JP2000174705A - 波長分割多重伝送用光伝送路およびその構成方法 - Google Patents

波長分割多重伝送用光伝送路およびその構成方法

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JP2000174705A
JP2000174705A JP2000022483A JP2000022483A JP2000174705A JP 2000174705 A JP2000174705 A JP 2000174705A JP 2000022483 A JP2000022483 A JP 2000022483A JP 2000022483 A JP2000022483 A JP 2000022483A JP 2000174705 A JP2000174705 A JP 2000174705A
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optical fiber
chromatic dispersion
optical
dispersion slope
transmission line
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JP2000022483A
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English (en)
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Hideyori Sasaoka
英資 笹岡
Takatoshi Kato
考利 加藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非線形現象および波長分散それぞれに基づく
伝送特性劣化の問題を共に解消し、WDM伝送に用いる
のに好適な光伝送線路を提供する。 【解決手段】 この光伝送線路は光ファイバ11および
12それぞれの一端が互いに接続されて構成されてお
り、さらに、光ファイバ11の他端には、信号光を出力
する光源41が接続され、光ファイバ12の他端には、
信号光を受信する受信器51が接続されている。光ファ
イバ11の実効断面積は、光ファイバ12の実効断面積
より大きく、光ファイバ11の波長分散スロープは、光
ファイバ12の波長分散スロープより大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号光を長距離・
大容量伝送するのに好適な波長分割多重伝送用光伝送路
およびその構成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバからなる光伝送線
路は、画像通信などの大容量高速通信や国際通信などの
長距離通信に用いられており、更なる大容量化および長
距離化が求められている。大容量化の観点からは、複数
波長の信号光を多重化して波長分割多重(WDM: Wave
lengh Division Multiplex)伝送が採用されている。ま
た、長距離化の観点からは、光ファイバ網における中継
器の間隔を長くし、その一方で、中継器における光増幅
率を大きくすることにより、中継器から出力される信号
光の強度を大きくして、次段の中継器まで信号光が十分
な強度で到達するようにしている。
【0003】ところで、一般に、光が媒質中を伝搬する
と、その媒質において非線形現象が起こることが知られ
ている。この非線形現象は、例えば、自己位相変調、4
波混合、相互位相変調および非線形散乱等であり、その
媒質において単位体積当たりの光エネルギ密度が大きい
ほど大きい。したがって、光ファイバからなる光伝送線
路においても、長距離化を図るべく中継器における光増
幅率を大きくすることは、このような非線形現象を大き
くさせることになる。そして、光伝送線路において非線
形現象が起こると、信号光が劣化するので、受信局にお
いて受信誤りが生じ易くなることになる。
【0004】そこで、このような問題を解決するための
提案が幾つかなされている。例えば、特開平6−857
57号公報(文献1)には、実効断面積および波長分散
の双方が互いに異なる2本の光ファイバを縦続接続して
光伝送線路を構成することにより、非線形現象および波
長分散に因る伝送特性劣化を低減する技術が開示されて
いる。また、特開平8−248251号公報(文献2)
には、通常の分散シフト光ファイバの実効断面積より大
きい実効断面積(70μm2以上)を有する分散シフト
光ファイバを用いることで非線形現象に因る伝送特性劣
