JP2000160492A - 製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物 - Google Patents

製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物

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JP2000160492A
JP2000160492A JP10376075A JP37607598A JP2000160492A JP 2000160492 A JP2000160492 A JP 2000160492A JP 10376075 A JP10376075 A JP 10376075A JP 37607598 A JP37607598 A JP 37607598A JP 2000160492 A JP2000160492 A JP 2000160492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製紙面が平滑で緯糸方向の繊維支持性を向上
させる。 【解決手段】 製紙面側緯糸を製紙面側にロングクリン
プを形成する組織とし、製紙面側緯糸間に配置した補助
緯糸を2本1組で形成し、個々の補助緯糸を製紙面側に
ロングクリンプを形成するとともに接結機能を有する組
織とし、2本1組で製紙面側経糸1本ごとに製紙面側の
ロングクリンプを形成するか、全ての製紙面側経糸の上
側にクリンプを形成する組織とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製紙用織物に関し、特に
は抄紙用織物に関する。
【0002】
【従来の技術】製紙方法は周知の技術であって、まずパ
ルプ繊維等を含む製紙原料が、ヘッドボックスからエン
ドレスに形成されて抄紙機のロール間に掛け入れられ走
行している抄紙用織物上に供給される。抄紙用織物の原
料が供給される側が製紙面、その反対側が走行面であ
る。供給された原料は抄紙用織物の走行にともなって移
動し、移動中に織物の走行面側に設置されたサクション
ボックスやフォイル等の脱水装置によって、水分が除去
され、湿紙が形成される。すなわち抄紙用織物がフィル
ターとして機能し、パルプ繊維と水を分離するのであ
る。この抄紙ゾーンで形成された湿紙は、次にプレスゾ
ーンとドライヤーゾーンに移送される。プレスゾーンで
は、湿紙は抄紙用フェルトによって移送され製紙用フェ
ルトとともにプレスロール間でニップ圧によって搾水さ
れ、さらに水分が除去される。ドライヤーゾーンでは、
湿紙は抄紙用キャンバスによって移送され、乾燥されて
紙が製造される。
【0003】製紙用織物は、合成樹脂モノフイラメント
等の経糸、緯糸を用いて織機で製織される。無端状に形
成するには周知の織継やピンシーム等によって無端状に
形成されるか、袋織り織機により製織の段階で無端状に
形成される。袋織りの場合は織機上と使用時では経糸と
緯糸の関係が逆になる。本明細書にて、経糸とは製紙機
械の機械方向すなわち織物の進行方向に伸びている糸で
あり、緯糸とは製紙機械の機械横断方向すなわち織物の
巾方向に伸びている糸である。
【0004】製紙用織物、特に抄紙用織物に対しては従
来より多くの要求がある。表面平滑性の向上、紙のワイ
ヤーマーク発生防止、製紙の歩留まりの向上、良好なろ
水性、耐摩耗性、寸法安定性、走行安定性等である。近
年、抄紙スピードの高速化、中性抄造の増加、填料の使
用量の増加、製紙会社のコストダウン政策にともない、
上記要求に対しての早期解決が強く望まれている。
【0005】抄紙スピードが高速になると、必然的に脱
水スピードが高速になり、脱水力も強力になる。製紙原
料は抄紙用織物を介して脱水されるのであるから、水分
は抄紙用織物の糸間に形成されている網目を通って除去
されるのである。これがろ水空間である。ところが、製
紙原料から除去されるのは水分だけではなく、細かい繊
維や填料等も一緒に抜け出てしまい、リテンション(製
紙の歩留まり)が低下してしまうのである。また、織物
上に残って形成された湿紙も脱水力によって、織物製紙
面に押しつけられるため、糸が存在している部分では、
糸が湿紙にくい込み、逆に糸が存在しない網目間では湿
紙が網目間にくい込んで、湿紙表面上に糸と網目のマー
