JP2000163057A - 音声割当装置及び音声割当方法並びに音声割当処理のプログ ラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声割当装置及び音声割当方法並びに音声割当処理のプログ ラムを記録した記録媒体

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JP2000163057A
JP2000163057A JP10350787A JP35078798A JP2000163057A JP 2000163057 A JP2000163057 A JP 2000163057A JP 10350787 A JP10350787 A JP 10350787A JP 35078798 A JP35078798 A JP 35078798A JP 2000163057 A JP2000163057 A JP 2000163057A
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Hiroko Okuda
広子 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの音符に対して複数の文字からなる歌詞
を割り当てられるようにする。 【解決手段】 キーボード3は、文字、数値、記号を含
む歌詞データを操作に応じて入力する。CPU1は、キ
ーボード3から入力された歌詞データを、メモリ4に記
憶されている演奏曲の音符に割り当てる歌詞入力の際
に、1つの音符に対して特定の記号が入力された場合に
は、特定の記号の前後に入力された文字を結合して複数
の文字をその1つの音符に対応させて割り当て、ディス
プレイ5に表示させるとともに、割り当てられた複数の
文字の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づ
いて、サウンドシステム6に発音させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声割当装置及び
音声割当方法並びに音声割当処理のプログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動演奏装置の中には、演奏する曲のメ
ロディに歌詞を割り当てて、自動演奏とともに歌詞の音
声を発音させる機能をもったものがある。メロディに歌
詞を割り当てる場合には、演奏曲の音符を表示装置の画
面に表示させて、1つ1つの音符ごとに歌詞の文字を割
り当てている。例えば、図17において、図の左上の5
個の音符に対して、「きみがぼく」と各音符ごとに1つ
の文字を割り当てている。また、図の右上の6個の音符
の中の最後の4個の音符に、1つの文字「さ」を割り当
てて発音を伸ばす場合には、最初の音符に「さ」の文字
を割り当て、残りの3個の音符には、それぞれ「さ(S
A)」の音声の母音である「あ(A)」の文字を各音符
ごとに割り当てている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の歌詞割当の技術においては、1つの音符に対して常
に1つの文字を割り当てているので、1つの音符に対し
て複数の文字の音声が対応している歌詞の割当ができな
かった。また、複数の音符に1つの音声が対応する場合
には、2番目以降の音符すべてに母音の文字を割り当て
る操作が煩雑であった。また、音声を発音しない音符に
対して無音の割当ができなかった。本発明の第1の課題
は、1つの音符に対して複数の文字からなる歌詞を割り
当てられるようにすることである。本発明の第2の課題
は、複数の音符に1つの音声が対応する場合の文字の割
当の操作を簡単にすることである。本発明の第3の課題
は、音声を発音しない音符に対して無音の割当ができる
ようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
文字、記号を含む歌詞データを操作に応じて入力する入
力手段と、この入力手段から入力された歌詞データを演
奏曲の音符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意
の1つの文字が入力された場合には当該1つの文字を当
該1つの音符に対応させて割り当て、1つの音符に対し
て特定の記号が入力された場合には当該特定の記号の前
後に入力された文字を結合して複数の文字を当該1つの
音符に対応させて割り当てる歌詞割当手段と、この歌詞
割当手段によって1つの音符に1つの文字が割り当てら
れた場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を対
応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させ、
前記歌詞割当手段によって1つの音符に結合された複数
の文字が割り当てられた場合には当該割り当てられた複
数の文字の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に
基づいて発音させる発音制御手段と、を備えた構成にな
っている。
【0005】請求項7に係る発明は、文字、記号を含む
歌詞データを操作に応じて入力する入力処理と、この入
力処理によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に
割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字
が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符
に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号
が入力された場合には当該特定の記号の前後に入力され
た文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応さ
せて割り当てる歌詞割当処理と、この歌詞割当処理によ
って1つの音符に1つの文字が割り当てられた場合には
当該割り当てられた1つの文字の音声を対応する1つの
音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌詞割当
処理によって1つの音符に結合された複数の文字が割り
当てられた場合には当該割り当てられた複数の文字の音
声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音
させる発音制御処理と、を実行する。
【0006】請求項10に係る発明は、文字、記号を含
む歌詞データを操作に応じて入力する手順Aと、この手
順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割
り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が
入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に
対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号が
入力された場合には当該特定の記号の前後に入力された
文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応させ
て割り当てる手順Bと、この手順Bによって1つの音符
に1つの文字が割り当てられた場合には当該割り当てら
れた1つの文字の音声を対応する1つの音符の音高及び
音長に基づいて発音させ、前記手順Bによって1つの音
符に結合された複数の文字が割り当てられた場合には当
該割り当てられた複数の文字の音声を対応する1つの音
符の音高及び音長に基づいて発音させる手順Cと、を含
む音声割当処理のプログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0007】請求項1、請求項7、請求項10に係る発
明によれば、1つの音符に対して特定の記号が入力され
た場合には、当該特定の記号の前後に入力された文字を
結合して複数の文字を当該1つの音符に対応させて割り
当て、当該割り当てられた複数の文字の音声を対応する
1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させる。
【0008】請求項2に係る発明は、文字、数値を含む
歌詞データを操作に応じて入力する入力手段と、この入
力手段から入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り
当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入
力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対
応させて割り当て、1つの音符に対して任意の1つの文
字及び数値が入力された場合には当該1つの音符を含む
当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を対応させ
て割り当てる歌詞割当手段と、この歌詞割当手段によっ
て1つの音符に1つの文字が割り当てられた場合には当
該割り当てられた1つの文字の音声を対応する1つの音
符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌詞割当手
段によって複数の音符に1つの文字が割り当てられた場
合には当該1つの文字の音声を当該複数の音符の音高及
び音長に基づいて発音させる発音制御手段と、を備えた
構成になっている。
【0009】請求項8に係る発明は、文字、数値を含む
歌詞データを操作に応じて入力する入力処理と、この入
力処理によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に
割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字
が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符
に対応させて割り当て、1つの音符に対して任意の1つ
の文字及び数値が入力された場合には当該1つの音符を
含む当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を対応
させて割り当てる歌詞割当処理と、この歌詞割当処理に
よって1つの音符に1つの文字が割り当てられた場合に
は当該割り当てられた1つの文字の音声を対応する1つ
の音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌詞割
当処理によって複数の音符に1つの文字が割り当てられ
た場合には当該1つの文字の音声を当該複数の音符の音
高及び音長に基づいて発音させる発音制御処理と、を実
行する。
【0010】請求項11に係る発明は、文字、数値を含
む歌詞データを操作に応じて入力する手順Aと、この手
順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割
り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が
入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に
