JP2000160279A - 耐衝撃貫通特性に優れた鋼およびその製造方法 - Google Patents
耐衝撃貫通特性に優れた鋼およびその製造方法Info
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Abstract
などの向上を図ることができる耐衝撃貫通特性に優れた
鋼およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 引張強さが850MPa 以上1700M
Pa 以下で、降伏比が80%以下であるとともに、JI
S SS400の貫通限界エネルギに対する比である貫
通限界エネルギ比が2.0以上である鋼とする。この鋼
は、室温でオーステナイト相を安定としない鋼に対し
て、Ac3変態点以上に加熱後350℃以下の温度に水冷
することを熱処理1とし、このAc3変態点とAc1変態点
の間の温度に加熱後350℃以下の温度に水冷すること
を熱処理2とするとき、熱処理1を行った後、熱処理1
もしくは熱処理2の単独あるいは熱処理1,2の組み合
わせを少なくとも1回以上行って最終熱処理として熱処
理2で完了するようにして製造する。これにより、耐衝
撃貫通特性の向上を図ることができ、溶接性や曲げ加工
性などの向上を図ることができるようになる。
Description
優れた鋼およびその製造方法に関し、耐衝撃貫通特性の
向上とともに、溶接性や曲げ加工性などの向上を図るよ
うにしたものである。
通特性があり、このような特性を得るため鋼板の化学組
成を調整するとともに、強度を上げるために時効などの
熱処理を施すことが行われている。
材を製作する場合には、まず鋼板を得るため、溶製鋳造
してスラブとした後、必要な板厚に熱間圧延を施して冷
却する。その後、バッチ熱処理が可能な大きさに切断
し、必要な曲げ加工などを施し、これに時効などの熱処
理を施して製品としている。
げ加工などが施された後、時効などの熱処理が施された
部材同志を溶接して製作されていた。
従来の高張力鋼やマルエージ鋼板のうち、実使用でおく
れ破壊が問題とならない引張強さ1200MPa 以下の
鋼板の貫通限界エネルギは普通鋼であるJIS SS4
00の貫通限界エネルギ(貫通限界速度におけるエネル
ギ)に対して1.5倍(貫通限界エネルギ比が1.5)
以下であり、さらなる向上が望まれている。
なため最大の供給サイズが熱処理炉の大きさ以下に制限
されるという問題がある。
なしで施工しようとするためには、オーステナイト系の
高価な溶材が必要になるという問題がある。
曲げ加工性が悪く、曲げ半径が板厚tの4倍(4t)と
大きく、加工が制限されるという問題がある。
鑑みてなされたもので、耐衝撃貫通特性の向上ととも
に、溶接性や曲げ加工性などの向上を図ることができる
耐衝撃貫通特性に優れた鋼およびその製造方法を提供し
ようとするものである。
るため、小型衝撃試験装置を用い、プロジェクタイルに
よる打ち抜き試験を軟鋼から高強度鋼までの幅広い材料
に対して行ったところ、引張強さが高いだけでは耐衝撃
貫通特性の向上を図ることができなかった。
織等の調査を行うとともに貫通限界エネルギという概念
を新たに導入してこれを打ち抜き試験で計測することに
より、材料の具備すべき条件を子細に検討した結果、引
張強さをある一定以上の範囲とし、かつ降伏比(耐力/
引張強さ)を低くすることにより、貫通限界エネルギを
高めることが可能であることを見出だし、この発明を完
成させたものである。
験でプロジェクタイルの速度を変え、貫通が生じない最
大速度におけるプロジェクタイルの運動エネルギをい
う。
決するため、この発明の請求項1記載の耐衝撃貫通特性
に優れた鋼は、引張強さが850MPa 以上1700M
Pa以下で、降伏比が80%以下であるとともに、JI
S SS400の貫通限界エネルギに対する比である貫
通限界エネルギ比が2.0以上であることを特徴とする
ものである。
引張強さが850MPa 以上1700MPa 以下で、降
伏比が80%以下であるとともに、JIS SS400
の貫通限界エネルギに対する比である貫通限界エネルギ
比が2.0以上であることから、耐衝撃貫通特性の向上
を図ることができるとともに、溶接性や曲げ加工性など
の向上を図ることができる。
SS400の貫通限界エネルギを基準として、同一条
件での打ち抜き試験から求めた貫通限界エネルギを比で
表した値であり、打ち抜き試験条件、例えばプロジェク
タイルの形状、硬さなどによって得られる貫通限界エネ
ルギの絶対値が変化することから、かかる比を用いるこ
とで耐衝撃貫通特性の評価を一般化するものである。
