JP2000163095A - アナログ記録・再生システム - Google Patents

アナログ記録・再生システム

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JP2000163095A
JP2000163095A JP11297839A JP29783999A JP2000163095A JP 2000163095 A JP2000163095 A JP 2000163095A JP 11297839 A JP11297839 A JP 11297839A JP 29783999 A JP29783999 A JP 29783999A JP 2000163095 A JP2000163095 A JP 2000163095A
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ジェフリー・ビイ・ジャクソン
Saleel V Awsare
サリール・ブイ・アウセア
Lawrence D Engh
ローレンス・ディー・エング
Peter Holzmann
ピーター・ホルツマン
Oliver C Kao
オリバー・シイ・カオ
Carl R Palmer
カール・アール・パーマー
Aditya Raina
アディッチャ・レイナ
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C27/00Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values
    • G11C27/005Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values with non-volatile charge storage, e.g. on floating gate or MNOS
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    • H04M1/60Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
    • H04M1/6033Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers for providing handsfree use or a loudspeaker mode in telephone sets
    • H04M1/6041Portable telephones adapted for handsfree use

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの機能の統合を強化するのに役立つ
様々なアナログ処理機能を提供する。 【解決手段】 マルチレベルアナログ記録・再生システ
ムの技術が開示される。このアナログ記録・再生システ
ムは、複数の信号経路、マイクロホン自動利得制御
(“AGC”)回路、音量調節・フィルタ回路、スピー
カドライバ回路、利得選択可能アナログ入力、補助入出
力経路、ミキシング機能を有する構成設定可能な加算増
幅器、マルチレベル・アナログメモリアレイ、及びユー
ザ選択可能なプログラミング継続時間を具備する全面的
に構成設定可能な集積回路デバイスである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広義には集積回路
設計の技術分野に関し、特に、マルチレベルアナログ信
号記録・再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】米国カリフォルニア州サンノゼ(San Jo
se)にあるインフォメーション・ストレッジ・デバイシ
ズ(Information Storage Devices) 社のISD400
0及びISD33000シリーズ製品は、典型的な3ボ
ルト・シリアルインタフェース・ファミリーの音声記録
・再生装置である。これらのデバイスは、メッセージを
1つのサンプリング速度でしか記録せず、固定継続時間
の製品しか得られない。さらに、これらの従来技術のデ
バイスは、たった1つの固定されたインタフェース能
力、すなわち指定されたレベルの単一入力と指定された
レベルの単一出力しか持たない。多くのシステムでは、
2つ以上の信号ソース及び/または信号デスティネーシ
ョンがある。具体的には、移動体通信システムの場合、
信号はヒューマン・インタフェース(マイクロホンやス
ピーカ)、ベースバンド処理モジュール及びその他のイ
ンタフェース間でやり取りされるように流れる。このよ
うなシステムを用意するには、信号を切り換えかつ/ま
たは混合し、そして信号レベルを調整するために多くの
外部コンポーネントが必要である。
【0003】図1には、従来技術のアナログ記録・再生
システムを採用した移動体通信システム10が図解され
ている。図示のシステム10は、高周波部22に接続さ
れたベースバンド部20を有し、他方ベースバンド部2
0は信号を送受信するためのアンテナ24に接続されて
いる。ベースバンド部20は、通常の信号処理を行うた
めのディジタル信号プロセッサ26、ベースバンド・コ
ーデック28及び音声帯域コーデック30を有する。音
声帯域コーデックは、いずれも送受話器に組み込むこと
が可能なマイクロホン32及びスピーカ34にそれぞれ
マイクロホン(MIC+とMIC−)端子及びスピーカ
(SP OUT+とSP OUT−)端子を介して接続
されている。システム40は、ANA IN入力を介し
てメッセージ(メモ、あるいはリモートの呼び出し側か
らのメッセージ)を記録するため、またANA OUT
出力を介してメッセージ(送出メッセージ)を再生する
ためにベースバンド部20に接続されている。ベースバ
ンド部20及びシステム40には、これらの両方のデバ
イスを制御するためにマイクロコントローラ50が接続
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図から理解できるよう
に、図1の従来技術のシステムは、他のデバイス製品と
共に単にもっぱらアナログ信号を記録、あるいは再生す
るためにのみ設計されている。これらのシステムは、信
号ミキシング、利得制御、あるいはレベル制御のような
アナログ処理機能が組み込まれていない。これは、その
ような機能を外部コンポーネントによって得なければな
らないことを意味し、経済的制約及び/または物理的な
スペースの制約のためにそのような機能の実装がしばし
ば不可能になる。本発明は複数の機能を選択可能に統合
したシステムを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、マルチレベル
アナログ記録・再生システムである。本発明のアナログ
記録・再生システムは、システムの機能の統合を強化す
るために様々なアナログ処理機能を提供する全面的に構
成設定可能な集積回路デバイスである。本発明の一実施
態様において、アナログ記録・再生システムは、メモリ
アレイと、第1及び第2の入力増幅器にそれぞれ接続さ
れた第1及び第2の入力と、第1及び第2の出力増幅器
にそれぞれ接続された第1及び第2の出力と、加算増幅
器とを具備する。加算増幅器は、メモリアレイと入力増
幅器及び出力増幅器に接続されている。
【0006】本発明のアナログ記録・再生システムは、
任意の形態として、マイクロホン自動利得制御(“AG
C”)回路、音量調節・フィルタ回路、スピーカドライ
バ回路、利得選択可能アナログ入力、補助入出力経路、
ミキシング機能を有する構成設定可能な加算増幅器を具
備すると共に、ユーザ選択可能なプログラミング継続時
間を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、ISD4000システ
ムに様々なアナログ処理機能を付加することによってフ
レキシビリティ及びシステムの機能の統合の面における
強化を達成するマルチレベルアナログ記録・再生システ
ムにある。基本的なISD4000システムは、「継続
時間外部選択機能を持つ独立制御信号記憶セグメントを
有する単式または二重メッセージ・マルチレベル・アナ
ログ信号記録・再生システム(Single or Dual Message
Multilevel Analog Signal Recording and Playback S
ystem Containing Independently Controlled Signal S
torage Segments with Externally Selectable Duratio
n Capability)」という名称の同時係属米国特許出願第
09/115,442号に記載されておいる。この特許
出願は本願譲受人に譲渡され、その出願の内容は参照に
よって本願に援用される。
【0008】より詳しくは、本発明のアナログ記録・再
生システムは、とりわけ複数の信号経路、マイクロホン
自動利得制御(“AGC”)回路、音量調節・フィルタ
回路、スピーカドライバ回路、利得選択可能アナログ入
力、補助入出力経路、ミキシング機能を有する構成設定
可能な加算増幅器、マルチレベル・アナログメモリアレ
イを具備し、ユーザ選択可能なプログラミング継続時間
を有する全面的に構成設定可能な集積回路デバイスであ
る。
【0009】信号経路は、ユーザが構成設定可能であ
り、アナログ信号を入力、出力及び種々の内部経路を通
して導き、進ませるためのフレキシブルなプラットホー
ムを備えている。アナログ信号は、種々のソースから得
ることが可能で、メモリアレイに記憶することもできる
し、あるいはアナログ信号を複数の出力に向けて再生す
ることも可能である。マイクロホンAGC及びスピーカ
ドライバ増幅器は、トランスデューサ素子に対する直接
インタフェースが可能である。高品質の差動アナログ出
力が、セルラー・ベースバンド・チップセットのような
増設の音声処理回路とのインタフェースを取るために設
けられている。高レベルの利得選択可能アナログ入力増
幅器は、これによって大きい入力信号レベル(例えば、
ベースバンド・チップセットスピーカ出力)とのインタ
フェースが取られる。補助入出力経路は、迂回信号経路
とのインタフェースを取るために設けられる。構成設定
可能な加算増幅器は、複数の信号ソース(例えば、電話
の両側の会話)を同時に記録するため、あるいは同時に
再生するために、それらの信号ソースを混合する。音量
調節回路は、これによって送出信号レベルを複数の信号
レベルの1つに調節することが可能である。
【0010】このアナログ記録・再生装置は、信号経路
を設定し、その中に含まれる回路を制御するための2つ
の16ビットのコンフィギュレーション・レジスタを有
する。これらのレジスタは、コンフィギュレーション・
レジスタ1がロードされるまでコンフィギュレーション
・レジスタ0がアクティブになることがないよう二重緩
衝方式になっている。コンフィギュレーション・レジス
タ1は最もよく変更されるビット(例えば、音量レベル
