JP2000165863A - データ符号化・復号化装置 - Google Patents

データ符号化・復号化装置

Info

Publication number
JP2000165863A
JP2000165863A JP10340897A JP34089798A JP2000165863A JP 2000165863 A JP2000165863 A JP 2000165863A JP 10340897 A JP10340897 A JP 10340897A JP 34089798 A JP34089798 A JP 34089798A JP 2000165863 A JP2000165863 A JP 2000165863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
decoding
audio
added
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10340897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Aoki
和也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10340897A priority Critical patent/JP2000165863A/ja
Publication of JP2000165863A publication Critical patent/JP2000165863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオデータとオーディオデータを復号した
際の同期ずれを少なくする。 【解決手段】 ビデオデータをMPEG方式で符号化
し、オーディオデータをATRAC方式で符号化し、オ
ーディオ信号に復号時のための時間情報を付加する際、
オーディオフレーム毎に、このオーディオフレームの先
頭に当たる符号化前のオーディオデータの先頭が、付加
すべき時間情報の基準となる時間のどの位置に存在する
かを判定する情報を付加する符号化装置と、この情報を
元にビデオデータとオーディオデータを復号する復号装
置からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ符号化・復
号化装置及びデータ符号化・復号化方法に係り、特に映
像データと音声データとの同期ずれの少ない符号化・復
号化装置に好適に利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル化された映像信号は非常に情報
量が多いため、容量に制限がある記録媒体に長時間記録
しようとすると、必然的に高圧縮符号化技術が必要にな
ってくる。
【0003】高圧縮符号化技術の1つに国際符号化標準
のMPEG方式(Moving Picture Ex
part Group)があり、MPEG方式を用いた
AV製品としてDVD(Digital Versat
ile Disc)playerが挙げられる。
【0004】また、音声信号の高圧縮符号化の1つにA
TRAC(Adaptive TRansform A
coustic Coding)があり、ATRAC方
式を用いたAV製品として、MD(Mini Dis
c)playerが挙げられる。
【0005】双方の圧縮技術を用い1つのデータストリ
ームにまとめようとする場合、映像と音声が別々に符号
化されるため、復号時に映像と音声との同期を取って再
生を行うためのタイムスタンプが必要になってくる。
【0006】以下にMPEGのタイムスタンプについて
説明する。図2にMPEG方式のデータストリームの1
つであるプログラムストリームの構成を示す。
【0007】プログラムストリームとは、1つのプログ
ラムを構成するものであり、201は符号化データの1
単位であるパックである。また、203は符号化された
ビデオデータが存在するビデオパケット、204は符号
化されたオーディオデータが存在するオーディオパケッ
ト、205は復号時の基準クロックであるSTC(Sy
stem Time Clock)をセットするための
SCR(System Clock Referenc
e)、206は復号された信号を出力する時間を示すP
TS(PresentationTime Stam
p)、207は圧縮された信号を復号する時間を示すD
TS(Decoding Time Stamp)であ
る。ここで、ビデオパケット中のPTS、DTSはピク
チャーの種類により、必ずしも両方必要であるというわ
けではない。
【0008】復号時の基準クロックとなるSTCは33
ビット幅を持ち、同じ33ビット幅のSCRにてセット
