JP2000169026A - 画像形成装置の用紙後処理装置 - Google Patents

画像形成装置の用紙後処理装置

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JP2000169026A
JP2000169026A JP10345276A JP34527698A JP2000169026A JP 2000169026 A JP2000169026 A JP 2000169026A JP 10345276 A JP10345276 A JP 10345276A JP 34527698 A JP34527698 A JP 34527698A JP 2000169026 A JP2000169026 A JP 2000169026A
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JP10345276A
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Yoshihiko Nakayama
良彦 中山
Yoshihide Sugiyama
吉秀 杉山
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Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置から排出される記録済み用紙を
スティプル等の後処理を施して後、多段の排紙トレイ上
に排出する画像形成装置の用紙後処理装置において、用
紙搬送方向の幅を小さくする。 【解決手段】 画像形成装置1から排出された用紙を用
紙整合トレイ5上に一時的にスタックする。その用紙整
合トレイにスタックされた用紙束にスティプラ6等の後
処理手段で後処理を施す。その後処理手段で後処理後の
用紙束をチャックアーム対37で挟んで回動して下方へ
と搬送し、用紙分配路Fへと入れる。その用紙分配路を
通過する用紙束を、Uターン部56にいったん送り込ん
でから係止部材53で掛け止めてスイッチバックし、分
岐爪52等の偏向手段で搬送方向を切り換えて多段の排
紙トレイ8上に分配して排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機・ファク
シミリ・プリンタやそれらの複合機などの画像形成装置
に隣接して設置し、画像形成装置から排出された画像記
録済みの用紙を、用紙整合トレイ上に一時的にスタック
し、そのスタックされた用紙束にスティプル等の後処理
を施してから、排紙トレイ上に排出する画像形成装置の
用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、オフィスでは、たとえば、パソコ
ンの台数が増加して複数のパソコンを一台のプリンタに
接続し、複数の人で一台のプリンタを共同で使用するこ
とが多くなっている。
【0003】このような場合、それぞれの記録済みの用
紙が混同を生じないように、プリンタに隣接して後処理
装置を設け、その後処理装置に、多段の排紙トレイを有
するメールボックスと称されるものを備え、その多段の
排紙トレイ上に個人別にまたはグループ別に仕分けして
排出することが行われている。
【0004】たとえばこの種の後処理装置としては、特
開平7−10364号公報に示されるように、多段の排
紙トレイと、記録済みの用紙を搬送しながら偏向手段で
多段の排紙トレイ上に分配して排出する用紙分配路と、
その用紙分配路と多段の排紙トレイ間に昇降自在に設
け、偏向手段で分配後の用紙を一時的にスタックして後
処理を施す後処理手段とを備えるものがある。
【0005】そして、使用するときは、後処理手段を昇
降して指定排紙トレイに対応する位置まで移動してか
ら、画像形成装置から排出された画像記録済み用紙を用
紙分配路に入れ、偏向手段で搬送方向を切り換えて後処
理手段の用紙整合トレイ上に排出し、必要に応じて同用
紙整合トレイ上にスタックした用紙に後処理を施し、指
定排紙トレイ上に排出していた。
【0006】別の指定排紙トレイ上に排出するときは、
それに対応する位置まで後処理手段を昇降してから、同
