JP2000171182A - 板状熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

板状熱交換器およびその製造方法

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    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0233Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes the conduits having a particular shape, e.g. non-circular cross-section, annular

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノートブック型パソコン等の放熱器として用
いられる板状熱交換器において、使用時に重ね合わせら
れるべき物品に対して溶接部が干渉しないようにする。 【解決手段】 2枚のアルミニウム板2A,2B によって形
成されかつヒートパイプ部3 を有する合わせ板11からな
る。ヒートパイプ3 部は、下側アルミニウム板2Bの所定
部分が外方に突出させられて形成された中空状作動液封
入部30内に、同アルミニウム板2Bにおける作動液封入部
30と合わせ板11の縁とを結ぶ部分が外方に突出させられ
て形成された中空状作動液注入部4 を通じて作動液を注
入し、作動液注入部4 を圧潰しかつ圧潰部5 における重
合されたアルミニウム板2A,2B 部分の先端どうしを溶接
することにより形成されている。圧潰部5 の上面側から
突出している溶接部6 の突出端61が、合わせ板11の平坦
部7 の上面よりも引っ込んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パーナル
コンピュータなどの電子機器におけるマイクロプロセッ
サユニット(MPU)などの電子部品から発せられる熱
を放熱する放熱器として用いられる板状熱交換器および
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本出
願人は、ノートブック型パソコン等の携帯型電子機器の
放熱性を改善するための板状放熱器を先に提案してい
る。この板状放熱器は、複数の金属板によって形成され
かつヒートパイプ部を有する合わせ板からなるものであ
る。ヒートパイプ部は、合わせ板の下側金属板の所定部
分が外方に突出させられて形成された中空状作動液封入
部内に、同金属板における作動液封入部と合わせ板の縁
とを結ぶ部分が外方に突出させられて形成された中空状
作動液注入部を通じて作動液を注入し、作動液注入部を
圧潰しかつ圧潰部における重合された金属板部分の先端
どうしを溶接することにより形成されている。
【0003】この板状放熱器は、パソコン本体のハウジ
ング内においてMPUの上に載せられ、その上にはキー
ボードが重ねられるようになっている。ところが、板状
放熱器の溶接部は、通常、圧潰部の上下両面側に突出し
た形状となるため、溶接部の上側突出端がキーボードに
干渉することになってしまう。また、このような局部的
な干渉があると、合わせ板の平坦部上面とキーボードと
の間に隙間が生じて、ハウジング内に無駄なスペースが
できたり、電気漏洩を生じたりするおそれもあった。
【0004】本発明の目的は、使用時に重ね合わせられ
るべき物品に対して溶接部が干渉することのない板状熱
交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
の板状熱交換器は、複数の金属板によって形成されかつ
ヒートパイプ部を有する合わせ板からなり、ヒートパイ
プ部が、合わせ板の両外側の金属板のうち少なくとも一
方の金属板の所定部分が外方に突出させられて形成され
た中空状作動液封入部内に、同金属板における作動液封
入部と合わせ板の縁とを結ぶ部分が外方に突出させられ
て形成された中空状作動液注入部を通じて作動液を注入
し、作動液注入部を圧潰しかつ圧潰部における重合され
た金属板部分の先端どうしを溶接することにより形成さ
れている板状熱交換器において、圧潰部の一方の面側か
ら突出している溶接部の突出端が合わせ板の平坦部の一
方の面と同一レベルかそれよりも引っ込んでいることを
特徴とするものである。
【0006】上記のように、圧潰部の一方の面側から突