ビット)を記憶し、コンフィギュレーション・レジスタ
0とは独立に変えることができる。
【0011】移動体通信においては、本発明のアナログ
記録・再生システムによれば、同時二方向通話記録、コ
ールスクリーニング、通話中における記録メッセージの
再生、音声メモ、留守番電話/コールスクリーニング機
能が可能になる。このアナログ記録・再生システムは、
チップ上にアナログスイッチ、AGC回路、加算増幅
器、8オーム負荷用電力増幅器、カーキット・インタフ
ェース、及び音量調節回路を集積回路として作り込むこ
とによって、外部コンポーネントを追加する必要がなく
なる。サンプリング速度を変えられるようにすることに
よって、記録動作の継続時間も各記録動作毎に変えるこ
とができる。
【0012】図2は、本発明の一実施形態のアナログ記
録・再生システム130を組み込んだ一例のシステム1
00を図解したものである。図2の実施形態では、アナ
ログ記録・再生システム130は移動体通信システム1
00に実装されている。しかしながら、他の実施形態と
してほんの2、3の例を挙げると、記録・再生システム
130は、例えば留守番電話機、コードレスホン、パー
ソナル・レコーダ等に組み込むことも可能である。図2
の移動体通信システム100は、アンテナ122を介し
てデータを送受信するための高周波(“RF”)インタ
フェース回路120に接続されたベースバンド回路11
0を有する。また、ベースバンド回路110は、音声信
号のようなアナログ信号を送受信するためにアナログ記
録・再生装置130にも接続されている。ベースバンド
回路110は、信号を処理するためのディジタル信号プ
ロセッサ(“DSP”)112、RFインタフェース回
路120とのインタフェースを取るためのベースバンド
・コーダ/デコーダ(“コーデック”)114、及びア
ナログ記録・再生装置130との間のインタフェースを
取ってこの装置との間における信号のアナログ−デジタ
ル変換及びデジタル−アナログ変換を行うための音声帯
域コーデック116を有する。
【0013】デバイス130、すなわちアナログ記録・
再生装置のアナログ出力(ANAOUT+及びANA
OUT−)はベースバンド回路110のマイクロホン入
力(MIC IN+及びMIC IN−)に接続され、ベ
ースバンド回路110のスピーカ出力(SP OUT+
またはSP OUT−)はデバイス130のアナログ入
力(ANA IN)に接続されている。デバイス130
は、さらに、それぞれマイクロホン132及びスピーカ
134に接続されたマイクロホン入力(MIC+及びM
IC−)及びスピーカ出力(SP+及びSP−)を有す
る。マイクロホン132及びスピーカ134は、例えば
携帯電話送受話器136に組み込むことができる。さら
に、デバイス130は、例えば、カーキット・インタフ
ェース138(例えば、車両に搭載された移動体通信シ
ステムのベース部)とのインタフェースを取るための補
助入力(AUX IN)及び出力(AUX OUT)を
有する。一例として、ユーザは、送受話器136を、あ
るいはカーキット・インタフェース138を使うことに
よってリモート側の通話者と通信することが可能であ
る。以下の説明において、ダウンストリームとは、リモ
ート側の場所から発して、アンテナ122で受信され、
そこからベースバンド回路110を通ってデバイス13
0へ到る通信を言う。他方、アップストリームとは、送
受話器136あるいはカーキット・インタフェース13
8から発して、ベースバンド回路110及びアンテナ1
22を通ってリモート側の場所に到る通信を言う。
【0014】ベースバンド回路110には、これをを制
御するためにマイクロコントローラ140が接続されて
いる。以下にさらに詳しく説明するように、マイクロコ
ントローラ140はSPIインタフェースを介してアナ
ログ記録・再生装置130にも接続されている。SPI
インタフェースによって、マイクロコントローラ140
は、デバイス130を種々のモードで動作させ、種々の
アナログ経路を設定し、かつ内部の回路を制御するよう
コンフィギュレーション・レジスタを用いて制御する。
【0015】図3は、本発明の一実施形態による図2の
アナログ記録・再生システム130のブロック図を示
す。図示実施形態における本発明のアナログ記録・再生
装置システムは単一の集積回路パッケージに実装され
る。図3において、システム130は5つの主要部、す
なわち複数のアナログ入出力経路、2つのコアアナログ
処理部分、マルチレベル・アナログメモリアレイ、シリ
アル周辺機器インタフェース及び音量調節回路を有す
る。
【0016】電源は、別個のVCC電源ピンとVSS電
源ピンからアナログ部、マルチレベル・メモリアレイ及
びディジタル部に供給される。この点に関しては、電源
装置だけではなく、他の信号に起因するものも含めて、
ブロック図レベルの設計、回路設計、物理的レイアウト
やピンアウト、デバイスを使用するするボードレベルの
設計によってアナログ部とディジタル部との間のノイズ
結合を最小にするよう注意を払うべきである。電圧入力
ピン(VCCA、VCCD1及びVCCD2)及び接地
入力ピン(VSSA、VSSD1とVSSD2)は、シ
ステム130内の回路に安定化電源を供給する電源調整
回路248に接続されている。一実施形態では、電圧入
力VCCA及びVCCD1、VCCD2は+3ボルトで
ある。
【0017】ノイズをできるだけ少なくするために、シ
ステム130のアナログ回路とディジタル回路は別々の
電源バスを使用する。電圧入力ピンVCCA及びVCC
D1、VCCD2は、それぞれアナログ回路及びディジ
タル回路に電源を供給する。ノイズをさらに少なくする
ために、電圧入力ピンVCCD1とVCCD2は別々の
回路に電源を供給する。その場合これらの入力の一方
(例えばVCCD1)は比較的多くのノイズを発生する
回路(例えばチャージポンプ回路)に電源を供給するの
に対し、他方の入力ピン(例えばVCCD2)は比較的
ノイズ発生が少ない回路に電源を供給する。アナログ回
路及びディジタル回路に接続される接地入力ピンVSS
A(3ピン)及びVSSD1、VSSD2は、それぞれ
低インピーダンス経路を介して電源アースに接続され
る。
【0018】システム130は、システム130内にあ
る回路を制御するシリアル周辺機器インタフェース
(“SPI”)250を有する。システム130は、周
辺スレーブデバイスとして動作するように構成設定さ
れ、マイクロコントローラ(例えば図2のマイクロコン
トローラ140参照)がSPI250を介してこのシス
テムを制御する。システム130の全ての内部回路に対
する読出し/書き込みアクセスはSPI250を通して
行われる。
【0019】図4は、本発明の一実施形態のSPI25
0の一部のブロック図を示す。図示のSPI250は、
選択論理回路350、行カウンタ352、入力シフトレ
ジスタ354、及び出力シフトレジスタ356を有す
る。入力シフトレジスタ354はMOSIピンに接続さ
れていて、マスタデバイス(例えば図2のマイクロコン
トローラ140)からシリアル入力データを受け取る。
マイクロコントローラ140は、汎用マイクロプロセッ
サ、組み込みコントローラ、シングルチップ・マイクロ
コントローラ、あるいは完成されたマイクロプロセッサ
システムを含め、任意のマイクロプロセッサとすること
ができる。出力シフトレジスタ356は、マスタデバイ
スにシリアル出力データを送るようにMISOピンに接
続されている。行カウンタ352は入力シフトレジスタ
354からアドレス入力A15−A0を受け取る(IA
B=0のとき)。このアドレスは、コマンドに応じてア
ドレスA15−A0で再生あるいは記録を行うために使
用される。また、行カウンタはメモリアレイポインタの
カレントアドレスA15−A0を出力シフトレジスタ3
56に供給する。
【0020】特に、選択論理回路350に接続されたS
CLK及びSS入力、入力シフトレジスタ354に接続
されたマスタアウト・スレーブイン(“MOSI”)入
力、及び出力シフトレジスタ356に接続されたマスタ
イン・スレーブアウト(“MISO”)出力は、これに
よってマスタデバイス(例えばマイクロコントローラ)
がデバイス130と通信して、デバイスの状態をチェッ
クすることを可能にする。SCLK信号はデバイスのク
ロック入力である。この信号は、マスタデバイスによっ
て発生し、それぞれMOSI端子及びMISO端子を介
してのデバイス内外へのデータ転送を同期させるために
使用される。SS信号は、ローのとき、SPI250を
選択する、すなわちアクティブにする。MOSI入力は
SPI250のシリアルデータ入力であり、MISO出
力はデバイス130のシリアルデータ出力である。デバ
イス130が選択されないと、この出力は高インピーダ
ンス状態になる。
【0021】SPI250の選択論理回路350は、ハ
ンドシェイキングのために割込み信号(INT)出力及
び行アクセスクロック(“RAC”)出力を発生する。
INT出力は、システムが再生時にメッセージ終了
(“EOM”)マーカに達したとき、あるいはメモリア
レイがフルであるとき(オーバーフロー“OVF”状
態)アクティブになる(ローに引かれる)オープンドレ
イン出力である。EOMあるいはOVFに終わる各動作
は、割込みを生じて、記録、再生、あるいはメッセージ
・キューイング・サイクルの終わりを示す。この割込み
は、次にSPIサイクルが開始されたときクリアされ
る。
【0022】RAC出力は、サンプリング周波数8キロ
ヘルツで200ミリ秒周期の信号を供給するオープンド
レイン出力である。これは、メモリアレイ230内の1
行のメモリセルを表す。一実施形態では、デバイス13
0のメモリアレイ230は1200行のメモリセルを有
する。この信号は、行の終わりに達すると175ミリ秒
間ハイのまま保たれた後、25ミリ秒間ローに保たれ
る。このピンは、メッセージマネージメント技術の実装
のために用いることが可能である。なお、このメモリア
レイのメモリは不揮発性であることが望ましい。
【0023】図5は、SPI250が受け取る、あるい
はこれによって発生する種々の信号のタイミングを図解
した一例のタイミング図である。全てのシリアルデータ
転送はSS信号の立下りエッジで開始される。SS信号
は、全てのシリアル通信の間ローに保たれ、命令どうし
の間はハイに保たれる。この実施形態では、SS入力信
号は24シリアルクロック(SCLK)周期の間ローに
保たれる。この時間の間に、データ(OVF、EOM、
A0−A10)がデバイスからシリアルに読み出され、
データ(D0−D15及びC0−C7)がシリアルにデ
バイスに書き込まれる。データは、SCLK信号の立上
りエッジでデバイス130にラッチされ、SCLK信号
の立下りエッジでシフトアウトされる。マスタデバイス
は、データをSCLKクロックエッジの半サイクル前に
MOSI線に載せる。
【0024】再度図4において、コマンドフォーマット
は、この実施形態では制御バイト(C7−C0)の後に
2データバイト(D15−D0)を続けた3バイト長よ
りなる。制御ビットC7はRUN制御ビットであり、C
