JP2000166244A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP2000166244A JP34485898A JP34485898A JP2000166244A JP 2000166244 A JP2000166244 A JP 2000166244A JP 34485898 A JP34485898 A JP 34485898A JP 34485898 A JP34485898 A JP 34485898A JP 2000166244 A JP2000166244 A JP 2000166244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、環流用FET(同期整流用FE
T)を保護できる消費電力の低いDC−DCコンバータ
を提供することを課題とする。 【解決手段】 同期整流手段50に設けられている環流
用FET6のドレーン−ソース端子間に並列接続された
サージクランプ回路10を備え、サージクランプ回路1
0は、クランプ用ダイオード11と基準電圧源12を備
えている。基準電圧源12は、トランス3の2次巻線電
圧を整流平滑して基準電圧Vrを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
技術に関し、特に、同期整流を用いたDC−DCコンバ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DC−DCコンバータの電源高効
率化のために、同期整流手段を用いるのが一般的であ
る。このような従来技術としては、例えば、特許第27
43869号公報に記載の技術がある。すなわち、従来
の同期整流型DC−DCコンバータは、1次巻線および
2次巻線を有するトランスと、このトランスの1次巻線
に供給される電力を周期的にオン・オフするスイッチン
グ手段と、このスイッチング手段がオフとされている間
の指定された期間、トランスの2次巻線の両端の電圧を
制限するクランプ手段と、トランスの2次巻線の出力を
整流する整流手段と、この整流出力を平滑化する平滑化
手段とを備え、整流手段は、トランスの2次巻線の間に
チャンネルが並列接続された環流用の電界効果トランジ
スタと、トランスの2次巻線にチャンネルが直列接続さ
れた同期整流用の電界効果トランジスタとを有し、同期
整流用の電界効果トランジスタのゲートとトランスの2
次巻線の一端との間に第1のコンデンサが第1の波形整
形手段として設けられ、環流用の電界効果トランジスタ
のゲートとトランスの2次巻線の他端との間に第2のコ
ンデンサが第2の波形整形手段として設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同期整
流手段は環流用FETのターンオフが遅いため、ドレイ
ン−ソース間に大きなサージ電圧が発生しFETを破壊
するという問題点があった。
【0004】この問題を解決する従来技術として、例え
ば、スナバー回路によりFETのドレイン−ソース間の
サージやスパイク電圧を全て抵抗とコンデンサで消費さ
せる技術があるが、ロスが大きくなってしまう。また、
耐圧の高いFETを用いれば、高耐圧のFETはオン抵
抗が大きいので、ロスが大きくなる。このため、できる
だけロスが少ないサージ保護回路が求められていた。
【0005】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、環流用FET(同
期整流用FET)を保護できる消費電力の低いDC−D
Cコンバータを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、1次巻線および2次巻線を有するトランス
と、前記トランスの1次巻線に供給される電力を周期的
にオン・オフする主スイッチと、整流出力を平滑化する
平滑化手段とを備え、前記トランスの2次巻線の間にチ
ャンネルが並列接続された環流用FETと、前記トラン
スの2次巻線にチャンネルが直列接続された同期整流用
FETとを有し、前記トランスの2次巻線の出力を整流
する同期整流手段と、前記環流側FETのドレイン−ソ
ース間のサージ電圧をクランプして当該環流側FETを
サージ電圧から保護するサージクランプ回路とを有する
ことを特徴とするDC−DCコンバータに存する。また
本発明の請求項2に記載の要旨は、前記サージクランプ
回路は、前記環流側FETのドレイン−ソース端子間に
並列接続されていることを特徴とする請求項1に記載の
DC−DCコンバータに存する。また本発明の請求項3
に記載の要旨は、前記サージクランプ回路は、マイナス
端が環流側FETのソース端子に接続されており、トラ
ンスの2次巻線電圧を整流平滑して基準電圧を生成する
基準電圧源を有することを特徴とする請求項2に記載の
DC−DCコンバータに存する。また本発明の請求項4
に記載の要旨は、カソードが前記基準電圧源のプラス端
に接続され、アノードが前記環流側FETのドレイン端
子に接続されているクランプ用ダイオードを有すること
を特徴とする請求項2に記載のDC−DCコンバータに
存する。また本発明の請求項5に記載の要旨は、前記環
流側FETは、ソース接地され、ドレイン端子が前記ク
ランプ用ダイオードのアノードに接続され、ソース端子
が基準電圧源のマイナス端に接続され、ゲート端子が前
記整流側FETのドレイン端子(トランスの2次側のマ
イナス端子)に接続され、前記整流側FETは、ドレイ
ン端子が前記環流側FETのソース端子と基準電圧源の
マイナス端に接続され、ゲート端子がトランスの2次側
のプラス端子と前記環流側FETのドレイン端子とに接
続されていることを特徴とする請求項2に記載のDC−
DCコンバータに存する。また本発明の請求項6に記載
の要旨は、前記平滑化手段は、前記クランプ用ダイオー
ドと並列に接続され、平滑コイルと平滑コンデンサを備
え、前記平滑コイルは、一端が前記クランプ用ダイオー
ドのアノードに接続され、他端が前記平滑コンデンサの
一端に接続され、前記平滑コンデンサの他端はトランス
