JP2000159115A - 入庫又は出庫作業用の台車 - Google Patents

入庫又は出庫作業用の台車

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JP2000159115A
JP2000159115A JP33360998A JP33360998A JP2000159115A JP 2000159115 A JP2000159115 A JP 2000159115A JP 33360998 A JP33360998 A JP 33360998A JP 33360998 A JP33360998 A JP 33360998A JP 2000159115 A JP2000159115 A JP 2000159115A
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container
movable
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JP33360998A
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Yoshinori Akamatsu
義則 赤松
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車体の前後側それぞれの物品収納部に物品収
納容器を上下複数段に収容して入庫又は出庫作業できる
台車を、いずれの物品収納容器についても容易にピッキ
ンができるとともにその状態が楽に得られるものにす
る。 【解決手段】 車体の前後側それぞれに手押しハンドル
6,7を設けてある。前後側いずれの物品収納部10
a,10bにも、固定容器台11と可動容器台12とを
設けてある。可動容器台12は、上下揺動自在なリンク
機構を介して支柱に支持されており、固定容器台11に
載置された物品収納容器Cの上方で物品収納容器Cを載
置する使用姿勢と、固定容器台11の上方を開放する格
納姿勢とに切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の前後それぞ
れに、物品収納容器が上下複数段に収容される物品収納
部を備えてある入庫又は出庫作業用の台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば実公昭61−41658
号公報に示されるように、操車用門型枠を後側に有する
車体に固定された中間棚枠、この中間棚枠の上方に水平
に設置した使用姿勢と、中間棚枠の後側の操車用門型枠
と案内枠との間に収納した格納姿勢とに切り換え自在な
上部可動棚枠を備えるとともに、中間棚枠にも、使用姿
勢にした上部可動棚枠にも2個の物品収納容器を車体前
後方向に並べて載置できるようになっており、車体の前
後それぞれに物品収納容器を上下複数段に収容して入庫
又は出庫作業を行える台車があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の台車で
出庫作業を行っていく場合、先ず、可動容器台としての
上部可動棚枠を格納姿勢にしておき、固定載置台として
の中間棚枠に物品収納容器を載置するとともに車体を手
押しハンドルとしての操車用枠によって後側から手押し
移動させてピッキングを行う。中間棚枠に載置した前後
の物品収納容器についてのピッキングが終了すると、上
部可動棚枠を使用姿勢に切り換え、この上部可動棚枠に
物品収納容器を載置するとともに車体を操車用枠によっ
て後側から手押し移動させてピッキングを行うことにな
る。このため、中間棚枠に載置した物品収納容器につい
てのピッキングを行う場合においても、上部可動棚枠に
載置した物品収納容器についてのピッキングを行う場合
においても、棚枠の前側に載る物品収納容器には、これ
の後側にも物品収納容器が存在するために車体を押し操
作する位置からは物品を投入しくくなっていた。また、
中間棚枠や上部可動棚枠に前後方向に並べて載置する物
品収納容器のいずれについても、車体を押し操作する位
置の近くに位置させて容易に物品を投入できるようにす
