JP2000169079A - コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置 - Google Patents

コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置

Info

Publication number
JP2000169079A
JP2000169079A JP10345036A JP34503698A JP2000169079A JP 2000169079 A JP2000169079 A JP 2000169079A JP 10345036 A JP10345036 A JP 10345036A JP 34503698 A JP34503698 A JP 34503698A JP 2000169079 A JP2000169079 A JP 2000169079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
trolley
crane
ship
distance meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10345036A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Miyata
紀明 宮田
Satoshi Kunimitsu
智 国光
Shigeyuki Watanabe
茂幸 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10345036A priority Critical patent/JP2000169079A/ja
Publication of JP2000169079A publication Critical patent/JP2000169079A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ船上コンテナ積み荷位置を自動的に
測定して、このコンテナ船上コンテナ積み荷位置情報
を、コンテナヤードを管理する中央指令室の計算機に自
動的に入力することを可能にするコンテナ船上コンテナ
積み荷位置測定装置を提供する。 【解決手段】 コンテナ船6に積まれたコンテナ16の
斜め上方に位置するようにコンテナクレーン5の海側脚
12の上部に設置され、この設置位置から1次元に走査
して、コンテナ船6上と陸側岸壁20の距離分布データ
を計測する1次元に走査可能な光波距離計1と、コンテ
ナクレーン5のトロリ7に設置され、トロリ7とともに
横行移動してトロリ7からの鉛直下向き距離を測定する
光波距離計2と、トロリ7の横行位置を測定するトロリ
横行位置測定装置3と、光波距離計1と光波距離計2と
トロリ横行位置測定装置3の出力信号に基づいてコンテ
ナ船上コンテナ積み荷位置を演算する演算装置とを備え
て、コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナ船上コンテ
ナ積み荷位置測定装置に関し、コンテナクレーンの半自
動運転化に必要なコンテナ船上コンテナ積み荷位置情報
を自動的に測定する場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のコンテナクレーンの一例を
示す全体構成図である。同図に示すように、コンテナク
レーン5はコンテナ船6と陸側岸壁20との間でコンテ
ナ14の搬送を行うクレーンである。
【0003】詳述すると、陸側岸壁20にはレール21
が敷設されており、このレール21上には海側脚12と
陸側脚13とが走行自在に設けられている。海側脚12
と陸側脚13の上部にはガーダ10が架設されている。
ガーダ10にはトロリ7とクレーンオペレータが搭乗す
る運転室8とが横行自在に設けられており、これらは一
緒に横行移動するようになっている。トロリ7は図示し
ない巻き取り装置によって吊り具9の巻き上げや巻き下
げを行うことができるようになっている。また、ガーダ
10の陸側端部には機械室11が設けられている。
【0004】このコンテナクレーン5は運転室8にクレ
ーンオペレータが搭乗し、全てマニュアル操作によって
コンテナ14の搬送作業を行うが、この搬送作業は、コ
ンテナ14を陸側岸壁20からコンテナ船6に積み込む
作業と、コンテナ船6から陸側岸壁20に荷揚げする作
業とに大別される。
【0005】ここでは、陸側岸壁20からコンテナ船6
に積み込む作業を例に挙げてコンテナクレーン5の搬送
作業を説明する。
【0006】運転室8に搭乗したクレーンオペレータ
は、まず、一般にコンテナヤードを管理する中央指令室
(図示せず)からの指令に基づき、コンテナクレーン5
を走行移動させてコンテナ船6に対するコンテナクレー
ン5の走行位置決め作業を実施する。次に、クレーンオ
ペレータは、トレーラやストラドルキャリア等によって
陸側岸壁20にセットされたコンテナ14を目視確認
し、トロリ7を横行移動させてコンテナ14の上空で停
止させる横行移動作業を実施する。
【0007】この横行移動作業完了後、クレーンオペレ
ータは、吊り具9をコンテナ14の上空約1mまで巻き
