JP2000169614A - 高減衰発泡材料組成物 - Google Patents

高減衰発泡材料組成物

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JP2000169614A
JP2000169614A JP10349202A JP34920298A JP2000169614A JP 2000169614 A JP2000169614 A JP 2000169614A JP 10349202 A JP10349202 A JP 10349202A JP 34920298 A JP34920298 A JP 34920298A JP 2000169614 A JP2000169614 A JP 2000169614A
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English (en)
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Takeshi Nomura
武史 野村
Chihi Go
馳飛 呉
Tetsuya Takeuchi
哲也 竹内
Kazunobu Hashimoto
和信 橋本
Toshiyuki Mihara
利之 三原
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高減衰性を維持しつつ、軽荷重に対する衝撃吸
収性に優れた高減衰発泡材料組成物を提供する。 【解決手段】下記の(A)成分をベースポリマーとする
とともに、下記の(B)〜(D)成分を含有する高減衰
発泡材料組成物である。 (A)極性側鎖を有するアクリル系モノマーから誘導さ
れる構造単位を主成分とし、側鎖に架橋点を有する架橋
点モノマーから誘導される構造単位を有するアクリル系
ゴム。 (B)ヒンダードフェノール系化合物、亜リン酸エステ
ル系化合物、リン酸エステル系化合物および含窒素塩基
性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの減衰
性付与剤。 (C)架橋剤。 (D)発泡剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高減衰発泡材料組
成物に関するものであり、詳しくは、軽荷重に対する衝
撃吸収材等として有用な高減衰発泡材料組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高減衰材料組成物として用いら
れる高分子系材料は、典型的な粘弾性挙動を呈するもの
であり、その材料微小部が何等かの原因で振動すると、
それぞれの材料微小部に、複素正弦歪(ε* )が発生
し、これにより複素正弦応力(σ * )が発生する。複素
弾性係数(E* )は、次式に示したように、これらの比
をとったものである。 複素弾性係数(E* )=複素正弦応力(σ* )/複素正
弦歪(ε*
【0003】上記複素弾性係数(E* )の実数部は、高
分子系材料の弾性的な性質に係る貯蔵弾性係数(E′)
と定義され、上記複素弾性係数(E* )の虚数部は、高
分子系材料の粘性的な性質に係る損失弾性係数
(E′′)と定義される。損失正接(tanδ)は、次
式に示したように、これらの比をとったものである。 損失正接(tanδ)=損失弾性係数(E′′)/貯蔵
弾性係数(E′)
【0004】上記損失正接(tanδ)は、防音・制振
特性を決定する因子の一つであり、この値が高いほど力
学的エネルギーを電気あるいは熱エネルギーとして吸収
・放出して、優れた吸音性や制振性等の機械特性を示す
ことが知られている。従来、高減衰材料組成物の損失正
接(tanδ)として求められる値は、0.5以上であ
る。
【0005】上記従来の要求特性(tanδ≧0.5)
を満たした高減衰材料組成物としては、例えば、高分子
系複合材料が知られている。上記高分子系複合材料は、
ポリマーアロイあるいは高分子網目構造を有する高分子
化合物をベースポリマーとしており、このベースポリマ
ーに充填剤(マイカ等)や可塑剤を添加し、所定の製造
工程を経て得られたものである。上記ベースポリマーと
して用いられる特定の高分子化合物としては、例えば、
各種ゴム材料、高分子樹脂材料(ポリスチレン、ポリイ
ソブチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン等)の
他に、エラストマー樹脂材料等が用いられている。
【0006】また、本出願人は、他の高減衰材料組成物
として、極性側鎖を有するベースポリマーに、第2級ア
ミン,第3級アミンおよび含窒素複素環からなる群から
選ばれた少なくとも一つの塩基を1分子中に2個以上含
む塩基性物質からなる減衰性付与剤を配合したものを提
案している(特願平9−362125号)。具体的に
は、上記ベースポリマーとして塩素化ポリエチレンを、
上記減衰性付与剤としてN−シクロヘキシルベンゾチア
ジル−2−スルフェンアミド等を用いたものである。上
記高減衰材料組成物は、損失正接(tanδ)が1.0
を超えており、一応の成果が得られている。
【0007】しかし、上述した種々の高減衰材料組成物
は、従来の要求特性(tanδ≧0.5)に応えている
とはいえ、それらが使用される環境あるいは、その用途
等の要請から、より優れたtanδ(tanδ≧2.