され、90kHzのクロックにて動作をする。33ビッ
トという値は24時間という1日の時間を90kHzで
表現できるよう配慮されている。PTS、DTSもそれ
ぞれ33ビット幅である。
【0009】ここで、NTSCの1フレームは30Hz
(約33msec)であり、PALの1フレームは25
Hz(40msec)であるため、90kHzはそれぞ
れのフレーム周波数の公倍数となっている。このため、
90kHzを単位としたPTS、DTSを正確な値で示
すことができるが、ATRAC方式はサンプリング周波
数が44.1kHzであるため、この周波数で信号処理
された1オーディオフレームに90kHzを単位とした
PTSを付加する場合、多少のずれを生じる。
【0010】上記課題を解決するビデオ、オーディオの
同期方法の1つとして、オーディオのPTSを基準とす
る方法がある。これは、音声は少しでもずれると違和感
が生じるため、音声を最良のタイミングで出力するもの
であり、そのため、SCRでセットされたSTCがオー
ディオフレームのPTSの値と等しくなった時に最初の
オーディオフレームを出力する。
【0011】この場合、先に説明したように、オーディ
オ信号は44.1kHzで信号処理されているため、2
番目以降のオーディオフレームには、前のオーディオフ
レームの再生が終了した後にずれがなく再生されるPT
Sが付加されているとは限らない。そこで、オーディオ
フレームは順番に再生し、再生されたオーディオフレー
ムに付加されたPTSによりSTCをセットしていく。
【0012】ビデオフレームは、このセットされたST
Cに合わせて復号及び表示をするという方法である。
【0013】しかし、オーディオフレームに付加された
PTSによりSTCをセットしていくと、セット前のS
TCとセット後のSTCとの間に誤差が生じるため、ビ
デオフレームの復号、表示の時間に影響してくる。
【0014】これを解決するために、例えばビデオのP
TS>STCであれば同じフレームを2回出力するなど
の遅延処理を施し、ビデオのPTS<STCであればフ
レームを1枚飛ばして出力するなどの促進処理を行う。
ところが、遅延処理、促進処理などは1回の処理に伴う
時間的変化量(例えば、NTSCでは約1/30秒)が
大きいので、促進処理の後に遅延処理が発生し、この後
また促進処理が発生するような悪循環が起こりうる。こ
のような悪循環がおこらないように出力時間にマージン
を設けるなどの対策が特開平9−214351号公報に
開示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような対策を採
っても音声と映像の同期誤差はまだ大きく、使用者に違
和感を与えてしまう場合がある。
【0016】本発明は上記課題を鑑み、これを解決した
データ符号化、復号化装置及びデータ符号化・復号化方
法を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の構成をとる。
【0018】即ち、本発明は、ビデオデータを第1の符
号化方法で符号化する第1の符号化手と、オーディオデ
ータを第2の符号化方法で符号化する第2の符号化手段
と、少なくとも符号化された前記ビデオデータ及びオー
ディオデータ及び前記それぞれのデータを識別できる符
号と復号時に必要な情報を付加し混合するマルチプレッ
クス手段と、前記オーディオ信号に復号時のための時間
情報を付加する際、付加する時間情報を判定する判定手
段と、を有することを特徴とするデータ符号化装置であ
り、ここで、前記判定手段は、時間情報を付加すべきオ
ーディオフレーム毎に、このオーディオフレームの先頭
に当たる符号化前のオーディオデータの先頭が、付加す
べき時間情報の基準となる時間のどの位置に存在するか
を判定する位置判定手段と、時間情報を付加すべきオー
ディオデータの送信時間を、付加すべき時間情報の基準
となる時間で表すための表記手段と、を有してもよく、
更に、前記判定手段は、前記位置判定手段で判定された
結果及び前記表記手段で表わされた結果を記憶しておく
ための記憶手段を有してもよい。
【0019】また、本発明は、前記符号化装置により符
号化されたデータを復号する復号化装置において、少な
くとも前記マルチプレックス手段にて混合されたデータ
を、ビデオデータ及びオーディオデータ及びその他の付
加された情報に分離するデマルチプレックス手段と、ビ
デオデータを復号するためのビデオデータ復号化手段
と、オーディオデータを復号するためのオーディオデー
タ復号化手段と、時間情報を含んだその他の付加された
情報を復号するための付加情報復号化手段と、を有する
ことを特徴とするデータ復号化装置であり、ここで、オ
