JP2000170588A - ターボ過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

ターボ過給機付エンジンの制御装置

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JP2000170588A
JP2000170588A JP10349075A JP34907598A JP2000170588A JP 2000170588 A JP2000170588 A JP 2000170588A JP 10349075 A JP10349075 A JP 10349075A JP 34907598 A JP34907598 A JP 34907598A JP 2000170588 A JP2000170588 A JP 2000170588A
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intake pressure
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啓二 荒木
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボ過給機のコンプレッサ下流の吸気圧が
目標吸気圧となるようにターボ過給機の可変翼を制御す
るものにおいて、目標吸気圧が急減する過渡運転時に、
排気還流量が不足することを防止してNOx低減効果を
良好に保つ。 【解決手段】 タービンへの排気流通面積を変化させる
可変翼を備えるとともに排気還流通路及び排気還流弁を
備えたターボ過給機付エンジンにおいて、ターボ過給機
のコンプレッサより下流の吸気圧を検出する吸気圧力検
出手段24と、吸気圧が目標吸気圧となるように可変翼
を制御する過給圧フィードバック制御手段42と、目標
吸気圧が急減する過渡運転時に上記可変翼の開方向の動
作を抑制する抑制手段を備える。この抑制手段は、例え
ば吸気絞り弁制御手段43に含まれて、上記過渡運転時
に吸気絞り弁を絞る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるターボ過給機付エンジンの制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平8−338318号
公報に示されるように、ディーゼルエンジンの排気ガス
を吸気通路内に還流させるEGR通路(排気還流通路)
と、このEGR通路に設けられて上記排気還流量を調節
するEGR弁(排気還流弁)とを有するディーゼルエン
ジン用排気還流装置において、NOxを低減しつつスモ
ークの発生を抑制すべく、空気過剰率(空燃比)の目標
値を定め、これと検出値との偏差をなくすように、上記
EGR弁を制御することが行われている。
【0003】また、例えば特開平10−47070号公
報に示されるように、ターボ過給機のタービンに対して
排気流通面積を変化させる可変翼を設けることにより、
運転状態に応じて過給状態を制御し得るようにしたター
ボ過給機付エンジンも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような可変翼を
備えたターボ過給機付エンジンにおいて、過給圧をコン
トロールする制御方法としては、過給機下流の吸気通路
に設けた吸気圧力センサにより実吸気圧を検出するとと
もに、運転状態に応じて目標吸気圧を設定し、この目標
吸気圧と実吸気圧との偏差に応じて上記可変翼の開度を
制御するための制御量を求め、その制御量を可変翼の駆
動手段に出力することにより、実吸気圧が目標吸気圧に
なるように可変翼をフィードバック制御することが考え
られている。
【0005】ところが、このように吸気圧に応じて可変
翼をフィードバック制御する場合、特に上記排気還流装
置を備えたエンジンにおいては次のような問題が残され
ている。
【0006】すなわち、実吸気圧が目標吸気圧となるよ
うに制御されている状態において、例えば加速運転から
減速運転に移行する過渡運転時には、負荷の低下に伴い
目標吸気圧が急減するが、実吸気圧の低下には応答遅れ
があるため、実吸気圧と目標吸気圧との偏差が大きくな
り、この偏差に応じた過給圧フィードバック制御により
上記可変翼が全開もしくはそれに近い開度に開かれる。
【0007】一方、排気還流装置においては、運転状態
が低負荷側に移行するに伴いEGR量を多くするように
EGR弁の開度が調整されるが、可変翼が全開もしくは
それに近い開度に開かれることにより、排気圧が低下
し、排気圧と吸気圧との差圧が小さくなるため、排気系
から吸気系へ排気ガスを導出する作用が阻害される。従
って、上記過渡運転時に排気還流量が不足してNOx低
減効果が不充分となる。
【0008】さらに、減速運転等への移行時に上記のよ
うに可変翼が大きく開かれると、過給効率が低下するた
め、この状態からの再加速時に吸気圧の上昇が遅れ、加
速性能が悪くなるといった問題もある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、実吸気
圧が目標吸気圧となるように制御されている状態におい
て目標吸気圧が急減する過渡運転時に、排気還流量が不
足することを防止してNOx低減効果を良好に保つこと
ができ、かつ、再加速時の加速性能を向上することがで
きるターボ過給機付エンジンの制御装置を提供するもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
排気通路にターボ過給機のタービンへの排気流通面積を
変化させる可変翼を備えるとともに、排気通路における
上記可変翼の上流と吸気通路とを排気還流通路により連
通し、この排気還流通路に排気還流量を調節する排気還
流弁を介設したターボ過給機付エンジンにおいて、ター
ボ過給機のコンプレッサより下流の吸気圧力状態を検出
する吸気圧力検出手段と、この吸気圧力検出手段により
検出される圧力が目標吸気圧となるように可変翼を制御
する過給圧フィードバック制御手段と、目標吸気圧が急
減する過渡運転時に上記可変翼の開方向の動作を抑制す
る抑制手段とを備えたものである。
【0011】この構成によると、上記過渡運転時に、目
標吸気圧の変化に対し実吸気圧の変化が遅れることによ