下げる巻き下げ作業を実施し、この巻き下げ作業完了後
に目視で吊り具9とコンテナ14との正確な位置決めを
行ってコンテナ14を吊り具9で把持するハンドリング
作業を実施する。このハンドリング作業完了後、クレー
ンオペレータは、吊り具9とともにコンテナ14を巻き
上げる巻き上げ作業を実施し、この巻き上げ作業完了後
にトロリ7をコンテナ船6上の目標位置15の上空まで
横行移動させる横行移動作業を実施する。
【0008】そして、この横行移動作業完了後、クレー
ンオペレータは、吊り具9とともにコンテナ14を目標
位置15の上空約1mまで巻き下げる巻き下げ作業を実
施し、この巻き下げ作業完了後に吊り具9(コンテナ1
4)と目標位置15との相対位置合せをし、コンテナ1
4を更に巻き下げて目標位置15に着床させ、吊り具9
から切り離すハンドリング作業を実施する。かくして、
1回の積み込み作業が完了する。その後も、クレーンオ
ペレータは中央指令室の指令に基づき、この積み込み作
業を繰り返す。
【0009】以上がコンテナクレーン5による積み込み
作業の概要であるが、従来、この積み込み作業は、上記
の如く、全てクレーンオペレータによるマニュアル作業
であった。
【0010】これに対して、最近、クレーンオペレータ
の負担軽減を目的にコンテナクレーン5の半自動運転化
が試みられている。これは、予めコンテナ船上コンテナ
積み荷位置情報等のコンテナ船上コンテナ積み付け情報
を中央指令室の計算機(図示せず)に入力しておき、ク
レーンオペレータによるコンテナクレーン5の走行位置
決め作業完了後に、中央指令室の指令に基づいて、コン
テナ14のハンドリング作業以外のトロリ7の横行作業
や吊り具9の巻き上げ巻き下げ作業を自動的に行うとい
うものである。
【0011】この半自動運転化により、クレーンオペレ
ータは走行位置決め作業と、コンテナ船6上及び陸側岸
壁20上でのコンテナ14のハンドリング作業のみをマ
ニュアル操作で実施すればよくなり、コンテナクレーン
5の搬送作業におけるクレーンオペレータの大幅な負担
軽減が実現できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、現在進
められているコンテナクレーン5の半自動運転化は、ク
レーンオペレータの負担軽減を実現する方法として有効
な手段である。しかしながら、このコンテナクレーン5
の半自動運転化は、予めコンテナ船上コンテナ積み荷位
置情報がコンテナヤードを管理する中央指令室の計算機
に入力してある場合に限られている。そして現状は、中
央指令室のオペレータの手入力によってそれが実現され
ている。このデータ入力は中央指令室のオペレータにと
って大変な作業であり、このことがコンテナクレーンの
半自動運転化の普及を妨げている。
【0013】従って本発明は上記従来技術に鑑み、コン
テナ船上コンテナ積み荷位置を自動的に測定して、この
コンテナ船上コンテナ積み荷位置情報を、コンテナヤー
ドを管理する中央指令室の計算機に自動的に入力するこ
とを可能にするコンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装
置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のコンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置は、コン
テナ船に積まれたコンテナの斜め上方に位置するように
コンテナクレーンの上部に設置され、この設置位置から
1次元に走査して、前記コンテナ船上と陸側岸壁の距離
分布データを計測する1次元に走査可能な第1距離計
と、前記コンテナクレーンのトロリに設置され、前記ト
ロリとともに横行移動して前記トロリからの鉛直下向き
距離を測定する第2距離計と、前記トロリの横行位置を
測定するトロリ横行位置測定装置と、前記第1距離計と
前記第2距離計と前記トロリ横行位置測定装置の出力信
号に基づいてコンテナ船上コンテナ積み荷位置を演算す
る演算装置とを備え、この演算装置では、前記第1距離
計の測定データに対して、陸側岸壁の距離分布データを
基に陸側岸壁のエッジ位置と陸側岸壁を直線近似したと
きの傾斜角度を検出し、それらを基にクレーンの変形等
による計測誤差を補正するとともに、前記第2距離計で
測定した前記トロリの横行位置に対する鉛直下向き距離
データを利用して、前記第1距離計の計測不能領域の鉛
直高さを補完する処理を行うことにより、前記コンテナ
船上コンテナ積み荷位置を求めることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、図中、従来(図4)と
同様の部分には同一の符号を付し、重複する詳細な説明
は省略する。
【0016】図1は本発明の実施の形態に係るコンテナ
船上コンテナ積み荷位置測定装置のブロック図、図2は
前記コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置を備えた
コンテナクレーンの全体構成図、図3は前記コンテナ船
上コンテナ積み荷位置測定装置の構成要素である1次元
に走査可能な光波距離計の計測領域を示す説明図であ
る。
【0017】<構成>図1に示すように、本実施の形態
