JP2000161842A - 冷蔵庫用扉 - Google Patents

冷蔵庫用扉

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JP2000161842A
JP2000161842A JP10332408A JP33240898A JP2000161842A JP 2000161842 A JP2000161842 A JP 2000161842A JP 10332408 A JP10332408 A JP 10332408A JP 33240898 A JP33240898 A JP 33240898A JP 2000161842 A JP2000161842 A JP 2000161842A
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gasket
refrigerator door
door
foam
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JP10332408A
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Kenji Takaichi
健二 高市
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Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/08Parts formed wholly or mainly of plastics materials
    • F25D23/082Strips
    • F25D23/087Sealing strips

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫用扉において、ガスケットの脱塩化ビ
ニルとリサイクルと組み立て時の高い作業効率を図り、
しかも扉との間に隙が生じ外気が侵入し冷蔵庫の運転率
が増すことに関して、長期使用時にも変形し難く、外気
が侵入し冷蔵庫の電気エネルギー使用量が極端に増大し
ないことを課題とする。 【解決手段】 回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサ
ーモプラスチックエラストマーから再生され短辺方向に
高発泡部と低発泡部に変化する発泡体部38と、前記発
泡体部38の高発泡体部側に、同じく回収された冷蔵庫
用扉のガスケットのサーモプラスチックエラストマーと
磁性粉を混合して成形した磁石体部39とを2色押し出
し成形や熱融着で一体化した傾斜発泡磁石帯37を、扉
の収納袋部13aに挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫用扉の密閉
構造を冷蔵庫本体と共に形成するガスケットとそのリサ
イクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から冷蔵庫の密閉構造の一部を担う
扉ガスケットは軟質ポリ塩化ビニルが多用されてきた。
【0003】ポリ塩化ビニルは懸濁重合装置と言う化学
装置としては比較的小型で安価な設備から製造できる
上、成形性に優れ、また塩素を含むことから難燃性を有
し、材料価格も安いので広範囲に使用されている汎用樹
脂である。しかし、焼却時に塩化水素を発生し、この塩
化水素が大気汚染防止法で規制されている点や、同じく
焼却炉等の設備が塩化水素によって傷められ、またダイ
オキシンの発生に対する塩素原子の供給源ともなる。こ
れらのことから最近ではポリ塩化ビニルの使用が問題視
されるようになってきた。
【0004】そして、その使途を短期商品である包装資
材や家電,自動車部品から、長期商品である水道,下水
パイプや下地シートに代表されるような土木,建築資材
へ転換しようとしている。
【0005】その意味で冷蔵庫においても、ポリ塩化ビ
ニル製ドアサッシュを廃止することや、ガスケット構造
を変更し重量を減少させることにより、その使用量を削
減していく傾向にある。しかし、ポリ塩化ビニルでない
脱塩素系の樹脂やエラストマーでガスケットを成形し実
用化に供することは、短期製品とは言え10年以上もの
寿命を有する冷蔵庫ではその適用が困難であった。
【0006】従来の冷蔵庫用扉としては特開平7−25
3269号公報に示されているものがある。
【0007】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫用扉について説明する。図6は冷蔵庫の斜視図であ
る。図6において1は冷蔵庫本体であり、その前面開口
部に回転式の冷蔵室扉2、引き出し式の冷凍室扉3、同
じく引き出し式の野菜室扉4が設けてある。
【0008】これら扉の構造は寸法を除いて基本構造は
同じであるから冷蔵室扉2を例にして図7の要部断面図
を用いて詳細に説明する。
【0009】冷蔵室扉2は左右の側辺5を折り曲げた金
属表面板6と、金属表面板6の左右の側辺5に挿入され
た押出成形から成るガスケット取り付け用サッシュ7
