JP2000171718A - 共焦点光走査装置 - Google Patents

共焦点光走査装置

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JP2000171718A
JP2000171718A JP34217798A JP34217798A JP2000171718A JP 2000171718 A JP2000171718 A JP 2000171718A JP 34217798 A JP34217798 A JP 34217798A JP 34217798 A JP34217798 A JP 34217798A JP 2000171718 A JP2000171718 A JP 2000171718A
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confocal
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Atsushi Okawa
敦 大川
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適化された共焦点画像を表示する。 【解決手段】 画像処理部6は、A/D変換器43、画
像メモリ44、演算部45、D/A変換器46から構成
される。A/D変換器43は、前記光検出部5からのア
ナログ電気信号をデジタル信号に変換する。画像メモリ
44は、前記カラーモニタ7の1画素につき1つの格納
場所であるメモリセルの番地を指定し、データを読み書
きする機能を持つ。演算部45ではコントラスト・ブラ
イトネス補正、各種フィルタリング処理、擬似カラー表
示処理及びγ補正処理のいずれかあるいはそれらを組み
合わせた処理が施される。各種処理を施された電気信号
はD/A変換器46でD/A変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共焦点光走査装置、
更に詳しくは共焦点光走査により得られる画像の処理部
分に特徴のある共焦点光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生体組織や細胞を光軸方向に分解
能の良く観察する手段として、光走査型の共焦点顕微鏡
が知られている。しかし、この場合、通常の共焦点顕微
鏡はサイズが大きく、サンプルは小さく切り出して顕微
鏡に載せて観察される。
【0003】また、この共焦点顕微鏡を小さくして、生
物の消化管などに誘導して観察する技術が、例えば特開
平9−230248号公報において、微小な共焦点顕微
鏡として提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−230248号公報の従来の小型共焦点顕微鏡
等においては、光ビームの走査により得られるリサージ
ュ画像をそのまま表示しているだけであり、必ずしも良
い画像を観察することができないといった問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、最適化された共焦点画像を表示することのでき
る共焦点光走査装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の共焦点光走査装
置は、光源からの光を走査駆動信号により走査する光ス
キャナ機能と前記光スキャナ機能から観察対象に照射さ
れた光の前記観察対象からの反射光を受光する受光機能
とより成る先端部と、前記反射光を電気信号に変換する
光電変換部と、前記変換された電気信号を前記走査駆動
信号と同期して書き込み記憶する画像メモリと、前記画
像メモリを読み出して処理する演算部とを備えて構成さ
れる。
【0007】本発明の共焦点光走査装置では、前記画像
メモリが前記変換された電気信号を前記走査駆動信号と
同期して書き込み記憶し、前記演算部が前記画像メモリ
を読み出して処理することで、最適化された共焦点画像
を表示することを可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0009】第1の実施の形態:図1ないし図25は本
発明の第1の実施の形態に係わり、図1は共焦点光走査
装置の構成を示す構成図、図2は図1の共焦点光走査装
置の先端部の構成を示す構成図、図3は図2の前記先端
部内の光学ユニットの構成を示す構成図、図4は図3の
光学ユニット内の光の伝達と光学ユニットからの出射光
と観察対象からの戻り光の伝達を示した説明図、図5は
図1のは前記光走査装置の先端部内の光スキャナによる
光走査を説明する説明図、図6は図1の画像処理部の構
成を示す構成図、図7は図6の画像メモリ内のメモリI
Cとアドレス発生器との関係を説明する説明図、図8は
図7のメモリICに対してフリーズ信号を発生するフリ
ーズ回路の構成を示す構成図、図9は図6の画像メモリ
により拡大表示を行う方法を説明する第1の説明図、図
10は図6の画像メモリにより拡大表示を行う方法を説
明する第2の説明図、図11は図6の画像メモリにより
拡大表示を行う方法を説明する第3の説明図、図12は
図6の画像メモリにより縮小表示を行う方法を説明する
第1の説明図、図13は図6の画像メモリにより縮小表
示を行う方法を説明する第2の説明図、図14は図6の
画像メモリにより縮小表示を行う方法を説明する第3の
説明図、図15は図6の演算部の構成を示すブロック
図、図16は図15のエンハンス回路の構成を示すブロ
ック図、図17は図16のコントラスト補正回路にてコ
ントラスト補正を行う方法を説明する説明図、図18は
図16のブライトネス補正回路にてブライトネス補正を
行う方法を説明する説明図、図19は図15のフィルタ
回路の構成を示すブロック図、図20は図19の平滑化
フィルタによりフィルタリングを行う方法を説明する説
明図、図21は図19のローパスフィルタによりフィル
タリングを行う方法を説明する説明図、図22は図19
のハイパスフィルタによりフィルタリングを行う方法を
説明する説明図、図23は図15の擬似カラー表示回路
により擬似カラーを行う方法を説明する説明図、図24
は図15のγ補正回路にてγ補正を行う方法を説明する
説明図、図25は図1の光サーキュレータの構成図であ
る。
【0010】(構成)図1に示すように、本実施の形態
の光走査装置1は、光源2、光伝達部3、先端部4、光
検出部5、画像処理部6、カラーモニタ7によって構成
されている。また、光源2はレーザ光を発生するレーザ
光源8により構成される。
【0011】光伝達部3は前記レーザ光源8のレーザ光
が入射され、そのレーザ光を先端部4へ伝達し、体腔内
の観察対象からの戻り光を伝達し、その戻り光を光検出
部5へ伝達するシングルモードファイバ9と、前記レー
ザ光と前記戻り光を分離する光サーキュレータ10とか
ら構成される。
【0012】光検出部5は、前記戻り光を電気信号に変
換するフォトディテクタ11と、前記電気信号を増幅す
るアンプ12から構成される。
【0013】画像処理部6は、前記アンプ12で増幅さ
れた電気信号を、画像表示可能な映像信号に変換する
が、その詳細な構成は後述する。また、カラーモニタ7
は、前記画像表示部6で生成された映像信号を画像とし
て表示する。
【0014】先端部4は、図2に示すように、本体2
1、光学ユニット22および図中のZ軸方向に可動なZ
軸アクチュエータ23からなり、本体21は透明な光出
射窓24を有している。Z軸アクチュエータ23は、バ
イモルフ型の圧電アクチュエータによって構成され、電
