JP2000170769A - 動圧軸受装置の製造方法 - Google Patents

動圧軸受装置の製造方法

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JP2000170769A
JP2000170769A JP10348516A JP34851698A JP2000170769A JP 2000170769 A JP2000170769 A JP 2000170769A JP 10348516 A JP10348516 A JP 10348516A JP 34851698 A JP34851698 A JP 34851698A JP 2000170769 A JP2000170769 A JP 2000170769A
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Hisaya Nakagawa
久弥 中川
Michiaki Takizawa
道明 滝沢
Masamichi Hayakawa
正通 早川
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、負圧解消部15bを効率的に
成形し、安価な動圧軸受装置を得ることを可能とする。 【解決手段】 軸部材21又は軸受部材15の全体を一
貫した粉末冶金工法により形成し、負圧解消部15bを
除いた本体部分を成形する本体成形工程に連続して凹溝
成形工程を行い、その凹溝成形工程中のサイジング処理
工程によって負圧解消部15bを成形することによっ
て、従来のような切削加工等の高コストな加工を施すこ
となく安価な一連の粉末冶金工程により成形するように
したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑流体に動圧を
発生させ、その動圧により軸部材と軸受部材とを相対的
に回転自在に支持するように構成した動圧軸受装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリゴンミラー、磁気ディスク、
光ディスク等の各種回転体を回転支持するための動圧軸
受装置が種々提案されている。この動圧軸受装置におい
ては、軸部材側の動圧面と、軸受部材側の動圧面とが所
定の半径方向微少隙間を介して環状に対向するように設
けられており、その環状隙間内に注入された空気やオイ
ル等の潤滑流体が、回転時に動圧面のポンピング作用に
より加圧され、当該潤滑流体の動圧によって軸部材及び
軸受部材の両部材が相対的に回転可能に支持されるよう
になっている。
【0003】このような動圧軸受装置では、動圧を発生
させるための手段としてへリングボーン形状やスパイラ
ル形状等の動圧発生用の溝を設けたものがあるが、特に
ジャーナル軸受装置の場合においては、動圧発生用の溝
を用いない構造のステップ動圧軸受装置やテーパ動圧軸
受装置が従来より提案されている。図7には、一般のス
テップ動圧軸受装置の構造例が示されているが、本図に
示されているように、例えば軸部材1を周状に取り囲ん
でいる軸受部材2の内周壁面に、中心側に向かって段差
(ステップ)状に突出する凸状表面を備えた動圧発生部
2aが、複数箇所(3箇所)にわたって設けられてい
る。
【0004】上記動圧発生部2aは、周方向に沿って間
欠的に複数個(3個)設けられているが、それらの各動
圧発生部2aと上記軸部材1の外周面との間に形成され
た狭小空間において、オイルや空気等の潤滑流体が絞ら
れるようにして加圧されることにより所望の軸受動圧が
得られるようになっている。なお、テーパ動圧軸受装置
では、上述した凸状表面を有する動圧発生部2aが段差
状に突出するのではなく、連続的な傾斜面(テーパ面)
を介して突出している。
【0005】このとき、図6中の矢印で示した潤滑流体
の流れ方向(図においては左回り方向)において、上記
各動圧発生部2aの下流側には、当該動圧発生部2aの
端面部に隣接するようにして凹状の分離溝からなる負圧
解消部2bがそれぞれ設けられている。これらの各凹状
分離溝からなる負圧解消部2bは、上記動圧発生部2a
から半径方向外側に向かって急激に窪むように形成され
ており、それらの各負圧解消部2bが画成する拡大空間
内に潤滑流体が流れ込むことによって無用な負圧領域の
形成が回避されるようになっている。つまり、このよう
な凹状分離溝からなる負圧解消部2bが設けられていな
ければ、負圧の発生によって外乱が生じ、負荷容量が低
下して半径方向の剛性が著しく小さくなり、良好な動圧
特性が得られないこととなる。
【0006】このように負圧解消部2bは、ステップ動
