JP2000167870A - 電子部品のインサート成形方法 - Google Patents

電子部品のインサート成形方法

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JP2000167870A JP35240298A JP35240298A JP2000167870A JP 2000167870 A JP2000167870 A JP 2000167870A JP 35240298 A JP35240298 A JP 35240298A JP 35240298 A JP35240298 A JP 35240298A JP 2000167870 A JP2000167870 A JP 2000167870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の製造が容易で且つ低コストであ
り、しかも電子部品の小型化が容易な電子部品のインサ
ート成形方法を提供すること。 【解決手段】 バネ部32を有する複数のインサート部
品3を金型内に配置する配置工程と、該配置工程後、前
記金型内に樹脂を射出して、ハウジング5を成形する射
出成形工程とを含む電子部品1のインサート成形方法に
おいて、前記射出成形工程は、バネ部32の一部の面と
前記樹脂とが接触するように、前記金型内に前記樹脂を
射出すると共に、バネ部32の一部の面以外の面に隣接
させてバネ部32の弾性変形を可能とするための空間5
2aを形成するように成っており、該射出成形工程後、
ハウジング5に密着したバネ部32をハウジング5から
離脱させると共に、バネ部32を塑性変形させる離脱・
折曲げ工程を付加した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品のインサ
ート成形方法に属し、更に詳しくは、複数のインサート
部品と、これらのインサート部品を保持する樹脂製のハ
ウジングとを備えた電子部品のインサート成形方法に属
する。
【0002】
【従来の技術】図4は電子部品のインサート成形方法の
第1の従来例を概略的に示す斜視図である。図4を参照
して、この電子部品のインサート成形方法の第1の従来
例は、弾性変形自在なバネ部32を有する複数のインサ
ート部品3を金型(図示せず)内に配置する配置工程
と、この配置工程後、金型内に樹脂を射出して、インサ
ート部品3を保持するハウジング5を成形する射出成形
工程とを含んでいる。この射出成形工程においては、金
型内でバネ部32と金型内に射出された樹脂との接触を
避けるために、金型内に遮蔽用金型9を配置し、この遮
蔽用金型9でバネ部32を取り囲むようにしていた。そ
して、この射出成形工程後に、ハウジング5とバネ部3
2との間から遮蔽用金型9を抜き取ると、この遮蔽用金
型9を抜き取った所に、バネ部32の弾性変形を可能と
する空間52aが現れるように成っている。
【0003】図5は電子部品のインサート成形方法の第
2の従来例を概略的に示す斜視図である。図5を参照し
て、この電子部品のインサート成形方法の第2の従来例
では、ハウジング5をハウジング本体58とバネガイド
部59とに分割し、これらを別々に成形するように成っ
ている。この第2の従来例では、インサート部品3の一
部が埋設され、残りのバネ部32等が露出するように、
第1の従来例と同様にして、ハウジング本体58をイン
サート成形し、その後、このインサート部品3を保持し
たハウジング本体58に、予め別に成形したバネガイド
部59を接着するように成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、配
置工程時に、個々のインサート部品のバネ部を覆うよう
にして遮蔽用金型を金型内に配置する必要があり、ま
た、射出成形工程後に、ハウジングとインサート部品の
間から遮蔽用金型を抜き取らなければ成らなかったの
で、これらの作業が繁雑であると言った問題があり、ま
た、このように作業が繁雑であるので、電子部品の製造
コストが高く成ると言った問題もある。
【0005】また、第1の従来例では、特に、インサー
ト部品を、1mm以下のピッチで並設する場合、隣り合