圧を印加することによって光学ユニット22を方向25
へアクチュエーションする。
【0015】図3に示すように、光学ユニット22は、
基板31、スペーサ32、上板33からなり、基板31
は、レーザ光の焦点を観察対象に対して走査するために
向きが可変の2枚の可変ミラー34a、34bを有す
る。この2枚の可変ミラー34a、34bは2つのヒン
ジ部35a、35bによって支持され、このヒンジ部3
5a、35bを回転軸にして静電気力によって回転可動
に構成されている。ここで、この2枚の可変ミラー34
a、34bの回転軸は直交する図中のX軸およびY軸に
それぞれ平行になるように構成されている。
【0016】また、図4に示すように、スペーサ32に
はミラー36が、また上板33にはミラー37およびレ
ーザ光に焦点38を結ばせるための回折格子レンズ39
が設けられている。
【0017】これらの構成によって光走査装置1では、
光源2からのレーザ光は光伝達部3を通って先端部4に
入射される。このレーザ光は、ミラー36、可変ミラー
34a、ミラー37、可変ミラー34bの順に反射し、
回折格子レンズ39によって焦点を結ぶように導かれ、
さらに静電気力によって向きが可変の可変ミラー34
a、34bによってその焦点38が略平面上40上に走
査される。
【0018】焦点38に物質がある場合は、戻り光は照
射されたレーザ光とまったく同じ光路を通って、光伝達
部3のシングルモードファイバ9の端面41で焦点を結
び、シングルモードファイバ9へ再び入射したこの光
は、図1の光サーキュレータ10を通り、フォトディテ
クタ11で検出される。
【0019】また、焦点38に物質がない場合は、反射
する光がなくシングルモードファイバ9にも光が入射さ
れず、したがってフォトディテクタ11からも出力がな
い。また、レーザ光の焦点38からずれた位置にある物
体からの戻り光は、入射光とは異なる光路となり、シン
グルモードファイバ9の端面41で焦点を結ばず、した
がってシングルモードファイバ9にはほとんど光が入射
されず、フォトディテクタ11でもほとんど出力されな
い。
【0020】このようにしてレーザ光を可変ミラー34
a、34bでX,Y方向へ走査することによって、レー
ザ光の焦点38が走査する略平面上40を、図5に示す
ように、水平方向をX、垂直方向をYとして、物体から
の戻り光を、図1の光伝達部3へ伝達する。このとき、
Y方向のミラー駆動周波数を、X方向のそれよりも十分
遅くし、適切なタイミングで制御することで、可変ミラ
ー34a、34bは図5のように物体を順に走査する。
【0021】さらにこれら光学ユニット22に設けられ
たバイモルフ型圧電素子(図示せず)によって、光学ユ
ニット22と観察対象との距離を変化させることによ
り、前記走査面を図4における法線方向41に移動さ
せ、観察対象を3次元的に検出し、画像化することもで
きる。
【0022】前記画像処理部6は、図6に示すように、
A/D変換器43、画像メモリ44、演算部45、D/
A変換器46から構成される。A/D変換器43は、前
記光検出部5からのアナログ電気信号を、後で信号を記
録・伝送する際のノイズの軽減、および演算を容易に行
うため、デジタル信号に変換する。以下、図6の構成に
ついて説明する。
【0023】画像メモリ44は、前記カラーモニタ7の
1画素につき1つの格納場所(メモリセル)をもってお
り、そのメモリセルの番地(アドレス)を指定し、そこ
にデータを読み書きする機能を持つ。
【0024】前記A/D変換器43で変換されたデジタ
ル信号は、まず、図5の前記X方向のミラー駆動周波数
と同じタイミングHD(水平同期信号)でX方向に走査
された信号が1ラインごとに、前記画像メモリ44に順
に書き込まれる。
【0025】このとき、前記カラーモニタ7の1画素に
対して1つのメモリセルを対応させるため、A/D変換
器43では、少なくとも前記タイミングHDの周波数
の、X方向の表示画素数倍のさらに2倍のサンプリング
周波数でA/D変換しておき、このサンプリング周波数
を書き込みレートとして画像メモリ44に書き込んでい
く。
【0026】このように次々と1ラインごとに画像メモ
リ44に書き込まれ、すべてのラインが書き込まれた時
点で1枚の画像(1フレーム)とするために、次に前記
Y方向のミラー駆動周波数と同じタイミングVD(垂直
同期信号)で、1フレームのデジタル信号の書き込みを
終了する。
【0027】上述のように、1フレーム分のデジタル信
号の書き込みが終了すると、次に、前記画像メモリ44
に書き込まれたデータは、前記A/D変換器43のサン
プリング周波数および書き込みレートと同じ読み出しレ
ートで読み出される。
【0028】このとき、画像メモリ44に書き込まれた
1つのメモリセルのデータに対して前記カラーモニタ7
の1画素を対応させるため、前記タイミングHDでカラ
ーモニタ7の1ラインごとに順に読み出していく。
【0029】そして、すべてのラインが読み出された時
点で、前記タイミングVDで1フレームとするために、
前記タイミングVDで、1フレーム分の読み出しを終了
する。
【0030】以上のように、前記画像メモリ44では、
前記デジタル信号の読み出しと書き込みが交互に繰り返
される。
【0031】また、前記画像メモリ44は、図7に示す
ように、ライトイネーブル端子47をもつ少なくとも1
つ以上のメモリIC48からなり、前記端子47が”
1”を保つことによって書き込みが禁止され、読み出し
のみとなり、画面を止める(フリーズさせる)。
【0032】フリーズさせるためには、前記ライトイネ
ーブル端子47を”1”に保つ必要がある。そこで、図
8に示すようなフリーズ回路49を前記画像メモリ44
に設けてある。フリーズ回路49は、フリーズスイッチ
50、インバータ51、抵抗R1およびR2、コンデン
サCからなり、前記フリーズスイッチ50を図8のフリ
ーズ側にすると、抵抗R2の両端の電位が0Vとなり、
インバータ51は”1”を出力する。逆に書き込み可側
にすると、抵抗R1およびR2に電流が流れ、インバー
タ51の入力端が”1”となり、出力端が”0”となる
ので、書込み禁止が解除される。
【0033】なお、図8では、抵抗R1およびR2、コ
ンデンサC、インバータ51により、フリーズスイッチ
50の切換時に発生するチャタリングによるノイズ波形
を積分してノイズを除去する構成となっている。
【0034】さらに、前記画像メモリ44は、図7に示
すように、前記メモリIC48のメモリセルのアドレス
を指定してデータを読み書きするための、アドレス発生
器52をもつ。通常、図7のように、たとえばアドレス
が8ビット分あるとすると、前記メモリIC48のアド
レス端子A0〜A7と、アドレス発生器52のアドレス
端子A0〜A7とが1対1に対応して、データの読み書
きがリアルタイムに行われる。書き込みを禁止し、読み
出しアドレスのみを前記メモリIC48に与えること
で、フリーズさせることができる。
【0035】また、書き込みを禁止したまま、読み出し
アドレスのみを前記メモリIC22に与える際、図9に
示すように、アドレス発生器52を下位ビット側に1ビ
ットずらすと、図10のように同じアドレスを2度ずつ
読むことになり、図11のように1つの画素が2度表示
され、2倍に拡大された画像が得られる。下位ビット側
に2ビットずらして4倍、3ビットずらして8倍・・・
としてもよい。
【0036】また、逆に書き込みを禁止したまま、図1
2に示すようにアドレス発生器52を上位ビット側に1
ビットずらすと、図13のようにアドレスが1つ飛びと