ーディオデータに付加された時間情報の統計を取り、オ
ーディオデータに付加された時間情報で基準時間をセッ
トする際、この基準時間と誤差の最も少ない時間情報で
セットしてもよく、更に、セットされる前の基準信号と
セットされた後の基準信号の誤差を、垂直同期信号の期
間で吸収してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明の考え方を図を参照
しながら説明し、次に回路構成の実施形態を説明する。
図3は、記録開始時のPTS付加過程と、再生開始時の
再生過程を示した図である。最初に記録開始時のPTS
付加過程について説明する。尚、以下の説明では実際の
信号処理回路での処理時間や伝播遅延時間は考慮しない
ものとする。
【0021】301は記録開始直後の90kHz単位で
の時間的経過を示し、t0でビデオデータの記録が開始
される。また、302はMPEGエンコーダでエンコー
ドされたビデオデータ、303はオーディオの信号処理
に使用される44.1kHzのクロックであり、また、
304はオーディオデータであり、44.1kHzの先
の半波長がLチャンネルの信号、後の半波長がRチャン
ネルの信号で、それぞれ16ビットのシリアルデータで
ある。尚、これらの16ビットの信号は2.822MH
z(44.1kHz×64)のクロックで出力される。
【0022】また、305はATRACエンコーダでエ
ンコードされたオーディオフレームである。ここで、オ
ーディオフレームはATRACエンコーダに入力される
オーディオデータ304が1オーディオフレーム分蓄積
されてからオーディオフレーム305として出力され
る。また、オーディオデータは44.1kHzごとにサ
ンプリングされるため、オーディオデータの記録開始は
ビデオデータの記録開始であるt0と同期することはほ
とんどなく、多少ずれる場合が多い。
【0023】更に、306は記録開始直後のビデオデー
タに付加するPTSから始まる90kHzの値を示す。
【0024】データストリーム作成時は、t0で記録開
始されたビデオデータ302の最初のビデオフレームに
taのPTSを付加するが、オーディオデータのPTS
としては、ta+1の方がオーディオの記録開始点に近
いため、ta+1の値をPTSとして付加する。
【0025】次に再生過程を説明する。307はSTC
を示す。STCとはデコーダ側の基準クロックである。
記録過程で、初期PTSとしてtaを付加されたビデオ
データ302は、STCがtaの時に出力される。初期
PTSとしてta+1を付加されたオーディオフレーム
305は、STCがta+1の時に44.1kHzのク
ロックの立上りが存在する可能性が低いため、ta+1
に近い方の44.1kHzのクロックの立上りで信号処
理し出力する。
【0026】ここで、AV同期の取り方について図5を
用いて説明する。前記のように記録時にオーディオフレ
ームにPTSを付加していくと、オーディオフレームは
固定長であるため、図5のようにオーディオフレームに
付加されるPTSの値は、あるPTSを堺にtaxから
t(ax+1)になる(xは整数)。
【0027】さらに、PTSの値をみていくと、あるP
TSを堺に今度はt(ax+1)からtaxになる。統
計をとると、PTSがtaxからt(ax+1)になる
までの間に付加されるPTSの個数、及びPTSがt
(ax+1)からtaxになるまでの間に付加されるP
TSの個数はほぼ一定の個数になる。
【0028】また、taxからt(ax+1)になった
ときのPTS、及び、t(ax+1)からtaxになっ
たときのPTSが現在のSTCともっとも誤差が大き
く、また、taxからt(ax+1)になるまでの間に
付加されるいくつかのPTSの真中のPTS、あるいは
tax+1からtaxになるまでの間に付加されるいく
つかのPTSの真中のPTSの値が、現在のSTCと最
も誤差の少ない値である。
【0029】したがって、この真中のPTSによりST
Cをセットすれば映像信号の復号時間、あるいは出力時
間に対する影響が最も少なくなる。
【0030】図5ではta2、t(a3+1)のPTS
が最もSTCとの誤差が大きく、t(a4+1)やt
(a5+1)が最も誤差が少ない。図6は、前記の方法
によりオーディオフレームに付加されているPTSのt
5でSTCをセットした場合を示す。
【0031】601はセット前のSTCの経過を示し、
602はセット後のSTCの経過を示す。603のΔt
は、セット前のSTC602とセット後のSTC603
に生じた誤差を示す。Δtの誤差の吸収は垂直同期期間
にて行う。
【0032】次に、本発明の実施形態に係る回路構成を
図1に示す。まず、符号化部について説明する。図1の
101は符号化器の回路ブロック図であり、102はA
