JP2000166895A - Rfコイル、rf磁場形成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置 - Google Patents

Rfコイル、rf磁場形成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置

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JP2000166895A JP10351348A JP35134898A JP2000166895A JP 2000166895 A JP2000166895 A JP 2000166895A JP 10351348 A JP10351348 A JP 10351348A JP 35134898 A JP35134898 A JP 35134898A JP 2000166895 A JP2000166895 A JP 2000166895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RF磁場を効率よく発生するRFコイルおよ
びRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場形成
装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現する。 【解決手段】 被検体を収容した空間にRF磁場を形成
するための電流が流れる電気経路612と、この電気経
路よりも被検体から遠い位置で電気経路612の端を結
ぶ環状の電気経路614とを持つRFコイルを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFコイル(ra
dio frequency coil)、RF磁場形
成装置並びに磁気共鳴撮像方法および装置に関し、特
に、RF磁場を形成するための電流が流れる複数の電気
経路とこれら電気経路の端を結ぶ環状の電気経路とを有
するRFコイルおよびそのようなRFコイルを用いるR
F磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場形成装置
を用いる磁気共鳴撮像方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静磁場の方向が被検体の体軸に垂直な、
いわゆる垂直磁場方式の磁気共鳴撮像装置では、開放的
な静磁場空間を形成するため、RF磁場発生用のRFコ
イルとしては、静磁場発生装置の磁極面と平行なループ
(loop)面を持つRFコイルが用いられる。この種
のRFコイルでは、コイルのループ面に平行な方向にR
F磁場を生じ、静磁場方向に垂直なRF励起用の磁場を
形成するようになっている。
【0003】そのようなRF磁場を生じるRFコイルと
しては、例えば、図17に示すようなものが用いられ
る。同図に示すように、3次元空間において互いに垂直
な3方向をx,y,zとし、z方向を静磁場方向とした
とき、RFコイルは、z方向に距離を隔てた2つのxy
面にそれぞれ形成された2つのループを持つようになっ
ている。2つのループは直列に接続されて一筆書き状の
電気経路を形成している。
【0004】2つのループは、それぞれの中央部におい
てx方向に延びる主経路202,204の対、主経路2
02’,204’の対、それら主経路の両側の連絡経路
206,208,206’,208’およびz方向の連
絡経路210を有する。主経路202〜204’を連絡
経路206〜210で一筆書き的に接続することによ
り、主経路202,204には同じ方向に電流が流れ、
主経路202’,204’にはそれとは逆向きに同じ方
向の電流が流れるようにしている。
【0005】このような関係で主経路202,204お
よび202’,204’にそれぞれ流れる電流により、
図18に示すような磁場がそれぞれ生じ、それらの合成
による磁場がy方向すなわちコイルループ面に平行な方
向に生じる。
【0006】このような構成のRFコイルを2つ用い、
図19に実線および破線でそれぞれ示すように、主経路
同士がxy面内で互いに垂直に交差する関係で組み合わ
せ、2つのコイルに位相が互いに90度異なるRF信号
を供給すると、2つのRFコイルがそれぞれ生じるRF
磁場のベクトル(vector)合成により、xy面に
平行な面内で回転するRF磁場を得ることができる。こ
のような2つのRFコイルの組み合わせからなるRFコ
イルは、クォドラチャ(quadrature)型のR
Fコイルと呼ばれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなRFコイ
ルでは連絡経路の電流によるRF磁場も生じ、この磁場
が主経路によるRF励起用の磁場を減殺するのでRF磁
場発生の効率が悪く、所望の磁場強度を得るのに大きな
励起電力を必要とするという問題があった。
【0008】また、このため、主経路および連絡経路を
流れる電流が大きくなり、被検体の高周波電力吸収すな
わちホールSAR(whole specific a