り過給圧フィードバック制御手段による制御では上記可
変翼が大きく開かれる傾向があるのに対し、上記抑制手
段により可変翼の開方向の動作が抑制される。このた
め、排気還流通路に作用する排気圧が低くなりすぎるこ
とが避けられ、排気系から吸気系への排気ガス導出作用
が良好に保たれる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の装
置において、吸気通路における排気還流通路接続個所の
上流に吸気絞り弁を設け、この吸気絞り弁より下流に吸
気圧力検出手段を配置するとともに、上記抑制手段は目
標吸気圧が急減する過渡運転時に上記吸気絞り弁を絞る
ようにしたものである。
【0013】この構成によると、目標吸気圧が急減する
過渡運転時に、吸気絞り弁が絞られることでその下流の
圧力、つまり吸気圧力検出手段で検出される吸気圧が低
下して、目標吸気圧との偏差が小さくなることにより、
過給圧フィードバック制御手段によって制御される可変
翼の開方向の動作が抑制されることとなる。
【0014】この発明において、上記抑制手段は、目標
吸気圧が急減する過渡運転時に吸気絞り弁を絞る制御
を、排気還流が行われる運転領域で実行する(請求項
3)。この場合、抑制手段は、目標吸気圧が急減する過
渡運転時に、吸気絞り弁を絞るとともに排気還流弁の開
度を大きくするように制御すること(請求項4)が好ま
しく、こうすることにより上記過渡運転時に排気還流量
が充分に確保される。
【0015】上記吸気絞り弁は、吸気通路における過給
機のコンプレッサの下流にインタークーラが設けられて
いるエンジンにあってはこのインタークーラの下流に配
置すること(請求項5)が好ましく、このようにすれ
ば、吸気絞り弁より下流にインタークーラが存在する場
合と比べ、吸気絞り弁下流の吸気通路の容量が小さくな
るので、吸気絞り弁を絞ることに伴う吸気絞り弁下流の
吸気圧の低下が速められる。
【0016】さらに、吸気絞り弁を、吸気通路における
サージタンクの下流に設ければ(請求項6)、吸気絞り
弁下流の吸気通路の容量がより小さくなり、吸気絞り弁
を絞ることに伴う吸気絞り弁下流の吸気圧の低下が一層
速められる。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項1記載の装
置において、抑制手段が、目標吸気圧が急減する過渡運
転時に、過給圧フィードバック制御による可変翼の制御
量の変化を制限するようになっているものである。
【0018】この構成によると、上記過渡運転時に過給
圧フィードバック制御において可変翼の制御量の変化が
制限されることで可変翼の開方向の動作が抑制される。
【0019】この発明において、上記抑制手段は、少な
くとも目標吸気圧が急減する過渡運転時に、少なくとも
可変翼開方向への制御量の変化に対してガード値を設定
し、上記制御量がガード値を超えないように制限するよ
うになっていればよい(請求項8)。このようにする場
合、過給圧フィードバック制御手段は、吸気圧力検出手
段により検出される圧力と目標吸気圧との偏差に基づい
て演算される制御量により可変翼を制御し、抑制手段
は、運転状態に応じた制御量の許容範囲を設定して、上
記制御量の演算値が許容範囲から逸脱したときに、ガー
ド値に相当する許容範囲の限界値を制御量とすればよい
(請求項9)。
【0020】このようにすれば、可変翼の開方向の動作
が上記ガード値に対応する開度までに抑制される。
【0021】また、過給圧フィードバック制御手段は、
吸気圧力検出手段により検出される圧力と目標吸気圧と
の偏差に基づいて演算される制御量により可変翼を制御
し、抑制手段は、上記偏差について不感帯を設定し、上
記偏差が不感帯の範囲内にあれば過給圧フィードバック
制御手段によるフィードバック制御を停止するようにし
てもよい(請求項10)。この場合、上記不感帯の幅は
低負荷ほど大きく設定されていること(請求項11)が
好ましい。
【0022】このようにすれば、過渡運転時であって運
転状態が低負荷側に移行するような場合、上記不感帯の
範囲が大きくされ、上記偏差がこの不感帯内にあればフ
ィードバック制御が停止されることで可変翼の動作が抑
制される。
【0023】上記抑制手段は、目標吸気圧が急減する過
渡運転時に、過給圧フィードバック制御手段によるフィ
ードバック制御を一時的に停止するものであってもよい
(請求項12)。このようにすれば、上記過渡運転時
に、フィードバック制御が停止されることで可変翼の動
作が抑制される。
【0024】また、排気還流が行われる運転領域で、空
燃比が目標空燃比となるように排気還流弁を制御する排
気還流弁制御手段を備えていること(請求項13)が好
ましい。このようにすれば、NOxやスモークの低減に
適した空燃比が得られるように排気還流量が制御され
る。そして、過渡運転時に上記可変翼の開方向の動作が
抑制されて、排気還流通路に作用する排気圧が低くなり
すぎることが避けられることにより、過渡運転時にも排
気還流量の制御が良好に行われる。
【0025】なお、目標吸気圧が急減する過渡運転時
は、例えば、加速運転から定常運転もしくは減速運転へ
の移行時である(請求項14)。あるいはまた、エンジ
ンに連結された変速機の変速時である(請求項15)。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る制御装置を
備えたターボ過給機付エンジンの実施形態を示してい
る。図示のエンジンはディーゼルエンジンであり、その
エンジン本体1には吸気通路2及び排気通路3が接続さ
れている。また、このエンジンにはターボ過給機5が装
備され、このターボ過給機5は、吸気通路2に設けられ
たコンプレッサ6と、コンプレッサ6を排気エネルギー
により駆動するために排気通路3に設けられたタービン
7とを備えるとともに、後述のような可変翼8を具備し
ている。さらにこのエンジンには、排気通路3と吸気通
路2とを連通するEGR通路11と、このEGR通路1
1に介設されたEGR弁(排気還流弁)12とを有する
EGR装置(排気還流装置)が設けられている。
【0027】エンジン各部の構造を具体的に説明する
と、エンジン本体1の各シリンダ14には燃焼室内に燃
料を噴射する多噴口の燃料噴射弁15が配設されてい
る。これらの燃料噴射弁15の燃料入口側は分配通路1
