JP2000175110A - 送信装置、受信装置及び送受信装置 - Google Patents

送信装置、受信装置及び送受信装置

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JP2000175110A
JP2000175110A JP10347275A JP34727598A JP2000175110A JP 2000175110 A JP2000175110 A JP 2000175110A JP 10347275 A JP10347275 A JP 10347275A JP 34727598 A JP34727598 A JP 34727598A JP 2000175110 A JP2000175110 A JP 2000175110A
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receiving
circuit
transmitting
channel
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Masaichiro Maeda
雅一郎 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】S/Nを劣化させることなく装置設置の自由度
を向上させる。 【解決手段】セレクタ27からの中間周波信号は暗号化処
理回路28によって暗号化処理された後、RF変調回路29
に供給される。受信アンテナ32は、受信装置から空きチ
ャンネルの情報を受信しており、コマンド変換回路34は
RF変調回路29に空きチャンネルのキャリア周波数を設
定する。RF変調回路29は設定されたキャリア周波数で
中間周波信号を高周波信号に変調して、送信アンテナ30
から送信する。これにより、受信側との間で空きチャン
ネルを利用した無線伝送が可能であり、装置設置の自由
度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
を屋内に再送信する送信装置、受信装置及び送受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送信号は通常無線
によって伝送され、屋外に設置された受信アンテナによ
って受信される。図6はこのようなテレビジョン放送信
号の送受を模式的に示す説明図である。
【0003】電波塔1から送信されたテレビジョン放送
信号は家屋2の屋外に設置された受信アンテナ3によっ
て受信される。受信アンテナ3はケーブル4によって屋
内に設置されたアンテナ端子5に接続されている。アン
テナ端子5とテレビジョン受信機6とはケーブル7によ
って接続されており、受信信号は受信アンテナ3からケ
ーブル4、アンテナ端子5及びケーブル7を介してテレ
ビジョン受信機6に供給されて、テレビジョン放送の視
聴が行われる。
【0004】しかし、受信アンテナ3からアンテナ端子
5までをケーブル4によって接続し、アンテナ端子5か
らテレビジョン受信機6までをケーブル7によって接続
するようになっているので、アンテナ端子5の設置場所
は制約され、更に、テレビジョン受信機6の設置場所も
制約されてしまう。
【0005】一方、図7は屋内アンテナを用いてテレビ
ジョン放送信号を受信する例を模式的に示す説明図であ
る。図7においては、テレビジョン受信機6上には屋内
アンテナ8が設けられおり、電波塔1から送信されたテ
レビジョン放送信号は、家屋2の屋内に設置した屋内ア
ンテナ8によって受信される。この場合には、テレビジ
ョン受信機6を屋内のいずれの位置に設置した場合でも
テレビジョン放送信号の受信が可能である。
【0006】しかし、屋内アンテナ8の受信効率は比較
的低く、特に、マンション等の鉄筋コンクリート壁に囲
まれた空間においては、受信効率が著しく低下して、S
/Nが悪化する。
【0007】そこで、受信効率とS/Nを低下させるこ
となく、ケーブル等に制約されずに、受信機を好みの位
置に設置すると共に移動させることができる技術が要求
されている。
【0008】このような要求を解決するものとして、特
開平10−13320号公報の「中継装置」では、マイ
クロ波で再送するシステムが提案されており、また、特
開平10−13368号公報の「中継装置」では、垂直
偏波で再送するシステムが提案されている。
【0009】しかし、マイクロ波で再送するシステムで
は、マイクロ波を受信するために特殊な受信機が必要と
