JP2000165614A - スキャナシステム及びスキャナ装置 - Google Patents

スキャナシステム及びスキャナ装置

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JP2000165614A
JP2000165614A JP10332463A JP33246398A JP2000165614A JP 2000165614 A JP2000165614 A JP 2000165614A JP 10332463 A JP10332463 A JP 10332463A JP 33246398 A JP33246398 A JP 33246398A JP 2000165614 A JP2000165614 A JP 2000165614A
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JP10332463A
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Hiroshi Shinoda
浩 信太
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一原稿における複数の領域の画像の読取り
処理を効率化する。 【解決手段】 クライアント装置10では、ユーザが原
稿のプレスキャン画像を見ながら、読取領域を設定す
る。設定された情報は、スキャナ装置20に通知され、
領域管理テーブル223に登録される。原稿に対して複
数の読取領域を設定する場合は、スキャナ装置20は、
それら複数の領域についての指定が終わるまで待機す
る。すべての読取領域の指定が完了すると、スキャナ装
置20で、画像読取部24により原稿の画像が光学的に
読み取られ、画像メモリ26に記憶される。切出し処理
部227は、領域管理テーブル223から各読取領域の
座標データを取得し、画像メモリ26からその座標デー
タに対応する領域の画像を切り出す。この画像は画像処
理部229及び通信処理部221を介してクライアント
装置10に送られる。この切出し処理を指定されたすべ
ての読取領域について繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を光学
的に読み取るスキャナシステム又はスキャナ装置に関
し、特に画像読取処理の効率化のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿を光学的に読み取って、その
画像をデジタルデータとして出力するスキャナ装置が広
く普及している。スキャナ装置には、原稿の読取領域を
指定出きるものがある。この種のスキャナ装置で原稿画
像を読み取る場合、まずユーザは、クライアント装置の
GUI(グラフィカルユーザインタフェース)からスキ
ャン装置に対し、原稿全体について粗い解像度での読み
取り(プレスキャン)を指示し、得られたプレスキャン
画像をGUI上に表示させる。そして、このプレスキャ
ン画像を見ながら、GUI上で所望の読取領域を指定
し、本スキャンの指示を行う。すると、スキャナ装置
は、指定された読取領域に対し詳細な解像度で読取りを
行い、得られた画像をクライアント装置に返す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキャナ装置
は、1つの読取領域の指定を受けるごとにその領域につ
いての読取り処理を行う構成であった。このため、同一
の原稿において異なる複数の読取領域について読取りを
行いたい場合は、領域指定と読取り(スキャン)のサイ
クルを一回一回繰り返すことになり、時間が掛かってい
た。
【0004】また、画像読取りにおいては、画像の濃度
や色合いなどのパラメータの指定が可能だが、従来装置
では、一連の読取領域群のうち最初の方と最後の方では
パラメータを設定するタイミングにかなりの時間差があ
るため、最初に各領域のパラメータを決めてメモしてお
き、このメモを見ながら設定を行うなどの手間を掛けな
いと、一貫した意図の下でのパラメータ設定が困難であ
った。
【0005】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、スキャナ装置において、同一原稿に
対する読取り処理の効率化とユーザの労力の軽減を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るスキャナ装置は、読取指示に関連して
同一原稿に対する複数の読取領域の指定を受け付け、そ
れら指定された各読取領域の情報を記憶する領域記憶手
段と、読取指示に応じて原稿を光学的に読み取る画像読
取手段と、画像読取手段で読み取った原稿画像を保持す