6を介してコモンレール(共通管)17に接続され、こ
のコモンレール17が燃料噴射ポンプ18に接続されて
おり、燃料噴射ポンプ18から送給された燃料がコモン
レール17で蓄圧された上で各燃料噴射弁15に送られ
るようになっている。各燃料噴射弁15は、制御信号に
応じて燃料噴射時間及び噴射時期の制御が可能な構造と
なっている。各燃料噴射弁15の燃料出口側はリターン
通路19に接続されている。
【0028】上記吸気通路2には、その上流側から順に
エアフローセンサ21と、ターボ過給機5のコンプレッ
サ6と、インタークーラ22と、吸気絞り弁23と、サ
ージタンク24とが配設されるとともに、サージタンク
24に吸気圧力センサ(吸気圧力検出手段)25が設け
られている。
【0029】上記吸気絞り弁23は、特定運転領域でE
GR導入促進等のため吸気通路2を絞るものであり、負
圧応動式のアクチュエータ23aにより駆動されるよう
になっている。このアクチュエータ23aは電磁弁26
Aを介してバキュームポンプ27に接続されており、上
記電磁弁26Aがデューティ制御されることでアクチュ
エータ23aに対する負圧と大気圧との導入割合が調整
され、これにより吸気絞り弁23の開度が制御されるよ
うになっている。
【0030】また、上記排気通路3には、ターボ過給機
5のタービン7と、触媒コンバータ28とが配設されて
いる。
【0031】上記ターボ過給機5は、図2に示すように
タービン7の周囲にノズルを形成する多数の可変翼8を
備えたVGT(バリアブルジオメトリーターボ)からな
っている。すなわち、このターボ過給機5(以下、VG
T5と呼ぶ)は、可変翼8の角度調節により、図2
(a)に示す全閉(流通面積最小)から図2(b)に示
す全開(流通面積最大)までにわたり可変翼8の開度つ
まりノズル開口面積(タービンへの排気流通面積)が可
変となり、これによってタービン効率が制御されるよう
に構成されている。
【0032】図1中に示すように上記可変翼8は負圧応
動式のアクチュエータ8aにより駆動され、このアクチ
ュエータ8aは電磁弁26Bを介してバキュームポンプ
27に接続されている。そして、上記電磁弁26Bがデ
ューティ制御されることでアクチュエータ8aに対する
負圧と大気圧との導入割合が調整され、これによりVG
T5の可変翼開度が制御されるようになっている。
【0033】また、上記EGR通路11は、その一端部
が排気通路3におけるタービン7の上流側、例えば排気
マニフォールドの集合部に接続されるとともに、他端部
が上記吸気通路2における吸気絞り弁23の下流側、例
えばサージタンク24もしくはその上流に接続されてい
る。このEGR通路11に介設されたEGR弁12は、
デューティ制御可能な電磁弁26Cを介してバキューム
ポンプ27に接続され、上記電磁弁26Cがデューティ
制御されることでEGR弁12の負圧室に対する負圧と
大気圧との導入割合が調整され、これによりEGR弁1
2の開度が制御されるようになっている。
【0034】上記燃料噴射弁15及び上記各電磁弁26
A,26B,26Cにはコントロールユニット(EC
U)30から制御信号が出力される。このECU30に
は、上記エアフローセンサ21及び吸気圧力センサ25
からの信号が入力され、さらに、アクセル開度を検出す
るアクセル開度センサ31、エンジンのクランク角を検
出するクランク角センサ32、上記コモンレール17内
の燃料圧力を検出するコモンレール圧力センサ33等か
らの信号も入力されるようになっている。
【0035】そして、上記ECU30から燃料噴射弁1
5に出力される制御信号により燃料噴射弁15からの燃
料噴射量及び噴射時期が制御され、また電磁弁26A,
26B,26Cに出力される制御信号(デューティ信
号)により吸気絞り弁23、VGT5の可変翼8及びE
GR弁12がそれぞれ制御されるようになっている。
【0036】上記ECU30は、図3に示すように、燃
料噴射弁15の燃料噴射量を制御する燃料噴射量制御手
段35と、コモンレール17内の燃料圧力を制御するコ
モンレール圧制御手段36と、EGR弁12を制御する
EGR制御手段(排気還流弁制御手段)41と、VGT
5の可変翼開度を制御することによって過給圧を制御す
る過給圧フィードバック制御手段42と、吸気絞り弁2
3を制御する吸気絞り弁制御手段43とを有している。
【0037】上記燃料噴射量制御手段35は、アクセル
開度センサ31によって検出されたアクセル開度Acc
elと、エンジン回転数検出手段51によってクランク
角信号の周期の計測等により検出されたエンジン回転数
Neとに基づき、予め設定されたマップ37からエンジ
ンの目標トルクTrqsolを読み出すとともに、この
目標トルクTrqsolと、エンジン回転数Neと、上
記エアフローセンサ21によって検出された実新気量F
Airとに基づき、予め設定された三次元マップ38か
ら目標燃料噴射量Fsolを読み出し、この目標燃料噴
射量Fsolと、コモンレール圧力センサ21によって
検出されたコモンレール17内の燃料圧力CRPとに基
づいて燃料噴射弁15の励磁時間を調節することによ
り、燃料噴射量を制御するように構成されている。
【0038】コモンレール圧力制御手段36は、上記目
標トルクTrqsolとエンジン回転数Neとに基づ
き、予め設定されたマップ39から目標コモンレール圧
力CRPsolを読み出し、この目標コモンレール圧力
CRPsolと検出された燃料圧力CRPとに基づいて
燃料系に設けられた図外の燃料圧力調整手段を制御する
ようになっている。
【0039】また、EGR制御手段41は、EGRを行
う運転領域で、空燃比が目標空燃比A/Fsolとなる
ようにEGR弁12をフィードバック制御する。すなわ
ち、フィードバック制御時には、上記目標トルクTrq
solとエンジン回転数Neとに基づいて予め設定され
たマップ44から目標空燃比A/Fsolが読み出さ
れ、この目標空燃比A/Fsolと上記目標燃料噴射量
Fsolとに基づき、目標新気量演算部45によりエン
ジン本体1の燃焼室に吸入される新気の目標新気量FA
solが演算され、この目標新気量FAsolの演算値
とエアフローセンサ33で検出された実新気量FAir
とがEGR弁制御手段41に入力される。
【0040】そして、EGR弁制御手段41により、目
