JP2010171042A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置において、フォトダイオードの受光面積を減少させることなくフォトダイオード領域の電位を安定化する。
【解決手段】半導体装置100は、基板101に複数の画素がアレイ状に配列され、複数の画素のそれぞれは、N型拡散層からなるフォトダイオード領域103と、フォトダイオード領域103上に形成され且つP型拡散層からなる埋め込み領域104とを備え、埋め込み領域104上に電気的に接続するようにポリシリコン部117が形成されている
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ等に用いられる固体撮像素子の構造に関し、特に、CCD(Charge Coupled Device)のフォトダイオード領域における電位を安定化させることのできる撮像素子に関する。
近年、デジタルカメラ、ビデオカメラ等用いられる撮像素子は、画素数の増大、フレームレートの向上が進んでいることから、画素サイズを縮小すると共に、高速性能を高めることが必要となっている。
図4は、一般的なCCDデバイス10における一画素分の断面図である。図4のCCDデバイス10において、N型拡散層からなるエピ基板11中にP型拡散層からなる埋め込み分離領域12と、その上方にN型拡散層からなるフォトダイオード領域13とが形成されている。外部から照射された光によって生成された電荷は、フォトダイオード領域13に蓄積される。該電荷がエピ基板11の表面部において再結合により消滅するのを防止するために、フォトダイオード領域13上にはP型拡散層からなる埋め込み領域14が形成されている。
また、エピ基板11の表面部において、埋め込み領域14と並んでP型拡散層からなる読み出しチャネル領域16及びN型拡散層からなる垂直転送領域15が形成されている。フォトダイオード領域13に蓄積された電荷は、読み出しチャネル領域16を経由して垂直転送領域15に転送され、継いで水平転送領域(図示せず)に転送され、最終的には画像信号として外部回路にて処理される。
垂直転送領域15の側方及び下方に、それぞれP型拡散層として、チャネルストップ領域17及び分離領域18が形成され、フォトダイオード領域13に蓄積された電荷が読み出しチャネル領域16以外に漏れ出すのを防止している。
エピ基板11上に誘電膜からなるゲート絶縁膜19が形成され、垂直転送領域15の上方にゲート絶縁膜19を介してゲート電極20が形成されている。ゲート電極20に信号を与えることにより、フォトダイオード領域13から垂直転送領域15への電荷の転送と、垂直転送領域15から水平転送領域への電荷の転送が制御される。
フォトダイオード領域13の上方には、照射された光信号が効率良く届くように、シリコン窒化膜からなる反射防止膜21が形成されている。ゲート電極20上を含むエピ基板11上を覆うようにシリコン酸化膜からなる絶縁膜22が形成されている。更に金属製の遮光膜23が形成され、これが開口された部分であるフォトダイオード領域13以外には受光される光が入射しないようになっている。
撮像素子は、アレイ状に配列された上記のような画素と、各画素からの信号を処理する外部回路とを備えている。ここで、撮像素子の場合、カメラのレンズの大きさが決まっているため、CCDデバイスの面積を一定にする必要がある。つまり、一画素を構成する各拡散層の幅は限定されており、画素数を増加させるためには一画素あたりの面積を小さくする必要がある。
また、撮像素子について、受光した光を基板に到達させる必要があることから、フォトダイオード領域には金属配線を設けることができないという制約がある。そのため、撮像素子は一般にアレイ状に配列された数百万以上の画素を備えているが、その最外周部の画素においてのみ電位が固定され、他の画素については拡散層によって繋がっているだけである。このことから、撮像素子の場合、素子サイズを縮小すると拡散層の幅が狭くなるために拡散抵抗が増大し、結果として、画素の拡散層における電位が安定しなくなる場合がある。このように画素の拡散層における電位が安定しない状態になると、高速な入力信号に対する応答が不可能になる。
そこで、撮像素子における拡散層の電位を安定化させる方法が提案されている。その一例として、以下に、図5を参照しながら、特許文献1に公開されている撮像素子について説明する。
図5は、特許文献1のCCDデバイスを説明する図であり、1画素程度の断面図である。図5において、エピ基板11、埋め込み分離領域12、フォトダイオード領域13、埋め込み領域14、垂直転送領域15、読み出しチャネル領域16、チャネルストップ領域17、分離領域18、ゲート絶縁膜19、ゲート電極20、反射防止膜21及び絶縁膜22については、一般的なCCDデバイス構造として図4により説明したものと同様である。