るには、車体押し操作位置の近くに位置するように棚枠
の後側に載置した物品収納容器についてのピッキングが
終了した際、次にピッキングを行うべき物品収納容器を
棚枠の後側に載置できるように、ピッキングが終了して
物品を収容している容器を棚枠の前側に移動させる手間
が必要になっていた。本発明の目的は、積み込み可能な
複数の物品収納容器のいずれについても、車体を手押し
操作する位置から容易に物品を投入しながらピッキング
していけるとともに、そのための状態を容易かつ迅速に
得られる入庫又は出庫作業用の台車を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】目的達成のために、請求
項1に記載の発明は、冒頭に記した入庫又は出庫作業用
の台車において、前記一対の物品収納部それぞれに、下
段側の物品収納容器を載置するように車体に固定されて
いる固定容器台、この固定容器台の上方で上段側の物品
収納容器を載置する使用姿勢と前記固定容器台の上方を
開放する格納姿勢とに切り換え自在な可動容器台を備え
させ、前記車体の前後側それぞれに、車体を手押し移動
するための手押しハンドルを設け、前記一対の物品収納
部のうちの前側の物品収納部を、前記固定容器台に載置
された物品収納容器に車体の前方側から物品投入自在
に、かつ、前記使用姿勢の可動容器台に載置された物品
収納容器に車体の前方側から物品投入自在に開放させ、
前記一対の物品収納部のうちの後側の物品収納部を、前
記固定容器台に載置された物品収納容器に車体の後方側
から物品投入自在に、かつ、前記使用姿勢の可動容器台
に載置された物品収納容器に車体の後方側から物品投入
自在に開放させてある。
【0005】すなわち、前後一対の物品収納部それぞれ
に物品収納容器を上下2段に積み込む場合、前後一対の
物品収納部のうちの一方の可動容器台を格納姿勢にして
おき、この物品収納部の固定容器台に第1の物品収納容
器を載置し、この物品収納容器が位置する方の手押しハ
ンドルによって車体を手押し移動させながら、かつ、第
1の物品収納容器にこれの後方側から物品を投入しなが
らピッキングを行う。この物品収納容器についてのピッ
キングが終了すると、この物品収納部の可動容器台を使
用姿勢に切り換えてこの可動容器台に第2の物品収納容
器を載置し、この物品収納容器が位置する方の手押しハ
ンドルによって車体を手押し移動させながら、第2の物
品収納容器にこれの後方側から物品を投入しながらピッ
キングを行っていく。この第2の物品収納容器について
のピッキングが終了すると、車体の前後向きを反転させ
る。すなわち、それまで車体移動方向での前側に位置し
ていて未だ物品を収容していない方の物品収納部が車体
移動方向での後側に位置し、ピッキングが終了した方の
物品収納部が車体移動方向での前側に位置するように反
転させる。この後、車体移動方向での後側に位置するこ
とになった物品収納部の可動容器台を格納姿勢にしてお
き、この物品収納部の固定容器台に第3の物品収納容器
を載置し、この物品収納容器が位置する方の手押しハン
ドルによって車体を手押し移動させながら、かつ、第3
の物品収納容器にこれの後方側から物品を投入しながら
ピッキングを行う。この物品収納容器についてのピッキ
ングが終了すると、この物品収納部の可動容器台を使用
姿勢に切り換え、この可動容器台に第4の物品収納容器
を載置し、この物品収納容器が位置する方の手押しハン
ドルによって車体を手押し移動させながら、第4の物品
収納容器にこれの後方側から物品を投入しながらピッキ
ングを行っていく、というピッキング方法を採用できる
ものである。前後一対の物品収納部それぞれに物品収納
容器を上下4段に積み込む場合、前後一対の物品収納部
のうちの一方の可動容器台を格納姿勢にしておき、この
物品収納部の固定容器台に第1の物品収納容器を載置
し、この物品収納容器が位置する方の手押しハンドルに
よって車体を手押し移動させながら、かつ、第1の物品
収納容器にこれの後方側から物品を投入しながらピッキ
ングを行う。この物品収納容器についてのピッキングが
終了すると、第1物品収納容器の上に第2の物品収納容
