JP2000171858A - デジタルスチルカメラ - Google Patents

デジタルスチルカメラ

Info

Publication number
JP2000171858A
JP2000171858A JP10360000A JP36000098A JP2000171858A JP 2000171858 A JP2000171858 A JP 2000171858A JP 10360000 A JP10360000 A JP 10360000A JP 36000098 A JP36000098 A JP 36000098A JP 2000171858 A JP2000171858 A JP 2000171858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital still
still camera
optical system
circuit board
strobe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10360000A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hasegawa
裕士 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10360000A priority Critical patent/JP2000171858A/ja
Publication of JP2000171858A publication Critical patent/JP2000171858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras In General (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の機能を維持しながらも、コンパクト性を
確保できるデジタルスチルカメラを提供する。 【解決手段】被写体側から見てカメラボディの右上に配
置した、少なくとも撮像光学系102と、ファインダ光
学系106と、ストロボ照射部105とを、単一のバリ
ヤ部材201で遮蔽可能としたので、デジタルスチルカ
メラ100を把持する撮影者の右手指が、撮像光学系1
02と、ファインダ光学系106と、ストロボ照射部1
05に触れにくくなり、それにより不用意に撮像光学系
等が汚染されることを防止できる。一方、非撮影時に
は、単一のバリヤ部材201で撮像光学系102等を遮
蔽可能としたので、そのキズ付きや汚染を効果的に防止
できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラに関し、特に既存の機能を維持しつつ、よりコンパ
クト化を達成可能なデジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる銀塩カメラにおいては、カメラ
ボディ内部において、カートリッジから引き出した銀塩
フィルムの感光面に光学像を結像させるため、撮像光学
系をカメラボディの長手方向(横方向)中央に配置する
ことが一般的に行われている。これに対し、デジタルス
チルカメラにおいては、比較的小さなCCDの撮像面に
光学像を結像できるように撮像光学系を配置すればよい
ので、撮像光学系の配置に関する設計の自由度は、銀塩
カメラに比較し一般的には広いといえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルス
チルカメラの正面には、撮像光学系の他に、一般的にフ
ァインダ光学系、ストロボ照射部、赤外線測距装置の送
受口等が設けられている。これらは、不用意な取り扱い
によりキズが付いたり、汚染したりしないように、不使
用時(非撮影時)には遮蔽されるのが好ましい。ところ
が、撮像光学系、ファインダ光学系、ストロボ照射部、
赤外線測距装置の送受口等を、デジタルスチルカメラの
正面に任意に配置すると、それぞれ別個のバリヤ部材で
遮蔽する必要が生じ、カメラの大型化やコストの増大を
招くこととなる。
【0004】これに対し、非撮影時に、撮像光学系、フ
ァインダ光学系、ストロボ照射部、赤外線測距装置の送
受口等を単一のバリヤ部材で遮蔽することも考えられ
る。かかる場合、なるべくバリヤ部材の面積を小さくす
るには、これらをいずれかの場所へ集合させることが必
要となる。ところが、デジタルスチルカメラのボディは
比較的小さいことから、撮像光学系等の設置場所を誤る
と、撮影時に撮影者の手指が不用意に触れてしまう恐れ
がある。従って、その場所の選定を注意深く行う必要が
ある。
【0005】一方、いわゆる銀塩カメラと異なり、デジ
タルスチルカメラ内部には、CCDを含む様々な電子素
子を実装するために、比較的大型の回路基板が配置され
ている。実装効率を考慮すると、回路基板は単に大面積
であるだけでは足りず、ある程度の幅と長さ(たとえば
略正方形状)を有するのが好ましいと考えられる。従っ
て、一般的なデジタルスチルカメラのボディ内で、最も
大面積となるように回路基板を設計すると、撮像光学系
の光軸に垂直な方向に延在する矩形形状を有することと
なる。
【0006】これに対し、撮像光学系において一定の光
学性能を確保するためには、その光軸方向長をある程度
長くする必要が生じるが、上述したように大面積の回路
基板を、撮像光学系の光軸に垂直な方向に延在させる
と、撮像光学系をいずれに配置するかという問題が生じ
る。
【0007】このような問題に対し、デジタルスチルカ
メラにおいては、CCDの配置は比較的自由であるか
ら、そのボディを光軸方向に延ばして、回路基板の前方
(被写体側)に撮像光学系を配置するようにすれば足り
るという考えもある。しかしながら、かかる配置によれ
ば、デジタルスチルカメラの光軸方向の厚みが増大して
しまい、撮影者が把持しにくい、あるいはデザイン的に
バランスの崩れたデジタルスチルカメラとなる恐れがあ
る。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、既存の機能を維持しながらも、コンパクト性を確保
できるデジタルスチルカメラを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明によるデジタルスチルカメラは、被写体側か
ら見てカメラボディの右上に配置した、少なくとも撮像
光学系と、ファインダ光学系と、ストロボ照射部とを、
単一のバリヤ部材で遮蔽可能としたことを特徴とする。
【0010】本発明のデジタルスチルカメラは、撮像光
学系が、カメラボディの正面中央部上方に設けられ、被
写体側から見て、前記撮像光学系の右方に、セルフタイ
マ撮影であることを知らせるセルフタイマ灯が設けら
れ、被写体側から見て、前記セルフタイマ灯の右方に、
被写体までの距離を測定する測距装置の測距光投受光口
が設けられ、被写体側から見て、前記測距光投受光口の
右方に、ストロボ照射部とファインダ光学系とが設けら
れ、前記ファインダ光学系は、前記ストロボ照射部の下
方に配置されており、更に、ストロボ照射光の発光量を
測定する測光センサの受光口は、前記ストロボ照射部の
近傍に配置されていることを特徴とする。
【0011】本発明のデジタルスチルカメラは、対物レ
ンズと接眼レンズとで光軸がオフセットしたファインダ
光学系を備えたデジタルスチルカメラであって、前記対
物レンズの上方に、ストロボ照射部が配置され、前記接
眼レンズの下方に画像を表示するモニタを配置したこと
を特徴とする。
【0012】本発明のデジタルスチルカメラは、カメラ
ボディと、撮像光学系と、ファインダ光学系と、ストロ
ボ照射部の少なくとも一つを遮蔽する遮蔽位置と、開放
する開放位置との間を移動自在なバリヤ部材と、前記バ
リヤ部材を移動させる駆動部と、前記バリヤ部材を、前
記遮蔽位置と前記開放位置との間で案内する案内部とを
有し、前記開放位置は、前記撮像光学系と、前記ファイ
ンダ光学系と、前記ストロボ照射部の少なくとも前記一
つの下方であって、かつ前記カメラボディの内側であ
り、前記カバー部材は、前記遮蔽位置から前記開放位置
まで移動する間に、前記案内部により、下方向及び前記
カメラボディの背面側に向かう方向に案内されるように
なっていることを特徴とする。
【0013】本発明のデジタルスチルカメラは、ストロ
ボ用回路基板と、電源回路基板と、制御回路基板と、C
