JP2000172467A - ネットワークシステムおよびこれに用いるサーバ装置、端末装置、印刷装置、ネットワーク印刷方法、記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステムおよびこれに用いるサーバ装置、端末装置、印刷装置、ネットワーク印刷方法、記録媒体

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JP2000172467A
JP2000172467A JP34551098A JP34551098A JP2000172467A JP 2000172467 A JP2000172467 A JP 2000172467A JP 34551098 A JP34551098 A JP 34551098A JP 34551098 A JP34551098 A JP 34551098A JP 2000172467 A JP2000172467 A JP 2000172467A
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Koichiro Wanda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送のための通信を冗長にすることな
く、各印刷データの印刷の正常終了までをコンピュータ
において確実に確認できるようにする。 【解決手段】 端末装置100から印刷装置110に印
刷データを送信した段階で両装置間の通信を切断し、そ
の後サーバ装置120と印刷装置110との通信により
印刷の終了を確認してそのジョブ終了を端末装置100
に通知するようにすることにより、端末装置100と印
刷装置110との間のデータ通信を冗長にすることな
く、印刷装置110での正常印刷終了までを端末装置1
00で確実に確認することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テムおよびこれに用いるサーバ装置、端末装置、印刷装
置、ネットワーク印刷方法、記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等に用いる中央処理
装置(CPU)の処理能力の向上、ネットワークにおけ
る通信情報の大容量化とディジタル化、あるいは情報圧
縮技術の発展などに伴い、パーソナルコンピュータ(以
下、PCと記す)等のホストコンピュータとプリンタと
をネットワークを介して接続し、プリンタと離れた場所
にあるコンピュータ上で遠隔操作をして印刷を実行でき
るようにしたネットワークプリントシステムが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、PCからネットワークプリンタに印刷データ
を送る場合に、PC上ではデータの送信終了までしか確
認できず、プリンタから印刷データが正常に排紙された
かどうかを知る手段はなかった。そのため、印刷終了を
記録する場合に、印刷データが確実にプリンタから排出
されたかどうかの情報や、印刷終了時間等の情報につい
ては、曖昧な記録しか残すことができないという問題が
あった。
【0004】なお、印刷データ送信の通信処理を排紙終
了まで継続する方式を採れば、プリンタとの通信が切断
されたときが排紙完了のときとなるので、印刷の正常終
了と排紙完了までをPC上でも確認することができる。
しかしながら、この方式では、各ジョブの印刷データの
転送の度に排紙を確認するまでは通信処理を終了させる
ことができず、ホストコンピュータとネットワークプリ
ンタとの通信処理が冗長になるという問題があった。
【0005】さらに、上記従来の技術では、PCから送
信した印刷データについての記録をもとに課金すること
はできたが、印刷データがプリンタから確実に排紙され
たことを確認した上で課金する手段はなかった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、データ転送のための通信を冗長
にすることなく、少ない通信回数で、各印刷データの印
刷の正常終了までをホストコンピュータにおいて確実に
確認できるようにすることを目的とする。特に、本発明
では、各印刷データの印刷の正常終了までをホストコン
ピュータで確認して課金する手段を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークシ
ステムは、印刷データを印刷装置に送信するとともに、
上記印刷データのジョブ情報をサーバ装置に送信する送
信手段を備えた端末装置と、上記端末装置の送信手段に
より送信された印刷データの印刷を実行する印刷手段、
および印刷が終了した印刷データの識別情報を上記サー
バ装置に通知する第1の通知手段を備えた上記印刷装置
と、上記印刷装置の第1の通知手段により通知された識
別情報をもとに、印刷が終了した印刷データのジョブ終
了を上記端末装置に通知する第2の通知手段を備えた上
記サーバ装置とから構成し、上記端末装置から上記印刷
装置に上記印刷データを送信した段階で両装置間の通信
を切断し、その後上記サーバ装置と上記印刷装置との通
信により印刷の終了を確認して上記サーバ装置から上記
端末装置に上記ジョブ終了を通知するようにしたことを
特徴とする。
【0008】本発明の他の態様では、上記端末装置は、
上記サーバ装置の第2の通知手段によって印刷が終了し
たと通知されたジョブのジョブ情報、上記印刷装置での
印刷時における印刷情報、および課金条件情報をもとに
課金情報を作成する課金情報作成手段を更に備えること
を特徴とする。
【0009】本発明のその他の態様では、上記印刷装置
は、上記印刷が終了した印刷データの識別情報を更新記
憶しておく格納手段を備え、上記第1の通知手段は、上
記格納手段に格納された識別情報を上記サーバ装置に通
知するようになされ、上記サーバ装置は、上記印刷装置
の第1の通知手段によって印刷が終了したと通知された
ジョブよりも前に、上記端末装置から上記印刷装置に印
刷データが転送されたジョブが存在する場合は、そのジ
ョブの印刷も終了したとみなして上記第2の通知手段に
よって通知することを特徴とする。
【0010】上記のように構成したネットワークシステ
ムにおいて、端末装置は印刷装置に通常の印刷データ転
送のみで通信を終了する。サーバ装置は、印刷装置に対
して印刷の終了したジョブの識別情報を定期的にポーリ
ングし、終了したジョブの識別情報から、それ以前にス
プールされたジョブが正常に印刷を終えて排紙されたこ
とを確認する。そして、その確認後に、端末装置に対し
て排紙終了を確認したことを通知し、印刷情報内に記録
されている印刷時の印刷装置の設定情報と、ジョブ作成
時のジョブ情報と、あらかじめユーザが設定しておく印
刷条件ごとの課金条件情報とを用いて、各印刷データに
対して課金情報を作成する。
【0011】本発明のその他の態様では、印刷データを
印刷装置に送信するとともに、上記印刷データのジョブ
情報をサーバ装置に送信する送信手段を備えた端末装置
と、上記端末装置の送信手段により送信された印刷デー
タの印刷を実行する印刷手段、印刷が終了した印刷デー
タの識別情報を更新記憶しておく格納手段、および上記
格納手段に格納された識別情報を上記サーバ装置に通知
する第1の通知手段を備えた上記印刷装置と、上記端末
装置の送信手段により送信されたジョブ情報に基づいて
印刷順序を制御する順序制御手段、および上記印刷装置
の第1の通知手段によって印刷が終了したと通知された
ジョブのジョブ情報、上記印刷装置での印刷時における
印刷情報および課金条件情報をもとに課金情報を作成す
る課金情報作成手段を備えたサーバ装置とから構成した
ことを特徴とする。
【0012】本発明のその他の態様では、印刷データを
印刷装置に送信する送信手段を備えた端末装置と、上記
端末装置の送信手段により送信された印刷データの印刷
を実行する印刷手段、および印刷が終了した印刷データ
の識別情報を上記端末装置に通知する通知手段を備えた
上記印刷装置とから構成し、上記端末装置から上記印刷
装置に上記印刷データを送信した段階で両装置間の通信
を一旦切断し、その後上記印刷装置により印刷が終了し
た旨を上記端末装置に通知するようにしたことを特徴と
する。
【0013】また、本発明のサーバ装置は、ネットワー
ク上の端末装置より送信されてきたジョブ情報に基づい
て、上記端末装置より送信される印刷データの印刷を実
行する印刷装置での印刷順序を制御する順序制御手段
と、上記印刷装置で印刷が終了した印刷データの識別情
報を上記印刷装置から受け取り、当該識別情報をもと
に、上記印刷が終了した印刷データのジョブ終了を上記
端末装置に通知する通知手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の端末装置は、印刷データを
印刷装置に送信するとともに、上記印刷データのジョブ
情報をサーバ装置に送信する送信手段と、上記印刷装置
