JP2000172800A - 表示機能付きカード装置及び湿度測定機能付きカード装置 - Google Patents
表示機能付きカード装置及び湿度測定機能付きカード装置Info
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- JP2000172800A JP2000172800A JP10349647A JP34964798A JP2000172800A JP 2000172800 A JP2000172800 A JP 2000172800A JP 10349647 A JP10349647 A JP 10349647A JP 34964798 A JP34964798 A JP 34964798A JP 2000172800 A JP2000172800 A JP 2000172800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カード装置の電池の消耗を少なくする。
【解決手段】 カード装置は、カード本体60と表示部
70とに分離され、それぞれに内部を駆動する電池6
2、73が設けられている。表示部70の表示素子72
に表示を行う場合にのみ、カード本体60と表示部70
とを連結することにより、電池73と表示回路71とが
配線64に接続される。電池73と表示回路71とが接
続されると、表示素子72が駆動されて表示が行われ
る。
70とに分離され、それぞれに内部を駆動する電池6
2、73が設けられている。表示部70の表示素子72
に表示を行う場合にのみ、カード本体60と表示部70
とを連結することにより、電池73と表示回路71とが
配線64に接続される。電池73と表示回路71とが接
続されると、表示素子72が駆動されて表示が行われ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境温度等の測定
結果等をビジュアルに表示する機能を持つ表示機能付き
カード装置と、湿度を測定する機能を持つ湿度測定機能
付きカード装置とに関するものである。
結果等をビジュアルに表示する機能を持つ表示機能付き
カード装置と、湿度を測定する機能を持つ湿度測定機能
付きカード装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードのうち、計測を行う機
能を持つカード装置に関する技術としては、例えば、次
の文献に記載されたものがあった。 文献1;特開平3−282691号公報 前記文献1には、温度センサと表示部とを持つカード装
置が記載されている。このようなカード装置では、例え
ば時事刻々の温度やカード装置の動作状態をビジュアル
に表示することができる。さらに、このカード装置は、
温度センサを用いて測定した温度測定データをカード装
置内のメモリ等に記録しておき、これを外部のパーソナ
ルコンピュータ等のホスト装置1に転送することによ
り、ホスト装置1での温度管理が可能となる。
能を持つカード装置に関する技術としては、例えば、次
の文献に記載されたものがあった。 文献1;特開平3−282691号公報 前記文献1には、温度センサと表示部とを持つカード装
置が記載されている。このようなカード装置では、例え
ば時事刻々の温度やカード装置の動作状態をビジュアル
に表示することができる。さらに、このカード装置は、
温度センサを用いて測定した温度測定データをカード装
置内のメモリ等に記録しておき、これを外部のパーソナ
ルコンピュータ等のホスト装置1に転送することによ
り、ホスト装置1での温度管理が可能となる。
【0003】このようなカード装置の本来の目的は、温
度を測定して温度管理を行うことにあり、表示部はオプ
ション的であって、必要なときに表示を行えばよい。表
示部に対し、カード装置に内蔵する電池から、常時電源
供給を行うと、カード装置の電池寿命が短くなる。カー
ド装置の電池寿命を延ばすことを考えると、表示部がな
いほうがよいが、これでは必要なときにその場で温度や
カードの動作状態を見ることができなくなる。そこで、
表示部とカード本体とを分割し、必要に応じてこれらを
接続可能にすれば、カード本体の電池寿命を延ばしなが
ら、必要なときに表示させることができる。さらに、カ
ード本体と表示部の電池を別にすれば、カード本体と表
示部とを接続しても、表示のためにカード本体の電池を
消耗することがない。よって、例えばカード本体に表示
部を接続したままにしておいても、カード本体の電池の
寿命が短くなることがないので、温度を測定し、その結
果をメモリに格納するという本来の目的に影響を与える
ことがない。
度を測定して温度管理を行うことにあり、表示部はオプ
ション的であって、必要なときに表示を行えばよい。表
示部に対し、カード装置に内蔵する電池から、常時電源
供給を行うと、カード装置の電池寿命が短くなる。カー
ド装置の電池寿命を延ばすことを考えると、表示部がな
いほうがよいが、これでは必要なときにその場で温度や
カードの動作状態を見ることができなくなる。そこで、
表示部とカード本体とを分割し、必要に応じてこれらを
接続可能にすれば、カード本体の電池寿命を延ばしなが
ら、必要なときに表示させることができる。さらに、カ
ード本体と表示部の電池を別にすれば、カード本体と表
示部とを接続しても、表示のためにカード本体の電池を
消耗することがない。よって、例えばカード本体に表示
部を接続したままにしておいても、カード本体の電池の
寿命が短くなることがないので、温度を測定し、その結
果をメモリに格納するという本来の目的に影響を与える
ことがない。
【0004】図2は、従来の表示機能付きカード装置の
一例を示す構成図である。この装置は、温度測定結果等
をビジュアルに表示する機能を持つ表示機能付きカード
装置であり、カード本体10と該カード本体10に着脱
自在に分割された表示部20とで構成されている。カー
ド本体10は、温度センサ回路、マイクロプロセッサ等
で構成された計測制御回路、メモリで構成されたデータ
記憶回路、及びホスト装置1へデータを転送するホスト
通信回路等を有する内部回路11と、該内部回路11を
駆動するための電池12とを有している。内部回路11
は配線パターンを介してコネクタの接触子13に接続さ
れている。表示部20は、表示回路21と電池22とを
有している。表示回路21の内部に表示素子21aが組
み込まれている。表示回路21及び表示素子21aは電
池22から電源供給を受ける接続になっている。表示部
20には、カード本体10のコネクタと嵌合するコネク
タが設けられている。表示部20のコネクタの接触子2
3が配線パターンを介して表示回路21に接続されてい
る。このカード装置では、電池12と電池22とが別に
なっているので、表示回路21及び表示素子21aを駆
動するために、カード本体10の内部回路11を駆動す
る電池12を消耗することはない。
一例を示す構成図である。この装置は、温度測定結果等
をビジュアルに表示する機能を持つ表示機能付きカード
装置であり、カード本体10と該カード本体10に着脱
自在に分割された表示部20とで構成されている。カー
ド本体10は、温度センサ回路、マイクロプロセッサ等
で構成された計測制御回路、メモリで構成されたデータ
記憶回路、及びホスト装置1へデータを転送するホスト
通信回路等を有する内部回路11と、該内部回路11を
駆動するための電池12とを有している。内部回路11
は配線パターンを介してコネクタの接触子13に接続さ
れている。表示部20は、表示回路21と電池22とを
有している。表示回路21の内部に表示素子21aが組
み込まれている。表示回路21及び表示素子21aは電
池22から電源供給を受ける接続になっている。表示部
20には、カード本体10のコネクタと嵌合するコネク
タが設けられている。表示部20のコネクタの接触子2
3が配線パターンを介して表示回路21に接続されてい
る。このカード装置では、電池12と電池22とが別に
なっているので、表示回路21及び表示素子21aを駆
動するために、カード本体10の内部回路11を駆動す
る電池12を消耗することはない。
【0005】図3は、従来の表示機能付きカード装置の
他の例を示す構成図である。この装置は、表示機能付き
カード装置であり、カード本体30と該カード本体30
に着脱自在に分割された表示部40とで構成されてい
る。カード本体30は、温度センサ回路、マイクロプロ
セッサで構成された計測制御回路、メモリで構成された
データ記憶回路、及ホスト装置1へデータを転送するホ
スト通信回路等を含む、図2と同様の内部回路31と、
該内部回路31を駆動するための電池32とを有してい
る。内部回路31は配線パターンを介してコネクタの接
触子33に接続されている。表示部40は、表示回路4
1及び電池42と、これらの表示回路41と電池42と
の間に接続されたスイッチ43とを有している。表示回
路41の内部に表示素子41aが組み込まれている。表
示回路41及び表示素子41aは、スイッチ43がオン
のときに電池42から電源供給を受ける接続になってい
る。表示部40には、カード本体30のコネクタと嵌合
するコネクタが設けられている。表示部40のコネクタ
の接触子44が配線パターンを介して表示回路41に接
続されている。
他の例を示す構成図である。この装置は、表示機能付き
カード装置であり、カード本体30と該カード本体30
に着脱自在に分割された表示部40とで構成されてい
る。カード本体30は、温度センサ回路、マイクロプロ
セッサで構成された計測制御回路、メモリで構成された
データ記憶回路、及ホスト装置1へデータを転送するホ
スト通信回路等を含む、図2と同様の内部回路31と、
該内部回路31を駆動するための電池32とを有してい
る。内部回路31は配線パターンを介してコネクタの接
触子33に接続されている。表示部40は、表示回路4
1及び電池42と、これらの表示回路41と電池42と
の間に接続されたスイッチ43とを有している。表示回
路41の内部に表示素子41aが組み込まれている。表
示回路41及び表示素子41aは、スイッチ43がオン
のときに電池42から電源供給を受ける接続になってい
る。表示部40には、カード本体30のコネクタと嵌合
するコネクタが設けられている。表示部40のコネクタ
の接触子44が配線パターンを介して表示回路41に接
続されている。
【0006】このカード装置では、電池32と電池42
とが別になっているので、図2のカード装置と同様に、
表示回路41及び表示素子41aを駆動するために、カ
ード本体30の内部回路31を駆動する電池32を消耗
することはない。さらに、表示部40を使用しないとき
にはスイッチ43をオフすることにより、電池42のの
寿命が伸びる。一方、カード装置を用いて温度の他に湿
度を測定したい場合もある。湿度を測定する機能を持つ
湿度測定機能つきカード装置は、湿度センサ回路を装置
に設け、湿度の測定結果を表示及び記録するようにすれ
ばよい。
とが別になっているので、図2のカード装置と同様に、
表示回路41及び表示素子41aを駆動するために、カ
ード本体30の内部回路31を駆動する電池32を消耗
することはない。さらに、表示部40を使用しないとき
にはスイッチ43をオフすることにより、電池42のの
寿命が伸びる。一方、カード装置を用いて温度の他に湿
度を測定したい場合もある。湿度を測定する機能を持つ
湿度測定機能つきカード装置は、湿度センサ回路を装置
に設け、湿度の測定結果を表示及び記録するようにすれ
ばよい。
【0007】図4は、従来の湿度測定機能付きカード装
