JP2000175773A - ソファーベッド - Google Patents

ソファーベッド

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JP2000175773A
JP2000175773A JP10359612A JP35961298A JP2000175773A JP 2000175773 A JP2000175773 A JP 2000175773A JP 10359612 A JP10359612 A JP 10359612A JP 35961298 A JP35961298 A JP 35961298A JP 2000175773 A JP2000175773 A JP 2000175773A
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sofa bed
mattress
bed
sofa
ratchet mechanism
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Katsunori Kono
勝則 河野
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KAWANO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リクライニング機能付きベッドとしても使用
することのできるソファーベッドの提供。 【解決手段】 2台のソファーベッド構成体を連結して
なるソファーベッドであって、ソファーベッド構成体
は、床座と、この床座を支持する脚と、床座の上に設け
られたマットレスとを有する。マットレスのフレーム
は、その対向するいずれかの組の2辺のそれぞれの中央
にラチェット機構が介設されるとともにラチェット機構
を結ぶ線を基線として中央部で屈曲可能とされる。この
ソファーベッドは、2台のソファーベッド構成体の相互
に隣接する一方のソファーベッド構成体の脚のいずれか
一本とこれと対向する他方のソファーベッド構成体の脚
の一本とを回動軸により回動自在に連結するとともに、
この回動軸を中心として回動可能に2台のソファーベッ
ド構成体が連結された構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソファーベッドに関
し、より詳しくは、マットレスフレームの長手方向両端
部を起倒させることのできるいわゆるリクライニング機
能付きベッドとしても使用することのできるソファーベ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソファーベッド(30)は、図1
3に示すように、床座(31)と、この床座(31)を
支持する脚(32)と、床座(31)の上に設けられた
マットレス(33)とを有してなり、マットレス(3
3)は、枠状のマットレスフレーム(図示せず)とクッ
ション材(35)とからなるものであった。また、マッ
トレスフレームは、その対向する2短辺のそれぞれの中
央にラチェット機構(36)が介設されるとともに、ラ
チェット機構(36)を結ぶ線を基線(γ)として中央
部で屈曲可能とされていた。また、マットレスフレーム
は、ラチェット機構(36)によってその屈曲角度を間
欠的に変更可能とされるとともに、前記屈曲可能部分を
挟む一方側が起倒可能とされてなるものであった。この
ようにしてなるソファーベッド(30)は、ラチェット
機構(36)を伸ばしてマットレスフレームを平坦な状
態とし、これによりベッドとして使用することができ
た。また、このソファーベッド(30)は、必要に応じ
てラチェット機構(36)を屈曲させ、これによりマッ
トレスフレームの中央部を所望の角度に屈曲させて、ソ
ファーとして使用することができた。
【0003】また、従来から、図14に示すようなリク
ライニング機能付きベッド(40)が存在する。このベ
ッド(40)は、床座(41)と、この床座(41)を
支持する脚(42)と、床座(41)の上に設けられた
マットレス(43)とを有してなり、マットレス(4
3)は、枠状のマットレスフレーム(図示せず)とクッ
ション材(45)とからなるものであった。マットレス
フレームは、その対向する2長辺にそれぞれラチェット
機構(46)が介設されるとともに、ラチェット機構
(46)を結ぶ線を基線(δ)として屈曲可能とされて
いた。また、マットレスフレームは、ラチェット機構
(46)によってその屈曲角度を間欠的に変更可能とさ
れるとともに、前記屈曲可能部分を挟むマットレスフレ
ームの先端側が起倒可能とされてなるものであった。こ
