JP2000157945A - 廃棄物処分場の構造 - Google Patents
廃棄物処分場の構造Info
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- waste
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- wall
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Abstract
ることができる、廃棄物処分場の構造を提供することを
目的とする。 【解決手段】廃棄物を収容する収容室1を形成する。こ
の収容室1の周囲に、汚染物質を除去する物質を混合し
た浄化層2を設置して構成する。
Description
造に関するものである。
って発生する発生水によって環境汚染を起こさない対策
として次のような方法が採用されている。 <イ>環境汚染の発生の恐れのない廃棄物だけを埋め立
てる方法。 <ロ>底面や法面に遮水工を設け、発生水を遮水工に集
水した後、浄化設備を通して放流する方法。 <ハ>廃棄物処分場の全体をコンクリートなどの遮蔽物
で包囲し、新たに発生水を発生させない方法。
物処分場の構造にあっては、次のような問題点がある。 <イ>廃棄物の種類を制限する方法は、大量に搬入され
る廃棄物を、長年にわたって厳重に管理する必要があ
り、実現するには多大な負担を要する。 <ロ>遮水工やコンクリート遮蔽物を設置する方法で
は、万一コンクリートが破損した場合に汚染物質が漏洩
する可能性がある。
するためになされたもので、廃棄物の区分の管理が不要
で、経済的に設置することができる、廃棄物処分場の構
造を提供することを目的とする。
するために、本発明の廃棄物処分場の構造は、廃棄物を
収容する収容室の周囲に、汚染物質を除去する物質を混
合した浄化層を設置して構成した、廃棄物処分場の構造
を特徴としたものである。
の廃棄物処分場の構造の実施例について説明する。
として、例えば地中を掘削して凹部を形成して構築す
る。(図1の例) あるいは、周囲に壁状体を構築し、その内部を収容室1
として構成する。壁状体として、コンクリート壁を利用
して周囲を包囲し、底面にもコンクリートの床面を設置
して収容室1を構築することができる。
2は、汚染物質を除去する物質を混合して形成した層で
ある。この浄化層2を、廃棄物を収容する収容室1の周
囲の壁面部分と底面部分に設置する。(図1の例)
底面は透水係数の小さい粘土層などを利用してその内側
を収容室1として構築する。(図3の例)その場合には
浄化層2は、護岸3の内部に鉛直方向に設置し、その下
端は底面の粘土層の内部に充分な深さまで設置して汚水
が浄化層2の下を潜って外部に漏洩しないように構成す
る。護岸3は浄化層2を挟んだ状態で構築することがで
きる。また、同一の構成は陸上においても、地下に充分
な不透水層が存在する場合に採用することができる。
ば、活性炭などの物理的収着物質を使用して構成するこ
とができる。あるいは、汚染物質を除去する物質を混合
した浄化層2として、微生物などの生物化学的な分解物
質を使用して構成することができる。あるいは、汚染物
質を除去する物質を混合した浄化層2として、キレート
材などの合成物質、あるいは鉄などの金属物質を単体で
使用して構成することができる。あるいはキレート材な
どの合成物質、および鉄などの金属を、複合して使用し
て構成することができる。これらの成分を砂と混合して
敷設すれば、あらゆる有害物質を吸着し、分解すること
が可能であり、例えば有機塩素化合物に対しては、金属
イオンの還元反応によって無害化することができる。
物が触れないように、保護層4を敷設することもでき
る。あるいは収容室1の外部の基盤内に地下水を集水で
きる有孔の集水管5を配置し、集水管の排出部には水質
を検査するための水質モニタリング設備を設置すること
もできる。すると定期的に水質を検査して浄化層2の機
能の確認を行うことができる。あるいは収容室1の内部
底面には水平方向に集気管6を配置し、この集気管6に
縦方向にガス抜き管7を連結することもできる。
定の高さまで廃棄物を投入したら、その上面を復土によ
って被覆する。廃棄物からの発生する水は、浄化層2を
通過するに際して無害化され、周囲の環境へ影響を与え
ることがない。
明したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 <イ>埋め立て廃棄物の種類を厳密に分類する必要がな
く、管理がきわめて容易である。 <ロ>遮水工やコンクリートの遮水構造物などの設備
を、別に設置する必要がなく、経済的である。 <ハ>浸透水などの発生水を集排する施設が不要であ
り、設備を経済的に構築することができる。 <ニ>ポンプなどを備えた大規模な水処理施設を設置す
る必要がない。
説明図。
Claims (6)
- 【請求項1】廃棄物を収容する収容室の周囲に、 汚染物質を除去する物質を混合した浄化層を設置して構
成した、 廃棄物処分場の構造 - 【請求項2】汚染物質を収容する収容室を、 地中を掘削して形成し、 その内側面に、 汚染物質を除去する物質を混合した浄化層を設置して構
成した、 請求項1記載の廃棄物処分場の構造 - 【請求項3】汚染物質を収容する収容室を、 周囲に構築した壁状体によって形成し、 その壁状体に、 汚染物質を除去する物質を混合した浄化層を設置して構
成した、 請求項1記載の廃棄物処分場の構造 - 【請求項4】汚染物質を除去する物質を混合した浄化層
として、 活性炭などの物理的収着物質を使用して構成した、 請求項1記載の廃棄物処分場の構造 - 【請求項5】汚染物質を除去する物質を混合した浄化層
として、 微生物などの生物化学的な分解物質を使用して構成し
た、 請求項1記載の廃棄物処分場の構造 - 【請求項6】汚染物質を除去する物質を混合した浄化層
として、 キレート材などの合成物質、 および鉄などの金属を、 単体または複合して使用して構成した、 請求項1記載の廃棄物処分場の構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334068A JP2000157945A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 廃棄物処分場の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334068A JP2000157945A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 廃棄物処分場の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157945A true JP2000157945A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18273161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10334068A Pending JP2000157945A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 廃棄物処分場の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000157945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253421A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Daiwa House Industry Co Ltd | 活性炭マット及び炭化水素で汚染された土壌の浄化方法 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP10334068A patent/JP2000157945A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253421A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Daiwa House Industry Co Ltd | 活性炭マット及び炭化水素で汚染された土壌の浄化方法 |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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