置の一例を示す構成図である。この湿度測定機能付きカ
ード装置は、マイクロプロセッサ等で構成された計測制
御回路51と、メモリで構成されたデータ記憶回路5
2、及びパーソナルコンピュータ等のホスト装置1へデ
ータを非接触に転送するホスト通信回路53と、表示回
路54とを備えている。計測制御回路51にホスト通信
回路53が接続されると共に、該計測制御回路51にデ
ータ記憶回路52及び表示回路54が接続されている。
この湿度測定機能つきカード装置には、計測制御回路5
1に接続された温度センサ回路55及び湿度センサ回路
56が組込まれている。
置の一例を示す構成図である。この湿度測定機能付きカ
ード装置は、マイクロプロセッサ等で構成された計測制
御回路51と、メモリで構成されたデータ記憶回路5
2、及びパーソナルコンピュータ等のホスト装置1へデ
ータを非接触に転送するホスト通信回路53と、表示回
路54とを備えている。計測制御回路51にホスト通信
回路53が接続されると共に、該計測制御回路51にデ
ータ記憶回路52及び表示回路54が接続されている。
この湿度測定機能つきカード装置には、計測制御回路5
1に接続された温度センサ回路55及び湿度センサ回路
56が組込まれている。
【0008】温度センサ回路55を構成する温度センサ
は、間接測定が可能である。つまり、温度センサを直接
雰囲気にさらさず、例えばカード装置のケース57の温
度を測定することで、カード装置の雰囲気を測定するこ
とが可能である。これに対し、湿度センサ回路56を構
成する湿度センサは、例えば次のような文献に示された
ように、高分子材料やセラミックス材料の吸湿による抵
抗や静電容量の変化を利用するので、湿度センサ自体は
接触型になる。つまり、センサを雰囲気にさらす必要が
ある。 文献2;「湿度計測・センサのマニュアル」学献社発
行、P31-53カード装置は、温度センサ回路55によって
得られた温度データと湿度センサ回路56から得られた
湿度データとを、計測制御回路51を介して表示回路5
4に送って表示するか、或いはデータ記憶回路52に記
録する。記録されたデータはホスト通信回路53を介し
て非接触通信手段により、ホスト装置1に提供される。
は、間接測定が可能である。つまり、温度センサを直接
雰囲気にさらさず、例えばカード装置のケース57の温
度を測定することで、カード装置の雰囲気を測定するこ
とが可能である。これに対し、湿度センサ回路56を構
成する湿度センサは、例えば次のような文献に示された
ように、高分子材料やセラミックス材料の吸湿による抵
抗や静電容量の変化を利用するので、湿度センサ自体は
接触型になる。つまり、センサを雰囲気にさらす必要が
ある。 文献2;「湿度計測・センサのマニュアル」学献社発
行、P31-53カード装置は、温度センサ回路55によって
得られた温度データと湿度センサ回路56から得られた
湿度データとを、計測制御回路51を介して表示回路5
4に送って表示するか、或いはデータ記憶回路52に記
録する。記録されたデータはホスト通信回路53を介し
て非接触通信手段により、ホスト装置1に提供される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2及び図3の表示機能付きカード装置と図4の湿度測
定機能付きカード装置とには、次のような課題があっ
た。図2の表示機能付きカード装置では、表示部20に
搭載された電池22が常時表示回路71に電源供給を行
うので,該電池22の消耗が激しい。図3の表示機能付
きカード装置では、スイッチ43を設けたので、表示部
40を利用するときだけ、スイッチ43をオンするよう
にすれば、電池42の消耗を減ずることができるが、表
示部40を利用する度に該スイッチ43をオンしなけれ
ばならないという煩わしさがある。さらに、スイッチ4
3を切り忘れた場合には、図2の装置と同様に、常時電
池42が消耗されるという課題があった。図4の湿度測
定機能付きカード装置では、温度センサ回路55はケー
ス57に収容できるが、少なくとも湿度センサ回路56
の一部は、ケースから露出させることになり、カード装
置をケース内に完全に密閉することができず、耐防湿や
耐防水及びこれらの長期保証の点で問題があった。
図2及び図3の表示機能付きカード装置と図4の湿度測
定機能付きカード装置とには、次のような課題があっ
た。図2の表示機能付きカード装置では、表示部20に
搭載された電池22が常時表示回路71に電源供給を行
うので,該電池22の消耗が激しい。図3の表示機能付
きカード装置では、スイッチ43を設けたので、表示部
40を利用するときだけ、スイッチ43をオンするよう
にすれば、電池42の消耗を減ずることができるが、表
示部40を利用する度に該スイッチ43をオンしなけれ
ばならないという煩わしさがある。さらに、スイッチ4
3を切り忘れた場合には、図2の装置と同様に、常時電
池42が消耗されるという課題があった。図4の湿度測
定機能付きカード装置では、温度センサ回路55はケー
ス57に収容できるが、少なくとも湿度センサ回路56
の一部は、ケースから露出させることになり、カード装
置をケース内に完全に密閉することができず、耐防湿や
耐防水及びこれらの長期保証の点で問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、電池で駆動されて外
部のホスト装置にデータを入出力すると共に所定の情報
をビジュアルに表示する機能を持つ表示機能付きカード
装置において、次のようなカード本体及び表示部に分離
して構成している。前記カード本体は、板状をなし、ホ
スト装置に対してデータを入出力すると共に該データの
処理を行う内部回路とこの内部回路が発生した情報を板
状の外部へ伝達する伝達手段と該内部回路を駆動する内
部回路用電池とを内蔵している。表示部は、カード本体
とは分離された個体をなし、カード本体から与えられた
情報を受信してビジュアルに表示する表示手段とこの表
示手段を駆動するための表示用電池とを内蔵する表示部
とを備えている。そして、カード本体には、表示部が連
結或いは接合されたときのみに表示手段と表示用電池と
を接続する電源回路を配している。このような構成を採
用したことにより、必要に応じてカード本体に表示部を
連結或いは接合したときのみ、表示手段と表示用電池が
接続され、該表示手段が駆動される。
に、本発明のうちの第1の発明は、電池で駆動されて外
部のホスト装置にデータを入出力すると共に所定の情報
をビジュアルに表示する機能を持つ表示機能付きカード
装置において、次のようなカード本体及び表示部に分離
して構成している。前記カード本体は、板状をなし、ホ
スト装置に対してデータを入出力すると共に該データの
処理を行う内部回路とこの内部回路が発生した情報を板
状の外部へ伝達する伝達手段と該内部回路を駆動する内
部回路用電池とを内蔵している。表示部は、カード本体
とは分離された個体をなし、カード本体から与えられた
情報を受信してビジュアルに表示する表示手段とこの表
示手段を駆動するための表示用電池とを内蔵する表示部
とを備えている。そして、カード本体には、表示部が連
結或いは接合されたときのみに表示手段と表示用電池と
を接続する電源回路を配している。このような構成を採
用したことにより、必要に応じてカード本体に表示部を
連結或いは接合したときのみ、表示手段と表示用電池が
接続され、該表示手段が駆動される。
【0011】第2の発明では、表示機能付きカード装置
において、次のようなカード本体及び表示部に分離して
構成している。前記カード本体は、板状をなし、ホスト
装置に対してデータを入出力すると共に該データの処理
を行う内部回路とこの内部回路が発生した情報を板状の
外部へ伝達する伝達手段と該内部回路を駆動する内部回
路用電池とを内蔵している。表示部は、カード本体とは
分離された個体をなし、カード本体から与えられた情報
を受信してビジュアルに表示する表示手段とこの表示手
段を駆動するための表示用電池とを内蔵する表示部とを
備えている。そして、表示部には、表示用電池から表示
手段に電源供給を行う電流路と、制御電極とその電流路
に直列に挿入接続された第1及び第2の導通電極とを有
し、該制御電極に与えられた制御信号に基づきオン状態
となり電流路を閉じるトランジスタを設けている。さら
に、カード本体には、表示部が連結或いは接合されたと
きのみに前記制御電極に制御信号を与える制御信号手段
を設けている。このような構成を採用したことにより、
必要に応じてカード本体に表示部を連結或いは接合した
ときのみ、カード本体の制御信号手段により、制御信号
が出力され、表示部中のトランジスタがオンする。これ
により、電流路が閉じられ、表示手段に表示用電池から
の電源供給が行われる。
において、次のようなカード本体及び表示部に分離して
構成している。前記カード本体は、板状をなし、ホスト
装置に対してデータを入出力すると共に該データの処理
を行う内部回路とこの内部回路が発生した情報を板状の
外部へ伝達する伝達手段と該内部回路を駆動する内部回
路用電池とを内蔵している。表示部は、カード本体とは
分離された個体をなし、カード本体から与えられた情報
を受信してビジュアルに表示する表示手段とこの表示手
段を駆動するための表示用電池とを内蔵する表示部とを
備えている。そして、表示部には、表示用電池から表示
手段に電源供給を行う電流路と、制御電極とその電流路
に直列に挿入接続された第1及び第2の導通電極とを有
し、該制御電極に与えられた制御信号に基づきオン状態
となり電流路を閉じるトランジスタを設けている。さら
に、カード本体には、表示部が連結或いは接合されたと
きのみに前記制御電極に制御信号を与える制御信号手段
を設けている。このような構成を採用したことにより、
必要に応じてカード本体に表示部を連結或いは接合した
ときのみ、カード本体の制御信号手段により、制御信号
が出力され、表示部中のトランジスタがオンする。これ
により、電流路が閉じられ、表示手段に表示用電池から
の電源供給が行われる。
【0012】第3〜第5の発明では、さらされた環境の
湿度を検出する湿度センサと該検出した湿度に対応する
湿度測定データを生成する周辺回路とからなる湿度セン
サ回路を有し、該湿度測定データを外部のホスト装置に
通信する機能を持つ湿度測定機能付きカード装置におい
て、次のようなカード本体及び湿度検出部に分離して構
成している。前記カード本体は、板状をなし、湿度測定
データを中継して非接触にホスト装置に通信する内部回
路をケースで密閉して内蔵している。湿度検出部は、カ
ード本体とは分離された個体をなし、湿度センサを外部
に露出した状態で搭載すると共に周辺回路を内蔵する構
成である。そして、カード本体のケース内と湿度検出部
とには、相互間の通信を光で行う光送受信回路をそれぞ
れ設けている。このような構成を採用したことにより、
湿度センサがカード本体から独立した湿度検出部に搭載
され、密閉されたカード本体と湿度検出部との間の通信
が光通信で行われる。
湿度を検出する湿度センサと該検出した湿度に対応する
湿度測定データを生成する周辺回路とからなる湿度セン
サ回路を有し、該湿度測定データを外部のホスト装置に
通信する機能を持つ湿度測定機能付きカード装置におい
て、次のようなカード本体及び湿度検出部に分離して構
成している。前記カード本体は、板状をなし、湿度測定
データを中継して非接触にホスト装置に通信する内部回
路をケースで密閉して内蔵している。湿度検出部は、カ
ード本体とは分離された個体をなし、湿度センサを外部
に露出した状態で搭載すると共に周辺回路を内蔵する構