において印刷が終了した印刷データのジョブ終了を受け
取る受信手段とを備え、上記印刷装置に上記印刷データ
を送信した段階で上記印刷装置との通信を一旦切断し、
その後上記印刷データの印刷が終了したことを表す上記
ジョブ終了を受信するようにしたことを特徴とする。さ
らに、上記印刷が終了したと通知されたジョブのジョブ
情報、上記印刷装置での印刷時における印刷情報、およ
び課金条件情報をもとに課金情報を作成する課金情報作
成手段を更に備えるようにしても良い。
【0015】また、本発明の印刷装置は、ネットワーク
上の端末装置から印刷データを受け取り、当該印刷デー
タの印刷を実行する印刷手段と、印刷が終了した印刷デ
ータの識別情報を通知する通知手段とを備え、上記端末
装置から上記印刷データを受け取った段階で上記端末装
置との通信を一旦切断し、その後上記印刷データの印刷
が終了したことを表す上記ジョブ終了を通知するように
したことを特徴とする。
【0016】また、本発明のネットワーク印刷方法は、
端末装置から印刷装置に印刷データを送信する印刷デー
タ送信工程と、上記端末装置からサーバ装置に上記印刷
データのジョブ情報を送信するジョブ送信工程と、上記
印刷装置に送信された印刷データの印刷を実行する印刷
工程と、上記印刷装置で印刷が終了した印刷データの識
別情報を上記サーバ装置に通知する第1の通知工程と、
上記第1の通知工程で上記サーバ装置に通知された識別
情報をもとに、印刷が終了した印刷データのジョブ終了
を上記端末装置に通知する第2の通知工程とを有し、上
記端末装置から上記印刷装置に上記印刷データを送信し
た段階で両装置間の通信を切断し、その後上記サーバ装
置と上記印刷装置との通信により印刷の終了を確認して
上記サーバ装置から上記端末装置に上記ジョブ終了を通
知するようにしたことを特徴とする。
【0017】本発明の他の態様では、上記第2の通知工
程によって印刷が終了したと通知された後で、当該印刷
が終了したと通知された印刷データのジョブ情報、上記
印刷装置での印刷時における印刷情報、および課金条件
情報をもとに課金情報を作成する課金情報作成工程を更
に有することを特徴とする。
【0018】本発明のその他の態様では、上記第1の通
知工程で印刷が終了したと通知されたジョブよりも前
に、上記端末装置から上記印刷装置に印刷データが転送
されたジョブが存在する場合は、そのジョブの印刷も終
了したとみなして課金情報を作成することを特徴とす
る。
【0019】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項1〜5、10〜18の何れか1項
に記載の各手段としてコンピュータを機能させるための
プログラムを記録したことを特徴とする。請求項19〜
24の何れか1項に記載の各工程の処理手順をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを記録するようにし
ても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態による仮想サ
ーバを適用したネットワークシステムの要素的特徴を示
す機能構成ブロック図であり、図2は、上記ネットワー
クシステム全体の概略構成図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態によるネッ
トワークシステムは、端末装置100と、印刷装置11
0と、サーバ装置120とから構成される。そして、こ
れらの端末装置100、印刷装置110およびサーバ装
置120は、ネットワーク130を介して接続され、相
互にデータの通信を行うことができるようになってお
り、端末装置100上で印刷装置110での印刷処理を
遠隔制御できるようになっている。なお、ここでは端末
装置100や印刷装置110をそれぞれ1つのみ示して
いるが、これらは複数であっても良い。
【0022】ここで、端末装置100の構成において、
101は印刷データをスプールする印刷データスプール
部である。また、102はデータ通信部であり、上記ス
プールされた印刷データを印刷装置110に送信した
り、上記印刷データのジョブ情報をサーバ装置120に
送信したりする送信機能と、上記印刷装置110におい
て印刷の終了したジョブに関する通知を受ける受信機能
とを備えている。
【0023】103は情報保持部であり、上記印刷装置
110に送信した印刷データに関する印刷情報(ページ
数など)や、上記サーバ装置120に送信したジョブ情
報などを保持しておくためのものである。104は情報
制御部であり、上記情報保持部103に対する情報や、
上記印刷データスプール部101に対する情報の登録お
よび削除を制御する。
【0024】105は課金情報作成部であり、上記デー
タ通信部102で印刷の終了したジョブに関する通知を
受けたときに、その印刷に対しての課金情報を情報保持
部103に格納されているジョブ情報や印刷情報、およ
び課金条件情報に基づいて作成する。
【0025】また、印刷装置110の構成において、1
11はデータ通信部であり、上記端末装置100のデー
タ通信部102により送信された印刷データを受信する
とともに、サーバ装置120からの要求に応じて、印刷
が終了した印刷データの識別情報をサーバ装置120に
通知する機能を有する。
【0026】112は印刷部であり、上記データ通信部
111で受信した端末装置100からの印刷データの印
刷を実行する。与えられた印刷データが複数ある場合に
は、それらの印刷を順次実行する。113は識別情報格
納部であり、上記印刷部112により印刷が終了した印
刷データを識別するための情報を順次更新しながら格納
する。上記データ通信部111は、サーバ装置120か
らの要求があった時点で、この識別情報格納部113に
格納されている識別情報をサーバ装置120に通知す
る。
【0027】また、サーバ装置120の構成において、
121はデータ通信部であり、上記端末装置100のデ
ータ通信部102により送信された印刷データのジョブ
情報や、上記印刷装置110のデータ通信部111によ
り送信された識別情報を受信する受信機能と、上記通知
された識別情報をもとに、印刷が終了した印刷データの
ジョブ終了を上記端末装置100に通知する送信機能と
を有する。
【0028】122は印刷順序制御部であり、上記端末
装置100のデータ通信部102により送信された印刷
データのジョブ情報をスプールする手段を備え、このス
プールしたジョブ情報をもとに、印刷装置110で印刷
を実行する印刷データの順序を制御する。123は情報
制御部であり、上記印刷順序制御部122内のスプール
手段に対するジョブ情報の登録や削除などを制御する。
【0029】このように構成したネットワークシステム
において、印刷を実行するときは、まず端末装置100
内において印刷データを作成して印刷データスプール部
101に格納するとともに、その印刷データに関連する
印刷情報やジョブ情報を情報保持部103に格納する。
そして、ここで作成したジョブ情報をサーバ装置120
に送信する。1つの端末装置100で複数の印刷データ
を作成したり、複数の端末装置100でそれぞれ印刷デ
ータを作成した場合には、それらのジョブ情報が順にサ
ーバ装置120に送られる。
【0030】サーバ装置120は、送られてきたジョブ
情報に基づいて印刷データの印刷順序を制御し、その順
序に従って端末装置100にデータ転送要求を送る。端
末装置100のデータ通信部102は、サーバ装置12
0からの要求に従って、印刷データスプール部101内
の印刷データを順に印刷装置110に送信する。印刷デ
ータの転送が完了した時点で、端末装置100と印刷装
置110との通信は切断される。
【0031】印刷装置110は、送られてきた順番に従
って印刷データの印刷を実行し、印刷が終了するごとに
その印刷データの識別情報を識別情報格納部113に格
納する。サーバ装置120は、一定の時間間隔で印刷装
置110に対して印刷が終了したかどうかの通知依頼を
発しており、印刷装置110のデータ通信部111は、
この通知依頼があったときに識別情報格納部113に格
納されている識別情報をサーバ装置120に返す。
【0032】次に、サーバ装置120のデータ通信部1
21は、受け取った識別情報と印刷順序制御部122内
にスプールされているジョブ情報とをもとに、印刷が終
了した印刷データのジョブ終了を端末装置100に通知
する。端末装置100の課金情報作成部105は、この
ジョブ終了の通知を受けた印刷データに関して課金情報
を作成する。そして、課金情報を作成したら、情報制御
部104によって該当する印刷データ、ジョブ情報、印
刷情報等を印刷データスプール部101および情報保持
部103から削除する。
【0033】また、端末装置100のデータ通信部10
2は、情報の削除結果をサーバ装置120に通知する。
これを受けたサーバ装置120では、情報制御部123
