JP2000161353A - リニアガイドブロック、リニアガイド及び移載装置 - Google Patents

リニアガイドブロック、リニアガイド及び移載装置

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JP2000161353A
JP2000161353A JP10333817A JP33381798A JP2000161353A JP 2000161353 A JP2000161353 A JP 2000161353A JP 10333817 A JP10333817 A JP 10333817A JP 33381798 A JP33381798 A JP 33381798A JP 2000161353 A JP2000161353 A JP 2000161353A
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rail
ball
guide block
block
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Hiroto Hayashi
裕人 林
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアガイドを用いて複数のフレームをスラ
イド可能に連結する構造をとる場合、その薄型化を可能
にするとともにフレームが両方向にスライドする際の最
大スライド量を広く確保する。 【解決手段】 リニアガイドブロック6の上面及び下面
にガイドレール溝9が形成され、上下のリニアガイドレ
ール5がそれぞれガイドレール溝9に連結される。リニ
アガイドブロック6には6条のボール列10,11が備
えられ、ボール列11は上下のリニアガイドレール5に
共有される構成となっており、上下のリニアガイドレー
ル5が互いに反対方向にスライドする際にボール列11
が一方向に循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアガイドブロッ
ク、リニアガイド及び移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリニアガイドとして特公
昭62−27287、特公平3−51930等に開示さ
れたものがある。即ち、図6及び図7に示すように、従
来のリニアガイド51は、1本のリニアガイドレール5
2と、そのリニアガイドレール52に対してスライド可
能に連結されるリニアガイドブロック53とからなる。
リニアガイドブロック53はボール溝54内に複数条
(例えば4条)のボール列55を備え、そのボール列5
5はレールガイド溝53a内でリニアガイドレール52
と当接している。ボール溝54はボール列55が循環で
きるように環状経路に形成され、ボール列55はレール
ガイド溝53a内でリニアガイドレール52に当接可能
に露出している。リニアガイドブロック53は、ボール
列55を構成するボールが転走することによってリニア
ガイドレール52上を移動するようになっている。
【0003】そして、このような構造のリニアガイド5
1を使用し、図8に示すような上部フレーム56が下部
フレーム57に対してスライドして左右両方向に延出可
能な移載装置を作製する場合、各フレーム56,57の
対向面にそれぞれ固定された上側及び下側のリニアガイ
ドレール52に対してそれぞれ別個のリニアガイドブロ
ック53が必要となる。このため、下側のレール52に
連結されるブロック53と、上側のレール52に連結さ
れるブロック53とを支持するブラケット58が必要と
なる。また、リニアガイドブロック53は、1本のリニ
アガイドレール52に対してスライド方向に通常2個取
り付けられる。
【0004】各リニアガイドブロック53は、ブラケッ
ト58に対して背面に形成されたネジ穴60(図7に図
示)にネジ59が螺着されることによって固定されてい
る。このため、4つのリニアガイドブロック53はブラ
ケット58に対して上下2段に、しかもスライド方向に
位置を異ならせて配置される。例えば、上側のリニアガ
イドレール52に連結された上段側の2つのリニアガイ
ドブロック53がスライド方向に隣接配置され、その両
側に下側のリニアガイドレール52に連結された下段側
の2つのリニアガイドブロック53がスライド方向に所
定の間隔を開けて配置されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のリニアガイドを使用した場合、上下2つずつのリニ
アガイドブロック53が必要であり、また各リニアガイ
ドブロック53を固定するためのブラケット58が必要
となるため薄型化が困難であった。さらに、ブラケット
58に固定するために、上側のリニアガイドブロック5
3と下側のリニアガイドブロック53とは上下に重なら
ずに配置しなければならなかった。従って、上部フレー
ム56を下部フレーム57に対して最大スライド量の位
置までにスライドさせた際、各フレーム56,57(つ
まりリニアガイドレール52,52)のオーバーラップ
