JP2000172351A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2000172351A
JP2000172351A JP10361926A JP36192698A JP2000172351A JP 2000172351 A JP2000172351 A JP 2000172351A JP 10361926 A JP10361926 A JP 10361926A JP 36192698 A JP36192698 A JP 36192698A JP 2000172351 A JP2000172351 A JP 2000172351A
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voltage
power supply
capacitor
switches
converter
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JP10361926A
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Osamu Iyama
井山  治
Yoichi Ito
洋一 伊東
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形改善、力率改善、及び電圧調整機能を有
する交流電圧調整装置を低コストに製造することが困難
であった。 【解決手段】 交流電源1と負荷3との間のラインにト
ランス5の2次巻線15を直列に接続する。トランス5
の1次巻線14に双方向変換可能な第1の変換器を接続
する。第1の変換器の直流電源となるコンデンサCoと
電源端子2a、2bとの間に双方向変換可能な第2の変
換器を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型化、低コスト化
を図ることができる交流電圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電源電圧を調整して負荷に供給する
装置として、単巻トランス(単巻変圧器)、鉄共振型交
流電圧調整装置、コンバータとインバータとを組み合せ
た装置等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、単巻トラン
スのみで電圧調整する場合には、入力電圧の変動によっ
て出力電圧も変動する。また、鉄共振型交流電圧調整装
置は大型、コスト高になるのみでなく、高い効率を得る
ことができない。また、コンバータとインバータとを組
み合せた装置は、コンバータ及びインバータの容量を負
荷容量又はこれ以上に構成するために大型且つコスト高
になる。
【0004】そこで、本発明の目的は、小型化、低コス
ト化を図ることができる交流電圧調整装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、負荷に交流電力を供給
するための交流電源端子と、互いに電磁結合された第1
の巻線と第2の巻線とを有し、前記第2の巻線が前記交
流電源端子と前記負荷との間に接続されているトランス
と、直流電源として機能するコンデンサと、前記コンデ
ンサの直流電圧を交流電圧に変換し、この交流電圧を前
記第1の巻線に供給する第1の変換機能と前記交流電源
端子の交流電圧を直流電圧に変換して前記コンデンサを
充電する第2の変換機能とを有している変換器と、前記
負荷の電圧を所定値にするように前記変換器を制御する
制御回路とから成る交流電圧調整装置に係わるものであ
る。なお、請求項2に示すようにトランス側の電圧に基
づいてコンデンサを充電するための第3の変換機能、及
びコンデンサのエネルギーを電源に回生するための第4
の変換機能を有することが望ましい。また、請求項3に
示すように単巻トランス(単巻変圧器)を使用すること
ができる。また、請求項5に示すように、第1及び第2
のスイッチと第1及び第2のダイオードを第1の変換と
第2の変換で共用することができる。また、請求項6に
示すように第1及び第2のコンデンサの直列回路を設
け、ハーフブリッジ型変換器とすることができる。ま
た、請求項7に示すように波形改善を行うことが望まし
い。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、トランスの第
2の巻線又は単巻トランスの巻線の一部には、交流電源
端子の電源電圧と負荷が要求している所望電圧との差が
印加されるのみであるので、トランス又は単巻トランス
の容量、及び変換器の容量を小さくすることができ、交
流電圧調整装置の小型化、低コスト化を図ることができ
る。請求項2の発明によれば、回生動作によって効率を
高めることができる。請求項3及び4の発明によれば、
単巻トランスを使用するので、装置の小型化、低コスト
化が達成される。請求項5及び6の発明によれば、ハー
フブリッジ型変換器構成となるので、小型化、低コスト
化が達成される。請求項7の発明によれば、第1及び第
2の変換又は第1、第2、第3及び第4の変換のみでな
く、これと同時に波形改善を達成することができる。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に、図面を参照して本発明の
実施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【第1の実施例】図1に示す第1の実施例の交流電圧調
整装置は、周波数が50Hz又は60Hz、電圧が10
0Vの商用交流電源1に接続された第1及び第2の交流