る画像メモリと、領域記憶手段に記憶された各読取領域
の情報に基づき、それら各読取領域の画像を前記画像メ
モリ内の原稿画像から順次切り出して出力する画像切出
し手段とを有する。
【0007】この構成では、スキャナ装置は、原稿を読
み取って得た原稿画像から、指定された各読取領域の画
像を順次切り出して出力する。したがって、読取領域が
複数あっても光学的な読取り処理は1回だけで済むの
で、一連の画像取得処理の時間を短縮することができ
る。なお、ここで「複数の読取領域」は、互いに重複し
ていてもよく、同一の領域であってもよい。
【0008】本発明の好適な態様では、スキャナ装置
は、ラインセンサの副走査方向について指定されたすべ
ての読取領域を含む最小の範囲を読取範囲に決定し、前
記画像読取手段に対しその読取範囲で画像読取りを実行
させる走査制御手段を有する。
【0009】この態様によれば、画像読取手段における
ラインセンサの実質的な読取範囲が、指定された読取領
域群を切り出すのに必要な最小限の範囲に限定されるの
で、読取り処理に要する時間を短縮することができる。
また、画像メモリに記憶すべきデータ量を削減すること
もできる。
【0010】また、本発明の更に好適な態様では、領域
記憶手段は、各読取領域の指定と共に当該領域に対する
画像処理パラメータの指定を受け付け、これら画像処理
パラメータを各読取領域と対応づけて記憶し、画像切出
し手段は、指定された各読取領域ごとに、当該領域に対
して指定された画像処理パラメータに従い、画像メモリ
から切り出した当該領域の画像に対して画像処理を施し
て出力する。
【0011】この態様では、ユーザは、最初に各読取領
域とその画像処理パラメータとを一括して指定してスキ
ャナ装置に読取り指示を行えば、あとはスキャナ装置が
原稿をスキャンし、その読取り指示に関連する各読取領
域とパラメータに従って画像切出し及び画像処理を行
う。したがって、各読取領域に対する画像処理パラメー
タの指定を、従来のような読取り処理の都度ではなく、
短時間の間にまとめて行うことができるので、パラメー
タ指定作業の効率化が図れる。
【0012】また、本発明に係るスキャナシステムは、
画像読取を指示するクライアント装置と、その指示に応
じて原稿の画像を読み取ってクライアント装置に送るス
キャナ装置とを含んだスキャナシステムであって、クラ
イアント装置は、原稿に対する複数の読取領域について
の読取指示を1つの読取ジョブにまとめて発行するジョ
ブ発行手段を有し、スキャナ装置は、原稿を光学的に読
み取る画像読取手段と、画像読取手段で読み取られた原
稿画像を保持する画像メモリと、クライアント装置から
受け取った読取ジョブに指定された各読取領域の画像を
前記画像メモリ上の原稿画像から順次切り出してクライ
アント装置に送るジョブ処理手段とを有する。
【0013】この構成によれば、クライアント装置から
同一原稿に対して複数の読取領域を指定すれば、スキャ
ナ装置でその原稿に対して光学的な読取り処理を1回行
うだけで、それら各読取領域の画像を得ることができる
ので、一連の画像取得処理の時間を短縮することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係るスキャナ装置を含ん
だシステムの概略構成を示す機能ブロック図である。図
において破線の矢印は制御データの流れを示し、実線の
矢印は画像データの流れを示す。このシステムは、画像
読取り処理を行うスキャナ装置20と、このスキャナ装
置20に対して画像読取りの指示を行うクライアント装
置10から構成される。
【0016】クライアント装置10は、ユーザからスキ
ャナ装置20に対する操作を受け付けるスキャナ操作部
12を有する。スキャナ操作部12は、ユーザインタフ
ェースとデバイスドライバを含んだユニットであり、ソ
フトウエアで構築される。
【0017】スキャナ装置20は、制御部22、画像読
取部24及び画像メモリ26を有している。画像読取部
24は、原稿を光学的に読み取る装置であり、ラインセ
ンサや走査機構を含む。画像メモリ26は、画像読取部
24で読み取られた原稿画像を保持するメモリであり、
半導体メモリなどの高速読み出し可能なメモリで構成さ
れる。画像メモリ26は、画像読取部24の読取可能な
最大領域を最高解像度で読み取ったときの画像データを
記憶できるだけの容量(例えばA3両面分だと256M
bit)を有している。
【0018】制御部22は、クライアント装置10から
の読取指示に応じて画像読取部24及び画像メモリ26
を制御して、指示された画像読取り処理を実行する。制
御部22は、通信処理部221、領域管理テーブル22
3、読取制御部225、切出し処理部227、画像処理
部229を有する。
【0019】通信処理部221は、クライアント装置1
