JP2000167463A - ノズル並びに塗液の塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイパネル用部材の製造方法 - Google Patents

ノズル並びに塗液の塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイパネル用部材の製造方法

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JP2000167463A
JP2000167463A JP34825798A JP34825798A JP2000167463A JP 2000167463 A JP2000167463 A JP 2000167463A JP 34825798 A JP34825798 A JP 34825798A JP 34825798 A JP34825798 A JP 34825798A JP 2000167463 A JP2000167463 A JP 2000167463A
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discharge hole
coating liquid
discharge
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JP34825798A
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Hideki Ikeuchi
秀樹 池内
Takao Sano
高男 佐野
Toshio Yasuda
登志夫 安田
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Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材、特にプラズマディスプレイパネルの隔
壁のように、一定の凹凸状のパターンが形成された基材
の複数の凹部に、複数の吐出孔を有するノズルから所定
の塗液を塗布するに際し、ノズルの耐摩耗性を向上させ
てノズルの長寿命化と長期に渡って安定な塗布を可能と
し、それによって、基材の高生産性と高品質を可能とす
るノズル並びに塗液の塗布装置および方法並びにプラズ
マディスプレイの製造装置および方法を提供する。 【解決手段】 基材を固定するテーブルと、基材に対面
して設けられ、基材に所定量の塗液を吐出するノズル
と、テーブルとノズルを3次元的に相対移動させる移動
手段とを備えた基材への塗液の塗布装置において、ノズ
ルの吐出孔を有する部材はセラミックス、または、セラ
ミックス皮膜がコーティングされていることを特徴とす
る塗液の塗布装置、および塗布方法、並びにそれを用い
たプラズマディスプレイの製造装置および方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に凹凸状の
特定のパターンが形成されたもの、特に一定形状の隔壁
を配置したプラズマディスプレイパネルや、ストライプ
形ブラックマトリックス式のカラー受像管のパネル内面
等における一定パターンの塗布に適用できる、ノズル、
並びに凹凸基板への塗液の塗布装置および塗布方法、並
びにこれらの装置および方法を使用したプラズマディス
プレイパネル用部材の製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスプレイはその方式において
次第に多様化してきている。現在注目されているものの
一つが、従来のブラウン管よりも大型で薄型軽量化が可
能なプラズマディスプレイである。これは、前面板と背
面板の間に形成された放電空間内で放電を生じさせ、こ
の放電によりキセノンガスから波長147nmを中心と
する紫外線が生じて、この紫外線が蛍光体を励起するこ
とによって表示が可能となる。R(赤)、緑(G)、青
(B)に発光する蛍光体を塗り分けた放電セルを駆動回
路によって発光させることにより、フルカラー表示に対
応できる。
【0003】また、最近活発に開発が進められているA
C型プラズマディスプレイは、表示電極/誘電体層/保
護層を形成した前面ガラス板と、アドレス電極/誘電体
層/隔壁層/蛍光体層を形成した背面ガラス板とを貼り
合わせ、ストライプ状の隔壁で仕切られた放電空間内に
He−Xe、または、Ne−Xeの混合ガスを封入した
構造を有している。
【0004】R、G、Bの各蛍光体層は、粉末状の蛍光
体粒子を主成分とする蛍光体ペーストが各色毎に一方向
に延びる隔壁により形成された凹凸部の凹部にストライ
プ状に充填されてなる。
【0005】蛍光体がストライプ状に構成されていると
いう構造は、ストライプ形ブラックマトリックス式のカ
ラー受像管のパネルも有している。
【0006】このような構造のものを高い生産性と高品
質で製造するには、蛍光体を一定のパターン状に、塗り
分ける技術が重要となる。
【0007】たとえば特開平10−27543号公報に
は、プラズマディスプレイパネルの隔壁間を対象に、一
個あるいは複数の吐出孔を有するノズルで塗布する方法
が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ノズル
には一般的にステンレス鋼が用いられているが、前記し
たように、蛍光体ペーストには蛍光体粒子が含有されて
おり、これが研磨剤のような働きをして、ノズル孔が摩
耗しやすく耐久性が低下するという問題がある。
【0009】また、摩耗粉が蛍光体ペーストに混入し
て、製品の品質を低下させるという問題もある。また、
ノズルの吐出孔が複数個の場合、各ノズル孔の摩耗量に
差があると吐出量にばらつきが生じ、塗布後の部材を用
いた表示装置には輝度むらが発生する。そこで本発明の
課題は、基材、特にプラズマディスプレイパネルの隔壁
のように、一定の凹凸状のパターンが形成された基材の
複数の凹部に、複数の吐出孔を有するノズルから所定の
塗液を塗布するに際し、ノズルの耐摩耗性を向上させて
ノズルの長寿命化と長期に渡って安定に塗布することに
あり、それによって、基材の高生産性と高品質を可能と
するノズル並びに塗液の塗布装置および塗布方法並びに
プラズマディスプレイパネル用部材の製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、塗布
対象物に塗液を塗布するためのノズルであって、該ノズ
ル本体に形成された取付孔内に、ノズルの吐出孔が形成
された吐出孔形成部材を挿入して接合したことを特徴と
するノズル(第1のノズルタイプ)である。
【0011】また本発明は、吐出孔の配列方向、およ
び、吐出孔の軸方向に対し垂直な方向に2つのブロック
を重ね合わせたものからなり、内部にマニホールド部を
