JP2000161832A - 回転式圧縮機の制御装置 - Google Patents

回転式圧縮機の制御装置

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JP2000161832A
JP2000161832A JP34052198A JP34052198A JP2000161832A JP 2000161832 A JP2000161832 A JP 2000161832A JP 34052198 A JP34052198 A JP 34052198A JP 34052198 A JP34052198 A JP 34052198A JP 2000161832 A JP2000161832 A JP 2000161832A
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Japan
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evaporator
rotary compressor
check valve
started
pressure
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JP34052198A
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English (en)
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Rikio Tadano
力雄 但野
Masashi Toyoshima
昌志 豊嶋
Goro Kayano
悟朗 栢野
Katsumi Yamashita
克巳 山下
Kiyoshi Katagai
清 片貝
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異音の発生を極力防止する事を目的とした。 【解決手段】 冷凍サイクルを構成する回転式圧縮機1
2、凝縮器11、蒸発器6を備える冷却貯蔵庫1と、こ
の蒸発器6の冷気を冷却貯蔵庫1内に送風する庫内ファ
ン7と、前記蒸発器6及び回転式圧縮機12間に設けら
れた逆止弁15と、この逆止弁15の入口側と出口側の
圧力差が所定の圧力以上となったときに動作し、前記凝
縮器11及び蒸発器6間を遮蔽する差圧弁16と、外気
温度を検知する外気温検知装置20と、この外気温検知
装置20が所定温度以下のときに除霜工程が開始された
場合、除霜動作終了後、庫内ファン7の運転を開始し、
所定時間経過後に回転式圧縮機12の運転を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転式圧縮機の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、例え
ば特開平7−4792号公報がある。
【0003】以下、図10を参照して従来の冷蔵庫を説
明する。
【0004】図1において、101は冷蔵庫本体、10
2は冷凍室、103は冷蔵室、104は前記冷蔵庫本体
101の背面下部に設けた機械室、105は前記機械室
104に設置した圧縮機、106は凝縮器、107はキ
ャピラリチューブ、108は冷却器、109はサクショ
ンパイプ、110は除霜装置、111は前記冷却器10
8で冷却された冷気を冷蔵庫庫内に送風する庫内ファン
装置、112は前記キャピラリチューブ107及び前記
サクションパイプ109の接続部に連通したバイパス
管、113は前記バイパス管112の中間部に設置した
二方弁となっている。
【0005】以上のように構成された冷蔵庫の冷凍サイ
クルは、圧縮機105から吐出された高温高圧の冷媒
は、凝縮器106で液化しキャピラリチューブ107に
入り、そこで減圧され冷却器108で蒸発し、サクショ
ンパイプ109を通り圧縮機105に再び入る。圧縮機
105の運転とともに庫内ファン装置111を運転し、
冷却器108で冷却された冷気を冷蔵庫庫内に送風し、
冷凍室102、冷蔵庫103が冷却される。
【0006】この冷凍サイクル運転の時間経過と共に、
冷却器108は着霜がすすみ所定の着霜量となったとき
除霜装置110の運転を開始する。除霜終了後、圧縮機
105と庫内ファン装置111を運転し冷蔵庫庫内を再
び冷却する。
【0007】一般的に上述した様な冷凍回路は、前記圧
縮機105と前記冷却器108の間に、圧縮機105か
らの冷媒やオイルが逆流しないように逆止弁などが設け
られていたり、凝縮器106とキャピラリチューブ10
7の間に、圧縮機105の停止に伴って動作する逆止弁
に連動するような差圧弁などが設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術
