JP2000172382A - 制御対象の状態維持回路装置及び状態維持方法 - Google Patents

制御対象の状態維持回路装置及び状態維持方法

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JP2000172382A
JP2000172382A JP11339159A JP33915999A JP2000172382A JP 2000172382 A JP2000172382 A JP 2000172382A JP 11339159 A JP11339159 A JP 11339159A JP 33915999 A JP33915999 A JP 33915999A JP 2000172382 A JP2000172382 A JP 2000172382A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K17/22Modifications for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied
    • H03K17/24Storing the actual state when the supply voltage fails

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小限のI/Oポートを使用して,いかなる
原因のリセットによっても時間条件と無関係に,制御対
象のリセット時の状態を維持することが可能な回路装置
及びその方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの入力及び少なくとも1
つの出力を有し,開ループ制御あるいは閉ループ制御の
うち少なくとも一方を実行する制御装置の出力と制御対
象の入力との間に接続される,前記制御対象のリセット
時の状態変化を阻止するための回路要素を含み,前記回
路要素の前記出力は,前記制御装置の前記出力あるいは
前記回路要素の前記入力にフィードバックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,制御対象の状態維
持回路装置及び状態維持方法に関し,更に詳細には,制
御対象がリセット時の状態を維持するための回路装置及
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公報第DE19720191
C1号には,マイクロコンピュータ出力用のバッファ回
路が開示されている。このバッファ回路は,マイクロコ
ンピュータの入出力とアクチュエータとの間に接続され
る。また,このバッファ回路は比較回路を有し,比較回
路の入力が,マイクロコンピュータの出力と接続されて
いる。
【0003】この比較回路の入力の電圧レベルが,予め
設定された電圧レベルに達した場合には,ハイレベル及
びローレベル間で切り換えを実行し,このレベルがアク
チュエータに印加される。この比較回路は,好ましくは
シュミットトリガ回路として形成される。
【0004】さらに,このバッファ回路は,比較回路の
入力を緩衝するための電荷蓄積装置を有する。この電荷
蓄積装置は,好ましくは比較回路の入力に対して並列に
接続されるコンデンサとして実現される。
【0005】このコンデンサの時定数は,始動プロセス
における通常の供給電圧の急落の間,あるいは車両電気
系統の供給電圧の急落の間に,電圧レベルが比較回路の
しきい値に到達しないように設計されている。従って,
マイクロコンピュータが制御するアクチュエータの現在
の状態は,電圧急落あるいは電圧急落に伴なうリセット
作動時にも維持される。
【0006】また,別の回路装置が,ドイツ公開公報第
DE4023700A1号に開示されている。ここで開
示される回路装置は,マイクロコンピュータから出力さ
れる信号波の周波数を監視するための周波数監視回路を
有する。この周波数監視回路内にある周波数発生器は,
マイクロコンピュータが出力する信号波の周波数が予め
設定される偏差を超えた場合に,エラー信号あるいはリ
セット信号をマイクロコンピュータに対して周期的に出
力する。
【0007】また,上記回路装置は,許容できない駆動
電圧が発生した際に,周波数発生器がマイクロコンピュ
ータに対して出力するリセット信号あるいはエラー信号
を阻止するための電圧監視回路を有する。さらに,上記
回路装置は,静的エラー信号を発生するエラーメモリが
設けられている。このエラー信号は,周波数発生器のス
イッチオン信号として,あるいはマイクロコンピュータ
に接続される出力段のロックキング信号として用いられ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
上記回路装置においては,回路装置が,供給電圧の急
落,あるいは供給電圧の短時間の過大な上昇により作動
するので,過電圧あるいは低電圧によるリセットのみが
考慮され,例えばコンピュータの過負荷あるいはアクセ
スエラーなど,他の要因によるリセットは考慮されてい
ない。
【0009】また,上記のドイツ特許公報第DE197
20191C1号における回路装置では,コンデンサな
どの電荷貯蔵装置を使用して緩衝しているので,所定時
間の間(即ち,コンデンサの放電時間の間)でしか実行