0から読取処理に関する指示等を受け取ったり、読み取
った画像データをクライアント装置10に送ったりとい
う通信処理を行う。本実施形態では、クライアント装置
10にて、1つの原稿に対して読み取りたい領域(読取
領域)を複数指定することができる。これら各読取領域
の指定情報は、通信処理部221を介して領域管理テー
ブル223に格納される。また、本実施形態では、それ
ら各読取領域にそれぞれ個別に画像処理パラメータを指
定することができ、これらパラメータも通信処理部22
1を介して領域管理テーブル223に格納される。
【0020】読取制御部225は、画像読取部24の動
作を制御する機構であり、特に原稿の読取範囲を決定
し、その範囲を読み取るよう画像読取部24の走査機構
を制御する。また、読取制御部225は、画像読取部2
4から入力される読取結果の画像データを画像メモリ2
6に書き込む。
【0021】切出し処理部227は、領域管理テーブル
223を参照し、画像メモリ26に保持された原稿画像
から各読取領域の画像を順次切り出す。
【0022】画像処理部229は、切り出された各読取
領域の画像に対し、指定された画像処理パラメータに従
って画像処理を施す。各領域の画像処理パラメータは、
領域管理テーブル223から求める。このように画像処
理の施された読取領域の画像が、通信処理部221を介
してクライアント装置10に送られる。
【0023】以上、本実施形態の全体的なシステム構成
を説明した。次に、図2を参照してこのシステムにおけ
る複数の読取領域についての画像読取りの処理手順を説
明する。
【0024】本実施形態のシステムで画像読取を行う場
合、ユーザは、まずスキャナ装置20の原稿台に読取り
対象の原稿をセットし、クライアント装置10のスキャ
ナ操作部12からプレスキャン指示のコマンドを入力す
る(S100)。これを受けたスキャナ装置20では、
読取制御部225が画像読取部24を制御し、ディスプ
レイ表示用の粗い解像度(例えば72dpi)で原稿全
体の画像読取りを行わせる(S200)。クライアント
装置10は、この結果得られたプレスキャン画像を、ス
キャナ操作のユーザインタフェース画面(以下、UI画
面と略す)に表示する。図3には、このUI画面100
の表示例が示される。UI画面100には、プレスキャ
ン画像110と共に、領域パラメータ指定ボックス12
0が表示される。なお、プレスキャン画像がなくても読
取領域を指定できる場合(例えば最初からどこを読み取
りたいかが分かっている場合など)は、このS100及
びS200の処理は不要である。
【0025】ユーザは、このUI画面100上で、まず
読取領域の指定を行う(S102)。読取領域は、スキ
ャナの走査方向に平行な辺と垂直な辺からなる矩形領域
で指定できる。読取領域の指定は、例えば、プレスキャ
ン画像110上で、マウス等のポインティングデバイス
で矩形領域の頂点を指定するなどの操作で行う。UI画
面100上の領域追加ボタン130をマウス等でクリッ
クすることにより、プレスキャン画像110上での領域
指定操作が可能となる。図3の例は、このようにして指
定された読取領域の領域枠115が破線で表示されてい
る。スキャナ操作部12は、このプレスキャン画像11
0上での指示から矩形の読取領域の左上隅及び右下隅の
頂点の座標を求める。この座標データが、その読取領域
の位置及びサイズを示すデータとなる。この操作を繰り
返すことにより、所望の読取領域群が指定される。すべ
ての読取領域の指定が完了すると、それら各読取領域の
座標データが、スキャナ装置20に通知される。
【0026】スキャナ装置20は、通知された各読取領
域に対し、一意的な識別番号(領域番号)を付与し、領
域管理テーブル223に各読取領域のレコードを作成す
る(S202)。各レコードには、図4に示すように、
対応する読取領域の領域番号、座標データ、画像処理パ
ラメータが登録される。S202の段階では、各読取領
域の領域番号と座標データが登録される。
【0027】次にクライアント装置10では、各読取領
域に対する画像処理パラメータの指定が行われる(S1
04)。画像処理パラメータの指定は、領域パラメータ
指定ボックス120にて行われる。すなわち、ユーザが
プレスキャン画像110上でパラメータ指定対象の読取
領域を示す領域枠115をマウス等で選択すると、その
読取領域に対する領域パラメータ指定ボックス120が
表示される。このボックス120には、当該領域の領域
番号、座標データが表示されると共に、シャープネス
(鮮鋭度)、彩度、色合い等の画像処理パラメータの入
力欄が含まれる。パラメータの指定のためには、入力欄
をマウス等で選択し、そこにパラメータの値を入力すれ
ばよい。各画像処理パラメータの欄には、最初デフォル