様に記録済み用紙をその指定排紙トレイ上に排出してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな後処理装置では、用紙分配路と後処理手段と多段の
排紙トレイを用紙搬送方向に並べて設けることとなるか
ら、用紙搬送方向の幅が大きくなる問題があった。
【0008】そこで、この発明の目的は、そのような従
来の問題を解決し、画像形成装置から排出される記録済
み用紙をスティプル等の後処理を施して後、多段の排紙
トレイ上に排出する画像形成装置の用紙後処理装置にお
いて、用紙搬送方向の幅を小さくすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、画像形成装置の用紙後処理装置において、
画像形成装置から排出された用紙を用紙整合トレイ上に
一時的にスタックし、その用紙整合トレイにスタックさ
れた用紙束に後処理手段で後処理を施し、その後処理手
段で後処理後の用紙束を下方へと搬送して用紙分配路へ
と導き、その用紙分配路を通過する用紙束を偏向手段で
搬送方向を切り換えて多段の排紙トレイ上に分配して排
出してなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置の用紙後処理装置において、用紙分配路
に、多段の排紙トレイのうちの最下段の排紙トレイに対
応する位置を過ぎてからさらにのばして上方へと折り返
すようにUターン部を形成し、用紙分配路へと導いた用
紙束を該Uターン部にいったん送り込んでからスイッチ
バックし、偏向手段で搬送方向を切り換えて多段の排紙
トレイ上に分配して排出してなる、ことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像形成装置の用紙後処理装置において、Uターン部
に入り込んだ用紙束に掛け止める係止部材と、その係止
部材をUターン部に沿って往復動する係止部材搬送手段
と、用紙分配路で用紙束を搬送するとともに、スイッチ
バックするときその用紙束への押し当てを解除する搬送
ローラとを設けてなる、ことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1、2、
または3に記載の画像形成装置の用紙後処理装置におい
て、画像形成装置から排出された用紙を用紙整合トレイ
を介さずに直に用紙分配路へと導く用紙搬送路を設けて
なる、ことを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3、または4に記載の画像形成装置の用紙後処理装置に
おいて、用紙を用紙整合トレイ上から用紙分配路へと導
くことなく、別途送り出す排紙トレイを設けてなる、こ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1には、この発明
による用紙後処理装置の全体概略構成を示す。
【0015】図中符号1は、複写機・ファクシミリ・プ
リンタやそれらの複合機などの画像形成装置である。画
像形成装置の側部には、この発明による用紙後処理装置
2を隣接して設置する。
【0016】用紙後処理装置2は、主に、パンチ処理を
行うパンチユニット3と、ファックス紙や割り込み紙を
スタックさせるプルーフトレイ4と、画像形成装置1か
ら排出された画像記録済みの用紙を一時的にスタックす
る用紙整合トレイ5と、後処理手段であるスティプラ6
と、たとえばコピー紙をスタックするための大量排紙ト
レイ7と、用紙を仕分けしてスタックするメールボック
ス等の多段の排紙トレイ8とにより構成されている。
【0017】画像形成装置1から排出された画像記録済
みの用紙を、入口ローラ10によって水平方向に搬送
し、パンチユニット3に送る。このパンチユニット3
は、用紙の搬送に同期したロータリーパンチであり、画
像形成装置1に設けられた図示せぬ操作パネルで選択す
ることによって用紙に穿孔したりしなかったりするが、
いずれの場合も用紙は停止しない。
【0018】パンチユニット3を通過した用紙は搬送ロ
ーラによって搬送され、分岐爪11がある分岐路に至