と、金属表面板6の上下辺に挿入した合成樹脂から成る
射出成形品のハンドル(図示せず)およびキャップ(図
示せず)とで枠組みされている。
【0010】この枠組みと、押出成形されたガスケット
取り付け用サッシュ7のフランジ8に固定されている補
強板9と、扉裏板10の間に発泡断熱材11が注入され
ている。さらに押出成形から成るガスケット取り付け用
サッシュ7と、ガスケット取り付け溝12にガスケット
13が嵌め込まれている。
【0011】ガスケット13は、一般に軟質ポリ塩化ビ
ニルで押し出し成形されており、ガスケット取り付け溝
12に挿入される挿入部14は厚肉である。15は磁石
帯であり、通常塩素化ポリオレフィン系のゴムとフェラ
イト系の磁性粉とを混合して押し出し成形している。1
6aは磁石帯15を収納するための第一の袋部であり、
16bはクッションのための第二の袋部、17は中空袋
部、18はひれ部であり、断熱のために空気室を持つ構
造となっている。これらの部分の軟質ポリ塩化ビニルは
薄肉となっている。
【0012】また、ガスケット13が密着する冷蔵庫本
体1の鉄板製の外箱19は曲げ加工によって内向きのフ
ランジ部20を形成し、ABS樹脂やPS樹脂で成形さ
れた内箱21に密着するようにスポンジ22で留められ
ている。また、この外箱19と内箱21の間には、冷蔵
室扉2と同じように発泡断熱材11が注入されている。
【0013】そして、ガスケット13の磁石帯15は冷
蔵庫用扉が閉じられる時に内向きのフランジ部20に吸
着することによって、冷蔵庫本体と共に密閉構造を形成
し冷蔵庫の中からの冷気の漏れを防ぐ。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成のガスケット13は材質がポリ塩化ビニルであ
り廃棄された後に焼却されると塩化水素を発生し、この
塩化水素が大気を汚染する点や、同じく焼却炉等の設備
が塩化水素によって傷められ、さらにダイオキシン発生
に対して塩素原子の供給源となる課題があった。
【0015】また、多扉化に伴ってガスケット13を通
じて外気からの熱の侵入量が増加し、電気エネルギーの
使用量が増大し、地球温暖化を促進する課題や、磁石帯
15を挿入するための作業が困難であると言う課題もあ
った。
【0016】さらに、磁石帯15と内向きのフランジ部
20との間に隙間ができ開閉時に音が出ると言う課題も
あった。
【0017】また、長期使用時には開閉時の内向きのフ
ランジ部20への衝突力の差から、ガスケット13の変
形が大きくなり密閉性が損なわれると言う課題もあっ
た。
【0018】そして、繰り返して行われるリサイクル性
に劣ると言う課題もあった。本発明は前記従来の課題を
解決するもので、リサイクルによって廃棄時の問題を解
消し、外気からの熱の侵入量の削減や長期使用時の変形
を少なくすることによって電気エネルギーの無駄をなく
し、さらに冷蔵庫用扉の組み立て時の作業性の向上に寄
与することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の冷蔵庫用扉は、回収された冷蔵庫のガスケット
を粉砕して再成形されたガスケットと、ガスケットに形
成されていて磁石帯を挿入する第一の袋部と第一の袋部
に近接する第二の袋部とから成り、磁石帯が前記フラン
ジ部と密着することによって密閉空間を成し、前記ガス
ケットが非塩素系のハードセグメントを持っていて、前
記ハードセグメントにゴム成分を主体とするソフトセグ
メントを配合したサーモプラスチックエラストマーから
成り、前記磁石帯は磁性粉を含むことを特徴としてお
り、そして、その第二の袋部に、回収された冷蔵庫用扉
のガスケットのサーモプラスチックエラストマーから再
生された発泡体部と、前記発泡体部より狭い幅を有し、
同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラ
スチックエラストマーから再成形された支持体部とを接
合して構成した発泡帯を挿入することとしたものであ
る。
【0020】この本発明によれば、第二の袋部に回収さ
れた冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラ
ストマーから再生された発泡体部を挿入したので、多扉
化になってもガスケットを通じて侵入してくる外気から
の熱量を増加させない冷蔵庫用扉が得られる。また、支
持体部が発泡体部より狭い幅を有しているため、第二の
袋部に引っ掛かり難く作業性の向上を計ることができ
る。
【0021】さらに、本発明の冷蔵庫用扉のガスケット
は、回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラス
チックエラストマーから再生された発泡体部と、同じく
回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチッ
クエラストマーと磁性粉を混合して作成した磁石体部と
を接合して構成した発泡磁石帯を第一の袋部に挿入した
ものである。
【0022】この本発明によれば、発泡磁石帯が磁石体
部と発泡体部から成るため、剛性の高い磁石体部でフラ