の2次側のマイナス側に接続されていることを特徴とす
る請求項2に記載のDC−DCコンバータに存する。ま
た本発明の請求項7に記載の要旨は、前記基準電圧源
は、前記トランスの2次巻線電圧を倍電圧整流して倍電
圧を発生する倍電圧整流回路と、前記倍電圧に基づい
て、所望の基準電圧を発生するシリーズドロッパーとを
有することを特徴とする請求項3に記載のDC−DCコ
ンバータに存する。また本発明の請求項8に記載の要旨
は、前記基準電圧源は、前記トランスの2次巻線電圧を
倍電圧整流して倍電圧を発生する倍電圧整流回路と、前
記倍電圧に基づいて、所望の基準電圧を発生する分割用
抵抗とを有することを特徴とする請求項3に記載のDC
−DCコンバータに存する。また本発明の請求項9に記
載の要旨は、1次側のスイッチング手段としてアクティ
ブサージクランプ回路を有し、前記アクティブサージク
ランプ回路は、アクティブクランプ用コンデンサ、アク
ティブクランプ用スイッチ及びゲート制御信号源を備
え、前記アクティブクランプ用コンデンサの一端は前記
アクティブクランプ用スイッチのドレイン端子に接続さ
れ、他端は前記トランスの1次側のプラス側に接続さ
れ、前記アクティブクランプ用スイッチのソース端子
は、前記主スイッチのドレイン端子に接続され、ドレイ
ン端子は前記アクティブクランプ用コンデンサの一端に
接続され、ゲート−ソース端子間は前記ゲート制御信号
源の出力端子に接続されていることを特徴とする請求項
3に記載のDC−DCコンバータに存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0008】(第1実施形態)第1実施形態の構成を説
明する。図1は、本発明の同期整流型DC−DCコンバ
ータ100の基本構成を説明するための回路図である。
図2は、図1のDC−DCコンバータ100の各部にお
ける主要波形である。本実施形態の同期整流型のDC−
DCコンバータ100は、同期整流型フォワードコンバ
ータであって、同期整流手段50に設けられている環流
用FET6のドレイン−ソース端子間に並列接続され
た、サージクランプ回路10を備えている。
【0009】一次側の主スイッチ4(nチャネルエンハ
ンスメントMOSトランジスタQ1)は、ソース接地さ
れ、ドレイン端子にトランス3が直列に接続され、ゲー
ト端子にゲート制御信号源2が接続されている。
【0010】サージクランプ回路10は、クランプ用ダ
イオード11と基準電圧源12を備えている。クランプ
用ダイオード11は、カソードが基準電圧源12のプラ
ス端に接続され、アノードがnチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ4のドレイン端子(トランス3
の2次側のプラス端子)に接続されている。基準電圧源
12は、プラス端がクランプ用ダイオード11のカソー
ドに接続され、マイナス端がnチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ4のソース端子(トランス3の
2次側のマイナス端子)に接続されており、トランス3
の2次巻線電圧を整流平滑して基準電圧Vrを生成す
る。
【0011】同期整流手段50{5、6}は、環流用F
ET6(nチャネルエンハンスメントMOSトランジス
タQ4)と同期整流用FET5(nチャネルエンハンス
メントMOSトランジスタQ3)を備えている。
【0012】環流用FET6(nチャネルエンハンスメ
ントMOSトランジスタQ4)は、ソース接地され、ド
レイン端子がクランプ用ダイオード11のアノード(ト
ランス3の2次側のプラス端子)に接続され、ソース端
子が基準電圧源12のマイナス端(トランス3の2次側
出力端子)に接続され、ゲート端子が同期整流用FET
5(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
3)のドレイン端子(トランス3の2次側のマイナス端
子)に接続されている。
【0013】同期整流用FET5(nチャネルエンハン
スメントMOSトランジスタQ3)は、ドレイン端子が
環流用FET6(nチャネルエンハンスメントMOSト
ランジスタQ4)のソース端子と基準電圧源12のマイ
ナス端に接続され、ゲート端子がトランス3の2次側の
プラス端子と環流用FET6(nチャネルエンハンスメ
ントMOSトランジスタQ4)のドレイン端子とに接続
されている。
【0014】平滑手段{7,8}は、クランプ用ダイオ
ード11と並列に接続され、平滑コイル7と平滑コンデ
ンサ8を備えている。平滑コイル7は、一端がクランプ
用ダイオード11のアノード(トランス3の2次側のプ
ラス端子)に接続され、他端が平滑コンデンサ8の一端
に接続されている。平滑コンデンサ8の他端はトランス
3の2次側のマイナス側(基準電圧源12のマイナス
端)に接続されている。
【0015】次に、第1実施形態の動作を説明する。ト
ランス3の1次側の電流をスイッチングする主スイッチ
4(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
1)は、ゲート制御信号源2が生成するゲート電圧波形
VG1によって駆動される。このときの主スイッチ4
(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
1)のスイッチング周期はT、主スイッチ4(nチャネ
ルエンハンスメントMOSトランジスタQ1)のオン時
間はTonである。また時比率DはTon/Tで表される。
【0016】主スイッチ4(nチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ1)がオン状態の時間(オン時
間)にトランス3の2次側に1次側から電力が伝わる。
2次側に伝わった電力は同期整流手段50で整流され、
さらに平滑手段{7,8}で直流に変換されて負荷9に
出力される。
【0017】同期整流手段50の環流用FET6(nチ
ャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ4)のド
レイン−ソース間に出力電圧Voを自比率Dで割った電
