JP2000164717A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JP2000164717A
JP2000164717A JP11008221A JP822199A JP2000164717A JP 2000164717 A JP2000164717 A JP 2000164717A JP 11008221 A JP11008221 A JP 11008221A JP 822199 A JP822199 A JP 822199A JP 2000164717 A JP2000164717 A JP 2000164717A
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film
contact hole
semiconductor device
titanium nitride
wiring
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JP11008221A
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Miki Ichiyanagi
幹 一柳
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトホールに形成された第2金属配線
の抵抗を下げ、半導体装置としての特性を向上させるこ
と。 【解決手段】 コンタクトホール3の内面にチタン膜4
及び窒化チタン膜5を順次形成し、コンタクトホール3
の側壁の窒化チタン膜5に対し、ゲルマニウムイオンを
注入してこの部分の膜厚を縮小させる。その後、ブラン
ケットタングステンCVD法を用いて、コンタクトホー
ル3内にタングステンプラグ7を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、詳しくは、多層配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高集積半導体装置に採用されてい
る多層配線では、配線間コンタクト(ビアコンタクト)
の低抵抗化及び配線の信頼性の向上が求められている。
【0003】しかも、半導体装置の高集積化はますます
進んでおり、コンタクトホール(ビアホールも同義とす
る)の径を小さくすることが求められている。しかしな
がら、コンタクトホールの径を小さくすると、コンタク
トホール内に十分な厚さの配線材料を堆積させるのが難
しくなる。そこで、CVD法により、コンタクトホール
内に適宜な金属(タングステン、アルミニウム、ニッケ
ル、銅など)を堆積させ、第1層配線と第2層配線とを
接続するプラグを形成することが提案されている。
【0004】中でも、ブランケットタングステンCVD
法は、コンタクトホール内にタングステンをカバレージ
良く埋め込むことができることから、多層配線形成の重
要技術として注目されている。
【0005】このブランケットタングステンCVD法
は、絶縁膜とタングステンとの密着性が問題となるた
め、通常、タングステンを形成する前に、絶縁膜上に窒
化チタン膜など、タングステンとの密着性がよい膜を形
成している。尚、窒化チタン膜は、100〜500μΩ
・cmの比抵抗を有し、これはタングステンの10〜5
0倍である。
【0006】また、コンタクトホール内にタングステン
を形成する際、プロセスガスとコンタクトホール底部の
第1層配線とが反応し、高抵抗な副生成物が形成される
ことを防止するために、上記窒化チタン膜をコンタクト
ホールの内壁にも形成している。
【0007】しかしながら、コンタクトホール内壁に窒
化チタン膜を形成した場合、そのぶんコンタクトホール
内におけるタングステンの占有面積が小さくなり、タン
グステン自身の抵抗が高くなって、結果として配線抵抗
が高くなるという問題が生じる。
【0008】特に、MOCVD法(有機金属錯体化学蒸
着法)により形成された窒化チタン膜は、コンタクトホ
ール内にカバレッジ良く形成されるが、スパッタ法など
と比べて膜厚を小さくすることができず、上述の問題は
より顕著である。
【0009】タングステンの断面積を大きくするには、
そのぶん窒化チタン膜の膜厚を薄くすれば良く、例え
