JP2000159536A - 光ファイバの製造方法及び製造装置 - Google Patents

光ファイバの製造方法及び製造装置

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JP2000159536A
JP2000159536A JP10330055A JP33005598A JP2000159536A JP 2000159536 A JP2000159536 A JP 2000159536A JP 10330055 A JP10330055 A JP 10330055A JP 33005598 A JP33005598 A JP 33005598A JP 2000159536 A JP2000159536 A JP 2000159536A
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Mare Agawa
希 阿川
Munehisa Fujimaki
宗久 藤巻
Koichi Takahashi
浩一 高橋
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Fujikura Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/02Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
    • C03B37/025Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程中の光ファイバに生ずる振動を抑え
て、均質な光ファイバを高速に製造することができる光
ファイバの製造方法及び製造装置の提供を課題とする。 【解決手段】 光ファイバFの進行経路を、分割前の区
間L1との光ファイバFの固有振動数の比が非整数倍の
関係となる複数の区間L1a、L1bに分割し、これら
区間L1a、L1bの間の節目Pに、振動規制部10を
設けて光ファイバFの振動を規制する構成を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの製造
方法と、これに用いられる製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバの製造にあたって
は、図6に示されるような製造装置が使用されている。
この製造装置には、光ファイバ母材Mを加熱する加熱炉
1と、該加熱炉1で溶融して線引きされた光ファイバF
の外径を測定する外径測定器2と、該外径測定器2を経
た光ファイバFを冷却する冷却器3と、該冷却器3を経
た光ファイバFに樹脂を被覆するコーティング器4と、
該コーティング器4で被覆された樹脂を硬化させる樹脂
硬化炉5と、該樹脂硬化炉5を経た光ファイバFを方向
転換するプーリー6と、該プーリー6を経た光ファイバ
Fを巻き取る巻き取り器7とが備えられている。
【0003】この従来の製造装置による光ファイバFの
製造方法を以下に示す。まず、加熱炉1で光ファイバ母
材Mを加熱しながら垂直下方に光ファイバFを線引き
し、該光ファイバFの外径を外径測定器2で計測する。
その後、冷却器3において、液体窒素を気化させた冷却
用ガスを光ファイバFに吹きかけてその冷却を行う。
【0004】そして、コーティング器4で光ファイバF
の表面に紫外線硬化型の樹脂をコーティングした後、樹
脂硬化炉5でその樹脂を硬化させる。さらに、これをプ
ーリー6で方向転換させて巻き取り器7で巻き取ること
で、製品として完成する。なお、製造工程中における光
ファイバ母材Mからプーリー6に至るまでの間の光ファ
イバFの支持は、光ファイバ母材Mの下端と、コーティ
ング器4と、プーリー6との3点でなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
光ファイバの製造方法及び製造装置は、以下のような問
題を有している。すなわち、製造工程中の光ファイバF
には、冷却のための冷却用ガスが吹きかけられたりする
関係上、前記進行経路に垂直な振動が発生する。この振
動が、前述した3点で区画された各区間L1、L2にお
いてそれぞれ発生し、均質な光ファイバFの製造の妨げ
になっているという問題である。
【0006】例えば、外径測定器2で光ファイバFの外
径測定を行う際には、このような振動が大きくなると、
計測誤差を起こし、正確な外径把握ができなくなる。