0、さらに好ましくはtanδ≧2.5)を発現できる
ものが望まれている。
【0008】そこで、本出願人は、より優れたtanδ
を発現できる高減衰材料組成物として、塩基性の極性側
鎖を有する塩基性ポリマーをベースポリマーとし、これ
に特定の減衰性付与剤を含有したものを提案している
(特願平10−215406号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平10−21
5406号に係る高減衰材料組成物は、塩基性ポリマー
中の極性側鎖と特定の減衰性付与剤とが水素結合して、
いわゆる疑似架橋を形成するため、より優れたtanδ
を発現でき、高減衰性に優れている。しかしながら、上
記高減衰材料組成物は、ベースポリマーとしてゴム材料
等を用いるため、貯蔵弾性係数(E′)が106 以上と
高く、そのためクッション性がなく、軽荷重に対する衝
撃吸収性に劣るという難点がある。このように、高減衰
性を維持しつつ、軽荷重に対する衝撃吸収性に優れた高
減衰材料組成物は未だ得られていないのが実情である。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、高減衰性を維持しつつ、軽荷重に対する衝撃吸
収性に優れた高減衰発泡材料組成物の提供をその目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の高減衰発泡材料組成物は、下記の(A)成
分をベースポリマーとするとともに、下記の(B)〜
(D)成分を含有するという構成をとる。 (A)極性側鎖を有するアクリル系モノマーから誘導さ
れる構造単位を主成分とし、側鎖に架橋点を有する架橋
点モノマーから誘導される構造単位を有するアクリル系
ゴム。 (B)ヒンダードフェノール系化合物、亜リン酸エステ
ル系化合物、リン酸エステル系化合物および含窒素塩基
性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの減衰
性付与剤。 (C)架橋剤。 (D)発泡剤。
【0012】すなわち、本発明者らは、高減衰性を維持
しつつ、軽荷重に対する衝撃吸収性に優れた高減衰発泡
材料組成物を得るため鋭意研究を重ねた。その研究の過
程で、上記A〜C成分とともに発泡剤(D成分)を用い
ると、発泡剤(D成分)が分解温度(ガス発生温度)で
熱分解してガスを発生し、上記特定のアクリル系ゴム
(A成分)中に気泡構造を形成させ、貯蔵弾性係数
(E′)を低下させることを突き止めた。その結果、上
記A〜C成分とともに発泡剤(D成分)を含有する高減
衰発泡材料組成物は、高減衰性を維持しつつ、軽荷重に
対する衝撃吸収性に優れていることを見出し、本発明に
到達した。
【0013】また、上記発泡剤(D成分)とともに発泡
助剤を併用することにより、発泡剤(D成分)の分解温
度(ガス発生温度)を所望の温度まで引き下げることが
できる。
【0014】そして、上記発泡剤(D成分)または発泡
助剤の含有量を所定の範囲に設定し、セル構造を調節す
ることにより、軽荷重に対する衝撃吸収性がさらに向上
する。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0016】本発明の高減衰発泡材料組成物は、特定の
アクリル系ゴム(A成分)と、特定の減衰性付与剤(B
成分)と、架橋剤(C成分)と、発泡剤(D成分)とを
用いて得ることができる。
【0017】上記ベースポリマーとして用いられる特定
のアクリル系ゴム(A成分)は、極性側鎖を有するアク
リル系モノマーから誘導される構造単位を主成分とし、
側鎖に架橋点を有する架橋点モノマーから誘導される構
造単位を有するものである。
【0018】上記特定のアクリル系ゴム(A成分)の主
成分である、極性側鎖を有するアクリル系モノマーから
誘導される構造単位としては、前記特定の減衰性付与剤
(B成分)と水素結合(疑似架橋)可能なものであれば
特に限定するものではない。具体的には、下記の一般式
(1)で表されるアクリル系モノマーから誘導される構
造単位、下記の一般式(2)で表されるエチレン−アク
リル系共重合体から誘導される構造単位、下記の一般式
(3)で表されるエチレン−酢酸ビニル共重合体から誘
導される構造単位等があげられる。これらは単独でもし
くは2種以上併せて用いられる。
【0019】
【化1】
【0020】
【化2】
【0021】
【化3】
【0022】上記一般式(1)および(2)において、
Rで表される有機基としては極性基であれば特に限定は
なく、例えば、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチ
ル基等のアルキル基や、メトキシエチル基、エトキシエ
チル基等のアルコキシル基等があげられる。なかでも、
耐熱性、耐油性、耐候性の点で、メチル基、エチル基が
好ましい。
【0023】前記特定のアクリル系ゴム(A成分)の構