る。分岐爪11は、用紙処理のモード条件によって、図
示せぬソレノイドで作動させて、用紙搬送路をAとBの
2方向に切り換える。
【0019】用紙搬送路Bは、たとえばプリンタモード
で用紙にスティプルを行わず、用紙を用紙整合トレイ5
上を介さずに直ちに後述する用紙分配路Fへと導き、多
段の排紙トレイ8へと分配して排出する場合に使う。用
紙搬送路Aは、用紙をプルーフトレイ4へ排出する場
合、大量排出トレイ7へ排出する場合、および用紙にス
ティプル処理をする場合に使う。
【0020】用紙搬送路Aに進んだ用紙は、分岐爪12
がある分岐路に至り、その分岐爪12で、プルーフトレ
イ4へ向かう用紙搬送路Cと、用紙整合トレイ5や大量
排紙トレイ7に向かう用紙搬送路Dの2方向に切り換え
られる。
【0021】用紙搬送路Cを通る用紙は、排紙ローラ1
3によってプルーフトレイ4へスタックされる。用紙搬
送路Dを通る用紙は、スティプルモードの場合と、ノン
スティプルモードの場合とで搬送の仕方が異なる。
【0022】ノンスティプルモードの場合は、図2に示
すように、ガイド板14が支点位置14aを中心に下に
下がった状態で待機しており、用紙は、用紙搬送路Eへ
進み駆動ローラ15と従動ローラ16によって大量排紙
トレイ7へ排出される。
【0023】スティプルモードの場合は、ガイド板14
が支点位置14aを中心に上に上がった状態(図1の一
点鎖線で示す位置)で待機しており、用紙は、ガイド板
14の下側を通り、用紙整合トレイ5に一時スタックさ
れる。
【0024】用紙整合トレイ5の長さを小さくするた
め、図3に示すように、伸縮トレイ17を設ける。伸縮
トレイ17は、用紙整合トレイ5の奥行き方向の中央部
に設ける。これは、用紙束の幅方向の揃えを行うジョガ
ー機構と干渉しないようにするためである。
【0025】伸縮トレイ17は、図1に示すセンサ31
が用紙先端を検知後所定時間で伸びる動作を完了し、用
紙がスタックされるのを待つ。このとき、伸縮トレイ1
7の伸びる長さを、搬送されてくる用紙の長さにより調
整する。たとえばA4縦のサイズが通紙されてくれば、
伸縮トレイ17の先端位置はA4縦の先端位置まで伸び
る。A3縦のサイズが通紙されてくれば、伸縮トレイ1
7の先端位置はスタックされるA3縦の先端位置まで伸
びる。
【0026】伸縮トレイ17は、長さを小さくするため
2段階に伸びる構成である。伸縮させる構成は、図4に
示すように、用紙整合トレイ5からスプリング20の案
内棒18をのばし、1段目の伸縮トレイ19の内部には
スプリング20の案内ガイド19aを設ける。図5は、
スプリング20を前記案内棒18にセットし、1段目の
伸縮トレイ19を用紙整合トレイ5にセットしたもので
ある。これによって、スプリング20が前記案内棒18
の基部と前記案内ガイド19aの奥壁とにより圧縮さ
れ、1段目の伸縮トレイ19は常に用紙整合トレイ5か
ら飛び出す力が加わるので、その力によって1段目の伸
縮トレイ19を用紙整合トレイ5から伸ばすことができ
る。
【0027】2段目の伸縮トレイ21も、図6に示すよ
うに、1段目の伸縮トレイ19と同様に構成され、常に
1段目の伸縮トレイ19から飛び出す力が加わるので、
その力によって2段目の伸縮トレイ21を1段目の伸縮
トレイ19から伸ばすことができる。
【0028】一方、図3に示すように、2段目の伸縮ト
レイ21の基部に紐状部材22が係止され、用紙整合ト
レイ5に軸支されているプーリ23を介して角度を変え
て巻き取りプーリ24に巻かれている。巻き取りプーリ
24と同軸上にホイールギヤ25を設け、それに駆動モ
ータ27のウォームギヤ26をかみ合わす。また、2段
目の伸縮トレイ21には検知フィラ28、用紙整合トレ
イ5にはそれを検知するセンサ29を設けている。
【0029】図6に示すように、1段目および2段目の
両伸縮トレイ19・21ともコロ30を設け、伸縮動作
を滑らかにしている。これにより、伸縮トレイ19・2
1が縮んだ状態(ホームポジション)から駆動モータ27
を正回転させれば、巻き取りプーリ24から紐状部材2
2が繰り出され伸縮トレイ19・21が伸びる。そのと
き、伸縮トレイ19・21を、駆動モータ27のパルス