されないため,出力段の状態を時間条件と無関係に維持
することができない。
【0010】一方,上記のドイツ公開公報第DE402
3700A1号における回路装置では,リセットの発生
により,マイクロコンピュータに接続される出力段でロ
ッキング信号が切り替えられるので,出力段には予め定
められた状態しか設定されない。したがって,出力段で
のリセット時の状態が変更されるので,必要とする状態
を維持することができない。
【0011】このように,従来の上記回路装置では,充
電時定数ないし放電時定数あるいは時限要素でのみリセ
ット時の状態を維持するか,あるいは,後続の出力段で
のリセット時の状態を維持せずに予め定められている状
態に設定されるかのいずれかに限られる。
【0012】この問題を解決する方法として,マイクロ
コンピュータに,2つのI/Oポートを設け,フリップ
フロップを後続の出力段に接続することによりリセット
時の状態を維持する方法が知られている。この方法によ
れば,マイクロコンピュータによるリセットが発生した
場合であっても,リセット時の維持すべき状態は,例え
ば不揮発性メモリに記憶される。なお,この状態は,第
3のI/Oポートによっても復元することができる。
【0013】しかしながら,フリップフロップを後続の
出力段に接続する方法では,新たに回路を設ける必要が
あるため,コストが増大するという問題がある。また,
マイクロコンピュータの複数のI/Oポートが,新たに
設けられる回路に占有されるという問題もある。
【0014】従って,本発明の課題は,最小限のI/O
ポートを使用して,いかなる原因のリセットによっても
時間条件と無関係に,制御対象のリセット時の状態を維
持することが可能な新規かつ改良された回路装置及びそ
の方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1に記載の発明は,少なくとも1つの入力及
び少なくとも1つの出力を有し,開ループ制御あるいは
閉ループ制御のうち少なくとも一方を実行する制御装置
の出力と制御対象の入力との間に接続される,前記制御
対象のリセット時の状態変化を阻止するための回路要素
を含み,前記回路要素の前記出力は,前記制御装置の前
記出力あるいは前記回路要素の前記入力にフィードバッ
クされるが提供されることを特徴とする状態維持回路装
置。
【0016】本項記載の発明では,回路要素の出力を制
御装置の出力にフィードバックするので,制御装置の出
力をセットあるいはリセットが可能な一種のフリップフ
ロップを形成することができる。このように,制御装置
のリセットによる初期化モードが開始された場合であっ
ても,時間条件に関係なく,あらゆる制御対象のリセッ
ト時の状態を維持することができる。即ち,制御装置が
リセットされても,制御対象である周辺装置(特に出力
段)がスイッチオンされている場合にはスイッチオフさ
れることはなく,また,スイッチオフされている場合に
はスイッチオンされることはない。ここでリセットと
は,開ループ制御あるいは閉ループ制御のうち少なくと
も一方を有する制御装置,特には,マイクロコンピュー
タのリセットをいう。このリセットは,初期化モードを
伴うが,リセット及びリセットに伴う初期化モードによ
り周辺装置の状態変化を阻止することができる。
【0017】さらに,本項記載の回路装置は,時間条件
なしに,例えば,マイクロコンピュータあるいはマイク
ロコントローラなどの制御装置がリセットから復帰し
て,制御対象である周辺装置の制御を実行するまで,こ
の状態を維持することができる。従って,周辺装置のリ
セット時の状態を同一のI/Oポートを介して制御装置
により回復することができる。さらにまた,従来技術に
示す比較回路の構成と比較して,簡易な構成の回路装置
を実現することができる。
【0018】また,請求項2に記載の発明は,前記回路
要素は,前記制御装置の前記出力に印加される信号を増
幅するドライバモジュールである如く構成したので,微
小信号を増幅して制御装置の出力に印加することができ
る。このドライバモジュールは,例えばオペアンプ,M
OS回路あるいはCMOS回路などにより,簡易に実現
することができる。したがって,簡易な回路要素を使用
することにより,簡易な回路装置を実現することができ
る。
【0019】また,請求項3に記載の発明は,前記回路
要素は,少なくとも前記制御装置の前記出力に印加され
る第1の信号及び第2の信号を組み合わせる論理モジュ
ールである如く構成したので,低電圧リセットあるいは
過電圧リセット以外の,例えばコンピュータ過負荷また
はアクセス違反などにより作動するリセットなどのいか
なる原因のリセットにおいてもリセット時の状態を維持
することができる。また,充電時定数,放電時定数ある
いは時限要素と無関係に,静的レベルで作動するので,
リセット時の状態を簡易に復元することができる。この
論理モジュールは,例えば論理ゲートで実現することが
できる。
【0020】また,請求項4項に記載の発明において
は,前記論理モジュールは,オア機能を有する回路を含
み,前記第2の信号は,短時間パルスとして形成される
如く構成したので,例えばスイッチオンパルスにより,
例えばオアゲートなどのオア機能を有する回路を作動さ
せることができる。即ち,短いスイッチオンパルスの出