ンジに沿い、柔らかい発泡体部で扉開閉時の衝撃を緩和
するので隙間が生じ難く騒音の発生を少なくすることが
できる。
【0023】次に、本発明の冷蔵庫用扉のガスケット
は、回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラス
チックエラストマーから再生された発泡体部と、同じく
回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチッ
クエラストマーから再成形され、発泡体部と同一材料を
用いた支持体部と、磁性体と前記ガスケットのサーモプ
ラスチックエラストマーとを混合して成形した磁石体部
とを接合して構成したサンドイッチ状発泡磁石帯を、収
納袋部に挿入したものである。
【0024】この本発明によれば、柔らかくて挿入性の
劣る発泡体部を、固い磁性体部と支持体部で挟んであ
り、これらは滑り性の高いサーモプラスチックエラスト
マーからできているので、容易に挿入作業が行え、冷蔵
庫用扉の組み立てにおいて高い作業効率が得られる。
【0025】同様に、本発明の冷蔵庫用扉のガスケット
は、回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラス
チックエラストマーから再生された発泡体が短辺方向に
高発泡部と低発泡部に変化する発泡体部と、前記発泡体
部の高発泡部側に同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケ
ットのサーモプラスチックエラストマーと磁性粉を混合
して成形した磁石体部とを、2色押し出し成形または熱
融着で一体化した傾斜発泡磁石帯を収納袋部に挿入した
ものである。
【0026】この本発明によれば、柔らかい高発泡部
を、固い磁性体部と固い低発泡部で挟んでいるので、容
易に挿入作業が行え、冷蔵庫用扉の組み立てにおいて高
い作業効率が得られる。また、接着剤等の別な材料が混
ざってないので、磁性体等に容易に繰り返してリサイク
ルができる。
【0027】また、本発明のいずれも発泡体それ自身が
断熱効果を有し、さらに変形を補い冷蔵庫用扉での密閉
性が損なわれないので、その結果電気エネルギーの使用
量を減少できる冷蔵庫用扉が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
とすることにより実施できるのであるが、その実施を容
易に理解することができるように構成とその作用を以下
に併記する。
【0029】本発明は請求項1に記載の発明のように、
内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱箱体と、その開
口部に設けられたフランジ部と、前記断熱箱体を密閉す
る扉と、その周縁部に設けられ回収された冷蔵庫のガス
ケットを粉砕して再成形されたガスケットと、ガスケッ
トに形成されていて磁石帯を挿入する第一の袋部と第一
の袋部に近接する第二の袋部とから成り、磁石帯が前記
フランジ部と密着することによって密閉空間を成し、前
記ガスケットはスチレン系樹脂,オレフィン系樹脂,ウ
レタン系樹脂,エステル系樹脂,アミド系樹脂,結晶ポ
リエチレン,シンジオタクチック1,2−ブタジエンラ
バー,トランス−1,4イソプレンラバーから選ばれた
1つまたは2つ以上のハードセグメントを持っていて、
前記ハードセグメントにゴム成分を主体とするソフトセ
グメントを配合したサーモプラスチックエラストマーか
ら成り、前記磁石帯に含まれる磁性体はフェライト磁
石,アルニコ磁石,サマリウム・コバルト磁石,ネオジ
ウム・鉄・ボロン磁石から選ばれた1つまたは2つ以上
の磁性粉を含むことにより塩素を含まない樹脂を使用済
みの冷蔵庫より回収して新たな冷蔵庫用扉とするもので
あり、また請求項2に記載の発明のように、その第二の
袋部に回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラ
スチックエラストマーから再生された発泡体部と、前記
発泡体部より狭い幅を有し、同じく回収された冷蔵庫用
扉のガスケットのサーモプラスチックエラストマーから
再成形された支持体部とを接合して構成した発泡帯を挿
入することにより、第二の袋部に再生された発泡体部を
挿入し、多扉化になってもガスケットを通じて侵入して
くる熱量を増加させないと言う作用を有する。
【0030】また、請求項3に記載の発明のように、回
収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチック
エラストマーから再生された発泡体部と、同じく回収さ
れた冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラ
ストマーと磁性粉を混合して作成した磁石体部とを接合
して構成した発泡磁石帯を第一の袋部に挿入することに
より、発泡磁石帯が磁石体と発泡体から構成されている
ため、剛性の高い磁石体でフランジに沿い、扉に発泡体
で扉開閉時の衝撃を緩和するので、隙間ができ音が出る
ことがなくなる作用がある。
【0031】また、請求項4に記載の発明のように、ガ
スケットに収納袋部を構成し、請求項1記載の発明のよ