において、特に回転式圧縮機(例えば、特許登録番号第
2517346号公報)を用い、外気温度が所定温度以
下(約15℃)である場合に除霜工程が開始されると、
低外気温であるため、逆止弁の出口側の圧力が低下し、
蒸発器は加熱されるため入口側の圧力が上昇する事とな
る。このため、差圧弁及び逆止弁が開いてしまうという
問題がある。
【0009】差圧弁が開いてしまうと、凝縮器側の液冷
媒が冷却器内に流入し、逆止弁が開いてしまうと、冷却
器内の冷媒がサクションパイプなどに流入してしまう。
【0010】この状態で更に除霜装置の加熱が行われる
と、冷却器内の圧力が圧縮機や凝縮器の高圧側、即ち出
口側圧力より高くなり、冷媒が凝縮器側へ逆流してしま
う。このとき、前記逆止弁、差圧弁は開いているため、
圧縮機内の冷媒やオイルもサクションパイプに逆流して
しまうものである。
【0011】従って、除霜工程が終わる頃には、冷却器
内の冷媒やオイル、及び圧縮機内の冷媒やオイルがサク
ションパイプ内に溜まってしまう事ととなる。
【0012】この状態で通常の冷凍サイクルに戻ると、
圧縮機は液圧縮を起こして、ベーン飛びによる異音が生
じる事となる。特に、インバーター制御の回転式圧縮機
である場合、ベーン飛びによる耳障りな異音の発生は約
10秒程度続くため、使用者が故障と勘違いする恐れが
あり問題となっている。
【0013】本発明は、上述した様な問題点に鑑みてな
されたもので、異音の発生を極力防止する事を目的とし
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明の請求項1では、冷凍サイクルを
構成する回転式圧縮機、凝縮器、蒸発器を備える冷却貯
蔵庫と、この蒸発器の冷気を冷却貯蔵庫内に送風する庫
内ファンと、前記蒸発器及び回転式圧縮機間に設けられ
た逆止弁と、この逆止弁の入口側と出口側の圧力差が所
定の圧力以上となったときに動作し、前記凝縮器及び蒸
発器間を遮蔽する差圧弁と、外気温度を検知する外気温
検知装置と、この外気温検知装置が所定温度以下のとき
に除霜動作が開始された場合、除霜動作終了後、庫内フ
ァンの運転を開始し、所定時間経過後に回転式圧縮機の
運転を開始する回転式圧縮機の制御装置を提供する。
【0015】この様に、除霜動作により加熱された蒸発
器を、庫内ファンを運転して冷却し、逆止弁の入口側と
出口側の差圧を回復させた後、即ち所定時間経過した後
に回転式圧縮機の運転を開始する。
【0016】また、請求項2の発明では、冷凍サイクル
を構成する回転式圧縮機、凝縮器、蒸発器を備える冷却
貯蔵庫と、この蒸発器の冷気を冷却貯蔵庫内に送風する
庫内ファンと、前記蒸発器及び回転式圧縮機間に設けら
れた逆止弁と、この逆止弁の入口側と出口側の圧力が所
定の圧力以上となったときに動作し、前記凝縮器及び蒸
発器間を遮蔽する差圧弁と、前記蒸発器の温度を検知す
る蒸発器温度センサと、外気温度を検知する外気温検知
装置と、この外気温検知装置が所定温度以下のときに除
霜動作が開始された場合、除霜動作終了後、庫内ファン
の運転を開始し、前記蒸発器温度センサが所定温度以下
となったとき、前記回転式圧縮機の運転を開始する回転
式圧縮機の制御装置を提供する。
【0017】この様に、除霜動作により加熱された蒸発
器を庫内ファンにて冷却し、逆止弁の入口側と出口側の
差圧が回復した事を蒸発器の圧力でもって検知した後、
回転式圧縮機の運転を開始するため、冷凍庫、冷蔵庫へ
の暖気の流出を極力防止できる。
【0018】また、請求項3の発明では、冷凍サイクル
を構成する回転式圧縮機、凝縮器、蒸発器を備える冷却
貯蔵庫と、この蒸発器の冷気を冷却貯蔵庫内に送風する
庫内ファンと、前記蒸発器及び回転式圧縮機間に設けら
れた逆止弁と、この逆止弁の入口側と出口側の圧力が所
定の圧力以上となったときに動作し、前記凝縮器及び蒸
発器間を遮蔽する差圧弁と、前記逆止弁の入口側及び出
口側の圧力を検知する圧力検知装置と、外気温度を検知
する外気温検知装置と、この外気温検知装置が所定温度
以下に除霜動作が開始された場合、除霜動作終了後、庫
内ファンの運転を開始し、前記圧力検知装置が逆止弁の
入口側と出口側で所定の圧力差が生じたとき、前記回転
式圧縮機の運転を開始する回転式圧縮機の制御装置を提
供する。
【0019】この様に、除霜動作により加熱された蒸発
器を庫内ファンにて冷却し、逆止弁の入口側と出口側の
差圧が回復した事を蒸発器の温度でもって検知した後、
回転式圧縮機の運転を開始するため、冷凍庫、冷蔵庫へ
の暖気の流出を極力防止できる。
【0020】また、請求項4の発明では、除霜動作開始
前に、回転式圧縮機を所定時間強制運転させる請求項1
乃至請求項3いずれか記載の回転式圧縮機の制御装置を
提供する。
【0021】このため、除霜終了直後、庫内ファンを運
