JP2000166087A - 低消費電力装置 - Google Patents

低消費電力装置

Info

Publication number
JP2000166087A
JP2000166087A JP10340899A JP34089998A JP2000166087A JP 2000166087 A JP2000166087 A JP 2000166087A JP 10340899 A JP10340899 A JP 10340899A JP 34089998 A JP34089998 A JP 34089998A JP 2000166087 A JP2000166087 A JP 2000166087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
voltage
charging
power consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10340899A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Yamahata
勝義 山畑
Tamotsu Aoki
保 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10340899A priority Critical patent/JP2000166087A/ja
Publication of JP2000166087A publication Critical patent/JP2000166087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、単にメイン電源接続をオン・オフし
て2次側の電源供給手段を間欠充電するだけでは、間欠
充電中の負荷電流を十分に高くすることができず、この
ときのメイン電源の効率は、高くはなく、間欠充電中の
効率を高くすることが困難であるという問題を有してい
る。 【解決手段】 本発明では、電源により充電され、電源
オフ時でも動作電源を必要とする回路に対して、電源オ
フ時に動作電源を供給する電源供給手段と、電源オフ時
に動作電源の電圧が所定の電圧値以下になったら電源接
続制御手段によって電源を接続し電源供給手段に対する
充電を行い、充電の完了が検出されたら電源接続制御手
段によって電源を開放し充電を終了させる電源供給手段
の制御手段と、充電電流を、電源オン時の充電電流より
大きくするための切り替え手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカセ
ットレコーダのような電子機器の消費電力を低減させる
ような低消費電力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、ビデオカセットレコーダのよう
な電子機器では、ユーザが電源スイッチを切ることによ
って電源をオフ状態にしても、時刻の表示、タイマー予
約、リモコン信号の受信、スイッチ操作の検出、カセッ
ト挿入検出などのため、機器内部ではマイコンやそれに
付随した回路に対して常時電源が供給され、待機状態と
されていた。
【0003】また、これらに用いられるメイン電源回路
は、このビデオカセットレコーダの動作時の負荷電流に
おいて最大効率が出るように設計されおり、負荷電流が
少ない待機状態(電源オフ時)では、極めて電源効率が
悪くなり、このメイン電源において無駄に電力を消費し
てしまうという問題点があった。
【0004】例えば、マイコンおよびリモコン受光部に
おける本来の消費電力が0.04W程度である場合で
も、メイン電源回路においては、0.7W程度の電力が
消費されてしまう。
【0005】また、このような電子機器は、例えば家庭
においては1日に数時間しか使用されない。
【0006】したがって、他の時間は機器を使用してい
なくてもこの電力が消費されてしまうという問題点があ
った。
【0007】これらの問題点をかなり改善するための低
消費電力装置に関し、以下のような従来例がある。
【0008】特開平9−191569号公報によれば、
機器に対する電源の接続を制御し、電源オフ時には機器
に対する電源の接続を開放する電源接続制御手段と、電
源により充電され、電源オフ時でも動作電源を必要とす
る回路に対して、電源オフ時に動作電源を供給する電源
供給手段と、電源オフ時に動作電源の電圧が第1の電圧
値以下になったら電源接続制御手段によって電源を接続
し電源供給手段に対する充電を行い、充電の完了が検出
されたら電源接続制御手段によって電源を開放し充電を
終了させる電源供給手段の制御手段とを有し、電源オフ
時に動作電源を必要とする回路に対する電源供給の際の
