JP2000174250A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2000174250A
JP2000174250A JP10343219A JP34321998A JP2000174250A JP 2000174250 A JP2000174250 A JP 2000174250A JP 10343219 A JP10343219 A JP 10343219A JP 34321998 A JP34321998 A JP 34321998A JP 2000174250 A JP2000174250 A JP 2000174250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ開口を大きくとることができ、ニー成
分の発生を低減することができると共に、安価に電子シ
ャッタを構成することができる固体撮像素子を提供す
る。 【解決手段】 縦型オーバーフロードレイン構造を有
し、第1導電型半導体基板11内に形成された第2導電
型のオーバーフローバリア領域12と、撮像領域31の
外側に形成された第2導電型ウエル領域32との間に、
第2導電型不純物導入領域52が形成されて、2つの領
域12,32のコンタクトがされて成る固体撮像素子1
を構成する。また、さらに第2導電型ウエル領域32よ
り更に外側の平面位置に第1導電型ウエル領域55が形
成され、この第1導電型ウエル領域55と第1導電型半
導体基板11との間に第1導電型不純物導入領域57が
形成されて、2つの領域55,11のコンタクトがとら
れた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサから基板側
に電荷の掃き捨てがなされる縦型オーバーフロードレイ
ン構造を有する固体撮像素子、例えばHADセンサ構造
を有するCCD固体撮像素子に係わる。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子において、動解像度を向上
する目的で、1フィールド期間のある特定の時間に画素
に蓄積された信号電荷を一旦掃き出し、そこから再度そ
のフィールドの終わりまで光電変換した電荷を蓄積し読
み出すいわゆる電子シャッタ動作が行われている。
【0003】そして、例えばオーバーフローバリアとオ
ーバーフロードレインを設けて、不要な電荷を一旦掃き
出す際に、オーバーフローバリアを除去してオーバーフ
ロードレインに流すことにより電子シャッタ動作を行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】空乏層が2μm以上と
なるセンサ構造を有する固体撮像素子において、上述の
電子シャッタ動作を行う方法の1つとして、例えば半導
体基板の表面側に転送レジスタに平行してオーバーフロ
ードレインを配置したいわゆる横型オーバーフロードレ
イン構造を構成する方法がある。
【0005】ところが、このときユニットセル内に横型
オーバーフロードレインを設けるスペースが必要となる
ために、縦型オーバーフロードレイン構造と比較して、
このスペースの分センサ開口が小さくなる欠点がある。
【0006】また、半導体基板側に基板面に略平行に形
成されたオーバーフロードレインを設けた縦型オーバー
フロードレイン構造を構成することにより、上述の電子
シャッタ動作を行う方法がある。
【0007】このとき、一般に半導体基板の裏面に金を
蒸着させて基板とコンタクトをとり、この金を通じて基
板裏面から電子シャッタパルスを入力するように構成さ
れる。この方法では、金を蒸着させる必要があることか
ら材料費が高くなる欠点がある。
【0008】また、上述の縦型オーバーフロードレイン
構造のセンサにおける深さ方向のポテンシャル図を図9
に示す。図9Aは入射光量が少ない状態、図9Bは入射
光量が多い状態をそれぞれ示す。
【0009】光電変換で発生した信号電荷(即ち電子)
のうち、センサ毎の規定量以上即ち信号電荷の最大蓄積
量以上の信号電荷(電子)は、オーバーフローバリアO
FBを超えて基板電圧VSUB が印加された基板に掃き捨
てられる。
【0010】ところが、入射光量が多くなると、図9B
に示すように、掃き捨て電荷量の増加に伴いオーバーフ
ローバリアOFBのポテンシャルが浅くなり、その結果
上述の規定量が増えてしまい、信号電荷が最大蓄積量を
超えて蓄積されるようになる。この規定量の増加がいわ
ゆるニー(KNEE)成分となる。
【0011】センサに入射される光量と、規定の信号量
の増加分即ちニー成分との関係を図10に示す。入射光
量の増加によりニー成分が増加することが分かる。
【0012】上述のニー成分の増加により、ダイナミッ
クレンジやリニアリティを阻害し、またブルーミングを
発生させる等の不都合を生じる。