対応させて割り当て、1つの音符に対して任意の1つの
文字及び数値が入力された場合には当該1つの音符を含
む当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を対応さ
せて割り当てる手順Bと、この手順Bによって1つの音
符に1つの文字が割り当てられた場合には当該割り当て
られた1つの文字の音声を対応する1つの音符の音高及
び音長に基づいて発音させ、前記手順Bによって複数の
音符に1つの文字が割り当てられた場合には当該1つの
文字の音声を当該複数の音符の音高及び音長に基づいて
発音させる手順Cと、を含む音声割当処理のプログラム
を記録した記録媒体である。
【0011】請求項2、請求項8、請求項11に係る発
明によれば、1つの音符に対して任意の1つの文字及び
数値が入力された場合には、その1つの音符を含む数値
で示す複数の音符に入力された1つの文字を対応させて
割り当て、その1つの文字の音声を複数の音符の音高及
び音長に基づいて発音させる。
【0012】請求項3に係る発明は、文字、記号を含む
歌詞データを操作に応じて入力する入力手段と、この入
力手段によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に
割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字
が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符
に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号
が入力された場合には当該特定の記号を当該1つの音符
に対応させて割り当てる歌詞割当手段と、この歌詞割当
手段によって1つの音符に1つの文字が割り当てられた
場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を対応す
る1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記
歌詞割当手段によって1つの音符に特定の記号が割り当
てられた場合には当該1つの音符については発音を禁止
させる発音制御手段と、を備えた構成になっている。
【0013】請求項9に係る発明は、文字、記号を含む
歌詞データを操作に応じて入力する入力処理と、この入
力処理によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に
割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字
が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符
に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号
が入力された場合には当該特定の記号を当該1つの音符
に対応させて割り当てる歌詞割当処理と、この歌詞割当
処理によって1つの音符に1つの文字が割り当てられた
場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を対応す
る1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記
歌詞割当処理によって1つの音符に特定の記号が割り当
てられた場合には当該1つの音符については発音を禁止
させる発音制御処理と、実行する。
【0014】請求項12に係る発明は、文字、記号を含
む歌詞データを操作に応じて入力する手順Aと、この手
順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割
り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が
入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に
対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号が
入力された場合には当該特定の記号を当該1つの音符に
対応させて割り当てる手順Bと、この手順Bによって1
つの音符に1つの文字が割り当てられた場合には当該割
り当てられた1つの文字の音声を対応する1つの音符の
音高及び音長に基づいて発音させ、前記手順Bによって
1つの音符に特定の記号が割り当てられた場合には当該
1つの音符については発音を禁止させる手順Cと、を含
む音声割当処理のプログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0015】請求項3、請求項9、請求項12に係る発
明によれば、1つの音符に対して特定の記号が入力され
た場合には、その1つの音符については発音を禁止させ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明における音声割当装
置の実施形態について説明する。図1は、実施形態にお
ける音声割当装置のシステム構成を示す図である。CP
U1は、システムバス2を介して接続されたキーボード
3、メモリ4、ディスプレイ5、及びサウンドシステム
6との間で、コマンド及びデータを授受して、この装置
全体を制御する。
【0017】キーボード3は、図には示さないが、動作
モードを切り換えるモード切換キー、歌詞データを入力
するための文字キー、記号キー、数値キー、スペースキ
ー、歌詞データを消去するためのデリートキー、カーソ
ルを移動するためのカーソルキーを備えている。メモリ
4は、CPU1が実行するプログラムを記憶するプログ
ラムエリア、音声波形データ、自動演奏データ、歌詞デ
ータを記憶するデータエリア、その他プログラムの実行
に必要な各種のレジスタ及びフラグのエリアを備えてい
る。
【0018】図2は、メモリ4のデータエリアの内容を
示す図である。音声波形データは、歌詞の音声「あ、
い、う、え、お、か、き、……」に対応したPCM波形
データを記憶している。発音の際には、発音の音高に応
じた読出速度で読み出されて、サウンドシステム6に送
出される。自動演奏データは、タイミングデータ及びイ
ベントデータの組合せで構成されている。自動演奏デー
タの最後はENDデータになっていて、曲の終了を識別
する構成になっている。キーオンタイミング又はキーオ
フタイミングは、オンイベント又はオフイベントまでの
時間を表わしている。歌詞データは、自動演奏曲に対応
する音声の文字、記号「+」、「2」〜「9」の数値、
及びスペースで構成されている。歌詞データの内容及び
その役割についてはさらに後述する。
【0019】図1におけるディスプレイ5は、後述する
歌詞入力処理や自動演奏処理の際に、音符等からなる楽
譜、歌詞、及び、音符に対応する歌詞の文字の関連を明
示する画像であるカーソルの画像を表示する。サウンド
システム6は、図には示さないが、音声信号を生成する
音源、メモリ4から読み出された音声波形データをデジ
タルからアナログの音声信号に変換するD/Aコンバー
タ、音声信号の不要成分を除去するフィルタ、音声信号
を増幅するアンプ、スピーカ等を備えている。そして、
CPU1からの発音処理及び音声波形データに応じて発
音を行い、消音処理に応じて消音を行う。
【0020】次に、図1に示した音声割当装置の動作に
ついて、CPU1によって実行されるプログラムのフロ
ーチャート、及び、ディスプレイ5の画面に表示された
内容に基づいて、詳細に説明する。
【0021】図3はCPU1が実行するプログラムのメ
インフローである。この処理では、イニシャライズ処理
(ステップA1)を行った後、メモリから自動演奏デー
タを読み出し(ステップA2)、そのデータに基づいて
楽譜を作成して、ディスプレイに表示する(ステップA
3)。次に、その自動演奏データに対応する歌詞データ
がメモリにあるか否かを判別する(ステップA4)。歌
詞データがある場合には、歌詞データを読み出し(ステ
ップA5)、楽譜に対応させて歌詞をディスプレイに表
示する(ステップA6)。ステップA6において歌詞を
表示した後、又は、ステップA4において楽譜に対応す
る歌詞データがない場合には、図4に示すように、楽譜
表示のエリアと歌詞表示のエリアにまたがって、カーソ
ルを先頭位置に表示する(ステップA7)。すなわち、
1つの音符と、その1つの音符に対応する歌詞の文字の
関連を明示する画像を画面に表示させる。
【0022】次に、モード切換キーが操作されたか否か
を判別し(ステップA8)、操作されたときは、モード
フラグを反転する(ステップA9)。また、自動演奏デ
ータ及び歌詞データの両アドレスをリセットし、タイマ
をリセットし、消音処理をし、カーソルが先頭位置にな
い場合には先頭位置へ移動する(ステップA10)。そ
して、モードフラグが「1」又は「0」のいずれである
かを判別する(ステップA11)。モードフラグが
「1」である場合には、自動演奏処理を行い(ステップ
A12)、モードフラグが「0」である場合には、歌詞
入力処理を行う(ステップA13)。次に、その他の処
理を行う(ステップA14)。そして、ステップA8〜
ステップA14のループ処理を繰り返し実行する。
【0023】ステップA10において、タイマをリセッ
トした後は、一定時間ごとに、図5に示すタイマインタ
ラプト処理のルーチンに入って、タイマ値をインクリメ
ントして(ステップB1)、再びメインルーチンに戻
る。このタイマ値は、図3のステップA12における自
動演奏処理の場合において、自動演奏データの時間経過
を表わしており、このタイマ値によってキーオンタイミ
ング及びキーオフタイミングになったか否かを判別す
る。
【0024】次に、図3のメインフローのステップA1
3における歌詞入力処理について説明する。入力する歌
詞データとしては、発音の音声の対象となる「文字」、
文字同士を結合する「+」記号、自動演奏データの複数
の音符にわたって1つの音声を伸ばして発音する場合に
その対象となる音符数を示す「2」〜「9」の数値、及
び発音を禁止したり、短く発音するスタッカートの場合
の「スペース」で構成されている。この歌詞入力の際に
は、図4に示したように、自動演奏データの音符及び歌
詞入力の対象となる音符の位置にカーソルがディスプレ
イの画面に表示され、ユーザはこの画面を見ながら歌詞
入力を行う。
【0025】図6〜図9は、歌詞入力処理のフローであ
り、図10は、自動演奏データと歌詞データとの関係を
示す図であり、図11〜図14は、入力する歌詞データ
に応じた表示例を示す図である。
【0026】図6において、カーソル位置の移動操作が
されたか否かを判別する(ステップC1)。カーソルを
歩進する操作がされた場合には、次アドレスの歌詞デー
タの種類を判別する(ステップC2)。次アドレスの歌
詞データが、文字、記号、スペースである場合、又は歌
詞データが無い場合には、自動演奏データのアドレスに
「4」を加算し、そのアドレスのデータがENDデータ
であるか否かを判別する(ステップC3)。
【0027】例えば、図10(A)において、カーソル
位置が音符n7にある場合には、カーソル位置は歩進す
ることができない。すなわちこの場合は、自動演奏デー
タのアドレスは、図10(B)のn7のキーオンタイミ
ングデータのアドレスになっているので、ステップC3