電源端子2a、2bと、負荷3が接続された第1及び第
2の出力端子4a、4bと、電圧調整用トランス5と、
双方向性変換器6と、第1及び第2の制御回路7、8
と、第1、第2及び第3の電圧検出器9、10、11
と、第1及び第2の電流検出器12、13とを有する。
【0009】トランス(変圧器)5は互いに電磁結合さ
れた1次巻線(第1の巻線)14と2次巻線(第2の巻
線)15とを有し、負荷3に供給する電圧を調整する。
このトランス5の2次巻線15は第1の電源端子2aか
ら第1の出力端子4aに至る一方の電源ライン16に直
列に接続されている。1次巻線14の一端は双方向性変
換器6に接続され、他端は第2の電源端子2bと第2の
出力端子4bとの間の他方の電源ライン17に接続され
ている。
【0010】双方向性変換器6はトランス5の1次巻線
14に接続され且つ第1及び第2の電源端子2a、2b
にも接続されており、更に図2に示すコンデンサCoを
有しており、第1及び第2の出力端子4a、4b間の電
圧を所定値にするためにコンデンサCoの直流電圧を交
流電圧に変換してトランス5に供給する第1の変換機能
と、交流電源1の交流電圧を直流電圧に変換してコンデ
ンサCoに供給する第2の変換機能と、トランス5の電
圧を直流電圧に変換してコンデンサCoに供給する第3
の変換機能と、コンデンサCoの直流電圧を交流電圧に
変換して電源1に回生する第4の変換機能とを有する。
なお、双方向性変換器6の詳細は後で説明する。
【0011】第1の制御回路7はライン18、19、2
0、21の信号によって双方向性変換器6を制御する。
第2の制御回路8はライン22、23の信号によって双
方向性変換器6を制御する。第1及び第2の制御回路
7、8の詳細は後で説明する。
【0012】第1の電圧検出器9は第1及び第2の出力
端子4a、4b間の電圧を検出し、この検出値をライン
9aによって第1の制御回路7に送る。
【0013】第2の電圧検出器10は第1及び第2の電
源端子2a、2b間の電圧を正弦波の状態で検出し、こ
の検出信号をライン10aで第1の制御回路7に送り、
ライン10bで第2の制御回路8に送る。
【0014】第3の電圧検出器11は双方向性変換器6
に含まれているコンデンサCoの電圧を検出し、この検
出値をライン11aによって第2の制御回路8に送る。
【0015】第1の電流検出器12は負荷3に流れる電
流I1 を検出し、この検出値をライン12aによって第
2の制御回路8に送る。
【0016】第2の電流検出器13は双方向性変換器6
の波形補償電流を検出し、この検出値をライン13aに
よって第2の制御回路8に送る。
【0017】次に、図1の双方向性変換器6の詳細を図
2を参照して説明する。この双方向性変換器6は、トラ
ンジスタから成る第1、第2、第3、第4、第5及び第
6のスイッチQ1 、Q2 、Q3 、Q4 、Q5 、Q6 と、
第1、第2、第3、第4、第5及び第6のダイオードD
1 、D2 、D3 、D4 、D5 、D6 と、電源用コンデン
サCoと、第1及び第2のフィルタ用コンデンサC1 、
C2 と、第1及び第2のフィルタ用リアクトル(インダ
クタンス素子)L1 、L2 とを備えている。第1及び第
2のスイッチQ1 、Q2 の第1の直列回路と第3及び第
4のスイッチQ3 、Q4 の第2の直列回路と第5及び第
6のスイッチQ5 、Q6 の第3の直列回路は電源用コン
デンサCoにそれぞれ並列に接続されている。第1〜第
6のダイオードD1 〜D6 は第1〜第6のスイッチQ1
〜Q6 に逆方向並列に接続されている。第1及び第2の
スイッチQ1 、Q2 の相互接続点P1 は下側の電源ライ
ン17に接続されている。第3及び第4のスイッチQ3
、Q4 の相互接続点P2 は第1のリアクトルL1 を介
して1次巻線14の一端に接続されている。第1のフィ
ルタ用コンデンサC1 は1次巻線14に並列に接続され
ている。即ち、コンデンサC1 の一端と1次巻線14の
一端は第1のリアクトルL1 を介して第2の接続点P2
にそれぞれ接続され、コンデンサC1 の他端と1次巻線
14の他端は下側電源ライン17を介して第1の接続点
P1 に接続されている。従って、第1〜第4のスイッチ
Q1 〜Q4 はコンデンサCoを直流電源としたブリッジ
型の第1の変換器を構成している。この第1の変換器
は、コンデンサCoの直流電圧を交流電圧に変換してト
ランス5に供給し、負荷電圧を調整する前述した第1の
変換機能とトランスの交流電圧を直流電圧に変換してコ
ンデンサCoに供給する前述の第3の変換機能とを有す
る。
【0018】第5及び第6のスイッチQ5 、Q6 の相互
接続点P3 はフィルタ用の第2のリアクトルL2 を介し
て第1の電源端子2aに接続されている。第2のフィル
タ用コンデンサC2 は電源1に対して並列に接続されて
いる。なお、コンデンサC2の一端は一方の電源ライン
16に接続されていると共に第2のリアクトルL2 を介
して第3の接続点P3 に接続され、またコンデンサC2
の他端は他方の電源ライン17を介して第1の接続点P
1 に接続されている。第5及び第6のスイッチQ5 、Q
6 と第5及び第6のダイオードD5 、D6 は第1及び第
2のスイッチQ1 、Q2 と第1及び第2のダイオードD
1 、D2 を伴なってブリッジ型の第2の変換器を構成す
るものである。第2の変換器は、電源1の交流電圧を直
流電圧に変換してコンデンサCoを充電する前述した第
2の変換機能と、コンデンサCoの直流電圧を交流電圧
に変換して電源1に回生する前述した第4の変換機能を
有する。従って、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 と