制御によって所定の位置で停止させる。
【0030】また、伸縮トレイ19・21を縮める場合
は、駆動モータ27を逆転させ紐状部材22を巻き取
る。そして、センサ29が検知フィラ28を検知するこ
とによって、所定の位置で停止する。
【0031】さて、図1に示すように、用紙整合トレイ
5に一時スタックされた用紙は、排紙ローラ32の同軸
上に配されたブラシローラ33と、たたきローラ34に
よって用紙を後端フェンス35に突き当てて搬送方向を
揃え、ジョガーフェンス36によって横方向の揃え動作
を行い、スティプラ6によってスティプルする。その場
合、スティプラ6は、駆動部6Aによりスライド移動す
ることが可能であり、指示された位置へスティプルす
る。
【0032】コピーモードの場合は、その後、伸縮トレ
イ17が前述の機構によって用紙整合トレイ5に収納さ
れる。その後ガイド板14が下に下がって、ガイド板1
4に取り付けられている従動ローラ16が用紙を加圧
し、駆動ローラ15の回転によって大量排紙トレイ7へ
搬送する。
【0033】用紙は、所定枚数分だけ次々に大量排紙ト
レイ7に排出され、図7に示すように、センサ40によ
りその上面が検知されることによって、積載された用紙
が常に一定の位置になるように積載される。大量排紙ト
レイ7上で転写紙が満杯になると、下限センサ41によ
って検出される。
【0034】大量排紙トレイ7は、図7に示すように、
上下リフトベルト42に吊るされている。上下リフトベ
ルト42は、ギヤ列およびタイミングベルトを介して昇
降モータ43により駆動され、昇降モータ43の正転ま
たは逆転によって昇降する。また、必要に応じて、大量
排紙トレイ7は、用紙の排出方向に対して直交する方向
にシフト動作を行い、用紙の仕分けを行う。
【0035】プリンタモードの場合で、スティプルされ
た用紙を排紙トレイ8へ排出する場合、図1に示すよう
に、後端フェンス35とスティプラ6を手前側あるいは
奥側のどちらか近い方の用紙側縁よりも外側へ待避させ
る。そのとき、後端フェンス35は、スティプラ6の一
部に係合しスライド動作に追従することによって移動す
る。
【0036】次に、図中鎖線で示す下向き位置に待機し
ていたチャックアーム対37を回動してカム38によっ
て図中実線位置とし、先端で用紙束を挟んで支点37a
を中心に時計回りに回転し、下方へと搬送して用紙束を
後端側から用紙分配路Fへと導く。チャックアーム対3
7が一点鎖線位置へ戻ると、カム38の動作によってチ
ャックアーム対37が開き、用紙束を放しながら回転動
作を加速して用紙束を用紙分配路Fへ引き継ぐ。
【0037】ところで、用紙分配路Fは、図1に示すよ
うに、垂直で、多段の排紙トレイ8のうちの最下段の排
紙トレイに対応する位置を過ぎてから、さらに伸ばして
上方へと折り返すようにUターン部56を形成してな
る。そして、通過する用紙を、偏向手段である分岐爪5
2で搬送方向を切り換えて多段の排紙トレイ8上に分配
して排出する。
【0038】用紙分配路Fを、駆動ローラ50側の固定
ガイド部材60と、従動ローラ51側の位置可動な可動
ガイド部材とで構成する。用紙分配路Fの従動ローラ5
1側は、図8(a)に示すように、用紙を案内する位置
可動な可動ガイド部材を、ワイヤ61よって構成する。
そのワイヤ61の一端は、軸62に空転するように取り
付けられたプーリ65に係止しており、複数個の回動部
材64を上下方向に間隔をあけて平行に設けておき、こ
の回動部材64に取り付けられたプーリ63で張設す
る。ワイヤ61の他端は、不図示の部材に弾性部材を介
して係止する。
【0039】従動ローラ51は、前記回動部材64にプ
ーリ63と併設され、回動部材64で支持して排紙トレ
イ8の数だけ上下方向に配設する。そのとき、従動ロー
ラ51は、ワイヤ61よりも1〜2mm駆動ローラ50
側に突出している。
【0040】従動ローラ51側には、さらにモータ68
で駆動するプーリ66と、下方に設ける大プーリ67と
にベルト76を掛け渡して係止部材搬送手段を設ける。
そして、モータ68でプーリ66を駆動してベルト76
を回転駆動し、ベルト76に固定する係止部材53を前