圧振幅Vo/Dの矩形波VQ4が印加されている。さら
に、矩形波VQ4には、サージ電圧VQ4(peak)が
発生しており、nチャネルエンハンスメントMOSトラ
ンジスタQ4(主スイッチ4)を破壊する原因となる。
【0018】このサージ電圧VQ4(peak)は時刻
t1で主スイッチ4(nチャネルエンハンスメントMO
SトランジスタQ1)がオンになる瞬間に、環流用FE
T6(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
Q4)と同期整流用FET5(nチャネルエンハンスメ
ントMOSトランジスタQ3)が一瞬同時にオンするた
め、環流用FET6(nチャネルエンハンスメントMO
SトランジスタQ4)と同期整流用FET5(nチャネ
ルエンハンスメントMOSトランジスタQ3)を通して
トランス3の2次側に短絡電流が流れ、そのエネルギー
がサージ電圧VQ4(peak)となって現れたもので
ある。通常、VQ4(peak)はVQ4のおおよそ2倍
以上の電圧値である。
【0019】このVQ4(peak)を抑えるために、
クランプ用ダイオード11と基準電圧源12を備えたサ
ージクランプ回路10を同期整流手段50に並列に接続
している。基準電圧源12の基準電圧Vrは矩形波VQ
4の振幅Vo/Dの値より大きく、環流用FET6(n
チャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ4)の
絶対最大定格電圧VDSS以下に設定する。振幅Vo/
Dと基準電圧Vrと絶対最大定格電圧VDSSは次の関
係にある。
【0020】 Vo/D<Vr<VDSS (式1)
【0021】以上第1実施形態によれば、サージクラン
プ回路10で環流用FET6(同期整流用FET)を保
護するため、従来のようなスナバー回路によるサージ吸
収回路や耐圧の高いFETを省略できるので消費電力の
低減化を図ることができ、電源の高効率化を図ることが
できる。
【0022】(第2実施形態)第2実施形態のDC−D
Cコンバータ100を説明する。図3は、倍電圧整流回
路とシリーズドロッパー17とを組み合わせて構成した
基準電圧源12の具体回路である。図3に示すDC−D
Cコンバータ100では、図2に示す矩形波VQ4の振
幅Vo/Dより大きくするために、基準電圧源12内の
倍電圧整流回路を用いてトランス3の2次巻線電圧を倍
電圧整流して2Vo/Dを作り、基準電圧源12内のシ
リーズドロッパー17に倍電圧2Vo/Dを与えて所望
の基準電圧Vrを発生させている。
【0023】以上第2実施形態によれば、サージクラン
プ回路10で環流用FET6(同期整流用FET)を保
護するため、従来のようなスナバー回路によるサージ吸
収回路や耐圧の高いFETを省略できるので消費電力の
低減化を図ることができ、電源の高効率化を図ることが
できる。
【0024】(第3実施形態)第3実施形態のDC−D
Cコンバータ100を説明する。図4は、倍電圧整流回
路と抵抗分割回路とを組み合わせて構成した基準電圧源
12の具体回路である。図4に示す基準電圧源12で
は、図2に示す矩形波VQ4の振幅Vo/Dより大きく
するために、基準電圧源12内の倍電圧整流回路を用い
てトランス3の2次巻線電圧を倍電圧整流して2Vo/
Dを作り、基準電圧源12内の分割用抵抗18,19に
倍電圧2Vo/Dを与えて所望の基準電圧Vrを発生さ
せている点に特徴を有している。
【0025】以上説明したように、第3実施形態によれ
ば、Vo/Dを最適にすれば、倍電圧整流回路が不要と
なり、基準電圧源回路の簡素化が図れる。また、サージ
クランプ回路10で環流用FET6(同期整流用FE
T)を保護するため、従来のようなスナバー回路による
サージ吸収回路や耐圧の高いFETを省略できるので消
費電力の低減化を図ることができ、電源の高効率化を図
ることができる。
【0026】(第4実施形態)第4実施形態のDC−D
Cコンバータ100を説明する。図5は、補助巻線を用
いて構成した基準電圧源12の具体回路である。図5の
DC−DCコンバータ100では、トランス3に別巻線
を設け、この別巻線を介して取り出した電圧を基準電圧
源12に与えて所望の基準電圧Vrを発生させている点
に特徴を有している。
【0027】以上説明したように、第4実施形態によれ
ば、別巻線の巻き数を最適にすれば、倍電圧整流回路が
不要となり、基準電圧源回路の簡素化が図れる。また、
サージクランプ回路10で環流用FET6(同期整流用
FET)を保護するため、従来のようなスナバー回路に
よるサージ吸収回路や耐圧の高いFETを省略できるの
で消費電力の低減化を図ることができ、電源の高効率化
を図ることができる。
【0028】(第5実施形態)第5実施形態のDC−D
Cコンバータ100を説明する。図6は、1次側にアク
ティブサージクランプ回路を用いたDC−DCコンバー
タ100の基本構成を説明するための回路図である。図
6のDC−DCコンバータ100は、1次側のスイッチ
ング回路にアクティブサージクランプ回路のような2石
のスイッチング回路を設けた点に特徴を有している。ア
クティブサージクランプ回路は、アクティブクランプ用
コンデンサ21、アクティブクランプ用スイッチ22
(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
2)、ゲート制御信号源20を備えている。
【0029】アクティブクランプ用コンデンサ21の一
端はアクティブクランプ用スイッチ22(nチャネルエ
ンハンスメントMOSトランジスタQ2)のドレイン端
子に接続され、他端はトランス3の1次側のプラス側
(入力電源1のプラス側)に接続されている。アクティ
ブクランプ用スイッチ22(nチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ2)のソース端子は、主スイッ
チ4(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
Q1)のドレイン端子に接続され、ドレイン端子はアク
ティブクランプ用コンデンサ21の一端に接続され、ゲ