/D変換器、103はビデオエンコーダーであり、A/
D変換されたビデオ信号をMPEGエンコーダで処理し
やすいデータに変換する。104はMPEGエンコーダ
であり、A/D変換され、信号処理された映像信号をM
PEGの圧縮技術を用いて信号処理する。105はメモ
リーであり、MPEGエンコーダ104の信号処理に使
用される。106はA/D変換器、107はATRAC
エンコーダであり、A/D変換されたオーディオ信号を
ATRACの圧縮技術を用いて信号処理する。108は
ATRACエンコーダで信号処理されたデータを一時記
憶するためのメモリである。
【0033】ここで、ビデオエンコーダー103により
信号処理された映像信号と、A/D変換されたオーディ
オ信号は、それぞれMPEGエンコーダ104、ATR
ACエンコーダ107に入力される手前では同期がとれ
ていると仮定する。113はマイコンである。この後に
説明するマルチプレクサー109の制御及び、ストリー
ムのためのパック、パケットデータの生成を行う。10
9はマルチプレクサーである。マイコン113により制
御され、MPEGエンコーダ104、ATRACエンコ
ーダ107、マイコン113からのデータを選択し、次
のプロセスであるチャンネルコーディングへと送る。
【0034】111は判定回路である。オーディオフレ
ームの先頭のデータとなるA/D変換後のオーディオデ
ータの先頭が、90kHzのクロックの1クロック中の
前半部分に存在するのか、後半部分に存在するのかを1
オーディオフレームごとに判定する。また、1オーディ
オフレーム中の90kHzのクロック数をカウントす
る。
【0035】判定回路の動作をもう少し詳しく説明す
る。図7(1)の701は90kHzのクロックを示
す。702は44。1kHzのクロックを示す。703
はA/D変換された後のオーディオデータを示す。70
4はオーディオフレームパルスである。このオーディオ
フレームパルス1区間中のオーディオデータが、ATR
ACエンコーダ107での信号処理後、1オーディオフ
レームとなる。705は1オーディオフレームパルスの
1区間中に存在する、90kHzのクロックの個数をカ
ウントするカウンターである。706はオーディオデー
タの記録開始点を示す。オーディオデータの記録開始点
706での、44。1kHzの立上りが、90kHzの
クロック周期の前半部分に存在するのか、後半部分に存
在するのかを判定する。図7(2)は44.1kHzの
立上りが前半部分に存在するので、判定を’0’とす
る。また、オーディオデータ記録開始点A(706)か
ら記録を開始するため、この時点での90kHzのカウ
ンター値は0である。この、判定結果’0’と、カウン
ター値0をレジスター112に保持しておく。
【0036】次のオーディオフレームパルスの開始点B
では、図7(3)から44.1kHzの立上りは90k
Hzのクロック周期の後半部分に存在するので、判定結
果は’1’とする。90kHzのカウンター値は図7
(1)の90kHzカウンター705の値よりnであ
る。この、判定結果の’1’と、カウンター値nをレジ
スター112に保持しておく。
【0037】図2の203はプログラムストリーム中の
最初のビデオパケットである。初期PTS206が含ま
れる。204はプログラムストリーム中の最初のオーデ
ィオパケットである。オーディオパケット中のPTS
は、 (オーディオフレームのPTS)=(ビデオフレームの初期PTS)+(レジ スターに保持されている90kHzのカウンター値)+(レジスターに保持され ている判定結果)(式1) で表される。
【0038】オーディオパケットの初期PTS208
は、式1に当てはめると、レジスターに保持されている
90kHzのカウンター値が0であるため、 (オーディオフレームの初期PTS)=(ビデオフレームの初期PTS)+( 最初のレジスターに保持されている判定結果)(式2) で表される。
【0039】つまり、例として図7(1)のレジスター
内部の値を上記(式1)、(式2)に当てはめると、 (オーディオフレームの初期PTS)=(ビデオフレー
ムの初期PTS2番目ののオーディオフレームのPT
S)=(ビデオフレームの初期PTS+n+1) となる。
【0040】次に、復号化部について説明する。図1の
114は復号化器の回路ブロック図であり、120はデ
マルチプレクサーであり、マイコン113によって制御
される。チャンネルコーディングである121から入力
されたプログラムストリームを、そのストリーム中のI
Dを確認しながら、ビデオデータであれば、MPEGデ
コーダである117へ、オーディオデータであればメモ
リである109へ、それ以外のデータであれば、マイコ
ン113へ配信する。