記Uターン部56に沿って往復動する。
【0041】回動部材64は、支点64aによって用紙
後処理装置2の図示しない側板に回転動作可能に軸支
し、後端部64bでレバー69と各々連結している。レ
バー69は引っ張りスプリング70によって下方に引っ
張られており、それによって従動ローラ51、プーリ6
3、ワイヤ61を駆動ローラ50側に付勢し、駆動ロー
ラ50に従動ローラ51を突き当てる。レバー69は、
各々の回動部材64に連結されているので、ワイヤ61
の上流側と下流側を同時にかつ用紙分配路Fに対して並
行に動作する。
【0042】用紙分配路Fの駆動ローラ側は、図1に示
すように、駆動ローラ50と、偏向手段である分岐爪5
2と、固定ガイド部材60とで構成される。駆動ローラ
50は、固定ガイド部材60から1〜2mm突出してい
る。したがって、用紙分配路Fの間隔は、通常2〜4m
m程度にしている。
【0043】用紙分配路Fへ用紙搬送路の幅よりも薄い
(2〜4mm未満)用紙束が進入してきた場合は、ワイ
ヤ61は変位することなく用紙束は搬送される。用紙分
配路Fの幅よりも厚い(2〜4mm以上)用紙束が進入
してきた場合は、用紙分配路Fを押し広げて用紙束が搬
送される。用紙詰まりを起こした場合は、従動ローラ5
1の圧を解除すれば、用紙分配路Fから用紙を取り除く
ことができる。
【0044】図示例では、図8(a)に示すモータ81
を駆動して偏心カム82を回転駆動することにより図8
(b)・(c)に示すように回動部材64を回動し、ワ
イヤ61を変位して用紙束の厚さに応じて用紙分配路F
の厚さを変えることができる。用紙束の枚数は、画像形
成装置からの信号や、センサによってカウントすること
ができ、変位の大きさはモータ81の回転角で制御する
ことができる。
【0045】用紙分配路Fへ進んだ用紙束は、駆動ロー
ラ50と従動ローラ51によって図9に示すように下方
へ搬送し、図10に示すように用紙の後端が排紙される
排紙トレイ8の分岐爪52位置よりやや下方に来た時点
で、用紙束の搬送を停止する。そのとき、大サイズの用
紙であったり、排出させる排紙トレイ8が下の方である
場合は、用紙束はUターン部56にいったん送り込む。
【0046】用紙束が停止したら、モータ81で引っ張
りスプリング70に抗してレバー69を図1の矢印方向
へ動作させることによって駆動ローラ50と従動ローラ
51の圧を解除し、モータ68でベルト76を回転駆動
して係止部材53を用紙束に掛け止め、図11に示すよ
うに係止部材53によって用紙束を押し出すようにして
用紙束を逆方向に搬送(スイッチバック)させる。
【0047】そして、用紙束を排出する排紙トレイ8の
分岐爪52を切り換え、係止部材53はその分岐爪52
の手前で停止し、後は駆動ローラ58と従動ローラ59
で搬送し、用紙束を排紙トレイ8へ排出する。
【0048】用紙搬送路Bに向かった用紙は、図12に
示すように、用紙分配路Fに入って排出される排紙トレ
イ8の分岐爪52が切り換わることによって、用紙先端
側から排出される。この場合、前述のスティプルされた
用紙束の場合と違ってスイッチバック動作はしない。
【0049】分岐爪52は上下2方向から搬送される用
紙を排紙トレイ8へ偏向しなければならないので、図1
3に示すように上から用と、下から用の2つに分割した
構成にしている。その2つはお互いにギヤ部52aで噛
み合っており、どちらか一方を偏向させれば図14に示
すように他方も偏向させることができる。図13の状態
の場合、2つの爪の先端部が交差するが、2つの爪を櫛
歯状にして干渉を回避している。
【0050】排紙トレイ8へ用紙が排出されれば、図1
に示す紙有無検知センサ54によってたとえばパソコン
上でユーザに対してメールの有無を通知し、さらに排出
された用紙が排紙トレイ8の許容量を超えると、満杯検
知センサ55によってプリントアウトユーザや画像形成
装置1に対してそれを知らせる。
【0051】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、用紙整合トレイにスタックされた用紙束を後処理
手段で後処理して下方の用紙分配路へと導き、その偏向