成である。そして、カード本体のケース内と湿度検出部
とには、相互間の通信を光で行う光送受信回路をそれぞ
れ設けている。このような構成を採用したことにより、
湿度センサがカード本体から独立した湿度検出部に搭載
され、密閉されたカード本体と湿度検出部との間の通信
が光通信で行われる。
【0013】第6〜第8の発明では、さらされた環境の
湿度を検出する湿度センサと該検出した湿度に対応する
湿度測定データを生成する周辺回路とからなる湿度セン
サ回路を有し、該湿度測定データを外部のホスト装置に
通信する機能を持つ湿度測定機能付きカード装置におい
て、次のようなカード本体及び湿度検出部に分離して構
成している。前記カード本体は、板状をなし、湿度測定
データを中継して非接触にホスト装置に通信する内部回
路をケースで密閉して内蔵している。湿度検出部は、カ
ード本体とは分離された個体をなし、湿度センサを外部
に露出した状態で搭載すると共に周辺回路を内蔵する構
成である。そして、カード本体のケース内と湿度検出部
とには、相互間で電磁結合されて湿度測定データの通信
を行うデータ送受信回路をそれぞれ設けている。このよ
うな構成を採用したことにより、湿度センサがカード本
体から独立した湿度検出部に搭載され、密閉されたカー
ド本体と湿度検出部との間の通信が、データ送受信回路
により、電磁結合を利用して行われる。
湿度を検出する湿度センサと該検出した湿度に対応する
湿度測定データを生成する周辺回路とからなる湿度セン
サ回路を有し、該湿度測定データを外部のホスト装置に
通信する機能を持つ湿度測定機能付きカード装置におい
て、次のようなカード本体及び湿度検出部に分離して構
成している。前記カード本体は、板状をなし、湿度測定
データを中継して非接触にホスト装置に通信する内部回
路をケースで密閉して内蔵している。湿度検出部は、カ
ード本体とは分離された個体をなし、湿度センサを外部
に露出した状態で搭載すると共に周辺回路を内蔵する構
成である。そして、カード本体のケース内と湿度検出部
とには、相互間で電磁結合されて湿度測定データの通信
を行うデータ送受信回路をそれぞれ設けている。このよ
うな構成を採用したことにより、湿度センサがカード本
体から独立した湿度検出部に搭載され、密閉されたカー
ド本体と湿度検出部との間の通信が、データ送受信回路
により、電磁結合を利用して行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す表示機能付きカ
ード装置の構成図である。この表示機能付きカード装置
は、温度を測定してその温度測定結果を外部ホスト装置
1に通信する機能を持つばかりでなく、必要なときに、
その時点での当該カード装置の動作状態や温度測定結果
等をビジュアルに表示する機能を持つ装置であり、板状
のカード本体60と、該カード本体60とは分割された
個体をなす表示部70とで構成されている。
ード装置の構成図である。この表示機能付きカード装置
は、温度を測定してその温度測定結果を外部ホスト装置
1に通信する機能を持つばかりでなく、必要なときに、
その時点での当該カード装置の動作状態や温度測定結果
等をビジュアルに表示する機能を持つ装置であり、板状
のカード本体60と、該カード本体60とは分割された
個体をなす表示部70とで構成されている。
【0015】カード本体60は、外部のホスト装置に対
して通信を行うホスト通信回路61a、該ホスト通信回
路61aに接続されたマイクロプロセッサ等で構成され
た計測制御回路61b、該計測制御回路61bに接続さ
れたメモリ等で構成されたデータ記憶回路61c、及び
温度センサとその周辺回路とで構成された温度センサ回
路61dを、内部回路61として内蔵している。カード
本体60には、さらに、内部回路61に電源供給を行う
内部回路用電池62と、計測制御回路61bが発生した
表示用の情報を外部に導く伝達手段である配線63と、
表示部70の電源回路の一部を構成する配線64とが設
けられている。内部回路61と電池62と配線63と配
線64とがケース65に収納され、カード本体60は板
状になっている。ケース65には、配線64の両端に接
続された接触子66及び67と、配線63に接続された
接触子68とが配置されている。表示部70には、表示
回路71及び表示素子72と、これらを駆動するための
表示用電池73とが内蔵され、これらがケース74に収
容されている。ケース74の外縁には、カード本体60
の各接触子66〜68に対応して設けられた接触子7
5,76,77が配置されている。
して通信を行うホスト通信回路61a、該ホスト通信回
路61aに接続されたマイクロプロセッサ等で構成され
た計測制御回路61b、該計測制御回路61bに接続さ
れたメモリ等で構成されたデータ記憶回路61c、及び
温度センサとその周辺回路とで構成された温度センサ回
路61dを、内部回路61として内蔵している。カード
本体60には、さらに、内部回路61に電源供給を行う
内部回路用電池62と、計測制御回路61bが発生した
表示用の情報を外部に導く伝達手段である配線63と、
表示部70の電源回路の一部を構成する配線64とが設
けられている。内部回路61と電池62と配線63と配
線64とがケース65に収納され、カード本体60は板
状になっている。ケース65には、配線64の両端に接
続された接触子66及び67と、配線63に接続された
接触子68とが配置されている。表示部70には、表示
回路71及び表示素子72と、これらを駆動するための
表示用電池73とが内蔵され、これらがケース74に収
容されている。ケース74の外縁には、カード本体60
の各接触子66〜68に対応して設けられた接触子7
5,76,77が配置されている。
【0016】図5は、図1のカード装置のカード本体6
0と表示部70の連結を示す斜視図である。この図5を
参照して、図1のカード装置の使用方法と動作を説明す
る。図1のカード装置の本来の目的は、温度センサ回路
61dにより、温度を測定し、該測定結果のデータをデ
ータ記憶回路61cに格納しておき、必要に応じて、そ
の格納したデータをホスト装置1に通信してホスト装置
1に温度管理を行わせることである。これに対し、表示
部70は、オプション機能を実現するために設けられた
ものであり、カード装置の動作状況や温度の測定結果を
逐次表示することになる。温度は、温度センサ回路61
dで測定され、この測定結果は計測制御回路61bに与
えられる。計測制御回路61bがデータ記憶回路61c
に温度の測定結果を格納する。温度測定結果は、適宜計
測制御回路61bに読出され、ホスト通信回路61aを
介してホスト装置1に転送される。
0と表示部70の連結を示す斜視図である。この図5を
参照して、図1のカード装置の使用方法と動作を説明す
る。図1のカード装置の本来の目的は、温度センサ回路
61dにより、温度を測定し、該測定結果のデータをデ
ータ記憶回路61cに格納しておき、必要に応じて、そ
の格納したデータをホスト装置1に通信してホスト装置
1に温度管理を行わせることである。これに対し、表示
部70は、オプション機能を実現するために設けられた
ものであり、カード装置の動作状況や温度の測定結果を
逐次表示することになる。温度は、温度センサ回路61
dで測定され、この測定結果は計測制御回路61bに与
えられる。計測制御回路61bがデータ記憶回路61c
に温度の測定結果を格納する。温度測定結果は、適宜計
測制御回路61bに読出され、ホスト通信回路61aを
介してホスト装置1に転送される。
【0017】カード装置の動作状態或いは温度測定結果
をビジュアルに表示したい場合には、図5のように、カ
ード本体60と表示部70とを、例えば両端にコネクタ
78a,78bが取付けられたケーブル79で連結す
る。ケーブル79及びコネクタ78a,78bで連結す
ることにより、カード本体60の各接触子66〜68
が、表示部70の各接触子75〜77にそれぞれ接続さ
れる。接触子66及び接触子75が接続されると共に、
接触子67及び接触子76が接続されることにより、表
示用電池73が配線64を介して表示回路71に接続さ
れ、該表示回路71及び表示素子72が駆動されて表示
が可能になる。接触子68及び接触子77が接続される
ことにより、計測制御回路61bが配線63に出力した
表示用の情報が表示回路71に与えられ、該情報が表示
素子72にビジュアルに表示される。
をビジュアルに表示したい場合には、図5のように、カ
ード本体60と表示部70とを、例えば両端にコネクタ
78a,78bが取付けられたケーブル79で連結す
る。ケーブル79及びコネクタ78a,78bで連結す
ることにより、カード本体60の各接触子66〜68
が、表示部70の各接触子75〜77にそれぞれ接続さ
れる。接触子66及び接触子75が接続されると共に、
接触子67及び接触子76が接続されることにより、表
示用電池73が配線64を介して表示回路71に接続さ
れ、該表示回路71及び表示素子72が駆動されて表示
が可能になる。接触子68及び接触子77が接続される
ことにより、計測制御回路61bが配線63に出力した
表示用の情報が表示回路71に与えられ、該情報が表示
素子72にビジュアルに表示される。
【0018】以上のように、この第1の実施形態では、
カード装置をカード本体60と表示部70とに分割し、
それぞれに電池62,73を設けている。そして、カー
ド本体60に配線64を配置し、該カード本体60に表
示部70が連結されたときのみに、表示用電池73が表
示回路71に接続される構成にしている。そのため、表
示を行わないときには、表示のために電池73を消耗す
ることがないばかりではなく、表示を行うために表示部
70を連結したときだけに、確実に電池73が使用され
るので、従来のようにスイッチを投入する手間が省ける
と共に、切り忘れによる電池73の消耗が防止できる。
カード装置をカード本体60と表示部70とに分割し、
それぞれに電池62,73を設けている。そして、カー
ド本体60に配線64を配置し、該カード本体60に表
示部70が連結されたときのみに、表示用電池73が表
示回路71に接続される構成にしている。そのため、表
示を行わないときには、表示のために電池73を消耗す
ることがないばかりではなく、表示を行うために表示部
70を連結したときだけに、確実に電池73が使用され
るので、従来のようにスイッチを投入する手間が省ける
と共に、切り忘れによる電池73の消耗が防止できる。
【0019】第2の実施形態 図6は、本発明の第2の実施形態を示す表示機能付きカ
ード装置の構成図であり、第1の実施形態を示す図1中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
の表示機能付きカード装置は、第1の実施形態と同様の
構成のカード本体60と、第1の実施形態とは構成が異
なる表示部80とで構成されている。表示部80は、表
示回路81と、該表示回路81と相俟って表示手段を構
成する表示素子82と、表示用電池83とを第1の実施
形態と同様に持つと共に、新たにnpnトランジスタ8
4と、プルダウン抵抗85と、電流制限用抵抗86とを
内蔵し、これらがケース87に収容されている。ケース
87の外縁には、第1の実施形態と同様の接触子75〜
77が配置されている。
ード装置の構成図であり、第1の実施形態を示す図1中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
の表示機能付きカード装置は、第1の実施形態と同様の