力直後に,オアゲートの第2のポートがロー電位になる
ことにより,出力段は,直接制御装置の出力により駆動
することができる。このスイッチオンパルスにより,出
力段のスイッチオン(即ち,供給電圧のランアップ)を
確保することができる。
【0021】また,請求項5に記載の発明においては,
前記フィードバックはフィードバック素子を介して実行
される如く構成したので,このフィードバック素子に,
例えば高抵抗の抵抗を使用すれば,微小の電圧降下でフ
ィードバックパスの予め設定された調整が実行されるの
で,制御装置の出力の弱ハイ信号による後続の制御対象
である周辺装置の出力段の切り替えを阻止することがで
きる。この結果,周辺装置のリセット時の状態がアクテ
ィブハイ状態である場合には,いわゆる弱ハイ信号でも
十分に,信号レベルをアクティブハイレベルに維持する
ことができ,回路装置のリセット時の状態を維持するこ
とができる。
【0022】また,請求項6に記載の発明は,前記フィ
ードバック素子は,抵抗性素子あるいは容量性素子のう
ち少なくともいずれか一方の素子により形成される如く
構成したので,少数の素子によりフィードバック素子を
形成することにより簡易な構成の回路装置を実現するこ
とができる。この結果,例えばコスト削減あるいは故障
の確率を低減することができる。また,フィードバック
素子として抵抗を使用することにより,最も簡易な構成
のフィードバック素子を実現することができる。また,
請求項7に記載の発明のように,フィードバック素子
を,抵抗−コンデンサ素子(RC素子)として形成する
ことができる。
【0023】また,請求項8に記載の発明は,前記フィ
ードバック素子は,フィルタとして形成される如く構成
したので,ノイズ信号を確実に抑制することができる。
【0024】また,請求項9に記載の発明は,前記回路
要素の前記入力の前段に,抵抗性素子あるいは容量性素
子のうち少なくともいずれか一方をからなる,少なくと
も1つの前段接続回路が接続される如く構成したので,
スイッチオンの後は,既定の電圧レベルを確保すること
ができる。また,この前段接続回路のコンデンサは,充
電されると即座に抵抗を介してアースに放電しスイッチ
オンパルスを発生することができるので,論理モジュー
ル(オアゲート)を操作することができる。
【0025】また,請求項10に記載の発明は,前記前
段接続回路は,フィルタとして形成される如く構成した
ので,回路装置の必要に応じて低域フィルタあるいは高
域フィルタとしてノイズ信号を確実に抑制することがで
きる。
【0026】また,請求項11に記載の発明は,前記制
御装置と前記回路装置は,同一の供給電源により電源供
給される如く構成したので,最小の供給電源により回路
装置を駆動でき,回路装置のコストの低減をはかること
ができる。
【0027】また,請求項12に記載の発明は,前記制
御装置と前記回路装置は,異なる供給電源により電源供
給される如く構成したので,例えば一方の供給電源から
の電源供給が停止した場合であっても安全に回路装置を
作動することができる。
【0028】また,請求項13に記載の発明は,少なく
とも1つの入力及び少なくとも1つの出力を有し,開ル
ープ制御あるいは閉ループ制御のうち少なくとも一方を
実行する制御装置の出力と制御対象の入力との間に接続
される,前記制御対象のリセット時の状態変化を阻止す
るための回路要素を有する回路装置において,第1の信
号に応じて前記回路要素が第2の信号を形成し,前記第
2の信号が制御対象を制御する,制御対象の状態維持方
法であって,前記第2の信号を前記制御装置の出力にフ
ィードバックすることにより第3の信号を形成し,少な
くとも前記フィードバックされる第3の信号は,前記第
1の信号と共に前記回路要素に直接供給されることを特
徴とする状態維持方法が提供される。
【0029】本項記載の発明では,制御装置のリセット
により初期化モードが開始された場合であっても,時間
条件に関係なく,あらゆる制御対象のリセット時の状態
を維持することができる。この結果,制御対象の状態
を,常時,同一のI/Oポートを介して制御装置により
回復することができる。また,このような方法によれ
ば,外部に回路を設けずに制御装置内において制御対象
のリセット時の状態を維持することができる。
【0030】また,請求項14に記載の発明は,少なく
とも1つの入力及び少なくとも1つの出力を有し,開ル
ープ制御あるいは閉ループ制御のうち少なくとも一方を
実行する制御装置の出力と制御対象の入力との間に接続
される,前記制御対象のリセット時の状態変化を阻止す
るための回路要素を有する回路装置において,第1の信
号に応じて前記回路要素が第2の信号を形成し,前記第
2の信号が制御対象を制御する,制御対象の状態維持方
法であって,前記回路要素の入力の前段に,少なくとも
1つの前段接続回路が接続され,前記第2の信号を前記
制御装置の出力ににフィードバックすることにより第3
の信号を形成し,少なくとも前記第3の信号は,前記第
1の信号と共に前記前段接続回路に入力されて第4の信
号を発生し,前記第4の信号が前記回路要素に供給され
る如く構成したので,請求項11と同様の効果を有する
と共に,スイッチオンの後は,既定の電圧レベルを確保
することができる。また,この前段接続回路は,スイッ
チオンパルスを発生することができるので,論理モジュ
