JPH09167995A - 光伝送路補償装置および光波長多重伝送システム - Google Patents
光伝送路補償装置および光波長多重伝送システムInfo
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- JPH09167995A JPH09167995A JP7347095A JP34709595A JPH09167995A JP H09167995 A JPH09167995 A JP H09167995A JP 7347095 A JP7347095 A JP 7347095A JP 34709595 A JP34709595 A JP 34709595A JP H09167995 A JPH09167995 A JP H09167995A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】波長多重された全波長光に対する波長分散の補
償を最適に行う。 【解決手段】入力された波長多重光は光サーキュレータ
10の端子bから出力され、分散補償光ファイバ1〜n
と、その間に挿入された反射素子1〜nからなる経路を
伝搬していく。この時波長λ1の光信号は反射素子1で
反射され、分散補償光ファイバ1により波長分散が補償
される。波長λ2の光信号は反射素子2で反射され、分
散補償光ファイバ1,2により波長分散が補償される。
以下同様に波長分散の補償が行われ、波長多重された波
長λ1〜波長λnの全波長に対して波長分散補償を最適
に行うことができる。
償を最適に行う。 【解決手段】入力された波長多重光は光サーキュレータ
10の端子bから出力され、分散補償光ファイバ1〜n
と、その間に挿入された反射素子1〜nからなる経路を
伝搬していく。この時波長λ1の光信号は反射素子1で
反射され、分散補償光ファイバ1により波長分散が補償
される。波長λ2の光信号は反射素子2で反射され、分
散補償光ファイバ1,2により波長分散が補償される。
以下同様に波長分散の補償が行われ、波長多重された波
長λ1〜波長λnの全波長に対して波長分散補償を最適
に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波長多重伝送シス
テムにおける波長分散の補償装置、および光増幅手段の
補償装置に関するものである。
テムにおける波長分散の補償装置、および光増幅手段の
補償装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、光ファイバの非線形効果を有効に
利用したソリトン通信や、非線形効果が劣化要因となる
NRZ(Non Return to Zero)伝送が開発されている。
この非線形効果は光ファイバの波長分散特性と密接な関
係を有しているため、光通信においては波長分散特性を
制御することが必要とされている。従来の波長分散特性
を制御することができる光波長多重伝送システムにおけ
る光伝送路の構成を図7(a)に示す。図7(a)に示
す光波長多重伝送路は、伝送用光ファイバ1と、この伝
送用光ファイバ1の所定区間毎に挿入された伝送用光フ
ァイバ1の伝搬損失を補償するための光増幅器2と、伝
送用光ファイバ1の所定区間毎に接続点3で接続された
伝送用光ファイバ1の波長分散を補償するための分散補
償光ファイバ1〜nとから構成されている。
利用したソリトン通信や、非線形効果が劣化要因となる
NRZ(Non Return to Zero)伝送が開発されている。
この非線形効果は光ファイバの波長分散特性と密接な関
係を有しているため、光通信においては波長分散特性を
制御することが必要とされている。従来の波長分散特性
を制御することができる光波長多重伝送システムにおけ
る光伝送路の構成を図7(a)に示す。図7(a)に示
す光波長多重伝送路は、伝送用光ファイバ1と、この伝
送用光ファイバ1の所定区間毎に挿入された伝送用光フ
ァイバ1の伝搬損失を補償するための光増幅器2と、伝
送用光ファイバ1の所定区間毎に接続点3で接続された
伝送用光ファイバ1の波長分散を補償するための分散補
償光ファイバ1〜nとから構成されている。
【0003】ここで、波長分散とは、光ファイバが均一
な媒質とされていても光の波長によってその屈折率が異
なることにより生じる現象であり、波長によって伝搬速
度が異なることを意味している。例えばパルス状の光信
号が伝搬されている光ファイバに波長分散が生じると、
パルス状の光信号の伝搬にともないパルス波形が劣化し
てその幅が広がるようになる。すなわち、符号間干渉を
生じるようになる。これを防止するために、分散補償光
ファイバ1〜nを500〜1000kmの所定区間毎に
挿入している。この分散補償光ファイバ1〜nは、ゼロ
分散波長が1.55μmにシフトされた分散シフトファ
イバとされている伝送用光ファイバ1の波長分散値の符
号と反対の符号の波長分散値とされ、伝送路の累積波長
分散がゼロに補償される長さとされている。
な媒質とされていても光の波長によってその屈折率が異
なることにより生じる現象であり、波長によって伝搬速
度が異なることを意味している。例えばパルス状の光信
号が伝搬されている光ファイバに波長分散が生じると、
パルス状の光信号の伝搬にともないパルス波形が劣化し
てその幅が広がるようになる。すなわち、符号間干渉を
生じるようになる。これを防止するために、分散補償光
ファイバ1〜nを500〜1000kmの所定区間毎に
挿入している。この分散補償光ファイバ1〜nは、ゼロ
分散波長が1.55μmにシフトされた分散シフトファ
イバとされている伝送用光ファイバ1の波長分散値の符
号と反対の符号の波長分散値とされ、伝送路の累積波長
分散がゼロに補償される長さとされている。
【0004】さらに説明すると、伝送用光ファイバ1の
波長に対する群遅延特性は、伝送用光ファイバ1として
分散シフトファイバが使用されていることから図8に示
す特性となり、零分散波長が使用波長近傍の1.55μ
m近傍とされる。また、分散補償光ファイバ1〜nの群
遅延特性は図8に示すようになり、零分散波長が1.3
μm近傍とされる。このような伝送用光ファイバ1およ
び分散補償光ファイバ1〜nの波長分散特性は、図8に
示す群遅延特性を微分した特性となり、図9に示すよう
になる。ここで、伝送される光信号の中心波長を1.5
5μmとすると、図9に示すように分散光シフトファイ
バ(伝送用光ファイバ1)の波長1.55μmにおける
波長分散値はD1となり、分散変化を急激に行うことが
必要とされる分散補償光ファイバ1〜nの波長分散値は
D2となる。
波長に対する群遅延特性は、伝送用光ファイバ1として
分散シフトファイバが使用されていることから図8に示
す特性となり、零分散波長が使用波長近傍の1.55μ
m近傍とされる。また、分散補償光ファイバ1〜nの群
遅延特性は図8に示すようになり、零分散波長が1.3
μm近傍とされる。このような伝送用光ファイバ1およ
び分散補償光ファイバ1〜nの波長分散特性は、図8に
示す群遅延特性を微分した特性となり、図9に示すよう
になる。ここで、伝送される光信号の中心波長を1.5
5μmとすると、図9に示すように分散光シフトファイ
バ(伝送用光ファイバ1)の波長1.55μmにおける
波長分散値はD1となり、分散変化を急激に行うことが
必要とされる分散補償光ファイバ1〜nの波長分散値は
D2となる。
【0005】ここで、分散補償光ファイバ1〜nが50