第1及び第2のダイオードD1 、D2 は第1及び第2の
変換器で共用されている。第1及び第2のフィルタ用コ
ンデンサC1 、C2 と第1及び第2のリアクトルL1 、
L2 は第1〜第6のスイッチQ1 〜Q6 のオン・オフに
よる高調波成分を除去するように設定されている。
【0019】図1の第1の制御回路7は図3に示すよう
に基準正弦波発生器30、減算器31、コンパレータ3
2、三角波発生器33、NOT回路34、及び第1及び
第2の波形整形回路35、36を有し、図5に示すよう
に動作する。基準正弦波発生器30は、ライン10aに
よって図1の入力電圧検出器10に接続されており、電
源1の電圧に同期して電源1と同一周波数(50Hz又
は60Hz)の基準正弦波電圧E1 を図5に示すように
発生する。減算器31の一方の入力端子は基準正弦波発
生器30に接続され、この他方の入力端子はライン9a
によって図1の出力電圧検出器9に接続されている。こ
の結果、減算器31は基準正弦波電圧E1 と出力検出電
圧E2 との誤差電圧E3 を発生する。減算器31と三角
波発生器33とに接続されたコンパレータ32は、図5
に示すように誤差電圧E3 と三角波電圧E4 とを比較し
てPWM(パルス幅変調)波形から成る2値の出力E5
を発生する。三角波発生器33は電源1の周波数よりも
十分に高い繰返し周波数(例えば20kHz)で三角波
電圧E4 を発生する。コンパレータ32の出力E5 は波
形整形回路35を介してライン18、21に送出され、
第1及び第4のスイッチQ1 、Q4 の制御に使用され
る。コンパレータ32に接続されたNOT回路34はコ
ンパレータ32の出力E5 を反転して図5に示す出力E
6 を発生する。NOT回路34の出力E6 は波形整形回
路36を介してライン19、20に送られる。波形整形
回路35、36はコンパレータ32の出力E5 のパルス
幅及びNOT回路34の出力E6 のパルス幅を僅かに狭
くして周知の休止期間(デッドタイム)を得るためのも
のである。図3のライン18、19、20、21は図2
の第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 の制御端子(ベー
ス)に接続される。第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 が
図5のE5 、E6 の信号に基づいてオン・オフ制御され
ると、コンデンサCoの直流電圧が交流電圧に変換され
てトランス5の1次巻線14に供給され、2次巻線15
に電圧調整するための電圧が得られ、電源1の電圧に2
次巻線15の調整電圧が加算されて負荷3に供給され
る。2次巻線15の電圧は出力電圧検出器9の出力に基
づいて帰還制御されているので、負荷電圧を所定電圧値
に保つことができる。なお、トランス5において電源1
の電圧と同相の電圧が加算されると負荷電圧は電源電圧
よりも高くなり、逆相の電圧が加算されると、負荷電圧
は電源電圧よりも低くなる。
【0020】第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 と第1〜
第4のダイオードD1 〜D4 から成る第1の変換器は、
上記のインバータ機能(第1の変換機能)の他にコンバ
ータ機能(第4の変換機能)も有する。即ち、コンデン
サCoの電圧を第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 で交流
に変換した電圧のピーク値が、トランス5の2次巻線1
5に電源1に基づいて印加された電圧によって1次巻線
14側に発生した電圧のピーク値よりも低い時には、1
次巻線14、第1のリアクトルL1 、第3のダイオード
D3 、コンデンサCo、第2のダイオードD2 の第1の
閉回路、及び1次巻線14、第1のダイオードD1 、コ
ンデンサCo、第4のダイオードD4 、リアクトルL1
の第2の閉回路でコンデンサCoの充電が生じる。
【0021】図1の第2の制御回路8は図4に示すよう
に基準正弦波電圧発生器40と、乗算器41と、基準電
圧源43と、第1の減算器44と、比例積分器45と、
第2の減算器46と、第3の減算器47と、コンパレー
タ49と、三角波発生器50と、NOT回路51と、2
つの波形整形回路52、53とから成る。基準正弦波発
生器40はライン10bによって図1の入力電圧検出器
10に接続されており、電源1の正弦波交流電圧に同期
して図6に示す所定振幅の基準正弦波電圧E0 を発生
し、これを乗算器41に送る。基準電圧源43は、図2
のコンデンサCoの目標電圧に相当する基準電圧を発生
する。第1の減算器44は基準電圧源43と直流電圧検
出ライン11aとに接続され、基準電圧源43の基準電
圧と図1の電圧検出器11から得られたコンデンサCo
の検出電圧との差の信号即ち誤差出力を発生する。比例
積分器45は、オペアンプ45aと3つの抵抗45b、
45c、45dと1つのコンデンサ45eとから成り、
第1の減算器44の出力に所定のゲインを乗算し且つ積
分し、コンデンサCoの電圧を一定に制御するための電
圧制御信号を発生する。なお、この比例積分器45は電
源1の周波数(50Hz又は60Hz)以下の周波数に
応答するように構成されている。従って、比例積分器4
5から出力する電圧制御信号は緩慢に変化する信号であ
って、スイッチQ1 〜Q4 のオン・オフに基づく高調波
成分を含まない。乗算器41は、図6に示す基準正弦波
電圧E0 に比例積分器45から得られた電圧制御信号を
乗算して図6に示す電圧E11を出力する。即ち、乗算器
41は、基準正弦波電圧E0 の振幅を電圧制御信号で変