CD用回路基板とを、正面側から背面側へこの順序で配
置したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によるデジタルスチルカメラによれば、
被写体側から見てカメラボディの右上に配置した、少な
くとも撮像光学系と、ファインダ光学系と、ストロボ照
射部とを、単一のバリヤ部材で遮蔽可能としたので、デ
ジタルスチルカメラを把持する撮影者の右手指が、撮像
光学系と、ファインダ光学系と、ストロボ照射部に触れ
にくくなり、それにより不用意に撮像光学系等が汚染さ
れることを防止できる。一方、非撮影時には、単一のバ
リヤ部材で撮像光学系等を遮蔽可能としたので、そのキ
ズ付きや汚染を効果的に防止できるようになっている。
【0015】本発明のデジタルスチルカメラによれば、
撮像光学系が、カメラボディの正面中央部上方に設けら
れ、被写体側から見て、前記撮像光学系の右方に、セル
フタイマ撮影であることを知らせるセルフタイマ灯が設
けられ、被写体側から見て、前記セルフタイマ灯の右方
に、被写体までの距離を測定する測距装置の測距光投受
光口が設けられ、被写体側から見て、前記測距光投受光
口の右方に、ストロボ照射部とファインダ光学系とが設
けられ、前記ファインダ光学系は、前記ストロボ照射部
の下方に配置されており、更に、ストロボ照射光の発光
量を測定する測光センサの受光口は、前記ストロボ照射
部の近傍に配置されているので、デジタルスチルカメラ
を把持する撮影者の右手指が、これらの撮像光学系等に
触れにくくなり、それにより不用意に撮像光学系等が汚
染されることを防止できる。
【0016】本発明のデジタルスチルカメラによれば、
対物レンズと接眼レンズとで光軸がオフセットしたファ
インダ光学系を備えたデジタルスチルカメラであって、
前記対物レンズの上方に、ストロボ照射部が配置され、
前記接眼レンズの下方に画像を表示するモニタを配置し
たので、光軸がオフセットしたファインダ光学系を用い
た場合でも、カメラボディ内部の空間を有効に利用で
き、それによりデジタルスチルカメラの構成をよりコン
パクトにすることが可能となる。
【0017】本発明のデジタルスチルカメラによれば、
カメラボディと、撮像光学系と、ファインダ光学系と、
ストロボ照射部の少なくとも一つを遮蔽する遮蔽位置
と、開放する開放位置との間を移動自在なバリヤ部材
と、前記バリヤ部材を移動させる駆動部と、前記バリヤ
部材を、前記遮蔽位置と前記開放位置との間で案内する
案内部とを有し、前記開放位置は、前記撮像光学系と、
前記ファインダ光学系と、前記ストロボ照射部の少なく
とも前記一つの下方であって、かつ前記カメラボディの
内側であり、前記カバー部材は、前記遮蔽位置から前記
開放位置まで移動する間に、前記案内部により、下方向
及び前記カメラボディの背面側に向かう方向に案内され
るようになっているので、たとえば撮像光学系等を遮蔽
するために大型のバリヤ部材を採用した場合でも、カメ
ラボディ内部における撮像光学系等の下方にバリヤ部材
を収納することができ、それによりスペースの有効活用
を図ることができる。
【0018】CCDは、その特性上、大電流の発生源
(モニタ用バックライト、発光部、電源用回路基板、ス
トロボ装置等)や、高温発熱体(モニタ用バックライ
ト、発光部、電源用回路基板等)から隔置配置しなけれ
ばならない。そこで、本発明のデジタルスチルカメラに
よれば、ストロボ用回路基板と、電源回路基板と、制御
回路基板と、CCD用回路基板とを、正面側から背面側
へこの順序で配置したので、たとえストロボ用回路基板
又は電源回路基板において、大電流に基づき比較的大き
なノイズが生じたり、高温発熱したとしても、CCD用
回路基板にその影響が及ぶことを極力防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかるデジタルスチルカメラの正面図であり、図2は背
面図であり、図3は上面図であり、図4は右側面図であ
り、図5は下面図である。
【0020】デジタルスチルカメラ100のカメラボデ
ィ101は、前側パネル101aと、後側パネル101
bとから構成されている。図1において、前側パネル1
01aの右上には、横長の開口101cが形成されてい
る。開口101cは、開放位置に移動しているため図1
では図示されていないバリヤ部材により遮蔽可能となっ
ている。
【0021】開口101c内において、その左方端近傍
すなわちデジタルスチルカメラ100の略中央部上方に
は、撮像光学系102が配置されている。撮像光学系1
02の右方にはセルフタイマ撮影であることを知らせる
セルフタイマ灯103が設けられている。セルフタイマ
灯103の右方には、被写体までの距離を測定する赤外
線測距装置の赤外光投光口104aと、赤外光受光口1
04bとが上下に並んで設けられている。
【0022】更に、開口101c内において、赤外光受
光口104bの右方には、ストロボ照射部105が配置
されている。ストロボ照射部105の中心は、撮像光学
系102の光軸より上方に位置するようになっている。
ストロボ照射部105の下方であって、赤外光投光口1
04aの右方には、ファインダ光学系の対物レンズ10
6aが設けられている。ストロボ照射光の発光量を測定
する測光センサの受光口107は、ストロボ照射部10
5の下方であって、ファインダ光学系の対物レンズ10
6aの右方に配置されている。尚、開口101cの左方
であって、前側パネル101aの上縁近傍には、外部装
置との通信手段であるIrDA通信装置の赤外線投受光
口108が形成されている。
【0023】図2において、後側パネル101bの左方
上方には、ファインダ光学系の接眼レンズ106bが、
たとえば測距範囲外であることを示す警告LED109
と並んで配置されている。接眼レンズ106bの下方に
は、画像表示用のLCD110が配置されている。LC
D110の上縁右方には、メニュー・セットボタン11
1が配置され、その下方には、セレクトボタン112が
配置され、更にその下方には、LCD表示スイッチ11
3が配置されている。尚、メニュー・セットボタン11
1と、セレクトボタン112とで、LCD110の操作
用ボタンを構成する。
【0024】後側パネル101bの図2中右方には、撮
影者がデジタルスチルカメラ100を把持するために、
滑りにくい表面加工を施したグリップ部114が設けら
れている。グリップ部114の下端近傍であって、LC
D表示スイッチ113の右方には、画像データを記録す
るCFカードの排出を行うための排出ボタン115が配
置されている。
【0025】図3において、左方上部(撮影者側)に
は、ダイヤルリング116が回転自在に配置されてい
る。ダイヤルリング116の下方(被写体側)には、レ
リーズボタン117が配置されている。ダイヤルリング
116及びレリーズボタン117の左方には、パワース
イッチ118が配置されている。一方、図3において、
右方上部(撮影者側)には、4つのモード設定ボタン1
19が配置されている。モード設定ボタン119の下方
(被写体側)には、設定されたモード等を表示可能な反
射型のLCD120が配置されている。
【0026】図4において、後側パネル101bには、
縦長の開口101dが形成されており、かかる開口10
1d内には、後述するごとくCFカードCにアクセスす
るための装置(図4においては不図示)が配置されてい
る。
【0027】図5において、前側パネル101aの左方
に形成された開口101eは、電池ケースへの電池の挿
入口となっており、かかる開口101eは、電池蓋12
1により閉止されるようになっている。電池蓋121
は、後側パネル101bにヒンジ付けされ、開閉ボタン
121aの操作により開放・閉止できるようになってい
る。
【0028】本実施の形態によれば、図1に示すよう
に、被写体側から見て前側パネル101aの右上におけ
る開口101c内に配置した、撮像光学系102と、フ
ァインダ光学系の対物レンズ106aと、ストロボ照射
部105とを、単一のバリヤ(不図示)で遮蔽可能とし
ているため、デジタルスチルカメラ100を把持する撮
影者の右手指が、撮像光学系102と、ファインダ光学
系の対物レンズ106と、ストロボ照射部105に触れ
にくくなり、それにより不用意に撮像光学系102等が
汚染されることを防止できる。また、撮像光学系102
の一部を撮影者の手指が覆った場合、ファインダ光学系
106を除いている撮影者が気付かず、そのまま手指が