ば、窒化チタン膜にプラズマ処理を行うことで、窒化チ
タン膜を収縮させる(膜密度を高める)技術が公表され
ている(June 18-20,1996 VMICConference 「A STABLE P
LASMA TREATED CVD TITANIUM NITRIDE FILM FOR BARRIE
R/GLUE LAYER APPLICATIONS」 A.J.Konecni他)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記プラズマ処理技術
は、層間絶縁膜上やコンタクトホール底部の窒化チタン
膜を収縮させる効果はあるが、コンタクトホール側壁の
窒化チタン膜を収縮させることはできない。従って、コ
ンタクトホール内に埋め込まれるタングステンは、底部
の窒化チタン膜の膜厚が小さくなったぶん縦方向の断面
積は増えるが、側壁の窒化チタン膜の膜厚が変わらない
ので、横方向の断面積は変化せず、結局抵抗を下げるこ
とはできない。
【0011】本発明は、半導体装置及び半導体装置の製
造方法に関し、斯かる問題点を解消するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
絶縁膜に形成されたコンタクトホールと、このコンタク
トホールの少なくとも側壁に形成され、不純物を含有す
る第1の金属膜と、前記コンタクトホール内に形成され
た第2の金属膜とを具備したことをその要旨とする。
【0013】この場合、コンタクトホールの側壁部の第
1の金属膜が不純物を含有してその膜厚が収縮している
ため、コンタクトホール内に形成された第2の金属膜の
横断面積が相対的に大きくなっている。
【0014】また、本発明の他の半導体装置は、絶縁膜
に形成された凹所及びこの凹所の底部に形成されたコン
タクトホールと、前記凹所及びコンタクトホールの少な
くとも側壁に形成され、不純物を含有する第1の金属膜
と、前記凹所及びコンタクトホール内に形成された第2
の金属膜とを具備したことをその要旨とする。
【0015】この場合、凹所及びコンタクトホールの側
壁部の第1の金属膜が不純物を含有してその膜厚が収縮
しているため、凹所及びコンタクトホール内に形成され
た第2の金属膜の横断面積(電流の流れる方向に対する
断面積)が相対的に大きくなっている。
【0016】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、このコン
タクトホールの少なくとも側壁に、第1の金属膜を形成
する工程と、前記第1の金属膜に不純物を導入する工程
と、前記コンタクトホール内に第2の金属膜を形成する
工程と、を含むことをその要旨とする。
【0017】この場合、コンタクトホールの側壁部の第
1の金属膜に不純物を導入することにより、この部分の
膜厚が収縮するため、そのぶんコンタクトホール内に形
成された第2の金属膜の横断面積が相対的に大きくな
る。
【0018】また、本発明の他の半導体装置の製造方法
は、絶縁膜に凹所とこの凹所の底部に連通するコンタク
トホールを形成する工程と、前記凹所及びコンタクトホ
ールの少なくとも側壁に、第1の金属膜を形成する工程
と、前記第1の金属膜に不純物を導入する工程と、前記
凹所及びコンタクトホール内に第2の金属膜を形成する
工程と、を含むことをその要旨とする。
【0019】この場合、凹所及びコンタクトホールの側
壁部の第1の金属膜に不純物を導入することにより、こ
の部分の膜厚が収縮するため、そのぶん凹所及びコンタ
クトホール内に形成された第2の金属膜の横断面積(電
流の流れる方向に対する断面積)が相対的に大きくな
る。
【0020】尚、以上の半導体装置及び半導体装置の製
造方法において、前記第1の金属膜はMOCVD法を用
いて形成されたものであることが望ましく、特に、窒化
チタン膜を含むことが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明を多層配
線に具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明す
る。
【0022】図1〜図6は本実施形態の半導体装置にお
ける多層配線形成プロセスを示した断面図であり、以下
順を追って説明する。
【0023】工程1(図1参照):単結晶シリコン基板