消費電力を低減させることができるという技術が記載さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置にように、単にメイン電源接続をオン・オフして2
次側の電源供給手段を間欠充電するだけでは、間欠充電
中の負荷電流を十分に高くすることができず、このとき
のメイン電源の効率は、負荷電流が少ない待機状態より
は改善されているが、最大効率を得られるほど高くはな
く、間欠充電中の効率を十分高くすることが困難である
という問題を有している。
【0010】実際の例で示すと、おおよそ、下記のよう
な値となっている。すなわち、間欠充電中といえども、
タイマ等の制御システムは、待機状態であり、通常、大
きな動作電流を必要としていない。
【0011】
【表1】
【0012】すなわち、間欠充電中の負荷側での消費電
力は小さく、電源効率も上記の例では8.9%と低い。
本発明は、そのような状況に鑑みてなされたもので、間
欠充電中の効率をさらに改善して、電源オフ時に動作電
源を必要とする回路に対する電源供給の際の消費電力
を、よりいっそう低減させることができるようにするも
のである。本発明は上記従来の課題を解決することを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による請求項1記載の低消費電力装置は、機
器に対する電源の接続を制御し、電源オフ時には上記機
器に対する電源の接続を開放する電源接続制御手段と、
上記電源により充電され、上記電源オフ時でも動作電源
を必要とする回路に対して、上記電源オフ時に上記動作
電源を供給する電源供給手段と、上記電源オフ時に上記
動作電源の電圧が所定の電圧値以下になったら上記電源
接続制御手段によって上記電源を接続し上記電源供給手
段に対する上記充電を行い、上記充電の完了が検出され
たら上記電源接続制御手段によって上記電源を開放し上
記充電を終了させる電源供給手段の制御手段と、上記充
電電流を、上記電源オン時の充電電流より大きくするた
めの切り替え手段と、を具備したことを特徴とする。
【0014】本発明による請求項2記載の低消費電力装
置は、上記電源接続制御手段は、上記電源オフ時に発生
する電源接続指示に基づき上記電源の接続を行うことを
特徴とする。
【0015】本発明による請求項3記載の低消費電力装
置は、電源オンとされたときに、上記電源供給手段の両
端電圧の値にかかわらず上記電源を接続することを特徴
とする。
【0016】本発明による請求項4記載の低消費電力装
置は、上記充電の制御を行う充電制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0017】本発明による請求項5記載の低消費電力装
置は、上記電源供給手段の両端電圧を検出する電圧検出
手段を設け、上記充電の完了の検出は、電圧検出手段の
検出結果に基づくことを特徴とする。
【0018】本発明による請求項6記載の低消費電力装
置は、上記電源供給手段にコンデンサあるいは二次電池
を用いたことを特徴とする。
【0019】本発明による請求項7記載の低消費電力装
置は、上記電源供給手段のコンデンサあるいは二次電池
への充電電流の制御を抵抗で行うことを特徴とする。
【0020】本発明による請求項8記載の低消費電力装
置は、上記切り替え手段は、上記抵抗の値を、上記電源
オン時の値より小さくすることを特徴とする。
【0021】本発明による請求項9記載の低消費電力装
置は、上記抵抗が電源の出力インピーダンスを用いてい
る場合、上記切り替え手段は、より低い出力インピーダ
ンスの電源系統に切り替えることを特徴とする。
【0022】本発明による請求項10記載の低消費電力
装置は、上記切り替え手段は、上記電源供給手段への供
給電圧を、上記電源オン時の充電電流より大きくするた
めに、上記電源オン時の供給電圧より高くすることを特
徴とする。
【0023】本発明による請求項11記載の低消費電力
装置は、上記切り替え手段は、上記電源供給手段への供
給電圧を、上記電源オン時の充電電流より大きくするた
めに、供給電圧の高い系統からの供給に切り替えること
を特徴とする。
【0024】本発明による請求項12記載の低消費電力
装置は、マイコンを有する電子機器の消費電力を低減さ
せるような 低消費電力装置において、機器に対する電
源の接続を制御し、電源オフ時には上記機器に対する電
源の接続を開放する電源接続制御手段と、上記電源によ
り充電され、上記電源オフ時でも動作電源を必要とする
回路に対して、上記電源オフ時に上記動作電源を供給す
る電源供給手段と、上記電源オフ時に上記動作電源の電
圧が第1の電圧値以下になったら上記電源接続制御手段
によって上記電源を接続し上記電源供給手段に対する上
記充電を行い、上記充電の完了が検出されたら上記電源
接続制御手段によって上記電源を開放し上記充電を終了