写り込んでしまうことがあるが、本実施の形態によれば
このような不具合も極力防止できる。一方、非撮影時に
は、単一のバリヤ部材で撮像光学系102等を遮蔽可能
としたので、それらのキズ付きや汚染を効果的に防止で
きるようになっている。
【0029】更に、本実施の形態によれば、赤外線測距
装置の赤外光投光口104aと、赤外光受光口104b
と、測光センサの受光口107と、セルフタイマ灯10
3を、前側パネル101aの開口101c内に配置し
て、単一のバリヤ部材で遮蔽可能としているので、これ
ら赤外光投光口104a等がデジタルスチルカメラ10
0を把持したときにも、撮影者の右手指が、撮像光学系
102等に触れにくくなり、それにより不用意に赤外光
投光口104a等が汚染されることを防止できる。一
方、非撮影時には、単一のバリヤ部材で赤外光投光口1
04a等を遮蔽可能としたので、そのキズ付きや汚染を
効果的に防止できるようになっている。
【0030】一方、IrDA通信装置の赤外線送受口1
08は、前側パネル101aの開口101c外に配置
し、すなわちバリヤ部材で遮蔽されない位置に配置され
ている。IrDA通信装置により外部に対し画像データ
を転送するなどの通信を行っているときは、通常非撮影
時であるので、撮像光学系102等のキズ付きを防止す
るために、通常バリヤ部材は遮蔽位置にあるのが好まし
い。ところが、バリヤ部材によって赤外線送受口108
が遮蔽されては、外部装置との通信が困難もしくは不能
となる恐れがある。そこで、本実施の形態においては、
バリヤ部材が遮蔽位置に移動しても、IrDA通信装置
により通信を可能とするため、その赤外線送受口108
を、開口101cの外に配置しているのである。
【0031】更に、撮像光学系102を、前側パネル1
01aの最も中央側に配置することにより、撮影者の手
指による汚染や写り込みの恐れを可能な限り低くしてい
る。また、ストロボ照射部105を、前側パネル101
aの最も周辺側、すなわち撮像光学系102から離して
配置することにより、ストロボ撮像時に被写体の目が赤
くなるいわゆる赤目現象を極力防止するようにしてい
る。
【0032】くわえて、ストロボ照射部105を、撮像
光学系102よりも上方に配置することにより、被写体
が人物等である場合に、ストロボ照射時になるべく上方
から光を照射するようにして、撮像された画像が不自然
とならないようにしている。
【0033】一方、ストロボ照射光の発光量を測定する
測光センサの受光口107は、ストロボ照射部105の
近傍に配置されているので、特にストロボ照射時の測光
精度を向上させることが可能となる。
【0034】尚、本実施の形態においては、撮像光学系
102と、赤外線測距装置の赤外光投光口104a及び
赤外光受光口104bと、ファインダ光学系の対物レン
ズ106aとは、この順序で前側パネル101aの中央
側から周辺側へと配置されている。この理由は、測距精
度を向上させるためには、撮像光学系102の光軸に、
赤外線測距装置の赤外光投光口104aと、赤外光受光
口104bの光軸とを近づける必要があるからである。
一方、ファインダ視野率を高くするためには、ファイン
ダ光学系の対物レンズ106aの光軸も、撮像光学系1
02の光軸に近づける必要があるが、測距精度を向上さ
せる方が優先されるため、上述した順序となっているの
である。また、測距用赤外光の的中精度を向上させるに
は、ファインダ光学系106と、赤外線投光口104a
とを近づけることが好ましいため、かかる上述した配置
となっている。
【0035】しかしながら、変形例にかかる図6に示す
ように、上下に並んだ赤外線測距装置の赤外光投光口1
04aと、赤外光受光口104bとの間に、ファインダ
光学系の対物レンズ106aを配置することもできる。
このように配置すれば、赤外線測距装置の赤外光投光口
104a及び赤外光受光口104bの光軸と同様に、対
物レンズ106aの光軸を、撮像光学系102の光軸に
近づけることができるため、測距精度を高く維持しなが
らも、ファインダ視野率を高めることが可能となる。
尚、撮像光学系102の近傍には、合焦駆動用モータ
(不図示)が併設されているため、赤外線測距装置の赤
外光投光口104a等の光軸を、撮像光学系102の光
軸に近づける場合、留意が必要である。
【0036】図7は、本実施の形態にかかるデジタルス
チルカメラの内部構成を、分解した状態で示す図である
が、図7においては、前側パネル及び後側パネルは省略
されて示されている。図7において、デジタルスチルカ
メラの中央には、剛性の高い枠状のシャーシ130が配
置され、その上部に、略平板状のトップシャーシ131
が取り付けられるようになっている。トップシャーシ1
31の上面には、レリーズボタン117や反射式LCD
120(図3)が取り付けられるようになっている。ま
たシャーシ130と、トップシャーシ131との間に
は、撮像光学系102等を含むユニット133が配置さ
れるようになっている。尚、ユニット133の、撮像光
学系102の後方には、CCD用回路基板150が配置
されている。
【0037】シャーシ130の図7中左方には、電池ケ
ース基部131aが形成されている。電池ケース基部1
31aに、シェル131bを取り付けることにより、電
池ケースが形成される。電池ケース基部131aの右方
には、ストロボ用コンデンサCdの収納室131cが形
成されている。
【0038】シャーシ131の内部には、シャーシ13
1の幅方向長さの半分ほどの電源回路基板134が、撮
像光学系102の光軸に対して直角な方向に延在するよ
うに配置される。更に、電源回路基板134の前方(被
写体側)には、縦長のストロボ用回路基板135が平行
に配置される。ストロボ用回路基板135の上端前方に
は、ストロボ照射部105が形成されている。ストロボ
用回路基板135の上端後方には、樹脂ケースに収納さ
れたトリガコイル136が配置されている。ストロボ用
回路基板135の前方には、保護カバー137が配置さ
れている。
【0039】一方、シャーシ131の後方(撮影者側)
には、シャーシ131の長手方向長さにほぼ等しい制御
回路基板138が、撮像光学系の光軸に対して直角な方
向に延在するように配置される。制御回路基板138の
図7中左方後側は、CFカードCの収納場所となってお
り、CFカードCにアクセスするためのコネクタ145
(図9)が設けられている。制御回路基板138の後方
には、画像表示用LCD110の取り付けフレーム13
9が配置されるようになっている。尚、LCD110
は、抑え板141により取り付けフレーム139に固定
されることとなる。取り付けフレーム139には、LC
D110を操作する操作ボタン112乃至113(図
2)を設けるための基板146が取り付けられている。
取り付けフレーム139の図7中左方には、CFカード
Cの排出機構140が設けられている。このように、取
り付けフレーム139を介して、LCD110や排出機
構140を取り付けるようにしているのは、その前方
(被写体側)に制御回路基板138が配置されているた
め、これらを直接シャーシ131に取り付けることが困
難だからである。
【0040】図8は、図1のデジタルスチルカメラをV
III−VIII線で切断して矢印方向に見た図であ
る。図8において、後側パネル101bやシャーシ13
1は省略して示されている。図8に示すように、上部に
配置されたファインダ光学系106は、内蔵されたプリ
ズム(不図示)の機能により上下にシフトした光軸を有
している。すなわち、対物レンズ106a側の光軸L1
に対し、接眼レンズ106b側の光軸L2は、上方に平
行にシフトしている。このようにすることにより、ファ
インダ光学系106の光路長を長くすることができる。
【0041】ところで、このように光軸がシフトしたフ
ァインダ光学系106を設置すると、そのシフト構成に
基づき、活用の難しい小スペースが生じる。本実施の形
態においては、対物レンズ106aの上方及び接眼レン
ズ106bの下方に、かかる小スペースが生じる。そこ
で、本実施の形態においては、対物レンズ106aの上
方には、ストロボ照射部105及びトリガコイル136
を配置し、接眼レンズ106bの下方には、画像表示用
のLCD110を配置して、活用されないデッドスペー
スを極力排除して、スペースの有効利用を図り、それに
よりデジタルスチルカメラ100のコンパクト化を達成
している。
【0042】更に、本実施の形態においては、LCD1
10の被写体側に制御回路基板138を配置しており、