1の上に、膜厚600nmのシリコン酸化膜2をCVD
法、熱酸化法等により形成した後、通常のリソグラフィ
技術、ドライエッチング技術(RIE法等)により、レ
ジスト(図示略)塗布、露光、エッチング作業を経て、
シリコン酸化膜2に、シリコン基板1表面のソース・ド
レイン拡散領域(図示しない)に通じるコンタクトホー
ル3を形成する。
【0024】工程2(図2参照):不活性ガス(例えば
Ar)を用いたスパッタエッチングによって、コンタク
トホール3内をクリーニングした後、マグネトロンスパ
ッタ法を用いて、シリコン酸化膜2の上及びコンタクト
ホール3の内壁(底面含む)にチタン(Ti)膜4(膜
厚30nm)を形成する。更に、このチタン膜4の上
に、MOCVD法により、窒化チタン(TiN)膜5
(膜厚20nm)を形成する。このMOCVDの条件
は、例えば、原料ガス:有機ガス(TDMAT(tetrak
is di-methyl amino titanium)又はTDEAT(tetra
kis di-ethyl amino titanium))、温度:450℃で
ある。
【0025】尚、チタン膜4及び窒化チタン膜5は、後
述するタングステンとシリコン酸化膜2との密着性を高
める密着層として機能するだけでなく、タングステンと
シリコン基板1とが反応して、シリコンを浸食し、拡散
層に形成している接合面に悪影響を及ぼしてデバイス特
性を劣化させることを防止するためのバリヤメタルとし
ても機能する。
【0026】工程3(図3参照):窒化チタン膜5に対
し、ゲルマニウム(Ge)イオンを加速エネルギー:5
KeV、ドーズ量:1×1014atoms/cm2の条件でドープ
する。
【0027】このように、窒化チタン膜5にゲルマニウ
ムイオンを導入することで、窒化チタン膜5の膜密度が
高くなり、膜厚が20nmから10nmに減少する。ま
た、MOCVD法で形成した窒化チタン膜5は、上記密
着層としての機能及びシリコン基板1に対するバリヤメ
タルとしての機能が若干劣るが、窒化チタン膜5にゲル
マニウムイオンを導入することで、その機能も例えば、
Ta系金属と同等にまで向上させることができる。
【0028】尚、窒化チタン膜5が本発明における「第
1金属配線」に相当する。
【0029】この時、コンタクトホール3の側壁に形成
された窒化チタン膜5に対しても均等な割合でGeイオ
ンを注入するためには、基板1が形成されたシリコンウ
ェハ(図示略)全体を回転させながら、基板1の表面に
立つ法線から概ね0°〜7°程度の角度でゲルマニウム
イオンを注入することが望ましい。
【0030】工程4(図4参照):ブランケットタング
ステンCVD法により、コンタクトホール3内を含む窒
化チタン膜5の上に、タングステン6を形成する。
【0031】形成条件としては、温度:450℃、圧
力:90Torr、使用ガス:六フッ化タングステン(WF
6、流量70sccm)+水素(H2、流量420sccm)(ガ
ス流量比:H2/WF6=6)が適当であるが、温度は4
25℃〜475℃の範囲で、ガス流量比(H2/WF6
は5〜70の範囲で適宜調整可能である。
【0032】工程5(図5参照):形成したタングステ
ン(W)6を、SF6ガスを用いて窒化チタン膜5が露
出するまで異方性全面エッチバックする。これにより、
コンタクトホール3内にタングステンプラグ7を埋め込
み形成する。尚、タングステンプラグ7が本発明におけ
る「第2金属配線」に相当する。
【0033】工程6(図6参照):マグネトロンスパッ
タ法を用いて、タングステンプラグ7及びシリコン酸化
膜2の上に、チタン膜8(膜厚30nm)、窒化チタン
膜9(膜厚50nm)、Al合金膜(Al−Si(1
%)−Cu(0.5%))10(膜厚500nm)、チ
タン膜11(膜厚30nm)及び窒化チタン膜12(膜
厚50nm)を順次下から形成する。
【0034】そして、通常のリソグラフィ技術、ドライ
エッチング技術(RIE法等)により、レジスト(図示
略)塗布、露光、エッチング作業を経て、チタン膜8、
窒化チタン膜9、アルミ合金膜10、チタン膜11及び
窒化チタン膜12を所定形状にパターニングして、上層
金属配線13を形成する。尚、チタン膜11及び窒化チ
タン膜12(特に、窒化チタン膜12)は、リソグラフ
ィ工程で光がAlに反射することを防止し、反射光がレ
