JP2000161092A - ガス交換弁を操作する電磁アクチュエ―タの動作方法 - Google Patents
ガス交換弁を操作する電磁アクチュエ―タの動作方法Info
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクチュエータ及びガス交換弁の長い寿命、
及び確実な継続動作を保証する、ガス交換弁を操作する
電磁アクチュエータの動作方法を提供する。 【解決手段】 １．ガス交換弁を操作する電磁アクチュ
エータの動作方法。 ２．１．それぞれ接極子に作用する電磁石を有する周知
の電磁アクチュエータにおいて、システムパラメータの
動作によって引起こされる変動は、誤動作及びアクチュ
エータの増加した磨耗に通じることがある。新しい方法
は、一層確実な継続動作を可能にするようにする。 ２．２．本発明によれば、ガス交換弁（５）の加速度経
過（ａ）が、加速度センサ（４）によって検出され、か
つ接極子を捕獲する電磁石（２，３）へのエネルギー供
給が、ガス交換弁（５）の加速度経過（ａ）に依存して
制御される。このようにして障害量によって引起こされ
る運動エネルギーの損失が補償することができるので、
接極子（１）は、これを捕獲する電磁石（２，３）に所
定の速度で当たる。 ２．３．内燃機関におけるガス交換弁の操作。
及び確実な継続動作を保証する、ガス交換弁を操作する
電磁アクチュエータの動作方法を提供する。 【解決手段】 １．ガス交換弁を操作する電磁アクチュ
エータの動作方法。 ２．１．それぞれ接極子に作用する電磁石を有する周知
の電磁アクチュエータにおいて、システムパラメータの
動作によって引起こされる変動は、誤動作及びアクチュ
エータの増加した磨耗に通じることがある。新しい方法
は、一層確実な継続動作を可能にするようにする。 ２．２．本発明によれば、ガス交換弁（５）の加速度経
過（ａ）が、加速度センサ（４）によって検出され、か
つ接極子を捕獲する電磁石（２，３）へのエネルギー供
給が、ガス交換弁（５）の加速度経過（ａ）に依存して
制御される。このようにして障害量によって引起こされ
る運動エネルギーの損失が補償することができるので、
接極子（１）は、これを捕獲する電磁石（２，３）に所
定の速度で当たる。 ２．３．内燃機関におけるガス交換弁の操作。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ
が、互いに対向する２つの電磁石により接極子を介し
て、少なくとも１つの弁ばねの力に抗してガス交換弁に
作用する、ガス交換弁を操作する電磁アクチュエータの
動作方法に関する。
が、互いに対向する２つの電磁石により接極子を介し
て、少なくとも１つの弁ばねの力に抗してガス交換弁に
作用する、ガス交換弁を操作する電磁アクチュエータの
動作方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような方法は、例えばヨーロッパ特
許出願公開第０７１７１７２号明細書により公知であ
る。公知の方法において、内燃機関のガス交換弁は、電
磁アクチュエータによって操作される。これは、互いに
対向する２つの電磁石を有し、これらの電磁石の間にお
いて、ガス交換弁に作用結合された接極子が、電磁石の
交互の電流流通によって往復運動する。その際、アクチ
ュエータは、行程センサによって検出されるガス交換弁
の瞬時位置にしたがって、内燃機関のピストンへのガス
交換弁の衝突を回避するように制御される。
許出願公開第０７１７１７２号明細書により公知であ
る。公知の方法において、内燃機関のガス交換弁は、電
磁アクチュエータによって操作される。これは、互いに
対向する２つの電磁石を有し、これらの電磁石の間にお
いて、ガス交換弁に作用結合された接極子が、電磁石の