圧軸受装置やテーパ動圧軸受装置において必須の構成部
材となっているが、良好な動圧特性を得るためにはでき
るだけ深く狭い方が好ましい。通常は、20μm以上の
深さに形成されているが、そのように深く狭い溝を加工
成形するに当たっては、切削加工を採用するのが一般的
である。切削加工以外の加工手段では、深く狭い凹状溝
を形成することは困難であるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動圧軸
受装置の製造工程に上述したような切削加工を付加する
と、他の製造工程とは完全に別個の工程を付加すること
となる上に、切削加工工程自体の加工性も良好でなく、
ワークの取扱性や加工効率等の理由から生産性が大きく
低下していまい高コストにならざるを得ないという問題
がある。より具体的には、上述したステップ動圧軸受装
置やテーパ動圧軸受装置では、型成形等を採用すること
によって本体部分や動圧発生部2aについては低コスト
で高効率に製造することが可能であるが、上述した凹状
分離溝からなる負圧解消部2bの切削加工工程を付加し
た場合には、生産コストが大幅に上昇してしまう。その
結果、ステップ動圧軸受装置やテーパ動圧軸受装置は、
他の動圧軸受装置に比して高価であるという概念が定着
している。
【0008】そこで本発明は、簡易な構成で、負圧解消
部を効率的に成形することができるようにした動圧軸受
装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、相対回転可能に装着される
軸部材と軸受部材との少なくとも一方側の部材に、他方
側の部材に向かって半径方向に突出する潤滑流体加圧用
の動圧発生部を凸面状に形成する工程を有し、上記動圧
発生部を周方向に沿って間欠的に複数個形成し、かつ、
それら複数個の各動圧発生部どうしの間部分に、当該動
圧発生部で発生する動圧とともに生じる負圧を打ち消す
負圧解消部を凹溝状に形成するようにした動圧軸受装置
の製造方法において、上記動圧発生部を形成すべき軸部
材又は軸受部材のうちの前記負圧解消部を除いた本体部
分を金型成形する本体成形工程と、その本体成形工程に
より金型成形した本体部分にサイジング工程を施して前
記負圧解消部を形成する凹溝成形工程と、を含む粉末冶
金工法により軸部材又は軸受部材を成形するようにして
いる。
【0010】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の本体成形工程は、焼結金属材料を用いた粉末
冶金工法により軸部材又は軸受部材のブランク素材を成
形する工程と、その軸部材又は軸受部材のブランク素材
に第1のサイジング行程を施して動圧発生部を形成する
工程と、を含み、前記凹溝成形工程におけるサイジング
工程を、再度の第2のサイジング工程として行う。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、前記請
求項2記載の本体成形工程における第1のサイジング工
程で、本体部分のブランク素材に対して横断面略真円状
の第1のサイジングバーを用いて動圧発生部を成形し、
前記第2のサイジング工程で、負圧解消部の凹溝形状に
対応した突形状の成形エッジ部を外周部に有する第2の
サイジングバーを本体部分のブランク素材に用いること
により負圧解消部を成形する。
【0012】さらにまた、請求項4記載の発明では、前
記請求項1記載の軸受部材を軸受保持部材に圧入・固定
するマンドレルを用いて、前記凹溝成形工程のサイジン
グ工程を軸受部材に対して行うものであって、上記マン
ドレルの外周部に、負圧解消部の凹溝形状に対応した突
形状の成形エッジ部を形成しておき、そのマンドレル
を、軸受部材のブランク素材に用いることにより当該軸
受部材のブランク素材の内周壁面に対して負圧解消部を
成形する。
【0013】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項4記載の軸受部材を軸受保持部材の内周側に圧入・固
定する嵌合工程と、上記軸受部材の内周壁面に負圧解消
部を形成するサイジング工程とを、同時に行う。
【0014】さらに、請求項6記載の発明では、前記請
求項4記載の前記軸受部材を軸受保持部材の内周側に圧
入・固定する嵌合工程を、横断面略真円状の第1のマン
ドレルにより行い、その後に、前記負圧解消部の凹溝形
状に対応した突形状の成形エッジ部を有する第2のマン
ドレルによって、負圧解消部形成用のサイジング工程を
行う。
【0015】一方、請求項7記載の発明では、前記請求
項3又は6記載の第1及び第2のサイジングバー又は第
1及び第2のマンドレルを、一軸一体状に形成したサイ