により、該当するジョブ情報を印刷順序制御部122内
のスプール手段から削除する。以上により、ネットワー
ク上での印刷処理およびそれに対する課金情報の作成処
理が終了する。
【0034】なお、図1の構成において、サーバ装置1
20内の機能を印刷装置110に持たせることも可能で
ある。この場合はサーバ装置120は不要となり、端末
装置100と印刷装置110との間で直接印刷データや
ジョブ情報の通信、ジョブ終了の通知などを行うことが
できる。ただし、この場合において、印刷データを転送
してからジョブ終了の通知を行うまでの間は、端末装置
100と印刷装置110との通信は切断されている。ジ
ョブ終了の通知は、上述したように一定の時間間隔で行
っても良いし、1つのジョブが終了する毎に行っても良
い。
【0035】また、端末装置100は印刷装置110に
印刷データの転送を行うだけで通信を終了し、その後は
サーバ装置120から印刷装置110に対する定期的な
ポーリングにより印刷の終了したジョブの識別情報をサ
ーバ装置120で確認する。そして、その確認後にサー
バ装置120が、端末装置100に対してジョブ終了を
通知するとともに、課金情報を作成するように構成して
も良い。さらに、作成した課金情報を端末装置100に
転送するようにしても良い。
【0036】次に、図2を用いて説明する。本実施形態
のネットワークシステムは、仮想プリントサーバシステ
ムが動作しているネットワーク206上において、クラ
イアント用の仮想プリントサーバサービス(以下、クラ
イアントサービスという)のプログラムがインストール
され実行されている3台のクライアントマシン(PCな
ど)202,203,204と、サーバ用の仮想プリン
トサーバサービス(以下、サーバサービスという)のプ
ログラムがインストールされ動作しているサーバマシン
201(以下、仮想サーバという)と、ネットワークプ
リンタ205とで構成されているものとする。
【0037】上記仮想サーバ201は、ネットワークプ
リンタ205のステータスを常時監視するとともに、ネ
ットワークプリンタ205にて終了した印刷のジョブを
識別できるジョブの識別子と、印刷の終了したページ数
とを一定間隔のポーリングで取得できる機能を有するも
のとする。
【0038】また、上記図2に示したクライアント20
2〜204の概略構成を、図3に示す。図3において、
300はCPU、301はROM、302はRAMであ
り、ROM301あるいはRAM302に格納されたプ
ログラムに従って、RAM302をワークメモリとして
利用しながらCPU300がクライアント上での各種処
理を実行する。CPU300は、図1に示した情報制御
部104、課金情報作成部105の機能を有し、RAM
302は、図1に示した印刷データスプール部101、
情報保持部103の機能を有する。
【0039】303はFDドライブであり、図6に示す
ように、ここにフロッピーディスク304が挿入され、
クライアントマシンとフロッピーディスク304との間
でデータの入出力が実行される。図4は、上記フロッピ
ーディスク304の内部におけるデータのメモリマップ
を示す図である。図4に示すように、フロッピーディス
ク304の中には、ボリューム情報401と、ディレク
トリ情報402と、ネットワークプリンタ205の制御
プログラム403と、関連データ404とが格納されて
いる。
【0040】また、図5は、上記フロッピーディスク3
04からRAM302に制御プログラム403を展開し
たときのメモリマップを示す図である。図5に示すよう
に、RAM302は、基本I/Oプログラム501、オ
ペレーティングシステム(OS)502、フロッピーデ
ィスク304から展開されたネットワークプリンタ制御
プログラム503および関連データ504を格納するエ
リアと、ワークエリア505とを有している。
【0041】次いで、306はキーボード、307はデ
ィスプレイ、308はネットワークボードである。ネッ
トワークボード308は、図1に示したデータ通信部1
02の機能を有する。以上に述べた各構成300〜30
8(304を除く)は、システムバス309を介して接
続されており、相互にデータをやり取りできるようにな
っている。
【0042】図7は、上記図2に示したネットワークプ
リンタ205の概略構成を示すブロック図である。図7
において、701はCPU、702はROMおよびRA
Mであり、このROM/RAM702に格納されたプロ
グラムに従ってCPU701がネットワークプリンタ上
での各種処理を実行する。RAM702は、印刷のため
の印刷データなども格納する。703は記憶部であり、
図1に示した識別情報格納部113の機能を有する。
【0043】704は表示部であり、印刷時のステータ
スなどをLCD表示画面等に表示する。705はプリン
タ印字部であり、与えられた印刷データに従って印刷処
理を実行する。706はネットワークボードであり、通
信回線707を介して図2の仮想サーバ201やクライ
アント202〜204との間でデータのやり取りをする
ためのものである。このネットワークボード706は、
図1に示したデータ通信部111の機能を有する。
【0044】図8は、以上に示した仮想サーバ201お
よびクライアント202〜204のソフトモジュール構
成を示す図である。図8に示すように、クライアント2
02〜204上では、印刷機能を備えたアプリケーショ
ン801、GDI(GraphicsDisplay Interface)80
2、プリンタドライバ803およびスプーラ804が動
作している。
【0045】このような構成においては、アプリケーシ
ョン801が発行した印刷のためのGDIコマンドを、
プリンタドライバ803がネットワークプリンタ205
の制御コードに変換して送信するようにする。スプーラ
804は、アプリケーション801により発行された印
刷すべきデータをネットワークプリンタ205との間で
やり取りする際に、高速の補助記憶をバッファとして用
いることで、遅滞なく処理を継続できるようにするため
の機能を持つ。
【0046】クライアント202〜204上では、これ
らの他に、仮想プリントサーバ用プリントモニタ80
5、ネットワークプリンタ制御モニタ806、仮想プリ
ントマネージャ807、仮想プリントサーバAPI(Ap
plication Programming Interface )808、仮想プリ
ントサーバサービス(上述したクライアントサービス)
809も動作している。
【0047】また、仮想サーバ201上では、仮想プリ
ントマネージャ810、仮想プリントサーバAPI81
1、仮想プリントサーバサービス(上述したサーバサー
ビス)812が動作している。
【0048】上記クライアントサービス809とサーバ
サービス812とから仮想プリントサーバ813が構成
されている。また、上述したように、サーバサービス8
12は、ステータスマネージャ813aを備えており、
ネットワークプリンタ205のステータスを常時監視す
る機能を有している。さらに、サーバサービス812
は、終了したジョブを識別できるジョブの識別子と、印
刷の終了したページ数とを一定間隔のポーリングで取得
できる機能も有している。
【0049】図9は、図8に示したソフトモジュール構
成において、仮想サーバを用いた印刷機能に関するプリ
ントモニタの処理の流れを表す図である。図9におい
て、アプリケーション801が発行した印刷のためのG
DIコマンドをGDI802が受け取り、それをプリン
タドライバ803がネットワークプリンタ205の制御
コードに変換してスプーラ804に供給する。
【0050】このスプーラ804にバッファリングされ
た印刷データのジョブ情報は、仮想プリントサーバ用プ
リントモニタ805を介してクライアントサービス80
9に与えられ、仮想サーバ201内のサーバサービス8
12に送られる。また、上記スプーラ804にバッファ
リングされた印刷データは、仮想プリントサーバ用プリ
ントモニタ805を介して仮想プリントスプーラ901
に与えられ、ここにバッファリングされる。なお、ここ
にバッファリングされた印刷データは、後にクライアン
トサービス809からの制御により削除される。
【0051】また、図10は、図8に示したソフトモジ
ュール構成において、仮想サーバを用いた印刷機能に関
するプリントモニタの制御の流れを表す図である。図1
0において、サーバサービス812からは、印刷データ
転送依頼等の制御データがクライアントサービス809
に与えられる。これに応じて、仮想プリントスプーラ9
01にバッファリングされた印刷データは、クライアン
トサービス809を介してネットワークプリンタ制御モ
ニタ806に与えられ、ネットワークプリンタ205に
送信される。
【0052】また、図11は、図8に示したソフトモジ
ュール構成において、クライアントからサーバヘ印刷要
求する際の印刷処理の流れを表す図である。図11にお
いて、アプリケーション801が発行した印刷要求のデ
