JP2000170692A - ケーシング - Google Patents

ケーシング

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JP2000170692A
JP2000170692A JP36001798A JP36001798A JP2000170692A JP 2000170692 A JP2000170692 A JP 2000170692A JP 36001798 A JP36001798 A JP 36001798A JP 36001798 A JP36001798 A JP 36001798A JP 2000170692 A JP2000170692 A JP 2000170692A
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JP
Japan
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casing
joined
hollow portion
pump
partial
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Pending
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JP36001798A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Arai
満 新井
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉化可能で流体の通路の仕上り具合が良好
なケーシング等の接合製品を提供する。 【解決手段】 渦巻ポンプのケーシング1を複数個に分
割した形状に相当するケーシング半体2、3を金属粉末
で成形し、これらケーシング半体2、3同士を接合した
後に焼結処理することでケーシング1を一体化する。ケ
ーシングは薄肉にでき、且つ流体の通路が円滑に仕上が
り、渦巻ポンプの軽量化と効率の向上とが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接合製品、並びに渦
巻ポンプ用等のケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は小型渦巻ポンプの組立断面図であ
り、渦巻ポンプ100は、コモンベッド101にケーシ
ング102、軸受台103及びモータ104を載置し、
ケーシング102内に羽根車105を収納し、この羽根
車105をポンプ軸106、軸カップリング107を介
してモータ104で直接駆動するものである。符号10
8はケーシング蓋であり、羽根車105を組み込んだ後
に閉じられる。
【0003】渦巻ポンプ100は構造が簡単で、高い揚
程が得られることから、オフィスビルや家庭における水
処理ラインに介設されている。
【0004】上記ケーシング102は一般に鋳鉄品又は
鋳鋼品であり、小型渦巻ポンプにおいては耐圧強度が高
くないので安価なねずみ鉄鉄品が主である。
【0005】図6は従来のポンプケーシングの鋳造フロ
ー図であり、ケーシング原型、中子及び鋳鈔でステップ
1(以下「ST01」と記す。)の鋳型を造形し、この
鋳型にST02で溶湯を鋳込み、型ばらしし(ST0
3)、湯口を切断し(ST04)て鋳放し状態のケーシ
ングを得る。このケーシングを鋳肌仕上し(ST0
5)、フランジ面、ボルト孔及び圧力検知孔を機械加工
(SY06)する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した鋳造法は広く
採用され、安定した技術であるがその反面、溶湯の湯流
れをよくするために肉厚を一定以上としなければならな
い。鋳造法では地金溶解や注湯に伴う高熱作業が必要と
なり、また、ケーシング内部の水の通路は仕上加工が難
しいので、凹凸が残り水の流れが乱れる恐れがある。
【0007】特に、小型渦巻ポンプのケーシングは耐圧
上の必要肉厚が薄くてよいが、上記したとおり湯流れを
確保するために必要肉厚の2〜3倍になっているのが現
状である。
【0008】そこで、本発明の目的は、薄肉化可能で流
体の通路の仕上り具合が良好なケーシング等の接合製品
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の接合製品は、中空部を分割接合により形成する
部分体と、中空部を内包する部分体とが接合されて構成
されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明のケーシングは、2以上に分
割して成形された部分体が接合されて構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付図面に基づ
いて以下に説明する。
【0012】図1は本発明の1実施例に係るケーシング
の分解図であり、渦巻ポンプのケーシング1はポンプ軸
線Sに直交するA面、B面で分散されたところのケーシ
ング半体(分割部分体)2、3及び吸込口片(中空部分
体)4とからなる。
【0013】図2は本発明の1実施例に係るケーシング
の製造フロー図であり、金属粉末としてのステンレス粉
末に適量のバインダを混練し(ST1)、これらを別々
に分割型へ充填し(ST2)、粉末プレス成形した(S
T3)ことで、図1のケーシング半体2、3及び吸込口
片4を得る。
【0014】これらケーシング半体2、3及び吸込口片
4は接合され(ST4)、脱脂炉でで脱脂され(ST
5)、焼結炉で焼結される(ST6)。
【0015】焼結炉中ではケーシング半体2、3同士の
接合面2a、3a(図2参照)が拡散接合、すなわち粉
末粒子が互いに相手方に拡散し、結果、接合面が消失す
るほどに緻密に接合する。他の部分は焼結作用により粉
末粒子同士が互いに結合しあう。
【0016】この後、測圧用タップやフランジ面のボル
ト孔等を機械加工(ST7)する。
【0017】図1に示した通り、ケーシング半体2、3
の内部は、遠心力で加速された水が集合しつつ、且つ運
動エネルギーを圧力エネルギーに変換するところであ
り、内部表面が滑らかであることは好ましい。
【0018】この点、従来の鋳込み法では鋳放し肌が主
体で局部的にサンダー掛けするのみであったのに対し、
