JP2000163505A - コード読み取り装置 - Google Patents

コード読み取り装置

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JP2000163505A
JP2000163505A JP10353787A JP35378798A JP2000163505A JP 2000163505 A JP2000163505 A JP 2000163505A JP 10353787 A JP10353787 A JP 10353787A JP 35378798 A JP35378798 A JP 35378798A JP 2000163505 A JP2000163505 A JP 2000163505A
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Hajime Nakamura
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レチクル上のコード形態に拘らずコード読み
取りを可能にし、もって作業者、操作者にレチクル上の
コードの確認作業をさせることなくトータルの作業量を
減少させ、装置の稼動率および作業者の作業効率を向上
させる。 【解決手段】 レチクルを認識するコードを読み取るた
めに、該コードを照明する照明光を投光する投光部と、
照明されたコードを検出する検出部とを有するコード読
み取り装置であって、前記検出部または投光部を複数設
け、これらを切り換えて用いる。これにより、1台の装
置で例えばレチクル上のコード部分を透過する光とその
コード部分で反射する光とを使い分けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスクまた
はレチクルのような露光用原版を認識するコードを読み
取るためのコード読み取り装置に関する。このようなコ
ード読み取り装置は、特に露光用原版を扱う装置におけ
る原版搬送および原版管理の自動化に際して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の微細化に伴い、レチ
クルへの異物付着を防止するため、半導体製造装置内の
レチクルを収納するレチクルカセットからレチクルを抜
き出して露光位置まで人手を介さず自動的に搬送する装
置が開発されている。
【0003】また、近年ICの多様化、カスタム化によ
るレチクル数の急増とともに、レチクルの管理、レチク
ルの運用、装置の管理および装置の運用等を目的に、レ
チクル上のパターン化されたコードを使用してレチクル
データの照合およびレチクルデータの収集を自動で行な
っている。
【0004】このような装置において、使用しているコ
ードパターンをみると、レチクルのクロム材印刷パター
ンでコードを構成しているものと、不透明体にコードを
印刷し前記印刷された印刷物をレチクルに貼り付けてコ
ードを構成しているものとがある。
【0005】これに対して装置上で使用しているコード
読み取り装置は、一般に、反射型のコード読み取り装置
であり、コードのコードパターン印刷材質、土台となる
レチクル材質、コードパターンの反射率および土台とな
るレチタルの反射率等によってコード読み取りエラーが
発生し装置が停止するという問題が発生していた。
【0006】また、透過型のコード読み取り装置では、
バーコード読み取りエラーの発生は減少するが不透明体
シール式のコードの読み取りは不可能であり、前記シー
ル式のコードを使用した場合装置が停止するという問題
も発生していた。
【0007】従来、上記エラーによる装置停止を防ぐに
は、コードの構成により前記透過型コード読み取り装置
と反射型コード読み取り装置を使い分けなければならな
かった。
【0008】このようにコード読み取り装置により使用
できるコードが決まっているため、前記エラーによる装
置停止を回避するためには、操作者がレチクルの入った
レチクルカセットを異物付着の少ないクリーンルーム等
に輸送し、コードを確認し、前記装置で使用できるかを
判断しなければならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来例
のようにレチクルクロム材パターンによるコードと不透
明体のシール式によるコードの2種類を反射型のコード
読み取り装置で対応しようとした場合、レチクルクロム
材パターンによるコードはコードのコードパターンとコ
ードが打たれている土台のレチクルのコントラストが低
いため、コードのバーパターンとスペースパターンの分
離ができずコードの検出が不可能となり、コード読み取
りエラーが発生していた。
【0010】また、コードが検出できるように土台のレ
チクルとコードのクロム材コードパターンのコントラス
トを高くした場合、レチクルのパターンによる乱反射に
より露光性能に悪影響を及ぼすため、前記コントラスト
を高くすることは不可能であった。このためレチクルパ
ターンによるコードを検出する場合は透過型のコード読
み取り装置を使用する必要があった。
【0011】逆に透過型のコード読み取り装置で前記2
種類のコードに対応しようとした場合、不透明体のシー
ル式のコードではシール自体が不透明体で作られている
ため読み取りエラーが発生してしまう。
【0012】上記エラーによる装置停止を防ぐにはコー