構成のカード本体60と、第1の実施形態とは構成が異
なる表示部80とで構成されている。表示部80は、表
示回路81と、該表示回路81と相俟って表示手段を構
成する表示素子82と、表示用電池83とを第1の実施
形態と同様に持つと共に、新たにnpnトランジスタ8
4と、プルダウン抵抗85と、電流制限用抵抗86とを
内蔵し、これらがケース87に収容されている。ケース
87の外縁には、第1の実施形態と同様の接触子75〜
77が配置されている。
【0020】電池83は、表示回路81の電源端子に接
続され、npnトランジスタ84のコレクタが表示回路
81のグランド端子に接続されている。npnトランジ
スタ84のエミッタがグランドに接続されている。即
ち、トランジスタ84は表示回路81及び表示素子82
に電源供給を行う電流路に直列に接続されている。トラ
ンジスタ84の制御電極であるベースは、接触子75に
接続されると共に抵抗85を介してグランドに接続され
ている。表示回路81の電源端子が抵抗86を介して接
触子76に接続されている。
続され、npnトランジスタ84のコレクタが表示回路
81のグランド端子に接続されている。npnトランジ
スタ84のエミッタがグランドに接続されている。即
ち、トランジスタ84は表示回路81及び表示素子82
に電源供給を行う電流路に直列に接続されている。トラ
ンジスタ84の制御電極であるベースは、接触子75に
接続されると共に抵抗85を介してグランドに接続され
ている。表示回路81の電源端子が抵抗86を介して接
触子76に接続されている。
【0021】次に、図6の表示機能付きカード装置の使
用方法と動作を説明する。温度を測定してホスト装置1
に転送する際のカード本体60における動作は、第1の
実施形態と同様である。カード装置の運用状態或いは温
度測定結果をビジュアルに表示したい場合には、図5と
同様にカード本体60と表示部80とを連結し、カード
本体60の各接触子66〜68を表示部70の各接触子
75〜77にそれぞれ接続する。このとき、配線64は
制御信号手段となり、抵抗85と抵抗86との間を短絡
し、電池83の電圧を抵抗85,86で分圧した制御信
号をトランジスタ84のベースに与える。制御信号がベ
ースに与えられたトランジスタ84は、オン状態にな
り、電流路を閉じる。これにより、表示回路81及び表
示素子82に電池83からの電源供給が行われる。この
状態で、計測制御回路61bが配線63に表示用情報を
出力すると、該情報が表示回路81に与えられ、表示素
子82にビジュアルに表示される。
用方法と動作を説明する。温度を測定してホスト装置1
に転送する際のカード本体60における動作は、第1の
実施形態と同様である。カード装置の運用状態或いは温
度測定結果をビジュアルに表示したい場合には、図5と
同様にカード本体60と表示部80とを連結し、カード
本体60の各接触子66〜68を表示部70の各接触子
75〜77にそれぞれ接続する。このとき、配線64は
制御信号手段となり、抵抗85と抵抗86との間を短絡
し、電池83の電圧を抵抗85,86で分圧した制御信
号をトランジスタ84のベースに与える。制御信号がベ
ースに与えられたトランジスタ84は、オン状態にな
り、電流路を閉じる。これにより、表示回路81及び表
示素子82に電池83からの電源供給が行われる。この
状態で、計測制御回路61bが配線63に表示用情報を
出力すると、該情報が表示回路81に与えられ、表示素
子82にビジュアルに表示される。
【0022】以上のように、この第2の実施形態では、
カード装置を電池62で駆動されるカード本体60と電
池83で駆動される表示部80とに分割し、表示回路8
1及び表示素子82に電源供給を行う電流路に直列に接
続されたトランジスタ84を設け、カード本体に配線6
4を配置し、該カード本体60に表示部80が連結され
たときのみに、トランジスタ84がオンするようにした
ので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さら
に、配線64にはほとんど電流を流す必要がないので、
接触子66〜68,75〜77を接続するコネクタ78
a,78b等も大電流用でなくてもよくなり、安価なコ
ネクタが適用可能になる。
カード装置を電池62で駆動されるカード本体60と電
池83で駆動される表示部80とに分割し、表示回路8
1及び表示素子82に電源供給を行う電流路に直列に接
続されたトランジスタ84を設け、カード本体に配線6
4を配置し、該カード本体60に表示部80が連結され
たときのみに、トランジスタ84がオンするようにした
ので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さら
に、配線64にはほとんど電流を流す必要がないので、
接触子66〜68,75〜77を接続するコネクタ78
a,78b等も大電流用でなくてもよくなり、安価なコ
ネクタが適用可能になる。
【0023】第3の実施形態 図7は、本発明の第3の実施形態を示す湿度測定機能付
きカード装置の構成図である。この湿度測定機能付きカ
ード装置は、温度と湿度を測定して外部のホスト装置1
に測定結果を通信する装置であり、カード本体90と湿
度検出部100とで構成されている。カード本体90に
は、内部回路91として、ホスト装置1に対して非接触
で通信を行うホスト通信回路91aと、該ホスト通信回
路91aに接続されたマイクロプロセッサ等で構成され
た計測制御回路91bと、表示素子を駆動して表示を行
う表示回路91cと、メモリで構成されたデータ記憶回
路91dと、温度センサを用いて温度を測定する温度セ
ンサ回路91eとを内蔵している。計測制御回路91b
に表示回路91c、データ記憶回路91d及び温度セン
サ回路91eが接続されている。
きカード装置の構成図である。この湿度測定機能付きカ
ード装置は、温度と湿度を測定して外部のホスト装置1
に測定結果を通信する装置であり、カード本体90と湿
度検出部100とで構成されている。カード本体90に
は、内部回路91として、ホスト装置1に対して非接触
で通信を行うホスト通信回路91aと、該ホスト通信回
路91aに接続されたマイクロプロセッサ等で構成され
た計測制御回路91bと、表示素子を駆動して表示を行
う表示回路91cと、メモリで構成されたデータ記憶回
路91dと、温度センサを用いて温度を測定する温度セ
ンサ回路91eとを内蔵している。計測制御回路91b
に表示回路91c、データ記憶回路91d及び温度セン
サ回路91eが接続されている。
【0024】このカード本体90には、さらに、光送受
信回路92と電力伝送用発光回路93が設けられ、これ
らが計測制御回路91bに接続されている。光送受信回
路92は、計測制御回路91bから出力するデータを光
に変換して放射すると共に湿度検出部100側から与え
られた光データを電気信号に変換して計測制御回路91
bに与えるものである。電力伝送用発光回路93は、計
測制御回路91bに制御され、湿度検出部100で用い
る電力を光に変換して放射するものである。内部回路9
1と光送受信回路92と電力伝送用発光回路93とが板
状のケース94に密閉されて収容されている。湿度検出
部100は、湿度センサとその周辺回路とからなる湿度
センサ回路101と、光送受信回路102と、光電池1
03とを内蔵し、ケース104に湿度センサのみを露出
した状態で収容している。光送受信回路102は、カー
ド本体90の光送受信回路92から放射された光を受光
して電気信号に変換して湿度センサ回路101に与え、
該湿度センサ回路101から与えられた測定データを光
に変換して光送受信回路92側へ放射する回路である。
光電池103は、電力伝送用発光回路93が放射した光
を光電変換し、光電変換で得られた電力を湿度センサ回
路101及び光送受信回路102へ与える回路である。
信回路92と電力伝送用発光回路93が設けられ、これ
らが計測制御回路91bに接続されている。光送受信回
路92は、計測制御回路91bから出力するデータを光
に変換して放射すると共に湿度検出部100側から与え
られた光データを電気信号に変換して計測制御回路91
bに与えるものである。電力伝送用発光回路93は、計
測制御回路91bに制御され、湿度検出部100で用い
る電力を光に変換して放射するものである。内部回路9
1と光送受信回路92と電力伝送用発光回路93とが板
状のケース94に密閉されて収容されている。湿度検出
部100は、湿度センサとその周辺回路とからなる湿度
センサ回路101と、光送受信回路102と、光電池1
03とを内蔵し、ケース104に湿度センサのみを露出
した状態で収容している。光送受信回路102は、カー
ド本体90の光送受信回路92から放射された光を受光
して電気信号に変換して湿度センサ回路101に与え、
該湿度センサ回路101から与えられた測定データを光
に変換して光送受信回路92側へ放射する回路である。
光電池103は、電力伝送用発光回路93が放射した光
を光電変換し、光電変換で得られた電力を湿度センサ回
路101及び光送受信回路102へ与える回路である。
【0025】次に、この湿度測定機能付きカード装置が
温度及び湿度を測定してホスト装置1に通信する際の動
作を説明する。電力伝送用発光回路93が発した光が、
光電池103に与えられ、光送受信回路102と湿度セ
ンサ回路101とが活性化する。温度が温度センサ回路
91eによって測定され、測定された温度は計測制御回
路91bを介してデータ記憶回路91dに格納される。
湿度は、外気にされされた湿度センサによって測定さ
れ、湿度測定データが湿度センサ回路101から光送受
信回路102に与えられる。光送受信回路102は湿度
測定データを光に変換して放射する。光送受信回路10
2の放射した光は、カード本体90中の光送受信回路9
2によって受信され、該光送受信回路92が光電変換し
て湿度測定データを復元する。復元された湿度測定デー
タが計測制御回路91bを介してデータ記憶回路91d
に格納される。
温度及び湿度を測定してホスト装置1に通信する際の動
作を説明する。電力伝送用発光回路93が発した光が、
光電池103に与えられ、光送受信回路102と湿度セ
ンサ回路101とが活性化する。温度が温度センサ回路
91eによって測定され、測定された温度は計測制御回
路91bを介してデータ記憶回路91dに格納される。
湿度は、外気にされされた湿度センサによって測定さ
れ、湿度測定データが湿度センサ回路101から光送受
信回路102に与えられる。光送受信回路102は湿度
測定データを光に変換して放射する。光送受信回路10
2の放射した光は、カード本体90中の光送受信回路9
2によって受信され、該光送受信回路92が光電変換し
て湿度測定データを復元する。復元された湿度測定デー
タが計測制御回路91bを介してデータ記憶回路91d
に格納される。
【0026】計測制御回路91bは、データ記憶回路9
1dに格納された温度測定データ及び湿度測定データや
カード装置の運転状態を示す情報を、逐次表示回路91
cに与えて表示する。さらに、計測制御回路91bは、
ホスト通信回路91aへデータ記憶回路91dに格納さ
れた温度測定データ及び湿度測定データを与え、ホスト
装置1にこれらのデータを転送する。以上のように、こ
の第3の実施形態の湿度測定機能付きカード装置では、
湿度センサ回路101を、カード本体90とは分離され
た湿度検出部100に搭載し、カード本体90と湿度検
出部100との間を光を利用した非接触方式の通信でつ
なぐ構成にしたので、カード本体90を密閉構造にでき