調するものであり、直流電圧の制御情報と基準正弦波情
報との両方を有する正弦波電圧E11を発生する。第2の
減算器46の一方の入力端子は乗算器41に接続され、
この他方の入力端子はライン12aによって図1の第1
の電流検出器12に接続されている。従って、この第2
の減算器46は、乗算器41から得られた正弦波電圧E
11から第1の電流検出器12から得られた負荷電流に対
応する信号E12を減算して保証指令信号E13を出力す
る。図6では負荷3に流れる電流の波形に対応する検出
信号E12が一例として説明的に方形波電圧で示されてい
るので、第2の減算器46から得られる補償指令信号E
13は正弦波のピーク及びこの近傍に凹状部を有する電圧
波形となる。なお、負荷電流検出信号E12が図6の方形
波以外の波形になった場合、又は、負荷電流検出信号E
12と基準正弦波との間に位相差が生じた場合においても
図6と同様な補償動作が生じる。第3の減算器47の一
方の入力端子は第2の減算器46の出力端子に接続さ
れ、他方の入力端子はライン13aによって第2の電流
検出器13に接続されている。従って、この第3の減算
器47は第2の減算器46から得られた補償指令信号E
13と第2の電流検出器13から得られた実際の補償電流
を示す検出信号E14との差を示す信号E15を出力する。
今、補償指令信号E13に近い補償が実行されていると仮
定すれば、図6に示すように補償電流検出信号E14は補
償指令信号E13に近い波形を有する電圧となる。コンパ
レータ49は第3の減算器47から得られた誤差信号E
15と三角波発生器50から得られた三角波電圧E16とを
比較して図6に示す2値の出力電圧E17を発生する。三
角波発生器50は交流電源1の電圧の周波数(例えば5
0Hz又は60Hz)よりも十分に高い繰返し周波数
(例えば20kHz)で三角波電圧E16を発生する。図
6では三角波電圧E16が低い繰返し周波数で説明的に示
されている。誤差信号E15と三角波電圧E16との比較は
両波形の中心値を一致させた状態で行われ。コンパレー
タ49の出力E17は図6に示す2値信号となる。この実
施例では、コンパレータ49の出力E17は第1の波形整
形回路52を介してライン23に送られ、第5のスイッ
チQ5 の制御信号として使用され、コンパレータ49の
出力E17の反転信号を形成するNOT回路51の出力E
18は第2の波形整形回路53を介してライン24に送ら
れ、第6のスイッチQ6 の制御信号として使用される。
従って、以下の説明において、E17、E18を制御信号と
呼ぶこともある。第1の波形整形回路52はコンパレー
タ49の出力E17のパルス幅を僅かに狭くするものであ
り、第2の波形整形回路53はNOT回路51の出力E
18のパルス幅を僅かに狭くするものである。第1及び第
2の波形整形回路52、53は、第5及び第6のスイッ
チQ5 、Q6 がキャリアの蓄積(ストレージ)作用によ
って同時にオンになることを防ぐための働きを有する。
【0022】第1、第2、第5及び第6のスイッチQ1
、Q2 、Q5 、Q6 から成る第2の変換器は、電源1
の交流電圧のピーク値がコンデンサCoの電圧V0 より
も高い時には交流・直流変換器として機能し、コンデン
サCoを充電すると共に電源端子2a、2bを流れる電
流の波形を改善する。また、コンデンサCoの電圧V0
が電源1の電圧よりも高い時には、スイッチQ1 、Q2
、Q5 、Q6 の第2の変換器は直流・交流変換器とし
て機能し、コンデンサCoの直流電圧を交流電圧に変換
して電源1に回生する。第1及び第2のスイッチQ1 、
Q2 を第1及び第2の変換器で兼用するために、図3の
三角波発生器33と図4の三角波発生器50とは同期し
て三角波を発生する。また、図4のコンパレータ49は
この正入力端子に三角波発生器50の出力を入力させ、
負入力端子に減算器47の出力を入力させている。な
お、2つの三角波発生器33、50の同期動作の代り
に、いずれか一方のみを設け、これを第1及び第2の制
御回路7、8で兼用することができる。また、図4のコ
ンパレータ49の入力を図3と逆にする代りに、ライン
23を第6のスイッチQ6 に接続し、ライン24を第5
のスイッチQ5 に接続することができる。
【0023】次に、スイッチQ1 、Q2 、Q5 、Q6 か
ら成る第2の変換器の動作を詳しく説明する。電源1の
電圧の正の半サイクル期間中の図6のt1 〜t2 期間で
は、第5のスイッチQ5 がオン、第6のスイッチQ6 が
オフになるので、電源1、第2のリアクトルL2 、第5
のダイオードD5 (又は第5のスイッチQ5 )、コンデ
ンサCo、第2のダイオードD2 から成る閉回路が形成
され、コンデンサCoの充電電流が流れる。電源1の電
圧の正の半サイクル期間中の図6のt2 〜t3 期間では
第5のスイッチQ5 がオフ、第6のスイッチQ6 がオン
になり、電源1、第2のリアクトルL2 、第6のスイッ
チQ6 及び第2のダイオードD2 の閉回路が形成され
る。これにより、図6に示す補償電流検出信号E14に相
当する補償電流を第1の変換器から交流電源端子2a、
2bに供給することができ、負荷3の電流I1 の無効電
流成分及び高調波電流成分を除去することができる。従
って、コンデンサC2 の接続点P5 、P6 よりも電源側
の電流は、実質的に有効電流及び基本波電流のみとな
り、力率改善、及び電流の波形改善が達成され、電力損
失及び高調波ノイズが少なくなる。なお、t2 〜t3 期
間に第1のスイッチQ1 もオンになると、この期間には
電源1、第2のリアクトルL2 、第5のダイオードD5
、第1のスイッチQ1 の閉回路が形成されるために、