【0007】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、下記をその目的としている。すなわち、製造
工程中の光ファイバに生ずる振動を抑えて、均質な光フ
ァイバを高速に製造することができる光ファイバの製造
方法及び製造装置の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバの製
造方法及び製造装置は、上記課題を解決するために以下
の手段を採用した。すなわち、請求項1記載の光ファイ
バの製造方法は、光ファイバ母材から線引きして繰り出
される光ファイバを巻き取る光ファイバの製造方法にお
いて、前記光ファイバの進行経路を、分割前の区間との
前記光ファイバの固有振動数の比が非整数倍の関係とな
る複数の区間に分割し、これら区間の間の節目では、前
記光ファイバの振動を規制することを特徴とする。上記
請求項1記載の光ファイバの製造方法によれば、各区間
の固有振動数は、互いに非整数倍となり、共振を起こさ
ない。
【0009】請求項2記載の光ファイバの製造方法は、
請求項1記載の光ファイバの製造方法において、前記振
動の規制が、前記光ファイバに気体を吹き付けて非接触
で行うことを特徴とする。上記請求項2記載の光ファイ
バの製造方法によれば、光ファイバに気体の吹き付けに
よる圧力を加えることで、振動を起こさない節目が非接
触でつくられる。
【0010】請求項3記載の光ファイバの製造装置は、
光ファイバ母材から線引きして繰り出される光ファイバ
を巻き取る光ファイバの製造装置において、前記光ファ
イバの進行経路には、該進行経路を、分割前の区間との
前記光ファイバの固有振動数の比が非整数倍の関係とな
る複数の区間に分割するとともに、これら区間の間の節
目の、前記光ファイバの振動を規制する振動規制部が設
けられていることを特徴とする。上記請求項3記載の光
ファイバの製造装置によれば、各区間の固有振動数は、
互いに非整数倍となり、共振を起こさない。
【0011】請求項4記載の光ファイバの製造装置は、
請求項3記載の光ファイバの製造装置において、前記振
動規制部が、前記光ファイバに気体を吹き付けるガスリ
ングを備えてなることを特徴とする。上記請求項4記載
の光ファイバの製造装置によれば、光ファイバに、その
周囲から気体の吹き付けによる圧力を加えることで、振
動を起こさない節目が非接触でつくられる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
面を参照しながら以下に説明する。なお、従来技術で説
明した図6の光ファイバの製造装置と同一構成要素に
は、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図1に示すように、本発明の光ファイバの
製造装置は、光ファイバ母材Mから線引きして繰り出さ
れる光ファイバFを巻き取る光ファイバの製造装置にお
いて、光ファイバFの進行経路の一部である区間L1を
区間L1a、L1bに分割するとともに、これら区間L
1a、L1bの間の節目Pには、光ファイバFの進行経
路に垂直な振動を規制する振動規制部10が設けられて
いることが、従来と特に異なっているので、その点を中
心に説明する。
【0014】図1から3に示すように、この振動規制部
10には、光ファイバFの周囲より該光ファイバFに向
けて周方向で均等な圧力の気体Gを吹き付けるガスリン
グ11と、該ガスリング11に気体Gを供給するガス配
管12と、気体Gの供給源である図示されないガス供給
機構と、ガスリング11の位置調整を行う位置調整機構
13とが備えられている。
【0015】この振動規制部10のガスリング11は、
気体Gを吹き付けることにより振動が抑えられるので、
振動の節となって振動区間L1をL1aとL1bとに分
割している。望ましくは区間L1a、L1bと前記区間
L1の固有振動数が、更に望ましくは、これら区間L1
a、L1bと、前記区間L2の固有振動数が、互いに非
整数倍の関係となるように、位置調整機構13により上
下に配置調整がなされた構成となっている。これは、下
記に説明する理由により、区間L1の振動を抑え、更に
は、区間L1a、L1b、L2の振動が相互に共振を起
こさないようにするためである。
【0016】光ファイバの製造装置の種々の要因(図示
されない巻取りモータ、ファン等)に起因して振動が発