させる電源供給手段の制御手段と、上記電源供給手段の
両端電圧を検出する電圧検出手段と、を具備し、前記第
1の電圧値を、前記マイコンの動作不定領域の上限値と
前記マイコンの通常動作電圧との間に設定したことを特
徴とする。
【0025】本発明による請求項13記載の低消費電力
装置は、マイコンを有する電子機器の消費電力を低減さ
せるような 低消費電力装置において、機器に対する電
源の接続を制御し、電源オフ時には上記機器に対する電
源の接続を開放する電源接続制御手段と、上記電源によ
り充電され、上記電源オフ時でも動作電源を必要とする
回路に対して、上記電源オフ時に上記動作電源を供給す
る電源供給手段と、上記電源オフ時に上記動作電源の電
圧が第1の電圧値以下になったら上記電源接続制御手段
によって上記電源を接続し上記電源供給手段に対する上
記充電を行い、上記充電の完了が検出されたら上記電源
接続制御手段によって上記電源を開放し上記充電を終了
させる電源供給手段の制御手段と、上記充電電流を、上
記電源オン時の充電電流より大きくするための切り替え
手段と、上記電源供給手段の両端電圧を検出する電圧検
出手段と、を具備し、前記第1の電圧値を、前記マイコ
ンの動作不定領域の上限値と前記マイコンの通常動作電
圧との間に設定したことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例
を、図1から図4に基づいて説明する。
【0027】この発明は、メイン電源に対して、十分大
きい容量を持ち短時間で充電可能な電源供給手段(バッ
クアップ素子)を設け、待機状態である電源オフ時に、
この電源供給手段に対する充電/放電を所定の間隔で繰
り返すことによって、待機状態時に動作するマイコンな
どの回路に対して電源の供給を行うものをベースとして
いる。
【0028】図1は、この発明が適用された電子機器
(この例ではビデオカセットレコーダ、以下VTRと略
す)の構成の一例を概略的に示す。
【0029】なお、この図においては、煩雑さを避ける
ために、この発明の内容とは直接関係の無いオーディオ
/ビデオ信号などの各信号線は省略されている。
【0030】また、従来のVTRは、図1より、電源接
続制御手段101、切り替え手段109、電源供給手段
110、充電制御手段113を除いたもの、あるいは、
特開平9−191569号公報の内容をベースにする
と、切り替え手段109を除いた構成となっている。
【0031】商用電源のアウトレットに接続された電源
プラグ100から電源がこの電子機器に対して供給され
る。この電源が電源接続制御手段101を介してメイン
電源102に供給される。
【0032】供給されたこの電源は、例えばスイッチン
グ電源から成るメイン電源102によって整流および所
定の電圧で以て安定化がなされる。
【0033】メイン電源102で安定化された電源は、
スイッチ103を介してチューナ104、映像処理部1
05、および音声処理部106に対して供給される。ま
た、メイン電源102からの電源は、スイッチ107を
介してメカデッキ108に対して供給される。
【0034】さらに、メイン電源102からの電源は、
切り替え手段109を経由して充電制御手段113、電
源供給手段110に供給される。さらに電源供給手段1
10からの電源は、マイコン111およびリモコン受光
部112に対して供給される。
【0035】なお、例えばマイクロプロセッサから成る
マイコン111は、この機器において、例えばテープ走
行や各信号処理といった、ビデオカセットレコーダのシ
ステム制御を行う。
【0036】リモコン受光部112は、リモートコント
ローラ(図示しない)から例えば赤外線で送信されたコ
ントロールコマンドを受信し、受信した信号をマイコン
111で処理するために適した形式に変換して、マイコ
ン111に送る。
【0037】このマイコン111は、例えばマイクロプ
ロセッサから成り、さらに、マイコン111と外部との
インターフェイスや各種のタイミング発生回路、また、
マイコン111に含まれるこれらの回路を動作させるた
めのクロックを発生する発振回路などが含まれる。
【0038】マイコン111は、機器の操作パネルに配
された電源スイッチ(図示しない)の操作に基づく電源
接続制御手段101の制御やリモコン受光部112から
送られたコントロールコマンドの解読およびこのコマン
ドに基づく制御などを行う。
【0039】また、このマイコン111は、予約録画の
制御やこの機器が有する内部時計の管理も行う。
【0040】なお、請求項における電源接続制御手段
は、電源接続制御手段101に、電源供給手段は、電源
供給手段110に、制御手段は、マイコン111に、切
り替え手段は、切り替え手段109に、各々対応してい
る。
【0041】電源接続制御手段101が導通状態、すな