6は再生/記録制御ビットであり(P/R*)、C5は
パワーアップ/ダウン制御ビット(PU)であり、C4
はアドレス無視制御ビット(IAB)であり、C3はメ
ッセージ・キューイング・ビット(MC)であり、C2
はコンフィギュレーション・レジスタ1(CS1)制御
ビットである、C1はコンフィギュレーション・レジス
タゼロ(CS0)制御ビットであり、C0は将来使用す
るための予備である。ビットD15−D0は、IABビ
ットによって、行デコーダ352のアドレスまたはコン
フィギュレーション・レジスタに記憶されるデータのア
ドレスである。表1が制御ビットの動作要約を示す。
【0025】
【表1】
【0026】メッセージ・キューイングは、IABビッ
トがアクティブ(IAB=0)ならば、指定されたアド
レス(ビットD0−D15が行カウンタ352にロード
される)で開始され、あるいはIABビットが非アクテ
ィブ(IAB=1)ならば、カレントアドレスで開始さ
れる。メッセージ・キューイングビットC3がセットさ
れると、ユーザはメッセージの実際の物理的記憶場所を
知ることなくメッセージを通してスキップすることがで
きる。この動作は再生時に使用される。このモードで
は、メッセージは普通の再生モードより何倍も速くスキ
ップされる。一実施形態においては、メッセージは普通
の再生モードより1600倍速くスキップするEOMマ
ーカに達すると、メッセージ・キューイングは終了す
る。すると、内部アドレスカウンタが次のメッセージを
指示する。マスタデバイスによってSPI250に送ら
れる命令を対応する動作と共に表2にまとめて示す。
【0027】
【表2】
【0028】制御ビットC7−C0は入力シフトレジス
タ354から選択論理回路350へ供給される。入力シ
フトレジスタ354から制御データをラッチすると、選
択論理回路350は、パワーダウン、記録/再生動作、
メッセージ・キューイング及びIABを制御するために
デバイス130内の種々の回路に分配される制御信号を
発生する。選択論理回路350は、ローVCC検出
(“LOVCC”)及びパワーオンリセット(“PO
R”)のような内部信号から別入力を受け取る。
【0029】これらの入力を同期させると共に、制御回
路がデバイス130をロックする準安定状態になるのを
防ぐために、内部発生クロック信号が用いられる。一実
施形態においては、全てのバイアス発生器及びコンデン
サがそれらの休止点に達することができるように、25
ミリ秒のパワーアップ時間が設けられる。
【0030】INT信号及び状態ビット(EOM及びO
VF)は選択論理回路350によって作り出される。I
NT信号は、状態がマイクロコントローラ140(図
2)によって読み取られた後クリアされる。デバイス1
30の内部動作は割込みがいつクリアされたかには左右
されない。一例として、デバイス130が再生モードに
あってEOMマーカに遭遇すると、デバイス130は再
生を停止し、割込みを発生する。同様に、デバイス13
0がオーバーフローして、記録、再生、あるいはメッセ
ージ・キューイング・サイクルがメモリアレイ230
(図3)の最後の行の終わりに達したことを指示する
と、デバイス130は割込みを発生し、動作を停止す
る。
【0031】本発明のフレキシブルなメッセージマネー
ジメントシステムを実施するに際しては、3つの条件が
満たされなくてはならない。第1に、行ポインタのアド
レスを読み取るための機構が設けられなければならな
い。第2には、カレント行の終わりを検出するためのフ
ラグが設けられなければならない。第3で、新しいアド
レスをロードする(行ポインタを次行にインクリメント
する代わりにカレント行の終わりのアドレスレジスタか
ら)能力が具備されなければならない。
【0032】これらの条件を達成するために、まず状態
ビットEOM及びOVFと行ポインタのアドレス(A1
5−A0)がSPI転送時に出力シフトレジスタ346
からMISOピンを介してシフトアウトされる。第2に
は、RAC信号によってカレント行の終わりの早期検出
ができるようにする。一例として、サンプリング速度8
キロヘルツの場合、1600セルを有する1行のメッセ
ージの最大継続時間は200ミリ秒である。RAC信号
は175ミリ秒間ハイに保たれ(外部のプルアップ抵抗
器によって出力がハイに保たれる)た後、ロー状態に切
り換わり、この状態に25ミリ秒間保たれる。この波形
は周期性を有し、内部の512キロヘルツ発振器のサン
プリング速度に追随して、システム130が記録あるい
は再生動作を行っている限り持続する。第3には、制御
レジスタ354のIABビットが行カウンタ352のロ
ードの仕方を制御する。IABビットがセットされる
(“1”)と、行アドレスはカレント行の終わりに次行
にインクリメントする。IABビットがリセットされる
(“0”)と、新しいアドレスが行アドレスカウンタ3
52にロードされる。この新しいアドレスは、入力シフ
トレジスタ354のビットD15−D0の内容である。
選択論理回路350がIABビットの値に基づいて適切
な制御信号を発生する。
【0033】図6は、本発明の一実施形態によるコンフ
ィギュレーション・レジスタの制御ビットのマッピング
を示したものである。これらの制御ビットは、アナログ
記録・再生システム130内の種々の信号経路、回路及
び制御素子類を制御する。コンフィギュレーション・レ
ジスタのロードは次のようにして行われる。すなわち、
コンフィギュレーション・レジスタ0(“CFG0”)
を変更しようとする場合、ロードCFG0コマンドバイ
トと2データバイトが入力シフトレジスタ354に送ら
れる。この2データバイトは次いでCFG0に転送され
る。次に、ロードCFG1コマンドバイトと2データバ
イトを入力シフトレジスタ354に送ることによってコ
ンフィギュレーション・レジスタ1がロードされる。デ
ータがシフトインされたならば、この2データバイトは
CFG1に転送される。この後者のコマンドは、CFG
0の変更はCFG1がロードされるまで有効にならない
ので、CFG1が変更されるかどうかに関わらず、デバ
イスにロードしなければならない。コンフィギュレーシ
ョン・レジスタ中の制御ビットは、CFG0に滅多に変
更されないパラメータが入れられるようにしてグループ
化される。他方、CFG1の制御ビットはより変更され
ることが多いパラメータが書き込まれる。このように、
CFG0のロード値が有効になるためには、CFG1が
ロードされなければならない。CFG1中のパラメータ
は、CFG1がロードされるとすぐに有効になる。
【0034】以下により詳しく説明するように、一実施
形態においては、5つのタイプのコンフィギュレーショ
ン・ビットがある。第1のタイプには、パワーアップ/
ダウンしようとするデバイス内のブロックを選択するた
めにグローバル・パワーダウン・ビット(C5)をマス
クするパワーダウン・ビットがある。その他のタイプの
コンフィギュレーション・ビットには、デバイス内にお
けるアナログ経路のルーティングを制御するためのMU
X選択ビット、加算増幅器を制御するための和選択ビッ
ト、アナログ記録のサンプリング速度及びフィルタの遮
断周波数を設定するためのサンプリング速度選択ビッ
ト、及び音量調節回路の減衰レベルを設定するための音
量レベルビットが含まれる。
【0035】図3に戻って、デバイス130は種々の信
号入力経路、すなわちマイクロホン入力経路(マイクロ
ホン入力MIC+及びMIC−)、補助入力経路(AU
XIN)、及びアナログ入力経路(ANA IN)を具
備する。マイクロホン入力MIC+及びMIC−は増幅
器210及び212に接続されている。図7は、増幅器
210及212と、増幅器212を制御するCFG1の
制御ビットの詳細図を示す。図3及び図7において、マ
イクロホン入力(MIC+及びMIC−)は2つの別々
の経路を有する。その第1の経路はフィードスルー経路
(FTHRU)で、増幅器210を伴い、増幅器210
はAデシベル(dB)の固定利得を有する。ここで、
“A”は正の数である(例えば、6dBの利得)。増幅
器210は、アナログ信号を変化あるいは蓄積なしにデ
バイス130の出力へ通過させるための高品質増幅器で
ある。このアナログ信号は、アップストリーム送信のた
めに図2のベースバンド回路110へ送られる。このフ
ィードスルー経路については以下にさらに詳細に説明す
る。増幅器212を含む第2の経路は、アナログ信号を
記憶するために主として内部で使用される。増幅器21
2は固定レベル信号を得るための自動利得制御(“AG
C”)フィードバックを有し、この固定レベル信号はマ
ルチレベル・アナログメモリアレイ230に記憶するこ
とができる。増幅器212には、これをパワーアップ/
ダウンするためのAGPD制御信号線が接続されてい
る。CFG1のビット0がAGPD制御信号を制御す
る。また、増幅器212には、記録時のAGCと再生時
の自動ミュート機能の両方についてピーク検出機能を果
たすために、AGCCAP信号線が接続されている。
【0036】図8は、補助入力(AUX IN)経路及
びアナログ入力(ANA IN)経路と、これらの経路
に関連するCFG0中のビットを図解したものである。
補助入力AUX INは可変利得増幅器214に接続さ
れ、アナログ入力ANA INは可変利得増幅器216
に接続されている。可変利得増幅器214と216は、
CFG0ビットをセットすることによって、複数の利得
レベルの中の1つが得られるように互いに独立して構成
設定可能である。この実施形態では、これらの各増幅器
は4つの利得レベルの中の1つに構成設定可能である。
ただし、利得レベルの数は任意とすることができる。こ
れによって、これらの入力は広範多様な信号レベルとの
インタフェースを取ることが可能になる。特に、補助入
力AUXINは、カーキット・インタフェース(例えば
数100ミリボルトのオーダーの信号)とのインタフェ
ースを取るように設計される。CFG0のビット11及
び12によって制御される2本の信号線AXG0とAX
G1は増幅器214の利得を制御する。アナログ入力A
NA INは、ベースバンドチップ(例えばスピーカド
ライバ出力)あるいは他のハイ信号レベルとのインタフ
ェースを取るように設計される。信号線AIG0及びA
IG1は、増幅器216の利得を制御し、CFG0のビ
ット14及び15によって制御される。
【0037】この実施形態においては、図8に示すよう
に、増幅器214の場合の利得レベルは1、1.41
4、2、及び2.828であり、増幅器216の場合の
利得レベルは0.625、0.883、1.250、及
び1.767である。入力ソースレベルによって他の利
得レベルを使用することも可能なことは理解されよう。
可変利得増幅器214には、これをパワーアップ/ダウ
ンするために補助入力パワーダウン信号(AXPD)が
接続されている。CFG0のビット10が増幅器214
のパワーアップ/ダウン状態を制御する。同様に、可変
利得増幅器216には、これをパワーアップ/ダウンす
るためにアナログ入力パワーダウン信号(AIPD)が
接続されている。CFG0のビット13が増幅器216