る。よって、カード本体90における耐水性及び耐湿性
等の耐環境性を維持できる。さらに、温度センサ回路9
1e等をカード本体90に搭載しているので、温度測定
のみを必要とする場合には、カード本体90のみを使用
し、湿度も測定したい場合には湿度検出部100を取り
付けて使用する温度湿度計測用カード装置が実現でき
る。
1dに格納された温度測定データ及び湿度測定データや
カード装置の運転状態を示す情報を、逐次表示回路91
cに与えて表示する。さらに、計測制御回路91bは、
ホスト通信回路91aへデータ記憶回路91dに格納さ
れた温度測定データ及び湿度測定データを与え、ホスト
装置1にこれらのデータを転送する。以上のように、こ
の第3の実施形態の湿度測定機能付きカード装置では、
湿度センサ回路101を、カード本体90とは分離され
た湿度検出部100に搭載し、カード本体90と湿度検
出部100との間を光を利用した非接触方式の通信でつ
なぐ構成にしたので、カード本体90を密閉構造にでき
る。よって、カード本体90における耐水性及び耐湿性
等の耐環境性を維持できる。さらに、温度センサ回路9
1e等をカード本体90に搭載しているので、温度測定
のみを必要とする場合には、カード本体90のみを使用
し、湿度も測定したい場合には湿度検出部100を取り
付けて使用する温度湿度計測用カード装置が実現でき
る。
【0027】第4の実施形態 図8は、本発明の第4の実施形態を示す湿度測定機能付
きカード装置の構成図であり、第3の実施形態を示す図
7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この湿度測定機能付きカード装置は、温度と湿度を
測定して外部のホスト装置1に測定結果を通信する装置
であり、第3の実施形態と同様の湿度検出部100と、
第3の実施形態とは構成が異なるカード本体110とで
構成されている。カード本体110には、内部回路11
1として、ホスト装置1に対して非接触で通信を行うホ
スト通信回路111aと、該ホスト通信回路111aに
接続されたマイクロプロセッサ等で構成された計測制御
回路111bと、表示素子を駆動して表示を行う表示回
路111cと、メモリで構成されたデータ記憶回路11
1dと、温度センサを用いて温度を測定する温度センサ
回路111eとを内蔵している。計測制御回路111b
に表示回路111c、データ記憶回路111d及び温度
センサ回路111eが接続されている。
きカード装置の構成図であり、第3の実施形態を示す図
7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この湿度測定機能付きカード装置は、温度と湿度を
測定して外部のホスト装置1に測定結果を通信する装置
であり、第3の実施形態と同様の湿度検出部100と、
第3の実施形態とは構成が異なるカード本体110とで
構成されている。カード本体110には、内部回路11
1として、ホスト装置1に対して非接触で通信を行うホ
スト通信回路111aと、該ホスト通信回路111aに
接続されたマイクロプロセッサ等で構成された計測制御
回路111bと、表示素子を駆動して表示を行う表示回
路111cと、メモリで構成されたデータ記憶回路11
1dと、温度センサを用いて温度を測定する温度センサ
回路111eとを内蔵している。計測制御回路111b
に表示回路111c、データ記憶回路111d及び温度
センサ回路111eが接続されている。
【0028】このカード本体110には、計測制御回路
111bに接続された光送受信回路112が設けられ、
第3の実施形態で用いた電力伝送用発光回路は設けられ
ていない。光送受信回路112は、湿度検出部100が
必要とする電力に対応する光以上の光量を発光する能力
を有している。光送受信回路112は、湿度検出部10
0で用いる電力を光に変換して放射し、該湿度検出部1
00に出力するデータを符号化した光に変換し、これを
電力に対応する光に多重化して放射し、さらに、湿度検
出部100側から与えられた光を電気信号に変換して計
測制御回路111bに与える回路である。内部回路11
1と光送受信回路112とが板状のケース113に密閉
されて収容されている。湿度検出部100は、湿度セン
サとその周辺回路とからなる湿度センサ回路101と光
送受信回路102と光電池103とを内蔵し、ケース1
04に湿度センサのみを露出した状態で収容している。
111bに接続された光送受信回路112が設けられ、
第3の実施形態で用いた電力伝送用発光回路は設けられ
ていない。光送受信回路112は、湿度検出部100が
必要とする電力に対応する光以上の光量を発光する能力
を有している。光送受信回路112は、湿度検出部10
0で用いる電力を光に変換して放射し、該湿度検出部1
00に出力するデータを符号化した光に変換し、これを
電力に対応する光に多重化して放射し、さらに、湿度検
出部100側から与えられた光を電気信号に変換して計
測制御回路111bに与える回路である。内部回路11
1と光送受信回路112とが板状のケース113に密閉
されて収容されている。湿度検出部100は、湿度セン
サとその周辺回路とからなる湿度センサ回路101と光
送受信回路102と光電池103とを内蔵し、ケース1
04に湿度センサのみを露出した状態で収容している。
【0029】次に、この湿度測定機能付きカード装置が
温度及び湿度を測定してホスト装置1に通信する際の動
作を説明する。温度は、温度センサ回路111eによっ
て測定され、測定された温度は計測制御回路111bを
介してデータ記憶回路111dに格納される。一方、計
測制御回路111bの制御により、光送受信回路112
は、湿度検出部100を駆動する電力を光に変換して放
射し、湿度検出部100中の光電池がこれを受光して光
電変換し、光電変換で得られた電力で湿度センサ回路1
01及び光送受信回路102を駆動する。湿度は、外気
にされされた湿度センサによって測定され、湿度測定デ
ータが湿度センサ回路101から光送受信回路102に
与えられる。光送受信回路102は湿度測定データを光
に変換して放射する。光送受信回路102の放射した光
は、カード本体110中の光送受信回路112によって
受信され、該光送受信回路112が光電変換して湿度測
定データを復元する。復元された湿度測定データが計測
制御回路111bを介してデータ記憶回路111dに格
納される。
温度及び湿度を測定してホスト装置1に通信する際の動
作を説明する。温度は、温度センサ回路111eによっ
て測定され、測定された温度は計測制御回路111bを
介してデータ記憶回路111dに格納される。一方、計
測制御回路111bの制御により、光送受信回路112
は、湿度検出部100を駆動する電力を光に変換して放
射し、湿度検出部100中の光電池がこれを受光して光
電変換し、光電変換で得られた電力で湿度センサ回路1
01及び光送受信回路102を駆動する。湿度は、外気
にされされた湿度センサによって測定され、湿度測定デ
ータが湿度センサ回路101から光送受信回路102に
与えられる。光送受信回路102は湿度測定データを光
に変換して放射する。光送受信回路102の放射した光
は、カード本体110中の光送受信回路112によって
受信され、該光送受信回路112が光電変換して湿度測
定データを復元する。復元された湿度測定データが計測
制御回路111bを介してデータ記憶回路111dに格
納される。
【0030】計測制御回路111bは、データ記憶回路
111dに格納された温度測定データ及び湿度測定デー
タやカード装置の運転状態を示す情報を、逐次表示回路
111cに与えて表示する。さらに,計測制御回路11
1bは、ホスト通信回路111aへデータ記憶回路11
1dに格納された温度測定データ及び湿度測定データを
与え、ホスト装置1にこれらのデータを転送する。
111dに格納された温度測定データ及び湿度測定デー
タやカード装置の運転状態を示す情報を、逐次表示回路
111cに与えて表示する。さらに,計測制御回路11
1bは、ホスト通信回路111aへデータ記憶回路11
1dに格納された温度測定データ及び湿度測定データを
与え、ホスト装置1にこれらのデータを転送する。
【0031】以上のように、この第4の実施形態の湿度
測定機能付きカード装置では、湿度センサ回路101を
カード本体110とは分離された湿度検出部100に搭
載し、カード本体110と湿度検出部100との間を、
光を利用した非接触方式の通信でつなぐ構成にしたの
で、第3の実施形態と同様の利点が得られる。さらに、
本実施形態の湿度測定機能付きカード装置では、光送受
信回路112の発光能力を高め、湿度検出部100を駆
動する電力に対応する光以上を放射するようにしたの
で、第3の実施形態では必要であった電力伝送用発光回
路が省略でき、部品点数の減少が可能になり、カード装
置の小型化と低コスト化が実現できる。
測定機能付きカード装置では、湿度センサ回路101を
カード本体110とは分離された湿度検出部100に搭
載し、カード本体110と湿度検出部100との間を、
光を利用した非接触方式の通信でつなぐ構成にしたの
で、第3の実施形態と同様の利点が得られる。さらに、
本実施形態の湿度測定機能付きカード装置では、光送受
信回路112の発光能力を高め、湿度検出部100を駆
動する電力に対応する光以上を放射するようにしたの
で、第3の実施形態では必要であった電力伝送用発光回
路が省略でき、部品点数の減少が可能になり、カード装
置の小型化と低コスト化が実現できる。
【0032】第5の実施形態 図9は、本発明の第5の実施形態を示す湿度測定機能付
きカード装置の構成図である。この湿度測定機能付きカ
ード装置は、温度及び湿度を測定して外部のホスト装置
1に測定結果を通信する装置であり、第3或いは第4の
実施形態とは構成が異なるカード本体120及び湿度検
出部130で構成されている。カード本体120は、内
部回路121として、第3の実施形態と同様に、ホスト
装置1に対して非接触で通信を行うホスト通信回路12
1aと、該ホスト通信回路121aに接続されたマイク
ロプロセッサ等で構成された計測制御回路121bと、
表示素子を駆動して表示を行う表示回路121cと、メ
モリで構成されたデータ記憶回路121dと、温度セン
サを用いて温度を測定する温度センサ回路121eとを
備えている。計測制御回路121bに表示回路121
c、データ記憶回路121d及び温度センサ回路121
eが接続されている。
きカード装置の構成図である。この湿度測定機能付きカ
ード装置は、温度及び湿度を測定して外部のホスト装置
1に測定結果を通信する装置であり、第3或いは第4の
実施形態とは構成が異なるカード本体120及び湿度検
出部130で構成されている。カード本体120は、内
部回路121として、第3の実施形態と同様に、ホスト
装置1に対して非接触で通信を行うホスト通信回路12
1aと、該ホスト通信回路121aに接続されたマイク
ロプロセッサ等で構成された計測制御回路121bと、
表示素子を駆動して表示を行う表示回路121cと、メ
モリで構成されたデータ記憶回路121dと、温度セン
サを用いて温度を測定する温度センサ回路121eとを
備えている。計測制御回路121bに表示回路121
c、データ記憶回路121d及び温度センサ回路121
eが接続されている。
【0033】このカード本体120には、内部回路12
1の他に、データ送受信回路122と電力伝送回路12
3とが設けられ、これらが計測制御回路121bに接続
されている。内部回路121とデータ送受信回路122
と電力伝送回路123とが、板状のケース124に収め
