JP2000163123A - 遠隔操作システム、コントローラ、遠隔操作対象装置、コントローラ用プログラムを記録した記録媒体及び動作制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

遠隔操作システム、コントローラ、遠隔操作対象装置、コントローラ用プログラムを記録した記録媒体及び動作制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000163123A
JP2000163123A JP10340012A JP34001298A JP2000163123A JP 2000163123 A JP2000163123 A JP 2000163123A JP 10340012 A JP10340012 A JP 10340012A JP 34001298 A JP34001298 A JP 34001298A JP 2000163123 A JP2000163123 A JP 2000163123A
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Yoshiaki Shimizu
良昭 清水
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのコントローラで不特定多数の機器を操
作する。 【解決手段】 定義情報記憶手段21に格納されている
操作内容定義情報1が、定義情報提供手段23によって
コントローラ側に出力される。この操作内容定義情報1
は定義情報保持手段14で保持される。そして、ユーザ
が入力手段11によって入力を行うと、入力内容に対し
て操作内容定義情報1によって対応づけられている動作
指令2が、動作指令出力手段15によって出力される。
動作指令2が遠隔操作対象装置20に渡されると、命令
実行手段24によって、動作指令2に従った処理が実行
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御対象装置の動作
を離れた場所で操作するための遠隔操作システム、遠隔
操作用のコントローラ、遠隔操作される遠隔操作対象装
置、コントローラ用プログラムを記録した記録媒体及び
装置の動作を制御する動作制御プログラムを記録した記
録媒体に関し、特に複数の装置の遠隔操作を行うための
遠隔操作システム、コントローラ、遠隔操作対象装置、
コントローラ用プログラムを記録した記録媒体及び動作
制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの家庭電化製品には、専用の
コントローラが付属している。コントローラは、赤外線
によって製品本体へ動作命令を送信することができる。
装置は、コントローラからの動作命令に応じて動作す
る。ユーザは、コントローラを手元に置いておけば、装
置本体から離れた場所からでも自由に装置を操作するこ
とができる。例えば、テレビに付属のコントローラを用
いれば、チャンネルの切り替え等を離れた場所で行うこ
とができる。さらには、ビデオデッキによる録画予約等
の操作も、コントローラで行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では多く
の装置にコントローラが付属しているため、家庭内に多
数のコントローラが存在し、それらの管理が困難になっ
てきている。しかも、製品によってはコントローラで操
作することを前提としており、装置本体のスイッチでは
基本的な操作しかできない場合がある。そのため、操作
したい装置専用のコントローラが見あたらない場合に
は、非常な不便を強いられていた。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、1つのコントローラで不特定多数の機器を操
作することのできる遠隔操作システムを提供することを
第1の目的とする。
【0005】また、本発明の第2の目的は、不特定多数
の機器を操作可能なコントローラを提供することであ
る。また、本発明の第3の目的は、コントローラに対し
て自己の操作環境を与えることのできる遠隔操作対象装
置を提供することである。
【0006】また、本発明の第4の目的は、不特定多数
の機器をコンピュータで操作するためのコントローラ用
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することである。
【0007】また、本発明の第5の目的は、コントロー
ラに対して自己の操作環境を与える処理をコンピュータ
に行わせるための動作制御プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記第1の課
題を解決するために、装置の動作を離れた場所で操作す
るための遠隔操作システムにおいて、指令を入力するた
めの入力手段と、情報通信を行うコントローラ側情報通
信手段と、前記入力手段による入力内容と動作指令との
対応関係を定義した操作内容定義情報を前記コントロー
ラ側情報通信手段が受信すると、受信した操作内容定義
情報を保持する定義情報保持手段と、前記入力手段から
の入力があると、入力内容に対して、前記定義情報保持
手段が保持する操作内容定義情報によって対応づけられ
ている動作指令を、前記コントローラ側情報通信手段を
通じて出力する動作指令出力手段と、を具備するコント
ローラと、前記コントローラの前記入力手段の入力内容
と自己の動作に関する動作指令との対応関係を定義した
操作内容定義情報を保持する定義情報記憶手段と、前記
コントローラ側情報通信手段との間で情報通信を行う装
置側情報通信手段と、前記コントローラとの間で通信可
能状態になると、前記定義情報記憶手段が保持する操作
内容定義情報を、前記装置側情報通信手段を通じて出力
する定義情報提供手段と、前記装置側情報通信手段が受
け取った動作指令に従った処理を実行する命令実行手段
と、を具備する遠隔操作対象装置と、を有することを特
徴とする遠隔操作システムが提供される。
【0009】このような遠隔操作システムによれば、コ
ントローラのコントローラ側情報通信手段と遠隔操作対
象装置の装置側情報通信手段との間で通信可能な状態に
すると、遠隔操作対象装置の定義情報記憶手段に格納さ
れている操作内容定義情報が、定義情報提供手段によっ
てコントローラ側に出力される。この操作内容定義情報
は、コントローラ側の定義情報保持手段で保持される。
そして、ユーザが入力手段によって入力を行うと、動作
指令出力手段によって、入力内容に対して操作内容定義
情報によって対応づけられている動作指令が、コントロ
ーラ側情報通信手段を通じて出力される。動作指令が遠
隔操作対象装置に渡されると、命令実行手段によって、
動作指令に従った処理が実行される。
【0010】また、上記第2の課題を解決するために、
装置の動作を離れた場所で操作するためのコントローラ
において、指令を入力するための入力手段と、情報通信
を行う情報通信手段と、前記入力手段による入力内容と
動作指令との対応関係を定義した操作内容定義情報を前
記情報通信手段が受信すると、受信した前記操作内容定
義情報を保持する定義情報保持手段と、前記入力手段か
らの入力があると、入力内容に対して前記操作内容定義
情報によって対応づけられている動作指令を、前記情報
通信手段を通じて出力する動作指令出力手段と、を有す
ることを特徴とするコントローラが提供される。
【0011】このようなコントローラによれば、入力手
段による入力内容と動作指令との対応関係を定義した操
作内容定義情報を情報通信手段が受信すると、受信した
前記操作内容定義情報が定義情報保持手段で保持され
る。その状態で入力手段からの入力があると、動作指令
出力手段により、入力内容に対して操作内容定義情報に
よって対応づけられている動作指令が、情報通信手段を
通じて出力される。
【0012】また、上記第3の課題を解決するために、
コントローラからの指令に応じて動作する遠隔操作対象
装置において、前記コントローラへの入力内容と、自己
の動作に関する動作指令との対応関係を定義した操作内
容定義情報を保持する定義情報記憶手段と、前記コント
ローラとの間で情報通信を行う情報通信手段と、前記コ
ントローラとの間で通信可能状態になると、前記操作内
容定義情報を、前記情報通信手段を通じて出力する定義
情報提供手段と、前記情報通信手段が受け取った動作指
令に従った処理を実行する命令実行手段と、を有するこ