この回路によっても補償電流が供給される。また、負の
サイクル中のt4 〜t5 期間には、第5のスイッチQ5
がオン状態になり、第6のスイッチQ6 がオフ状態にな
る。この結果、電源1、第1のダイオードD1 、第5の
スイッチQ5 、第2のリアクトルL2 から成る閉回路が
形成され、入力電流の波形改善、力率改善のための補償
電流が流れる。なお、図6のt5 〜t6 期間に第2のス
イッチQ2 がオン状態の時には、電源1、第2のスイッ
チQ2 、第6のダイオードD6 、第2のリアクトルL2
から成る閉回路も形成され、これによって波形改善、力
率改善の補償電流が供給される。図6の負のサイクル期
間中のt5 〜t6 においては、第5のスイッチQ5 がオ
フ、第6のスイッチQ6 がオンになる。この結果、電源
1、第1のダイオードD1 、コンデンサCo、第6のダ
イオードD6 (又は第6のスイッチQ6 )、第2のリア
クトルL2 から成る閉回路が形成され、コンデンサCo
が充電される。
【0024】第5及び第6のスイッチQ5 、Q6 のオン
・オフはコンデンサCoの電圧を一定に保つように帰還
制御され且つ第2の電流検出器13による補償電流の検
出と第1の電流検出器12による負荷電流の検出に基づ
いて帰還制御されているので、コンデンサCoの電圧を
一定に保ちつつ力率改善及び波形改善の補償電流の供給
を行うことができる。
【0025】本実施例の電源装置は電源1の電圧を昇圧
して負荷に供給する第1の電圧調整と、電源1の電圧を
降圧して負荷に供給する第2の電圧調整とのいずれも実
行することができる。第1の電圧調整時には、第1、第
2、第5及び第6のスイッチQ1 、Q2 、Q5 、Q6 と
第1、第2、第5及び第6のダイオードD1 、D2 、D
5 、D6 の第2の変換器によって電源1の電圧がAC−
DC変換され、コンデンサCoが充電され、このコンデ
ンサCoの電圧を第1〜第4のスイッチQ1 〜Q4 の第
1の変換器が交流に変換してトランス5に供給する。上
記第2の電圧調整時には、トランス5で電源1の電圧を
低下させて負荷3に供給する。このために、変換器6か
らトランス5に電源1の電圧と逆相の電圧が供給され
る。なお、電源1の電圧が高い時には、トランスの巻線
15が1次側となり、巻線14が2次側となり、巻線1
4に誘起する電圧も高くなる。この巻線14の電圧が第
5及び第6のスイッチQ5 、Q6 と第5及び第6のダイ
オードD5 、D6 とを含む第2の変換器によって充電さ
れたコンデンサCoの電圧よりも高い時には、第1の変
換器がAC−DC変換器として動作し、巻線14の電圧
が直流電圧に変換され、コンデンサCoが充電される。
更に、コンデンサCoの電圧は第2の変換器で交流電圧
に変換されて電源1に回生される。
【0026】上述から明らかなように本実施例のトラン
ス5には調整電圧のみが印加され、また双方向性変換器
6には負荷3の電流の全部が流れず、電圧調整のための
電流、力率及び波形改善のための補償電流のみが流れ
る。このため、双方向性変換器6を小型、軽量、低コス
トに構成することができる。例えば、トランス5による
電圧調整範囲が負荷3の定格電圧の10%であれば、双
方向性変換器6の電力容量を負荷3の定格容量の1/1
0にすることができる。また、電圧制御系を有し且つ電
源周波数に同期して基準正弦波を形成しているので、電
源電圧変動、周波数変動に対して負荷電圧を高精度に定
電圧化することができる。また、双方向変換器6によっ
て昇圧及び降圧の両方の動作が可能であるので、電圧調
整範囲が大きくなる。また、電源1の電圧が高い場合に
は回生によって電圧を下げるので、効率の高い電源装置
となる。
【0027】
【第2の実施例】次に、図7を参照して第2の実施例の
交流電圧調整装置を説明する。但し、図7及び後述する
図8〜図13において図1〜図6と実質的に同一部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。また、第2
〜第8の実施例において第1の実施例と実質的に同一の
ものは図示を省略し、図1〜図6を参照する。図7の第
2の実施例の電圧調整装置は、双方向性変換器6aに新
たに第7及び第8のスイッチQ7 、Q8 と第7及び第8
のダイオードD7 、D8 を付加し、第7及び第8のスイ
ッチQ7 、Q8 の直列回路を一対のライン16、17間
に接続し、第7及び第8のスイッチQ7 、Q8 の接続点
をライン17に接続し、第7及び第8のダイオードD7
、D8 を第7及び第8のスイッチQ7 、Q8 に並列に
接続した他は第1の実施例と同様に構成されている。即
ち、第2の実施例では、第1の変換器が第1〜第4のス
イッチQ1 〜Q4 と第1〜第4のダイオードD1 〜D4
で構成され、第2の変換器が第5〜第8のスイッチQ5
〜Q8 と第5〜第8のダイオードD5 〜D8 とで構成さ
れ、第1及び第2の変換器が互いに独立している。な
お、第7のスイッチQ7 は図6の信号E18に基づいて制
御され、第8のスイッチQ8 は信号E17に基づいて制御
される。また、図7の双方向性変換器6aの制御回路は
図1の第2の制御回路8に第7及び第8のスイッチQ7
、Q8 を制御するための出力ラインを付加した他は図
1と同一に構成されている。この第2の実施例によって
も第1の実施例と同一の効果を得ることができる。
【0028】
【第3の実施例】図8に示す第3の実施例の電圧調整装
置は、図2の双方向性変換器6から第3及び第4のスイ
ッチQ3 、Q4 と第3及び第4のダイオードD3 、D4
とを除去し、コンデンサCoの代りに2つの分圧用コン
デンサCoa 、Cob の直列回路を設け、2つのコンデ