ータは、仮想プリントサーバAPI808が受け取り、
それをクライアントサービス809に供給する。クライ
アントサービス809は、受け取った要求データをレジ
ストリ1101に格納し、必要に応じて取り出す。
【0053】一方、仮想サーバ201内のサーバサービ
ス812からクライアント202〜204内のクライア
ントサービス809に対しても要求データが送られる。
サーバサービス812は、SNMP(Simple Network M
anagement Protocol)マネージャ1102を介してネッ
トワークプリンタ205とデータのやり取りをして、印
刷のために必要な情報を得ている。
【0054】次に、本実施形態による課金方式について
説明する。図12は、本実施形態によるネットワークプ
リンタ205の課金方式のシーケンスを示す図、図13
は、上記課金方式におけるクライアントの処理を示すフ
ローチャート、図14は、上記課金方式における仮想サ
ーバの処理を示すフローチャート、図15は、印刷終了
したジョブの識別子を書き込む手順を示したフローチャ
ートである。
【0055】図12のシーケンス図は、クライアント2
02、クライアント203、クライアント204からこ
の順で仮想サーバ201にジョブをスプールしてあり、
仮想サーバ201からクライアント202に印刷指示が
送られてくるところからの手順を示している。
【0056】図12において、クライアント202は、
自機のクライアントサービス809が使用できるプリン
タ名を管理しているサーバサービス812からの指示待
ち、およびクライアント202で動作しているアプリケ
ーション801やクライアントサービス809が表示し
ているユーザインタフェース等からの指示待ちの状態で
ある。
【0057】以下に、印刷確認の手順について、まず、
図12を用いてクライアント202と仮想サーバ20
1、およびネットワークプリンタ205のシーケンスを
説明する。なお、ジョブを仮想サーバ201に登録済み
の他のクライアント203,204の手順も同様であ
る。
【0058】ジョブがクライアント202にスプールさ
れた場合には、例えば、マイクロソフト社のWindo
wsNTのJOB_INFO_2構造体のような、ジョ
ブのドキュメント名、ページ数、印刷したユーザ名等の
情報を保存する情報がクライアント202上に作成され
る。かつ、印刷したネットワークプリンタ205には、
WindowsNTのPRINTER_INFO_2構
造体のようなプリンタの設定値に関する記録情報が作成
される。
【0059】仮想サーバ201からクライアント202
に対してスプールしているジョブの印刷指示がくると、
印刷指示を受けたクライアント202は、ネットワーク
プリンタ205にジョブの印刷データを転送する。この
データ転送は、例えば、TCP/IPのLPRコマンド
のように印刷を目的としたプロトコルで行っても良い
し、FTPコマンドのように印刷以外の目的が主たる目
的であるプロトコルで行っても良い。また、クライアン
ト202とネットワークプリンタ205、またはプリン
タ205に取り付けてあるネットワークボード706が
使用できる任意のプロトコルを用いても良い。
【0060】データ転送が終了したクライアント202
は、仮想サーバ201に対して、ネットワークプリンタ
205に対するデータ転送が終了したことを通知する。
このとき、クライアント202は、データ転送が正常に
終了したことを確認しただけで、データ転送を終了する
前にネットワークプリンタ205が正常にジョブの印刷
を終了したかどうかを判断せずに、ネットワークプリン
タ205との通信処理を終了する。また、ジョブの印刷
データであるテンポラリファイルや、ジョブの情報を削
除したりせずに、仮想サーバ201もクライアント20
2もデータ転送終了フラグを更新する。
【0061】仮想サーバ201は、ネットワークプリン
タ205のステータスと共にデータ印刷の終了通知を、
例えばSNMPのようなプロトコルを用いて一定の間隔
でネットワークプリンタ205に常に依頼している。仮
想サーバ201からの終了通知依頼を受け取ったネット
ワークプリンタ205は、それを受け取った時点で既に
ネットワークプリンタ205が正常に印刷を終了したジ
ョブの識別子等の情報を返す。
【0062】したがって、1回目の印刷では初期化時の
識別子が返され、ネットワークプリンタ205の電源投
入後に印刷されたジョブがあれば、最後に印刷されたジ
ョブの識別子が返される。この処理は、仮想サーバ20
1の処理やクライアント202からネットワークプリン
タ205ヘのデータ転送等の処理とは別のスレッドやタ
スク等でマルチに処理できるものである。
【0063】クライアント202がスプールしたジョブ
のデータ転送の終了通知を受け取った仮想サーバ201
は、キュー(図1の印刷順序制御部122内のスプール
手段に対応)の中を検索し、次にスプールされているク
ライアント203のジョブの印刷に移るために、クライ
アント203に対して印刷開始指示を送る。
【0064】指示待ちの状態で止まっていたクライアン
ト203は、仮想サーバ201から印刷開始指示を受け
ると、クライアント202と同様にネットワークプリン
タ205に対して印刷データを転送する。そして、クラ
イアント202と同様にジョブ情報のステータスを更新
し、転送終了通知を仮想サーバ201に発行する。
【0065】仮想サーバ201は、クライアント203
から転送終了通知を受け取ると、ジョブ情報のデータ転
送終了フラグを立て、次にスプールされているジョブを
持つクライアント204に印刷開始指示を送る。クライ
アント204も同様にデータ転送と転送終了フラグの更
新処理を行い、転送終了通知を仮想サーバ201に発行
する。これを受けた仮想サーバ201は、データ転送終
了フラグを立てる。
【0066】次に、仮想サーバ201は、一定の間隔で
ネットワークプリンタ205と通信し、終了通知依頼を
繰り返し出している。これに対してネットワークプリン
タ205からジョブの終了通知が返されてきた場合は、
今まで仮想サーバ201内に書かれていた印刷が正常に
終了したジョブの識別子を、新たな識別子で上書きす
る。
【0067】ここで、クライアント204からのデータ
転送終了後、1回目の終了通知依頼のレスポンスはペー
ジ終了のみで、終了したジョブのIDは更新されなかっ
たとすると、仮想サーバ201は、図示しない印刷終了
テーブル上の情報を更新しない。次に、2回目と3回目
の終了通知のレスポンスの間にクライアント202のジ
ョブとクライアント203のジョブとの印刷が両方とも
終了したとすると、ネットワークプリンタ205では、
終了したジョブの識別子は、始めにクライアント202
のジョブの識別子が上書きされ、次にクライアント20
3のジョブの識別子が上書きされる。
【0068】その後、3回目の終了通知依頼のレスポン
スでクライアント203のジョブの識別子が仮想サーバ
201に返されると、仮想サーバ201は、返されたネ
ットワークプリンタ205のキューの中からデータ転送
終了フラグの立っているジョブの識別子を用いて、印刷
終了が確認されたジョブの識別子より以前にデータ転送
を行ったジョブの識別子を検索する。
【0069】そして、キュー内でデータ転送終了フラグ
が立っているジョブの情報のうち、クライアント203
のジョブの前にスプールされているジョブ(今の例の場
合はクライアント202のジョブ)も印刷を終了したと
判断し、それらのジョブの情報とテンポラリファイルと
を削除するように各クライアント202,203にジョ
ブの終了確認通知を送る。
【0070】このとき、クライアント204のジョブは
データ転送終了フラグが立っているが、キュー内でクラ
イアント203のジョブよりも後にスプールされている
ので、印刷が終了したとは判断されておらず、ジョブの
情報やテンポラリファイルの削除は行われない。
【0071】ジョブの終了確認通知を受け取ったクライ
アント202とクライアント203は、印刷条件に応じ
た課金条件情報をもとに課金情報を作成し、それをファ
イル等のデータとしてHD305に記録したり、そのま
まディスプレイ307に表示したり、他の集計モジュー
ルに転送する等の処理を行う。その後、各クライアント
202,203は、ジョブのテンポラリファイルとジョ
ブ情報を削除し、削除結果を仮想サーバ201に通知す
る。
【0072】仮想サーバ201は、削除結果の通知を受
け取り、クライアント202,203のジョブが削除さ
れたことを確認すると、仮想サーバ201のキューから
該当するジョブ情報を削除する。
【0073】この過程でネットワークプリンタ205に
おいて、3番目にデータ転送されたクライアント204
のジョブの印刷が終了し、終了したジョブの識別子が上
書きされていたとすると、その次にデータ転送されたジ
ョブの印刷を終了するまで、ネットワークプリンタ20
5もジョブの識別子をこれ以上更新しない。
【0074】次のネットワークプリンタ205に対する