なり、図14のように1画素おきに表示されることにな
り、1/2倍に縮小された画像が得られる。上位ビット
側に2ビットずらして1/4倍、3ビットずらせば1/
8倍・・・としてもよい。
【0037】図6の前記演算部45は、図15に示すよ
うに、エンハンス回路53と、フィルタ回路54と、擬
似カラー表示回路55と、γ補正回路56から構成され
る。
【0038】エンハンス回路53は、A/D変換器43
でサンプリングされた各画素の振幅(信号振幅方向)に
変化を与える処理を行う。図16に示すように、エンハ
ンス回路53は、コントラスト補正回路57と、ブライ
トネス補正回路58から構成される。
【0039】コントラスト補正回路57は、観察画像に
おいて明るい部分と暗い部分の差があまりない、すなわ
ち低コントラストの画像である場合、各画素ごとに何倍
かすることで見やすい画像に補正する。コントラスト補
正回路57は図17に示すように、各画素ごとに係数k
を乗算する乗算器59で構成される。
【0040】また、ブライトネス補正回路58は、観察
画像において全体が暗い場合、各画素ごとに一定値を加
算することで見やすい画像に補正する。ブライトネス補
正回路58は図18に示すように、各画素ごとに係数k
を加算する加算器60で構成される。
【0041】上記フィルタ回路54は、ある画素とその
近傍の画素、すなわち、X(水平)方向およびY(垂
直)方向両方の画素間で演算を行う2次元フィルタであ
る。図19に示すように、フィルタ回路54は、平滑化
フィルタ61、ローパスフィルタ62、ハイパスフィル
タ63、輪郭強調回路64で構成される。
【0042】平滑化フィルタ61は、画像メモリ44か
らの入力映像について、ある画素を中心にした領域すな
わちX方向3画素×Y方向3画素=9個の画素について
平均値を求め、その値を上記領域の中心にある画素に対
応した出力映像の画素とする。入力映像について、上記
領域を順にX方向およびY方向に1画素ずつずらしなが
ら同様の演算を行っていくと、映像全面について処理が
行われる。このように3×3の領域の平均を取ること
は、言い換えると、図20に示すように、9個の画素に
1/9ずつ係数をかけて和を取ることになる。すなわ
ち、係数の2次元の配置は以下のようになる。
【0043】1/9 1/9 1/9 1/9 1/9 1/9 1/9 1/9 1/9 この係数を変化させることで、ローパスフィルタ62、
ハイパスフィルタ63、輪郭強調回路64が実現され
る。
【0044】ローパスフィルタ62は、振幅が大きく、
空間周波数成分のうち直流成分変化のゆるやかな成分を
通過させるフィルタである。ローパスフィルタ62は、
図20の係数を変化させるだけで実現できる。例えば図
21のように、3×3の9個の画素の中心の画素だけ係
数が1/2、その他の8近傍の係数はすべて1/16で
ある。すなわち、係数の2次元の配置は以下のようにな
る。
【0045】1/16 1/16 1/16 1/16 1/2 1/16 1/16 1/16 1/16 なお、ローパスフィルタ62を、図21と異なる係数
で、なおかつすべての係数が正の値で、さらにすべての
係数の総和が1となるように各係数を設定して実現して
もよい。
【0046】ハイパスフィルタ63は、空間周波数の高
域成分を通過させるフィルタである。ハイパスフィルタ
63も、図20の係数を変化させるだけで実現できる。
例えば図22のように、3×3の9個の画素の中心の画
素だけ係数が−1/2、その他の8近傍の係数はすべて
1/16である。すなわち、係数の2次元の配置は以下
のようになる。
【0047】1/16 1/16 1/16 1/16 −1/2 1/16 1/16 1/16 1/16 なお、ハイパスフィルタ63を、図22と異なる係数
で、なおかつ中心の画素と8近傍の画素の係数の符号が
異なり、さらにすべての係数の総和が0となるように各
係数を設定して実現してもよい。
【0048】輸郭強調回路64は、ハイパスフィルタ6
3と同様に、高域成分を通過させ、ぼけた画像をくっき
り見せるための2次元フィルタである。輪郭強調回路6
4も、ハイパスフィルタ63と同様の構成で実現できる
ので図示しないが、その係数の2次元の配列は以下のよ
うになる。
【0049】0 −1/4 0 −1/4 1 −1/4 0 −1/4 0 なお、輸郭強調回路64を、上記と異なる係数で、なお
かつ中心の画素と8近傍の画素の係数の符号が異なり、
さらにすべての係数の総和が0となるように各係数を設
定して実現してもよい。
【0050】また、前記フィルタ回路54内の平滑化フ
ィルタ61、ローパスフィルタ62、ハイパスフィルタ
63、輪郭強調回路64を、上述の例のような3×3の
領域に限らず、5×5や7×7あるいはそれ以上の領域
にて実現してもよい。
【0051】擬似カラー表示回路55は、前記光源2か
らのレーザ光により観察対象を走査して得られるモノク
ロ画像に任意に色を付ける処理を行う。このような処理
を行うために、擬似カラー表示回路55は、ルックアッ
プテーブルメモリ(図示せず)を用いて処理を行う。
【0052】すなわち、前記画像メモリ44から入力さ
れるデジタル信号のデジタル値と、前記ルックアップテ
ーブルメモリのアドレスを対応させ、前記デジタル値に
等しいルックアップテーブルメモリのアドレス内容に、
所望の出力値をあらかじめ書き込んでおいて、ルックア
ップテーブルメモリの内容を読み出すことで演算を行
う。
【0053】色の表現はRGB3原色の組み合わせによ
り行われるので、実際には、擬似カラー表示回路55は
ルックアップテーブルR,G,B3つから構成される。
例えばもとのモノクロ画像を8ビットとすると、このモ
ノクロ画像の階調に応じて赤色に表示するために、ルッ
クアップテーブルR,G,Bのデータを図23のように
設定する。なお、図23の設定以外にも、ルックアップ
テーブルR,G,Bのデータを任意に設定して、別の色
に擬似カラー表示処理を行ってもよい。
【0054】なお、図1における共焦点光走査装置1の
先端部4の代わりに、2光子励起、あるいは多光子励起
の原理を使った共焦点光走査装置としてもよい。
【0055】γ補正回路56は、前記カラーモニタ7な
どがもつ、入力信号xに対する非線形特性x’を補正し
て、γが1、すなわち線形になるように信号を処理す
る。
【0056】γ補正回路56も、前記擬似カラー表示回
路55と同様にルックアップテーブルメモリを用いて処
理する。図24に示すように、例えば、γ=2.2とす
ると、その逆数の1/2.2=0.45をγ値としてル
ックアップテーブルに書き込む。なお、この例以外のγ
特性をもつ表示装置に対応したγ補正を行うために、上
記γ値を別の値に設定してもよい。
【0057】なお、図15において、切換スイッチ71
a、71bにより、エンハンス回路53がON状態とな
っているが、切換スイッチ71a、71bが連動して、
フィルタ回路54、擬似カラー表示回路55、あるいは
γ補正回路56に切換可能である。また、図15では上
記4つの回路のうちの1つのみをONにしているが、例
えばエンハンス回路53で処理した後、さらにフィルタ
回路54で処理をかけるといった、複数の処理を複数回
できるように切換スイッチを構成してもよい。
【0058】また、図16の切換スイッチ72a、72
b、および図19の切換スイッチ73a、73bに関し
ても、同様の構成をとってもよい。
【0059】図6に戻り、D/A変換器46は、前記カ
ラーモニタ7で表示可能な映像信号とするために、前記
演算部45にて演算を施されたデジタル信号をアナログ