かつ制御回路基板138の被写体側に、ストロボ用回路
基板135を配置しているので、デジタルスチルカメラ
100内部の狭いスペースを有効活用できるようになっ
ている。
【0043】一方、本実施の形態においては、図8に示
すように、ストロボ用回路基板135と、電源回路基板
134と、制御回路基板138と、モニタ用回路基板1
42と、CCD用回路基板150とを、正面(被写体
側)側から背面(撮影者側)側へこの順序で配置してい
る。この理由について以下に説明する。
【0044】CCDは、一般的にノイズに弱い特性を有
し、ノイズによって機能が損なわれる恐れがある。一
方、ストロボ用回路基板135と、電源回路基板134
には、ノイズが発生しやすいという特性がある。従っ
て、CCDを取り付けた、CCD用回路基板150は、
ストロボ用回路基板135と、電源回路基板134から
離す必要がある。
【0045】そこで、本実施の形態においては、ストロ
ボ用回路基板135及び電源回路基板134と、CCD
用回路基板150との間に、制御回路基板138と、モ
ニタ用回路基板142とを配置して、CCDに与えるノ
イズの影響を極力防止している。
【0046】更に、トリガコイル136は、電子素子の
中では比較的高さ及び奥行きがあるため、これをストロ
ボ用回路基板135の中央に実装すると、基板間隔が広
がって、デッドスペースが増大するという問題が生じ
る。そこで、本実施の形態においては、トリガコイル1
36を、ストロボ照射部105の背後であって、光軸が
プリズム(不図示)によりシフトされたファインダ光学
系106の近傍に生じたスペースに配置することによ
り、スペースの有効活用を図っているのである。
【0047】尚、図8に示すように、モニタ用回路基板
142は、その下端に背面発光用の蛍光灯110aを有
しており、かかる蛍光灯110aの照明光は、LCD1
10の背面に設けられた反射板110bを介して反射し
た後、LCD110を透過照明するようになっている。
従って、デジタルスチルカメラ100の背面側にそれぞ
れ設けられたCCD用回路基板150と、LCD110
と、蛍光灯110a並びにモニタ用回路基板142と
が、デジタルスチルカメラ100の前後方向において重
なって配置され、かつデジタルスチルカメラ100の上
面側から底面側に向かって、この順序で配置されてお
り、それによりCCD用回路基板150と、蛍光灯11
0a並びにモニタ用回路基板142とは、LCD110
によって隔てられているため、CCDに与える蛍光灯1
10aのノイズの影響を極力抑止できるようになってい
る。
【0048】図9は、図1の示すデジタルスチルカメラ
をIX−IX線で切断して矢印方向に見た図である。図
10は、CFカードの排出機構の概略を示す斜視図であ
る。図9において、電池ケースに収納された電池Btの
背面側(撮影者側)には、制御回路基板138が配置さ
れており、制御回路基板138の上縁には、CFカード
Cにアクセスするためのコネクタ145が配置されてい
る。
【0049】図10において、CFカードの排出機構1
40は、排出ボタン115と、排出ボタン115に連結
されて水平方向に移動自在なプッシュロッド115a
と、中央近傍で枢支され回転自在な梃子部材115bと
から構成されている。
【0050】CFカードを排出する場合には、撮影者が
デジタルスチルカメラ100を両手で把持し、その右手
親指で排出ボタン115を押しながら、水平方向にカメ
ラ中央部に向かってスライドさせると、プッシュロッド
115aが梃子部材115bの下端を押して回転させ、
それにより梃子部材115bの上端がCFカードCを押
すことにより、CFカードCの排出動作が行われるよう
になっている。まず、排出ボタン115を押さない限
り、スライドできないようになっているため、それによ
り誤操作が防止される。
【0051】本実施の形態によれば、図9に示すよう
に、電池ケースとコネクタ145とをデジタルスチルカ
メラ100の厚さ方向に並置しているので、排出ボタン
115をデジタルスチルカメラ100の背面に設置する
ことが可能となった(図2参照)。従来技術によれば、
排出ボタンは、デジタルスチルカメラの底面に設けらる
ことが多かったため、その操作性に問題があった。本実
施の形態のごとく、排出ボタン115をデジタルスチル
カメラ100の背面に設置できれば、両手でデジタルス
チルカメラ100を把持しつつ、CFカードの排出動作
が行えるため、操作性が向上することとなった。
【0052】更に、電池ケースに収納された3本の電池
Btと、CFカードCの幅及び高さがほぼ等しくなって
いるため、デジタルスチルカメラ100内部に極力デッ
ドスペースが生じないようにすることができる。
【0053】本実施の形態によれば、排出ボタン115
を、デジタルスチルカメラ100の背面における、グリ
ップ部114の近傍に配置しているので、操作者が操作
しやすいものとなっている。
【0054】更に、排出ボタン115は、デジタルスチ
ルカメラ10の背面下方に配置されているため、その底
面に配置される場合に比し、操作性が向上する。一方、
背面上方に排出ボタンを配置すると、撮影時に邪魔にな
る恐れがあるが、本実施の形態によれば、背面下方に設
けられているので、撮影の邪魔となる恐れは低くなって
いる。また、排出ボタン115をLCD110から離し
て設けることにより、操作者の手指がLCD110に不
用意に触れて、汚染してしまうようなことを防止するこ
とができる。尚、LCD110を積極的に汚染から防止
するために、たとえば排出ボタン115に連動してLC
D110の画面を遮蔽するシャッタのごとき機構を設け
ることが考えられる。
【0055】操作者が、排出ボタン115を、デジタル
スチルカメラ100の背面に沿って中央側に押圧するこ
とにより、CFカードCが排出されるようになっている
ので、両手でデジタルスチルカメラ100を把持した操
作者は、自然な体勢で排出ボタン115を操作でき、か
つ楽に排出ボタン115を押してスライドできるように
なっている。
【0056】また、LCD110の取り付けフレーム1
39に、排出ボタン115を含む、排出機構140を設
けているので、コンパクトな構成が達成されるようにな
っている。
【0057】更に、図9に示すように、グリップ部11
4の内方で、電池Btの電池ケースと、制御回路基板1
38と、CFカードのコネクタ145と、排出機構14
0とが、デジタルスチルカメラ100の前面側から背面
側へこの順序で配置されているので、デジタルスチルカ
メラ100内部の狭いスペースを有効利用できることと
なる。
【0058】図11は、前側パネルの一部を切り欠いて
示すデジタルスチルカメラ100の正面図であり、バリ
ヤ部材を駆動する機構を示す図である。本実施の形態の
デジタルスチルカメラ100は、バリヤ駆動装置200
を有している。バリヤ駆動装置200は、横長矩形板状
のバリヤ部材201を遮蔽位置と開放位置との間で駆動
するよう機能する。遮蔽位置に移動したバリヤ部材20
1は、前側パネル101aの開口101cを遮蔽するよ
うになっており、かかる状態では、撮像光学系102
と、赤外線測距装置の赤外線照光口104a及び受光口
104bと、ストロボ照射部105と、ファインダ光学
系の対物レンズ106aと、セルフタイマ灯103と、
測光口107とを全て遮蔽するようになっている。
【0059】一方、バリヤ部材201は、前側パネル1
01aの開口101cの下方であって、前側パネル10
1aの内側に設けられた開放位置に移動することによ
り、撮像光学系102と、赤外線測距装置の赤外線照光
口104a及び受光口104bと、ストロボ照射部10
5と、ファインダ光学系の対物レンズ106aと、セル
フタイマ灯103と、測光口107とを全て開放するよ
うになっている。
【0060】バリヤ駆動装置200は、バリヤ部材20
1に駆動力を伝達する駆動部210と、バリヤ部材20
1の案内部220とから構成されている。まず、駆動部
210について説明する。駆動部210は、デジタルス
チルカメラ100の下方に配置された電動モータ211
と、電動モータ211の回転軸に取り付けられたピニオ
ン211aに動力伝達可能に係合するギヤ列212と、
ギヤ列212に動力伝達可能に係合するギヤ213aを
取り付けており、垂直方向に延在する駆動軸すなわちね
じ軸213と、ねじ軸213に係合するナット部材21
4と、ナット部214に連結されたスライド部材215