手段で搬送方向を切り換えて多段の排紙トレイ上に分配
するから、画像形成装置から排出される記録済み用紙を
スティプル等の後処理を施して後、多段の排紙トレイ上
に排出する画像形成装置の用紙後処理装置において、用
紙整合トレイおよび後処理手段を、用紙分配路および多
段の排紙トレイの上方に設けることとなり、用紙分配路
と後処理手段と多段の排紙トレイとを用紙搬送方向に順
に並べて設けた従来のものに比し、用紙搬送方向の幅を
小さくすることができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、用紙分配
路へと導いた用紙束をUターン部にいったん送り込んで
からスイッチバックし、偏向手段で搬送方向を切り換え
て多段の排紙トレイ上に分配して排出するから、上記請
求項1に記載の発明の効果に加えて、高さを高くするこ
となしにスイッチバックを可能とし、スイッチバックし
た用紙束を偏向手段で大きく湾曲させずに排紙トレイ上
に排出することができる。また、たとえばスティプルし
た側を後端側として排出することで、排紙トレイ上に次
の用紙束が排出されるとき、スタックされている前の用
紙束のスティプルに引っ掛かるおそれをなくすことがで
きる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、Uターン
部に入り込んだ用紙束をスイッチバックするとき、用紙
束に対する搬送ローラの押し当てを解除し、用紙束に係
止部材を掛け止めしてその係止部材を係止部材搬送手段
でUターン部に沿って戻すから、上記請求項1に記載の
発明の効果に加えて、搬送ローラで、たとえば後端側が
スティプルされている用紙束をしごいて用紙に折り目を
付ける等の不具合の発生を防止することができる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、画像形成
装置から排出された用紙を用紙整合トレイを介さずに直
ちに用紙分配路へと導く用紙搬送路を設けるから、上記
請求項1に記載の発明の効果に加えて、後処理を行わな
いとき、その用紙搬送路を通して多段の排紙トレイ上に
用紙を直ちに分配して排出することができる。さらに、
Uターン部でスイッチバックすることなく、用紙分配路
に入った用紙を偏向手段でそのまま多段の排紙トレイ上
に分配して排出するようにすれば、一層用紙の排出時間
を短くすることができる。
【0055】請求項5に記載の発明によれば、用紙を整
合トレイ上から用紙分配路へと導くことなく、別途送り
出す排紙トレイを設けるから、上記請求項1に記載の発
明の効果に加えて、用紙を分配して排出する必要のない
ときには、用紙を整合トレイ上から別途の排紙トレイへ
と送り出すことで、迅速な排紙を可能とすることができ
る。また、排紙トレイ上の用紙の取り出しも容易とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による用紙後処理装置の全体概略構成
図である。
【図2】その整合トレイ部分周辺をガイド板とともに示
す斜視図である。
【図3】その用紙整合トレイを伸縮トレイとともに示す
斜視図である。
【図4】その1段目伸縮トレイ部分の分解斜視図であ
る。
【図5】その組付け後の斜視図である。
【図6】伸縮トレイ部分全体の斜視図である。
【図7】上記用紙後処理装置の部分概略構成を示す斜視
図である。
【図8】(a)は用紙分配路の従動ローラ側の構成を示
す斜視図、(b)・(c)はそのワイヤの変位の状態を
示す説明図である。
【図9】用紙が用紙搬送路へと導かれた状態を示す説明
図である。
【図10】その用紙がUターン部に送り込まれた状態を
示す説明図である。
【図11】その用紙がスイッチバックされて指定の排紙
トレイ上に排出される状態を示す説明図である。
【図12】画像形成装置から排出された用紙を用紙整合
トレイを通さずに直ちに用紙分配路へと導く状態を示す
説明図である。
【図13】排紙トレイへ用紙を案内する分岐爪の機構図
である。
【図14】用紙の搬送方向を切り換えて用紙を排紙トレ