【0013】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、センサ開口を大きくとることができ、ニー成分
の発生を低減することができると共に、安価に電子シャ
ッタを構成することができる固体撮像素子を提供するも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、縦型オーバーフロードレイン構造を有し、第1導電
型半導体基板内に形成された第2導電型のオーバーフロ
ーバリア領域と、撮像領域の外側に形成された第2導電
型ウエル領域との間に、第2導電型不純物導入領域が形
成されて、2つの領域のコンタクトがされて成るもので
ある。
【0015】上述の本発明の構成によれば、第2導電型
不純物導入領域によりオーバーフローバリア領域とウエ
ル領域とのコンタクトがされて成ることにより、ウエル
領域に接続された電極に所定の電位、例えばグランド電
位を印加すれば、オーバーフローバリア領域をグランド
電位とすることができる。これによりオーバーフローバ
リア領域のポテンシャルの変化を抑制することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、センサから基板側に電
荷の掃き捨てがなされる縦型オーバーフロードレイン構
造を有する固体撮像素子であって、第1導電型半導体基
板内に形成された第2導電型のオーバーフローバリア領
域と、撮像領域の周辺に形成された第2導電型ウエル領
域との間に、第2導電型不純物導入領域が形成されて、
2つの領域のコンタクトがされて成る固体撮像素子であ
る。
【0017】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、第2導電型ウエル領域より更に外側の平面位置に第
1導電型ウエル領域が形成され、該第1導電型ウエル領
域と上記第1導電型半導体基板との間に第1導電型不純
物導入領域が形成されて、上記2つの領域のコンタクト
がされて成る構成とする。
【0018】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、センサにおける空乏層の厚さが2μm以上である構
成とする。
【0019】図1は本発明の一実施の形態として固体撮
像素子の要部(受光部付近)の概略断面図を示す。この
固体撮像素子1は、撮像領域31(図5の平面図参照)
内に、図示しないが画素となる複数の受光素子がマトリ
クス状に配列され、各受光素子の一側にCCD構造の垂
直転送レジスタが設けられ、各垂直転送レジスタの終端
に接続されてCCD構造の水平転送レジスタが設けられ
て構成されたCCD固体撮像素子に本発明を適用した場
合である。
【0020】図1に示すように、n型の半導体基板11
に第1のp型半導体ウエル領域12が形成され、この第
1のp型半導体ウエル領域12内に受光素子の構成要素
となるn型不純物拡散領域13と垂直転送レジスタ3を
構成するn型転送チャネル領域14並びにp型のチャネ
ルストップ領域15が形成され、n型不純物拡散領域1
3上にp型の正電荷蓄積領域16が、n型の転送チャネ
ル領域14の直下に第2のp型半導体ウエル領域17が
夫々形成されている。p型の正電荷蓄積領域16は、p
型のチャネルストップ領域15に電気的に接して形成さ
れる。
【0021】ここで、第1のp型半導体ウエル領域12
と、n型不純物拡散領域13と、p型の正電荷蓄積領域
16とによってHAD(ホール・アキュミュレイテッド
・ダイオード)センサと呼ばれる受光素子2が構成され
る。
【0022】垂直転送レジスタ3を構成する転送チャネ
ル領域14、チャネルストップ領域15及び読み出しゲ
ート部4上にゲート絶縁膜18を介して第1層及び第2
層の多結晶シリコンからなる転送電極19が形成され、
転送チャネル領域14、ゲート絶縁膜18及び転送電極
19により、垂直転送レジスタ3が構成される。さら
に、層間絶縁膜20を介して受光素子(以下センサとす
る)2を除く垂直転送レジスタ3等の他部に例えばAl
膜による遮光膜21が被着形成される。
【0023】この固体撮像素子1では、受光素子(セン
サ)2で発生した信号電荷が読み出しゲート部4を通し
て垂直転送レジスタ3に読み出された後、垂直転送レジ
スタ3内を垂直方向に転送される。更にその信号電荷が
水平転送レジスタに転送され、水平転送レジスタ内を水
平方向に転送されて、出力回路を通して出力されるよう
になされる。
【0024】そして、n型半導体基板11内に形成され
た第1のp型半導体ウエル領域12により、後述するよ
うにオーバーフロードレインが形成されて、縦型オーバ
ーフロードレイン構造が形成されている。
【0025】次に、図1に示した固体撮像素子1の製造
工程の一形態を図2を用いて説明する。この製造工程は
特に空乏層が2μm以上のセンサ構造を有する場合に好
適な製造工程である。