わち、電源オン状態とされ機器が動作している間は、メ
イン電源102から切り替え手段109、充電制御手段
113を介して電源供給手段110に対して電源が供給
され電源供給手段110が充電される。
【0042】このときの充電電流は、切り替え手段10
9によって、通常の充電電流(例えば8mA)が選択さ
れている。
【0043】上述の操作パネル上の電源スイッチが電源
オフ状態、すなわち、待機状態とされると、マイコン1
11の制御により電源接続制御手段101、スイッチ1
03およびスイッチ107が開放状態とされる。
【0044】すると、電源供給手段110に対する電源
の供給が停止され、電源供給手段110において放電が
開始される。
【0045】電源供給手段110から放電された電荷
は、マイコン111およびリモコン受光部112に対し
て供給され、これらマイコン111およびリモコン受光
部112の電源とされる。
【0046】電源供給手段110の両端の電位は、マイ
コン111によって監視される。電源供給手段110に
よる放電が続き放電電位が所定の値より下がったら、電
源接続制御手段101がマイコン111の制御によって
導通状態とされる。
【0047】すると、電源供給手段110に対して電源
が供給され、電源供給手段110の充電が開始される。
【0048】このときの充電電流は、切り替え手段10
9によって前記の通常の充電電流よりも大きな電流値
(例えば100mA)が選択されている。
【0049】そして、電源供給手段110が十分に充電
されると、再びマイコン111の制御により電源接続制
御手段101が開放状態とされる。
【0050】このとき、電源供給手段110の充電に要
する電力は、通常の充電電流(例えば8mA)時は、
0.45W程度であり、通常の充電電流よりも大きな電
流値(例えば100mA)の時は、0.9W程度であ
り、メイン電源102の電源効率は、およそ8.9%か
ら56%へ改善することができる。
【0051】すなわち、あらたに設けた切り替え手段1
09によって、間欠充電時の電源効率を大幅に改善で
き、当然のことながら、これらを平均化した待機時の所
要電力も、以下のように大幅に低下させることができ
る。
【0052】負荷側でマイコン111及びリモコン受光
部112で必要な電力は、これらに必要な電流を例えば
8mA、電圧を5Vとすると、0.04Wとなる。
【0053】電源の効率が100%なら0.04Wしか
必要ないはずだが、現実はそうならない。
【0054】単位時間を1秒とすると、単位時間当たり
に必要な負荷側のエネルギーは、0.04W×1秒=
0.04W・秒となる。
【0055】これを、従来の通常充電電流(例えば8m
A)で充電したときに1次側で必要とするエネルギー
は、この場合の電源効率を8.9%とすると、0.04
W×1秒÷8.9%=0.45W・秒となる。
【0056】電源接続制御手段101によって、間欠充
電時の電流を例えば100mAに増加させた場合、負荷
側での消費電力は0.5Wとなるが、充電に必要とする
時間は、8/100秒に短縮され、このときに1次側で
必要とするエネルギーは、この場合の電源効率を56%
とすると、0.5W×8/100秒÷56%=0.71
W・秒に低減できる。
【0057】同様に、間欠充電時の電流を例えば800
mAに増加させた場合、負荷側での消費電力は4Wとな
るが、充電に必要とする時間は、8/800秒に短縮さ
れ、このときに1次側で必要とするエネルギーは、この
場合の電源効率を67%とすると、4W×8/800秒
÷67%=0.60W・秒に低減できる。
【0058】ここでは、単位時間を1秒としたが、間欠
充電の周期が1秒となるということではなく、間欠充電
の周期は、あくまで、電源供給手段110の容量と充電
制御手段113からの充電電流とマイコン111、リモ
コン受光部112等による放電電流によって決まるもの
である。
【0059】充電期間の比率は、上記のように充電電流
を増加させると減少する。
【0060】図2は、この発明による低消費電力装置の
構成の一例をより詳細に示す。なお、この図において、
上記の図1と共通する部分については、同一の番号を付
しその詳細な説明は省略する。
【0061】図2の構成は、充電制御手段113として
抵抗を用いたもので、切り替え手段109は、これらの
抵抗118、電源系統A119を切り替えるスイッチ構
成としている。
【0062】また、電源供給手段110は、コンデンサ
あるいは二次電池115で構成している。
【0063】ダイオード116は、コンデンサあるいは
二次電池115に蓄積した電荷をメイン電源102へ逆
流させないものだが、メイン電源102の構成によって
は必ずしも必要としない。
【0064】また、電圧検出手段114を設けており、