成成分である、側鎖に架橋点を有する架橋点モノマーか
ら誘導される構造単位としては、側鎖で共重結合による
架橋を形成するものであれば特に限定するものではな
い。具体的には、下記の一般式(4)で表されるクロロ
酢酸ビニル(架橋点:活性塩素基)から誘導される構造
単位、下記の一般式(5)で表されるアリルグリシジル
エーテル(架橋点:エポキシ基)から誘導される構造単
位、下記の一般式(6)で表されるアクリル酸(架橋
点:カルボキシル基)から誘導される構造単位等があげ
られる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いら
れる。
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】上記特定のアクリル系ゴム(A成分)とと
もに用いられる減衰性付与剤(B成分)としては、ヒン
ダードフェノール系化合物、亜リン酸エステル系化合
物、リン酸エステル系化合物、含窒素塩基性化合物が用
いられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用い
られる。このように、減衰性付与剤(B成分)として上
記特定の化合物を用いるのは、これら化合物は上記特定
のアクリル系ゴム(A成分)中の極性側鎖と水素結合
(疑似架橋)して、高減衰性を発現するからである。
【0028】上記ヒンダードフェノール系化合物として
は、酸化防止剤である、トリス−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、
1,1,3−トリス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−2−メチルフェニル)ブタン、4,4′−ブチリデン
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ペン
タエリスリチル−テトラ〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリ
エチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−〔(3−
第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオニルオキシ〕エチル]−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−ベンゼン、1,6−
ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4 −ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,
2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス(3
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、p−クレゾー
ルとジシクロペンタジエンのブチル化反応生成物、2,
5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−t−
アミルハイドロキノン等、紫外線吸収剤である、1,4
−ビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)
−ブタン等、光安定剤である、1−〔2−{3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシ}エチル〕−4−{3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ}−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン等があ
げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用い
られる。
【0029】前記亜リン酸エステル系化合物としては、
例えば、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ビス(2,4−ジ−第三ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ヘキサ(ト
リデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタントリホスフ
ァイト等があげられる。これらは単独でもしくは2種以
上併せて用いられる。
【0030】前記リン酸エステル系化合物としては、例
えば、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ト
リクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、クレジルジフェニルホスフェート、クレジル−ジ−