【0026】まず、図2Aに断面図を示すように、例え
ばn型のシリコンから成る半導体基板11のイメージ領
域(撮像領域)31となる領域全体に、B(ボロン)を
1MeV以上の高い加速エネルギーでイオン注入する。
【0027】その後、900℃以上の温度で半導体基板
11をアニールさせることにより、図2Bに示すように
Bを拡散させて、表面から例えば2μm以上の深さに第
1のp型半導体ウエル領域12即ちオーバーフローバリ
ア領域を形成する。
【0028】図2C以降はセンサ2となる領域周辺の断
面図を示す。次に、同様な方法で、図2Cに示すように
各センサ2となる領域に、P(リン)を1MeV以上の
高い加速エネルギーでイオン注入する。さらに、その後
900℃以上の温度で基板11をアニールさせることに
より、図2Dに示すようにPを拡散させてセンサ2の蓄
積領域となるn型の不純物拡散領域13を形成する。
【0029】次に、図2Eに示すように、各センサ2と
なる領域に高濃度のB(ボロン)を低い加速エネルギー
でイオン注入することにより、p+ 領域即ち正電荷蓄積
領域16を形成し、いわゆるHADセンサを構成する。
【0030】このようにして、図3にセンサ2の深さ方
向のポテンシャル図を示すようなpnpn構造のHAD
センサを形成することができる。第1のp型半導体ウエ
ル領域12によりオーバーフローバリアOFBが形成さ
れて縦型オーバーフローバリア構造が構成されている。
【0031】このようなポテンシャルを有するHADセ
ンサにおいて、図4に示すように、基板電圧VSUB をΔ
SUB 増加させることにより、オーバーフローバリアO
FBをつぶして不要な電荷(電子)の排出を行うことが
でき、電子シャッタ動作を行うことができる。
【0032】さらに、本実施の形態の固体撮像素子1に
おいては、特にこの電荷の排出を行う過程以外の過程に
おけるオーバーフローバリアOFBのポテンシャルを安
定化させるための構成を有する。
【0033】図5に本実施の形態の固体撮像素子1の概
略平面図を示す。撮像領域31下に図中鎖線で示すオー
バーフローバリア領域即ち第1のp型半導体ウエル領域
12が形成されている。そして、この第1のp型半導体
ウエル領域12上、撮像領域31の外側の図中実線で囲
まれた額縁状の部分に第3のp型半導体ウエル領域32
が形成されている。33は、第3のp型半導体ウエル領
域32に配線を接続するためのコンタクト部を示す。こ
のコンタクト部33は配線を通じてパッド35に接続さ
れる。
【0034】さらに、第3のp型半導体ウエル領域32
が形成された部分より半導体基板の外縁側に後述するn
型半導体ウエル領域と接続されたコンタクト部34が設
けられ、このコンタクト部34は配線を通じてパッド3
6に接続される。
【0035】図5のI−I′線における断面図を図6
に、II−II′線における断面図を図7にそれぞれ示す。
本実施の形態の固体撮像素子1においては、特に第3の
p型半導体ウエル領域32とオーバーフローバリア領域
即ち第1のp型半導体ウエル領域12との間に、図6に
示すように、p型不純物導入領域52を形成する。この
p型不純物導入領域52を形成することにより、第3の
p型半導体ウエル領域32と第1のp型半導体ウエル領
域12とのコンタクトがなされる。
【0036】第3のp型半導体ウエル領域32のコンタ
クト部33は、半導体表面を覆う絶縁膜(例えば酸化シ
リコン膜)41に形成されたコンタクトホールにより構
成され、このコンタクト部33において第3のp型半導
体ウエル領域32とAl等の配線42とのコンタクトが
なされている。尚、第3のp型半導体ウエル領域32内
にはp+ 領域51が形成されて、このコンタクト部33
におけるコンタクト抵抗を低減している。
【0037】そして、配線42に所定の電位、この場合
はグランド電位GNDを与えることにより、第3のp型
半導体ウエル領域32、並びにp型不純物導入領域52
を通じてコンタクトされたオーバーフローバリア領域1
2の電位をグランド電位に抑えることができる。
【0038】p型不純物導入領域52は、1MeV以上
の高い加速エネルギーでB(ボロン)をイオン注入する
ことにより形成することができる。
【0039】上述のようにオーバーフローバリア領域1
2をグランド電位GNDに抑えることができるため、光
量が大きい時に、図8Bに示したように掃き捨て電荷に
よってオーバーフローバリアOFBが浅くなる現象を抑
制することができ、いわゆるKNEE成分を小さくする
ことができる効果を有する。
【0040】また、本実施の形態においては、さらに、
図7に示すように、半導体基板11の外縁側の表面にn
型半導体ウエル領域55を形成し、このn型半導体ウエ
ル領域55下にn型不純物導入領域57を形成する。こ
のn型不純物導入領域57を形成することにより、n型
半導体ウエル領域55と基板11とのコンタクトがなさ