化を低減する技術が開示されている。さらに、特開平8
−304655号公報(文献3)には、通常の分散シフ
ト光ファイバの波長分散スロープより小さい波長分散ス
ロープ(0.05ps/nm2/km)を有する分散シ
フト光ファイバを用いることで非線形現象に因る伝送特
性劣化を低減する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような問題点がある。すなわち、文献1
および文献2それぞれに開示された技術によれは、光フ
ァイバの実効断面積を大きくし、単位体積当たりの信号
光の光エネルギを小さくすることで、非線形現象に因る
伝送特性劣化を低減している。しかし、光ファイバの波
長分散スロープのために、波長に依って波長分散が異な
り、したがって、WDM伝送の場合に、或る波長の信号
光については波長分散に因る伝送特性劣化の問題は小さ
くても、他の波長の信号光については波長分散に因る伝
送特性劣化の問題は無視できない。したがって、これら
の技術をWDM伝送に用いることはできない。
【0006】文献3に開示された技術では、波長分散ス
ロープを小さくしているので、WDM伝送の場合であっ
ても、信号光の波長に依る波長分散の差が小さく、波長
分散に因る伝送特性劣化を低減することができる。しか
し、実効断面積については何等考慮されておらず、非線
形現象に因る伝送特性劣化の問題は解消されていない。
【0007】ところで、非線形現象および波長分散それ
ぞれに因る伝送特性劣化の問題を共に解消してWDM伝
送に好適に用いられ得る光伝送線路を実現するには、実
効断面積が大きく且つ波長分散スロープが小さい光ファ
イバを用いればよいことは容易に判る。しかしながら、
実効断面積が大きく且つ波長分散スロープが小さい光フ
ァイバを設計・製造することは困難である。
【0008】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、非線形現象および波長分散それぞれに
基づく伝送特性劣化の問題を共に解消し、WDM伝送に
用いるのに好適な波長分割多重伝送用光伝送路およびそ
の構成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る波長分割多
重伝送用光伝送路は、(1) 第1の実効断面積と第1の波
長分散スロープとを有する第1の光ファイバと、(2) 第
1の実効断面積より小さい第2の実効断面積と、第1の
波長分散スロープより小さい第2の波長分散スロープと
を有し、第1の光ファイバを伝搬してきた信号光を伝搬
する第2の光ファイバとを備えることを特徴とする。
【0010】この光伝送線路によれば、第1の光ファイ
バを伝搬する信号光は、その強度が大きくても、第1の
実効断面積が大きいので、非線形現象に因る伝送特性劣
化が低減される。また、第1の光ファイバを伝搬した後
に第2の光ファイバを伝搬する信号光は、第1の光ファ
イバを伝搬する際に強度が低下するので、第2の実効断
面積が小さくても、非線形現象に因る伝送特性劣化が低
減される。したがって、光伝送線路全体としても非線形
現象に因る伝送特性劣化が低減される。また、光伝送線
路全体の波長分散スロープは、第1および第2の波長分
散スロープの加重平均となるので、第1の光ファイバの
みを用いた場合と比較して小さく、波長分散に因る伝送
特性劣化も低減される。
【0011】また、第2の波長分散スロープは第1の波
長分散スロープの2分の1以下であることを特徴とす
る。この場合には、光伝送線路全体の波長分散スロープ
は十分に小さくなる。
【0012】また、実効断面積が第1の実効断面積と第
2の実効断面積との中間であり、波長分散スロープが第
1の波長分散スロープと第2の波長分散スロープとの中
間である第3の光ファイバを更に備え、その実効断面積
の大きさの順に信号光を伝搬させることを特徴とする。
【0013】また、信号光波長1.55μm帯において
全体の波長分散の絶対値が5ps/nm/km以下であ
ることを特徴とする。
【0014】本発明に係る波長分割多重伝送用光伝送路
は、第1の実効断面積と第1の波長分散スロープとを有
する第1の光ファイバと、第1の実効断面積より小さい
第2の実効断面積と、第1の波長分散スロープより小さ
い第2の波長分散スロープとを有し、第1の光ファイバ
を伝搬してきた信号光を伝搬する第2の光ファイバとを
備え、信号光強度の低下に伴い実効断面積を変化させ、
光ファイバにおける単位断面積当たりの光エネルギを小
さくすることで、光伝送線路全体として波長分散スロー
プを低減させながら非線形現象による伝送特性劣化を低
減することを特徴とする。
【0015】また、第1の光ファイバを信号光強度が大
