JP2000171162A - 竪形脱ワックス炉 - Google Patents

竪形脱ワックス炉

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JP2000171162A
JP2000171162A JP10349474A JP34947498A JP2000171162A JP 2000171162 A JP2000171162 A JP 2000171162A JP 10349474 A JP10349474 A JP 10349474A JP 34947498 A JP34947498 A JP 34947498A JP 2000171162 A JP2000171162 A JP 2000171162A
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JP
Japan
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dewaxing
vertical
chamber
wall surface
processed product
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Pending
Application number
JP10349474A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Matsuo
英明 松尾
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱に伴い処理品から発生する油煙がスムー
スに排出され、メンテナンスを容易にするとともに、品
質を向上させ、しかもコンパクトで設置スペースを採ら
ない処理能力が高い脱ワックス炉を提供する。 【解決手段】 処理品受2が定間隔で取付された無端チ
ェーン3を上部ホイール4と下部ホイール5に張架して
なる垂直搬送機構を内部に設けたタワー型の脱ワックス
室1Aを形成し、該脱ワックス室内を竪壁19により処
理品8の上昇路20と下降路21とに区画し、処理品を
該垂直搬送機構によって一巡させるとともに、該脱ワッ
クス室の下部壁面にガス導入口23を開設し、上部壁面
にガス排出口24を開設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タワー型の脱ワッ
クス室を具備した竪形脱ワックス炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】粉末焼結合金部品は、周知のように、樹
脂等のバインダーを添加した金属粉末を金型や射出成形
機等によって所定形状に加圧成形し、これを焼結炉に入
れて加熱し該金属粉末を融着させることにより製造され
る。
【0003】ところで、粉末焼結合金部品を大量生産す
る場合は、従来から一般的にメッシュベルトコンベヤ炉
等の処理品を炉内で水平方向に搬送させる横形の連続炉
が用いられていた。ところが横形炉の場合、排煙がうま
くいかないことが多いので、バインダーが加熱されるこ
とによって処理品から発散される大量の油煙が炉内壁面
やヒータ周囲あるいは処理品自体に付着し、メンテナン
スを困難にしたり製品の品質に悪影響を及ぼすことがあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、排煙が理想的に行われ、メンテナンスを容易に
し、製品の品質を向上させるとともに、処理能力が高
く、かつコンパクトでスペースを採らずに設置できる竪
形脱ワックス炉を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
竪形脱ワックス炉は、処理品受が定間隔で取付された無
端チェーンを上部ホイールと下部ホイールに張架してな
る垂直搬送機構を内部に設けたタワー型の脱ワックス室
を形成し、該脱ワックス室内を竪壁により処理品の上昇
路と下降路とに区画し、処理品を該垂直搬送機構によっ
て一巡させるとともに、該脱ワックス室の下部壁面にガ
ス導入口を開設し、上部壁面にガス排出口を開設してな
ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明に係る竪形脱ワックス炉の
全体を縦断面図で示すもので、1Aは断熱壁によりタワ
ー型に構築された竪形の脱ワックス室、1Bは同じく断
熱壁によりタワー型に構築され焼結室である。該脱ワッ
クス室1Aおよび焼結室1Bの内部には図2に拡大して
示したように処理品受2を定間隔で取付した無端チェー
ン3を上部ホイール4と下部ホイール5に張架すること
で垂直搬送機構を設けている。なお、ホイール4または
5のいずれか一方は駆動モータに連繋され底速度で回転
動することで無端チェーン3が循環動し該各室内で処理
品受2を矢印の方向に移動させる。また、ホイール4ま
たは5のいずれか一方は該無端チェーン3が常に弛まな
いようにするためのテンション機構を備えている。な
お、無端チェーン3は耐熱性および耐摩耗性に優れてい
る炭素繊維強化炭素複合材料からなる。ただし、脱ワッ
クスを低温で行う場合の無端チェーン3は金属等の他の
材質としても良い。
【0007】そして、該各室1A,1Bの下部両側に図
2に示したように装入口6,抽出口7が開設され、該装
入口6には処理品8を自重で処理品受2上に夫々載架さ
せるための傾斜シュート9が設けられ、抽出口7には処
理品受2上の処理品8を降下させるための傾斜シュート
10が夫々設けられる。なお、11は処理品8を水平方
向に搬送するために設けられた水平搬送ローラである。
【0008】12は脱ワックス室1Aの装入口6前に設