量はリニアガイドブロック53の4個分(図8に図示)
が最低必要となる。このため、下部フレーム57に対す
る上部フレーム56の最大スライド量が制限されてい
た。
【0006】また、この最大スライド状態において、上
部フレーム56は上側に2個隣接配置されたリニアガイ
ドブロック53によって、その2個分の狭い範囲でのみ
支持されている。そのため、上部フレーム56がスライ
ドして延出した際、上部フレーム56にかかる前寄りの
偏心荷重によって、上部フレーム56が延出方向前端側
が下方へ傾き易くなり、これが原因で移載装置の積載荷
重が制限されてしまうという問題があった。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はリニアガイドを用いて複数のフ
レームをスライド可能に連結する構造をとる場合、薄型
化を可能にするとともにフレームが両方向にスライドす
る際の最大スライド量を広く確保することができるリニ
アガイドブロック、リニアガイド及び移載装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、リニアガイドブロック
は、複数本のリニアガイドレールをそれぞれスライド可
能に連結する複数のレールガイド溝が対向する両側に設
けられた本体と、前記本体に前記レールガイド溝の内周
側に一部露出する状態でボールを案内するように形成さ
れた複数の環状の案内通路と、前記各案内通路内を多数
のボールが転動する複数条のボール列とを備え、前記複
数条のうち少なくとも1条のボール列が、前記本体に対
して互いに反対面側に設けられた2つのレールガイド溝
に共通に露出している。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記レールガイド溝は本体の対向す
る位置に2つ設けられており、該2つのレールガイド溝
に連結される2本のリニアガイドレールの対向面に当接
するボール列が、該2つのレールガイド溝に共通に露出
する前記ボール列となっている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、2本のレールガイド溝に挟まれた中
心面に対して対称に形成されている。請求項4に記載の
発明では、リニアガイドは請求項1〜請求項3のうちい
ずれか一項に記載のリニアガイドブロックとリニアガイ
ドブロックの前記各レールガイド溝に連結可能なリニア
ガイドレールとから構成されている。
【0011】請求項5に記載の発明では、移載装置は請
求項4に記載のリニアガイドを備え、該リニアガイドに
よって複数のフレームがスライド可能に連結されてい
る。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、リニアガイド
ブロックには、その対向する両側に形成された各ガイド
レール溝に複数本のリニアガイドレールがそれぞれ連結
される。対向する2つのフレームをスライドさせるため
に、各フレームの対向面にそれぞれ取り付けられた上下
のリニアガイドレールにリニアガイドブロックは共有さ
れる。そして、リニアガイドブロックにおいて複数条の
うち少なくとも1条のボール列は上側及び下側のリニア
ガイドレールの両方に共有されるので、レールガイド溝
が対向する方向におけるリニアガイドブロックの厚みは
薄くなる。よって、リニアガイドの薄型化が可能とな
る。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、2本のリニアガイドレー
ルがリニアガイドブロックの両面に2つのレールガイド
溝にて連結される。2本のリニアガイドレールの対向面
に当接するボール列が、2本のリニアガイドレールに共
有されることでリニアガイドブロックの厚みが薄くな
る。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、リニアガイドブロックは
2本のレールガイド溝に挟まれた中心面に対して対称に
形成され、両側対応の構成とされる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、リニアガ
イドにおいて、請求項1〜請求項3に記載の発明の作用
と同様の作用が得られる。請求項5に記載の発明によれ
ば、移載装置には請求項4に記載のリニアガイドが備え
られるため、移載装置の薄型化が可能となるとともに、
必要なリニアガイドブロック数が減ることからフレーム
を両方向にスライドさせた際の最大スライド量が広くな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に従って説明する。図2に示すよう
に、本実施形態における移載装置としてのスライドフォ
ーク1は、リニアガイド2を介して上部フレーム3と下
部フレーム4とがスライド可能に連結されて構成されて
いる。リニアガイド2は、2本のリニアガイドレール5
と2個のリニアガイドブロック6とを備える。各リニア
ガイドブロック6は、2本のリニアガイドレール5に共
有されており、各リニアガイドブロック6の上下両側に