のようにしてなるベッド(40)は、ラチェット機構
(46)を伸ばしてマットレスフレームを平坦な状態と
することにより、通常のベッドとして使用することがで
きた。また、このソファーベッドは、必要に応じてラチ
ェット機構(46)を屈曲させてマットレスフレームを
所望の角度に屈曲させることにより、その屈曲部分より
先端側を背もたれ部として使用することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術には、以下のような課題が存在した。すな
わち、前記したソファーベッド(30)は、マットレス
フレームの対向する2短辺にラチェット機構(36)が
介設された構造であるため、マットレスフレームを、そ
の長手方向に伸びる線を基線(γ)として屈曲させるこ
とはできるものの、その短手方向に伸びる線を基線とし
て屈曲させることはできない。このため、ソファーベッ
ド(30)は、マットレスフレームの長手方向端部を起
こすことができない。従って、ソファーベッド(30)
上に寝た人は、必要に応じて頭や脚の先を上げて寝るこ
とができず、寝心地が良くないことがあった。
【0005】一方、前記したリクライニング機能付きの
ベッド(40)は、マットレスフレームの対向する2長
辺にラチェット機構(46)が介設された構造であるた
め、マットレスフレームを、その短手方向に伸びる線を
基線(δ)として屈曲させることはできるものの、その
長手方向に伸びる線を基線として屈曲させることはでき
ない。このため、ベッド(40)は、ソファーベッドと
して使用することができなかった。このように、前記し
たソファーベッド(30)、リクライニング機能付きベ
ッド(40)は、それぞれに一長一短があり、またそれ
らの間には互換性がなかった。本発明は、このような実
情に鑑みてなされたもので、リクライニング機能付きベ
ッドとしても使用することのできるソファーベッドの提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
2台のソファーベッド構成体を連結してなるソファーベ
ッドであって、各ソファーベッド構成体は、床座と、こ
の床座を支持する脚と、床座の上に設けられたマットレ
スとを有してなり、マットレスは、マットレスフレーム
とクッション材とからなり、このマットレスフレーム
は、その対向するいずれかの組の2辺のそれぞれの中央
にラチェット機構が介設されるとともにラチェット機構
を結ぶ線を基線として中央部で屈曲可能とされ、且つ該
ラチェット機構によってその屈曲角度を間欠的に変更可
能とされるとともに前記屈曲可能部分を挟む一方側が起
倒可能とされてなり、このソファーベッドは、2台のソ
ファーベッド構成体の相互に隣接する一方のソファーベ
ッド構成体の脚のいずれか一本とこれと対向する他方の
ソファーベッド構成体の脚の一本とを回動軸により回動
自在に連結するとともに、この回動軸を中心として回動
可能に2台のソファーベッド構成体が連結されてなるこ
とを特徴とするソファーベッドである。
【0007】請求項2記載の発明は、布団落下防止枠
が、各ソファーベッド構成体の両側部に設けられてなる
ことを特徴とする請求項1に記載のソファーベッドであ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、床座と、この床座
を支持する脚と、この床座上に互いに隣接するように設
けられた2枚のマットレスとを有してなるソファーベッ
ドであって、マットレスは、マットレスフレームとクッ
ション材とからなり、このマットレスフレームは、その
対向する2組の2辺のそれぞれの中央にラチェット機構
が介設されるとともに、対向するラチェット機構を結ぶ
基線の交点となるマットレスフレームの中心位置に、直
交する2方向に回動可能な2方向蝶番が設けられ、該マ
ットレスは、対向するラチェット機構を結ぶ線を基線と
して中央部で屈曲可能とされ、且つ該ラチェット機構に
よってその屈曲角度を間欠的に変更可能とされるととも
に前記屈曲可能部分を挟む一方側が起倒可能とされてな
ることを特徴とするソファーベッドである。
【0009】請求項4記載の発明は、前記床座が、前記
2枚のマットレスの境界近傍でピン接合され、この接合
部分で折り畳み可能とされてなることを特徴とする請求
項3に記載のソファーベッドである。これらの発明を提
供することにより、上記課題を悉く解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るソファーベッドにつ
いて、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係
