JP2000157210A - myo−イノシトールとキトサンの健康食品組成物 - Google Patents

myo−イノシトールとキトサンの健康食品組成物

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JP2000157210A
JP2000157210A JP10338684A JP33868498A JP2000157210A JP 2000157210 A JP2000157210 A JP 2000157210A JP 10338684 A JP10338684 A JP 10338684A JP 33868498 A JP33868498 A JP 33868498A JP 2000157210 A JP2000157210 A JP 2000157210A
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JP
Japan
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inositol
myo
chitosan
food composition
healthy food
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JP10338684A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Nakahara
良典 中原
Kiyoshi Matsuo
潔 松尾
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】myo−イノシトールとキトサンの配合組成物
を生体に摂取することにより、脂肪、コレステロールの
代謝に重要な役割を与え、また細胞の活性化と免疫細胞
の強化を行うことによって、人々の健康の維持・増進・
改善を図ることを目的とした優れた健康食品組成物を提
供するにある。 【解決手段】本発明は、脂肪、コレステロールの代謝に
重要な役割を与えることを最大の特徴とするmyo−イ
ノシトールと、細胞の活性化と免疫細胞の強化を最大の
特徴とするキトサンの両者を、最適に配合した組成物を
作り、それを生体に摂取することによって、両者それぞ
れの成分効果は勿論のこと、両者の相乗効果を発揮する
健康食品組成物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人々の健康の維持
・増進・改善を図るために、myo−イノシトールとキ
トサンの有効成分を主体とする健康食品組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食品添加物、農薬、医薬品、大気
・水質汚染、人的環境等に起因する疾病が上昇している
ことから、人々の健康を維持・増進・改善する目的に、
多種類の健康食品が店頭に並べられている。しかし、そ
れらの健康食品の中には、成分の効果のみを誇大利用し
て、その成分含有量を極く微量にとどめたものとか、成
分量不表示のものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人々が健康を維持・増
進・改善するために用いる健康食品の必要な条件は、即
ち、生体に対する安全性、効果等が国内外で確認され且
つ、長期にわたって利用されていることである。本発明
者等は上述のような条件を満足する栄養素を含む健康食
品組成物を提供する点にある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、人々の
健康を安全で効果的且つ効率的に維持・増進・改善する
可能性を有する栄養素の情報を多数収集して種々検討し
た。その結果、脂肪、コレステロールの代謝に重要な役
割を有することを特徴とするmyo−イノシトールと、
細胞の活性化と免疫細胞の強化を最大の特徴とするキト
サンを最適に組み合わせた組成物は、体内でmyo−イ
ノシトール、キトサンそれぞれが有する特異的効果を更
に上回る相乗的効果の可能性を秘めているとの知見を得
た。本発明は上記知見に基づいて完成させた。即ち、本
発明はmyo−イノシトールとキトサンの健康食品組成
物である。
【0005】先ず、脂肪、コレステロールの代謝に重要
な役割を有することを最大の特徴とするmyo−イノシ
トールにつて述べると、公知のようにmyo−イノシト
ールは,1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロキシシ
クロヘキサンの9個の異性体に全てに適用可能であり、
そのうちmyo−イノシトールだけが、ビタミン様の活
性を有している。遊離のmyo−イノシトールは、多く
の植物に広く分布し、特に、高等植物では、フィチン酸
の形で存在している。また、動物にあっては、遊離のm
yo−イノシトールは、脳、精巣分泌組織、及び胎児の
血液中に多量に含有されている。
【0006】myo−イノシトールの応用例は、医薬
品、化粧品及び飼料添加物等として利用されている。ま
ず、医薬品への応用例について述べると、myo−イノ
シトールは脂肪、コレステロール代謝に重要な役割を有
することから、脂肪肝、肝硬変、動脈硬化症、過コレス
テロールなどの治療等に、また、総合ビタミン剤、強肝
剤、老化防止剤等の一成分として利用されている。化粧
品に関してはmyo−イノシトールは脱毛予備効果また
皮膚病予防治療効果としてを有することから、それぞ
れ、頭髪用化粧料に、また、乳液、クリーム、化粧水等
に配合されている。
【0007】myo−イノシトールの安全性に関して
は、特に、これといった問題はなく、アメリカのFDA
は、安全性が確認された食品(1994)として認可し
ている。
【0008】次に、細胞の活性化と免疫細胞の強化を最
大の特徴とするキトサンについて詳述すると、公知のよ
うにキトサンはカニ、エビ等の甲殻類の殻、昆虫の表
皮、イカ、貝等の骨格や殻等の生体支持組織、また、キ
ノコ類、酵母(パン類)等の細胞壁に含有するキチンを
脱アセチル化したもので、キチンは溶剤に解け難いのに
対して、キトサンは酸に容易に溶解するという性質があ
るため、キチンは主に医療材料、繊維等に、また、キト
サンはそれ以外の多くの分野に於いて利用されている。
【0009】次いで、キトサンの生体に及ぼす影響につ
いて述べると、まず、キトサンが体内に入ると、腸内で
分解吸収されて血管に入り、マクロファージ、好酸球等
の活性を高め、且つナチュラルキラー細胞の活性を強化
するといわれる。その結果、以下に述べるような生体に