けられた装入テーブル、13は該装入口6に設けられた
装入扉である。また、14は脱ワックス室1Aと焼結室
1Bの間にガスの流通を遮断するために設けられた仕切
扉である。また、15は焼結室1Bの抽出口7に設けら
れた抽出扉、16は冷却室、17は該冷却室の出口に設
けられた抽出扉、18は該冷却室に設けられた冷却用フ
ァンである。
【0009】また、脱ワックス室1A内および焼結室1
B室内は竪壁19により処理品8の上昇路20と下降路
21とに区画され、脱ワックス室1Aの内壁面に処理品
8の進行方向に区分して複数の電熱式のヒータ22が設
けられ、該各ヒータ22によって処理品8の搬送位置毎
に温度設定し得るようにしている。また、脱ワックス室
1Aの下部壁面にはガス導入口23が開設され、上部壁
面にはガス排出口24が開設されている。また、25は
焼結室1Bの下部壁面に開設されたガス導入口、26は
焼結室1Bの上部壁面に開設されたガス排出口である。
【0010】装入テーブル12上に置かれた処理品8は
装入扉13を開けることにより脱ワックス室1A内に装
入され、処理品受2に支持され該垂直搬送機構の作動に
より上昇路20を上昇動した後に下降路21を下降動す
る間にヒータ22により加熱され、該処理品中のバイン
ダーが燃焼することで大量の油煙が発生するが、該脱ワ
ックス室1A内にガス導入口23より外気が導入されヒ
ータ22によりその空気が加熱されることで室内に上昇
気流ができその油煙はその上昇気流に伴って該脱ワック
ス室1A内を上方に流れガス排出口24より外部に排出
される。そして、下降路21では該処理品8の移動方向
と油煙の流れる方向とが相対する関係となるので、処理
品8が抽出口7に至る時分には発生した油煙が再付着す
ることなく抽出される。
【0011】そして脱ワックス室1Aより抽出された処
理品8は仕切扉14を開けて焼結室1Bに装入され、ま
た処理品受2に支持されて該室内を巡回動する間にヒー
タ22によりその金属粉末が融着する温度に加熱され、
抽出口7より抽出されて冷却室16で冷却される。
【0012】この装置では、脱ワックス室1Aと焼結室
1Bとの間に設けられた仕切扉14によってガスの流通
を遮断できるので、脱ワックス室1A中の油煙または燃
焼ガス等が焼結室1Bに流入するおそれがない。そして
焼結室1Bをアルゴンまたは窒素等の不活性ガスを雰囲
気ガスとすることで処理品8の焼結中の酸化を防止する
ことができる。
【0013】なお、脱ワックス室1Aおよび焼結室1B
の高さを必要に応じて高くすることで、該処理室内を一
巡する処理品8の滞在時間を自在に調節できるので、処
理能力の大きいものでもコンパクトでスペースを採らず
に設置することができる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明の竪形脱ワックス炉
は、処理品受が定間隔で取付された無端チェーンを上部
ホイールと下部ホイールに張架してなる垂直搬送機構を
内部に設けたタワー型の脱ワックス室を形成し、該脱ワ
ックス室内を竪壁により処理品の上昇路と下降路とに区
画し、処理品を該垂直搬送機構によって一巡させるとと
もに、該脱ワックス室の下部壁面にガス導入口を開設
し、上部壁面にガス排出口を開設してなるので、加熱に
伴い処理品から発生する油煙を上昇気流に乗せてスムー
スに排出させることができる。このため炉内壁面やヒー
タ周囲あるいは処理品自体に付着する油煙は非常に少な
くできてメンテナンスを容易にするとともに、粉末焼結
合金部品等の品質を向上させ、しかもコンパクトで設置
スペースを採らないなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示した竪形脱ワックス炉
の縦断面図。
【図2】図1の竪形脱ワックス炉の部分拡大断面図。
【符号の説明】
1A 脱ワックス室 1B 焼結室 2 処理品受 3 無端チェーン 4 上部ホイール 5 下部ホイール 6 装入口 7 抽出口 8 処理品 11 水平搬送ローラ 19 竪壁 20 上昇路 21 下降路 22 ヒータ 23,25 ガス導入口 24,26 ガス排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理品受が定間隔で取付された無端チェ
    ーンを上部ホイールと下部ホイールに張架してなる垂直
    搬送機構を内部に設けたタワー型の脱ワックス室を形成
    し、該脱ワックス室内を竪壁により処理品の上昇路と下
    降路とに区画し、処理品を該垂直搬送機構によって一巡
    させるとともに、該脱ワックス室の下部壁面にガス導入
    口を開設し、上部壁面にガス排出口を開設してなること
    を特徴とした竪形脱ワックス炉。
JP10349474A 1998-12-09 1998-12-09 竪形脱ワックス炉 Pending JP2000171162A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106352696A (zh) * 2016-09-22 2017-01-25 大连理工大学 一种用于电石锅余热回收的隧道窑装置及应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106352696A (zh) * 2016-09-22 2017-01-25 大连理工大学 一种用于电石锅余热回收的隧道窑装置及应用
CN106352696B (zh) * 2016-09-22 2018-06-08 大连理工大学 一种用于电石锅余热回收的隧道窑装置及应用

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