なる。また、垂直偏波で再送するシステムでは、垂直偏
波を実際の放送に使用している地域では混信や妨害が発
生するので使用不能である。
【0010】また、赤外光をキャリアとして送受信する
技術も開発されているが、赤外光を通過させない場所で
は使用困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、受
信効率及びS/Nを低下させることなく、また、いずれ
の地域においても特殊な受信機を必要とすることなく、
受信機を自由に設置すると共に移動させることは困難で
あるという問題点があった。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、受信効率及びS/Nを低下させることな
く、また、いずれの地域においても特殊な受信機を必要
とすることなく、受信機の設置及び移動の自由度を向上
させることができる送信装置、受信装置及び送受信装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
送信装置は、入力された映像信号を高周波テレビジョン
信号に変調して送信する変調手段と、空きチャンネル周
波数帯の探索結果に基づいて、前記変調手段の変調処理
に用いるキャリアを設定する送信キャリア設定手段とを
具備したものであり、本発明の請求項5に係る受信装置
は、空きチャンネル周波数帯を探索して探索結果を無線
送信する受信側探索手段と、前記探索結果に基づく空き
チャンネルを受信する受信手段とを具備したものであ
り、本発明の請求項8に係る送受信装置は、受信側にお
いて、空きチャンネル周波数帯を探索して探索結果を無
線送信する受信側探索手段と、前記探索結果に基づく空
きチャンネルを受信する受信手段とを具備し、送信側に
おいて、入力された映像信号を高周波テレビジョン信号
に変調して送信する変調手段と、前記受信側探索手段の
探索結果に基づいて、前記変調手段の変調処理に用いる
キャリアを設定する送信キャリア設定手段とを具備した
ものである。
【0014】本発明の請求項1において、送信キャリア
設定手段は、空きチャンネル周波数帯の探索結果に基づ
いてキャリアを設定する。変調手段は設定されたキャリ
アを用いて映像信号を高周波テレビジョン信号に変調し
て送信する。
【0015】本発明の請求項2において、受信側探索手
段は、空きチャンネル周波数帯を探索して探索結果を無
線送信する。空きチャンネルを利用して高周波テレビジ
ョン信号が送信されると、受信手段は空きチャンネルを
受信する。
【0016】本発明の請求項8において、受信側では空
きチャネル周波数帯を探索して探索結果を無線送信す
る。送信側の送信キャリア設定手段は、受信側探索手段
の探索結果に基づいて、変調処理に用いるキャリアを設
定する。変調手段はこのキャリアを用いて映像信号を高
周波テレビジョン信号に変調して送信する。受信側の受
信手段は、空きチャンネルを受信する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1及び図2は夫々
本発明に係る送信装置及び受信装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【0018】図1及び図2の実施の形態は、屋内のアン
テナ端子に接続された送信装置と、屋内の任意の位置に
設置されたテレビジョン受信機に接続された受信装置と
の間で、空きチャンネルを利用して、高周波(RF)テ
レビジョン信号による伝送を行うものである。
【0019】図1において、送信装置20には、図示しな
いアンテナ端子から放送波が入力される。アンテナ端子
は屋外に設けられた受信アンテナに接続されている。ま
た、送信装置20には図示しないVTR(Video Tape Rec
order )やDVD(DigitalVideo Disc)等からのコン
ポジットの映像信号及びベースバンドの音声信号も入力
することができるようになっている。
【0020】放送波は選局回路24に入力され、映像信号
及び音声信号は夫々残留側波帯変調回路21及びFM変調
回路22に入力される。選局回路24はチューナ25及び選局
制御回路26によって構成されており、チューナ25は入力
された放送波から所定のチャンネル信号を選局し、中間
周波信号に変換してセレクタ27に出力する。選局制御回
路26は、後述するコマンド変換回路34からの選局信号に
基づいて、チューナ25の選局を制御するようになってい
る。
【0021】残留側波帯変調回路21は入力されたコンポ