うな第一の袋部,第二の袋部を具備しない構成とし、前
記収納袋部に発泡磁石帯を設けるようにしたことにより
請求項1記載と同じ作用がある。
【0032】また、請求項5に記載の発明のように、回
収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチック
エラストマーから再生された発泡体部と、同じく回収さ
れた冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラ
ストマーから再成形され、発泡体部と同一材料を用いた
支持体部と、磁性体と前記ガスケットのサーモプラスチ
ックエラストマーとを混合して成形した磁石体部とを、
接合して構成したサンドイッチ状発泡磁石帯を収納袋部
に挿入したことにより、柔らかくて挿入性の劣る発泡体
部を、固い磁石体部と支持体部で挟み、これらは滑り性
の高いサーモプラスチックエラストマーからできている
ので、容易に挿入作業が行え冷蔵庫用扉の組み立て時に
高い作業効率が得られると言う作用を有する。
【0033】また、請求項6に記載の発明のように、回
収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチック
エラストマーから再生された発泡体が短辺方向に高発泡
部と低発泡部に変化する発泡体部と、前記発泡体部の高
発泡部側に同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケットの
サーモプラスチックエラストマーと磁性粉を混合して成
形した磁石体部とを、2色押し出し成形または熱融着で
一体化した傾斜発泡磁石帯を収納袋部に挿入したことに
より、柔らかい高発泡部を、固い磁石体部と固い低発泡
部で挟んでいるので、容易に挿入作業が行え、冷蔵庫用
扉の組み立て時に高い作業効率が得られると共に、接着
剤等の別な材料を使用していないので、磁石体等に容易
に繰り返してリサイクルができると言う作用を有する。
【0034】以下、まず図1を用いてガスケットのリサ
イクルについて説明する。図1は、本発明において利用
するガスケットのリサイクルのループを図示化したもの
である。使用済み冷蔵庫から取り外されたガスケット
は、劣化の程度に応じて良品と劣化品に選別される。良
品は解体されてプラスチックス製ガスケット袋部は粉砕
され、分級後に再成形されて元のプラスチックス製のガ
スケット袋部になる。劣化が大きい製品は解体2で解体
され粉砕2でガスケット袋部は粉砕された後分級し、成
形できない微粉砕物は発泡剤と混合されて発泡体とな
る。また、良品を解体,粉砕後分級し、分別された磁石
体も粉砕された後、再成形されて磁石体となる。一方、
劣化大品は解体,粉砕,分級された後、清浄化され磁性
体と混合して磁石体となる。また、分級時に成形できな
い微粉砕物は前記と同じように発泡剤と混合されて発泡
体となる。このようにしてガスケットがリサイクルされ
るのである。
【0035】以下に、前記のリサイクルに基づいた本発
明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、
従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0036】(実施の形態1)図2は本発明の実施の形
態1における冷蔵庫用扉23の要部断面図である。図2
において24は発泡帯である。発泡帯24は回収された
冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラスト
マーから再成形された発泡体部25と、発泡体部25よ
り狭い幅を有し回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサ
ーモプラスチックエラストマーから再成形された支持体
部26とにより構成されている。
【0037】なお、前記するエラストマーガスケット
は、スチレン系樹脂,オレフィン系樹脂,ウレタン系樹
脂,エステル系樹脂,アミド系樹脂,結晶ポリエチレ
ン,シンジオタクチック1,2−ブタジエンラバー,ト
ランス−1,4イソプレンラバー等の塩素を含まないポ
リマーから選ばれた1つまたは2つ以上のハードセグメ
ントを持っていて、前記ハードセグメントにゴム成分を
主体とするソフトセグメントを配合したサーモプラスチ
ックエラストマーから構成されている。
【0038】ソフトセグメントとしては、ポリブタジエ
ン,ポリイソプレン,エチレンプロピレン系ゴム,アク
リロニトリルブタジエンゴム,ポリエステル,ポリエー
テル,非結晶ポリエチレン,非結晶ブタジエンラバー,
非結晶イソプレンラバー,ポリ酢酸ビニルおよびそれら
の誘導体のゴム成分を主体とするものから選択される。
【0039】また、エラストマーに各種の防黴剤,紫外
線吸収剤,可塑剤,酸化防止剤,熱安定剤,光安定剤,
中和剤,滑剤,防曇剤,アンチブロッキング剤,スリッ
プ剤,架橋剤,架橋助剤,着色剤,難燃剤,分散剤等の
各種の添加物質が、その目的に応じて任意の割合で混合
される。
【0040】さらに、これら添加物質は分子中に塩素原