ジストに影響しないようにするいわゆる反射防止膜とし
て機能する。
【0035】以上の通り、本第1実施形態にあっては、
コンタクトホール3の側壁に形成した窒化チタン膜5に
イオンを注入して、この部分の膜厚を縮小させているの
で、コンタクトホール3内に埋め込まれるタングステン
プラグ7の横断面積(図6の紙面に垂直な方向に切った
断面積)が、相対的に大きくなり、タングステンプラグ
7自身の抵抗が小さくなる。 (第2実施形態)本発明を多層配線に具体化した第2実
施形態を図面に基づいて説明する。但し、第1実施形態
と同様の構成部材については同じ符号を用い、その詳細
な説明を省略する。
【0036】配線を多層化するには、層間絶縁膜として
のシリコン酸化膜2の表面が可能な限り平坦化されてい
ることが望ましい。
【0037】層間絶縁膜表面の平坦性をできるだけ保っ
た状態で且つ層間絶縁膜内に配線を形成する手法とし
て、ダマシン(damascene)法が知られている。このダ
マシン法は、配線を形成した後にこれを層間絶縁膜で覆
うのではなく、層間絶縁膜を形成してから、この絶縁膜
に溝(トレンチ)を形成し、この溝内に配線を埋め込む
技術である。また、このダマシン法を利用し、上層配線
と、上下層配線間を接続する接続プラグとを一度に埋め
込み形成するデュアルダマシン法も従来良く知られてい
る。
【0038】本第2実施形態においては、第1実施形態
に示した技術をデュアルダマシンプロセスに適用した例
を示している。
【0039】図7〜図10は本第2実施形態の半導体装
置における多層配線形成プロセスを示した断面図であ
り、以下順を追って説明する。
【0040】工程(1)(図7参照):単結晶シリコン
基板1の上に、膜厚1000nmのシリコン酸化膜2を
形成した後、シリコン酸化膜2に、トレンチ20とこの
トレンチ20の底部からシリコン基板1表面のソース・
ドレイン拡散領域(図示しない)に通じるコンタクトホ
ール3を形成する。尚、トレンチ20が本発明における
「凹所」に相当する。
【0041】このトレンチ20及びコンタクトホール3
の形成には以下の通りの手法がある。
【0042】(a)リソグラフィ技術及びドライエッチ
ング技術を用いて、まずトレンチ20を形成し、引き続
いてトレンチ20の底部にコンタクトホール3を形成す
る。
【0043】(b)リソグラフィ技術及びドライエッチ
ング技術を用いて、まずコンタクトホール3を形成し、
引き続いてコンタクトホール3の上部を含むようにトレ
ンチ20を形成する。
【0044】(c)予めシリコン酸化膜2中に、コンタ
クトホール3の形成用として、シリコン酸化膜よりもエ
ッチングされにくいマスクを形成しておき、リソグラフ
ィ技術及びドライエッチング技術を用いて、シリコン酸
化膜20に対し、トレンチ20とコンタクトホール3と
を連続的に形成する。
【0045】工程(2)(図8参照):不活性ガス(例
えばAr)を用いたスパッタエッチングによって、トレ
ンチ20及びコンタクトホール3内をクリーニングした
後、マグネトロンスパッタ法を用いて、トレンチ20及
びコンタクトホール3の各内壁(底面含む)とシリコン
酸化膜2の上とにチタン(Ti)膜4を形成する。
【0046】更に、このチタン膜4の上に、MOCVD
法により、窒化チタン(TiN)膜5を形成する。この
MOCVDの条件は、第1実施形態と同様である。
【0047】尚、チタン膜4及び窒化チタン膜5は、後
述する銅とシリコン酸化膜2との密着性を高める密着層
として機能するだけでなく、銅がシリコン酸化膜2内に
拡散して、配線間ショートを発生させる等シリコン酸化
膜2の絶縁機能を低下させることを防止すると共に、上
記第1実施形態におけるタングステンと同様、トランジ
スタ領域に拡散してデバイス特性を劣化させることを防
止するためのバリヤメタルとしても機能する。
【0048】工程(3)(図9参照):窒化チタン膜5
に対し、ゲルマニウム(Ge)イオンを加速エネルギ
ー:5KeV、ドーズ量:1×1014atoms/cm2の条件で
ドープする。
【0049】このように、窒化チタン膜5にゲルマニウ
ムイオンを導入することで、窒化チタン膜5の膜密度が
高くなり、膜厚が20nmから10nmに減少する。ま
た、MOCVD法で形成した窒化チタン膜5は、上記密