2本のリニアガイドレール5がスライド可能に連結され
ている。下部フレーム4の上面及び上部フレーム3の下
面には、それぞれ対をなす2本のリニアガイドレール5
が互いに相対する位置にスライド方向(図2では左右方
向)に延びるように取り付けられている。そして、互い
に相対する2本のリニアガイドレール5は、スライド方
向に隣接して配置された2個のリニアガイドブロック6
に、その上下両側から共通に連結されている。リニアガ
イドブロック6はブロック本体7と蓋体8とを備えてい
る。なお、ブロック本体7と蓋体8とによりリニアガイ
ドブロック6の本体が構成される。
【0016】図1に示すように、上側及び下側のリニア
ガイドレール5は同じ形状となっている。リニアガイド
ブロック6の上下両面には、2本のリニアガイドレール
5がそれぞれ連結される2つのレールガイド溝9が上下
両面にスライド方向に沿って延びるように形成されてい
る。リニアガイドブロック6には、2本のリニアガイド
レール5に当接する6条のボール列10,11が所定箇
所に設けられている。各ボール列10,11は環状経路
を循環する多数個のボールから構成されている。6条の
ボール列10,11は、各リニアガイドレール5の両側
面にそれぞれボールを当接させる計4条のボール列10
と、2本のリニアガイドレール5の底面(互いに対向す
る面)と当接する計2条のボール列11とで構成されて
いる。各ボール列10,11は、リニアガイドブロック
6に環状経路で形成された6つの案内通路12a,12
bに沿って転動するようになっている。
【0017】各案内通路12a,12bに案内されるボ
ール列10,11は、レールガイド溝9の内周面上に露
出し、この露出箇所において保持プレート13によって
保持されている。この保持プレート13はリニアガイド
ブロック6をリニアガイドレール5から外した際にボー
ルが脱落することを防止する。
【0018】両リニアガイドレール5には、各ボール列
10,11と接触する箇所にスライド方向に沿って延び
る溝14が形成され、各ボール列10,11はその溝1
4に沿って転動するようになっている。各ボール列1
0,11は、リニアガイドレール5との当接面に対して
ほぼ直交する平面内を転走するように案内通路12a,
12bによって案内される。
【0019】また、ボール列11は、2つのレールガイ
ド溝9の内周面上に共通に露出しており、その露出箇所
で上下2本のリニアガイドレール5の両方とそれぞれ対
向面にて当接している。即ち、ボール列11は上下2本
のリニアガイドレール5に対して共有されている。
【0020】図1及び図3に示すように、ボール列11
を案内する案内通路12bはブロック本体7に形成され
た2つの転動溝15と、蓋体8に形成された連絡路16
とから構成されている。なお、ボール列10を案内する
案内通路12aも同様にブロック本体7に形成された転
動路17と転動溝15(いずれも図1に示す)とが蓋体
8に形成された図示しない連絡路に連通されることによ
り形成されている。
【0021】ボール列11は、上側のリニアガイドレー
ル5と下側のリニアガイドレール5が互いに反対方向に
スライドする際に、案内通路12b内を転動して一方向
に循環するようになっている。このため、上下2本のリ
ニアガイドレール5を反対方向にスライドさせるように
使用されるのであれば、このリニアガイド2は何の支障
もなく使用することができる。
【0022】リニアガイドブロック6は、2本のレール
ガイド溝9に挟まれた中心面に対して上下対称に、また
両レールガイド溝9の底面中央を通る中心面に対して左
右対称に形成されている。レールガイド溝9に連結され
る両リニアガイドレール5も同じ形状であるため、リニ
アガイド2も上下及び左右対称の構成となっている。図
4に示すように、リニアガイド2において、上側及び下
側のリニアガイドレール5の長さをLとし、リニアガイ
ドブロック6の2個分の幅をL1とする。図4(a)に
示すような上下のリニアガイドレール5の両端が一致し
ている状態から、図4(b)に示すように上側のリニア
ガイドレール5が最大限スライドした場合には、そのス
トローク(最大スライド量)はL−L1となる。即ち、
上下2本のリニアガイドレール5のオーバーラップ量が
リニアガイドブロック6の2個分で済む。従って、この
リニアガイド2を使用して構成されるスライドフォーク
1では、上部フレーム3はより広い範囲をスライド可能
となる。
【0023】従って、この実施の形態では以下のような
効果を得ることができる。 (1) リニアガイドブロック6の上下両面にレールガ
イド溝9を形成し、ボール列11を上下のリニアガイド
レール5が共有する構成とした。この場合、上下2本の
リニアガイドレール5を1つのリニアガイドブロック6
によって直接スライド可能に連結することができる。さ
らに、ボール列11が両リニアガイドレール5に共有さ
れる構造なので、リニアガイドブロック6の高さは従来
のリニアガイドブロックより少し高くなる程度ですむ。
従って、リニアガイド2を薄型にできる。また、従来の
リニアガイドを用いて移載装置を作製する場合に必要で