ト値を表示しておき、それを適宜修正できるようにする
ことも好適である。すべての読取領域に対してこのパラ
メータ指定操作が完了すると、それら画像処理パラメー
タの情報がスキャナ装置20に渡される。
【0028】スキャナ装置20は、受け取った画像処理
パラメータ群を、領域管理テーブル223における対応
する読取領域のレコードに登録する(S204)。この
結果、図4に示すような領域管理テーブル223が完成
する。なお図4において、「座標データ」は、矩形形状
の読取領域の左上隅、右下隅の頂点の座標の組であり、
「画像処理パラメータ」は、図3に示した各種画像処理
パラメータの値を所定の順序で列挙した配列である。
【0029】このようにして各読取領域及びそれに対す
る画像処理パラメータの指定が完了すると、クライアン
ト装置10から細密な解像度での読取り(本スキャン)
の指示がなされる(S106)。
【0030】この指示を受けたスキャナ装置20では、
まず読取制御部225が領域管理テーブル223を参照
し、指定されたすべての読取領域を含む最小の読取範囲
を求める(S208)。この読取範囲について、図5を
参照して説明する。ここでは、原稿300上で、領域
1、2、3の3つの読取領域310が指定されていると
する。読取範囲320は、画像読取部24の副走査方向
(すなわちラインセンサを機械的に走査する方向)につ
いての範囲である。ラインセンサがこの読取範囲320
内にある間だけ、光学的な読取り処理を行う。読取範囲
320は、各読取領域の座標データのx、y座標のう
ち、副走査方向に対応する座標の最大値及び最小値を求
めることにより決定できる。
【0031】読取範囲が求められると、読取制御部22
5は、画像読取部24に対し、その読取範囲についての
画像読取りを指示する。これを受けた画像読取部24
は、読取り範囲320以外の範囲(図5中、斜線を付し
た部分)では、ラインセンサを高速に移動させ、画像の
取り込みは行わない。そして、ラインセンサが読取範囲
320内にある間は、ラインセンサの移動速度を詳細な
画像読取に適した緩やかな速度に下げ、光学的な画像読
取りを行う。この結果、読取範囲320の部分のみの画
像が得られ、この画像が読取制御部225を介して画像
メモリ26に蓄積される。
【0032】このように、本実施形態では、画像読取部
24の副走査方向の読取範囲を読取領域群をカバーする
最小限の範囲に限定しているので、原稿全体を読み取る
場合よりも読取り所要時間を短縮することができる。カ
ラーや高解像度での読取りの場合、読取りに要する時間
はかなり長くなるので、この読取範囲の限定の効果は大
きい。また、読取範囲を限定すると画像データの量が小
さくなるので、画像メモリ26の占有量を低減できると
いう効果もある。なお、主走査方向についても、副走査
方向と同様読取範囲を限定すれば、データ量を更に低減
することができる。
【0033】読取範囲320の画像の画像メモリ26へ
の記憶が完了すると、切出し処理部227が、領域管理
テーブル223を参照し、画像メモリ26から読取領域
の画像を切り出す(S212)。読取は領域番号の順に
行われ、読取領域は座標データにより特定する。切り出
された読取領域の画像は、画像処理部229に送られ
る。画像処理部229は、受け取った画像に対し、その
読取領域の画像処理パラメータに従って画像処理を施す
(S216)。例えば、色合いや濃度の補正処理などの
画像処理が行われる。そして、指定された画像処理の施
された読取領域の画像が、通信処理部221を介してク
ライアント装置10に送信される(S216)。これら
領域切出し(S212)、画像処理(S214)及び画
像送信(S216)の処理は、領域管理テーブル223
に登録されたすべての読取領域に対して繰り返される
(S218)。そして、すべての読取領域についてそれ
らの処理が完了すると、スキャナ装置20の処理が終わ
る。
【0034】クライアント装置10では、スキャナ装置
20から随時送られてくる画像を所定の記憶装置に保存
する(S108)。この保存処理も、すべての読取領域
について繰り返される(S110)。そして、すべての
読取領域について画像の保存が完了すると、一連の画像
読取り処理が完了する。
【0035】このように、本実施形態によれば、1度の
スキャン処理で複数の読取領域の画像を得ることができ
るので、従来に比べて処理時間を短縮することができ
る。
【0036】また、従来、各読取領域の画像処理パラメ
ータの設定は、読取領域設定の度、すなわち(時間の掛
かる)スキャン処理の度に行っていたので、時間の経過
によりパラメータ設定の方針を忘れやすい等の問題があ
ったが、本実施形態では、各読取領域のパラメータを短
時間の間にまとめて設定することができるので、そのよ