2,6−キシレニルホスフェート等があげられる。これ
らは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0031】前記含窒素塩基性化合物としては、グアニ
ジン系のN,N′−ジフェニルグアニジン、スルフェン
アミド系のN−シクロヘキシルベンゾチアジル−2−ス
ルフェンアミド、ヒンダードアミン系のテトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジノールとβ,β,β′,
β′−テトラメチル−3,9−(2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン)ジエタノール
との縮合物、ベーターアラニン,N−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジニル)−ドデシルエステ
ルおよびテトラデシルエステル混合物、3−ドデシル−
1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)ピロリジン−2,5−ジオン、N−アセチル−3−
ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジニル)ピロリジン−2,5−ジオン、イソシア
ヌレート系のトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソ
シアヌレート、シアノアクリレート系のエチル−2−シ
アノ−3,3−ジ−フェニルアクリレート、オクチル−
2−シアノ−3,3−ジ−フェニルアクリレート、ポリ
エチレンイミン、8−アセチル−3−ドデシル−7,
7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピ
ロ〔4.5〕デカン−2,4−ジオン等があげられる。
これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0032】上記減衰性付与剤(B成分)の配合割合
は、前記ベースポリマー100重量部(以下「部」と略
す)に対して10〜150部の範囲に設定することが好
ましく、特に好ましくは30〜50部である。すなわ
ち、10部未満であると、特定のアクリル系ゴム(A成
分)中の極性側鎖との水素結合(疑似架橋)の割合が少
なくなりすぎ、高減衰性を発現することが困難となり、
150部を超えると、コストが高くなりすぎ、ブルーム
現象が起こるからである。
【0033】前記A成分およびB成分とともに用いられ
る架橋剤(C成分)としては、例えば、トリアジン系架
橋剤、金属石鹸系架橋剤、アミン系架橋剤、カルバメー
ト塩系架橋剤、イミダゾール系架橋剤、硫黄系架橋剤等
があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて
用いられる。
【0034】上記トリアジン系架橋剤としては、例え
ば、2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジン等が
あげられる。
【0035】上記金属石鹸系架橋剤としては、例えば、
式CH3 (CH2 16COOKで表されるステアリン酸
カリウム、式CH3 (CH2 16COONaで表される
ステアリン酸ナトリウム等があげられる。
【0036】上記アミン系架橋剤としては、例えば、式
3 + N(CH2 6 NHCO2 -で表されるヘキサメ
チレンジアミンカルバメート、安息香酸アンモニウム、
下記の一般式(7)で表される置換ジフェニルアミン等
があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて
用いられる。
【0037】
【化7】
【0038】上記カルバメート塩系架橋剤としては、例
えば、Zincジメチルジチオカルバメート、Zinc
ジ−n−ブチルジチオカルバメート等があげられる。こ
れらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0039】上記イミダゾール系架橋剤としては、例え
ば、N,N′−ジオルトトリルグアニジン等があげられ
る。
【0040】上記硫黄系架橋剤としては、例えば、硫
黄、2−メルカプトイミダゾリン、ジペンタメチレンチ
ウラムペンタサルファイド等があげられる。
【0041】上記架橋剤(C成分)の含有量は、ベース
ポリマー100部に対して0.5〜20部の範囲に設定
することが好ましく、特に好ましくは1.5〜5部であ
る。すなわち、含有量が0.5部未満であると、共有結
合による架橋の割合が少なすぎ、圧縮永久歪み特性を改
善することが困難となり、逆に20部を超えると、共有
結合による架橋の割合が高くなりすぎて反発弾性が高く
なり、高減衰性が失われるおそれがあるからである。
【0042】なお、本発明においては、上記架橋剤(C