生し、その振動が光ファイバFに伝わっていき、製造装
置内に存在する光ファイバFの固定点(光ファイバ母材
Mの溶融点、樹脂硬化炉5、プーリー6等)を節目Pと
する区間で弦の振動が生じるが、各節目区間毎に固有の
固有振動数と一致すると共振を起こして振動の振幅が増
大する。一般に、長さL、線密度ρを有する弦(ここで
は、光ファイバF)に張力Tが加わった場合の固有振動
数fには、下式のような関係が成り立つ。f∝n×(T
/ρ×L)1/2この式のnは正の整数である。従って区
間L1で振動が無視できないときは、L1aとL1bと
に分割して長さLを変えることにより共振を防ぐことが
でき、振動を抑制することができる。更に、異なる長さ
の弦同志でも、分割区間の固有振動数fの比が整数倍の
関係にある場合には、これらの弦の振動が共振を起こし
てその振幅が大きくなるのである。したがって、光ファ
イバFの共振を避けるためには、区間を分割し、分割さ
れる前の区間と分割した区間との固有振動数fの比が、
整数倍とならないようにLを調整する必要がある。更に
望ましくは、分割した区間と他区間との固有振動数fの
比が、整数倍とならないようにLを調整する必要があ
る。上式より、線密度ρ、張力Tが等しい区間(例えば
区間L1、L1a、L1b等)の場合、区間の長さLの
比の平方根が非整数倍となるように調節すれば良い。
【0017】図2、3に示すように、ガスリング11に
は、光ファイバFに面してかつ該光ファイバFを中心と
する内周面13と、該内周面13に等間隔環状配置され
た複数の円形状の吹出口14と、これら吹出口14に通
じて気体Gの供給を行うリング形状の空間である吹出口
前室15とが設けられている。
【0018】さらに、ガスリング11には、吹出口前室
15に供給される気体Gを一時的に収める場所であるス
リット前室16と、このスリット前室16から吹出口前
室15に気体Gを送る通路であるスリット17とが設け
られている。このスリット17は、吹出口14の直径d
の半分以下の幅tを有する薄肉のリング形状の通路であ
る。スリット前室16には、前記ガス供給機構からの気
体Gを導くガス配管12が、光ファイバFを中心とし、
かつこれら配管12のなす角度が略等しくなるように直
径方向に配置されている。
【0019】上記説明の光ファイバの製造装置による製
造方法について、以下に説明する。まず、加熱炉1で光
ファイバ母材Mを加熱しながら垂直下方に光ファイバF
を線引きし、該光ファイバFの外径を外径測定器2で計
測する。その後、冷却器3において、液体窒素を気化さ
せた冷却用ガスを光ファイバFに吹きかけてその冷却を
行う。そして、コーティング器4で光ファイバFの表面
に紫外線硬化型の樹脂をコーティングした後、樹脂硬化
炉5において、その樹脂を硬化させる。さらに、これを
プーリー6で方向転換させて巻き取り器7で巻き取るこ
とで、製品として完成する。
【0020】この光ファイバFの製造方法において、光
ファイバFの進行経路の一部である区間L1は、ガスリ
ング11で区間L1a、L1bに分割され、各区間L
1、L1a、L1b、L2の固有振動数が互いに非整数
倍の関係となるようにガスリング11の位置調整がなさ
れている。
【0021】さらに、区間L1a、L1bの間の節目P
では、光ファイバFの進行経路に垂直な振動を規制する
ように、該光ファイバFに、その周囲から気体Gの吹き
付けによる圧力が加えられている。これにより、振動を
起こさない節目Pが非接触でつくられ、各区間L1、L
1a、L1b、L2の各固有振動数fは、互いに非整数
倍となり、共振を起こさない。
【0022】このように、振動区間を分割するために光
ファイバFに気体Gを吹き付けるとき、この吹き付け力
が光ファイバFの振動を引き起こす元となったり、光フ
ァイバFを偏芯させてガスリング11に接触して傷つけ
たりしないように、光ファイバFに対して周方向で均等
な圧力を付与する必要がある。このような理由により、
振動規制部10には、下記のような工夫がなされてい
る。
【0023】各ガス配管12においては、これらのなす
角度が等しくなるように互いに直径方向反対側に配置さ
れているので、スリット前室16は、周方向で略均一な
圧力の気体Gで満たされるようになっている。さらに、
スリット17においては、吹出口14の直径dの半分以
下の幅tとなるように絞り込まれており、このスリット
17を通る気体Gに周方向で均一な抵抗が付与されるよ
うになっているので、吹出口前室16内に至る気体Gの