標新気量FAsolと実新気量FAirとの偏差に応じ
た制御信号(デューティ信号)がEGR弁駆動用の電磁
弁26Cに出力されることにより、上記偏差をなくすよ
うにEGR弁12の開度がフィードバック制御される。
このような制御を以下にエアフローフィードバック制御
と呼ぶ。
【0041】過給圧フィードバック制御手段42は、実
過給圧(吸気圧力センサにより検出される吸気圧)Bs
tが目標過給圧(目標吸気圧)Bstsolとなるよう
に、VGT5の可変翼8をフィードバック制御する。す
なわち、上記目標トルクTrqsolとエンジン回転数
Neとに基づいて予め設定されたマップ46から目標過
給圧Bstsolが読み出され、この目標過給圧Bst
solと吸気圧力センサ24で検出された実過給圧Bs
tとが過給圧フィードバック制御手段42に入力され
る。そして、過給圧フィードバック制御手段42によ
り、上記実過給圧Bstと目標過給圧Bstsolとの
偏差に応じた制御信号(デューティ信号)がVGT駆動
用の電磁弁26Cに出力されることにより、上記偏差を
なくすように可変翼8の開度がフィードバック制御され
る。このような制御を以下に過給圧フィードバック制御
と呼ぶ。
【0042】なお、上記エアフローフィードバック制御
及び過給圧フィードバック制御は、全運転領域で行うよ
うにしてもよいが、アクセル全開付近の高負荷領域では
EGR弁12を全閉に保ってEGRを停止するととも
に、この高負荷領域ではVGT5の可変翼8を低回転側
で閉じ、高回転側で開くというように運転状態に応じて
オープン制御してもよい。また、空気過剰率の多いアイ
ドル運転領域では、EGR量を多くしてNOx低減を図
るべく、VGT5の可変翼8を全閉とするとともに、E
GR弁12を全開としておけばよい。
【0043】また、上記吸気絞り弁制御手段43は、運
転状態に応じて吸気絞り弁23を制御する。とく当実施
形態では、この吸気絞り弁制御手段43により、目標過
給圧が急減する過渡運転時に上記可変翼8の開方向の作
動を抑制する抑制手段を構成している。
【0044】すなわち、吸気絞り弁制御手段43は、目
標過給圧が急減する過渡運転時に、上記吸気絞り弁23
を通常運転時よりも小さい開度(例えば全閉)に絞るこ
とにより、吸気圧力センサ25で検出される吸気圧の低
下を速めるようにしており、こうすることで上記過渡運
転時に吸気絞り弁23を絞らない場合と比べ、目標過給
圧Bstsolと吸気圧力センサ25で検出される圧力
Bstとの偏差が小さくなり、それに伴い、上記偏差に
応じて制御される吸気絞り弁23の開方向の作動量が減
少するようになっている。
【0045】上記抑制手段としての機能を果たす吸気絞
り弁制御手段43の制御の一例を、図4のフローチャー
トによって説明する。
【0046】このフローチャートの処理がスタートする
と、まずステップS1でエンジン回転数Ne、燃料噴射
量、吸気圧力センサ25で検出される実吸気圧Bst等
が読み込まれ、ステップS2で目標吸気圧(目標過給
圧)Bstsolが演算される。さらにステップS3
で、上記実吸気圧Bstと目標吸気圧Bstsolとの
偏差である吸気圧偏差が演算され、続いてステップS4
で、上記吸気圧偏差に応じてVGT制御デューティDu
Bが演算される。この場合、上記吸気圧偏差に応じたP
ID制御(比例積分微分制御)等のフィードバック制御
により、実吸気圧Bstを目標吸気圧Bstsolに近
づけるようにVGT5の可変翼開度を変化させるべく、
VGT制御デューティDuBが求められる。
【0047】次にステップS5で、上記吸気圧偏差が予
め設定された所定の閾値より大きいか否かが判定され
る。上記吸気圧偏差が上記閾値よりも小さい場合は、ス
テップS6で運転状態に応じて吸気絞り弁制御デューテ
ィDuAが演算される。この場合、図5に示されるよう
に、排気量が比較的少ない領域A(低回転低負荷から低
回転高負荷、中回転中負荷及び高回転低負荷にわたる領
域)では、低回転低負荷時に吸気絞り弁23の開度が小
さく、回転数や負荷の増加につれて吸気絞り弁23の開
度が大きくなるように、運転状態に応じて吸気絞り弁制
御デューティDuAが求められる。また、排気量が多い
高回転、高負荷の領域Bでは吸気絞り弁23が全開とな
るように吸気弁制御デューティDuAが定められる。
【0048】上記ステップS5で上記吸気圧偏差が予め
設定された所定の閾値より大きいことが判定された場合
は、ステップS7で、吸気絞り弁23が全閉となるよう
に吸気絞り弁制御デューティDuAが定められる。
【0049】上記ステップS6またはステップS7の処
理に続き、ステップS8では、ステップS4で演算され
たVGT制御デューティDuBとステップS6またはス
テップS7で求められた吸気絞り弁制御デューティDu
AとがVGT用電磁弁26B及び吸気絞り弁用電磁弁2
6Aに対してそれぞれ出力される。
【0050】以上のような当実施形態の装置によると、
部分負荷領域等における通常運転時には、エアーフロー
フィードバック制御により実新気量FAirが目標新気
量FAsolになるようにEGR弁12の開度が制御さ
れるとともに、過給圧フィードバック制御により実吸気
圧Bstが目標吸気圧BstsolとなるようにVGT
5の可変翼開度が制御され、かつ、吸気絞り弁23が図
5に示すように運転状態に応じて制御される。
【0051】目標吸気圧が急減する過渡運転時、例えば
加速運転から定常運転もしくは減速運転への移行時に
は、吸気圧、VGT開度、吸気絞り弁開度及びEGR量
が図6に示すように変化する。
【0052】すなわち、加速運転から減速運転等への移
行時点t0で目標吸気圧Bstsolは同図に一点鎖線
で示すように急減し、一方、実吸気圧Bstの減少には
遅れがあるため、実吸気圧Bstと目標吸気圧Bsts
olとの偏差が大きくなる。
【0053】この場合、通常時と同様の制御を行うだけ
では、同図に破線で示すように、吸気絞り弁23が運転
状態に応じた開度に開かれ、実吸気圧Bstの低下が緩
慢でこれと目標吸気圧Bstsolとの偏差が大きい状
態が比較的長く続くことにより、その間に過給圧フィー
ドバック制御によってVGT5の可変翼8が必要以上に
大きく開かれる。一方、エアーフローフィードバック制
御によって空燃比が目標空燃比A/Fsolとなるよう