転させても貯蔵品の温度上昇を極力防止できる。
【0022】また、請求項5の発明では、回転式圧縮機
はインバータ制御される請求項1乃至請求項4いずれか
記載の回転式圧縮機の制御装置を提供する。
【0023】インバータ制御の回転式圧縮機は、所定の
回転数に達するまで2〜3秒の時間を要し、起動ミスが
無いよう確実な位置検出を行いながら徐々に回転があが
る。従って、負荷を伴う液圧縮を防止する事により、回
転式圧縮機の回転数の上昇をスムーズに行う事ができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】図1は本発明を具備する冷蔵庫の縦断面
図、図2は本発明を具備する冷媒回路図、図3は本発明
を具備する冷蔵庫の制御ブロック図、図4は第1実施形
態を示す制御フローチャート、図5は第2実施形態を示
す制御フローチャート、図6は第3実施形態を示す制御
フローチャート、図7は第4実施形態を示す制御フロー
チャート、図8は第5実施形態を示す制御フローチャー
ト、図9は第6実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【0026】図1における1は本発明を具備する冷却貯
蔵庫、即ち冷蔵庫であり、前面に開口を有する断熱箱体
2と、この断熱箱体2の前面開口を閉塞する断熱扉3と
を備えているものである。また、この冷蔵庫1は上部を
冷凍室4、下部を冷蔵室5としているものであり、上部
の冷凍室4の奥には、蒸発器6及びこの蒸発器6の冷気
を冷凍室4、冷蔵室5に送風する庫内ファン7を備える
冷却室8が形成されている。
【0027】また、庫内ファン7の前方には、冷却室8
の冷気を前記冷蔵室5に導入するための冷気導入ダクト
9が設けられており、前記冷蔵室5の上部には、冷蔵室
5の冷気を前記冷却室8に戻す戻り通路10が設けられ
ている。
【0028】更に、断熱箱体2外の背面下部には回転式
圧縮機(以下、コンプレッサと称する)12が設けら
れ、断熱箱体2の背面外側には、前記蒸発器6及びコン
プレッサ12と共に冷凍サイクルを構成する凝縮器11
が設けられている。これらコンプレッサ12、蒸発器
6、凝縮器11は冷媒配管13にて接続されており、蒸
発器6と凝縮器11の間にはキャピラリチューブ14が
設けられている。
【0029】また、図2に示す如く、前記蒸発器6とコ
ンプレッサ12との間に設けられた逆止弁15と、この
逆止弁15の入口側と出口側の圧力差が所定の圧力以上
となったときに動作し、前記凝縮器11と蒸発器6との
間、具体的には凝縮器11とキャピラリチューブ14と
の間を遮蔽する差圧弁16とが一体に設けられている。
この様な弁装置は、一般的に一体差圧弁と称する。尚、
本実施形態において、膨張装置としてキャピラリチュー
ブを用いたが、例えば膨張弁などであっても良い。
【0030】更にまた、前記蒸発器6の下部には、除霜
装置としてのガラス管ヒータ(以下、デフロストヒータ
と称する)17が設けられており、制御装置18に設け
られたタイマ19にて所定時間毎に除霜工程を行うもの
である。この除霜工程は、制御装置18に設けられた外
気温度検知装置20にて動作させる間隔を変更するもの
である。尚、この制御装置18には蒸発器温度センサ2
1が設けられているため、この蒸発器温度センサ21の
検知により除霜工程を開始しても良い。
【0031】図3において、制御装置18には、前述し
た如く、タイマ19、蒸発器温度センサ21、外気温度
検知装置20、庫内温度センサ22が接続されており、
これらの入力により、コンプレッサ12、庫内ファン
7、デフロストヒータ17、コンプレッサ12を冷却す
るコンデンシングファン23を制御するものである。
尚、点線で示された圧力センサ25は、後述する第3実
施形態及び第4実施形態の場合に必要となる。
【0032】上述した冷媒回路において、冷媒の流れを
説明すると、まず、コンプレッサ12にて圧縮された冷
媒(本実施形態ではR134aを用いる)は凝縮器11
に流入し、前記コンデンシングファン23にて冷却され
る。次いで、差圧弁16を通過してキャピラリチューブ
14で断熱膨張した後、冷却室8に設けられた蒸発器6
に流入する。そして、蒸発器6で熱交換した後の冷媒
は、逆止弁15を通過してコンプレッサ12に戻る。
【0033】ここで、コンプレッサ12運転中は、「逆
止弁15の入口側圧力P1≧逆止弁15の出口側圧力P
2」であるため、逆止弁15は開放しており、冷媒が流
れるものである。
【0034】次いで、コンプレッサ12が停止すると、
コンプレッサ12の逆流により、逆止弁15の出口側圧
力P2が上昇する。そのため、逆止弁15の入口側圧力
P1より出口側圧力P2が更に上昇して逆止弁15が冷
媒の流れを閉止する。更に、出口側圧力P2が上昇する
と、逆止弁15のダイアフラム24が作動し、差圧弁1