ド材質(シール、クロム材)の構成により前記透過型コ
ード読み取り装置と反射型コード読み取り装置を使い分
けなければならなかった。
【0013】このようにコード読み取り装置により使用
できるコードが決まっているため、操作者は装置にレチ
クルを装着する場合、レチクル上のコードがシール式で
あるかレチクルクロム材パターンで構成されているかを
確認しなければならず、その確認のため、多くの作業お
よび多くの時間を費やし、また、操作者、作業者等人手
によりコードを確認しているため確認漏れ、確認ミスに
よりコード読み取りエラーが発生していた。
【0014】本発明の目的は、シール式のコードと露光
原版のパターンによるコードとを区別することなく原版
上のコードを検出し、加えて作業者、操作者に原版上の
コードの確認作業をさせることなくトータルの作業量を
減少させ、装置の稼動率および作業者の作業効率を向上
させることである。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため本発明では、露光用原版を認識するコードを
読み取るために、該コードを照明する照明光を投光する
投光部と、照明されたコードを検出する検出部とを有す
るコード読み取り装置であって、前記検出部または投光
部を複数設けて切り換えるようにしている。特に、前記
切り換えによって、検出部と投光部とをコード読み取り
時に原版を挟んで対向配置させた状態と、該原版の同一
面側に配置させた状態との双方を実現することにより、
透明基板上にクロム材で形成したコードは透過光で、不
透明部材に印刷されたコードは反射光でというように、
1つの装置でそれぞれのコードに最適の読み取りモード
を選択することができ、一方の読み取りモードしかない
従来の装置におけるような読み取りエラーを防止するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】上記目的を達成するため本発明の
好ましい実施の形態に係るコード読み取り装置は、レチ
クル上のコードの照明を行なう複数のコード投光部とレ
チクル上のコードの検出を行なうコード検出部と前記検
出部と投光部の間にレチクルを搬送し、固定するレチク
ル搬送手段を備える。
【0017】より具体的には、レチクルを収納するカセ
ットとカセット内のレチクルを装置上に搬送する手段を
持つ半導体製造装置のパターン化したコードを読み取る
コード読み取り装置において、 1)コードの照明光を投光するコード投光部とコードを
検出するコード検出部とを分離し、前記コード投光部と
して少なくとも第1および第2のコード投光部を持ち、 2)前記コード検出部をコード印刷面側に位置し、 3)前記コード検出部出力により複数のコード投光部か
ら投光を行なうべき投光器を選択する。
【0018】この構成においてレチクルカセットから搬
送されたレチクルは第1のコード投光部とコード検出部
の間に搬送される。第1のコード投光部とコード検出部
の間にレチクルを搬送すると、第1のコード投光部はレ
チクル上のパターン化されたコードの照明を行なうため
照明光を投光する。コード投光部が照明を行なうと、レ
チクル上のコードを通過した透過光がコード検出部に届
く。コード検出部においてコードが検出できない場合は
レチクルに対しコード検出部と同じ側に配置された第2
のコード投光部が照明光を投光し第1のコード投光部は
投光を停止する。
【0019】前記コード検出部から出力される信号によ
り複数のコード投光部の切換えを行ないコード検出部は
コード検出部上に形成されたコードパターンを電気信号
に変換しコードの解析を行なう。
【0020】本構成を使用することにより、コードのコ
ードパターンの印刷材質、コードのコードパターン反射
率、レチクルクロム材パターンによるコード、不透明体
シールによるコード等コード形態にかかわらず安定して
コードを読み取ることができ、コード読み取りエラーに
よる装置停止をなくすことができ、加えて作業者、操作
者にレチクル上のコードの確認作業をさせることなくト
ータルの作業量を減少させ装置の稼動率および作業者の
作業効率を向上させることができる。
【0021】
【実施例】(第1の実施例)以下、図面を用いて本発明
の実施例を説明する。 (第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例に係る半
導体製造装置のバーコード読み取り装置を示す斜視図で
ある。図2は図1の矢印A方向から見た図(側面図)で
レチクルと投光部と検出部の位置関係を示す図である。
【0022】図1に示すバーコード読み取り装置は、レ
チクル4を挟んでレチクル上のバーコードの照明光を投
光する第1のバーコード投光部1と、バーコード投光部
1から投光された光によりレチクル4上のバーコードパ
ターン3を検出するバーコード検出部5と、バーコード
検出部5と同じ側に位置する第2のバーコード投光部2
と、第1のバーコード投光部1と第2のバーコード投光
部2およびバーコード検出部5との間にバーコードパタ
ーン3が打たれたレチクル2を搬送するための搬送ハン
ド6とを備える。
【0023】搬送ハンド6は、第1のバーコード投光部
1と第2のバーコード投光部3およびバーコード検出部
5との間にレチクル2を搬送できるように、駆動モータ
8により水平方向に自由に移動できるようになってい