クを発生させてしまうのである。
【0006】また、網目間には繊維がより滞留するため
に繊維密度が過密になり、繊維密度の粗密も発生する。
これがワイヤーマーク、ろ水マークと呼ばれるものであ
る。また、繊維の滞留が発生するとろ水性が低下し過剰
な脱水が必要となって悪循環となり、紙の地合、印刷適
正等の紙の品質に影響を及ぼす。また、湿紙のくい込み
が大きくなったり、繊維のささり込みが発生すると湿紙
をフェルトへ移送する場合の湿紙剥離性が悪くなってし
まうという問題も発生してしまう。ワイヤーマークを完
全に無くすことは不可能であるが、これを極力小さく目
立たなくするために、織物の製紙面を細かくして繊維支
持性と平滑性の向上を図らなくてはならない。脱水スピ
ードが高速になり脱水力が強力になると当然繊維の抜け
やワイヤーマークの発生は顕著になるため、さらなる向
上が必要となる。また、繊維は織物走行方向に配向する
ため、特に緯糸の繊維支持性を向上させることが非常に
重要になるのである。
【0007】また、高速の条件下で良好に脱水するため
には優れたろ水性が要求される。優れたろ水性を有すれ
ば、脱水の真空圧を抑えることができ、前述した網目間
への繊維のもぐり込みや抜けが少なくなり、ワイヤーマ
ークの発生をなくし、リテンションを向上させることが
可能となるのである。また、抄紙スピードが高速になる
と、ロール回転部等で織物に含まれている水が飛び散っ
て水しぶきが発生し、その水滴が湿紙に落ちてマークを
発生させてしまう問題も起きてくるため、織物の保水性
を小さくすることも要求されてくる。
【0008】一方、中性抄造の増加は耐摩耗性の向上に
対する要求をさらに強いものとすることになった。中性
抄造は填料として炭酸カルシウムを使用することが多
く、走行面の糸を激しく摩耗させるのである。また、抄
紙スピードの高速化や繊維の滞留によるろ水性低下にと
もなう過剰脱水が条件をさらに過酷にする。耐摩耗性を
向上させるためには、織物組織を緯糸摩耗型の組織にし
たり、糸の材質を変更したりという対策がとられてい
る。
【0009】一般的に使用中の織物の耐摩耗性の向上と
姿勢安定性の維持の点からは、織物の緯糸に耐摩耗作用
を受け持たせることが好ましい。経糸が摩耗すると当然
のことではあるが、引張強度が低下して織物の寸法が伸
び、さらに摩耗して経糸が摩耗切断すると織物自体が切
断してしまって使用寿命が尽きてしまうからである。ま
た、耐摩耗性の優れているポリアミドモノフイラメント
を緯糸に使用することも試みらているが、この試みは織
物の構造自体を改善するものではなく、単に使用する材
料の性質を利用するだけであって、画期的効果は得られ
ず、反面ポリアミドモノフイラメントを用いた織物は姿
勢安定性が悪いという欠点があった。また、走行面の緯
糸に太い糸を使用する事も試みられたが、経糸と緯糸の
バランスが崩れ、クリンプ性が悪化してワイヤーマーク
発生の原因となる等の欠点があり実用上問題があった。
【0010】紙のワイヤーマークの発生を防止するため
には経糸および緯糸の本数密度を増やし、繊維の支持性
を向上させることが考えられるが、そのためには経糸、
緯糸の線径を細くする必要がある。しかし、現在一般的
に使用されている周知の経糸1重緯糸2重織物では線径
を細くすると耐摩耗性、剛性、姿勢安定性が低下してし
まう。このように、製紙用織物は、耐摩耗性や剛性を向
上させようと線径を太くすると表面性が損なわれ、紙に
ワイヤーマークが発生してしまうし、逆に表面性を向上
させようと線径を細くして本数密度を増やすと耐摩耗性
や剛性が低下してしまうというように、いわば相反する
問題を抱えていた。
【0011】上述の問題を解決するために製紙面側と走
行面側とをそれぞれ別々の経糸、緯糸を用いて構成し
て、両層の織物を接結糸によって一体化させた織物での
試みもなされている。すなわち、製紙面側織物には線径
の小さい経糸、緯糸を使用して緻密な製紙面を形成し、
走行面側織物には線径の大きい経糸、緯糸を使用して耐
摩耗性の大きい走行面を形成するのである。しかしなが
ら、これも必ずしも満足いくものではなかった。なぜな
らば接結糸と製紙面側の糸とが交差する接結部におい
て、接結糸が製紙面側織物を走行面側に引き込むために
製紙面側織物表面に凹みが発生し、実際に紙を抄いた時
