JP2000170009A - ファンデーション用プラスチック芯材及びその製造方法 - Google Patents
ファンデーション用プラスチック芯材及びその製造方法Info
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Abstract
元性)により近づけた性能を付与すると共に、厚みがう
すく、しかも形状保持性に優れる安全性の高いファンデ
ーション用プラスチック芯材を提供する。 【解決手段】 ファンデーションのカップ部内に組み込
まれて使用される芯材において、前記芯材が100kg
f/mm2以上の引張弾性率を有する熱可塑性樹脂を主
成分とするリボン状帯を幅方向に撓ませて該リボン状帯
の長手方向のエッジ部分がその外周と内周を構成するよ
うにして得られた略釣針型のものであることを特徴とす
るファンデーション用プラスチック芯材。
Description
カップ部に組み込まれて使用されるファンデーション用
プラスチック芯材及びその製造方法に関する。
み込まれる芯材は、(1)金属製のワイヤー,プレート
又はコイルをU型にプレス又は単に折り曲げて得た金属
製の芯材、(2)形状記憶合金で作られた形状記憶金属
製の芯材、(3)ポリアセタールなどの樹脂をインジェ
クション成型して得たプラスチック製の芯材、(4)P
ET,PBT又はポリアセタール樹脂を直径3mm〜6
mmの棒状又は管状に押出し、延伸とアニリング処理を
施した後、120℃から150℃に昇温させつつ20分
〜30分間プレスにて所定の形状に型付けして得たプラ
スチック製の芯材等があった。
(2)の金属製の芯材は剛性とバネ弾性に優れているも
のの、材質が金属であるため、(a)錆が発生しやす
い、(b)軽量化が困難であること、(c)剛性が強す
ぎるためソフト感が得られにくいこと、(d)洗濯等の
繰り返しにより被覆部をつき破って端部が露出しやすい
こと、(e)端部が鋭利で不注意による怪我等の恐れが
あること等の欠点があった。
るプラスチック製の芯材は、(a)数多いサイズ毎に高
価なインジェクション金型を作成せねばならず、ちょっ
とした寸法変更、サイズ変更もできにくい、(b)金属
製と比べて強度が弱いため、洗濯等の外力で折れてしま
うことがある等の欠点を有していた。
チック製の芯材は、棒状又は管状物をプレスして、型付
けするだけのため、(a)厚み(高さ)が薄くできな
い、(b)芯材としての剛性やバネ弾性や形状保持性に
欠ける、(c)熱固定温度以下の温度での型付けのた
め、型付けが十分でなく型付け加工精度が悪い、(d)
型付けに長時間を要する等の欠点を有していた。
技術によって得られる芯材の問題を解消するために創案
されたものであり、その目的は金属製の芯材が持つ剛性
とバネ弾性(形状復元性)により近づけた性能を付与す
ると共に、厚みが薄く、しかも形状保持性に優れる安全
性の高いファンデーション用プラスチック芯材及びその
製造方法を提供することにある。
ーションのカップ部内に組み込まれて使用される芯材に
おいて、前記芯材が100kgf/mm2以上の引張弾
性率を有する熱可塑性樹脂を主成分とするリボン状帯を
幅方向に撓ませて該リボン状帯の長手方向のエッジ部分
がその外周と内周を構成するようにして得られた略釣針
型のものであることを特徴とするファンデーション用プ
ラスチック芯材である。また、本発明は引張弾性率が1
00kgf/mm2以上の熱可塑性樹脂を主成分とする
配合物を押出し又は圧延し、これを80℃以下の温度に
冷却した後、要すれば所望の幅にスリットしてリボン状
帯とした後、該リボン状帯を、90℃〜180℃に再加
熱して2.0倍〜10.0倍の延伸倍率で延伸し、幅
2.5mm〜10mm、最大厚みが幅の略1/5〜3/
5のリボン状帯を得た後、くせづけドラムで該リボン状
帯を幅方向に撓ませてくせづけし、さらに延伸温度より
高い少なくとも160℃以上の高温の型付きプレス金型
で略釣針形状の型付けと熱固定処理と要すれば先端部エ
ッジの丸み付けとを同時に施して、該リボン状帯の長手
方向のエッジ部分がその外周と内周とを構成する略釣針
型の芯材を得ることを特徴とするファンデーション用プ
ラスチック芯材の製造方法である。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。図1は