交互の電流流通によって往復運動する。その際、アクチ
ュエータは、行程センサによって検出されるガス交換弁
の瞬時位置にしたがって、内燃機関のピストンへのガス
交換弁の衝突を回避するように制御される。
【０００３】障害量、例えば内燃機関の燃焼室内におけ
る摩擦、温度及び圧力のような、しかし潤滑剤の粘度変
化及びアクチュエータ又はガス交換弁の汚れのようなと
くに動作によって引起こされるシステムパラメータの変
動が、アクチュエータの誤動作又はアクチュエータにお
ける増加した磨耗を引起こすことがあることは、その際
に不利とわかった。したがってアクチュエータの確実な
継続動作は保証されていない。
る摩擦、温度及び圧力のような、しかし潤滑剤の粘度変
化及びアクチュエータ又はガス交換弁の汚れのようなと
くに動作によって引起こされるシステムパラメータの変
動が、アクチュエータの誤動作又はアクチュエータにお
ける増加した磨耗を引起こすことがあることは、その際
に不利とわかった。したがってアクチュエータの確実な
継続動作は保証されていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アク
チュエータ及びガス交換弁の長い寿命、及び確実な継続
動作を保証する、特許請求の範囲第１項の上位概念に記
載の方法を提供することにある。
チュエータ及びガス交換弁の長い寿命、及び確実な継続
動作を保証する、特許請求の範囲第１項の上位概念に記
載の方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、特許請求の範囲第１項の特徴部分における特徴に
よって次のようにして解決される。すなわちガス交換弁
の加速度経過が、加速度センサによって検出され、かつ
接極子を捕獲する電磁石へのエネルギー供給が、ガス交
換弁の加速度経過に依存して制御される。有利な構成及
び変形は、特許請求の範囲従属請求項から明らかであ
る。
題は、特許請求の範囲第１項の特徴部分における特徴に
よって次のようにして解決される。すなわちガス交換弁
の加速度経過が、加速度センサによって検出され、かつ
接極子を捕獲する電磁石へのエネルギー供給が、ガス交
換弁の加速度経過に依存して制御される。有利な構成及
び変形は、特許請求の範囲従属請求項から明らかであ
る。
【０００６】本発明によれば、ガス交換弁の加速度経過
は、加速度センサ（これは、ガス交換弁に又はガス交換
弁とともに動くアクチュエータの部分に、例えば接極子
に取付けることができる。）によって検出され、かつ接
極子を捕獲する電磁石へのエネルギー供給が、ガス交換
弁の加速度経過に依存して制御される。
は、加速度センサ（これは、ガス交換弁に又はガス交換
弁とともに動くアクチュエータの部分に、例えば接極子
に取付けることができる。）によって検出され、かつ接
極子を捕獲する電磁石へのエネルギー供給が、ガス交換
弁の加速度経過に依存して制御される。
【０００７】本発明による方法は、次の利点を有する： ・ガス交換弁の加速度経過は、接極子及びガス交換弁に
作用する力の尺度であり、かつそれ故に接極子及びガス
交換弁の運動学の制御のためにきわめて良好に使用する
ことができる。 ・ガス交換弁の加速度経過から、時間に関する１度又は
２度の積分によって簡単に、ガス交換弁の速度又は位置
の経過が検出でき、かつこれを捕獲する電磁石への接極
子の及び弁座内へのガス交換弁の衝突速度を制御するた
めに使用することができる。積分によって達成されるフ
ィルタ作用に基づいて、その際、加速度経過の値に重畳
される場合によっては生じる雑音の貢献が抑圧される。 ・ガス交換弁が動く行程に関する又は時間に関する加速
度経過の積分によって、妨害量に依存する制御量が得ら
れ、それにより妨害量を保証するためのアクチュエータ
のエネルギー需要が検出できる。したがって妨害量が、