0km毎に光伝送路に挿入されているとし、波長1.5
5μmにおける波長分散値D1が−0.5ps/km/
nmであると、波長多重光の基準波長(例えば、波長
1.55μm。)λrefにおける波長分散の累積分散
値は、図7(b)にλrefを付して示すように、50
0kmの伝送用光ファイバ1の伝搬にともない波長分散
値D1が累積されて累積分散値が大きくなっていく。し
たがって、この区間での累積分散は−250ps/nm
となる。
0km毎に光伝送路に挿入されているとし、波長1.5
5μmにおける波長分散値D1が−0.5ps/km/
nmであると、波長多重光の基準波長(例えば、波長
1.55μm。)λrefにおける波長分散の累積分散
値は、図7(b)にλrefを付して示すように、50
0kmの伝送用光ファイバ1の伝搬にともない波長分散
値D1が累積されて累積分散値が大きくなっていく。し
たがって、この区間での累積分散は−250ps/nm
となる。
【0006】そして、分散補償光ファイバ1〜nの接続
点3にくると、波長分散値D2を有する分散補償光ファ
イバ1〜nを波長多重光は伝搬するようになる。波長分
散値D2は図9に示すように波長分散値D1と符号が反
対で波長分散値が大きいため、分散補償光ファイバ1〜
nを伝搬するに伴い図7(b)にλrefを付して示す
ように、累積分散値は減少していき、分散補償光ファイ
バ1〜nの終了位置で累積分散値が零となる。例えば、
分散補償光ファイバの波長分散値D2が+20ps/k
m/nmであるとすると、12.5kmの分散補償光フ
ァイバが挿入され、この分散補償光ファイバにより累積
分散をゼロにすることができるようになる。
点3にくると、波長分散値D2を有する分散補償光ファ
イバ1〜nを波長多重光は伝搬するようになる。波長分
散値D2は図9に示すように波長分散値D1と符号が反
対で波長分散値が大きいため、分散補償光ファイバ1〜
nを伝搬するに伴い図7(b)にλrefを付して示す
ように、累積分散値は減少していき、分散補償光ファイ
バ1〜nの終了位置で累積分散値が零となる。例えば、
分散補償光ファイバの波長分散値D2が+20ps/k
m/nmであるとすると、12.5kmの分散補償光フ
ァイバが挿入され、この分散補償光ファイバにより累積
分散をゼロにすることができるようになる。
【0007】このようにして累積分散を補償しており、
分散補償光ファイバ1〜nは所定区間毎に挿入されて伝
送路の累積分散が零になるように補償している。なお、
分散補償光ファイバ1〜nを所定区間毎に挿入するよう
にして補償することに替えて、分散補償光ファイバを一
カ所に挿入して累積分散を零にすることも考えられる
が、このようにすると累積分散値が大きくなり過ぎて、
分散補償光ファイバを挿入しても特性の劣化が避けられ
ない。すなわち、完全に補償することができなくなって
しまうようになる。
分散補償光ファイバ1〜nは所定区間毎に挿入されて伝
送路の累積分散が零になるように補償している。なお、
分散補償光ファイバ1〜nを所定区間毎に挿入するよう
にして補償することに替えて、分散補償光ファイバを一
カ所に挿入して累積分散を零にすることも考えられる
が、このようにすると累積分散値が大きくなり過ぎて、
分散補償光ファイバを挿入しても特性の劣化が避けられ
ない。すなわち、完全に補償することができなくなって
しまうようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、波長分
散値は図9を参照すれば明らかなように、波長に依存す
る特性となっている。従って、波長多重された伝送光信
号を光伝送路を伝搬させる場合は、波長多重された全て
の光波長の光信号の波長分散をそれぞれ補償することが
できなくなる。このことをさらに詳細に説明する。例え
ば、基準波長λrefを1.55μmとし、波長1.5
5μmより低い波長多重光の波長をλ1とすると、図9
からわかるように波長λ1においては、基準波長λre
fより分散シフトファイバの負の波長分散値の絶対値が
大きくなり、一方、分散補償ファイバの正の波長分散値
は小さくなる。すると、伝送用光ファイバ1の伝搬に伴
い生じる累積分散は、図7(b)にλ1を付して示すよ
うに基準波長λrefの場合より急激に累積されていく
ようになる。
散値は図9を参照すれば明らかなように、波長に依存す
る特性となっている。従って、波長多重された伝送光信
号を光伝送路を伝搬させる場合は、波長多重された全て
の光波長の光信号の波長分散をそれぞれ補償することが
できなくなる。このことをさらに詳細に説明する。例え
ば、基準波長λrefを1.55μmとし、波長1.5
5μmより低い波長多重光の波長をλ1とすると、図9
からわかるように波長λ1においては、基準波長λre
fより分散シフトファイバの負の波長分散値の絶対値が
大きくなり、一方、分散補償ファイバの正の波長分散値
は小さくなる。すると、伝送用光ファイバ1の伝搬に伴
い生じる累積分散は、図7(b)にλ1を付して示すよ
うに基準波長λrefの場合より急激に累積されていく
ようになる。
【0009】そして、接続点3に接続されている分散補
償光ファイバ1〜nを伝搬するようになると、累積分散
値は零に近づいていくが、累積分散値が零になる前に分
散補償光ファイバ1〜nの終端に到達してしまうように
なる。すなわち、分散補償光ファイバ2の長さを基準波
長λrefにおける波長分散を補償する長さとすると、
波長λ1における波長分散を補償する長さとならないこ
とになる。従って、図7(b)に示すように光伝送路を
伝搬するに伴い波長λ1における累積分散値はしだいに
大きくなっていき、伝送特性が劣化するようになる。
償光ファイバ1〜nを伝搬するようになると、累積分散
値は零に近づいていくが、累積分散値が零になる前に分
散補償光ファイバ1〜nの終端に到達してしまうように
なる。すなわち、分散補償光ファイバ2の長さを基準波
長λrefにおける波長分散を補償する長さとすると、
波長λ1における波長分散を補償する長さとならないこ
とになる。従って、図7(b)に示すように光伝送路を
伝搬するに伴い波長λ1における累積分散値はしだいに
大きくなっていき、伝送特性が劣化するようになる。
【0010】さらに、波長λ1よりさらに低い波長λ2
の場合は、前述と同様の理由により、図7(b)に示す
ように、光伝送路を伝搬するに伴い波長λ2における累
積分散値はしだいに大きくなっていき、伝送特性がさら
に劣化するようになる。この様子を図10を参照しなが
ら説明するが、図10では分散補償ファイバ1〜nによ
り100%補償される波長が波長λrefであり、図1
0に示す伝送ファイバの累積分散の特性直線と、分散補
償ファイバの累積分散の特性直線が交差する波長がλr
efとされて、累積分散が100%補償されている。そ
して、波長λ1では伝送ファイバの累積分散の特性直線
と、分散補償ファイバの累積分散の特性直線が交差しな
いため、図示する補償誤差が生じるようになる。さら
に、離れた波長λ2においては同様にさらに大きな補償
誤差が生じるようになる。
の場合は、前述と同様の理由により、図7(b)に示す
ように、光伝送路を伝搬するに伴い波長λ2における累
積分散値はしだいに大きくなっていき、伝送特性がさら
に劣化するようになる。この様子を図10を参照しなが
ら説明するが、図10では分散補償ファイバ1〜nによ
り100%補償される波長が波長λrefであり、図1