にこの凹みのマークを紙に転写するようにワイヤーマー
クとして発生させてしまうのである。
【0012】また、この凹みを極力少なくするために、
接結糸の線径を小さくしたり接結糸の本数を少なくする
と、接結力が弱くなってしまうため、接結糸が製紙面側
織物と走行面側織物の間で揉まれて内部摩耗が起こり、
さらに接結力が弱くなって製紙面側織物と走行面側織物
の間に隙間が発生したり分離してしまうという問題が発
生し、すぐに使用寿命が尽きてしまった。ところで、効
果的に繊維の支持性を向上させ、紙にワイヤーマークを
発生させずに、良質な紙を抄造するためには、好適には
緯糸で繊維を支持する必要がある。なぜならば、一般的
にヘッドボックスから抄紙用織物上に供給されるパルプ
繊維は機械方向、すなわち経糸方向に配向するからであ
る。経糸間の凹みを緯糸で分断して繊維を支持してやる
ことにより、繊維が経糸間に滞留するのを防止するので
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みて、製紙面側と走行面側とをそれぞれ別々の経糸、
緯糸を用いて構成して、両層の織物を接結糸によって一
体化させた織物であっても接結糸と製紙面側の糸との交
差部において、製紙面側織物表面に凹みが発生せず、表
面平滑性が良好で緯糸の繊維支持性を向上させた製紙用
織物を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1.製紙面側経糸と製紙面側緯糸とからなる製紙面側
織物と、走行面側経糸と走行面側緯糸とからなる走行面
側織物と、製紙面側緯糸間に配置した補助緯糸とからな
る製紙用2層織物において、製紙面側緯糸が、連続する
3本の製紙面側経糸の上側を通った後1本の製紙面側経
糸の下側を通る組織の繰り返しであり、補助緯糸が2本
で組を形成して配置され、組を形成する個々の補助緯糸
は交互に製紙面に現れて連続する3本または4本の製紙
面側の上側を通り、製紙面側に現れていない部分では走
行面側に下がって走行面側経糸と織り合わされて製紙面
側織物と走行面側織物を連結することを特徴とする製紙
面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 2.製紙面側緯糸が、連続する4本の製紙面側経糸の上
側を通って製紙面側に長いクリンプを形成し、補助緯糸
が、複数本で組を形成して配置され、組を形成する個々
の補助緯糸は交互に製紙面に現れて連続する4本または
5本の製紙面側の上側を通り、製紙面側に現れていない
部分では走行面側に下がって走行面側経糸と織り合わさ
れて製紙面側織物と走行面側織物を連結することを特徴
とする1項記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した製
紙用2層織物。 3.補助緯糸が2本1組で3本または4本の製紙面側経
糸の上側を通過した後1本の製紙面側経糸の下側を通過
する組織を形成する1または2項記載の製紙面側織物に
補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 4.補助緯糸が2本1組で全ての製紙面側経糸の上側を
通過する組織を形成する1、2または3項記載の製紙面
側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。 5.組を形成する個々の補助緯糸が、互いに経糸数本分
ずらして配置された同組織の補助緯糸である1、2、3
または4項記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した製
紙用2層織物。 6.組を形成する個々の補助緯糸の繰り返し単位が製紙
面側緯糸の繰り返し単位の2倍であって、2本の補助緯
糸が協働して製紙面側に製紙面側緯糸の繰り返し単位2
つ分の長さの組織を形成する1、2、3、4または5項
記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
物。 7.走行面側織物が緯糸摩耗型である1、2、3、4、
5または6項記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した
製紙用2層織物。 8.走行面側織物が平織り組織である1、2、3、4、