う遮蔽用金型の間隔が極めて狭くなり、この間に樹脂を
充填するのが困難であり、また、強度的に弱く成ってし
まうと言った問題があり、電子部品の小型化が容易でな
かった。更に、インサート部品を、1mm以下のピッチ
で並設する場合、遮蔽用金型の寸法精度、強度等を高め
なければ成らないので、遮蔽用金型が高価なものとな
り、その分、更に電子部品の製造コストが高くなると言
った問題もある。
【0006】第2の従来例では、ハウジング本体と、バ
ネガイド部を別々に成形し、しかも、その後で、ハウジ
ング本体とバネガイド部を接合しなければ成らないの
で、生産性が極めて悪く、このため電子部品の製造コス
トが高かった。
【0007】また、第2の従来例は、ハウジング本体及
びバネガイド部の寸法バラツキ、並びにハウジング本体
とバネガイド部の接合時における狂いによって、寸法精
度が良くなく、特に電子部品を小型化した場合にその傾
向が顕著に現れるので、電子部品の小型化が容易でなか
った。
【0008】それ故に、本発明の課題は、ハウジングを
一時に成形するインサート成形方法であって、電子部品
の製造が容易で且つ低コストであり、しかも電子部品の
小型化が容易な電子部品のインサート成形方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、弾性変形自在なバネ部を有する複数のインサート
部品を金型内に配置する配置工程と、該配置工程後、前
記金型内に樹脂を射出して、前記インサート部品を保持
するハウジングを成形する射出成形工程とを含む電子部
品のインサート成形方法において、前記射出成形工程
は、前記バネ部の一部の面と前記樹脂とが接触するよう
に、前記金型内に前記樹脂を射出すると共に、前記バネ
部の一部の面以外の面に隣接させて該バネ部の弾性変形
を可能とするための空間を形成するように成っており、
該射出成形工程後、前記ハウジングに密着した前記バネ
部を該ハウジングから離脱させると共に、該バネ部を塑
性変形させて前記バネ部の一部の面が前記空間内に入る
ようにする離脱・折曲げ工程を付加したことを特徴とす
る電子部品のインサート成形方法が得られる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、前記射出成
形工程時において、前記バネ部の一部の面と前記金型内
に射出された前記樹脂との間に、物質が介在するように
したことを特徴とする請求項1記載の電子部品のインサ
ート成形方法が得られる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、前記物質
が、剥離剤であることを特徴とする請求項2記載の電子
部品のインサート成形方法が得られる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、前記物質
が、潤滑剤であることを特徴とする請求項2記載の電子
部品のインサート成形方法が得られる。
【0013】請求項5記載の発明によれば、前記物質
が、テープであることを特徴とする請求項2記載の電子
部品のインサート成形方法が得られる。
【0014】請求項6記載の発明によれば、インサート
成形方法により製造される電子部品であって、弾性変形
自在なバネ部を有する複数のインサート部品と、該イン
サート部品を保持する樹脂製のハウジングとを含む電子
部品において、前記ハウジングは、該ハウジングの射出
成形時に、該ハウジングを成形するための金型内に配置
された前記インサート部品の前記バネ部の一部の面と前
記金型内に射出された樹脂とが接触するようにして成形
され、且つ前記バネ部の弾性変形を可能にする空間が前
記バネ部の一部の面以外の面に隣接させて形成されてお
り、前記バネ部は、前記射出成形後における該バネ部の
前記ハウジングからの離脱、及び該バネ部の折曲げによ
って、前記空間内で弾性変形自在と成っていることを特
徴とする電子部品が得られる。
【0015】
【作用】本発明の電子部品のインサート成形方法では、
射出成形工程時に、インサート部品のバネ部の一部の面
と樹脂とが接触するように成っているので、その前の配
置工程時に、遮蔽用金型を配置する必要が無く、更に、