ジット映像信号を残留側波帯変調してミキサー23に出力
する。FM変調回路22は音声信号をFM変調してミキサ
ー23に出力する。ミキサー23は残留側波帯変調された映
像信号とFM変調された音声信号とを混合して、チュー
ナ25の出力と同一形態の中間周波信号をセレクタ27に出
力する。
【0022】セレクタ27は、コマンド変換回路34に制御
されて、2入力の一方を選択して暗号化処理回路28に出
力する。暗号化処理回路28は、入力された中間周波信号
に、受信機個別の暗号化処理を施してRF変調回路29に
出力する。暗号化処理回路28は、簡易的には、映像信号
の同期信号に変調をかけることによって暗号化を施す。
また、暗号化処理回路28は、水平ラインの前後を入れ替
える方法や水平ライン順序の入れ替えを行うことによっ
て、暗号化を施すこともある。暗号化処理回路28はいず
れの暗号化方法を採用してもよい。
【0023】RF変調回路29は、コマンド変換回路34に
キャリア周波数が指示されて、入力された中間周波信号
をUHF帯又はVHF帯に変調して増幅し、送信アンテ
ナ30に出力する。即ち、本実施の形態においては、RF
変調回路29は、放送チャンネルと同一帯域のRF信号を
送信するようになっている。RF変調回路29の増幅度
は、法律で定められた電界強度内に設定する。送信アン
テナ30は、後述する図2の受信装置40の受信アンテナ41
に伝送するRF信号を屋内に送信する。
【0024】なお、これらの各回路はテレビジョン放送
信号の変復調回路と同一構成であり、例えば参考文献
「NHKテレビ技術教科書(上)」(日本放送協会編)
(平成元年4月10日発行)の第2章及び第3章に詳述
されている。
【0025】本実施の形態においては、制御信号処理回
路31が設けられている。制御信号処理回路31は、受信ア
ンテナ32を有している。受信アンテナ32は、受信装置40
の受信アンテナ41からの信号を受信して、受信信号を制
御信号復調回路33に供給する。制御信号復調回路33は受
信信号を復調して制御信号を得て、コマンド変換回路34
に供給する。コマンド変換回路34は、入力された制御信
号に基づいて、各種機器を制御するためのコマンド等を
発生して出力するようになっている。
【0026】例えば、コマンド変換回路34は、光送信器
35に図示しないVTR,DVDプレーヤー等に再生、停
止、早送り又は巻き戻し等のコマンドを与える。光送信
器35はこれらのコマンドをVTR,DVDプレーヤーの
受信部に送信するようになっている。また、コマンド変
換回路34は、選局制御回路26に選局信号を供給する。更
に、コマンド変換回路34はセレクタ27に選択信号を出力
する。
【0027】本実施の形態においては、受信アンテナ32
によって受信する制御信号には、空きチャンネルのキャ
リア周波数の情報も含まれるようになっている。コマン
ド変換回路34は、この情報に基づいて、RF変調回路29
にキャリア周波数を指示するようになっている。
【0028】一方、受信側においては、図2に示すよう
に、受信アンテナ41を有している。受信アンテナ41は、
送信アンテナ30からの送信信号を受信して選局回路42に
出力する。選局回路42は、チューナ43及び選局制御回路
44によって構成されている。チューナ43は、選局制御回
路44に制御されて、所定のチャンネルを選局してRF復
調回路45に出力する。
【0029】本実施の形態においては、選局回路45は受
信アンテナ41によって受信可能な範囲内の空き周波数を
探索することができるようになっている。選局回路をマ
イコンによって構成する場合には、プログラムによって
簡単に空き周波数探索を行うことが可能である。例え
ば、選局制御回路44は、チューナ43の選局チャンネルを
順次変更すると共に、チューナ43の検波出力が所定レベ
ル以下である場合には、その選局チャンネルを空きチャ
ンネルと決定する。選局制御回路44は、空きチャンネル
周波数の情報を制御信号変調回路49に出力するようにな
っている。
【0030】RF復調回路45は、入力されたRF信号を
復調して中間周波信号を得て、暗号解除回路46に出力す
る。暗号解除回路46は、入力された中間周波信号の暗号
を、自機に固有の暗号キーを用いて解除して表示部47に
出力する。表示部47は、入力された中間周波信号に基づ
くベースバンドの映像信号及び音声信号を得て、映像を
映出すると共に、音声を出力する。
【0031】入力装置48は、ユーザーのキー操作によっ
