JP2000167213A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000167213A
JP2000167213A JP10345350A JP34535098A JP2000167213A JP 2000167213 A JP2000167213 A JP 2000167213A JP 10345350 A JP10345350 A JP 10345350A JP 34535098 A JP34535098 A JP 34535098A JP 2000167213 A JP2000167213 A JP 2000167213A
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JP
Japan
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control signal
main control
detection signal
peripheral
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Masato Kamimura
正人 上村
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Aruze Corp
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Publication date
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号の出発側から配線部分を含めてその到着
側に至る一連の信号伝達経路の良否チェックを、遊技機
本体をバラバラに分解することなく簡易に行う。 【解決手段】 制御信号伝達手段3により主制御手段1
から送られてくる制御信号を、周辺手段2に対する接続
点以降において外部に取り出す制御信号取出手段4を設
け、この部分に、テスター、オシロスコープ、デジタル
アナライザ等の測定器や、パーソナルコンピュータ、専
用の試験モニター等の検査ツールを接続可能にし、制御
信号のレベル、並び、タイミング等をチェックしたり、
チェック結果と実際の出力手段20の作動とを照合して
確認できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
アレンジボール遊技機、雀球遊技機等のいわゆる弾球遊
技機や、パチスロと称する回胴式遊技機などの遊技機の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種パチンコ遊技機等は、始動口への
入賞の発生といった遊技の進行状況の変化に応じて、液
晶ディスプレイ、CRT、機械式リール等を用いた特別
図柄表示装置を変動表示させたり、ランプやスピーカか
ら独特の演出効果を現出させたりしている。そして、近
年のマイコン技術の進展と遊技者ニーズの高度化に伴
い、益々その出力形態が高度複雑になってきている。
【0003】こうしたことから、一つのマイクロプロセ
ッサの処理負担を減らすため、大当りの判定処理等とい
った遊技の進行を制御する主制御用のメインCPUと、
図柄表示用CPU等、特定の出力手段の制御を受け持つ
一又は二以上のサブCPUに分け、分散処理する遊技機
が主流になっている。通常このような遊技機では、メイ
ンCPUを含む主制御基板と、サブCPUを含む一又は
二以上の周辺制御基板を別個独立に設け、基板間を配線
コード等の信号伝達手段で結び、データの伝送を行って
いる。
【0004】また、基板設置場所のスペース的制約や、
アセンブリ単位での設計を可能にする等の事情から、基
板を機能別に分け、基板間を配線コード等の信号伝達手
段で接続することも広く行われている。更に、始動口ス
イッチ等、遊技の進行に変化をもたらす条件の検知手段
は、その検知を行う場所に設置され、配線コード等の信
号伝達手段により主制御基板に結んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の遊
技機は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する
法律(昭和23年7月10日法律第122号)の規制対
象でもある。こうしたことから、主制御基板や周辺制御