る。搬送ハンド6の下部には、搬送ハンド6の位置を検
知するための搬送ハンド位置センサ7が設けられてい
る。
【0024】第1のバーコード投光部1と第2のバーコ
ード投光部3は、スイッチボックス9に接続され、スイ
ッチボックス9とバーコード検出部5と搬送ハンド位置
センサ7と搬送ハンド6を駆動させるモータ8とは操作
ターミナル10に接続されている。操作ターミナル10
は、搬送ハンド6の制御とバーコード読み取り装置の制
御と検出したバーコードデータの表示とバーコードデー
タの処理を行なう。
【0025】次に図1および図2を使用し装置の動作に
ついて説明する。半導体製造装置のレチクル上のバーコ
ード読み取りを行なうに際しては、操作者が操作ターミ
ナル10上の不図示の操作パネルおよびキーボードを操
作し、読み取りを行なうレチクル4を不図示のレチクル
カセット内から搬送ハンド6上に移動させる。
【0026】レチクル4が搬送ハンド6上に置かれる
と、搬送ハンド6はレチクル4を固定しレチクル4を第
1のバーコード投光部1と第2のバーコード投光部2お
よびバーコード検出部5との間に移動させる。搬送ハン
ド6が第1のバーコード投光部1と第2のバーコード投
光部2およびバーコード検出部5との間に移動すると、
搬送ハンド位置センサ7は、レチクル4を持った搬送ハ
ンド6がバーコード読み取り位置に来たことを検知し、
操作ターミナル10にレチクル4がバーコード読み取り
位置に来たことを知らせる。
【0027】操作ターミナル10は、搬送ハンド位置セ
ンサ7からの信号をもとにスイッチボックス9に第1の
バーコード投光部1に照明光を投光するように指令を出
す。これと同時に操作ターミナル10はバーコード検出
部2にバーコード読み取り指令を出す。
【0028】第1のバーコード投光部1がスイッチボッ
クス9からの指令により投光を開始すると、照明光はレ
チクル4上のバーコード3の照明を行なう(図2上の透
過用照明光11)。
【0029】レチクルクロム材パターンによるバーコー
ドの場合、レチクル4上のバーコード3を透過した光
(図2上の光路12)はバーコード検出部5上にバーコ
ードの影を形成する。バーコードのバーの部分は、通
常、クロム材等の不透過の材質を使用しているので、光
が透過せずにバーコード検出部5上ではバーコードのバ
ーの部分が影となる。またバーコードのスペースの部分
は、通常、レチクルの透明ガラス部であるので、照明用
の光は透過しバーコード検出部5上に明るい光の部分と
なってレチクル上のバーコードのパターンを形成する。
バーコード検出部5は上記パターンを電気信号に変換
し、バーコードの解析を行なう。
【0030】バーコード検出部5により電気信号に変換
され信号処理された信号波形を図3(a)に示す。図3
(a)上で信号波形19はスペース部分を透過した光1
1の変換信号であり、信号波形20はクロム部分の光1
2の変換信号である。
【0031】不透明体シールによるバーコードの場合、
レチクル4上のバーコード3は不透明体上にバーパター
ンとスペースパターンが印刷されているためバーコード
検出部5上にはシール不透明体による影の部分が投影さ
れる。バーコード検出部5上を不透明シールによる影が
覆うとバーコード検出部5はバーコード検出不可能とな
る。この時の信号処理された波形を図3(b)に示す。
図3(b)上でラベルシールの影のためスペース部分の
信号波形19’とクロム部分の信号波形20’との区別
はつかない。
【0032】バーコード検出部5にてバーコードの検出
が不可能となると、バーコード検出部5は信号波形の最
大値と最小値の差がないためにバーコードの検出ができ
ないことを操作ターミナル10に知らせる。
【0033】操作ターミナル10は、バーコード検出部
5からバーコード不可能の知らせを受け取ると、バーコ
ード3を検出すべくスイッチボックス9に照明光の切換
え指令を出す。スイッチボックス9は、操作ターミナル
10からの照明光切換え指令を受けると、照明光の切換
えを行なうべく第1のバーコード投光部1に照明光の投
光停止指令を出し、同時に第2のバーコード投光部2に
照明光の投光指令を出す。
【0034】第1のバーコード投光部1は、スイッチボ
ックス9からの照明光の投光停止指令を受けると、照明
光の投光を停止する。また、第2のバーコード投光部2
は、スイッチボックス9からの照明光投光指令を受ける
と、照明光の投光を開始する(図2上の反射用照明光1
3)。
【0035】第2のバーコード投光部2から投光された
照明光はレチクル4上のバーコード3の照明を行なう。
不透明体シールによるバーコードの場合、通常、バーの
部分は黒色でスペースの部分は白色で構成されている。
第2のバーコード投光部2から投光された照明光により
バーコードのスペース部では光が反射し、バーコードの
バーの部分では光が反射しない。このためバーコードの
スペース部で反射した光はバーコード検出部5に入射す
る(図2上の光路12)。バーコード検出部5は上記入
射した光のパターンを電気信号に変換しバーコードの解
析を行なう。
【0036】不透明体シール式バーコード、レチクルク
ロム材パターンによるバーコードそれぞれの場合につい
てバーコード検出部5で解析されたバーコードデータは
操作ターミナル10に送られ操作ターミナル10上の表
示部に表示される。