(図11においては中央を切り欠いて図示)と、スライ
ド部材215とバリヤ部材201とを連結する連結部材
216とを有している。尚、電動モータ211の動力
は、不図示の切換部材を用いて、撮影レンズ13のズー
ム駆動用、記録媒体であるCFカード(図11において
不図示)の引き込み・取り出し駆動用、あるいは照射角
変更可能なストロボ装置の発光部15の駆動用として使
用しても良い。
【0061】ナット部材214には、ナット部材214
と共に一体的に移動する遮光板214aが設けられてい
る。ねじ軸213の上端近傍及び下端近傍には、位置検
出素子である光センサPS1,PS2が設けられてい
る。光センサPS1,PS2は、それぞれ発光部と受光
部(不図示)とを有し、発光部から照射された検出光
が、遮光板214aに遮光されることにより、ナット部
材214が光センサPS1,PS2に近接したことを検
出できるようになっている。
【0062】水平方向に延在した細長角柱状のスライド
部材215は、両端近傍において、垂直方向に貫通する
孔215aを形成している。孔215a内を、デジタル
スチルカメラ110のボディに固定的に取り付けられた
一対のガイド軸217が貫通している。従って、スライ
ド部材215は、ガイド軸217に沿って垂直方向に移
動可能となっている。
【0063】図12は、スライド部材215の右方端側
を拡大して示す図である。以下、図12を参照してスラ
イド部材215と連結部材216について説明するが、
これらは水平方向両側で鏡像的構成を有しているため、
片側の構成についてのみ説明する。
【0064】図12において、スライド部材215は、
その端部近傍上部に切欠部215bを形成している。切
欠部215bの内方側壁には、水平方向に延在する円筒
部215cが形成されている。円筒部215cは、連結
部材216の下端近傍に形成された下方孔216aに、
相対回転可能に係合している。尚、切欠部215bの水
平方向長さは、円筒部215cの延在長さと、連結部材
216の水平方向厚さとを足し合わせた長さより大きく
なっているため、連結部材216を切欠部215b内に
侵入させて、左方に移動させることにより、円筒部21
5cと下方孔216aとの係合が可能となっている。
【0065】一方、連結部材216の上端近傍には、上
方孔216bが形成されており、この上方孔216b内
を、水平方向に延在する支持軸218が貫通し、支持軸
218に対して連結部材216は回転自在に支承されて
いる。貫通した支持軸218の端部は、バリヤ部材20
1の下端に設けられた隆起部201aに形成された支持
孔201b内に係合している。
【0066】次に、案内部220について図13を参照
して説明する。図13(a)は、図11の構成をXII
−XII線で切断して矢印方向に見た断面図であり、バ
リヤ部材201が遮蔽位置にある状態を示す図である。
図13(b)は、バリヤ部材201が遮蔽位置から少し
下方に移動した状態を示す図13(a)と同様な断面図
であり、図13(c)は、バリヤ部材201が開放位置
にある状態を示す図である。尚、図3においては、理解
を容易とすべく、案内部220以外の内部構成について
は、省略して示している。
【0067】以下、案内部220について説明するが、
水平方向両側で鏡像的構成を有していることから、案内
部220の片側部分についてのみ説明する。案内部22
0は、カム部材221と、フォロワ部201c、201
dとから構成されている。上下に延在する板状のカム部
材221は、2つのカム孔221a、221bを有して
いる。円筒状のフォロワ部201c、201dは、バリ
ヤ部材201の側部において、その上端及び下端から水
平方向に突出している。
【0068】上方のカム孔221aは、略垂直方向に延
在しているが、その下方端221cは、わずかに前側
(図中左方)にシフトしている。一方、下方のカム孔2
21bも、略垂直方向に延在しているが、その上方端2
21dは、比較的大きくに前側(図中左方)に折れ曲が
っている。フォロワ部201cはカム孔221aに係合
し案内されるようになっており、フォロワ部201dは
カム孔221bに係合し案内されるようになっている。
尚、図13に示すように、前側パネル101aの前方
(図中左方)中央はわずかに隆起しており、バリヤ部材
201は、前側パネル101aの形状と一体化するよう
に湾曲した形状を有している。
【0069】図14は、図11の構成をIV−IV線で
切断して矢印方向に見た図である。図14においては、
駆動部210の側面が示されており、バリヤ部材201
が遮蔽位置にあるときに、スライド部材215に対して
連結部材216は、上端が前側(図中左方に)傾動する
ようになっている。
【0070】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。まず、デジタルスチルカメラ10において、バリヤ
部材201は、図11,13に示すように、撮像光学系
102等を遮蔽する遮蔽位置にあるものとする。かかる
状態から、操作者が不図示の開閉スイッチを操作するこ
とにより、不図示の電源から電力が供給され、電動モー
タ211は回転出力を発生することとなる。
【0071】電動モータ211の回転出力は、ギヤ列2
12を介して減速されつつ、ねじ軸213に伝達され
る。ねじ軸213が回転すると、その螺動に従い、ナッ
ト部材214が下方に移動するようになる。ナット部材
214が下方に移動すると、スライド部材215及び連
結部材216を介して、バリヤ部材201が追従し下方
に移動することとなる。ナット部材214に設けられた
遮光板214aが、下方のセンサPS2の前方に到達す
ると、その検出光を遮光することとなり、それによりセ
ンサPS2は、バリヤ部材201が開放位置に到達した
ことを検出できる。センサPS2の検出に応動して、電
動モータ211に対する電力の供給が停止されるように
なっている。
【0072】一方、バリヤ部材201が開放位置にある
状態から、ユーザーが不図示の開閉スイッチを操作する
と、電動モータ211は逆方向に回転させ、それにより
バリヤ部材201は上方へと移動することとなる。ナッ
ト部材214の遮光板214aが、上方のセンサPS1
の前方に到達したときに、センサPS1は、バリヤ部材
201が遮蔽位置に到達したことを検出でき、それに応
動して、電動モータ211に対する電力の供給が停止さ
れるようになっている。
【0073】更に、バリヤ部材201が遮蔽位置から開
放位置へと移動する時間は、デジタルスチルカメラ10
のパワースイッチ(不図示)から、各部が撮像可能な状
態になるまで(通常2秒程度)の時間にほぼ等しくなっ
ており、それにより電子系と光学系の準備をほぼ同時に
完了させるようになっている。
【0074】ところで、開閉スイッチを操作した後、所
定時間が経過しても、バリヤ部材201が開放位置又は
遮蔽位置へ移動しなかった場合、バリヤ部材201にた
とえばユーザーの衣服等が引っかかって、その移動を邪
魔しているというトラブルが考えられる。かかる状態を
放置すると、電動モータ211の破損を招く恐れがあ
る。
【0075】図15は、かかる問題点を解消することが
可能な、バリヤ部材201の開閉制御を行う制御系を示
すブロック図である。図15において、制御部301
は、駆動部200の電動モータ211の電力供給を制御
でき、またデジタルスチルカメラ10の上面に設けられ
た反射式LCD120の表示を制御できるようになって
いる。更に、制御部301は、バリヤ部材201の開閉
スイッチ302と、光センサPS1,PS2と、再起動
スイッチ305に接続されて、これらからの操作または
検出信号を受信できるようになっている。また、制御部
301は、適宜タイマ303をスタートさせ停止させる
ことができるようになっている。
【0076】図16は、図15に示す制御系の制御を示
すフローチャートである。図16のステップS101に
おいて、ユーザーの操作に基づき開閉スイッチ301が
オンとなったことに応動して、制御部301は、ステッ
プS102において、タイマ303をスタートさせる。
ステップS103において、タイマ303が所定時間
(たとえばバリヤ部材201が遮蔽位置と開放位置との
間を正常に移動する時間の1.5倍)を計時する前に、
ステップS104において、光センサPS1又はPS2
がオン状態となったと判断すれば、制御部301は、ス
テップS105において、電動モータ211を停止させ
る。