有するとともに、2つのブロックの重ね合わせ面にマニ
ホールド部と外部とを連通する複数の貫通道をブロック
の重ね方向とは垂直な方向に設けることにより吐出孔を
形成し、かつ、2つのブロックの少なくとも1つはセラ
ミックスであることを特徴とするノズル(第2のノズル
タイプ)である。
【0012】また本発明は、2つのブロックの間に板状
シムを重ね合わせたものからなり、内部にマニホールド
部を有するとともに、板状シムにマニホールド部と外部
とを連通する複数のスリットをブロックの長手方向に設
けることにより吐出孔を形成し、かつ、2つのブロック
と板状シムの少なくとも1つがセラミックスであること
を特徴とするノズル(第3のノズルタイプ)である。
【0013】また本発明は、マニホールド部を有する部
材と、吐出孔を有する部材とが接合されたものからな
り、かつ、吐出孔を有する部材がセラミックスである
か、または、セラミックス皮膜によりコーティングされ
ていることを特徴とするノズル(第4のノズルタイプ)
である。
【0014】さらに本発明は、基材を固定するテーブル
と、基材に対面して設けられ、基材に所定量の塗液を吐
出するノズルと、テーブルとノズルを3次元的に相対移
動させる移動手段とを備えた基材への塗液の塗布装置に
おいて、ノズルに、上記のノズルを用いたことを特徴と
する塗液の塗布装置である。
【0015】さらに本発明は、表面に一方向にストライ
プ状に凹凸部が形成されている凹凸基材を固定するテー
ブルと、凹凸基材の凹凸部に対面して設けられ、凹部に
所定量の塗液を吐出するノズルと、テーブルとノズルを
3次元的に相対移動させる移動手段とを備えた凹凸基材
への塗液の塗布装置において、ノズルに、上記のノズル
を用いたことを特徴とする、凹凸基材への塗液の塗布装
置である。
【0016】さらに本発明は、基材と、基材に対面して
設けられた複数の吐出孔を有するノズルとを相対的に移
動させ、かつ、吐出孔から塗液を吐出し、基材に塗液を
塗布する方法であって、ノズルに、上記のノズルを用い
て塗布することを特徴とする塗液の塗布方法である。
【0017】さらに本発明は、表面に一方向にストライ
プ状に凹凸部が形成されている凹凸基材と、凹凸基材の
凹凸部に対面して設けられた複数の吐出孔を有するノズ
ルとを相対的に移動させ、かつ、吐出孔から塗液を吐出
し、凹凸基材の選択された凹部に塗液を塗布する方法で
あって、ノズルに、上記のノズルを用いて塗布すること
を特徴とする、凹凸基材への塗液の塗布方法である。
【0018】さらに本発明は、プラズマディスプレイパ
ネル用部材の製造方法であって、ストライプ状に隔壁が
形成された基板と、基板の隔壁のある面に対面して設け
られた複数の吐出孔を有するノズルとを相対的に移動さ
せ、かつ、吐出孔から赤色、緑色、青色のいずれかの色
に発光する蛍光体粉末を含むペーストを吐出し、ノズル
に、請求項1ないし13のいずれかに記載のノズルを用
いて塗布する工程を含むことを特徴とするプラズマディ
スプレイパネル用部材の製造方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を、図面を参照して説明する。
【0020】まず、本発明の要部である、ノズルやノズ
ル周りの構成を説明する前に、本発明に係る塗液の塗布
装置の全体構成、とくに凹凸基材(たとえば、プラズマ
ディスプレイパネル部材用)への塗液の塗布装置の全体
構成の例について説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施態様に係る塗布装
置の全体斜視図、図2は図1のテーブル6とノズル20
周りの模式図、図3は図1のノズル20を下側からみた
拡大平面図である。
【0022】まず、塗液の塗布装置の全体構成について
説明する。図1は、本発明に係るプラズマディスプレイ
パネルの製造に適用される塗布装置の一例を示してい
る。この装置は基台2を備えている。基台2上には、一
対のガイド溝レール8が設けられており、このガイド溝
レール8上にはテーブル6が配置されている。このテー
ブル6の上面には、表面に凹凸が一定ピッチで一方向に
ストライプ状に形成された基材4が、真空吸引によって
テーブル面に固定可能となるように、複数の吸引孔7が
設けられている。また、基材4は図示しないリフトピン
によってテーブル6上を昇降する。さらに、テーブル6
はスライド脚9を介してガイド溝レール8上をX軸方向
に往復動自在となっている。
【0023】一対のガイド溝レール8間には、図2に示
す送りねじ機構を構成するフィードスクリュー10が、
テーブル6の下面に固定されたナット状のコネクタ11
を貫通して延びている。フィードスクリュー10の両端
部は軸受12に回転自在に支持され、さらに片方の一端
はACサーボモータ16が連結されている。
【0024】図1に示すように、テーブル6の上方に
は、塗液を吐出するノズル20がホルダー22を介して
昇降機構30、幅方向移動機構36に連結している。昇
降機構30は昇降可能な昇降ブラケット28を備えてお
り、昇降機構30のケーシング内部で一対のガイドロッ
ドに昇降自在に取り付けられている。また、このケーシ
ング内には、ガイドロッド間に位置してボールねじから
なるフィードスクリュー(図示しない)もまた回転自在
に配置されており、ナット型のコネクタを介して昇降ブ
ラケット28と連結されている。さらにフィードスクリ
ューの上端には、図示しないACサーボモータが接続さ
れており、このACサーボモータの回転によって昇降ブ
ラケット28を任意に昇降動作させることができるよう
になっている。
【0025】さらに、昇降機構30はY軸移動ブラケッ
ト32(アクチュエータ)を介して幅方向移動機構36
に接続されている。幅方向移動機構36はY軸移動ブラ
ケット32をノズルの幅方向、すなわちY軸方向に往復
動自在に移動させるものである。動作のために必要なガ
イドロッド、フィードスクリュー、ナット型コネクタ
ー、ACサーボモータ等は、ケーシング内に昇降機構3
0と同じように配置されている。幅方向移動機構36は
支柱34により基台2上に固定されている。
【0026】これらの構成によって、ノズル20はZ軸
とY軸方向に自在に移動させることができる。
【0027】ノズル20は、テーブル6の往復動方向と
直交する方向、つまりY軸方向に水平に延びているが、
これを直接保持するコの字形のホルダ22は昇降ブラケ
ット28内で回転自在に支持されており、垂直面内で自
在に図中の矢印方向に回転することができる。
【0028】このホルダ22の上方には水平バー24も
昇降ブラケット28に固定されている。この水平バー2
4の両端部には、電磁作動型のリニアアクチュエータ2
6が取り付けられている。このリニアアクチュエータ2