子が含まれていないことを特徴とする。
【0041】特に、本発明では冷蔵庫という食品に接す
る可能性の多い用途であり、防黴剤は欠かせない。しか
し、プラスチック用防黴剤としてよく使用されるN−
(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミドやN−ジ
メチル−N’−フェニル−N’(フルオロジクロロメチ
ルチオ)−スルファミド等は、分子中に塩素分子を2個
含んでいるので本発明においては添加物質として不適当
である。これに反し、10,10’−オキシビスフェノ
キシアルシンや2−(4−チアゾリル)−1H−ベンジ
ミダゾールのような物質が適している。
【0042】一方、紫外線吸収剤や光安定剤としてはH
ALS(ヒンダードアミン系物質)が多用されるが、比
較的水溶性を有しているので、野菜やとうふ等、水を多
く含む食品が貯蔵され易い冷蔵庫では不適当である。こ
れに反し、ベンゾフェノン系やベンゾトリアゾール系や
シアノアクリレート系が適用し易い。
【0043】発泡体の成形に関しては、有機系のアゾ化
合物,ニトロソ化合物,スルホニルヒドラジド化合物を
発泡剤として単体もしくは混合して使用できる。また、
回収されたサーモプラスチックエラストマーにポリエチ
レン,ポリプロピレンやEVA等の高倍率に発泡できる
樹脂を混合してから発泡剤を加えて発泡体とするなら
ば、断熱性能の向上を計ることもできる。
【0044】以上のように構成された冷蔵庫用扉23に
ついて、その動作を説明する。支持体部26は発泡体部
25よりも狭い幅を有しているため、冷蔵庫用扉の組み
立て時に第二の袋部に挿入された後、その袋部に沿うよ
うに広がる。そのため第2の袋部は概ね発泡体部25で
満たされることになる。以上のように本実施の形態1の
冷蔵庫用扉の発泡帯24は、回収された冷蔵庫用扉のガ
スケットのサーモプラスチックエラストマーから再成形
された発泡体部25と、発泡体部25より狭い幅を有し
回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチッ
クエラストマーから再成形された支持体部26から構成
されているので、多扉化になってもガスケットを通じて
侵入してくる外気からの熱量を増加させることがない。
【0045】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2における冷蔵庫用扉27の要部断面図である。図3
において28は発泡磁石帯である。この発泡磁石帯28
は回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチ
ックエラストマーから再成形された発泡体部29と磁石
体部30とで構成されている。磁石体部30は高磁性の
アルニコ磁石,サマリウム・コバルト磁石,ネオジウム
・鉄・ボロン磁石から選ばれた1つまたは2つ以上の高
磁性の磁性粉と回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサ
ーモプラスチックエラストマーを混合して成形される
が、フェライト磁石を高密度にして、もしくは異方性を
持たして充填してもよい。そして発泡体部29と磁石体
部30は接着等により接合してある。
【0046】以上のように構成された冷蔵庫用扉27に
ついて、その動作を説明する。高磁性体の磁性粉等を使
用する発泡磁石帯28は、同じ磁力を得る場合には薄く
できる。しかし、薄くした場合には、第一の袋部とに隙
間が生じ易くなり、その結果扉を開閉する時に騒音が発
生し易くなる。しかし、本発明では発泡体部29と磁石
体部30は接着等により接合してあるので、発泡体部2
9が隙間を調整し、その結果扉を開閉する時に騒音が発
生することがなくなる。以上のように本実施の形態2の
冷蔵庫用扉の発泡磁石帯28は、回収された冷蔵庫用扉
のガスケットのサーモプラスチックエラストマーから再
成形された発泡体部29と、高磁性の磁性粉等と回収さ
れた冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラ
ストマーを混合して成形された磁石体部30から成り、
発泡体部29と磁石体部30は接着等により接合して構
成されているので、扉を開閉する時に騒音が発生するこ
とがなくなる。もちろん、多扉化になってもガスケット
を通じて侵入してくる外気からの熱量を増加させること
もない。
【0047】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における冷蔵庫用扉31の要部断面図である。図4
において32はサンドイッチ状発泡磁石帯である。この
サンドイッチ状発泡磁石帯32は、回収された冷蔵庫用
扉のガスケットのサーモプラスチックエラストマーから
再成形された発泡体部33と回収された冷蔵庫用扉のガ
スケットのサーモプラスチックエラストマーから再成形
された支持体部34と磁石体部35とで構成されてお
り、磁石体部35は磁性粉と回収された冷蔵庫用扉のガ
スケットのサーモプラスチックエラストマーを混合して
成形される。これら、発泡体部33と支持体部34と磁
石体部35は接着等により接合されている。