本発明のファンデーション用プラスチック芯材の斜視
図、図2(a),図2(b)はそれぞれ本発明のプラス
チック芯材のリボン状帯の形状例を示す一部破断斜視
図、図3は本発明のファンデーション用プラスチック芯
材をファンデーションに用いた使用例図、図4はリボン
状帯の製造方法を示す説明図、図5はくせづけドラムを
用いてリボン状帯を幅方向に撓ませてくせづけする方法
を示す説明図、図6(a),図6(b)はそれぞれ単独
式の型付きプレス下金型及び上金型の斜視図、図7は連
続式の型付きプレス下金型の斜視図である。なお、発明
の理解の容易のため図面中の一部の寸法は実際の寸法よ
り誇張して記載し、エッジ部分及びそれに対応した金型
の形状も実際の形状より角ばって記載している。
スチック芯材、1aは先端部エッジ、2はプラスチック
芯材の内周(リボン状帯の長手方向の一方のエッジ)、
3はプラスチック芯材の外周(リボン状帯の長手方向の
他方のエッジ)、4はリボン状帯、5はファンデーショ
ン、6はファンデーションのカップ部、tはリボン状帯
の厚み(肉厚)、wはリボン状帯の幅、7は押出機、8
は押出口、9は冷却バス、10は第1引取りドラム、1
1は延伸槽、12は第2引取りドラム、13は巻取りド
ラム、14はくせづけドラム、15は型付きプレス下金
型、16は凹部、17は型付きプレス上金型である。
芯材1は、例えば図2に示す100kgf/mm2以上
の引張弾性率を有する熱可塑性樹脂を主成分とするリボ
ン状帯4を幅w方向に撓ませて、該リボン状帯4の長手
方向の両エッジ部分が芯材1の内周2と外周3とを構成
するようにして得られる略釣針型のものであり、剛性が
大きく、形状復元性と形状保持性に優れるという特徴を
有する。
芯材1は、図1に示すような略釣針型の形状を有し、図
3に示すようなファンデーション5のカップ部6内の下
部に組み込まれて使用されるが、その形状についてはフ
ァンデーション5のカップ部6の大きさもしくは形状又
はデザイナーの好みにより両端が離れたタイプのものや
両端が揃ったU型のようなものなど様々な形状に作製す
ることができる。
芯材1は、例えば図2(a),図2(b)に示すような
形状を有するリボン状帯4であるが、本発明のファンデ
ーション用プラスチック芯材1は特にこれらの形状に制
限されることはなく、ファンデーションのカップ部内に
組み込まれて使用されるのに適した形状であれば、どの
ような形状でも差し仕えない。
率が100kgf/mm2以上を有する熱可塑性樹脂を
主成分とする配合物を押出し又は圧延し、次いで2.0
〜10.0倍の延伸倍率で延伸して得られるものである
ことが好ましい。前記熱可塑性樹脂としては、例えば超
高分子ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリス
チレン樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、
メチルペンテン樹脂、MMA−スチレン共重合体樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹
脂等の単独又は組合せを使用することができる。
2.5mm〜10mm、最大厚みtが幅wの略1/5〜
3/5となるように形成することが好ましい。リボン状
帯4の幅を2.5mm〜10mmとする理由は、幅wが
2.5mm未満では、厚みとの関係において絶対強度
(自荷重)や剛性が不足し、ファンデーション5のカッ
プ部6のプラスチック芯材1としての役目を十分に果た
し得ないからであり、一方、幅wが10mmを越える
と、強度は保持できるものの、くせづけ時のくせづけ加
工性が悪く、さらにファンデーション5のカップ部6に
装着した場合の風合い等に問題があり好ましくないから
である。
略1/5〜3/5とする理由は、ひとつにはリボン状帯
4の形状を幅寸法が厚み寸法より広い扁平状に保つ必要
があるからであり、他には強度保持の目的からである。
なお、最大厚みtが幅wの1/5未満では、厚みが薄く
なりすぎ、芯材1として剛性の保持が不十分になり、幅
wの3/5を越えると、リボン状帯4を芯材1とするそ
もそもの目的を十分に達成できなくなる。
る理由は、従来の厚みt方向の型付けという考え方で
は、芯材1とした場合に幅wと厚みtが転換するので、