基板等の遊技の主要部分は、外部からの衝撃や不正を防
止するために例えば基板ケースの内部に納めて封印等を
しており、外的要因による障害を防止する措置が講じら
れている。
【0006】この一方、基板ケース内の電子部品と異な
り、配線コード等の信号伝達手段は外部に引き回され、
むき出しの状態になっている場合が多い。勿論、配線コ
ード等は被覆され、導体が露出しているわけではない。
また、適宜その途中部分は中継基板にまとめられたり、
ハーネスやケーブルクランプ等により保持され、単独で
長尺な電線が宙ぶらになっていることは少ない。
【0007】しかし、製造過程においてさまざまな部品
を取り付ける際、例えば基板下面に飛び出したICの
脚、鋭利な工具、作業環境下での各種突起物等により、
配線部分の被覆が破られてショートや断線等を起こす恐
れがある。また、持ち運びや輸送時等の不用意な取り扱
いにより、配線部分が引きちぎられる恐れもある。更
に、配線コード等の信号伝達手段は外部から簡単に触る
ことができるため、いたずらや所謂ゴトと称する不正行
為により、障害を受ける恐れもある。
【0008】本発明では、配線コード等の信号伝達手段
が損傷や障害を受け易い点に着目し、信号の出発側から
配線部分を含めてその到着側に至る一連の信号伝達経路
の良否チェックを、遊技機本体をバラバラに分解したり
することなく簡易に行うことができる遊技機を提供する
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図1に例示するように、遊技の進行を制御する主制御手
段1、この主制御手段からの制御信号を入力して制御対
象となる出力手段20を作動させる周辺手段2、これら
主制御手段と周辺手段とを結ぶ制御信号伝達手段3を含
む遊技機において、前記制御信号伝達手段により送られ
てくる制御信号を前記周辺手段に対する接続点以降にお
いて外部に取り出す制御信号取出手段4を設けた。
【0010】制御対象となる出力手段20は、液晶ディ
スプレイ、CRT、機械式リール、ドット式リール等に
数字や絵等の図柄を変動表示させ、大入賞口等を開く大
当りの期待を抱かせる特別図柄表示装置が代表的であ
る。その他、7セグメントLED等に数字や記号等の図
柄を変動表示させ、チューリップ式役物等を開く期待を
抱かせる普通図柄表示装置、遊技領域等に配置するLE
D、LCD、ランプ等の視覚表示装置、効果音、BG
M、エラー音等を出力するスピーカやブザー等の音声出
力装置、賞球或は賞メダルの払出装置などを対象にした
り含めたりしてもよい。
【0011】主制御手段1は、殆ど全ての場合について
少なくとも一つのマイクロプロセッサを具備する。一
方、周辺手段2は、特別図柄表示装置の制御といった複
雑な制御を担う場合は少なくとも一つのマイクロプロセ
ッサを具備するが、制御対象となる出力手段20が比較
的簡易なものであり、専らスペース的配慮から基板を分
けたような場合、マイクロプロセッサは必ずしも具備し
ない。すなわち、周辺手段2は単に主制御手段1からの
制御信号を出力手段20に受け渡す役目を担うだけでも
よい。
【0012】制御信号伝達手段3は、1本又は複数の配
線コード、フラットケーブル、フレキシブルプリント配
線基板などで構成される。制御信号取出手段4は、構造
的には、コネクタやソケット等による端子タイプのも
の、基板上に設けるピンやランド等による直出しタイプ
のものなどを含む。その取り出し位置は、周辺手段2に
対する接続点となる入力コネクタの部分、これから延び
る基板上のパターン部分、周辺手段2に具備するCPU
のI/O部分等が含まれる。
【0013】請求項2記載の発明は、パチンコ遊技機を
対象とし、中でも特に遊技者の利益に大きく影響する重
要部分の配線チェックを行うことを目的とするものであ
り、制御対象となる出力手段20は、大当り図柄と外れ
図柄を含む複数の図柄を変動表示させる特別図柄表示装
置、周辺手段2は、前記特別図柄表示装置を制御する表
示制御装置から成るものとした。
【0014】請求項3記載の発明は、図2に例示するよ
うに、遊技の進行に変化をもたらす条件を検知する検知
手段5、この検知手段からの検知信号に基づいて遊技の
進行を制御する主制御手段1、これら検知手段と主制御
手段とを結ぶ検知信号伝達手段6を含む遊技機におい
て、前記検知信号伝達手段により送られてくる検知信号
を前記主制御手段に対する接続点以降において外部に取