通特性に優れた鋼の製造方法は、耐衝撃貫通特性に優れ
た鋼を製造するに際し、室温でオーステナイト相を安定
としない鋼に対して、Ac3変態点以上に加熱後350℃
以下の温度に水冷することを熱処理1とし、このAc3変
態点とAc1変態点の間の温度に加熱後350℃以下の温
度に水冷することを熱処理2とするとき、前記熱処理1
を行った後、前記熱処理1もしくは前記熱処理2の単独
あるいは組み合わせを少なくとも1回以上行って前記熱
処理2で完了することを特徴とするものである。
によれば、室温でオーステナイト相を安定としない鋼に
対して、Ac3変態点以上に加熱後350℃以下の温度に
水冷することを熱処理1とし、このAc3変態点とAc1変
態点の間の温度に加熱後350℃以下の温度に水冷する
ことを熱処理2とするとき、室温でオーステナイト相を
安定としない鋼に対し熱処理1を行った後、前記熱処理
1もしくは前記熱処理2の単独あるいは熱処理1,2の
組み合わせを少なくとも1回以上行って最終熱処理とし
て前記熱処理2で完了するようにしており、室温におい
てオーステナイト相を安定としない鋼であっても引張強
さが850MPa 以上1700MPa 以下で、降伏比が
80%以下であるとともに、JIS SS400の貫通
限界エネルギに対する比である貫通限界エネルギ比が
2.0以上である耐衝撃貫通特性に優れた鋼を製造する
ことができるようになる。
に優れた鋼の一実施の形態について詳細に説明する。
さが850MPa 以上1700MPa 以下で、降伏比が
80%以下であるとともに、JIS SS400の貫通
限界エネルギに対する比である貫通限界エネルギ比が
2.0以上であるものである。
貫通特性を評価するため小型衝撃試験装置を用いてプロ
ジェクタイルによる打ち抜き試験を軟鋼(引張強さ:4
00MPa 級)から高強度鋼(引張強さ:2000MP
a 級マルエージ鋼)までの幅広い材料に対して実施した
結果から得られたものである。
の幅広い材料について、引張強さTSが高いだけでは耐
衝撃貫通特性の向上を図ることができなかった。
ミクロ組織等の調査を行うとともに貫通限界エネルギと
いう概念を新たに導入してこれを打ち抜き試験で計測す
ることにより、材料の具備すべき条件を子細に検討した
結果、引張強さをある一定以上の範囲とし、かつ降伏比
(耐力/引張強さ)を低くすることにより、貫通限界エ
ネルギを高めることが可能であることを見出だした。
TSが850MPa 以上1700MPa 以下で、降伏比
(耐力/引張強さ)YRが80%以下であるとともに、
JIS SS400の貫通限界エネルギに対する比(貫
通限界エネルギ比)が2.0以上のものがここでいう耐
衝撃貫通特性に優れた鋼である。
衝撃試験装置を用いたプロジェクタイルによる打ち抜き
試験では、多くの試料についてプロジェクタイルの速度
をパラメータとして試験を行い、貫通が生じない最大速
度におけるエネルギを貫通限界エネルギとして求めた
が、その代表的なものを、表1および図1に示す。
00MPa 級)から比較鋼1〜比較鋼(高強度鋼:20
00MPa 級マルエージ鋼)3までの4種類の鋼とこの
発明にかかる実施例1の鋼との貫通限界エネルギを、基
準鋼のJIS SS400の貫通限界エネルギに対する
比(貫通限界エネルギ比)として示してある。
強さは850MPa 未満では、十分な耐衝撃貫通特性が
得られず、1700MPa を越える場合には使用環境に
よっておくれ破壊の問題が生じる。また、降伏比(耐力
/引張強さ)YRが80%より高い場合には、貫通限界
エネルギが小さくなることから上記の範囲の値が必要と
なる。
ものでないが、製造上自ずから限界があり、通常60%
程度が下限と考えられる。
は、基準鋼としたJIS SS400の貫通限界エネル
ギに対する比(貫通限界エネルギ比)を2.0以上とし
ているが、この値が2.0未満では従来の鋼板に対する
優位性が顕著とならないからである。
ルギ比で表わしているが、貫通限界エネルギは実験条件
によって絶対値が異なり、一般化して比較することがで
きないため、基準鋼であるJIS SS400の実験で
得られた貫通限界エネルギを1.0(基準)として、同
一条件で求めた他の比較例1〜3の鋼および本願の実施
例1の鋼の貫通限界エネルギを比で示してある。
13g、材料がSNCM439(JIS G4103)
のプロジェクタイルを用い、試料の板厚を7mmとし
た。
をvとしたとき、貫通限界エネルギEを次式で求めた。 E=1/2・m・v2
うに表わすことができる。 貫通限界エネルギ比=E/Ess400
特性が貫通限界エネルギ比で2.0以上となり、従来の