とを特徴とする遠隔操作対象装置が提供される。
【0013】このような遠隔操作対象装置によれば、前
記コントローラとの間で通信可能状態になると、操作内
容定義情報が、定義情報提供手段によって情報通信手段
を通じて出力される。そして、情報通信手段が動作命令
を受け取ると、命令実行手段によって、動作指令に従っ
た処理が実行される。
【0014】また、上記第4の課題を解決するために、
離れた場所の装置への指令を入力するための入力手段と
情報通信を行う情報通信手段とを具備するコントローラ
を制御するコントローラ用プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体において、前記入力手段
による入力内容と動作指令との対応関係を定義した操作
内容定義情報を前記情報通信手段が受信すると、受信し
た前記操作内容定義情報を保持する定義情報保持手段、
前記入力手段からの入力があると、入力内容に対して前
記操作内容定義情報によって対応づけられている動作指
令を、前記情報通信手段を通じて出力する動作指令出力
手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とす
るコントローラ用プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体が提供される。
【0015】この記録媒体に記録されたコントローラ用
プログラムを、入力手段と情報通信手段とを具備するコ
ンピュータに実行させれば、上記本発明に係るコントロ
ーラに必要な機能がコンピュータ上に構築される。
【0016】また、上記第5の課題を解決するために、
コントローラとの間で情報通信を行う情報通信手段を具
備する装置の動作を制御する動作制御プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前
記コントローラへの入力内容と、自己の動作に関する動
作指令との対応関係を定義した操作内容定義情報を保持
する定義情報記憶手段、前記操作内容定義情報を、前記
情報通信手段を通じて出力する定義情報提供手段、前記
情報通信手段が受け取った動作指令に従った処理を実行
する命令実行手段、を有することを特徴とする動作制御
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体が提供される。
【0017】この記録媒体に記録された動作制御プログ
ラムを、情報通信手段を具備するコンピュータに実行さ
せれば、上記本発明に係る遠隔操作対象装置に必要な機
能がコンピュータ上に構築される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理構成図であ
る。本発明の遠隔操作システムは、コントローラ10と
遠隔操作対象装置20とで構成される。
【0019】コントローラ10は、以下の要素で構成さ
れている。入力手段11は、指令を入力するためのもの
である。例えば、入力用のボタンや、タッチパネルなど
である。コントローラ側情報通信手段12は、情報通信
機能を有している。通信方法としては、赤外線通信など
を用いる。表示手段13は、画面表示を行う。例えば、
液晶表示装置などが表示手段13に該当する。定義情報
保持手段14は、入力手段11による入力内容と動作指
令との対応関係を定義した操作内容定義情報1をコント
ローラ側情報通信手段12が受信した際に、その受信し
た操作内容定義情報1を保持する。動作指令出力手段1
5は、入力手段11からの入力があると、入力内容に対
して操作内容定義情報1によって対応づけられている動
作指令2を、コントローラ側情報通信手段12を通じて
出力する。表示制御手段16は、操作内容定義情報1に
定義されている入力内容と動作指令との対応関係を明示
する情報を、表示手段13の画面に表示する。
【0020】遠隔操作対象装置20は、以下の要素で構
成されている。定義情報記憶手段21は、コントローラ
10の入力手段11の入力内容と、自己の動作に関する
動作指令との対応関係を定義した操作内容定義情報を保
持している。装置側情報通信手段22は、コントローラ
側情報通信手段12との間で情報通信を行う。定義情報
提供手段23は、コントローラ10との間で通信可能状
態になると、定義情報記憶手段21に格納されている操
作内容定義情報1を、装置側情報通信手段22を通じて
出力する。通信可能状態になったことは、例えば、コン
トローラ10からの特定の信号を受信することによって
認識する。命令実行手段24は、装置側情報通信手段2
2が受け取った動作指令2に従った処理を実行する。
【0021】このような遠隔操作システムによれば、コ
ントローラ10のコントローラ側情報通信手段12と遠
隔操作対象装置20の装置側情報通信手段22との間で
通信可能な状態にすると、遠隔操作対象装置の定義情報
記憶手段21に格納されている操作内容定義情報1が、
定義情報提供手段23によってコントローラ側に出力さ
れる。この操作内容定義情報1は、コントローラ10側
の定義情報保持手段14で保持される。すると、表示手
段により、操作内容定義情報1に定義されている入力内
容と動作指令との対応関係を明示する情報が、表示手段
13の画面に表示される。そして、ユーザが入力手段1
1によって入力を行うと、入力内容に対して操作内容定
義情報1によって対応づけられている動作指令2が、動
作指令出力手段15によって、コントローラ側情報通信
手段12を通じて出力される。動作指令2が遠隔操作対
象装置20に渡されると、命令実行手段24によって、
動作指令2に従った処理が実行される。
【0022】このように、遠隔操作対象装置20を操作
するための操作内容定義情報を、遠隔操作対象装置20
からコントローラ10へ引き渡し、その操作内容定義情
報に基づいた動作指令をコントローラ10から出力する
ようにしたため、複数の種類の遠隔操作対象装置20が
あっても、1つのコントローラ10で遠隔操作が可能で
ある。すなわち、コントローラ10は、操作内容定義情
報を受け取れば、その情報を出力した装置専用のコント
ローラとして動作することができる。
【0023】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。実施の形態では、コントローラへダウンロードする
操作内容定義情報としてHTML(Hyper Text Markup L
anguage)文書を用いるものとする。そのHTML文書に
はJava(ジャバ)アプレットを組み込んでおき、入力内
容に応じた動作をJavaアプレットによって詳細に定義す
る。なお、Javaとは、米サン・マイクロシステムズが開
発したオブジェクト指向のプログラミング言語であり、
Javaアプレットは、Javaで作成されたソフトのうち、H
TML文書に組み込まれてWebサーバからダウンロード
し、Webブラウザ上で実行される形態のものである。Jav
aアプレットは、Java仮想マシンを備えたWebブラウザで
実行できる。
【0024】また、本発明のコントローラは、カード型
にすることによって携帯性を高めることができる。そこ
で、カード型の形状をした本発明に係る遠隔操作装置を
「マルチカード」と呼ぶこととする。
【0025】図2は、マルチカードの斜視図である。マ
ルチカード100の寸法は、85mm×54mm×10
mmである。これは、PCカードTypeIIIと同程度
の大きさである。マルチカード100の側面には、赤外
線通信ポート101が設けられている。この赤外線通信
ポート101を介して、Javaアプレットが組み込まれた
HTML文書を受け取ったり、動作指令を出力すること
ができる。また、マルチカード100の上面には、タッ
チパネル付きLCD(Liquid Crystal Display)102、
受信開始ボタン103、及びリセットボタン104が設
けられている。タッチパネル付きLCD102には、ダ
ウンロードしたHTML文書の内容が表示される。その
際、画面上の特定の領域に、Javaアプレットが対応づけ
られている。ユーザがその領域を指で触れれば、対応す
るJavaアプレットが実行される。受信開始ボタン103
は、操作対象となる機器からHTML文書をダウンロー
ドする際に押すべきボタンである。この受信開始ボタン
103を押すことによって、ダウンロード要求が出力さ
れる。リセットボタン104は、ダウンロードしたHT
ML文書を消去するためのボタンである。続けて別の機