6が冷媒の流れを閉止する。
【0035】尚、このダイアフラム24には、前記逆止
弁15の上端部が挿通可能な穴が形成されており、ダイ
ヤフラムが作動したときには、逆止弁15の周面とダイ
ヤフラム24の穴の内側とが接触する事により冷媒の流
れを阻止する構造である。更に、ダイアフラム24と差
圧弁16とが連動している関係上、ダイアフラム24が
冷媒の流れを阻止すると、差圧弁16の冷媒の流れも阻
止されるものである。
【0036】従って、通常のダイヤフラム24が逆止弁
15を開放している状態では、差圧弁16が開放してい
るため、凝縮器11から蒸発器6へ冷媒が流れると共
に、逆止弁15入口側から流入した冷媒が、逆止弁15
の周囲を回ってダイヤフラム24の穴から出口側にまわ
って、逆止弁15の出口側からコンプレッサ12に流れ
る事となる。
【0037】次に、本発明の第1実施形態について、図
4のフローチャートを参照して説明する。
【0038】先ず、除霜工程が開始されると、外気温度
検知装置20にて冷蔵庫1が設置されている室温を検知
し、18℃より高いか否かを判断する(ステップS
1)。この検知温度が18℃より高い場合(NO)、デ
フロスト(除霜動作)を開始、即ち庫内ファン7をOF
Fし、デフロストヒータ17をONする(ステップS
2)。
【0039】このとき、前記コンプレッサ12及びコン
デンシングファン23はOFFしている。
【0040】次いで、デフロストが終了するとデフロス
トヒータ17をOFFし(ステップS3)、コンプレッ
サ12の起動を3分経過するまで待つ(ステップS
4)。これはコンプレッサ12保護のためのセーフタイ
ムである。
【0041】ステップS4で3分経過した場合(YE
S)、庫内ファン7をONし(ステップS5)、コンプ
レッサの運転を開始する。
【0042】また、ステップS1で室温が18℃以下で
ある場合(YES)、お急ぎ運転を30分行う(ステッ
プS6)。このお急ぎ運転は、通常の冷却運転モードと
は別に設定したモードであり、強制的にコンプレッサ1
2と庫内ファン7をONし、コンデンシングファン23
をOFFする運転を30分継続するものである。このお
急ぎ運転によりデフロスト前に貯蔵品の温度を設定温度
より低下させる。
【0043】次いで、庫内ファン7をOFFし、デフロ
ストヒータ17をONしてデフロストを開始する(ステ
ップS7)。デフロストが終了するとデフロストヒータ
17をOFFし(ステップS8)、庫内ファン7をON
する(ステップS9)。
【0044】この様に、このデフロスト終了直後に庫内
ファン7をONし、デフロストにより加熱された蒸発器
6を冷却する事により、蒸発器6内圧を下げて、前記逆
止弁15の入口側と出口側の差圧を回復する。
【0045】これにより、コンプレッサ12始動時の液
圧縮を極力防止できる。
【0046】庫内ファン7を長時間運転すると、貯蔵品
の品質低下を招くため、約30秒〜1分程度とする。こ
の所定の30秒〜1分の時間を前記タイマ19でカウン
トし(ステップS10)、経過した場合(YES)にコ
ンプレッサ12の運転を開始する。
【0047】以上の様に、室温18℃以下でデフロスト
を行う場合、先ず、貯蔵品の品温を下げておき、デフロ
スト終了直後に庫内ファン7をONする事により、逆止
弁15の入口側及び出口側圧力に差圧が生じ、且つ貯蔵
品の品質低下も極力防止する事ができる。
【0048】次に本発明の第2実施形態を図5のフロー
チャートを参照して説明する。
【0049】尚、第1実施形態とは、3分経過したか否
かを判断するステップS4と、庫内ファン7をONする
ステップS5が相違するため、この点のみを説明する。
【0050】この第2実施形態では、ステップS3にて
デフロストが終了した後、庫内ファン7をONする(ス
テップS11)。次いで、3分経過したか否か判断し
(ステップS12)、コンプレッサ12の運転を開始す
る。
【0051】以上の如く、コンプレッサ12のセーフタ
イム中、即ちデフロスト終了から3分間に蒸発器6の温
度を下げる事より、蒸発器6内の圧力を下げる事ができ
るため、コンプレッサ12始動時の消費電力を抑える事
ができる。
【0052】一般的にデフロスト終了後のコンプレッサ
12の運転開始時規格電圧は90Vであるが、上述した
制御を行う事により、84V〜86Vを始動電圧とする
事ができ、4V〜6Vの始動電圧改善ができる。
【0053】尚、このデフロスト終了直後の庫内ファン
7ONは、セーフタイムの3分間連続運転でも良いし、
間欠運転でも良い。更には3分間より短くとも良い。次
に本発明の第3実施形態を図6のフローチャートを参照
して説明する。
【0054】尚、第1実施形態とは、所定時間の経過を
判断するステップS10が相違するため、この点のみを
説明する。