に係るコンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置は、1
次元に走査可能な光波距離計1と、光波距離計2と、ト
ロリ横行位置測定装置3と、演算装置4とを備えてなる
ものである。
【0018】図2に示すように、光波距離計1はコンテ
ナ船6に積まれたコンテナ16の斜め上方に位置するよ
うにコンテナクレーン5の海側脚12の上部(ガーダ1
0付近)に設置されており、この設置位置から1次元に
走査することによって、コンテナ船6上のコンテナ積み
荷位置(コンテナ積み付け形状)と陸側岸壁20の位置
(陸側岸壁形状)とを測定するようになっている。光波
距離計2はトロリ7の前側(海側)に鉛直下向きに設置
されており、トロリ7とともに横行移動してトロリ7か
らの鉛直下向き距離を測定するようになっている。トロ
リ横行位置測定装置3はトロリ7上に設置されており、
トロリ7の横行位置を測定する。なお、トロリ横行位置
測定装置3としては、具体的にはエンコーダやリニア変
位計や光波距離計等を適用することができる。
【0019】演算装置4はトロリ7上または運転室8内
に設置されており、詳細は後述するが、光波距離計1と
光波距離計2とトロリ横行位置測定装置3の出力信号に
基づいてコンテナ船上コンテナ積み荷位置を演算する。
この演算装置4で演算されたコンテナ船上コンテナ積み
荷位置情報は、コンテナヤードを管理する中央指令室の
計算機(図示せず)に自動的に入力されるようになって
いる。
【0020】詳述すると、コンテナクレーン5には、ト
ロリ7の横行位置や移動等の機械的な要因や、気温や風
等の自然現象が原因となって構造的な変形や振動が発生
する。従って、コンテナクレーン5の海側脚12に設置
されている光波距離計1の位置も、このコンテナクレー
ン5の構造的な変形や振動に伴って時間的に変化する。
このため、光波距離計1によってコンテナ積み荷位置を
測定しただけでは正確なコンテナ積み荷位置を特定する
ことができない。
【0021】そこで、図3に示すように、光波距離計1
では、コンテナ積み付け形状を計測するとき、常に、陸
側岸壁形状も計測するようにしており、演算装置4で
は、この光波距離計1の測定データに基づいて、陸側岸
壁地上面(水平面)と、陸側岸壁20と海との境のエッ
ジ位置とを求め、これらを基準位置にして、光波距離計
1の計測データの位置や回転成分を補正することによ
り、精度良くコンテナ船上コンテナ積み荷位置を特定す
るようになっている(詳細後述)。
【0022】また、図3に例示するように、コンテナ船
6上のコンテナ16の積み付け状態によっては、光波距
離計1では計測できない計測不能領域18が生じる場合
がある。更には、コンテナ船6のホールド内(甲板の
下)のコンテナ積み付け状態も、幾何学的に測定不能で
ある。
【0023】そこで、このことに対しては、トロリ7の
前側に鉛直下向きに光波距離計2を設置し、この光波距
離計2によって、トロリ7の横行移動時にトロリ7の横
行位置に対するトロリ7からの鉛直下向き距離を測定
し、この光波距離計2の測定データに基づき、演算装置
4で計測不能領域18の鉛直高さを補完するようになっ
ている。
【0024】ここで、勿論、光波距離計2による鉛直下
向き距離の測定精度は、コンテナクレーン5の構造体の
変形や振動による光波距離計2の傾きによって悪化する
ことが予想される。しかし、実際には、光波距離計2に
よる鉛直下向き距離の測定誤差は、光波距離計2の傾き
角度をθとすると(1−cosθ)となるため、傾き角
度θが数度の場合には無視できる程度である。
【0025】一方、横行位置については鉛直下向き距離
のsinθ倍が誤差になり、θが数度の場合、この誤差
は数百mmとかなり大きなものになる。このため、光波
距離計2による鉛直下向き距離の測定では、横行位置に
対して誤差が数百mm以下の精度で形状計測を行うこと
はできない。しかし、各コンテナ16の幅は2〜3mあ
るので、各コンテナ16までの鉛直下向き距離は光波距
離計2によって精度よく測定することが可能である。従
って、この光波距離計2で測定した鉛直下向き距離に基
づき、演算装置4で光波距離計1の計測不能領域18に
おける鉛直高さを補完することができる。
【0026】<作用・効果>次に、本実施の形態に係る
コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置の作用と効果
について説明する。
【0027】運転室8に搭乗したクレーンオペレータ
は、中央指令室の指令に基づき、コンテナクレーン5を
走行移動させてコンテナ船6に対するコンテナクレーン
5の走行位置決め作業を実施する。この走行位置決め作
業完了後、クレーンオペレータは、トロリ7を所定の休
止位置に横行移動させる。この休止位置は、通常、陸側
岸壁20の上空位置である。
【0028】演算装置4では、トロリ4が休止位置にあ
ることを確認すると、1次元に走査可能な光波距離計1
に指令を出し、この指令に基づいて、光波距離計1で
は、1次元の走査を行って1走査分の走査角度に対する
距離分布データを測定する。その結果、例えば図3に太
線で示す計測可能領域17のように、コンテナ船6上と
陸側岸壁20の距離分布データが得られる。
