JP2000157055A - 植木鉢を利用するプランター - Google Patents
植木鉢を利用するプランターInfo
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Abstract
水面の高さの変化に伴ってスムーズに上下浮動ができる
ようにしたものである。 【解決手段】 内部に水を入れる箱形形状のプランター
本体1内に、水の増減により上下に浮動可能な分厚い浮
体3を収容し、浮体3の上面側に陥没部5を形成し、浮
体3には陥没部5の底面に敷設すると共に端部を浮体3
の下方に垂下する吸水布7が挿通される通孔8を設け、
陥没部5内には、透水性の多数の微小空隙を少なくとも
底部に有する植木鉢4を、陥没部5の内壁と隙間Gを保
って吸水布7上に載置した植木鉢を利用するプランター
において、浮体に上下に貫通するガイド孔10を形成
し、該ガイド孔10内にはプランター本体1の底面から
立設するポール11を摺動可能に緩挿し、更に前記プラ
ンター本体1の各隅角に滑性板13を取付けると共に、
該各滑性板13に対応する箇所の各隅角に被滑性板14
を備えていることを特徴とする。
Description
共施設などの屋内あるいは庭や公園などの屋外で植物を
栽培するために使用する植木鉢を利用するプランターに
関する。
た特開平10−164990号を挙げることができる。
この出願内容によれば、内部に水を入れたプランター本
体20内に収容する浮体21の上下不動を案内するガイ
ド溝22の構成は、図8に示すように、浮体21の上端
側周面に突設した鍔部23の上下面を挟持するクリップ
部24に、プランター本体の口縁25の外面に沿う方向
へ延在する垂下片26を、該口縁25と僅かの隙間を保
って連成したものである。しかしながら従来の上記構成
によるガイドの構成では、ガイドの機能を果たすもの
の、水面が波打ちながら浮体が上下浮動する場合には浮
体のスムーズな上下移動ができないという問題点があっ
た。
が波打ってもプランター本体内の浮体を水面の高さの変
化に伴ってスムーズに上下浮動ができるようにしたもの
である。
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、内部に水を入
れる箱形形状のプランター本体内に、水の増減により上
下に浮動可能な分厚い浮体を収容し、浮体の上面側に陥
没部を形成し、浮体には陥没部の底面に敷設すると共に
端部を浮体の下方に垂下する吸水布が挿通される通孔を
設け、陥没部内には、透水性の多数の微小空隙を少なく
とも底部に有する植木鉢を、陥没部の内壁と隙間を保っ
て吸水布上に載置した植木鉢を利用するプランターにお
いて、前記浮体に上下に貫通するガイド孔を形成し、該
ガイド孔内にはプランター本体の底面から立設するポー
ルを摺動可能に緩挿してあることを特徴とする。ガイド
孔とポールの設置位置及び個数は浮体の上下浮動がスム
ーズに行われるように配置設定されている。
の揺れを規制すると共に、プランター内の水の増減によ
って浮体が上下浮動する際に、ガイド孔に緩挿するポー
ルに沿って浮体の横揺れを押さえながらスムーズに上下
移動ができるようになる。さらに、この際請求項2記載
の発明のように、プランター本体の各隅角に滑性板を取
付けると共に、該各滑性板に対応する箇所の浮体の各隅
角に被滑性板を備えておけば、浮体の上下移動の時のプ
ランター本体との摩擦抵抗が小さくなり、一段とスムー
ズな上下移動が可能となる。滑性板及び被滑性板の材質
は双方が摺動する時の摩擦抵抗が小さいものであれば特
に限定されないが、一般的には滑性性能の高いプラスチ
ック板を使用する。
に、同形状の浮体を収容する場合には、請求項3記載の
発明のように、プランター本体の内側周面と浮体の外側
周面とに、摺動可能に緩挿する凹凸条を縦方向に備えて
おけば、水面上の浮体の揺れを規制し、プランター内の
水の増減によって浮体が上下浮動する際にも凹凸条がガ
イドとなって横揺れを押さえながらスムーズに上下移動
ができるようになる。
な上下移動に支障がない限り特に限定されないが、プラ
ンター本体の内側周面と浮体の外側周面とに全周にわた
って略定間隔を保って配設することが望ましい。また凹
凸条は凹溝と該凹溝に緩挿する凸条とにより構成され、
プランター本体の内側周面に凸条を配設した場合には浮
体の外側周面に凹溝を配設し、逆にプランター本体の内
側面に凹溝を配設した場合には浮体の外側周面に凸条を
配設する。
するプランターについて図面に基づき具体的に説明す
る。
な実施の一形態である。プランター本体1は、例えば軽
くて丈夫な発砲プラスチックを使用し且つ上面側を開放
した方形の箱形形状に成形したものである。このプラン