器からHTML文書をダウンロードする前に、このリセ
ットボタン104を押す。これにより、以前のHTML
文書はメモリから消去される。
【0026】図3は、マルチカードの正投影図である。
マルチカード100の下面には、ボタン電池蓋105が
設けられており、このボタン電池蓋105をあけること
で、ボタン型の電池を交換できる。また、赤外線通信ポ
ート101と逆側の側面には、USB(Universal Seria
l Bus)ポート106が設けられている。このUSBポー
ト106を介して、様々な機器を接続できる。
【0027】図4は、マルチカードのハードウェア構成
を示す図である。マルチカード100は、CPU(Centr
al Processing Unit)111を中心にして構成されてい
る。CPU111は、ROM(Read Only Memory)112
やRAM(Random Access memory)113に格納された各
種プログラムを実行することにより、バス118を介し
て接続された各種機器を制御する。ROM112には、
WindowsCE(米マイクロソフト社が開発した携帯情報端
末装置用のOS(Operating System))が搭載されてい
る。また、Webブラウザや、Javaアプレットを実行する
ためのJRE(JavaRuntime Environment)のプログラム
も、ROM112に格納されている。RAM113に
は、ダウンロードされたHTML文書が一時的に保存さ
れる。
【0028】入力制御部114は、タッチパネル付きL
CD102に設けられているタッチパネル102bが押
された場合に、押された場所を示す信号をCPU111
に送る。また、受信開始ボタン103やリセットボタン
104が押されると、その旨の信号をCPU111に送
る。表示制御部115は、CPU111から送られてく
る画像情報を液晶表示装置102aで表示可能な画像情
報に変換して、液晶表示装置102aへ送る。USBコ
ントローラ116は、USBポート106に接続された
機器との間の情報通信を制御する。赤外線通信コントロ
ーラ117は、赤外線通信ポート101を介して、制御
対象機器との間の通信を行う。
【0029】図5は、マルチカードの機能を示すブロッ
ク図である。マルチカード100は、ROM112に格
納されたプログラムをCPU111で実行することで、
次のような機能が構築される。
【0030】HTML文書要求部121は、受信開始ボ
タン103が押されたことを感知すると、HTML文書
のダウンロード要求を、赤外線通信ポート101を介し
て出力する。HTML文書受信部122は、赤外線通信
ポート101が受信したHTML文書を受け取り、HT
ML文書保持部123に格納する。HTML文書保持部
123はRAM113内の一部の領域であり、格納され
たHTML文書を保持する。
【0031】Webブラウザ124は、HTML文書保
持部123に保持されたHTML文書を液晶表示装置1
02aの画面に表示する。HTML文書内にJavaアプレ
ットが含まれていれば、そのJavaアプレットをJavaアプ
レット実行部124aに渡す。また、タッチパネル10
2bの一部が押された旨の信号を、押された場所を示す
位置情報とともに受け取ると、押された場所に割り当て
られている機能を実行する。その機能が、Javaアプレッ
トに割り当てられた機能であれば、該当する機能が押さ
れた旨の情報を、Javaアプレット実行部124aに渡
す。Javaアプレット実行部124aは、具体的にはJR
Eのプログラムをコンピュータが実行することによって
得られる機能である。Javaアプレット実行部124a
は、渡されたJavaアプレットを実行する。Javaアプレッ
トにおいて表示命令があれば、該当する内容を液晶表示
装置102aに表示させる。また、Javaアプレットを実
行することにより設定された機能がタッチパネル102
bによって指定された場合には、該当する機能を実行す
る。
【0032】制御信号送信部125は、Javaアプレット
実行部によって操作対象機器を動作させるべき指令が実
行された際には、その指令に該当する制御信号を、赤外
線通信ポート101を介して出力する。
【0033】このようなマルチカード100を個人が携
帯していれば、様々な装置を操作することができる。例
えば、セキュリティシステムを用いたドアの開閉制御に
応用することができる。そこで、マルチカードを用いた
ドアの開閉システムの例を、以下に説明する。
【0034】図6は、ドア開閉システムの概略を示す図
である。オートロック式のドア200には、遠隔操作制
御部210が設けられている。遠隔操作制御部210は
赤外線通信ポート211を有しており、マルチカード1
00からの要求に応じて、ロック解除用のHTML文書
を送信する。ユーザは、マルチカード100を用いて、
暗証番号と指紋データとを遠隔操作制御部210へ送信
する。そして、それらの内容が認証されれば、遠隔操作
制御部210によって、オートロック式のドア200の
ロックが解除される。
【0035】図7は、遠隔操作制御部の内部構成を示す
ブロック図である。遠隔操作制御部210には、赤外線
通信ポート211、記憶部212、制御信号受信部21
3、HTML文書提供部214、データ送信部215、
認証部216、ロック解除部217が設けられている。
【0036】赤外線通信ポート211は、赤外線を用い
てマルチカード100との間の情報通信を行うためのイ
ンタフェースである。記憶部212には、HTML文書
記憶部212aと照合データ記憶部212bとが設けら
れている。HTML文書記憶部212aには、指紋デー
タ取得、及び暗証番号入力用のJavaアプレットが組み込
まれたHTML文書が格納されている。照合データ記憶
部212bには、ドア内に入ることが許されている者の
暗証番号と指紋データとが格納されている。
【0037】制御信号受信部213は、マルチカード1
00から送られた信号を受信する。受信した信号がHT
ML文書の要求指令であれば、それをHTML文書提供
部214に渡す。また、受信した信号が、暗証番号や指
紋データを含む認証要求であれば、それを認証部216
に渡す。
【0038】HTML文書提供部214は、制御信号受
信部213からHTML文書の要求指令を受け取ると、
HTML文書記憶部212aに格納されているHTML
文書を取り出し、データ送信部215に送る。データ送
信部215は、HTML文書提供部214から渡された
HTML文書を、赤外線通信ポート211を介して送信
する。
【0039】認証部216は、制御信号受信部213か
ら認証要求を受け取ると、認証要求に含まれる暗証番号
と指紋データとが、照合データ記憶部212bに格納さ
れている内容と合致するか否かを判断する。合致した場
合には、ロック解除指令をロック解除部217へ送る。
ロック解除部217は、認証部216からロック解除指
令を受け取ると、ドア200のロックを解除する。
【0040】このような構成のドア200のロックを解
除するには、マルチカード100に指紋認識装置を接続
しておく。図8は、指紋認識装置の接続状況を示す図で
ある。指紋認識装置300には、USBポートが設けら
れており、USBケーブル310によってマルチカード
100のUSBポートに接続されている。さらに指紋認
識装置300には、指紋読み取り用の窓320が設けら
れており、この窓320に指先があてがわれると、指先
の指紋を読み取る。読み取った指紋は、コード化されて
マルチカード100に送られる。
【0041】図9は、ドア開閉制御時にマルチカードに
表示される画面の例を示す図である。(A)は、指紋読
み取り画面31である。指紋読み取り画面31には、読
み取り開始ボタン31aが設けられている。読み取り開
始ボタン31aの位置をユーザが押下すれば、指紋認識
装置300による指紋の読み取りが開始される。読み取
りが終了したら、暗号入力画面に切り換わる。
【0042】(B)は、暗号入力画面32である。暗号
入力画面32には、12個のボタン32aが設けられて
いる。12個のボタン32aは、0〜9の数字、クリア
(C)の命令、及び削除(BS)の命令にそれぞれ対応
している。入力すべき暗証番号は4桁の数字であり、ユ
ーザは、暗証番号の数字が表示されたボタンを順次押下
する。数字のボタンが押下される度に、左上の入力文字
数表示部32bに「*」のマークが追加される。暗証番
号を入力し直す場合には、クリア(C)のボタンを押下