5、6または7項記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置
した製紙用2層織物。 9.走行面側経糸が2本平行に同組織で配置された畝織
り組織である1、2、3、4、5、6、7または8項記
載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
物。」に関するものである。
【0015】本発明の製紙用織物の製紙面側織物は、製
紙面側緯糸が連続する3本または4本の製紙面側経糸の
上側を通った後1本の製紙面側経糸の下側を通る組織の
繰り返しである。製紙面側緯糸が、連続する製紙面側経
糸3本または4本分の長いクリンプを形成するため、緯
糸の繊維支持性が非常に良好である。これ以上長いクリ
ンプを形成すると緯糸のガタつきが発生したり、移動が
生じたりするため好ましくない。製紙面側織物を上記構
成とすると、製紙面側経糸のクリンプが製紙面側緯糸1
本分(通常1本分ではナックルと称する)となり、この
ナックル部で製紙面側緯糸を強力に織り込むことになる
ため、この部分に凹みが発生して製紙面側緯糸のクリン
プが突出し、製紙面側経糸と製紙面側緯糸と間に大きな
高低差が発生し同一平面を形成できず平滑な製紙面を得
ることができない。すなわち、製紙面側緯糸の繊維支持
性を向上させるためには、当然製紙面側緯糸が経糸の上
側に位置して製紙面を形成する部分を多くする必要があ
るのだが、ただ単に多くしたのでは緯糸だけが突出して
しまうのである。
【0016】そこで、本発明では補助緯糸を凹みを補う
ように製紙面側経糸の上に配置し、平滑性を向上させる
とともに、緯糸の繊維支持性を向上させた。本来、製紙
面側緯糸と同一平面を形成すべき製紙面側経糸のかわり
に補助緯糸で製紙面の同一平面を形成しているのであ
る。また、補助緯糸にも連続する製紙面側経糸3本、4
本または5本分の長いクリンプを形成させたため、緯糸
の繊維支持性を最大限に発揮させることが可能となった
のである。実質上緯糸方向の糸のみで製紙面を形成する
のである。さらに、本発明では補助緯糸を2本1組で形
成して配置し、組を形成する個々の補助緯糸が交互に製
紙面に現れ、製紙面側に現れていない部分では走行面側
に下がって走行面側経糸と織り合わされて製紙面側織物
と走行面側織物を連結するように形成した。
【0017】すなわち、本発明の補助緯糸は補助緯糸本
来の機能と接結糸の機能を合わせもっているのである。
このように補助緯糸の組を形成することによって、実質
上製紙面側に連続する補助緯糸を配置させることが可能
となる。すなわち2本1組の補助緯糸で製紙面側に補助
緯糸1本分の組織を形成することにより、まるで1本の
補助緯糸が配置されているようにすることができる。本
発明では、2本1組の補助緯糸で3本または4本の製紙
面側経糸の上側を通過した後1本の製紙面側織物の下側
を通過する組織を形成したり、全ての製紙面側経糸の上
側を通過する組織を形成させるのである。前者の場合は
2本の補助緯糸のクリンプ間に1本の製紙面側経糸を介
在させることができるため、補助緯糸間の密着が良くよ
り1本の補助緯糸が配置されているように形成され、後
者の場合は緯糸の繊維支持性が最も効率よく発揮される
のである。
【0018】前述したように、従来の製紙用2層織物
は、接結糸が製紙面側織物を走行面側に引き込むために
製紙面側織物表面に凹みが発生し、実際に紙を抄いた時
にこの凹みのマークを紙に転写するようにワイヤーマー
クとして発生させてしまう問題を解決できなかった。従
来の製紙用2層織物の接結糸は、製紙面側織物の本来糸
が存在しない位置に点々と現れて製紙面を引き込んで、
凹みを発生させるという悪影響を及ぼしていたのだが、
本発明では、補助緯糸と接結糸が同じ糸であって、補助
緯糸が製紙面側に現れて補助緯糸の機能を果たしている
位置が接結部となっており、本来糸が存在すべき位置が
接結部となるため、従来の接結糸のような悪影響は及ぼ
さないのである。
【0019】本発明では製紙面側織物と走行面側織物を
連結する力が強いということも1つの特徴である。本発
明では製紙面側緯糸間に接結糸が2本存在することにな
るため、従来の1本の場合と比較して接結力が強くなる
のである。また、従来は製紙面側緯糸4本に対して接結
糸1本の割合というように接結糸の本数が少なく、ま