ール(オアゲート)を操作することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好適な実施の形態
について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚,以下の説明および添付図面において,同一の機能及
び構成を有する構成要素については,同一符号を付する
ことにより,重複説明を省略する。
【0032】(第1の実施の形態)まず,図1〜図2を
参照しながら,第1の実施の形態について説明する。図
1は,本実施形態にかかる,制御対象である周辺装置の
リセット時の状態を維持するための回路装置を示す。な
お,本実施形態においては,制御装置としてマイクロコ
ンピュータを採用した構成を例に説明する
【0033】図1において,マイクロコンピュータ10
0には,供給電圧Uv1が供給される。このマイクロコ
ンピュータ100の後段には,抵抗106と,キャパシ
タあるいはコンデンサ107とを有するRC素子が接続
される。このRC素子には,簡易なドライバモジュール
101と接続され,ドライバモジュール101には,供
給電圧Uv2が供給される。
【0034】上記供給電圧Uv2は,供給電圧Uv1の
電源と同一電源から供給しても良く,供給電圧Uv1か
ら導いて供給する(特に,Uv1と同一にする)ことも
できる。また,例えば供給電圧の供給が停止した場合等
の安全上の理由を考慮して,第2の専用電源を使用して
供給することもできる。
【0035】また,上記ドライバモジュール101は,
例えばオペアンプ,MOS回路あるいはCMOS回路に
より,簡易なドライバモジュールを実現することができ
る。このドライバモジュール101の出力TAは,制御
対象である周辺装置102(例えばオープンコレクタを
有する反転出力段)と接続され,この反転出力段の出力
は制御装置ピン103に至る。このような出力段及び出
力段の出力TAは,単に選択して設けられるものであ
り,タップ104を介して,ドライバモジュール101
の出力TAを先にある回路に直接利用することができ
る。
【0036】上記構成において,例えば抵抗105を介
してドライバモジュール101の出力TAをフィードバ
ックすることにより,μCポートPをセットあるいはリ
セット可能な一種のフリップフロップが形成される。こ
のフィードバックには,高抵抗の抵抗105を使用する
ので,マイクロコンピュータ100のμCポートPをア
クティブローあるいはアクティブハイとしてレベル変化
させることができる。この結果,各レベル(アクティブ
ロー,アクティブハイ)を介して,例えば出力段102
で意図するアクティブ状態が変更される。
【0037】従って,例えば2kΩのフィードバック抵
抗を接続し,例えば5Vの電圧を供給電圧するシステム
においては,結果として例えば1.5と3.5Vのしき
い値となる。このとき,μCポートPは,出力段の状態
を変更するために,例えば±2mAの微少電流しか必要
としない。
【0038】マイクロコンピュータ100あるいは他の
集積回路をリセットする場合には,マイクロコンピュー
タ出力TAあるいはμCポートPは,例えば最大で10
0μAのウィークプルアップ電流が与えられる。このた
め,ドライバモジュール101がロー状態の場合(即
ち,ローレベルが印加された場合)には,例えば2kΩ
のフィードバック抵抗が接続される上記例においては,
例えば200mVしか電圧降下しない。このような小さ
い電圧降下では,ドライバモジュール101をロー状態
からハイ状態へ切り換えられない。一方,ドライバモジ
ュール101がハイ状態である場合(即ち,ハイレベル
に調整されている場合)には,依然としてハイ状態に留
まる。なお,このプロセスの詳細は後述する。
【0039】このように,マイクロコンピュータ100
とドライバモジュール101との間にRC素子(10
6,107)が接続されているので,スイッチオンの後
は既定の電圧レベルを確保することができる。さらに,
RC素子(106,107)は,低域フィルタ機能を有
しているので,高周波のノイズ信号を確実に抑制するこ
とができる。
【0040】図1に示す回路において,RC素子のコン
デンサ107はアースと接続されるので,既定の電圧レ
ベルは,ローレベルとして実行される。このコンデンサ
107は,供給電源(例えばUv1,Uv2)に接続す
ることもでき,この場合には,スイッチオン状態がハイ
レベルに対応する。
【0041】RC素子(106,107)は,その時定
数が,ランアップの時間よりも長くなるように設計する
のが好ましい。例えば,ランアップ時間が1msecで
ある場合には,例えば20kΩの抵抗106及び例えば
100nFのコンデンサ107を採用することにより実
現することができる。
【0042】次に,本実施形態にかかる回路がリセット
時の状態を維持するプロセスを,図2に基づいて説明す
る。図2は,本実施形態にかかるの回路の主要な信号の
信号波形を示す。なお,この信号波形は,各回路素子に
対応している。
【0043】図2においては,信号波形200は,供給
電圧Uv(例えばUv1および/またはUv2など)を
時間軸上で示す。信号波形201は,リセット信号RS
を示す。信号波形202は,本実施形態にかかる回路装
置を有しないマイクロコンピュータ出力あるいはμCポ