0に示す伝送ファイバの累積分散の特性直線と、分散補
償ファイバの累積分散の特性直線が交差する波長がλr
efとされて、累積分散が100%補償されている。そ
して、波長λ1では伝送ファイバの累積分散の特性直線
と、分散補償ファイバの累積分散の特性直線が交差しな
いため、図示する補償誤差が生じるようになる。さら
に、離れた波長λ2においては同様にさらに大きな補償
誤差が生じるようになる。
【0011】また、図7に示すように波長多重伝送シス
テムにおいては、所定距離毎に光増幅器2が挿入されて
いる。この光増幅器2の透過特性(利得特性)は図12
に示すように、波長帯域の中心波長において最も高くさ
れ、中心波長からずれるに従い次第に減少する特性とな
る。そして、図11に示す伝送前の波長多重光が伝送路
を伝搬して、このような特性の光増幅器2により増幅さ
れるようになるのであるが、光増幅器2は所定区間毎に
挿入されていることから、図12に示す透過特性は光増
幅器2を通る毎に累積されることなる。
テムにおいては、所定距離毎に光増幅器2が挿入されて
いる。この光増幅器2の透過特性(利得特性)は図12
に示すように、波長帯域の中心波長において最も高くさ
れ、中心波長からずれるに従い次第に減少する特性とな
る。そして、図11に示す伝送前の波長多重光が伝送路
を伝搬して、このような特性の光増幅器2により増幅さ
れるようになるのであるが、光増幅器2は所定区間毎に
挿入されていることから、図12に示す透過特性は光増
幅器2を通る毎に累積されることなる。
【0012】この結果、図13(a)に示すように中心
波長近傍における光信号の強度は大きくなるが、中心波
長からずれるに従い光信号の強度は急速に小さくされる
ようになる。この光信号強度特性は、図11に示す伝送
前の光信号強度と比較すれば明らかなように波長帯域が
狭くされて波長多重伝送システムには不向きな特性とな
っている。この時の光信号対雑音電力比(S/N比)は
図13(b)に示すように、中心波長近傍の波長におい
ては良好となるが、中心波長からずれるに従い劣化した
S/N比となる。
波長近傍における光信号の強度は大きくなるが、中心波
長からずれるに従い光信号の強度は急速に小さくされる
ようになる。この光信号強度特性は、図11に示す伝送
前の光信号強度と比較すれば明らかなように波長帯域が
狭くされて波長多重伝送システムには不向きな特性とな
っている。この時の光信号対雑音電力比(S/N比)は
図13(b)に示すように、中心波長近傍の波長におい
ては良好となるが、中心波長からずれるに従い劣化した
S/N比となる。
【0013】そこで、本発明は波長多重された各波長に
おける波長分散を補償することのできる光伝送路補償装
置および光波長多重伝送システムを提供することを目的
としている。また、本発明は、波長多重光を増幅する光
増幅器の透過特性を補償することのできる光伝送路補償
装置および光波長多重伝送システムを提供することを目
的としている。
おける波長分散を補償することのできる光伝送路補償装
置および光波長多重伝送システムを提供することを目的
としている。また、本発明は、波長多重光を増幅する光
増幅器の透過特性を補償することのできる光伝送路補償
装置および光波長多重伝送システムを提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の光伝送路補償装置は、接続された伝送用光
ファイバから第1端子に入力された光波長多重信号を第
2端子に出力し、該第2端子から入力された光波長多重
信号を第3端子に接続された伝送用光ファイバに出力す
る光サーキュレータ手段が、前記伝送用光ファイバに挿
入されており、前記光サーキュレータ手段の前記第2端
子に複数の反射手段と、該反射手段間に挿入された分散
補償光ファイバからなる光経路が接続されており、前記
光反射手段のうち最後に接続されている光反射手段を除
いて、光波長多重されている各波長の内の特定の波長の
みをそれぞれ反射するようにされ、前記分散補償光ファ
イバにより前記光波長多重された各波長における分散補
償を行うようにしたことを特徴とする光伝送路補償装
置。
に、本発明の光伝送路補償装置は、接続された伝送用光
ファイバから第1端子に入力された光波長多重信号を第
2端子に出力し、該第2端子から入力された光波長多重
信号を第3端子に接続された伝送用光ファイバに出力す
る光サーキュレータ手段が、前記伝送用光ファイバに挿
入されており、前記光サーキュレータ手段の前記第2端
子に複数の反射手段と、該反射手段間に挿入された分散
補償光ファイバからなる光経路が接続されており、前記
光反射手段のうち最後に接続されている光反射手段を除
いて、光波長多重されている各波長の内の特定の波長の
みをそれぞれ反射するようにされ、前記分散補償光ファ
イバにより前記光波長多重された各波長における分散補
償を行うようにしたことを特徴とする光伝送路補償装
置。
【0015】また、前記光伝送路補償装置において、前
記最後に接続されている光反射手段が、光波長多重され
ている波長の内の特定の波長のみを反射するようにされ
ているものである。さらに、前記反射手段で反射される
前記特定波長における波長分散が、該反射手段の接続位
置までに挿入されている全ての前記分散補償光ファイバ
により補償されるものである。
記最後に接続されている光反射手段が、光波長多重され
ている波長の内の特定の波長のみを反射するようにされ
ているものである。さらに、前記反射手段で反射される
前記特定波長における波長分散が、該反射手段の接続位
置までに挿入されている全ての前記分散補償光ファイバ
により補償されるものである。
【0016】さらにまた、前記目的を達成する本発明の
他の光伝送路補償装置は、接続された伝送用光ファイバ
から第1端子に入力された光波長多重信号を第2端子に
出力し、該第2端子から入力された光波長多重信号を第
3端子に接続された伝送用光ファイバに出力する光サー
キュレータ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入されて
おり、前記光サーキュレータ手段の前記第2端子に光波
長多重されている各波長の内の特定の波長のみをそれぞ
れ反射する複数の反射手段が少なくとも設けられた光経
路が接続され、前記伝送用光ファイバに挿入されている
光増幅手段の透過特性を補償するように、前記複数の反
射手段の反射率がそれぞれ設定されているものである。
さらにまた、上記本発明の他の光伝送路補償装置は、前
記光経路の終端に、光無反射終端が設けられているもの
である。
他の光伝送路補償装置は、接続された伝送用光ファイバ
から第1端子に入力された光波長多重信号を第2端子に
出力し、該第2端子から入力された光波長多重信号を第
3端子に接続された伝送用光ファイバに出力する光サー
キュレータ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入されて
おり、前記光サーキュレータ手段の前記第2端子に光波
長多重されている各波長の内の特定の波長のみをそれぞ
れ反射する複数の反射手段が少なくとも設けられた光経
路が接続され、前記伝送用光ファイバに挿入されている
光増幅手段の透過特性を補償するように、前記複数の反
射手段の反射率がそれぞれ設定されているものである。
さらにまた、上記本発明の他の光伝送路補償装置は、前
記光経路の終端に、光無反射終端が設けられているもの
である。