器を載置し、この物品収納容器が位置する方の手押しハ
ンドルによって車体を手押し移動させながら、かつ、第
2の物品収納容器にこれの後方側から物品を投入しなが
らピッキングを行う。この物品収納容器についてのピッ
キングが終了すると、この物品収納部の可動容器台を使
用姿勢に切り換えてこの可動容器台に第3の物品収納容
器を載置し、この物品収納容器が位置する方の手押しハ
ンドルによって車体を手押し移動させながら、第3の物
品収納容器にこれの後方側から物品を投入しながらピッ
キングを行っていく。この物品収納容器についてのピッ
キングが終了すると、第3物品収納容器の上に第4の物
品収納容器を載置し、この物品収納容器が位置する方の
手押しハンドルによって車体を手押し移動させながら、
かつ、第4の物品収納容器にこれの後方側から物品を投
入しながらピッキングを行う。この第4の物品収納容器
についてのピッキンが終了すると、それまで車体移動方
向での前側に位置していて未だ物品を収容していない方
の物品収納部が車体移動方向での後側に位置し、ピッキ
ングが終了した方の物品収納部が車体移動方向での前側
に位置するように車体の前後向きを反転させ、この後、
車体移動方向での後側に位置することになった物品収納
部に対し、先に第1〜第4の物品収納容器の収容とこれ
らの容器について行ったピッキングと同様に、第5〜第
8の4個の物品収納容器の収容とこれらの容器について
のピッキングとを行っていく、というピッキング方法を
採用できるものである。これにより、出庫作業を行う
際、前後一対の物品収納部のいずれに積み込み可能な複
数の物品収納容器についても、その物品収納容器を車体
の移動方向での後側に位置させて車体を手押し操作する
位置から容易に物品を投入しながらピッキングを行って
いくことができる。その上、車体後側の上下複数段の物
品収納容器についてのピッキングが終了した際には、車
体の前後向きを反転させるだけで操作容易かつ迅速に、
ピッキング終了の物品収納容器が車体の前側に位置し、
次に物品収納容器を積み込んでいく物品収納部が車体の
後側に位置する状態を得ることができ、各物品収納容器
に対するピッキングの面からも、空きの物品収納部が車
体後側に位置する状態を得る操作の面からも楽に能率よ
く作業できる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記車体
の前端部と後端部のそれぞれにキャスタ型走行用車輪を
備えさせ、前記車体の前後方向での中心部の両横側に旋
回不能な走行用車輪を備えさせ、手押しハンドルなどに
よって車体に回転操作力を与えると、キャスタ型走行用
車輪の旋回による操向と旋回不能な走行用車輪の回転と
のために車体が前後及び左右方向での中心又はその近く
で旋回し、旋回に必要なスペースを車体の大きさの割り
には少なく済ませながら車体の前後向きを反転させられ
るものである。これにより、一対の物品収納部の一方に
対するピッキングが終了すると、台車走行経路のうちの
両横側に物品保管棚が位置していて横幅が狭くなってい
る部分においても車体の前後向きを反転させられるとか
楽にかつ迅速に反転させることができ、その場所で直ち
に空きの物品収納部を車体後側に位置させて能率よく出
庫作業できる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記一対
の物品収納部それぞれの前記可動容器台を、前記車体に
立設する支柱に車体横向きの軸芯まわりで上下揺動自在
なリンク機構を介して支持させるとともに、このリンク
機構が支柱に対して下降揺動することによって可動容器
台が倒伏して前記使用姿勢になり、リンク機構が支柱に
対して上昇揺動することによって可動容器台が起立して
前記格納姿勢になるとともに前記使用姿勢の場合よりも
車体の前後方向での奥側に位置するように構成してあ
る。すなわち、固定容器台に載置した物品収納容器につ
いてのピッキングを行う際、可動容器台が固定容器台の
上方から車体の前方又は後方側に退避して横側などに退
避するものよりも容器に対する物品投入の障害物になり
にくくなる。さらには、可動容器台が使用姿勢の場合よ