【0048】以上のように構成された冷蔵庫用扉31に
ついて、その動作を説明する。支持体部34は発泡体部
33の側面側を制約しない幅を有しているため、冷蔵庫
用扉の組み立て時に収納袋部13aに挿入された後、発
泡体部33は収納袋部13aに沿うように広がる。その
ため収納袋部13aは概ね発泡体部33で満たされるこ
とになる。また、柔らかくて挿入性の劣る発泡体部33
を、固い支持体部34と磁石体部35で挟むことにな
り、これらは滑り性の高いサーモプラスチックエラスト
マーからできているので、冷蔵庫用扉の組み立てにおい
て高い作業効率が得られる。以上のように本実施の形態
3の冷蔵庫用扉のサンドイッチ状発泡磁石帯32は、回
収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチック
エラストマーから再成形された発泡体部33と、回収さ
れた冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラ
ストマーから再成形された支持体部34と、高磁性の磁
性粉等と回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプ
ラスチックエラストマーを混合して成形された磁石体部
35から成り、発泡体部33と支持体部34と磁石体部
35は接着等により接合して構成されているので、冷蔵
庫用扉の組み立てにおいて高い作業効率が得られる。ま
た、多扉化になってもガスケットを通じて侵入してくる
外気からの熱量を増加させることもない。
【0049】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4における冷蔵庫用扉36の要部断面図である。図5
において37は傾斜発泡磁石帯である。38は回収され
た冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラス
トマーから再成形された発泡体部である。発泡体部38
は、短辺方向に高発泡部と低発泡部が形成されている。
39は磁石体部であり、磁性粉と回収された冷蔵庫用扉
のガスケットのサーモプラスチックエラストマーを混合
して成形される。これら、発泡体部38と磁石体部39
は、回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラス
チックエラストマーと言う同じ材料を使用しているた
め、2色押し出しや熱融着等で接合することができる。
【0050】以上のように構成された冷蔵庫用扉36に
ついて、その動作を説明する。発泡体部38は柔らかく
て挿入性の劣る高発泡部を、固い低発泡部と磁石体部3
9で挟んであり、これらは滑り性の高いサーモプラスチ
ックエラストマーからできているので、冷蔵庫用扉の組
み立てにおいて高い作業効率が得られる。また、発泡体
部38は、短辺方向に高発泡部と低発泡部が形成されて
いるので、側面側は冷蔵庫用扉の組み立て時に袋部に挿
入された後、発泡体部38は収納袋部13aに沿うよう
に広がる。そのため収納袋部13aは概ね発泡体部38
で満たされることになる。また、発泡倍率が段階的に変
化していくため、扉等の傾きや組み立て精度による変形
に対して極端に潰れることがなく、長期間に渡って密閉
性を維持できる。さらに、2色押し出しや熱融着等で接
合してあるため、容易にリサイクルができる。以上のよ
うに本実施の形態4の冷蔵庫用扉の傾斜発泡磁石帯37
は、回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラス
チックエラストマーから再成形された発泡体部38が、
短辺方向に高発泡部と低発泡部を形成している。また高
磁性の磁性粉等と回収された冷蔵庫用扉のガスケットの
サーモプラスチックエラストマーを混合して成形された
磁石体部39から成り、発泡体部38と磁石体部39は
2色押し出しや熱融着等により接合して構成されている
ので、冷蔵庫用扉の組み立てにおいて高い作業効率が得
られるし、極端に潰れることがなく、長期間に渡って密
閉性を維持できる。また、同種の材料以外の接着剤を使
用していないので、容易にリサイクルができると共に、
多扉化になってもガスケットを通じて侵入してくる外気
からの熱量を増加させることもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱箱
体と、その開口部に設けられたフランジ部と、前記断熱
箱体を密閉する扉と、その周縁部に設けられ回収された
冷蔵庫のガスケットを粉砕して再成形されたガスケット
と、ガスケットに形成された第一の袋部と第二の袋部と
から成り、第一の袋部に磁石帯を設けて、磁石帯が前記
フランジ部と密着することによって密閉空間を成し、前
記ガスケットが非塩素系のスチレン系樹脂,オレフィン
系樹脂,ウレタン系樹脂,エステル系樹脂,アミド系樹
脂,結晶ポリエチレン,シンジオタクチック1,2−ブ
タジエンラバー,トランス−1,4イソプレンラバーか
ら選ばれた1つまたは2つ以上のハードセグメントを持
っていて、前記ハードセグメントにゴム成分を主体とす