bsorption rate)が大きくなるという問
題があった。
【0009】さらに、連絡経路が発生するRF磁場は、
RF励起を減殺することに加えて、被検体の局部的な高
周波電力吸収すなわちローカルSAR(local s
pecific absorption rate)を
増加させるという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、RF磁場を効率よく発生するRFコイル
およびRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場
形成装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現す
ることである。
【0011】また、被検体のSARが小さいRFコイル
およびRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場
形成装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の本発明は、被検体を収容した空間にRF磁場
を形成するための電流が流れる放射状の電気経路と、前
記放射状の電気経路よりも前記空間から遠い位置で前記
放射状の電気経路の端を結ぶ環状の電気経路と、を具備
することを特徴とするRFコイルである。
【0013】(2)上記の課題を解決する第2の本発明
は、被検体を収容した空間にRF磁場を形成するための
電流が流れる互いに平行な複数の電気経路と、前記複数
の電気経路の両端部において、前記複数の電気経路より
も前記空間から遠い位置で前記複数の電気経路の端をそ
れぞれ結ぶ環状の電気経路と、を具備することを特徴と
するRFコイルである。
【0014】(3)上記の課題を解決する第3の本発明
は、被検体を収容した空間にRF磁場を形成するための
電流が流れる放射状の電気経路と、前記放射状の電気経
路よりも前記空間から遠い位置で前記放射状の電気経路
の端を結ぶ環状の電気経路と、前記環状の電気経路の中
心から見た方角が互いに90度異なる前記環状の電気経
路の2箇所に位相が互いに90度異なるRF信号をそれ
ぞれ供給するRF信号供給手段と、を具備することを特
徴とするRF磁場形成装置である。
【0015】(4)上記の課題を解決する第4の本発明
は、被検体を収容した空間にRF磁場を形成するための
電流が流れる互いに平行な複数の電気経路と、前記複数
の電気経路の両端部において、前記複数の電気経路より
も前記空間から遠い位置で前記複数の電気経路の端をそ
れぞれ結ぶ環状の電気経路と、前記環状の電気経路の中
心から見た方角が互いに90度異なる前記環状の電気経
路の2箇所に位相が互いに90度異なるRF信号をそれ
ぞれ供給するRF信号供給手段と、を具備することを特
徴とするRF磁場形成装置である。
【0016】(5)上記の課題を解決する第5の本発明
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成し、前記空間
に勾配磁場を形成し、前記空間にRF磁場を形成し、前
記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共
鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法であ
って、前記RF磁場の形成を、(3)に記載のRF磁場
形成装置および(4)に記載のRF磁場形成装置のうち
のいずれかによって行う、ことを特徴とする磁気共鳴撮
像方法である。
【0017】(6)上記の課題を解決する第6の本発明
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成する静磁場形
成手段と、前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成
手段と、前記空間にRF磁場を形成するRF磁場形成手
段と、前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段
と、前記測定手段が測定した磁気共鳴信号に基づいて画
像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装
置であって、前記RF磁場形成手段は、(3)に記載の
RF磁場形成装置および(4)に記載のRF磁場形成装
置のうちのいずれかである、ことを特徴とする磁気共鳴
撮像装置である。
【0018】第1の発明ないし第6の発明のうちのいず
れか1つにおいて、前記環状の電気経路に近接したRF
シールドを設けることが、RF励起効率をさらに高め、
また、SARをさらに低減する点で好ましい。
【0019】また、第1の発明または第3の発明におい
て、前記放射状の電気経路は前記空間を挟んで互いに対
向することがRF磁場強度分布の均一性を良くする点で
好ましい。
【0020】(作用)本発明では、環状の電気経路と被
検体との距離をあけて、環状の電気経路によるRF励起
磁場の減殺効果を少なくする。また、被検体のSARを
低減する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