りも奥側に位置して物品収納容器の上方を極力広く開放
するものである。また、可動容器台に載置した物品収納
容器についてのピッキングを行う際、可動容器台が格納
姿勢の場合よりも手前側に位置して車体を手押し操作す
る位置に近づくものである。これにより、固定容器台と
可動容器台のいずれに載置した物品収納容器の場合に
も、小型、大型いずれの物品でも投入しやすくて能率よ
くピッキングを行っていける。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、入庫又は
出庫作業用の情報を表示する表示器を、表示面が車体の
後向きになる後向きの取付け姿勢と、表示面が車体の前
向きになる前向きの取付け姿勢とに変更自在に取り付
け、車体の前側を移動方向での後側にする場合には表示
器を前向きの取付け姿勢にし、車体の後側を移動方向で
の後側にする場合には表示器を後向きの取付け姿勢にす
ることにより、いずれの場合にも、車体を手押し操作す
る位置から表示器の表示を容易に見ながらピッキングを
行っていくこができるものである。これにより、車体の
前後側のいずれを移動方向での後側にする場合も、取り
出すべき物品やその数量を容易かつ正確に認識して取り
出し物品や取り出し数量に誤りがないとか少ない状態で
能率よくピッキングをしていける。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、前記前後
側それぞれの手押しハンドルの一対を、前記物品収納部
の両横側に分散させて配置してあり、前側の物品収納部
に物品を投入する場合も、後側の物品収納部に物品を投
入する場合も、手押しハンドルがその障害物になりにく
いものである。これにより、車体の前後側のいずれを移
動方向での後側にする場合も物品収納容器に物品を容易
に投入して能率よくピッキングをしていける。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、一つの
前車輪1と、一つの後車輪2と、車体側面視で前後輪間
に位置する左右一対の中間車輪3,3との計4個の走行
用車輪、これらの車輪が付いている車体フレーム4、こ
の車体フレーム4に立設する左右一対の支柱5から各別
に車体前方向きに延出する左右一対のハンドルバーの一
方の延出端部と、他方のハンドルバーの延出端部とで成
る左右一対の前側の手押しハンドル6,6、前記両支柱
5,5から各別に車体後方向きに延出する左右一対のハ
ンドルバーの一方の延出端部と、他方のハンドルバーの
延出端部とで成る左右一対の後側の手押しハンドル7,
7、前記両支柱5,5の上端側どうしを連結する連結部
材に兼用のモニタ台8のそれぞれを備える車体の前側と
後側とのそれぞれに、一つの固定容器台11と可動容器
台12とを備える物品収納部10a,10bを備えさ
せ、前記モニタ台8の上面側に、表示器21及びバーコ
ードリーダー22を備える作業情報表示部20を設け
て、入庫又は出庫作業用の台車を構成してある。この台
車は、図7に示す如く物品保管庫で車体を手押し移動さ
せ、前後の物品収納部10a,10bそれぞれに紙製容
器とか樹脂製コンテナとかの物品収納容器Cを上下2段
に収容し、物品保管棚30の棚部31から物品を取り出
して物品収納容器Cに収容していくとか、物品収納容器
Cから物品を取り出して物品保管棚30の棚部31に収
容していくものであり、詳しくは、次の如く構成してあ
る。
【0011】図4に示すように、前記車体フレーム4
は、前後一対の車体横方向に沿う横向きフレーム4a
と、前後の横向きフレーム4aの横端部どうしを連結す
る車体前後方向に沿う前後向きフレーム4bと、左右の
前後向きフレーム4b,4bにわたって連結するととも
に車体前後方向に並ぶ複数本の容器支持バー4cとによ
って形成してある。
【0012】図1及び図2などに示すように、前記4個
の走行用車輪1,2,3のうちの前車輪1は、前記車体
フレーム4の前端部の車体フレーム左右方向での中心部
の下面側に車体上下向きの縦軸芯Xまわりで回動自在に
連結する車輪支持体1aに前記縦軸芯X上から位置ずれ
する車軸芯1bまわりで遊転自在に支持させてあり、車