6は水平バー24の下面から突出する伸縮ロッド29を
有し、これら伸縮ロッド29がホルダ22の両端に接触
することによってホルダ22の回転角度を規制すること
ができ、結果としてノズル20の傾き度を任意に設定す
ることができる。
【0029】さらに図1を参照すると、基台2の上面に
は逆L字形のセンサ支柱38が固定されており、その先
端にはテーブル6上の基材4の凸部頂上の位置(高さ)
を測定する高さセンサ40が取り付けられている。ま
た、高さセンサ40の隣には、基材4の凹凸部の位置を
検知するカメラ72が支柱70に取り付けられている。
図2に示すように、カメラ72は画像処理装置74に電
気的に接続されており、凹凸部位置の変化を定量的に求
めることができる。
【0030】さらに、テーブル6の一端には、センサブ
ラケット64を介して、ノズル20の吐出孔のある下端
面(吐出孔面)のテーブル6に対する垂直方向の位置を
検知するセンサ66が取り付けられている。
【0031】図2に示すように、ノズル20はそのマニ
ホールド41内に塗液42が充填されており、吐出孔4
4がノズル先端面45上で長手方向に一直線状にならん
でいる(図3参照)。そしてこの吐出孔44より塗液4
2が吐出される。ノズル20には供給ホース46が接続
されており、さらに吐出用電磁切換え弁48、供給ユニ
ット50、吸引ホース52、吸引用電磁切換え弁54、
塗液タンク56へと連なっている。塗液タンク56には
塗液42が蓄えられている。塗液42は、赤色、緑色、
青色のいずれかの色に発光する蛍光体粉末を含むペース
トからなる。
【0032】供給ユニット50の具体例としては、ピス
トン、ダイヤフラム型等の定容量ポンプ、チュービング
ポンプ、ギアポンプ、モーノポンプ、さらには液体を気
体の圧力で押し出す圧送コントローラ等がある。供給装
置コントローラ58からの制御信号をうけて、供給ユニ
ット50や、各々の電磁切換え弁の動作を行わせ、塗液
タンク56から塗液42を吸引して、ノズル20に塗液
42を供給することができる。塗液タンク56から定容
量ポンプへの塗液42の吸引動作を安定化させるため
に、塗液タンク56を密閉容器にして、空気、不活性ガ
スである窒素等の気体で圧力を付加してもよい。空気、
窒素等で常に一定の圧力を付加するには、塗液タンク5
6を空気、窒素等の供給装置に接続して圧力制御すれば
よい。圧力の大きさは0.01〜1MPa、特に0.0
2〜0.5MPaが好ましい。
【0033】供給装置コントローラ58はさらに、全体
コントローラ60に電気的に接続されている。この全体
コントローラ60には、モータコントローラ62、高さ
センサ40の電気入力等、カメラ72の画像処理装置7
4からの情報等、すべての制御情報が電気的に接続され
ており、全体のシーケンス制御を司どれるようになって
いる。全体コントローラ60は、コンピュータでも、シ
ーケンサでも、制御機能を持つものならばどのようなも
のでもよい。
【0034】またモータコントローラ62には、テーブ
ル6を駆動するACサーボモータ16や、昇降機構30
と幅方向移動機構36のそれぞれのアクチュエータ7
6,78(たとえば、ACサーボモータ)、さらにはテ
ーブル6の移動位置を検出する位置センサ68からの信
号、ノズル20の作動位置を検出するY、Z軸の各々の
リニアセンサ(図示しない)からの信号などが入力され
る。なお、位置センサ68を使用する代わりに、ACサ
ーボモータ16にエンコーダを組み込み、このエンコー
ダから出力されるパルス信号に基づき、テーブル6の位
置を検出することも可能である。
【0035】次にこの塗布装置を使った塗布方法の基本
動作について説明する。
【0036】まず塗布装置における各作動部の原点復帰
が行われるとテーブル6、ノズル20は各々X軸、Y
軸、Z軸の準備位置に移動する。この時、塗液タンク5
6〜ノズル20まで塗液はすでに充満されており、吐出
用電磁切換え弁48は開、吸引用電磁切換え弁54は閉
の状態にする。そして、テーブル6の表面には図示しな
いリフトピンが上昇し、図示しないローダから隔壁が一
定ピッチのストライプ状に形成されている基材4がリフ
トピン上部に載置される。
【0037】次にリフトピンを下降させて基材4をテー
ブル6の上面に載置し、図示しないアライメント装置に
よってテーブル6上の位置決めが行われた後に基材2を
吸着する。
【0038】次にテーブル6がカメラ72と、高さセン
サー40の真下に基材4の隔壁(凸部頂上)がくるまで
移動し、停止する。カメラ72はテーブル6上に位置決
めされた基材4上の隔壁端部を写し出すようにあらかじ
め位置調整されており、画像処理によって一番端の凹部
の位置を検出し、カメラ基準点からの位置変化量laを
求める。一方、カメラ72の基準点と、所定のY軸座標
位置Yaにある時のホルダ22に固定されたノズル20
の最端部に位置する吐出孔44間の長さlbは、事前の
調整時に測定し、情報として全体コントローラ60に入
力しているので、画像処理装置74からカメラ基準点か
らの隔壁凹部の位置変化量laが電送されると、ノズル
20の最端部に位置する吐出孔44が隔壁端部の凹部の
真上となるY軸座標値Ycを計算し(例えば、Yc=Y
a+lb−la)、ノズル20をその位置に移動させ
る。なお、カメラ72は、ノズル20やホルダ22に取
り付けても同じ機能を持たせることができる。
【0039】この間に高さセンサー40は基材4の隔壁
頂上部の垂直方向の位置を検知し、テーブル6上面との
位置の差から基材4の隔壁頂上部の高さを算出する。こ
の高さに、あらかじめ与えておいたノズル20吐出孔〜
基材4の隔壁頂上部間の間隙値を加算して、ノズル20
のZ軸リニアセンサー上での下降すべき値を演算し、そ
の位置にノズルを移動する。これによって、テーブル6
上での隔壁頂上部位置が基材ごとに変化しても、塗布に
重要なノズル20吐出孔〜基材上の隔壁頂上部間の間隙
を常に一定に保てるようになる。
【0040】次にテーブル6をノズル20の方へ向けて
動作を開始させ、ノズル20の吐出孔の真下に基材4の
塗布開始位置が到達する前に所定の塗布速度まで増速さ
せておく。テーブル6の動作開始位置と塗布開始位置ま
での距離は塗布速度まで増速できるよう十分確保できて
いなければならない。
【0041】さらに基材4の塗布開始位置がノズル20
の吐出孔の真下に至るまでの所に、テーブル6の位置を
検知する位置センサー68を配置しておき、テーブル6
がこの位置に達したら、供給ユニット50の動作を開始
して塗液42のノズル20への供給を開始する。ノズル
20吐出孔より吐出される塗液42が基材4に達するに
は、基材〜ノズル吐出孔間の間隙だけ時間遅れが生じ
る。そのため、事前に塗液42をノズル20に供給する
ことによって、基材4の塗布開始位置がノズル20吐出