【0022】図1に示すように、本装置では、静磁場発
生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成する。静磁
場発生部2は、本発明における静磁場形成手段の実施の
形態の一例である。静磁場発生部2は図示しない例えば
永久磁石等の1対の磁気発生器を備えており、それらが
間隔を保って図における上下方向に対向し、その対向空
間に静磁場(垂直磁場)を形成している。なお、磁気発
生器は永久磁石に限らず、超電導電磁石や常電導電磁石
等であって良いのはもちろんである。
【0023】静磁場発生部2の内部空間には勾配コイル
部4,4’および送信コイル部6,6’が設けられ、同
様にそれぞれ間隔を保って上下方向に対向している。勾
配コイル部4,4’および送信コイル部6,6’の間に
は、図示しないRFシールド(shield)が設けら
れている。RFシールドは、例えば銅箔等の導電体で構
成される。送信コイル部6,6’は、本発明のRFコイ
ルの実施の形態の一例である。送信コイル部6,6’に
ついては後にあらためて説明する。
【0024】送信コイル部6,6’が対向する空間に、
被検体8が、撮像テーブル10に搭載されて図示しない
搬送手段により搬入および搬出される。被検体8の体軸
は静磁場の方向と直交する。撮像テーブル10には、被
検体8の撮像部位を囲んで受信コイル部106が取り付
けられている。受信コイル部106は、例えばLスパイ
ン(lumbar spine)撮像用のものであり、
被検体8の腰部を囲むように取り付けられている。な
お、受信コイル部106は、Lスパインばかりでなく、
所望の撮影部位に応じて、それに相当する位置に設置可
能になっている。
【0025】勾配コイル部4,4’には勾配駆動部16
が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,
4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようにな
っている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16
からなる部分は、本発明における勾配磁場形成手段の実
施の形態の一例である。発生する勾配磁場は、スライス
(slice)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相
エンコード(encode)勾配磁場の3種である。
【0026】送信コイル部6,6’には送信部18が接
続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆
動信号を与えてRF磁場を発生させ、それによって、被
検体8の体内のスピン(spin)を励起する。送信コ
イル部6,6’および送信部18からなる部分は、本発
明のRF磁場形成装置の実施の形態の一例である。ま
た、本発明におけるRF磁場形成手段の実施の形態の一
例である。
【0027】受信コイル部106は、励起されたスピン
が発生する磁気共鳴信号を受信する。受信コイル部10
6は受信部20の入力側に接続され、受信信号を受信部
20に入力する。受信部20の出力側はアナログ・ディ
ジタル(analog−to−digital)変換部
22の入力側に接続されている。アナログ・ディジタル
変換部22は受信部20の出力信号をディジタル信号に
変換する。アナログ・ディジタル変換部22の出力側は
コンピュータ(computer)24に接続されてい
る。
【0028】コンピュータ24はアナログ・ディジタル
変換部22からディジタル信号を入力し、図示しないメ
モリ(memory)に記憶する。受信コイル部10
6、受信部20、アナログ・ディジタル変換部22およ
びコンピュータ24からなる部分は、本発明における測
定手段の実施の形態の一例である。
【0029】メモリ内にはデータ(data)空間が形
成される。データ空間はフーリエ(Fourier)空
間を構成する。コンピュータ24は、フーリエ空間のデ
ータを逆フーリエ変換して画像を再構成する。コンピュ
ータ24は、本発明における画像生成手段の実施の形態
の一例である。
【0030】コンピュータ24は制御部30に接続され
ている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続
されている。制御部30は、コンピュータ24から与え
られる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれ
ぞれ制御し、磁気共鳴撮像を実行する。
【0031】コンピュータ24には表示部32と操作部
34が接続されている。表示部32は、コンピュータ2
4から出力される再構成画像および各種の情報を表示す
る。操作部34は、操作者によって操作され、各種の指
令や情報等をコンピュータ24に入力する。
【0032】図2に、送信コイル部6,6’の模式的構
成を示す。同図では、送信コイル部6,6’の主要部を
なすRFコイルの3次元的構成を示す。3次元空間にお
ける互いに垂直な3方向をx,y,zとする。z方向は