【0055】ステップS9で庫内ファン7をONした
後、蒸発器6の圧力を制御装置18に設けた圧力センサ
25にて検知し、所定圧力以下となったか否かを判断す
る(ステップS13)。蒸発器6の圧力が所定圧力以下
となった場合(YES)、コンプレッサ12の運転を開
始する。
【0056】この様に、蒸発器6の圧力を直接検知し、
逆止弁15の入口側及び出口側圧力に所定の差圧が生じ
る圧力まで下がったときにコンプレッサ12の運転を開
始するため、必要以上に暖気が冷凍室4や冷蔵室5に流
れてしまう事を防止できる。
【0057】従って、冷凍室4や冷蔵室5の貯蔵品の品
質低下を極力防止できるものである。
【0058】更に、本発明の第4実施形態を図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0059】尚、第3実施形態とは、3分経過したか否
かを判断するステップS4と、庫内ファン7をONする
ステップS5が相違するため、この点のみを説明する。
【0060】この第4実施形態では、ステップS3にて
デフロストが終了した後、庫内ファン7をONする(ス
テップS14)。次いで、3分経過したか否か判断し
(ステップS15)、コンプレッサ12の運転を開始す
る。
【0061】これは、消費電力の改善を図る制御であ
る。
【0062】次に本発明の第5実施形態を図8のフロー
チャートを参照して説明する。
【0063】尚、第1実施形態とは、所定時間の経過を
判断するステップS10が相違するため、この点のみを
説明する。
【0064】ステップS9で庫内ファン7をONした
後、蒸発器6の温度を蒸発器温度センサ21にて検知
し、所定温度以下となったか否かを判断する(ステップ
S16)。蒸発器6の温度が所定温度以下となった場合
(YES)、コンプレッサ12の運転を開始する。
【0065】この様に、圧力と比例関係にある温度を検
知し、蒸発器6温度が所定温度以下となったときにコン
プレッサ12の運転を開始するため、第3実施例や第4
実施例同様、必要以上に冷凍庫4や冷蔵庫5に暖気が流
れてしまう事を極力防止できる。
【0066】更に、蒸発器温度センサ21は、除霜終了
を検知するための必須構成部品であるため、別途圧力セ
ンサ25などを設ける必要が無く、低コストで製品を提
供する事ができる。
【0067】更に、本発明の第6実施形態を図9のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0068】尚、第5実施形態とは、3分経過したか否
かを判断するステップS4と、庫内ファン7をONする
ステップS5が相違するため、この点のみを説明する。
【0069】この第6実施形態では、ステップS3にて
デフロストが終了した後、庫内ファン7をONする(ス
テップS17)。次いで、3分経過したか否か判断し
(ステップS18)、コンプレッサ12の運転を開始す
る。
【0070】これは、消費電力の改善を図る制御であ
る。
【0071】
【発明の効果】 以上詳述した如く、本発明の請求項1
乃至請求項3では、回転式圧縮機のベーン飛びによる異
音の発生、及びベーン飛びによる圧縮効率の低下を極力
防止する事ができ、機器の信頼性の向上を図る事ができ
る。
【0072】また、請求項4の発明によると、貯蔵品の
品質を良好に保つ事ができる。
【0073】また、請求項5の発明によるとインバータ
制御の回転式圧縮機であっても、異音の発生を極力防止
し、且つ圧縮効率が低下する事も防止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備する冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】本発明を具備する冷媒回路図である。
【図3】本発明を具備する冷蔵庫の制御ブロック図であ
る。
【図4】第1実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【図5】第2実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【図6】第3実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【図7】第4実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【図8】第5実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【図9】第6実施形態を示す制御フローチャートであ
る。