において、自動演奏データのアドレスに「4」を加算す
ると、加算したアドレスのデータはENDデータにな
る。したがって、加算したアドレスのデータがENDデ
ータである場合には、カーソルの移動はできない。一
方、ステップC3において、加算したアドレスのデータ
がENDデータでない場合には、自動演奏データ用の現
アドレスに「4」を加算した次アドレスをカーソル移動
対象の音符のアドレスとして指定する(ステップC
4)。
【0028】ステップC2において、次アドレスの歌詞
データが数値である場合には、その数値に対応する複数
の音符が1つの文字の歌詞に対応する。図10(A)の
例では、歌詞「か」の音声をn2、n3、n4の3個の
音符に割り当てている場合である。この場合には、図1
0(B)に示すように、歌詞データの文字「か」及び数
値「3」に対して、自動演奏データのn2のキーオンタ
イミングデータからn4のキーオフイベントまでのアド
レスのデータが対応する。したがって、次アドレスの歌
詞データに対応する自動演奏データのアドレスは、その
数値に「4」を乗算した値を自動演奏データの現アドレ
スに加算したアドレスとなる。図6のステップC5で
は、次アドレスの自動演奏データがENDデータである
か否かを判別する(ステップC5)。加算したアドレス
のデータがENDデータである場合には、カーソルの移
動はできないので、カーソル歩進操作は無効となり、他
のキー入力を判別するが、加算したアドレスのデータが
ENDデータでない場合には、自動演奏データ用の現ア
ドレスに数値に「4」を乗算した値を加算した次アドレ
スをカーソル移動対象の音符のアドレスとして指定する
(ステップC6)。
【0029】ステップC4又はステップC6において、
次アドレスを指定した後は、現アドレスに歌詞データが
あるか否かを判別する(ステップC7)。歌詞データが
ある場合には、次アドレスの歌詞データの種類を判別す
る(ステップC8)。次アドレスの歌詞データが数値で
ある場合には、歌詞データのアドレスに「2」を加算し
(ステップC9)、カーソル位置を歩進する(ステップ
C10)。例えば、図10の例で、現アドレスの歌詞デ
ータが文字「か」である場合には、次アドレスの歌詞デ
ータは数値「3」である。この場合には、ステップC9
において歌詞データの現アドレスに「2」を加算して、
現アドレスを文字「な」のアドレスに変更する。また、
ステップC6の処理によって、自動演奏データの現アド
レスは、n5のキーオンタイミングデータのアドレスに
変更されている。したがって、ステップC10の処理に
よって、カーソル位置は図10(A)のn5の音符及び
歌詞の文字「な」の位置に変更される。
【0030】ステップC8において、次アドレスの歌詞
データが記号である場合には、歌詞データのアドレスに
「2」を加算して(ステップC11)、さらに加算した
アドレスの次アドレスの歌詞データの種類を判別する
(ステップC12)。次アドレスの歌詞データが文字、
スペース又は歌詞データである場合には、さらに歌詞デ
ータのアドレスに「1」を加算する(ステップC1
3)。そして、カーソル位置を歩進する(ステップC1
0)。
【0031】例えば、図10(B)において、現アドレ
スの歌詞データが「は」である場合には、次アドレスの
歌詞データは記号「+」である。この場合には、ステッ
プC11の処理によって、歌詞データの現アドレスに
「2」を加算して、歌詞データ「る」のアドレスを現ア
ドレスとし、さらに、ステップC13の処理によって、
現アドレスに「1」を加算して、歌詞データ「か」のア
ドレスとする。また、ステップC10の処理によって、
カーソル位置は、図10(A)のn1の音符の位置から
n2の音符の位置に移動される。
【0032】ステップC12において、次アドレスの歌
詞データが記号である場合には、再びステップC11に
おいて歌詞データのアドレスに「2」を加算する。例え
ば、自動演奏データの1つの音符に対して、3つの歌詞
の文字「あなた」が割り当てられている場合には、歌詞
データは文字「あ」、記号「+」、文字「な」、記号
「+」、文字「た」になっている。この場合には、ステ
ップC11及びC12の処理によって歌詞データのアド
レスが「4」加算され、さらにステップC13において
歌詞データのアドレスが「1」加算されることになる。
【0033】ステップC7において、現アドレスに歌詞
データが無い場合、又は、ステップC8において、次ア
ドレスの歌詞データが文字若しくはスペースである場
合、若しくは歌詞データが無い場合には、歌詞データの
アドレスに「1」を加算して(ステップC13)、カー
ソル位置を歩進する(ステップC10)。
【0034】ステップC1において、カーソル位置移動
の操作が後退である場合には、自動演奏データのアドレ
スが先頭アドレスであるか否かを判別する(ステップC
14)。先頭アドレスである場合には、カーソル位置の
後退はできないので、カーソル後退操作は無効になり、
他のキー入力を判別するが、先頭アドレスでない場合に
は、直前アドレスの歌詞データの種類を判別する(ステ
ップC15)。直前アドレスの歌詞データが無い場合に
は、歌詞データの現アドレスから「1」を減算し(ステ
ップC16)、自動演奏データのアドレスから「4」を
減算する(ステップC17)。そして、カーソル位置を
後退する(ステップC18)。
【0035】ステップC15において、直前アドレスの
歌詞データが文字又はスペースである場合には、歌詞デ
ータの現アドレスから「1」を減算し(ステップC1
9)、さらにその直前アドレスの歌詞データの種類を判
別する(ステップC20)。直前アドレスの歌詞データ
が記号である場合には、歌詞データの現アドレスから
「2」を減算して(ステップC21)、再びステップC
20において歌詞データの種類を判別する。歌詞データ
が文字又はスペースである場合には、自動演奏データの
現アドレスから「4」を減算する(ステップC17)。
そして、カーソル位置を後退する(ステップC18)。
【0036】例えば、図10(A)において、カーソル
位置がn2の音符にある場合に、カーソル位置の後退操
作をすると、図10(B)において、その時の現アドレ
スの歌詞データは「か」であるので、直前アドレスの歌
詞データは「る」であり、さらにその直前アドレスの歌
詞データは記号「+」である。この場合には、ステップ
C19の処理で歌詞データのアドレスから「1」を減算
して、歌詞データ「る」のアドレスを現アドレスとし、
ステップC17の処理で歌詞データのアドレスから
「2」を減算して、歌詞データ「は」のアドレスを現ア
ドレスとする。そして、ステップC17の処理で自動演
奏データのアドレスを「4」だけ減算する。したがっ
て、図10(B)において、自動演奏データのアドレス
をn2のキーオンタイミングデータからn1のキーオン
タイミングデータのアドレスに変更する。また、ステッ
プC18の処理でカーソル位置を図10(A)のn2の
音符の位置からn1の音符の位置に後退する。
【0037】ステップC15において、直前アドレスの
歌詞データが数値である場合には、歌詞データの現アド
レスから「2」を減算し(ステップC22)、自動演奏
データの現アドレスから、数値に「4」を乗算した値を
減算する(ステップC23)。そして、カーソル位置を
後退する(ステップC18)。
【0038】例えば、図10(A)において、カーソル
位置がn5の音符にある場合に、カーソル位置の後退操
作をすると、図10(B)において、その時の現アドレ
スの歌詞データは「な」であるので、直前アドレスの歌
詞データは数値「3」である。この場合には、ステップ
C22の処理で歌詞データ「な」のアドレスから「2」
を減算して、歌詞データ「か」のアドレスを現アドレス
とする。また、ステップC23の処理で自動演奏データ
のアドレスを「3×4=12」だけ減算して、図10
(B)において、自動演奏データのアドレスをn5のキ
ーオンタイミングデータからn2のキーオンタイミング
データのアドレスに変更する。また、ステップC18の
処理でカーソル位置を図10(A)のn5の音符の位置
からn2の音符の位置に後退する。
【0039】ステップC10においてカーソル位置を歩
進した後、若しくは、ステップC18においてカーソル
位置を後退した後、又は、ステップC1においてカーソ
ル移動操作が無い場合、若しくはステップC3、C5、
C14においてカーソル移動操作を無効と判別した場合
には、図8のフローにおいて、デリートキーの操作があ
るか否かを判別する(ステップC24)。デリートキー
の操作があった場合には、現アドレスに歌詞データがあ
るか否かを判別する(ステップC25)。歌詞データが
無い場合には直ちにメインフローに戻るが、歌詞データ
がある場合には、現アドレスの歌詞データを消去する
(ステップC26)。この後、次アドレスの歌詞データ
の種別を判別する(ステップC27)。判別した歌詞デ
ータが文字又はスペースである場合には、ステップC2
6の処理によって生じた空き領域をつめる(ステップC
28)。そして、表示を更新して(ステップC29)、
メインフローに戻る。
【0040】例えば、図11(A)において、カーソル
位置が歌詞の文字「が」にある場合にデリートキーが操
作されたときは、ステップC26の処理で歌詞データ
「が」が消去される。またこの場合には、次アドレスの
歌詞データは文字「ぼ」であり、かつ、図11(D)に
示す歌詞データの文字「が」の領域が空き領域になるの
で、ステップC28の処理でこの空き領域をつめる。こ
の結果、図11(B)に示す歌詞に変更される。
【0041】ステップC27において判別した歌詞デー
タが数値である場合には、歌詞データのアドレスをイン
クリメントして(ステップC30)、現アドレスの歌詞
データすなわち数値を消去する(ステップC31)。そ
して、次アドレスに歌詞データがあるか否かを判別する
(ステップC32)。歌詞データがある場合には、ステ
ップC31の処理によって生じた空き領域をつめる(ス
テップC33)。空き領域をつめた後、又は、ステップ
C32において次アドレスに歌詞データが無い場合に
は、歌詞データのアドレスをデクリメントする(ステッ
プC34)。そして、表示を更新して(ステップC2
9)、メインフローに戻る。
【0042】ステップC27において判別した歌詞デー
タが記号である場合には、歌詞データのアドレスをイン
クリメントし(ステップC35)、レジスタACの値を
インクリメントする(ステップC36)。ACは、自動
演奏データと歌詞データとの間のアドレスの調整を行う
ためのレジスタである。なお、イニシャライズにおい
て、ACは「0」にリセットされている。ACをインク
リメントした後、現アドレスの歌詞データを消去する
(ステップC37)。この後さらに歌詞データのアドレ
スをインクリメントして(ステップC38)、ACの値
をインクリメントし(ステップC39)、現アドレスの
歌詞データを消去する(ステップC40)。
【0043】次に、次アドレスの歌詞データが記号であ
るか否かを判別する(ステップC41)。記号である場
合には、ステップC35に移行して、ステップC41ま
での上記各処理を実行する。ステップC41において、
次アドレスの歌詞データが記号でない場合には、次アド
レスに歌詞データがあるか否かを判別する(ステップC
42)。歌詞データがある場合には、ステップC37及
びC40における歌詞データの消去によって生じた空き
領域をつめる(ステップC42)。空き領域をつめた