とくにガス交換弁の開く時点に内燃機関の燃焼室内に支
配的な燃焼室内圧に抗して果たさなければならない摩擦
による又は機械的動作によるエネルギー損失が、動作の
間に変動するときにも、障害のない動作が保証される。 ・これを捕獲する電磁石への接極子の衝突速度の制御に
よって、アクチュエータにおける磨耗、及びこれにより
引起こされる騒音発生が最小にされる。同時にそれぞれ
の電磁石に、確実な動作のために必要な量のエネルギー
しか供給されないので、アクチュエータのエネルギー消
費量が最小になる。
作用する力の尺度であり、かつそれ故に接極子及びガス
交換弁の運動学の制御のためにきわめて良好に使用する
ことができる。 ・ガス交換弁の加速度経過から、時間に関する１度又は
２度の積分によって簡単に、ガス交換弁の速度又は位置
の経過が検出でき、かつこれを捕獲する電磁石への接極
子の及び弁座内へのガス交換弁の衝突速度を制御するた
めに使用することができる。積分によって達成されるフ
ィルタ作用に基づいて、その際、加速度経過の値に重畳
される場合によっては生じる雑音の貢献が抑圧される。 ・ガス交換弁が動く行程に関する又は時間に関する加速
度経過の積分によって、妨害量に依存する制御量が得ら
れ、それにより妨害量を保証するためのアクチュエータ
のエネルギー需要が検出できる。したがって妨害量が、
とくにガス交換弁の開く時点に内燃機関の燃焼室内に支
配的な燃焼室内圧に抗して果たさなければならない摩擦
による又は機械的動作によるエネルギー損失が、動作の
間に変動するときにも、障害のない動作が保証される。 ・これを捕獲する電磁石への接極子の衝突速度の制御に
よって、アクチュエータにおける磨耗、及びこれにより
引起こされる騒音発生が最小にされる。同時にそれぞれ
の電磁石に、確実な動作のために必要な量のエネルギー
しか供給されないので、アクチュエータのエネルギー消
費量が最小になる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を引用して実施
例により詳細に説明する。
例により詳細に説明する。
【０００９】図１によれば、アクチュエータは、接極子
１と一緒に動くガス交換弁５の押し棒に作用結合された
接極子１、閉鎖磁石として作用する電磁石２、及び開き
磁石として作用する別の電磁石３を含み、この電磁石
は、閉鎖磁石２から押し棒長手軸線の方向に間隔を置い
て配置されている。電磁石２、３は、ハウジング部分７
によって互いに結合されており、かつ内燃機関９の燃焼
室９０を覆うシリンダヘッド部分に取付けられており；
これらは、それぞれ１つの励磁コイル２０又は３０、及
び互いに対向する磁極面２１又は３１を有し、これらの
磁極面の間において接極子１は、両方の電磁石２、３
の、すなわち励磁コイル２０又は３０の交互の電流流通
によって往復運動させられる。逆方向に作用する２つの
弁ばね６０、６１は、励磁コイル２１、３１の電流のな
い状態において接極子１が、電磁石２、３の磁極面２
１、３１の間のほぼ中央における平衡位置に固定保持さ
れるようにする。電磁石２、３は、制御線８１、８２を
介して制御ユニット８によって制御され、この制御ユニ
ットは、さらに破線で暗示した信号線８０を介して加速
度センサ４に結合されており、この加速度センサからこ
の制御ユニットは、測定値としてガス交換弁５の加速度
経過に関する情報を受取る。制御ユニット８は、検出さ
れた測定値を処理する準備ユニット、準備ユニットの後
に接続された操作量を発生する操作装置、及び操作量に
したがって電磁石２、３を制御する最終段を含む。制御
ユニット８、及び本実施例においてガス交換弁５に取付
けられているがガス交換弁５と一緒に動くアクチュエー
タのそれぞれ別の部分に、例えば接極子１に取付けても
よい加速度センサ４は、一緒になってこれを捕獲する電