て、送信装置20の選局回路24に与える選局信号、VT
R,DVDプレーヤの再生、停止、早送り、巻き戻し等
の操作を行うためのコマンド等を入力することができる
ようになっている。入力装置48からの操作信号は制御信
号変調回路49に供給される。制御信号変調回路49は、操
作信号及び空きチャンネル周波数の情報に基づく制御信
号を生成して変調した後、送信アンテナ50に供給する。
【0032】なお、送信装置20への情報の伝送には、予
め送信装置20と受信装置40との間で設定している単一キ
ャリアのコマンド伝送方式等を用いる。コマンド伝送で
は、コマンド送信毎に識別コードを送り、相対応する送
信装置20と受信装置40とを特定する。送信アンテナ50
は、送信装置20の受信アンテナ35に対して制御信号を送
出するためのものである。
【0033】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図3の説明図を参照して説明する。図3は
送信装置及び受信装置の配置を示している。
【0034】図3に示すように、送信装置20はVTR、
DVD及びセットトップボックス(STB)55等の近傍
に配置されて、これらとケーブルによって接続されて動
作を制御すると共に、再生信号等を取込むことができる
ようになっている。また、送信装置20は屋内に設けた図
示しないアンテナ端子にも接続される。一方、受信装置
40は、屋内の任意の位置に配置したディスプレイ部56近
傍に設けられる。なお、図3では1台のディスプレイ装
置56及び1台の受信装置40のみを示しているが、ディス
プレイ装置及び受信装置の組は複数であってもよい。
【0035】いま、ユーザーはディスプレイ部56によっ
て、放送されている所定のチャンネルの番組又はDVD
プレーヤー等に記録されている番組を視聴するものとす
る。ユーザーは入力装置48を操作して、放送番組の選局
チャンネル又はDVDプレーヤー等に対する再生、停
止、早送り、巻き戻し等のコマンドを入力する。ユーザ
ー操作に基づく操作信号は入力装置48から制御信号変調
回路49に供給される。
【0036】一方、受信アンテナ41はVHF帯及びUH
F帯のRF信号を受信し、受信信号を選局回路42に出力
している。選局制御回路44は、チューナ43に所定の周波
数帯のチャンネルを選局させ、順次選局チャンネルを変
更する。そして、チューナ43の検波出力によって、選局
制御回路44は、空きチャンネル周波数を決定し、空きチ
ャンネル周波数の情報を制御信号変調回路49に出力す
る。
【0037】制御信号変調回路49は、空きチャンネル周
波数の情報を変調して、制御信号を送信アンテナ50から
送信させる。受信装置40の送信アンテナ50からの制御信
号は、送信装置20の受信アンテナ32において受信され
る。例えば、コマンド伝送方式を採用して識別コードを
伝送することによって、送信装置20はコマンドを送出し
た受信装置40を特定することが可能である。即ち、1台
の送信装置20に対して複数台の受信装置40を設置した構
成も可能である。
【0038】受信アンテナ32の受信信号は制御信号復調
回路33に供給されて、制御信号が復調される。この制御
信号はコマンド変換回路34に供給される。コマンド変換
回路34は、空きチャンネルの情報に基づくキャリア周波
数をRF変調回路29に設定する。これにより、RF変調
回路29は、入力された信号を空きチャンネル周波数に変
調して送信する。
【0039】ここで、ユーザーは、入力装置48を操作し
て、例えばDVDプレーヤの再生コマンドを入力するも
のとする。この操作信号は制御信号変調回路49によって
制御信号に変調されて送信アンテナ50から送信される。
送信装置20の受信アンテナ32は、受信信号を制御信号復
調回路33に送出し、制御信号が復調される。コマンド変
換回路34は、入力された制御信号からDVDプレーヤー
のコマンドを得て、光送信器35を介してDVDプレーヤ
ーの受光部に送信させる。また、コマンド変換回路34
は、セレクタ27にミキサー23の出力を選択させるための
選択信号を出力する。
【0040】DVDプレーヤーは、受信したコマンドに
応じて再生を開始し、再生信号を出力する。DVDプレ
ーヤーからの映像信号は残留側波帯変調回路21に供給さ
れ、音声信号はFM変調回路22に供給される。映像信号
は残留側波帯変調され、音声信号はFM変調された後、
ミキサー23において混合されて、中間周波信号に変換さ
れる。この中間周波信号はセレクタ27によって選択され