【0041】ここで、マイコンへ配信されるデータに
は、SCR、ビデオフレームのPTS、DTS、オーデ
ィオフレームのPTSが含まれる。117はMPEGデ
コーダである。116はビデオデコーダーである。ビデ
オフレームに水平、垂直同期信号等を付加する。11
5、118はD/Aコンバーターである。119はAT
RACデコーダーである。
【0042】ここで、図8に再生初期のデータ出力状況
を示す。801はデコーダの基準クロックであるSTC
を示す。マイコン113に配信された初期SCRによ
り、マイコン内部のSTCをセットする。マイコン内部
には90kHzのカウンターを持ち、初期STCにセッ
トされた後は、このカウンターによってSTCをカウン
トアップしていく。802はMPEGデコーダー117
で復号された初期ビデオデータを示す。初期ビデオデー
タのPTSである803はt3であるとする。804の
ΔTvはビデオエンコーダー116での処理時間とD/
Aコンバーター115での処理時間を加えたものであ
る。つまり、初期ビデオデータのPTS(803)がS
TCと一致したときよりもΔTvだけ早めにビデオデー
タをMPEGデコーダーから出力することにより、初期
ビデオデータのPTS(803)とSTCが一致した時
間にはアナログビデオ信号はvideo out125
から出力されている。同様に、オーディオフレームの初
期PTS806がSTCと一致した時間にはアナログオ
ーディオ信号はaudio out126から出力され
るものとする。
【0043】図4は、再生途中でのAV同期の取り方の
フローチャートである。マイコン113で、オーディオ
フレームのPTSの不連続点から不連続点までの間のP
TSの個数をカウントし、平均値を出す。(ステップS
1〜S3)。PTSの個数の平均値において、奇数個で
あれば真中のPTSを、偶数であれば真中2つのPTS
のどちらかをSTCをセットするためのPTSとし、こ
れによりSTCをセットする(ステップS4〜S5)。
尚、セット前のSTCの値とセット後のSTCの値の誤
差をビデオエンコーダー116へ報告し、ビデオデコー
ダー116において垂直ブランキング期間等でその誤差
を調整する。尚、D/A変換器115、ビデオエンコー
ダー116、MPEGデコーダー117が同じクロック
で動作することにより、オーディオのPTSによる、S
TCのセットによって生じた誤差はそのままの誤差でビ
デオエンコーダーにより吸収される。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、オーディオ、ビデオの
同期ずれを極力小さく抑えることができる。
【0045】請求項1に記載の本発明に係わるデータ符
号化装置は、首記構成を取るため復号時にオーディオ、
ビデオの同期ずれを小さく抑えることができる。
【0046】また、請求項2に記載の本発明に係わるデ
ータ符号化装置は、復号のための時間情報を判定して付
加することにより、復号時にオーディオ、ビデオの同期
ずれを小さく抑えることができる。
【0047】また、請求項3に記載の本発明に係わるデ
ータ符号化装置は、復号のための時間情報を付加するた
めに必要なデータを一時記憶しておくため、時間情報の
付加タイミングに合わせることができる。
【0048】また、請求項4に記載の本発明に係わるデ
ータ復号化装置は、本構成を取るためオーディオ、ビデ
オの同期ずれを小さく抑えることができる。
【0049】また、請求項5に記載の本発明に係わるデ
ータ復号化装置は、復号化装置の基準時間をセットする
際もっとも誤差の少ない時間情報でセットするため、ビ
デオの出力時間への影響が少なくなる。
【0050】また、請求項6に記載の本発明に係わるデ
ータ復号化装置は、誤差を垂直同期期間で吸収させるた
め、オーディオ、ビデオの同期ずれを小さく抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための回路構成の1例であ
る。
【図2】プログラムストリームの構成である。
【図3】記録開始時のPTS付加過程と、再生開始時の
再生過程である。
【図4】再生途中でのAV同期の取り方のフローチャー
トである。
【図5】PTSとして付加される値の遷移状況である。
【図6】オーディオPTSによる、STCのセット前後
の誤差である。
【図7】オーディオフレームの先頭データの、90kH
zクロックによる判定についての説明図である。
【図8】再生初期のデータ出力状況を示した図である。
【符号の説明】
101 符号化器、102 A/D変換器、103 ビ
デオエンコーダー、104 MPEGエンコーダ、10
5 メモリー、106 A/D変換器、107ATRA
Cエンコーダ、108 FIFO、109 マルチプレ