することで、それまで入力した暗証番号がクリアされ
る。また、1数字だけ入力を間違えた場合には、削除
(BS)のボタンを押下することで、直前に入力した数
字が削除される。4桁の数字が入力されると、送信確認
画面に切り換わる。
【0043】(C)は、送信確認画面33である。送信
確認画面33には、「YES」と「NO」との2つのボ
タン33a,33bが設けられている。「YES」のボ
タン33aをユーザが押下すれば、読み取った指紋デー
タと、入力された暗証番号とが、赤外線通信ポートから
送信される。
【0044】このようなドアの開閉システムにおける処
理手順を以下に示す。図10は、ドア開閉システムの処
理手順を示す図である。図中、左側にマルチカードの処
理を示し、右側にドアの処理を示す。 [S1]ユーザは、マルチカード100の赤外線通信ポ
ート101をドア200の赤外線通信ポート211に向
け、受信開始ボタン103を押下する。すると、HTM
L文書要求部121が、ドア部にHTML文書要求信号
を送る。 [S2]ドア200側では、制御信号受信部213がH
TML文書要求信号を受け取る。受け取ったHTML文
書要求信号は、HTML文書提供部214に渡される。 [S3]HTML文書提供部214が、Javaアプレット
が組み込まれたHTML文書をHTML文書記憶部21
2aから取得し、データ送信部215に渡す。データ送
信部215は、HTML文書をマルチカードに向けて送
信する。 [S4]マルチカード100では、HTML文書受信部
122がHTML文書を受け取り、HTML文書保持部
123に格納する。 [S5]Webブラウザ124は、HTML文書の内容を
解読し、組み込まれているJavaアプレットを、Javaアプ
レット実行部124aに渡す。そのJavaアプレットを、
Javaアプレット実行部124aが実行する。 [S6]Webブラウザ124は、HTML文書によって
定義される指紋読み取り画面を、タッチパネル付きLC
D102上に表示する。 [S7]ユーザは、指紋認識装置300の窓320に所
定の指を乗せ、指紋読み取り画面上の読み取り開始ボタ
ンを押下する。すると、指紋認識装置300が指紋を読
み取り、その指紋データがUSBポート106を介して
マルチカード100に送られる。その指紋データは、Ja
vaアプレット実行部124aによって、マルチカード1
00内のRAM113に格納される。 [S8]ユーザは、暗号入力画面を用いて、暗証番号を
入力する。入力された暗号は、Javaアプレット実行部1
24aによってRAM113に格納される。 [S9]ユーザは、送信確認画面を用いて、暗証番号と
指紋データの送信指令を入力する。すると、Javaアプレ
ット実行部124aが、RAM113に格納されていた
指紋データと暗号番号とを認証情報として、制御信号送
信部125に渡す。制御信号送信部125は、受け取っ
た認証情報をドア200に向かって送信する。 [S10]ドア200では、制御信号受信部213が認
証情報を受け取り、認証部216に渡す。 [S11]認証部216は、事前に照合データ記憶部2
12bに登録してある利用者自身の指紋データと暗証番
号が一致するかどうかを照合する。 [S12]認証部216は、指紋データと暗証番号が一
致したかどうかを判断し、一致した場合にはロック解除
要求をロック解除部217に送る。すると、ロック解除
部217が、ドア200のロックを解除する。
【0045】次に、マルチカード100を用いて、照明
をコントロールする場合の実施の形態を説明する。図1
1は、照明コントロールシステムの概略を示す図であ
る。これは、家の照明をコントロールする場合の例であ
る。照明コントロールシステムは、制御部410を中心
に構成されている。家の各部屋に設置された照明421
〜425は制御部410に接続されている。そして、照
明の点灯や消灯、及び明るさの調整などが制御部410
によって制御される。
【0046】図12は、照明の操作状況を示す図であ
る。照明421には、赤外線通信ポート421aが設け
られている。この赤外線通信ポート421aは、制御部
410に接続されている。ユーザは、マルチカード10
0を、赤外線通信ポート421aに向けて操作すること
で、照明を操作できる。なお、マルチカード100の構
成は、図2〜図5に示した通りである。
【0047】図13は、照明システムの内部構成を示す
ブロック図である。制御部410は、記憶部411を有
している。記憶部には、HTML文書記憶部411aが
設けられており、照明制御用のJavaアプレットが組み込
まれたHTML文書が格納されている。制御信号受信部
412は、各照明の近傍に配置された赤外線通信ポート
421a,422a,423a,424a,425aに
接続されており、各赤外線通信ポートからの制御信号を
受け取る。受け取った制御信号は、その内容に応じて、
HTML文書提供部413と照明制御部415とのいず
れかに渡す。HTML文書提供部413は、制御信号受
信部412からHTML文書要求信号を受け取ると、H
TML文書記憶部411aに格納されているHTML文
書を取得し、そのHTML文書に、照明制御部415か
ら送られてくる照明の状態に関する情報を含める。そし
て、照明の状態の情報が追加されたHTML文書をデー
タ送信部414に送る。データ送信部414は、HTM
L文書提供部413から送られたHTML文書を、HT
ML文書要求信号を受信した赤外線通信ポートを介して
送信する。照明制御部415は、制御信号受信部412
から送られてきた制御信号に基づいて、照明を制御す
る。また、各照明の現在の状態を、HTML文書提供部
413へ通知する。
【0048】図14は、照明制御時にマルチカードに表
示される画面の例を示す図である。(A)は、選択画面
である。選択画面41には、コントロール可能な照明の
名前が表記されたボタン41a〜41cが設けられてい
る。ユーザは、制御したい照明に対応するボタンを押
す。上下の矢印で示されているボタン41d,41eを
押下して画面をスクロールさせれば、他の照明に対応す
るボタンが画面上に現れる。これらのボタン41a〜4
1cを押下すると、そのボタンが仮選択状態となり強調
表示される。この例では、「キッチン」と表記されたボ
タン41bが強調表示されている。このとき複数の照明
を仮選択してもよい。「ALL」のボタン41fを押下
すれば、すべての照明が仮選択される。また、「CA」
のボタン41gを押下すれば、すべての照明の仮選択状
態が解除される。指定が終了したら、「選択」のボタン
41hを押せば、その時点で仮選択され強調表示されて
いる照明が選択される。そして、コントロール画面に切
り換わる。
【0049】(B)は、コントロール画面である。コン
トロール画面42には、「照明ON」のボタン42aと
「照明OFF」のボタン42bとが設けられている。こ
の画面が表示された時点で、選択されている照明の状態
に対応する方のボタンは強調表示されている。例えば、
「キッチン」のみが選択された場合、キッチンの照明が
点灯していれば、「照明ON」の方のボタン42aが強
調表示される。なお、複数の照明が選択され、かつ、点
灯している照明と消灯している照明とが混在している場
合にはいずれのボタンも強調表示されない。そして、照
明を点灯したい場合には、「照明ON」のボタン42a
を押下し、消したい場合には「照明OFF」のボタン4
2bを押下する。
【0050】また、明るさを無段階で調整したい場合に
は、コントロールバー42cの位置を調整する。「暗」
と表記されたボタン42dを押せば、コントロールバー
42cが左に移動し、照明が暗くなる。「明」と表記さ
れたボタン42eを押せば、コントロールバー42cが
右に移動し、照明が明るくなる。
【0051】以下に、照明コントロールシステムの処理
手順を示す。図15は、照明コントロールシステムの処
理手順を示す図である。図中、左側にマルチカードの処
理を示し、右側に照明コントロールシステムの処理を示
す。 [S21]ユーザは、マルチカード100の赤外線通信
ポート101を照明421の赤外線通信ポート421a
に向けて受信開始ボタン103を押下する。すると、H
TML文書要求部121が、HTML文書要求を照明4
21の赤外線通信ポート421aに送る。 [S22]照明コントロールシステムでは、赤外線通信
ポート421aに入力されたHTML文書要求は、制御
部410の制御信号受信部412が受け取る。制御信号