静磁場の方向である。同図に示すように、送信コイル部
6はxy面に形成された電気経路を有し、送信コイル部
6’はz方向に隔たった別のxy面に形成された電気経
路を有する。
【0033】送信コイル部6は、円環状の電気経路60
2を有する。電気経路602は、本発明における環状の
電気経路の実施の形態の一例である。円環状の電気経路
602の内側には、中央部から放射状に延びる複数の電
気経路604が設けられている。電気経路604は、本
発明における放射状の電気経路の実施の形態の一例であ
る。放射状の電気経路604の本数は例えば8である。
本数は8に限るものではなく、4の整数倍であって良
い。なお、電気経路604への符号付けは1箇所で代表
する。電気経路604は、それらの一端が電気経路60
2にそれぞれ接続され、他端が中央部の円環状の電気経
路606にそれぞれ接続されている。
【0034】電気経路602上には、その内側の中心か
ら見た方角が互いに90度異なる2つの箇所に、送信部
18からRF信号がそれぞれ供給されるようになってい
る。これら2箇所に供給されるRF信号は位相を互いに
90度異ならせてある。送信部18は、本発明における
RF信号供給手段の実施の形態の一例である。
【0035】送信コイル部6’は、円環状の電気経路6
02’を有する。電気経路602’は、本発明における
環状の電気経路の実施の形態の一例である。円環状の電
気経路602’の内側には、中央部から放射状に延びる
複数の電気経路604’が設けられている。電気経路6
04’は、本発明における放射状の電気経路の実施の形
態の一例である。放射状の電気経路604’の本数は例
えば8である。本数は8に限るものではなく、4の整数
倍であって良い。なお、電気経路604’への符号付け
は1箇所で代表する。電気経路604’は、それらの一
端が電気経路602’にそれぞれ接続され、他端が中央
部の円環状の電気経路606’にそれぞれ接続されてい
る。
【0036】電気経路602’上には、その内側の中心
から見た方角が互いに90度異なる2つの箇所に、送信
部18からRF信号がそれぞれ供給されるようになって
いる。これら2箇所に供給されるRF信号は位相を互い
に90度異ならせてある。送信部18は、本発明におけ
るRF信号供給手段の実施の形態の一例である。
【0037】このような送信コイル部6および6’が鏡
像の関係で対向し、本装置のRFコイルを構成してい
る。送信コイル部6,6’へのRF信号の供給は、例え
ば図3に示すように、送信部18から出力される位相が
互いに90度異なる2つのRF信号を、それぞれパワー
スプリッタ(power splitter)182,
184で等電力に分割して与えることにより行われる。
このようにしてRF信号を供給することは、送信コイル
部6,6’を正確に同一の条件でRF駆動する点で好ま
しい。なお、スプリッタ182,184と送信コイル部
6,6’の間には、必要に応じてそれぞれRFパワーア
ンプ(power amplifier)を設けるよう
にしても良い。
【0038】このように、対向する2つのコイルループ
に共通の信号源からパワーおよび位相が同一なRF信号
を同時に供給しているので、両コイル間の電磁的なカッ
プリングは問題にならない。また、両コイル間の距離が
十分に離れているので静電的なカップリングも問題にな
らない。これによって、周波数特性が優れたRFコイル
を得ることができる。
【0039】両コイルにRF信号を供給する信号線は、
例えば同軸ケーブル(cable)等適宜の信号線で構
成して良く、その配線は自在に引き回すことができる。
したがって、被検体8の搬入の妨げにならないように信
号線を処理することは容易であり、磁場空間の解放性を
阻害しない。
【0040】送信コイル部6の電気回路を図4に示す。
同図に示すように、円環状の電気経路602は放射状の
電気経路604によって区分された各区間に、それぞれ
直列なキャパシタ608を有する。なお、キャパシタ6
08への符号付けは1箇所で代表する。一部のキャパシ
タにはキャパシタンス(capacitance)調整
用の可変キャパシタが並列接続されている。これら可変
キャパシタは、0度位相と90度位相の直交性を正確に
調節するのに用いられる。
【0041】送信部18からの0度位相および90度位
相のRF信号は、中心からの方角が互いに90度異なる
2つの区間において、キャパシタ608の両端にそれぞ
れ印加されるようになっている。
【0042】0度位相のRF信号に着目すると、各電気
経路に流れる電流の比率は図5に示すようになる。すな
わち、外側の環状の電気経路602では、RF信号の給
電が行われる区間およびその反対側の区間では電流比率
が0となり、これらと方角が90度異なる2つの区間で
は電流比率が1となり、その他の区間では電流比率が
0.7となる。内側の環状の電気経路606でも、外側
の電気経路602の各区間に対応する各区間で、それぞ
れ同様な電流比率となる。
【0043】放射状の電気経路604では、環状の電気
経路602において電流比率が0となる2つの区間の両
側に位置する4つの電気経路の電流比率がいずれも0.