にEGR弁12が制御されることにより、燃料噴射量が
減少する減速運転への移行時にはEGR量が増加して新
気量が減少するが、上記VGT5の可変翼8が必要以上
に大きく開かれている間は排気圧力が低下して吸気圧と
の差圧が小さくなるため、EGR量の増加が遅れる。
【0054】これに対し、当実施形態の装置によると、
同図中に実線で示すように、上記過渡運転時において上
記吸気圧偏差が所定値以上になったときに吸気絞り弁2
3が絞られることにより、吸気絞り弁下流の吸気圧Bs
tの低下が速められて、吸気圧偏差が大きくなる状態が
軽減され、これに伴い、吸気圧偏差に応じた過給圧フィ
ードバック制御によるVGT5の可変翼8の開方向への
動作が抑制される。これによりEGR通路11に作用す
る排気圧と吸気圧との差圧が確保されるため、エアーフ
ローフィードバック制御によるEGR弁12の制御に応
じてEGR量が速やかに適正値まで増加し、NOx低減
効果が良好に保たれることとなる。
【0055】図7は、目標吸気圧が急減する過渡運転時
に可変翼8の開方向の動作を抑制する抑制手段としての
機能を果たす制御の別の例を、フローチャートで示して
いる。
【0056】このフローチャートの処理がスタートする
と、まずステップS11でエンジン回転数Ne、燃料噴
射量、エアフローセンサ21で検出される実吸新気量F
Air等が読み込まれ、ステップS12で目標新気量F
Asolが演算される。
【0057】さらにステップS13で、上記実新気量F
Airと目標新気量FAsolとの偏差である新気量偏
差が演算され、続いてステップS14で、EGR及び吸
気絞り弁23の各制御デューティDuC,DuAが演算
される。この場合、上記新気量偏差に応じたPID制御
(比例積分微分制御)等のフィードバック制御により、
実新気量FAirを目標新気量FAsolに近づけるよ
うにEGR弁12の開度を変化させるべく、EGR制御
デューティDuCが求められる。また、このEGR制御
デューティDuCに応じて吸気絞り弁制御デューティD
uAが図8に示すような対応関係で演算され、つまりE
GR弁12の開度が大きくなる方向にEGR制御デュー
ティDuCが変化したときはそれに応じて吸気絞り弁2
3の開度が小さくなる方向に吸気絞り弁制御デューティ
DuAが変化するような対応関係とされる。
【0058】ステップS14での演算の後、ステップS
15でEGR弁12へ(正確に言えばEGR弁用電磁弁
26Cへ)EGR制御デューティDuCが出力されると
ともに、ステップS16で吸気絞り弁23へ(正確に言
えば吸気絞り弁用電磁弁26Aへ)吸気絞り弁制御デュ
ーティDuAが出力される。
【0059】この制御例によると、過給圧フィードバッ
ク制御によるVGT5の可変翼8の制御及びエアーフロ
ーフィードバック制御によるEGR弁12の制御が行わ
れるとともに、そのEGR弁12の制御に応じて吸気絞
り弁23の制御が行われる。
【0060】そして、例えば加速運転から定常運転もし
くは減速運転へ移行するような過渡運転時には、目標吸
気圧Bstsolが急減する状況下で過給圧フィードバ
ック制御が行われるとともに、エアーフローフィードバ
ック制御においては燃料噴射量の減少に伴いEGR量を
増加(新気量を減少)させるべく、EGR弁12の開度
が大きくなるように制御される。これに応じて吸気絞り
弁23は閉方向に作動される。
【0061】このように、上記過渡運転時にはEGR弁
12の開度が大きくされることに応じて吸気絞り弁23
が絞られることにより、図4に示す制御例と同様に、吸
気絞り弁下流の吸気圧の低下が速められて、過給圧フィ
ードバック制御によるVGT5の可変翼8の開方向への
動作が抑制され、エアーフローフィードバック制御によ
るEGR弁12の制御に応じてEGR量が速やかに適正
値まで増加し、NOx低減効果が良好に保たれることと
なる。
【0062】上記実施形態において、上記過渡運転時に
吸気絞り弁23を絞ることに応じた吸気圧の低下の応答
性を高めるには、吸気絞り弁23下流の吸気通路2の容
量が小さい方が好ましい。このため、図1に示すように
吸気通路2に比較的大きい容量のインタークーラ22が
設けられている場合、このインタークーラ22より下流
の吸気通路2に吸気絞り弁23を設け、その下流の吸気
通路2にEGR通路11を接続すればよい。
【0063】あるいはまた、吸気通路2のサージタンク
24よりさらに下流に吸気絞り弁を設けるようにすれ
ば、吸気絞り弁下流の吸気通路の容量がより一層小さく
なり、吸気絞り弁が絞られることに応じた吸気圧力の低
下の応答性が高められる。
【0064】このようにする場合、図9に示すように、
サージタンク24の下流側は気筒別の独立吸気通路とな
っているので、その各独立吸気通路にそれぞれ吸気絞り
弁51を設け、これらを互いに連動させるとともに、共
通のアクチュエータ52で駆動するようにしておけばよ
い。EGR通路11の下流側は気筒別に分岐させて、各
独立吸気通路における吸気絞り弁51より下流に接続す
ればよい。また、吸気絞り弁51より下流の独立吸気通
路に吸気圧力センサ53を設ければよい。EGRの分配
性向上のためにEGR通路11の途中にはタンク54を
介設することが好ましい。
【0065】図10〜図12はさらに別の制御例を示し
ている。この制御例では、過給圧フィードバック制御手
段42が、目標吸気圧が急減する過渡運転時に可変翼8
の開方向の動作を抑制する抑制手段の機能を含んでお
り、この抑制手段の機能としては上記過渡運転時に過給
圧フィードバック制御による可変翼8の制御量の変化を
制限し、例えば少なくとも可変翼開方向への制御量の変
化に対してガード値を設定し、上記制御量がガード値を
超えないように制限している。さらに上記偏差について
不感帯を設定して、不感帯の範囲内にあれば過給圧フィ
ードバック制御を停止するようにし、上記過渡運転時に
運転状態の移行先となるような運転領域では不感帯を広
げるようにしている。
【0066】すなわち、過給圧フィードバック制御手段
42は、図10に示すように、実吸気圧Bstと目標吸
気圧Bstsolとの偏差である吸気圧偏差に応じてP
ID制御によりVGT制御デューティDuBを演算する
PID制御部42aを備えるとともに、上記吸気圧偏差
に応じた不感帯を設定する不感帯設定手段42bと、制
御量のガード値に相当するデューティリミットを設定す