きい光伝送線路の先頭に配置したことを特徴とする。
【0016】本発明に係る波長分割多重伝送用光伝送路
は、(1) 第1の実効断面積と第1の波長分散スロープと
を有する第1の光ファイバと、(2) 第3の実効断面積と
第3の波長分散スロープとを有する第3の光ファイバ
と、(3) 第1の実効断面積と第3の実効断面積より小さ
い第2の実効断面積と、第1の波長分散スロープと第3
の波長分散スロープより小さい第2の波長分散スロープ
とを有する第2の光ファイバとを備え、第1の光ファイ
バと第3の光ファイバとの間に第2の光ファイバを有
し、信号光を双方向に伝搬することを特徴とする。
【0017】本発明に係る波長分割多重伝送用光伝送路
の構成方法は、第1の実効断面積と第1の波長分散スロ
ープとを有する第1の光ファイバと、第1の実効断面積
より小さい第2の実効断面積と第1の波長分散スロープ
より小さい第2の波長分散スロープとを有する第2の光
ファイバとを、第1の光ファイバを伝搬してきた信号光
が第2の光ファイバに伝搬するように接続して、光伝送
線路を構成することを特徴とする。
【0018】本発明に係る波長分割多重伝送用光伝送路
の構成方法は、第1の実効断面積は信号光強度の低下に
伴い実効断面積を変化させ、光ファイバにおける単位断
面積当たりの光エネルギを小さくし、非線形現象による
伝送特性劣化を低減するのに充分な実効断面積を有し、
第2の波長分散スロープは光伝送線路全体として波長分
散スロープを低減するのに充分な波長分散スロープを有
していることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。また、以下では、波長分割多重伝送用光伝送路
を単に光伝送線路と呼ぶ。
【0020】先ず、実施の形態の説明に先だって、光フ
ァイバにおける波長分散、波長分散スロープおよび実効
断面積それぞれについて説明しておく。
【0021】光源から出力された単一波長の光パルスを
光ファイバの一端に入射させて伝搬させると、その光フ
ァイバの他端に到達する光パルスは、パルス時間幅が拡
がり形状が崩れたものとなる。これは、光源から出力さ
れた信号光は単一波長であると雖も或るスペクトル幅を
有し、また、光ファイバにおける伝搬速度は波長により
異なるからである。光パルスの単位スペクトル幅(単
位:nm)および光ファイバの単位長さ(単位:km)
当たりのパルス時間幅の拡がり(単位:ps)を波長分
散(単位:ps/nm/km)という。また、この波長
分散の波長依存性を波長分散スロープ(単位:ps/n
m2/km)という。
【0022】光ファイバがシングルモード光ファイバで
ある場合には、その波長分散は、材料分散(光ファイバ
の材料に固有の屈折率の波長依存性に因る分散)と構造
分散(伝搬する光の群速度の波長依存性による分散)と
の和である。一般に光ファイバの材料は石英ガラスであ
ることから、材料分散は或る所定範囲の値である。一
方、構造分散は、光ファイバのパラメータ(屈折率プロ
ファイル)に大きく依存する。
【0023】また、光ファイバを伝搬する光の光エネル
ギは、その光ファイバのコア領域のみに一様に存在する
のではなく、クラッド領域にも存在し、また、コア領域
においても或る分布(横モード分布)に従って存在す
る。実効断面積は、その横モード分布を考慮して求めら
れるものであり、その光ファイバにおける非線形現象に
関する実効的な断面積を表すものである。
【0024】(第1の実施形態)次に、第1の実施形態
について説明する。図1は、第1の実施形態に係る光伝
送線路の構成図である。
【0025】本実施形態に係る光伝送線路は、光ファイ
バ11および12それぞれの一端が互いに接続されて構
成されており、さらに、光ファイバ11の他端には、信
号光を出力する光源(例えば、半導体レーザ光源)41
が接続され、光ファイバ12の他端には、信号光を受信
する受信器(例えはフォトダイオードを受光素子として
含む受信器)51が接続されている。光ファイバ11お
よび光ファイバ12は、融着接続されていてもよいし、
コネクタ接続されていてもよい。光源41から出力され
た信号光は、まず光ファイバ11を伝搬し、次に光ファ
イバ12を伝搬し、受信器51に到達して受信される。
【0026】ここで、前段の光ファイバ11の実効断面
積は、後段の光ファイバ12の実効断面積より大きい。
したがって、光源41から出力された信号光が光ファイ
バ11を伝搬する際には、その信号光の強度が大きくて
も、光ファイバ11の実効断面積が大きいので、単位体
積当たりの信号光の光エネルギは小さくなり、非線形現
象に因る伝送特性劣化は低減される。また、後段の光フ