ートPの信号μCSを示す。信号波形203は,擬似フ
リップフロップ(ここでは特に簡易なドライバモジュー
ル)101の出力TAでの信号TrSを示す。信号波形
204は,本実施形態にかかる回路装置を有するマイク
ロコンピュータ出力あるいはμCポートPの信号μCT
rSを示す。信号波形205は,出力段信号EsS(特
に,出力段トランジスタ)でのドレイン電位を示す。
【0044】まず,供給電圧Uvの信号波形200は,
時点t0から時点t2まで連続して上昇する。例えば5
ボルトの供給電圧であるシステムの場合には,初期値は
0ボルトであり,時点t2で到達する値は例えば5ボル
トになる。供給電圧Uvは,時点t2で通常の電圧レベ
ルに到達するが,供給電圧の急落あるいは許容できない
上昇が生じない限り,この状態が維持される。
【0045】なお,許容できない駆動電圧の上昇による
リセットは,稀にしか発生しない。本実施形態において
は,このような場合でも,以下に示す供給電圧の急落に
よるリセットと同様の方法で制御することができる。
【0046】まず,時点t0でランアップした後,時点
t1(時点t2の直前の時点)で,電圧値は,マイクロ
コンピュータ100の切り換えしきい値に到達する。こ
のことにより,時点t1から時点t3までの間(いわゆ
るパワーオン時間)は,リセット信号波形201(リセ
ット信号RS)のいわゆるパワーオンリセットとして進
行する。
【0047】この時点t3で,マイクロコンピュータ1
00の初期化モードが開始され,時点t4に至るまで続
行される。従って,時点t3でパワーオンリセットが終
了した後,時点t4で初期化モードが終了すると,ドラ
イバ出力信号TrSの信号波形203,及びマイクロコ
ンピュータの全信号μCTrSの信号波形204は,ハ
イレベルとなる。
【0048】オープンコレクタを有する反転出力段を例
に具体的に説明すると,時点t4以降,付設するトラン
ジスタのドレイン電位EsSは,時点t4まで有効であ
ったハイレベルが,抵抗を介してローレベルとなる。
【0049】一方,本実施形態にかかる回路装置を有し
ない場合には,マイクロコンピュータ信号出力乃至マイ
クロコンピュータ信号出力に出力されるμCポートPの
信号μCS(信号波形202)は,時点t0から時点t
2までのランアップを考慮して,時点t2からハイレベ
ルとなる。当然ながら,このハイレベルは,時点t4で
初期化モードが終了するまで,弱ハイレベルに相当す
る。このことは,本実施形態にかかる回路装置を有しな
いμCポートPは,出力段を有する場合であっても,時
点t4までは,出力段の切り換えができないことを意味
する。
【0050】時点t4で,弱ハイレベルモードが終了し
た後,信号波形203,204,205に示すように,
出力段102が切り換えられる。時点t4以降,マイク
ロコンピュータ100の出力は,例えばソフトウェアに
より制御される。
【0051】この時,例えば時点t5で,ノイズ,アク
セス違反,許容できない駆動電圧またはコンピュータ過
負荷など,他の任意の原因によりリセットが発生した場
合(リセット信号RSの信号波形201に示す)であっ
ても,本実施形態にかかる回路装置により,出力段10
2の切り換えが阻止される。
【0052】時点t5で発生するリセット信号は,時点
t5から時点t6までの間弱ハイレベルを維持し,この
間,初期化モードが再度作動する。従って,この場合,
本実施形態にかかる回路装置を有しない回路のμCポー
トPの信号μCS(信号波形202)も,時点t5から
時点t6までは再び弱ハイレベルにある。
【0053】このように,例えば抵抗105を介して,
フィードバックパスの予め設定された調整が実行される
ので,マイクロコンピュータ出力乃至μCポートPの弱
ハイ信号による後続の出力段102の切り替え(スイッ
チオフ)が阻止される。
【0054】本実施形態においては,リセットによる初
期化が開始される前に印加される信号を,抵抗105を
介してフィードバックするので,マイクロコンピュータ
出力とフィードバックパスの共通信号μCTrSは,ア
クティブハイを維持することができる。
【0055】従って,マイクロコンピュータ乃至フィー
ドバックパスの信号μCTrSが,リセット時の状態が
アクティブハイ状態である場合には,いわゆる弱ハイ信
号でも十分に,信号レベルをアクティブハイレベルに維
持することができる。しかしながら,例えば時点t0乃
至時点t2から時点t4の間での弱ハイ信号は,信号μ
CTrSがローレベルにある場合には,信号μCTrS
(信号波形204)をハイレベルに切り換えるには十分
でない。
【0056】初期化モード経過後の時点t6からは,周
辺装置(例えば,出力段102)を切り換える信号は,
例えば再びソフトウェアにより制御される。従って,時
点t7では,電圧は,所望のようにアクティブローに立
ち下がるので,出力段102の切り替え(スイッチオ
フ)を実行することができる。このように,周辺装置
(特に出力段102)は,任意にスイッチのオンオフの
切り換えを実行できる。
【0057】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
おいては,抵抗を介してフィードバックする簡易な回路
装置で,時間条件に関係なくリセット時の状態を維持し