うな状況は大幅に改善される。なお、ある読取領域の画
像処理パラメータを別の読取領域のパラメータとしてコ
ピーする機能等をクライアント装置に設けるなどして、
多数の読取領域に対するパラメータ設定操作の効率を改
善することも可能である。
【0037】また、本実施形態では、各読取領域は互い
に独立なものとして扱われる。したがって、極端な場
合、全く同じ領域を2回指定すれば、それらは別々の読
取領域として扱われる。この機能を利用すれば、同じ領
域を画像処理パラメータを変えながら複数回読み取るよ
うな処理を高速に実行することができる。
【0038】以上、本発明の好適な実施形態を説明し
た。以上の実施形態では、読取領域や画像処理パラメー
タは、指定される都度スキャナ装置20に渡されていた
(S102、S104、S202、S204)が、この
手順はあくまで一例に過ぎない。他にも、例えばクライ
アント装置側ですべての読取領域とその画像処理パラメ
ータの指定が完了したあと、それら指定内容をまとめて
スキャナ装置に送るような手順でもよい。すなわち、複
数の読取領域についての読取指示を1つのジョブにまと
めてスキャナ装置に送るという方法である。
【0039】なお、本実施形態は、デジタルコピー機や
デジタル複合機など、スキャナ機能を有する様々な装置
に適用可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスキャナ装置を含んだシステム
の概略構成を示す図である。
【図2】 複数の読取領域についての画像読取りの処理
手順を示すフローチャートである。
【図3】 スキャナ操作のためのユーザインタフェース
画面の表示例を示す図である。
【図4】 領域管理テーブルのデータ内容の一例を示す
図である。
【図5】 読取範囲の求め方を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 クライアント装置、12 スキャナ操作部、20
スキャナ装置、22制御部、24 画像読取部、26
画像メモリ、221 通信処理部、223領域管理テ
ーブル、225 読取制御部、227 切出し処理部、
229 画像処理部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取指示に関連して同一の原稿に対する
    複数の読取領域の指定を受け付け、それら指定された各
    読取領域の情報を記憶する領域記憶手段と、 読取指示に応じて原稿を光学的に読み取る画像読取手段
    と、 画像読取手段で読み取った原稿画像を保持する画像メモ
    リと、 領域記憶手段に記憶された各読取領域の情報に基づき、
    それら各読取領域の画像を前記画像メモリ内の原稿画像
    から順次切り出して出力する画像切出し手段と、 を有するスキャナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスキャナ装置であって、 ラインセンサの副走査方向について、指定されたすべて
    の読取領域を含む読取範囲を決定し、前記画像読取手段
    に対しその読取範囲で画像読取りを実行させる走査制御
    手段を有することを特徴とするスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスキャナ
    装置であって、 前記領域記憶手段は、各読取領域の指定と共に当該領域
    に対する画像処理パラメータの指定を受け付け、これら
    画像処理パラメータを各読取領域と対応づけて記憶し、 前記画像切出し手段は、指定された各読取領域ごとに、
    当該領域に対して指定された画像処理パラメータに従
    い、前記画像メモリから切り出した当該領域の画像に対
    して画像処理を施して出力することを特徴とするスキャ
    ナ装置。
  4. 【請求項4】 画像読取を指示するクライアント装置
    と、その指示に応じて原稿の画像を読み取ってクライア
    ント装置に送るスキャナ装置とを含んだスキャナシステ
    ムであって、 クライアント装置は、 原稿に対する複数の読取領域についての読取指示を1つ
    の読取ジョブにまとめて発行するジョブ発行手段を有
    し、 スキャナ装置は、 クライアント装置からの読取ジョブに係る原稿を光学的
    に読み取る画像読取手段と、 画像読取手段で読み取られた原稿画像を保持する画像メ
    モリと、 読取ジョブに指定された各読取領域の画像を前記画像メ
    モリ上の原稿画像から順次切り出してクライアント装置
    に送るジョブ処理手段と、 を有することを特徴とするスキャナシステム。
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