孔の丁度真下に来たところでノズル20から吐出された
所定量の塗液42が基板4に到達するので、ほとんど厚
みむらゼロの状態で塗布を開始することができる。塗液
42の供給を開始する位置は位置センサー68の設置場
所を変えて調整することができる。この位置センサー6
8の代わりに、モータあるいはフィードスクリューにエ
ンコーダを接続したり、テーブルにリニアセンサーを付
けたりすると、エンコーダやリニアセンサーの値で検知
しても同様なことが可能となる。
【0042】塗布は、基材4の塗布終了位置がノズル2
0の吐出孔の真下付近に来るまで行われる。すなわち、
基材4はいつもテーブル6上の定められた位置に置かれ
ているから、基材4の塗布終了位置がノズル20の吐出
孔の(a)たとえば真下にくる5mm前や、(b)丁度
真下になる位置に相当するテーブル6の位置に、位置セ
ンサーやそのエンコーダ値をあらかじめ設定しておき、
テーブル6が(a)に対応する位置にきたら、全体コン
トローラ60から供給装置コントローラ58に停止指令
を出して塗液42のノズル20への供給を停止して、
(b)の位置までスキージ塗工し、次いでテーブル6が
(b)に対応する位置にきたら、ノズル20を上昇させ
て完全に塗液42をたちきる。塗液42が比較的高粘度
の液体である場合には、単に塗液の供給を停止しただけ
では、残圧によるノズル20吐出孔からの塗液吐出まで
も瞬時に停止することは難しい。そのために、塗液の供
給を停止すると同時にノズル20内のマニホールド41
圧力を大気圧にすると、短時間で吐出孔からの塗液の吐
出停止が可能となるので、供給ユニットにこのような機
能をもたせるか、あるいは、供給ユニットの吐出電磁切
換え弁48〜ノズル20の間に大気開放バルブを設ける
のが望ましい。
【0043】さて、塗布終了位置を通過しても、テーブ
ル6は動作を続け、終点位置にきたら停止する。このと
き塗布すべき部分がまだ残っている場合には、次の塗布
すべき開始位置までノズルをY軸方向に塗布幅分(ノズ
ルピッチ×孔数)移動して、以下テーブル6を反対方向
に移動させることを除いては同じ手順で塗布を行う。1
回目と同一のテーブル6の移動方向で塗布を行なうのな
ら、ノズル20は次の塗布すべき開始位置までY軸方向
に移動し、テーブル6はX軸準備位置まで復帰させる。
【0044】そして塗布工程が完了したら、基材4をア
ンローダで移載する場所までテーブル6を移動して停止
させ、基材4の吸着を解除するとともに大気開放した後
に、リフトピンを上昇させて基材4をテーブル6の面か
ら引き離し、持ち上げる。
【0045】このとき図示されないアンローダによって
基材4の下面が保持され、次の工程に基材4を搬送す
る。基材4をアンローダに受け渡したら、テーブル6は
リフトピンを下降させ原点位置に復帰する。
【0046】このとき、吐出用電磁切換え弁48を閉、
吸引用電磁切換え弁54を開状態にして供給ユニット5
0を動作させ、塗液タンク56から1枚の基材の塗布に
必要な量だけの塗液を供給する。
【0047】なお、前述の塗液塗布装置の全体構成にお
いて、高さセンサー40としては、レーザ、超音波等を
利用した非接触測定形式のもの、ダイヤルゲージ、差動
トランス等を利用した接触測定形式のもの等、測定可能
な原理のものならいかなるものを用いてもよい。
【0048】また、塗液吐出装置の吐出孔の凹部に対応
する相対位置を検知する検知手段は、基材の凹部とノズ
ルの孔を各々別個に検知するカメラを用いた画像処理装
置により構成してもよい。
【0049】さらにまた、前記実施態様では基材はX軸
方向に移動し、ノズルがY軸、Z軸方向に移動する場合
での適用例について記述したが、ノズル20と基材4が
相対的に3次元的に移動できる構造、形式のものである
のなら、テーブル、ノズルの移動形式はいかなる組み合
わせのものでもよい。
【0050】たとえば、前述の実施態様では、塗布はテ
ーブルの移動、凹凸のピッチ方向への移動は、ノズルの
移動によって行う例を示したが、塗布をノズルの移動、
凹凸のピッチ方向への移動をテーブルの移動で行っても
よい。
【0051】さらに、本発明における基材としては、ガ
ラス板の他、鉄板、アルミ板等、枚葉状のものならどの
ようなものでもよい。また、一種類の塗液を塗布する場
合について詳しく言及したが、赤、青、緑等の3色の蛍
光体を同時に塗布する場合にも本発明は適用できる。
【0052】次に、本発明のノズル、それを用いた塗液
の塗布装置および方法、凹凸基材への塗液の塗布装置お
よび方法について説明する。図4は、本発明の第1のノ
ズルタイプの一実施態様を示している。図4において、
ノズル81は、吐出孔84が形成された吐出孔形成部材
82を別体とし、これをノズル本体83に形成された取
付孔内に挿入して一体化されている。このような構造と
することにより、吐出孔形成部材に耐摩耗性等の優れた
材質のものを効率的に用いることが可能となる。もしく
は、磨耗等により消耗した吐出孔形成部材を交換するこ
とによりメンテナンスが容易となる。もしくは、吐液の
吐出量や粘度等の条件に合わせて最適な吐出孔のL/D
や断面形状を容易に適用することが可能となる。
【0053】吐出孔形成部材82は、耐摩耗性に優れる
セラミックスが好ましい。セラミックスの材質としては
特に限定されず、Al2O3、ZrO2、Si3N4、
SiC等を含むセラミックス素材が適用できる。
【0054】ノズル本体83の材質としては、特に限定
されず、耐圧性、耐食性を有するものであればよい。従
って、ステンレス鋼等の金属や、吐出孔形成部材82と
は別に成形されたセラミックスから構成してもよい。
【0055】ノズル本体と吐出孔形成部材の固着方法
は、接着剤による接合、ろう付けによる接合、圧入によ
る固着等が好ましいが、それ以外にも固着できる方法で
あれば用いることができる。
【0056】図5、図6、図7は、本発明の第1のノズ
ルの他の好ましい実施態様の概略縦断面図である。吐出
孔形成部材82とノズル本体83の結合部分に段部85
を設け、この段部85により吐出孔形成部材82の抜け
を防止する。
【0057】本発明の第1のノズルタイプの構造を特に
細かいピッチでの塗布に用いる場合には、図19および
図20(A)、(B)、(C)に示されるようなノズル
の実施態様が好ましい。すなわち本実施態様では、吐出
孔131aと吐出孔131bはそれぞれ直線状に、2列
配列されている。さらに各列ごとには吐出孔ピッチの半
分だけずらしてある。1列配列の場合、吐出孔形成部材
131a、131bの外径以下の塗布ピッチをもって塗
布することはできないが、2列配列にして、さらに各列
ごとに吐出孔ピッチの半分だけずらすことにより、塗液
の塗布ピッチは1列配列の半分にすることができる。さ
らに狭いピッチで塗布する場合は、吐出孔の配列数を増