るソファーベッドの第1実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示すソファーベッドのマットレスを屈曲
させた状態を示す斜視図である。
【0011】本発明の第1実施形態に係るソファーベッ
ド(1)は、図1および図2に示すように、2台のソフ
ァーベッド構成体(2),(2)を連結してなるソファ
ーベッド(1)であって、ソファーベッド構成体(2)
は、床座(3)と、この床座(3)を支持する脚(4)
と、床座(3)の上に設けられたマットレス(5)とを
有してなるものである。まず、ソファーベッド構成体
(2)の構造について詳細に説明する。
【0012】床座(3)は、マットレス(5)を支持す
るものである。この床座(3)の形態は、特に限定され
るものではないが、図示例においては、枠体と、この枠
体内に設けられた複数本の梁とから構成されている。な
お、床座(3)の形態は、これに限定されるものではな
く、例えば平板状部材から構成してもよい。
【0013】脚(4)は、床座(3)を支持するもので
ある。この脚(4)の形態は、特に限定されるものでは
ないが、図示例においては、パイプ部材を略四角形状に
屈曲させて、その平行な2辺を2本の脚(4),(4)
としている。ソファーベッド構成体(2)は、このよう
なパイプ部材を2個有しており、これにより計4本の脚
(4)を有している。なお、脚(4)の形態は、これに
限定されるものではなく、例えば、互いに独立する4本
の柱状部材から構成してもよい。
【0014】マットレス(5)は、マットレスフレーム
(6)(図3(a)参照)とクッション材(7)とから
なる。マットレスフレーム(6)は、マットレス(5)
の外形を保持するものである。このマットレスフレーム
(6)の形態は、特に限定されるものではないが、図示
例では、枠体と、この枠体内に設けられた複数の梁とか
ら構成している。なお、マットレスフレーム(6)の形
態は、これに限定されるものではなく、板状部材から構
成してもよい。
【0015】また、マットレスフレーム(6)は、図3
(a)に示すように、その対向する1組の2辺のそれぞ
れの中央にラチェット機構(8)が介設された構造であ
る。このラチェット機構(8)は、2個の部材を回動可
能に連結するためのものである。このラチェット機構
(8)には、図3(b)に例示するような、一端にラチ
ェットギアを備えた回動片と、一端にケーシングを備え
た固定片とを備え、そのケーシング内にカム板、爪片が
設けられた従来公知のラチェット機構を適用することが
できる。このラチェット機構においては、回動片は或る
回動角度に至るまで一方向にのみ回動でき、或る回動角
度を超えると反対方向に回動可能となって元の位置に戻
ることができる。
【0016】このようにしてなるマットレスフレーム
(6)は、その2辺に介設されたラチェット機構(8)
を結ぶ線を基線(α)として、中央部で屈曲することが
できる。また、ラチェット機構(8)によって、その屈
曲角度を間欠的に変更することできる。なお、マットレ
スフレーム(6)は、基線(α)を挟む一方側が上記し
た床座(3)に固定されている。このため、マットレス
フレーム(6)は、その屈曲によって、基線(α)を挟
む他方側が起倒される。
【0017】クッション材(7)は、上記したマットレ
スフレーム(6)上に設けられる。このクッション材
(7)の形態は、特に限定されるものではないが、例え
ば、スポンジ等の緩衝材から構成することができる。な
お、クッション材(7)の形態は、これに限定されるも
のではなく、例えば、複数のスプリングを配列させ、こ
れを上記した緩衝材で被覆した構造としてもよい。
【0018】次に、上記した構成をもつ2台のソファー
ベッド構成体(2),(2)の連結構造の一例について
説明する。図4は、その連結構造を示す図である。な
お、以下の説明は、本発明におけるソファーベッド構成
体(2),(2)の連結構造を何ら限定するものではな
い。ソファーベッド(1)は、図1に示すように、2台
のソファーベッド構成体(2),(2)を連結すること
により構成されている。ソファーベッド構成体(2)
は、4本の脚(4)を有しており、一方のソファーベッ
ド構成体(2)の脚(4)の1本が、他方のソファーベ
ッド構成体(2)の脚(4)の1本と、回動軸を中心と
して回動自在に連結されている。図1および図4に示す
例においては、連結された脚(4)は上部(4a)と下
部(4b)に分割されており、それらの端部は閉じられ
て端面が形成されている。そして、この閉じられた端面
には、円筒状の凹部(4c),(4d)が形成されてい