て暗号化処理回路28に供給される。
【0041】暗号化処理回路28は、入力された中間周波
信号に、ディスプレイ部56に接続された受信装置40に固
有の暗号化処理を施してRF変調回路29に出力する。R
F変調回路29は、暗号化された中間周波信号をコマンド
変換回路34によって指定されたキャリア周波数のRF信
号に変調して送信アンテナ30に出力する。こうして、D
VDプレーヤーからの再生信号は送信アンテナ30からR
F信号として送信される。
【0042】受信装置40の受信アンテナ41は、送信アン
テナ30からの送信信号を受信して選局回路42に出力す
る。この場合には、チューナ43は、選局制御回路44に制
御されて、空きチャンネル周波数として指定したチャン
ネルを選局しており、送信アンテナ30からのRF信号は
選局されてRF復調回路45に供給される。
【0043】RF復調回路45は、入力されたRF信号を
復調して中間周波信号を得る。この中間周波信号は暗号
解除回路46によって暗号が解除された後、表示部47に供
給される。図3において表示部47はディスプレイ部56に
よって構成される。こうして、ディスプレイ部56の表示
画面上には、DVDプレーヤーからの再生信号に基づく
番組が映出される。
【0044】なお、ユーザーが放送されている番組の視
聴を行うための入力操作を行った場合には、コマンド変
換回路34は選局制御回路26に視聴する番組の選局チャン
ネルを指示すると共に、セレクタ27に選局回路24の出力
を選択させる。他の作用はDVD等の再生信号を映出さ
せる場合と同様である。
【0045】このように、本実施の形態においては、空
きチャンネルを探索すると共に、視聴を希望する番組の
テレビジョン信号を空きチャンネル周波数のRF信号に
変換して送信し、受信側でRF復調することによって、
番組を視聴するようになっている。送信装置と受信装置
との間はテレビジョン放送帯域の電波によって伝送され
るので、電波の到達範囲内であれば、受信装置をいずれ
の場所に設置してもよく、また、移動させてもよい。ま
た、ディスプレイの設置場所に拘わらず、送信装置の設
置場所も自由に設定することができ、アンテナ端子の設
置場所及びDVD等の設置場所を自由に設定可能であ
る。
【0046】また、空き周波数を探索して送信している
ので、妨害や混変調が発生しない。更に、送信信号に暗
号化処理を施しているので、特定の受信装置のみが正常
に受信することができ、他の受信装置では映像及び音声
を正常に再生することができないので、盗視聴を防止す
ることが可能である。
【0047】また、送信装置20及び受信装置40を構成す
る各回路を、テレビジョン受像機、ディスプレイ装置、
DVDプレーヤー又はVTR等の回路と共用することも
可能である。
【0048】図4及び図5は本発明の他の実施の形態を
示すブロック図である。図4及び図5において夫々図1
及び図2と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0049】図1及び図2の実施の形態においては、送
信装置と受信装置との間の通信に用いる空きチャンネル
を受信装置側で探索する例について説明した。これに対
し、本実施の形態は空きチャンネルを送信装置側で探索
するものである。
【0050】送信装置60は、受信アンテナ61、キャリア
検出回路62、空きチャンネル検出回路63及び識別信号重
畳回路64を付加した点が図1の送信装置20と異なる。な
お、コマンド変換回路34は、キャリア周波数を出力する
必要はない。
【0051】受信アンテナ61は、受信信号をキャリア検
出回路62に出力する。キャリア検出回路62は、受信信号
に含まれるキャリアを検出して検出結果を空きチャンネ
ル検出回路63に出力する。空きチャンネル検出回路63
は、入力された検出結果に基づいて空きチャンネルを検
出して空きチャンネル周波数を示すキャリア周波数をR
F変調回路29に出力する。
【0052】一方、暗号化処理回路28の出力は識別信号
重畳回路64に与えられる。識別信号重畳回路64は、入力
された中間周波信号に、対応する受信装置を示す識別信
号を重畳してRF変調回路29に出力するようになってい
る。
【0053】図5において、受信装置70は、識別信号検
出回路71を付加した点が図2の受信装置40と異なる。な
お、選局制御回路44は、空きチャンネル探索を行う必要
はなく、制御信号変調回路49からの制御信号には空きチ
ャンネル周波数の情報は含まれていない。