【0017】さらにまた、前記目的を達成する本発明の
さらに他の光伝送路補償装置は、接続された伝送用光フ
ァイバから第1端子に入力された光波長多重信号を第2
端子に出力し、該第2端子から入力された光波長多重信
号を第3端子に接続された伝送用光ファイバに出力する
光サーキュレータ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入
されており、前記光サーキュレータ手段の前記第2端子
に光波長多重されている各波長の内の特定の波長のみを
それぞれ反射する複数の反射手段と、該反射手段間に挿
入された分散補償光ファイバからなる光経路が接続さ
れ、前記分散補償光ファイバにより前記光波長多重され
た各波長における分散補償を行うと共に、前記伝送光フ
ァイバに挿入されている光増幅手段の透過特性を補償す
るように、前記複数の反射手段の反射率がそれぞれ設定
されているようにしたものである。
さらに他の光伝送路補償装置は、接続された伝送用光フ
ァイバから第1端子に入力された光波長多重信号を第2
端子に出力し、該第2端子から入力された光波長多重信
号を第3端子に接続された伝送用光ファイバに出力する
光サーキュレータ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入
されており、前記光サーキュレータ手段の前記第2端子
に光波長多重されている各波長の内の特定の波長のみを
それぞれ反射する複数の反射手段と、該反射手段間に挿
入された分散補償光ファイバからなる光経路が接続さ
れ、前記分散補償光ファイバにより前記光波長多重され
た各波長における分散補償を行うと共に、前記伝送光フ
ァイバに挿入されている光増幅手段の透過特性を補償す
るように、前記複数の反射手段の反射率がそれぞれ設定
されているようにしたものである。
【0018】さらにまた、前記目的を達成する本発明の
光波長多重伝送システムは、前記伝送用光ファイバの所
定区間毎に光増幅手段が挿入されていると共に、前記伝
送用光ファイバの所定区間毎に前記したいずれかの光伝
送路補償装置が接続されるようにしたものである。
光波長多重伝送システムは、前記伝送用光ファイバの所
定区間毎に光増幅手段が挿入されていると共に、前記伝
送用光ファイバの所定区間毎に前記したいずれかの光伝
送路補償装置が接続されるようにしたものである。
【0019】このような本発明によれば、特定の波長の
みを反射する複数の反射素子と分散補償光ファイバとを
組み合わせた経路を、光サーキュレータ手段に設けるよ
うにしたので、波長多重された全波長光信号に対して補
償分散量の最適化が図れるようになり、良好な伝送特性
を維持することができる。また、特定の波長のみを反射
する複数の反射素子が少なくとも設けられた経路におい
て、反射素子の反射率を設定することにより、光増幅手
段の透過特性を補償することができ、波長多重伝送にお
ける良好な伝送特性を実現することができる。さらに、
特定の波長のみを反射する複数の反射素子と分散補償光
ファイバとを組み合わせた経路を、光サーキュレータ手
段に設けると共に、反射素子の反射率を設定することに
より、波長多重された全波長光信号に対して補償分散量
の最適化が図れると共に、光増幅手段の透過特性を補償
することができるようになり、波長多重伝送における良
好な伝送特性を維持することができる。
みを反射する複数の反射素子と分散補償光ファイバとを
組み合わせた経路を、光サーキュレータ手段に設けるよ
うにしたので、波長多重された全波長光信号に対して補
償分散量の最適化が図れるようになり、良好な伝送特性
を維持することができる。また、特定の波長のみを反射
する複数の反射素子が少なくとも設けられた経路におい
て、反射素子の反射率を設定することにより、光増幅手
段の透過特性を補償することができ、波長多重伝送にお
ける良好な伝送特性を実現することができる。さらに、
特定の波長のみを反射する複数の反射素子と分散補償光
ファイバとを組み合わせた経路を、光サーキュレータ手
段に設けると共に、反射素子の反射率を設定することに
より、波長多重された全波長光信号に対して補償分散量
の最適化が図れると共に、光増幅手段の透過特性を補償
することができるようになり、波長多重伝送における良
好な伝送特性を維持することができる。
【0020】
【発明の実施の態様】本発明の光伝送路補償装置を備え
る光波長多重伝送システムの伝送路の構成の一例を図1
(a)に示す。図1(a)に示す光波長多重伝送路は、
伝送用光ファイバ1と、この伝送用光ファイバ1の所定
区間毎に挿入された伝送用光ファイバ1の伝搬損失を補
償するための光増幅器2と、伝送用光ファイバ1の所定
区間毎に接続点3で接続された伝送用光ファイバ1の波
長分散および/あるいは光増幅器2の透過特性を補償す
るための光伝送路補償回路1〜nとから構成されてい
る。
る光波長多重伝送システムの伝送路の構成の一例を図1
(a)に示す。図1(a)に示す光波長多重伝送路は、
伝送用光ファイバ1と、この伝送用光ファイバ1の所定
区間毎に挿入された伝送用光ファイバ1の伝搬損失を補
償するための光増幅器2と、伝送用光ファイバ1の所定
区間毎に接続点3で接続された伝送用光ファイバ1の波
長分散および/あるいは光増幅器2の透過特性を補償す
るための光伝送路補償回路1〜nとから構成されてい
る。
【0021】光伝送路補償回路1〜nは500〜100
0kmの所定区間毎に伝送用光ファイバ1に挿入されて
おり、光増幅器2は40〜50kmの所定区間毎に伝送
用光ファイバ1に挿入されている。次に、本発明の光伝
送路補償装置の補償回路1〜nの実施の形態の構成の一
例を図2(a)に示す。図2(a)に示す光伝送路補償
回路1〜nにおいて、光サーキュレータ10の端子aに
は伝送用光ファイバ1を伝搬してきた波長多重光が入力
され、端子bから出力される。この端子bには分散補償
光ファイバ1〜nと、波長多重された波長λ1〜λnの
光信号をそれぞれ反射する反射素子1〜nとが交互に接
続された光経路が接続されている。そして、光サーキュ
レータ10の端子bから入力された、反射素子1〜nに
より反射された波長多重光は、端子cから出力されて伝
送用光ファイバ1に出力されている。
0kmの所定区間毎に伝送用光ファイバ1に挿入されて
おり、光増幅器2は40〜50kmの所定区間毎に伝送
用光ファイバ1に挿入されている。次に、本発明の光伝
送路補償装置の補償回路1〜nの実施の形態の構成の一
例を図2(a)に示す。図2(a)に示す光伝送路補償
回路1〜nにおいて、光サーキュレータ10の端子aに
は伝送用光ファイバ1を伝搬してきた波長多重光が入力
され、端子bから出力される。この端子bには分散補償
光ファイバ1〜nと、波長多重された波長λ1〜λnの
光信号をそれぞれ反射する反射素子1〜nとが交互に接
続された光経路が接続されている。そして、光サーキュ
レータ10の端子bから入力された、反射素子1〜nに
より反射された波長多重光は、端子cから出力されて伝
送用光ファイバ1に出力されている。
【0022】このように構成された光伝送路補償回路1
〜nの動作を説明すると、光サーキュレータ10の端子
aから入力された波長多重光は、その端子bから出力さ
れ光経路を伝搬していく。そして、波長多重されたうち
の一つの波長λ1は、分散補償光ファイバ1を伝搬して
波長λ1のみを反射する反射素子1により反射され、再
度分散補償光ファイバ1を伝搬して光サーキュレータ1