る。そして、それら端面間には、連結体(9)が設けら
れている。この連結体(9)は、円柱状の基部(9a)
と、この基部(9a)の上端面および下端面から突出す
る回動軸(9b),(9c)とを有している。
【0019】連結体(9)の上部回動軸(9b)は、脚
上部(4a)の凹部(4c)内に回動自在に嵌め込ま
れ、また連結体(9)の下部回動軸(9c)は、脚下部
(4b)の凹部(4d)内に回動自在に嵌め込まれてい
る。これにより、脚(4)は、連結体(9)に対して回
動することができる。一方のソファーベッド構成体
(2)に設けられた連結体(9)と、他方のソファーベ
ッド構成体(2)に設けられた連結体(9)は、螺子
(10)によって相互に連結されており、互いの回動を
抑制している。一方のソファーベッド構成体(2)の脚
(4)は、連結体(9)に対して回動自在とされてお
り、他方のソファーベッド構成体(2)の脚(4)も、
連結体(9)に対して回動自在とされているから、一方
のソファーベッド構成体(2)の脚(4)と他方のソフ
ァーベッド構成体(2)の脚(4)は、連結体(9),
(9)の回動軸を中心として相互に回動することができ
る。
【0020】次に、上記した構造のソファーベッド
(1)の作用について説明する。ソファーベッド(1)
をベッドとして使用する際には、図1に示すように、一
方のソファーベッド構成体(2)のマットレスフレーム
(6)におけるラチェット機構(8)が設けられていな
い辺と、他方のソファーベッド構成体(2)のマットレ
スフレーム(6)におけるラチェット機構(8)が設け
られていない辺とが隣接するように、ソファーベッド
(1)をセットする。
【0021】寝る人が身体を一直線に伸ばして寝たい場
合には、図1に示すように、各ソファーベッド構成体
(2)のラチェット機構(8)を伸ばし、各ソファーベ
ッド構成体(2)のマットレスフレーム(6)を伸ばせ
ばよい。寝る人が頭や脚の先を上げて寝たい場合には、
図2に示すように、一方または両方のソファーベッド構
成体(2)のラチェット機構(8)を屈曲させ、一方ま
たは両方のソファーベッド構成体(2)のマットレスフ
レーム(6)を屈曲させればよい。これにより、一方ま
たは両方のソファーベッド構成体(2)のマットレスフ
レーム(6)は、その屈曲部分から先端側が起きる。ま
た、ラチェット機構(8)の屈曲角度を好みの角度に屈
曲させて、マットレスフレーム(6)の起きる高さを調
節することができる。
【0022】一方、ソファーベッド(1)をソファーと
して使用する際には、図5に示すように、一方のソファ
ーベッド構成体(2)を他方のソファーベッド構成体
(2)に対して回動させ、一方のソファーベッド構成体
(2)のマットレスフレーム(6)におけるラチェット
機構(8)が設けられている辺と、他方のソファーベッ
ド構成体(2)のマットレスフレーム(6)におけるラ
チェット機構(8)が設けられている辺とが隣接するよ
うに、ソファーベッド(1)をセットする。
【0023】次いで、両方のソファーベッド構成体
(2)のラチェット機構(8)を屈曲させ、両方のソフ
ァーベッド構成体(2)のマットレスフレーム(6)を
屈曲させる。これにより、両方のソファーベッド構成体
(2)のマットレスフレーム(6)は、その屈曲部分を
挟む一方側が起き、その起きた部分を背もたれとするこ
とができる。また、ラチェット機構(8)の屈曲角度を
好みの角度に屈曲させて、背もたれの傾斜角度を調節す
ることができる。
【0024】このように、第1実施形態に係るソファー
ベッド(1)によれば、一方のソファーベッド構成体
(2)と他方のソファーベッド構成体(2)とが、回動
自在に連結されているので、リクライニング機能付きの
ベッドとしても使用することができる。また、ソファー
ベッド構成体(2)同士の回動角度を調節することがで
きるから、例えば図6に示すように、2台のソファーベ
ッド構成体(2),(2)が直角をなして隣り合うよう
な状態とすることもできる。
【0025】なお、第1実施形態に係るソファーベッド
(1)は、上記した構成に限定されず、図1および図5
に示すように、各ソファーベッド構成体(2)に布団落
下防止枠(11)を設けることもできる。この布団落下
防止枠(11)は、ソファーベッド(1)がベッドとし
て使用される際に布団の落下を防止することができるの
は勿論、ソファーベッド(1)がソファーとして使用さ
れる際に肘かけとして使用することができる。
【0026】図7は、本発明に係るソファーベッドの第
2実施形態を示す斜視図である。図8は、図7に示すソ
ファーベッドのマットレスを屈曲させた状態を示す斜視