られて密閉されている。一方、湿度検出部130は、湿
度センサとその周辺回路とからなる湿度センサ回路13
1と、データ送受信回路132と、電力受信回路133
とを備え、これらが、湿度センサのみを露出した状態で
ケース134に収容されている。カード本体120中の
データ送受信回路122と湿度検出部130中のデータ
送受信回路131とは、互いに電磁結合されてデータを
送受信する回路である。
1の他に、データ送受信回路122と電力伝送回路12
3とが設けられ、これらが計測制御回路121bに接続
されている。内部回路121とデータ送受信回路122
と電力伝送回路123とが、板状のケース124に収め
られて密閉されている。一方、湿度検出部130は、湿
度センサとその周辺回路とからなる湿度センサ回路13
1と、データ送受信回路132と、電力受信回路133
とを備え、これらが、湿度センサのみを露出した状態で
ケース134に収容されている。カード本体120中の
データ送受信回路122と湿度検出部130中のデータ
送受信回路131とは、互いに電磁結合されてデータを
送受信する回路である。
【0034】図10は、図9中のデータ送受信回路12
2,132の要部の構成例を示す回路図である。データ
送受信回路122,132には、パルス変調回路141
が設けられている。パルス変調回路141は、2入力A
NDゲート141aと搬送波を発生する発振器141b
とを備えている。ANDゲート141aの一方の入力端
子には、入力端子Vinから送信データに対応するパル
スが入力される。ANDゲート141aの他方の入力端
子に、発振器141bの出力端子が接続されている。パ
ルス変調回路141は、搬送波をデータで変調するもの
であり、ANDゲート141aの出力端子がこのパルス
変調回路141の出力端子になっている。
2,132の要部の構成例を示す回路図である。データ
送受信回路122,132には、パルス変調回路141
が設けられている。パルス変調回路141は、2入力A
NDゲート141aと搬送波を発生する発振器141b
とを備えている。ANDゲート141aの一方の入力端
子には、入力端子Vinから送信データに対応するパル
スが入力される。ANDゲート141aの他方の入力端
子に、発振器141bの出力端子が接続されている。パ
ルス変調回路141は、搬送波をデータで変調するもの
であり、ANDゲート141aの出力端子がこのパルス
変調回路141の出力端子になっている。
【0035】パルス変調回路141の出力側には、直流
成分を除去するキャパシタ142が接続され、該キャパ
シタ142の出力側には、両端間が整流素子143によ
って接続されたインダクタ144が、接続されている。
以上が1次側であり、各部の波形は図10のようにな
り、インダクタ144には、送信するデータの幅に相当
する期間に搬送波の周期に同期した微分パルス状の電流
が流れ、インダクタ144は、これに対応する磁界を発
生する構成になっている。
成分を除去するキャパシタ142が接続され、該キャパ
シタ142の出力側には、両端間が整流素子143によ
って接続されたインダクタ144が、接続されている。
以上が1次側であり、各部の波形は図10のようにな
り、インダクタ144には、送信するデータの幅に相当
する期間に搬送波の周期に同期した微分パルス状の電流
が流れ、インダクタ144は、これに対応する磁界を発
生する構成になっている。
【0036】インダクタ144に対峙する位置に、該イ
ンダクタ144に電磁結合されるインダクタ145が配
置されている。インダクタ145の両端間は、整流素子
146で接続されている。インダクタ145のホット側
には、遅延型フリップフロップ147a、抵抗147b
及びキャパシタ147cで構成されたディテクト回路1
47が設けられている。フリップフロップ147aのデ
ータ入力端子Dは電源に接続され、クロック端子がイン
ダクタ145のホット側に接続されている。フリップフ
ロップ147aの反転出力端子Q/に、抵抗147bの
一端が接続され、該抵抗147bの他端がキャパシタ1
47cの一方の電極に接続されている。キャパシタ14
7cの他方の電極はグランドに接続されている。このキ
ャパシタ147cと抵抗147bの接続点の電位が反転
されて、フリップフロップ147aのリセット端子Rに
入力される構成になっている。ディテクト回路147
は、インダクタ145から与えられた短幅パルスを、抵
抗147bとキャパシタ147cで設定する時定数を利
用して、所定の幅のパルスに設定する機能を有し、これ
をフリップフロップ147aのデータ出力端子Qから出
力するようになっている。ディテクト回路147の出力
側には、ローパスフィルタ回路(フィルタ回路)148
が設けられている。
ンダクタ144に電磁結合されるインダクタ145が配
置されている。インダクタ145の両端間は、整流素子
146で接続されている。インダクタ145のホット側
には、遅延型フリップフロップ147a、抵抗147b
及びキャパシタ147cで構成されたディテクト回路1
47が設けられている。フリップフロップ147aのデ
ータ入力端子Dは電源に接続され、クロック端子がイン
ダクタ145のホット側に接続されている。フリップフ
ロップ147aの反転出力端子Q/に、抵抗147bの
一端が接続され、該抵抗147bの他端がキャパシタ1
47cの一方の電極に接続されている。キャパシタ14
7cの他方の電極はグランドに接続されている。このキ
ャパシタ147cと抵抗147bの接続点の電位が反転
されて、フリップフロップ147aのリセット端子Rに
入力される構成になっている。ディテクト回路147
は、インダクタ145から与えられた短幅パルスを、抵
抗147bとキャパシタ147cで設定する時定数を利
用して、所定の幅のパルスに設定する機能を有し、これ
をフリップフロップ147aのデータ出力端子Qから出
力するようになっている。ディテクト回路147の出力
側には、ローパスフィルタ回路(フィルタ回路)148
が設けられている。
【0037】ローパスフィルタ回路148は、フリップ
フロップ147aのデータ出力端子Qに一端が接続され
た抵抗148aと、該抵抗148aの他端とグランドと
の間に接続されたキャパシタ148bと、これらの抵抗
148a及びキャパシタ148bの接続点が入力端子に
接続されたシュミットトリガ回路148cとを、備えて
いる。ローパスフィルタ回路148は、抵抗148a及
びキャパシタ148bにより、フリップフロップ147
aの出力信号の波形を平滑化し、シュミットトリガ回路
148cにより、送信データを復元して出力端子Vou
tから出力する機能を有している。
フロップ147aのデータ出力端子Qに一端が接続され
た抵抗148aと、該抵抗148aの他端とグランドと
の間に接続されたキャパシタ148bと、これらの抵抗
148a及びキャパシタ148bの接続点が入力端子に
接続されたシュミットトリガ回路148cとを、備えて
いる。ローパスフィルタ回路148は、抵抗148a及
びキャパシタ148bにより、フリップフロップ147
aの出力信号の波形を平滑化し、シュミットトリガ回路
148cにより、送信データを復元して出力端子Vou
tから出力する機能を有している。
【0038】図11は、図9中の電力伝送回路123と
電力受信回路133の要部の構成例を示す回路図であ
る。電力伝送回路123と電力受信回路133とは、カ
ード本体120側で発生する電力を湿度検出部130内
の湿度センサ回路131及びデータ送受信回路132に
プッシュプル方式で供給する機能を有し、1次側となる
該電力伝送回路123は、例えば発振器150を備えて
いる。発振器150の出力端子は抵抗151を介してグ
ランドに接続されると共に、NANDゲート152で構
成されたインバータの入力端子に接続されている。NA
NDゲート152の出力側には、NANDゲート15
3,154の入出力端子が互いに襷がけ接続されて構成
されたフリップフロップが設けられている。インバータ
となるNANDゲート152の出力端子が、NANDゲ
ート153の1入力端子に接続され、発振器150の出
力端子が、直接NANDゲート154の1入力端子に接
続されている。各NANDゲート153,154の出力
端子は、MOSトランジスタでそれぞれ構成され、ソー
ス同士が共にグランドに接続されたパワートランジスタ
155,156のゲートに接続されている。
電力受信回路133の要部の構成例を示す回路図であ
る。電力伝送回路123と電力受信回路133とは、カ
ード本体120側で発生する電力を湿度検出部130内
の湿度センサ回路131及びデータ送受信回路132に
プッシュプル方式で供給する機能を有し、1次側となる
該電力伝送回路123は、例えば発振器150を備えて
いる。発振器150の出力端子は抵抗151を介してグ
ランドに接続されると共に、NANDゲート152で構
成されたインバータの入力端子に接続されている。NA
NDゲート152の出力側には、NANDゲート15
3,154の入出力端子が互いに襷がけ接続されて構成
されたフリップフロップが設けられている。インバータ
となるNANDゲート152の出力端子が、NANDゲ
ート153の1入力端子に接続され、発振器150の出
力端子が、直接NANDゲート154の1入力端子に接
続されている。各NANDゲート153,154の出力
端子は、MOSトランジスタでそれぞれ構成され、ソー
ス同士が共にグランドに接続されたパワートランジスタ
155,156のゲートに接続されている。
【0039】パワートランジスタ155のドレインは、
インダクタ157の一端に接続され、該インダクタ15
7の他端が、電源電圧Vccに接続されている。同様
に、パワートランジスタ156のドレインは、インダク
タ158の一端に接続され、該インダクタ158の他端
が、電源電圧Vccに接続されている。一方、2次側と
なる電力受信回路133では、電力伝送回路123のイ
ンダクタ157,158とそれぞれ電磁結合するインダ
クタ159,160が、直列に接続されている。インダ
クタ159,160で構成される回路の両端には、ダイ
オード161,162,163,164からなるブリッ
ジが接続されている。ブリッジの正極側出力端子と負極
側出力端子との間には充電用キャパシタ165が接続さ
れると共に、該正極側出力端子と負極側出力端子との間
に、負荷166としてデータ送受信回路132及び湿度
センサ回路131が接続されている。
インダクタ157の一端に接続され、該インダクタ15
7の他端が、電源電圧Vccに接続されている。同様
に、パワートランジスタ156のドレインは、インダク
タ158の一端に接続され、該インダクタ158の他端
が、電源電圧Vccに接続されている。一方、2次側と
なる電力受信回路133では、電力伝送回路123のイ
ンダクタ157,158とそれぞれ電磁結合するインダ
クタ159,160が、直列に接続されている。インダ
クタ159,160で構成される回路の両端には、ダイ
オード161,162,163,164からなるブリッ
ジが接続されている。ブリッジの正極側出力端子と負極
側出力端子との間には充電用キャパシタ165が接続さ
れると共に、該正極側出力端子と負極側出力端子との間
に、負荷166としてデータ送受信回路132及び湿度
センサ回路131が接続されている。
【0040】次に、この湿度測定機能付きカード装置が
温度及び湿度を測定してホスト装置1に通信する際の動
作を説明する。温度は、温度センサ回路121eによっ
て測定され、測定された温度は計測制御回路121bを