0の端子bに入力される。そして、光サーキュレータ1
0の端子cから出力されるようになる。この時、分散補
償光ファイバ1の長さは、波長λ1における伝送用光フ
ァイバ1の累積分散を補償できる長さとされている。す
なわち、図2(b)に示すように伝送ファイバの累積分
散の直線特性と、分散補償光ファイバ1を往復した波長
λ1の累積分散の直線特性とが波長λ1において交わる
ようになる。
〜nの動作を説明すると、光サーキュレータ10の端子
aから入力された波長多重光は、その端子bから出力さ
れ光経路を伝搬していく。そして、波長多重されたうち
の一つの波長λ1は、分散補償光ファイバ1を伝搬して
波長λ1のみを反射する反射素子1により反射され、再
度分散補償光ファイバ1を伝搬して光サーキュレータ1
0の端子bに入力される。そして、光サーキュレータ1
0の端子cから出力されるようになる。この時、分散補
償光ファイバ1の長さは、波長λ1における伝送用光フ
ァイバ1の累積分散を補償できる長さとされている。す
なわち、図2(b)に示すように伝送ファイバの累積分
散の直線特性と、分散補償光ファイバ1を往復した波長
λ1の累積分散の直線特性とが波長λ1において交わる
ようになる。
【0023】例を挙げて説明すると、例えば伝送用光フ
ァイバ1が500kmとされ、波長λ1の波長分散値が
負のD1とされ、分散補償光ファイバ1の波長λ1にお
ける波長分散値が正のD1’とされ、波長分散値D1’
の絶対値が波長分散値D1の絶対値の50倍であるとす
る。すると、波長λ1において500kmの伝送用光フ
ァイバ1の累積波長分散を補償するには、10kmの分
散補償光ファイバが必要となるが、波長λ1の光信号は
分散補償光ファイバ1を往復するため、分散補償光ファ
イバ1の長さは5kmでよいことになる。
ァイバ1が500kmとされ、波長λ1の波長分散値が
負のD1とされ、分散補償光ファイバ1の波長λ1にお
ける波長分散値が正のD1’とされ、波長分散値D1’
の絶対値が波長分散値D1の絶対値の50倍であるとす
る。すると、波長λ1において500kmの伝送用光フ
ァイバ1の累積波長分散を補償するには、10kmの分
散補償光ファイバが必要となるが、波長λ1の光信号は
分散補償光ファイバ1を往復するため、分散補償光ファ
イバ1の長さは5kmでよいことになる。
【0024】また、波長多重されたうちの他の一つの波
長λ2は、分散補償光ファイバ1を伝搬して波長λ1を
反射する反射素子1を透過し、さらに、分散補償光ファ
イバ2を伝搬して波長λ2のみを反射する反射素子2に
より反射される。そして、再度分散補償光ファイバ2を
伝搬して反射素子1を透過し、さらに、分散補償光ファ
イバ1を伝搬して光サーキュレータ10の端子bに入力
され、光サーキュレータ10の端子cから出力されるよ
うになる。この時、分散補償光ファイバ1と分散補償光
ファイバ2とを足した長さは、波長λ2における伝送用
光ファイバ1の累積分散を補償できる長さとされてい
る。すなわち、図2(b)に示すように伝送ファイバの
累積分散の直線特性と、分散補償光ファイバ1を往復し
た波長λ2の累積分散の直線特性とが波長λ2において
交わるようになる。
長λ2は、分散補償光ファイバ1を伝搬して波長λ1を
反射する反射素子1を透過し、さらに、分散補償光ファ
イバ2を伝搬して波長λ2のみを反射する反射素子2に
より反射される。そして、再度分散補償光ファイバ2を
伝搬して反射素子1を透過し、さらに、分散補償光ファ
イバ1を伝搬して光サーキュレータ10の端子bに入力
され、光サーキュレータ10の端子cから出力されるよ
うになる。この時、分散補償光ファイバ1と分散補償光
ファイバ2とを足した長さは、波長λ2における伝送用
光ファイバ1の累積分散を補償できる長さとされてい
る。すなわち、図2(b)に示すように伝送ファイバの
累積分散の直線特性と、分散補償光ファイバ1を往復し
た波長λ2の累積分散の直線特性とが波長λ2において
交わるようになる。
【0025】具体的に説明すると、例えば伝送用光ファ
イバ1が500kmとされ、波長λ2の波長分散値が負
のD2とされ、分散補償光ファイバ1と分散補償光ファ
イバとを足した波長λ2における波長分散値が正のD
2’とされ、波長分散値D2’の絶対値が波長分散値D
2の絶対値の40倍であるとする。すると、波長λ2に
おいて500kmの伝送用光ファイバ1の累積波長分散
を補償するには、12.5kmの分散補償光ファイバが
必要となるが、波長λ2の光信号は分散補償光ファイバ
1と分散補償光ファイバ2を往復すると共に、分散補償
光ファイバ1の長さが5kmとされていることから、分
散補償光ファイバ2の長さは1.25kmでよいことに
なる。
イバ1が500kmとされ、波長λ2の波長分散値が負
のD2とされ、分散補償光ファイバ1と分散補償光ファ
イバとを足した波長λ2における波長分散値が正のD
2’とされ、波長分散値D2’の絶対値が波長分散値D
2の絶対値の40倍であるとする。すると、波長λ2に
おいて500kmの伝送用光ファイバ1の累積波長分散
を補償するには、12.5kmの分散補償光ファイバが
必要となるが、波長λ2の光信号は分散補償光ファイバ
1と分散補償光ファイバ2を往復すると共に、分散補償
光ファイバ1の長さが5kmとされていることから、分
散補償光ファイバ2の長さは1.25kmでよいことに
なる。
【0026】さらに、波長多重されたうちのさらに他の
波長λnは、分散補償光ファイバ1を伝搬して反射素子
1を透過し、さらに、分散補償光ファイバ2を伝搬して
反射素子2を透過していき、最後に分散補償光ファイバ
nを伝搬して波長λnを反射する反射素子nにより反射
される。そして、再度同じ経路を伝搬して光サーキュレ
ータ10の端子bに入力され、光サーキュレータ10の
端子cから出力されるようになる。
波長λnは、分散補償光ファイバ1を伝搬して反射素子
1を透過し、さらに、分散補償光ファイバ2を伝搬して
反射素子2を透過していき、最後に分散補償光ファイバ
nを伝搬して波長λnを反射する反射素子nにより反射
される。そして、再度同じ経路を伝搬して光サーキュレ
ータ10の端子bに入力され、光サーキュレータ10の
端子cから出力されるようになる。
【0027】この時、分散補償光ファイバ1ないし分散
補償光ファイバnを足した長さは、波長λnにおける伝
送用光ファイバ1の累積分散を補償できる長さとされて
いる。すなわち、図2(b)に示すように伝送ファイバ
の累積分散の直線特性と、分散補償光ファイバ1を往復
した波長λnの累積分散の直線特性とが波長λnにおい
て交わるようになる。このようにして、図1(b)に示
すように波長多重された全波長の波長分散を最適に補償
することができる。この場合、反射素子1〜nの配列
は、波長分散を補償できる分散補償光ファイバの長さが
短くできる波長順に反射素子1〜nを配列している。す
なわち、反射素子nにより反射される波長λnにおいて
は、波長分散を補償できる分散補償光ファイバの長さが
最も長いものとされている。なお、反射素子1〜nの反
射率は約100%とされている。
補償光ファイバnを足した長さは、波長λnにおける伝
送用光ファイバ1の累積分散を補償できる長さとされて
いる。すなわち、図2(b)に示すように伝送ファイバ
の累積分散の直線特性と、分散補償光ファイバ1を往復
した波長λnの累積分散の直線特性とが波長λnにおい
て交わるようになる。このようにして、図1(b)に示