【0077】一方、光センサPS1又はPS2がオン状
態になる前に、タイマ303が所定時間を計時すれば、
バリヤ部材201が何らかのトラブルにより、その開閉
動作を強制的に停止させられた可能性が高い。そこで、
かかる場合制御部301は、ステップS106におい
て、デジタルスチルカメラ100の上部に配置された反
射式LCD120により、警告表示を行うようにする。
かかる表示を見ることにより、ユーザーは、バリヤ部材
201が強制停止させられたことがわかる。尚、ユーザ
ーの注意を喚起するために、たとえば表示の代わりにブ
ザー等警告音を用いたり、又は警告音を表示と併用する
ようにしても良い。ついで、制御部301は、ステップ
S107において電動モータ211を停止させ、過負荷
状態から開放して、電動モータ211の保護を図るよう
にする。
【0078】ここで、ユーザーが、バリヤ部材201が
強制停止したトラブルを除去した後、再起動スイッチ3
05を操作すると(ステップS108)、制御部301
は、ステップS109において上述した警告を中止し、
フローをステップS102へと戻して、再度タイマ30
3をスタートさせるようになっている。
【0079】このように本実施の形態によれば、バリヤ
部材201の面積が大きいため、衣服等の異物が挟まる
恐れが高いが、異物が挟まる等によりバリヤ部材201
が強制停止させられても、それを検出して自動的に電動
モータ211を停止し、それにより電動モータ211の
破損を防止することができるようになっている。尚、バ
リヤ部材201が開放位置から遮蔽位置へと移動する際
に、まずファインダ光学系106の対物レンズ106a
が遮蔽されるようになっているので、その途中で強制停
止させられた場合に、上述した警告表示を見なくても、
ファインダ光学系106を覗いているユーザーは、かか
る不具合を認識できるようになっている。バリヤ部材2
01の強制停止を検出するには、タイマの代わりに、電
動モータ211に電力が供給されているにもかかわら
ず、その回転軸が停止させられたときに生じる逆起電力
を用いることも考えられる。
【0080】次に、バリヤ部材201の上下移動の際に
おける、その姿勢変化について説明する。図13(a)
に示す開放位置において、バリヤ部材201は、前側パ
ネル101aの開口101cを閉じることにより、塵埃
等の異物が開口101cを介して侵入することを防止し
ている。かかる状態から電動モータ211の駆動力に基
づき下方移動を開始すると、バリヤ部材201のフォロ
ワ部201c、201dは、カム部材221のカム孔2
21a、221bに沿って、それぞれ下方に移動するこ
ととなる。このとき、図13(a)に示すように、下側
のフォロワ201dが、カム孔221bの上端201d
に沿って斜め後方(図中右方)に下降する。この動作に
より、バリヤ部材201の下端は、連結部材216に引
っ張られて、同様に斜め後方に下降するようになってい
る。それによりバリヤ部材201の下端は、前側パネル
101aの開口101cの下縁から離脱できるようにな
っている。
【0081】前側パネル101aは中央が隆起している
ため、バリヤ部材201は、その下端が後方に傾いた姿
勢のまま垂直に下降しても、前側パネル101aとバリ
ヤ部材201とは接触しないようになっている。バリヤ
部材201が開放位置に到達する直前で、上方のフォロ
ワ部201cが、カム孔221aの下端221cにより
前方にシフトされるため、バリヤ部材201の上端は、
より前側パネル101aに近接することとなる(図13
(c)参照)。従って、開放位置に移動したバリヤ部材
201は、前方に湾曲した前側パネル101aに近接し
たまま保持され、それによりデジタルスチルカメラ10
の内部の空間を有効に活用できる。尚、バリヤ部材20
1は、上述したように前方に湾曲した形状を有するが、
類似して湾曲した前側パネル101aの裏側に丁度入り
込むようになっており、より内部空間の有効利用が確保
される。
【0082】特に本実施の形態においては、撮像光学系
102等を、デジタルスチルカメラ100の正面右上部
に集中的に配置するようにした結果、デジタルスチルカ
メラ100の内部における正面右下部に、スペースの余
裕がある程度生じた。そこで、かかるスペースの有効活
用を図るため、かかる場所をバリヤ部材201の開放位
置として、バリヤ部材201を収納するようにしている
のである。
【0083】更に、本実施の形態においては、バリヤ部
材201とスライド部材215とを、それらに対して回
動自在な連結部材216により連結しているので、図1
4に示すような遮蔽位置と、開放位置との間をバリヤ部
材201が移動するときに、スライド部材215に対し
てその姿勢変化を許容するようになっている。
【0084】このように、本実施の形態によれば、バリ
ヤ部材201が遮蔽位置から開放位置へと移動するとき
に、単に所定面上を移動するのではなく、まず下端が後
退し下降した後上端が前方にシフトするように姿勢変化
を行うようになっている。すなわち、回転(第1)方向
移動と平行(第2)方向移動とを組み合わせて行うよう
になっているので、複雑な形状のバリヤ部材201であ
っても、デジタルスチルカメラ100の内部における所
定の格納場所に格納することが可能となる。それによ
り、バリヤ部材を、デジタルスチルカメラ10の前側パ
ネル101aと一体化した形状とすることもできること
となり、デザイン上の自由度が拡大する。
【0085】更に、本実施の形態によれば、バリヤ部材
201の駆動装置は、撮像光学系102と、ファインダ
光学系106の対物レンズ106aと、ストロボ照射部
105の下方に配置されているので、デジタルスチルカ
メラ100の内部の狭いスペースを有効活用することが
できる。
【0086】また、CCD用回路基板150(図8)
は、バリヤ部材201を駆動するモータ211から隔置
されて配置されるため、CCDが、モータ211から発
生するノイズの影響を受けることを極力抑止できるよう
になっている。
【0087】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
【0088】
【発明の効果】本発明によるデジタルスチルカメラによ
れば、被写体側から見てカメラボディの右上に配置し
た、少なくとも撮像光学系と、ファインダ光学系と、ス
トロボ照射部とを、単一のバリヤ部材で遮蔽可能とした
ので、デジタルスチルカメラを把持する撮影者の右手指
が、撮像光学系と、ファインダ光学系と、ストロボ照射
部に触れにくくなり、それにより不用意に撮像光学系等
が汚染されることを防止できる。一方、非撮影時には、
単一のバリヤ部材で撮像光学系等を遮蔽可能としたの
で、そのキズ付きや汚染を効果的に防止できるようにな
っている。
【0089】本発明のデジタルスチルカメラによれば、
撮像光学系が、カメラボディの正面中央部上方に設けら
れ、被写体側から見て、前記撮像光学系の右方に、セル
フタイマ撮影であることを知らせるセルフタイマ灯が設
けられ、被写体側から見て、前記セルフタイマ灯の右方
に、被写体までの距離を測定する測距装置の測距光投受
光口が設けられ、被写体側から見て、前記測距光投受光
口の右方に、ストロボ照射部とファインダ光学系とが設
けられ、前記ファインダ光学系は、前記ストロボ照射部
の下方に配置されており、更に、ストロボ照射光の発光
量を測定する測光センサの受光口は、前記ストロボ照射
部の近傍に配置されているので、デジタルスチルカメラ
を把持する撮影者の右手指が、これらの撮像光学系等に
触れにくくなり、それにより不用意に撮像光学系等が汚
染されることを防止できる。
【0090】本発明のデジタルスチルカメラによれば、
対物レンズと接眼レンズとで光軸がオフセットしたファ
インダ光学系を備えたデジタルスチルカメラであって、
前記対物レンズの上方に、ストロボ照射部が配置され、
前記接眼レンズの下方に画像を表示するモニタを配置し
たので、光軸がオフセットしたファインダ光学系を用い
た場合でも、カメラボディ内部の空間を有効に利用で
き、それによりデジタルスチルカメラの構成をよりコン
パクトにすることが可能となる。
【0091】本発明のデジタルスチルカメラによれば、
カメラボディと、撮像光学系と、ファインダ光学系と、
ストロボ照射部の少なくとも一つを遮蔽する遮蔽位置
と、開放する開放位置との間を移動自在なバリヤ部材
と、前記バリヤ部材を移動させる駆動部と、前記バリヤ
部材を、前記遮蔽位置と前記開放位置との間で案内する