介してデータ記憶回路121dに格納される。一方、計
測制御回路121bの制御により、電力伝送回路123
は、発振器150を動作させ、パワートランジスタ15
5,156を相補的にオンオフさせてインダクタ15
7,158に相補的に電流を流す。これにより、送信電
力に対応する交番磁界がインダクタ157,158から
放射され、インダクタ159,160からなる回路の両
端には、誘導された交番する電圧が現れる。ダイオード
161〜164からなるブリッジは、これをプッシュプ
ルで整流し、整流の結果得られる電力をデータ送受信回
路132及び湿度センサ回路131に与えて駆動する。
温度及び湿度を測定してホスト装置1に通信する際の動
作を説明する。温度は、温度センサ回路121eによっ
て測定され、測定された温度は計測制御回路121bを
介してデータ記憶回路121dに格納される。一方、計
測制御回路121bの制御により、電力伝送回路123
は、発振器150を動作させ、パワートランジスタ15
5,156を相補的にオンオフさせてインダクタ15
7,158に相補的に電流を流す。これにより、送信電
力に対応する交番磁界がインダクタ157,158から
放射され、インダクタ159,160からなる回路の両
端には、誘導された交番する電圧が現れる。ダイオード
161〜164からなるブリッジは、これをプッシュプ
ルで整流し、整流の結果得られる電力をデータ送受信回
路132及び湿度センサ回路131に与えて駆動する。
【0041】湿度は、外気にされされた湿度センサによ
って測定され、湿度測定データが湿度センサ回路131
からデータ送受信回路132に与えられる。データ送受
信回路132は湿度測定データを磁界に変換して放射す
る。データ送受信回路132の放射した磁界は、カード
本体120中のデータ送受信回路122によって受信さ
れ、該データ送受信回路122が湿度測定データを復元
する。復元された湿度測定データは、計測制御回路12
1bを介してデータ記憶回路121dに格納される。計
測制御回路121bは、データ記憶回路121dに格納
された温度測定データ及び湿度測定データやカード装置
の運転状態を示す情報を、逐次表示回路121cに与え
て表示する。さらに,計測制御回路121bは、ホスト
通信回路121aへデータ記憶回路121dに格納され
た温度測定データ及び湿度測定データを与え、ホスト装
置1にこれらのデータを転送する。
って測定され、湿度測定データが湿度センサ回路131
からデータ送受信回路132に与えられる。データ送受
信回路132は湿度測定データを磁界に変換して放射す
る。データ送受信回路132の放射した磁界は、カード
本体120中のデータ送受信回路122によって受信さ
れ、該データ送受信回路122が湿度測定データを復元
する。復元された湿度測定データは、計測制御回路12
1bを介してデータ記憶回路121dに格納される。計
測制御回路121bは、データ記憶回路121dに格納
された温度測定データ及び湿度測定データやカード装置
の運転状態を示す情報を、逐次表示回路121cに与え
て表示する。さらに,計測制御回路121bは、ホスト
通信回路121aへデータ記憶回路121dに格納され
た温度測定データ及び湿度測定データを与え、ホスト装
置1にこれらのデータを転送する。
【0042】以上のように、この第5の実施形態の湿度
測定機能付きカード装置では、湿度センサ回路131を
カード本体120とは分離された湿度検出部130に搭
載し、カード本体120と湿度検出部130との間を電
磁結合を利用した非接触方式の通信でつなぐ構成にした
ので、第3の実施形態と同様の利点が得られる。また、
電磁結合による通信や電力伝送を行うので、光を利用す
る場合よりも、ほこりや汚れに強くなる。
測定機能付きカード装置では、湿度センサ回路131を
カード本体120とは分離された湿度検出部130に搭
載し、カード本体120と湿度検出部130との間を電
磁結合を利用した非接触方式の通信でつなぐ構成にした
ので、第3の実施形態と同様の利点が得られる。また、
電磁結合による通信や電力伝送を行うので、光を利用す
る場合よりも、ほこりや汚れに強くなる。
【0043】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次の(1)〜(4)のようなものがある。 (1) 図12は、第1及び第2の実施形態の変形例
(その1)を示す構成図である。第1及び第2の実施形
態では、図5のように、カード本体60と表示部70,
80とをコネクタ78a,78bとケーブル79とで連
結するようにしたが、該カード本体60と表示部70,
80とを直接接合するようにしてもよい。例えば、図1
2(a)のように、カード本体60のケースに収容部1
70を設け、その収容部から接触子66〜68を露出さ
せ、表示部70,80の底面に接触子75〜77を露出
させ、その収容部170に収納するようにしてもよい。
この場合、収納したときに、図12(b)のように、表
示部70,80の上部がカード本体60から突き出た状
態になる場合と、図12(c)のように、突き出ずに完
全に板状になる場合とが考えられる。
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次の(1)〜(4)のようなものがある。 (1) 図12は、第1及び第2の実施形態の変形例
(その1)を示す構成図である。第1及び第2の実施形
態では、図5のように、カード本体60と表示部70,
80とをコネクタ78a,78bとケーブル79とで連
結するようにしたが、該カード本体60と表示部70,
80とを直接接合するようにしてもよい。例えば、図1
2(a)のように、カード本体60のケースに収容部1
70を設け、その収容部から接触子66〜68を露出さ
せ、表示部70,80の底面に接触子75〜77を露出
させ、その収容部170に収納するようにしてもよい。
この場合、収納したときに、図12(b)のように、表
示部70,80の上部がカード本体60から突き出た状
態になる場合と、図12(c)のように、突き出ずに完
全に板状になる場合とが考えられる。
【0044】図13は、第1及び第2の実施形態の変形
例(その2)を示す構成図である。さらに、表示部7
0,80の底面と、カード本体60の収納部170の底
面との間に、図13のように、ばね171,172や圧
電ゴム等の弾性体を配置し、収納部170の上に形成さ
れたストッパ173に、表示部70,80を付勢するよ
うにしてもよい。この場合、表示部70,80は、上か
ら押圧したときだけ接触子66〜68と接触子75〜7
7とが接合するので、表示が可能になる。 (2) 第3〜第5の実施形態では、温度センサ回路9
1e,111e,121eを備え、温度も測定できる湿
度測定機能付きカード装置を示したが、湿度のみを測定
する構成にしてもよい。 (3) 第3〜第5の実施形態では、いずれもカード本
体90,110,120から電力を湿度検出部100,
130へ送る構成にしたが、湿度検出部100,130
に独自の駆動用電池を持つ構成にしてもよい。 (4) 第5の実施形態では、データ送受信回路122
と電力伝送回路123とをカード本体120に設け、デ
ータと電力とを別に湿度検出部130側へ伝送するよう
にしたが、例えば周波数変調のような手法を用いて、電
力とデータと多重化するようにすれば、データと電力と
同時に伝送できるので、電力伝送回路123またはデー
タ送受信回路122のいずれかを省略できる。
例(その2)を示す構成図である。さらに、表示部7
0,80の底面と、カード本体60の収納部170の底
面との間に、図13のように、ばね171,172や圧
電ゴム等の弾性体を配置し、収納部170の上に形成さ
れたストッパ173に、表示部70,80を付勢するよ
うにしてもよい。この場合、表示部70,80は、上か
ら押圧したときだけ接触子66〜68と接触子75〜7
7とが接合するので、表示が可能になる。 (2) 第3〜第5の実施形態では、温度センサ回路9
1e,111e,121eを備え、温度も測定できる湿
度測定機能付きカード装置を示したが、湿度のみを測定
する構成にしてもよい。 (3) 第3〜第5の実施形態では、いずれもカード本
体90,110,120から電力を湿度検出部100,
130へ送る構成にしたが、湿度検出部100,130
に独自の駆動用電池を持つ構成にしてもよい。 (4) 第5の実施形態では、データ送受信回路122
と電力伝送回路123とをカード本体120に設け、デ
ータと電力とを別に湿度検出部130側へ伝送するよう
にしたが、例えば周波数変調のような手法を用いて、電
力とデータと多重化するようにすれば、データと電力と
同時に伝送できるので、電力伝送回路123またはデー
タ送受信回路122のいずれかを省略できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、カード本体と表示部とを分離し、該カード本
体に、表示部が連結或いは接合されたときのみに表示手
段と表示用電池とを接続する電源回路を配置したので、
必要に応じてカード本体に表示部を連結または接合した
ときだけ表示手段と表示用電池が接続され、カード装置
の表示用電池の消耗が最小限に抑えられる。第2の発明
によれば、カード本体と表示部とを分離し、該表示部に
は、表示用電池から表示手段に電源供給を行う電流路
と、制御電極に与えられた制御信号に基づきオン状態と
なりその電流路を閉じるトランジスタを設けている。さ
らに、カード本体には、表示部が連結或いは接合された
ときのみに制御信号を与える制御信号手段を設けてい
る。よって、必要に応じてカード本体に表示部を連結或
いは接合したときのみ電流路が閉じられ、カード装置の
電池の消耗が最小限に抑えられる。
によれば、カード本体と表示部とを分離し、該カード本
体に、表示部が連結或いは接合されたときのみに表示手
段と表示用電池とを接続する電源回路を配置したので、
必要に応じてカード本体に表示部を連結または接合した
ときだけ表示手段と表示用電池が接続され、カード装置
の表示用電池の消耗が最小限に抑えられる。第2の発明
によれば、カード本体と表示部とを分離し、該表示部に
は、表示用電池から表示手段に電源供給を行う電流路
と、制御電極に与えられた制御信号に基づきオン状態と
なりその電流路を閉じるトランジスタを設けている。さ
らに、カード本体には、表示部が連結或いは接合された
ときのみに制御信号を与える制御信号手段を設けてい
る。よって、必要に応じてカード本体に表示部を連結或
いは接合したときのみ電流路が閉じられ、カード装置の
電池の消耗が最小限に抑えられる。
【0046】第3〜第5の発明によれば、カード本体と
湿度検出部とを分離し、カード本体のケース内と湿度検
出部とは、相互間の通信を光で行う光送受信回路をそれ
ぞれ設けている。そのため、カード本体と湿度検出部と
の間の通信が非接触で実現でき、カード本体が密閉でき
るので、該カード本体の内部回路を湿度から保護でき
る。第6〜第8の発明によれば、カード本体と湿度検出
部とを分離し、カード本体のケース内と湿度検出部と
は、電磁結合されたデータ送受信回路をそれぞれ設けて
いる。そのため、カード本体と湿度検出部との間の通信
が非接触で実現でき、カード本体が密閉できるので、該
カード本体の内部回路を湿度から保護できる。
湿度検出部とを分離し、カード本体のケース内と湿度検
出部とは、相互間の通信を光で行う光送受信回路をそれ
ぞれ設けている。そのため、カード本体と湿度検出部と
の間の通信が非接触で実現でき、カード本体が密閉でき