ート−ソース端子間はゲート制御信号源20の出力端子
に接続されている。
【0030】第5実施形態のように1次側のスイッチン
グ回路にもアクティブサージクランプ回路のような2石
のスイッチング回路を用いた場合も、アクティブサージ
クランプ回路のスイッチング条件を最適にすれば、倍電
圧整流回路が不要となり、基準電圧源回路の簡素化が図
れる。また、サージクランプ回路10で環流用FET6
(同期整流用FET)を保護するため、従来のようなス
ナバー回路によるサージ吸収回路や耐圧の高いFETを
省略できるので消費電力の低減化を図ることができ、電
源の高効率化を図ることができる。
【0031】なお、本実施の形態においては、本発明は
DC−DCコンバータに限定されず、本発明を適用する
上で好適なスイッチング電源装置に適用することができ
る。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施
の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、
位置、形状等にすることができる。また、各図におい
て、同一構成要素には同一符号を付している。
【0032】
【発明の効果】本発明は、サージクランプ回路を用いて
環流用FET(同期整流用FET)を保護するため、従
来のようなスナバー回路によるサージ吸収回路や耐圧の
高いFETを省略できるので消費電力の低減化を図るこ
とができ、電源の高効率化を図ることができるといった
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期整流型DC−DCコンバータの基
本構成を説明するための回路図である。
【図2】図1のDC−DCコンバータの各部における主
要波形である。
【図3】倍電圧整流回路とシリーズドロッパーとを組み
合わせて構成した基準電圧源の具体回路である。
【図4】倍電圧整流回路と抵抗分割回路とを組み合わせ
て構成した基準電圧源の具体回路である。
【図5】補助巻線を用いて構成した基準電圧源の具体回
路である。
【図6】1次側にアクティブサージクランプ回路を用い
たDC−DCコンバータの基本構成を説明するための回
路図である。
【符号の説明】
1…入力電源 2…ゲート制御信号源 3…トランス 4…主スイッチ(nチャネルエンハンスメントMOSト
ランジスタQ1) 5…同期整流用FET(同期整流手段)(nチャネルエ
ンハンスメントMOSトランジスタQ3) 6…環流用FET(同期整流手段)(nチャネルエンハ
ンスメントMOSトランジスタQ4) 7…平滑コイル(平滑手段) 8…平滑コンデンサ(平滑手段) 9…負荷 10…サージクランプ回路 11…クランプ用ダイオード 12…基準電圧源 13…直流カットコンデンサ 14,15…ダイオード 16…平滑コンデンサ 17…シリーズドロッパー 18,19…分割用抵抗 20…ゲート制御信号源 21…アクティブクランプ用コンデンサ 22…アクティブクランプ用スイッチ 50…同期整流手段 100…DC−DCコンバータ Q2…nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
(アクティブクランプ用スイッチ) Q3…nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
(同期整流用FET) Q4…nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
(環流用FET)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月15日(1999.10.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 DC−DCコンバータ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
技術に関し、特に、同期整流を用いたDC−DCコンバ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DC−DCコンバータの電源高効
率化のために、同期整流手段を用いるのが一般的であ
る。このような従来技術としては、例えば、特許第27
43869号公報に記載の技術がある。すなわち、従来
の同期整流型DC−DCコンバータは、1次巻線および
2次巻線を有するトランスと、このトランスの1次巻線
に供給される電力を周期的にオン・オフするスイッチン
グ手段と、このスイッチング手段がオフとされている間
の指定された期間、トランスの2次巻線の両端の電圧を
制限するクランプ手段と、トランスの2次巻線の出力を
整流する整流手段と、この整流出力を平滑化する平滑化
手段とを備え、整流手段は、トランスの2次巻線の間に
チャンネルが並列接続された環流用の電界効果トランジ
スタと、トランスの2次巻線にチャンネルが直列接続さ
れた同期整流用の電界効果トランジスタとを有し、同期
整流用の電界効果トランジスタのゲートとトランスの2
次巻線の一端との間に第1のコンデンサが第1の波形整
形手段として設けられ、環流用の電界効果トランジスタ
のゲートとトランスの2次巻線の他端との間に第2のコ
ンデンサが第2の波形整形手段として設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同期整
流手段は環流用FETのターンオフが遅いため、ドレイ
ン−ソース間に大きなサージ電圧が発生しFETを破壊
するという問題点があった。
【0004】この問題を解決する従来技術として、例え
ば、スナバー回路によりFETのドレイン−ソース間の
サージやスパイク電圧を全て抵抗とコンデンサで消費さ
せる技術があるが、ロスが大きくなってしまう。また、
耐圧の高いFETを用いれば、高耐圧のFETはオン抵
抗が大きいので、ロスが大きくなる。このため、できる
だけロスが少ないサージ保護回路が求められていた。
【0005】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、環流用FET(同