案内部とを有し、前記開放位置は、前記撮像光学系と、
前記ファインダ光学系と、前記ストロボ照射部の少なく
とも前記一つの下方であって、かつ前記カメラボディの
内側であり、前記カバー部材は、前記遮蔽位置から前記
開放位置まで移動する間に、前記案内部により、下方向
及び前記カメラボディの背面側に向かう方向に案内され
るようになっているので、たとえば撮像光学系等を遮蔽
するために大型のバリヤ部材を採用した場合でも、カメ
ラボディ内部における撮像光学系等の下方にバリヤ部材
を収納することができ、それによりスペースの有効活用
を図ることができる。
【0092】CCDは、その特性上、大電流の発生源
(モニタ用バックライト、発光部、電源用回路基板、ス
トロボ装置等)や、高温発熱体(モニタ用バックライ
ト、発光部、電源用回路基板等)から隔置配置しなけれ
ばならない。そこで、本発明のデジタルスチルカメラに
よれば、ストロボ用回路基板と、電源回路基板と、制御
回路基板と、CCD用回路基板とを、正面側から背面側
へこの順序で配置したので、たとえストロボ用回路基板
又は電源回路基板において、大電流に基づき比較的大き
なノイズが生じたり、高温発熱したとしても、CCD用
回路基板にその影響が及ぶことを極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの
正面図である。
【図2】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの
背面図である。
【図3】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの
上面図である。
【図4】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの
右側面図である。
【図5】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの
下面図である。
【図6】本実施の形態の変形例を示す図である。
【図7】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの
内部構成を示す図である。
【図8】図1のデジタルスチルカメラをVIII−VI
II線で切断して矢印方向に見た図である。
【図9】図1の示すデジタルスチルカメラをIX−IX
線で切断して矢印方向に見た図である。
【図10】CFカードの排出機構の概略を示す斜視図で
ある。
【図11】本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラ
の正面図である。
【図12】スライド部材215の右方端側を拡大して示
す図である。
【図13】図13(a)は、図11の構成をXIII−
XIII線で切断して矢印方向に見た断面図であり、バ
リヤ部材201が遮蔽位置にある状態を示す図である。
図13(b)は、バリヤ部材201が遮蔽位置から少し
下方に移動した状態を示す図13(a)と同様な断面図
であり、図13(c)は、バリヤ部材201が開放位置
にある状態を示す図である。
【図14】図11の構成をXIV−XIV線で切断して
矢印方向に見た図である。
【図15】バリヤ部材201の開閉制御を行う制御系を
示すブロック図である。
【図16】図15の制御系による、バリヤ部材201の
開閉制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 デジタルスチルカメラ 101a 前側パネル 101b 後側パネル 102 撮像光学系 103 セルフタイマ灯 104a 測距装置の赤外線照光口 104b 測距装置の赤外線受光口 105 ストロボ照射部 106 ファインダ光学系 110 LCD 115 CFカード排出操作ボタン 134 電源回路基板 135 ストロボ用回路基板 136 トリガコイル 138 制御回路基板 142 モニタ用回路基板 150 CCD用回路基板 201 バリヤ部材 210 駆動部 211 電動モータ 212 ギヤ列 213 ねじ軸 214 ナット部材 215 スライド部材 216 連結部材 217 ガイド軸 220 案内部 221 カム部材 221a、221b カム孔 201c、201d フォロワ部 301 制御部 302 バリヤ部材の開閉スイッチ 303 タイマ 305 バリヤ部材の再起動スイッチ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体側から見てカメラボディの右上に
    配置した、少なくとも撮像光学系と、ファインダ光学系
    と、ストロボ照射部とを、単一のバリヤ部材で遮蔽可能
    としたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体までの距離を測定する測距装置の
    測距光投受光口と、ストロボ照射光の発光量を測定する
    測光センサの受光口と、セルフタイマ撮影であることを
    知らせるセルフタイマ灯の少なくとも一つを、前記カメ
    ラボディの右上に配置して、前記バリア部材で遮蔽可能
    としたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルスチ
    ルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記デジタルスチルカメラは、無線式通
    信装置を備え、前記無線式通信装置の通信波送受口は、
    前記カメラボディの、前記バリヤ部材で遮蔽されない位
    置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のデジタルスチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記撮像光学系は、前記カメラボディの
    最も中央側に配置され、前記ストロボ照射部は、前記カ
    メラボディの最も周辺側に配置されていることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルスチル
    カメラ。
  5. 【請求項5】 前記ストロボ照射部は、前記撮像光学系
    よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載のデジタルスチルカメラ。
  6. 【請求項6】 ストロボ照射光の発光量を測定する測光
    センサの受光口は、前記ストロボ照射部の下方近傍に配
    置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のデジタルスチルカメラ。
  7. 【請求項7】 被写体までの距離を測定する測距装置の
    測距光投受光口が設けられ、前記撮像光学系と、前記測
    距口投受光口と、ファインダ光学系とは、この順序で前
    記カメラボディの中央側から周辺側へと配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のデ
    ジタルスチルカメラ。
  8. 【請求項8】 被写体までの距離を測定する測距装置の
    測距光投光口及び測距光受光口とが設けられ、前記ファ
    インダ光学系の対物レンズは、上下に並んだ前記測距光
    投光口と前記測距光受光口との間に配置されていること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のデジタ
    ルスチルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記バリヤ部材の駆動装置は、前記撮像
    光学系と、前記ファインダ光学系と、前記ストロボ照射
    部の内の少なくとも一つの下方に配置されていることを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のデジタル
    スチルカメラ。
  10. 【請求項10】 撮像光学系が、カメラボディの正面中
    央部上方に設けられ、 被写体側から見て、前記撮像光学系の右方に、セルフタ
    イマ撮影であることを知らせるセルフタイマ灯が設けら
    れ、 被写体側から見て、前記セルフタイマ灯の右方に、被写
    体までの距離を測定する測距装置の測距光投受光口が設
    けられ、 被写体側から見て、前記測距光投受光口の右方に、スト