扁平状にした場合、芯材1としての厚さつまり高さが高
くなりすぎて好ましくないのに対し、本発明で初めて見
出した幅w方向の型付けでは、リボン状帯4の長手方向
のエッジ3をファンデーション用芯材1の内周2と外周
3とするため、できるだけ扁平状である方がより扁平な
芯材4が得られ、棒状や管状をU型にくせづけした場合
より厚みが薄く、かつはるかに大きい剛性と形状復元性
が得られるからである。また、この結果ねじれが少な
く、長期間の使用でも形状保持性(釣針形状のくずれや
広がりがないこと)が良好なプラスチック芯材1を得る
ことができる。さらに、厚み方向にくせづけする場合と
異なり、芯材1の厚さが薄く仕上がるのでファンデーシ
ョン5のデザイン性を損なうことがなく、美しく仕上が
り、かつ装着時の違和感も少ない。
に、プラスチック芯材1を2.0倍〜10.0倍、好ま
しくは2.0倍〜5.0倍の延伸倍率で延伸するが、こ
れはもっぱら芯材1の強度保持を目的として行われる。
延伸倍率が2.0倍未満では、延伸による強度アップの
効果が小さく、10.0倍を越えると、強度はアップす
るものの芯材1の使用としては硬くなりすぎるためもろ
くなることがあり好ましくない。
り弾性率が100kgf/mm2以上の熱可塑性樹脂を
用いる理由は、低伸長域における強度を保持し、一定の
剛性を芯材1に付与するためである。
4は図5に示すようなくせづけドラム14で幅w方向に
撓ませてくせづけされ、さらに延伸温度より高い、少な
くとも160℃以上の高温度で図6又は図7に示すよう
な単独式又は連続式の型付きプレス金型15,17で略
釣針型形状の型付けと熱固定処理と要すれば先端部エッ
ジ1aの丸み付けとが同時に施され、該リボン状帯4の
長手方向のエッジ部分がその内周2と外周3を構成する
略釣針型の芯材1として形成される。この場合、くせづ
けドラム14はリボン状帯14を幅w方向に撓ませてく
せづけしやすいように巻取り方向にガイド溝(g)を設
けることが好ましい。
するためには、延伸温度より高い、少なくとも160℃
以上の高温でのプレス加工を行うが、この理由は型付け
と熱固定処理と要すれば先端部エッジ1aの丸み付けと
を同時に行うためである。芯材1はくせづけドラム14
により内周2が圧縮され、外周3が伸ばされた状態に保
たれているが、少なくとも160℃以上の高温でプレス
加工を行うことによって芯材1の内外周の歪を吸収させ
ると共に確実に略釣針形状に型付けし、そのまま熱固定
すると共に先端部エッジ1aの丸み付けを行うことがで
きる。
た後に比較的低い温度(120℃〜150℃)で型付け
加工するという方法に比べ、この方法は一工程省略する
ことができるばかりでなく、形成された芯材1そのもの
に必要な剛性と極めて高い形状復元性を与えかつ形状保
持性というファンデーションカップ部6の芯材1として
最も重要な特性を付与できる。さらに先端部エッジ1a
を丸く滑らかなアールに型付けすることは安全性の面か
ら重要であり、このような作業も高温プレス機を用い
て、先端部エッジ1aを160℃以上に加熱加圧するこ
とにより初めてなし得る。尚、先端部エッジ1aの端末
処理については高温プレス機での型付けの他、プレス加
工後に、エポシキ接着剤を塗布したり溶融ナイロン溶液
に浸漬したり、単に樹脂キャップを被せること等で処理
することもできる。
工程について具体的に述べる。まず、図4のリボン状帯
を作製する製造工程を説明すると、7は押出機(6点温
調盤付)、8はギアポンプ装置付き押出口、9は冷却バ
ス、10は第1の延伸機(第1引き取りドラム)、11
は延伸槽、12は第2の延伸機(第2引き取りドラ
ム)、13は巻取機(巻取りドラム)である。
樹脂を主成分とする配合物は押出口8を経てリボン状帯
4に押出される。なお、この場合の押出し温度条件は使
用樹脂のうち最も高い融点または軟化点を有する樹脂の
融点または軟化点以上の押出温度で押出しする。
ス9によって80℃以下の温度に冷却された後、第1引
き取りドラム10に巻かれ、さらに用いる樹脂の溶融温
度より低く冷却温度よりも高い温度(即ち略90℃〜1
80℃の温度)を有する延伸槽11を通って、第2の巻
取りドラム12に巻かれるが、この際、第1引き取りド
ラム10と第2引き取りドラム12とのスピード差によ
って2.0倍〜10.0倍、好ましくは2.0倍〜5.