期整流用FET)を保護できる消費電力の低いDC−D
Cコンバータを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
要旨は、1次巻線および2次巻線を有するトランスと、
前記トランスの1次巻線に供給される電力を周期的にオ
ン・オフする主スイッチと、整流出力を平滑化する平滑
化手段とを備え、前記トランスの2次巻線の間にチャン
ネルが並列接続された環流用FETと、前記トランスの
2次巻線にチャンネルが直列接続された同期整流用FE
Tとを有し、前記トランスの2次巻線の出力を整流する
同期整流手段と、前記環流側FETのドレイン−ソース
間のサージ電圧をクランプして当該環流側FETをサー
ジ電圧から保護するサージクランプ回路と、ソース接地
されドレイン端子に前記トランス3直列に接続されゲー
ト端子にゲート制御信号源が接続されたnチャネルエン
ハンスメントMOSトランジスタを備えた一次側の主ス
イッチを有し、前期サージクランプ回路はクランプ用ダ
イオードと基準電圧源を備え、前記クランプ用ダイオー
ドは、カソードが前記基準電圧源のプラス端に接続され
アノードが前記nチャネルエンハンスメントMOSトラ
ンジスタのドレイン端子及び前記トランスの2次側のプ
ラス端子に接続され、前記基準電圧源は、プラス端が前
記クランプ用ダイオードのカソードに接続されマイナス
端が前記nチャネルエンハンスメントMOSトランジス
タのソース端子及び前記トランスの2次側のマイナス端
子に接続されるとともに、前記トランスの2次巻線電圧
を整流平滑して基準電圧を生成し、前記環流用FETの
ドレイン−ソース間に出力電圧をVo、自比率をDと
し、前記主スイッチの前記nチャネルエンハンスメント
MOSトランジスタがオンになる瞬間に前記環流用FE
Tと前記同期整流用FETが一瞬同時にオンするために
当該環流用FETと当該同期整流用FETを通して前記
トランスの2次側に短絡電流が流れた際のエネルギーに
応じて生じるサージ電圧の波高値をVo、前記環流用F
ETの絶対最大定格電圧をVDSS、前記基準電圧をV
rとした場合、前記基準電圧源の前記基準電圧はVo/
Dの値より大きくかつVDSS以下に設定され、Vo/
DとVrとVDSSは、Vo/D<Vr<VDSSの関
係が保たれていることを特徴とするDC−DCコンバー
タに存する。また、請求項2に記載の発明の要旨は、前
記基準電圧源は、前記トランスの2次巻線電圧を倍電圧
整流して倍電圧を発生する倍電圧整流回路と、前記倍電
圧に基づいて所望の基準電圧を発生するシリーズドロッ
パーとを有することを特徴とする請求項1に記載のDC
−DCコンバータに存する。また、請求項3に記載の発
明の要旨は、前記基準電圧源は、前記トランスの2次巻
線電圧を倍電圧整流して倍電圧を発生する倍電圧整流回
路と、前記倍電圧に基づいて所望の基準電圧を発生する
分割用抵抗とを有することを特徴とする請求項2に記載
のDC−DCコンバータに存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0008】(第1実施形態) 第1実施形態の構成を
説明する。図1は、本発明の同期整流型DC−DCコン
バータ100の基本構成を説明するための回路図であ
る。図2は、図1のDC−DCコンバータ100の各部
における主要波形である。本実施形態の同期整流型のD
C−DCコンバータ100は、同期整流型フォワードコ
ンバータであって、同期整流手段50に設けられている
環流用FET6のドレイン−ソース端子間に並列接続さ
れた、サージクランプ回路10を備えている。
【0009】一次側の主スイッチ4(nチャネルエンハ
ンスメントMOSトランジスタQ1)は、ソース接地さ
れ、ドレイン端子にトランス3が直列に接続され、ゲー
ト端子にゲート制御信号源2が接続されている。
【0010】サージクランプ回路10は、クランプ用ダ
イオード11と基準電圧源12を備えている。クランプ
用ダイオード11は、カソードが基準電圧源12のプラ
ス端に接続され、アノードがnチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ4のドレイン端子(トランス3
の2次側のプラス端子)に接続されている。基準電圧源
12は、プラス端がクランプ用ダイオード11のカソー
ドに接続され、マイナス端がnチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ4のソース端子(トランス3の
2次側のマイナス端子)に接続されており、トランス3
の2次巻線電圧を整流平滑して基準電圧Vrを生成す
る。
【0011】同期整流手段50{5、6}は、環流用F
ET6(nチャネルエンハンスメントMOSトランジス
タQ4)と同期整流用FET5(nチャネルエンハンス
メントMOSトランジスタQ3)を備えている。
【0012】環流用FET6(nチャネルエンハンスメ
ントMOSトランジスタQ4)は、ソース接地され、ド
レイン端子がクランプ用ダイオード11のアノード(ト
ランス3の2次側のプラス端子)に接続され、ソース端
子が基準電圧源12のマイナス端(トランス3の2次側
出力端子)に接続され、ゲート端子が同期整流用FET
5(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
3)のドレイン端子(トランス3の2次側のマイナス端
子)に接続されている。
【0013同期整流用FET5(nチャネルエンハン
スメントMOSトランジスタQ3)は、ソース端子が環
流用FET6(nチャネルエンハンスメントMOSトラ
ンジスタQ4)のソース端子と基準電圧源12のマイナ
ス端に接続され、ゲート端子がトランス3の2次側のプ
ラス端子と環流用FET6(nチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ4)のドレイン端子とに接続さ
れている
【0014】平滑手段{7,8}は、クランプ用ダイオ
ード11と並列に接続され、平滑コイル7と平滑コンデ
ンサ8を備えている。平滑コイル7は、一端がクランプ