【0029】この光波距離計1の測定データはクレーン
上の光波距離計1を基準とした走査角度と距離のデータ
であるため、演算装置4では、この光波距離計1の測定
データを、陸側岸壁20のエッジ位置を基準としてトロ
リ7の横行方向と鉛直方向に平行な2次元直交座標系の
データに変換する。
【0030】そして、このとき演算装置4では、まず、
光波距離計1の測定データ(走査角度と距離のデータ)
より、陸側岸壁20のエッジ位置と陸側岸壁20上の測
定データのみを抽出後、全測定データについて直交座標
変換を実施する。次に、直交座標変換した陸側岸壁20
上の測定データのみに対して、直線近似処理を実施し、
直線式の傾き角度を計算する。そして、直交座標変換し
た光波距離計1の全測定データを前記陸側岸壁20のエ
ッジ位置分だけ平行移動処理を実施し、さらに引き続い
て直線式の傾き角度を基に回転変換処理を実施する。す
ると、陸側岸壁20のエッジ位置を基準としてトロリの
横行方向と鉛直方向に平行な直交座標系のコンテナ船上
コンテナ積み荷位置データを作成することができる。こ
の位置データは、常に固定点として考えられる陸側岸壁
20のエッジ位置を基準とした座標系の位置データであ
るため、クレーンの変形等による計測誤差はキャンセル
されたことになる。かくして、精度よくコンテナ船上コ
ンテナ積み荷位置が特定される。
【0031】次に、コンテナ船6上で光波距離計1によ
る測定データが存在しない領域(例えば図3に示す計測
不能領域18等)については、光波距離計2の測定デー
タである鉛直下向き距離データを基にして補完する。
【0032】具体的には、例えば、演算装置4からトロ
リ7へ指令を出して、トロリ7をガーダ10の陸側岸壁
上空位置から海側先端まで移動させ、その間に、逐次、
トロリ横行位置測定装置3と光波距離計2とでそれぞれ
トロリ7の横行位置と鉛直下向き距離とを測定する。或
いは、クレーンオペレータがトロリ7を横行移動させた
ときに、その間、逐次、トロリ横行位置測定装置3と光
波距離計2とでそれぞれトロリ7の横行位置と鉛直下向
き距離とを測定する。
【0033】そして、演算装置4では、このトロリ7の
横行位置に対する鉛直下向き距離データを利用して、光
波距離計1の計測不能領域(計測不能領域18等)の鉛
直高さを補完する処理を行うことにより、計測不能領域
の解消を行う。
【0034】以上のように、本実施の形態に係るコンテ
ナ船上コンテナ積み荷位置測定装置によれば、クレーン
の変形等による計測誤差をキャンセルして精度よくコン
テナ船上コンテナ積み荷位置を自動的に測定することが
できる。このため、コンテナ船上コンテナ積み荷位置情
報を、コンテナヤードを管理する中央指令室の計算機に
中央指令室のオペレータを介さず自動的に入力すること
が可能になるので、従来、コンテナ船上コンテナ積み荷
位置情報がなくて半自動運転化ができなかったコンテナ
ヤードのコンテナクレーンについても、半自動運転化が
可能になり、コンテナクレーンの半自動運転化の普及が
期待できる。
【0035】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明のコンテナ船上コンテナ積み
荷位置測定装置は、コンテナ船に積まれたコンテナの斜
め上方に位置するようにコンテナクレーンの上部に設置
され、この設置位置から1次元に走査して、前記コンテ
ナ船上と陸側岸壁の距離分布データを計測する1次元に
走査可能な第1距離計と、前記コンテナクレーンのトロ
リに設置され、前記トロリとともに横行移動して前記ト
ロリからの鉛直下向き距離を測定する第2距離計と、前
記トロリの横行位置を測定するトロリ横行位置測定装置
と、前記第1距離計と前記第2距離計と前記トロリ横行
位置測定装置の出力信号に基づいてコンテナ船上コンテ
ナ積み荷位置を演算する演算装置とを備え、この演算装
置では、前記第1距離計の測定データに対して、陸側岸
壁の距離分布データを基に陸側岸壁のエッジ位置と陸側
岸壁を直線近似したときの傾斜角度を検出し、それらを
基にクレーンの変形等による計測誤差を補正するととも
に、前記第2距離計で測定した前記トロリの横行位置に
対する鉛直下向き距離データを利用して、前記第1距離
計の計測不能領域の鉛直高さを補完する処理を行うこと
により、前記コンテナ船上コンテナ積み荷位置を求める
ことを特徴とする。
【0036】従って、このコンテナ船上コンテナ積み荷
位置測定装置によれば、クレーンの変形等による計測誤
差をキャンセルして精度よくコンテナ船上コンテナ積み
荷位置を自動的に測定することができる。このため、コ
ンテナ船上コンテナ積み荷位置情報を、コンテナヤード
を管理する中央指令室の計算機に中央指令室のオペレー
タを介さず自動的に入力することが可能になるので、従
来、コンテナ船上コンテナ積み荷位置情報がなくて半自
動運転化ができなかったコンテナヤードのコンテナクレ
ーンについても、半自動運転化が可能になり、コンテナ
クレーンの半自動運転化の普及が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテナ船上コンテ
ナ積み荷位置測定装置のブロック図である。