7となり、電流比率が1となる2つの区間の両側に位置
する4つの電気経路の電流比率がいずれも0.3とな
る。
【0044】RF信号の1つの極性では、各電気経路に
おける電流の方向は、矢印で示すようになる。すなわ
ち、外側の環状の電気経路602では、電流比率が0の
区間を境にした、図における右側と左側ではそれぞれ反
時計回りおよび時計回りに流れ、内側の環状の電気経路
606ではそれらとそれぞれ反対回りに流れる。放射状
の電気経路604では、上記の電流から分岐した電流
が、中心に関して対称的なもの同士で互いに方向が反対
になるように流れる。
【0045】このような電流が流れるとき、それによっ
て、内側の環状の電気経路606の図における裏側、す
なわち、送信コイル部6’と対面する側には、図6に1
点差線の矢印で示すように、電流比率が1となる電気経
路に垂直な直径方向の磁場が生じる。
【0046】RF信号の他の極性では、電流の方向が上
記とは全て逆になり磁場の方向も逆転する。したがっ
て、送信コイル部6はRF信号に対応したRF磁場を生
じることになる。
【0047】90度位相の電流に着目すると、RF信号
の1つの極性において、各電気経路の電流比率は図7に
示すようになる。RF信号の供給箇所が0度位相の信号
とは空間的に90度異なることにより、図7は図5を反
時計回りに90度回転させたものに相当する。このた
め、RF磁場の方向も、図8に1点差線の矢印で示すよ
うに、図6に示した方向を反時計回りに90度回転させ
た方向となる。
【0048】送信コイル部6が生じるRF磁場は上記2
つのRF磁場のベクトル合成になる。2つのRF磁場は
90度の位相差を持つので、合成のRF磁場はRF信号
の周波数で回転する回転磁場となる。すなわち、送信コ
イル部6はクォドラチャ型のRFコイルとなる。
【0049】送信コイル部6’も同一の回路構成となっ
ており、同様な回転磁場を生じる。ただし、送信コイル
部6’では、各電気経路の電流の向きが、鏡像の関係に
ある送信コイル部6における電気経路とは全て逆になる
ようにしてある。このような電流の向きの逆転は、例え
ば、キャパシタ608の両端に接続する信号線の接続を
逆にすること等により容易に可能である。このようにし
たとき、内側の環状の電気経路606’の直上、すなわ
ち、送信コイル部6と対面する側に生じるRF磁場が、
送信コイル部6による上記の磁場と同方向となり、両者
の和によるRF磁場が形成される。
【0050】これによって、送信コイル部6,6’の間
の空間には、z方向に垂直な面内で回転するRF磁場が
生じる。このRF磁場のz方向の強度プロファイル(p
rofile)は、2つのコイルのRF磁場の加算によ
り、例えば図9に示すように、静磁場の中心(Z/2)
を含む広い範囲で均一性を有するものとなる。
【0051】送信コイル部6,6’の電気経路は、例え
ば導体の箔等で構成される。導体箔で構成した送信コイ
ル部6の回路パターンの一例を図10に示す。同図に示
すように、電気経路602,604および606は全て
例えば銅箔等の導電体で構成される。銅箔の厚みは例え
ば数十μm程度である。電気経路602,604の幅が
例えば数cmないし十数cm程度である。なお、回路パ
ターンは、図示しない支持部材上に構成される。
【0052】円環状の電気経路602は、各区間ごとに
スリット(slit)610を有し、それらスリット6
10の間に、電気経路602を直列に接続するキャパシ
タ608が設けられている。なお、キャパシタ608は
図示を省略する。また、スリット610への符号付けは
1箇所で代表する。
【0053】放射状の電気経路604を幅の広い電流路
としたことにより、隣り合う電気経路604同士の間
で、電流が流れていない部分の比率を、電気経路604
を電線で構成した場合よりもはるかに小さくすることが
できる。これによって、隣り合う電気経路604の中間
での磁場強度の低下を緩和し、磁場強度分布の不均一度
を緩和することができる。
【0054】電気経路606は前述のような円環ではな
く、その中央部を塞いだ円盤状に構成される。これによ
り、電流が円盤全体に分布して流れるので、円環の場合
のように、中心部に電流が流れないことによる中心部で
の磁場の低下がなくなり、磁場形成を適正化することが
できる。
【0055】円環状の電気経路602と放射状の電気経
路604の間には段差が設けられる。すなわち、A−A
断面を図11に示すように、円環状の電気経路602が
放射状の電気経路604よりも静磁場の中心から遠くな
るような段差が設けられる。これによって、静磁場空間
に搬入された被検体8と円環状の電気経路602との距
離があき、円環状の電気経路602によるRF励起磁場
の減殺作用が弱まる。
【0056】このため、所定のRF磁場強度を得るため