イへと排出するときの分岐爪の状態説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 用紙後処理装置 5 用紙整合トレイ 6 スティプラ(後処理手段) 7 大量排紙トレイ(別途送り出す排紙トレイ) 8 多段の排紙トレイ 14 ガイド板 15 駆動ローラ 16 従動ローラ 17 伸縮トレイ 35 後端フェンス 36 ジョガーフェンス 37 チャックアーム対 38 カム 50 駆動ローラ(搬送ローラ) 51 従動ローラ(搬送ローラ) 52 分岐爪(偏向手段) 53 係止部材 56 Uターン部 66 プーリ 67 プーリ 68 モータ 69 レバー 76 ベルト B 用紙搬送路 F 用紙分配路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F050 AA04 BA05 BB02 BD03 BD07 BE06 CF01 LA02 LA05 LA07 LB01 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 GB07 HA02 HA39 HA45 HA54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出された用紙を用紙
    整合トレイ上に一時的にスタックし、その用紙整合トレ
    イにスタックされた用紙束に後処理手段で後処理を施
    し、その後処理手段で後処理後の用紙束を下方へと搬送
    して用紙分配路へと導き、その用紙分配路を通過する用
    紙束を偏向手段で搬送方向を切り換えて多段の排紙トレ
    イ上に分配して排出してなる、画像形成装置の用紙後処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙分配路に、前記多段の排紙トレ
    イのうちの最下段の排紙トレイに対応する位置を過ぎて
    からさらにのばして上方へと折り返すようにUターン部
    を形成し、前記用紙分配路へと導いた用紙束を該Uター
    ン部にいったん送り込んでからスイッチバックし、前記
    偏向手段で搬送方向を切り換えて前記多段の排紙トレイ
    上に分配して排出してなる、請求項1に記載の画像形成
    装置の用紙後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記Uターン部に入り込んだ用紙束に掛
    け止める係止部材と、その係止部材を前記Uターン部に
    沿って往復動する係止部材搬送手段と、前記用紙分配路
    で用紙束を搬送するとともに、スイッチバックするとき
    その用紙束への押し当てを解除する搬送ローラとを設け
    てなる、請求項2に記載の画像形成装置の用紙後処理装
    置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置から排出された用紙を前記
    用紙整合トレイを介さずに直に前記用紙分配路へと導く
    用紙搬送路を設けてなる、請求項1、2、または3に記
    載の画像形成装置の用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 用紙を前記用紙整合トレイ上から用紙分
    配路へと導くことなく、別途送り出す排紙トレイを設け
    てなる、請求項1、2、3、または4に記載の画像形成
    装置の用紙後処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137866A (ja) * 2000-08-03 2002-05-14 Xerox Corp 受動ゲートステーション入口システムを備えた固定ステーションソータ/メールボックス
JP2010202339A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Ricoh Co Ltd シート処理装置、画像形成装置、シート処理制御方法、及びシート処理制御プログラム

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