射出成形工程後に、遮蔽用金型を抜き取る作業も無くな
る。このため、従来よりもかなり作業が簡便になる。
【0016】また、本発明の電子部品のインサート成形
方法では、射出成形工程時に、インサート部品のバネ部
の一部の面と樹脂とが接触するように金型内に樹脂が射
出されるが、この際、バネ部の弾性変形を可能とするた
めに、上述のバネ部の一部の面以外の面に隣接させて空
間を形成するように成っている。この空間は、バネ部が
その機能上必要な動きをする際のバネ部の軌跡部分が空
間と成れば良いので、その幅は、実質的にバネ部の幅と
等しい。このため、同じインサート部品で且つ同じ配置
ピッチで比べた場合、従来のインサート成形方法により
形成されたバネ部の周りの空間よりも幅が狭い。即ち、
本発明では、隣接するバネ部の間に介在する樹脂の厚み
が、従来よりも厚く、このため、射出成形時、隣接する
バネ部間に確実に樹脂が充填される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る電子
部品のインサート成形方法を概略的に示し、(a)は射
出成形工程後、離脱・折曲げ工程前の状態の電子部品の
斜視図、(b)は図1(a)に示す状態における電子部
品の要部の斜視図、(c)は離脱・折曲げ工程後の状態
の電子部品の要部の斜視図、図2は図1に示す電子部品
の完成状態を示す斜視図である。
【0018】図1及び図2を参照して、第1の実施形態
は、本発明をコネクタのインサート成形方法に適用した
ものである。先ず、第1の実施形態に係るインサート成
形方法により製造されたコネクタ(電子部品)1の構造
について説明する。このコネクタ1は、インサート部品
である複数のコンタクト3と、これらのコンタクト3を
保持するハウジング5とから成る。
【0019】コンタクト3は、固定部31と、接触部3
2と、端子部33とを一体に有している(図2参照)。
固定部31は、後述するハウジング5のハウジング本体
51に埋設され、固定される部分である。接触部32
は、バネ部の一形態であり、固定部31の一端に連設さ
れている。この接触部32は、その厚み方向に沿って揺
動(弾性変形)自在に成っており、相手側コネクタ(図
示せず)のコンタクトに弾発的に接触する。端子部33
は、固定部31の他端に連設され、プリント基板(図示
せず)のパッドに半田付けされる。
【0020】ハウジング5は、ハウジング本体51と、
嵌合部52とを一体に有している。ハウジング本体51
は、直方体状であり、ここにコンタクト3の固定部31
が埋設され、これにより、ハウジング本体51は、コン
タクト3を保持している。嵌合部52は、相手側コネク
タに嵌合する部分であり、ハウジング本体51上に連設
されており、複数の収容空間52aと、隣接する収容空
間52aの間に介在するリブ52bとを有している。収
容空間52aは、コンタクト3の接触部32を収容する
と共に、接触部32の揺動を可能にするものである。リ
ブ52bは、隣接する収容空間52aに介在することに
より、隣接する接触部32同士の接触を避け、コンタク
ト3同士の短絡を防止するものである。
【0021】次に、このコネクタ1のインサート成形方
法について説明する。このインサート成形方法において
は、配置工程、射出成形工程、及び離脱・折曲げ工程を
経て、コネクタ1が完成する。
【0022】先ず、配置工程では、ハウジング5を成形
するための金型(図示せず)内に、複数のコンタクト3
を所定の間隔で並べて配置する。この際、コンタクト3
の接触部32のハウジング対向面には、液状の剥離材が
塗布される。この金型は、接触部32のハウジング対向
面と反対側面に隣接して、収容空間52aを形成する形
状に成っている。
【0023】次に、射出成形工程に移り、先ず、金型を
閉じ、この金型内に合成樹脂を射出する。この際、金型
内のコンタクト3の接触部32のハウジング対向面と、
金型内に射出された合成樹脂とが接触するようにする。
また、この際、合成樹脂が接触部32のハウジング対向
面の近傍まで充填された時、或いは合成樹脂が接触部3
2のハウジング対向面に接触した時、接触部32のハウ
ジング対向面に塗布された液状の剥離材は、合成樹脂の
熱によって蒸発し、この結果、接触部32のハウジング