るソフトセグメントを配合したサーモプラスチックエラ
ストマーから成り、前記磁石帯に含まれる磁性体はフェ
ライト磁石,アルニコ磁石,サマリウム・コバルト磁
石,ネオジウム・鉄・ボロン磁石から選ばれた1つまた
は2つ以上の磁性粉を含むことを特徴とし、請求項2記
載の発明によれば、その第二の袋部に、回収された冷蔵
庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラストマー
から再生された発泡体部と、前記発泡体部より狭い幅を
有し、同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサー
モプラスチックエラストマーから再成形された支持体部
とを接合して構成した発泡帯を挿入したことを特徴とす
るものであり、第二の袋部に再生された発泡体部を挿入
したので、多扉化になってもガスケットを通じて侵入し
てくる熱量を増加させなくできる。
【0052】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明に加えて回収された冷蔵庫用扉のガ
スケットのサーモプラスチックエラストマーから再生さ
れた発泡体部と、同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケ
ットのサーモプラスチックエラストマーと磁性粉を混合
して作成した磁石体部とを接合した発泡磁石帯を第一の
袋部に挿入したことを特徴とするものであり、発泡磁石
帯が磁石体と発泡体から成るため、剛性の高い磁石体で
フランジに沿い、扉に発泡体で扉開閉時の衝撃を緩和す
るので、隙間ができ音が出ることがなくなる。
【0053】また、請求項4に記載の発明によれば、ガ
スケットに発泡磁石帯を挿入した収納袋部を構成し、請
求項1に記載の発明における、第一の袋部,第二の袋部
をなくしたものであり、請求項1記載の発明と同じよう
な効果がある。
【0054】また、請求項5に記載の発明によれば、回
収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチック
エラストマーから再生された発泡体部と、同じく回収さ
れた冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラ
ストマーから再成形され、発泡体部と同一材料を用いた
支持体部と、磁性体と前記ガスケットのサーモプラスチ
ックエラストマーとを混合して成形した磁石体部とを接
合したサンドイッチ状発泡磁石帯を、収納袋部に挿入し
たことを特徴としたものであり、柔らかくて挿入性の劣
る発泡体部を、固い磁石体部と支持体部で挟んであり、
これらは滑り性の高いサーモプラスチックエラストマー
からできているので、容易に挿入作業が行え冷蔵庫用扉
の組み立て時に高い作業効率が得られる。
【0055】また、請求項6に記載の発明は、回収され
た冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラス
トマーから再生された発泡体が短辺方向に高発泡部と低
発泡部に変化する発泡体部と、前記発泡体部の高発泡部
側に同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモ
プラスチックエラストマーと磁性粉を混合して成形した
磁石体部とを、2色押し出し成形または熱融着で一体化
した傾斜発泡磁石帯を、収納袋部に挿入したことを特徴
とするものであり、柔らかい高発泡部を、固い磁石体部
と固い低発泡部で挟んでいるので、容易に挿入作業が行
え、冷蔵庫用扉の組み立て時に高い作業効率が得られる
と共に、接着剤等の別な材料を使用していないので、磁
石体等に容易に繰り返してリサイクルができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスケットのリサイクルループの概念
【図2】本発明の実施の形態1における冷蔵庫用扉の要
部断面図
【図3】本発明の実施の形態2における冷蔵庫用扉の要
部断面図
【図4】本発明の実施の形態3における冷蔵庫用扉の要
部断面図
【図5】本発明の実施の形態4における冷蔵庫用扉の要
部断面図
【図6】従来の冷蔵庫の斜視図
【図7】従来の冷蔵庫用扉の要部断面図
【符号の説明】
13 ガスケット 13a 収納袋部 15 磁石帯 16a 第一の袋部 16b 第二の袋部 20 フランジ部 23,27,31,36 冷蔵庫用扉 24 発泡帯 25,29,33,38 発泡体部 26,34 支持体部 28 発泡磁石帯 30,35,39 磁石体部 32 サンドイッチ状発泡磁石帯 37 傾斜発泡磁石帯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱
    箱体と、その開口部に設けられたフランジ部と、前記断
    熱箱体を密閉する扉と、その周縁部に設けられ回収され
    た冷蔵庫のガスケットを粉砕して再成形されたガスケッ
    トと、ガスケットに形成されていて磁石帯を挿入する第
    一の袋部と、第一の袋部に近接する第二の袋部とから成
    り、磁石帯が前記フランジ部と密着することによって密
