示装置における「当た
り」表示を設定する構成である。
【0083】
【表3】
【0084】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能である。例えば、遊技盤面上に設けた
図柄表示装置及び作動口等の数や形状、その設置位置や
装置の作動内容、又、遊技球の落入を検知する検知スイ
ッチの増減及びその設置場所、遊技球の落入の検知方
法、更には図柄表示装置に表される図柄等の追加変更等
は適宜可能である。
【0085】
【発明の効果】本発明に係るパチンコ遊技機によれば、
各当たり図柄に対応する乱数値の個数を当たり図柄によ
り異なるようにしているので、各当たり図柄の出現する
割合が当たり図柄により異なるように予め設定すること
ができる。そして、このように設定すると、比較的頻繁
に確定図柄として表示される当たり図柄と比較的稀にし
か確定図柄として表示されない当たり図柄とが生じて、
稀にしか表示されない当たり図柄が表示されるたときと
頻繁に表示される当たり図柄が表示されたときとでは異
なる印象を与えるので、遊技者が図柄表示に対して抱く
興味に抑揚をもたらし、遊技者の図柄表示への興味をよ
り持続的に引き付けて、遊技者が飽きることなく遊技を
楽しむことができ、より娯楽性が高いパチンコ遊技機を
提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本遊技機の一実施例の形態におけるパチンコ遊
技機の外観正面図である。
【図2(a)、(b)】本遊技機の遊技盤正面図である。
【図3】図2に示した第一図柄用ゲートからゲート出口
までの遊技球の通過経路を示した図である。
【図4】前記図2に示した可変入賞口の周辺を示した図
である。
【図5】本遊技機における裏面図である。
【図6】図5に示した遊技機裏面における賞球の払出経
路を示した図である。
【図7】図6に示した賞球払出機構部の分解斜視図であ
る。
【図8】図5に示した遊技盤裏面における遊技球の流出
経路及び、各種スイッチ類やソレノイド類等の配置図で
ある。
【図9】図5に示した遊技盤裏面における遊技球の流出
経路及び、各種スイッチ類やソレノイド類等の配置図で
ある。
【図10】本遊技機における各種制御基板とスイッチ類
及びソレノイド類等の接続を示したブロック図である。
【図11】本遊技機の作動を示したフローチャートであ
る。
【図12】本遊技機の作動を示したフローチャートであ
る。
【図13】本遊技機における第一図柄表示装置に表示さ
れる図柄のタイムチャートである。
【図14】従来のパチンコ遊技機における当たり図柄設
定用乱数の各乱数値と図柄表示装置に表示される各当た
り図柄との対応関係を示す図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 14 遊技盤 40 第一図柄表示装置 44 第一図柄用ゲート 48 第二図柄表示装置 52,53第一可変作動口 54 第二可変作動口 56 可変入賞口(可変入賞装置) 94 賞球払出機構部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた遊技状況の発生により図柄変
    動されるとともにその確定図柄が予め定めた複数個の当
    たり図柄の何れかである場合に遊技者にとっての利益状
    態を発生させる図柄表示装置を備えるパチンコ遊技機に
    おいて、予め定めた範囲内で値が変動する当たり図柄判
    定用乱数を発生する乱数発生手段と、前記当たり図柄判
    定用の各乱数値と各当たり図柄との対応関係を示すとと
    もに各当たり図柄に対応する乱数値の個数が当たり図柄
    によって異なるように設定されている乱数値対当たり図
    柄対応テーブルと、前記図柄表示装置の確定図柄に当た
    り図柄を設定する場合には前記乱数発生手段から乱数を
    選出するともに前記乱数値対当たり図柄対応テーブルが
    示す対応関係に基づいて前記選出した乱数に対応する当
    たり図柄を設定する確定図柄表示制御手段とを設けたこ
    とを特徴とするパチンコ遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239112A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006320413A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

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