すように波長多重された全波長の波長分散を最適に補償
することができる。この場合、反射素子1〜nの配列
は、波長分散を補償できる分散補償光ファイバの長さが
短くできる波長順に反射素子1〜nを配列している。す
なわち、反射素子nにより反射される波長λnにおいて
は、波長分散を補償できる分散補償光ファイバの長さが
最も長いものとされている。なお、反射素子1〜nの反
射率は約100%とされている。
【0028】次に、伝送用光ファイバ1の波長分散と光
増幅器2の透過特性を共に、補償するようにした本発明
の光伝送路補償装置について説明するが、このような光
伝送路補償装置を備える光波長多重伝送システムの伝送
路の構成は、先程と同様に図1(a)に示す構成とされ
る。さらに、この光伝送路補償装置の補償回路は、図2
(a)に示すような構成とされるが、この場合は反射素
子nにさらに光無反射終端11が接続されている。この
無反射終端11は、光ファイバを斜めにカットしたも
の、カットした光ファイバに無反射コーティングを施し
たもの、カットした光ファイバをマッチングオイルに付
けたもの、光ファイバに曲げ損失を与えたもの等のいず
れかの構成とすることができる。
増幅器2の透過特性を共に、補償するようにした本発明
の光伝送路補償装置について説明するが、このような光
伝送路補償装置を備える光波長多重伝送システムの伝送
路の構成は、先程と同様に図1(a)に示す構成とされ
る。さらに、この光伝送路補償装置の補償回路は、図2
(a)に示すような構成とされるが、この場合は反射素
子nにさらに光無反射終端11が接続されている。この
無反射終端11は、光ファイバを斜めにカットしたも
の、カットした光ファイバに無反射コーティングを施し
たもの、カットした光ファイバをマッチングオイルに付
けたもの、光ファイバに曲げ損失を与えたもの等のいず
れかの構成とすることができる。
【0029】このように構成された光伝送路補償回路の
光増幅器2の透過特性を補償する動作を説明すると、図
3に示される波長に対する光信号強度とされている波長
多重光が伝送用光ファイバ1に送出されて伝搬してい
く。そして、伝送用光ファイバ1を伝搬して光増幅器2
に入力されると、図4(a)に示す透過特性(利得特
性)で増幅されて出力されるようになる。このような図
4(a)に示す透過特性の光増幅器2を次々と透過して
いくに従い、前述したように特性が劣化すると云う問題
が生じるのであるが、本発明においては、光伝送路補償
回路の透過特性が図4(b)に示すように、光増幅器2
の透過特性と略逆特性とされている。
光増幅器2の透過特性を補償する動作を説明すると、図
3に示される波長に対する光信号強度とされている波長
多重光が伝送用光ファイバ1に送出されて伝搬してい
く。そして、伝送用光ファイバ1を伝搬して光増幅器2
に入力されると、図4(a)に示す透過特性(利得特
性)で増幅されて出力されるようになる。このような図
4(a)に示す透過特性の光増幅器2を次々と透過して
いくに従い、前述したように特性が劣化すると云う問題
が生じるのであるが、本発明においては、光伝送路補償
回路の透過特性が図4(b)に示すように、光増幅器2
の透過特性と略逆特性とされている。
【0030】すなわち、光増幅器2を透過した光信号強
度の高い波長域は、さらに伝送用光ファイバ1を伝播し
て光伝送路補償回路1〜nのいずれかを透過すると、減
衰を受けてその信号強度が小さくされる。一方、光増幅
器2を透過した光信号強度の低い波長域は、さらに伝送
用光ファイバ1を伝播して光伝送路補償回路1〜nのい
ずれかを透過しても、その信号強度はあまり変わらな
い。これにより、伝送用光ファイバ1を伝播した伝送後
の波長に対する光信号強度は、図5に示すように光雑音
は波長帯域内においてほぼ一定量づつ増加するものの、
波長多重された各波長の光信号強度はほぼ同一の強度と
されるようになる。従って、この場合のS/N(光信号
対雑音電力)比は図6に示すように波長帯域内の波長多
重された各波長においてほぼ同一となる。
度の高い波長域は、さらに伝送用光ファイバ1を伝播し
て光伝送路補償回路1〜nのいずれかを透過すると、減
衰を受けてその信号強度が小さくされる。一方、光増幅
器2を透過した光信号強度の低い波長域は、さらに伝送
用光ファイバ1を伝播して光伝送路補償回路1〜nのい
ずれかを透過しても、その信号強度はあまり変わらな
い。これにより、伝送用光ファイバ1を伝播した伝送後
の波長に対する光信号強度は、図5に示すように光雑音
は波長帯域内においてほぼ一定量づつ増加するものの、
波長多重された各波長の光信号強度はほぼ同一の強度と
されるようになる。従って、この場合のS/N(光信号
対雑音電力)比は図6に示すように波長帯域内の波長多
重された各波長においてほぼ同一となる。
【0031】なお、図4(b)に示すような透過特性を
光伝送路補償装置1〜nに有させる方法について説明す
ると、図2(a)に示す分散補償光ファイバ1〜nの間
にそれぞれ挿入されている反射素子1〜nの反射率をそ
れぞれ設定することにより図4(b)に示すような透過
特性を達成している。すなわち、例えば波長λ1におけ
る光増幅器2の透過特性が減衰した特性の場合には、波
長λ1を反射する反射素子1の反射率を高くする。そし
て、例えば波長λ2における光増幅器2の透過特性がほ
とんど減衰していない場合には、波長λ2を反射する反
射素子2の反射率を低くする。このように、光増幅器2
の透過特性に応じて反射素子1〜nの反射率を設定する
ことにより、光伝送路補償装置1〜nに図4(b)に示
すような透過特性を持たせている。この場合、反射素子
1〜nにより反射されないで透過する光成分が生じるの
で、これらの光成分を反射素子nに接続されている光無
反射終端11により吸収するようにしている。
光伝送路補償装置1〜nに有させる方法について説明す
ると、図2(a)に示す分散補償光ファイバ1〜nの間
にそれぞれ挿入されている反射素子1〜nの反射率をそ
れぞれ設定することにより図4(b)に示すような透過
特性を達成している。すなわち、例えば波長λ1におけ
る光増幅器2の透過特性が減衰した特性の場合には、波
長λ1を反射する反射素子1の反射率を高くする。そし
て、例えば波長λ2における光増幅器2の透過特性がほ
とんど減衰していない場合には、波長λ2を反射する反
射素子2の反射率を低くする。このように、光増幅器2
の透過特性に応じて反射素子1〜nの反射率を設定する
ことにより、光伝送路補償装置1〜nに図4(b)に示
すような透過特性を持たせている。この場合、反射素子
1〜nにより反射されないで透過する光成分が生じるの
で、これらの光成分を反射素子nに接続されている光無
反射終端11により吸収するようにしている。
【0032】ところで、伝送用光ファイバ1の波長分散
を補償する動作は、前述した動作と同様であるのでここ
では省略する。また、光伝送路補償回路1〜nにおい
て、光増幅器2の補償だけを行えばよい場合には、分散
補償光ファイバ1〜nを接続する必要はない。
を補償する動作は、前述した動作と同様であるのでここ
では省略する。また、光伝送路補償回路1〜nにおい
て、光増幅器2の補償だけを行えばよい場合には、分散
補償光ファイバ1〜nを接続する必要はない。
【0033】なお、光反射素子1〜nは光ファイバグレ
ーティングにより構成することができる。光ファイバグ
レーティングは、Optical Fiber Technology ACADEMIC