のパワーアップ/ダウン状態を制御する。
【0038】図9には、本発明のアナログ記録・再生シ
ステム130の第1のコア部が示されている。この第1
のコア部は、入力ソースマルチプレクサ(INPUT
MUX)218、第1の加算マルチプレクサ(SUM1
MUX)232、及び第1の加算増幅器(SUM1
AMP1)220を有する。図3及び9において、IN
PUT MUX218は、AGC増幅器212及び可変
利得増幅器214からそれぞれ入力AGC AMP及び
AUX INを受け取る。CFG0のビット9によって
制御される制御信号INS0はINPUT MUX21
8の出力に送られる入力(すなわち入力ソース)を選択
する。INPUT MUX218は、SUM1 AMP
220の第1の入力に接続されている。二次側ソースセ
レクタであるSUM1 MUX232は出力に送られる
3つの入力の中の1つを選択する。これらの入力は、可
変利得増幅器216からのANA IN入力、アレイ入
力(メモリアレイ230の出力である)、及びFILT
O入力(ローパスフィルタ224の出力)である。後で
図10を用いて説明するように、アレイ入力はメモリア
レイ230の直接の出力であり、FILTOは、例えば
メモリアレイ230のフィルタ出力である。制御信号S
1S0及びS1S1は、それぞれCFG1のビット9と
10に応答してSUM1 MUX232の出力を決定す
る。
【0039】SUM1 MUX232はSUM1 AM
P220の第2の入力に接続されている。SUM1 A
MP220は種々のモードで動作する加算増幅器であ
る。制御信号S1M0及びS1M1は、CFG1のビッ
ト7及び8に応答してそれぞれSUM1 AMP220
のモードを制御する。第1のモードでは、SUM1 A
MP220はこれに接続された入力を混合して混合アナ
ログ出力信号を供給する。第2のモードでは、SUM1
AMP220はバッファとして動作して、いずれかの
入力を出力に通過させる。第3のモードでは、SUM1
AMP220はパワーダウン状態になる。SUM1
AMP220の動作モードを図9のチャートに示す。
【0040】図10は、本発明のアナログ記録・再生シ
ステム130の第2のコア部を図解したものである。こ
の第2のコア部は、フィルタマルチプレクサ(FILT
ERMUX)222、ローパスフィルタ224、第2の
加算増幅器(SUM2 AMP)226、内部クロック
回路228、及びマルチレベル・アナログメモリアレイ
230を有する。この第2のコア部は、主にアナログ信
号の記録及び/または再生に関与する。図3及び10に
おいて、FILTER MUX222の入力には、SU
M1入力(SUM1 AMP220の出力)及びアレイ
入力(メモリアレイ230の出力)がある。CFG1の
ビット4によって制御される制御信号FLS0は、FI
LTER MUX222の出力を決定する。FILTE
R MUX222は、通過するアナログ信号をエイリア
ス除去処理し、平滑化するために使用されるローパスフ
ィルタ224に接続されている。CFG1のビット1に
よって制御される制御信号FLPDは、ローパスフィル
タ224に接続されていて、これをパワーアップ/ダウ
ンする。ローパスフィルタ224の出力(FILTO)
はSUM2 AMP226の第1の入力に接続されてい
る。可変利得増幅器216の出力はSUM2 AMP2
26の第2の入力に接続されている。
【0041】SUM1 AMP220と同様に、SUM
2 AMP226はこれに接続されている制御信号S2
M0及びS2M1に応答して種々のモードの動作する。
これらの制御信号はCFG1のビット5及び6によって
制御される。第1のモードでは、SUM2 AMP22
6はこれに接続された入力を混合して混合アナログ出力
信号を供給する。第2のモードでは、SUM2 AMP
226はバッファとして動作して、いずれかの入力を出
力に通過させる。第3のモードでは、SUM2AMP2
26はパワーダウン状態になる。SUM2 AMP22
6の動作モードを図5のチャートに示す。加算増幅器S
UM1 AMP220とSUM2 AMP226の両方
が信号を混合するために使用される1つの例において
は、リモート側通話者と電話中のユーザがリモート側通
話者に向けて記録メッセージ(メモリアレイ230に保
存されている)を再生する情況が起こり得る(図2
2)。このような情況については、他にも多くの情況が
考えられる中で、この後さらに詳細に説明する。
【0042】SUM2 AMP226はマルチレベル・
アナログメモリアレイ230に接続されている。記録技
術、カラムドライバ及びメモリアレイ230の対応回路
は、同時係属出願第09/115,442号に記載され
ているメモリアレイと実質的に同じである。一実施形態
においては、メモリアレイ230は1200行×160
0列のアナログ記憶セルを有する。各記憶セルは、複数
の離散電圧レベル(例えば、256のレベル)の中の1
つを記憶する。
【0043】メモリアレイ230のクロッキングは内部
発振器からのクロック信号、あるいはXCLKピンに接
続された外部クロックによって行われる。クロックはメ
モリアレイのサンプリング速度を設定する。CFG1の
ビット2及び3によって制御される制御ビットFLD0
及びFLD1は、サンプリング速度を設定するために内
部クロック228に接続されている。一実施形態では、
内部クロック228は、4つのサンプリング速度の中の
1つ(例えば4、5.3、6.4あるいは8キロヘルツ)
を与える。設計上の選択によって、他のサンプリング速
度を用いることも可能である。制御ビットFLD0及び
FLD1は、サンプリング速度の変化に伴って遮断周波
数を変えるためにローパスフィルタ224にも接続され
ている。
【0044】例えば、留守番電話用途では、送出メッセ
ージ用には高品質の8キロヘルツのサンプリング速度が
使用され、入来メッセージ用には、利用可能な記録時間
量を増やすためにより低品質のサンプリング速度(例え
ば4キロヘルツ)が使用される。入来メッセージはを高
品質の形で記憶することも可能である。しかしながら、
空きメモリスペースが少なくなれば、メモリアレイ23
0のサンプリング速度は適応的に変えて、残りの空きメ
モリスペースを最大にすることができる。新しい各メッ
セージは新しい行の始めで開始されるので、各メッセー
ジは異なるサンプリング速度を持つことができる。
【0045】図11は、アナログ記録・再生システム1
30の音量調節回路を示す。この回路は、音量マルチプ
レクサ(VOL MUX)236及び音量調節回路23
8を有する。図3及び11において、CFG1のビット
14及び15によって制御される制御信号VLS0及び
VLS1は、VOL MUX236に接続されて、4つ
の可能な入力の中の1つを出力として選択する。VOL
MUX236への入力には、SUM1(SUM1 A
MP220の出力)、SUM2(SUM2 AMP22
6の出力)、INP(INPUT MUX218の出
力)、及びANAIN(可変利得増幅器216の出力)
がある。VOL MUX236は音量調節回路238に
接続されている。制御信号VOL0−VOL2は、CF
G1の対応するビット11−13に応答して音量調節回
路238に接続される。制御信号VOL0−VOL2
は、音量調節回路238の入力に供給されるアナログ信
号の減衰率(例えば8つの音量レベルの中の1つ)を制
御する。CFG0のビット0によって制御されるVLP
D信号も音量調節回路238に接続されて、これをパワ
ーダウン/アップする。
【0046】図12は、本発明の一実施形態によるアナ
ログ記録・再生システム130の第1の出力経路を図解
したものである。第1の出力経路は、アナログ出力マル
チプレクサ(ANAOUT MUX)234及び出力増
幅器242を有する。図3及び12において、ANAO
UT MUX234に接続される信号には、FTHRU
(増幅器210の出力)、INP(INPUT MUX
218の出力)、を含むVOL(音量調節回路238の
出力)、FILTO(ローパスフィルタ224の出
力)、SUM1(SUM1 AMP220の出力)、及
びSUM2(SUM2 AMP226の出力)がある。
制御信号AOS0−AOS2は、CFG0の対応するビ
ット6−8に応答してANAOUT MUX234の出
力を決定する。増幅器242はその入力のアナログ信号
を増幅して、そして平衡全差動出力を供給する。増幅器
242は、図2のベースバンド回路110のマイクロホ
ン入力(MIC+及びMIC−)に接続されている。制
御信号AOPDは増幅器242に接続されて、これをパ
ワーアップ/ダウンする。CFG0のビット5がAOP
D制御信号の状態を制御する。
【0047】図13は、本発明のアナログ記録・再生シ
ステム130の第2及び第3の出力経路を図解したもの
である。これらの出力経路には、出力マルチプレクサ
(OUTPUT MUX)236、可変利得増幅器24
4、及びスピーカドライバ増幅器246が含まれてい
る。図3及び13において、OUTPUT MUX23
6には、VOL、FILTO、SUM1、及びANA
INの信号が接続されている。制御信号OPS0とOP
S1は、CFG0のビット3及び4に応答して、OUT
PUT MUX236の出力を決定する。OUTPUT
MUX236の出力のアナログ信号は、増幅器244
あるいはスピーカドライバ増幅器246のいずれかによ
って駆動される。制御信号OPA0及びOPA1は、C
FG0のビット1と2に応答して増幅器244及び24
6に接続されて、アナログ信号の出力経路を制御する。
これらの両方の制御ビットがハイならば、増幅器244
がアナログ信号を補助出力(例えば、カーキット・イン
タフェース)へ駆動するよう動作し、増幅器246はパ
ワーダウンになる。制御ビット(OPA0−OPA1)
が“01”あるいは“10”であると、増幅器246は
それぞれ利得1.6あるいは1.32で動作してスピー
カ(例えば送受話器の)を駆動し、増幅器244がパワ
ーダウンになる。これらの2つの異なる利得レベルは異
なる出力を駆動するために設けられ、設計上の選択や駆
動しようとするトランスデューサによって修正、あるい
は変更することが可能である。両方のビットがどちらも
ローならば両方の増幅器が共にパワーダウンになる。
【0048】以上、デバイス130内にある回路につい
ては詳細に説明した。ここでは、本発明の適応性、特徴
を具体的に示し、さらには正当な理解を図るために、い
くつかの信号経路の具体例及び動作モードについて説明
する。この場合、以下に説明する例は動作モードや信号
経路を全て網羅したものではなく、他の種々の動作モー
ド及び信号経路が存在するということに留意するべきで
ある。
【0049】図14は、本発明の一実施形態によりフィ
ードスルー・モードに構成設定されたアナログ記録・再
生装置130を示す。デバイス130のMOSIの基本
動作はフィードスルー・モードであり、そこではデバイ
スがそこを通って流れるアナログ信号を記録、再生、あ
るいは混合することなく、ユーザがリモート側通話者と