磁石２又は３への接極子１の衝突速度を制御する制御回
路を形成している。
１と一緒に動くガス交換弁５の押し棒に作用結合された
接極子１、閉鎖磁石として作用する電磁石２、及び開き
磁石として作用する別の電磁石３を含み、この電磁石
は、閉鎖磁石２から押し棒長手軸線の方向に間隔を置い
て配置されている。電磁石２、３は、ハウジング部分７
によって互いに結合されており、かつ内燃機関９の燃焼
室９０を覆うシリンダヘッド部分に取付けられており；
これらは、それぞれ１つの励磁コイル２０又は３０、及
び互いに対向する磁極面２１又は３１を有し、これらの
磁極面の間において接極子１は、両方の電磁石２、３
の、すなわち励磁コイル２０又は３０の交互の電流流通
によって往復運動させられる。逆方向に作用する２つの
弁ばね６０、６１は、励磁コイル２１、３１の電流のな
い状態において接極子１が、電磁石２、３の磁極面２
１、３１の間のほぼ中央における平衡位置に固定保持さ
れるようにする。電磁石２、３は、制御線８１、８２を
介して制御ユニット８によって制御され、この制御ユニ
ットは、さらに破線で暗示した信号線８０を介して加速
度センサ４に結合されており、この加速度センサからこ
の制御ユニットは、測定値としてガス交換弁５の加速度
経過に関する情報を受取る。制御ユニット８は、検出さ
れた測定値を処理する準備ユニット、準備ユニットの後
に接続された操作量を発生する操作装置、及び操作量に
したがって電磁石２、３を制御する最終段を含む。制御
ユニット８、及び本実施例においてガス交換弁５に取付
けられているがガス交換弁５と一緒に動くアクチュエー
タのそれぞれ別の部分に、例えば接極子１に取付けても
よい加速度センサ４は、一緒になってこれを捕獲する電
磁石２又は３への接極子１の衝突速度を制御する制御回
路を形成している。
【００１０】アクチュエータの始動のために一方の電磁
石２、３は、相応する励磁コイル２０又は３０への励磁
電圧の印加により電流を流通させられ、すなわち投入さ
れ、又は振動過程が初期設定され、それにより接極子１
は、立上がり振動時間の後に、閉鎖磁石２の磁極面２１
又は開き磁石３の磁極面３１に当たるために、まず電磁
石２、３の交互の電流流通によって振動させられる。
石２、３は、相応する励磁コイル２０又は３０への励磁
電圧の印加により電流を流通させられ、すなわち投入さ
れ、又は振動過程が初期設定され、それにより接極子１
は、立上がり振動時間の後に、閉鎖磁石２の磁極面２１
又は開き磁石３の磁極面３１に当たるために、まず電磁
石２、３の交互の電流流通によって振動させられる。
【００１１】閉じたガス交換弁５において、接極子１
は、閉鎖磁石２の磁極面２１に接触しており、かつこれ
は、閉鎖磁石２に電流が流通するかぎり、この位置に固
定保持される。ガス交換弁５を開くために、閉鎖磁石２
は遮断され、かつ続いて開き磁石３が投入される。時間
ｔに関するガス交換弁５の加速度経過ａを、したがって
接極子１及びガス交換弁５に作用する力の経過を示す図
２ａによれば、このことは、時点ｔ０に行なわれる。そ
れからガス交換弁５は、続いて時点ｔ１にゼロにまで低
下するために、開き方向に緊張解除される弁ばね６０に
よって最大値にまで加速される。この時点にガス交換弁
５は、その平衡位置にあり、この平衡位置において接極
子１に作用する弁ばね６０、６１のばね力は、同じ大き
さであり、かつこの平衡位置において図２ｂによればガ
ス交換弁５の速度ｖは、その最大値を受取る。その大き
な運動エネルギーに基づいて、ガス交換弁５は、平衡位
置を越えて加速されるが、閉鎖方向に作用する弁ばね６
１により制動されるので、接極子１は、時点ｔ２に低い
速度ｖで開き磁石３の磁極面３１に当たり、かつここに
おいて開き磁石３の遮断まで固定保持される。接極子１