圧力は、周方向で極めて均一となる。さらに、光ファイ
バFに向けて気体Gを吹き出す吹出口14においては、
これらを等間隔環状配置しているので、光ファイバFに
は、周方向で均等な圧力の気体Gが付与される。
【0024】したがって、本発明の光ファイバの製造方
法によれば、光ファイバFの進行経路の一部である区間
L1で光ファイバFの振動が共振を起こしている場合
に、区間L1をL1a、L1bに分割し、各区間L1、
L1a、L1b、L2の固有振動数が、互いに非整数倍
の関係となるようにガスリング11の位置調整を行い、
区間L1a、L1bの間の節目Pでは、光ファイバFの
進行経路に垂直な振動を規制するようにしたことで、各
区間L1、L1a、L1b、L2の固有振動数が、互い
に非整数倍となって共振を起こさないので、製造工程中
の光ファイバFに生ずる振動を抑えて、均質な光ファイ
バFを高速に製造することができる光ファイバの製造方
法の提供が可能となる。
【0025】また、振動を規制するにあたり、光ファイ
バFの周囲から該光ファイバFに向けて周方向で均等な
圧力で気体Gを吹き付けて非接触に行うようにしたこと
で、光ファイバFを傷つけたりすることのない、光ファ
イバの製造方法とすることも可能となる。
【0026】本発明の光ファイバの製造装置によれば、
光ファイバFの進行経路の一部である区間L1をL1
a、L1bに分割し、各区間L1、L1a、L1b、L
2を、互いに非整数倍の固有振動数の関係となるように
ガスリング11の位置調整を行い、区間L1a、L1b
の間の節目Pでは、光ファイバFの進行経路に垂直な振
動を規制するようにしたことで、各区間L1、L1a、
L1b、L2の固有振動数が、互いに非整数倍となって
共振を起こさないので、製造工程中の光ファイバFに生
ずる振動を抑えて、均質な光ファイバFを高速に製造す
ることができる光ファイバの製造装置の提供が可能とな
る。
【0027】また、振動規制部10に、光ファイバFに
向けて周方向で均等な圧力で気体Gを吹き付けるガスリ
ング11を備えて非接触で規制するようにしたことで、
光ファイバFを傷つけたりすることのない、光ファイバ
の製造装置とすることも可能となる。
【0028】また、ガスリング11の内周面13に、複
数の吹出口14を等間隔環状配置し、かつ、これら吹出
口14は、共通の吹出口前室15から気体Gの供給を受
けるようにしたことで、さらに、光ファイバFには、周
方向で均等な圧力が付与されるので、この吹き付けを原
因とする振動を起こしたり、光ファイバFが偏芯してガ
スリング11に接触して傷ついたりすることを、防ぐこ
とができる光ファイバの製造装置とすることも可能とな
る。
【0029】また、ガスリング11に、スリット前室1
6とスリット17とを設け、スリット17の幅tを、吹
出口14の直径dの半分以下とするとともに、2本のガ
ス配管12が、光ファイバFを中心とし、かつこれら配
管12のなす角度が略等しくなるよう直径方向に配置し
たことで、スリット前室16は、周方向に略均一な圧力
の気体Gで満たされ、さらに、スリット17を通る気体
Gには、周方向で均一な抵抗が付与されるようになって
いるので、吹出口前室15内に至る気体Gの圧力は、周
方向で極めて均一となる。これにより、この吹き付けを
原因とする振動を起こしたり、光ファイバFが偏芯して
ガスリング11に接触して傷ついたりすることを、さら
に防ぐことができる光ファイバの製造装置とすることも
可能となる。
【0030】次に、図4、5を参照しながら本実施形態
の変形例について以下に説明する。この変形例の光ファ
イバの製造装置においては、ガスリング11が、吹出口
14に代わり、光ファイバFの軸方向から見た場合、光
ファイバFに向かって螺旋回転しながら集束し、かつ、
光ファイバFの軸線を通る断面で見た場合、光ファイバ
Fの進行方向に対して鋭角をなす、螺旋吹出口18を備
えている点が、前記実施形態と異なっている。
【0031】この変形例においても、前記実施形態と同
様の作用効果を得ることができるが、気体Gは、光ファ
イバFに向かって螺旋回転し、かつ、光ファイバFの進
行経路に対して鋭角をなすように吹き付けられる。
【0032】なお、上記実施形態において、ガスリング
11の設置は、区間L1内の1箇所としたが、これに限
らず、光ファイバFの振動をより低く抑えるために複数
個のガスリング11を複数箇所設けたり、コーティング
装置が複数あるような場合等に他の区間に設けたりする