受信部412は、その要求をHTML文書提供部413
へ送る。 [S23]HTML文書提供部413は、HTML文書
記憶部411aからHTML文書を取り出す。同時に、
照明制御部415より、照明の状態に関する情報を取得
する。そして、コントロール画面が表示された際に、選
択されている照明の状態がユーザにわかるように、HT
ML文書の内容を更新する。更新後のHTML文書は、
データ送信部414に送られる。データ送信部414
は、受け取ったHTML文書を、赤外線通信ポート42
1aから出力する。 [S24]マルチカード100では、HTML文書受信
部122がHTML文書を受け取り、HTML文書保持
部123に格納する。 [S25]Webブラウザ124は、HTML文書の内容
を解読し、組み込まれているJavaアプレットを、Javaア
プレット実行部124aに渡す。そのJavaアプレット
を、Javaアプレット実行部124aが実行する。 [S26]Webブラウザ124は、HTML文書によっ
て定義される選択画面を、タッチパネル付きLCD12
0上に表示する。 [S27]ユーザは、選択画面上で、照明をコントロー
ルしたい部屋を選択する。すると、コントロール画面に
切り換わる。 [S28]ユーザは、コントロール画面において、照明
のON/OFFの指定や明暗の調整を行う。その操作内
容は、Javaアプレット実行部124aから制御信号送信
部125に送られる。 [S29]制御信号送信部125は、操作対象の照明を
示す情報と、その照明の調整後の状態を示す情報とを含
む照明制御情報を、赤外線通信ポート101より出力す
る。 [S30]照明コントロールシステムでは、赤外線通信
ポート421aに入力された照明制御情報は、制御部4
10の制御信号受信部412が受け取る。制御信号受信
部412は、その情報を照明制御部415へ送る。 [S31]照明制御部415は、受け取った照明制御情
報に従って、照明のON/OFFの切り替え、及び明る
さの調整を行う。
【0052】次に、CATVコントローラとしてマルチ
カードを使用する場合の例を説明する。図16は、CA
TV網を示す図である。ケーブルテレビのテレビ局50
と、各家庭51〜53との間が、ケーブルで接続されて
いる。このようなCATV網では、テレビ局と家庭との
間で、双方向の通信が可能である。そこで、双方向通信
を利用したクイズ番組の解答を、マルチカードで入力す
る例を以下に示す。
【0053】図17は、クイズ番組への解答入力状況を
示す図である。テレビ受像機510には、赤外線通信ポ
ート511が設けられている。そして、クイズ番組が流
されている状態で、ユーザがマルチカード100をテレ
ビ受像機510に向け、クイズの解答入力用のHTML
文書をダウンロードする。すると、マルチカード100
を用いて、クイズの解答を入力できるようになる。な
お、マルチカード100の構成は、図2〜図5に示した
通りである。
【0054】図18は、CATV双方向通信システムの
構成を示す図である。テレビ受像機510には、テレビ
局から配信される番組を受信する番組受信部512と、
その番組を表示する表示部とがある。また、マルチカー
ド100を用いた双方向通信を行うために、赤外線通信
ポート511、制御信号受信部514、HTML文書提
供部515、データ送信部516、及び解答送信部51
7が設けられている。
【0055】赤外線通信ポート511は、赤外線を用い
てマルチカード100との間の情報通信を行うためのイ
ンタフェースである。制御信号受信部514は、マルチ
カード100から送られた信号を受信する。受信した信
号がHTML文書の要求指令であれば、それをHTML
文書提供部515に渡す。また、受信した信号が、クイ
ズの解答であれば、それを解答送信部517に渡す。H
TML文書提供部515は、制御信号受信部514から
HTML文書の要求指令を受け取ると、テレビ局側シス
テム520が配信しているHTML文書を受け取り、デ
ータ送信部516に送る。データ送信部516は、HT
ML文書提供部515から渡されたHTML文書を、赤
外線通信ポート511を介して送信する。解答送信部5
17は、制御信号受信部514から受け取ったクイズの
解答を、テレビ局側システム520へ送る。
【0056】テレビ局側システム520は、記憶部52
1、番組配信部522、HTML文書配信部523、及
び解答収集部524からなる。記憶部521は、HTM
L文書記憶部521aと解答記憶部521bとからな
る。HTML文書記憶部521aは、様々な番組の視聴
者入力用のJavaアプレットが組み込まれたHTML文書
を格納している。解答記憶部521bは、視聴者から送
られてきた解答を記憶する。番組配信部522は、スケ
ジュールに合わせて番組を配信する。HTML文書配信
部523は、配信されている番組に合わせて、対応する
HTML文書をHTML文書記憶部521aから取りだ
し、各家庭に配信する。解答収集部524は、各家庭の
テレビ受像機から送られてきた解答を収集し、解答記憶
部521bに格納する。
【0057】なお、図18の構成において、テレビ局側
システム520とテレビ受像機510との通信インタフ
ェースについては、特に従来と変わるところがないため
省略している。
【0058】図19は、視聴者参加クイズの解答入力時
のマルチカードの表示画面を示す図である。(A)は、
解答入力画面である。解答入力画面61には、0〜5の
数字に対応する解答選択用のボタン61aがある。ユー
ザは、正解だと思う番号のボタンを押す。もし、ボタン
を押し間違えた場合には、「クリア」のボタン61bを
押せば、解答がクリアされる。「設定」のボタン61c
は、選択した解答を確定するためのボタンである。数字
が表示されたボタンのどれかが選択されると、解答設定
画面に変わる。
【0059】(B)は、解答設定画面である。解答設定
画面62に表示されるボタン62a〜62cは、解答入
力画面61と同様である。解答設定画面62の上部に
は、選択された番号が表示されている。その番号を解答
としてよければ、ユーザは「設定」のボタン62cを押
す。すると、送信確認画面に変わる。
【0060】(C)は、送信確認画面である。送信確認
画面63には、「YES」のボタン63aと「NO」の
ボタン63bとが設けられている。解答を送信してよけ
れば、「YES」のボタン63aを押し、解答を送信し
ないのであれば「NO」のボタン63bを押す。
【0061】以下に、クイズ番組の解答入力手順を示
す。図20は、クイズ番組の解答入力手順を示す図であ
る。図中、左側にマルチカードの処理を示し、中央にテ
レビ受像機の処理を示し、左側にテレビ局側システムの
処理を示す。 [S41]テレビ局側システム520では、番組配信部
522とHTML文書配信部523とが、番組プログラ
ムと、その番組専用のHTML文書をテレビ受像機51
0に送信する。 [S42]テレビ受像機510では、番組受信部512
が番組プログラムを受信し、表示部513に番組を放映
する。HTML文書は、HTML文書提供部515が受
け取る。 [S43]視聴者は、マルチカード100の赤外線通信
ポート101をテレビ受像機510に設置した赤外線通
信ポート511に向けて受信開始ボタン103を押下す
る。すると、HTML文書要求部121が、HTML文
書要求指令をテレビ受像機510に対して送信する。 [S44]テレビ受像機510は、HTML文書要求指
令を制御信号受信部514が受け取り、HTML文書提
供部515に渡す。 [S45]HTML文書提供部515は、予めテレビ局
側システム520より受け取っていたHTML文書を、
データ送信部516に渡す。データ送信部516は、受
け取ったHTML文書を、マルチカード100に向けて
送信する。 [S46]マルチカード100は、送られてきたHTM
L文書をHTML文書受信部122が受信し、HTML
文書保持部123に格納する。 [S47]Webブラウザ124は、HTML文書の内
容を解読し、組み込まれているJavaアプレットを、Java
アプレット実行部124aに渡す。そのJavaアプレット
を、Javaアプレット実行部124aが実行する。 [S48]Webブラウザ124は、HTML文書によっ
て定義される選択画面を、タッチパネル付きLCD10
2上に表示する。 [S49]視聴者は、番組で出題されるクイズに対し
て、マルチカード100の解答入力画面上のボタンを用
いて解答を入力する。入力に間違いがなければ、「設