【0037】また、前記バーコードデータはレチクル4
が使用される装置(不図示)の制御に使用されるため操
作ターミナル10上のデータとして残される。
【0038】なお、上述において、バーコード検出部
は、バーコードパターンによるバーコード検出部上の影
を電気信号に変換しているものであったが、バーコード
検出部に光学系と撮像素子を持った受光部を使用しても
よい。この場合、同等の機能を実現できかつ光学系を持
つためより細かいバーコードパターンの検知が可能であ
る。
【0039】また、上述において、バーコード検出部
は、平面的にバーコードパターンをスキャンしバーコー
ドパターンを電気信号に変換するものであったが、投光
部として半導体レーザーを使用しポリゴンミラーを用い
てスキャンを行なうようにしてもよい。この場合、半導
体レーザーとコード検出部の間でレチクルを固定しポリ
ゴンミラーを使用し照明光を振ってバーコードパターン
のスキャンを行なうことが可能である。
【0040】(第2の実施例)図4は本発明の第2の実
施例に係るバーコード読み取り装置のレチクルと投光部
と検出部との位置関係を示す図である。図4の装置は、
第1の実施例の装置と同じく不図示の搬送ハンド6と駆
動モータ8と搬送ハンド位置センサ7と操作ターミナル
10を持つ。
【0041】図4に示すバーコード読み取り装置は、レ
チクル4上のバーコードパターン3を照明するための半
導体レーザ18と、半導体レーザ18からのレーザ光を
レチクル4上にスキャンさせるポリゴンミラー16と、
レーザ光を透過用照明光路11に導くための反射ミラー
11と、光路を曲げるための第1のミラー17および第
2のミラー15とを持つ。反射ミラー17はレーザ光の
光路を透過用照明光路11と反射用照明光路13に切り
換えるため移動できるようになっている。
【0042】次に図4を使用し装置の動作について説明
する。半導体製造装置のレチクル上のバーコード読み取
りを行なうに際して操作者は、操作ターミナル10上の
不図示の操作パネルおよびキーボードを操作し、読み取
りを行なうレチクル4を不図示のレチクルカセット内か
ら搬送ハンド6上に移動させる。
【0043】レチクル4が搬送ハンド6上に置かれる
と、搬送ハンド6はレチクル4を固定しレチクル4をミ
ラー14とバーコード検出部5の間に移動させる。
【0044】搬送ハンド6がミラー14とバーコード検
出部5の間に移動すると、搬送ハンド位置センサ7は、
レチクル4を持った搬送ハンド6がバーコード読み取り
位置に来たことを検知し、操作ターミナル10にレチク
ル4がバーコード読み取り位置に来たことを知らせる。
【0045】操作ターミナル10は、搬送ハンド位置セ
ンサ7からの信号をもとに半導体レーザ18を点灯さ
せ、反射ミラー17をレーザ光を透過用照明光路11に
導くように移動させる。これと同時に操作ターミナル1
0はバーコード検出部5にバーコード読み取り指令を出
す。半導体レーザ18から出力されたレーザ光は、ポリ
ゴンミラー16でスキャンされ反射ミラー17に導かれ
る。
【0046】反射ミラー17がレーザ光を透過用照明光
路11に導くように移動すると、レーザ光は第1のミラ
ー14に入射し、ここで反射されてレチクル4上のバー
コード3の照明を行なう。
【0047】レチクルクロム材パターンによるバーコー
ドの場合、レチクル4上のバーコード3を透過したレー
ザ光(図4上の光路12)はバーコード検出部5上にバ
ーコードの影を形成する。バーコードのバーの部分は、
通常、クロム材等の不透過の材質を使用しているので、
光が透過せずにバーコード検出部5上ではバーコードの
バーの部分が影となる。また、バーコードのスペースの
部分は、通常、レチクルの透明ガラス部であるにで、照
明用の光は透過しバーコード検出部5上に明るい光の部
分となってレチクル上のバーコードのパターンを形成す
る。バーコード検出部5は上記パターンを電気信号に変
換しバーコードの解析を行なう。
【0048】不透明体シールによるバーコードの場合、
レチクル4上のバーコード3は不透明体上にバーパター
ンとスペースパターンが印刷されているためバーコード
検出部5上にはシール不透明体による影の部分が投影さ
れる。バーコード検出部5上を不透明シールによる影が
覆うとバーコード検出部5はバーコード検出不可能とな
る。
【0049】バーコード検出部5にてバーコードの検出
が不可能となると、バーコード検出部5は操作ターミナ
ル10にバーコードの検出ができないことを知らせる。
操作ターミナル10がバーコード検出部5からバーコー
ド不可能の知らせを受け取ると、操作ターミナル10は
バーコードを検出すべく反射ミラー17をレーザ光を反
射用照明光路13に導くように移動させる。
【0050】反射ミラー17がレーザ光を反射用照明光
路13に導くように移動すると、ポリゴンミラー16で
スキャンされたレーザ光はミラー17、ミラー15で反
射され、レチクル4上のバーコード3の照明を行なう
(図4上の反射用照明光13)。
【0051】不透明体シールによるバーコードの場合、
通常、バーの部分は黒色でスペースの部分は白色で構成
されている。ポリゴンミラー16でスキャンされた照明
光によりバーコードのスペース部では光が反射し、バー
コードのバーの部分では光が反射しない。このためバー
コードのスペース部で反射した光はバーコード検出部5