るデューティリミット設定手段42cとを備えている。
【0067】上記不感帯設定手段42bは、燃料噴射量
Qfとエンジン回転数Neとに基づき、予め設定された
マップから吸気圧偏差の不感帯を求めるようになってい
る。
【0068】このマップは、例えば図11に示すような
運転領域C,D,E別に不感帯を設定するもので、燃料
噴射量が少ない低負荷領域Cで不感帯が最も大きくさ
れ、燃料噴射量がある程度多くなる中負荷領域Dでは低
負荷領域Cよりも不感帯が狭められ、燃料噴射量の多い
高負荷領域では不感帯がさらに狭められるように設定さ
れている。
【0069】そして、PID制御部42aの入力側で、
吸気圧偏差が上記不感帯設定手段42bにより設定され
た不感帯の範囲内であれば、PID制御部42aによる
制御演算を停止させる処理が行われるようになってい
る。
【0070】また、デューティリミット設定手段42c
は、燃料噴射量Qfとエンジン回転数Neとに基づき、
予め設定されたマップからVGT制御デューティの変動
許容範囲の限界であるデューティリミットを求めるよう
になっている。
【0071】このデューティリミットのマップを作成す
る際には、運転状態に応じ、目標吸気圧Bstsolが
得られるような可変翼開度に対応するVGT制御デュー
ティDuBを中心として所定の許容範囲が定められ、つ
まり所定の許容範囲をもったVGT制御デューティDu
Bの制御目標が運転状態に応じて設定される。このよう
に運転状態に応じて設定された許容範囲の限界値がデュ
ーティリミットのマップとしてメモリーに記憶されてい
る。
【0072】そして、過給圧フィードバック制御におい
ては上記PID制御部42aの出力側で、VGT制御デ
ューティDuBが上記デューティリミット設定手段42
cにより設定されたデューティリミットを超えないよう
に制限される。
【0073】このような制御を、図12に示すフローチ
ャートによって具体的に説明する。
【0074】このフローチャートの処理がスタートする
と、まずステップS21でエンジン回転数Ne、燃料噴
射量Qf、吸気圧力センサ25で検出される実吸気圧B
st等が読込まれ、ステップS22で目標吸気圧Bst
solが演算される。さらにステップS23で、上記実
吸気圧Bstと目標吸気圧Bstsolとの偏差である
吸気圧偏差が演算される。
【0075】続いてステップS24で、燃料噴射量Qf
とエンジン回転数Neとに基づき不感帯マップ(図11
参照)から吸気圧制御不感帯幅が算出される。そして、
ステップS25で、上記吸気圧偏差が不感帯範囲内か否
かが判定され、不感帯範囲内であればPID制御部42
aによるVGT制御デューティDuBの演算が停止さ
れ、VGT制御デューティDuBの前回演算値がVGT
駆動用電磁弁26Bに出力される(ステップS26,S
27)。
【0076】上記ステップS25で吸気圧偏差が不感帯
範囲内にないことが判定された場合は、ステップS28
で、上記吸気圧偏差に応じてPID制御部42aによる
VGT制御デューティDuBの演算が行われるととも
に、ステップS29で、燃料噴射量Qf及びエンジン回
転数Neに応じ、リミッタマップ(デューティリミット
のマップ)からデューティリミットが算出される。
【0077】続いてステップS30で、VGT制御デュ
ーティDuBの演算値が上記デューティリミットで規定
される許容範囲内にあるか否かが判定される。そして、
許容範囲内にある場合はステップS31でVGT制御デ
ューティDuBの演算値がそのままVGT駆動用電磁弁
26Bに出力される。また、上記許容範囲内にない場合
は、ステップS32でVGT制御デューティDuBが許
容範囲の上限値または下限値に固定され、つまりVGT
制御デューティDuBの演算値が上限値を上回る場合は
上限値に、下限値を下回る場合は下限値にVGT制御デ
ューティDuBが固定されて、そのデューティDuBが
VGT駆動用電磁弁26Bに出力される。
【0078】このような制御によっても、目標吸気圧B
stsolが急減する過渡運転時に可変翼8の開方向の
動作が抑制される。すなわち、上記過渡運転時には目標
吸気圧Bstsolの減少に対して実吸気圧Bstの減
少が遅れることにより吸気圧偏差が大きくなり、吸気圧
偏差に応じてPID制御部42aで演算されるVGT制
御デューティDuBはVGT5の可変翼8を開く方向に
大きく変化して、デューティリミット設定手段42cに
より設定されたガード値(デューティリミット)を越え
るが、この場合はVGT制御デューティDuBがガード
値に固定され、それ以上に可変翼8が開くことが阻止さ
れる。
【0079】また、吸気圧偏差が不感帯設定手段42b
により設定された不感帯の範囲内であればPID制御部
42aによるVGT制御デューティDuBの演算が停止
され、とくに過渡運転時において運転状態移行先が図1
1中の低負荷領域Cであるような場合は上記不感帯が大
きくされ、その範囲内であれば実吸気圧Bstが目標吸
気圧Bstsolより高くても吸気圧偏差に応じたVG
T制御デューティDuBの演算が停止されて、VGT制
御デューティDuBが前回値に保たれる。これによって
も、可変翼8の開方向の動作が抑制される。
【0080】このような制御によっても、上記過渡運転
時に可変翼8の開方向の動作が抑制されることにより、
排気圧の低下によって排気系から吸気系へのEGR導出
が阻害されるといった事態が防止され、EGRによるN
Ox低減効果が良好に保たれる。
【0081】また、目標吸気圧Bstsolが急減する
ような減速運転等への移行後に再加速が行われた場合の
吸気圧の変化は、過渡運転時に可変翼8の開方向の動作
を抑制しない従来の装置では図13に破線で示すように
なるのに対し、当実施形態によると実線で示すようにな
り、再加速時の加速性能が高められる。
【0082】すなわち、従来の装置では、減速運転等へ
移行したときに目標吸気圧Bstsolが急減して吸気
圧偏差が大きくなることに伴いVGT5の可変翼8が大
きく開かれ、これにより実吸気圧Bstは目標吸気圧B
stsolに対して遅れをもちながらも目標吸気圧Bs
tsolに近づくように大きく減少し、この状態から再
加速が行われたときには吸気圧の上昇が遅れる。これに
対し、当実施形態のような制御によると、減速運転等へ