ンサCoa 、Cob の相互接続点を電源ライン17に接
続した他は図2と同一に構成したものである。従って、
図8の双方向性変換器6bの第1の変換器は第1及び第
2のスイッチQ1 、Q2 と第1及び第2のダイオードD
1 、D2 とから成り、周知のハーフブリッジ構成であ
り、また第2の変換器は第5及び第6のスイッチQ5 、
Q6 と第5及び第6のダイオードD5 、D6 から成り、
周知のハーフブリッジ構成である。図8の第1及び第2
のスイッチQ1、Q2 は図5の制御信号E5 、E6 に基
づいて制御され、第5及び第6のスイッチQ5 、Q6 は
図6の制御信号E17、E18に基づいて制御される。この
ため、図8の双方向性変換器6bの制御回路は図1の第
1の制御回路7の出力ライン20、21を有さない他は
図1の制御回路と同一に構成されている。
【0029】この第3の実施例によっても第1の実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0030】
【第4の実施例】図9に示す第4の実施例の電圧調整装
置は、第1の実施例のトランス5を単巻トランス5aに
置き換えた他は図1〜図6の第1の実施例と同一に構成
されている。この単巻トランス5aの巻線60はタップ
63によって第1の部分61と第2の部分62に分割さ
れている。巻線60の一端は第1のフィルタ用コンデン
サC1 の一端及び第1のリアクトルL1 に接続されてい
る。巻線60の他端はコンデンサC1 の他端及び電源ラ
イン17に接続されている。タップ63は出力端子4b
に接続されている。従って、第1のフィルタ用コンデン
サC1 に得られる第1の変換器の交流出力電圧が巻線6
1に印加される。巻線60の第2の部分62は電源ライ
ン17に直列に接続されているので、図1及び図2の2
次巻線15と同様に機能する。図9の第4の実施例にお
いてトランス5a以外は第1の実施例と同一に構成され
ているので、第4の実施例と同一の効果を有する。ま
た、単巻トランス5aを使用することによって大型化、
低コスト化を図ることができる。
【0031】
【第5の実施例】図10の第5の実施例は図7の第2の
実施例のトランス5を図9と同一の単巻トランス5aに
変形した他は第2の実施例と同一に構成したものであ
る。従って、図10の第5の実施例の電圧調整装置によ
っても第1及び第4の実施例と同様な効果を得ることが
できる。
【0032】
【第6の実施例】図11に示す第6の実施例の電圧調整
装置は、第1の実施例の双方向性変換器6にトランス7
0を付加した他は第1の実施例と同一に構成したもので
ある。トランス70は電磁結合された第1及び第2の巻
線71、72を有し、第1の巻線71は電源端子2a、
2b間に接続され、第2の巻線72はコンデンサC2 に
並列接続されている。この第6の実施例によっても第1
の実施例と同一の効果が得られる。
【0033】
【第7の実施例】第7の実施例の電圧調整装置は、図1
2に示すように図4の第2の制御回路8を変形した第2
の制御回路8aを設けた他は第1の実施例と同一に構成
されている。図12の第2の制御回路8aは図4の第2
の制御回路8から第2の減算器46を省き、この代りに
加算器80を設け、この加算器80に第1の電流検出器
12の出力ライン12aと第2の電流検出器13の出力
ライン13aとを接続し、減算器47の一方の入力端子
を加算器80に接続し、他方の入力端子を乗算器41に
接続した他は図4と同一に構成されている。図12の第
7の実施例では、加算器80から補償後の入力電流波形
が出力され、減算器47において目標正弦波信号E11と
加算器80の出力との差が求められる。従って、第7の
実施例によっても第1の実施例と同一の効果を得ること
ができる。
【0034】
【第8の実施例】図13は第8の実施例の3相の電圧調
整装置を示す。この装置は3相交流電源1aに接続され
た第1、第2及び第3の電源端子2a、2b、2cと、
3相の負荷3aと、出力端子4a、4b、4c、3相構
成のトランス5b、3相構成の双方向性変換器6dを有
し、更に図示されていない第1及び第2の制御回路と、
電流検出器と、3相出力電圧検出器と、直流電圧検出器
と、電源電圧検出器とを有する。
【0035】双方向性変換器6dは図2の第1の実施例
の単相回路を3相回路に変形したものであって、第1及
び第2の変換器91、92とコンデンサCoに大別でき
る。第1の変換器91は3相ブリッジ型変換器であっ
て、第1、第2、第3、第4、第5及び第6のスイッチ
Q1 、Q2 、Q3 、Q4 、S1 、S2 と、第1、第2、
第3、第4、第5及び第6のダイオードD1 、D2 、D
3 、D4 、D11、D12と、3つのフィルタ用リアクトル
L1a、L1b、L1cと、3つのフィルタ用コンデンサC1
a、C1b、C1cとから成る。第1及び第2のスイッチQ1
、Q2 の相互接続点はリアクトルL1aを介してトラン
ス5bの第1の1次巻線14aに接続されている。第3
及び第4のスイッチQ3 、Q4 の相互接続点はリアクト
ルL1bを介して第2の1次巻線14bに接続されてい
る。スイッチS1 、S2 の相互接続点はリアクトルL1c
を介して第3の1次巻線14cに接続されている。3つ
のフィルタ用コンデンサC1a、C1b、C1cは3つのリア
クトルL1a、L1b、L1cの出力端の相互間にそれぞれ接
続されている。第2の変換器92は3相ブリッジ型変換
器であって、スイッチQ5 、Q6 、Q7 、Q8 、S3 、
S4 と並列ダイオードD5 、D6 、D7 、D8 、S13、
S14と、3つのフィルタ用リアクトルL2a、L2b、L2c