アルミニウムからなる遮光膜23についても、フォトダイオード領域13以外の部分を覆うように形成されている点は同じである。しかし、ゲート電極20の側方(読み出しチャネル領域16が形成されている側)において絶縁膜22が一部除去されていることにより、遮光膜23は埋め込み領域14と電気的に接続されている。
この構成により、CCDデバイスの埋め込み領域14は、比抵抗の低いアルミニウムからなる遮光膜23と直接接続されているため、電位が安定化されている。また、埋め込み領域14には読み出しチャネル領域16及びチャネルストップ領域17が電気的に接続されているため、これらの拡散層の電位についても同時に安定化する。
特開平6−224403号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術の場合、遮光膜23を使って埋め込み領域14の電位をとるために、遮光膜23をフォトダイオード領域13側に延ばす必要がある。このため、フォトダイオード領域13上の受光面積が減少する。
また、ゲート電極20には一般に10V程度の電圧が印加されること及び遮光膜23の電位を固定することから、ゲート電極20と遮光膜23との間の絶縁耐圧を確保する必要がある。このため、絶縁膜22を薄膜化することができず、遮光膜23がフォトダイオード領域13側に延びてしまうことになる。この点からも、フォトダイオード領域13の受光面積が更に減少する。
前記に鑑み、本発明の目的は、受光面積を減少させることなく埋め込み領域の電位を安定化する方法を提供することである。
前記の目的を達成するため、本願発明者は、以下のような検討を行なった。
まず、CCDデバイスは、フォトダイオードに対して照射された光をフォトダイオード領域において光電変換し、電荷として蓄積する。フォトダイオード領域上には、基板表面における再結合を防止するために、P型の埋め込み領域が設けられるのが一般的である。ここで、埋め込み領域は、読み出しチャネル領域、チャネルストップ領域等と電気的に接続されている。このため、埋め込み領域の電位を安定化させることにより、CCDの読み出し転送速度、分離特性等を安定化させることができる。
埋め込み領域の電位を固定するためには、メタル配線を用いて埋め込み領域を固定電位と接続するのが理想的である。しかし、フォトダイオード領域に入射されるべき光を反射してしまうため、金属製の配線を用いることはできない。
そこで、本願発明者は、高濃度にドーピングされたポリシリコンを用いて埋め込み領域の電位を固定することを着想した。
以上から、本発明に係る半導体装置は、基板に複数の画素が配列された半導体装置であって、複数の画素のそれぞれは、N型拡散層からなるフォトダイオード領域と、フォトダイオード領域上に形成され且つP型拡散層からなる埋め込み領域とを備え、埋め込み領域上に、埋め込み領域と電気的に接続するようにポリシリコン部が形成されている。
本発明の半導体装置によると、埋め込み領域上にポリシリコン部が形成され且つ電気的に接続されていることにより、埋め込み領域の電位が安定化されている。また、各画素において、埋め込み領域と電気的に接続された読み出しチャネル領域、チャネルストップ領域等も備えられているとすると、これらの領域についても電気的に安定化する。このように、各領域が電気的に安定化することにより、半導体装置は、高速な入力信号に対する応答性等、良好な性能を発揮することができる。
金属配線とは異なり、ポリシリコン部は入射光を反射することがないため、フォトダイオード領域の上方に問題なく形成することができる。また、受光面積を減少させることなしに以上の効果を発揮することができるため、感度の低下を招くこともない。
尚、ポリシリコン部は、P型にドーピングされていることが好ましい。
これにより、P型拡散層である埋め込み領域に対して電気的に接続される。
次に、本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、基板に複数の画素が配列された半導体装置の製造方法において、基板上部に、複数の画素ごとにフォトダイオード領域及びその上に位置する埋め込み領域を形成する工程(a)と、埋め込み領域上を含む基板上を覆う絶縁膜を形成する工程(b)と、埋め込み領域上の絶縁膜を選択的に除去する工程(c)と、絶縁膜の除去された領域に、P型不純物がドーピングされたポリシリコン部を選択的に形成する工程(d)とを備える。
このようにすると、埋め込み領域上にポリシリコン部を備える本発明の半導体装置を製造することができる。