後、又はステップC42において次アドレスに歌詞デー
タがない場合には、歌詞データのアドレスからACの値
を減算して(ステップC44)、ACを「0」にリセッ
トする(ステップC45)。この後、表示を更新して
(ステップC29)、メインフローに戻る。
【0044】例えば、図11(D)において、現アドレ
スの歌詞データが「ぼ」であり、そのアドレスがkであ
る場合において、ステップC26の処理でこの歌詞デー
タを消去したときは、ステップC27において判別した
次アドレスk+1の歌詞データは記号「+」である。し
たがって、ステップC35で歌詞データのアドレスkを
k+1にインクリメントして、ステップC36でACの
値を「0」から「1」にインクリメントする。そして、
ステップC37で現アドレスk+1の歌詞データの記号
「+」を消去する。さらに、ステップC38で歌詞デー
タのアドレスk+1をk+2にインクリメントして、ス
テップC39でACの値を「1」から「2」にインクリ
メントする。そして、ステップC40で現アドレスk+
2の歌詞データの「く」を消去する。
【0045】次に、ステップC41で次アドレスk+3
の歌詞データが記号でない(文字「を」である)と判別
され、ステップC42で次アドレスk+3に歌詞データ
があると判別される。したがって、ステップC43で消
去によって生じた空き領域k、k+1、k+2をつめ
る。そして、歌詞データの現アドレスk+2からACの
値「2」を減算して、現アドレスkとする。この結果、
図11(D)の歌詞データは、現アドレスkの領域に
「を」がセットされることになる。
【0046】ステップC24において、デリートキーが
操作されない場合には、図8のフローにおいて、入力キ
ーが操作されたか否かを判別する(ステップC46)。
入力キーが操作されない場合はメインフローに戻るが、
入力キーが操作されたときは、全ての音符に歌詞データ
の割当が済んでいるか否かを判別する(ステップC4
7)。全ての音符に歌詞データの割当が済んでいない場
合には、現在の自動演奏データのアドレスが先頭アドレ
スであるか否かを判別する(ステップC48)。先頭ア
ドレスでない場合には、直前アドレスに歌詞データがあ
るか否かを判別する(ステップC49)。直前アドレス
に歌詞データがない場合には直ちにメインフローに戻る
が、歌詞データがある場合には、入力キーを種別する
(ステップC50)。
【0047】入力キーが文字である場合には、現アドレ
スに歌詞データがあるか否かを判別し(ステップC5
1)、歌詞データがある場合には、現アドレス以降の歌
詞データを1つずつ後退させて、現アドレスを空き領域
にする(ステップC52)。現アドレスに歌詞データが
なく空き領域である場合、又はデータを後退させて空き
領域にした場合には、その空き領域に入力キーに応じた
歌詞データの文字を書き込む(ステップC53)。
【0048】次に、直前アドレスの歌詞データの種類を
判別する(ステップC54)。直前アドレスの歌詞デー
タが文字、数値、又はスペースである場合には、歌詞デ
ータのアドレスを1つインクリメントし(ステップC5
5)、自動演奏データのアドレスを4つインクリメント
する(ステップC56)。そして、表示を更新して(ス
テップC57)、メインフローに戻る。ステップC54
において、直前アドレスの歌詞データが記号「+」であ
る場合には、歌詞データのアドレスは1つインクリメン
トし(ステップC58)、自動演奏データのアドレスは
インクリメントせずに、表示を更新して(ステップC5
7)、メインフローに戻る。
【0049】例えば、図12において、歌詞データの文
字「あ」「う」が自動演奏データの2つの音符にそれぞ
れ対応して表示され、自動演奏データ及び歌詞データの
現アドレスを示す位置にカーソルが表示されている状態
において、文字「お」がキー入力されたときは、ステッ
プC52で「う」のアドレス以降の歌詞データを後退さ
せて、「う」のアドレスを空き領域にして、ステップC
53でその空き領域に入力キーに応じた歌詞データ
「お」を書き込む。そして、ステップC55及びステッ
プC56で歌詞データの現アドレス及び自動演奏データ
の現アドレスをインクリメントする。また、ステップC
57で表示を更新して、歌詞データの文字「あ」「お」
「う」が自動演奏データの3つの音符にそれぞれ対応し
て表示され、カーソル位置は次の音符に移動する。
【0050】ステップC50において、入力キーが数値
である場合には、文字の割り当てられていない音符数を
カウントし(ステップC59)、そのカウント値に
「1」を加算した値が入力された数値より小さいか否か
を判別する(ステップC60)。「1」を加算するの
は、すでに数値入力の前に音声を伸ばす最初の文字が1
つの音符に対応して入力されており、その音符も入力さ
れる数値に含まれるからである。カウント値+「1」が
入力数値より小さい場合には、入力数値に対して音符数
が足りないので、キー入力が無効となりメインフローに
戻る。カウント値+「1」が入力数値以上である場合に
は、直前アドレスの歌詞データの種類を判別する(ステ
ップC61)。直前アドレスの歌詞データがスペース又
は数値である場合には、数値の入力が無効であるのでメ
インフローに戻る。直前アドレスの歌詞データが文字で
ある場合には、さらに2つ前のアドレスの歌詞データの
種類を判別する(ステップC62)。2つ前のアドレス
の歌詞データが記号「+」である場合には、直前アドレ
スの歌詞データは、3つ前のアドレスの文字の歌詞デー
タと結合しているので、キー入力が無効となりメインフ
ローに戻る。
【0051】ステップC62において、2つ前のアドレ
スの歌詞データがスペース、数値又は文字である場合に
は、入力数値は有効である。この場合には、歌詞データ
の現アドレスに歌詞データがあるか否かを判別し(ステ
ップC63)、歌詞データがある場合には、現アドレス
以降の歌詞データを1つずつ後退させて、現アドレスを
空き領域にする(ステップC64)。現アドレスに歌詞
データがなく空き領域である場合、又はデータを後退さ
せて空き領域にした場合には、その空き領域に入力キー
に応じた歌詞データを書き込む(ステップC65)。そ
して、歌詞データのアドレスを1つインクリメントする
(ステップC66)。次に、入力キーの種別を判別する
(ステップC67)。入力キーが数値である場合には、
その数値から「1」を減算して「4」を乗算した値を自
動演奏データのアドレスに加算する(ステップC6
8)。そして、表示を更新して(ステップC69)、メ
インフローに戻る。
【0052】例えば、図13において、直前アドレスに
歌詞データ「さ」が入力されて、歌詞データの文字
「た」「の」「さ」が自動演奏データの3つの音符にそ
れぞれ対応して表示され、「さ」に対応する音符の次の
音符の位置にカーソルが表示されている状態において、
数値「4」がキー入力されたときは、ステップC59で
カウントされた文字の割当のない音符数「3」に「1」
を加算した数「4」は、入力数値「4」と同じであると
判別される。また、ステップC61で直前アドレスの歌
詞データ「さ」が文字と判別され、2つ前のアドレスの
歌詞データ「の」も文字であると判別される。次に、ス
テップC63で現アドレスに歌詞データがないと判別さ
れる。そして、図13に示すように、ステップC65で
歌詞データの数値「4」が書き込まれ、ステップC66
〜ステップC68を経て、ステップC69で表示が更新
される。この表示更新によって、図13に示すように、
4つの音符に対して、1つの文字「さ」及び音声を伸ば
す3つの記号「ー」が自動的に表示される。この場合に
おいて、4つ目の音符は曲の最後の音符であるので、カ
ーソル位置は音符のない位置に表示される。
【0053】ステップC50において、入力キーの種別
がスペースである場合には、直前アドレスの歌詞データ
の種別を判別する(ステップC70)。直前アドレスの
歌詞データが文字、数値、又はスペースである場合に
は、歌詞データの現アドレスに歌詞データがあるか否か
を判別し(ステップC63)、歌詞データがある場合に
は、現アドレス以降の歌詞データを1つずつ後退させ
て、現アドレスを空き領域にする(ステップC64)。
現アドレスに歌詞データがなく空き領域である場合、又
はデータを後退させて空き領域にした場合には、その空
き領域に入力キーに応じたスペース(発音禁止)の歌詞
データを書き込む(ステップC65)。そして、歌詞デ
ータのアドレスを1つインクリメントする(ステップC
66)。次に、入力キーの種別を判別する(ステップC
67)。入力キーがスペースである場合には、自動演奏
データのアドレスに「4」を加算する(ステップC7
1)。そして、表示を更新して(ステップC69)、メ
インフローに戻る。
【0054】ステップC70において、直前アドレスの
歌詞データが記号「+」である場合には、3つ前のアド
レスの歌詞データの種別を判別する(ステップC7
2)。その歌詞データが、記号でなく文字、数値、又は
スペースである場合には、現アドレスに歌詞データがあ
るか否かを判別する(ステップC73)。歌詞データが
ある場合には、現アドレス以降の歌詞データを1つずつ
後退させて、現アドレスを空き領域にする(ステップC
74)。現アドレスに歌詞データがなく空き領域である
場合、又はデータを後退させて空き領域にした場合に
は、その空き領域に入力キーに応じた歌詞データの文字
を書き込む(ステップC75)。次に、歌詞データのア
ドレスを1つインクリメントする(ステップC76)。
そして、表示を更新する(ステップC77)。この場合
には、スタッカート的な発音を行うので、歌詞の文字は
他と表示形態を変える。ステップC77の表示更新の後
は、メインフローに戻る。
【0055】例えば、図14において、歌詞データの文
字「い」「き」が自動演奏データの2つの音符にそれぞ
れ対応して表示され、自動演奏データ及び歌詞データの
現アドレスを示す位置にカーソルが表示されている状態
において、記号「+」がキー入力された後に、スペース
がキー入力されたときは、ステップC72で3つ前のア
ドレスの歌詞データである文字「い」を判別し、ステッ
プC73〜ステップC76を経て、ステップC77で表
示を変更する。この場合は、スタッカートの発音になる
ので、対応する2番目の音符の上にスタッカートを示す
「・」を表示するとともに、歌詞の文字「き」の表示形
態を変える。
【0056】さらに、文字「み」がキー入力された後
に、記号「+」がキー入力され、その後にスペースがキ
ー入力されたときは、ステップC72で3つ前のアドレ
スの歌詞データである「スペース」を判別し、ステップ
C73〜ステップC76を経て、ステップC77で表示
を変更する。この場合も、スタッカートの発音になるの
で、対応する3番目の音符の上にスタッカートを示す
「・」を表示するとともに、歌詞の文字「み」の表示形
態を変える。
【0057】図8のステップC72において、3つ前の
アドレスの歌詞データが記号「+」である場合には、そ
の記号「+」によって2つ前のアドレスの文字(2つ前
の歌詞データは文字以外にないが、これについては後述
する)が、4つ前のアドレスの文字(これも文字以外に
ない)と結合するので、ステップC50で判別されたキ
ー入力のスペースは無効になる。したがって、ステップ
C72において、3つ前のアドレスの歌詞データが記号
「+」である場合には、ステップC78に移行して新た
な入力キーの操作を判別する。