成分)とともに架橋促進剤を併用することも可能であ
る。上記架橋促進剤としては、例えば、N,N′−ジエ
チルチオウレア、Ferricジメチルジチオカルバメ
ート、牛脂脂肪酸ソーダ石鹸等があげられる。
【0043】上記架橋剤(C成分)とともに架橋促進剤
を併用する場合、両者の合計含有量が、前記ベースポリ
マー100部に対して0.5〜20部の範囲になるよう
設定することが好ましく、特に好ましくは1.5〜5部
である。すなわち、含有量が0.5部未満であると、共
有結合による架橋の割合が少なすぎ、圧縮永久歪み特性
を改善することが困難となり、逆に20部を超えると、
共有結合による架橋の割合が高くなりすぎて反発弾性が
高くなり、高減衰性が失われるおそれがあるからであ
る。
【0044】前記A〜C成分とともに用いられる発泡剤
(D成分)としては、特に限定するものではなく、例え
ば、下記の式(8)で表されるジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン(DPT)、下記の式(9)で表されるア
ゾジカルボンアミド(ADCA)、下記の式(10)で
表されるp,p′−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒ
ドラジド)(OBSH)、下記の式(11)で表される
p−トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、下記の
式(12)で表されるp−トルエンスルホニルアセトン
ヒドラゾーン(TSH誘導体)、下記の式(13)で表
されるヒドラゾジカルボンアミド(HDCA)等があげ
られる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いら
れる。
【0045】
【化8】
【0046】
【化9】
【0047】
【化10】
【0048】
【化11】
【0049】
【化12】
【0050】
【化13】
【0051】上記発泡剤(D成分)の含有割合は、前記
ベースポリマー100部に対して5〜40部の範囲に設
定することが好ましく、特に好ましくは5〜20部であ
る。すなわち、5部未満であると、発泡倍率が低すぎる
ため、軽荷重に対する充分な衝撃吸収性を得ることがで
きず、逆に40部を超えると、発泡剤(D成分)の分解
時間が長くなりすぎ、発泡不良が生じるおそれがあるか
らである。
【0052】上記発泡剤(D成分)としては、分解温度
(ガス発生温度)が前記特定のアクリル系ゴム(A成
分)の加硫温度と略同等の範囲にあるものを使用するこ
とが好ましい。すなわち、上記特定のアクリル系ゴム
(A成分)の加硫工程で、上記発泡剤(D成分)が熱分
解してガスを発生し、上記特定のアクリル系ゴム(A成
分)中に気泡構造を形成することができるからである。
【0053】なお、上記発泡剤(D成分)として、分解
温度(ガス発生温度)が前記特定のアクリル系ゴム(A
成分)の加硫温度よりも高いものを使用する場合は、上
記発泡剤(D成分)とともに発泡助剤を併用することが
好ましい。すなわち、上記発泡剤(D成分)とともに発
泡助剤を併用すると、上記発泡剤(D成分)の分解温度
(ガス発生温度)を引き下げることができ、その結果、
上記発泡剤(D成分)の分解温度(ガス発生温度)を上
記特定のアクリル系ゴム(A成分)の加硫温度と略同等
に調整することが可能になるからである。
【0054】上記発泡助剤としては、例えば、尿素系発
泡助剤、金属酸化物系発泡助剤、金属石鹸系発泡助剤、
サリチル酸系発泡助剤等があげられる。これらは単独で
もしくは2種以上併せて用いられ、前記発泡剤(D成
分)の種類に応じて最適なものが選択される。上記金属
酸化物系発泡助剤としては、例えば、酸化亜鉛(II)等
があげられる。上記金属石鹸系発泡助剤としては、例え
ば、ステアリン酸カルシウム等があげられる。上記サリ
チル酸系発泡助剤としては、例えば、サリチル酸があげ
られる。
【0055】上記発泡剤(D成分)と発泡助剤の使用割
合は、発泡剤(D成分)の分解温度(ガス発生温度)お
よび分解ガス量に応じて適宜に設定されるが、通常、重
量比で、発泡剤(D成分):発泡助剤=1:1に設定さ
れる。なお、上記発泡剤(D成分)と発泡助剤を併用す
る場合は、上記発泡剤(D成分)と発泡助剤の合計含有
量が、前記ベースポリマー100部に対して5〜40部
の範囲に設定することが好ましく、特に好ましくは8〜
20部である。すなわち、5部未満であると、発泡倍率
が低すぎるため、軽荷重に対する充分な衝撃吸収性を得
ることができず、逆に40部を超えると、発泡剤(D成
分)の分解時間が長くなりすぎ、発泡不良が生じるおそ
れがあるからである。
【0056】なお、本発明の高減衰発泡材料組成物に
は、前記各成分の他に、硬度、強度、加工性等の向上、
あるいは重量化等を図るために、充填剤を必要に応じて
配合することができる。上記充填剤としては、例えば、