れる。
【0041】n型半導体ウエル領域55のコンタクト部
34は、半導体表面を覆う絶縁膜(例えば酸化シリコン
膜)41に形成されたコンタクトホールにより構成さ
れ、このコンタクト部34においてn型半導体ウエル領
域55とAl等の配線43とのコンタクトがなされてい
る。尚、n型半導体ウエル領域55内にはn+ 領域56
が形成されて、このコンタクト部34におけるコンタク
ト抵抗を低減している。
【0042】そして、配線43に基板電位VSUB を与え
ることにより、n型半導体ウエル領域55、並びにn型
不純物導入領域57を通じてコンタクトされた基板11
に基板電位VSUB を印加することができる。
【0043】これにより、配線層から基板電位VSUB
入力することができ、基板11の裏面に金を蒸着して基
板電位VSUB を入力する必要がなくなるので、材料費が
低減される。
【0044】n型不純物導入領域57は、1MeV以上
の高い加速エネルギーでP(リン)又はAs(砒素)を
イオン注入することにより形成することができる。
【0045】上述の本発明の実施の形態の固体撮像素子
1によれば、オーバーフローバリア領域12を例えばグ
ランド電位GNDに抑えることができるため、信号のK
NEE成分を抑制することができる。従って、ダイナミ
ックレンジや良好なリニアリティを得ることができ、ブ
ルーミングの発生を低減することができる。
【0046】さらに、基板電位VSUB を入力するため
に、基板11の裏面に金を蒸着する必要がなく、縦型オ
ーバーフロードレイン構造を安価に構成することができ
る。
【0047】また、横型オーバーフロードレイン構造を
用いず縦型オーバーフロードレイン構造を用いることが
できるので、センサ開口を大きくとることができる。
【0048】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。図8は、本発明の他の実施の形態の固体撮像素子の
一製造工程の断面図を示す。
【0049】n型の導体基板11の比較的浅い位置にB
(ボロン)のイオン注入を行って第1のp型半導体ウエ
ル領域12を形成した後、n型もしくはn- のエピタキ
シャル層61を結晶成長させる。そして、このエピタキ
シャル層61に、図8に示すようにn型不純物拡散領域
13、p+ の正電荷蓄積領域16を順次形成してHAD
センサを形成することができる。
【0050】本実施の形態によれば、第1のp型半導体
ウエル領域12を形成するためのB(ボロン)のイオン
注入において、加速エネルギーを高くしなくても、エピ
タキシャル層61の分だけ深い位置に第1のp型半導体
ウエル領域12を形成することができる。即ち空乏層が
2μm以上と深いセンサ構造を比較的容易に形成するこ
とができる。
【0051】上述の本発明の固体撮像素子は、特に2μ
m以上の空乏層を有する固体撮像素子に適用して好適で
ある。空乏層が2μm以上であると、2μm以上の深さ
に形成されたオーバーフローバリア領域と、配線が接続
される基板表面側とのコンタクトを通常の構成ではコン
タクトすることができない。
【0052】これに対して本発明を適用して、第2導電
型の不純物導入領域を形成することにより、コンタクト
されるように構成してオーバーフローバリア領域に所定
の電位例えばグランド電位GNDを印加して、オーバー
フローバリア領域のポテンシャルの変動を抑制すること
ができる。
【0053】また、オーバーフローバリア領域に印加さ
れる所定の電位は、グランド電位GND以外でもよい。
グランド電位GNDを印加する構成とすると、単純な構
成でオーバーフローバリア領域に電位を印加することが
できるという利点を有する。
【0054】本発明の固体撮像素子は、上述の実施の形
態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0055】
【発明の効果】上述の本発明による固体撮像素子によれ
ば、ウエル領域に接続された電極に所定の電位、例えば
グランド電位を印加すれば、第2導電型不純物導入領域
を通じてコンタクトされたオーバーフローバリア領域を
グランド電位とすることができる。これによりオーバー
フローバリア領域のポテンシャルの変化を抑制すること
ができるので、信号のKNEE成分を抑制することがで
きる。
【0056】従って、ダイナミックレンジや良好なリニ
アリティを確保することができ、ブルーミングの発生を
低減することができる。
【0057】また、第2導電型ウエル領域より更に外側
の平面位置に形成された第1導電型ウエル領域と、第1
導電型半導体基板との間に第1導電型不純物導入領域が
形成されて、2つの領域のコンタクトがされた構成とし
たときには、第1導電型ウエル領域から即ち基板表面側
から基板電位を入力することができ、基板電位を入力す
るために基板裏面に金を蒸着する必要がなく、縦型オー