せばよい。
【0058】本実施態様のように吐出孔が塗布方向に直
角な方向に2列以上配置されている場合は、列ごとに独
立して、マニホールド部を有することが好ましい。すな
わち、吐出孔131aにはマニホールド133aから塗
液が供給され、マニホールド133aには、供給管13
4a、供給口135aを介して塗液が供給される。ま
た、吐出孔131bにはマニホールド133bから塗液
が供給され、マニホールド133bには、供給管134
b、供給口135bを介して塗液が供給される。これら
塗液の供給系は、それぞれ独立に供給量が設定、制御で
きるようになっていることにより、塗布の開始、終了の
タイミングも各供給系独立に制御できるようになってお
り、塗布方向において、対応する吐出孔131aと吐出
孔131bとは、同一の位置で塗布を開始し、同一の位
置で塗布を終了するよう制御される。
【0059】上記実施態様では、各吐出孔の列を1台の
ノズル中に形成したが、もちろん各吐出孔を別々のノズ
ルに形成してもよい。たとえば図21および図22に示
すように、吐出孔141aをノズル140aに設け、吐
出孔141bをノズル140bに設ける。吐出孔141
aには、供給管144a、供給口145a、マニホール
ド143aを介して塗液が供給され、吐出孔141bに
は、供給管144b、供給口145b、マニホールド1
43bを介して塗液が供給される。各塗液の供給系の供
給量、吐出のタイミングは、それぞれ独立に制御され、
対応する吐出孔141aと吐出孔141bとは、塗布方
向において、同一の位置で塗布を開始し、同一の位置で
塗布を終了するよう制御される。ノズル140aとノズ
ル140bとは、所定の位置関係に固定され、基材に対
し、相対的に、一体に移動されるが、各ノズルの相対位
置は、微調整できるようにしておくことがより好まし
い。
【0060】図8、図9は、本発明の第2のノズルタイ
プの実施態様の一例の概略図である。図8および図9に
示す第2のノズルタイプのノズル90は、2つのブロッ
クを組み合わせて(重ね合わせて)構成したもので、ブ
ロック91、92の合わせ面91a、92aのうち、片
方のブロック91の側に溝93がノズル幅方向に並んで
形成されている。ブロック91、92の重ね合わせによ
り、これらの溝93が吐出孔(貫通道)として形成され
る。このようなブロック重ね合わせタイプのノズル90
においては、分解により、吐出孔を直接効果的にかつ容
易に洗浄できるので、繰り返し長期に渡って塗液を塗布
して生産する場合にも、異物やカスの溜まりや付着を防
止して、安定生産を持続することができる。ブロック9
1、92を分解すれば溝部分が露出するので、溝部分を
直接洗浄することが可能となる。
【0061】ブロック91、92の少なくとも1つはセ
ラミックスで構成され、これによりノズルの耐摩耗性が
飛躍的に向上し、ノズルの長寿命化と長期に渡って安定
な塗布が可能となり、それによって、塗液が塗布された
基材の高生産性と高品質が可能となる。セラミックスの
材質としては特に限定されず、Al2O3、ZrO2、
Si3N4、SiC等を含むセラミックス素材が適用で
きる。 断面形状はいかなる形状でもよいが、長方形や
半円形等が好ましい。94は、内部に塗液を一定量蓄積
するための液だめ部としてのマニホールド、95は、ノ
ズル90内への塗液もしくは圧空の導入口を、それぞれ
示している。
【0062】吐出孔93の断面を形成している溝部分の
塗液吐出方向の長さは、0.3〜20mmの範囲にある
ことが望ましい。0.3mm以上とすることで溝を均一
長さで形成するのが容易となるとともに十分な流線が形
成され安定した吐出が可能となり、シール性も十分に得
ることができる。また20mmを越えると吐出圧力が飛
躍的に増大し、押し出しが困難となる傾向にある。溝の
断面のサイズとしては、長方形ならブロック重ね方向に
50μm〜1mm、ピッチ方向に50〜500μm程度
の範囲が望ましい。使用する塗液の粘度が高くなるにし
たがって、サイズを大きくすることが望ましい。
【0063】なお、図8、図9中では片側のブロック9
1に溝93を形成する構造としたが、両方のブロックに
溝を形成してもよい。たとえば、ブロックの合わせ面を
中心とした長方形形状や、円形形状断面をもつもの等と
してもよい。
【0064】図10ないし図12は、本発明の第3のノ
ズルタイプの一実施態様の概略図である。図10、図1
2に示す第3のノズルタイプのノズル100は、2つの
ブロック101、102の間に板状シム103を挟み込
み、これらを重ね合わせて構成したもので、板状シム1
03の下部に一定ピッチのスリット104を形成してお
くことにより、このスリット104を貫通道、つまり、
吐出孔として構成するものである。105は、内部に塗
液を一定量蓄積するための液だめ部としてのマニホール
ド、106は、ノズル100内への塗液もしくは圧空の
導入口を、それぞれ示している。このような櫛状のスリ
ット104を有する板状シム103を挟み込んで形成し
たノズル100を用いることにより、ノズル100を容
易に分解できるようになり、分解により、吐出孔を直接
効果的にかつ容易に洗浄できるので、繰り返し長期に渡
って生産する場合にも、異物やカスの溜まりや付着を防
止して、安定生産を持続することができる。
【0065】ブロック101、102と板状シム103
の少なくとも1つはセラミックスよりなり、これにより
ノズルの耐摩耗性が飛躍的に向上し、ノズルの長寿命化
と長期に渡って安定な塗布が可能となり、それによっ
て、塗液が塗布された基材の高生産性と高品質が可能と
なる。セラミックスの材質としては特に限定されず、A
l2O3、ZrO2、Si3N4、SiC等を含むセラ
ミックス素材が適用できる。
【0066】板状シム103全体の面積はブロックの重
ね合わせる面の面積と同じにしてある。スリット104
の閉じている側はマニホールド105内まで達してお
り、マニホールド105内の塗液がスリット104を通
じて外部に安定して吐出されるためには、1mm以上は
スリット104がマニホールド部の液に接触している必
要がある。
【0067】スリット104の幅(ノズル幅方向)は5
0〜500μm、板状シム103の厚さは50μm〜1
mmが望ましい。各々の下限以下だと吐出圧が大きくな
って塗液の吐出が困難となる傾向にあり、上限より大き
いと停止時に塗液がたれ落ちてしまう傾向にある。ま
た、板状シム103のスリット部104が2つのブロッ
ク101、102によって押しつけられ挟み込まれてい
る部分の長さ(塗液の流路が一番狭くなる部分(または
吐出孔断面)の塗液吐出方向の長さ)は、0.3〜20
mmが望ましい。0.3mm以上とすることで吐出孔を
均一長さで形成するのが容易となるとともに十分な流線
が形成され安定した吐出が可能となり、シール性も十分