マイカ,タルク,クレー,炭酸カルシウム等の無機微粉
末や、セルロース粉末等の有機微粉末等があげられる。
【0057】また、本発明の高減衰発泡材料組成物に
は、tanδピーク温度の広域化を図るために、非結晶
性樹脂を適宜配合することができる。上記非結晶性樹脂
としては、例えば、クマロン樹脂、フェノール樹脂、ケ
トン樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、マレイン樹脂、
エステル化ロジン、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂等があげられ、これらは単独でもしくは2種以上併
せて用いられる。
【0058】さらに、本発明の高減衰発泡材料組成物に
は、着色剤(顔料、染料)、光沢剤、老化防止剤、粘着
付与剤、難燃剤、加工助剤、オゾン劣化防止剤、ブロッ
キング防止剤、耐候剤、耐熱剤、分散剤、相溶化剤、界
面活性剤、帯電防止剤、滑剤等を適宜配合することがで
きる。
【0059】本発明の高減衰発泡材料組成物は、例え
ば、前記A〜C成分とともに発泡剤(D成分)および必
要に応じて発泡助剤、その他の成分を配合し、これらを
所定の方法で混練することにより作製することができ
る。そして、これを前記アクリル系ゴム(A成分)の加
硫温度で加硫することにより、上記発泡剤(D成分)が
分解温度(ガス発生温度)で熱分解してガスを発生し、
上記特定のアクリル系ゴム(A成分)中に気泡構造(発
泡体)を形成することができる。上記特定のアクリル系
ゴム(A成分)の加硫温度は、100〜200℃の範囲
に設定することが好ましく、特に好ましくは120〜1
80℃である。
【0060】このようにして得られる発泡体は、比重が
0.01〜0.8の範囲に設定されていることが好まし
く、特に好ましくは0.05〜0.3である。すなわ
ち、比重が0.01未満であると、軟らかすぎるため、
軽荷重を受けることができず、逆に比重が0.8を超え
ると、貯蔵弾性係数(E′)が大きすぎるため、軽荷重
に対する衝撃吸収性に劣るからである。
【0061】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0062】まず、実施例および比較例に先立ち、下記
に示す材料を準備した。
【0063】〔アクリル系ゴム〕 アクリルゴム(ニポールAR51、日本ゼオン社製)
【0064】アクリルゴム(ニポールAR71、日本ゼ
オン社製)
【0065】〔減衰性付与剤(ヒンダードフェノール系
化合物)〕下記の式で表される3,9−ビス[1,1−
ジメチル−2−〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカン(アデカスタブAO−80、旭電化工業社製)
【化14】
【0066】〔架橋剤〕下記の式で表される安息香酸ア
ンモニウム(バルノックABS、大内新興化学社製)
【化15】
【0067】下記の式で表されるZincジブチルジチ
オカルバメート(ノクセラーBZ−p、大内新興化学社
製)
【化16】
【0068】下記の式で表される2,4,6−トリメル
カプト−S−トリアジン(ジスネットF−pt、日本ゼ
オン社製)
【化17】
【0069】〔架橋促進剤〕下記の式で表されるN,
N′−ジエチルチオウレア(ノクセラーEUR、大内新
興化学社製)
【化18】
【0070】〔発泡剤〕前記式(8)で表されるジニト
ロソペンタメチレンテトラミン(DPT)(セルマイク
A、三協化成社製、分解温度205℃)
【0071】前記式(9)で表されるアゾジカルボンア
ミド(ADCA)(セルマイクC−22、三協化成社
製、分解温度207℃)
【0072】前記式(10)で表されるp,p′−オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)
(セルマイクS、三協化成社製、分解温度155℃)
【0073】前記式(11)で表されるp−トルエンス
ルホニルヒドラジド(TSH)(セルマイクH、三協化
成社製、分解温度110℃)
【0074】前記式(12)で表されるp−トルエンス
ルホニルアセトンヒドラゾーン(TSH誘導体)(セル
マイクK、三協化成社製、分解温度125℃)
【0075】前記式(13)で表されるヒドラゾジカル
ボンアミド(HDCA)(セルマイク142、三協化成
社製、分解温度245℃)
【0076】〔発泡助剤〕尿素系発泡助剤(セルトンN
P、三協化成社製)
【0077】〔発泡剤+発泡助剤〕DPT+尿素系発泡
助剤〔DPT:助剤=1:1〕(セルマイクANP、三
協化成社製、分解温度120℃)
【0078】〔カーボンブラック〕シーストS、東海カ
ーボン社製
【0079】〔炭酸カルシウム〕ホワイトンSB、備北
粉化工業社製
【0080】〔可塑剤〕 ポリサイザーW320、大日本インキ化学工業社製
【0081】アデカサイザーPN150、旭電化工業社
【0082】〔フェノール樹脂〕ヒタノール1501、