た、従来は1本の製紙面側経糸と織り合わされていたの
に対し、本発明では複数の製紙面側経糸と織り合わされ
て引き込んでいるためなおさら強くなるのである。接結
力が強くなると、前述したような接結糸が製紙面側織物
と走行面側織物の間で揉まれて内部摩耗が発生すること
がなくなって、織物間に隙間が発生したり、分離してし
まうという問題が発生しない。
【0020】組を形成する個々の補助緯糸を、互いに経
糸数本分ずらして配置した同組織の補助緯糸とすると、
個々の補助緯糸が製紙面側織物を引き込む力が等しくな
るので製紙面の平滑性が良好となって好ましい。また、
補助緯糸を製紙面側で補助緯糸として機能している部分
での繰り返し単位(補助緯糸を1本で形成した場合の繰
り返し単位)ごとに引き込むように形成すると、製紙面
側緯糸の繰返し単位ごとに引き込むことと同じことにな
り、製紙面を最小単位である繰返し単位ごとに同条件で
引き込むことができるので、さらに製紙面全体を均一に
平滑に形成できて好ましい。
【0021】例えば、個々の補助緯糸の繰り返し単位を
製紙面側緯糸の繰り返し単位(補助緯糸を1本で形成し
た場合の補助緯糸の繰り返し単位と同じ)の2倍とし、
個々の補助緯糸が製紙面側に製紙面側緯糸の繰り返し単
位1つ分の組織を形成し、2本の補助緯糸が協働して製
紙面側に製紙面側緯糸の繰り返し単位2つ分の補助緯糸
組織を形成するように構成するのである。
【0022】走行面側織物については、特に限定されな
いが、前述したように耐摩耗性が良好な緯糸摩耗型の組
織が好適である。ただし、ティッシュ製造用等の場合の
ように網厚が薄いことが要求される場合には平織り組織
を採用するのが好ましい。経糸を複数本同組織でそろえ
て配置する畝織り組織としても良い。製紙面側織物に対
する糸本数の密度も特に限定されず、走行面側経糸や走
行面側緯糸を製紙面側の1/2や2/3等の密度にして
も良い。ただし、特に走行面側緯糸の密度は、耐摩耗性
との関連があるため同密度が好適である。あまり少なく
すると耐摩耗性が低下してしまうのである。
【0023】本発明に使用される糸としては、製紙用織
物に望まれる特性によって自由に選択でき特に限定され
ない。例えば、モノフイラメントの他、マルチフイラメ
ント、スパンヤーン、捲縮加工や嵩高加工等を施した一
般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレ
ッチヤーンと称される加工糸、モール糸、あるいはこれ
らをより合わせる等して組み合わた糸等が使用できる。
また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状や星型等
の矩形状の糸や楕円形状、中空等の糸が使用できるま
た、糸の材質としても、自由に選択でき、ポリエステ
ル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリふっ
かビニリデン、ポリプロ、アラミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリエチレンナフタレート、綿、ウール、
金属等が使用できる。勿論、共重合体やこれらの材質に
目的に応じて色々な物質をブレンドしたり含有させた糸
を使用しても良い。
【0024】一般的には、製紙面側経糸、走行面側経
糸、製紙面側緯糸には剛性があり、寸法安定性が優れて
いるポリエステルモノフイラメントを用いるのが好まし
い。また、補助緯糸は、線径が小さく耐シャワー性、耐
フィブリル化性、前述した内部摩耗に対する耐摩耗性を
要求されるためナイロンモノフイラメントを用いるのが
好ましい。また、耐摩耗性が要求される走行面側緯糸に
はポリエステルモノフイラメントとナイロンモノフイラ
メントを交互に配置する等、交織するのが剛性を確保し
つつ耐摩耗性を向上できて好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1,2,3は、本発明
の実施例の完全組織を示す意匠図である。完全組織と
は、織物組織の最小の繰り返し単位であって、この完全
組織が上下左右につながって織物全体の組織が形成され
る。意匠図において、経糸はアラビア数字、例えば1,
2,3,で示し、緯糸はダッシュを付したアラビア数
字、例えば1′,2′,3′,で示す。また、×印は製