移行して目標吸気圧Bstsolが急減しても、可変翼
8の開動作が抑制されることで実吸気圧Bstの低下は
比較的小さくなるので、この状態から再加速が行われた
ときは速やかに過給作用が高められて吸気圧が上昇し、
過給応答性が高められることとなる。
【0083】なお、本発明の装置における制御手段等の
構成は上記実施形態に限定されず、種々変更可能であ
る。
【0084】例えば、上記実施形態では、EGR弁12
の制御として、空燃比が目標空燃比となるように、エア
フローセンサ21で検出される実新気量と目標空燃比等
から求められる目標新気量との偏差に応じてEGR制御
デューティを求めるようにしているが、ポジションセン
サ等でEGR弁12の開度を検出するとともに、運転状
態に応じてEGR弁12の目標開度を設定し、実開度が
目標開度となるようにEGR弁12を制御するようにし
てもよい。
【0085】また、目標吸気圧が急減する過渡運転時に
上記可変翼8の開方向の動作を抑制するための制御とし
ては、上記過渡運転時に無条件に所定時間だけ過給圧フ
ィードバック制御を停止して、VGT制御デューティを
特定の固定値(例えば運転状態に応じて予め設定された
値)に保持するようにしてもよい。
【0086】また、上記実施形態の説明では、目標吸気
圧が急減する過渡運転時として加速運転から定常運転も
しくは減速運転への移行時を挙げているが、エンジンに
連結された変速機の変速時も、アクセルへの踏み込みが
解除されてクラッチオフとされるといった変速の際の操
作により、加速運転から減速運転への移行時と同様に目
標吸気圧が急減する過渡運転となる。このときにも上記
各制御例のように可変翼8の開方向の動作を抑制する制
御が行われることにより、EGRによるNOx低減効果
が良好に保たれるとともに、変速後に加速操作(アクセ
ル踏み込み)が行われたときの過給応答性が高められ
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、タービ
ンへの排気流通面積を変化させる可変翼を備えるととも
に排気還流通路及び排気還流弁を備えたターボ過給機付
エンジンにおいて、ターボ過給機のコンプレッサより下
流の吸気圧が目標吸気圧となるように可変翼を制御する
過給圧フィードバック制御手段を備えるとともに、目標
吸気圧が急減する過渡運転時に上記可変翼の開方向の動
作を抑制する抑制手段を備えているため、上記過渡運転
時に、実吸気圧と目標吸気圧との偏差が大きくなること
に応じたフィードバック制御で可変翼が大きく開きすぎ
て排気還流通路に作用する排気圧が低くなるといった事
態を防止することができる。従って、上記過渡運転時に
排気還流量が不足することを防止し、NOx低減効果を
良好に発揮させることができる。
【0088】また、上記過渡運転時に可変翼が大きく開
くことにより過給効率の低下を抑制することができるの
で、その後の再加速時の加速性向上にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置を備えたターボ過給機付
エンジンの実施形態を示す概略図である。
【図2】過給機の一例としてのVGTにおける可変翼配
設部分の構造の模式図である。
【図3】エンジンのコントロールユニットの具体的構成
を示すブロック図である。
【図4】制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】運転状態に応じた吸気絞り弁の制御特性を示す
説明図である。
【図6】過渡運転時の吸気圧、VGT開度、吸気絞り弁
開度及びEGR量の時間的変化を示すタイムチャートで
ある。
【図7】制御動作の別の例を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7のフローチャート中にあるEGR制御デュ
ーティと吸気絞り弁制御デューティとの関係を示す図で
ある。
【図9】ターボ過給機付エンジンの別の実施形態を示す
概略図である。
【図10】過給圧フィードバック制御手段の別の例を示
すブロック図である。
【図11】不感帯のマップを示す図である。
【図12】図10に示す制御手段による制御動作を示す
フローチャートである。
【図13】図10の制御手段による場合の過渡運転時の
吸気圧の時間的変化を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 吸気通路 3 排気通路 5 ターボ過給機 8 可変翼 11 EGR通路 12 EGR弁 21 エアフローセンサ 22 インタークーラ 23 吸気絞り弁 25 吸気圧力センサ 30 コントロールユニット 41 EGR制御手段 42 過給圧フィードバック制御手段 43 吸気絞り弁制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 23/00 F02D 23/00 F F02M 25/07 570P F02M 25/07 570 F02B 37/12 301Q (72)発明者 松尾 祐児 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 荒木 啓二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3G005 DA02 EA04 EA16 FA04 FA35 GA04 GC05 GD02 GD03 GD04 GE01 GE02 GE04 GE08 GE09 HA04 HA05 HA12 HA19 JA06 JA39 JA42 JA45 3G062 AA01 AA03 AA05 BA00 BA02 BA06 CA04 CA05 CA09 DA01 FA05 FA11 GA01 GA02 GA06 GA15 3G065 AA01 AA04 CA12 CA13 EA04 EA05 EA13 FA12 GA01 GA05 GA10 GA14 GA18 GA41 3G084 AA01 AA03 BA05 BA08 BA09 BA13 BA20 BA26 CA04 CA06 CA08 DA05 DA10 DA15 EA11 EA12 EB09 EB12 EB16 EC03 EC06 FA07 FA10 FA11 FA13 FA33 3G092 AA02 AA06 AA17 AA18 AB03 BA04 BB02 DB03 DC01 DC09 DG09 EA09 EA19 EC01 EC03 EC10 FA03 FA17 GA08 GA12 GA13 GB09 HA01Z HA05X HA05Z HA06Z HB01Z HB03Z HE01Z HF09Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路にターボ過給機のタービンへの