り出す検知信号取出手段7を設けた。
【0015】検知手段5は、例えばパチンコ遊技機であ
れば、大入賞口を開く大当りか否かの抽選を起動するた
めの始動口スイッチ、チューリップ式役物等を開くか否
かの抽選を起動するためのゲートスイッチ、大当り中の
1ラウンドにおける最大入賞球数を規制するカウントス
イッチ、入賞球検知スイッチなどである。検知信号伝達
手段6や検知信号取出手段7のバリエーションは、制御
信号伝達手段3、制御信号取出手段4についての上記説
明と同様である。
【0016】請求項4記載の発明は、パチンコ遊技機を
対象とし、中でも特に遊技者の利益に大きく影響する重
要部分の配線チェックを行うことを目的とするものであ
り、検知手段5は、遊技者に大きな利益を付与する大当
り制御に関連した検知スイッチから成るものとした。こ
の検知スイッチの範疇には、大当りか否かの抽選を起動
するための始動口スイッチや、大当り中の1ラウンドに
おける最大入賞球数を規制するカウントスイッチが含ま
れる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1と3を組
合せ、ある特定の出力手段20を主制御手段1から制御
する際、主制御手段1を中心とした入出力側双方におい
て配線部分を含めた良否チェックを行おうとするもので
あり、図3に例示するように、遊技の進行に変化をもた
らす条件を検知する検知手段5、この検知手段からの検
知信号に基づいて遊技の進行を制御する主制御手段1、
この主制御手段からの制御信号を入力して制御対象とな
る出力手段20を作動させる周辺手段2、前記主制御手
段と前記周辺手段とを結ぶ制御信号伝達手段3、前記検
知手段と前記主制御手段とを結ぶ検知信号伝達手段6を
含む遊技機において、前記制御信号伝達手段により送ら
れてくる制御信号を前記周辺手段に対する接続点以降に
おいて外部に取り出す制御信号取出手段4と、前記検知
信号伝達手段により送られてくる検知信号を前記主制御
手段に対する接続点以降において外部に取り出す検知信
号取出手段7とを設けた。
【0018】請求項6記載の発明は、パチンコ遊技機を
対象とし、中でも特に遊技者の利益に大きく影響する重
要部分の配線チェックを主制御手段1の入力側及び出力
側双方において行うことを目的とするものであり、制御
対象となる出力手段20は、大当り図柄と外れ図柄を含
む複数の図柄を変動表示させる特別図柄表示装置、周辺
手段2は、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御装
置、検知手段5は、大当り制御に関連した検知スイッチ
から成るものとした。
【0019】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、図1に示
すように、制御信号取出手段4からの信号を検査するだ
けで容易に制御信号伝達手段3の良否チェックが行え
る。すなわち、制御信号取出手段4は、制御信号伝達手
段3の周辺手段2に対する接続点以降の信号を取り出す
ものであるから、制御信号伝達手段3の全長を完全にカ
バーし、途中のショートや断線の有無を調べることがで
きる。更に、制御信号取出手段4は、外部に信号を取り
出すものであるから、この部分に、テスター、オシロス
コープ、デジタルアナライザ等の測定器を接続したり、
パーソナルコンピュータや専用の試験モニター等の検査
ツールを接続したりして、容易に制御信号のレベルや、
その並び、タイミング等をチェックでき、また、このチ
ェックした制御信号と実際の出力手段20の作動とを照
合して確認することもできる。こうして、主制御手段1
から出た制御信号の良否を制御信号伝達手段3の部分を
含めてチェックでき、損傷や障害に対する検査機能を向
上できる。
【0020】請求項2記載の発明では、パチンコ遊技機
において特に重要な特別図柄表示装置の制御にかかる部
分に用いる制御信号伝達手段3のチェックが容易に行え
る。この場合、制御信号取出手段4から取り出される信
号は、制御信号伝達手段3を介して主制御手段1から送
られてくる制御信号であり、表示制御装置で解読されて
現実のミクロ的な表示信号に展開される前の、コマンド
レベルの情報である。このため、この信号をチェックす
ることにより、遊技機のプログラム仕様書と照らし合わ
せた良否確認が行え、わかりやすい明解な検査が可能と