これによってコンデンサあるいは二次電池115の電圧
を監視するようになっている。
【0065】電源接続制御手段101が導通状態、すな
わち、電源オン状態とされ機器が動作している間は、通
常の充電電流を抵抗118を選択することによってコン
デンサあるいは二次電池115に供給している。
【0066】電源スイッチが電源オフ状態、すなわち、
待機状態とされると、マイコン111の制御により電源
接続制御手段101、スイッチ103およびスイッチ1
07が開放状態とされる。
【0067】同時に、切り替え手段109がオンし抵抗
117を抵抗118に並列に接続する。
【0068】このとき、コンデンサあるいは二次電池1
15に供給される充電電流は、抵抗117と抵抗118
の並列抵抗値によって決定され、電源オン状態での通常
の充電電流より大きな充電電流を流せることになる。
【0069】ここでは並列型の抵抗値切り替え回路とし
て図示したが、充電電流を増加させる構成であればよ
い。電圧検出手段114は、間欠充電時のコンデンサあ
るいは二次電池115の電圧を監視するものであるが、
A/Dコンパレータ等で構成し、マイコン111の制御
によって、電源オフ状態での放電によってコンデンサあ
るいは二次電池115の電圧が所定の電圧まで低下した
ことを検出し、このときに、電源接続制御手段101を
オンしてコンデンサあるいは二次電池115の充電を起
動する。
【0070】図3は、この発明による低消費電力装置の
構成の他の一例を示す。なお、この図において、上記の
図1と共通する部分については、同一の番号を付しその
詳細な説明は省略する。
【0071】また、電源接続制御手段101等、図1と
共通するブロックも省略している。ここでは、充電電流
を切り替える部分をメイン電源102の中の電源系統の
選択で行っている。
【0072】例えば、電源系統A119とトランス巻線
121の系統と、電源系統B120とトランス巻線12
2の系統を持っていて、トランス巻線122のインピー
ダンスが低く、電源系統B120の電流供給能力が高い
(出力インピーダンスが低い)とする。
【0073】電源オン状態での通常の充電電流は、切り
替え手段109によって電源系統A119、トランス巻
線121から抵抗117、ダイオード116を通してコ
ンデンサあるいは二次電池115に供給している。
【0074】これに対し、電源オフ時は、切り替え手段
109によって電源電圧が同じでも出力インピーダンス
が低い電源系統B120、トランス巻線122に切り替
えてコンデンサあるいは二次電池115を充電する。
【0075】これによって充電電流を通常の場合より間
欠充電時に大きくできる。
【0076】電源系統A119、トランス巻線121と
電源系統B120、トランス巻線122で、今は、出力
インピーダンスが異なることとしたが、電源電圧が異な
っていて間欠充電時に、電源電圧の高い電源系統に切り
替えるようにしてもよい。
【0077】図4は、この発明による低消費電力装置の
構成の他の一例を示す。なお、この図において、上記の
図1と共通する部分については、同一の番号を付しその
詳細な説明は省略する。
【0078】また、電源接続制御手段101等、図1と
共通するブロックも省略している。
【0079】ここでは、電源系統を特に2系統持つ必要
はなく、例えば、電源系統B120、トランス巻線12
2において、トランス巻線122は変わらないが、マイ
コン111からの指示によって電源系統B120からの
出力電圧を可変できるように構成しているもので、電源
オン状態での通常の充電電流は、通常の動作電圧を供給
し、電源オフ時は、マイコン111によって通常の動作
電圧よりも高い電圧に切り替えるようになっている。
【0080】このようにして、間欠充電時の充電電流を
増加させ、電源の効率を大幅に改善できる。
【0081】さらに、電圧検出手段114での検出電圧
を、前記マイコンの動作不定領域の上限値と前記マイコ
ンの通常動作電圧との間に設定することによって、コン
デンサあるいは二次電池115の端子電圧を低く設定
し、充電制御手段113からの充電電流を増加させ、間
欠充電時の電源効率をさらに改善できる。
【0082】すなわち、例えば、メイン電源102から
の充電のための電圧が同じであったとしても、コンデン
サあるいは二次電池115の端子電圧を低く制御すれ
ば、充電のための電位差を拡大でき、間欠充電電流を増
加させることができる。
【0083】なお、上述では、この発明がビデオカセッ
トレコーダに適用されるように説明したが、これはこの
例に限定されるものではない。
【0084】この発明は、電源オフ時に待機状態とな
り、特定の操作や状態の変化にともなって待機状態から
復帰し電源オンとなるような機器であれば、他の電子機
器にも適用できるものである。
【0085】例えば、リモートコントローラによって電