用ダイオード11のアノード(トランス3の2次側のプ
ラス端子)に接続され、他端が平滑コンデンサ8の一端
に接続されている。平滑コンデンサ8の他端はトランス
3の2次側のマイナス側(基準電圧源12のマイナス
端)に接続されている。
【0015】次に、第1実施形態の動作を説明する。ト
ランス3の1次側の電流をスイッチングする主スイッチ
4(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
1)は、ゲート制御信号源2が生成するゲート電圧波形
VG1によって駆動される。このときの主スイッチ4
(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
1)のスイッチング周期はT、主スイッチ4(nチャネ
ルエンハンスメントMOSトランジスタQ1)のオン時
間はTonである。また時比率DはTon/Tで表される。
【0016】主スイッチ4(nチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ1)がオン状態の時間(オン時
間)にトランス3の2次側に1次側から電力が伝わる。
2次側に伝わった電力は同期整流手段50で整流され、
さらに平滑手段{7,8}で直流に変換されて負荷9に
出力される。
【0017】同期整流手段50の環流用FET6(nチ
ャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ4)のド
レイン−ソース間に出力電圧Voを自比率Dで割った電
圧振幅Vo/Dの矩形波VQ4が印加されている。さら
に、矩形波VQ4には、サージ電圧VQ4(peak)が
発生しており、nチャネルエンハンスメントMOSトラ
ンジスタQ4(主スイッチ4)を破壊する原因となる。
【0018】このサージ電圧VQ4(peak)は時刻
t1で主スイッチ4(nチャネルエンハンスメントMO
SトランジスタQ1)がオンになる瞬間に、環流用FE
T6(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
Q4)と同期整流用FET5(nチャネルエンハンスメ
ントMOSトランジスタQ3)が一瞬同時にオンするた
め、環流用FET6(nチャネルエンハンスメントMO
SトランジスタQ4)と同期整流用FET5(nチャネ
ルエンハンスメントMOSトランジスタQ3)を通して
トランス3の2次側に短絡電流が流れ、そのエネルギー
がサージ電圧VQ4(peak)となって現れたもので
ある。通常、VQ4(peak)はVQ4のおおよそ2倍
以上の電圧値である。
【0019】このVQ4(peak)を抑えるために、
クランプ用ダイオード11と基準電圧源12を備えたサ
ージクランプ回路10を同期整流手段50に並列に接続
している。基準電圧源12の基準電圧Vrは矩形波VQ
4の振幅Vo/Dの値より大きく、環流用FET6(n
チャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ4)の
絶対最大定格電圧VDSS以下に設定する。振幅Vo/
Dと基準電圧Vrと絶対最大定格電圧VDSSは次の関
係にある。
【0020】 Vo/D<Vr<VDSS (式1)
【0021】以上第1実施形態によれば、サージクラン
プ回路10で環流用FET6(同期整流用FET)を保
護するため、従来のようなスナバー回路によるサージ吸
収回路や耐圧の高いFETを省略できるので消費電力の
低減化を図ることができ、電源の高効率化を図ることが
できる。
【0022】(第2実施形態) 第2実施形態のDC−
DCコンバータ100を説明する。図3は、倍電圧整流
回路とシリーズドロッパー17とを組み合わせて構成し
た基準電圧源12の具体回路である。図3に示すDC−
DCコンバータ100では、図2に示す矩形波VQ4の
振幅Vo/Dより大きくするために、基準電圧源12内
の倍電圧整流回路を用いてトランス3の2次巻線電圧を
倍電圧整流して2Vo/Dを作り、基準電圧源12内の
シリーズドロッパー17に倍電圧2Vo/Dを与えて所
望の基準電圧Vrを発生させている。
【0023】以上第2実施形態によれば、サージクラン
プ回路10で環流用FET6(同期整流用FET)を保
護するため、従来のようなスナバー回路によるサージ吸
収回路や耐圧の高いFETを省略できるので消費電力の
低減化を図ることができ、電源の高効率化を図ることが
できる。
【0024】(第3実施形態) 第3実施形態のDC−
DCコンバータ100を説明する。図4は、倍電圧整流
回路と抵抗分割回路とを組み合わせて構成した基準電圧
源12の具体回路である。図4に示す基準電圧源12で
は、図2に示す矩形波VQ4の振幅Vo/Dより大きく
するために、基準電圧源12内の倍電圧整流回路を用い
てトランス3の2次巻線電圧を倍電圧整流して2Vo/
Dを作り、基準電圧源12内の分割用抵抗18,19に
倍電圧2Vo/Dを与えて所望の基準電圧Vrを発生さ
せている点に特徴を有している。
【0025以上説明したように、第3実施形態によれ
ば、サージクランプ回路10で環流用FET6(同期整
流用FET)を保護するため、従来のようなスナバー回
路によるサージ吸収回路や耐圧の高いFETを省略でき
るので消費電力の低減化を図ることができ、電源の高効
率化を図ることができる
【0026】(第4実施形態) 第4実施形態のDC−
DCコンバータ100を説明する。図5は、補助巻線を
用いて構成した基準電圧源12の具体回路である。図5
のDC−DCコンバータ100では、トランス3に別巻
線を設け、この別巻線を介して取り出した電圧を基準電
圧源12に与えて所望の基準電圧Vrを発生させている
点に特徴を有している。
【0027】以上説明したように、第4実施形態によれ
ば、別巻線の巻き数を最適にすれば、倍電圧整流回路が
不要となり、基準電圧源回路の簡素化が図れる。また、
サージクランプ回路10で環流用FET6(同期整流用
FET)を保護するため、従来のようなスナバー回路に
よるサージ吸収回路や耐圧の高いFETを省略できるの
で消費電力の低減化を図ることができ、電源の高効率化