クサー、110チャンネルコーディング、111 判定
回路、112 レジスター、113マイコン、114
復号化器、115 D/A変換器、116 ビデオデコ
ーダー、117 MPEGデコーダ、118 D/A変
換器、119 ATRACデコーダ、120 デマルチ
プレクサー、121 チャンネルデコーディング、12
2 ディスク、201 パック、202 パックヘッダ
ー、203 第1ビデオパケット、204 第1オーデ
ィオパケット、205 SCR、206 PTS(第1
ビデオパケット)、207 DTS、208 PTS
(第1オーディオパケット)、209 PTS(第2オ
ーディオパケット)、210 第2オーディオパケッ
ト、211 PTS(第3オーディオパケット)、21
2 第3オーディオパケット、301 90kHzクロ
ック、302 ビデオデータ、30344.1kHzク
ロック、304 オーディオデータ、305 オーディ
オフレーム、306 90kHz値、307 90kH
z値(STC)、601 セット前のSTC、602
セット後のSTC、603 誤差、701 90kHz
クロック、702 44.1kHzクロック、703
オーディオデータ、704 オーディオフレームパル
ス、705 90kHzカウンター、801、STC
802、ビデオデータ、803 ビデオデータの初期P
TS、804 ビデオ系回路処理時間、805 オーデ
ィオデータ、806 オーディオデータの初期PTS、
807 オーディオ系回路処理時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK32 MA01 MC26 PP04 RC26 RC32 RE03 SS30 UA02 UA05 UA34 5C063 AA20 AB03 AB07 AC01 AC05 CA16 CA20 5J064 AA01 BB09 BC01 BC02 BC06 BC07 BC14 BC25 BD03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオデータを第1の符号化方法で符号
    化する第1の符号化手と、 オーディオデータを第2の符号化方法で符号化する第2
    の符号化手段と、 少なくとも符号化された前記ビデオデータ及びオーディ
    オデータ及び前記それぞれのデータを識別できる符号と
    復号時に必要な情報を付加し混合するマルチプレックス
    手段と、 前記オーディオ信号に復号時のための時間情報を付加す
    る際、付加する時間情報を判定する判定手段と、 を有することを特徴とするデータ符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、 時間情報を付加すべきオーディオフレーム毎に、このオ
    ーディオフレームの先頭に当たる符号化前のオーディオ
    データの先頭が、付加すべき時間情報の基準となる時間
    のどの位置に存在するかを判定する位置判定手段と、 時間情報を付加すべきオーディオデータの送信時間を、
    付加すべき時間情報の基準となる時間で表すための表記
    手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ符号
    化装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、 前記位置判定手段で判定された結果及び前記表記手段で
    表わされた結果を記憶しておくための記憶手段を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化装置により符号化されたデー
    タを復号する復号化装置において、 少なくとも前記マルチプレックス手段にて混合されたデ
    ータを、ビデオデータ及びオーディオデータ及びその他
    の付加された情報に分離するデマルチプレックス手段
    と、 ビデオデータを復号するためのビデオデータ復号化手段
    と、 オーディオデータを復号するためのオーディオデータ復
    号化手段と、 時間情報を含んだその他の付加された情報を復号するた
    めの付加情報復号化手段と、 を有することを特徴とするデータ復号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ復号化装置にお
    いて、 オーディオデータに付加された時間情報の統計を取り、
    オーディオデータに付加された時間情報で基準時間をセ
    ットする際、この基準時間と誤差の最も少ない時間情報
    でセットすることを特徴とするデータ復号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のデータ復号化装置にお