ァイバ12の実効断面積が光ファイバ11の実効断面積
より小さくても、信号光は、光ファイバ11の伝搬の際
に或程度強度が低下した後に光ファイバ12に入射し伝
搬するので、光ファイバ12における単位面積当たりの
光エネルギは小さく、やはり非線形現象に因る伝送特性
劣化は低減される。以上より、光ファイバ11および光
ファイバ12が縦続接続されてなる光伝送線路の全体に
おいて非線形現象に因る伝送特性劣化が低減される。
【0027】また、前段の光ファイバ11の波長分散ス
ロープは、後段の光ファイバ12の波長分散スロープよ
り大きい。すなわち、光ファイバ11については、実効
断面積を大きくしたことに伴い、波長分散スロープも大
きくならざるを得ないが、光ファイバ12については、
光ファイバ11より実効断面積を小さくしたことで、波
長分散スロープも小さくすることができる。そして、光
ファイバ11および光ファイバ12が縦続接続されてな
る光伝送線路の全体の波長分散スロープは、光ファイバ
11および光ファイバ12それぞれの波長分散スロープ
をそれぞれの長さに関して加重平均した値となり、光フ
ァイバ11のみからなる光伝送線路の波長分散スロープ
より小さい値となる。波長分散についても同様である。
【0028】なお、ここで、光ファイバ12の波長分散
スロープは光ファイバ11の波長分散スロープの2分の
1以下であるのが好適であり、このようにすれば、光伝
送線路全体の波長分散スロープを十分に小さくすること
ができる。また、光伝送線路全体の波長分散の絶対値は
5ps/nm/km以下であるのが好適であり、このよ
うにすれば、光伝送線路全体の波長分散を十分に小さく
することができ、波長分散に因る伝送特性劣化を十分に
低減することができる。
【0029】このようにして構成される光伝送線路は、
非線形現象および波長分散それぞれに基づく伝送特性劣
化の影響を抑えて、光源41から出力された信号光を受
信器51に到達させることができる。
【0030】次に、実験結果について説明する。信号光
波長1550nmにおいて、光ファイバ11および光フ
ァイバ12それぞれの実効断面積、波長分散スロープ、
波長分散および長さを下記の表に示す値とした。また、
この表には、このような光ファイバ11および光ファイ
バ12が縦続接続されてなる光伝送線路において、実験
により得られた全体の波長分散スロープおよび波長分散
を示す。
【0031】
【表1】
【0032】この表に示すように、光ファイバ11は、
光ファイバ12と比べて、実効断面積および波長分散ス
ロープが共に大きい。そして、光伝送線路全体の波長分
散スロープは、光ファイバ11および光ファイバ12そ
れぞれの波長分散スロープの長さに関する加重平均値と
なっており、全体の波長分散も、光ファイバ11および
光ファイバ12それぞれの波長分散の長さに関する加重
平均値となっている。したがって、光伝送線路全体にお
ける波長分散に因る伝送特性劣化は、光ファイバ11の
みからなる場合と比較して低減されている。
【0033】また、前段の光ファイバ11の伝送損失は
0.20dB/kmであり、長さ30kmの光ファイバ
11を伝搬した信号光の強度は6dB低下する。したが
って、信号光が光ファイバ11を伝搬する際には、信号
光の強度が大きくても、実効断面積も大きいので非線形
現象に因る伝送特性劣化が低減され、また、信号光が光
ファイバ12を伝搬する際には、実効断面積が小さくて
も、信号光の強度も小さいので非線形現象に因る伝送特
性劣化が低減され、そして、光伝送線路全体としても非
線形現象に因る伝送特性劣化は小さいことが確認され
た。
【0034】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。図2は、第2の実施形態に係る光伝
送線路の構成図である。
【0035】本実施形態に係る光伝送線路は、光ファイ
バ21,22および23がこの順に縦続接続されて構成
されており、さらに、光ファイバ21の他端には、信号
光を出力する光源42が接続され、光ファイバ23の他
端には、信号光を受信する受信器52が接続されてい
る。光ファイバ21乃至23は、融着接続されていても
よいし、コネクタ接続されていてもよい。光源42から
出力された信号光は、光ファイバ21,22および23
を順次に伝搬し、受信器52に到達して受信される。
【0036】ここで、光ファイバ21,22および23
それぞれの実効断面積は、この順に大きい。したがっ
て、光源42から出力された信号光が光ファイバ21を
伝搬する際には、その信号光の強度が大きくても、光フ
ァイバ21の実効断面積が大きいので、単位体積当たり