るので、該カード本体の内部回路を湿度から保護でき
る。第6〜第8の発明によれば、カード本体と湿度検出
部とを分離し、カード本体のケース内と湿度検出部と
は、電磁結合されたデータ送受信回路をそれぞれ設けて
いる。そのため、カード本体と湿度検出部との間の通信
が非接触で実現でき、カード本体が密閉できるので、該
カード本体の内部回路を湿度から保護できる。
【0047】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す表示機能付きカ
ード装置の構成図である。
ード装置の構成図である。
【図2】従来の表示機能付きカード装置の一例を示す構
成図である。
成図である。
【図3】従来の表示機能付きカード装置の他の例を示す
構成図である。
構成図である。
【図4】従来の湿度測定機能付きカード装置の一例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図5】図1のカード装置のカード本体60と表示部7
0の連結を示す斜視図である。
0の連結を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す表示機能付きカ
ード装置の構成図である。
ード装置の構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す湿度測定機能付
きカード装置の構成図である。
きカード装置の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施形態を示す湿度測定機能付
きカード装置の構成図である。
きカード装置の構成図である。
【図9】本発明の第5の実施形態を示す湿度測定機能付
きカード装置の構成図である。
きカード装置の構成図である。
【図10】図9中のデータ送受信回路122,132の
要部の構成例を示す回路図である。
要部の構成例を示す回路図である。
【図11】図9中の電力伝送回路123と電力受信回路
133の要部の構成例を示す回路図である。
133の要部の構成例を示す回路図である。
【図12】第1及び第2の実施形態の変形例(その1)
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図13】第1及び第2の実施形態の変形例(その2)
を示す構成図である。
を示す構成図である。
60,90,110,120 カード本体 61,91,111,121 内部回路 62 内部回路用電池 63,64 配線 70,80 表示部 71,81 表示回路 73,83 表示用電池 92,102,112 光送受信回路 93 電力伝送用発光回路 100,130 湿度検出部 103 光電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G046 AA01 CA09 DC13 DC17 DE03 EB07 2G060 AA01 AB02 AF07 AF10 KA04 5B035 AA05 AA07 BA09 BB09 BC00 CA01 CA12 CA24 CA27 5B058 CA22 CA33 KA06 YA20
Claims (8)
- 【請求項1】 電池で駆動されて外部のホスト装置にデ
ータを入出力すると共に所定の情報をビジュアルに表示
する機能を持つ表示機能付きカード装置において、 板状をなし、前記ホスト装置に対して前記データを入出
力すると共に該データの処理を行う内部回路と該内部回
路が発生した前記情報を該板状の外部へ伝達する伝達手
段と該内部回路を駆動する内部回路用電池とを内蔵する
カード本体と、 前記カード本体とは分離された個体をなし、前記情報を
受信してビジュアルに表示する表示手段と該表示手段を
駆動するための表示用電池とを内蔵する表示部とを備
え、 前記カード本体には、前記表示部が連結或いは接合され
たときのみに前記表示手段と前記表示用電池とを接続す
る電源回路を配したことを特徴とする表示機能付きカー
ド装置。 - 【請求項2】 電池で駆動されて外部のホスト装置にデ
ータを入出力すると共に所定の情報をビジュアルに表示
する機能を持つ表示機能付きカード装置において、 板状をなし、前記ホスト装置に対して前記データを入出
力すると共に該データの処理を行う内部回路と該内部回
路が発生した前記情報を該板状の外部へ伝達する伝達手
段と該内部回路を駆動する内部回路用電池とを内蔵する
カード本体と、 前記カード本体とは分離された個体をなし、前記情報を
受信してビジュアルに表示する表示手段と該表示手段を
駆動するための表示用電池とを内蔵する表示部とを備
え、 前記表示部には、前記表示用電池から前記表示手段に電
源供給を行う電流路と、制御電極と前記電流路に直列に
挿入接続された第1及び第2の導通電極とを有し、該制
御電極に与えられた制御信号に基づきオン状態となり該
電流路を閉じるトランジスタを設け、 前記カード本体には、前記表示部が連結或いは接合され
たときのみに前記制御電極に前記制御信号を与える制御
信号手段を設けたことを特徴とする表示機能付きカード
装置。 - 【請求項3】 さらされた環境の湿度を検出する湿度セ
ンサと該検出した湿度に対応する湿度測定データを生成
する周辺回路とからなる湿度センサ回路を有し、該湿度
測定データを外部のホスト装置に通信する機能を持つ湿
度測定機能付きカード装置において、 板状をなし、前記湿度測定データを中継して非接触に前
記ホスト装置に通信する内部回路をケースで密閉して内
蔵するカード本体と、 前記カード本体とは分離された個体をなし、前記湿度セ
ンサを外部に露出した状態で搭載すると共に前記周辺回
路を内蔵する湿度検出部とで構成し、 前記カード本体の前記ケース内と前記湿度検出部とに
は、相互間の通信を光で行う光送受信回路をそれぞれ設
けたことを特徴とする湿度測定機能付きカード装置。 - 【請求項4】 前記カード本体の前記ケース内には、電
力を光に変換する電力伝送用発光回路を設け、 前記湿度検出部には、前記電力伝送用発光回路から出力
された光を受信して電力に変換し該電力を前記湿度セン
サ回路に与える光電池を設けたことを特徴とする請求項
3記載の湿度測定機能付きカード装置。 - 【請求項5】 前記カード本体の前記ケース内の光送受
信回路は、前記湿度検出部に与えるデータと該湿度検出
部を駆動する電力とを光に変換する構成とし、 前記湿度検出部には、前記カード本体の前記光送受信回
路から出力された光を受信して電力に変換し該電力を前
記湿度センサ回路に与える光電池を設けたことを特徴と
する請求項3記載の湿度測定機能付きカード装置。 - 【請求項6】 さらされた環境の湿度を検出する湿度セ
ンサと該検出した湿度に対応する湿度測定データを生成
する周辺回路とからなる湿度センサ回路を有し、該湿度
測定データを外部のホスト装置に通信する機能を持つ湿
度測定機能付きカード装置において、 板状をなし、前記湿度測定データを中継して非接触に前
記ホスト装置に通信する内部回路をケースで密閉して内
蔵するカード本体と、 前記カード本体とは分離された個体をなし、前記湿度セ
ンサを外部に露出した状態で搭載すると共に前記周辺回
路を内蔵する湿度検出部とで構成し、 前記カード本体の前記ケース内と前記湿度検出部とに
は、相互間で電磁結合されて前記湿度測定データの通信
を行うデータ送受信回路をそれぞれ設けたことを特徴と
する湿度測定機能付きカード装置。 - 【請求項7】 前記カード本体の前記ケース内には、電
力に対応する磁界を発生する電力伝送回路を設け、 前記湿度検出部には、前記電力伝送回路に電磁結合され
て前記磁界から電力を生成し該電力を前記湿度センサ回
路に供給する電力受信回路を設けたことを特徴とする請
求項6記載の湿度測定機能付きカード装置。 - 【請求項8】 前記カード本体の前記ケース内のデータ
送受信回路は、前記湿度検出部に与えるデータと該湿度
検出部を駆動する電力とを磁界に変換する構成とし、 前記湿度検出部には、前記カード本体の前記データ送受
信回路から出力された磁界を受信して電力に変換し該電
力を前記湿度センサ回路に与える電力受信回路を設けた
ことを特徴とする請求項6記載の湿度測定機能付きカー
ド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349647A JP2000172800A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 表示機能付きカード装置及び湿度測定機能付きカード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349647A JP2000172800A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 表示機能付きカード装置及び湿度測定機能付きカード装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172800A true JP2000172800A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18405159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10349647A Pending JP2000172800A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 表示機能付きカード装置及び湿度測定機能付きカード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000172800A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221505A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-09 | Figaro Eng Inc | ガス検出システム及びガス検出方法 |
CN100345257C (zh) * | 2001-09-20 | 2007-10-24 | 东京毅力科创株式会社 | 等离子体处理装置 |
JP2008272463A (ja) * | 2007-04-30 | 2008-11-13 | Tanita Corp | 健康情報を測定および表示するためのシステムおよび方法 |
-
1998
- 1998-12-09 JP JP10349647A patent/JP2000172800A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221505A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-09 | Figaro Eng Inc | ガス検出システム及びガス検出方法 |
JP4697826B2 (ja) * | 2001-01-26 | 2011-06-08 | フィガロ技研株式会社 | ガス検出システム及びガス検出方法 |
CN100345257C (zh) * | 2001-09-20 | 2007-10-24 | 东京毅力科创株式会社 | 等离子体处理装置 |
JP2008272463A (ja) * | 2007-04-30 | 2008-11-13 | Tanita Corp | 健康情報を測定および表示するためのシステムおよび方法 |
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