信号に変換する。
【0060】光サーキュレータ10は、図25に示すよ
うに、第1ポート85、第2ポート86、第3ポート8
7、第1偏光プリズム88、第2偏光プリズム89、フ
ァラデー回転子90、1/2波長板91で構成される。
【0061】前記レーザ光源8からのレーザ光が前記シ
ングルモードファイバ9を通して第1ポート85に入射
されると、第2ポート86で出射されるが、第3ポート
87では出射されず、また、第2ポート86から観察対
象に照射され、反射した光は再び第2ポート86に入射
され、第3ポート87で出射されてファイバ9を通して
フォトディテクタ11へ導光されるが、第1ポート85
では出射されない。
【0062】これは、以下のように光が偏光、回転、透
過、反射されるためである。すなわち、まず第1ポート
85に入射された無偏光のレーザ光は、P偏光を透過し
S偏光を反射する第1偏光プリズム88で偏光が90度
異なるP偏光とS偏光に分離される。次に偏光を45度
回転させるファラデー回転子90と、偏光を45度相反
的に回転させる1/2波長板91とで、それぞれ偏光が
90度回転され、P偏光からS偏光、S偏光からP偏光
に変換され、第2偏光プリズム89でそれぞれ反射・透
過され、第2ポート86に出射される。
【0063】逆に第2ポート86に入射された光は、1
/2波長板91で偏光が45度回転されるが、ファラデ
ー回転子90では第1ポート35から入射された光の場
合とは逆方向に偏光が45度回転されるので、第1偏光
プリズム88に入射されるときは第2偏光プリズム89
から出射される偏光状態と同じになり、第1ポート85
では出射されずに第3ポート87でのみ出射される。
【0064】(作用)図1に示すように、レーザ光源8
から出射されるレーザ光は光伝達部3を通して先端部4
へ伝達され、先端部4内の微小な光スキャナにより、体
腔内の観察対象へレ―ザ光が照射される。レーザ光が観
察対象に照射されると、観察対象から戻り光が発せら
れ、それが再び光伝達部3を通して光検出部5へ伝達さ
れる。光検出部5へ伝達された光はフォトディテクタ1
1により光が電気信号に変換され、さらにアンプ12に
より増幅され、画像処理部6へと送られる。
【0065】画像処理部6では、図6に示すように、上
記電気信号がA/D変換器43によりA/D変換され、
画像メモリ44に次々に格納される。画像メモリ44で
はA/D変換された電気信号を次々に書き込みと読み出
しが交互に行われるが、図8に示すフリーズスイッチ5
0により画像メモリ44への書き込みを禁止して、画像
をフリーズさせる。
【0066】また、画像メモリ44では、図9ないし図
14に示すように、メモリIC48とアドレス発生器5
2のアドレスをずらして配置して、画像の拡大・縮小表
示処理を行う。画像メモリ44から読み出された電気信
号は演算部45に送られ、図15に示す演算部45内の
エンハンス回路53、フィルタ回路54、擬似カラー表
示回路55、およびγ補正回路56により、コントラス
ト・ブライトネス補正、各種フィルタリング処理、擬似
カラー表示処理、およびγ補正処理のいずれかあるいは
それらを組み合わせた処理が施される。そして各種処理
を施された電気信号は図6のD/A変換器46でD/A
変換される。
【0067】以上、画像処理部6で各種処理が施された
電気信号はカラーモニタ7へ伝送され、画像として表示
される。
【0068】また、光伝達部3により光を伝達する際、
図25に示す光サーキュレ―タ10により、レーザ光源
からのレーザ光はほぼ損失なく観察対象へと伝達し、逆
に観察対象からの戻り光はほぼ損失なくフォトディテク
タ11へと伝達する。
【0069】(効果)以上のように、本実施の形態の光
走査装置では、光走査により体腔内の観察対象の戻り光
をフォトディテクタで検出して変換された電気信号を画
像処理する画像処理部を有し、その画像処理部内の画像
メモリにおいて、所望の画像を静止画像表示するフリー
ズ回路と、画像メモリに情報を書き込み禁止と、書き込
み可能に切換可能なフリーズスイッチとを設けたので、
光走査装置により得られる画像をフリーズさせることが
できる。
【0070】また、前記画像処理部内の画像メモリにお
いて、画像を拡大または縮小して表示する拡大縮小表示
回路を設けたので、光走査装置により得られる画像を拡
大あるいは縮小表示することができる。
【0071】さらに、前記画像処理部内の演算部に画像
を強調して表示するエンハンス回路を設けたので、光走
査装置により得られる画像をコントラスト補正あるいは
ブライトネス補正することができる。
【0072】また、前記画像処理部内の演算部に画像の
各画素間で加減乗除算して表示するフィルタ回路を設け
たので、光走査装置により得られる画像の平滑化処理、
エッジ検出処理、輪郭強調処理を施して、ノイズの少な
い、あるいはより見やすい画像にすることができる。
【0073】さらに、前記画像処理部内の演算部に、所
望の色に擬似的に色付けして表示する擬似カラー表示回
路を設けたので、もともとモノクロである光走査装置に
より得られる画像に色付けが可能であり、また、各画素
がもつ画素値に応じた着色も可能である。
【0074】また、前記画像処理部内の演算部に、画像
表示装置の入力に対して、前記画像表示装置の出力特性
を線形的に補正するγ補正回路を設けたので、表示画像
が画像表示装置の出力特性による非線形性に影響され
ず、線形的に補正して表示することができる。
【0075】さらに、光源からの光を体腔内の観察対象
に伝達し、前記観察対象からの戻り光をフォトディテク
タに伝達する光分離手段を光サーキュレータとしたこと
により、光源からの光をほとんど損失することなく体腔
内の観察対象に伝達することができ、なおかつ前記観察
対象からの戻り光をほとんど損失することなくフォトデ
ィテクタに伝達することができるので、画像として表示
するときにノイズに埋もれることなく、明るい画像を表
示することができる。
【0076】第2の実施の形態:図26は本発明の第2
の実施の形態に係る画像処理部の構成を示すブロック図
である。
【0077】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0078】(構成)本実施の形態では、画像処理部6
の構成が図6に代わりに図26に示す構成となってい
る。すなわち、図26の画像処理部6は、図6の画像処
理部6にパーソナルコンピュータ101及びインターフ
ェース102が加えられた構成となっている。
【0079】パーソナルコンピュータ101は、図26
に示すように、画像メモリ44および演算部45と、イ
ンターフェース102を介して接続され、以下の処理を
実行する。すなわち、画像メモリ44内のフリーズ回路
49(図8参照)におけるフリーズスイッチ50の代わ
りにフリーズ制御を行う。また、画像メモリ44内の擬
似カラー表示回路55とγ補正回路56(図15参照)
を制御して、ルックアップテーブル(LUT)(図2
3,24参照)のデータを時々刻々と変化させる。
【0080】また、演算部45内のエンハンス回路53
とフィルタ回路54(図15参照)を制御して、エンハ
ンス回路53内のコントラスト補正回路57、ブライト
ネス補正回路58、フィルタ回路54内の平滑化フィル
タ61、ローパスフィルタ62、ハイパスフィルタ6
3、輸郭強調回路64の演算の係数を時々刻々と変化さ
せる。
【0081】さらに、画像メモリ44で拡大・縮小表
示、および演算部45でエンハンス、フィルタリング、