通信する。図14には、アナログ信号経路が強調表示し
た線で示されている。この動作モードで関係する回路に
は、高品質増幅器210、ANAOUT MUX23
4、増幅器242、可変利得ANA IN AMP21
6、OUTPUTMUX240、及びスピーカドライバ
増幅器246がある。ユーザのアナログ信号は、マイク
ロホン入力MIC+及びMIC−で受信されて、増幅器
210、ANAOUT MUX234、及び増幅器24
2を通ってアナログ出力ANAOUT+及びANA O
UT−に送られる。それらのアナログ信号は、ベースバ
ンド回路110(図2)のマイクロホン入力MIC I
N+及びMIC IN−で受け取られ、ベースバンド回
路110はアナログ信号をリモート側通話者にアップス
トリーム送信する。リモート側通話者のアナログ信号
は、ダウンストリームに流れて、デバイス130のAN
A IN入力に受信される。このアナログ信号は、可変
利得増幅器216、OUTPUT MUX240、及び
スピーカ(例えば送受話器の)を駆動するスピーカドラ
イバ増幅器246を通過する。
【0050】別の実施形態においては、ユーザのアナロ
グ信号はマイクロホン入力ではなくAUX IN入力で
受け取り、リモート側通話者のアナログ信号はAUX
OUT出力に送られるよう経路設定することも可能であ
る。AUX IN入力及びAUX OUT出力は、カー
キット・インタフェースを(例えばスピーカ電話やマイ
クロホン)を具備することも可能である。この別の実施
形態では、ユーザのアナログ経路にはAUX IN A
MP214、INPUT MUX218、ANAOUT
MUX234、及び増幅器242を含まれるのに対
し、リモート側通話者のアナログ経路にはANA IN
AMP216、OUTPUT MUX240、及び増
幅器244が含まれる。
【0051】図15は、デバイス130をフィードスル
ー・モードに構成設定するためにSPI250に発行さ
れるコマンドを示す。このモードでは、両方のコンフィ
ギュレーション・レジスタがロードされる。図15にお
いて、第1のコマンドは、コマンドバイトCMD1と、
CFG0にロードするための2バイトのデータDATA
1を含む。CMD1のC5フィールド文字“a”は、デ
バイスが既にアクティブならばこのビットはセットされ
るが、デバイスがパワーダウン状態ならばクリアされた
ままになるということを示す。DATA1のAIG1フ
ィールド及びAIG0フィールドの中の文字“b”及び
“c”は、これらの値をセットすることによってピーク
・ツー・ピークでYミリボルトの内部信号レベルが得ら
れるということを示し、一実施形態の場合Yは500で
ある。第2のコマンドは、コマンドバイトCMD2とC
FG1にロードするための2バイトのデータDATA2
を含む。文字“X”は「不定」値を示す。CFG1がロ
ードされると、デバイスはフィードスルー・モードで構
成設定される。
【0052】図16は、記録モードに構成設定された本
発明のアナログ記録・再生装置を図解したものである。
このモードは、マイクロホン入力MIC+及びMIC−
からのアナログ信号(例えばユーザによる)の単純な記
録動作である。このモードでは、デバイス130はメッ
セージ、メモ、注記等を記録するために使用することが
できる。図16に示すように、アナログ信号経路は強調
表示した線で示されている。このモードに関係する回路
には、AGC増幅器212、INPUT MUX21
8、SUM1 AMP220、FILTER MUX2
22、ローパスフィルタ224、SUM2 AMP22
6、及びメモリアレイ230が含まれる。アナログ信号
は、固定レベルの信号を発生するAGC増幅器212に
よって受け取られる。固定レベルのアナログ信号は、I
NPUT MUX218、SUM1AMP220、及び
FILTER MUX222を通ってローパスフィルタ
224に送られる。ローパスフィルタ224は、固定レ
ベルのアナログ信号をエイリアス除去処理すると共に平
滑化する。次に、アナログ信号はSUM2 AMP22
6を通り、メモリアレイ230に送られる。このアナロ
グ信号を記憶するための技術は、特許出願第09/11
5,442号に記載されている。
【0053】あるいは、アナログ信号は、マイクロホン
入力ではなくAUX IN入力から記録することも可能
である。記録モードの変形態様としては、ANA IN
入力のアナログ信号を記録する仕方がある。この変形態
様は、モバイル用途あるいは全くの留守番電話用途でリ
モート側通話者のメッセージを記録すること(例えば留
守番電話動作)を伴う。この用途では、リモート側通話
者は不在のローカル側ユーザのためにメッセージを残す
か、あるいはローカル側ユーザがリモート側通話者と通
話中にそのリモート側通話者のアナログ信号を記録す
る。この場合に関係する回路には、可変利得増幅器21
6、SUM1 MUX232、SUM1AMP220、
FILTER MUX222、ローパスフィルタ22
4、SUM2 AMP226、及びメモリアレイ230
が含まれる。
【0054】図17は、アドレス0A0(Hex)で記
録モード(MIC+及びMIC−入力からの)にデバイ
ス130を構成設定するためにSPI250に発行され
るコマンドを示したものである。記録モードは3つのコ
マンド、すなわちコンフィギュレーション・レジスタ0
をロードする第1のコマンド、コンフィギュレーション
・レジスタ1をロードする第2のコマンド、及びメモリ
アレイ230の特定アドレス(行)で記録を開始させる
第3のコマンドを有する。図17におて、第1のコマン
ドは、コマンドバイトCMD1と、その後に続くCFG
0を変更するための2バイトのデータDATA1を有す
る。第2のコマンドは、コマンドバイトCMD2と、そ
の後に続くCFG1を変更するための2バイトのデータ
DATA2を有する。FLD1フィールドとFLD0フ
ィールド中の文字“b”及び“c”はセットされること
によってサンプリング速度を設定する。第1及び第2の
コマンドはアナログ経路を設定する。第3のコマンド
は、コマンドバイトCMD3とアドレスADDを有し、
アドレス0A0(Hex)で記録動作を開始する。CM
D3のIABビットはローで、後続データがアドレスで
あることを指示する。
【0055】図18は、送出メッセージ(“OGM”)
再生モードに構成設定された本発明のアナログ記録・再
生装置130を図解したものである。このモードは、モ
バイル用途あるいは全くの留守番電話用途で送出メッセ
ージを再生するために使用される。また、このモード
は、ユーザがリモート側の場所に居て、メッセージを取
り出したい場合にも使用することができる。図18に示
すように、アナログ信号経路は強調表示した線で示され
ている。このモードに関与する回路には、メモリアレイ
230、FILTER MUX222、ローパスフィル
タ224、SUM2 AMP226、ANAOUT M
UX234、及び増幅器242が含まれる。アナログ信
号は、メモリアレイ230からFILTER MUX2
22を通ってローパスフィルタ224へ送られる。ロー
パスフィルタ224は、アナログ信号をエイリアス除去
処理すると共に平滑化し、その後アナログ信号はSUM
2AMP226及びANAOUT MUX234を通っ
て増幅器242に送信される。増幅器242は、図2の
ベースバンド回路110を通ってアップストリーム送信
するためにアナログ信号を増幅する。
【0056】図19は、アドレス0A0(Hex)でデ
バイス130をOGM再生モードに構成設定するために
SPI250に発行されるコマンドを示したものであ
る。また、OGM再生モードは、3つのコマンド、すな
わちコンフィギュレーション・レジスタ0をロードする
第1のコマンド、コンフィギュレーション・レジスタ1
をロードする第2のコマンド、及び特定アドレス(行)
でメモリアレイ230からの再生を開始するための第3
のコマンドを使用する。図19において、第1のコマン
ドは、コマンドバイトCMD1と、その後に続くCFG
0を変更するための2バイトのデータDATA1を有す
る。第2のコマンドは、コマンドバイトCMD2と、そ
の後に続くCFG1を変更するための2バイトのデータ
DATA2を有する。FLD1フィールド及びFLD0
フィールド中の文字“b”及び“c”は、セットされる
ことによって再生のためのサンプリング速度を設定す
る。第1及び第2のコマンドはアナログ経路を設定す
る。コマンドバイトCMD3とアドレスADDを含む第
3のコマンドは、アドレス0A0(Hex)で再生動作
を開始させる。CMD3のIABビットはローで、後続
データがアドレスであることを指示する。
【0057】このアナログ記録・再生装置130は、ロ
ーカル側でメッセージを聞くように再生モードで構成設
定することが可能なことは理解されよう。そのモード
は、出力経路に増幅器242ではなくスピーカドライバ
増幅器246(あるいは増幅器244)が関与する点を
除いて、図18と19で説明したOGM再生メッセージ
モードと非常に類似している。すなわち、SUM2 A
MP226の出力のアナログ信号は、VOL MUX2
36、音量調節回路238、OUTPUT MUX24
0、及びスピーカドライバ増幅器246(あるいは増幅
器244)を通って送られる。
【0058】図20は、全二重記録モードで構成設定さ
れた本発明のアナログ記録・再生装置130を図解した
ものである。このモードは、両側(ユーザとリモート側
通話者との間)の会話を記録するために用いられる。図
20において、アナログ信号経路は強調表示した線で示
されている。このモードは、フィードスルー・モードで
使用された回路(図14)及び両側の会話を記録するた
めの追加の回路を使用する。追加の回路には、AGC増
幅器212、INPUT MUX218、SUM1 M
UX232、SUM1 AMP220、FILTER
MUX222、ローパスフィルタ224、SUM2 A
MP226、及びメモリアレイ230が含まれる。ユー
ザのアナログ信号は、増幅器210、ANAOUT M
UX234、及び増幅器242を含む信号経路を通って
リモート側通話者にアップストリーム送信される。ま
た、ユーザのアナログ信号は、AGC増幅器212及び
INPUT MUX218を介してSUM1 AMP2
20の第1の端子に供給される。ANA IN入力から
受け取られたリモート側通話者のアナログ信号は、増幅
器216、OUTPUT MUX240、及びスピーカ
ドライバ増幅器246を通ってユーザへ送られる。ま
た、リモート側通話者のアナログ信号はSUM1MUX
232を介してSUM1 AMP220の第2の端子に
供給される。SUM1 AMP220はこれらの2つの
信号を混合して、出力において混合アナログ信号を供給
する。この混合アナログ信号は、FILTER MUX
222、ローパスフィルタ224、及びSUM2 AM
P226を通過した後、メモリアレイ230に記憶され
る。
【0059】図21は、特定アドレスでデバイス130
を全二重記録モードに構成設定するためにSPI250
に発行されるコマンドを示す。全二重記録モードも3つ