仮想サーバ201からの終了通知依頼のレスポンスで、
クライアント204のジョブの識別子が印刷を終了した
ジョブの識別子として返されると、仮想サーバ201
は、前の2つのジョブと同様の処理を行い、クライアン
ト204にジョブの終了確認通知を送る。
【0075】終了確認通知を受け取ったクライアント2
04は、先のクライアント202,203と同様の処理
を行って課金情報を作成し、ジョブを削除してその結果
を仮想サーバ201に通知する。削除結果通知を受け取
った仮想サーバ201は、前のジョブと同様にキューか
らジョブ情報を削除して定常状態に戻る。
【0076】なお、上記の説明では、各クライアント2
02〜204からネットワークプリンタ205に各ジョ
ブの印刷データが連続して転送された後にジョブの終了
通知が返されて仮想サーバ201が必要な処理を行う手
順を示したが、ジョブの終了通知は必ずしもデータ転送
終了後に取得されるとは限らず、仮想サーバ201が取
得した任意のタイミングでジョブの終了確認の判断を行
ってもよい。
【0077】また、上記のシーケンス例では、各クライ
アント202〜204が同じネットワークプリンタ20
5に対して1つずつジョブをスプールしているが、1台
のクライアントマシンが複数のジョブを任意の順番でス
プールしたとしても、上記と同様に印刷終了を確認する
ことができる。また、上記の例では、各ジョブの状態を
フラグで識別したが、一般的なステータスの変化で各ジ
ョブの状態を識別するようにしてもよい。
【0078】次に、上記図12に示したシーケンスにお
けるクライアント202〜204、仮想サーバ201お
よびネットワークプリンタ205の各処理をフローチャ
ートを用いて説明する。まず、図12において仮想サー
バ201から印刷開始指示を受けたクライアント202
の処理を、図13のクライアントマシンのフローチャー
トを用いて説明する。
【0079】図13において、ステップS1301の指
示待ち状態においてクライアント202が仮想サーバ2
01から何らかの指示を受けると、ステップS1302
に移り、仮想サーバ201からの指示が印刷開始指示で
あるかどうかを判断する。受け取った指示が印刷開始指
示である場合は、ステップS1303に進む。ステップ
S1303では、仮想サーバ201からの印刷開始指示
に含まれているジョブIDをもとに、クライアントサー
ビス809が管理しているジョブ情報の中から印刷指示
を受けたジョブの情報を検索し、データ転送中のフラグ
を立てる。
【0080】このフラグは、データ転送中の間はビット
を立てて、データ転送が終了すればビットを落とすよう
な独立したビットをジョブ情報内に用意することによっ
て実現しても良い。また、データ転送中にジョブステー
タスを「印刷中」にし、データ転送終了後はジョブステ
ータスを「印刷済み」に変更してジョブを残しておくよ
うに、ジョブ情報内の他のフラグと兼用するようにして
もよい。以下では、単にデータ転送フラグとのみ記述す
る。
【0081】データ転送フラグを立てたら、次にステッ
プS1304で、上記ジョブIDで検索したジョブ情報
内に記録されているジョブのテンポラリファイルを、ジ
ョブがスプールされているプリンタ名で指定されている
ポート(例えば、IPアドレスのようにネットワークプ
リンタ205を識別できる識別子)にネットワークを介
して送信し、ネットワークプリンタ205が印刷する印
刷データを転送する。この印刷データには、ページ記述
言語による印字データの他、JL(Job Language)など
で記述されたジョブの識別子も含まれている。
【0082】印刷データの転送が終了すると、ステップ
S1305に移り、ジョブのデータ転送が終了している
ことを示すデータ転送終了フラグを立てる。または、ジ
ョブのステータスをデータ転送終了を意味するステータ
スに更新する。次にステップS1306で、印刷開始指
示を受けたジョブのネットワークプリンタ205に対す
るデータ転送が終了したことを仮想サーバ201に通知
し、仮想サーバ201上のジョブ情報もデータ転送終了
フラグを立てるか、またはデータ転送の終了が分かるス
テータスにジョブステータスを更新する。
【0083】データ転送終了の通知処理を終えると、ジ
ョブ情報やジョブのテンポラリファイルは保存したま
ま、ステップS1301の指示待ち状態に戻る。以上が
クライアントマシンのデータ転送に関する手順である。
【0084】次に、仮想サーバ201がデータ転送終了
通知を受けた場合の仮想サーバ201の手順を、図14
のフローチャートを用いて説明する。図14において、
ステップS1401はサーバサービス812の指示待ち
状態である。この状態でクライアントマシンから何らか
の通知が届くと、ステップS1402に移り、通知内の
コマンドからそれがデータ転送終了通知であるかどうか
を判断する。
【0085】ここで、受け取った通知がデータ転送終了
通知である場合は、ステップS1403に進み、データ
転送終了を確認したジョブのジョブ情報にデータ転送終
了フラグを立てる。次に、ステップS1404におい
て、ジョブの転送終了を確認した同一のネットワークプ
リンタ205に対してスプールされている次のジョブの
キューイングテーブルに進め、次のジョブがスプールさ
れているかどうかを判断する。
【0086】もし、次のジョブがスプールされていれ
ば、ステップS1405において、上記スプールされて
いるジョブのジョブ情報から取得した次のクライアント
マシンのアドレスやジョブIDを用いて、次のクライア
ントマシンに印刷開始指示を送る。一方、上記ステップ
S1404において、次にスプールされているジョブが
ないと判断した場合、または、ステップS1405の処
理を終えると、ステップS1401に戻り、次の指示の
待ち状態となる。
【0087】次に、同じく図14のフローチャートを用
いて、仮想サーバ201がネットワークプリンタ205
からの終了通知でジョブの終了を確認した場合の手順を
説明する。ステップS1401において、一定の間隔で
ポーリングし、ネットワークプリンタ205が返す終了
通知を仮想サーバ201が受け取ると、ステップS14
01の指示待ち状態からステップS1402、ステップ
S1406へと進む。
【0088】仮想サーバ201で受け取った情報がネッ
トワークプリンタ205からのジョブ終了通知であれ
ば、ステップS1407に進み、各ネットワークプリン
タ205ごとにプリンタの終了情報を更新する。この終
了情報の更新は、現在の終了情報のテーブルに最後に終
了したジョブの識別子の情報を上書きすることによって
行う。このテーブルはサーバサービス812が管理し、
終了したジョブの識別子を記録できればテーブルの形式
は何でもよい。
【0089】次に、ステップS1408においてキュー
イングテーブルを検索し、印刷終了の確認待ちのジョブ
を検索する。そして、ステップS1409において、デ
ータ転送終了フラグの立った印刷終了確認待ちのジョブ
があるかどうかを判断し、無ければステップS1401
に進んで指示待ちの状態に戻る。もし、ネットワークプ
リンタ205に対するデータ転送を終了して印刷終了の
確認を待っているジョブが存在すれば、ステップS14
10で、更新された終了情報が初期化コードなどでなく
ジョブの識別子として有効な値かどうかを判断する。
【0090】ここで、更新された終了情報がジョブの識
別子であれば、ステップS1411において、終了した
ジョブの識別子からキューの内部においてデータ転送終
了フラグの立ったジョブを検索し、印刷終了したジョブ
の識別子か、このジョブの識別子より前にスプールされ
ているジョブがあるかどうかを判断する。もしあればス
テップS1412に進む。一方、このジョブの識別子よ
り前にスプールされているジョブがなければ、ステップ
S1401の指示待ち状態に戻る。
【0091】ステップS1412では、ジョブの終了確
認フラグを立てる。次に、ステップS1413でジョブ
の終了確認通知をクライアントマシンに発行する。そし
て、ステップS1408に戻り、印刷終了したジョブの
識別子とそれ以前にキューにスプールされたジョブ情報
のすべてに終了確認フラグが立つまで同様の処理が続け
られる。
【0092】そして、キューの中で、データ転送フラグ
の立ったキューイングテーブルのうち、印刷終了したジ
ョブの識別子より前にスプールされたジョブ情報のすべ
てに終了確認フラグが立つと、ステップS1411から
ステップS1401の指示待ち状態に戻る。
【0093】次に、再び図13のフローチャートを用い
て、仮想サーバ201よりジョブ情報の終了確認通知を
受けたクライアントマシンが行う処理について説明す
る。図13において、クライアントマシンが、ステップ
S1301の指示待ち状態で仮想サーバ201からジョ
ブの終了確認通知を受けると、ステップS1302から
ステップS1307に進み、既にデータ転送したジョブ
があるかどうかを判断する。
【0094】クライアントマシン内にデータ転送終了フ