体に対して前記縦軸芯Xまわりで自由に旋回するように
キャスタ型車輪に成っている。前記4個の走行用車輪
1,2,3のうちの後車輪2は、前記車体フレーム4の
後端部の車体フレーム左右方向での中心部の下面側に車
体上下向きの縦軸芯Xまわりで回動自在に連結する車輪
支持体2aに前記縦軸芯X上から位置ずれする車軸芯2
bまわりで遊転自在に支持させてあり、車体に対して前
記縦軸芯Xまわりで自由に旋回するようにキャスタ型車
輪に成っている。前記2個の中間車輪3,3のうちの一
方の中間車輪3は、前記車体フレーム4の前後方向での
中心部の左側端部の下面側に固定された車輪支持体3a
に車軸芯3bまわりで遊転自在に支持させ、他方の中間
車輪3は、前記車体フレーム4の前後方向での中心部の
右側端部の下面側に固定された車輪支持体3aに車軸芯
3bまわりで遊転自在に支持させてある。すなわち、2
個の中間車輪3,3は、車体の側面視における前後方向
での中心部の横側に車軸芯3bまわりでのみ回転自在に
支持されるように旋回不能な車輪に成っている。
【0013】図1及び図4に示すように、前側の物品収
納部10aが備える前記固定容器台11は、前記横向き
フレーム4aと前記前後向きフレーム4bと前記容器支
持バー4cとのそれぞれによって前記物品収納容器Cを
載置するための容器載置面を形成するように構成した前
記車体フレーム4の前側部分で作製してある。後側の物
品収納部10bが備える前記固定容器台11は、前記横
向きフレーム4aと前記前後向きフレーム4bと前記容
器支持バー4cとのそれぞれによって前記物品収納容器
Cを載置するための容器載置面を形成するように構成し
た前記車体フレーム4の後側部分で作製してある。
【0014】図2及び図5などに示すように、前側の物
品収納部10aが備える前記可動容器台12も、後側の
物品収納部10bが備える前記可動容器台12も、前記
物品収納容器Cを載置するための載置面12aが一側面
がわに備えられた板状体で作製し、可動容器台12の両
横側に別れて位置する左右一対の上側リンク13,13
と、同様の左右一対の下側リンク14,14とで成るリ
ンク機構15によって前記左右一対の支柱5,5にわた
って取り付けてある。図6に明示するように、前記左右
一対の上側リンク13,13それぞれの可動容器側の端
部は、可動容器台12が備えている車体横向きの連結ピ
ン12bに相対回動自在に連結することにより、可動容
器台12に対して連結ピン12bのまわりで相対回動自
在に連結している。左右一対の上側リンク13,13そ
れぞれの支柱側の端部は、支柱5が備えている車体横向
きの支持ピン5aに相対回動自在に連結することによ
り、支柱5に対して支持ピン5aのまわりで相対回動自
在に連結している。前記左右一対の下側リンク14,1
4それぞれの可動容器側の端部は、可動容器台12の裏
面側に固定しているリンク連結具16の長孔16aに相
対回転かつ摺動自在に入り込む車体横向きの連結ピン1
7でリンク連結具16に連結していることにより、可動
容器台12に対して摺動自在に、かつ、連結ピン17の
まわりで相対回動自在に連結している。左右一対の下側
リンク14,14それぞれの支柱側の端部は、支柱5が
備えている車体横向きの支持ピン5bに相対回動自在に
連結することによって支柱5に対して支持ピン5bのま
わりで相対回動自在に連結している。各下側リンク14
の可動容器台12に対する連結点である前記連結ピン1
7の軸芯と、支柱5に対する連結点である支持ピン5b
の軸芯との間隔を、各上側リンク13の可動容器台12
に対する連結点である前記連結ピン12aの軸芯と、支
柱5に対する連結点である支持ピン5aの軸芯との間隔
よりも長くしてある。これにより、リンク機構15は、
支柱5に対して支持ピン5a,5bの車体横向きの軸芯
Yまわりで上下に揺動するとともに下側リンクリンク1
4が上側リンク13よりも長いリンク機構になってお
り、可動容器台12を持って操作してリンク機構15を
支柱5に対して上下に揺動操作することにより、可動容
器台12を図2及び図6(イ)に示す使用姿勢と図6
(ロ)に示す格納姿勢とに姿勢変更できる。すなわち、