図である。
【0027】本発明の第2実施形態に係るソファーベッ
ド(14)は、図7および図8に示すように、床座(1
5)と、この床座(15)を支持する脚(16)と、こ
の床座(15)上に互いに隣接するように設けられた2
枚のマットレス(17),(17)とを有してなるもの
である。以下、これら構成要素について、順次、説明す
る。
【0028】床座(15)は、マットレス(17)を支
持するものである。この床座(15)の形状は、特に限
定されるものではないが、図示例においては長方形状と
されている。また、床座(15)の構造は、特に限定さ
れるものではないが、図示例においては、枠体と、この
枠体内に設けられた複数本の梁とから構成されている。
なお、床座(15)の構造は、これに限定されるもので
はなく、例えば平板状部材で構成してもよい。
【0029】脚(16)は、床座(15)を支持するも
のである。この脚(16)の形態は、特に限定されるも
のではないが、図示例においては、下端部にキャスター
(18)が設けられた構造とされている。なお、脚(1
6)の形態は、これに限定されるものではなく、キャス
ター(18)はなくてもよい。
【0030】マットレス(17)は、マットレスフレー
ム(19)(図9(a)参照)とクッション材(20)
とからなる。マットレスフレーム(19)は、マットレ
ス(17)の外形を保持するものである。このマットレ
スフレーム(19)の形態は、特に限定されるものでは
ないが、図示例では、枠体と、この枠体内に設けられた
梁とから構成されている。なお、マットレスフレーム
(19)の形態は、これに限定されるものではなく、板
状部材から構成してもよい。
【0031】また、マットレスフレーム(19)は、そ
の対向する一方の組の2辺のそれぞれの中央にラチェッ
ト機構(21)が介設され、他方の組の2辺のそれぞれ
の中央にラチェット機構(22)が介設された構造であ
る。このラチェット機構(21),(22)は、上記第
1実施形態で説明したものと同様のものである。また、
マットレスフレーム(19)は、ラチェット機構(2
1),(21)を結ぶ基線(β1)と、ラチェット機構
(22),(22)を結ぶ基線(β2)の交点となるマ
ットレスフレーム(19)の中心位置に、直交する2方
向に回動可能な2方向蝶番(23)が設けられた構造で
ある。
【0032】このようにしてなるマットレスフレーム
(19)は、基線(β1)を基準として屈曲し、また基
線(β2)を基準として屈曲可能とされる。これによ
り、マットレスフレーム(19)は、その中央部で2方
向に屈曲することができる。また、ラチェット機構(2
1),(22)によって、その屈曲角度を間欠的に変更
することできる。また、マットレスフレーム(19)
は、基線(β1),(β2)によって4個の部分に分割
されるが、その内の1個の部分が、上記した床座(1
5)に固定されている。このため、マットレスフレーム
(19)は、基線(β1)を基準として屈曲するときに
は、基線(β1)を挟む一方側が起倒され、基線(β
2)を基準として屈曲するときには、基線(β2)を挟
む一方側が起倒される。
【0033】次に、このソファーベッド(14)の作用
について説明する。上記したように、マットレス(1
7),(17)は、相互に隣接するように床座(15)
上に設けられている。ソファーベッド(14)をベッド
として使用する際において、寝る人が身体を一直線に伸
ばして寝たい場合には、図7に示すように、各マットレ
ス(17)のラチェット機構(21),(22)を全て
伸ばせばよい。寝る人が頭や脚の先を上げて寝たい場合
には、図8に示すように、マットレス(17)を、隣の
マットレス(17)と隣接する辺に平行な基線(β1)
を基準として屈曲させればよい。これにより、マットレ
ス(17)の、基線(β1)を挟む一方側を起こすこと
ができる。また、ラチェット機構(21)の屈曲角度を
好みの角度に屈曲させて、マットレスフレーム(19)
が起きる高さを調節することができる。
【0034】一方、ソファーベッド(14)をソファー
として使用する際には、図10に示すように、マットレ
ス(17)を、隣のマットレス(17)に隣接する辺と
直角な基線(β2)を基準として屈曲させればよい。こ
れにより、マットレス(17)の、基線(β2)を挟む
一方側を起こし、その起きた部分を背もたれとすること
ができる。また、ラチェット機構(22)の屈曲角度を
好みの角度に屈曲させて、背もたれの傾斜角度を調節す
ることができる。
【0035】このように、第2実施形態に係るソファー
ベッド(14)によれば、各マットレス(17)を、直
交する2方向に屈曲させることができるので、リクライ