    閉空間を成し、前記ガスケットはスチレン系樹脂,オレ
    フィン系樹脂,ウレタン系樹脂,エステル系樹脂,アミ
    ド系樹脂,結晶ポリエチレン,シンジオタクチック1,
    2−ブタジエンラバー,トランス−1,4イソプレンラ
    バーから選ばれた1つまたは2つ以上のハードセグメン
    トを持っていて、前記ハードセグメントにゴム成分を主
    体とするソフトセグメントを配合したサーモプラスチッ
    クエラストマーから成り、前記磁石帯に含まれる磁性体
    はフェライト磁石,アルニコ(登録商標)磁石,サマリ
    ウム・コバルト磁石,ネオジウム・鉄・ボロン磁石から
    選ばれた1つまたは2つ以上の磁性粉を含むことを特徴
    とした冷蔵庫用扉。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第二の袋部に、回収され
    た冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラス
    トマーから再生された発泡体部と、前記発泡体部より狭
    い幅を有し、同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケット
    のサーモプラスチックエラストマーから再成形された支
    持体部とを接合して構成した発泡帯を挿入したことを特
    徴とする冷蔵庫用扉。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第一の袋部に、回収され
    た冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラス
    トマーから再生された発泡体部と、同じく回収された冷
    蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラストマ
    ーと磁性粉を混合して作成した磁石体部とを接合して構
    成した発泡磁石帯を挿入し、第二の袋部に請求項2記載
    の発泡帯を挿入したことを特徴とする冷蔵庫用扉。
  4. 【請求項4】 内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱
    箱体と、その開口部に設けられたフランジ部と、前記断
    熱箱体を密閉する扉と、その周縁部に設けられ回収され
    た冷蔵庫のガスケットを粉砕して再成形されたガスケッ
    トと、ガスケットに形成された収納袋部とから成り、前
    記収納袋部に発泡磁石帯を設けて、発泡磁石帯が前記フ
    ランジ部と密着することによって密閉空間を成し、ガス
    ケットが、スチレン系樹脂,オレフィン系樹脂,ウレタ
    ン系樹脂,エステル系樹脂,アミド系樹脂,結晶ポリエ
    チレン,シンジオタクチック1,2−ブタジエンラバ
    ー,トランス−1,4イソプレンラバーから選ばれた1
    つまたは2つ以上のハードセグメントを持っていて、前
    記ハードセグメントにゴム成分を主体とするソフトセグ
    メントを配合したサーモプラスチックエラストマーから
    成り、前記磁石帯に含まれる磁性体はフェライト磁石,
    アルニコ磁石,サマリウム・コバルト磁石,ネオジウム
    ・鉄・ボロン磁石から選ばれた1つまたは2つ以上の磁
    性粉を含むことを特徴とした冷蔵庫用扉。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の収納袋部に、回収された
    冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラスト
    マーから再生された発泡体部と、同じく回収された冷蔵
    庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラストマー
    から再成形され、発泡体部と同一材料を用いた支持体部
    と、磁性体と前記ガスケットのサーモプラスチックエラ
    ストマーとを混合して成形した磁石体部とを、接着等で
    接合して構成したサンドイッチ状発泡磁石帯を挿入した
    ことを特徴とする冷蔵庫用扉。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の収納袋部に、回収された
    冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプラスチックエラスト
    マーから再生された発泡体が短辺方向に高発泡部と低発
    泡部に変化する発泡体部と、前記発泡体部の高発泡部側
    に同じく回収された冷蔵庫用扉のガスケットのサーモプ
    ラスチックエラストマーと磁性粉を混合して成形した磁
    石体部とを、2色押し出し成形または熱融着で一体化し
    た傾斜発泡磁石帯を挿入したことを特徴とする冷蔵庫用
    扉。
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