の信号光の光エネルギは小さくなり、非線形現象に因る
伝送特性劣化は低減される。また、次段の光ファイバ2
2の実効断面積が光ファイバ21の実効断面積より小さ
くても、信号光は、光ファイバ21の伝搬の際に或程度
強度が低下した後に光ファイバ22に入射し伝搬するの
で、光ファイバ22における単位面積当たりの光エネル
ギは小さく、やはり非線形現象に因る伝送特性劣化は低
減される。さらに、最後段の光ファイバ23の実効断面
積が光ファイバ22の実効断面積より更に小さくても、
信号光は、更に強度が低下した後に光ファイバ23に入
射し伝搬するので、光ファイバ23における単位面積当
たりの光エネルギは小さく、やはり非線形現象に因る伝
送特性劣化は低減される。以上より、光ファイバ21乃
至23が縦続接続されてなる光伝送線路の全体において
非線形現象に因る伝送特性劣化に因る伝送特性劣化が低
減される。
【0037】また、光ファイバ21,22および23そ
れぞれの波長分散スロープは、この順に大きい。すなわ
ち、光ファイバ21については、実効断面積を大きくし
たことに伴い、波長分散スロープも大きくならざるを得
ないが、光ファイバ22については、光ファイバ21よ
り実効断面積を小さくしたことで、波長分散スロープも
小さくすることができる。光ファイバ23については、
更に波長分散スロープを小さくすることができる。そし
て、光ファイバ21乃至23が縦続接続されてなる光伝
送線路の全体の波長分散スロープは、光ファイバ21乃
至23それぞれの波長分散スロープをそれぞれの長さに
関して加重平均した値となり、光ファイバ21のみから
なる光伝送線路の波長分散スロープより小さい値とな
る。波長分散についても同様である。
【0038】このようにして構成される光伝送線路は、
非線形現象および波長分散それぞれに基づく伝送特性劣
化の影響を抑えて、光源42から出力された信号光を受
信器52に到達させることができる。さらに、本実施形
態に係る光伝送線路では、光ファイバ21乃至23それ
ぞれの実効断面積および波長分散スロープが段階的に変
化するようにしたことにより、光ファイバ21と光ファ
イバ22との接続点および光ファイバ22と光ファイバ
23との接続点それぞれにおける光ファイバの構造上の
乖離を小さくすることができるので、接続損失が小さい
という効果もある。
【0039】次に、実験結果について説明する。信号光
波長1550nmにおいて、光ファイバ21乃至23そ
れぞれの実効断面積、波長分散スロープ、波長分散およ
び長さを下記の表に示す値とした。また、この表には、
このような光ファイバ21乃至23が縦続接続されてな
る光伝送線路において、実験により得られた全体の波長
分散スロープおよび波長分散を示す。
【0040】
【表2】
【0041】この表に示すように、光ファイバ21乃至
23それぞれの実効断面積および波長分散スロープは共
に、この順に大きい。そして、光伝送線路全体の波長分
散スロープは、光ファイバ21乃至23それぞれの波長
分散スロープの長さに関する加重平均値となっており、
全体の波長分散も、光ファイバ21乃至23それぞれの
波長分散の長さに関する加重平均値となっている。した
がって、光伝送線路全体における波長分散に因る伝送特
性劣化は、光ファイバ21のみからなる場合と比較して
低減されている。
【0042】また、初段の光ファイバ21の伝送損失は
0.20dB/kmであり、長さ10kmの光ファイバ
21を伝搬した信号光の強度は2dB低下する。次段の
光ファイバ22の伝送損失も0.20dB/kmであ
り、長さ20kmの光ファイバ22を伝搬した信号光の
強度は更に4dB低下する。したがって、信号光が光フ
ァイバ21を伝搬する際には、信号光の強度が大きくて
も、実効断面積も大きいので非線形現象に因る伝送特性
劣化が低減され、また、信号光が光ファイバ22を伝搬
する際には、実効断面積が小さくても、信号光の強度も
小さいので非線形現象に因る伝送特性劣化が低減され、
さらに、信号光が光ファイバ23を伝搬する際には、実
効断面積が更に小さくても、信号光の強度も更に小さい
ので非線形現象に因る伝送特性劣化が低減される。そし
て、光伝送線路全体としても非線形現象に因る伝送特性
劣化は小さいことが確認された。
【0043】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。図3は、第3の実施形態に係る光伝
送線路の構成図である。
【0044】本実施形態に係る光伝送線路は、光ファイ
バ31,32および33がこの順に縦続接続されて構成
されている。また、光ファイバ31の他端には、光合分
波器61を介して、光源43および受信器53が接続さ