を捕獲する開き磁石３の電流流通により、その飛行の間
に接極子１に、場合によっては存在する摩擦損失にもか
かわらず、開き磁石３の磁極面３１に接極子が到達する
程度の運動エネルギーが供給される。
は、閉鎖磁石２の磁極面２１に接触しており、かつこれ
は、閉鎖磁石２に電流が流通するかぎり、この位置に固
定保持される。ガス交換弁５を開くために、閉鎖磁石２
は遮断され、かつ続いて開き磁石３が投入される。時間
ｔに関するガス交換弁５の加速度経過ａを、したがって
接極子１及びガス交換弁５に作用する力の経過を示す図
２ａによれば、このことは、時点ｔ０に行なわれる。そ
れからガス交換弁５は、続いて時点ｔ１にゼロにまで低
下するために、開き方向に緊張解除される弁ばね６０に
よって最大値にまで加速される。この時点にガス交換弁
５は、その平衡位置にあり、この平衡位置において接極
子１に作用する弁ばね６０、６１のばね力は、同じ大き
さであり、かつこの平衡位置において図２ｂによればガ
ス交換弁５の速度ｖは、その最大値を受取る。その大き
な運動エネルギーに基づいて、ガス交換弁５は、平衡位
置を越えて加速されるが、閉鎖方向に作用する弁ばね６
１により制動されるので、接極子１は、時点ｔ２に低い
速度ｖで開き磁石３の磁極面３１に当たり、かつここに
おいて開き磁石３の遮断まで固定保持される。接極子１
を捕獲する開き磁石３の電流流通により、その飛行の間
に接極子１に、場合によっては存在する摩擦損失にもか
かわらず、開き磁石３の磁極面３１に接極子が到達する
程度の運動エネルギーが供給される。
【００１２】ガス交換弁５を改めて閉じるために、開き
磁石３は遮断され、かつ閉鎖磁石２は、続いて再び投入
される。それにより接極子１は、閉鎖磁石２の磁極面２
１に向かって動かされ、かつここに固定保持される。
磁石３は遮断され、かつ閉鎖磁石２は、続いて再び投入
される。それにより接極子１は、閉鎖磁石２の磁極面２
１に向かって動かされ、かつここに固定保持される。
【００１３】動作パラメータが変化した際に、−例えば
場合によってはガス交換弁５の開きの時点ｔ０に燃焼室
６０内に支配的な燃焼室内圧に抗して果たさなければな
らない摩擦又は機械的動作によるエネルギー損失のよう
なとくに妨害量の発生又は変動の際に−、接極子１が、
あまりに高い速度でそれぞれの磁極面２１又は３１に当
たり、又はこれに全く到達しないことを避けるために、
接極子１を捕獲するそれぞれの電磁石２又は３へのエネ
ルギー供給を制御することが必要である。このことは、
時点ｔに依存するガス交換弁５の加速度経過ａを加速度
センサ４によって検出し、かつ接極子１を捕獲する電磁
石２又は３へのエネルギー供給を加速度経過ａに依存し
て制御ユニット８によって制御することによって達成さ
れる。
場合によってはガス交換弁５の開きの時点ｔ０に燃焼室
６０内に支配的な燃焼室内圧に抗して果たさなければな
らない摩擦又は機械的動作によるエネルギー損失のよう
なとくに妨害量の発生又は変動の際に−、接極子１が、
あまりに高い速度でそれぞれの磁極面２１又は３１に当
たり、又はこれに全く到達しないことを避けるために、
接極子１を捕獲するそれぞれの電磁石２又は３へのエネ
ルギー供給を制御することが必要である。このことは、
時点ｔに依存するガス交換弁５の加速度経過ａを加速度
センサ４によって検出し、かつ接極子１を捕獲する電磁
石２又は３へのエネルギー供給を加速度経過ａに依存し
て制御ユニット８によって制御することによって達成さ
れる。
【００１４】そのために本発明による方法の第１の構成
において、制御ユニット８において、加速度経過ａから
時間ｔに関する積分によって図２ｂに示すガス交換弁５
の速度ｖの時間に関する経過が検出され、速度経過ｖか
ら時間ｔに関するもう１度の積分によって図２ｃに示し
たガス交換弁５の位置ｘの時間に関する経過ａが検出さ