ラグの立ったジョブが無い場合は、指示を無視してステ
ップS1301の指示待ち状態に戻る。一方、仮想サー
バ201からの削除を指示されたジョブが、データ転送
終了フラグを立てて残っている場合は、ステップS13
08に進む。ステップS1308においては、終了確認
通知を受けたジョブのジョブ情報を検索し、ファイル等
のメモリ以外の記憶方法であれば、内部データにアクセ
スできるようにメモリにロードする。
【0095】このジョブ情報には、印刷データに関する
情報の他に、印刷したユーザや印刷したマシン名など、
課金情報を残す際に補助的に記録する付加情報も含まれ
るものとする。なお、プリンタ情報にも同様の付加情報
が含まれている。
【0096】次に、ステップS1309において、ジョ
ブ情報の中からジョブの印刷に要したページ数を取得す
る。次に、ステップS1310において、検索したジョ
ブ情報からアプリケーション801が印刷に使用したネ
ットワークプリンタ205の名称を取得し、そのプリン
タ情報を検索する。さらに、ステップS1311におい
て、このジョブが印刷されたプリンタ名、印刷に使用し
たカセット名等を取得する。
【0097】次に、ステップS1312において、課金
条件情報ファイルから課金条件情報を取得するととも
に、ステップS1313において、このジョブが印刷さ
れたネットワークプリンタ205のカセットに入ってい
た用紙の値段を取得する。そして、ステップS1314
で、印刷の終了を確認したジョブの課金額を、上記取得
したページ数と用紙の値段とから計算し、ステップS1
315において、ユーザ名、マシン名等の印刷したユー
ザを特定できる情報と共に課金情報ファイルに記録す
る。
【0098】次に、ステップS1316において、あら
かじめユーザがレジストリ1101等で指定している印
刷終了を確認したジョブ情報の自動削除の可否を判断
し、自動削除であれば、ステップS1317において、
ジョブ情報からテンポラリファイルのパスを取得し、印
刷データファイルを削除する。次に、ステップS131
8において、クライアントマシンで削除するジョブを管
理していたジョブ情報を削除する。終了確認通知のあっ
たジョブの印刷データとジョブ情報とを削除したら、ス
テップS1319で削除確認通知を仮想サーバ201に
通知してステップS1301の指示待ち状態に戻る。
【0099】なお、本実施形態では、印刷に対する課金
額をページ数と用紙の値段とから計算しているが、印刷
するユーザごとの値段(通常価格、割引など)、印刷デ
ータの種類(カラー、モノクロ)、プリンタの解像度や
性能等の情報をジョブ情報とプリンタ情報とから取得す
ること、および、課金条件情報にそれぞれの場合の値段
を設定することにより、異なる課金額の計算方法を用い
ても良い。
【0100】また、上記実施形態では、課金情報をファ
イルに記憶するように説明しているが、他の記憶方法で
もよく、必要であれば、そのままディスプレイに表示し
てもよい。
【0101】次に、削除確認通知を受けた仮想サーバ2
01の処理の手順を、再び図14のフローチャートを用
いて説明する。図14において、ステップS1401の
指示待ち状態でクライアントマシンから削除確認通知を
受けた仮想サーバ201では、ステップS1402,S
1406,S1414と処理が進む。この過程で、受け
取った情報が終了確認通知でなかったり、クライアント
マシンが削除を確認したジョブ情報にジョブ終了確認フ
ラグが立っていなければ、指示を無視する。
【0102】一方、ステップS1414において、削除
確認通知が示すジョブのジョブ情報に終了確認フラグが
立っていると判断した場合は、受け取った情報は終了確
認済みのジョブ情報であるので、ステップS1415に
おいてジョブ情報を削除し、ステップS1401の指示
待ちに戻る。なお、上記ステップS1402,S140
6,S1414での判断は、通信プロトコルの違いによ
る処理の相違や、通信データ内のコマンドやフラグ等、
サーバサービス812内で各イベントを判別できれば判
断の方法は何でもよい。
【0103】次に、ネットワークプリンタ205が終了
したジョブの識別子を記録する手順を、図15のフロー
チャートを用いて説明する。図15のステップS150
1は、ネットワークプリンタ205内において、ネット
ワークボード706などで構成されるネットワークプリ
ンタ205の通信部でJL等の情報が非請求ステータス
で取得される場合の指示待ち状態である。
【0104】ジョブが終了した場合は、非請求ステータ
スが上がってくるので、ステップS1502においてジ
ョブの終了を判断する。そして、ステップS1503で
非請求ステータスからJLを用いてジョブの識別子を取
得し、通信部が仮想サーバ201に返す終了ジョブの識
別子のフィールドに上書きしてステップS1501に戻
る。その他の非請求ステータスに関しては全て無視す
る。
【0105】次に、ネットワークプリンタ205が初期
化された場合の初期化コードの上書きの手順を、図16
のフローチャートを用いて説明する。図16において、
ステップS1601においてネットワークプリンタ20
5の電源がONにされると、ステップS1602におい
て、ネットワークプリンタ205のRAM702等に記
憶されているジョブの識別子のフィールドに、アスタリ
スク等の初期化コードを書き込む。
【0106】次に、ステップS1603において、ペー
ジ数のフィールドにも初期化コードを書き込む。次に、
ステップS1604において、仮想サーバ201からの
終了通知依頼を受けることのできる指示待ち状態とな
る。
【0107】以上に述べた本実施形態のネットワークシ
ステムによれば、課金情報を作成する機能のないネット
ワークプリンタ205を用いて、ジョブのデータが完全
に印刷され、排紙まで終了したことを確認した上で、印
刷されたジョブの課金情報を作成することができる。
【0108】すなわち、課金情報を残す手段を持たない
ネットワークプリンタ205と、一般的なPC(クライ
アント202〜204)とから構築されるネットワーク
プリントシステムにおいて、1回のデータ転送に要する
通信時間のうち印字確認に要する無駄な時間を省き、か
つ、プリンタ205が正常にジョブの印刷データを排紙
したことを確認した上で課金を実施することができる。
【0109】さらに、本実施形態では、仮想サーバ20
1がネットワークプリンタ205で印刷を正常に終了し
たジョブの識別子とスプールしたジョブ情報の順序を保
持するとともに、印刷を正常に終了したジョブの識別子
を上書きして残すようにしている。そのため、正常に印
刷が終了したことを判断するための確認処理や通信を、
各クライアント202〜204のジョブの数以上行わな
くても良く、一度に複数のジョブの正常終了を判断し、
少ない通信処理で課金を実施することもできる。
【0110】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器(例えば、複写機、ファクシミリ装
置)からなる装置に適用しても良い。
【0111】また、上述した実施形態の機能を実現する
べく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウ
ェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるい
は装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納
されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させ
ることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれ
る。
【0112】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、上述の実施形態ではフロッピーディス
クを用いているが、この他にも、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができ
る。
【0113】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0114】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0115】
【発明の効果】本発明は上述したように、端末装置から
印刷装置に印刷データを送信した段階で両装置間の通信
を切断し、その後サーバ装置と記印刷装置との通信によ
り印刷の終了を確認してそのジョブ終了を端末装置に通
知するようにしたので、端末装置と印刷装置との間のデ
ータ通信を冗長にすることなく、印刷装置での正常印刷
終了までを端末装置で確実に確認することができる。ま
た、本発明の他の特徴によれば、印刷が終了したと通知
されたジョブのジョブ情報や課金条件情報等をもとに課