【0054】識別信号検出回路71は、RF復調回路45か
ら中間周波信号が入力され、中間周波信号に含まれる識
別信号を検出し、検出した識別信号が自機を示すもので
ある場合にのみ、中間周波信号を暗号解除回路46に出力
するようになっている。
【0055】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0056】空きチャンネルの探索は送信装置60におい
て行う。受信アンテナ61によって受信した信号はキャリ
ア検出回路62に供給されて所定レベル以上のキャリアが
検出される。検出結果は空きチャンネル検出回路63に供
給され、空きチャンネル検出回路63は受信アンテナ61の
受信範囲内における空きチャンネルを検出する。検出結
果はキャリア周波数としてRF変調回路29に供給され
る。
【0057】ここで、ユーザーが放送局から送信される
番組の視聴を希望するものとする。ユーザーは入力装置
48を用いて、選局チャンネルを入力する。入力装置48か
らの操作信号は制御信号変調回路49に与えられて制御信
号に変調され、送信アンテナ50から送信される。
【0058】送信装置60の受信アンテナ32は送信アンテ
ナ50の送信信号を受信し、受信信号を制御信号復調回路
33に与える。制御信号復調回路33によって制御信号が復
調されて、コマンド変換回路34に与えられる。コマンド
変換回路34は、選局制御回路26にユーザーが指定した選
局チャンネルの情報を供給すると共に、セレクタ27に選
局回路24を選択させるための選択信号を出力する。
【0059】送信装置60のチューナ25は、選局制御回路
26に制御されて、ユーザーが指定したチャンネルを選局
し中間周波信号をセレクタ27を介して暗号化処理回路28
に出力する。中間周波信号は暗号化処理回路28において
暗号化され、識別信号重畳回路64に供給される。
【0060】識別信号重畳回路64は、中間周波信号に、
選局チャンネルを指定した受信装置70を特定するための
識別信号を重畳して、RF変調回路29に出力する。RF
変調回路29は入力された中間周波信号をRF信号に変調
して送信アンテナ30から送信させる。
【0061】受信装置60は送信アンテナ30の送信信号を
受信アンテナ41によって受信し、選局回路42によって選
局して、RF復調回路45に供給する。RF復調回路45は
入力されたRF信号を中間周波信号に戻して識別信号検
出回路71に供給する。
【0062】識別信号検出回路71は、入力された中間周
波信号に含まれる識別信号を検出し、検出した識別信号
が自機を示すものであるか否かを識別する。識別信号検
出回路71は、自機を示す識別信号が挿入されている場合
にのみ、中間周波信号を暗号解除回路46に出力する。中
間周波信号は暗号解除回路46において暗号が解除され、
表示部47において番組の表示が行われる。
【0063】このように、本実施の形態においては、空
きチャンネル探索を送信装置側で行っている。他の効果
は図1の実施の形態と同様である。
【0064】なお、上記各実施の形態においては、送信
アンテナと受信アンテナとを共用してもよいことは明ら
かである。
【0065】また、上記各実施の形態においては、送信
アンテナ30から1チャンネルの信号を送信する例につい
て述べたが、送信装置を複数系統のチャンネルを送信可
能に構成すれば、空きチャンネル数の受信装置に夫々所
望する番組を同時に送信することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信効率及びS/Nを低下させることなく、また、いずれ
の地域においても特殊な受信機を必要とすることなく、
受信機の設置及び移動の自由度を向上させることができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送信装置の一実施の形態を示すブ
ロック図。
【図2】本発明に係る受信装置の一実施の形態を示すブ
ロック図。
【図3】図1及び図2の実施の形態の動作を説明するた
めの説明図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図6】従来例を説明するための説明図。
【図7】従来例を説明するための説明図。
【符号の説明】
21…残留側波帯変調回路、22…FM変調回路、24,42…
選局回路、28…暗号化処理回路、29…RF変調回路、3
0,50…送信アンテナ、32,41…受信アンテナ、31…制
御信号処理回路、45…RF復調回路、46…暗号解除回