0倍の延伸倍率に延伸される。次いでリボン状帯4は巻
取機13で巻取られる。
点または軟化点により適正な押出し温度条件を定めなけ
ればならないが、四つのゾーンを有する押出機で押出し
を行う場合、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹
脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリスルフォン樹
脂、ポリカーボネート樹脂を主成分とする配合物の場合
においては、押出機第1ゾーン温度250℃以上、第2
ゾーン265℃以上、第3ゾーン280℃以上、第4ゾ
ーンならびにヘッド及びダイス温度300℃以上、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリアミド樹脂、メチルペンテン樹脂を主成
分とする配合物においては、押出機第1ゾーン温度23
5℃以上、第2ゾーン250℃以上、第3ゾーン265
℃以上、第4ゾーンならびにヘッド及びダイス温度28
5℃以上、ポリスチレン樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、
メタクリル樹脂、MMA−スチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂を主成分とする配合物においては、押出機第1ゾ
ーン温度210℃以上、第2ゾーン225℃以上、第3
ゾーン240℃以上、第4ゾーンならびにヘッド及びダ
イス温度260℃以上、超高分子量ポリエチレン樹脂、
ポリアセタール樹脂を主成分とする配合物においては、
押出機第1ゾーン温度160℃以上、第2ゾーン200
℃以上、第3ゾーン230℃以上、第4ゾーンならびに
ヘッド及びダイス温度245℃以上が必要である。ま
た、これら形成物の冷却温度は80℃以下、延伸温度は
90℃〜180℃、延伸倍率2.0倍〜10.0倍、好
ましくは2.0倍〜5.0倍が適当である。
して上述の押出方式の他、圧延方式が採用できる。圧延
方式では熱可塑性樹脂配合物をカレンダーで圧延し、広
幅のシートを得た後、これを所望の幅にスリットしてリ
ボン状帯4とし、これを2.0倍〜10.0倍、好まし
くは2.0〜5.0倍に延伸して巻取りドラム13に巻
取る。
工程について説明すると、巻取りドラム13に巻取られ
たリボン状帯4は図5に示すようなくせづけドラム14
に巻き直され、幅w方向に撓まされてくせづけされる。
り加熱することができる。また、くせづけされたリボン
状帯4は長尺のままもしくは所望の長さにカットされ、
図7の連続式型付きプレス金型又は図6の単独式型付き
プレス金型で加工される。
ン状帯4を製造する工程と連結して連続的に行うことも
可能であり、次工程の加熱プレス工程と連結して連続的
に行うこともできる。さらにリボン状帯4の製造工程−
くせづけ工程−加熱プレス工程を連続して行うことも可
能である。
と、図5のくせづけドラムで幅w方向に撓まされ、くせ
づけされたリボン状帯4はあらかじめ所望の長さに切断
され、図6の単独式型付きプレス金型15の略釣針形状
の凹部16に挿入され、延伸温度より高い少なくとも1
60℃以上の高温でプレスされ、略釣針形状の型付けと
熱固定処理と先端部エッジ1aの丸み付けとが同時に施
される。
けされる場合も延伸温度より高い少なくとも160℃以
上の高温でプレスするが、型付け後において、略U形状
部の部分を残して切断し、残った釣針形状の先端部エッ
ジ1aをエポキシ接着剤で塗布したり、溶融ナイロン溶
液に浸漬したり、単に樹脂キャップを被せたりして端末
部を丸く滑らかに仕上げることにより、所望のファンデ
ーション用プラスチック芯材1を得ることができる。な
お、加熱プレスの場合、プレス時間は単独式及び連続式
金型のいずれにおいてもプレス温度にもよるが20分以
下好ましくは10分〜5分が適当である。また、型付け
後の芯材1の取り出しに際しては、必要により金型を冷
却して行うこともできる。このようにして得られた上記
芯材1は図3に示すようなファンデーション5のカップ
部6の芯材1として実用に供される。
する配合物を用いて押出し、3倍の延伸倍率で延伸して
表2の寸法と性能を有するリボン状帯を得た。これを図
5に示すようなくせづけドラムで幅方向に撓ませてくせ
づけした後、図6に示す型付き金型を用い180℃の温
度で10分間のプレス加工による型付けを行って、略釣
針形状のファンデーション用プラスチック芯材を得た。
このプラスチック芯材の性能を調べたところ、表3に示
す性能を有していた。
ラスチック芯材は、ファンデーションのカップ部内に使
用するのに十分好適な実用上の性能を有するものであっ
た。
ような構成を有するので以下のような効果を奏する: リボン状帯を幅方向に撓めて略釣針形状に型付けす
るため、剛性が大きく、バネ弾性(形状復元性)に優れ
る他、ネジレやヨレに強い、 長期間の使用においても形状保持性(釣針形状のく
ずれ)がない、 厚さを薄く仕上げることができるのでファンデーシ
ョンのデザイン性を損なうことなく、美しく仕上がり、
かつ装着時の違和感もない、 型付けと熱固定を短時間で同時に行えるので、製造
上の工程数と時間の短縮を図ることができる。 釣針型の芯材の両端末を丸く滑らかなエッジを持つ
端末とすることができるので、ファンデーションのカッ