と、3つのフィルタ用コンデンサC2a、C2b、C2cとか
ら成る。第2の変換器92のスイッチ回路は図7の第2
の変換器にスイッチS3 、S4 とダイオードD13、D14
を付加した周知の3相ブリッジ回路である。スイッチQ
5 、Q6 の相互接続点はリアクトルL2aを介して第1の
電源端子2aに接続されている。スイッチQ7 、Q8 の
相互接続点はリアクトルL2bを介して第2の電源端子2
bに接続されている。スイッチS3 、S4の相互接続点
はリアクトルL2cを介して第3の電源端子2cに接続さ
れている。3つのフィルタ用コンデンサC2a、C2b、C
2cは3つのリアクトルL2a、L2b、L2cの一方の端子の
相互間にそれぞれ接続されている。また、コンデンサC
oは第1及び第2の変換器91、92の直流ライン9
3、94間に接続されている。トランス5bの2次巻線
15a、15b、15cは電源端子2a、2b、2cと
出力端子4a、4b、4cとの間に接続されている。3
つの1次巻線14a、14b、14cの一方の端子は相
互に接続されている。
【0036】図13には、図1の第1の制御回路7、第
2の制御回路8、出力電圧検出器9、10、直流電圧検
出器11、電流検出回路12、13に相当するものが示
されていないが、図13の装置にも3相構成にした点を
除いてこれ等と実質的に同一のものが設けられている。
【0037】この第8の実施例によっても第1の実施例
と同一の効果を得ることができる。
【0038】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図7、図10に回路にも図11のトランス70
に相当するものを設けることができる。 (2) 図7、図11の回路においてもトランス5の代
りに図9に示す単巻トランス5aを設けることができ
る。また、図13のトランス5bを単巻トランス構成に
することができる。 (3) スイッチQ1 〜Q8 、S1 〜S4 を電界効果ト
ランジスタ(FET)、絶縁ゲート型バイポーラトラン
ジスタ(IGBT)等の半導体スイッチとすることがで
きる。 (4) ダイオードD1 〜D8 、D11〜D14をスイッチ
Q1 〜Q8 、S1 〜S4 の内蔵ダイオードとすることが
できる。この様に内蔵ダイオードとする場合には、スイ
ッチQ1 〜Q8 ,S1 〜S4 を絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ又は絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
(IGBT)で構成することが望ましい。 (5) 第1の変換器のスイッチQ1 〜Q4 の制御形
式、及び第2の変換器のスイッチQ5 〜Q8 の制御形式
を変えることができる。例えば、第1の変換器の第1及
び第2のスイッチQ1 、Q2 を20kHzの高い繰返し
周波数でオン・オフし、第3のスイッチQ3 を電源1の
交流電圧の正の半サイクルで連続的にオン、負の半サイ
クルで連続的にオフとし、第4のスイッチQ4 を第3の
スイッチQ3 と逆にオン・オンすることができる。第2
の変換器の第7及び第8のスイッチQ7 、Q8 をスイッ
チQ3 、Q4 と同様に交流電圧の正の半波と負の半波に
対応させてオン・オフすることができる。 (6) 基準正弦波発生器30、40のいずれか一方を
省いて第1及び第2の制御回路7、8で共用することが
できる。 (7) リアクトルL2 、L1a、L1b、L1cの代りに巻
線14、14a、14b、14cのリーケージインダク
タンスを使用することができる。また、図11に示すよ
うに電源側にトランス7を設ける場合には巻線72のリ
ーケージインダクタンスをリアクトルL2 の代りに使用
することができる。 (8) 単巻トランス5aを使用する時に巻線60の一
部にコンデンサC1 を接続し、巻線60の残部を端子2
b、4b間に接続することができる。 (9) 第1の実施例を示す図2及びその他の実施例を
示す図7、図8、図11においてコンデンサC2 のライ
ン16に対する接続点P5 をトランス5と出力端子4a
との間に移すことができる。この場合にはトランス5で
調整された電圧に基づいてコンデンサCoが充電される
ことになる。なお、図13の3相回路の場合にもコンデ
ンサC2a、C2b、C2cの接続箇所をトランス5bと出力
端子4a、4b、4cとの間に移すことができる。ま
た、図9及び図10の回路の場合にはコンデンサC2 の
接続点P6 を単巻トランス5aと出力端子4bとの間に
移すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の電圧調整装置を示すブロック図
である。
【図2】図1の双方向性変換器を含む主回路部分を詳し
く示す回路図である。
【図3】図1の第1の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の第2の制御回路を詳しく示す回路図であ
る。
【図5】図3の各部の状態を原理的に示す波形図であ
る。
【図6】図4の各部の状態を原理的に示す波形図であ
る。
【図7】第2の実施例の電圧調整装置の主回路部分を示
すブロック図である。
【図8】第3の実施例の電圧調整装置の主回路部分を示
す回路図である。
【図9】第4の実施例の電圧調整装置の主回路部分を示
すブロック図である。
【図10】第5の実施例の電圧調整装置の主回路部分を
示す回路図である。
【図11】第6の実施例の電圧調整装置の主回路部分を
示す回路図である。
【図12】第7の実施例の電圧調整装置の第2の制御回
路を図4と同様に示す回路図である。