ター本体1内には、適量(例えばプランター本体1の深
さに対して約半分程度)の水を入れておくものである。
の浮体3がプランター本体1の内周壁とやや間隙を保つ
と共に水の増減に応じて上下に浮動可能に収納してあ
る。浮体3は、例えば発泡スチロールのような水に浮く
比重の小さな材料を使用して成形する。浮体3の上面側
には、後述する植木鉢4を入れるための陥没部5が2列
で4個ずつ定間隔を保って形成してあり、その陥没部5
の深さは、浮体3のほぼ中程までに達し植木鉢4がやや
上端部分を残して収まるようにしてある。また陥没部5
の幅方向の大きさは、そこに収める植木鉢4の外周壁よ
りもやや大き目に形成してあって、植木鉢4を収めたと
きに陥没部5の内周壁との間に隙間Gができるようにし
てある。
部6と接触するように吸水布7が敷設してある。この吸
水布7は浮体3に形成した通孔8を挿通し2列各一対の
陥没部5,5に跨って配設してあり、さらに該吸水布7
の両端は、プランター本体1内に溜めてある水に浸漬す
るように浮体3の下方に垂れ下がっている。通孔8は浮
体3の下面より立上がり一方の陥没部5の一端から該陥
没部5の底面全域を通り抜け、さらに他方の陥没部5の
底面全域を通って前記他方の陥没部5の他端から下方に
下がり浮体3の下面へ抜けるように形成してある。但
し、一方の陥没部5と他方の陥没部5との間は浮体3の
下部が切除された空部9になっていて前記通孔8と連通
している。
左右4個のグループをなす陥没部5の集まりの真中に、
浮体3を上下に貫通する円形のガイド孔10がそれぞれ
形成してあり、さらに各ガイド孔10内にはプランター
本体1の底面から立設し且つプランター本体1の上端の
高さと略一致するポール11が摺動可能に緩挿してあ
る。各ポール11の上端にはポール11の穴を塞ぐため
のキャップ12が取り付けてある。
形の滑性板13が深さ方向に取り付けてあり、一方、各
滑性板13に対応する箇所の浮体3の角隅角には、該滑
性板13と摩擦抵抗が小さな横断面L字形の被滑性板1
4がそれぞれ取付けてあって、各滑性板13と対応する
各被滑性板14とは極めて接近した状態で配設してあ
る。
樹脂を予備発砲した発砲合成樹脂粒を熱融着して形成し
た植木鉢であって、少なくとも植木鉢の底部6の全域ま
たは一部を部分的に熱融着することによって、透水性の
有する多数の微小空隙を形成したものを使用する。この
ように軽量な植木鉢4を使用し、また厚く成形してある
浮体を用いることによって、植木鉢4内に培養土を入れ
て草花や野菜等の栽培を行う際にも、植木鉢の底部6が
水面より上方に位置するようにしてある。
を利用するプランターは、プランター本体1内に水を入
れ、浮体3をプランター本体1内で浮上させると共に浮
体の各陥没部5内に培養土及び草花を植えた植木鉢4を
載置すれば、プランター内部に貯溜する水が毛細管現象
によって吸水布7により吸い上げられ、さらに植木鉢の
底部6の微小空隙による毛細管現象によって植木鉢4内
の培養土に水分が供給されるものである。この際、水に
浮く浮体3によって支持される植木鉢4は、その底部6
が水面から一定の高さ位置を保ち得るので、吸水布7を
介しての培養土への水の供給が過剰になることがなく、
過不足のない湿り気を与えることができる。尚、吸水布
7による毛細管現象によって水の吸い上げる高さは、1
1cm程度までが限界なので、水面と植木鉢の底部6との
距離をそれ以内に設定しておくことが必要である。
があり、この隙間Gは通孔8と連通しているので、屋外
において降雨時の雨水が隙間Gから通孔8を通ってプラ
ンター本体1内に貯溜し、水の補給を行うことができ
る。さらに、プランター内の水の増減や、或いは風など
の気象条件によって生じる浮体3の上下または左右の揺
れは、ガイド孔10に緩挿するポール11によって規制
されて大幅に緩和されるので、浮体3で支持される植木
鉢4を安定した上下浮動状態を保つことが可能である。
を、図5のように乱杭形状に形成して外観上の形態に変
化をもたせたものであってもよい。
すものである。この実施形態においては、基本的には前
記実施形態と同一であるが、以下の点で相違している。
すなわち、プランター本体1の形状を上面側を開放した
円形の箱形形状とし、該プランター本体1内壁の内側周
面に周方向へ定間隔を保って縦走する凸条15を設けて
ある。またプランター本体1内に、その内周壁とやや間
隙を保って水の増減に応じて上下に浮動可能に収納して
ある浮体3には、その外側周面に前記各凸条15がそれ
ぞれ緩挿する凹溝16を形成してある。したがって、浮
体3は凸条15をガイドとして上下に安定して浮動する
ことができる。尚、図6及び図7において、前記実施形
態と同一機能を有する同一部材については、同一符号を