擬似カラー表示、γ補正を行う代わりに、画像メモリ4
4に蓄えられた静止画を使って、パーソナルコンピュー
タ101によって前記各種演算処理を行う。
【0082】(作用)図26に示すように、フォトディ
テクタ11からの電気信号はA/D変換器43によりデ
ジタル信号に変換され、画像メモリ44に書き込まれ
る。インターフェース102は、まず、垂直帰線期間
(VBL)すなわち1フレーム分の走査が終了し、次の
フレームを走査開始するまでの期間を前記デジタル信号
から分離し、そのVBLにパーソナルコンピュータ10
1を同期させるために、VBLをパーソナルコンピュー
タ101へ転送する。
【0083】次に、パーソナルコンピュータ101は、
VBLのタイミングでルックアップテーブル(LUT)
(図23,24参照)のデータ、エンハンス回路53内
のコントラスト補正回路57、ブライトネス補正回路5
8、フィルタ回路54内の平滑化フィルタ61、ローパ
スフィルタ62、ハイパスフィルタ63、輪郭強調回路
64の演算の係数を、上記の各処理回路へ転送する。
【0084】また、画像メモリ44で拡大・縮小表示、
および演算部45でエンハンス、フィルタリング、擬似
カラー表示、γ補正を行う代わりに、画像メモリ44に
蓄えられた静止画を使って、パーソナルコンピュータ1
01によって前記各種演算処理を行うために、まず1フ
レーム分のデジタル信号を画像メモリからインターフェ
ース102を介してパーソナルコンピュータ101へ転
送する。
【0085】次に各演算処理を、パーソナルコンピュー
タ101に各演算処理用のプログラムを記述しておき、
それらプログラムを実行して行う。そして各演算処理を
施された画像データを再び画像メモリ44へと転送す
る。
【0086】(効果)以上のように、本実施の形態の光
走査装置では、光走査により体腔内の観察対象の戻り光
をフォトディテクタで検出して変換された電気信号を画
像処理する画像処理部を有し、その画像処理部内にパー
ソナルコンピュータが設けられ、画像メモリからの静止
画像情報を取り込み、前記画像処理部内の演算部の代わ
りに演算処理を行うことができるので、ハードウェアに
よって構成される演算部による演算処理よりも複雑な演
算処理を行うことができ、高精度な画像が得られる。さ
らに前記パーソナルコンピュータにより、前記演算部内
の前記エンハンス回路と前記フィルタ回路と前記γ補正
回路と前記擬似カラー表示回路における各種パラメータ
を設定することができるので、わざわざ多くの演算回路
をハードウェアで構成する必要がなく、パラメータを変
更するだけで容易にさまざまな演算処理を施した画像が
得られる。
【0087】第3の実施の形態:図27ないし図29は
本発明の第3の実施の形態に係わり、図27は光走査装
置の先端部内の光学ユニットを内視鏡先端に組み込んだ
内視鏡の構成を示す構成図、図28は図27の内視鏡の
先端部の先端面の構成を示す構成図、図29は図27の
内視鏡の先端部内の光学ユニットの断面を示す断面図で
ある。
【0088】(構成)本実施の形態は、図1に示した先
端部4内の光学ユニット22が、内視鏡の先端部に組み
込まれた構成となっている。その他の構成は第1あるい
は第2の実施の形態の構成と同じなので、同一符号と
し、説明は省略する。
【0089】図27に示すように、内視鏡121は、操
作部122と挿入部123とから構成される。前記挿入
部123は、可撓管部124の先端に湾曲部125を介
して先端部126が連結されており、前記湾曲部125
は可撓管部124内に挿通した操作ワイヤ(図示省略)
を介して操作部122に設けられている操作ノブ127
によって遠隔的に湾曲操作可能に構成されている。
【0090】前記操作部122の側方には鉗子挿入口1
28が配置され、鉗子(図示省略)やレーザ処置具(図
示省略)等が挿入され、可撓管部124と湾曲部125
の内部を通り、先端部126を貫通するように構成され
ている。
【0091】図28に示すように、先端部126には、
突起部140が突出して設けられている。また、内視鏡
121の通常観察映像を挿入部123と操作部122の
内部を通りケーブル(図示省略)によって、通常観察用
の撮像素子(図示省略)へ伝送し、前記撮像素子により
光信号を電気信号に変換し、画像表示装置(図示省略)
に画像化するための通常観察窓130と、通常観察時に
照明光を観察対象に照射する通常光照射口131と、鉗
子(図示省略)やレーザ処置具(図示省略)等を貫通さ
せるチャンネル132と、送気送水用のノズル133と
が互いに干渉しない位置に配置されている。
【0092】図29に示すように、突起部140が、内
視鏡の先端部126の先端面から突出して、内視鏡の先
端部126と一体的に配置されている。突起部140内
には図3に示した光学ユニット22が組み込まれてお
り、なおかつ光学ユニット22から出射される光を観察
対象に照射する光出射窓134が、図29のように配置
されている。このとき、光出射窓134が内視鏡の先端
部126の先端面よりも突出した位置にくるように配置
される。なおかつ、通常観察窓130を通して撮像素子
141にて通常観察像を撮像する際の視野範囲135の
中に、突起部140が入るような位置に突起部140が
配置される。
【0093】なお、上記構成では光出射窓134が、図
29に示すように円柱状の突起部140の側面部に設け
られているが、突起部140の先端面に設けてもよい。
【0094】(作用)通常観察像は、光信号として挿入
部123と操作部122の内部を通るケーブル(図示省
略)によって、通常観察用の撮像素子141へ伝送され
る。前記撮像素子により光信号を電気信号に変換され、
さらに前記電気信号を通常観察用の画像処理装置(図示
省略)により映像信号に変換され、図1のカラーモニタ
7に光学ユニット22による画像と同時に、あるいは前
記カラーモニタ7とは別の画像表示装置に通常観察像と
して表示される。ここで、通常観察像の視野範囲に突起
部140が入っているので、通常観察像の中に突起部1
40の端部も常に写る。
【0095】(効果)以上により本実施の形態では、通
常観察像の中にも共焦点光学ユニットを含む突起部が表
示されるので、通常観察像の中で前記突起部の状態を常
に監視することができる。また、共焦点光学ユニットに
て観察中に鉗子やレーザ処置具により癌の摘出等の処置
を同時に行うことができる。
【0096】第4の実施の形態:図30ないし図33は
本発明の第4の実施の形態に係わり、図30は光走査装
置の先端部の光出射窓の外周に識別表示をつけた構成を
示す構成図、図31は図30の光走査装置の先端部を通
常観察用内視鏡の鉗子チャンネルに挿入したときの通常
観察用内視鏡の先端部の構成を示す断面図、図32は図
30の代わりに別の位置に識別表示をつけた構成を光出
射窓側から見た前記先端部の側面図、図33は図30の
変形例であって光出射窓を光走査装置の先端部の先端面
に設けたときの先端面の斜め上側から見た斜視図であ
る。
【0097】(構成)本実施の形態は、図30に示すよ
うに、図1に示した先端部4が、内視鏡の鉗子チャンネ
ルに挿通可能な構成となっており、先端部4の光出射部
の外周に通常観察用内視鏡で観察可能な色で識別表示が
つけられている。その他の構成は第1、第2、あるいは
第3の実施の形態の構成と同じなので、同一符号とし、
説明は省略する。
【0098】図30に示すように、先端部4の根元側
に、十分に長いコイルパイプ151が、中空内にシング
ルモードファイバ9を通して、接着固定されている。先
端部4およびコイルパイプ151の外径は、図28の先