【図10】従来の冷蔵庫を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 冷却貯蔵庫(冷蔵庫) 6 蒸発器 7 庫内ファン 11 凝縮器 12 回転式圧縮機(コンプレッサ) 15 逆止弁 16 差圧弁 18 制御装置 19 タイマ 20 外気温度検知装置 21 蒸発器温度センサ 25 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栢野 悟朗 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山下 克巳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 片貝 清 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 JA11 JA16 LA05 LA06 LA07 LA09 LA14 LA17 MA04 MA05 MA09 MA12 MA14 NA01 NA03 NA16 PA02 PA03 PA04 PA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルを構成する回転式圧縮機、
    凝縮器、蒸発器を備える冷却貯蔵庫と、この蒸発器の冷
    気を冷却貯蔵庫内に送風する庫内ファンと、前記蒸発器
    及び回転式圧縮機間に設けられた逆止弁と、この逆止弁
    の入口側と出口側の圧力差が所定の圧力以上となったと
    きに動作し、前記凝縮器及び蒸発器間を遮蔽する差圧弁
    と、外気温度を検知する外気温検知装置と、この外気温
    検知装置が所定温度以下のときに除霜動作が開始された
    場合、除霜動作終了後、庫内ファンの運転を開始し、所
    定時間経過後に回転式圧縮機の運転を開始することを特
    徴とする回転式圧縮機の制御装置。
  2. 【請求項2】 冷凍サイクルを構成する回転式圧縮機、
    凝縮器、蒸発器を備える冷却貯蔵庫と、この蒸発器の冷
    気を冷却貯蔵庫内に送風する庫内ファンと、前記蒸発器
    及び回転式圧縮機間に設けられた逆止弁と、この逆止弁
    の入口側と出口側の圧力が所定の圧力以上となったとき
    に動作し、前記凝縮器及び蒸発器間を遮蔽する差圧弁
    と、前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度センサと、
    外気温度を検知する外気温検知装置と、この外気温検知
    装置が所定温度以下のときに除霜動作が開始された場
    合、除霜動作終了後、庫内ファンの運転を開始し、前記
    蒸発器温度センサが所定温度以下となったとき、前記回
    転式圧縮機の運転を開始することを特徴とする回転式圧
    縮機の制御装置。
  3. 【請求項3】 冷凍サイクルを構成する回転式圧縮機、
    凝縮器、蒸発器を備える冷却貯蔵庫と、この蒸発器の冷
    気を冷却貯蔵庫内に送風する庫内ファンと、前記蒸発器
    及び回転式圧縮機間に設けられた逆止弁と、この逆止弁
    の入口側と出口側の圧力が所定の圧力以上となったとき
    に動作し、前記凝縮器及び蒸発器間を遮蔽する差圧弁
    と、前記逆止弁の入口側及び出口側の圧力を検知する圧
    力検知装置と、外気温度を検知する外気温検知装置と、
    この外気温検知装置が所定温度以下に除霜動作が開始さ
    れた場合、除霜動作終了後、庫内ファンの運転を開始
    し、前記圧力検知装置が逆止弁の入口側と出口側で所定
    の圧力差が生じたとき、前記回転式圧縮機の運転を開始
    することを特徴とする回転式圧縮機の制御装置。
  4. 【請求項4】 除霜動作開始前に、回転式圧縮機を所定
    時間強制運転させることを特徴とした請求項1乃至請求
    項3いずれか記載の回転式圧縮機の制御装置。
  5. 【請求項5】 回転式圧縮機はインバータ制御されるこ
    とを特徴とした請求項1乃至請求項4いずれか記載の回
    転式圧縮機の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105953500A (zh) * 2016-05-23 2016-09-21 广州美的华凌冰箱有限公司 冰箱的控制方法、控制装置及冰箱
CN114992952A (zh) * 2022-05-30 2022-09-02 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及控制方法

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CN105953500A (zh) * 2016-05-23 2016-09-21 广州美的华凌冰箱有限公司 冰箱的控制方法、控制装置及冰箱
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