に得ることができる。また20mmを越えると吐出圧力
が飛躍的に増大し、押し出しが困難となる傾向にある。
【0068】図13、図14は、本発明の第4のノズル
タイプの実施態様の例を示している。第4のノズルタイ
プは、マニホールド部111が加工されたマニホールド
部材117と、吐出孔112が加工された吐出孔部材1
14を接合して構成されたノズルである。この構造とす
ることにより、吐出孔112を加工した後に、吐出孔部
材114の両面の表面粗度をむら無く均一に仕上げるこ
とができるため、これにより、均一で安定した塗液の吐
出が可能となる。
【0069】第4のノズルタイプにおける吐出孔部材1
14としては図14のようにセラミックスよりなるもの
か、図13のように吐出孔面115、116の少なくと
も一方、および/または吐出孔内壁面にセラミックス皮
膜120によりコーティングされているものが用いられ
る。吐出孔部材114を形成するセラミックスの材質と
しては特に限定されず、Al2O3、ZrO2、Si3
N4、SiC等を含むセラミックス素材が適用できる。
【0070】また、吐出孔形成部材114を皮膜コーテ
ィングするセラミックスの材質としては、Al2O3、
TiO2、Cr2O3、WC、TiN、TiCN、Ti
AlN等を含むセラミックスが適用される。
【0071】上記のごとく、吐出孔部材114がセラミ
ックスよりなるか、または、セラミックス皮膜によりコ
ーティングされていることにより、ノズルの耐摩耗性が
飛躍的に向上し、ノズルの長寿命化と長期に渡って安定
な塗布が可能となり、それによって、塗液が塗布された
基材の高生産性と高品質が可能となる。
【0072】マニホールド部材の材質としては、特に限
定されず、耐圧性、耐食性を有するものであればよい。
従って、ステンレス鋼等の金属や、吐出孔部材114と
は別に成形されたセラミックス、あるいは、セラミック
ス皮膜がコーティングされているものから構成してもよ
い。吐出孔部材114とマニホールド部材117の接合
方法としては、接着剤、拡散接合、レーザー溶接やボル
ト等による締結等がある。
【0073】また、本発明のノズルタイプ4は、図1
5、図16に示すように吐出孔部材114に補強材11
8を貼り付けられていることが好ましい。吐出孔部材1
14に補強材118を貼り付けることにより、マニホー
ルド部材と取り外しが可能な構成とした場合、衝撃等で
割れるおそれのあるセラミックスを保護することが可能
となる。
【0074】また、本発明のノズルタイプ4は、吐出孔
部材114の吐出孔が開口している領域において平行度
0.1mm以下の板状体であることが好ましい。図1
7、図18は、ノズルタイプ4の吐出孔部材114の吐
出孔が開口している領域が一定厚みの板状体であること
を示している。この厚みに関して、平行度を0.1mm
以下と規定することで、各々の吐出孔112の長さが等
しくなり、塗液が各々の吐出孔112を通過するときの
圧力損失を合わせることができる。これにより、吐出孔
間の吐出量ばらつきは小さくなり、精度の高い安定した
塗布が可能となる。
【0075】本発明のノズルタイプ1、ノズルタイプ
2、ノズルタイプ3、ノズルタイプ4のいずれについて
も、ノズルの吐出孔の内壁の表面粗さの最大高さRma
xが2μm以下であることが好ましい。これにより、吐
出孔内壁の表面は十分な平滑性を有するので、吐出口中
に塗液中の粒子等が凝集して塊を形成することがなく、
塗液は吐出口中を円滑に流れる。
【0076】また、本発明のノズルタイプ1、ノズルタ
イプ2、ノズルタイプ3、ノズルタイプ4のいずれにつ
いても、吐出孔の断面形状が、塗布時のノズルの進行方
向と吐出孔の開口軸によって規定される面に対して面対
称であることが好ましい。図23ないし図28は、本発
明の吐出孔の断面形状の態様例を示す。各図において、
吐出孔112は、塗布時のノズルの進行方向(紙面に対
して手前から奥もしくは奥から手前)と吐出孔の開口軸
113によって規定される面に対して面対称である断面
形状を有している。このようにすることで、吐出孔壁面
の長さは、吐出孔の全周にわたり一定となり、塗液が吐
出孔壁面からうける管摩擦抵抗は塗液に均等に働く。こ
れにより、塗液の速度分布は軸対称となり、吐出した塗
液が曲がったり、ぴくついたり、あるいは旋回すること
はない。
【0077】吐出孔112の形状としては、図23の円
形、図24の長方形もしくは楕円形、図25の角形、図
26の双子円形、図27の多角形、または、図28の先
細りもしくは先太り等によるものがある。
【0078】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いて、具体的に
説明する。ただし、本発明はこれに限定されない。な
お、実施例中の濃度(%)は特に断らない限り重量%で
ある。
【0079】ガラス基板(旭硝子社製PD200)上
に、感光性銀ペーストを用いて、線幅60μm、ピッチ
220μmの1600本のアドレス電極を形成した。次
に、電極上にガラス粉末50重量%、酸化チタン15
%、エチルセルロース20%、溶媒15%からなるガラ
スペーストを塗布した後に、焼成して誘電体層を形成し
た。更に、誘電体層上に、隔壁間の中央に電極が配置さ
れる様に感光性ペースト法でピッチ220μm、高さ1
50μm、幅60μmの隔壁を961本形成した。蛍光
体粉末39gおよびバインダーポリマー(エチルセルロ
ース)8g、溶媒(テルピネオール)53gからなる蛍
光体ペーストを作製した。蛍光体粉末は、赤:(Y,G
d,Eu)BO3(累積平均粒子径2.7μm、比表面
積3.1m2/cm3)、緑:(Zn,Mn)2SiO
4(累積平均粒子径3.6μm、比表面積2.5m2/
cm3)、青:(Ba,Eu)MgAl10O17(累
積平均粒子径3.7μm、比表面積2.3m2/cm
3)を用いた。まず、有機成分の各成分を水に60℃で
加熱しながら溶解し、その後蛍光体粉末を添加し、混練
機で混練することによってペーストを作製した。粘度は
35Pa・sだった。
【0080】次いで上記の各色のペーストを隔壁が形成
されたガラス基板上にストライプ状に塗布した。
【0081】ノズルは、本発明の第4のノズルタイプの
ものを用いた。吐出孔部材として、Al2O3より成
り、吐出孔の断面形状が円形、吐出孔の内壁の表面粗さ
の最大高さRmaxが0.1μmである平行度が10μ
mの板状体を用いた。吐出孔は、円形の断面形状で孔径
150μmのものが孔ピッチ660μmで16個、1列
に配置されているものを用いた。これをステンレス鋼製
の補強部材を挟んでステンレス鋼製のマニホールド部材
と接合させ、ノズルとし、これを図1、図2に示すよう
な装置に設置し、これを塗布装置として用いた。