れ、かつこれから位置ｘの関数としての加速度経過が判
定される。位置ｘに依存するこの加速度経過ａからガス
交換弁５が後にした行程、すなわち位置ｘに関する積分
によって、制御量が形成され、この制御量は、位置に依
存する経過を有し、かつこの制御量は、ガス交換弁５の
運動エネルギーに比例している。この制御量は、接極子
１を捕獲する電磁石２又は３へのエネルギー供給の制御
によって、目標値に制御され、この目標値は、ガス交換
弁５の位置ｘに依存するあらかじめ定義される目標値特
性曲線によって設けられており、すなわち制御量の経過
は、目標値特性曲線の経過に追従制御される。そのため
に制御量は、目標値と比較され、かつそれぞれの電磁石
２又は３は、制御量と目標値との間の差にしたがって制
御される。その際、目標値特性曲線は、接極子１がほぼ
０．３ｍ／ｓの所定の速度でこれを捕獲する電磁石２又
は３に当たり、かつ接極子１又はガス交換弁５に障害が
作用しないときに、制御量の経過に対して得られる特性
曲線をなしている。それ故に制御量と目標値との間の差
は、障害量によって引起こされる運動エネルギーの損失
に対する尺度なので、制御量の制御によって接極子１
に、運動エネルギーのこの損失を補償する程度の運動エ
ネルギーが供給され、すなわち接極子１は、それぞれ電
流の流通した電磁石２又は３から、接極子がそれにより
確実に捕獲されるが、その磁極面２１又は３１に所定の
速度より高い速度ｖで当たらない程度の運動エネルギー
を受取る。
において、制御ユニット８において、加速度経過ａから
時間ｔに関する積分によって図２ｂに示すガス交換弁５
の速度ｖの時間に関する経過が検出され、速度経過ｖか
ら時間ｔに関するもう１度の積分によって図２ｃに示し
たガス交換弁５の位置ｘの時間に関する経過ａが検出さ
れ、かつこれから位置ｘの関数としての加速度経過が判
定される。位置ｘに依存するこの加速度経過ａからガス
交換弁５が後にした行程、すなわち位置ｘに関する積分
によって、制御量が形成され、この制御量は、位置に依
存する経過を有し、かつこの制御量は、ガス交換弁５の
運動エネルギーに比例している。この制御量は、接極子
１を捕獲する電磁石２又は３へのエネルギー供給の制御
によって、目標値に制御され、この目標値は、ガス交換
弁５の位置ｘに依存するあらかじめ定義される目標値特
性曲線によって設けられており、すなわち制御量の経過
は、目標値特性曲線の経過に追従制御される。そのため
に制御量は、目標値と比較され、かつそれぞれの電磁石
２又は３は、制御量と目標値との間の差にしたがって制
御される。その際、目標値特性曲線は、接極子１がほぼ
０．３ｍ／ｓの所定の速度でこれを捕獲する電磁石２又
は３に当たり、かつ接極子１又はガス交換弁５に障害が
作用しないときに、制御量の経過に対して得られる特性
曲線をなしている。それ故に制御量と目標値との間の差
は、障害量によって引起こされる運動エネルギーの損失
に対する尺度なので、制御量の制御によって接極子１
に、運動エネルギーのこの損失を補償する程度の運動エ
ネルギーが供給され、すなわち接極子１は、それぞれ電
流の流通した電磁石２又は３から、接極子がそれにより
確実に捕獲されるが、その磁極面２１又は３１に所定の
速度より高い速度ｖで当たらない程度の運動エネルギー
を受取る。
【００１５】本発明による方法の別の構成において、制
御量は、制御ユニット８において時間ｔに関するガス交
換弁５の加速度経過ａの積分によって発生される。それ
故に制御量の経過は、時間ｔの関数であり、かつ本発明
による方法の第１の構成の場合におけるように、この時
に時間に依存した所定の目標値特性曲線に追従制御さ
れ、この目標値特性曲線は、前記の場合におけるよう
に、接極子１が所定の速度ｖでこれを捕獲する電磁石２