の励起電力が低下し、効率の良いRF励起を行うことが
できる。また、それによって電気経路に流れるRF電流
が減少するので、被検体8のホールSARが低下する。
また、被検体8と円環状の電気経路602との距離があ
くことにより、電流の減少と相俟って被検体8のローカ
ルSARが小さくなる。
【0057】送信コイル部6’の回路パターンは、送信
コイル部6と鏡像の関係となるように構成される。この
ため、被検体8と円環状の電気経路602’との距離が
あき、円環状の電気経路602’によるRF励起磁場の
減殺作用が弱まる。したがって、上記と同様に、効率の
良いRF励起を行うことができ、ホールSARおよびロ
ーカルSARを低下させることができる。
【0058】段差を設けたことにより、例えば図12に
示すように、勾配コイル4との間に設けられたRFシー
ルド700と電気経路602との距離が縮まる。このた
め、電気経路602に流れるRF電流のミラー(mir
ror)効果が大きくなる。ミラー効果は、RFシール
ド700に関して電気経路602と対称的な位置に、電
気経路602に流れるRF電流とは逆極性の電流(ミラ
ー電流)が流れたのと等価な状態になることであるか
ら、この効果が強まることによりミラー電流による打ち
消し作用が増加し、電気経路602に流れる電流による
RF磁場が減殺される。したがって、RF励起の効率が
さらに向上し、また、被検体8のホール/ローカルSA
Rが一層低下する。
【0059】図13に、磁気共鳴撮像装置の他の例を示
す。本装置は、本発明の実施の形態の一例である。本装
置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の
一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法
に関する実施の形態の一例が示される。
【0060】図13において、図1に示したものと同様
の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図13
に示すように、本装置は概ね円筒状の静磁場発生部21
を有する。静磁場発生部21は、本発明における静磁場
形成手段の実施の形態の一例である。静磁場発生部21
は例えば超電導電磁石等により構成される。静磁場発生
部21は、その内部空間に静磁場を発生する。静磁場の
方向は被検体8の体軸に平行であり、いわゆる水平磁場
である。
【0061】静磁場発生部21の内部空間に概ね円筒状
の勾配コイル部41が設けられ、その内側にボデイコイ
ル(body coil)部61が設けられている。ボ
デイコイル部61は、本発明のRFコイルの実施の形態
の一例である。勾配コイル部41とボデイコイル部61
の間に図示しないRFシールドが設けられている。ボデ
イコイル部61の内部空間に被検体8が収容される。
【0062】ボデイコイル部61は、送信部18で駆動
されてRF磁場を発生する。また、被検体8から発生す
る磁気共鳴信号を検出して受信部20に入力する。すな
わち、ボデイコイル部61はRF信号の送受信に使用さ
れる。
【0063】図14に、ボデイコイル部61の模式的構
成を示す。同図に示すように、ボデイコイル部61は、
互いに平行な複数の電気経路612を有する。なお、電
気経路への符号付けは1カ所で代表する。電気経路61
2は、本発明における互いに平行な複数の電気経路の実
施の形態の一例である。複数の電気経路612の両端
は、環状の電気経路614,614’でそれぞれ結ばれ
ている。環状の電気経路614,614’は、本発明に
おける環状の電気経路の実施の形態の一例である。
【0064】環状の電気経路614,614’には、複
数の電気経路612の接続点によって構成された各区画
に、図示しないキャパシタが設けられている。環状の電
気経路614,614’のうちいずれか一方において、
その中心からの方角が90度異なる2カ所に図示しない
RF信号の給電部がそれぞれ設けられている。それら給
電部はまたRF信号の取り出し部としても用いられる。
このようなRFコイルはバードケージコイル(bird
cage coil)とも呼ばれる。
【0065】バードケージコイルにおいては、複数の電
気経路612がRF励起磁場の発生に寄与する。両端の
環状の電気経路614,614’は励起磁場の発生に寄
与せずRF電流の帰路として機能する。
【0066】環状の電気経路614,614’の径は、
複数の電気経路612の配列よって形成される筒状空間
の径よりも大きくなっており、それに接続するために電
気経路612の両端は筒状空間の外側に向かって折り曲
げられている。これによって、環状の電気経路614,
614’は、筒状空間に収容される被検体8から電気経