ジングバー又はマンドレルを用いる。
【0016】また、請求項8記載の発明では、前記請求
項1記載の凸面状の動圧発生部を、段差又は傾斜面を介
してステップ状又はテーパ状に半径方向に突出させるよ
うに形成する。
【0017】このような構成を有する請求項1記載の発
明によれば、軸部材又は軸受部材の全体が一貫した粉末
冶金工法により形成され、負圧解消部を除いた本体部分
を成形する本体成形工程に連続して凹溝成形工程が行わ
れ、その凹溝成形工程中のサイジング工程によって負圧
解消部が成形されることとなることから、従来のような
切削加工等の高コストな加工を施すことなく安価な一連
の粉末冶金工程によって負圧解消部が低コストで成形さ
れる。
【0018】この粉末冶金工法による形成工程は、請求
項2記載の発明のように焼結金属材料を用いて行われる
が、そのとき、動圧発生部及び負圧解消部の双方をサイ
ジング工程により成形するようにすれば、本体成形工程
と凹溝成形工程との連続性が確実に確保される。
【0019】特に、請求項3記載の発明のように、本体
成形工程及び凹溝成形工程の各々において、異なる横断
面形状のサイジングバーを使い分けるようにすれば、動
圧発生部及び負圧解消部の双方が確実かつ効率的に成形
される。
【0020】また、軸受部材の内周壁面に対して負圧解
消部を形成する場合には、請求項4記載の発明のよう
に、マンドレルを用いて凹溝成形工程のサイジング工程
を行うことが可能であり、軸受部材の組立工程において
負圧解消部が低コストで成形されることとなる。
【0021】このマンドレルを用いた凹溝成形工程にお
けるサイジング工程を、請求項5記載の発明のように、
軸受部材を軸受保持部材に圧入・固定する工程と同時に
行うようにすれば、装置の組立と成形とが同時に行わ
れ、生産効率の向上が図られる。
【0022】さらに、請求項6記載の発明のように、軸
受部材を軸受保持部材に圧入・固定する工程を行った
後、凹溝成形工程におけるサイジング処理工程をマンド
レルにより行うようにすれば、特に、軸受部材を軸方向
に複数配置する場合に、これら複数個の軸受部材に対す
る負圧解消部のサイジング処理が同時に行われることと
なり、周方向の同位置に負圧解消部が成形されて、複数
個の軸受部材による動圧発生分布が軸方向に均一化さ
れ、安定的な軸支力が得られる。
【0023】このようにマンドレルを用いる場合には、
請求項7記載の発明のように、圧入・固定に用いる第1
のマンドレルと、凹溝成形工程に用いる第2のマンドレ
ルとを一軸状に一体化して用いるようにすれば、圧入・
固定工程と凹溝成形工程とが連続して効率的に行われ
る。
【0024】そして、このような各作用は、請求項8記
載の発明のように、ステップ動圧軸受装置又はテーパ動
圧軸受装置のいずれにおいても同様に得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、いわゆる両端軸
回転型のHDD(ハードディスク駆動用)スピンドルモ
ータに適用した実施形態について図面により詳細に説明
する。
【0026】まず、図3に示されたHDDスピンドルモ
ータの全体構造を説明すると、当該HDDスピンドルモ
ータは、固定部材としてのステータ組1と、このステー
タ組1に対して図示上側から組み付けられた回転部材と
してのロータ組2とから構成されている。このうちステ
ータ組1は、図示を省略した固定基台側にネジ止めされ
ているフレーム11を有しているとともに、そのフレー
ム11の略中央部分には、軸方向(図示上方向)に突出
するようにして、比較的大径の略中空円筒体からなる軸
受ホルダ12が一体的に形成されている。
【0027】上記軸受ホルダ12の外周壁面には、複数
の突極部を放射状に備えたステータコア13が嵌着され
ているとともに、そのステータコア13の各突極部に
は、巻線14が巻回されている。
【0028】一方、上記軸受ホルダ12の内周壁面に
は、動圧軸受装置の軸受部材を構成する軸受スリーブ1
5が嵌着されている。この軸受スリーブ15の詳細構造
については後述することとするが、当該軸受スリーブ1
5の中心部分に設けられた中空穴部分には、上記ロータ
組2の軸体を構成する回転軸21が回転自在に支承され
ている。すなわち、上記軸受スリーブ15の中心部分に
貫通形成された中心穴の内周壁面と、上記回転軸21の
外周壁面とは、半径方向に数μm〜数十μmの狭小隙間
を介して周状に対面配置されており、これらの対向壁面
がラジアル動圧軸受面に形成されていることによって、
ラジアル動圧軸受部RBが形成されている。
【0029】そして、このラジアル動圧軸受部RBを形
成している狭小隙間内には、オイルや磁性流体、あるい