耐衝撃貫通特性に比べ向上することができる。
鋼の製造方法について具体的に説明する。
では、室温でオーステナイト相を安定としない鋼に対し
て、加熱温度などの熱処理条件を変えた2つの熱処理
1,2を組み合わせて行うことで、引張強さが850M
Pa 以上1700MPa 以下で、降伏比が80%以下で
あるとともに、基準鋼のJIS SS400の貫通限界
エネルギに対する比である貫通限界エネルギ比が2.0
以上である耐衝撃貫通特性に優れた鋼を製造するもので
ある。
としない鋼に対して、Ac3変態点以上に加熱後350℃
以下の温度に水冷することを熱処理1とし、さらにAc3
変態点とAc1変態点の間の温度に加熱後350℃以下の
温度に水冷することを熱処理2とするとき、最初に熱処
理1を行った後、熱処理1もしくは熱処理2の単独(熱
処理1または熱処理2)あるいは組み合わせ(熱処理1
および熱処理2)を少なくとも1回以上行って最終熱処
理(単独の場合または組み合わせの場合の最後の熱処
理)が熱処理2となるようにして熱処理を完了するもの
である。
かつ十分とする熱処理が最初に必要である。
ってAc3変態点以上に加熱することで、強度上昇の弊害
となる未変態オーステナイトの生成を極小化する。
トを故意に残す熱処理2を行ってAc3変態点とAc1変態
点の間の温度に加熱後350℃以下の温度に水冷するよ
うにしても焼入れ性は大きく劣化せず、強度を高めたま
まマルテンサイトのような微細硬化組織を分散させて降
伏比を低下することが可能となる。
を組み合わせて複数回実施しても効果は失われないが、
最終の熱処理は熱処理2である必要がある。
あるいは貫通限界エネルギ比が2.0以上にならないか
らである。
造に必要なAc3変態点とAc1変態点は熱膨張曲線から実
測しても良く、また、鋼中の含有成分の重量%(C、S
i 、Mn 、など)を代入して次式(1),(2)を用い
て計算しても良い。
温度を890℃(Ac3=879 ℃)とした加熱を行った後
100℃以下に水冷する熱処理1を行い、さらに加熱温
度を780℃(Ac1=716 ℃)とした加熱を行った後1
00℃以下に水冷する熱処理2を行うことで、必要な板
厚の鋼材を通常の厚板製造工程で製造することができ
る。
合に比べ熱処理炉の制限がなく、最大の大きさが幅約2
m、長さ約12mのものを製造供給することが可能とな
り、大型部材製作時の溶接コストの削減を図ることがで
きる。
の一実施例について説明するが、この発明はこれら実施
例に何等限定されるものではない。
て表2に示す化学組成(実施例)で、熱間圧延を経て8
90℃での焼入れを行った後、さらに780℃での2次
焼入れを行って幅2m、長さ12m、板厚7mmの実施
例の鋼(本鋼)を製造した。
定したところ、表3に示すように、耐力:YSが696
MPa 、引張強さ:TSが1004MPa 、降伏比:Y
Rが69.3%などであり、本願発明の鋼として必要な
引張強さ:TSおよび降伏比:YRを満足するととも
に、機械的性質についても満足できるものであることを
確認した。
貫通特性を評価するため、基準鋼であるSS400と同
一の条件で打ち抜き試験を行い貫通が生じない最大速度
を求めて貫通限界エネルギを求め、貫通限界エネルギ比
を算出したところ3.0であり、本願発明の鋼として必
要な値を大幅に越え、耐衝撃貫通特性に優れていること
が確認できた。
ところ、実際の加工を模擬したプラズマ切断のままの試
験片であっても板厚の1.5倍(1.5t)の内側半径
での180度の曲げ加工が可能であり、例えば従来のマ
ルエージ鋼の推奨曲げ半径が4tであるのに比べ、実施
例(本鋼)の曲げ加工性が優れていることが確認でき
た。
て、化学組成のPcm(溶接割れ感受性)が0.25と低
く、板厚が7mm程度ならば共金系溶材を用いた場合で
も予熱なしで溶接することが可能であり、継手引張試験
においても十分な強度を確保することができることおよ
び継手部の耐衝撃貫通特性も十分確保できることを確認
した。
次焼き入れが780℃からの急冷であるため、線状加熱
の温度を焼き入れ温度の890℃から2次焼き入れ温度
よりわずかに低い750℃までに制御することで、組織
の変化を抑えて線状加熱による作業が可能となった。
鋼の製造方法の実施例について、比較例とともに説明す
る。
学組成のものを用い、表4に示す加熱温度および水冷温
度条件の熱処理1および熱処理2を組み合わせて表5に
示す3種類の本願発明の実施例1〜3の鋼と熱処理条件
が異なる5種類の比較例1〜5の鋼を作成した。
例1〜5の鋼についてその機械的特性を調査するととも
に、耐衝撃貫通特性を評価するため、基準鋼であるSS