端部126の鉗子チャンネル132の内径より小さく、
図27の内視鏡121の鉗子挿入口128から挿入可能
である。また、先端部4の光出射窓134の外周に、前
記内視鏡121にて観察可能な色による識別表示152
がつけられている。
【0099】この先端部4を図28の内視鏡121の鉗
子チャンネル132に挿入すると、図31のようにな
る。このとき、内視鏡121で通常観察を行った場合
に、視野範囲135の中に識別表示152が入るよう
に、前記先端部4を鉗子チャンネル132から突出さ
せ、なおかつ識別表示152が通常観察窓130側を向
くように前記先端部4を鉗子チャンネル132から突出
させる。
【0100】なお、図30および図31のように識別表
示152を光出射窓134の外周につける代わりに、図
32に示すように、先端部4の側面上に、光出射窓13
4の中心を通る直線を引き、それを識別表示153とし
てもよい。
【0101】また、図30ないし図32では、光出射窓
134が先端部4の側面に設けられているが、その代わ
りに、図33に示すように、光出射窓134が先端部4
の先端面に設けられ、なおかつ光出射窓134からの出
射光で光走査して画像を得る場合、画像の上側に対応す
る位置の延長上の、先端部4側面上に直線で識別表示1
54がつけられていてもよい。
【0102】(作用)先端部4は内視鏡121の鉗子チ
ャンネル128に挿入可能な構成となっており、なおか
つ光出射窓の外周、光出射窓の中心を通る直線上、ある
いは光出射窓が先端部の先端面にある場合は図33の位
置に、識別表示がつけられており、識別表示が内視鏡1
21の通常観察窓130側を向くように先端部4を内視
鏡121の鉗子チャンネル128から突出させると、内
視鏡121の通常観察により識別表示を認識できる。
【0103】(効果)以上により本実施の形態では、内
視鏡の通常観察像で、光走査装置の先端部につけられた
識別表示が認識できるので、前記先端部の光出射窓が前
記先端部の側面に配置されている場合は、光走査装置が
観察対象のどの部分を走査して画像を得ているのか、内
視鏡の通常観察像で認識できる。また、前記先端部の光
出射窓が前記先端部の先端面に配置されている場合は、
光走査装置により得られる画像の向き(上下左右)が、
内視鏡の通常観察像で認識できる。
【0104】[付記] (付記項1)光源からの光を走査駆動信号により走査す
る光スキャナ機能と前記光スキャナ機能から観察対象に
照射された光の前記観察対象からの反射光を受光する受
光機能とより成る先端部と、前記反射光を電気信号に変
換する光電変換部と、前記変換された電気信号を前記走
査駆動信号と同期して書き込み記憶する画像メモリと、
前記画像メモリを読み出して処理する演算部とを備えた
ことを特徴とする共焦点光走査装置。
【0105】(付記項2)前記画像メモリは所望の画像
を静止画像表示するフリーズ回路を有することを特徴と
する付記項1に記載の共焦点光走査装置。
【0106】(付記項3)前記画像メモリは画像を拡大
または縮小する拡大縮小回路を有することを特徴とする
付記項1に記載の共焦点光走査装置。
【0107】(付記項4)前記演算部は画像を強調する
エンハンス回路を有することを特徴とする付記項1に記
載の共焦点光走査装置。
【0108】(付記項5)前記演算部は画像の各画素間
で加減乗除算することによるフィルタ回路を有すること
を特徴とする付記項1に記載の共焦点光走査装置。
【0109】(付記項6)前記演算部は、前記映像化回
路の出力を入力して表示する画像表示装置の入出力特性
を補正するγ補正回路を有することを特徴とする付記項
1に記載の共焦点光走査装置。
【0110】(付記項7)前記演算部は所望の色に擬似
的に色付けする擬似カラー表示回路を有することを特徴
とする付記項1に記載の共焦点光走査装置。
【0111】(付記項8)先端部に内視鏡像を観察する
ための光学的観察部と共焦点光スキャナとを有する内視
鏡において、前記共焦点光スキャナの少なくとも一部が
前記光学的観察部より観察可能に前記共焦点スキャナを
相対的に突出配置したことを特徴とする内視鏡。
【0112】(付記項9)前記共焦点光スキャナを前記
内視鏡の鉗子チャンネルより挿入可能としたことを特徴
とする付記項8に記載の共焦点光走査装置。
【0113】(付記項10)前記共焦点光スキャナ部分
に位置を確認するための識別表示を設けたことを特徴と
する付記項9に記載の共焦点光走査装置。
【0114】(付記項11)第1の光入出力端と第2の
光入出力端と第3の光入出力端を持ち、前記第1の光入
出力端より入力された光を前記第2の光入出力端に伝達
し、前記第2の光入出力端より入力された光は第3の入
出力端に伝達する光サーキュレータと、前記光サーキュ
レータの前記第1の光入出力端に光を入射する光源と、
前記光サーキュレータの前記第2の入出力端から出力さ
れた光を入射して観察対象に照射する光スキャナ機能と
前記光スキャナ機能から観察対象に照射された光の前記
観察対象からの反射光を受光する受光機能とより成り、
前記光サーキュレータの第2の入出力端に前記反射光を
入射する先端部と、前記光サーキュレータの第3の入出
力端から出射された前記反射光を電気信号に変換する光
電変換部と、前記電気信号を表示可能な映像信号に変換
する映像化回路とを備えたことを特徴とする共焦点光走
査装置。
【0115】(付記項12)光源からの光を走査するス
キャナと、前記光源からの光を前記先端部に伝送して観
察対象に照射し、前記観察対象からの反射光を電気信号
に変換する光電変換素子と、前記電気信号を表示可能な
映像信号に変換する映像化回路と、前記映像化回路から
の信号を表示するモニタとを有する共焦点光走査装置に
おいて、前記映像化回路は、前記電気信号をA/D変換
し、それを格納可能な画像メモリに書き込み、書き込ま
れた情報を読み出し、演算部により演算処理した後、D
/A変換することを特徴とする共焦点光走査装置。
【0116】(付記項13)前記映像化回路は、前記画
像メモリを有することを特徴とする付記項12に記載の
共焦点光走査装置。
【0117】(付記項14)前記画像メモリは、所望の
画像を静止画像表示するフリーズ回路を有することを特
徴とする付記項12または13に記載の共焦点光走査装
置。
【0118】(付記項15)前記画像メモリは、画像を
拡大または縮小して表示する拡大縮小表示回路を有する
ことを特徴とする付記項12または13に記載の共焦点
光走査装置。
【0119】(付記項16)前記演算部は、画像を強調
して表示するエンハンス回路を有することを特徴とする
付記項12に記載の共焦点光走査装置。
【0120】(付記項17)前記演算部は、画像の各画
素間で加減乗除算して表示するフィルタ回路を有するこ
とを特徴とする付記項12に記載の共焦点光走査装置。
【0121】(付記項18)前記演算部は、前記画像表
示装置の入力に対して、前記画像表示装置の出力特性を
線形的に補正するγ補正回路を有することを特徴とする
付記項12に記載の共焦点光走査装置。
【0122】(付記項19)前記演算部は、所望の色に
擬似的に色付けして表示する擬似カラー表示回路を有す
ることを特徴とする付記項12に記載の共焦点光走査装
置。
【0123】(付記項20)前記フリーズ回路は、前記
画像メモリに情報の書き込みを禁止するライトイネーブ
ル端子と、情報を書き込み禁止と、書き込み可能に切換
可能なフリーズスイッチと、を有することを特徴とする
付記項14に記載の共焦点光走査装置。
【0124】(付記項21)前記拡大縮小表示回路は、