対向面と合成樹脂との間には、極薄いガス層が介在する
ことになる。次に、金型内に射出された合成樹脂が冷
め、ハウジング5が成形されるのを待つ。
【0024】金型内に射出された合成樹脂が冷めて硬化
したら、離脱・折曲げ工程に移る。先ず、金型内からコ
ネクタ1を取り出し、図1(b),(c)に示すよう
に、ハウジング5に密着したコンタクト3の接触部32
を、治具等を用いてハウジング5から離脱させ、更に、
接触部32が塑性変形するまで折曲げる。この折曲げに
より、接触部32のハウジング対向面は、収容空間52
a内に入る。即ち、接触部32に力が加わっていない
時、接触部32は、ハウジング5から離れ状態に成る。
これにより、コンタクト3の接触部32は、ハウジング
5の収容空間52a内で揺動自在と成り、接触部32の
機能を発揮することが可能と成る。以上の工程により、
コネクタ1は完成する。
【0025】図3は本発明の第2の実施形態に係る電子
部品のインサート成形方法を概略的に示し、(a)は射
出成形工程後、離脱・折曲げ工程前の状態の電子部品の
断面図、(b)は離脱・折曲げ工程後の状態の電子部品
の断面図である。
【0026】図3を参照して、第2の実施形態も、本発
明をコネクタのインサート成形方法に適用したものであ
り、得られたコネクタは、図1及び図2に示すコネクタ
と同様のものであるので、図1及び図2に示すコネクタ
と構成の同様な部分については、図1及び図2に示すコ
ネクタと同じ参照番号を付し、その説明を省略する。本
実施形態は、射出成形工程が、第1の実施形態と若干異
なる。第1の実施形態では、ハウジング5の収容空間5
2aを金型の一部で形成するように成っているが、本実
施形態では、ハウジング5を成形する金型(図示せず)
内に配置されたコンタクト3の背面(ハウジング対向面
と反対側面)に収容空間52aを形成するために、この
金型内にスライドコア7を配置し、その後、この金型を
閉じ、この金型内に合成樹脂を射出するように成ってい
る。この金型内に射出された合成樹脂が硬化したら、金
型を開け、図3(a)に示すように、スライドコア7を
スライドさせて、収容空間52aからスライドコア7を
抜くように成っている。後は、第1の実施形態と同様に
して、図3(b)に示すように、コンタクト3の接触部
32に、離脱・折曲げ工程が施され、コネクタ1が完成
する。
【0027】尚、第1及び第2の実施形態のインサート
成形方法は、コネクタに関わるものであるが、本発明の
インサート成形方法は、これに限らず、バネ部を有する
複数のインサート部品と、これらを保持する樹脂製のハ
ウジングとを含むものであれば、電子部品一般に適用す
ることができる。
【0028】また、第1の実施形態では、射出成形工程
時、コンタクト3の接触部32のハウジング対向面に、
剥離剤を塗布するように成っているが、剥離材の代わり
に、バネ部のハウジング対向面に潤滑油を塗布しても良
いし、また、バネ部のハウジング対向面に粘着テープを
貼着しても良いし、また、必ずしも、バネ部と樹脂との
間に、物質を介在させる必要はない。
【0029】
【発明の効果】本発明の電子部品のインサート成形方法
では、射出成形工程時に、インサート部品のバネ部の一
部の面と樹脂とが接触するように、金型内に樹脂が射出
するように成っているので、従来のように配置工程時
に、金型内に遮蔽用金型を配置する必要が無く、従来に
比べ、作業が簡便である。
【0030】また、本発明の電子部品のインサート成形
方法では、射出成形工程後に、バネ部に対して離脱・折
曲げ工程を施す必要があるが、この離脱・折曲げ工程
は、従来のインサート成形方法における遮蔽用金型の抜
取り工程よりも容易に行うことができる。
【0031】以上のように、本発明の電子部品のインサ
ート成形方法は、従来よりも簡単に電子部品を製造する
ことができ、このため、製造コストを低減することもで
きる。
【0032】また、本発明の電子部品のインサート成形
方法は、遮蔽用金型を用いる必要がないので、その分、
ハウジングのバネ部を取り囲む部分の肉厚を厚くするこ
とができ、これに伴い金型内における樹脂の充填性が向
上するので、従来よりも電子部品を小型化することがで