のコマンドを使用する。図21において、第1のコマン
ドは、コマンドバイトCMD1と、その後に続く2バイ
トのデータDATA1を有する。第2のコマンドは、コ
マンドバイトCMD2と、その後に続く2バイトのデー
タDATA2を有する。FLD1フィールド及びFLD
0フィールド中の文字“d”及び“e”は、セットされ
ることによって記録のためのサンプリング速度を設定す
る。これらの第1及び第2のコマンドはアナログ経路を
設定する。コマンドバイトCMD3及びアドレスADD
を含む第3のコマンドは、特定アドレス(例えば0A0
Hex)で記録動作を開始させる。
【0060】図22は、全二重再生モードで構成設定さ
れた本発明のアナログ記録・再生装置130を図解した
ものである。このモードは、ユーザがリモート側通話者
と通話中にリモート側通話者に向けてメモリアレイに記
録されたメッセージを再生するために用いられる。図2
2において、アナログ信号経路は強調表示した線で示さ
れている。第1の経路は、マイクロホン入力MIC+と
MIC−のユーザのアナログ信号をメモリアレイ230
のメッセージと混合する動作、及びその混合アナログ信
号をリモート側通話者にアップストリーム送信する動作
に関与する。この経路に関係する回路には、AGC増幅
器212、INPUT MUX218、SUM1 AM
P220、FILTER MUX222、ローパスフィ
ルタ224、SUM1 MUX232、及びメモリアレ
イ230が含まれる。マイクロホンMIC+及びMIC
−入力のユーザのアナログ信号は、AGC増幅器212
及びINPUT MUX218を介してSUM1 AM
P220の第1の端子に送られる。メモリアレイ230
に記憶されたメッセージは、FILTER MUX22
2を通ってローパスフィルタ224に供給される。ロー
パスフィルタ224の出力は、SUM1 MUX232
を通ってSUM1 AMP220の第2の端子に印加さ
れる。SUM1 AMP220は、ユーザのアナログ信
号をメモリアレイ230のアナログ信号と混合して混合
アナログ信号を出力する。この混合アナログ信号は、A
NAOUT MUX234及び増幅器242を通ってア
ナログ出力ANA OUT+及びANA OUT−に送
られ、リモート側通話者へアップストリーム送信され
る。
【0061】第2の経路は、リモート側通話者のアナロ
グ信号をメモリアレイ230に記録されたメッセージと
混合する動作、及びその混合アナログ信号をユーザに供
給する動作に関与する。この経路には、可変利得増幅器
216、メモリアレイ230、FILTER MUX2
22、ローパスフィルタ224、SUM2 AMP22
6、VOL MUX236、音量調節回路238、OU
TPUT MUX240、及びスピーカドライバ増幅器
246(あるいは増幅器244)が含まれる。リモート
側通話者のアナログ信号はANA IN入力で受信さ
れ、可変利得増幅器216によって増幅され、SUM2
AMP226の端子に供給される。SUM2 AMP
226はリモート側通話者のアナログ信号をメモリアレ
イ230に記憶されたメッセージ(ローパスフィルタ2
24の出力)と混合して、その混合アナログ信号をVO
L MUX236を介して音量調節回路238に供給す
る。音量調節回路238は音量を調整し、その信号をO
UTPUT MUX240を介してスピーカを駆動する
ためスピーカドライバ増幅器246(あるいは増幅器2
44)に供給する。すると、ユーザはリモート側通話者
の話と記録メッセージを同時に聞くことができる。
【0062】図23は、特定アドレスでデバイス130
を全二重再生モードに構成設定するためにSPI250
に発行されるコマンドを示す。図23において、第1の
コマンドは、コマンドバイトCMD1と、その後に続く
2バイトのデータDATA1を有する。第2のコマンド
は、コマンドバイトCMD2と、その後に続く2バイト
のデータDATA2を有する。VOL2−VOL0フィ
ールド中の文字“d”、“e”及び“f”はアナログ信
号の減衰を設定する。第1及び第2のコマンドはアナロ
グ経路を設定する。コマンドバイトCMD3及びアドレ
スADDを含む第3のコマンドは、特定アドレス(例え
ば0A0 Hex)で記録動作を開始させる。
【0063】図24は、単信再生モードに構成設定され
た本発明のアナログ記録・再生装置130を図解したも
のである。このモードは、リモート側通話者との通話
中、ユーザだけがメモリアレイ230に記録されたメッ
セージを聞くことができる点以外は、全二重再生モード
と類似している。リモート側通話者はメッセージを聞く
ことができない。このモードは、ユーザが多くのメッセ
ージの中の1つを検索して取り出し、リモート側通話者
のために再生したいが、ユーザが全メッセージを通して
走査する際に他のメッセージをリモート側通話者に聞か
せたくない情況で有用である。また、このモードは、ユ
ーザが、リモート側通話者と電話中に記録メッセージを
聞くことができるように、ユーザ「保留」状態に置かれ
る情況でも有用である。図24において、アナログ信号
経路は強調表示した線で示されている。この第1の経路
は、マイクロホン入力MIC+及びMIC−(あるいは
AUX IN入力)のユーザのアナログ信号を増幅器2
10及びANAOUT MUX234を介して増幅器2
42に送る動作に関与する。この経路は図14のフィー
ドスルー・モードの第1の経路と同じである。第2の経
路は図22を参照して説明した第2の経路と同じであ
る。このように、単信再生モードでは、ユーザはリモー
ト側通話者とメモリアレイ230に記憶されたメッセー
ジを同時に聞くことができるが、リモート側通話者はユ
ーザのアナログ信号しか聞くことができない。図25
に、特定アドレス(例えば0A0 Hex)でデバイス
130を単信再生モードで構成設定するためにSPI2
50に発行されるコマンドを示す。
【0064】図26は、音声ページャモードで構成設定
された本発明のアナログ記録・再生装置130を図解し
たものである。このモードは、音声ページャを本発明の
移動体通信システム100(図2)に組み込むことが可
能な音声ページャ用途で使用され、あるいはアナログ記
録・再生システム130を音声ページャシステム(図示
省略)に組み込むことも可能である。このモードでは、
デジタル情報(例えばデジタルコード化された音声信
号)は、デジタル情報をディジタル‐アナログ変換器に
通してフィルタ処理されていないアナログ信号を供給す
るページャによって受信される。このフィルタ処理され
ていないアナログ信号は次いでシステム130のANA
IN入力に印加される。このモードに関係する回路に
は、可変利得増幅器216、SUM1 MUX232、
SUM1 AMP220、FILTER MUX22
2、ローパスフィルタ224、OUTPUT MUX2
40、及び増幅器246(あるいは増幅器244)が含
まれる。ANA IN入力のアナログ信号はローパスフ
ィルタに送られ、これによってフィルタ処理されるす
る。次に、アナログ信号はスピーカを駆動するためのス
ピーカドライバ増幅器246を介して出力される。アナ
ログ信号はメモリアレイ230に記憶することもでき
る。音声ページャモードでデバイス130を構成設定す
るためにSPI250に発行されるコマンドを図27に
示す。
【0065】本発明のアナログ記録・再生システムによ
れば、二重通信装置のアナログ経路を制御する際の柔軟
性が得られる。具体的に言うと、本発明のアナログ記録
・再生システムは、ユーザ(マイクロホン及びスピー
カ)とそれ以外の処理ブロック(セルラー・ベースバン
ド・モジュールあるいはセルラー・カーキット・アダプ
タのような)との間のインタフェースを提供するよう構
成されている。アップストリーム及びダウンストリーム
の両方の信号の流れるを制御することによって、本発明
のシステムは二重記録・再生、音声メール機能、メモ記
録のような機能、及びその他の多くの機能を果たすこと
ができる。入出力構成設定の柔軟性によって、本発明の
チップデバイスは広範多用な信号ソースやプロセッサと
のインタフェースを取ることが可能になる。さらに、本
発明のアナログ記録・再生システムによれば、各メッセ
ージ毎の記録/再生継続時間を4つのサンプリング速度
の中の1つに変えられることが可能である。
【0066】このような機能の統合ないしはインティグ
レーションによって、従来実現不可能であった価値と柔
軟性を付加される。これは、ユーザ構成設定可能なアナ
ログ処理ブロックを提供することによって達成される。
これらのアナログ処理ブロックは、例えば、2つの信号
ソースを混合できる加算増幅器、信号の複数段階の減衰
させることができる音量調節回路等が含まれる。
【0067】また、本発明のアナログ記録・再生システ
ムによれば、外部コンポーネントが最小限で済む柔軟性
に優れたインタフェースが得られる。AGCあるいは固
定利得機能付きの低信号レベルの差動マイクロホン入
力、回線レベル信号とのインタフェースを取るための4
つの利得セッティングを有する補助入力、及び出力ドラ
イバとのインタフェースを取るための4つの利得セッテ
ィングための高レベルアナログ入力を含めて、多数の入
力が利用可能である。また、二重の信号流れが得られる
よう、多数の出力が利用可能である。これらの出力とし
ては、他の処理ブロック(例えばセルラー・ベースバン
ド・モジュール)に高品質のオーディオ信号を送るため
の差動アナログ出力、スピーカドライバ出力、及び補助
的出力デバイス(例えばセルラー・カーキット)とのイ
ンタフェースを取るための補助出力がある。
【0068】また、本発明のアナログ記録・再生システ
ムは、携帯電話、留守番電話、ポータブル機器等のよう
なシステムへの統合実装を簡単化し、かつ促進する。本
発明に基づくデバイスは、低電力消費で電源電圧が低く
(例えば3ボルト)、より長いバッテリー寿命が得ら
れ、これは携帯電話用途及びその他のポータブル機器用
途においては決定的に重要な長所となる。
【0069】本発明は、全面的に集積化されたプログラ
ム可能信号インタフェースと高度に構成設定可能な音声
経路を組み合わせることによって、フレキシビリティを
最大にすると共に、全てのワイヤレス及びコードレス・
チップセットによるシステム統合を容易にするものであ
る。これによれば、移動体遠距離通信用グローバルシス
テム(“GSM”)であるか、時分割多重アクセス
(“TDMA”)であるか、あるいは符号分割多重アク
セス(“CDMA”)であるかに関わらず、使用される
デジタル技術のためのフレキシブルな音声機能チップが
得られる。本発明のハードウェア/ソフトウェアの「差
込式」とも言うべき簡単さのため、携帯電話メーカーは
製品を従来より早く市場に出すことが可能になる。(ア
ナログ及びデジタル)の携帯電話送受話器のに加えて、
本発明の他の用途としては、ワイヤレス加入者線用送受
話器、留守番電話機、コードレスホン、交通情報のよう
な車載通信機器、ナビゲーションシステム用の記憶装置
−音声インタフェース、ポケットレコーダ/プログラム
可能デジタル手帳、口述録音機器、翻訳者、保留時BG
Mシステム等々がある。