なる。
【0021】請求項3記載の発明では、図2に示すよう
に、検知信号取出手段7からの信号を検査するだけで容
易に検知信号伝達手段6の良否チェックが行える。すな
わち、検知信号取出手段7は、検知信号伝達手段6の主
制御手段1に対する接続点以降の信号を取り出すもので
あるから、検知信号伝達手段6の全長を完全にカバー
し、途中のショートや断線の有無を調べることができ
る。更に、検知信号取出手段7は、外部に信号を取り出
すものであるから、この部分に、テスター、オシロスコ
ープ、デジタルアナライザ等の測定器を接続したり、パ
ーソナルコンピュータや専用の試験モニター等の検査ツ
ールを接続したりして、容易に検知信号のレベル等をチ
ェックできるし、また、このチェックした検知信号と実
際の検知手段5での検知状況を確認することもできる。
こうして、検知手段5から出た検知信号の良否を検知信
号伝達手段6の部分を含めてチェックでき、損傷や障害
に対する検査機能を向上できる。
【0022】請求項4記載の発明では、パチンコ遊技機
において特に重要な大当り制御に関連した検知スイッチ
の良否チェックが、その検知信号伝達手段6を含めて容
易に行える。大当りが生じると、短期間のうちに大きな
利益が得られることから、従来何かとこの部分の検知ス
イッチに不正を企てるゴト行為が問題となっていたが、
このものでは、主制御手段1上において簡易かつ明確に
良否チェックが行えることから、不正の有無を簡易にチ
ェックできるし、また、不正を働こうとする者に対して
は抑止の効果も得られる。
【0023】請求項5記載の発明では、図3に示すよう
に、検知信号取出手段7から検知信号を、また、制御信
号取出手段4から制御信号をそれぞれ検査することによ
り、主制御手段1を中心とした入出力側双方において信
号伝達手段を含めた良否チェックが容易に行える。この
場合、主制御手段1に入る検知信号に基づいて遊技の進
行が制御され、主制御手段1から出る制御信号を周辺手
段2に入力させて出力手段20を作動させるのであるか
ら、主制御手段1を中心とした入力側と出力側とで一連
の制御に関係する信号をモニターすることができる。し
かも、これら入出力側での信号チェックは何れも各信号
伝達手段6,3を含めた形で行われる。このため、ある
特定の出力手段20に対する一連の制御系の良否チェッ
クを良好に行える。
【0024】請求項6記載の発明では、パチンコ遊技機
において特に重要な大当り制御に関連した一連の制御系
の良否チェックが、主制御手段1の入出力側双方におい
て信号伝達手段6,3を含めて良好に行える。
【0025】
【発明の実施の形態】図4は、本発明を適用するパチン
コ遊技機8であり、ガラス扉8A内方の遊技盤80上に
は、遊技領域を区画すると共に発射球を導くガイドレー
ル81、大部分は省略して描いているが多数の遊技釘8
2、液晶ディスプレイの画面上に左・中・右の3列にわ
たって数字・記号等の特別図柄を変動表示させる特別図
柄表示装置83、その変動表示を起動すると共に左中右
の停止図柄が全て揃う大当りとするか否かの抽選を起動
するチューリップ式役物から成る始動口84、大当り時
に開放する大入賞口85、その左右両側の下入賞口8
6,86、その上方の左右の肩入賞口87,87及び袖
入賞口88,88、盤面サイドランプ89,90、ラン
プ風車91,91、通常風車92,92、通過型の役物
上通路93、同袖通路94,94を備える。特別図柄表
示装置83の上部には、天入賞口95、7セグメントL
EDから成る普通図柄表示装置96、この普通図柄の変
動の機会が重複して発生した場合に最大4回まで記憶す
る普通図柄記憶LED960を備え、左右には、普通図
柄表示装置96を変動表示させる左右ゲート97,98
を、下部には、特別図柄の変動の機会が重複して発生し
た場合に最大4回まで記憶する特別図柄記憶LED83
0を備える。
【0026】遊技盤80の下方には、貸球及び賞球を受
止める上皿99、上皿99がいっぱいになって内部で溢
れた球を受止める下皿100、内蔵する発射ソレノイド
を作動させて遊技球を遊技盤80上の遊技領域に打ち出
す発射ハンドル101を備える。102は、プリペイド
カードユニット即ち所謂CRサンドであり、挿入口10
3に差し込むカードの残度数の範囲内で上皿99に貸球
の供給を受け得るようにしている。こうして、発射ハン
ドル101のレバー104を時計方向に回動させること