    排気流通面積を変化させる可変翼を備えるとともに、排
    気通路における上記可変翼の上流と吸気通路とを排気還
    流通路により連通し、この排気還流通路に排気還流量を
    調節する排気還流弁を介設したターボ過給機付エンジン
    において、ターボ過給機のコンプレッサより下流の吸気
    圧力状態を検出する吸気圧力検出手段と、この吸気圧力
    検出手段により検出される圧力が目標吸気圧となるよう
    に可変翼を制御する過給圧フィードバック制御手段と、
    目標吸気圧が急減する過渡運転時に上記可変翼の開方向
    の動作を抑制する抑制手段とを備えたことを特徴とする
    ターボ過給機付エンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 吸気通路における排気還流通路接続個所
    の上流に吸気絞り弁を設け、この吸気絞り弁より下流に
    吸気圧力検出手段を配置するとともに、上記抑制手段は
    目標吸気圧が急減する過渡運転時に上記吸気絞り弁を絞
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のターボ過
    給機付エンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】 抑制手段は、目標吸気圧が急減する過渡
    運転時に吸気絞り弁を絞る制御を、排気還流が行われる
    運転領域で実行することを特徴とする請求項2記載のタ
    ーボ過給機付エンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】 抑制手段は、目標吸気圧が急減する過渡
    運転時に、吸気絞り弁を絞るとともに排気還流弁の開度
    を大きくするように制御することを特徴とする請求項3
    記載のターボ過給機付エンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】 吸気通路における過給機のコンプレッサ
    の下流にインタークーラを設けるとともに、このインタ
    ークーラの下流に吸気絞り弁を配置したことを特徴とす
    る請求項2乃至4のいずれかに記載のターボ過給機付エ
    ンジンの制御装置。
  6. 【請求項6】 吸気絞り弁を、吸気通路におけるサージ
    タンクの下流に設けたことを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれかに記載のターボ過給機付エンジンの制御装
    置。
  7. 【請求項7】 抑制手段は、目標吸気圧が急減する過渡
    運転時に、過給圧フィードバック制御による可変翼の制
    御量の変化を制限することを特徴とする請求項1記載の
    ターボ過給機付エンジンの制御装置。
  8. 【請求項8】 抑制手段は、少なくとも目標吸気圧が急
    減する過渡運転時に、少なくとも可変翼開方向への制御
    量の変化に対してガード値を設定し、上記制御量がガー
    ド値を超えないように制限することを特徴とする請求項
    7記載のターボ過給機付エンジンの制御装置。
  9. 【請求項9】 過給圧フィードバック制御手段は、吸気
    圧力検出手段により検出される圧力と目標吸気圧との偏
    差に基づいて演算される制御量により可変翼を制御し、
    抑制手段は、運転状態に応じた制御量の許容範囲を設定
    して、上記制御量の演算値が許容範囲から逸脱したとき
    に、ガード値に相当する許容範囲の限界値を制御量とす
    ることを特徴とする請求項8記載のターボ過給機付エン
    ジンの制御装置。
  10. 【請求項10】 過給圧フィードバック制御手段は、吸
    気圧力検出手段により検出される圧力と目標吸気圧との
    偏差に基づいて演算される制御量により可変翼を制御
    し、抑制手段は、上記偏差について不感帯を設定し、上
    記偏差が不感帯の範囲内にあれば過給圧フィードバック
    制御手段によるフィードバック制御を停止することを特
    徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のターボ過給
    機付エンジンの制御装置。
  11. 【請求項11】 上記不感帯の幅は低負荷ほど大きく設
    定されていることを特徴とする請求項10記載のターボ
    過給機付エンジンの制御装置。
  12. 【請求項12】 上記抑制手段は、目標吸気圧が急減す
    る過渡運転時に、過給圧フィードバック制御手段による
    フィードバック制御を一時的に停止することを特徴とす
    る請求項7記載のターボ過給機付エンジンの制御装置。
  13. 【請求項13】 排気還流が行われる運転領域で、空燃
    比が目標空燃比となるように排気還流弁を制御する排気
    還流弁制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至
    12のいずれかに記載のターボ過給機付エンジンの制御
    装置。
  14. 【請求項14】 目標吸気圧が急減する過渡運転時は、
    加速運転から定常運転もしくは減速運転への移行時であ
    ることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載
    のターボ過給機付エンジンの制御装置。
  15. 【請求項15】 目標吸気圧が急減する過渡運転時は、
    エンジンに連結された変速機の変速時であることを特徴
    とする請求項1乃至13のいずれかに記載のターボ過給
    機付エンジンの制御装置。
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