図6(イ)に示すように、リンク機構15を支柱5に対
して下降揺動させ、下側リンク14の連結ピン17が長
孔16aの一端側に位置する限界まで下降させる。する
と、可動容器台12は、支柱5に対して倒伏して前記固
定容器台11の上方で容器載置面12aが上向きの水平
又はこれに近い面になって支持される取付け姿勢にな
り、固定容器台11に載置された物品収納容器Cの上方
で物品収納容器Cを載置できるように使用姿勢になる。
図6(ロ)に示すように、リンク機構15を支柱5に対
して上昇揺動させ、下側リンク14の連結ピン17が長
孔16aの他端側に位置する限界まで上昇させる。する
と、可動容器台12は、支柱5に対して起立して支柱5
の車体前方側又は後方側で容器載置面12aが車体上下
方向に沿う縦向き面になって支持される取付け姿勢にな
り、固定容器台11の上方を開放して固定容器台11に
その上方から物品収納容器Cを載置できるように、か
つ、固定容器台11に載る物品収納容器Cにその上方か
ら物品を投入できるように格納姿勢になる。このとき、
可動容器台12は、リンク機構15の作用により、前記
使用姿勢に在る場合よりも車体の前後方向での奥側に位
置して固定容器台11の上方を広くするとともに物品投
入の障害物になりにくくなる。また、可動容器台12
は、これの重心位置やリンク機構15の摩擦によって格
納姿勢に保持される。尚、可動容器台12を格納姿勢に
した際、支柱5又は可動容器台12の方に設けた磁石に
よる吸着力とか、フックによる係止とかの各種保持手段
を採用して格納姿勢に保持されるように構成して実施し
てもよい。
【0015】前側の物品収納部10aを車体前方向きに
開放させるとともに、前側の左右一対の手押しハンドル
6,6を物品収納部10aの両横側に分散させ、この物
品収納部10aの固定容器台11に載置した物品収納容
器Cに対しても、前記使用姿勢にした可動容器台12に
載置した物品収納容器Cに対しても、車体の前方側から
物品を投入できるように、手押しハンドル6が物品投入
の障害になりにくいようにしてある。後側の物品収納部
10bを車体後方向きに開放させるとともに、後側の左
右一対の手押しハンドル7,7を物品収納部10bの両
横側に分散させ、この物品収納部10bの固定容器台1
1に載置した物品収納容器Cに対しても、前記使用姿勢
にした可動容器台12に載置した物品収納容器Cに対し
ても、車体の前方側から物品を投入できるように、手押
しハンドル7が物品投入の障害になりにくいようにして
ある。
【0016】前記表示器21は、液晶等を利用した表示
面21aを備え、ホストコンピュータ(図示せず)側か
らの発注データに基づいて複数の物品保管棚30のいず
れの保管棚30に出庫又は入庫作業があるかを示す行先
情報、物品保管棚30が備える複数の棚部31のいずれ
に出庫部品があるかを示す作業箇所情報、物品保管棚3
0が備える複数の棚部31のいずれが入庫棚部であるか
を示す作業箇所情報、作業伝票の記載内容をバーコード
リーダ22で読み取り処理して出庫部品がどのような部
品であるかなどを示す作業情報を前記表示面21aによ
って表示する。図3などに示すように、表示器21の底
部に取付け台23を車体上下向きの軸芯Pまわりで回動
自在に備えさせ、この取付け台23を前記モニタ台8に
取付けねじによって固定することにより、表示器21を
モニタ台8に対して前記軸芯Pまわりで旋回操作できる
ように取り付けてある。すなわち、表示器21を旋回操
作することにより、表示器21の取付け姿勢を表示面2
1aが車体の前向きになる取付け姿勢と、表示面21a
が車体の後向きになる取付け姿勢とに変更できるように
してある。
【0017】つまり、出庫作業を行う際には、図8に示
す如く行えるようにしてある。すなわち、図8(イ)に
示すように、前側の物品収納部10aの可動容器台12
も、後側の物品収納部10bの可動容器台12も格納姿
勢にし、前側の物品収納部10aの固定容器台11に3
個の空の物品収納容器Cを、後側の固定容器台11に空
の第1の物品収納容器C1をそれぞれ載置し、車体を前
側の物品収納部10aが車体移動方向での前側に位置す
る向きにして後側の手押しハンドル7によって手押し移