画像の各画素を、画面の水平方向と垂直方向それぞれに
2の整数乗回表示あるいは2の整数乗分の1だけ表示し
て、もとの画像の2の整数乗倍の拡大画像あるいは2の
整数乗分の1倍の縮小画像を得る電子ズーム回路を有す
ることを特徴とする付記項15に記載の共焦点光走査装
置。
【0125】(付記項22)前記エンハンス回路は、画
像の各画素ごとに所定の値を乗算するコントラスト補正
回路と、画像の各画素ごとに所定の値を加算するブライ
トネス補正回路と、を有することを特徴とする付記項1
6に記載の共焦点光走査装置。
【0126】(付記項23)前記フィルタ回路は、画像
の各画素に隣接する画素値に、所定の係数を乗算し、そ
れらの総和を新たな画素値として表示する2次元フィル
タ回路を有することを特徴とする付記項17に記載の共
焦点光走査装置。
【0127】(付記項24)前記映像化回路は、前記付
記項14ないし19の処理を行うパーソナルコンピュー
タを有することを特徴とする付記項12に記載の共焦点
光走査装置。
【0128】(付記項25)先端部内に、観察対象を撮
像する撮像素子と、光源からの光を出射し観察対象から
の戻り光を入射するためのスキャナと、を有する内視鏡
と、前記撮像素子で撮像した観察対象を画像表示可能な
映像信号に変換する内視鏡映像化回路と、前記内視鏡映
像化回路からの信号を表示する内視鏡モニタと、前記ス
キャナからの光を電気信号に変換する光電変換素子と、
前記電気信号を画像表示可能な映像信号に変換する映像
化回路と、前記映像化回路からの信号を表示するモニタ
と、を有する共焦点光走査装置において、前記スキャナ
を内蔵するスキャナ内蔵部の少なくとも一部が、前記内
視鏡モニタ内に表示されるように配置されることを特徴
とする共焦点光走査装置。
【0129】従来技術の小型共焦点顕微鏡(例えば特開
平9−230248号公報)では、共焦点画像の観察方
向が確認できなかった。
【0130】そこで、付記項25の共焦点光走査装置で
は、スキャナを内蔵するスキャナ内蔵部の少なくとも一
部が、内視鏡モニタ内に表示されるように配置すること
で、共焦点画像の視野方向が確実に把握できることを可
能とする。
【0131】(付記項26)前記スキャナは、前記内視
鏡先端部に設けられた突起部に配置されることを特徴と
する付記項25に記載の共焦点光走査装置。
【0132】(付記項27)前記内視鏡先端部は、光を
観察対象に出射する光出射窓を、前記内視鏡先端部の先
端側面に有することを特徴とする付記項25に記載の共
焦点光走査装置。
【0133】(付記項28)前記内視鏡先端部は、光を
観察対象に出射する光出射窓を、前記内視鏡先端部の先
端面に有することを特徴とする付記項25に記載の共焦
点光走査装置。
【0134】(付記項29)光源からの光を出射し、観
察対象からの戻り光を入射するためのスキャナを、少な
くとも有する共焦点光走査プローブと、前記スキャナか
らの光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記電気
信号を画像表示可能な映像信号に変換する映像化回路
と、前記映像化回路からの信号を表示するモニタとを有
する共焦点光走査装置において、前記共焦点光走査プロ
ーブを内視鏡の鉗子チャンネルに挿入可能としたことを
特徴とする共焦点光走査装置。
【0135】従来(例えば特開平9−230248号公
報)は、まず内視鏡にて病変をみつけ、次に本従来技術
の小型共焦点顕微鏡にて共焦点顕微鏡検査をしていた。
このような検査方法では、内視鏡検査の後で、内視鏡を
抜き、さらに前記顕微鏡を挿入しなければならず、わず
らわしかった。
【0136】そこで、付記項29の共焦点光走査装置で
は、前記共焦点光走査プローブを内視鏡の鉗子チャンネ
ルに挿入可能とすることで、通常内視鏡検査をしながら
簡単に共焦点顕微鏡検査を行うことを可能とする。
【0137】(付記項30)前記共焦点光走査プローブ
の先端部は、前記スキャナから光を出射する光出射窓
と、前記スキャナからの出射方向を表示する識別表示と
を有することを特徴とする付記項29に記載の共焦点光
走査装置。
【0138】(付記項31)前記共焦点光走査プローブ
は、前記スキャナと、光源からの光を前記スキャナに伝
送して観察対象に照射し、(なおかつ/もしくは)前記
観察対象からの戻り光を再び伝送する光ファイバとを有
することを特徴とする付記項29に記載の共焦点光走査
装置。
【0139】(付記項32)前記光ファイバはシングル
モードファイバであることを特徴とする付記項31に記
載の共焦点光走査装置。
【0140】(付記項33)前記共焦点光走査プローブ
は、前記光出射窓を前記共焦点光走査プローブ先端部の
先端側面に有することを特徴とする付記項29に記載の
共焦点光走査装置。
【0141】(付記項34)前記共焦点光走査プローブ
は、前記光出射窓を表示する識別表示を有することを特
徴とする付記項33に記載の共焦点光走査装置。
【0142】(付記項35)前記共焦点光走査プローブ
は、前記光出射窓を前記共焦点光走査プローブ先端部の
先端面に有することを特徴とする付記項29に記載の共
焦点光走査装置。
【0143】(付記項36)前記共焦点光走査プローブ
は、前記光出射窓を表示する識別表示を有することを特
徴とする付記項35に記載の共焦点光走査装置。
【0144】(付記項37)前記共焦点光走査プローブ
には、その上下方向が表示してあることを特徴とする付
記項35に記載の共焦点光走査装置。
【0145】(付記項38)光源と、前記光源からの光
を走査するスキャナを有する先端部と、前記光源からの
光を前記先端部に伝送して観察対象に照射し、前記観察
対象からの戻り光を再び伝送する光ファイバと、前記光
源からの光と前記観察対象からの戻り光とを分離する光
分離手段と、前記光分離手段により分離した前記観察対
象からの反射光を電気信号に変換する光電変換素子と、
前記電気信号を画像表示可能な映像信号に変換する映像
化回路と、前記映像化回路からの信号を表示するモニタ
と、を有する共焦点光走査装置において、前記光分離手
段が光サーキュレータであることを特徴とする共焦点光
走査装置。
【0146】従来の小型共焦点顕微鏡においては(例え
ば特開平9−230248号公報)、光分離手段に4端
子カプラを使っており、少なくとも光量が観察対象に照
射するまでに1/2に、反射光から検出器までにさらに
少なくとも1/2に、トータルで光量が少なくとも1/
4にまで減少してしまう不具合があった。
【0147】そこで、付記項38の共焦点光走査装置で
は、前記光分離手段を光サーキュレータで構成すること
で、十分な明るさが得ることを可能とする。
【0148】(付記項39)前記光走査装置は、前記ス
キャナと前記光ファイバとを有する共焦点光走査プロー
ブと、前記光サーキュレータを含む共焦点光制御装置と
からなることを特徴とする付記項38に記載の共焦点光
走査装置。
【0149】(付記項40)前記光走査装置は、前記ス
キャナと前記光ファイバと前記光サーキュレータを有す
る共焦点光走査プローブと、共焦点光制御装置とからな
ることを特徴とする付記項38に記載の共焦点光走査装
置。
【0150】(付記項41)前記光ファイバはシングル
モードファイバであることを特徴とする付記項38に記
載の共焦点光走査装置。
【0151】(付記項42)前記光サーキュレータは、
前記光源からの光を入力する第1ポートと、前記第1ポ
ートに入力した光を2つの偏光に分離する第1偏光プリ
ズムと、前記第1偏光プリズムで分離された2つの偏光