はエアー等からなる所定の潤滑流体が連続するようにし
て注入・充填されており、上記対向両ラジアル動圧面の
回転時におけるポンピング作用によって、潤滑流体が昇
圧されて動圧が生じ、その潤滑流体に生じさせられた動
圧によって、上記回転軸21がラジアル方向に浮上し支
承されるようになっている。
【0030】さらに、上記軸受ホルダ12の図示下端側
開口部分には、当該開口部分を閉塞するようにして円盤
状のスラスト板16が密着されている。一方、前記回転
軸21の図示下端部分には、上記スラスト板16と軸方
向に近接対向するようにして環状のスラストリング22
が圧入されており、これら回転軸21及びスラストリン
グ22の図示下端面が、前記スラスト板16の内端面
(図示上端面)に対して軸方向に数μm〜数十μmの狭
小隙間を介して対面する配置関係になされている。そし
て、これらスラスト板16、回転軸21及びスラストリ
ング22の各対向面が、スラスト動圧面に形成されてい
ることによって、スラスト動圧軸受部SBが形成されて
いる。
【0031】このスラスト動圧軸受部SBを形成してい
る狭小隙間内には、上述したラジアル動圧軸受部RBか
ら連続するようにしてオイルや磁性流体、あるいはエア
ー等からなる所定の潤滑流体が注入・充填されていると
ともに、上述した各対向スラスト動圧面の少なくとも一
面に形成されたスパイラル形状等の動圧発生用溝(図示
省略)の回転時におけるポンピング作用によって、潤滑
流体が昇圧されて動圧が生じ、その潤滑流体に生じさせ
られた動圧によって、上記回転軸21がスラスト方向に
浮上して支承される構成になされている。
【0032】一方、上記回転軸21の反対側端である図
示上端部分には、図示を省略した所定の記録媒体を支持
するための回転ハブ23が嵌着固定されている。上記回
転ハブ23は、磁気ディスク等の記録媒体を外周部に装
着する略円筒形状の胴部23aを有しているとともに、
この胴部23aの図示下端開口部分の内周壁面に、バッ
クヨーク23bを介して駆動マグネット23cが環状に
装着されている。この駆動マグネット23cは、前述し
たステータコア13の突極部外端面に対して周状に対向
するように近接配置されている。
【0033】次に、前述した動圧軸受装置を構成してい
る軸受ホルダ12及びその内部に嵌着された軸受スリー
ブ15の構造について説明する。図1及び図2にかかる
実施形態では、理解容易化のためのめに軸受ホルダ12
と軸受スリーブ15との軸方向高さをほぼ同じにして示
している。上記軸受スリーブ15は、ステップ動圧軸受
装置を構成するものであって、粉末冶金工法により形成
された略中空円筒状の多孔質材料、例えば、焼結金属材
料から形成されている。
【0034】前述したように、上記軸受スリーブ15
は、軸受ホルダ12の内部側に圧入されているととも
に、当該軸受スリーブ15の内周壁面と回転軸21(図
示省略)の外周壁面との間には、オイルや磁性流体、或
いはエアー等からなる所定の潤滑流体が注入・充填され
ているが、軸受スリーブ15の内周壁面には、その潤滑
流体を加圧するための動圧発生部15aが形成されてい
る。この動圧発生部15aは、回転軸21側に向かって
半径方向内側に突出する凸状の円弧表面を備えており、
周方向に沿って3個の動圧発生部15a,15a,15
aが間欠的に配置されている。そして、これらの各動圧
発生面15aが、回転軸21の外周表面に対して数μm
〜数十μmの狭小隙間を介して周状に対面配置されるこ
とによって、上述したようなラジアル動圧軸受部RBが
構成されている。
【0035】また、これら3個の各動圧発生部15a,
15a,15aどうしの間欠部分には、各動圧発生部1
5aで発生した動圧とともに発生する負圧を打ち消すた
めの3個の負圧解消部15b,15b,15bと、動圧
を維持させるための3個の動圧保持部15c,15c,
15cと、が交互に配置されている。すなわち、図2中
に矢印で示されている潤滑流体の流動方向において、動
圧発生部15a、負圧解消部15b及び動圧保持部15
cが順に配列されており、各々の1個づつにより一組と
なっている。
【0036】そして、上記各組における負圧解消部15
bは、約20μm程度の溝深さを有する凹溝から形成さ
れており、その略V字状の凹溝の溝角θが15゜〜60
゜の範囲となるように形成されている。一方、前記動圧
保持部15cは、動圧発生部15aの凸状表面に対して
約5μm〜10μm程度の段差を介して半径方向外側に
向かってステップ状に窪むように形成されており、動圧
発生部15aの凸状表面と、負圧解消部15bの凹溝開
口縁との間を段差を介してステップ状に繋ぐ円弧表面を