ニング機能付きのベッドとしても使用することができ
る。また、図11に示すように、一方のマットレス(1
7)を、基線(β1)を基準として屈曲させ、他方のマ
ットレス(17)を、基線(β2)を基準として屈曲さ
せて、一方のマットレス(17)に座る向きと、他方の
マットレス(17)に座る向きが直角をなすようにする
こともできる。
【0036】なお、第2実施形態に係るソファーベッド
(14)は、上記した構成に限定されず、例えば、図7
に示すように、床座(15)をその長手方向中央部でピ
ン接合した構造とすることもできる。この構造を採用す
ることにより、床座(15)をその中央部で屈曲させる
ことができ、図12に示すように、ソファーベッド(1
4)を2つに折り畳んでコンパクトにすることができ
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、2台のソファー
ベッド構成体を連結してなるソファーベッドであって、
各ソファーベッド構成体は、床座と、この床座を支持す
る脚と、床座の上に設けられたマットレスとを有してな
り、マットレスは、マットレスフレームとクッション材
とからなり、このマットレスフレームは、その対向する
いずれかの組の2辺のそれぞれの中央にラチェット機構
が介設されるとともにラチェット機構を結ぶ線を基線と
して中央部で屈曲可能とされ、且つ該ラチェット機構に
よってその屈曲角度を間欠的に変更可能とされるととも
に前記屈曲可能部分を挟む一方側が起倒可能とされてな
り、このソファーベッドは、2台のソファーベッド構成
体の相互に隣接する一方のソファーベッド構成体の脚の
いずれか一本とこれと対向する他方のソファーベッド構
成体の脚の一本とを回動軸により回動自在に連結すると
ともに、この回動軸を中心として回動可能に2台のソフ
ァーベッド構成体が連結されてなることを特徴とするソ
ファーベッドであるから、以下の効果を奏する。すなわ
ち、このソファーベッドによれば、一方のソファーベッ
ド構成体と他方のソファーベッド構成体とが、回動自在
に連結されているので、リクライニング機能付きのベッ
ドとしても使用することができる。また、ソファーベッ
ド構成体同士がなす角度を調節することができる。
【0038】ここで、布団落下防止枠が、各ソファーベ
ッド構成体の両側部に設けられてなる構造を採用すれ
ば、ソファーベッドがベッドとして使用される際に布団
の落下を防止することができるのは勿論、ソファーベッ
ドがソファーとして使用される際に、布団落下防止枠を
肘かけとして使用することができる。
【0039】請求項3記載の発明は、床座と、この床座
を支持する脚と、この床座上に互いに隣接するように設
けられた2枚のマットレスとを有してなるソファーベッ
ドであって、マットレスは、マットレスフレームとクッ
ション材とからなり、このマットレスフレームは、その
対向する2組の2辺のそれぞれの中央にラチェット機構
が介設されるとともに、対向するラチェット機構を結ぶ
基線の交点となるマットレスフレームの中心位置に、直
交する2方向に回動可能な2方向蝶番が設けられ、該マ
ットレスは、対向するラチェット機構を結ぶ線を基線と
して中央部で屈曲可能とされ、且つ該ラチェット機構に
よってその屈曲角度を間欠的に変更可能とされるととも
に前記屈曲可能部分を挟む一方側が起倒可能とされてな
ることを特徴とするソファーベッドであるから、以下の
効果を奏する。すなわち、このソファーベッドによれ
ば、各マットレスを、直交する2方向に屈曲させること
ができるので、リクライニング機能付きのベッドとして
も使用することができる。
【0040】ここで、前記床座が、前記2枚のマットレ
スの境界近傍でピン接合され、この接合部分で折り畳み
可能とされてなる構成を採用すれば、ソファーベッドを
2つに折り畳んでコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にソファーベッドの第1実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すソファーベッドを、リクライニング
機能付きベッドとして使用した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示すソファーベッドにおけるマットレス
フレームの構造を示す図であり、(a)はその平面図、
(b)は(a)におけるラチェット機構を示す側面図で
ある。
【図4】図1に示すソファーベッドにおける脚の連結構
造を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその
分解正面図である。
【図5】図1に示すソファーベッドを、ソファーとして
使用した状態を示す斜視図である。
【図6】図1に示すソファーベッドを、ソファーとして
使用した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るソファーベッドの第2実施形態を
示す斜視図である。
【図8】図7に示すソファーベッドを、リクライニング
機能付きベッドとして使用した状態を示す斜視図であ
る。
【図9】図7に示すソファーベッドにおけるマットレス
フレームの構造を示す図であり、(a)はその平面図、
(b)は(a)におけるラチェット機構を示す側面図、
(c)は(a)における2方向蝶番を示す平面図であ
る。
【図10】図7に示すソファーベッドを、ソファーとし
て使用した状態を示す斜視図である。
【図11】図7に示すソファーベッドを、ソファーとし
て使用した状態を示す斜視図である。
【図12】図7に示すソファーベッドを、折り畳んだ状
態を示す斜視図である。
【図13】従来のソファーベッドを示す斜視図である。
【図14】従来のリクライニング機能付きベッドを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1,14・・・・・ソファーベッド 2・・・・・ソファーベッド構成体 3,15・・・・・床座 4,16・・・・・脚 5,17・・・・・マットレス 6,19・・・・・マットレスフレーム 7,20・・・・・クッション材 8,21,22・・・・・ラチェット機構 9b,9c・・・・・回動軸 11・・・・・布団落下防止枠 23・・・・・2方向蝶番 α,β1,β2・・・・・基線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台のソファーベッド構成体を連結して
    なるソファーベッドであって、各ソファーベッド構成体
    は、床座と、この床座を支持する脚と、床座の上に設け
    られたマットレスとを有してなり、 マットレスは、マットレスフレームとクッション材とか
    らなり、このマットレスフレームは、その対向するいず
    れかの組の2辺のそれぞれの中央にラチェット機構が介
    設されるとともにラチェット機構を結ぶ線を基線として
    中央部で屈曲可能とされ、且つ該ラチェット機構によっ
    てその屈曲角度を間欠的に変更可能とされるとともに前
    記屈曲可能部分を挟む一方側が起倒可能とされてなり、
    このソファーベッドは、2台のソファーベッド構成体
    の相互に隣接する一方のソファーベッド構成体の脚のい
    ずれか一本とこれと対向する他方のソファーベッド構成
    体の脚の一本とを回動軸により回動自在に連結するとと
    もに、この回動軸を中心として回動可能に2台のソファ
    ーベッド構成体が連結されてなることを特徴とするソフ
    ァーベッド。
  2. 【請求項2】 布団落下防止枠が、各ソファーベッド構
    成体の両側部に設けられてなることを特徴とする請求項
    1に記載のソファーベッド。
  3. 【請求項3】 床座と、この床座を支持する脚と、この
    床座上に互いに隣接するように設けられた2枚のマット
    レスとを有してなるソファーベッドであって、 マットレスは、マットレスフレームとクッション材とか
    らなり、このマットレスフレームは、その対向する2組
    の2辺のそれぞれの中央にラチェット機構が介設される
    とともに、対向するラチェット機構を結ぶ基線の交点と
    なるマットレスフレームの中心位置に、直交する2方向
    に回動可能な2方向蝶番が設けられ、該マットレスは、
    対向するラチェット機構を結ぶ線を基線として中央部で
    屈曲可能とされ、且つ該ラチェット機構によってその屈
    曲角度を間欠的に変更可能とされるとともに前記屈曲可
    能部分を挟む一方側が起倒可能とされてなることを特徴
    とするソファーベッド。
  4. 【請求項4】 前記床座が、前記2枚のマットレスの境
    界近傍でピン接合され、この接合部分で折り畳み可能と
    されてなることを特徴とする請求項3に記載のソファー
    ベッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107960780A (zh) * 2017-12-11 2018-04-27 宁波大学科学技术学院 一种多连杆式可调节的沙发床

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