日立化成社製
【0083】〔酸化防止剤〕ナウガード445、白石カ
ルシウム社製
【0084】〔加工助剤〕 脂肪酸アミド(ダイヤミッドB45、日本化成社製)
【0085】ステアリン酸(ルーナックS30、花王社
製)
【0086】
【実施例1】まず、ベースポリマーであるアクリルゴム
(ニポールAR51、日本ゼオン社製)100部に、減
衰性付与剤であるヒンダードフェノール系化合物(アデ
カスタブAO−80、旭電化工業社製)40部、架橋剤
である安息香酸アンモニウム(バルノックABS、大内
新興化学社製)1.5部、発泡剤と発泡助剤を併用した
セルマイクANP(三協化成社製)19部およびその他
の成分を後記の表1に示す割合で配合した。これを室温
で約15〜20分間程度、2本ロールを用いて混練し
た。つぎに、この混練材料を熱プレス機を用いて所定の
型枠内で、160℃×20分の条件で、プレス型発泡成
型を行った。
【0087】
【実施例2〜18、比較例1〜3】減衰性付与剤である
ヒンダードフェノール系化合物の配合割合、架橋剤と架
橋促進剤の種類および配合割合、発泡剤と発泡助剤の種
類および配合割合を、下記の表1〜表4に示すように変
更した。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】このようにして得られた実施例品および比
較例品を用いて、比重、反発弾性、硬度およびtanδ
を測定した。なお、tanδは、周波数10Hz、歪み
10μmの条件で、動的粘弾性測定装置(TAインスツ
ルメント社製のDMA)を用いて測定し、その他の特性
はJIS K 6301に準じて測定した。また、実施
例および比較例の組成物を用いて、下記の基準に従い、
緩衝率を測定した。これらの結果を後記の表5〜表8に
併せて示した。
【0093】〔緩衝率〕まず、実施例および比較例の組
成物を用いて、厚み10mm、表面積2cm2,3cm
2 ,4cm2 ,8cm2 ,12cm2 の緩衝材をそれぞ
れ作製した。そして、図1に示すように、試料台1の上
に、上部緩衝材2(表面積8cm2 )および下部緩衝材
3(表面積2cm2 )でサンプル4を挟み込み固定し、
上記サンプル4を試料台1ごと30cmの高さからマウ
ント5上に落下させた時の試料台1が受ける衝撃加速度
G(入力最大加速度G)と、サンプル4が受ける衝撃加
速度G(出力最大加速度G)を測定し、次式により緩衝
率を求めた。なお、図において、6は制御装置(アン
プ)、7はフーリエ変換アナライザー(FFT)を示
す。また、下部緩衝材3を、表面積2cm2 のものから
表面積3cm2 ,4cm 2 ,8cm2 ,12cm2 に変
更して、上記と同様にして緩衝率を求めた。なお、測定
条件は、下記の通りであり、基本的にはJIS C00
41に準じて行った。
【0094】
【数1】
【0095】<測定条件> サンプル:PP(ポリプロピレン)製の塊 サンプル重量:215g(通常のノートパソコンのハー
ドディスクの重量に相当) サンプル衝撃印加面積(サンプル底面積):40cm2
(10×4cm) 衝撃試験時使用マウント:2ms(正弦半波) 落下高さ:30cm(高さ75cmからの自由落下と同
等) 入力衝撃加速度:最大400G マウントおよび制御装置(アンプ):SQ−700、吉
田精機社製 FFT:アナライジングレコーダー3655E14、横
河電機社製
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】
【表8】
【0100】上記表5〜表8の結果から、実施例品は、
反発弾性が低く、高減衰性を発現することができるとと
もに、発泡しているため、緩衝率が高く、軽荷重に対す
る衝撃吸収性に優れていることがわかる。これに対し
て、比較例品は、反発弾性が低く、高減衰性を発現する
ことができるが、発泡剤を用いていないため未発泡で、
緩衝率が著しく低く、軽荷重に対する衝撃吸収性に著し
く劣ることがわかる。また、比較例1品は、特定の減衰
性付与剤を用いていないため、tanδのピーク温度が
著しく低いことがわかる。
【0101】〔その他の実施例〕なお、前記減衰性付与
剤であるヒンダードフェノール系化合物に代えて、亜リ
ン酸エステル系化合物、リン酸エステル系化合物および
含窒素塩基性化合物を用いた場合も、上記ヒンダードフ
ェノール系化合物を用いた場合と同様に優れた効果が得
られた。
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明の高減衰発泡材料
組成物は、前記特定のアクリル系ゴム(A成分)、特定
の減衰性付与剤(B成分)、架橋剤(C成分)とともに
発泡剤(D成分)を含有している。そのため、上記発泡
剤(D成分)が分解温度(ガス発生温度)で熱分解して
ガスを発生し、上記特定のアクリル系ゴム(A成分)中
に気泡構造を形成することにより、軽荷重に対する衝撃
吸収性能を高めることができる。また、発泡して比重を