源のオン/オフを指示するようなテレビジョン受像機、
オーディオ機器や、電話やファックス装置等に対してこ
の発明を適用することができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本願請求項1乃至請求項
8に記載の発明に係る低消費電力装置は、上述したよう
な構成としているので、間欠充電中の電流を多くするこ
とによって、間欠充電中の電源の効率をさらに改善し
て、電源オフ時に動作電源を必要とする回路に対する電
源供給の際の消費電力を、よりいっそう低減させること
が可能となる。
【0087】間欠充電時間も、さらに短く出来るので、
ビデオカセットレコーダを外側から見たトータルの消費
電力を殆ど0Wに近くすることができ、機器の消費電力
を大幅に低減することができる効果がある。
【0088】本願請求項9に記載の発明に係る低消費電
力装置は、上述したような構成としているので、間欠充
電のための電源の出力インピーダンスを低くし、充電電
流を高くすることによって、間欠充電中の電源の効率を
さらに改善して、電源オフ時に動作電源を必要とする回
路に対する電源供給の際の消費電力を、よりいっそう低
減させることが可能となる。
【0089】間欠充電時間も、さらに短く出来るので、
ビデオカセットレコーダを外側から見たトータルの消費
電力を殆ど0Wに近くすることができ、機器の消費電力
を大幅に低減することができる効果がある。
【0090】本願請求項10乃至請求項11に記載の発
明に係る低消費電力装置は、上述したような構成として
いるので、間欠充電のための電圧を高くし、充電電流を
高くすることによって、間欠充電中の電源の効率をさら
に改善して、電源オフ時に動作電源を必要とする回路に
対する電源供給の際の消費電力を、よりいっそう低減さ
せることが可能となる。
【0091】間欠充電時間も、さらに短く出来るので、
ビデオカセットレコーダを外側から見たトータルの消費
電力を殆ど0Wに近くすることができ、機器の消費電力
を大幅に低減することができる効果がある。
【0092】本願請求項12乃至請求項13に記載の発
明に係る低消費電力装置は、上述したような構成として
いるので、電源供給手段の電圧を低くすることができ、
そのために、間欠充電のための電位差を高くでき、充電
電流を高く保つことによって、間欠充電中の電源の効率
をさらに改善して、電源オフ時に動作電源を必要とする
回路に対する電源供給の際の消費電力を、よりいっそう
低減させることが可能となる。
【0093】間欠充電時間も、さらに短く出来るので、
ビデオカセットレコーダを外側から見たトータルの消費
電力を殆ど0Wに近くすることができ、機器の消費電力
を大幅に低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低消費電力装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の低消費電力装置の充電電流切り替えの
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の低消費電力装置の充電電流切り替えの
構成の他の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の低消費電力装置の充電電流切り替えの
構成の他の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 電源プラグ 101 電源接続制御手段 102 メイン電源 103 スイッチ 104 チューナ 105 映像処理部 106 音声処理部 107 スイッチ 108 メカデッキ 109 切り替え手段 110 電源供給手段 111 マイコン 112 リモコン受光部 113 充電制御手段 114 電圧検出手段 115 コンデンサあるいは二次電池 116 ダイオード 117 抵抗 118 抵抗 119 電源系統A 120 電源系統B 121 トランス巻線 122 トランス巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA11 CC02 DA07 DA13 FA08 GC05 5G065 AA01 DA06 DA07 EA06 FA01 GA06 GA07 HA01 JA07 KA02 KA06 LA01 MA10 NA01 NA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の消費電力を低減させる低消費
    電力装置において、機器に対する電源の接続を制御し、
    電源オフ時には上記機器に対する電源の接続を開放する
    電源接続制御手段と、 上記電源により充電され、上記電源オフ時でも動作電源