プ部を破ったり、肌につきささることもなく安全であ
る。
の斜視図である。
部破断斜視図である。
カップ部に用いた使用例図である。
明図である。
斜視図である。
向の一方のエッジ) 3 プラスチック芯材の外周(リボン状帯の長手方
向の他方のエッジ) 4 リボン状帯 5 ファンデーション 6 ファンデーションのカップ部 7 押出機 8 押出口 9 冷却バス 10 第1引取りドラム 11 延伸槽 12 第2引取りドラム 13 巻取りドラム 14 くせづけドラム 15 型付きプレス下金型 16 型付きプレスの凹部(釣針形状彫り込み部) 17 型付きプレス上金型 w リボン状帯の幅 t リボン状帯の厚み g ガイド溝
Claims (6)
- 【請求項1】 ファンデーションのカップ部内に組み込
まれて使用される芯材において、前記芯材が100kg
f/mm2以上の引張弾性率を有する熱可塑性樹脂を主
成分とするリボン状帯を幅方向に撓ませて該リボン状帯
の長手方向のエッジ部分がその外周と内周を構成するよ
うにして得られた略釣針型のものであることを特徴とす
るファンデーション用プラスチック芯材。 - 【請求項2】 前記芯材の両端末が丸く滑らかなエッジ
を持つことを特徴とする請求項1に記載のファンデーシ
ョン用プラスチック芯材。 - 【請求項3】 前記リボン状帯が100kgf/mm2
以上の引張弾性率を有する熱可塑性樹脂を主成分とする
配合物を押出し又は圧延し、次いで2.0〜10.0倍
の延伸倍率で延伸して得られるものであることを特徴と
する請求項1又は2に記載のファンデーション用プラス
チック芯材。 - 【請求項4】 前記略釣針型のものがリボン状帯を幅方
向に撓ませ、延伸温度より高い、少なくとも160℃以
上の高温下で略釣針形状に型付けすると共に熱固定処理
と要すれば先端部エッジの丸み付けとを同時に施して得
られるものであることを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載のファンデーション用プラスチック芯材。 - 【請求項5】 前記リボン状帯の幅wが2.5mm〜1
0mmであり、前記リボン状帯の最大厚みtが幅wの1
/5〜3/5であることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載のファンデーション用プラスチック芯材。 - 【請求項6】 引張弾性率が100kgf/mm2以上
の熱可塑性樹脂を主成分とする配合物を押出し又は圧延
し、これを80℃以下の温度に冷却した後、要すれば所
望の幅にスリットしてリボン状帯とした後、該リボン状
帯を、90℃〜180℃に再加熱して2.0倍〜10.
0倍の延伸倍率で延伸し、幅2.5mm〜10mm、最
大厚みが幅の略1/5〜3/5のリボン状帯を得た後、
くせづけドラムで該リボン状帯を幅方向に撓ませてくせ
づけし、さらに延伸温度より高い少なくとも160℃以
上の高温の型付きプレス金型で略釣針形状の型付けと熱
固定処理と要すれば先端部エッジの丸み付けとを同時に
施して、該リボン状帯の長手方向のエッジ部分がその外
周と内周とを構成する略釣針型の芯材を得ることを特徴
とするファンデーション用プラスチック芯材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34310698A JP4443656B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | ファンデーション用プラスチック芯材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34310698A JP4443656B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | ファンデーション用プラスチック芯材及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170009A true JP2000170009A (ja) | 2000-06-20 |
JP4443656B2 JP4443656B2 (ja) | 2010-03-31 |
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ID=18358992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34310698A Expired - Lifetime JP4443656B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | ファンデーション用プラスチック芯材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4443656B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-02 JP JP34310698A patent/JP4443656B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4443656B2 (ja) | 2010-03-31 |
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