【図2】前記コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置
を備えたコンテナクレーンの全体構成図である。
【図3】前記コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置
の構成要素である1次元に走査可能な光波距離計の計測
領域を示す説明図である。
【図4】従来のコンテナクレーンの一例を示す全体構成
図である。
【符号の説明】
1 1次元に走査可能な光波距離計 2 光波距離計 3 トロリ横行位置測定装置 4 演算装置 5 コンテナクレーン 6 コンテナ船 7 トロリ 8 運転室 9 吊り具 10 ガーダ 11 機械室 12 海側脚 13 陸側脚 16 コンテナ 17 計測可能領域 18 計測不能領域 20 陸側岸壁 21 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 茂幸 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 Fターム(参考) 3F204 AA03 BA04 CA01 DA02 DA10 DB06 DB09 DC03 DC06 DD11 DD14 DD19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ船に積まれたコンテナの斜め上
    方に位置するようにコンテナクレーンの上部に設置さ
    れ、この設置位置から1次元に走査して、前記コンテナ
    船上と陸側岸壁の距離分布データを計測する1次元に走
    査可能な第1距離計と、 前記コンテナクレーンのトロリに設置され、前記トロリ
    とともに横行移動して前記トロリからの鉛直下向き距離
    を測定する第2距離計と、 前記トロリの横行位置を測定するトロリ横行位置測定装
    置と、 前記第1距離計と前記第2距離計と前記トロリ横行位置
    測定装置の出力信号に基づいてコンテナ船上コンテナ積
    み荷位置を演算する演算装置とを備え、 この演算装置では、前記第1距離計の測定データに対し
    て、陸側岸壁の距離分布データを基に陸側岸壁のエッジ
    位置と陸側岸壁を直線近似したときの傾斜角度を検出
    し、それらを基にクレーンの変形等による計測誤差を補
    正するとともに、前記第2距離計で測定した前記トロリ
    の横行位置に対する鉛直下向き距離データを利用して、
    前記第1距離計の計測不能領域の鉛直高さを補完する処
    理を行うことにより、前記コンテナ船上コンテナ積み荷
    位置を求めることを特徴とするコンテナ船上コンテナ積
    み荷位置測定装置。
JP10345036A 1998-12-04 1998-12-04 コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置 Withdrawn JP2000169079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10345036A JP2000169079A (ja) 1998-12-04 1998-12-04 コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10345036A JP2000169079A (ja) 1998-12-04 1998-12-04 コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000169079A true JP2000169079A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18373860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10345036A Withdrawn JP2000169079A (ja) 1998-12-04 1998-12-04 コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000169079A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395927B1 (ko) * 2000-06-23 2003-08-27 현대중공업 주식회사 레이저 센서를 이용한 컨테이너 적재형상 자동인식방법 및장치
KR100443278B1 (ko) * 2002-01-05 2004-08-04 김봉수 피자핫떡 및 그의 제조방법
JP2005104665A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ衝突防止方法および装置
CN100358796C (zh) * 2004-04-09 2008-01-02 上海集装箱码头有限公司 吊车运行安全控制装置
WO2014083611A1 (ja) * 2012-11-27 2014-06-05 東芝三菱電機産業システム株式会社 クレーン運転支援装置
JP2015189545A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 三井造船株式会社 クレーンの振れ検出装置