また、本発明に係る第2の半導体装置の製造方法は、基板に複数の画素が配列された半導体装置の製造方法において、基板上部に、複数の画素ごとにフォトダイオード領域を形成する工程(a)と、フォトダイオード領域上を含む基板上を覆う絶縁膜を形成する工程(b)と、フォトダイオード領域上の絶縁膜を選択的に除去する工程(c)と、絶縁膜の除去された領域に、P型不純物がドーピングされたポリシリコン部を選択的に形成する工程(d)と、熱処理により、P型不純物がドーピングされたポリシリコン部からフォトダイオード領域上部にP型不純物を導入し、埋め込み領域を形成する工程(e)とをそなえる。
このようにすると、埋め込み領域にあらかじめP型の不純物を高濃度に添加しておくことにより、ポリシリコンからの固層拡散によってフォトダイオードを形成することが可能となる。このようにして形成された埋め込み領域は、ポリシリコンに対してセルフアラインメントとなるため、アラインメント精度の要求が無くなるという利点がある。
また、フォトダイオードに蓄積される電荷の量を大きくするためには、埋め込み領域を限りなく浅く形成することが望ましい。よって、一般に、イオン注入による形成よりも拡散層を浅く形成することができるポリシリコンからの固層拡散を用いることが有用である。
本発明に係る半導体装置によると、受光面積を減らすことなく埋め込み領域の電位が安定化された半導体装置を提供することができる。
以下に、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜(c)は、例えばCCDデバイスである本実施形態の撮像装置100について、その画素一つ程度を含む範囲を示す図である。図1(a)が平面図であり、そのIb-Ib'線及びIc-Ic'線における断面が順に図1(b)及び図1(c)に示されている。但し、図1(a)においては、一部構成要素のみが示されている。
また、図2は、撮像装置100において二次元アレイ状に配列された画素134と、画素134から出力された信号を処理する外部回路135とを模式的に示す平面図である。以下、水平方向及び垂直方向とは、いずれも図2のような画素134の配列の方向に基づいて言うものである。
図1(b)に示す通り、撮像装置100は、N型拡散層からなるエピ基板101を用いて形成されている。エピ基板101中にはP型拡散層からなる埋め込み分離領域102が形成され、その上方に、N型拡散層からなるフォトダイオード領域103が形成されている。フォトダイオード領域103において、外部から照射された光によって生成された電荷が蓄積される。フォトダイオード領域103上にはP型拡散層からなる埋め込み領域104が形成され、フォトダイオード領域103に蓄積された電荷が、エピ基板101の表面部において再結合により消滅するのを防止している。
また、エピ基板101の表面部において、埋め込み領域104に対して順に並ぶように、P型拡散層からなる読み出しチャネル領域106と、N型拡散層からなる垂直転送領域105とが形成されている。フォトダイオード領域103に蓄積された電荷は、読み出しチャネル領域106を経由して垂直転送領域105に転送され、継いで垂直転送領域105から水平転送領域(図示せず)に転送され、最終的には画像信号として外部回路135(図2参照)にて処理される。
垂直転送領域105に対し、それぞれP型拡散層として、読み出しチャネル領域106とは反対側のエピ基板101の表面部にはチャネルストップ領域107、下方には分離領域108が形成されている。これらの領域は、フォトダイオード領域103に蓄積された電荷が読み出しチャネル領域106以外に漏れ出すのを防止している。
エピ基板101の表面を覆うように誘電膜からなるゲート絶縁膜109が形成され、該ゲート絶縁膜109を介して垂直転送領域105の上方に、ゲート電極110が形成されている。ゲート電極110に信号を与えることにより、フォトダイオード領域103から垂直転送領域105への電荷の転送と、垂直転送領域105から水平転送領域への電荷の転送が制御される。
また、図1(a)及び(c)に示す通り、各画素を垂直方向に分離するように、エピ基板101中に、P型拡散層からなる垂直分離領域116が形成されている。
また、埋め込み領域104上に直接接するように、ポリシリコン部117が形成されている。ポリシリコン部117は、例えばボロンが1×1020/cm3 程度の高濃度にドープされ、埋め込み領域104と電気的に良好に接続されている。
更に、ポリシリコン部117は、固定電位に電気的に接続されている。例えば、ポリシリコン部117は、画素のアレイの外側の接地電位等に電気的に接続されている。これにより埋め込み領域104等の電気的安定を確実にしている。
フォトダイオード領域103の上方(ポリシリコン部117上)には、シリコン窒化膜からなる反射防止膜111が形成され、撮像装置100の上方から照射された光信号が効率良くフォトダイオード領域103に届くようになっている。ゲート電極110上を含むエピ基板101上を覆うようにシリコン酸化膜からなる絶縁膜112が形成されている。更に、フォトダイオード領域103以外の部分を覆うように金属製の遮光膜113が形成され、フォトダイオード領域103以外には受光される光が入射しないようになっている。