有している。
【0037】次に、上述した軸受スリーブ15を製造す
る方法に関する本発明の一実施形態を説明する。上述し
たように、軸受スリーブ15は粉末冶金工法により形成
されるが、当該軸受スリーブ15の各部のうち、凹溝状
の負圧解消部15bを除いた部分を本体部分としたと
き、本発明にかかる製造方法は、上記凹溝状の負圧解消
部15bを除いた本体部分を金型成形する本体成形工程
と、この本体成形工程により成形した本体部に凹溝を成
形して負圧解消部15bを設ける凹溝成形工程と、を備
えている。
【0038】そのうちの本体成形工程では、軸受スリー
ブ15の本体部分に相当するブランク素材の形状に対応
したキャビティーを備えた金型を準備しておき、その金
型内に焼結金属材料等の多孔質素材粉末を充填し、圧縮
成形した後に焼成して上記本体部分のブランク素材を成
形する。このブランク素材の中心穴部の内周壁面に相当
する部位には、前述した動圧発生部15a及び負圧解消
部15bは未だ成形されておらず、最終的な動圧発生部
15aは、本体部のブランク素材に対して第1のサイジ
ング工程を施すことによって形成される。また、上記負
圧解消部15bは、本体成形工程後に行われる凹溝成形
工程により形成される。
【0039】上記第1のサイジング工程は、例えば、図
4に示されているようなサイジング装置を用いて行われ
る。すなわち、このサイジング装置は、本図に示されて
いるように、当該サイジング装置のコラム30に取り付
けられた証台31と、この証台31に取り付けられた略
中空円筒状のワーク証(金型)32と、当該ワーク証3
2の上方及び下方にそれぞれ配置され上下動可能かつそ
の動作位置(停止位置)を調整可能なサイジングコラム
(サイジングバー取付体)33a,33bと、各サイジ
ングコラム33a,33bに対しそれぞれ複数のネジ3
4a,34bによりネジ締め固定された取付台35a,
35bと、上記ワーク証32と同心上において上側の取
付台35aに固定された第1のサイジングバー36と、
この第1のサイジングバー36が挿入され上下動可能な
ワーク押え37と、を含んでいる。
【0040】そして、上述した軸受スリーブ15の本体
部に相当するブランク素材15’を上記ワーク証32内
に嵌め込み、ワーク押え37を下降させて上記ブランク
素材15’を上方から押さえ込む。次いで、上側の第1
のサイジングバー36を下降させ、当該第1のサイジン
グバー36を上記ブランク素材15’に対して上方側か
ら挿入していく。
【0041】上記第1のサイジングバー36の外周面に
は、凹溝状の負圧解消部15bに相当する部分を除いた
動圧発生部15a及び動圧保持部15cに対応する面形
状が形成されており、これら第1のサイジングバー36
によって上記ブランク素材15’の内周壁面に、所定の
面形状に第1のサイジング(圧縮成型)処理工程が施さ
れ、これにより軸受スリーブ15の本体部分が形成され
る。
【0042】このようにして軸受スリーブ15の本体部
分に相当するブランク素材15’に対する第1のサイジ
ング処理工程を終了したら、上述した第1のサイジング
バー36を上方向に移動させて引き抜き、これにより本
体成形工程を終了する。
【0043】次に、上記本体成形工程により得た軸受ス
リーブ15の本体部分に対して、凹溝成形工程を施す。
この凹溝成形工程では、再度のサイジング処理工程とし
て第2のサイジング処理工程を行うが、その第2のサイ
ジング処理工程においては、上述した第1サイジングバ
ー36とは異なる形状の第2サイジングバー38が用い
られる。当該第2のサイジングバー38は、例えば図5
に示されているような星型の横断面形状を有しており、
前述した3個の凹溝状の負圧解消部15bに相当する3
個の突状エッジ部38aを外周部に備えている。そし
て、この第2のサイジングバー38を、上述した第1の
サイジングバー36と同様にして、軸受スリーブ15の
本体部分に用いて第2のサイジング処理を行うことによ
り、前述した凹溝状の負圧解消部15bを成形して凹溝
成形工程を終了する。これによって軸受スリーブ15が
完成したこととなるが、その完成した軸受スリーブ15
を、ワーク押え32(図4参照)を上昇させて、その完
成した軸受スリーブ15をワーク証32から取り出す。
【0044】このように本実施形態においては、本体成
形工程によって軸受スリーブ15の本体部分に相当する
ブランク素材を形成した後、そのブランク素材に対して
凹溝成形工程を連続的に行い、その凹溝成形工程中の第
2のサイジング工程によって負圧解消部15bを成形し
て軸受スリーブ15を完成する。つまり、軸受スリーブ
15の全体が一貫した粉末冶金工法により形成されるこ