金情報を作成するようにしたので、印刷データの印刷の
正常終了までを確認した上で課金するようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネットワークシステムの要素的特
徴を示す機能構成ブロック図である。
【図2】本実施形態による仮想サーバを適用したネット
ワークシステム全体の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2に示したクライアントの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図3に示したフロッピーディスク内部における
データのメモリマップを示す図である。
【図5】図3に示したRAMにフロッピーディスクから
プログラムを展開したときのメモリマップを示す図であ
る。
【図6】図2に示したクライアントマシンと図3に示し
たフロッピーディスクとを示す図である。
【図7】図2に示したネットワークプリンタの概略構成
を示すブロック図である。
【図8】本実施形態に係る仮想サーバおよびクライアン
トのソフトモジュール構成を示す図である。
【図9】図8に示したソフトモジュール構成において、
仮想サーバを用いた印刷機能に関するプリントモニタの
処理の流れを示す図である。
【図10】図8に示したソフトモジュール構成におい
て、仮想サーバを用いた印刷機能に関するプリントモニ
タの制御の流れを示す図である。
【図11】図8に示したソフトモジュール構成におい
て、クライアントからサーバヘ印刷要求する際の印刷処
理の流れを示す図である。
【図12】印刷データの転送から印刷が終了して課金情
報を作成するまでのシステム間の一連のシーケンスを示
す図である。
【図13】本実施形態によるクライアントマシンでの処
理の手順を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態による仮想サーバでの処理の手順
を示すフローチャートである。
【図15】印刷完了したジョブの識別子を記録する際の
本実施形態によるネットワークプリンタの手順を示すフ
ローチャートである。
【図16】本実施形態のネットワークプリンタが初期化
された場合の初期化コードの上書きの手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
100 端末装置 101 印刷データスプール部 102 データ通信部 103 情報保持部 104 情報制御部 105 課金情報作成部 110 印刷装置 111 データ通信部 112 印刷部 113 識別情報格納部 120 サーバ装置 121 データ通信部 122 印刷順序制御部 123 情報制御部 201 仮想サーバ 202〜204 クライアントコンピュータ(クライア
ントPC) 205 ネットワークプリンタ 206 ネットワーク 300 CPU 301 ROM 302 RAM 303 FDドライブ 304 FD(フロッピーディスク) 305 HD(ハードディスク) 306 キーボード 307 ディスプレイ 308 ネットワークボード 309 システムバス 401 ボリューム情報 402 ディレクトリ情報 403 ネットワークプリンタ制御プログラム 404 関連データ 501 基本I/Oプログラム 502 OS(オペレーティングシステム) 503 ネットワークプリンタ制御プログラム 504 関連データ 505 ワークエリア 701 CPU 702 ROM/RAM 703 記憶部 704 表示部 705 プリンタ印字部 706 ネットワークボード(通信部) 707 通信回線 801 アプリケーション 802 GDI 803 プリンタドライバ 804 スプーラ 805 仮想プリントサーバ用プリントモニタ 806 ネットワークプリンタ制御モニタ 807 仮想プリントマネージャ 808 仮想プリントサーバAPI 809 仮想プリントサーバサービス(クライアントサ
ービス) 810 仮想プリントマネージャ 811 仮想プリントサーバAPI 812 仮想プリントサーバサービス(サーバサービ
ス) 813 仮想プリントサーバ 813a ステータスマネージャ 901 仮想プリントスプーラ 1101 レジストリ 1102 SNMPマネージャ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/58 Fターム(参考) 5B021 AA01 BB10 CC04 EE04 5B089 GA11 GA21 JB15 KA07 KA15 KB04 KB12 KC28 KC60 KG10 LB12 5K030 GA17 GA20 HB08 HB16 JT02 JT06 KA04 LB03 LE02 LE12 MC09 5K032 AA04 DB19 DB22 EA07 9A001 BB04 CZ06 JJ05 JJ35

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを印刷装置に送信するととも
    に、上記印刷データのジョブ情報をサーバ装置に送信す
    る送信手段を備えた端末装置と、 上記端末装置の送信手段により送信された印刷データの
    印刷を実行する印刷手段、および印刷が終了した印刷デ
    ータの識別情報を上記サーバ装置に通知する第1の通知
    手段を備えた上記印刷装置と、 上記印刷装置の第1の通知手段により通知された識別情
    報をもとに、印刷が終了した印刷データのジョブ終了を
    上記端末装置に通知する第2の通知手段を備えた上記サ
    ーバ装置とから構成し、 上記端末装置から上記印刷装置に上記印刷データを送信
    した段階で両装置間の通信を切断し、その後上記サーバ
    装置と上記印刷装置との通信により印刷の終了を確認し
    て上記サーバ装置から上記端末装置に上記ジョブ終了を
    通知するようにしたことを特徴とするネットワークシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記サーバ装置は、上記端末装置の送信
    手段により送信されたジョブ情報に基づいて印刷順序を
    制御する順序制御手段を更に備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 上記端末装置は、上記サーバ装置の第2
    の通知手段によって印刷が終了したと通知されたジョブ
    のジョブ情報、上記印刷装置での印刷時における印刷情
    報、および課金条件情報をもとに課金情報を作成する課
    金情報作成手段を更に備えることを特徴とする請求項1
    または2に記載のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 上記サーバ装置は、上記印刷装置の第1
    の通知手段によって印刷が終了したジョブを通知された
    ときに、上記第2の通知手段により上記端末装置に印刷
    の正常終了を通知し、 上記端末装置は、上記課金情報作成手段により、上記印
    刷の正常終了通知を受けたジョブに対して課金情報を作
    成することを特徴とする請求項3に記載のネットワーク
    システム。
  5. 【請求項5】 上記端末装置は、上記印刷装置に上記印
    刷データを送信した後もそのジョブ情報および印刷情報
    を保持しておくための保持手段を備え、 上記端末装置において上記課金情報を作成した後に、上
    記端末装置上のジョブ情報および上記サーバ装置上のジ
    ョブ情報を削除する削除手段を更に備えたことを特徴と
    する請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 上記印刷が終了した印刷データの識別情
    報は、印刷が完了したジョブの識別子を含むことを特徴
    とする請求項1〜5の何れか1項に記載のネットワーク
    システム。
  7. 【請求項7】 上記印刷が終了した印刷データの識別情
    報は、印刷終了したページ番号と印刷が完了したジョブ
    の識別子とを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か1項に記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 上記印刷装置は、上記印刷が終了した印
    刷データの識別情報を更新記憶しておく格納手段を備
    え、上記第1の通知手段は、上記格納手段に格納された
    識別情報を上記サーバ装置に通知するようになされ、 上記サーバ装置は、上記印刷装置の第1の通知手段によ
    って印刷が終了したと通知されたジョブよりも前に、上
    記端末装置から上記印刷装置に印刷データが転送された
    ジョブが存在する場合は、そのジョブの印刷も終了した
    とみなして上記第2の通知手段によって通知することを