着層としての機能及びシリコン酸化膜2に対するバリヤ
メタルとしての機能が若干劣るが、窒化チタン膜5にゲ
ルマニウムイオンを導入することで、その機能も例え
ば、Ta系金属と同等にまで向上させることができる。
【0050】この時、トレンチ20及びコンタクトホー
ル3の側壁に形成された窒化チタン膜5に対しても均等
な割合でGeイオンを注入するためには、基板1が形成
されたシリコンウェハ(図示略)全体を回転させなが
ら、基板1の表面に立つ法線から概ね0°〜7°程度の
角度でゲルマニウムイオンを注入することが望ましい。
【0051】工程(4)(図10参照):トレンチ20
内及びコンタクトホール3内を含む基板の表面に、CV
D法又はメッキ法を用いて、銅(Cu)膜を形成した
後、CMP法を用いて、銅(Cu)膜を研磨し、最終的
にトレンチ5内とコンタクトホール3内にのみ、チタン
膜4と窒化チタン膜5との積層膜を介して、Cuからな
る金属配線21を埋め込み形成する。尚、金属配線21
が本発明における「第2金属配線」に相当する。
【0052】以上の通り、本第2実施形態にあっては、
トレンチ20及びコンタクトホール3の側壁に形成した
窒化チタン膜5にイオンを注入して、この部分の膜厚を
縮小させているので、トレンチ20及びコンタクトホー
ル3内に埋め込まれる金属配線21の横断面積(トレン
チ20においては、図10の紙面に平行な方向に切った
断面積、コンタクトホール3においては、図10の紙面
に垂直な方向に切った断面積)が相対的に大きくなり、
金属配線21自身の抵抗が小さくなる。
【0053】尚、本発明は以上の実施形態に限定される
ものではなく、以下のように変更しても同様の作用効果
を奏する。
【0054】(1)スパッタリングの方法として、マグ
ネトロンスパッタリング以外に、ダイオードスパッタリ
ング、高周波スパッタリング、四極スパッタリング等の
ようなものであってもよい。
【0055】(2)スパッタエッチングの方法として、
不活性ガスを用いる以外に、反応性ガス(例えばCCl
4、SF6)を用いた反応性イオンビームエッチング(R
IBE、反応性イオンミリングとも呼ばれる)を用いて
もよい。
【0056】(3)シリコン酸化膜2はCVD法以外の
方法(スパッタ法や蒸着法等のPVD法、酸化法)によ
って形成してもよい。
【0057】(4)シリコン酸化膜2を他の絶縁膜(各
種シリケートガラス、アルミナ、シリコン窒化膜、チタ
ン酸化膜等)に置き換えてもよい。
【0058】(5)タングステンプラグ7や金属配線2
1を他の金属(アルミニウム、ニッケル、銅、モリブデ
ン、タングステン等)で形成してよい。
【0059】(6)窒化チタン5に代えて、窒化タンタ
ル、窒化タングステンを用いてもよい。
【0060】(7)ゲルマニウムイオンに代えて、ヒ
素、アンチモン、ボロン、リン、シリコンなどの各種イ
オンを用いてもよい。
【0061】(8)コンタクトホール3が、下層金属配
線と上層金属配線とを接続するビアホールであっても良
い。
【0062】(9)第2実施形態において、トレンチ2
0ではなくコンタクトホール3よりも径の大きな凹所を
形成してもよく、この場合、凹所に埋め込まれた金属
(銅)は、例えば電極パッドとして利用できる。
【0063】(10)第2実施形態において、シングル
ダマシンプロセスに適用する。すなわち、シリコン酸化
膜2にトレンチ20のみを形成し、このトレンチ20内
に、チタン膜4、窒化チタン膜5及び金属配線21を埋
め込み形成する (11)単結晶シリコン基板(半導体基板)に代えて、
導電性基板やガラス等の絶縁性基板を用いる。すなわ
ち、以上の実施形態にあっては、単結晶シリコン基板上
に配線を形成する例を示しているが、例えばLCDのよ
うに絶縁性基板の上に配線を形成するデバイスに対して
も十分に適用が可能であり、このような絶縁性基板上に
配線を形成したものであっても本発明における「半導体
装置」の概念に属するものとする。
【0064】
【発明の効果】本発明の半導体装置にあっては、コンタ
クトホールに形成された主配線としての第2金属配線の
横断面積が大きいので、その結果、第2金属配線の抵抗
が低くなり、半導体装置としての特性を向上させること
ができる。
【0065】また、本発明の他の半導体装置にあって