ととなり、従来のような切削加工等の高コストな加工を
施すことなく安価な一連の粉末冶金工程によって負圧解
消部15bが低コストで成形される。
【0045】このとき本実施形態では、動圧発生部15
a及び負圧解消部15bの双方を第1及び第2のサイジ
ング処理工程により成形しているので、単にサイジング
バー36,38を取り替えるだけで、本体成形工程と凹
溝成形工程との連続性が確実に確保される。つまり、本
実施形態のように、本体成形工程及び凹溝成形工程の各
々において、異なる横断面形状の第1及び第2のサイジ
ングバー36,38を使い分けるようにすれば、動圧発
生部15a及び負圧解消部15bの双方が効率的に成形
される。
【0046】また、上述した本体成形工程後に行う凹溝
成形工程を、軸受スリーブ(軸受部材)15を軸受ホル
ダ(軸受保持部材)12内に圧入・固定する周知のマン
ドレルを用いて行うようにすることもできる。その場合
には、上記マンドレルの外周部に、負圧解消部15bの
凹状溝に相当する突状エッジ部を形成しておき、本体成
形工程により得た軸受スリーブ15の本体部分に対して
上記マンドレルを用いるようにする。
【0047】本実施形態のように、凹溝成形工程におけ
る第2のサイジング工程を、マンドレルを用いて行うよ
うにすれば、軸受スリーブ15の組立工程において負圧
解消部15bが低コストで成形されることとなり、上述
した実施形態と同様な作用・効果が得られる。
【0048】この場合、前記軸受スリーブ15を軸受ホ
ルダ12に圧入・固定する工程と、負圧解消部15bを
形成する第2のサイジング処理工程とを、同時に行うよ
うにすれば、装置の組立工程と成形工程とが同時に行わ
れることとなり、生産効率の向上が図られる。
【0049】一方、軸受スリーブ15を軸受ホルダ12
に圧入・固定する工程を、例えば横断面真円状の第1の
マンドレルにより先に行い、その後、上述した形状の第
2のマンドレルを用いて負圧解消部15bを形成するよ
うにしてもよい。このようにすれば、特に、軸方向に複
数個の軸受スリーブ15を配置する場合に、それら複数
個の軸受スリーブ15における周方向の同位置に負圧解
消部15bが同時成形されることなり、その結果、複数
個の軸受スリーブ15による動圧発生分布が軸方向に均
一化され、安定的な軸支力が得られる。
【0050】このように、異なる形状の第1のマンドレ
ルと第2のマンドレルとを用いる場合には、これらの両
マンドレルを一軸状に一体的に形成しておけば、軸受ス
リーブ15の圧入・固定工程と凹溝成形工程とが連続し
て効率的に行われる。
【0051】一方、図6に示されているテーパ動圧軸受
装置の実施形態では、上述した実施形態のような動圧発
生部15aと負圧解消部15bとの間に段差(ステッ
プ)は形成されておらず、動圧保持部25cが動圧発生
部25aに向かって周方向にテーパ状に傾斜するように
形成されており、そのテーパ状傾斜面からなる動圧保持
部25cによって、上記動圧発生部25aと負圧解消部
25bとの間が連続的に繋げられている。他の構成は上
述した実施形態と同様であるので説明は省略するが、こ
のようなテーパ動圧軸受装置に対しても本発明同様に適
用することができ、上述した実施形態と同様な作用・効
果が得られる。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0053】例えば、上述した実施形態では3個の動圧
発生部15a及び負圧解消部15bが設けられている
が、本発明はそれに限定されるものではなく、それらを
2個又は4個以上設ける場合であっても同様に適用する
ことができる。
【0054】また、本発明にかかる動圧軸受装置は、上
述した実施形態のように軸受部材(軸受スリーブ15)
に対して動圧発生部及び負圧解消部を設けたものに限定
されるものではなく、軸部材に対して動圧発生部及び負
圧解消部を設ける場合であっても本発明は同様に適用す
ることができる。
【0055】さらに、本発明は、軸回転型の動圧軸受装
置のみならず軸固定型の動圧軸受装置に対しても同様に
適用することができ、更に、上記実施形態のようなモー
タに限定されることなく、多種多様な回転装置に対して
も同様に適用することができるものである。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように請求項1にかかる発明
は、軸部材又は軸受部材の全体を一貫した粉末冶金工法
により形成し、負圧解消部を除いた本体部分を成形する
本体成形工程に連続して凹溝成形工程を行い、その凹溝
成形工程中のサイジング処理工程によって負圧解消部を
成形することによって、従来のような切削加工等の高コ