下げることができるため、材料コストの低減を図ること
も可能である。しかも、上記特定のアクリル系ゴム(A
成分)中の極性側鎖と、上記特定の減衰性付与剤(B成
分)とが水素結合(疑似架橋)して、高減衰性を発現す
るとともに、側鎖で共有結合による架橋を形成するた
め、圧縮永久歪み特性を大幅に改善することができると
いう効果を奏する。
【0103】また、上記発泡剤(D成分)とともに発泡
助剤を併用することにより、発泡剤(D成分)の分解温
度(ガス発生温度)を所望の温度まで引き下げることが
でき、発泡剤(D成分)の分解温度(ガス発生温度)を
上記特定のアクリル系ゴム(A成分)の加硫温度と略同
等に調整することができる。その結果、上記特定のアク
リル系ゴム(A成分)の加硫工程で上記発泡剤(D成
分)が熱分解してガスを発生し、上記特定のアクリル系
ゴム(A成分)中に気泡構造を形成することができる。
【0104】そして、上記発泡剤(D成分)または発泡
助剤の含有量を所定の範囲に設定することにより、軽荷
重に対する衝撃吸収性がさらに向上する。
【0105】このように本発明の高減衰発泡材料組成物
は、軽荷重に対する衝撃吸収性に優れているため、衝撃
吸収材、制振材、防音材等として極めて有用である。例
えば、本発明の高減衰発泡材料組成物は、免震材、靴
底、テニスラケット,卓球ラケット,野球バット,ゴル
フクラブ,ホッケークラブ等のグリップ部、電気機器等
のCD読取部の制振材、パソコン落下時の衝撃吸収材、
蛇口ハンマーリング用制振材等に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩衝率の測定方法を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/00 C08L 33/00 F16F 15/08 F16F 15/08 D (72)発明者 竹内 哲也 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 橋本 和信 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 三原 利之 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA01 BA02 BD02 EA13 4F074 AA17E AA22E AA48E AD12 AD13 AD16 AD21 AG20 BA13 BA16 BA17 BA19 BA20 BB01 BB08 CA23 CA24 CC03Y CC04Y DA33 DA40 DA57 4J002 BB061 BB071 BG041 CM012 DA047 EG027 EH076 EJ016 EJ026 EJ036 EJ046 EN067 EN137 EQ018 EQ028 ER026 EU086 EU117 EU187 EU188 EU196 EU206 EV017 EV137 EV167 EV276 EW046 EW066 FD147 FD202 FD206 FD328 GL00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分をベースポリマーとす
    るとともに、下記の(B)〜(D)成分を含有すること
    を特徴とする高減衰発泡材料組成物。 (A)極性側鎖を有するアクリル系モノマーから誘導さ
    れる構造単位を主成分とし、側鎖に架橋点を有する架橋
    点モノマーから誘導される構造単位を有するアクリル系
    ゴム。 (B)ヒンダードフェノール系化合物、亜リン酸エステ
    ル系化合物、リン酸エステル系化合物および含窒素塩基
    性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの減衰
    性付与剤。 (C)架橋剤。 (D)発泡剤。
  2. 【請求項2】 発泡助剤を含有する請求項1記載の高減
    衰発泡材料組成物。
  3. 【請求項3】 (D)成分である発泡剤の含有量が、ベ
    ースポリマー100重量部に対して5〜40重量部の範
    囲に設定されている請求項1記載の高減衰発泡材料組成
    物。
  4. 【請求項4】 (D)成分である発泡剤と発泡助剤の合
    計含有量が、ベースポリマー100重量部に対して5〜
    40重量部の範囲に設定されている請求項2記載の高減
    衰発泡材料組成物。
  5. 【請求項5】 (B)成分である減衰性付与剤の含有量
    が、ベースポリマー100重量部に対して10〜150
    重量部の範囲に設定されている請求項1〜4のいずれか
    一項に記載の高減衰発泡材料組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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