CN107809832A (zh) * 2017-11-16 2018-03-16 三海洋重工有限公司 起重机照明方法及系统
CN108328480A (zh) * 2018-02-05 2018-07-27 上海振华重工(集团)股份有限公司 岸桥智能对箱系统及方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395927B1 (ko) * 2000-06-23 2003-08-27 현대중공업 주식회사 레이저 센서를 이용한 컨테이너 적재형상 자동인식방법 및장치
KR100443278B1 (ko) * 2002-01-05 2004-08-04 김봉수 피자핫떡 및 그의 제조방법
JP2005104665A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ衝突防止方法および装置
CN100358796C (zh) * 2004-04-09 2008-01-02 上海集装箱码头有限公司 吊车运行安全控制装置
WO2014083611A1 (ja) * 2012-11-27 2014-06-05 東芝三菱電機産業システム株式会社 クレーン運転支援装置
US9352939B2 (en) 2012-11-27 2016-05-31 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Crane operation assistance system
JP5983762B2 (ja) * 2012-11-27 2016-09-06 東芝三菱電機産業システム株式会社 クレーン運転支援装置
KR101733331B1 (ko) 2012-11-27 2017-05-08 도시바 미쓰비시덴키 산교시스템 가부시키가이샤 크레인 운전 지원 장치
JP2015189545A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 三井造船株式会社 クレーンの振れ検出装置
CN107809832A (zh) * 2017-11-16 2018-03-16 三海洋重工有限公司 起重机照明方法及系统
CN108328480A (zh) * 2018-02-05 2018-07-27 上海振华重工(集团)股份有限公司 岸桥智能对箱系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7289876B2 (en) Container crane, and method of determining and correcting a misalignment between a load-carrying frame and a transport vehicle
JP3785061B2 (ja) 荷役クレーンにおけるコンテナ位置検知方法及び装置並びにコンテナ着床、段積制御方法
US6880712B2 (en) Crane and method for controlling the crane
JP4295591B2 (ja) コンテナ衝突防止方法および装置
JP6838782B2 (ja) コンテナクレーンの制御システム及びコンテナクレーンの制御方法
JP2000169079A (ja) コンテナ船上コンテナ積み荷位置測定装置
CN111377356A (zh) 一种具有路径规划算法的半自动装卸桥及控制方法
KR20230045020A (ko) 크레인 스프레더의 맵핑 및 크레인 스프레더 대상
US6351720B1 (en) Trolley camera position detecting apparatus
KR20070112316A (ko) 트랜스퍼 크레인의 무인화를 위한 자동 랜딩 방법
KR100624008B1 (ko) 크레인용 스프레더의 자동제어를 위한 자동착지시스템 및그 방법
CN211283486U (zh) 一种用于码头集装箱自动装卸的agv定位系统
JP6807131B2 (ja) 荷役搬送装置
JP2004189460A (ja) ヤードクレーンおよびその位置情報取得方法並びにその荷役指示方法
JP2012096884A (ja) 荷役用クレーンの走行位置制御装置
JP2001097668A (ja) コンテナ積付位置測定装置
JP2000169078A (ja) シャーシ位置検出装置
CN115417314A (zh) 基于多个单线2d激光雷达融合的双箱吊具抓箱对位方法
JP2001187687A (ja) クレーン用位置検出装置
KR20110066764A (ko) 컨테이너 운반용 크레인의 스프레더 자동제어 시스템
JPH0227273B2 (ja)
KR101044915B1 (ko) 크레인을 이용한 선적 및 하역 시스템
CN113060649B (zh) 一种基于双编码器进行定位的方法及系统
WO2020184025A1 (ja) クレーン、及びクレーンの積み付け方法
KR102480214B1 (ko) 중소형 선박의 상가장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207