【0070】以上、本発明の特定の実施形態を添付図面
に示し、これに基づいて詳細に説明したが、このような
実施形態はもっぱら例示説明のためのものであって、広
義における本発明を限定するものではないということ、
及び当業者ならば他の様々な修正態様を想到することが
可能であるから、本発明は本願で開示説明した特定の構
造及び構成に限定されるものではないということは理解
されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術のアナログ記録・再生システムを用
いた移動体通信システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態のアナログ記録・再生シス
テムを採用した一例のシステムを示すブロック図であ
る。
【図3】 図2における本発明の一実施形態のアナログ
記録・再生システムを示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態によるSPIの一部を示
すブロック図である。
【図5】 上記SPIによって受信され、あるいは発生
する種々の信号のタイミングを示す一例のタイミング図
である。
【図6】 本発明の一実施形態によるコンフィギュレー
ション・レジスタの制御ビットのマッピングを図解した
説明図である。
【図7】 本発明のアナログ記録・再生システム内にあ
る回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を制
御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビットも
併せて示されている。
【図8】 本発明のアナログ記録・再生システム内にあ
る回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を制
御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビットも
併せて示されている。
【図9】 本発明のアナログ記録・再生システム内にあ
る回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を制
御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビットも
併せて示されている。
【図10】 本発明のアナログ記録・再生システム内に
ある回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を
制御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビット
も併せて示されている。
【図11】 本発明のアナログ記録・再生システム内に
ある回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を
制御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビット
も併せて示されている。
【図12】 本発明のアナログ記録・再生システム内に
ある回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を
制御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビット
も併せて示されている。
【図13】 本発明のアナログ記録・再生システム内に
ある回路の詳細図であり、システム内のそれらの回路を
制御するコンフィギュレーション・レジスタ制御ビット
も併せて示されている。
【図14】 フィードスルー・モードで構成設定された
本発明のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPI
をフィードスルー・モードで構成設定するために出され
るコマンドの説明図である。
【図15】 フィードスルー・モードで構成設定された
本発明のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPI
をフィードスルー・モードで構成設定するために出され
るコマンドの説明図である。
【図16】 記録モードで構成設定された本発明のアナ
ログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを記録モード
で構成設定するために出されるコマンドの説明図であ
る。
【図17】 記録モードで構成設定された本発明のアナ
ログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを記録モード
で構成設定するために出されるコマンドの説明図であ
る。
【図18】 送出メッセージ再生モードで構成設定され
た本発明のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSP
Iを送出メッセージ再生モードで構成設定するため出さ
れるコマンドの説明図である。
【図19】 送出メッセージ再生モードで構成設定され
た本発明のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSP
Iを送出メッセージ再生モードで構成設定するため出さ
れるコマンドの説明図である。
【図20】 全二重記録モードで構成設定された本発明
のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを全二
重記録モードで構成設定するために出されるコマンドの
説明図である。
【図21】 全二重記録モードで構成設定された本発明
のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを全二
重記録モードで構成設定するために出されるコマンドの
説明図である。
【図22】 全二重再生モードで構成設定された本発明
のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを全二
重再生モードで構成設定するために出されるコマンドの
説明図である。
【図23】 全二重再生モードで構成設定された本発明
のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを全二
重再生モードで構成設定するために出されるコマンドの
説明図である。
【図24】 単信再生モードで構成設定された本発明の
アナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを単信再
生モードで構成設定するために出されるコマンドの説明
図である。
【図25】 単信再生モードで構成設定された本発明の
アナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを単信再
生モードで構成設定するために出されるコマンドの説明
図である。
【図26】 音声ページャモードで構成設定された本発
明のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを音
声ページャモードで構成設定するために出されるコマン
ドの説明図である。
【図27】 音声ページャモードで構成設定された本発
明のアナログ記録・再生装置の回路図、及びSPIを音
声ページャモードで構成設定するために出されるコマン
ドの説明図である。
【符号の説明】 100 システム、110 ベースバンド回路、120
高周波インターフェース、122 アンテナ、130
アナログ記録・再生システム、136 携帯電話送受
話器、140 マイクロコントローラ。
フロントページの続き (72)発明者 サリール・ブイ・アウセア アメリカ合衆国・94065・カリフォルニア 州・レッドウッド シティ・ファイブ マ ンダレー コート・(番地なし) (72)発明者 ローレンス・ディー・エング アメリカ合衆国・94062・カリフォルニア 州・レッドウッド シティ・ハイド スト リート・105 (72)発明者 ピーター・ホルツマン アメリカ合衆国・95008・カリフォルニア 州・キャンベル・ウィルトン ドライブ・ 3番・161 (72)発明者 オリバー・シイ・カオ アメリカ合衆国・95014・カリフォルニア 州・カパティーノ・プラネリッジ アヴェ ニュ・1203番・19500 (72)発明者 カール・アール・パーマー アメリカ合衆国・95032・カリフォルニア 州・ロス ガトス・パセオ ローラ・106 (72)発明者 アディッチャ・レイナ アメリカ合衆国・95051・カリフォルニア 州・サンタ クララ・バッキンガム ドラ イブ・132番・100

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリアレイと;第1及び第2
    の入力増幅器にそれぞれ接続された第1及び第2の入力
    と;第1及び第2の出力増幅器にそれぞれ接続された第
    1及び第2の出力と;該第1及び第2の入力増幅器、該
    第1及び第2の出力増幅器、及び該メモリアレイに接続
    された加算増幅器と;を具備したことを特徴とするアナ
    ログ記録・再生システム。
  2. 【請求項2】 コンフィギュレーション・レジスタをさ
    らに具備したことを特徴とする請求項1記載のアナログ
    記録・再生システム。
  3. 【請求項3】 上記第1の入力及び上記第1の出力増幅
    器に接続された第3の入力増幅器をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項1記載のアナログ記録・再生システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記第3の入力増幅器が固定利得増幅器
    であることを特徴とする請求項3記載のアナログ記録・
    再生システム。
  5. 【請求項5】 上記加算増幅器が、上記コンフィギュレ
    ーション・レジスタの1つ以上の制御ビットに応答し
    て、一方または他方の入力を出力に通過させるか、ある
    いは両方の入力を混合して混合出力を供給することを特
    徴とする請求項2記載のアナログ記録・再生システム。
  6. 【請求項6】 上記第2の入力増幅器が、上記コンフィ
    ギュレーション・レジスタの1つ以上の制御ビットに応
    答して上記第2の入力を複数のレベルの中の1つに増幅
    するための可変利得増幅器であることを特徴とする請求
    項2記載のアナログ記録・再生システム。
  7. 【請求項7】 上記加算増幅器とメモリアレイとの間に
    接続されたローパスフィルタをさらに具備したことを特
    徴とする請求項1記載のアナログ記録・再生システム。
  8. 【請求項8】 上記ローパスフィルタ及び上記メモリア
    レイに接続された第2の加算増幅器をさらに具備したこ
    とを特徴とする請求項7記載のアナログ記録・再生シス
    テム。
  9. 【請求項9】 上記第2の入力増幅器及び上記第2の出