ているが,低電圧リセットあるいは過電圧リセット以外
の,例えばコンピュータ過負荷またはアクセス違反など
により作動するリセットなど,他の任意の原因でリセッ
トされる場合には,切り換え状態,あるいは上記回路装
置の出力信号TrSを変化させるには十分でない。
【0058】第2の実施の形態においては,上記他の任
意の原因によるリセットされた場合であっても,回路装
置の出力信号TrSを変化できる回路装置を提供するも
のである。以下,第2の実施の形態について,図3に基
づいて説明する。図3は,本実施形態にかかる回路装置
を示す。
【0059】まず,図3に示すように,本実施形態にお
いては,第1の実施の形態で使用したドライバモジュー
ル101に代えて,例えば論理ゲートを使用する。さら
に,第1の実施の形態と異なり,低域フィルタ機能でな
く高域フィルタ機能を有する第2のRC素子(301,
300)が論理ゲートの前段に接続される。
【0060】第1の実施の形態と同様に,マイクロコン
ピュータ100の後段には,選択的に,出力段102,
特にオープンコレクタ及びその先に至る制御装置ピン1
03を有する反転出力段,あるいは,必要に応じて他の
周辺装置と接続するための出力導線104が接続され
る。
【0061】本実施形態においては,ドライバモジュー
ルの代わりにオアゲート302が回路装置に内蔵され
る。さらに,第1の実施の形態と異なり,低域フィルタ
機能でなく高域フィルタ特性を有する第2のRC素子
(301,300)がその前段に接続される。
【0062】一般に,オアゲート302は,スイッチオ
ンパルスを有する第2の信号によって操作され,スイッ
チオンパルスが印加されるオアゲート302の入力は,
続いてローレベルになる。これは,コンデンサ301が
充電されると即座に(即ち,短いスイッチオンパルスの
出力直後に),抵抗300を介してアースに放電するこ
とによるものである。
【0063】本実施形態においては,スイッチオンパル
スは,供給電圧Uv3に接続するコンデンサ301が充
電されることにより発生する。なお,供給電圧Uv3
は,第1の実施の形態と同様に,供給電圧Uv1あるい
は供給電圧Uv2と共用電源あるいは別途の電源により
供給することができる。
【0064】供給電圧Uv3によるコンデンサ301の
充電が終了すると,コンデンサ301は,後段の抵抗3
00を介してアースに再び放電する。このことにより,
オアゲートの第2の入力が再び電位ゼロとなる前に,オ
アゲートに対し短いスイッチオンパルスを発生させる。
したがって,開始時のスイッチオンパルスにより,出力
段102のスイッチオン(即ち,供給電圧のランアッ
プ)が確保される。
【0065】スイッチオンパルス発生後,オアゲート3
02の第2のポートはローレベルになるので,μCポー
トPにより直接,出力段102を制御することができ
る。この場合には,第1の実施の形態と同様に,オアゲ
ートの出力GAのフィードバックが,フィードバック素
子105aを介して有効に発生する。このフィードバッ
クは,第1の実施の形態と同様に,抵抗を使用すること
により最も簡易に実行することができる。
【0066】上記2つの実施形態において,特にドライ
バモジュール101を有する場合には,従来技術の場合
と同様に,リセットする際には,マイクロコンピュータ
の出力を3つの状態をとることができる。このことは,
μCポートPが,ハイレベル状態(弱ハイ,アクティブ
ハイ),ローレベル状態(弱ロー,アクティブロー)お
よび高抵抗状態(出力遮断)をとることができることを
意味する。当然ながら,上記実施形態にかかる回路装置
においては,単にμCポートPの弱ハイ出力処理あるい
は弱ロー出力処理のみを可能としてもよい。
【0067】従来技術に示す回路における比較回路の出
力は,多くの場合,異なる切り換えレベルを有し,切り
換えしきい値は低速で伝わるので,フリップフロップあ
るいは比較器の状態を戻すことはできない。本実施形態
にかかる回路においては,ドライバモジュール出力ある
いはゲート出力の状態は,静的レベルで作動するので,
簡易に復元することができる。
【0068】(第3の実施の形態)上記実施形態におい
ては,一般的な制御対象であるアクチュエータや他の周
辺装置を駆動するためにマイクロコンピュータを使用す
る例を説明したが,マイクロコンピュータによる制御以
外にも,他の開ループ制御装置,閉ループ制御装置,例
えばメモリプログラム可能な制御(SPS)あるいは,
固定的に配線された論理回路,同様に,マルチプロセッ
サシステムなどの制御装置でも実施することもできる。
このような場合には,原理的に,マイクロコンピュータ
あるいはコンピュータ自体の中で実現することもでき
る。
【0069】即ち,アクチュエータなどの制御対象を,
例えば接続部ないしはμCポートPからの信号(例えば
μCS)により制御する開ループ制御装置あるいは閉ル
ープ制御装置(例えばマイクロコンピュータ100)を
リセットの際に,アクチュエータなどの制御対象(例え
ば出力段102)の調節された状態の変化を阻止するこ
とができる。以下,第3の実施の形態について説明す
る。
【0070】第1の信号(μCポートPの信号μCS)
に応じて,回路要素(例えばドライバモジュール10
1)が,第2の信号(例えばTAに出力される信号Tr
S)を発生する。第1の信号の代わり,回路要素により