あった、各リニアガイドブロックを固定するためのブラ
ケットが不要となるとともに、従来のように上下2段に
リニアガイドブロックを配置していない。従って、本発
明のリニアガイド2を使用することによりスライドフォ
ーク1を薄型化することができる。
【0024】(2) リニアガイドブロック6はスライ
ド方向に2つ配設されているだけなので、下部フレーム
4に対して上部フレーム3が最大限スライドした際のオ
ーバーラップ量がリニアガイドブロック6の2個分の幅
L1で済み、そのストロークを長くすることができる。
従って、従来届かなかった位置まで上部フレーム3をス
ライドさせることができる。
【0025】(3) リニアガイドブロック6は、2本
のレールガイド溝9に挟まれた中心面に対して上下対称
に形成されているので、リニアガイドレール5は上下同
じものが使用でき、リニアガイドブロック6をリバーシ
ブルに使用することができる。また、リニアガイドブロ
ック6は、両レールガイド溝9の底面中央を通る中心面
に対して左右対称に形成されているので、上下のリニア
ガイドレール5に共有されているボール列11には同じ
負荷がかかることになる。従って、ボール列11の片側
のみが多く摩耗してスムーズにリニアガイドブロック6
がリニアガイドレール5上を移動できなくなる虞を回避
できる。
【0026】(4) 従来のリニアガイドブロックを使
用して、上下のフレームがスライド可能な移載装置を作
製する場合、各リニアガイドブロックをネジによってブ
ラケットに組み付けていたが、その作業をする必要はな
くなる。従って、組み付け作業の手間を省くことができ
る。
【0027】なお、実施形態は前記に限定されるもので
はなく、例えば、次のように変更してもよい。 ○ 図5に示すように、2つのリニアガイドブロック6
がスライド方向において従来のオーバーラップ量となる
位置で所定の間隔をおいて配置されたものであってもよ
い。このようにすると、ストロークは従来と同じ長さで
あるが、上部フレーム3に前寄りの偏心荷重がかかって
も、その上部フレーム3を支持する範囲が従来と比較し
て広いので、移載装置を構成した場合、上部フレーム3
により大きな荷重をかけることができる。よって、移載
装置の積載許容荷重を高くすることができる。
【0028】○ リニアガイドブロック6は上下対称で
あることに限定されない。例えば、2つのレールガイド
溝9の幅や形状を異ならせ、断面形状や幅が異なる2本
のリニアガイドレール5をリニアガイドブロック6の上
下に連結できるようにしてもよい。
【0029】○ ボール列10,11の数は6条に限定
されない。例えば前記実施形態において、2つのボール
列11の間に1条増設してボール列11を3条とし、計
7条のボール列としてもよい。このようにすると、荷重
を主に3条のボール列11で支持するので、より大きな
荷重に耐えることができるリニアガイドを提供できる。
また、ボール列11は1条であってもよい。
【0030】○ レールガイド溝9の数は2つに限定さ
れない。例えば、リニアガイドブロック6の上下面にそ
れぞれ2つずつのレールガイド溝が形成されたものであ
ってもよい。この場合、上下のリニアガイドレールにボ
ール列が共有される構成であればリニアガイドを薄型に
でき、そのリニアガイドを用いた移載装置を薄型化でき
る。
【0031】○ スライドフォーク1は上下のフレーム
3,4からなる2段に限定されない。即ち、フレームを
3枚以上用いて、各フレームの間にリニアガイド2を介
在させた3段以上のスライドフォークであってもよい。
【0032】○ リニアガイド2はスライドフォーク1
に使用されることに限定されない。例えば、工作機械用
テーブルのスライド面等に使用してもよい。前記実施形
態及び別例から把握できる請求項以外の技術的思想につ
いて、以下にその効果とともに記載する。
【0033】(1) 請求項1に記載の発明において、
前記2つレールガイド溝に連結された2本のリニアガイ
ドレールの対向面に当接するボール列が、該2つのレー
ルガイド溝に共通に露出する前記ボール列となってい
る。この場合、リニアガイドブロックの両面に連結され
た両リニアガイドレールが互いに反対方向にスライド可
能となる。
【0034】(2) 請求項1又は前記(1)の技術的
思想において、前記2つのレールガイド溝に連結される
リニアガイドレールの対向面に当接する前記ボール列
は、2条以上設けられている。この場合、2本のリニア
ガイドレールをそれぞれの対向面において左右両端で支
持するので、最も効果的にボール列によってリニアガイ
ドレールをスライド可能に支持することができる。
【0035】(3) 請求項2に記載の発明において、
前記2本のリニアガイドレールの両側面にそれぞれ当接
する4条のボール列と、該2本のリニアガイドレールの
対向面に共通して当接する2条のボール列とで計6条の
ボール列を備えている。この場合、最も効果的にボール
列を配置することができる。
【0036】(4) 請求項3に記載の発明において、
リニアガイドはレールガイド溝が対向する方向と直交す