    ロボ照射部とファインダ光学系とが設けられ、 前記ファインダ光学系は、前記ストロボ照射部の下方に
    配置されており、 更に、ストロボ照射光の発光量を測定する測光センサの
    受光口は、前記ストロボ照射部の近傍に配置されている
    ことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  11. 【請求項11】 対物レンズと接眼レンズとで光軸が上
    下にオフセットしたファインダ光学系を備えたデジタル
    スチルカメラにおいて、 前記対物レンズの上方に、ストロボ照射部が配置され、
    前記接眼レンズの下方に画像を表示するモニタを配置し
    たことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  12. 【請求項12】 前記モニタは、液晶表示モニタであ
    り、前記モニタの被写体側に制御回路基板を配置したこ
    とを特徴とする請求項11に記載のデジタルスチルカメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記制御回路基板の被写体側に、スト
    ロボ用回路基板及び電源回路基板の少なくとも一方を配
    置したことを特徴とする請求項12に記載のデジタルス
    チルカメラ。
  14. 【請求項14】 画像データを記録する記録媒体の排出
    を行うための操作部材を、カメラボディの背面におけ
    る、前記カメラボディを把持するグリップ部の近傍に配
    置していることを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  15. 【請求項15】 前記操作部材は、前記カメラボディの
    背面下方に配置されていることを特徴とする請求項14
    に記載のデジタルスチルカメラ。
  16. 【請求項16】 前記操作部材を、前記カメラボディの
    背面に沿って中央側に押圧することにより、前記記録媒
    体は排出されるようになっていることを特徴とする請求
    項15に記載のデジタルスチルカメラ。
  17. 【請求項17】 画像を表示するモニタを取り付けた部
    材に、前記操作部材を含む、前記記録媒体の排出機構を
    設けたことを特徴とする請求項14又は15に記載のデ
    ジタルスチルカメラ。
  18. 【請求項18】 前記グリップ部において、電池ボック
    スと、制御回路基板と、前記記録媒体のコネクタ部と、
    前記記録媒体の排出機構とが、前記カメラボディの全面
    側から背面側へこの順序で配置されていることを特徴と
    する請求項14乃至17のいずれかに記載のデジタルス
    チルカメラ。
  19. 【請求項19】 カメラボディと、 撮像光学系と、ファインダ光学系と、ストロボ照射部の
    少なくとも一つを遮蔽する遮蔽位置と、開放する開放位
    置との間を移動自在なバリヤ部材と、 前記バリヤ部材を移動させる駆動部と、 前記バリヤ部材を、前記遮蔽位置と前記開放位置との間
    で案内する案内部とを有し、 前記開放位置は、前記撮像光学系と、前記ファインダ光
    学系と、前記ストロボ照射部の少なくとも前記一つの下
    方であって、かつ前記カメラボディの内側であり、 前記カバー部材は、前記遮蔽位置から前記開放位置まで
    移動する間に、前記案内部により、下方向及び前記カメ
    ラボディの背面側に向かう方向に案内されるようになっ
    ていることを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  20. 【請求項20】 前記開放位置は、前記カメラボディに
    設けられた湾曲した正面パネルの裏側であることを特徴
    とする請求項19に記載のデジタルスチルカメラ。
  21. 【請求項21】 ストロボ用回路基板と、電源回路基板
    と、制御回路基板と、CCD用回路基板を、正面側から
    背面側へこの順序で配置したことを特徴とするデジタル
    スチルカメラ。
  22. 【請求項22】 前記制御回路基板と、前記CCD用回
    路基板との間には、モニタ用回路基板が配置されている
    ことを特徴とする請求項21に記載のデジタルスチルカ
    メラ。
  23. 【請求項23】 前記ストロボ用回路基板に取り付けら
    れたトリガコイルは、光軸がオフセットしたファインダ
    光学系のプリズムと、カメラボディとの間に生じたスペ
    ースに配置されることを特徴とする請求項21又は22
    に記載のデジタルスチルカメラ。
  24. 【請求項24】 前記デジタルスチルカメラの背面側に
    それぞれ設けられた前記CCD用回路基板と、モニタ表
    示部と、モニタ用バックライト並びに回路基板とが、前
    記デジタルスチルカメラの前後方向において重なって配
    置され、かつ前記デジタルスチルカメラの上面側から底
    面側に向かって、この順序で配置されており、 前記CCD用回路基板と、前記モニタ用バックライト並
    びに回路基板とは、前記モニタ表示部によって隔てられ
    ていることを特徴とする請求項21乃至23のいずれか
    に記載のデジタルスチルカメラ。
JP10360000A 1998-12-04 1998-12-04 デジタルスチルカメラ Pending JP2000171858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360000A JP2000171858A (ja) 1998-12-04 1998-12-04 デジタルスチルカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360000A JP2000171858A (ja) 1998-12-04 1998-12-04 デジタルスチルカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000171858A true JP2000171858A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18467384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10360000A Pending JP2000171858A (ja) 1998-12-04 1998-12-04 デジタルスチルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000171858A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4452853B2 (ja) 撮影装置
US4557571A (en) Compact camera with flash unit
JPH04275534A (ja) 電子スチル用アダプター装着可能な1眼レフカメラ
JPH1188750A (ja) 電子カメラ
JP2020112637A (ja) 撮像装置
JP2007034809A (ja) 小型光学系ユニットおよび小型携帯機器
JP2000171858A (ja) デジタルスチルカメラ
JP3513187B2 (ja) 電子カメラ
JP2007142902A (ja) 撮像装置
JP2006317710A (ja) デジタルカメラ
JP6657805B2 (ja) 光学機器
JP2004126417A (ja) カメラ
JP2000147600A (ja) カバー駆動装置及びデジタルスチルカメラ
JP4645193B2 (ja) 撮像装置
JP3541970B2 (ja) 電子カメラ用アダプタ
KR0127344Y1 (ko) 프로젝터 일체형 캠코더의 눈 보호장치
JP2001194711A (ja) 撮像装置
JPH118786A (ja) 電子的撮像装置
JP2023128253A (ja) 撮像装置
JP2000122172A (ja) 一眼レフカメラ
JP2008286975A (ja) プリンタ装置
JPH118787A (ja) 電子的撮像装置
JPH10333222A (ja) 電子的撮像装置
JPH1138490A (ja) カメラ
JPH10333231A (ja) 電子的撮像装置