路、48…入力装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号を高周波テレビジョ
    ン信号に変調して送信する変調手段と、 空きチャンネル周波数帯の探索結果に基づいて、前記変
    調手段の変調処理に用いるキャリアを設定する送信キャ
    リア設定手段とを具備したことを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信キャリア設定手段は、前記空き
    チャンネル周波数帯の探索を行う送信側探索手段を具備
    したことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記変調手段から送信される高周波テレ
    ビジョン信号に送信先の識別信号を重畳させる識別信号
    重畳手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    送信装置。
  4. 【請求項4】 前記変調手段が送信する高周波テレビジ
    ョン信号に、対応する受信機のみにおいて解除可能な暗
    号化を施す暗号化手段を具備したことを特徴とする請求
    項1に記載の送信装置。
  5. 【請求項5】 空きチャンネル周波数帯を探索して探索
    結果を無線送信する受信側探索手段と、 前記探索結果に基づく空きチャンネルを受信する受信手
    段とを具備したことを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 選局チャンネルの情報を無線送信する情
    報送信手段と、 受信機固有の識別信号が多重された高周波テレビジョン
    信号を受信して、前記選局チャンネルを選局する受信手
    段と、 前記受信手段からの高周波テレビジョン信号に含まれる
    識別信号が自機を示すものである場合にのみ前記高周波
    テレビジョン信号に基づく番組を表示する識別信号検出
    手段とを具備したことを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 受信機個別の暗号化が施された高周波テ
    レビジョン信号の暗号を解除する暗号解除手段を具備し
    たことを特徴とする請求項5又は6のいずれか一方に記
    載の受信装置。
  8. 【請求項8】 受信側において、 空きチャンネル周波数帯を探索して探索結果を無線送信
    する受信側探索手段と、 前記探索結果に基づく空きチャンネルを受信する受信手
    段とを具備し、 送信側において、 入力された映像信号を高周波テレビジョン信号に変調し
    て送信する変調手段と、 前記受信側探索手段の探索結果に基づいて、前記変調手
    段の変調処理に用いるキャリアを設定する送信キャリア
    設定手段とを具備したことを特徴とする送受信装置。
  9. 【請求項9】 送信側において、 入力された映像信号を高周波テレビジョン信号に変調し
    て送信する変調手段と、 空きチャンネル周波数帯の探索を行う送信側探索手段
    と、 前記空きチャンネル周波数帯の探索結果に基づいて、前
    記変調手段の変調処理に用いるキャリアを設定する送信
    キャリア設定手段と、 前記変調手段から送信される高周波テレビジョン信号に
    送信先の識別信号を重畳させる識別信号重畳手段とを具
    備し、 受信側において、 選局チャンネルの情報を無線送信する情報送信手段と、 前記識別信号が多重された高周波テレビジョン信号を受
    信して、前記選局チャンネルを選局する受信手段と、 前記受信手段からの高周波テレビジョン信号に含まれる
    識別信号が自機を示すものである場合にのみ前記高周波
    テレビジョン信号に基づく番組を表示する識別信号検出
    手段とを具備したことを特徴とする送受信装置。
  10. 【請求項10】 送信側において、 前記変調手段が送信する高周波テレビジョン信号に、対
    応する受信機のみにおいて解除可能な暗号化を施す暗号
    化手段を具備し、 受信側において、 受信機個別の暗号化が施された高周波テレビジョン信号
    の暗号を解除する暗号解除手段を具備したことを特徴と
    する請求項8又は9のいずれか一方に記載の送受信装
    置。
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