本実施例は粉末プレス成形されているために、ケーシン
グの内面も十分に滑らかである。よって渦巻ポンプの効
率は向上する。
【0019】図3はケーシング蓋の断面図であり、従来
の技術の項で述べた通り、ケーシング蓋は羽根車をケー
シングに収納した後にケーシングにボルト締めさせる。
【0020】図4はケーシング蓋の平面図であり、ケー
シング蓋5は粉末プレス成形され、焼結される。
【0021】図3中、6は導圧路であり、仕上げ(ST
7)段階で長いキリにて穿孔加工してもよいが、分割型
へ充填する時(ST2)に、図示せぬ成形ピンを中空支
持しておき、プレス成形(ST3)の後に成形ピンを引
き抜く要領で予め開孔することは可能である。ボルト孔
7等も同様である。
【0022】次に、接合前のケーシングをポンプ軸Sに
直交するA、B面で分割した理由を次に述べる。図2の
ST4にて注意深くケーシング半体2、3同士を接合す
るが、この接合面に微小な凸条が流体通路に向かって生
成することがある。渦巻ポンプのケーシング内における
流体の流れ方向は前記生成凸条と同一方向なので、生成
凸条は流れを阻害せず、もって凸条の除去作業を省略す
ることができる。
【0023】なお、凸条の除去処理を条件に、図3及び
図4で示したようにケーシング蓋5をポンプ軸に平行な
面で分割することは差し支えなく、必要ならケーシング
1をポンプ軸に平行な面で分割しても良い。
【0024】また、上記実施例では半体(部分体)を粉
末プレスで成形したものを例示したが、成形方法はその
他、鋳込み成形、射出成形を利用しても良い。
【0025】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の接合製品
は、中空部を分割接合により形成する部分体と、中空部
を内包する部分体とが接合されて構成されているので、
薄肉化も可能な製品を提供できる。また、本発明のケー
シングは、ケーシング半体を成形し、これらケーシング
半体同士を接合してケーシングを一体化するようにした
ので、このケーシングは薄肉にでき、且つ内部が円滑に
仕上がる。そのためポンプ等の軽量化と効率の向上とが
図れる。
【0026】また、ケーシングをポンプ軸等の回転体に
直交する面で分割した場合には、後の仕上げが省略で
き、もって製造工程の短縮化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るケーシングの分解図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係るケーシングの製造フロー
図である。
【図3】ケーシング蓋の断面図である。
【図4】ケーシング蓋の平面図である。
【図5】小型渦巻ポンプの組立断面図である。
【図6】従来のポンプケーシングの鋳造フロー図であ
る。
【符号の説明】
1 渦巻ポンプ用ケーシング 2、3 ケーシング半体 S ポンプ軸線 A、B ポンプ軸に直交する面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月4日(1999.11.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ケーシング
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は渦巻ポンプ用等のケ
ーシングに関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のケーシングは、2以上に分割して成形された部
分体が接合されて構成されているケーシングであって;
上記ケーシングの中空部が、上記部分体の接合後には仕
上加工できない状態であり、上記中空部内に回転軸が組
み込まれ、接合前の部分体が該軸に直交する面で分割さ
れていることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明のケーシング
は、ケーシング半体を成形し、これらケーシング半体同
士を接合してケーシングを一体化するようにしたので、
このケーシングは薄肉にでき、且つ内部が円滑に仕上が
る。そのためポンプ等の軽量化と効率の向上とが図れ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を分割接合により形成する部分体
    と、中空部を内包する部分体とが接合されて構成されて
    いることを特徴とする接合製品。
  2. 【請求項2】 全体が3分割されており、2つの部分体
    は中空部が分割されたものであり、1つは切断面が開口
    部を含まない部分体からなる請求項1記載の接合製品。
  3. 【請求項3】 上記製品がポンプ用ケーシングであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の接合製品。
  4. 【請求項4】 2以上に分割して成形された部分体が接
    合されて構成されていることを特徴とするケーシング。
  5. 【請求項5】 上記ケーシングの中空部が、上記部分体
    の接合後には仕上加工できないことを特徴とする請求項
    4記載のケーシング。
  6. 【請求項6】 上記中空部内に可動部材が組み込まれる
    ことを特徴とする請求項5記載のケーシング。
  7. 【請求項7】 上記中空部内に回転軸が組み込まれ、接
    合前の部分体が該軸に直交する面で分割されていること
    を特徴とする請求項5記載のケーシング。
  8. 【請求項8】 上記部分体が焼結により接合されている
    ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の接合
    製品又はケーシング。
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JPH0254703A (ja) * 1988-08-17 1990-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 射出成形による金属焼結体の製造方法
JPH0374627U (ja) * 1989-11-16 1991-07-26

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