出している溶接部の突出端が、合わせ板の平坦部の一方
の面と同一レベルかそれよりも引っ込んでいれば、平坦
部の一方の面と同面に重ねられる物品に干渉することが
ない。
【0007】本発明の板状熱交換器の製造方法として
は、複数の金属板によって形成される合わせ板に、これ
の両外側の金属板のうち少なくとも一方の金属板の所定
部分を外方に突出させて中空状作動液封入部を形成して
おくとともに、同金属板における作動液封入部と合わせ
板の縁とを結ぶ部分を外方に突出させることにより中空
状作動液注入部を形成しておき、作動液封入部内に作動
液注入部を通じて作動液を注入し、次いで、1回のプレ
ス加工によって、作動液注入部を圧潰するとともに、圧
潰部の一方の面側から突出した溶接部の突出端が合わせ
板の平坦部の一方の面と同一レベルかそれよりも引っ込
んだ位置にくるように、圧潰部と平坦部における圧潰部
の両縁沿い部分とを変形させ、その後、圧潰部における
重合された金属板部分の先端どうしを溶接することによ
り、合わせ板にヒートパイプ部を形成するものがある。
【0008】上記方法のように、1回のプレス加工によ
って、作動液注入部を圧潰するとともに、圧潰部の一方
の面側から突出した溶接部の突出端が合わせ板の平坦部
の一方の面と同一レベルかそれよりも引っ込んだ位置に
くるように、圧潰部と平坦部における圧潰部の両縁沿い
部分とを変形させ、その後、圧潰部における重合された
金属板部分の先端どうしを溶接するようにすれば、従来
の板状熱交換器の製造方法と同じ工程数で上記本発明の
板状熱交換器を製造することができるため、コストアッ
プを回避できる。しかも、プレス加工後に溶接を行うた
め、作動液の漏洩のおそれが少ない。
【0009】また、本発明の板状熱交換器の製造方法と
しては、複数の金属板によって形成される合わせ板に、
これの両外側の金属板のうち少なくとも一方の金属板の
所定部分を外方に突出させて中空状作動液封入部を形成
し、同金属板における作動液封入部と合わせ板の縁とを
結ぶ部分を外方に突出させることにより中空状作動液注
入部を形成しておくとともに、平坦部に合わせ板の縁か
ら作動液注入部を挟んで互いに平行にのびる2本の切断
線を形成しておき、作動液封入部内に作動液注入部を通
じて作動液を注入し、次いで、1回のプレス加工によっ
て、作動液注入部を圧潰するとともに、圧潰部の平坦部
の一方の面側から突出した溶接部の突出端が合わせ板の
平坦部の一方の面と同一レベルかそれよりも引っ込んだ
位置にくるように、両切断線どうしの間の部分を折り曲
げ、その後、圧潰部における重合された金属板部分の先
端どうしを溶接することにより、合わせ板にヒートパイ
プ部を形成するものもある。
【0010】上記方法のように、1回のプレス加工によ
って、作動液注入部を圧潰するとともに、圧潰部の平坦
部の一方の面側から突出した溶接部の突出端が合わせ板
の平坦部の一方の面と同一レベルかそれよりも引っ込ん
だ位置にくるように、両切断線どうしの間の部分を折り
曲げ、その後、圧潰部における重合された金属板部分の
先端どうしを溶接するようにすれば、平坦部に切断線を
形成するという極めて簡単な作業が増える以外は、従来
の板状熱交換器の製造と同じ工程数で上記請求項2記載
の板状熱交換器を製造することができるため、コストア
ップを極力抑えることができる。しかも、プレス加工後
に溶接を行うため、作動液の漏洩のおそれが少ない。さ
らに、両切断線どうしの間の部分を折り曲げるため、合
わせ板に歪みが生じ難い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明の第1実施
形態を示すものである。この実施形態は、本発明を、ノ
ートブック型パソコン用板状放熱器に適用したものであ
る。図示の板状放熱器(1) は、たとえば2枚のアルミニ
ウム(アルミニウム合金を含む。以下同じ。)板(2A)(2
B)によって形成されかつヒートパイプ部(3) を有する合
わせ板(11)からなる。ヒートパイプ(3) 部は、合わせ板
(11)の下側のアルミニウム板(2B)の所定部分が外方に突
出させられて形成された中空状作動液封入部(30)内に、
同アルミニウム板(2B)における作動液封入部(30)と合わ
せ板(11)の縁とを結ぶ部分が外方に突出させられて形成
された中空状作動液注入部(4) を通じて作動液を注入
し、作動液注入部(4) を圧潰しかつ圧潰部(5) における
重合されたアルミニウム板(2A)(2B)部分の先端どうしを