動させて、ピッキングを開始する。第1の物品収納容器
C1についてのピッキングが終了すると、図8(ロ),
(ハ)に示すように、後側の物品収納部10bの可動容
器台12を使用姿勢に切り換えるとともに、空の第2の
物品収納容器C2を前側の物品収納部10aから取り出
して後側の可動容器台12に載置し、引き続き、車体を
前側の物品収納部10aが車体移動方向での前側に位置
する向きにして後側の手押しハンドル7によって手押し
移動させて、ピッキングを行っていく。図8(イ),
(ハ)に示すように、第2の物品収納容器C2について
のピッキングが終了するまでは、表示器21を前記後向
き姿勢の取付け姿勢にしておく。すると、車体を手押し
操作する位置から容易に表示を見ながらピッキングを行
っていける。第2の物品収納容器C2についてのピッキ
ングが終了すると、図8(ニ),(ホ)に示すように、
車体の前後向きを反転させる。前側の物品収納部10a
が車体の移動方向での後側になり、後側の物品収納部1
0bが車体の移動方向での前側になるように反転させ
る。そして、前側の物品収納部10aに残っている空の
2個の物品収納容器C,Cのうちの一つを後側の物品収
納部10bの可動容器台12に載っているピッキング済
みの第2の物品収納容器C2の上に重ねて載置し、前側
の物品収納部10aの固定容器台11の上に残っている
空の物品収納容器Cを第3の物品収納容器Cとし、車体
を後側の物品収納部10bが車体移動方向での前側に位
置する向きにして手押しハンドル6によって手押し移動
させて、ピッキングを行っていく。第3の物品収納容器
Cについてのピッキングが終了すると、図8(ヘ),
(ト)に示すように、後側の可動容器台12を使用姿勢
に切り換えるとともに、先に第2物品収納容器C2の上
に載せていた空の物品収納容器Cを後側の可動容器台1
2に載置して第4の物品収納容器C4とし、引き続き、
車体を物品収納部10bが車体移動方向での前側に位置
する向きにして手押しハンドル6によって手押し移動さ
せて、ピッキングを行っていく。図8(ホ),(ト)に
示すように、車体の前後向きを反転させてからは、表示
器21の取付け姿勢をそれまでの後向き姿勢から前向き
姿勢に変更しておく。すると、車体を手押し操作する位
置から容易に表示を見ながらピッキングを行っていけ
る。尚、第1の物品収納容器C1を後側の物品収納部1
0bに、その他の空の3個の物品収納容器Cを前側の物
品収納部10aにそれぞれ収容して後側の物品収納部1
0bの方から先にピッキングを開始する他、第1の物品
収納容器C1を前側の物品収納部10aに、その他の空
の3個の物品収納容器Cを後側の物品収納部10bにそ
れぞれ収容して前側の物品収納部10aの方から先にピ
ッキングを開始してもよい。いずれの場合も、積み込み
可能な物品収納容器Cの全てについて、車体を手押し操
作する位置から容易にピッキングを行っていける。ま
た、空の物品収納容器Cを台車走行経路の近くなどに保
管しておき、台車にはピッキングを行う物品収納容器C
と、ピッキングが終了した物品収納容器Cとの両容器の
みを積み込んでピッキングを行い、積み込み容器に対す
るピッキングが終了する毎に空の物品収納容器Cを保管
場所から入手して台車に積み込んでいってもよい。
【0018】〔別実施形態〕前後の物品収納部10a,
10bそれぞれに物品収納容器Cを上下2段に収容する
よう構成する他、前後の物品収納部10a,10bそれ
ぞれの固定容器台11と可動容器台12に2個の物品収
納容器Cを積み重ねることにより、前後の物品収納部1
0a,10bそれぞれに物品収納容器Cを上下4段に収
容するよう構成するなど、各物品収納部10a,10b
における物品収納容器Cの収容段数が種々異なるものに
構成して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】台車全体の斜視図
【図2】台車全体の側面図
【図3】台車全体の後面図
【図4】車体フレームの平面図
【図5】可動容器台の取付け構造の平面図
【図6】可動容器台の姿勢変更の説明図
【図7】台車の使用要領を示す説明図
【図8】出庫作業の要領を示す説明図