る中心面に対して左右対称に形成されている。この場
合、各ボール列には同じ負荷がかかるので、例えば左右
片方のボール列が摩耗等によってもう片方のボール列よ
りも多く擦り減って、リニアガイドブロックがリニアガ
イドレール上を円滑に移動できなくなる虞を回避でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項4
及び請求項5に記載の発明によれば、リニアガイドブロ
ックは対向する両側にリニアガイドレールを連結でき、
両側のリニアガイドレールに対してボール列が共有され
ていることにより薄型化が可能となる。従って、リニア
ガイドブロックの両側にリニアガイドレールをスライド
可能に連結して構成されるリニアガイドを薄型化できる
とともに、その最大スライド量を長くとることができ
る。よって、リニアガイドを用いて複数のフレームをス
ライド可能に連結する移載装置を作製する場合、薄型化
を可能にするとともにフレームが両方向にスライドする
際の最大スライド量を広く確保することができる。
【0038】請求項2、請求項4及び請求項5に記載の
発明よれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、リ
ニアガイドブロックは両側で2本のリニアガイドレール
によってスライド可能な構造となっているので、その構
造が簡単なものとなる。
【0039】請求項3、請求項4及び請求項5に記載の
発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効
果に加えて、リニアガイドブロックは2つのレールガイ
ド溝に挟まれた中心面に対して対称に形成されているの
で、リニアガイドブロックを両側対応にでき、同じ形状
のリニアガイドレールを上下両側に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態におけるリニアガイドの正断面
図。
【図2】 スライドフォークの部分側面図。
【図3】 リニアガイドブロックの図1におけるII−II
線断面図。
【図4】 リニアガイドの側面図を示し、(a)は上下
のリニアガイドレールの両端が一致した状態を示し、
(b)はフレームが最大限スライドした状態を示す。
【図5】 別例のリニアガイドを示す摸式側面図。
【図6】 従来におけるリニアガイドの正断面図。
【図7】 同じくリニアガイドの一部破断した斜視図。
【図8】 同じくリニアガイドを用いた移載装置の側面
図。
【符号の説明】
1…移載装置としてのスライドフォーク、2…リニアガ
イド、5…リニアガイドレール、6…リニアガイドブロ
ック、7…本体を構成するブロック本体、8…本体を構
成する蓋体、9…レールガイド溝、10…ボール列、1
1…ボール列、12a…案内通路、12b…案内通路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のリニアガイドレールをそれぞれ
    スライド可能に連結する複数のレールガイド溝が対向す
    る両側に設けられた本体と、 前記本体に前記レールガイド溝の内周側に一部露出する
    状態でボールを案内するように形成された複数の環状の
    案内通路と、 前記各案内通路内を多数のボールが転動する複数条のボ
    ール列とを備え、 前記複数条のうち少なくとも1条のボール列が、前記本
    体に対して互いに反対面側に設けられた2つのレールガ
    イド溝に共通に露出しているリニアガイドブロック。
  2. 【請求項2】 前記レールガイド溝は本体の対向する位
    置に2つ設けられており、該2つのレールガイド溝に連
    結される2本のリニアガイドレールの対向面に当接する
    ボール列が、該2つのレールガイド溝に共通に露出する
    前記ボール列となっている請求項1に記載のリニアガイ
    ドブロック。
  3. 【請求項3】 2本のレールガイド溝に挟まれた中心面
    に対して対称に形成されている請求項1又は請求項2に
    記載のリニアガイドブロック。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項
    に記載のリニアガイドブロックとリニアガイドブロック
    の前記各レールガイド溝に連結可能なリニアガイドレー
    ルとから構成されているリニアガイド。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のリニアガイドを備え、
    該リニアガイドによって複数のフレームがスライド可能
    に連結されている移載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019010746A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 日精樹脂工業株式会社 型締装置用安全カバー

Cited By (2)

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