以上のように構成された撮像装置100において、埋め込み領域104は、高濃度のボロンがドープされていることにより低抵抗となったポリシリコン部117と電気的に接続されている。このため、CCD等である撮像装置100の全画素において、埋め込み領域104の電位がポリシリコン部117を経由して安定している。更に、読み出しチャネル領域106、チャネルストップ領域107、分離領域108、垂直分離領域116等についても、埋め込み領域104を経由して電位が安定している。
このように、ポリシリコン部117を備えることにより各画素の拡散層における電位を安定させることができ、その結果、高速な入力信号に対する応答性、読み出し特性、分離特性等の劣化を防ぐことができる。また、このことは、フォトダイオード領域103の受光面積を減少させることなく実現できる。
次に、例示的撮像装置100の製造方法について説明する。図3(a)〜(d)は、撮像装置100の製造方法を説明する模式的な断面図であり、図1(b)に対応する。
図3(a)の構造を形成する工程から説明する。まず、N型のエピ基板101中に、P型拡散層である埋め込み分離領域102を形成する。このためには、例えば、不純物としてボロンを用い、ドーズ量1×1012/cm3 、注入エネルギー2.0MeVの条件にて注入を行なえば良い。
エピ基板101中に形成された各領域についても、不純物を打ち込むことにより形成する。以下には、それぞれの注入の条件について具体例を示す。
N型拡散層であるフォトダイオード領域103について、ドーズ量1×1012/cm3 、注入エネルギー2.5MeVの条件にてリンを注入する。同じくN型拡散層である垂直転送領域105について、ドーズ量5×1012/cm3 、注入エネルギー250keVの条件にて砒素を注入する。P型拡散層である読み出しチャネル領域106について、ドーズ量5×1012/cm3 、注入エネルギー60keVの条件にてボロンを注入する。P型拡散層であるチャネルストップ領域107について、ドーズ量7×1012/cm3 、注入エネルギー60eVの条件にてボロンを注入する。P型拡散層である分離領域108について、ドーズ量2×1012/cm3 、注入エネルギー400keVの条件にてボロンを注入する。
更に、図3(a)には示されていない垂直分離領域116についても、ドーズ量1.5×1012/cm3 、注入エネルギー3MeVの条件にてボロンを注入することにより形成する。
以上の各領域を形成した後、例えば900℃のパイロ酸化により、エピ基板101上に厚さ30nmのゲート絶縁膜109を形成する。
次に、図3(b)に示す工程を行なう。ここでは、まず、ウェットエッチングによりフォトダイオード領域103上方の部分のゲート絶縁膜109を選択的に除去する。次に、例えば1×1020/cm3 程度の高濃度にボロンが添加されたポリシリコンをCVD法により堆積し、ドライエッチングによりフォトダイオード領域103上方に選択的にパターン化することにより、ポリシリコン部117を形成する。
次に、図3(c)の工程を行なう。ここでは、例えば900℃で且つ窒素雰囲気下のアニールを行なうことにより、ポリシリコン部117からフォトダイオード領域103の表面部にボロンを固層拡散させる。これにより、例えば深さ0.2μm程度のP型拡散層である埋め込み領域104を形成する。
次に、図3(d)の工程を行なう。まず、ポリシリコン部117上に反射防止膜111を形成する。このためには、例えば、シリコン窒化膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積した後、ドライエッチングによりポリシリコン部117上に選択的に残して反射防止膜111とする。
次に、垂直転送領域105上方に、ゲート絶縁膜109を介してゲート電極110を形成する。このためには、例えば、N型不純物がドープされたポリシリコンをCVD法により堆積し、ドライエッチングにより垂直転送領域105上方に選択的に残すようにすればよい。ここで、ポリシリコン部117はその上に設けられた反射防止膜111によってマスキングされているため、ゲート電極110の加工の際に侵食されるおそれはない。
次に、反射防止膜111、ゲート電極110等を覆うように、絶縁膜112を形成する。これは、例えば、CVD法により厚さ50nmのTEOS(Tetraetylorthosilicate)膜として形成する。更に、絶縁膜112上に、遮光膜113を形成する。このためには、例えば、アルミニウム膜をPVD(Physical Vapor Deposition)により形成した後、ドライエッチングにより所定の領域(フォトダイオード領域103の上方等)に開口を有するように成形する。