に入射する(図4上の光路12)。バーコード検出部5
は、上記入射した光のパターンを電気信号に変換しバー
コードの解析を行なう。
【0052】不透明体シール式バーコードおよびレチク
ルクロム材パターンによるバーコードそれぞれの場合に
ついてバーコード検出部5で解析されたバーコードデー
タは操作ターミナル10に送られ操作ターミナル10上
の表示部に表示される。
【0053】また前記バーコードデータはレチクル4が
使用される装置(不図示)の制御に使用されるため操作
ターミナル10上のデータとして残される。
【0054】(第3の実施例)上述の実施例において
は、透過光の検出信号と、反射光の検出信号とのいずれ
か1つを選択してコードを識別しているが、透過光、反
射光を問わず、複数のコード投光器それぞれからの光の
検出信号を総合的に判断してコード識別することによ
り、読み取りエラーをより少なくすることができる。例
えば、1つの透過光と1つの反射光とでバーコードを検
出する。この場合、バーコードの検出信号の位相または
極性が逆になるので、一方の信号をリバースして両者を
比較する。また、波長や入射角の異なる光を検出し、必
要に応じリバースして比較してもよい。
【0055】(デバイス生産方法の実施例)次に上記説
明したコード読み取り装置を用いた露光装置を利用した
デバイスの生産方法の実施例を説明する。図5は微小デ
バイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、
CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造の
フローを示す。ステップ1(回路設計)ではデバイスの
パターン設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計したパターンを形成したマスクを製作する。一方、
ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等の材
料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロ
セス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハ
を用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の
回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程
と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用い
て半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)で
はステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を
経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ
7)される。
【0056】図6は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明したコード読み取り装置
を用いた露光装置によってマスクの回路パターンをウエ
ハに焼付露光する。ステップ17(現像)では露光した
ウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現
像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19
(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となった
レジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行な
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成
される。
【0057】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストに製造す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バーコードの印刷材質、バーコードの反射率、レチクル
クロム材パターンによるバーコード、不透明体シール式
のバーコード等バーコードの形態にかかわらず、安定し
てバーコードを読み取ることができ、バーコード読み取
りエラーによる装置停止をなくすことができる。
【0059】加えて作業者、操作者にレチクル上のコー
ドの確認作業をさせることなくトータルの作業量を減少
させ装置の稼動率および作業者の作業効率を向上させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るバーコード読み
取り装置を示す斜視図である。
【図2】 図1の装置の投光部および検出部を示す図で
ある。
【図3】 図1の装置の検出部での信号波形を示す図で
ある。
【図4】 本発明の第2の実施例に係るバーコード読み
取り装置の投光部および検出部を示す図である。
【図5】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図6】 図5におけるウエハプロセスの詳細な流れを