【0058】全ての音符に歌詞データの割当が済んでい
る場合には、任意の音符に記号「+」を付けてその後に
入力する文字と記号「+」の前に入力した文字とを結合
させる場合のみ有効であり、記号「+」以外の歌詞デー
タを入力することはできない。したがって、ステップC
47において全ての音符に歌詞データの割当が済んでい
る場合には、入力キーは記号「+」であるか否かを判別
し(ステップC79)、記号でない場合には、直ちにメ
インフローに戻る。入力キーが記号である場合には、現
在の自動演奏データのアドレスが先頭アドレスであるか
否かを判別する(ステップC80)。先頭アドレスであ
る場合には、記号の入力は無効であるので、直ちにメイ
ンフローに戻る。
【0059】ステップC50において、入力キーが記号
「+」である場合、又は、ステップC80で現在の自動
演奏データのアドレスが先頭アドレスでない場合には、
図9のフローにおいて、直前アドレスの歌詞データの種
別を判別する(ステップC81)。直前アドレスの歌詞
データがスペース又は数値である場合には、記号「+」
によって歌詞データ同士を結合できないので、キー入力
を無効として直ちにメインフローに戻る。また、直前ア
ドレスの歌詞データが記号である場合には、記号のキー
入力が2つ連続するので、この場合もキー入力を無効と
して直ちにメインフローに戻る。
【0060】ステップC81において、直前アドレスの
歌詞データが文字である場合には、現アドレスに歌詞デ
ータがあるか否かを判別する(ステップC82)。歌詞
データがある場合には、現アドレス以降の歌詞データを
1つずつ後退させて、現アドレスを空き領域にする(ス
テップC83)。現アドレスに歌詞データがなく空き領
域である場合、又はデータを後退させて空き領域にした
場合には、その空き領域に入力キーに応じた歌詞データ
の文字を書き込む(ステップC84)。そして、歌詞デ
ータのアドレスを1つインクリメントする(ステップC
85)。次に、図8のフローのステップC78に移行し
て、入力キーが操作されたか否かを判別する。
【0061】図15及び図16は、図3のフローのステ
ップA12の自動演奏処理のフローである。この処理で
は、自動演奏データの読み出しを行い(ステップD
1)、その読出データの判別を行う(ステップD2)。
読出データがタイミングデータである場合には、図5の
タイマインタラプトでインクリメントされるタイマ値
が、読み出したタイミングデータに達したか否かを判別
する(ステップD3)。タイミングデータに達したとき
は、タイミングデータの次のイベントデータを実行する
ので、自動演奏データのアドレスをインクリメントして
(ステップD4)、ステップD1に移行して、次の自動
演奏データを読み出す。
【0062】ステップD2において、その読出データが
キーオンイベントである場合には、そのイベントデータ
が最初のキーオンイベントであるか否かを判別する(ス
テップD5)。最初のキーオンイベントでない場合に
は、カーソル位置を次のキーオンイベントに歩進するが
(ステップD6)、最初のキーオンイベントである場合
には、まだそのイベントに対する自動演奏処理がなされ
ていないので、カーソル位置の歩進は行わない。
【0063】次に、メモリのレジスタCTが「0」であ
るか否かを判別する(ステップD7)。CTは、歌詞デ
ータの中の数値「2」〜「9」のいずれかのデータをス
トアするレジスタであり、メインフローのイニシャライ
ズ処理では「0」にリセットされている。ステップD7
において、CTが「0」である場合には、歌詞データが
あるか否かを判別する(ステップD8)。歌詞データが
ある場合には、その歌詞データを読み出し(ステップD
9)、読出データが文字であるかスペースのいずれであ
るかを判別する(ステップD10)。
【0064】読出データが文字である場合には、歌詞デ
ータのアドレスをインクリメントする(ステップD1
1)。そして、インクリメントしたアドレスの歌詞デー
タの種類を判別する(ステップD12)。その歌詞デー
タが文字又はスペースである場合には、前アドレスで読
み出した文字に対応する音声波形データを選択して、キ
ーオンイベントの音高の読出速度で読み出す(ステップ
D13)。次に、自動演奏データのアドレスをインクリ
メントして(ステップD14)、メインフローに戻る。
【0065】ステップD7において、CTが「0」でな
い場合には、1つの文字を複数の音符に割り当てて音声
を伸ばす場合であるので、前アドレスで読み出した文字
の母音部に対応する音声波形データを選択して、キーオ
ンイベントの音高の読出速度で読み出す(ステップD1
5)。次に、CTの値をデクリメントする(ステップD
16)。そして、自動演奏データのアドレスをインクリ
メントする(ステップD17)。次に、ステップC16
の処理でCTが「0」になったか否かを判別する(ステ
ップD18)。CTが「0」でない場合にはメインフロ
ーに戻るが、CTが「0」になった場合には、歌詞デー
タのアドレスをインクリメントしてステップD8に移行
して、歌詞データの有無を判別する。
【0066】ステップD10において、読出データがス
ペースである場合には、その音符については無音である
ので、自動演奏データのアドレス及び歌詞データのアド
レスの両アドレスをインクリメントする(ステップD2
0)。そして、メインフローに戻る。すなわち、任意の
1つの音符に対して、特定の記号であるスペースが割り
当てられている場合には、その1つの音符の発音は禁止
する。すなわち、1つの音符に対して特定の記号(スペ
ース)が入力されて割り当てられた場合には、その1つ
の音符については発音を禁止させる。
【0067】ステップD2において、読出データがキー
オフイベントである場合には、現在発音中の音符に対応
する文字の音声を消音する(ステップD21)。次に、
自動演奏データ用アドレスをインクリメントして(ステ
ップD22)、メインフローに戻る。
【0068】ステップD2において、読出データがEN
Dデータである場合、又はステップD8において歌詞デ
ータが無い場合には、モードフラグを「0(歌詞入力処
理モード)」にセットして(ステップD23)、自動演
奏データのアドレス及び歌詞データのアドレスの両アド
レスをリセットし、カーソルを先頭位置へ移動する(ス
テップD24)。そして、メインフローに戻る。
【0069】ステップD12において、歌詞データが数
値又は記号である場合には、数値であるか又は記号
「+」であるかの種類を判別する(ステップD25)。
数値である場合には、図16のフローにおいて、レジス
タCTにその数値をセットし(ステップD26)、前ア
ドレスで読み出した文字に対応する音声波形データを選
択して、キーオンイベントの音高の読出速度で読み出す
(ステップD27)。そして、CTの値をデクリメント
して(ステップD28)、自動演奏データのアドレスを
インクリメントする(ステップD29)。そして、メイ
ンフローに戻る。すなわち、1つの音符に対して任意の
1つの文字及び数値が入力された場合には、その1つの
音符を含む数値で示す複数の音符に入力された1つの文
字を対応させて割り当て、その1つの文字の音声を複数
の音符の音高及び音長に基づいて発音させる。
【0070】図15のステップD25において、歌詞デ
ータが記号である場合には、図16のフローにおいて、
歌詞データのアドレスをインクリメントする(ステップ
D30)。そして、歌詞データを読み出し(ステップD
31)、読出データが文字であるかスペースであるかを
判別する(ステップD32)。文字である場合には、歌
詞データのアドレスをインクリメントする(ステップD
33)。そして、そのアドレスの歌詞データが文字であ
るか記号「+」であるかを判別する(ステップD3
4)。記号「+」である場合には、歌詞データのアドレ
スをインクリメントして(ステップD35)、そのアド
レスの歌詞データを読み出し(ステップD36)、ステ
ップD33に移行して、歌詞データのアドレスをインク
リメントする。そして、ステップD34において、歌詞
データが記号「+」である場合には、ステップD35、
D36、D33、D34のループ処理を繰り返す。この
場合には、1つの音符に対して、記号「+」で結合され
ている複数の文字の歌詞データを読み出す。
【0071】ステップD34において、歌詞データが文
字である場合には、前アドレスまでに連続して読み出し
た文字に対応する音声波形データを選択して、キーオン
イベントの音高の読出速度で順次読み出す(ステップD
37)。次に、自動演奏データのアドレスをインクリメ
ントする(ステップD38)。そして、メインフローに
戻る。すなわち、1つの音符に対して特定の記号が入力
された場合には、当該特定の記号の前後に入力された文
字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応させて
割り当て、当該割り当てられた複数の文字の音声を対応
する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させる。
【0072】ステップD32において、読出データがス
ペースである場合には、自動演奏データのアドレスをイ
ンクリメントして(ステップD39)、キーオフタイミ
ングデータを読み出す(ステップD40)。次に、キー
オフタイミングデータから直前のキーオンタイミングデ
ータを減算した値を「2」で除算し、さらにその除算し
た値をキーオフタイミングデータから減算する演算を行
って、その演算結果をキーオフタイミングデータとする
(ステップD41)。この場合には、発音時間を自動演
奏データの音長の半分に短縮する。
【0073】次に、前アドレスで読み出した文字に対応
する音声波形データを選択して、キーオンイベントの音
高の読出速度で読み出す(ステップD42)。次に、自
動演奏データのアドレスをインクリメントする(ステッ
プD43)。そして、図15のステップD3に移行し
て、タイマ値が音長を短縮したキーオフタイミングデー
タに達したか否かを判別する。すなわち、キーボード3
から任意の1つの文字の入力の後に特定の記号が入力さ
れた場合において、当該特定の記号の直後に別の特定の
記号が入力された場合には、当該任意の1つの文字、前
記特定の記号及び前記別の特定の記号を1つの音符に割
り当て、当該1つの音符の音長よりも短い時間で発音さ
せる。
【0074】上記実施形態における音声割当装置の第1
の発明は、文字、記号を含む歌詞データを操作に応じて
入力する入力手段(キーボード3)と、この入力手段か
ら入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り当てる際
に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入力された
場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対応させて
割り当て、1つの音符に対して特定の記号(+)が入力
された場合には当該特定の記号の前後に入力された文字
を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応させて割
り当てる歌詞割当手段(CPU1)と、この歌詞割当手
段によって1つの音符に1つの文字が割り当てられた場
合には当該割り当てられた1つの文字の音声を対応する
1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌
詞割当手段によって1つの音符に結合された複数の文字
が割り当てられた場合には当該割り当てられた複数の文
字の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づい
て発音させる発音制御手段(CPU1)と、を備えた構
成になっている。
【0075】上記構成によれば、1つの音符に対して特
定の記号が入力された場合には当該特定の記号の前後に
入力された文字を結合して複数の文字を当該1つの音符
に対応させて割り当て、当該割り当てられた複数の文字
の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて
発音させる。したがって、1つの音符に対して複数の文
字からなる歌詞を割り当てられることができる。
【0076】上記実施形態における音声割当装置の第2
の発明は、文字、数値を含む歌詞データを操作に応じて
入力する入力手段(キーボード3)と、この入力手段か
ら入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り当てる際
に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入力された
場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対応させて
割り当て、1つの音符に対して任意の1つの文字及び数
値が入力された場合には当該1つの音符を含む当該数値
で示す複数の音符に当該1つの文字を対応させて割り当
てる歌詞割当手段(CPU1)と、この歌詞割当手段に
よって1つの音符に1つの文字が割り当てられた場合に
は当該割り当てられた1つの文字の音声を対応する1つ
の音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌詞割
当手段によって複数の音符に1つの文字が割り当てられ
た場合には当該1つの文字の音声を当該複数の音符の音
高及び音長に基づいて発音させる発音制御手段(CPU
1)と、を備えた構成になっている。
【0077】上記構成によれば、1つの音符に対して任
意の1つの文字及び数値が入力された場合には、その1
つの音符を含む数値で示す複数の音符に入力された1つ
の文字を対応させて割り当て、その1つの文字の音声を
複数の音符の音高及び音長に基づいて発音させる。した
がって、複数の音符に長く伸ばして発音する1つの音声
が対応する場合の文字の割当の操作を簡単にすることが
できる。
【0078】上記実施形態における音声割当装置の第3
の発明は、文字、記号を含む歌詞データを操作に応じて
入力する入力手段(キーボード3)と、この入力手段に
よって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り当て
る際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入力さ
れた場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対応さ
せて割り当て、1つの音符に対して特定の記号(スペー
ス)が入力された場合には当該特定の記号を当該1つの
音符に対応させて割り当てる歌詞割当手段(CPU1)
と、この歌詞割当手段によって1つの音符に1つの文字
が割り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文
字の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づい
て発音させ、前記歌詞割当手段によって1つの音符に特
定の記号が割り当てられた場合には当該1つの音符につ
いては発音を禁止させる発音制御手段(CPU1)と、
を備えた構成になっている。
【0079】上記構成によれば、1つの音符に対して特
定の記号が入力された場合には、その1つの音符につい
ては発音を禁止させる。したがって、音声を発音しない
音符に対して無音の割当ができるようにすることができ
る。
【0080】また、上記実施形態における音声割当装置
の第4の発明として、入力手段としてのキーボード3か
ら任意の1つの文字の入力の後に特定の記号(+)が入
力された場合において、当該特定の記号の直後に別の特
定の記号(スペース)が入力された場合には、歌詞割当
手段としてのCPU1は、当該任意の1つの文字、前記
特定の記号及び前記別の特定の記号を1つの音符に割り
当て、前記発音制御手段は、1つの音符に文字、前記特
定の記号及び前記別の特定の記号が割り当てられた場合
には、当該1つの音符に割り当てられた文字の音声を当
該1つの音符の音長よりも短い時間で発音させる構成に
することもできる。この場合には、スタッカートの自動
演奏を行うための音声割当を簡単な歌詞入力操作で実現
することができる。
【0081】また、上記実施形態における音声割当装置
の第5の発明として、演奏曲の歌詞データの割当の際
に、音符及び歌詞の文字を所定の表示手段の画面に表示
させるとともに、1つの音符と当該1つの音符に対応す
る歌詞の文字の関連を明示する画像(カーソル)を当該
割当に応じて前記画面に表示させる表示制御手段をさら
に備えた構成にすることもできる。この場合には、音符
とその音符に対応する1つ又は複数の文字や、複数の音
符に対応した音声を伸ばす1つの文字等の、音符と歌詞
データとの対応関係が一目瞭然に分かるので、歌詞入力
の操作がよりいっそう簡単になる。
【0082】また、上記実施形態における音声割当装置
の第6の発明として、入力手段としてのキーボード3
は、操作に応じて任意の音符に割り当てられている歌詞
データを消去する消去手段(デリートキー)を有し、歌
詞割当手段としてのCPU1は、前記消去手段が操作さ
れた場合には、各音符単位で当該各音符に対応している
歌詞データを消去するような構成にすることもできる。
この場合には、1つの音符に複数の歌詞の文字が結合さ
れて割り当てられている場合や、複数の音符に音声を伸
ばす文字が割り当てられている場合に、消去手段の1回
の操作だけで、対応する歌詞データを一度で消去するこ
とができる。
【0083】なお、上記実施形態においては、音声割当
装置の発明について説明したが、この音声割当装置が実
行する音声割当方法もまた、以下に記述するように、発
明を構成する。
【0084】上記実施形態における音声割付装置による
音声割当方法の第1の発明は、文字、記号を含む歌詞デ
ータを操作に応じて入力する入力処理と、この入力処理
によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り当
てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入力
された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対応
させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号(+)
が入力された場合には当該特定の記号の前後に入力され
た文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応さ
せて割り当てる歌詞割当処理と、この歌詞割当処理によ
って1つの音符に1つの文字が割り当てられた場合には
当該割り当てられた1つの文字の音声を対応する1つの
音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌詞割当
処理によって1つの音符に結合された複数の文字が割り
当てられた場合には当該割り当てられた複数の文字の音
声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音
させる発音制御処理と、を実行する。
【0085】上記音声割当方法によれば、1つの音符に
対して特定の記号が入力された場合には当該特定の記号
の前後に入力された文字を結合して複数の文字を当該1
つの音符に対応させて割り当て、当該割り当てられた複
数の文字の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に
基づいて発音させる。したがって、1つの音符に対して
複数の文字からなる歌詞を割り当てられることができ
る。
【0086】上記実施形態における音声割当装置による
音声割当方法の第2の発明は、文字、数値を含む歌詞デ
ータを操作に応じて入力する入力処理と、この入力処理
によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り当
てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入力
された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対応
させて割り当て、1つの音符に対して任意の1つの文字
及び数値が入力された場合には当該1つの音符を含む当
該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を対応させて
割り当てる歌詞割当処理と、この歌詞割当処理によって
1つの音符に1つの文字が割り当てられた場合には当該
割り当てられた1つの文字の音声を対応する1つの音符
の音高及び音長に基づいて発音させ、前記歌詞割当処理
によって複数の音符に1つの文字が割り当てられた場合
には当該1つの文字の音声を当該複数の音符の音高及び
音長に基づいて発音させる発音制御処理と、を実行す
る。
【0087】上記音声割当方法によれば、1つの音符に
対して任意の1つの文字及び数値が入力された場合に
は、その1つの音符を含む数値で示す複数の音符に入力
された1つの文字を対応させて割り当て、その1つの文
字の音声を複数の音符の音高及び音長に基づいて発音さ
せる。したがって、複数の音符に長く伸ばして発音する
1つの音声が対応する場合の文字の割当の操作を簡単に
することができる。
【0088】上記実施形態における音声割当装置による
音声割当方法の第3の発明は、文字、記号を含む歌詞デ
ータを操作に応じて入力する入力処理と、この入力処理
によって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割り当
てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が入力
された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に対応
させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号(スペ
ース)が入力された場合には当該特定の記号を当該1つ
の音符に対応させて割り当てる歌詞割当処理と、この歌
詞割当処理によって1つの音符に1つの文字が割り当て
られた場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を
対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音さ
せ、前記歌詞割当処理によって1つの音符に特定の記号
が割り当てられている場合には当該1つの音符について
は発音を禁止させる発音制御処理と、実行する。