路612よりも遠いものとなる。これによって、環状の
電気経路614,614’による励起磁場の減殺作用が
低下し、励起の効率が良くなる。また、それにって被検
体8のホール/ローカルSARが小さくなる。これらの
効果は、図15に示すように、勾配コイル41との間に
設けられたRFシールド700’への接近によるミラー
効果の増加によって一層促進される。
【0067】本装置の動作を説明する。なお、図1に示
した装置の動作で説明するが、図13に示した装置の動
作も同様になる。本装置の動作は制御部30による制御
の下で進行する。磁気共鳴撮像の具体例の1つとして、
グラディエントエコー(gradient echo)
法による撮像について説明する。なお、磁気共鳴撮像は
グラディエントエコー法に限るものではなく、例えばス
ピンエコー(spinecho)法やEPI(echo
planar imaging)等、他の適宜の手法
で行って良い。
【0068】グラディエントエコー法による撮像には、
例えば図16に示すようなパルスシーケンス(puls
e sequence)が用いられる。パルスシーケン
スは、時間軸tに沿って左から右に進行する。パルスシ
ーケンスの実行は制御部30によって制御される。
【0069】図16の(1)に示すように、α゜パルス
によるRF励起が行われる。上記のようなRFコイルの
構成およびミラー効果によりにより、RF励起が効率よ
く行われ、被検体8のホール/ローカルSARを低く保
ちつつ行われるので、被検体8全体的および局部的な温
度上昇を低く抑えることができる。
【0070】RF励起は広範囲にわたって均一性良く行
われる。RF励起時には、(2)に示すようにスライス
勾配磁場Gsが印加される。これによって、被検体8の
所定の部位のスピンが選択的に励起される。この選択励
起に続いて勾配磁場Gsによりスピンをリフェーズ(r
ephase)する。
【0071】次に、(4)に示すように位相エンコード
勾配磁場Gpにより位相エンコードを行う。次に、読み
出し勾配磁場Grによりスピンのディフェーズ(dep
hase)を行い、次いで勾配磁場の極性を反転して磁
気共鳴信号(グラディエントエコー:gradient
echo)の読み出しを行う。
【0072】このようなパルスシーケンスを所定の繰り
返し時間TR(repetition time)で繰
り返すことにより、逐一グラディエントエコーを収集す
る。TRごとに位相エンコード勾配磁場Gpの大きさが
変更され、複数のビューの磁気共鳴信号がメモリに収集
される。コンピュータ24はメモリに収集したデータに
つき2次元逆フーリエ変換を行い、撮像部位の断層像を
生成する。断層像は表示部32で表示される。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、RF磁場を効率よく発生するRFコイルおよびR
F磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場形成装置
を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現することが
できる。
【0074】また、被検体のSARが小さいRFコイル
およびRF磁場形成装置、並びに、そのようなRF磁場
形成装置を用いる磁気共鳴撮像方法および装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1の装置における送信コイル部の模式的構成
を示す図である。
【図3】図1の装置における送信コイル部の模式的構成
を示す図である。
【図4】図1の装置における送信コイル部の電気回路を
示す図である。
【図5】図1の装置における送信コイル部における電流
分布を示す図である。
【図6】図1の装置における送信コイル部が発生するR
F磁場を示す図である。
【図7】図1の装置における送信コイル部における電流
分布を示す図である。
【図8】図1の装置における送信コイル部が発生するR
F磁場を示す図である。
【図9】図1の装置における送信コイル部が発生するR
F磁場の強度分布を示す図である。
【図10】図1の装置における送信コイル部の電気経路
のパターン一例を示す図である。
【図11】図10に示した電気経路パターンのA−A断
面図である。
【図12】図10に示した電気経路パターンをRFシー
ルドの断面図とともに示すA−A断面図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック
図である。
【図14】図13の装置におけるボデイコイル部の模式
的構成を示す図である。
【図15】図13の装置におけるボデイコイル部をRF
シールドとともに示す模式的構成を示す図である。