紙面側経糸が製紙面側緯糸の上側に位置していることを
示し、○印は走行面側経糸が走行面側緯糸の下側に位置
していることを示し、▲黒四角▼印は補助緯糸が製紙面
側経糸の上側に位置していることを示し、□印は補助緯
糸が走行面側経糸の下側に位置していることを示す。
【0026】製紙面側と走行面側の経糸、緯糸は上下に
重なって配置されている。本実施例では本数密度が同じ
であるため、製紙面側の経糸、緯糸の真下に走行面側の
経糸、緯糸が配置されている。尚、意匠図では糸が上下
に正確に重なって製紙面側の経糸、緯糸の真下に走行面
側の経糸、緯糸が配置されることになっているが、これ
は図面の都合上であって実際の織物ではずれて配置され
ても構わないものである。
【0027】実施例1 図1が本発明の実施例1の完全組織を示す意匠図であ
る。図1の意匠図において、1,2,3,4,5,6,
7,8が経糸であり製紙面側経糸と走行面側経糸が上下
に配置されている。3′,6′,9′,12′,1
5′,18′,21′,24′が緯糸であって製紙面側
緯糸と走行面側緯糸が上下に配置されている。1′,
2′,4′,5′,7′,8′,10′,11′,1
3′,14′,16′,17′,19′,20′,2
2′,23′が補助緯糸であり、1′と2′、4′と
5′、7′と8′、10′と11′、13′と14′、
16′と17′、19′と20′、22′と23´がそ
れぞれ組を形成している。意匠図より本実施例は、製紙
面側織物、走行面側織物とあわせて16シャフトの織物
であることが分かる。しかし、製紙面側織物、走行面側
織物自体は4シャフトの織物であって、それぞれ2つの
完全組織が縦横に並べて合計4つ配置されているのであ
る。詳細は後で説明する。補助緯糸は製紙面側緯糸の間
に2本1組で配置されている。
【0028】まず製紙面側織物をみてみると、製紙面側
緯糸12′は製紙面側経糸1の下側を通り、次いで製紙
面側経糸2、3、4の上側を通り、次いで製紙面側経糸
5の下側を通り、次いで製紙面側経糸6、7、8の上側
を通っており、連続する3本の製紙面側経糸の上側を通
った後1本の製紙面側経糸の下側を通過する組織が2回
繰り返されていることがわかる。製紙面側経糸も連続す
る3本の製紙面側緯糸の下側を通った後1本の製紙面側
緯糸の上側を通過する組織が2回繰り返されていること
がわかり、意匠図の製紙面側織物は同じ完全組織が2つ
縦横に並んで合計4つ配置されて形成されているのであ
る。製紙面側織物は製紙面側織物だけでみると4シャフ
トの織物となる。
【0029】次に補助緯糸をみてみると、例えば補助緯
糸13′製紙面側経糸1、2、3の上側に配置され製紙
面側経糸3本分のクリンプ形成しており、また、補助緯
糸13′組を形成してる補助緯糸14′製紙面側経糸
5、6、7の上側に配置され製紙面側経糸3本分のクリ
ンプ形成している。そして、組を形成する補助緯糸1
3′、14′が協働して製紙面側経糸3本分のクリンプ
製紙面側経糸1本置きに形成する、実質上補助緯糸1本
分の組織を形成しているのである。また、補助緯糸1
0′製紙面側経糸8、1、2の上側に配置され製紙面側
経糸3本分のクリンプを形成しており、また、補助緯糸
10′組を形成している補助緯糸11′は製紙面側経糸
4、5、6の上側に配置され製紙面側経糸3本分のクリ
ンプを形成している。
【0030】そして、これらの補助緯糸は製紙面側緯糸
12′のクリンプ間の凹んでいる製紙面側緯糸12′製
紙面側経糸1と5の下側を通過する部分の両側にクリン
プを形成するように配置されて、凹みを埋めて製紙面を
平滑にしていることが良く理解できる。従って、補助緯
糸が製紙面側織物の製紙面側緯糸とともに製紙面を平滑
に形成し、かつ補助緯糸、製紙面側緯糸がともに緯糸方
向のロングクリンプを形成しているため緯糸方向の繊維
支持性が非常に良好となるのである。製紙面は緯糸方向
の糸で形成されているのである。
【0031】また、補助緯糸13′走行面側経糸6の下
側を、補助緯糸14′走行面側経糸2の下側を通ること
によって製紙面側織物と走行面側織物を連結しており、
接結糸として機能しているのである。また、補助緯糸1
3′14′もに3本の製紙面側経糸の上側を通ってクリ
ンプを形成し、1本の走行面側経糸の下側を通ってお
り、互いに経糸4本分ずらして配置した同組織の補助緯
糸であることがわかる。