又は３に当たり、かつ接極子１又はガス交換弁５に障害
が作用しないときに、制御量の経過に対して得られる特
性曲線をなしている。制御量のこの様式の制御によって
も、接極子１を捕獲する電磁石２又は３に、接極子１が
それぞれの電磁石２又は３によって確実に捕獲され、か
つこれにあまりに高い速度で当たらない程度のエネルギ
ーが供給される。
御量は、制御ユニット８において時間ｔに関するガス交
換弁５の加速度経過ａの積分によって発生される。それ
故に制御量の経過は、時間ｔの関数であり、かつ本発明
による方法の第１の構成の場合におけるように、この時
に時間に依存した所定の目標値特性曲線に追従制御さ
れ、この目標値特性曲線は、前記の場合におけるよう
に、接極子１が所定の速度ｖでこれを捕獲する電磁石２
又は３に当たり、かつ接極子１又はガス交換弁５に障害
が作用しないときに、制御量の経過に対して得られる特
性曲線をなしている。制御量のこの様式の制御によって
も、接極子１を捕獲する電磁石２又は３に、接極子１が
それぞれの電磁石２又は３によって確実に捕獲され、か
つこれにあまりに高い速度で当たらない程度のエネルギ
ーが供給される。
【図１】アクチュエータを制御する制御ユニットを有す
る電磁アクチュエータによって操作されるガス交換弁を
示す図である。
る電磁アクチュエータによって操作されるガス交換弁を
示す図である。
【図２】障害のない動作に対するガス交換弁の加速度
（図２ａ）、速度（図２ｂ）及び位置（図２ｃ）の経過
を含む線図である。
（図２ａ）、速度（図２ｂ）及び位置（図２ｃ）の経過
を含む線図である。
１ 接極子 ２ 電磁石 ３ 電磁石 ４ 加速度センサ ５ ガス交換弁 ６０ 弁ばね ６１ 弁ばね ａ 加速度経過
Claims (5)
- 【請求項１】 アクチュエータが、互いに対向する２つ
の電磁石（２，３）により接極子（１）を介して、少な
くとも１つの弁ばね（６０，６１）の力に抗してガス交
換弁（５）に作用する、ガス交換弁（５）を操作する電
磁アクチュエータの動作方法において、ガス交換弁
（５）の加速度経過（ａ）が、加速度センサ（４）によ
って検出され、かつ接極子を捕獲する電磁石（２，３）
へのエネルギー供給が、ガス交換弁（５）の加速度経過
（ａ）に依存して制御されることを特徴とする、ガス交
換弁（５）を操作する電磁アクチュエータの動作方法。 - 【請求項２】 ガス交換弁（５）の位置（ｘ）が、ガス
交換弁（５）の加速度経過（ａ）から検出され、ガス交
換弁（５）の加速度経過（ａ）の積分によりガス交換弁
（５）が後にした行程を介して、制御量が形成され、か
つ制御量の経過が、接極子（１）を捕獲する電磁石
（２，３）へのエネルギー供給の制御により、あらかじ
め定義された目標値特性曲線に追従制御されることを特
徴とする、請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 時間に関するガス交換弁（５）の加速度
経過（ａ）の積分により、時間に依存する制御量が形成
され、かつ制御量の経過が、接極子（１）を捕獲する電
磁石（２，３）へのエネルギー供給の制御により、あら
かじめ定義された目標値特性曲線に追従制御されること
を特徴とする、請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】 制御量の経過が目標値特性曲線に追従す
る際に、接極子（１）が、所定の速度でこれを捕獲する
電磁石（２，３）に当たるように、目標値特性曲線があ
らかじめ定義されることを特徴とする、請求項２又は３
に記載の方法。 - 【請求項５】 内燃機関におけるガス交換弁（５）を操
作するための、請求項１ないし４の１つに記載の方法の
利用。
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