れている。光ファイバ33の他端には、光合分波器62
を介して、光源44および受信器54が接続されてい
る。光ファイバ31乃至33は、融着接続されていても
よいし、コネクタ接続されていてもよい。
【0045】この実施形態では、光源43から出力され
た信号光は、光合分波器61を経て、光ファイバ31,
32および33を順次に伝搬し、光合分波器62を経た
後、受信器54に到達して受信される。また、光源44
から出力された信号光は、光合分波器62を経て、光フ
ァイバ33,32および31を順次に伝搬し、光合分波
器61を経た後、受信器53に到達して受信される。
【0046】ここで、光ファイバ31および33それぞ
れの実効断面積は、光ファイバ32の実効断面積より大
きい。したがって、光源43から出力された信号光が光
ファイバ31を伝搬する際には、その信号光の強度が大
きくても、光ファイバ31の実効断面積が大きいので、
単位体積当たりの信号光の光エネルギは小さくなり、非
線形現象に因る伝送特性劣化は低減される。また、次段
の光ファイバ32の実効断面積が光ファイバ31の実効
断面積より小さくても、信号光は、光ファイバ31の伝
搬の際に或程度強度が低下した後に光ファイバ32に入
射し伝搬するので、光ファイバ32における単位面積当
たりの光エネルギは小さく、やはり非線形現象に因る伝
送特性劣化は低減される。そして、信号光は、更に強度
が低下した後に光ファイバ33に入射し伝搬するので、
光ファイバ33における単位面積当たりの光エネルギは
小さく、やはり非線形現象に因る伝送特性劣化は低減さ
れる。逆に光源44から出力された信号光が受信器53
へ伝搬する場合も同様である。以上より、光ファイバ3
1乃至33が縦続接続されてなる光伝送線路の全体にお
いて、何れの方向に伝搬する信号光に対しても、非線形
現象に因る伝送特性劣化が低減される。
【0047】また、光ファイバ31および33それぞれ
の波長分散スロープは、光ファイバ32の波長分散スロ
ープより大きい。すなわち、光ファイバ31および33
それぞれについては、実効断面積を大きくしたことに伴
い、波長分散スロープも大きくならざるを得ないが、光
ファイバ32については、光ファイバ31および33よ
り実効断面積を小さくしたことで、波長分散スロープも
小さくすることができる。そして、光ファイバ31乃至
33が縦続接続されてなる光伝送線路の全体の波長分散
スロープは、光ファイバ31乃至33それぞれの波長分
散スロープをそれぞれの長さに関して加重平均した値と
なり、光ファイバ31または33のみからなる光伝送線
路の波長分散スロープより小さい値となる。波長分散に
ついても同様である。
【0048】このようにして構成される光伝送線路は、
非線形現象および波長分散それぞれに基づく伝送特性劣
化の影響を抑えることができる。さらに、本実施形態に
係る光伝送線路では、何れの方向に伝搬する信号光であ
っても伝送特性劣化が低減されるので、双方向通信に用
いるのに好適である。
【0049】次に、実験結果について説明する。信号光
波長1550nmにおいて、光ファイバ31乃至33そ
れぞれの実効断面積、波長分散スロープ、波長分散およ
び長さを下記の表に示す値とした。また、この表には、
このような光ファイバ31乃至33が縦続接続されてな
る光伝送線路において、実験により得られた全体の波長
分散スロープおよび波長分散を示す。
【0050】
【表3】
【0051】この表に示すように、光ファイバ31およ
び33それぞれの実効断面積および波長分散スロープ
は、互いに等しく、光ファイバ32の実効断面積および
波長分散スロープより大きい。そして、光伝送線路全体
の波長分散スロープは、光ファイバ31乃至33それぞ
れの波長分散スロープの長さに関する加重平均値となっ
ており、全体の波長分散も、光ファイバ31乃至33そ
れぞれの波長分散の長さに関する加重平均値となってい
る。したがって、光伝送線路全体における波長分散に因
る伝送特性劣化は、光ファイバ31または33のみから
なる場合と比較して低減されている。
【0052】また、光ファイバ31の伝送損失は0.2
0dB/kmであり、長さ30kmの光ファイバ31を
伝搬した信号光の強度は6dB低下する。光ファイバ3
2の伝送損失も0.20dB/kmであり、長さ30k
mの光ファイバ32を伝搬した信号光の強度は更に6d
B低下する。したがって、光源43から出力された信号
光が光ファイバ31を伝搬する際には、信号光の強度が
大きくても、実効断面積も大きいので非線形現象に因る
伝送特性劣化が低減され、また、その信号光が光ファイ
バ32を伝搬する際には、実効断面積が小さくても、信