を図ることができる。
【0028】(第5実施形態) 第5実施形態のDC−
DCコンバータ100を説明する。図6は、1次側にア
クティブサージクランプ回路を用いたDC−DCコンバ
ータ100の基本構成を説明するための回路図である。
図6のDC−DCコンバータ100は、1次側のスイッ
チング回路にアクティブサージクランプ回路のような2
石のスイッチング回路を設けた点に特徴を有している。
アクティブサージクランプ回路は、アクティブクランプ
用コンデンサ21、アクティブクランプ用スイッチ22
(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタQ
2)、ゲート制御信号源20を備えている。
【0029】アクティブクランプ用コンデンサ21の一
端はアクティブクランプ用スイッチ22(nチャネルエ
ンハンスメントMOSトランジスタQ2)のドレイン端
子に接続され、他端はトランス3の1次側のプラス側
(入力電源1のプラス側)に接続されている。アクティ
ブクランプ用スイッチ22(nチャネルエンハンスメン
トMOSトランジスタQ2)のソース端子は、主スイッ
チ4(nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
Q1)のドレイン端子に接続され、ドレイン端子はアク
ティブクランプ用コンデンサ21の一端に接続され、ゲ
ート−ソース端子間はゲート制御信号源20の出力端子
に接続されている。
【0030第5実施形態によれば、サージクランプ回
路10で環流用FET6(同期整流用FET)を保護す
るため、従来のようなスナバー回路によるサージ吸収回
路や耐圧の高いFETを省略できるので消費電力の低減
化を図ることができ、電源の高効率化を図ることができ
【0031】なお、本実施の形態においては、本発明は
DC−DCコンバータに限定されず、本発明を適用する
上で好適なスイッチング電源装置に適用することができ
る。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施
の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、
位置、形状等にすることができる。また、各図におい
て、同一構成要素には同一符号を付している。
【0032】
【発明の効果】本発明は、サージクランプ回路を用いて
環流用FET(同期整流用FET)を保護するため、従
来のようなスナバー回路によるサージ吸収回路や耐圧の
高いFETを省略できるので消費電力の低減化を図るこ
とができ、電源の高効率化を図ることができるといった
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期整流型DC−DCコンバータの基
本構成を説明するための回路図である。
【図2】図1のDC−DCコンバータの各部における主
要波形である。
【図3】倍電圧整流回路とシリーズドロッパーとを組み
合わせて構成した基準電圧源の具体回路である。
【図4】倍電圧整流回路と抵抗分割回路とを組み合わせ
て構成した基準電圧源の具体回路である。
【図5】補助巻線を用いて構成した基準電圧源の具体回
路である。
【図6】1次側にアクティブサージクランプ回路を用い
たDC−DCコンバータの基本構成を説明するための回
路図である。
【符号の説明】 1…入力電源 2…ゲート制御信号源 3…トランス 4…主スイッチ(nチャネルエンハンスメントMOSト
ランジスタQ1) 5…同期整流用FET(同期整流手段)(nチャネルエ
ンハンスメントMOSトランジスタQ3) 6…環流用FET(同期整流手段)(nチャネルエンハ
ンスメントMOSトランジスタQ4) 7…平滑コイル(平滑手段) 8…平滑コンデンサ(平滑手段) 9…負荷 10…サージクランプ回路 11…クランプ用ダイオード 12…基準電圧源 13…直流カットコンデンサ 14,15…ダイオード 16…平滑コンデンサ 17…シリーズドロッパー 18,19…分割用抵抗 20…ゲート制御信号源 21…アクティブクランプ用コンデンサ 22…アクティブクランプ用スイッチ 50…同期整流手段 100…DC−DCコンバータ Q2…nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
(アクティブクランプ用スイッチ) Q3…nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
(同期整流用FET) Q4…nチャネルエンハンスメントMOSトランジスタ
(環流用FET) ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月6日(2000.3.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
要旨は、1次巻線および2次巻線を有するトランスと、
前記トランスの1次巻線に供給される電力を周期的にオ
ン・オフする主スイッチと、整流出力を平滑化する平滑
化手段とを備え、前記トランスの2次巻線の間にチャン
ネルが並列接続された環流用FETと、前記トランスの
2次巻線にチャンネルが直列接続された同期整流用FE
Tとを有し、前記トランスの2次巻線の出力を整流する
同期整流手段と、前記環流側FETのドレイン−ソース
間のサージ電圧をクランプして当該環流側FETをサー
ジ電圧から保護するサージクランプ回路と、ソース接地
されドレイン端子に前記トランスに直列に接続されゲー
ト端子にゲート制御信号源が接続されたnチャネルエン
ハンスメントMOSトランジスタを備えた一次側の主ス
イッチを有し、前記サージクランプ回路はクランプ用ダ
イオードと基準電圧源を備え、前記クランプ用ダイオー
ドは、カソードが前記基準電圧源のプラス端に接続され
アノードが前記nチャネルエンハンスメントMOSトラ
ンジスタのドレイン端子及び前記トランスの2次側のプ
ラス端子に接続され、前記基準電圧源は、プラス端が前
記クランプ用ダイオードのカソードに接続されマイナス
端が前記nチャネルエンハンスメントMOSトランジス