【図16】磁気共鳴撮像のパルスシーケンスの一例を示
す模式図である。
【図17】送信コイル部の従来例の模式的構成図であ
る。
【図18】送信コイル部の従来例によるRF磁場の説明
図である。
【図19】送信コイル部の従来例の模式的構成図であ
る。
【符号の説明】
2 静磁場発生部 4,4’,41 勾配コイル部 6,6’ 送信コイル部 61 ボデイコイル部 8 被検体 10 撮像テーブル 106 受信コイル部 16 勾配駆動部 18 送信部 20 受信部 22 アナログ・ディジタル変換部 24 コンピュータ 30 制御部 32 表示部 34 操作部 602〜606,612,614 電気経路 182,184 パワースプリッタ 608 キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C096 AB34 AD10 CC07 CC31 5B057 BA07 BA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を収容した空間にRF磁場を形成
    するための電流が流れる放射状の電気経路と、 前記放射状の電気経路よりも前記空間から遠い位置で前
    記放射状の電気経路の端を結ぶ環状の電気経路と、を具
    備することを特徴とするRFコイル。
  2. 【請求項2】 被検体を収容した空間にRF磁場を形成
    するための電流が流れる互いに平行な複数の電気経路
    と、 前記複数の電気経路の両端部において、前記複数の電気
    経路よりも前記空間から遠い位置で前記複数の電気経路
    の端をそれぞれ結ぶ環状の電気経路と、を具備すること
    を特徴とするRFコイル。
  3. 【請求項3】 被検体を収容した空間にRF磁場を形成
    するための電流が流れる放射状の電気経路と、 前記放射状の電気経路よりも前記空間から遠い位置で前
    記放射状の電気経路の端を結ぶ環状の電気経路と、 前記環状の電気経路の中心から見た方角が互いに90度
    異なる前記環状の電気経路の2箇所に位相が互いに90
    度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段
    と、を具備することを特徴とするRF磁場形成装置。
  4. 【請求項4】 被検体を収容した空間にRF磁場を形成
    するための電流が流れる互いに平行な複数の電気経路
    と、 前記複数の電気経路の両端部において、前記複数の電気
    経路よりも前記空間から遠い位置で前記複数の電気経路
    の端をそれぞれ結ぶ環状の電気経路と、 前記環状の電気経路の中心から見た方角が互いに90度
    異なる前記環状の電気経路の2箇所に位相が互いに90
    度異なるRF信号をそれぞれ供給するRF信号供給手段
    と、 を具備することを特徴とするRF磁場形成装置。
  5. 【請求項5】 被検体を収容した空間に静磁場を形成
    し、前記空間に勾配磁場を形成し、前記空間にRF磁場
    を形成し、前記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記測
    定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴
    撮像方法であって、 前記RF磁場の形成を、 請求項3に記載のRF磁場形成装置および請求項4に記
    載のRF磁場形成装置のうちのいずれかによって行う、
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法。
  6. 【請求項6】 被検体を収容した空間に静磁場を形成す
    る静磁場形成手段と、 前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 前記空間にRF磁場を形成するRF磁場形成手段と、 前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、 前記測定手段が測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を
    生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装置で
    あって、 前記RF磁場形成手段は、 請求項3に記載のRF磁場形成装置および請求項4に記
    載のRF磁場形成装置のうちのいずれかである、ことを
    特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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