とって有益な潜在機能が開発されるであろうという報告
がなされている。(文献:化学工業日報 1994年8
月12日 6頁)。即ち、その機能とは細胞免疫強化、
高血栓、抗コレステロール、抗菌、抗ウイルス、栄養素
デリバリー及び栄養素の徐放性担体等である。このこと
は、生体を異常から正常に回復し、また、正常を保持す
るのに効果的であることを物語っている。
【0010】上述のように、脂肪、コレステロールの代
謝に重要な役割を有することを特徴とするmyo−イノ
シトールと細胞の活性化免疫細胞の強化を最大の特徴と
するキトサンを同時に体内に摂取することは、myo−
イノシトールとキトサン両者の生体に対する特異的効果
以上に、相乗効果が考えられる。
【0011】本発明に於けるmyo−イノシトールとキ
トサンを主体とする健康食品組成物を、健康食品として
或いは健康飲料として、myo−イノシトールとキトサ
ンを請求項1或いは請求項2の範囲内で調整した組成物
を、うどん、そば等の麺類、クッキー、ビスケット、キ
ャンデー、パン、ケーキその他の食品に、また、清涼飲
料、乳酸飲料その他種々の飲物に添加してもよい。その
他、製剤として粉剤、顆粒剤、錠剤及びカプセル剤いず
れの形態に加工して用いてもよい。また、両成分の生体
中に於ける放徐性を意図する健康食品組成物として、m
yo−イノシトールとキトサンそれぞれのマイクロカプ
セルを請求項1或いは請求項2の範囲内で配合して封じ
たカプセルもよい。
【0012】本発明において使用されるビタミン様の活
性を有すmyo−イノシトールは、植物フィチンの分解
によって得られたmyo−イノシトールの精製品が望ま
しい。なお、このmyo−イノシトールは、種々な系に
おいて、リン脂質の生化学的機能に関する研究がなさ
れ、外部投与により、特定の組織に速やかに効果が発現
され、ホスファチジルイノシトール代謝を促進するとの
確認が得られている。
【0013】
【発明の効果】本発明のmyo−イノシトールとキトサ
ンの健康食品組成物を、食品、飲料水等に添加すること
により、また、製剤として利用することにより、生体の
脂肪、コレステロールの代謝を容易にし、また、生体の
細胞の活性化と免疫細胞を強化して、その結果、人々が
健康を維持・増進・改善を図ることが可能となり、その
効果は極めて大である。
【0014】
【実施例】以下実施例をあげて、本発明を具体的に説明
する。
【0015】<製造例1>myo−イノシトール95%
及びキトサン5%の均一なる配合組成物を調整した。
【0016】製造例1で得た組成物の官能テストを試み
たところ、キトサン特有の味は、myo−イノシトール
の甘味で大部分は消え、その組成物の味は気分を悪くす
るものではないとの結果を得た。
【0017】<製造例2>製造例1で得た組成物を更に
飲みやすくするために、甘味料のソルビトールを5%添
加した。
【0018】製造例2で得た組成物の官能テストを試み
たところ、キトサン特有の味は殆ど消えた。
【0019】甘味料を加える場合、本発明は健康食品組
成物に関するものであるから、下記のような生体に好影
響を与える甘味料の使用が好ましい。 1.栄養源になると同時に、血糖及びインシュリンに非
依存性の甘味料(キシリトール、ソルビトール、果糖、
異性果糖、転化糖等。 2.非糖質甘味料(ステビオサイド、グリチルリチン、
ソーマチン、モネリン、アスパルテーム等。 3.腸内細菌特にビフィズス菌などに利用され、整腸そ
の他に好影響を与える甘味料(フラクトオリゴ糖、ラク
チュロース等)。
【0020】<製造例3>製造例1で得た組成物にシナ
モンの粉末を1%添加した。
【0021】製造例3で得た組成物の官能テストを試み
たところ、キトサンの味に変わって、シナモンの爽やか
な芳香臭が漂って飲みやすくなった。
【0022】<製造例4>myo−イノシトール50
%、キトサン50%の均一配合組成物を調整した。
【0023】<製造例5>製造例4で調整した均一組成
物10gを、市販牛乳170mlと混合して懸濁組成物
を得た。
【0024】製造例5で得た組成物の官能テストを試み
たところ、違和感なく飲むことが出来た。
【0025】<製造例6>製造例1で得た組成物を低カ
ロリーの還元麦芽糖でくるみ、直径約2mmの粒状品を
製造した。この粒状品を飲むときは必ずしも水を必要と
せず、また、携帯に便利である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 myo−イノシトールとキトサンが、下
    記(1)及び(2)の範囲内で配合していることを特徴
    とする健康食品組成物。 0.1重量%≦myo−イノシトール≦99.9重量% ・・・ (1) 0.1重量% ≦キトサン≦99.9重量% ・・・ (2)
  2. 【請求項2】 myo−イノシトールとキトサンが、請
    求項1の範囲内で水に懸濁していることを特徴とする健
    康食品組成物。
JP10338684A 1998-11-30 1998-11-30 myo−イノシトールとキトサンの健康食品組成物 Pending JP2000157210A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2209468A1 (en) * 2007-06-18 2010-07-28 Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University Sustained-release chitosan capsules comprising chitosan and phytic acid

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2209468A1 (en) * 2007-06-18 2010-07-28 Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University Sustained-release chitosan capsules comprising chitosan and phytic acid
EP2209468A4 (en) * 2007-06-18 2012-04-11 Univ Yonsei Iacf CHITOSAN AND PHYTIC ACID CONTAINING CHITOSAN CAPSULES WITH DELAYED RELEASE

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