により、上皿99から供給される遊技球を遊技盤80上
の遊技領域に打ち出し、大当りの発生を期待しながら遊
技を楽しむことができるようにしている。105は入賞
しなかった球を回収するアウト口である。
【0027】尚、左右ゲート97,98の球通過により
起動される普通図柄の当選時には、始動口84のチュー
リップを所定時間開き、始動入賞の機会を増やしてい
る。その開放時間は長・短二態様あり、開放中に1個等
所定数の始動入賞があると閉じるものである。開放時間
の長短は、発射ソレノイド前方の一対の発射球検知スイ
ッチ右a1及び左a2により発射球を検知し且つ遊技領
域に達しない戻り球を戻り球検知スイッチa3で検知し
ないとき、発射球毎に起動する抽選による当選でプラス
1する入賞条件カウンタの値で決定される。即ち、カウ
ンタ値が所定値以上のとき開放時間を5秒に、所定値未
満のとき0.2秒にしている。入賞条件カウンタは始動
入賞がある度にマイナス1するものである。こうして、
始動入賞の頻度が少ない傾向にあるとき、普通図柄の当
選によるチューリップの最大開放時間を長くし、始動入
賞率を一定に保つ補正機能を構築するようにしている。
【0028】図5は、遊技盤80の裏面の球経路を示
し、一般入賞口を構成する左右の下入賞口86,86、
肩入賞口87,87、袖入賞口88,88、天入賞口9
5に入賞した球は、各流下樋861,862,871,
872,881,882,950を通ってそのまま集合
樋800に開放される。始動口84に入賞した球は、始
動口スイッチb1を通過した後、流下樋840から集合
樋800に開放される。大入賞口85に入賞した球は、
カウントスイッチb2を通過した後、流下樋850から
集合樋800に開放される。集合樋800に集められた
球は、入賞球検知スイッチb3を通過した後、入賞球排
出口801から島側に排出される。アウト口105の球
は、そのまま島側に排出される。
【0029】尚、図5において、b11はアタッカー8
5の開閉モータ、b12は始動口84のチューリップ開
閉ソレノイド、a9,a10は左右ゲート97,98の
球通過を検知して普通図柄表示装置96の変動表示並び
にその当り外れの抽選を起動するゲート左スイッチ及び
同右スイッチである。始動口84及び一般入賞口86,
87,88,95への入賞球1個当たりの賞球数は例え
ば6個、大入賞口85への入賞球1個当たりの賞球数は
例えば15個に設定している。カウントスイッチb2
は、大当り時の1ラウンドにおける最大開放時間30秒
に達する前でも大入賞口85への入賞球数が10個にな
ると大入賞口85を閉じる最大入賞球数の規制機能をも
つと共に、大入賞口85の最大開放時間30秒のうち、
開放当初の5秒間、開放後15秒〜20秒の5秒間に設
定したV入賞タイミングに1球でも入賞があると、次ラ
ウンドへの移行すなわちラウンドの継続を許可するもの
である。尚、一回の大当りで許される最大継続ラウンド
数は16回である。
【0030】図6は、遊技機8の裏機構を示し、島側か
ら補給される球を貯める球タンク910、整列樋92
0、整流用スプロケット930、流下樋940、賞球装
置900等をもつ払出装置9を設けている。賞球装置9
00は、出力手段としてスプロケット型制御部材951
を操作する払出ソレノイド952を具備し、スプロケッ
ト型制御部材951を払出ソレノイド952の可動片9
53で係止させることにより球の払い出しを止め、可動
片953を吸引して制御部材951をフリーにすること
により球の払い出しを行うようにしている。払い出す球
は、それぞれ発光・受光部をもつ上下一対の個数検知ス
イッチ954,955でカウントし、15個や6個とい
った所定の賞球数を得るようにしている。尚、941は
賞球装置900の出口に連続する流下樋、942は上皿
99の満杯時の溢れ球を下皿100に導く分岐樋、98
0は球タンク910の球を抜く球抜き樋である。
【0031】図6において、1は遊技の進行を制御する
主制御手段であり、始動入賞に伴う特別図柄表示装置8
3の変動表示制御や大入賞口85の開放制御、左右ゲー
トの球通過に伴う普通図柄表示装置96の変動表示制御
やチューリップ式役物の開放制御、入賞による賞球払出
制御、その他各種ランプ制御やスピーカからの音響制御
など、各種制御の中核を担う。
【0032】同図6において、2は主制御手段1からの
制御信号を入力して特定の出力手段20を作動させる周