    特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のネットワ
    ークシステム。
  9. 【請求項9】 上記印刷装置の上記第1の通知手段は、
    上記サーバ装置から送られてくるジョブの終了通知依頼
    に対応して上記サーバ装置に上記識別情報を通知するこ
    とを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のネッ
    トワークシステム。
  10. 【請求項10】 印刷データを印刷装置に送信するとと
    もに、上記印刷データのジョブ情報をサーバ装置に送信
    する送信手段を備えた端末装置と、 上記端末装置の送信手段により送信された印刷データの
    印刷を実行する印刷手段、印刷が終了した印刷データの
    識別情報を更新記憶しておく格納手段、および上記格納
    手段に格納された識別情報を上記サーバ装置に通知する
    第1の通知手段を備えた上記印刷装置と、 上記端末装置の送信手段により送信されたジョブ情報に
    基づいて印刷順序を制御する順序制御手段、および上記
    印刷装置の第1の通知手段によって印刷が終了したと通
    知されたジョブのジョブ情報、上記印刷装置での印刷時
    における印刷情報および課金条件情報をもとに課金情報
    を作成する課金情報作成手段を備えたサーバ装置とから
    構成したことを特徴とするネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 上記サーバ装置は、上記印刷装置の第
    1の通知手段により通知された識別情報をもとに、印刷
    が終了した印刷データのジョブ終了を上記端末装置に通
    知する第2の通知手段を備え、 上記サーバ装置は、上記印刷装置の第1の通知手段によ
    って印刷が終了したジョブを通知されたときに、上記第
    2の通知手段により上記端末装置に印刷の正常終了を通
    知し、上記印刷の正常終了通知を受けたジョブに対して
    課金情報を作成することを特徴とする請求項10に記載
    のネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 上記サーバ装置は、上記印刷装置の第
    1の通知手段によって印刷が終了したと通知されたジョ
    ブよりも前に、上記端末装置から上記印刷装置に印刷デ
    ータが転送されたジョブが存在する場合は、そのジョブ
    の印刷も終了したとみなして上記課金情報を作成するこ
    とを特徴とする請求項10または11に記載のネットワ
    ークシステム。
  13. 【請求項13】 印刷データを印刷装置に送信する送信
    手段を備えた端末装置と、 上記端末装置の送信手段により送信された印刷データの
    印刷を実行する印刷手段、および印刷が終了した印刷デ
    ータの識別情報を上記端末装置に通知する通知手段を備
    えた上記印刷装置とから構成し、 上記端末装置から上記印刷装置に上記印刷データを送信
    した段階で両装置間の通信を一旦切断し、その後上記印
    刷装置により印刷が終了した旨を上記端末装置に通知す
    るようにしたことを特徴とするネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 上記端末装置は、上記識別情報により
    印刷が終了したと通知された印刷データのジョブ情報、
    上記印刷装置での印刷時における印刷情報、および課金
    条件情報をもとに課金情報を作成する課金情報作成手段
    を更に備えることを特徴とする請求項13に記載のネッ
    トワークシステム。
  15. 【請求項15】 ネットワーク上の端末装置より送信さ
    れてきたジョブ情報に基づいて、上記端末装置より送信
    される印刷データの印刷を実行する印刷装置での印刷順
    序を制御する順序制御手段と、 上記印刷装置で印刷が終了した印刷データの識別情報を
    上記印刷装置から受け取り、当該識別情報をもとに、上
    記印刷が終了した印刷データのジョブ終了を上記端末装
    置に通知する通知手段とを備えたことを特徴とするサー
    バ装置。
  16. 【請求項16】 印刷データを印刷装置に送信するとと
    もに、上記印刷データのジョブ情報をサーバ装置に送信
    する送信手段と、 上記印刷装置において印刷が終了した印刷データのジョ
    ブ終了を受け取る受信手段とを備え、 上記印刷装置に上記印刷データを送信した段階で上記印
    刷装置との通信を一旦切断し、その後上記印刷データの
    印刷が終了したことを表す上記ジョブ終了を受信するよ
    うにしたことを特徴とする端末装置。
  17. 【請求項17】 上記端末装置は、上記印刷が終了した
    と通知されたジョブのジョブ情報、上記印刷装置での印
    刷時における印刷情報、および課金条件情報をもとに課
    金情報を作成する課金情報作成手段を更に備えることを
    特徴とする請求項16に記載の端末装置。
  18. 【請求項18】 ネットワーク上の端末装置から印刷デ
    ータを受け取り、当該印刷データの印刷を実行する印刷
    手段と、 印刷が終了した印刷データの識別情報を通知する通知手
    段とを備え、 上記端末装置から上記印刷データを受け取った段階で上
    記端末装置との通信を一旦切断し、その後上記印刷デー
    タの印刷が終了したことを表す上記ジョブ終了を通知す
    るようにしたことを特徴とする印刷装置。
  19. 【請求項19】 端末装置から印刷装置に印刷データを
    送信する印刷データ送信工程と、 上記端末装置からサーバ装置に上記印刷データのジョブ
    情報を送信するジョブ送信工程と、 上記印刷装置に送信された印刷データの印刷を実行する
    印刷工程と、 上記印刷装置で印刷が終了した印刷データの識別情報を
    上記サーバ装置に通知する第1の通知工程と、 上記第1の通知工程で上記サーバ装置に通知された識別
    情報をもとに、印刷が終了した印刷データのジョブ終了
    を上記端末装置に通知する第2の通知工程とを有し、 上記端末装置から上記印刷装置に上記印刷データを送信
    した段階で両装置間の通信を切断し、その後上記サーバ
    装置と上記印刷装置との通信により印刷の終了を確認し
    て上記サーバ装置から上記端末装置に上記ジョブ終了を
    通知するようにしたことを特徴とするネットワーク印刷
    方法。
  20. 【請求項20】 上記サーバ装置に送信されたジョブ情
    報に基づいて上記サーバ装置が印刷順序を制御すること
    を特徴とする請求項19に記載のネットワーク印刷方
    法。
  21. 【請求項21】 上記第2の通知工程によって印刷が終
    了したと通知された後で、当該印刷が終了したと通知さ
    れた印刷データのジョブ情報、上記印刷装置での印刷時
    における印刷情報、および課金条件情報をもとに課金情
    報を作成する課金情報作成工程を更に有することを特徴
    とする請求項19または20に記載のネットワーク印刷
    方法。
  22. 【請求項22】 上記端末装置において上記課金情報を
    作成した後に、上記端末装置上のジョブ情報および上記
    サーバ装置上のジョブ情報を削除する削除工程を更に有
    することを特徴とする請求項21に記載のネットワーク
    印刷方法。
  23. 【請求項23】 上記第1の通知工程で印刷が終了した
    と通知されたジョブよりも前に、上記端末装置から上記
    印刷装置に印刷データが転送されたジョブが存在する場
    合は、そのジョブの印刷も終了したとみなして課金情報
    を作成することを特徴とする請求項21または22に記
    載のネットワーク印刷方法。
  24. 【請求項24】 上記第1の通知工程では、上記サーバ
    装置から上記印刷装置に対してジョブの終了通知依頼を
    行い、これに対応して上記印刷装置が上記サーバ装置に
    上記識別情報を通知することを特徴とする請求項19〜
    23の何れか1項に記載のネットワーク印刷方法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜5、10〜18の何れか1
    項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項19〜24の何れか1項に記載
    の各工程の処理手順をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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