発生した第2の信号がアクチュエータあるいは制御対象
を制御する。
【0071】さらに,第2の信号に応じて,例えばフィ
ードバック素子105により第3の信号を発生させ,こ
のフィードバックされた第3の信号(例えば信号μCT
rS)を,第1の信号と共に,回路要素に供給する。あ
るいは,回路要素の前段に例えばRC素子(106,1
07)などの前段接続回路を設け,第1の信号とこのフ
ィードバックにより発生した第3の信号を共に前段接続
回路に供給することにより,第4の信号を発生させ,第
4の信号を回路要素に供給することもできる。
【0072】以上,本発明に係る好適な実施の形態につ
いて説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。
当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術思想
の範囲内において,各種の修正例および変更例を想定し
得るものであり,それらの修正例および変更例について
も本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【0073】例えば,上記実施形態においては,制御装
置としてマイクロコンピュータを採用した例を挙げて説
明したが,制御対象を信号により制御する制御装置であ
れば,他のいかなる制御装置でも実施することができ
る。
【0074】また,上記実施形態においては,制御対象
としてアクチュエータを採用した例を挙げて説明した
が,制御装置が発生する信号により制御される制御対象
であれば,他のいかなる制御対象でも実施することがで
きる。
【0075】また,第2の実施の形態においては,第2
の信号を発生するために,高域フィルタ機能を有するR
C素子を採用した例を挙げて説明したが,他の好適な信
号を第2の信号として論理モジュール(オアゲート)に
供給して操作することもできる。
【0076】さらに,上記実施の形態においては,フィ
ードバック素子として,抵抗を採用した構成を例に挙げ
て説明したが,抵抗以外にも,記憶機能を有する回路な
ど他の回路要素をフィードバック素子して使用すること
もできる。
【0077】また,上記第2の実施の形態においては,
オアゲートを回路要素として採用した構成を例に挙げて
説明したが,オアゲートの代わりにアンドゲートを採用
することもできる。
【0078】
【発明の効果】例えば抵抗などのフィードバック素子を
介して回路要素の出力を制御装置の出力にフィードバッ
クするので,制御装置の出力をセットあるいはリセット
が可能な一種のフリップフロップを形成することができ
る。このように,制御装置のリセットによる初期化モー
ドが開始された場合であっても,時間条件に関係なく,
あらゆる制御対象のリセット時の状態を維持することが
できる。即ち,制御装置がリセットされても,制御対象
である周辺装置(特に出力段)がスイッチオンされてい
る場合にはスイッチオフされることはなく,また,スイ
ッチオフされている場合にはスイッチオンされることは
ない。ここでリセットとは,開ループ制御あるいは閉ル
ープ制御のうち少なくとも一方を有する制御装置,特に
は,マイクロコンピュータのリセットをいう。このリセ
ットは,初期化モードを伴うが,リセット及びリセット
に伴う初期化モードにより周辺装置の状態変化を阻止す
ることができる。
【0079】さらに,時間条件なしに,例えば,マイク
ロコンピュータあるいはマイクロコントローラなどの制
御装置がリセットから復帰して,制御対象である周辺装
置の制御を実行するまで,この状態を維持することがで
きる。従って,周辺装置のリセット時の状態を同一のI
/Oポートを介して制御装置により回復することができ
る。さらにまた,従来技術に示す比較回路の構成と比較
して,簡易な構成の回路装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる回路装置が制御装置
に接続された状態を示す説明図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる回路装置での主要信
号の信号波形を示す。
【図3】第2の実施の形態の回路装置が制御装置に接続
された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
100 制御装置 101 ドライバモジュール 102 出力段 103 制御装置ピン 104 タップ104 105,105a フィードバック素子(抵抗) 106,300 抵抗 107,301 コンデンサ 200 供給電圧Uvの信号波形 201 リセット信号RSの信号波形 202 本発明かかる回路装置を有し
ないμCポートPの信号μCSの信号波形 203 ドライバモジュール出力TA
での信号TrSの信号波形 204 本発明かかる回路装置を有す
るマイクロコンピュータ出力あるいはμCポートPの信
号μCTrSの信号波形 205 出力段信号EsS(特に,出
力段トランジスタ)でのドレイン電位 302 オアゲート UV1,UV2,UV2 供給電圧

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの入力及び少なくとも1
    つの出力を有し,開ループ制御あるいは閉ループ制御の