バーフロードレイン構造を安価に構成することができ
る。
【0058】また、横型オーバーフロードレインを用い
ず縦型オーバーフロードレインを用いるため、センサ開
口を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の固体撮像素子の要部の
概略断面図である。
【図2】A〜E 図1の固体撮像素子の製造工程を示す
断面図である。
【図3】図1の固体撮像素子のセンサにおける深さ方向
のポテンシャル図である。
【図4】図1の固体撮像素子における電子シャッタ動作
を説明する図である。
【図5】図1の固体撮像素子の概略平面図である。
【図6】図5のI−I′における断面図である。
【図7】図5のII−II′における断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の固体撮像素子の一製
造工程を示す断面図である。
【図9】縦型オーバーフロードレイン構造のセンサにお
ける深さ方向のポテンシャル図である。A 入射光量が
少ない状態のポテンシャル図である。B 入射光量が多
い状態のポテンシャル図である。
【図10】ニー(KNEE)成分を説明する図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子、2 受光素子(センサ)、3 垂直
転送レジスタ、4 読み出しゲート部、11 半導体基
板、12 第1のp型半導体ウエル領域、13n型不純
物拡散領域、14 n型転送チャネル領域、15 チャ
ネルストップ領域、16 正電荷蓄積領域、17 第2
のp型半導体ウエル領域、18 ゲート絶縁膜、19
転送電極、20 層間絶縁膜、21 遮光膜、31 撮
像領域(イメージ領域)、32 第3のp型半導体ウエ
ル領域、33,34 コンタクト部、35,36 パッ
ド、41 絶縁膜、42,43 配線、51 p+
域、52 p型不純物導入領域、55 n型半導体ウエ
ル領域、56 n+ 領域、57 n型不純物導入領域、
61 エピタキシャル層、OFB オーバーフローバリ
ア、GND グランド電位、VSUB 基板電位

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサから基板側に電荷の掃き捨てがな
    される縦型オーバーフロードレイン構造を有する固体撮
    像素子であって、 第1導電型半導体基板内に形成された第2導電型のオー
    バーフローバリア領域と、撮像領域の外側に形成された
    第2導電型ウエル領域との間に、第2導電型不純物導入
    領域が形成されて、上記2つの領域のコンタクトがされ
    て成ることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記第2導電型ウエル領域より更に外側
    の平面位置に第1導電型ウエル領域が形成され、該第1
    導電型ウエル領域と上記第1導電型半導体基板との間に
    第1導電型不純物導入領域が形成されて、上記2つの領
    域のコンタクトがされて成ることを特徴とする請求項1
    に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記センサにおける空乏層の厚さが2μ
    m以上であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮
    像素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7554069B2 (en) 2007-02-23 2009-06-30 Sony Corpration Solid state imaging device and imaging apparatus having a first well region forming an overflow barrier interposed between a photoelectric conversion area and a second well region

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US7554069B2 (en) 2007-02-23 2009-06-30 Sony Corpration Solid state imaging device and imaging apparatus having a first well region forming an overflow barrier interposed between a photoelectric conversion area and a second well region

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