構成としても良い。また、上記実施形態及び変形例にお
いて、ガス配管12は2本としたが、これに限らず、ス
リット前室16に対して周方向で圧力均一となるように
気体Gを供給できれば良く、1本または3本以上とし、
かつ、これら配管12のなす角度が略等しくなるような
構成としても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明の光ファイバの製造方法によれ
ば、光ファイバの進行経路の振動が無視できない区間で
光ファイバの振動が共振を起こしている場合に、その区
間との光ファイバの固有振動数との比が非整数倍の関係
となる複数の区間に分割し、これら区間の間の節目で
は、光ファイバの振動を規制するようにすることで、そ
の区間で光ファイバに生ずる振動を抑えて、均質な光フ
ァイバを高速に製造することができる光ファイバの製造
方法の提供が可能となる。
【0034】また、振動を規制するにあたり、光ファイ
バに気体を吹き付けて非接触で行うようにすることで、
光ファイバを傷つけたりすることのない、光ファイバの
製造方法とすることも可能となる。
【0035】本発明の光ファイバの製造装置によれば、
光ファイバの進行経路の振動が無視できない区間で光フ
ァイバの振動が共振を起こしている場合に、その区間と
の光ファイバの固有振動数との比が非整数倍の関係とな
る複数の区間に分割し、これら区間の間の節目では、光
ファイバの振動を規制する振動規制部を設けることで、
その区間で光ファイバに生ずる振動を抑えて、均質な光
ファイバを高速に製造することができる光ファイバの製
造装置の提供が可能となる。
【0036】また、振動規制部に、光ファイバに気体を
吹き付けるガスリングを備えて非接触に規制すること
で、光ファイバを傷つけたりすることのない、光ファイ
バの製造装置とすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す図であって、光フ
ァイバの製造装置の概略構成図である。
【図2】 同製造装置の要部を示す図であって、図3の
B−B線から見た視図である。
【図3】 同製造装置の要部を示す図であって、図2の
A−A線で見た断面図である。
【図4】 同製造装置の要部の変形例を示す図であっ
て、図5のD−D線から見た視図である。
【図5】 同製造装置の要部の同変形例を示す図であっ
て、図4のC−C線で見た断面図である。
【図6】 従来の光ファイバの製造装置を示す図であっ
て、概略構成図である。
【符号の説明】
10・・・振動規制部 11・・・ガスリング F・・・光ファイバ G・・・気体 L1、L1a、L1b、L2・・・区間 M・・・光ファイバ母材 P・・・節目

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材から線引きして繰り出さ
    れる光ファイバを巻き取る光ファイバの製造方法におい
    て、 前記光ファイバの進行経路を、分割前の区間との前記光
    ファイバの固有振動数の比が非整数倍の関係となる複数
    の区間に分割し、 これら区間の間の節目では、前記光ファイバの振動を規
    制することを特徴とする光ファイバの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバの製造方法に
    おいて、 前記振動の規制は、前記光ファイバに気体を吹き付けて
    非接触で行うことを特徴とする光ファイバの製造方法。
  3. 【請求項3】 光ファイバ母材から線引きして繰り出さ
    れる光ファイバを巻き取る光ファイバの製造装置におい
    て、 前記光ファイバの進行経路には、該進行経路を、分割前
    の区間との前記光ファイバの固有振動数の比が非整数倍
    の関係となる複数の区間に分割するとともに、これら区
    間の間の節目の、前記光ファイバの振動を規制する振動
    規制部が設けられていることを特徴とする光ファイバの
    製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光ファイバの製造装置に
    おいて、 前記振動規制部は、前記光ファイバに気体を吹き付ける
    ガスリングを備えてなることを特徴とする光ファイバの
    製造装置。
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