辺手段であり、特別図柄表示装置83を出力手段20と
してこれを制御する液晶コントロール基板から成る表示
制御装置21、普通図柄表示装置96を出力手段20と
してこれに信号を受け渡す普通図柄基板22、賞球装置
900を出力手段20としてこれを制御する枠基板23
を含む。尚、図6では、発射ソレノイド等の発射制御周
りの基板や、信号を中継する中継基板類の図示は省略し
ている。
【0033】図7は、主制御手段1と周辺手段2の接続
関係を明示した概略ブロック図であり、特別図柄或は普
通図柄の変動表示といった遊技の進行に変化をもたらす
条件を検知する各検知手段5は、検知信号伝達手段6を
介して主制御手段1の入力コネクタINに接続してい
る。検知手段5を構成する始動口スイッチb1、カウン
トスイッチb2、入賞球検知スイッチb3、ゲート左ス
イッチa9、ゲート右スイッチa10は、それぞれの配
線コードを第1中継基板601に中継させて主制御手段
1に接続している。同検知手段5を構成する発射球検知
スイッチ右a1、発射球検知スイッチ左a2、戻り球検
知スイッチa3は、それぞれの配線コードを第2中継基
板602に中継させて主制御手段1に接続している。
【0034】主制御手段1の出力コネクタOUTには、
制御信号伝達手段3を介して周辺手段2を構成する表示
制御装置21、普通図柄基板22、枠基板23を接続し
ている。普通図柄基板22に至る制御信号伝達手段3の
途中部は、チューリップ式役物の開閉ソレノイドb1
2、特別図柄記憶LED830と共に第1中継基板60
1に中継させている。大入賞口の開閉モータb11に至
る信号伝達手段の途中部は第3中継基板603に中継さ
せている。尚、図7中、白抜き矢印で示した信号伝達手
段の部分は、フレキシブルフィルムに入出力側の各配線
パターンを印刷等により一体化した1枚のフレキシブル
配線板から成る。
【0035】主制御手段1並びに周辺手段2のうちの表
示制御装置21及び枠基板23には、中央演算処理装置
CPU、リードオンリーメモリROM、ランダムアクセ
スメモリRAMを有するマイクロプロセッサ部分を具備
し、バスラインとデータのやりとりをするI/O部を介
して入力コネクタIN側及び出力コネクタOUT側と結
んでいる。
【0036】図8は、制御信号伝達手段3により送られ
てくる制御信号を表示制御装置21など周辺手段2に対
する接続点以降において外部に取り出す制御信号取出手
段4、又は、検知信号伝達手段6により送られてくる検
知信号を主制御手段1に対する接続点以降において外部
に取り出す検知信号取出手段7の第1具体例を示すもの
である。このものでは、入力コネクタINの部分に信号
取出端子を一体に設け、測定器や検査ツールを接続でき
るようにしている。
【0037】図9は、同じく制御信号取出手段4又は検
知信号取出手段7の第2具体例を示すものであり、この
ものでは、I/O部を構成する例えば入力バッファの出
力部から延びる配線パターンの途中に、ピンを立てた
り、スルーホールやランド等を設けたり、コネクタ等を
取付けたりして、測定器や検査ツールを接続できるよう
にしている。
【0038】図10は、同じく制御信号取出手段4又は
検知信号取出手段7の第3具体例を示すものであり、こ
のものでは、CPUに一旦入力させて出力ポートからス
ルーさせて取り出す信号をモニターできるようにしてお
り、その出力ポートから延びる配線パターンの途中に、
ピンを立てたり、スルーホールやランド等を設けたり、
コネクタ等を取付けたりして、測定器や検査ツールを接
続できるようにしている。
【0039】尚、制御信号取出手段4と検知信号取出手
段7の構造は同じものに統一する必要はなく、例えば、
制御信号取出手段4は図9の構造にするが、検知信号取
出手段7は図8の構造にする等、図8〜10の構造を適
宜混在させて用いてもよい。又、改めて図示しないが、
図8において入力コネクタINから延びる配線パターン
の途中に、ピンを立てたり、スルーホールやランド等を
設けたり、コネクタ等を取付けたりして、測定器や検査
ツールを接続できるようにしてもよい。
【0040】以上のものでは、各種ランプ制御やスピー
カからの音響制御などは省略して説明したが、これらの
制御を主制御手段に対する周辺手段として構築する場
合、これらランプ制御や音響制御の部分にも本発明を適
用できる。また、以上のものでは、パチンコ遊技機への