【0082】まず、赤色蛍光体ペーストを所定の隔壁間
に塗布した。ノズル先端面と隔壁の上端の距離は100
μmにセットした。そして、圧送コントローラにより吐
出圧を0.4MPaに調節し、ノズルを隔壁と平行に走
行させながら16個の吐出孔から蛍光体ペーストを吐出
して隔壁間に塗布した。このとき、1回(16本)塗布
が終了した位置において隔壁方向と垂直方向にノズルを
10.56mm移動させ、次は1回目と逆方向にノズル
を走行させながら隔壁間に2回目の塗布を行った。これ
を20回繰り返して、赤色蛍光体の所定位置に320本
を塗布した。塗布終了後、塗布面を上にして80℃で4
0分乾燥した。次に、赤色蛍光体を塗布した隣の隔壁間
に青色蛍光体ペーストを同様に320本塗布して乾燥し
た。さらに、青色蛍光体を塗布した隣の隔壁間に緑色蛍
光体ペーストを同様に320本塗布して乾燥した。そし
て、500℃で30分焼成し、プラズマディスプレイパ
ネル用の背面板を得た。
【0083】蛍光体層の側面厚みと底面厚みを電子顕微
鏡で観察したところ、各色の蛍光体層が、側面、底面と
もに20±5μmの厚みに形成できた。また、蛍光体層
中に金属摩耗粉の混入は見られなかった。
【0084】さらに、得られた背面板を前面板と合わせ
た後、封着、ガス封入して作製し、駆動回路を接続し
て、プラズマディスプレイパネルを作製した。吐出量の
ばらつきによる輝度むらがなく、また金属摩耗粉の混入
による品質の低下もなく、良好な表示特性と安定性を有
するプラズマディスプレイパネルが得られた。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のノズル並
びに塗液の塗布装置および方法によれば、ノズルの吐出
孔部材にセラミックスを用いるので、ノズルの耐摩耗性
が飛躍的に向上し、ノズルの長寿命化と長期に渡って安
定な塗布が可能となり、それによって、塗液が塗布され
た基材の高生産性と高品質が可能となる。
【0086】本発明のプラズマディスプレイの製造装置
および方法によれば、このような凹凸基材への塗液の塗
布装置および方法を使用するので、品質の高いプラズマ
ディスプレイパネルを、長期に渡って安定生産が可能と
なり、結果的に高い生産性、かつ、安価に製造すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗液の塗布装置の一実施態様の全
体斜視図である。
【図2】図1の装置のテーブルとノズル周りの構成を示
す模式図である。
【図3】図1の装置におけるノズルを下側からみた拡大
平面図である。
【図4】本発明の第1のノズルタイプの一実施態様に係
るノズルの要部の概略縦断面図である。
【図5】本発明の第1のノズルタイプの好ましい実施態
様に係るノズルの要部の概略縦断面図である。
【図6】本発明の第1のノズルタイプのさらに他の好ま
しい実施態様に係るノズルの要部の概略縦断面図であ
る。
【図7】本発明の第1のノズルタイプのさらに他の好ま
しい実施態様に係るノズルの要部の概略縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第2のノズルタイプの一実施態様に係
るノズルの概略縦断面図である。
【図9】図8のノズルの底面図である。
【図10】本発明の第3のノズルタイプの一実施態様に
係るノズルの概略縦断面図である。
【図11】図10のノズルの板状シムの正面図である。
【図12】図10のノズルの底面図である。
【図13】本発明の第4のノズルタイプの一実施態様に
係るノズルの概略縦断面図である。
【図14】本発明の第4のノズルタイプの他の実施態様
に係るノズルの概略縦断面図である。
【図15】本発明の第4のノズルタイプの好ましい実施
態様に係る吐出孔部材の正面図である。
【図16】図15の吐出孔部材の概略縦断面図である。
【図17】本発明の第4のノズルタイプの他の好ましい
実施態様に係るノズルの概略縦断面図である。
【図18】本発明の第4のノズルタイプのさらに他の好
ましい実施態様に係るノズルの概略縦断面図である。
【図19】本発明の第1のノズルタイプのさらに他の好
ましい実施態様に係るノズルの斜視図である。
【図20】図19のノズルの内部構造を示す図であっ
て、(A)はノズルの横断面図、(B)は縦断面図、
(C)は別の角度からみた縦断面図である。
【図21】本発明の第1のノズルタイプのさらに他の好
ましい実施態様に係るノズルの斜視図である。
【図22】図21のノズルの内部構造を示す図であっ
て、(A)はノズルの横断面図、(B)は縦断面図、
(C)は別の角度からみた縦断面図である。
【図23】本発明のノズルの好ましい実施態様に係るノ
ズルの要部の縦断面図である。
【図24】本発明のノズルの他の好ましい実施態様に係
るノズルの要部の縦断面図である。
【図25】本発明のノズルのさらに他の好ましい実施態
様に係るノズルの要部の縦断面図である。
【図26】本発明のノズルのさらに他の好ましい実施態
様に係るノズルの要部の縦断面図である。
【図27】本発明のノズルのさらに他の好ましい実施態
様に係るノズルの要部の縦断面図である。
【図28】本発明のノズルのさらに他の好ましい実施態
様に係るノズルの要部の縦断面図である。
【符号の説明】
2 基台 4 基材 6 テーブル 8 ガイド溝レール 10 フィードスクリュー 16 ACサーボモータ 20 ノズル 26 リニアアクチュエータ 30 昇降機構 36 幅方向移動機構 40 高さセンサー 42 塗液 44 吐出孔 45 ノズル先端面 50 供給ユニット 56 塗液タンク 58 供給装置コントローラ 60 全体コントローラ 66 センサー 72 カメラ 81 ノズル 82 吐出孔形成部材 83 ノズル本体 84 吐出孔 85 段部 90 ノズル 91、92 ブロック 91a、92a ブロックの合わせ面 93 溝(吐出孔) 94 マニホールド(液だめ部) 95 圧空もしくは塗液の供給口 100 ノズル 101、102 ブロック 103 板状シム 104 スリット(吐出孔) 105 マニホールド(液だめ部) 106 圧空もしくは塗液の供給口 110 ノズル 111 マニホールド 112 吐出孔 113 吐出孔の開口方向の軸 114 吐出孔部材 115、116 吐出孔面 117 マニホールド部材 118 補強材 119 板状体 120 セラミックス皮膜 130 ノズル 131a、131b 吐出孔形成部材 132 ノズル本体 133a、133b マニホールド 134a、134b 供給管 135a、135b 供給口 140a、140b ノズル 141a、141b 吐出孔 143a、143b マニホールド 144a、144b 供給管 145a、145b 供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC07 AC09 AC93 CA48 DA07 DB13 DC22 EA14 4F041 AA05 AB01 BA05 BA13 BA17 BA21 5C028 FF16 HH14 5C040 FA01 FA02 GA03 GB02 GG09 JA13 MA02 MA23 MA26