【0089】上記音声割当方法によれば、1つの音符に
対して特定の記号が入力された場合には、その1つの音
符については発音を禁止させる。したがって、音声を発
音しない音符に対して無音の割当ができるようにするこ
とができる。
【0090】また、上記実施形態における音声割当方法
における音声割当処理のプログラムを、フロッピーディ
スク、ハードディスク、CD、光ディスクその他の記録
媒体に記録して、汎用のパソコンやワークステーション
によってこの記録媒体のプログラムを読み出して実行す
ることもできる。すなわち、以下に記述するように、記
録媒体の発明が成立する。
【0091】記録媒体の第1の発明は、文字、記号を含
む歌詞データを操作に応じて入力する手順Aと、この手
順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割
り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が
入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に
対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号
(+)が入力された場合には当該特定の記号の前後に入
力された文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に
対応させて割り当てる手順Bと、この手順Bによって1
つの音符に1つの文字が割り当てられた場合には当該割
り当てられた1つの文字の音声を対応する1つの音符の
音高及び音長に基づいて発音させ、前記手順Bによって
1つの音符に結合された複数の文字が割り当てられた場
合には当該割り当てられた複数の文字の音声を対応する
1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させる手順C
と、を含む音声割当処理のプログラムを記録している。
【0092】上記記録媒体に記録された音声割当処理の
プログラムによれば、1つの音符に対して特定の記号が
入力された場合には当該特定の記号の前後に入力された
文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応させ
て割り当て、当該割り当てられた複数の文字の音声を対
応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させ
る。したがって、1つの音符に対して複数の文字からな
る歌詞を割り当てられることができる。
【0093】記録媒体の第2の発明は、文字、数値を含
む歌詞データを操作に応じて入力する手順Aと、この手
順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割
り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が
入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に
対応させて割り当て、1つの音符に対して任意の1つの
文字及び数値が入力された場合には当該1つの音符を含
む当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を対応さ
せて割り当てる手順Bと、この手順Bによって1つの音
符に1つの文字が割り当てられた場合には当該割り当て
られた1つの文字の音声を対応する1つの音符の音高及
び音長に基づいて発音させ、前手順Bによって複数の音
符に1つの文字が割り当てられた場合には当該1つの文
字の音声を当該複数の音符の音高及び音長に基づいて発
音させる手順Cと、を含む音声割当処理のプログラムを
記録している。
【0094】上記記録媒体に記録された音声割当処理の
プログラムによれば、1つの音符に対して任意の1つの
文字及び数値が入力された場合には、その1つの音符を
含む数値で示す複数の音符に入力された1つの文字を対
応させて割り当て、その1つの文字の音声を複数の音符
の音高及び音長に基づいて発音させる。したがって、複
数の音符に長く伸ばして発音する1つの音声が対応する
場合の文字の割当の操作を簡単にすることができる。
【0095】記録媒体の第3の発明は、文字、記号を含
む歌詞データを操作に応じて入力する手順Aと、この手
順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音符に割
り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文字が
入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音符に
対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記号
(スペース)が入力された場合には当該特定の記号を当
該1つの音符に対応させて割り当てる手順Bと、この手
順Bによって1つの音符に1つの文字が割り当てられた
場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を対応す
る1つの音符の音高及び音長に基づいて発音させ、前記
手順Bによって1つの音符に特定の記号が割り当てられ
ている場合には当該1つの音符については発音を禁止さ
せる手順Cと、を含む音声割当処理のプログラムを記録
している。
【0096】上記記録媒体に記録されたプログラムによ
れば、1つの音符に対して特定の記号が入力された場合
には、その1つの音符については発音を禁止させる。し
たがって、音声を発音しない音符に対して無音の割当が
できるようにすることができる。
【0097】なお、上記実施形態においては、文字を結
合する特定の記号や無音を示す特定の記号を入力するキ
ーとして、「+」キーや「スペース」キーを用いたが、
他のキーを用いてもよい。また、どのキーを用いるかは
ユーザが任意に指定する構成にしてもよい。
【0098】
【発明の効果】請求項1、7、10の発明によれば、1
つの音符に対して特定の記号が入力された場合には当該
特定の記号の前後に入力された文字を結合して複数の文
字を当該1つの音符に対応させて割り当て、当該割り当
てられた複数の文字の音声を対応する1つの音符の音高
及び音長に基づいて発音させる。したがって、1つの音
符に対して複数の文字からなる歌詞を割り当てることが
できる。
【0099】請求項2、8、11の発明によれば、1つ
の音符に対して任意の1つの文字及び数値が入力された
場合には、その1つの音符を含む数値で示す複数の音符
に入力された1つの文字を対応させて割り当て、その1
つの文字の音声を複数の音符の音高及び音長に基づいて
発音させる。したがって、複数の音符に長く伸ばして発
音する1つの音声が対応する場合の文字の割当の操作を
簡単にすることができる。
【0100】請求項3、9、12の発明によれば、1つ
の音符に対して特定の記号が入力された場合には、その
1つの音符については発音を禁止させる。したがって、
音声を発音しない音符に対して無音の割当ができるよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における音声割当装置のシス
テム構成を示すブロック図。
【図2】図1のメモリに記憶されたデータの例を示す
図。
【図3】図1のCPUによって実行されるプログラムの
メインフローチャート。
【図4】図1のディスプレイに表示された画面表示の例
を示す図。
【図5】図3のメインフローチャートにおけるタイマイ
ンタラプトのフローチャート。
【図6】図3のメインフローチャートにおける歌詞入力
処理のフローチャート。
【図7】図6に続く歌詞入力処理のフローチャート。
【図8】図7に続く歌詞入力処理のフローチャート。
【図9】図8に続く歌詞入力処理のフローチャート。
【図10】実施形態における自動演奏データと歌詞デー
タとの関係を示す図。
【図11】実施形態における歌詞入力処理の表示例を示
す図。
【図12】実施形態における歌詞入力処理の表示例を示
す図。
【図13】実施形態における歌詞入力処理の表示例を示
す図。
【図14】実施形態における歌詞入力処理の表示例を示
す図。
【図15】メインフローチャートにおける自動演奏処理
のフローチャート。
【図16】図15に続く自動演奏処理のフローチャー
ト。
【図17】従来例における歌詞入力処理の方法を説明す
る図。
【符号の説明】
1 CPU 3 キーボード 4 メモリ 5 ディスプレイ 6 サウンドシステム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、記号を含む歌詞データを操作に応
    じて入力する入力手段と、 この入力手段から入力された歌詞データを演奏曲の音符
    に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文
    字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音
    符に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の記
    号が入力された場合には当該特定の記号の前後に入力さ
    れた文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対応
    させて割り当てる歌詞割当手段と、 この歌詞割当手段によって1つの音符に1つの文字が割
    り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文字の
    音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発
    音させ、前記歌詞割当手段によって1つの音符に結合さ
    れた複数の文字が割り当てられた場合には当該割り当て
    られた複数の文字の音声を対応する1つの音符の音高及
    び音長に基づいて発音させる発音制御手段と、 を備えたことを特徴とする音声割当装置。
  2. 【請求項2】 文字、数値を含む歌詞データを操作に応
    じて入力する入力手段と、 この入力手段から入力された歌詞データを演奏曲の音符
    に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの文
    字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの音
    符に対応させて割り当て、1つの音符に対して任意の1
    つの文字及び数値が入力された場合には当該1つの音符
    を含む当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を対
    応させて割り当てる歌詞割当手段と、 この歌詞割当手段によって1つの音符に1つの文字が割
    り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文字の
    音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発
    音させ、前記歌詞割当手段によって複数の音符に1つの
    文字が割り当てられた場合には当該1つの文字の音声を