適用例を示したが、アレンジボール遊技機、雀球遊技機
等の他の弾球遊技機にも同様に適用できるし、又、例え
ば賞メダル払出装置やリール制御装置等を、主制御手段
に対する周辺手段と位置づけることができるため、回胴
式遊技機にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の第1実施形態を示すブロ
ック図。
【図2】同第2実施形態を示すブロック図。
【図3】同第3実施形態を示すブロック図。
【図4】遊技機の正面図。
【図5】同遊技機に具備する遊技盤の裏通路構成図。
【図6】同遊技機の裏機構の構成図。
【図7】主制御手段を中心とした接続関係を示すブロッ
ク図。
【図8】信号取出手段の第1具体例を示すブロック図。
【図9】同第2具体例を示すブロック図。
【図10】同第3具体例を示すブロック図。
【符号の説明】
1;主制御手段 2;周辺手段、20;出力手段 3;制御信号伝達手段 4;制御信号取出手段 5;検知手段 6;検知信号伝達手段 7;検知信号取出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の進行を制御する主制御手段
    (1)、この主制御手段からの制御信号を入力して制御
    対象となる出力手段(20)を作動させる周辺手段
    (2)、これら主制御手段と周辺手段とを結ぶ制御信号
    伝達手段(3)を含む遊技機において、前記制御信号伝
    達手段により送られてくる制御信号を前記周辺手段に対
    する接続点以降において外部に取り出す制御信号取出手
    段(4)を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 制御対象となる出力手段(20)は、大
    当り図柄と外れ図柄を含む複数の図柄を変動表示させる
    特別図柄表示装置、周辺手段(2)は、前記特別図柄表
    示装置を制御する表示制御装置から成る請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技の進行に変化をもたらす条件を検知
    する検知手段(5)、この検知手段からの検知信号に基
    づいて遊技の進行を制御する主制御手段(1)、これら
    検知手段と主制御手段とを結ぶ検知信号伝達手段(6)
    を含む遊技機において、前記検知信号伝達手段により送
    られてくる検知信号を前記主制御手段に対する接続点以
    降において外部に取り出す検知信号取出手段(7)を設
    けたことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 検知手段(5)は、遊技者に大きな利益
    を付与する大当り制御に関連した検知スイッチから成る
    請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技の進行に変化をもたらす条件を検知
    する検知手段(5)、この検知手段からの検知信号に基
    づいて遊技の進行を制御する主制御手段(1)、この主
    制御手段からの制御信号を入力して制御対象となる出力
    手段(20)を作動させる周辺手段(2)、前記主制御
    手段と前記周辺手段とを結ぶ制御信号伝達手段(3)、
    前記検知手段と前記主制御手段とを結ぶ検知信号伝達手
    段(6)を含む遊技機において、前記制御信号伝達手段
    により送られてくる制御信号を前記周辺手段に対する接
    続点以降において外部に取り出す制御信号取出手段
    (4)と、前記検知信号伝達手段により送られてくる検
    知信号を前記主制御手段に対する接続点以降において外
    部に取り出す検知信号取出手段(7)とを設けたことを
    特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 制御対象となる出力手段(20)は、大
    当り図柄と外れ図柄を含む複数の図柄を変動表示させる
    特別図柄表示装置、周辺手段(2)は、前記特別図柄表
    示装置を制御する表示制御装置、検知手段(5)は、大
    当り制御に関連した検知スイッチから成る請求項5記載
    の遊技機。
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