【図13】第8の実施例の3相電圧調整装置の主回路部
分を示す回路図である。
【符号の説明】
5 トランス 6 双方向性変換器 7 第1の制御回路 8 第2の制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA02 AA08 CA01 CB04 CB05 CC03 CC12 CC32 DA03 DA06 DB01 DC02 DC05 EA02 5H420 BB12 BB18 CC04 DD03 EA11 EA29 EA45 EB09 EB15 EB38 FF03 FF07 FF11 FF22 FF25 NB04 NB12 NB19 NB24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に交流電力を供給するための交流電
    源端子と、 互いに電磁結合された第1の巻線と第2の巻線とを有
    し、前記第2の巻線が前記交流電源端子と前記負荷との
    間に接続されているトランスと、 直流電源として機能するコンデンサと、 前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、この交
    流電圧を前記第1の巻線に供給する第1の変換機能と前
    記交流電源端子の交流電圧を直流電圧に変換して前記コ
    ンデンサを充電する第2の変換機能とを有している変換
    器と、 前記負荷の電圧を所定値にするように前記変換器を制御
    する制御回路とから成る交流電圧調整装置。
  2. 【請求項2】 前記変換器は、更に、前記2次巻線の電
    圧に基づいて前記第1の巻線に誘起された交流電圧を直
    流電圧に変換して前記コンデンサを充電する第3の変換
    機能と、前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し
    て前記交流電源端子に回生する第4の変換機能とを有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の交流電圧調整装
    置。
  3. 【請求項3】 負荷に交流電力を供給するための交流電
    源端子と、 巻線の1部が前記交流電源端子と前記負荷との間に接続
    されている単巻トランスと、 直流電源として機能するコンデンサと、 前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、この交
    流電圧を前記単巻トランスの前記巻線に供給する第1の
    変換機能と前記交流電源端子の交流電圧を直流電圧に変
    換して前記コンデンサを充電する第2の変換機能とを有
    している変換器と、 前記負荷の電圧を所定値にするように前記変換器を制御
    する制御回路とから成る交流電圧調整装置。
  4. 【請求項4】 前記変換器は、更に、前記巻線の電圧に
    基づいて前記巻線の交流電圧を直流電圧に変換して前記
    コンデンサを充電する第3の変換機能と、前記コンデン
    サの直流電圧を交流電圧に変換して前記交流電源端子に
    回生する第4の変換機能とを有していることを特徴とす
    る請求項3記載の交流電圧調整装置。
  5. 【請求項5】 前記変換器は、前記コンデンサに並列に
    接続された第1及び第2のスイッチの第1の直列回路と
    第3及び第4のスイッチの第2の直列回路と第5及び第
    6の第3の直列回路と、前記第1、第2、第3、第4、
    第5及び第6のスイッチに逆方向並列に接続された第
    1、第2、第3、第4、第5及び第6のダイオードとを
    有し、 前記制御回路は前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
    チを前記第1の変換機能及び前記第3の変換機能を得る
    ことができるように制御し、また、前記第1、第2、第
    5及び第6のスイッチを前記第2の変換機能及び前記第
    4の変換機能を得ることができるように制御するもので
    あることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記載
    の交流電圧調整装置。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサは第1及び第2のコンデ
    ンサの直列回路であり、前記変換器は、前記第1及び第
    2のコンデンサの直列回路に並列に接続された第1及び
    第2のスイッチの第1の直列回路と、第3及び第4のス
    イッチの第2の直列回路と、前記第1、第2、第3及び
    第4のスイッチに逆方向並列に接続された第1、第2、
    第3及び第4のダイオードとを有し、前記第1及び第2
    のコンデンサの相互接続点と前記第1及び第2のスイッ
    チの相互接続点との間に前記第1の変換の出力を発生
    し、前記第1及び第2のコンデンサの相互接続点と前記
    第3及び第4のスイッチの相互接続点との間に前記第2
    の変換のため交流電圧が入力するものである請求項1又
    は2又は3又は4記載の交流電圧調整装置。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は前記交流電源端子の交流
    電流の波形を改善するように前記変換器を制御するもの
    である請求項1乃至6のいずれかに記載の交流電圧調整
    装置。
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