溶接することにより形成されている。そして、圧潰部
(5) の上面側から突出している溶接部(6) の突出端(61)
が、合わせ板(11)の平坦部(7) の上面よりも引っ込んで
いる(図3参照)。
【0012】上記板状放熱器(1) を構成している合わせ
板(11)は、左右方向に長い長方形をしている。ヒートパ
イプ部(3) は、横方向にのびる複数の並列状直線部(31)
と、直線部(31)の左右各端部どうしを連通させるように
前後方向にのびる2つの連通部(32)とよりなる。合わせ
板(11)の圧潰部(5) およびその両縁沿い部分の平坦部
(7) が、下方に向かって凹状に変形させられている。こ
れによって、溶接部(6)の上側突出端(61)が合わせ板(1
1)の平坦部(7) の上面よりも引っ込むようになされてい
る。また、溶接部(6) には、圧潰部(5) の下面側から突
出している下側突出端(62)も形成されているが、この下
側突出端(62)は、合わせ板(11)のヒートパイプ部(3) の
先端よりも引っ込んでいる。つまり、溶接部(6) は、合
わせ板(11)の厚みの中間に位置させられている。
【0013】図2および図3は、上記板状放熱器(1) を
ノートブック型パソコン(9) に組み込んだ状態を示して
いる。ノートブック型パソコン(9) は、その本体ケーシ
ング(91)内にマザーボード上に載せられたMPU(92)を
備えている。そして、このMPU(92)の上に伝熱プレー
ト(93)を介して板状放熱器(1) が載せられている。板状
放熱器(1) の上にはキーボード(94)が載せられている。
上記のとおり、板状放熱器(1) における溶接部(6) の上
側突出端(61)は、合わせ板(11)の平坦部(7) の上面より
も引っ込んでいるから、キーボード(94)に干渉せず、板
状放熱器(1) の上面とキーボード(94)との間には隙間が
生じない。なお、マザーボード上には、MPU(92)の他
にもコンデンサ、IC回路、位置決めピン等の多数の部
品が載せられており、上記部品(95)が板状放熱器(1) に
おける溶接部(6) の下方に配置されることもあり得る
が、上述のとおり、溶接部(6) の下側突出端(62)は、合
わせ板(11)のヒートパイプ部(3) の先端よりも引っ込ん
でいるので、上記部品(95)に干渉しない。
【0014】次に、図4〜図7に基づいて、上記板状放
熱器(1) の製造方法を説明する。
【0015】まず、図4に示す合わせ板(11)を用意す
る。この合わせ板(11)は、2枚のアルミニウム板(2A)(2
B)によって形成され、かつ下側のアルミニウム板(2B)の
所定部分が外方に突出させられて形成された中空状作動
液封入部(30)と、同アルミニウム板(2B)における作動液
封入部(30)と合わせ板(11)の縁とを結ぶ部分が外方に突
出させられて形成された中空状作動液注入部(4) とを有
している。作動液封入部(30)は、ヒートパイプ部(3) と
同じパターンであって、複数の並列状直線部(301) およ
び2つの連通部(302) からなる。作動液注入部(4) は、
作動液封入部(30)の一方の連通部(302) の長さ中央部か
ら合わせ板(11)の一側縁の長さ中央部に形成された突出
縁部(101) の先端に至るものであり、その先端開口が作
動液注入口となされる。なお、上記合わせ板(11)は、た
とえば、2枚のアルミニウム板(2A)(2B)の合わせ面のう
ち少なくともいずれか一方の面に圧着防止剤を所定パタ
ーンに印刷し、この状態で両アルミニウム板(2A)(2B)を
圧着することにより非圧着部を形成し、この非圧着部に
流体圧を導入して一方のアルミニウム板(2B)を外方に膨
出させることにより作動液封入部(30)と作動液注入部
(4) とを一挙に形成する、いわゆるロールボンド法によ
って製造される。このロールボンド法によれば、作動液
の漏れが生じ難く、量産性に優れ、寸法形状の自由度が
大きい等の利点があり、上記合わせ板(11)の製造に適し
ているが、それ以外の方法、たとえば、一方のアルミニ
ウム板にプレス加工によって所定パターンの外方突出部
を形成しておいてから、両アルミニウム板を接合する方
法によって合わせ板を製造するようにしてもよい。
【0016】また、図4および図5(a)に示すよう
に、合わせ板(11)の作動液注入口部を拡管成形し、同部
分に金属パイプ(12)の下端部を溶接した(図4参照)。
【0017】次いで、図4および図5(a)に示すよう