ストな加工を施すことなく安価な一連の粉末冶金工程に
より成形するようにしたものであるから、簡易な構成
で、負圧解消部を効率的に低コストで成形することがで
き、極めて安価な動圧軸受装置を得ることができる。ま
た、粉末冶金工程により成形することによって、自己潤
滑作用を行わせることができようになり、軸受特性を向
上させることができるとともに、材質選定の自由度を拡
大することができ、そのような観点からも、さらに安価
な装置とすることができる。
【0057】また、請求項2にかかる発明は、焼結金属
材料を用いた粉末冶金工法による形成工程において、動
圧発生部及び負圧解消部の双方をサイジング処理工程に
より成形して本体成形工程と凹溝成形工程との連続性を
確実に確保させるようにしたものであるから、上述した
効果を確実に得ることができる。
【0058】特に、請求項3にかかる発明は、本体成形
工程及び凹溝成形工程の各々において、異なる横断面形
状のサイジングバーを使い分けることによって、動圧発
生部及び負圧解消部の双方を確実かつ効率的に成形する
ようにしたものであるから、上述した効果を確実に得る
ことができる。
【0059】また、請求項4にかかる発明は、軸受部材
の内周壁面に対して負圧解消部を形成する場合に、マン
ドレルを用いて凹溝成形工程のサイジング処理工程を行
うようにしたものであるから、軸受部材の組立工程にお
いて負圧解消部を低コストで成形することができ、マン
ドレルを用いつつ上述した効果を同様に得ることができ
る。
【0060】さらに、請求項5にかかる発明は、マンド
レルを用いた凹溝成形工程におけるサイジング処理工程
を、軸受部材を軸受保持部材に圧入・固定する工程と同
時に行うことにより、装置の組立と成形とを同時に行う
ようにしたものであるから、生産性を一層向上させるこ
とができ、上述した効果をさらに高めることができる。
【0061】さらにまた、請求項6にかかる発明は、マ
ンドレルを用いた凹溝成形工程におけるサイジング処理
工程を、軸受部材を軸受保持部材に圧入・固定する工程
を行った後に行い、特に、軸受部材を軸方向に複数配置
する場合における負圧解消部の成形位置を合わせること
により、複数個の軸受部材による動圧発生分布を軸方向
に均一化し安定的な軸支力を得るようにしたものである
から、上述した効果に加えて、軸受特性の向上を図るこ
とができる。
【0062】一方、請求項7にかかる発明は、第1及び
第2のサイジングバー又は第1及び第2のマンドレル
を、一軸一体状に形成したサイジングバー又はマンドレ
ルを用いることによって、本体部成形工程と凹溝成形工
程とを連続して効率的に行わせるようにしたものである
から、上述した効果をさらに高めることができる。
【0063】また、請求項8にかかる発明は、ステップ
動圧軸受装置又はテーパ動圧軸受装置に対して同様に適
用したものであり、それぞれにおいて同様な効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態により成形されたステップ
動圧軸受装置の構造を表した外観斜視説明図である。
【図2】図1に表されたステップ動圧軸受装置における
軸受部材の模式的平面説明図である。
【図3】本発明にかかる動圧軸受装置を備えた回転駆動
装置の一例としてのHDD駆動モータを表した横断面説
明図である。
【図4】本発明を実施するためのサイジング装置の一例
を表した構造説明図である。
【図5】図4に表されたサイジング装置に用いるサイジ
ングバーの一例を表した正面説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態により成形されたテーパ
動圧軸受装置の構造を表した模式的平面説明図である。
【図7】一般のステップ動圧軸受装置の構造を表した平
面説明図である。
【符号の説明】
12 軸受ホルダ 15 軸受スリーブ(軸受部材) 15’ ブランク素材 15a,25a 動圧発生部 15b,25b 負圧解消部 15c,25c 動圧保持部 21 回転軸 RB ラジアル動圧軸受部 36 第1のサイジングバー 38 第2のサイジングバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 正通 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 3J011 AA04 BA02 CA02 CA04 DA02 LA01 SB19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転可能に装着される軸部材と軸受
    部材との少なくとも一方側の部材に、他方側の部材に向