号光の強度も小さいので非線形現象に因る伝送特性劣化
が低減され、さらに、その信号光が光ファイバ33を伝
搬する際には、実効断面積が大きく、信号光の強度が更
に小さいので、非線形現象に因る伝送特性劣化が低減さ
れる。そして、光伝送線路全体としても非線形現象に因
る伝送特性劣化は小さいことが確認された。逆に光源4
4から出力された信号光が受信器53へ伝搬する場合
も、同様に非線形現象に因る伝送特性劣化は小さいこと
が確認された。
【0053】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、上記第1お
よび第2の実施形態それぞれにおいて、光伝送線路の一
端には光源が接続され、他端には受信器が接続された場
合について説明したが、これに限られるものではない。
例えば、光伝送線路には、光増幅器や光合分波器が接続
されていてもよい。
【0054】また、第2の実施形態において、光伝送線
路を構成する光ファイバの本数を3としたが、更に多数
本の光ファイバを縦続接続してもよい。この場合にも、
実効断面積および波長分散スロープが大きい光ファイバ
ほど、光源に近い側に接続する。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、第1の光ファイバを伝搬する信号光は、その強
度が大きくても、第1の実効断面積が大きいので、非線
形現象に因る伝送特性劣化が低減される。また、第1の
光ファイバを伝搬した後に第2の光ファイバを伝搬する
信号光は、第1の光ファイバを伝搬する際に強度が低下
するので、第2の実効断面積が小さくても、非線形現象
に因る伝送特性劣化が低減される。したがって、光伝送
線路全体としても非線形現象に因る伝送特性劣化が低減
される。また、光伝送線路全体の波長分散スロープは、
第1および第2の波長分散スロープの加重平均となるの
で、第1の光ファイバのみを用いた場合と比較して小さ
く、波長分散に因る伝送特性劣化も低減される。
【0056】また、さらに、第2の波長分散スロープは
第1の波長分散スロープの2分の1以下である場合に
は、光伝送線路全体の波長分散スロープは十分に小さく
なる。
【0057】また、さらに、第2の実効断面積より大き
い第3の実効断面積と、第2の波長分散スロープより大
きい第3の波長分散スロープとを有し、第2の光ファイ
バと実質的に縦続接続された第3の光ファイバを更に備
え、第2の光ファイバは、更に第3の光ファイバを伝搬
してきた信号光を入射して伝搬させる場合には、第1、
第2および第3の光ファイバがこの順に縦続接続されて
おり、第1の光ファイバから第3の光ファイバへ伝搬す
る信号光についてだけでなく、第3の光ファイバから第
1の光ファイバへ伝搬する信号光についても、非線形現
象および波長分散それぞれに因る伝送特性劣化は共に低
減される。
【0058】また、実効断面積が大きいほど大きい波長
分散スロープを有する3以上の所定数の光ファイバがそ
の実効断面積の大きさの順に実質的に縦続接続され信号
光をこの順に伝搬させる場合には、実効断面積および波
長分散スロープが大きい光ファイバから小さい光ファイ
バへ信号光が順次に伝搬するので、非線形現象および波
長分散それぞれに因る伝送特性劣化は共に低減される。
さらに、この場合には、縦続接続された所定数の光ファ
イバそれぞれの実効断面積および波長分散スロープが段
階的に変化するようにしたことにより、光ファイバ接続
点それぞれにおける光ファイバ構造上の乖離を小さくす
ることができるので、光伝送線路全体における接続損失
は小さい。
【0059】また、さらに、信号光波長1.55μm帯
において全体の波長分散の絶対値が5ps/nm/km
以下である場合には、光伝送線路全体の波長分散は十分
に小さくなり、波長分散に因る伝送特性劣化は十分に低
減される。
【0060】以上のように本発明に係る光伝送線路で
は、実効断面積が大きい光ファイバについては波長分散
スロープも大きく、逆に、実効断面積が小さい光ファイ
バについては波長分散スロープも小さいので、光伝送線
路を構成する光ファイバそれぞれの設計・製造が容易で
ある。すなわち、非線形現象および波長分散それぞれに
因る伝送特性劣化を共に抑制することができる光伝送線
路を安価に構成することができる。したがって、本発明
に係る光伝送線路は、WDM伝送による大容量・長距離
通信に用いるのに好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る光伝送線路の構成図であ
る。
【図2】第2の実施形態に係る光伝送線路の構成図であ
る。
【図3】第3の実施形態に係る光伝送線路の構成図であ