【0032】また、補助緯糸13′14′協働して形成
している製紙面側の実質上1本分の補助緯糸組織は、製
紙面側経糸3本分のクリンプを製紙面側経糸1本置きに
形成する組織であって、製紙面側経糸4本分で繰返し単
位を形成しており、繰返し単位の長さが製紙面側織物
(製紙面側織物だけでみた場合)の繰返し単位と同じで
あることがわかる。従って、個々の補助緯糸が等しい力
で、製紙面側織物の繰返し単位ごとに引き込むことにな
るため、製紙面を最小単位ごとに同条件で引き込むこと
ととなり、製紙面全体を均一に平滑に形成できる。次に
走行面側織物をみてみると、走行面側緯糸が走行面側に
走行面側経糸3本分のクリンプを形成する緯糸摩耗型で
耐摩耗性が良好であることがわかる。ただし、ティッシ
ュ製造用等の場合のように網厚が薄いことが要求される
場合には平織り組織を採用するのが好ましい。例えば、
実施例1において経糸1、2、経糸3、4、経糸5、
6、経糸7、8を複数本同組織でそろえて配置して畝織
りの平織り組織とするのである。
【0033】実施例2 図2が本発明の実施例2の完全組織を示す意匠図であ
る。本実施例は、上層織物の組織、下層織物の組織の配
置は実施例1と同じである。糸と符号の関係も同じであ
って、補助緯糸の組織が異なるだけである。実施例1で
は、補助緯糸が製紙面側に上層経糸3本分のクリンプを
形成させていたのに対し、本実施例の補助緯糸は製紙面
側に上層経糸4本分のクリンプを形成させたのである。
そして、2本の補助緯糸で全ての製紙面側経糸の上側に
クリンプを形成させているのである。緯糸方向の繊維支
持性は実施例1以上に良好となるのである。
【0034】ところで、前述の実施例1は、本実施例の
場合と異なり組を形成する個々の補助緯糸が互いに交差
する部分が、同じ網目(同じ経糸の間)ではなく経糸1
本分間隔が空いており、かつ上層経糸のクリンプの下部
で製紙面側に現れてない部分のため、製紙面側に現れて
クリンプを形成する部分が、互いに多少越境し合って上
層緯糸間の中央部に位置しやすくなり、上層緯糸間のほ
ぼ中央位置に1本の補助緯糸が配置されることになる。
従って、均一な繊維支持性、水空間が得られるという利
点がある。実施例1のパターンと実施例2のパターンの
どちらを採用するかは、製紙用織物に要求される特性に
応じて自由に選択できる。
【0035】実施例3 図3が本発明の実施例3の完全組織を示す意匠図であ
る。本実施例は、製紙面側緯糸が連続する4本の製紙面
側経糸の上側を通った後1本の製紙面側経糸の下側を通
過する組織で、補助緯糸が連続する4本の製紙面側経糸
の上側を通る組織で、2本1組の補助緯糸で連続する4
本の製紙面側経糸の上側を通った後1本の製紙面側経糸
の下側を通過する組織を形成する実施例である。織物全
体としては20シャフトである。
【0036】実施例4 図4が本発明の実施例4の完全組織を示す意匠図であ
る。本実施例は、製紙面側緯糸が連続する4本の製紙面
側経糸の上側を通った後1本の製紙面側経糸の下側を通
過する組織で、補助緯糸が連続する5本の製紙面側経糸
の上側を通る組織で、2本1組の補助緯糸で全ての製紙
面側経糸の上側を通過する組織を形成する実施例であ
る。織物全体としては20シャフトである。
【0037】
【発明の効果】本発明の製紙用2層織物は、前述のよう
に上層と下層とをそれぞれ別々の経糸、緯糸を用いて構
成し、両層の織物を一体化させた織物であっても、上層
織物表面が平滑で、かつ緯糸、補助緯糸の繊維支持性が
非常に良好で、ワイヤーマークが無い平滑な紙を製造す
ることができ、接結力が強く、高速の抄紙スピードにも
対応できるという優れた効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の完全組織を示す意匠図であ
る。
【図2】本発明の実施例2の完全組織を示す意匠図であ
る。
【図3】本発明の実施例3の完全組織を示す意匠図であ
る。
【図4】本発明の実施例4の完全組織を示す意匠図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 経糸 3′6′,9′,12′,15′,18′,21′,2
4′,27′,30′緯糸 1′,2′,4′,5′,7′,8′,10′,1
1′,13′,14′,16′,17′,19′,2
0′,22′,23′,25′,26′,28′,2