この後、最終保護膜(図示省略)の形成、活性化アニール等を行なうと、撮像装置100が完成する。このような撮像装置100の動作については、既に説明した通りである。
尚、以上の例では、ポリシリコン部117から不純物を拡散することにより埋め込み領域104を形成した。このようにすると、ポリシリコン部117に対してセルフアラインメントに埋め込み領域104を形成することができ、アラインメント精度が要求されないという利点がある。また、イオン注入等を用いるよりも浅い埋め込み領域104とすることができ、これは、フォトダイオードに蓄積される電荷量を大きくするために有利である。しかし、イオン注入によって埋め込み領域104を形成しても良い。
本発明の半導体装置によると、感度の低下を避けながら高速な入力信号に対する応答性等、良好な性能を発揮する撮像装置及びその製造方法が実現でき、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ等に用いるCCDデバイスとしても有用である。
図1(a)〜(c)は、本開示の半導体装置について示す平面図及び断面図である。 図2は、本開示の半導体装置における画素の配列と周辺回路とを示す図である。 図3(a)〜(d)は、本開示の半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図4は、一般的なCCDデバイスにおける一画素分程度の範囲を示す断面図である。 図5は、他の一般的なCCDデバイスにおける一画素分程度の範囲を示す断面図である。
100 撮像装置
101 エピ基板
102 埋め込み分離領域
103 フォトダイオード領域
104 埋め込み領域
105 垂直転送領域
106 読み出しチャネル領域
107 チャネルストップ領域
108 分離領域
109 ゲート絶縁膜
110 ゲート電極
111 反射防止膜
112 絶縁膜
113 遮光膜
116 垂直分離領域
117 ポリシリコン部
134 画素
135 外部回路

Claims (5)

  1. 基板に複数の画素が配列された半導体装置であって、
    前記複数の画素のそれぞれは、N型拡散層からなるフォトダイオード領域と、前記フォトダイオード領域上に形成され且つP型拡散層からなる埋め込み領域とを備え、
    前記埋め込み領域上に、前記埋め込み領域と電気的に接続するようにポリシリコン部が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1の半導体装置において、
    前記ポリシリコン部は、P型にドーピングされていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2の半導体装置において、
    前記ポリシリコン部は、固定電位に電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 基板に複数の画素が配列された半導体装置の製造方法において、
    前記基板上部に、前記複数の画素ごとにフォトダイオード領域及びその上に位置する埋め込み領域を形成する工程(a)と、
    前記埋め込み領域上を含む前記基板上を覆う絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記埋め込み領域上の前記絶縁膜を選択的に除去する工程(c)と、
    前記絶縁膜の除去された領域に、P型不純物がドーピングされたポリシリコン部を選択的に形成する工程(d)とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 基板上部に複数の画素が配列された半導体装置の製造方法において、
    前記基板上に、前記複数の画素ごとにフォトダイオード領域を形成する工程(a)と、
    前記フォトダイオード領域上を含む前記基板上を覆う絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記フォトダイオード領域上の前記絶縁膜を選択的に除去する工程(c)と、
    前記絶縁膜の除去された領域に、P型不純物がドーピングされたポリシリコン部を選択的に形成する工程(d)と、
    熱処理により、前記P型不純物がドーピングされたポリシリコン部から前記フォトダイオード領域上部にP型不純物を導入し、埋め込み領域を形成する工程(e)とをそなえることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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