る。
【符号の説明】
11,12,21,22,23,31,32,33…光
ファイバ、41,42,43,44…光源、51,5
2,53,54…受信器、61,62…光合分波器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/13 10/12 H04J 14/00 14/02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の実効断面積と第1の波長分散スロ
    ープとを有する第1の光ファイバと、 前記第1の実効断面積より小さい第2の実効断面積と、
    前記第1の波長分散スロープより小さい第2の波長分散
    スロープとを有し、前記第1の光ファイバを伝搬してき
    た信号光を伝搬する第2の光ファイバとを備えることを
    特徴とする波長分割多重伝送用光伝送路。
  2. 【請求項2】 前記第2の波長分散スロープは前記第1
    の波長分散スロープの2分の1以下であることを特徴と
    する請求項1記載の波長分割多重伝送用光伝送路。
  3. 【請求項3】 実効断面積が前記第1の実効断面積と前
    記第2の実効断面積との中間であり、波長分散スロープ
    が前記第1の波長分散スロープと前記第2の波長分散ス
    ロープとの中間である第3の光ファイバを更に備え、 その実効断面積の大きさの順に信号光を伝搬させること
    を特徴とする請求項1記載の波長分割多重伝送用光伝送
    路。
  4. 【請求項4】 信号光波長1.55μm帯において全体
    の波長分散の絶対値が5ps/nm/km以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の波長分割多重伝送用光伝
    送路。
  5. 【請求項5】 第1の実効断面積と第1の波長分散スロ
    ープとを有する第1の光ファイバと、 前記第1の実効断面積より小さい第2の実効断面積と、
    前記第1の波長分散スロープより小さい第2の波長分散
    スロープとを有し、前記第1の光ファイバを伝搬してき
    た信号光を伝搬する第2の光ファイバとを備え、 信号光強度の低下に伴い実効断面積を変化させ、光ファ
    イバにおける単位断面積当たりの光エネルギを小さくす
    ることで、光伝送線路全体として波長分散スロープを低
    減させながら非線形現象による伝送特性劣化を低減する
    ことを特徴とする波長分割多重伝送用光伝送路。
  6. 【請求項6】 前記第1の光ファイバを信号光強度が大
    きい光伝送線路の先頭に配置したことを特徴とする請求
    項5記載の波長分割多重伝送用光伝送路。
  7. 【請求項7】 第1の実効断面積と第1の波長分散スロ
    ープとを有する第1の光ファイバと、 第3の実効断面積と第3の波長分散スロープとを有する
    第3の光ファイバと、 前記第1の実効断面積と前記第3の実効断面積より小さ
    い第2の実効断面積と、前記第1の波長分散スロープと
    前記第3の波長分散スロープより小さい第2の波長分散
    スロープとを有する第2の光ファイバとを備え、 前記第1の光ファイバと前記第3の光ファイバとの間に
    前記第2の光ファイバを有し、信号光を双方向に伝搬す
    ることを特徴とする波長分割多重伝送用光伝送路。
  8. 【請求項8】 第1の実効断面積と第1の波長分散スロ
    ープとを有する第1の光ファイバと、 前記第1の実効断面積より小さい第2の実効断面積と前
    記第1の波長分散スロープより小さい第2の波長分散ス
    ロープとを有する第2の光ファイバとを、 前記第1の光ファイバを伝搬してきた信号光が前記第2
    の光ファイバに伝搬するように接続して、光伝送線路を
    構成することを特徴とする波長分割多重伝送用光伝送路
    の構成方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の実効断面積は信号光強度の低
    下に伴い実効断面積を変化させ、光ファイバにおける単
    位断面積当たりの光エネルギを小さくし、非線形現象に
    よる伝送特性劣化を低減するのに充分な実効断面積を有
    し、前記第2の波長分散スロープは光伝送線路全体とし
    て波長分散スロープを低減するのに充分な波長分散スロ
    ープを有していることを特徴とする請求項8記載の波長
    分割多重伝送用光伝送路の構成方法。
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