定」のボタン62cを押下する。すると、送信確認画面
63が表示される。 [S50]視聴者は、送信確認画面63で「YES」の
ボタン63aを選択する。すると、Javaアプレット実行
部124aは、クイズの解答、及び解答者の個人情報
(マルチカード登録ID)をテレビ受信装置に送信す
る。
【0062】なお、マルチカード登録IDは、マルチカ
ード所有者を特定する情報(住所や電話番号など)であ
り、マルチカード100のROM112内に設定されて
いる。テレビ局側は、このIDを元に景品等を個人宛て
に発送する。 [S51]テレビ受像機510では、制御信号受信部5
14がクイズの解答及び、解答者の個人情報を受信す
る。受信した情報は、解答送信部517に渡される。 [S52]解答送信部517は、クイズの解答と解答者
の個人情報とをテレビ局側システム520へ送信する。 [S53]テレビ局側システム520では、送られてき
た情報を解答収集部524が受け取り、解答記憶部52
1bに格納する。
【0063】その後、テレビ局員がクイズの正解者の中
から抽選で当選者を決定し、個人情報を元に景品等を発
送する。次に、クレジットカードによる代金の支払い
に、マルチカードを利用する例について説明する。以下
の例は、マルチカードを用いて自動販売機からジュース
を購入し、その代金をクレジットカードで決済する場合
の例である。
【0064】図21は、マルチカードを用いたクレジッ
トカード決済システムを示す図である。自動販売機61
0には、赤外線通信ポート611が設けられており、マ
ルチカード100との間でデータ通信が可能である。ま
た、アンテナ610aによって、基地局620と通信で
きる。基地局620は、周辺の複数の自動販売機との間
で通信を行っている。さらに、基地局620は、クレジ
ット会社認証システム630に接続されており、自動販
売機610から送信された認証情報をクレジット会社認
証システム630に転送するとともに、クレジット会社
認証システム630から送られた認証結果を自動販売機
610に転送する。クレジット会社認証システム630
は、基地局620から送られた認証情報に基づいて、認
証の拒否を決定する。そして、認証結果を基地局620
に応答する。なお、マルチカード100の構成は、図2
〜図5に示した通りである。
【0065】図22は、マルチカードを用いたクレジッ
トカード決済システムの構成を示すブロック図である。
なお、この図では、自動販売機610とクレジット会社
認証システム630との間の通信手段に関しては、省略
している。
【0066】自動販売機610には、赤外線通信ポート
611、記憶部612、制御信号受信部613、HTM
L文書提供部614、データ送信部615、顧客照会部
616、商品販売処理部617、及び販売代金請求部6
18が設けられている。
【0067】赤外線通信ポート611は、赤外線を用い
てマルチカード100との間の情報通信を行うためのイ
ンタフェースである。記憶部612には、HTML文書
記憶部612aが設けられている。HTML文書記憶部
612aには、暗証番号入力及び商品選択用のJavaアプ
レットが組み込まれたHTML文書が格納されている。
制御信号受信部613は、マルチカード100から送ら
れた信号を受信する。受信した信号がHTML文書の要
求指令であれば、それをHTML文書提供部614に渡
す。また、受信した信号が、暗証番号やマルチカード登
録IDを含む認証要求であれば、それを顧客照会部61
6に渡す。さらに、受信した信号が商品を指定する情報
であれば、その情報を商品販売処理部617へ送る。
【0068】HTML文書提供部614は、制御信号受
信部613からHTML文書の要求指令を受け取ると、
HTML文書記憶部612aに格納されているHTML
文書を取り出し、データ送信部615に送る。データ送
信部615は、HTML文書提供部614から渡された
HTML文書や、顧客照会部616から送られてきた認
証された旨の情報を、赤外線通信ポート611を介して
送信する。
【0069】顧客照会部616は、制御信号受信部61
3から認証情報を受け取ると、その認証情報をクレジッ
ト会社認証システム630に転送する。その結果、支払
いが認められた場合には、販売許可を商品販売処理部6
17に送るとともに、認証された旨の情報をデータ送信
部615に送る。商品販売処理部617は、顧客照会部
616から販売許可が出されると、商品選択情報が送ら
れくるのを待機する。商品選択情報が制御信号受信部6
13から送られてくると、その情報に該当する商品を排
出する。そして、排出した商品の種類と数量を、販売代
金請求部618に渡す。販売代金請求部618は、販売
された商品の価格と販売数量とから販売代金を求め、販
売代金の決済要求をクレジット会社認証システム630
へ送る。
【0070】クレジット会社認証システム630は、記
憶部631、認証部632、及び代金決済処理部633
を有している。記憶部631は、顧客の各種情報が格納
された顧客情報記憶部631aを有している。顧客の情
報としては、クレジットカードを所有している顧客に渡
されたマルチカードのID、暗証番号、口座引き落とし
用の銀行の口座番号、所有者の住所等である。認証部6
32は、自動販売機から送られきた認証情報と、顧客情
報記憶部631aとの内容を照合し、認証の拒否を行
う。すなわち、認証情報に含まれるマルチカード登録I
Dと暗証番号との組に合致する顧客の情報が、顧客情報
記憶部631aに格納されていれば、その顧客への販売
を認証する。認証の結果は、認証情報を送ってきた自動
販売機へ送信する。代金決済処理部633は、自動販売
機610から送られてきた販売代金の決済要求に応じ
て、決済を行う。具体的には、自動販売機を運営してい
る者の口座へ販売代金を振り込むとともに、所定の期限
が来たら、商品を購入した顧客の口座から販売代金を引
き落とす。
【0071】図23は、クレジットカード決済を行う際
のマルチカードの表示画面を示す図である。(A)は、
暗号入力画面である。暗号入力画面71には、暗号入力
用の数字が書かれたボタン71aが設けられており、こ
のボタンを押下することで暗証番号を入力する。ボタン
が押される度に、左上の入力文字数表示部71bの
「*」印が増える。4文字の暗証番号が入力されると、
確認画面に変わる。
【0072】(B)は、確認画面である。確認画面72
には、「YES」のボタン72aと「NO」のボタン7
2bとが設けられている。入力した暗証番号に間違いが
なければ「YES」のボタン72aを押下する。する
と、認証処理が行われ、認証されれば、商品選択画面が
表示される。
【0073】(C)は、商品選択画面である。商品選択
画面73には、商品名が書かれた商品選択用のボタン7
3aが設けられており、このボタンのいずれかを押下す
ることで、商品が選択される。画面の上下には、スクロ
ール用のボタン73b、73cが設けられており、これ
らのボタンを押下すれば、画面に入らなかった商品選択
用のボタンが画面上に現れる。情報のボタン73dを押
せば、選択した商品に対応する商品情報参照画面を表示
させることができる。数量表示部73eの上下には、数
量変更用のボタン73f,73gが設けられている。上
のボタン73fを押下すれば数量が増加し、下のボタン
73gを押下すれば数量が減少する。商品の選択が終了
したら、確定のボタン73eを押下することで、選択さ
れている商品と数量が確定し、確認画面72が表示され
る。
【0074】(D)は、商品情報参照画面である。これ
は、オレンジジュースに関する商品情報参照画面74で
ある。商品情報参照画面74には、商品情報表示部74
aがあり、その領域に商品に関する各種情報が表示され
る。例えば、商品の画像や、成分などである。画面の下
には、「戻る」のボタン74bが設けられており、この
ボタン74bを押下すれば、商品選択画面73に戻る。
【0075】次に、クレジットカード決済の際の処理手
順を示す。図24は、クレジットカード決済を行う際の
処理手順を示す図である。 [S61]マルチカード100の赤外線通信ポート10
1を自動販売機610に設置した赤外線通信ポート61
1に向け、受信開始ボタン103を押下する。すると、
HTML文書要求部121が、自動販売機610本体に
HTML文書要求信号を送る。 [S62]自動販売機610では、HTML文書要求信
号を制御信号受信部613受け取り、HTML文書提供