    うち少なくとも一方を実行する制御装置の出力と制御対
    象の入力との間に接続される,前記制御対象のリセット
    時の状態変化を阻止するための回路要素を含み,前記回
    路要素の前記出力は,前記制御装置の前記出力あるいは
    前記回路要素の前記入力にフィードバックされることを
    特徴とする状態維持回路装置。
  2. 【請求項2】 前記回路要素は,前記制御装置の前記出
    力に印加される信号を増幅するドライバモジュールであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の状態維持回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回路要素は,少なくとも前記制御装
    置の前記出力に印加される第1の信号及び第2の信号を
    組み合わせる論理モジュールであることを特徴とする請
    求項1に記載の状態維持回路装置。
  4. 【請求項4】 前記論理モジュールは,オア機能を有す
    る回路を含み,前記第2の信号は,短時間パルスとして
    形成されることを特徴とする請求項3に記載の状態維持
    回路装置。
  5. 【請求項5】 前記フィードバックはフィードバック素
    子を介して実行されることを特徴とする請求項1,2,
    3あるいは4項に記載の状態維持回路装置。
  6. 【請求項6】 前記フィードバック素子は,抵抗性素子
    あるいは容量性素子のうち少なくともいずれか一方の素
    子により形成されることを特徴とする請求項5に記載の
    状態維持回路装置。
  7. 【請求項7】 前記フィードバック素子は,抵抗−コン
    デンサ素子(RC素子)であることを特徴とする請求項
    5または6項に記載の状態維持回路装置。
  8. 【請求項8】 前記フィードバック素子は,フィルタと
    して形成されることを特徴とする請求項5,6あるいは
    7項のうちいずれか1項に記載の状態維持回路装置。
  9. 【請求項9】 前記回路要素の前記入力の前段には,抵
    抗性素子あるいは容量性素子のうち少なくともいずれか
    一方からなる,少なくとも1つの前段接続回路が接続さ
    れることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,
    6,7あるいは8項のうちいずれか1項に記載の状態維
    持回路装置。
  10. 【請求項10】 前記前段接続回路は,フィルタとして
    形成されることを特徴とする請求項9に記載の状態維持
    回路装置。
  11. 【請求項11】 前記制御装置と前記回路装置は,同一
    の供給電源により電源供給されることを特徴とする請求
    項1,2,4,5,6,7,8,9あるいは10項のう
    ちいずれか1項に記載の状態維持回路装置。
  12. 【請求項12】 前記制御装置と前記回路装置は,異な
    る供給電源により電源供給されることを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10あるいは
    11項のうちいずれか1項に記載の状態維持回路装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの入力及び少なくとも
    1つの出力を有し,開ループ制御あるいは閉ループ制御
    のうち少なくとも一方を実行する制御装置の出力と制御
    対象の入力との間に接続される,前記制御対象のリセッ
    ト時の状態変化を阻止するための回路要素を有する回路
    装置において,第1の信号に応じて前記回路要素が第2
    の信号を形成し,前記第2の信号が制御対象を制御す
    る,制御対象の状態維持方法であって,前記第2の信号
    を前記制御装置の出力にフィードバックすることにより
    第3の信号を形成し,少なくとも前記フィードバックさ
    れる第3の信号は,前記第1の信号と共に前記回路要素
    に直接供給されることを特徴とする状態維持方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの入力及び少なくとも
    1つの出力を有し,開ループ制御あるいは閉ループ制御
    のうち少なくとも一方を実行する制御装置の出力と制御
    対象の入力との間に接続される,前記制御対象のリセッ
    ト時の状態変化を阻止するための回路要素を有する回路
    装置において,第1の信号に応じて前記回路要素が第2
    の信号を形成し,前記第2の信号が制御対象を制御す
    る,制御対象の状態維持方法であって,前記回路要素の
    入力の前段に,少なくとも1つの前段接続回路が接続さ
    れ,前記第2の信号を前記制御装置の出力ににフィード
    バックすることにより第3の信号を形成し,少なくとも
    前記第3の信号は,前記第1の信号と共に前記前段接続
    回路に入力されて第4の信号を発生し,前記第4の信号
    が前記回路要素に供給される,ことを特徴とする制御対
    象の状態維持方法。
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