9′ 補助緯糸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙面側経糸と製紙面側緯糸とからなる製
    紙面側織物と、走行面側経糸と走行面側緯糸とからなる
    走行面側織物と、製紙面側緯糸間に配置した補助緯糸と
    からなる製紙用2層織物において、製紙面側緯糸が、連
    続する3本の製紙面側経糸の上側を通った後1本の製紙
    面側経糸の下側を通る組織の繰り返しであり、補助緯糸
    が2本で組を形成して配置され、組を形成する個々の補
    助緯糸は交互に製紙面に現れて連続する3本または4本
    の製紙面側経糸の上側を通り、製紙面側に現れていない
    部分では走行面側に下がって走行面側経糸と織り合わさ
    れて製紙面側織物と走行面側織物を連結することを特徴
    とする製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織
    物。
  2. 【請求項2】製紙面側緯糸が、連続する4本の製紙面側
    経糸の上側を通って製紙面側に長いクリンプを形成し、
    補助緯糸が、複数本で組を形成して配置され、組を形成
    する個々の補助緯糸は交互に製紙面に現れて連続する4
    本または5本の製紙面側経糸の上側を通り、製紙面側に
    現れていない部分では走行面側に下がって走行面側経糸
    と織り合わされて製紙面側織物と走行面側織物を連結す
    ることを特徴とする請求項1記載の製紙面側織物に補助
    緯糸を配置した製紙用2層織物。
  3. 【請求項3】補助緯糸が2本1組で、3本または4本の
    製紙面側経糸の上側を通過した後1本の製紙面側経糸の
    下側を通過する組織を形成する請求項1または2記載の
    製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  4. 【請求項4】補助緯糸が2本1組で、全ての製紙面側経
    糸の上側を通過する組織を形成する請求項1、2または
    3記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した製紙用2層
    織物。
  5. 【請求項5】組を形成する個々の補助緯糸が、互いに経
    糸数本分ずらして配置された同組織の補助緯糸である請
    求項1、2、3または4記載の製紙面側織物に補助緯糸
    を配置した製紙用2層織物。
  6. 【請求項6】組を形成する個々の補助緯糸の繰り返し単
    位が製紙面側緯糸の繰り返し単位の2倍であって、2本
    の補助緯糸が協働して製紙面側に製紙面側緯糸の繰り返
    し単位2つ分の長さの組織を形成する請求項1、2、
    3、4または5記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置し
    た製紙用2層織物。
  7. 【請求項7】走行面側織物が緯糸摩耗型である請求項
    1、2、3、4、5または6記載の製紙面側織物に補助
    緯糸を配置した製紙用2層織物。
  8. 【請求項8】走行面側織物が平織り組織である請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載の製紙面側織物に
    補助緯糸を配置した製紙用2層織物。
  9. 【請求項9】走行面側経糸が2本平行に同組織で配置さ
    れた畝織り組織である請求項1、2、3、4、5、6、
    7または8記載の製紙面側織物に補助緯糸を配置した製
    紙用2層織物。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003155680A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Nippon Filcon Co Ltd 工業用多層織物
JP2005350844A (ja) * 2004-06-07 2005-12-22 Weavexx Corp トップmdヤーンの2倍数のボトムmdヤーンを有する製紙業者用地合形成織物

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