    かって半径方向に突出する潤滑流体加圧用の動圧発生部
    を凸面状に形成する工程を有し、 上記動圧発生部を周方向に沿って間欠的に複数個形成
    し、かつ、それら複数個の各動圧発生部どうしの間部分
    に、当該動圧発生部で発生する動圧とともに生じる負圧
    を打ち消す負圧解消部を凹溝状に形成するようにした動
    圧軸受装置の製造方法において、 上記動圧発生部を形成すべき軸部材又は軸受部材のうち
    の前記負圧解消部を除いた本体部分を金型成形する本体
    成形工程と、 その本体成形工程により金型成形した本体部分にサイジ
    ング工程を施して前記負圧解消部を形成する凹溝成形工
    程と、 を含む粉末冶金工法により軸部材又は軸受部材を成形す
    るようにしたことを特徴とする動圧軸受装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記本体成形工程は、焼結金属材料を用
    いた粉末冶金工法により軸部材又は軸受部材のブランク
    素材を成形する工程と、その軸部材又は軸受部材のブラ
    ンク素材に第1のサイジング行程を施して動圧発生部を
    形成する工程と、を含み、 前記凹溝成形工程におけるサイジング工程を、再度の第
    2のサイジング工程として行うようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の動圧軸受装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記本体成形工程における第1のサイジ
    ング工程で、本体部分のブランク素材に対して横断面略
    真円状の第1のサイジングバーを用いて動圧発生部を成
    形し、 前記第2のサイジング工程で、負圧解消部の凹溝形状に
    対応した突形状の成形エッジ部を外周部に有する第2の
    サイジングバーを本体部分のブランク素材に用いること
    により負圧解消部を成形するようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の動圧軸受装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記軸受部材を軸受保持部材に圧入・固
    定するマンドレルを用いて、前記凹溝成形工程のサイジ
    ング工程を軸受部材に対して行うものであって、 上記マンドレルの外周部に、負圧解消部の凹溝形状に対
    応した突形状の成形エッジ部を形成しておき、 そのマンドレルを、軸受部材のブランク素材に用いるこ
    とにより当該軸受部材のブランク素材の内周壁面に対し
    て負圧解消部を成形するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の動圧軸受装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記軸受部材を軸受保持部材の内周側に
    圧入・固定する嵌合工程と、上記軸受部材の内周壁面に
    負圧解消部を形成するサイジング工程とを、同時に行う
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の動圧軸受装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記軸受部材を軸受保持部材の内周側に
    圧入・固定する嵌合工程を、横断面略真円状の第1のマ
    ンドレルにより行い、 その後に、前記負圧解消部の凹溝形状に対応した突形状
    の成形エッジ部を有する第2のマンドレルによって、負
    圧解消部形成用のサイジング工程を行うようにしたこと
    を特徴とする請求項4記載の動圧軸受装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2のサイジングバー又は
    第1及び第2のマンドレルを、一軸一体状に形成したサ
    イジングバー又はマンドレルを用いるようにしたことを
    特徴とする請求項3又は請求項6記載の動圧軸受装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記凸面状の動圧発生部を、段差又は傾
    斜面を介してステップ状又はテーパ状に半径方向に突出
    させるように形成することを特徴とする請求項1記載の
    動圧軸受装置の製造方法。
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