部614に渡す。 [S63]HTML文書提供部614は、予めHTML
文書記憶部612aに格納してあるHTML文書を取り
だし、データ送信部615に渡す。データ送信部615
は、受け取ったHTML文書をマルチカード100に向
けて送信する。 [S64]マルチカード100では、HTML文書受信
部122がHTML文書を受け取り、HTML文書保持
部123に格納する。 [S65]Webブラウザ124は、HTML文書の内容
を解読し、組み込まれているJavaアプレットをJavaアプ
レット実行部124aに渡す。そのJavaアプレットを、
Javaアプレット実行部124aが実行する。 [S66]Webブラウザ124は、HTML文書によっ
て定義される暗号入力画面を、タッチパネル付きLCD
120上に表示する。 [S67]ユーザは、暗号入力画面を用いて、暗証番号
を入力する。入力された暗号は、Javaアプレット実行部
124aによってRAM113に格納される。 [S68]ユーザは、送信確認画面を用いて、暗証番号
とマルチカード登録IDとの送信指令を入力する。する
と、Javaアプレット実行部124aが、RAM113に
格納されていた暗証番号とROM112に予め格納され
ているマルチカード登録IDとを認証情報として、制御
信号送信部125に渡す。制御信号送信部125は、受
け取った認証情報を自動販売機610に向かって送信す
る。 [S69]自動販売機610では、制御信号受信部61
3が認証情報を受け取り、顧客照会部616に渡す。 [S70]顧客照会部616は、暗証番号とマルチカー
ド登録IDを含む認証情報を、クレジット会社認証シス
テム630へ送信し、顧客の照会を要請する。そして、
クレジット会社認証システム630からの照会結果待ち
状態となる。 [S71]クレジット会社認証システム630では、認
証部632がマルチカード登録IDと暗証番号が一致す
るかどうかを照会する。 [S72]認証部632は、照会結果を自動販売機61
0に送信する。 [S73]自動販売機610では、顧客照会部616が
照会結果を受信し、正当な場合は、商品販売許可を商品
販売処理部617に出力するとともに、照会が正当であ
った旨の情報をデータ送信部615に渡す。データ送信
部615は、その情報をマルチカード100に送信す
る。 [S74]マルチカード100では、ユーザが商品選択
画面により購入したい商品を選択し、さらに購入する数
量を指定する。ユーザが商品選択画面で確定のボタンを
入力すると、Javaアプレット実行部124aによって、
設定された購入商品情報がRAM113に格納される。 [S75]ユーザが確認画面において「YES」のボタ
ンを押下すると、Javaアプレット実行部124aによっ
て、RAM113に格納されていた購入商品情報が制御
信号送信部125に渡される。制御信号送信部125
は、購入商品情報を自動販売機610に送信する。 [S76]自動販売機610では、購入商品情報を制御
信号受信部613が受け取り、商品販売処理部617に
渡す。商品販売処理部617は、購入商品情報で指定さ
れた商品を、商品取り出し口から排出するとともに、販
売した商品と、販売数量の情報とを販売代金請求部61
8に渡す。 [S77]販売代金請求部618は、販売した商品の価
格と販売数量とから、販売代金を算出する。そして、販
売代金の決済要求をクレジット会社認証システム630
に送信する。 [S78]クレジット会社認証システム630では、代
金決済処理部633が販売代金を決済する。
【0076】以上のように、本発明に係るマルチカード
を用いて、制御対象物に近づけると、制御対象物専用の
コントローラとして動作する。そのため、従来であれば
別々のコントローラによって制御していた機器を、1つ
のマルチカードで制御できる。しかも、カード型とした
ことにより、持ち運びが容易である。さらに、USBの
ような通信インタフェースを有しているため、オプショ
ン機器を接続するのも容易である。
【0077】また、制御対象装置の機能が拡張された場
合には、装置内に保持しているHTML文書やJavaアプ
レットの内容を更新すれば、その装置のコントローラの
機能も更新される。このように、装置の機能拡張に対応
したコントローラの機能変更が容易である。
【0078】なお、上記のマルチカードはコンピュータ
としての機能を備えており、所定のプログラムを実行す
ることで必要な処理機能が構築されている。また、制御
対象となる各種機器もコンピュータによって実現するこ
とができる。その場合、必要な処理内容が記述されたプ
ログラムをコンピュータで実行させることで、制御対象
機器としての動作が可能となる。このような本発明を実
現するためのプログラムは、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体に格納しておく。コンピュータで読み取り
可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ
等がある。市場へ流通させる場合には、CD−ROM(C
ompact Disk Read Only Memory)やフロッピー(登録商
標)ディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納し
て流通させたり、ネットワークを介して接続されたコン
ピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通
じて他のコンピュータに転送することもできる。コンピ
ュータで実行する際には、コンピュータ内のハードディ
スク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモリ
にロードして実行する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遠隔操作シ
ステムでは、遠隔操作対象装置が保持する操作内容定義
情報をコントローラ側に転送し、コントローラへの入力
が行われると、操作内容定義情報に従った動作指令を出
力するようにしたため、複数の種類の遠隔操作対象装置
があっても、その都度、操作対象装置から操作内容定義
情報を受け取れば、1つのコントローラですべての装置
の遠隔操作が可能となる。
【0080】また、本発明のコントローラでは、受け取
った操作内容定義情報に従って、入力操作が行われた際
の動作指令を定めるようにしたため、操作内容定義情報
を変更することで、様々な装置に対応するコントローラ
として動作することが可能となる。
【0081】また、本発明の遠隔操作対象装置では、コ
ントローラとの間で通信可能になると、自己の動作に関
する操作内容定義情報を出力するようにしたため、通信
可能状態に配置されたコントローラに対して、自己を操
作する機能を与えることが可能となる。
【0082】また、本発明のコントローラ用プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、
記録されたコントローラ用プログラムをコンピュータに
実行させることにより、受け取った操作内容定義情報に
従って、入力操作が行われた際の動作指令を定めるよう
な処理をコンピュータに行わせることが可能となる。
【0083】また、本発明の動作制御プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録さ
れた動作制御プログラムをコンピュータに実行させるこ
とにより、コントローラとの間で通信可能になると、自
己の動作に関する操作内容定義情報を出力するような処
理をコンピュータに行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】マルチカードの斜視図である。
【図3】マルチカードの正投影図である。
【図4】マルチカードのハードウェア構成を示す図であ
る。
【図5】マルチカードの機能を示すブロック図である。
【図6】ドア開閉システムの概略を示す図である。
【図7】遠隔操作制御部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図8】指紋認識装置の接続状況を示す図である。
【図9】ドア開閉制御時にマルチカードに表示される画
面の例を示す図である。
【図10】ドア開閉システムの処理手順を示す図であ
る。
【図11】照明コントロールシステムの概略を示す図で
ある。
【図12】照明の操作状況を示す図である。