示す図である。
【符号の説明】
1:レチクル上のバーコードを透過照明する第1のバー
コード投光部、2:レチクル上のバーコードを反射照明
する第2のバーコード投光部、3:レチクル上のバーコ
ードパターン、4:レチクル、5:バーコードパターン
を検出するバーコード検出部、6:レチクルを搬送する
ための搬送ハンド、7:搬送ハンドの位置を検知するた
めの搬送ハンド位置センサ、8:搬送ハンドを駆動する
駆動モータ、9:第1のバーコード投光部と第2の投光
部を切り換えるスイッチボックス、10:操作ターミナ
ル、11:透過照明光路、12:レチクル上のパターン
からの入射光路、13:反射照明光路、14:反射ミラ
ー、15:反射ミラー、16:ポリゴンミラー、17:
反射ミラー、18:半導体レーザ、19,20:波形デ
ータ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用原版を認識するコードを読み取る
    ために、該コードを照明する照明光を投光する投光部
    と、照明されたコードを検出する検出部とを有するコー
    ド読み取り装置であって、前記投光部として切換可能な
    複数の投光部を設けたことを特徴とするコード読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の投光部のうち少なくとも1つ
    がコード読み取り時の原版を挟んで前記検出部と対向し
    て配置され、前記投光部から前記原版のコード部分を透
    過する光を前記検出部で検出可能に構成したことを特徴
    とする請求項1記載のコード読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記検出部をコード印刷面側に位置させ
    たことを特徴とする請求項1または2記載のコード読み
    取り装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の投光部のうち少なくとも1つ
    がコード読み取り時の原版に対し前記検出部と同一面側
    に配置され、前記投光部から出射され前記原版のコード
    部分で反射する光を前記検出部で検出可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載のコード読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記検出部の出力に応じて、複数のコー
    ド投光器から投光を行なうべき投光部を選択して切り替
    える手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のコード読み取り装置。
  6. 【請求項6】 露光用原版を認識するコードを読み取る
    ために、該コードを照明する照明光を投光する投光部
    と、照明されたコードを検出する検出部とを有するコー
    ド読み取り装置であって、前記検出部として切換可能な
    複数の検出部を設けたことを特徴とするコード読み取り
    装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の検出部のうち少なくとも1つ
    がコード読み取り時の原版を挟んで前記投光部と対向し
    て配置され、前記投光部から前記原版のコード部分を透
    過する光を前記検出部で検出可能に構成したことを特徴
    とする請求項6記載のコード読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記投光部をコード印刷面の裏側に位置
    させたことを特徴とする請求項7記載のコード読み取り
    装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の検出部のうち少なくとも1つ
    がコード読み取り時の原版に対し前記投光部と同一面側
    に配置され、前記投光部から出射され前記原版のコード
    部分で反射する光を前記検出部で検出可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項8記載のコード読み取り装置。
  10. 【請求項10】 前記投光部と対向して配置された透過
    光検出用の第1の検出部と、前記レチクルに対し前記投
    光部と同一面側に配置された反射光検出用の第2の検出
    部と、第1および第2の検出部のいずれか一方の検出信
    号を反転して他方の検出信号と比較する手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項9記載のコード読み取り装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜11のいずれかに記載のコ
    ード読み取り装置を有することを特徴とするデバイス製
    造装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のデバイス製造装置を
    用いてデバイスを製造することを特徴とするデバイス製
    造方法。
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