に、合わせ板(11)の作動液封入部(30)内に、金属パイプ
(12)および作動液注入部(4) を通じて、作動液を注入し
た。なお、作動液としては、例えばPFC、HFC13
4a、CFC113、HCFC123等が用いられる。
【0018】その後、金属パイプ(12)の先端部を圧潰し
て先端開口を閉鎖し、それによって、合わせ板(11)にガ
ス滞留部(13)を形成した(図5(b)参照)。
【0019】次に、図5(b)に示すように、ガス滞留
部(13)が上になるようにした合わせ板(11)の下部を、6
0℃の湯に所定時間漬けて加熱した。そうすると、合わ
せ板(11)内の作動液が蒸発してガス状作動液となり、そ
れによって、作動液に溶存し、また、合わせ板(11)の作
動液封入部(30)および作動液注入部(4) 内に残留してい
た窒素、酸素、二酸化炭素などの非凝縮ガスが、ガス滞
留部(13)内に押し込まれて滞留する。
【0020】それから、図5(c)および図6(a)に
示すように、先端面に台状凸部(14A) を有する凸状ピン
チ(14)と先端面に前記凸部(14A) に嵌め合わせられる凹
部(15A) を有する凹状ピンチ(15)とを用いた1回のプレ
ス加工により、作動液注入部(4) の略下半部を圧潰する
とともに、圧潰部(5) の一方の面側から突出した溶接部
(6) の突出端(61)が合わせ板(11)の平坦部(7) の一方の
面よりも引っ込んだ位置にくるように、圧潰部(5) と平
坦部(7) における圧潰部(5) の両縁沿い部分とを変形さ
せた。
【0021】こうしておいて、図5(d)および図6
(b) に示すように、合わせ板(11)の作動液注入部(4) を
上記圧潰部(5) の上端において切断し、それによって合
わせ板(11)からガス滞留部(13)を分離除去した。
【0022】その後、図5(e)および図6(c)に示
すように、圧潰部(5) における重合されたアルミニウム
板(2A)(2B)部分の先端どうしを、たとえばTIG溶接し
た。こうして、図1に示すように、ヒートパイプ部(3)
を有する合わせ板(11)からなる板状放熱器(1) を得た。
【0023】図7〜図10は、本発明の第2実施形態を
示すものである。この実施形態も、本発明をノートブッ
ク型パソコン用板状放熱器に適用したものである。図示
の板状放熱器(21)は、以下の点を除いて第1実施形態と
同じである。すなわち、板状放熱器(21)は、その平坦部
(7) に合わせ板(11)の縁から圧潰部(5) を挟んで互いに
平行にのびる2本の切断線(16)が形成されているととも
に、両切断線(16)どうしの間の部分(8) が下側に段状に
折り曲げられ、それによって、圧潰部(5) の上面側から
突出した溶接部(6) の上側突出端(61)が合わせ板(11)の
平坦部(7) の上面よりも引っ込んだ位置にきている。
【0024】図8および図9は、上記板状放熱器をノー
トブック型パソコンに組み込んだ状態を示しており、板
状放熱器(21)は、マザーボード上のMPU(92)の上に伝
熱プレート(93)を介して載せられ、その上にはキーボー
ド(94)が載せられている。そして、上記のとおり、板状
放熱器(21)における溶接部(6) の上側突出端(61)は、合
わせ板(11)の平坦部(7) の上面よりも引っ込んでいるか
ら、キーボード(94)に干渉せず、板状放熱器(21)の上面
とキーボード(94)との間には隙間が生じない。また、溶
接部(6) の下側突出端(62)も、合わせ板(11)のヒートパ
イプ部(3) の先端よりも引っ込んだ位置にあるので、マ
ザーボード上に載せられたMPU以外の部品(95)が溶接
部(6) の下方に配置される場合でも、上記部品(95)に干
渉しない。
【0025】また、上記第2実施形態の板状放熱器(21)
の製造方法は、次の点を除いて、上記第1実施形態と同
じである。すなわち、まず、合わせ板(11)の平坦部(7)
に合わせ板(11)の縁から作動液注入部(4) を挟んで互い
に平行にのびる2本の切断線(16)をあらかじめ形成して
おく。そして、上記凸状ピンチ(14)と凹状ピンチ(15)と
を用いた1回のプレス加工によって、作動液注入部(4)
を圧潰するとともに、溶接部(6) の上側突出端(61)が合
わせ板(11)の平坦部(7) の上面よりも引っ込んだ位置に
くるように、両切断線(16)どうしの間の部分(8) を段状
に折り曲げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す板状放熱器の下方