PRESS Volume1,Number1,October 1994 P.17 〜P.30 に
記載されているが、ゲルマニウムをドープしたコアを有
する石英の光ファイバに2方向から強い紫外線(UV)
を照射すると、両方向の紫外線が照射される部分に干渉
パターンが生じるようになる。この時、干渉パターンと
同じパターンの組成の変化が光ファイバに生じ、その屈
折率がパターン状に変化する。これがファイバーグレー
ティングである。
ーティングにより構成することができる。光ファイバグ
レーティングは、Optical Fiber Technology ACADEMIC
PRESS Volume1,Number1,October 1994 P.17 〜P.30 に
記載されているが、ゲルマニウムをドープしたコアを有
する石英の光ファイバに2方向から強い紫外線(UV)
を照射すると、両方向の紫外線が照射される部分に干渉
パターンが生じるようになる。この時、干渉パターンと
同じパターンの組成の変化が光ファイバに生じ、その屈
折率がパターン状に変化する。これがファイバーグレー
ティングである。
【0034】このような光ファイバーグレーティングは
生じている屈折率の変化したグレーティングのピッチに
応じた波長の光が、この部分で反射されるようになる。
すなわち、グレーティングのピッチを変更することによ
り反射される波長を変えることができ、光ファイバーグ
レーティングの長さを変えることによりその反射率を変
えることができる。また、光反射素子1〜nとして特定
の波長だけを反射する光フィルタを用いることもでき
る。さらに、光増幅手段の透過特性のみを補償する場合
には、複数の光反射素子の内の最後に接続される光反射
素子nは、波長選択性のないミラー構造のものを用いる
こともできる。
生じている屈折率の変化したグレーティングのピッチに
応じた波長の光が、この部分で反射されるようになる。
すなわち、グレーティングのピッチを変更することによ
り反射される波長を変えることができ、光ファイバーグ
レーティングの長さを変えることによりその反射率を変
えることができる。また、光反射素子1〜nとして特定
の波長だけを反射する光フィルタを用いることもでき
る。さらに、光増幅手段の透過特性のみを補償する場合
には、複数の光反射素子の内の最後に接続される光反射
素子nは、波長選択性のないミラー構造のものを用いる
こともできる。
【0035】なお、以上説明した本発明においては、負
の波長分散値を有する伝送光ファイバを、正の波長分散
値を有する分散補償光ファイバにより補償するようにし
たが、本発明はこれに限らず、信号波長帯において正の
波長分散値を有する伝送光ファイバを、負の波長分散値
を有する分散補償光ファイバにより補償するようにして
もよい。
の波長分散値を有する伝送光ファイバを、正の波長分散
値を有する分散補償光ファイバにより補償するようにし
たが、本発明はこれに限らず、信号波長帯において正の
波長分散値を有する伝送光ファイバを、負の波長分散値
を有する分散補償光ファイバにより補償するようにして
もよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、反射素子と分散補償光ファイバとを組み合わせた経
路を、光サーキュレータ手段に設けるようにすると、波
長多重された全波長光信号に対して補償分散量の最適化
が図れるようになり、良好な伝送特性を維持することが
できる。また、特定の波長のみを反射する複数の反射素
子が少なくとも設けられた経路において、反射素子の反
射率を設定するようにすると、光増幅手段の透過特性を
補償することができ、波長多重伝送における良好な伝送
特性を実現することができる。
で、反射素子と分散補償光ファイバとを組み合わせた経
路を、光サーキュレータ手段に設けるようにすると、波
長多重された全波長光信号に対して補償分散量の最適化
が図れるようになり、良好な伝送特性を維持することが
できる。また、特定の波長のみを反射する複数の反射素
子が少なくとも設けられた経路において、反射素子の反
射率を設定するようにすると、光増幅手段の透過特性を
補償することができ、波長多重伝送における良好な伝送
特性を実現することができる。
【0037】さらに、特定の波長のみを反射する複数の
反射素子と分散補償光ファイバとを組み合わせた経路
を、光サーキュレータ手段に設けると共に、反射素子の
反射率を設定するようにすると、波長多重された全波長
光信号に対して補償分散量の最適化が図れると共に、光
増幅手段の透過特性を補償することができるようにな
り、波長多重伝送における良好な伝送特性を維持するこ
とができる。
反射素子と分散補償光ファイバとを組み合わせた経路
を、光サーキュレータ手段に設けると共に、反射素子の
反射率を設定するようにすると、波長多重された全波長
光信号に対して補償分散量の最適化が図れると共に、光
増幅手段の透過特性を補償することができるようにな
り、波長多重伝送における良好な伝送特性を維持するこ
とができる。
【図1】本発明の光伝送路補償装置を備える光波長多重
伝送システムの伝送路の構成の一例、および該伝送路の
累積分散特性を示す図である。
伝送システムの伝送路の構成の一例、および該伝送路の
累積分散特性を示す図である。
【図2】本発明の光伝送路補償装置の補償回路の実施の
形態の一構成例、および光伝送路補償回路の補償動作を
説明するための図である。
形態の一構成例、および光伝送路補償回路の補償動作を
説明するための図である。
【図3】伝送前の波長多重された波長に対する光信号強
度を示す図である。
度を示す図である。
【図4】光増幅器の透過特性と、本発明の光伝送路補償
装置の透過特性を示す図である。
装置の透過特性を示す図である。
【図5】本発明の光伝送路補償装置を備える光波長多重
伝送システムにおける伝送後の波長多重された波長に対
する光信号強度を示す図である。
伝送システムにおける伝送後の波長多重された波長に対
する光信号強度を示す図である。
【図6】本発明の光伝送路補償装置を備える光波長多重
伝送システムにおける伝送後のS/N比を示す図であ
る。
伝送システムにおける伝送後のS/N比を示す図であ
る。
【図7】従来の光波長多重伝送システムの伝送路の構
成、および該伝送路の累積分散特性をを示す図である。
成、および該伝送路の累積分散特性をを示す図である。
【図8】分散シフトファイバおよび分散補償ファイバの
波長対群遅延特性を示す図である。
波長対群遅延特性を示す図である。
【図9】分散シフトファイバおよび分散補償ファイバの
波長対波長分散特性を示す図である。
波長対波長分散特性を示す図である。
【図10】従来の分散補償ファイバの補償動作を説明す
るための図である。
るための図である。
【図11】伝送前の波長多重された波長に対する光信号
強度を示す図である。
強度を示す図である。
【図12】光増幅器の透過特性を示す図である。
【図13】従来の伝送後の波長多重された波長に対する
光信号強度、および伝送後のS/N比を示す図である。
光信号強度、および伝送後のS/N比を示す図である。
1 伝送用光ファイバ 2 光増幅器 3 接続点 10 光サーキュレータ 11 光無反射終端
Claims (10)
- 【請求項1】 接続された伝送用光ファイバから第1
端子に入力された光波長多重信号を第2端子に出力し、
該第2端子から入力された光波長多重信号を第3端子に