をそれぞれ45度回転するファラデー回転子と、前記フ
ァラデー回転子で回転された2つの偏光をさらにそれぞ
れ45度回転する1/2波長板と、前記1/2波長板で
回転された2つの偏光の一方を透過し、他方を反射し、
この2つの偏光をともに1つのポートに出力する第2偏
光プリズムと、前記第2偏光プリズムから出力される2
つの偏光を観察対象へ出力する第2ポートと、観察対象
から反射される光を前記第2偏光プリズムと、前記1/
2波長板と、前記ファラデー回転子と、前記第1偏光プ
リズムを介して、前記検出器に光を出力する、前記第1
ポートとは別の第3ポートとからなることを特徴とする
付記項38に記載の共焦点光走査装置。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように本発明の共焦点光走
査装置によれば、画像メモリが光電変換された電気信号
を走査駆動信号と同期して書き込み記憶し、演算部が画
像メモリを読み出して処理するので、最適化された共焦
点画像を表示することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る共焦点光走査
装置の構成を示す構成図
【図2】図1の共焦点光走査装置の先端部の構成を示す
構成図
【図3】図2の前記先端部内の光学ユニットの構成を示
す構成図
【図4】図3の光学ユニット内の光の伝達と光学ユニッ
トからの出射光と観察対象からの戻り光の伝達を示した
説明図
【図5】図1のは前記光走査装置の先端部内の光スキャ
ナによる光走査を説明する説明図
【図6】図1の画像処理部の構成を示す構成図
【図7】図6の画像メモリ内のメモリICとアドレス発
生器との関係を説明する説明図
【図8】図7のメモリICに対してフリーズ信号を発生
するフリーズ回路の構成を示す構成図
【図9】図6の画像メモリにより拡大表示を行う方法を
説明する第1の説明図
【図10】図6の画像メモリにより拡大表示を行う方法
を説明する第2の説明図、
【図11】図6の画像メモリにより拡大表示を行う方法
を説明する第3の説明図
【図12】図6の画像メモリにより縮小表示を行う方法
を説明する第1の説明図
【図13】図6の画像メモリにより縮小表示を行う方法
を説明する第2の説明図
【図14】図6の画像メモリにより縮小表示を行う方法
を説明する第3の説明図
【図15】図6の演算部の構成を示すブロック図
【図16】図15のエンハンス回路の構成を示すブロッ
ク図
【図17】図16のコントラスト補正回路にてコントラ
スト補正を行う方法を説明する説明図
【図18】図16のブライトネス補正回路にてブライト
ネス補正を行う方法を説明する説明図
【図19】図15のフィルタ回路の構成を示すブロック
【図20】図19の平滑化フィルタによりフィルタリン
グを行う方法を説明する説明図
【図21】図19のローパスフィルタによりフィルタリ
ングを行う方法を説明する説明図
【図22】図19のハイパスフィルタによりフィルタリ
ングを行う方法を説明する説明図
【図23】図15の擬似カラー表示回路により擬似カラ
ーを行う方法を説明する説明図
【図24】図15のγ補正回路にてγ補正を行う方法を
説明する説明図
【図25】図1の光サーキュレータの構成図
【図26】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理部
の構成を示すブロック図
【図27】本発明の第3の実施の形態に係る光走査装置
の先端部内の光学ユニットを内視鏡先端に組み込んだ内
視鏡の構成を示す構成図
【図28】図27の内視鏡の先端部の先端面の構成を示
す構成図
【図29】図27の内視鏡の先端部内の光学ユニットの
断面を示す断面図
【図30】本発明の第4の実施の形態に係る光走査装置
の先端部の光出射窓の外周に識別表示をつけた構成を示
す構成図
【図31】図30の光走査装置の先端部を通常観察用内
視鏡の鉗子チャンネルに挿入したときの通常観察用内視
鏡の先端部の構成を示す断面図
【図32】図30の代わりに別の位置に識別表示をつけ
た構成を光出射窓側から見た前記先端部の側面図
【図33】図30の変形例であって光出射窓を光走査装
置の先端部の先端面に設けたときの先端面の斜め上側か
ら見た斜視図
【符号の説明】
1…光走査装置 2…光源 3…光伝達部 4…先端部 5…光検出部 6…画像処理部 7…カラーモニタ 8…レーザ光源 9…シングルモードファイバ 10…光サーキュレータ 11…フォトディテクタ 12…アンプ 21…本体 22…光学ユニット 23…Z軸アクチュエータ 24…光出射窓 25…方向 31…基板 32…スペーサ 33…上板 34a、34b…可変ミラー 35a、35b…ヒンジ部 36、37…ミラー 38…焦点 39…回折格子レンズ 40…略平面 41…端面 42…法線方向 43…A/D変換器 44…画像メモリ 45…演算部 46…D/A変換器 47…ライトイネーブル端子 48…メモリIC 49…フリーズ回路 50…フリーズスイッチ 51…インバータ 52…アドレス発生器 53…エンハンス回路 54…フィルタ回路 55…擬似カラー表示回路 56…γ補正回路 57…コントラスト補正回路 58…ブライトネス補正回路 59…乗算器 60…加算器 61…平滑化フィルタ 62…ローパスフィルタ 63…ハイパスフィルタ 64…輪郭強調回路 71a、71b、72a、72b、73a、73b…切
換スイッチ 85…第1ポート 86…第2ポート 87…第3ポート 88…第1偏光プリズム 89…第2偏光プリズム 90…ファラデー回転子 91…1/2波長板 101…パーソナルコンピュータ 102…インターフェース 121…内視鏡 122…操作部 123…挿入部 124…可撓管部 125…湾曲部 126…先端部 127…操作ノブ 128…鉗子挿入口 130…通常観察窓 131…通常光照射口 132…チャンネル 133…ノズル 134…光出射窓 135…視野範囲 140…突起部 141…撮像素子 151…コイルパイプ 152、153、154…識別表示
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月12日(1999.1.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】この先端部4を図28の内視鏡121の鉗
子チャンネル132の先端から突出させると、図31の
ようになる。このとき、内視鏡121で通常観察を行っ
た場合に、視野範囲135の中に識別表示152が入る
ように、前記先端部4を鉗子チャンネル132から突出
させ、なおかつ識別表示152が通常観察窓130側を
向くように前記先端部4を鉗子チャンネル132から突
出させる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を走査駆動信号により走査
    する光スキャナ機能と前記光スキャナ機能から観察対象
    に照射された光の前記観察対象からの反射光を受光する
    受光機能とより成る先端部と、 前記反射光を電気信号に変換する光電変換部と、 前記変換された電気信号を前記走査駆動信号と同期して
    書き込み記憶する画像メモリと、 前記画像メモリを読み出して処理する演算部とを備えた
    ことを特徴とする共焦点光走査装置。
JP34217798A 1998-12-01 1998-12-01 共焦点光走査装置 Pending JP2000171718A (ja)

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