    当該複数の音符の音高及び音長に基づいて発音させる発
    音制御手段と、 を備えたことを特徴とする音声割当装置。
  3. 【請求項3】 文字、記号を含む歌詞データを操作に応
    じて入力する入力手段と、 この入力手段によって入力された歌詞データを演奏曲の
    音符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つ
    の文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つ
    の音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定
    の記号が入力された場合には当該特定の記号を当該1つ
    の音符に対応させて割り当てる歌詞割当手段と、 この歌詞割当手段によって1つの音符に1つの文字が割
    り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文字の
    音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発
    音させ、前記歌詞割当手段によって1つの音符に特定の
    記号が割り当てられた場合には当該音符については発音
    を禁止させる発音制御手段と、 を備えたことを特徴とする音声割当装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の発明において、前記入力手段
    から任意の1つの文字の入力の後に特定の記号が入力さ
    れた場合において、当該特定の記号の直後に別の特定の
    記号が入力された場合には、前記歌詞割当手段は、当該
    任意の1つの文字、前記特定の記号及び前記別の特定の
    記号を1つの音符に割り当て、前記発音制御手段は、1
    つの音符に文字、前記特定の記号及び前記別の特定の記
    号が割り当てられた場合には、当該1つの音符に割り当
    てられた文字の音声を当該1つの音符の音長よりも短い
    時間で発音させることを特徴とする音声割当装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2の発明において、
    演奏曲の歌詞データの割当の際に、音符及び歌詞の文字
    を所定の表示手段の画面に表示させるとともに、1つの
    音符と当該1つの音符に対応する歌詞の文字の関連を明
    示する画像を当該割当に応じて前記画面に表示させる表
    示制御手段をさらに備えたことを特徴とする音声割当装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5の発明において、前
    記入力手段は操作に応じて任意の音符に割り当てられて
    いる歌詞データを消去する消去手段を有し、 前記歌詞割当手段は、前記消去手段が操作された場合に
    は、各音符単位で当該各音符に対応している歌詞データ
    を消去することを特徴とする音声割当装置。
  7. 【請求項7】 文字、記号を含む歌詞データを操作に応
    じて入力する入力処理と、 この入力処理によって入力された歌詞データを演奏曲の
    音符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つ
    の文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つ
    の音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定
    の記号が入力された場合には当該特定の記号の前後に入
    力された文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に
    対応させて割り当てる歌詞割当処理と、 この歌詞割当処理によって1つの音符に1つの文字が割
    り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文字の
    音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発
    音させ、前記歌詞割当処理によって1つの音符に結合さ
    れた複数の文字が割り当てられた場合には当該割り当て
    られた複数の文字の音声を対応する1つの音符の音高及
    び音長に基づいて発音させる発音制御処理と、 を実行することを特徴とする音声割当方法。
  8. 【請求項8】 文字、数値を含む歌詞データを操作に応
    じて入力する入力処理と、 この入力処理によって入力された歌詞データを演奏曲の
    音符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つ
    の文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つ
    の音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して任意
    の1つの文字及び数値が入力された場合には当該1つの
    音符を含む当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字
    を対応させて割り当てる歌詞割当処理と、 この歌詞割当処理によって1つの音符に1つの文字が割
    り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文字の
    音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発
    音させ、前記歌詞割当処理によって複数の音符に1つの
    文字が割り当てられた場合には当該1つの文字の音声を
    当該複数の音符の音高及び音長に基づいて発音させる発
    音制御処理と、 を実行することを特徴とする音声割当方法。
  9. 【請求項9】 文字、記号を含む歌詞データを操作に応
    じて入力する入力処理と、 この入力処理によって入力された歌詞データを演奏曲の
    音符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つ
    の文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つ
    の音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定
    の記号が入力された場合には当該特定の記号を当該1つ
    の音符に対応させて割り当てる歌詞割当処理と、 この歌詞割当処理によって1つの音符に1つの文字が割
    り当てられた場合には当該割り当てられた1つの文字の
    音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発
    音させ、前記歌詞割当処理によって1つの音符に特定の
    記号が割り当てられた場合には当該1つの音符について
    は発音を禁止させる発音制御処理と、 を実行することを特徴とする音声割当方法。
  10. 【請求項10】 文字、記号を含む歌詞データを操作に
    応じて入力する手順Aと、 この手順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音
    符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの
    文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの
    音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の
    記号が入力された場合には当該特定の記号の前後に入力
    された文字を結合して複数の文字を当該1つの音符に対
    応させて割り当てる手順Bと、 この手順Bによって1つの音符に1つの文字が割り当て
    られた場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を
    対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音さ
    せ、前記手順Bによって1つの音符に結合された複数の
    文字が割り当てられた場合には当該割り当てられた複数
    の文字の音声を対応する1つの音符の音高及び音長に基
    づいて発音させる手順Cと、 を含む音声割当処理のプログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 文字、数値を含む歌詞データを操作に
    応じて入力する手順Aと、 この手順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音
    符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの
    文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの
    音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して任意の
    1つの文字及び数値が入力された場合には当該1つの音
    符を含む当該数値で示す複数の音符に当該1つの文字を
    対応させて割り当てる手順Bと、 この手順Bによって1つの音符に1つの文字が割り当て
    られた場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を
    対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音さ
    せ、前記手順Bによって複数の音符に1つの文字が割り
    当てられた場合には当該1つの文字の音声を当該複数の
    音符の音高及び音長に基づいて発音させる手順Cと、 を含む音声割当処理のプログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 文字、記号を含む歌詞データを操作に
    応じて入力する手順Aと、 この手順Aによって入力された歌詞データを演奏曲の音
    符に割り当てる際に、1つの音符に対して任意の1つの
    文字が入力された場合には当該1つの文字を当該1つの
    音符に対応させて割り当て、1つの音符に対して特定の
    記号が入力された場合には当該特定の記号を当該1つの
    音符に対応させて割り当てる手順Bと、 この手順Bによって1つの音符に1つの文字が割り当て
    られた場合には当該割り当てられた1つの文字の音声を
    対応する1つの音符の音高及び音長に基づいて発音さ
    せ、前記手順Bによって1つの音符に特定の記号が割り
    当てられた場合には当該1つの音符については発音を禁
    止させる手順Cと、 を含む音声割当処理のプログラムを記録した記録媒体。
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