    いて、 セットされる前の基準信号とセットされた後の基準信号
    の誤差を、垂直同期信号の期間で吸収することを特徴と
    したデータ復号化装置。
JP10340897A 1998-12-01 1998-12-01 データ符号化・復号化装置 Pending JP2000165863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10340897A JP2000165863A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 データ符号化・復号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10340897A JP2000165863A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 データ符号化・復号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000165863A true JP2000165863A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18341323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10340897A Pending JP2000165863A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 データ符号化・復号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000165863A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3094999B2 (ja) オーディオ・ビデオ同期再生装置
KR100271546B1 (ko) 다중화 데이터 분리 장치
KR100296528B1 (ko) 다중화데이타분리장치및방법
JP3698376B2 (ja) 同期再生装置
EP0783824B1 (en) Programmable audio-video synchronization method and apparatus for multimedia systems
JP3039624B2 (ja) オーディオ・ビデオ同期再生装置
JP3197766B2 (ja) Mpegオーディオデコーダ、mpegビデオデコーダおよびmpegシステムデコーダ
KR100290331B1 (ko) 오디오-비디오 신호의 동기 재생 장치
US6859612B2 (en) Decoder and reproducing unit
JPH09205618A (ja) 動画像音声伸張再生装置および動画像音声同期制御器
US20120179475A1 (en) Reproducing apparatus and method, and recording medium
JPH08242444A (ja) 音声・ビデオ復号装置
JP3692164B2 (ja) Mpegデコーダ
JP3644995B2 (ja) 符号化伝送方式におけるタイムスタンプ値演算方法
JP3133630B2 (ja) Mpegシステムデコーダ
US6243032B1 (en) Decode apparatus that can accommodate dynamic change in sample data attribute during decoding process
WO1998045959A1 (en) A method for compressing an audio-visual signal
JP2872104B2 (ja) タイムスタンプ付加装置および方法、並びにそれを用いた動画像圧縮伸張伝送システムおよび方法
JP3622235B2 (ja) 多重化データの復号装置
JPH0863884A (ja) ディジタル情報符号化・復号装置
JP2000165863A (ja) データ符号化・復号化装置
KR100240331B1 (ko) 디코더 시스템의 비디오/오디오 동기화 장치
JPH10271482A (ja) 符号化映像の同期再生制御方法およびシステム
JPH09247666A (ja) 動画像復号タイミング推定方法および動画像符号化装置および動画像復号化装置
JP3134588B2 (ja) 圧縮画像データと圧縮音響データとの同期再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02