    を必要とする回路に対して、上記電源オフ時に上記動作
    電源を供給する電源供給手段と、 上記電源オフ時に上記動作電源の電圧が所定の電圧値以
    下になったら上記電源接続制御手段によって上記電源を
    接続し上記電源供給手段に対する上記充電を行い、上記
    充電の完了が検出されたら上記電源接続制御手段によっ
    て上記電源を開放し上記充電を終了させる電源供給手段
    の制御手段と、 上記電源オフ時に上記電源から上記電源供給手段へ供給
    される充電電流を、上記電源オン時の充電電流より大き
    くするための切り替え手段と、 を具備したことを特徴とする低消費電力装置。
  2. 【請求項2】 上記電源接続制御手段は、上記電源オフ
    時に発生する電源接続指示に基づき上記電源の接続を行
    うことを特徴とする請求項1記載の低消費電力装置。
  3. 【請求項3】 電源オンとされたときに、上記電源供給
    手段の両端電圧の値にかかわらず上記電源を接続するこ
    とを特徴とする請求項1記載の低消費電力装置。
  4. 【請求項4】 上記充電の制御を行う充電制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の低消費電力装置。
  5. 【請求項5】 上記電源供給手段の両端電圧を検出する
    電圧検出手段を設け、上記充電の完了の検出は、電圧検
    出手段の検出結果に基づくことを特徴とする請求項1記
    載の低消費電力装置。
  6. 【請求項6】 上記電源供給手段にコンデンサあるいは
    二次電池を用いたことを特徴とする請求項1記載の低消
    費電力装置。
  7. 【請求項7】 上記電源供給手段の上記コンデンサある
    いは上記二次電池への充電電流の制御を抵抗で行うこと
    を特徴とする請求項6記載の低消費電力装置。
  8. 【請求項8】 上記切り替え手段は、上記抵抗の値を、
    上記電源オン時の値より小さくすることを特徴とする請
    求項7記載の低消費電力装置。
  9. 【請求項9】 上記抵抗が電源の出力インピーダンスを
    用いている場合、上記切り替え手段は、より低い出力イ
    ンピーダンスの電源系統に切り替えることを特徴とする
    請求項7記載の低消費電力装置。
  10. 【請求項10】 上記切り替え手段は、上記電源供給手
    段への供給電圧を、上記電源オン時の充電電流より大き
    くするために、上記電源オン時の供給電圧より高くする
    ことを特徴とする請求項1記載の低消費電力装置。
  11. 【請求項11】 上記切り替え手段は、上記電源供給手
    段への供給電圧を、上記電源オン時の充電電流より大き
    くするために、供給電圧の高い系統からの供給に切り替
    えることを特徴とする請求項1記載の低消費電力装置。
  12. 【請求項12】 マイコンを有する電子機器の消費電力
    を低減させるような低消費電力装置において、 機器に対する電源の接続を制御し、電源オフ時には上記
    機器に対する電源の接続を開放する電源接続制御手段
    と、 上記電源により充電され、上記電源オフ時でも動作電源
    を必要とする回路に対して、上記電源オフ時に上記動作
    電源を供給する電源供給手段と、 上記電源オフ時に上記動作電源の電圧が第1の電圧値以
    下になったら上記電源接続制御手段によって上記電源を
    接続し上記電源供給手段に対する上記充電を行い、上記
    充電の完了が検出されたら上記電源接続制御手段によっ
    て上記電源を開放し上記充電を終了させる電源供給手段
    の制御手段と、 上記電源供給手段の両端電圧を検出する電圧検出手段
    と、 を具備し、前記第1の電圧値を、前記マイコンの動作不
    定領域の上限値と前記マイコンの通常動作電圧との間に
    設定したことを特徴とする低消費電力装置。
  13. 【請求項13】 マイコンを有する電子機器の消費電力
    を低減させるような低消費電力装置において、 機器に対する電源の接続を制御し、電源オフ時には上記
    機器に対する電源の接続を開放する電源接続制御手段
    と、 上記電源により充電され、上記電源オフ時でも動作電源
    を必要とする回路に対して、上記電源オフ時に上記動作
    電源を供給する電源供給手段と、 上記電源オフ時に上記動作電源の電圧が第1の電圧値以
    下になったら上記電源接続制御手段によって上記電源を
    接続し上記電源供給手段に対する上記充電を行い、上記
    充電の完了が検出されたら上記電源接続制御手段によっ
    て上記電源を開放し上記充電を終了させる電源供給手段
    の制御手段と、 上記充電電流を、上記電源オン時の充電電流より大きく