接続された伝送用光ファイバに出力する光サーキュレー
タ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入されており、 前記光サーキュレータ手段の前記第2端子に複数の反射
手段と、該反射手段間に挿入された分散補償光ファイバ
からなる光経路が接続されており、前記光反射手段のう
ち最後に接続されている光反射手段を除いて、光波長多
重されている各波長の内の特定の波長のみをそれぞれ反
射するようにされ、前記分散補償光ファイバにより前記
光波長多重された各波長における分散補償を行うように
したことを特徴とする光伝送路補償装置。 - 【請求項2】 前記最後に接続されている光反射手段
が、光波長多重されている波長の内の特定の波長のみを
反射するようにされていることを特徴とする請求項1記
載の光伝送路補償装置。 - 【請求項3】 前記反射手段で反射される前記特定波
長における波長分散が、該反射手段の接続位置までに挿
入されている全ての前記分散補償光ファイバにより補償
されることを特徴とする請求項1記載の光伝送路補償装
置。 - 【請求項4】 接続された伝送用光ファイバから第1
端子に入力された光波長多重信号を第2端子に出力し、
該第2端子から入力された光波長多重信号を第3端子に
接続された伝送用光ファイバに出力する光サーキュレー
タ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入されており、 前記光サーキュレータ手段の前記第2端子に光波長多重
されている各波長の内の特定の波長のみをそれぞれ反射
する複数の反射手段が少なくとも設けられた光経路が接
続され、前記伝送用光ファイバに挿入されている光増幅
手段の透過特性を補償するように、前記複数の反射手段
の反射率がそれぞれ設定されていることを特徴とする光
伝送路補償装置。 - 【請求項5】 前記光経路の終端に、光無反射終端が
設けられていることを特徴とする請求項4記載の光伝送
路補償装置。 - 【請求項6】 接続された伝送用光ファイバから第1
端子に入力された光波長多重信号を第2端子に出力し、
該第2端子から入力された光波長多重信号を第3端子に
接続された伝送用光ファイバに出力する光サーキュレー
タ手段が、前記伝送用光ファイバに挿入されており、 前記光サーキュレータ手段の前記第2端子に光波長多重
されている各波長の内の特定の波長のみをそれぞれ反射
する複数の反射手段と、該反射手段間に挿入された分散
補償光ファイバからなる光経路が接続され、前記分散補
償光ファイバにより前記光波長多重された各波長におけ
る分散補償を行うと共に、前記伝送光ファイバに挿入さ
れている光増幅手段の透過特性を補償するように、前記
複数の反射手段の反射率がそれぞれ設定されているよう
にしたことを特徴とする光伝送路補償装置。 - 【請求項7】 前記光経路の終端に、光無反射終端が
設けられていることを特徴とする請求項6記載の光伝送
路補償装置。 - 【請求項8】 前記伝送用光ファイバの所定区間毎に
光増幅手段が挿入されていると共に、前記伝送用光ファ
イバの所定区間毎に請求項1記載の光伝送路補償装置が
接続されていることを特徴とする光波長多重伝送システ
ム。 - 【請求項9】 前記伝送用光ファイバの所定区間毎に
光増幅手段が挿入されていると共に、前記伝送用光ファ
イバの所定区間毎に請求項4記載の光伝送路補償装置が
接続されていることを特徴とする光波長多重伝送システ
ム。 - 【請求項10】 前記伝送用光ファイバの所定区間毎
に光増幅手段が挿入されていると共に、前記伝送用光フ
ァイバの所定区間毎に請求項6記載の光伝送路補償装置
が接続されていることを特徴とする光波長多重伝送シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347095A JPH09167995A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 光伝送路補償装置および光波長多重伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347095A JPH09167995A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 光伝送路補償装置および光波長多重伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09167995A true JPH09167995A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18387882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7347095A Withdrawn JPH09167995A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 光伝送路補償装置および光波長多重伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09167995A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999049340A3 (en) * | 1998-03-26 | 1999-11-25 | Lasercomm Inc | Apparatus and method for compensation of chromatic dispersion in optical fibers |
US6369922B1 (en) | 1997-11-17 | 2002-04-09 | Nec Corporation | Wavelength division multiplex optical transmission apparatus |
JP2004502331A (ja) * | 2000-06-30 | 2004-01-22 | アルカテル | 広帯域光伝送システムにおける波長分散補償 |
JP2010219333A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Sumitomo Electric Device Innovations Inc | 半導体レーザの試験方法およびレーザ試験装置 |
JP4938662B2 (ja) * | 2004-08-11 | 2012-05-23 | タイコ エレクトロニクス サブシー コミュニケーションズ エルエルシー | 差動位相偏移変調の変調形式を用いた光ネットワークにおける分散管理 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7347095A patent/JPH09167995A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4675546B2 (ja) * | 2000-06-30 | 2011-04-27 | アルカテル−ルーセント | 広帯域光伝送システムにおける波長分散補償 |
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---|---|---|---|
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