用いてその説明を省略した。
れを確実に規制することができるので、たとえ水面の波
打ちがあっても水の増減に伴う浮体の上下浮動をスムー
ズに行い且つ浮体で支持される植木鉢を常に安定状態に
保つことができる。
表的な実施形態を示す分解斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に水を入れる箱形形状のプランター
本体(1)内に、水の増減により上下に浮動可能な分厚
い浮体(3)を収容し、浮体(3)の上面側に陥没部
(5)を形成し、浮体(3)には陥没部(5)の底面に
敷設すると共に端部を浮体(3)の下方に垂下する吸水
布(7)が挿通される通孔(8)を設け、陥没部(5)
内には、透水性の多数の微小空隙を少なくとも底部に有
する植木鉢(4)を、陥没部(5)の内壁と隙間(G)
を保って吸水布(7)上に載置した植木鉢を利用するプ
ランターにおいて前記浮体に上下に貫通するガイド孔
(10)を形成し、該ガイド孔(10)内にはプランタ
ー本体(1)の底面から立設するポール(11)を摺動
可能に緩挿してあることを特徴とする植木鉢を利用する
プランター。 - 【請求項2】 前記プランター本体(1)の各隅角に滑
性板(13)を取付けると共に、該各滑性板(13)に
対応する箇所の浮体(3)の各隅角に被滑性板(14)
を備えていることを特徴とする請求項1記載の植木鉢を
利用するプランター。 - 【請求項3】 内部に水を入れる円形の箱形形状のプラ
ンター本体(1)内に、水の増減により上下に浮動可能
な分厚い浮体(3)を収容し、浮体(3)の上面側に陥
没部(5)を形成し、浮体(3)には陥没部(5)の底
面に敷設すると共に端部を浮体(3)の下方に垂下する
吸水布(7)が挿通される通孔(8)を設け、陥没部
(5)内には、透水性の多数の微小空隙を少なくとも底
部に有する植木鉢(4)を、陥没部(5)の内壁と隙間
(G)を保って吸水布(7)上に載置した植木鉢を利用
するプランターにおいて、 プランター本体(1)の内側周面と浮体の外側周面とに
摺動可能に緩挿する凹凸条(15と16)を縦方向に備
えていることを特徴とする植木鉢を利用するプランタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33733798A JP3354512B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 植木鉢を利用するプランター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33733798A JP3354512B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 植木鉢を利用するプランター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157055A true JP2000157055A (ja) | 2000-06-13 |
JP3354512B2 JP3354512B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=18307690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33733798A Expired - Fee Related JP3354512B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 植木鉢を利用するプランター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354512B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111869461A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-11-03 | 邓婧 | 一种用于环境修复的植物种植墙 |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP33733798A patent/JP3354512B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111869461A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-11-03 | 邓婧 | 一种用于环境修复的植物种植墙 |
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