きる。
【0033】更に、本発明の電子部品のインサート成形
方法は、遮蔽用金型を用いる必要がないので、その分、
製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子部品のイン
サート成形方法を概略的に示し、(a)は射出成形工程
後、離脱・折曲げ工程前の状態の電子部品の斜視図、
(b)は図1(a)に示す状態における電子部品の要部
の斜視図、(c)は離脱・折曲げ工程後の状態の電子部
品の要部の斜視図である。
【図2】図1に示す電子部品の完成状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電子部品のイン
サート成形方法を概略的に示し、(a)は射出成形工程
後、離脱・折曲げ工程前の状態の電子部品の断面図、
(b)は離脱・折曲げ工程後の状態の電子部品の断面図
である。
【図4】電子部品のインサート成形方法の第1の従来例
を概略的に示す斜視図である。
【図5】電子部品のインサート成形方法の第2の従来例
を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ(電子部品) 3 コンタクト(インサート部品) 31 固定部 32 接触部(バネ部) 33 端子部 5 ハウジング 51 ハウジング本体 52 嵌合部 52a 収容空間 52b リブ 7 スライドコア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形自在なバネ部を有する複数のイ
    ンサート部品を金型内に配置する配置工程と、該配置工
    程後、前記金型内に樹脂を射出して、前記インサート部
    品を保持するハウジングを成形する射出成形工程とを含
    む電子部品のインサート成形方法において、前記射出成
    形工程は、前記バネ部の一部の面と前記樹脂とが接触す
    るように、前記金型内に前記樹脂を射出すると共に、前
    記バネ部の一部の面以外の面に隣接させて該バネ部の弾
    性変形を可能とするための空間を形成するように成って
    おり、該射出成形工程後、前記ハウジングに密着した前
    記バネ部を該ハウジングから離脱させると共に、該バネ
    部を塑性変形させて前記バネ部の一部の面が前記空間内
    に入るようにする離脱・折曲げ工程を付加したことを特
    徴とする電子部品のインサート成形方法。
  2. 【請求項2】 前記射出成形工程時において、前記バネ
    部の一部の面と前記金型内に射出された前記樹脂との間
    に、物質が介在するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の電子部品のインサート成形方法。
  3. 【請求項3】 前記物質が、剥離剤であることを特徴と
    する請求項2記載の電子部品のインサート成形方法。
  4. 【請求項4】 前記物質が、潤滑剤であることを特徴と
    する請求項2記載の電子部品のインサート成形方法。
  5. 【請求項5】 前記物質が、テープであることを特徴と
    する請求項2記載の電子部品のインサート成形方法。
  6. 【請求項6】 インサート成形方法により製造される電
    子部品であって、弾性変形自在なバネ部を有する複数の
    インサート部品と、該インサート部品を保持する樹脂製
    のハウジングとを含む電子部品において、前記ハウジン
    グは、該ハウジングの射出成形時に、該ハウジングを成
    形するための金型内に配置された前記インサート部品の
    前記バネ部の一部の面と前記金型内に射出された樹脂と
    が接触するようにして成形され、且つ前記バネ部の弾性
    変形を可能にする空間が前記バネ部の一部の面以外の面
    に隣接させて形成されており、前記バネ部は、前記射出
    成形後における該バネ部の前記ハウジングからの離脱、
    及び該バネ部の折曲げによって、前記空間内で弾性変形
    自在と成っていることを特徴とする電子部品。
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