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布対象物に塗液を塗布するためのノズル
    であって、該ノズル本体に形成された取付孔内に、ノズ
    ルの吐出孔が形成された吐出孔形成部材を挿入して接合
    したことを特徴とするノズル。
  2. 【請求項2】吐出孔形成部材がセラミックスからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のノズル。
  3. 【請求項3】吐出孔形成部材の外壁と、取付孔の内壁と
    の間隙に接着剤を充填してノズル本体と吐出孔形成部材
    を接着接合することを特徴とする請求項1または2に記
    載のノズル。
  4. 【請求項4】吐出孔形成部材の外壁と、取付孔の内壁と
    の間隙にろうを充填してノズル本体と吐出孔形成部材を
    ろう付け接合することを特徴とする請求項1または2に
    記載のノズル。
  5. 【請求項5】吐出孔形成部材が、取付孔に圧入により固
    着されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    のノズル。
  6. 【請求項6】取付孔の内壁面および/または吐出孔形成
    部材の外壁面の吐出孔の軸方向に段部を設け、吐出孔形
    成部材を取付孔内に固着することを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれかに記載のノズル。
  7. 【請求項7】吐出孔が、塗布方向に直角な方向に少なく
    とも2列配置され、かつ、列ごとに独立して、マニホー
    ルド部を有することを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載のノズル。
  8. 【請求項8】塗布対象物に塗液を塗布するためのノズル
    であって、吐出孔の配列方向、および、吐出孔の軸方向
    に対し垂直な方向に2つのブロックを重ね合わせたもの
    からなり、内部にマニホールド部を有するとともに、2
    つのブロックの重ね合わせ面にマニホールド部と外部と
    を連通する複数の貫通道をブロックの重ね方向とは垂直
    な方向に設けることにより吐出孔を形成し、かつ、2つ
    のブロックの少なくとも1つはセラミックスであること
    を特徴とするノズル。
  9. 【請求項9】塗布対象物に塗液を塗布するためのノズル
    であって、2つのブロックの間に板状シムを重ね合わせ
    たものからなり、内部にマニホールド部を有するととも
    に、板状シムにマニホールド部と外部とを連通する複数
    のスリットをブロックの長手方向に設けることにより吐
    出孔を形成し、かつ、2つのブロックと板状シムの少な
    くとも1つがセラミックスであることを特徴とするノズ
    ル。
  10. 【請求項10】塗布対象物に塗液を塗布するためのノズ
    ルであって、マニホールド部を有する部材と、吐出孔を
    有する部材とが接合されたものからなり、かつ、吐出孔
    を有する部材がセラミックスであるか、または、セラミ
    ックス皮膜によりコーティングされていることを特徴と
    するノズル。
  11. 【請求項11】吐出孔を有する部材に補強材が貼られて
    いることを特徴とする請求項10に記載のノズル。
  12. 【請求項12】吐出孔を有する部材の吐出孔が開口して
    いる領域は平行度0.1mm以下の板状体であることを
    特徴とする請求項10または11に記載のノズル。
  13. 【請求項13】吐出孔の内壁の表面粗さの最大高さRm
    axが2μm以下であることを特徴とする請求項1ない
    し12のいずれかに記載のノズル。
  14. 【請求項14】基材を固定するテーブルと、基材に対面
    して設けられ、基材に所定量の塗液を吐出するノズル
    と、テーブルとノズルを3次元的に相対移動させる移動
    手段とを備えた基材への塗液の塗布装置において、ノズ
    ルに、請求項1ないし13のいずれかに記載のノズルを
    用いたことを特徴とする塗液の塗布装置。
  15. 【請求項15】表面に一方向にストライプ状に凹凸部が
    形成されている凹凸基材を固定するテーブルと、凹凸基
    材の凹凸部に対面して設けられ、凹部に所定量の塗液を
    吐出するノズルと、テーブルとノズルを3次元的に相対
    移動させる移動手段とを備えた凹凸基材への塗液の塗布
    装置において、ノズルに、請求項1ないし13のいずれ
    かに記載のノズルを用いたことを特徴とする、凹凸基材
    への塗液の塗布装置。
  16. 【請求項16】基材と、基材に対面して設けられた複数
    の吐出孔を有するノズルとを相対的に移動させ、かつ、
    吐出孔から塗液を吐出し、基材に塗液を塗布する方法で
    あって、ノズルに、請求項1ないし13のいずれかに記
    載のノズルを用いて塗布することを特徴とする塗液の塗
    布方法。
  17. 【請求項17】表面に一方向にストライプ状に凹凸部が
    形成されている凹凸基材と、凹凸基材の凹凸部に対面し
    て設けられた複数の吐出孔を有するノズルとを相対的に
    移動させ、かつ、吐出孔から塗液を吐出し、凹凸基材の
    選択された凹部に塗液を塗布する方法であって、ノズル
    に、請求項1ないし13のいずれかに記載のノズルを用
    いて塗布することを特徴とする、凹凸基材への塗液の塗
    布方法。
  18. 【請求項18】プラズマディスプレイパネル用部材の製
    造方法であって、ストライプ状に隔壁が形成された基板
    と、基板の隔壁のある面に対面して設けられた複数の吐
    出孔を有するノズルとを相対的に移動させ、かつ、吐出
    孔から赤色、緑色、青色のいずれかの色に発光する蛍光
    体粉末を含むペーストを吐出し、ノズルに、請求項1な
    いし13のいずれかに記載のノズルを用いて塗布する工
    程を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    用部材の製造方法。
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