【符号の説明】
1,2 キャスタ型走行用車輪 3 旋回不能な走行用車輪 6,7 手押しハンドル 10a 前側の物品収納部 10b 後側の物品収納部 11 固定容器台 12 可動容器台 15 リンク機構 21 表示器 C 物品収納容器 Y リンク機構の軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後それぞれに、物品収納容器が
    上下複数段に収容される物品収納部を備えてある入庫又
    は出庫作業用の台車であって、 前記一対の物品収納部それぞれに、下段側の物品収納容
    器を載置するように車体に固定されている固定容器台、
    この固定容器台の上方で上段側の物品収納容器を載置す
    る使用姿勢と前記固定容器台の上方を開放する格納姿勢
    とに切り換え自在な可動容器台を備えさせ、 前記車体の前後側それぞれに、車体を手押し移動するた
    めの手押しハンドルを設け、 前記一対の物品収納部のうちの前側の物品収納部を、前
    記固定容器台に載置された物品収納容器に車体の前方側
    から物品投入自在に、かつ、前記使用姿勢の可動容器台
    に載置された物品収納容器に車体の前方側から物品投入
    自在に開放させ、 前記一対の物品収納部のうちの後側の物品収納部を、前
    記固定容器台に載置された物品収納容器に車体の後方側
    から物品投入自在に、かつ、前記使用姿勢の可動容器台
    に載置された物品収納容器に車体の後方側から物品投入
    自在に開放させてある入庫又は出庫作業用の台車。
  2. 【請求項2】 前記車体の前端部と後端部のそれぞれに
    キャスタ型走行用車輪を備えさせ、前記車体の前後方向
    での中心部の両横側に旋回不能な走行用車輪を備えさせ
    てある請求項1記載の入庫又は出庫作業用の台車。
  3. 【請求項3】 前記一対の物品収納部それぞれの前記可
    動容器台を、前記車体に立設する支柱に車体横向きの軸
    芯まわりで上下揺動自在なリンク機構を介して支持させ
    るとともに、このリンク機構が支柱に対して下降揺動す
    ることによって可動容器台が倒伏して前記使用姿勢にな
    り、リンク機構が支柱に対して上昇揺動することによっ
    て可動容器台が起立して前記格納姿勢になるとともに前
    記使用姿勢の場合よりも車体の前後方向での奥側に位置
    するように構成してある請求項1又は2記載の入庫又は
    出庫作業用の台車。
  4. 【請求項4】 入庫又は出庫作業用の情報を表示する表
    示器を、表示面が車体の後向きになる後向きの取付け姿
    勢と、表示面が車体の前向きになる前向きの取付け姿勢
    とに変更自在に取り付けてある請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の入庫又は出庫作業用の台車。
  5. 【請求項5】 前記前後側それぞれの手押しハンドルの
    一対を、前記物品収納部の両横側に分散させて配置して
    ある請求項1〜4のいずれか1項に記載の入庫又は出庫
    作業用の台車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005102812A1 (en) * 2004-04-22 2005-11-03 Jamshed Homi Irani Goods handling arrangement
JP2009227010A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Daifuku Co Ltd 作業用台車
CN102923249A (zh) * 2011-08-10 2013-02-13 大连船舶重工集团有限公司 Lng船货物围护系统建造专用多功能工具装置
CN108099982A (zh) * 2017-12-18 2018-06-01 合肥超凡快递咨询有限公司界首营业部 一种节省货物摆放空间的物流搬运车

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