は、凹所及びコンタクトホールに形成された主配線とし
ての第2金属配線の横断面積が大きいので、その結果、
第2金属配線の抵抗が低くなり、半導体装置としての特
性を向上させることができる。
【0066】本発明の半導体装置の製造方法にあって
は、コンタクトホール内に、主配線として横断面積が大
きな第2金属配線を形成することができ、その結果、第
2金属配線の抵抗が低くなり、半導体装置としての特性
を向上させることができる。
【0067】また、本発明の他の半導体装置の製造方法
にあっては、凹所及びコンタクトホール内に、主配線と
して横断面積が大きな第2金属配線を形成することがで
き、その結果、第2金属配線の抵抗が低くなり、半導体
装置としての特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態における半導体装置の多
層配線形成プロセスを示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態における半導体装置の
多層配線形成プロセスを示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 コンタクトホール 4 チタン膜 5 窒化チタン膜 7 タングステンプラグ 20 トレンチ 21 金属配線
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH09 HH11 HH18 HH33 JJ11 JJ18 JJ19 JJ33 KK01 MM02 NN06 NN07 NN31 PP09 PP11 PP15 PP27 QQ03 QQ09 QQ11 QQ14 QQ31 QQ37 QQ48 QQ59 QQ62 QQ92 RR04 SS11 SS27 XX09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜に形成されたコンタクトホール
    と、このコンタクトホールの少なくとも側壁に形成さ
    れ、不純物を含有する第1の金属膜と、前記コンタクト
    ホール内に形成された第2の金属膜とを具備したことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁膜に形成された凹所及びこの凹所の
    底部に形成されたコンタクトホールと、前記凹所及びコ
    ンタクトホールの少なくとも側壁に形成され、不純物を
    含有する第1の金属膜と、前記凹所及びコンタクトホー
    ル内に形成された第2の金属膜とを具備したことを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の金属膜は少なくとも窒化チタ
    ン膜を含むことを特徴とした請求項1又は2に記載の半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 絶縁膜にコンタクトホールを形成する工
    程と、 このコンタクトホールの少なくとも側壁に、第1の金属
    膜を形成する工程と、 前記第1の金属膜に不純物を導入する工程と、 前記コンタクトホール内に第2の金属膜を形成する工程
    と、を含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 絶縁膜に凹所とこの凹所の底部に連通す
    るコンタクトホールを形成する工程と、 前記凹所及びコンタクトホールの少なくとも側壁に、第
    1の金属膜を形成する工程と、 前記第1の金属膜に不純物を導入する工程と、 前記凹所及びコンタクトホール内に第2の金属膜を形成
    する工程と、を含むことを特徴とした半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の金属膜がMOCVD法を用い
    て形成されることを特徴とした請求項4又は5に記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の金属膜は少なくとも窒化チタ
    ン膜を含むことを特徴とした請求項4乃至6のいずれか
    1項に記載の半導体装置の製造方法。
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