【図13】照明システムの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図14】照明制御時にマルチカードに表示される画面
の例を示す図である。
【図15】照明コントロールシステムの処理手順を示す
図である。
【図16】CATV網を示す図である。
【図17】クイズ番組への解答入力状況を示す図であ
る。
【図18】CATV双方向通信システムの構成を示す図
である。
【図19】視聴者参加クイズの解答入力時のマルチカー
ドの表示画面を示す図である。
【図20】クイズ番組の解答入力手順を示す図である。
【図21】マルチカードを用いたクレジットカード決済
システムを示す図である。
【図22】マルチカードを用いたクレジットカード決済
システムの構成を示すブロック図である。
【図23】クレジットカード決済を行う際のマルチカー
ドの表示画面を示す図である。
【図24】クレジットカード決済を行う際の処理手順を
示す図である。
【符号の説明】
1 操作内容定義情報 2 動作指令 10 コントローラ 11 入力手段 12 コントローラ側情報通信手段 13 表示手段 14 定義情報保持手段 15 動作指令出力手段 16 表示制御手段 20 遠隔操作対象装置 21 定義情報記憶手段 22 装置側情報通信手段 23 定義情報提供手段 24 命令実行手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 HA14 JA35 JB02 JB22 KA01 KA11 KB04 KC14 LB04 LB14 5C056 AA05 BA01 BA05 BA10 CA08 CA19 EA06 EA09 EA20 5H219 AA24 AA32 AA44 CC09 FF05 GG01 HH25 HH28 5K048 AA13 BA03 BA07 DA02 DB04 EA16 EB02 FB10 FB15 FC01 HA04 HA07 HA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の動作を離れた場所で操作するため
    の遠隔操作システムにおいて、 指令を入力するための入力手段と、情報通信を行うコン
    トローラ側情報通信手段と、前記入力手段による入力内
    容と動作指令との対応関係を定義した操作内容定義情報
    を前記コントローラ側情報通信手段が受信すると、受信
    した操作内容定義情報を保持する定義情報保持手段と、
    前記入力手段からの入力があると、入力内容に対して、
    前記定義情報保持手段が保持する操作内容定義情報によ
    って対応づけられている動作指令を、前記コントローラ
    側情報通信手段を通じて出力する動作指令出力手段と、
    を具備するコントローラと、 前記コントローラの前記入力手段の入力内容と自己の動
    作に関する動作指令との対応関係を定義した操作内容定
    義情報を保持する定義情報記憶手段と、前記コントロー
    ラ側情報通信手段との間で情報通信を行う装置側情報通
    信手段と、前記コントローラとの間で通信可能状態にな
    ると、前記定義情報記憶手段が保持する操作内容定義情
    報を、前記装置側情報通信手段を通じて出力する定義情
    報提供手段と、前記装置側情報通信手段が受け取った動
    作指令に従った処理を実行する命令実行手段と、を具備
    する遠隔操作対象装置と、 を有することを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 【請求項2】 装置の動作を離れた場所で操作するため
    のコントローラにおいて、 指令を入力するための入力手段と、 情報通信を行う情報通信手段と、 前記入力手段による入力内容と動作指令との対応関係を
    定義した操作内容定義情報を前記情報通信手段が受信す
    ると、受信した前記操作内容定義情報を保持する定義情
    報保持手段と、 前記入力手段からの入力があると、入力内容に対して前
    記操作内容定義情報によって対応づけられている動作指
    令を、前記情報通信手段を通じて出力する動作指令出力
    手段と、 を有することを特徴とするコントローラ。
  3. 【請求項3】 画面を表示する表示手段と、 前記操作内容定義情報に定義されている入力内容と動作
    指令との対応関係を明示する情報を、前記表示手段の画
    面に表示する表示制御手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項2記載のコント
    ローラ。
  4. 【請求項4】 前記動作指令出力手段は、入力内容に対
    して前記操作内容定義情報で対応づけられているプログ
    ラムを実行することによって動作指令を出力することを
    特徴とする請求項2記載のコントローラ。
  5. 【請求項5】 所有者の識別情報を保持する識別情報保
    持手段をさらに有し、 前記動作指令出力手段は、前記操作内容定義情報で指定
    されている場合には、前記識別情報保持手段に保持され
    ている識別情報を含む動作指令を出力する、 ことを特徴とする請求項2記載のコントローラ。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、受信開始ボタンを有
    し、 前記動作指令出力手段は、前記受信開始ボタンが押され
    た際には、操作内容定義情報を送信すべき旨の動作指令
    を出力することを特徴とする請求項2記載のコントロー
    ラ。
  7. 【請求項7】 コントローラからの指令に応じて動作す
    る遠隔操作対象装置において、 前記コントローラへの入力内容と自己の動作に関する動
    作指令との対応関係を定義した操作内容定義情報を保持
    する定義情報記憶手段と、 前記コントローラとの間で情報通信を行う情報通信手段
    と、 前記コントローラとの間で通信可能状態になると、前記
    操作内容定義情報を、前記情報通信手段を通じて出力す
    る定義情報提供手段と、 前記情報通信手段が受け取った動作指令に従った処理を
    実行する命令実行手段と、 を有することを特徴とする遠隔操作対象装置。
  8. 【請求項8】 前記定義情報提供手段は、前記情報通信
    手段が定義情報送信要求を受け取った際に、前記操作内
    容定義情報を出力することを特徴とする請求項10記載
    の遠隔操作対象装置。
  9. 【請求項9】 離れた場所の装置への指令を入力するた
    めの入力手段と情報通信を行う情報通信手段とを具備す
    るコントローラを制御するコントローラ用プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、 前記入力手段による入力内容と動作指令との対応関係を
    定義した操作内容定義情報を前記情報通信手段が受信す
    ると、受信した前記操作内容定義情報を保持する定義情
    報保持手段、 前記入力手段からの入力があると、入力内容に対して前
    記操作内容定義情報によって対応づけられている動作指
    令を、前記情報通信手段を通じて出力する動作指令出力
    手段、 としてコンピュータを機能させることを特徴とするコン
    トローラ用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 コントローラとの間で情報通信を行う
    情報通信手段を具備する装置の動作を制御する動作制御
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体において、 前記コントローラへの入力内容と、自己の動作に関する
    動作指令との対応関係を定義した操作内容定義情報を保
    持する定義情報記憶手段、 前記コントローラとの間で通信可能状態になると、前記
    操作内容定義情報を、前記情報通信手段を通じて出力す
    る定義情報提供手段、 前記情報通信手段が受け取った動作指令に従った処理を
    実行する命令実行手段、 を有することを特徴とする動作制御プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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