400と同一の条件で打ち抜き試験を行い貫通が生じな
い最大速度を求めて貫通限界エネルギを求め、貫通限界
エネルギ比を算出し、その結果を表6に示してある。
方法による実施例1〜3の鋼では、いずれも本願発明の
鋼として必要な引張強さ:TSおよび降伏比:YRを満
足するとともに、機械的性質についても満足できるもの
であることを確認した。
1〜3の鋼では、いずれも本願発明の鋼として必要な貫
通限界エネルギ比を大幅に越え、耐衝撃貫通特性に優れ
ていることが確認できた。
明したように、この発明の耐衝撃貫通特性に優れた鋼に
よれば、引張強さが850MPa 以上1700MPa 以
下で、降伏比が80%以下であるとともに、JIS S
S400の貫通限界エネルギに対する比である貫通限界
エネルギ比が2.0以上であるので、耐衝撃貫通特性の
向上を図ることができるとともに、溶接性や曲げ加工性
などの向上を図ることができる。
通特性に優れた鋼の製造方法によれば、室温でオーステ
ナイト相を安定としない鋼に対して、Ac3変態点以上に
加熱後350℃以下の温度に水冷することを熱処理1と
し、このAc3変態点とAc1変態点の間の温度に加熱後3
50℃以下の温度に水冷することを熱処理2とすると
き、室温でオーステナイト相を安定としない鋼に対し熱
処理1を行った後、前記熱処理1もしくは前記熱処理2
の単独あるいは熱処理1,2の組み合わせを少なくとも
1回以上行って最終熱処理として前記熱処理2で完了す
るようにしたので、室温においてオーステナイト相を安
定としない鋼であっても引張強さが850MPa 以上1
700MPa 以下で、降伏比が80%以下であるととも
に、JISSS400の貫通限界エネルギに対する比で
ある貫通限界エネルギ比が2.0以上である耐衝撃貫通
特性に優れた鋼を製造することができる。
例の引張強さと降伏比と貫通限界エネルギ比を基準鋼お
よび比較例とともに示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】引張強さが850MPa 以上1700MP
a 以下で、降伏比が80%以下であるとともに、JIS
SS400の貫通限界エネルギに対する比である貫通
限界エネルギ比が2.0以上であることを特徴とする耐
衝撃貫通特性に優れた鋼。 - 【請求項2】耐衝撃貫通特性に優れた鋼を製造するに際
し、室温でオーステナイト相を安定としない鋼に対し
て、Ac3変態点以上に加熱後350℃以下の温度に水冷
することを熱処理1とし、このAc3変態点とAc1変態点
の間の温度に加熱後350℃以下の温度に水冷すること
を熱処理2とするとき、前記熱処理1を行った後、前記
熱処理1もしくは前記熱処理2の単独あるいは組み合わ
せを少なくとも1回以上行って前記熱処理2で完了する
ことを特徴とする耐衝撃貫通特性に優れた鋼の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33930598A JP3576017B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 耐衝撃貫通特性に優れた鋼の製造方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000160279A true JP2000160279A (ja) | 2000-06-13 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP3576017B2 (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN103966502A (zh) * | 2014-05-15 | 2014-08-06 | 河北钢铁股份有限公司唐山分公司 | 低成本屈服强度400MPa级钢带及其生产方法 |
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-
1998
- 1998-11-30 JP JP33930598A patent/JP3576017B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3576017B2 (ja) | 2004-10-13 |
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Date | Code | Title | Description |
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