斜視図である。
【図2】上記板状放熱器を組み込んだノートブック型パ
ソコンを示す上方斜視図である。
【図3】上記ノートブック型パソコンの一部拡大垂直断
面図である。
【図4】上記板状放熱器の製造方法の1工程を示す上方
斜視図である。
【図5】上記板状放熱器の製造方法中の5つの工程を工
程順に示す垂直断面図である。
【図6】上記板状放熱器の製造方法中の3つの工程を工
程順に示す上方斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す板状放熱器の下方
斜視図である。
【図8】上記板状放熱器を組み込んだノートブック型パ
ソコンを示す上方斜視図である。
【図9】上記ノートブック型パソコンの一部拡大垂直断
面図である。
【図10】上記板状放熱器の製造方法中の3つの工程を
工程順に示す上方斜視図である。
【符号の説明】
1) 板状放熱器( 板状熱交換器) 11) 合わせ板 2A) 上側アルミニウム板 2B) 下側アルミニウム板 3) ヒートパイプ部 30) 作動液封入部 4) 作動液注入部 5) 圧潰部 6) 溶接部 61) 上側突出端 7) 平坦部 21) 板状放熱器( 板状熱交換器) 16) 切断線 8) 両切断線どうしの間の部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属板によって形成されかつヒー
    トパイプ部を有する合わせ板からなり、ヒートパイプ部
    が、合わせ板の両外側の金属板のうち少なくとも一方の
    金属板の所定部分が外方に突出させられて形成された中
    空状作動液封入部内に、同金属板における作動液封入部
    と合わせ板の縁とを結ぶ部分が外方に突出させられて形
    成された中空状作動液注入部を通じて作動液を注入し、
    作動液注入部を圧潰しかつ圧潰部における重合された金
    属板部分の先端どうしを溶接することにより形成されて
    いる板状熱交換器において、圧潰部の一方の面側から突
    出している溶接部の突出端が合わせ板の平坦部の一方の
    面と同一レベルかそれよりも引っ込んでいることを特徴
    とする、板状熱交換器。
  2. 【請求項2】 複数の金属板によって形成される合わせ
    板に、これの両外側の金属板のうち少なくとも一方の金
    属板の所定部分を外方に突出させて中空状作動液封入部
    を形成しておくとともに、同金属板における作動液封入
    部と合わせ板の縁とを結ぶ部分を外方に突出させること
    により中空状作動液注入部を形成しておき、作動液封入
    部内に作動液注入部を通じて作動液を注入し、次いで、
    1回のプレス加工によって、作動液注入部を圧潰すると
    ともに、圧潰部の一方の面側から突出した溶接部の突出
    端が合わせ板の平坦部の一方の面と同一レベルかそれよ
    りも引っ込んだ位置にくるように、圧潰部と平坦部にお
    ける圧潰部の両縁沿い部分とを変形させ、その後、圧潰
    部における重合された金属板部分の先端どうしを溶接す
    ることにより、合わせ板にヒートパイプ部を形成する、
    請求項1記載の板状熱交換器の製造方法。
  3. 【請求項3】 複数の金属板によって形成される合わせ
    板に、これの両外側の金属板のうち少なくとも一方の金
    属板の所定部分を外方に突出させて中空状作動液封入部
    を形成し、同金属板における作動液封入部と合わせ板の
    縁とを結ぶ部分を外方に突出させることにより中空状作
    動液注入部を形成しておくとともに、平坦部に合わせ板
    の縁から作動液注入部を挟んで互いに平行にのびる2本
    の切断線を形成しておき、作動液封入部内に作動液注入
    部を通じて作動液を注入し、次いで、1回のプレス加工
    によって、作動液注入部を圧潰するとともに、圧潰部の
    平坦部の一方の面側から突出した溶接部の突出端が合わ
    せ板の平坦部の一方の面と同一レベルかそれよりも引っ
    込んだ位置にくるように、両切断線どうしの間の部分を
    折り曲げ、その後、圧潰部における重合された金属板部
    分の先端どうしを溶接することにより、合わせ板にヒー
    トパイプ部を形成する、請求項1記載の板状熱交換器の
    製造方法。
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