    するための切り替え手段と、 上記電源供給手段の両端電圧を検出する電圧検出手段
    と、 を具備し、前記第1の電圧値を、前記マイコンの動作不
    定領域の上限値と前記マイコンの通常動作電圧との間に
    設定したことを特徴とする低消費電力装置。
JP10340899A 1998-12-01 1998-12-01 低消費電力装置 Pending JP2000166087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10340899A JP2000166087A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 低消費電力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10340899A JP2000166087A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 低消費電力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000166087A true JP2000166087A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18341344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10340899A Pending JP2000166087A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 低消費電力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000166087A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151341A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Kawaden:Kk 待機回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151341A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Kawaden:Kk 待機回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100378813B1 (ko) 전기 기기의 대기 전력 절감 회로
US6496390B2 (en) Power supply with reduced power consumption in standby mode
JP2958070B2 (ja) テレビジョン装置用のスタンバイ/ラン組合せ電源と制御回路
EP1376841B1 (en) Switched mode power supply and controlling method thereof
JP3449112B2 (ja) 低消費電力装置
JP2009072060A (ja) 最小スタンバイ電力の配分装置及び方法
JP2005124398A (ja) 電力変換集積回路およびプログラミング方法
JP3188875B2 (ja) 電源回路
KR100374819B1 (ko) 대기전원 시스템
JP2004274897A (ja) 省待機電力電源装置
JP2001333546A (ja) 電源装置
US6420860B1 (en) Power supply switching apparatus for facsimile machine
JP2000166087A (ja) 低消費電力装置
JPH11341397A (ja) リモコン待機電源装置
JPH09107678A (ja) 電 源
JPH07170678A (ja) 交流無停電電源装置
KR20010011895A (ko) 가정용 전자제품의 초절전 대기전원장치 및 이를 이용한 가정용 전자제품의 전원공급장치
JP2001161026A (ja) 電子機器
JP2006345285A (ja) 映像機器
JP2000217161A (ja) リモ―トコントロ―ラ用待機時電力供給装置
JP2003333747A (ja) 電子機器の電源装置およびその制御方法
JPH0412788Y2 (ja)
JP2636885B2 (ja) 充電回路
JPH09205730A (ja) 電力供給部および遅延発生方法
JP2000358338A (ja) 電子機器の電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106