タのソース端子及び前記トランスの2次側のマイナス端
子に接続されるとともに、前記トランスの2次巻線電圧
を整流平滑して基準電圧を生成し、前記同期整流手段の
前記環流用FETのドレイン−ソース間に出力電圧Vo
を所定定数Dで割った電圧振幅Vo/Dの矩形波VQ4
が印加され、前記基準電圧源の前記基準電圧Vrは前記
矩形波VQ4の振幅Vo/Dの値より大きく前記環流用
FETの絶対最大定格電圧VDSS以下に設定され、振
幅Vo/Dと基準電圧Vrと絶対最大定格電圧VDSS
においてVo/D<Vr<VDSSの関係が保たれてい
ことを特徴とするDC−DCコンバータに存する。ま
た、請求項2に記載の発明の要旨は、前記基準電圧源
は、前記トランスの2次巻線電圧を倍電圧整流して倍電
圧を発生する倍電圧整流回路と、前記倍電圧に基づいて
所望の基準電圧を発生するシリーズドロッパーとを有す
ることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバ
ータに存する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線および2次巻線を有するトラン
    スと、 前記トランスの1次巻線に供給される電力を周期的にオ
    ン・オフする主スイッチと、 整流出力を平滑化する平滑化手段とを備え、 前記トランスの2次巻線の間にチャンネルが並列接続さ
    れた環流用FETと、前記トランスの2次巻線にチャン
    ネルが直列接続された同期整流用FETとを有し、前記
    トランスの2次巻線の出力を整流する同期整流手段と、 前記環流側FETのドレイン−ソース間のサージ電圧を
    クランプして当該環流側FETをサージ電圧から保護す
    るサージクランプ回路とを有することを特徴とするDC
    −DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記サージクランプ回路は、前記環流側
    FETのドレイン−ソース端子間に並列接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記サージクランプ回路は、 マイナス端が環流側FETのソース端子に接続されてお
    り、トランスの2次巻線電圧を整流平滑して基準電圧を
    生成する基準電圧源を有することを特徴とする請求項2
    に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 カソードが前記基準電圧源のプラス端に
    接続され、アノードが前記環流側FETのドレイン端子
    に接続されているクランプ用ダイオードを有することを
    特徴とする請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記環流側FETは、ソース接地され、
    ドレイン端子が前記クランプ用ダイオードのアノードに
    接続され、ソース端子が基準電圧源のマイナス端に接続
    され、ゲート端子が前記整流側FETのドレイン端子
    (トランスの2次側のマイナス端子)に接続され、 前記整流側FETは、ドレイン端子が前記環流側FET
    のソース端子と基準電圧源のマイナス端に接続され、ゲ
    ート端子がトランスの2次側のプラス端子と前記環流側
    FETのドレイン端子とに接続されていることを特徴と
    する請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記平滑化手段は、前記クランプ用ダイ
    オードと並列に接続され、平滑コイルと平滑コンデンサ
    を備え、 前記平滑コイルは、一端が前記クランプ用ダイオードの
    アノードに接続され、他端が前記平滑コンデンサの一端
    に接続され、 前記平滑コンデンサの他端はトランスの2次側のマイナ
    ス側に接続されていることを特徴とする請求項2に記載
    のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記基準電圧源は、 前記トランスの2次巻線電圧を倍電圧整流して倍電圧を
    発生する倍電圧整流回路と、 前記倍電圧に基づいて、所望の基準電圧を発生するシリ
    ーズドロッパーとを有することを特徴とする請求項3に
    記載のDC−DCコンバータ。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧源は、 前記トランスの2次巻線電圧を倍電圧整流して倍電圧を
    発生する倍電圧整流回路と、 前記倍電圧に基づいて、所望の基準電圧を発生する分割
    用抵抗とを有することを特徴とする請求項3に記載のD
    C−DCコンバータ。
  9. 【請求項9】 1次側のスイッチング手段としてアクテ
    ィブサージクランプ回路を有し、 前記アクティブサージクランプ回路は、アクティブクラ
    ンプ用コンデンサ、アクティブクランプ用スイッチ及び
    ゲート制御信号源を備え、 前記アクティブクランプ用コンデンサの一端は前記アク
    ティブクランプ用スイッチのドレイン端子に接続され、
    他端は前記トランスの1次側のプラス側に接続され、 前記アクティブクランプ用スイッチのソース端子は、前
    記主スイッチのドレイン端子に接続され、ドレイン端子
    は前記アクティブクランプ用コンデンサの一端に接続さ
    れ、ゲート−ソース端子間は前記ゲート制御信号源の出
    力端子に接続されていることを特徴とする請求項3に記
    載のDC−DCコンバータ。
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US9577624B2 (en) 2014-06-17 2017-02-21 Fujitsu Limited Signal conversion circuit and power supply apparatus

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