    力増幅器に接続された音量調節回路をさらに具備したこ
    とを特徴とする請求項2記載のアナログ記録・再生シス
    テム。
  10. 【請求項10】 上記メモリアレイに接続されていて、
    上記コンフィギュレーション・レジスタの1つ以上のビ
    ットに応答して複数のサンプリング速度の中の1つの速
    度を該メモリアレイに供給するクロック回路をさらに具
    備したことを特徴とする請求項2記載のアナログ記録・
    再生システム。
  11. 【請求項11】 コンフィギュレーション・レジスタの
    1つ以上のビットに応答して、上記第1の入力のアナロ
    グ信号を記録するよう構成設定され、上記信号経路が、
    上記第1の増幅器、該アナログ信号に通過させる加算増
    幅器、及びメモリアレイを含ことを特徴とする請求項2
    記載のアナログ記録・再生システム。
  12. 【請求項12】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タのビットに応答して、(i)上記第1の入力の第1の
    アナログ信号を第1のアナログ経路を介して上記第1の
    出力に通過させると共に、(ii)上記第2の入力の第2
    のアナログ信号を第2のアナログ経路を介して上記第2
    の出力に通過させるよう構成設定されることを特徴とす
    る請求項2記載のアナログ記録・再生システム。
  13. 【請求項13】 上記第1のアナログ経路が上記第1の
    入力増幅器及び出力増幅器を含み、上記第2のアナログ
    経路が上記第2の入力増幅器及び出力増幅器を含むこと
    を特徴とする請求項12記載のアナログ記録・再生シス
    テム。
  14. 【請求項14】 さらに、上記メモリアレイ中の上記第
    1と第2のアナログ信号の混合アナログ信号を第3のア
    ナログ経路を通して記録するよう構成設定されることを
    特徴とする請求項12記載のアナログ記録・再生システ
    ム。
  15. 【請求項15】 上記第3のアナログ経路が、上記第1
    と第2のアナログ信号を混合して混合信号を供給する加
    算増幅器、及び該混合信号を記憶するメモリアレイを含
    むこと特徴とする請求項14記載のアナログ記録・再生
    システム。
  16. 【請求項16】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記メモリアレイに
    記憶されたアナログ信号をアナログ経路を介して上記第
    1の出力へ、かつその代替として第2の出力へ送るよう
    構成設定されることを特徴とする請求項2記載のアナロ
    グ記録・再生システム。
  17. 【請求項17】 上記アナログ経路が、上記メモリアレ
    イ、ローパスフィルタ、上記加算増幅器、及び上記第1
    の出力増幅器かつその代替として上記第2の出力増幅器
    を含むことを特徴とする請求項16記載のアナログ記録
    ・再生システム。
  18. 【請求項18】 コンフィギュレーション・レジスタの
    1つ以上のビットに応答して、(i)上記第1の入力の
    第1のアナログ信号を第1のアナログ経路を介して上記
    第1の出力に送り、(ii)上記第2の入力の第2のアナ
    ログ信号を上記メモリアレイに記憶された第3のアナロ
    グ信号と混合し、その混合アナログ信号を第2のアナロ
    グ経路を介して上記第2の出力へ通過させるよう構成設
    定されることを特徴とする請求項2記載のアナログ記録
    ・再生システム。
  19. 【請求項19】 上記第1のアナログ経路が上記第1の
    入力増幅器及び出力増幅器を含み、上記第2のアナログ
    経路が上記第2の入力増幅器、上記メモリアレイ、上記
    加算増幅器、及び上記第2の出力増幅器を含むことを特
    徴とする請求項18記載のアナログ記録・再生システ
    ム。
  20. 【請求項20】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記第2のアナログ
    経路が上記加算増幅器及び第2の出力増幅器に接続され
    た音量調節回路で、上記混合アナログ信号を複数のレベ
    ルの中の1つに減衰させる音量調節回路をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項19記載のアナログ記録・再生シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 上記第1の加算増幅器に、上記第2の
    入力増幅器、及び上記第2の出力増幅器に接続接続され
    た第2の加算増幅器をさらに具備したことを特徴とする
    請求項2記載のアナログ記録・再生システム。
  22. 【請求項22】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、(i)上記第1の入
    力の第1のアナログ信号をメモリアレイに記憶された第
    2のアナログ信号と混合して第1の混合信号を得、該第
    1の混合信号を第1のアナログ経路を介して上記第1の
    出力に送り、(ii)上記第2の入力の第3のアナログ信
    号を上記第2のアナログ信号と混合して第2の混合信号
    を得、該第2の混合信号を第2のアナログ経路を介して
    該第2の出力に送るよう構成設定されることを特徴とす
    る請求項21記載のアナログ記録・再生システム。
  23. 【請求項23】 上記第1のアナログ経路が上記第1の
    入力増幅器、上記加算増幅器、上記メモリアレイ、及び
    上記第1の出力増幅器を含み、上記第2のアナログ経路
    が上記第2の入力増幅器、上記メモリアレイ、上記第2
    の加算増幅器、及び上記第2の出力増幅器を含むことを
    特徴とする請求項22記載のアナログ記録・再生システ
    ム。
  24. 【請求項24】 上記不揮発性メモリアレイが、行列状
    に配列されたマルチレベル・フラッシュメモリセルを有
    することを特徴とする請求項1記載のアナログ記録・再
    生システム。
  25. 【請求項25】 信号を送受するための第1のインタフ
    ェース、及び入力と出力を有する第2のインタフェース
    を具備する回路と;該回路に接続されたデバイスで、 不揮発性メモリアレイと、 それぞれ第1及び第2の入力増幅器に接続された第1及
    び第2の入力で、そのどちらか一方が該回路の該第2の
    インタフェースの該出力に接続された第1及び第2の入
    力と、 それぞれ第1及び第2の出力増幅器に接続された第1及
    び第2の出力で、そのどちらか一方が該回路の該第2の
    インタフェースの該入力に接続された第1及び第2の出
    力と、 該第1及び第2の入力増幅器、該第1及び第2の出力増
    幅器、及び該メモリアレイに接続された加算増幅器と、
    を有するデバイスと;該回路及び該デバイスに接続され
    たマイクロコントローラと;を具備したことを特徴とす
    るシステム。
  26. 【請求項26】 上記回路がベースバンド回路であり、
    該ベースバンド回路の該第1のインタフェースに接続さ
    れた高周波回路がさらに具備されていることを特徴とす
    る請求項25記載のシステム。
  27. 【請求項27】 上記回路が、電話線とのインタフェー
    スを取るための電話線インタフェース回路であることを
    特徴とする請求項25記載のシステム。
  28. 【請求項28】 ベースバンド回路及び該ベースバンド
    回路に接続されたマイクロコントローラを具備する移動
    体通信システムにおけるアナログ記録・再生装置におい
    て:行列状に配列されたメモリセルを有するメモリアレ
    イと;それぞれ第1及び第2の入力増幅器に接続された
    第1及び第2の入力と;それぞれ第1及び第2の出力増
    幅器に接続された第1及び第2の出力と;該第1及び第
    2の入力増幅器、該第1及び第2の出力増幅器、及び該
    メモリアレイに接続された加算増幅器と;該第1の入力
    増幅器及び出力増幅器と該加算増幅器に接続された第1
    のセレクタと;該第2の入力増幅器及び出力増幅器と該
    加算増幅器に接続された第2のセレクタと;コンフィギ
    ュレーション・レジスタと;を具備したことを特徴とす
    るアナログ記録・再生装置。
  29. 【請求項29】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記加算増幅器がそ
    れぞれ上記第1及び第2の入力の第1の及び第2のアナ
    ログ信号を混合して混合信号を供給することを特徴とす
    る請求項28記載のアナログ記録・再生装置。
  30. 【請求項30】 上記混合信号が上記メモリアレイに記
    憶されことを特徴とする請求項29記載のアナログ記録
    ・再生装置。
  31. 【請求項31】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記加算増幅器が上
    記第1及び第2の入力のどちらか1つの第1のアナログ
    信号を上記メモリアレイに記憶された第2のアナログ信
    号と混合して混合信号を供給することを特徴とする請求
    項28記載のアナログ記録・再生装置。
  32. 【請求項32】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記第1のセレクタ
    が上記混合信号を上記第1の出力に接続させることを特
    徴とする請求項31記載のアナログ記録・再生装置。
  33. 【請求項33】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記第2のセレクタ
    が上記混合信号を上記第2の出力に接続させることを特
    徴とする請求項31記載アナログ記録・再生装置。
  34. 【請求項34】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記第1のセレクタ
    が上記第1の出力増幅器を通って第1の出力に接続され
    る第1の入力増幅器あるいは加算増幅器の出力を選択す
    ることを特徴とする請求項28記載のアナログ記録・再
    生装置。
  35. 【請求項35】 上記コンフィギュレーション・レジス
    タの1つ以上のビットに応答して、上記第2のセレクタ
    が上記第2の出力増幅器を通って第2の出力に接続され
    る第2の入力増幅器あるいは加算増幅器の出力を選択す
    ることを特徴とする請求項28記載のアナログ記録・再
    生装置。
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