JP2000156516A - 光充電式二次電池及び電気機器 - Google Patents

光充電式二次電池及び電気機器

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JP2000156516A
JP2000156516A JP10351505A JP35150598A JP2000156516A JP 2000156516 A JP2000156516 A JP 2000156516A JP 10351505 A JP10351505 A JP 10351505A JP 35150598 A JP35150598 A JP 35150598A JP 2000156516 A JP2000156516 A JP 2000156516A
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春夫 渡辺
Tomiichi Watanabe
富一 渡辺
Koichiro Hikuma
弘一郎 日隈
Ritsuko Inoue
律子 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光エネルギを、通常用いられている電気機器
の電源として利用する。 【解決手段】 円筒形状の巻き芯部2に、可撓性を有す
る光電変換素子3を捲回可能に配設する。巻き芯部2に
収納された蓄電池4を充電する際に、巻き芯部2に捲回
された光電変換素子3を引き出して受光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換素子と蓄
電池とが一体に構成された光充電式二次電池に関する。
また、本発明は、光電変換素子と蓄電池とを備える電気
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】光電変換素子は、太陽電池とも言われて
おり、太陽光等の光エネルギを電気エネルギに変換する
素子である。この光電変換素子は、光エネルギから電気
エネルギを取り出す際に、従来から利用されてきた化石
燃料等と異なり、二酸化炭素等の排出物が出ない。ま
た、光電変換素子は、ほぼ無尽蔵と言われている太陽光
等の光エネルギから電気エネルギを取り出すことができ
るために、半永久的に発電を行うことができる。そのた
め、光電変換素子は、地球環境問題に鑑みて、その利用
用途や利用規模が今後も益々拡大してゆくものと考えら
れている。
【0003】しかしながら、光電変換素子は、太陽光等
の光エネルギに時間的な変動が大きい場合が多く、この
光エネルギを変換して発電した電気エネルギにも時間的
な変動が大きくなってしまうために、電気機器の直接の
電源とすることには適さない場合が多い。
【0004】また、光電変換素子は、太陽光等の光エネ
ルギが空間的に希薄な状態で存在していることから、利
用に適した所定量の電力を得るためには大きな受光面積
を必要となる。
【0005】したがって、光電変換素子は、電気機器の
補助的な電源として、又は変換した電気エネルギを一度
蓄電池に充電し、この蓄電池から放電させて利用すると
いった用途で用いられている。
【0006】一方、電気機器は、近年の各種加工技術の
進展により、小型化が進んでおり、携帯型の機器とされ
ることが多い。そのため、電気機器は、その電源とし
て、通常、携帯に便利で手軽に利用することができる乾
電池が用いられている。したがって、乾電池は、今後も
益々利用が進むと考えられている。
【0007】ところが、乾電池は、通常、マンガン乾電
池、アルカリマンガン乾電池等の一次電池であり、一回
の放電で破棄されることになるため、経済的、資源的及
び環境負荷的な観点からみて好ましいものとはいえな
い。また、乾電池と同様の規格形状を有するNiMH系
等の二次電池も使用されるが、充電するための電力が地
球環境に負荷を与える手段により発電されていては、一
次電池と同様に好ましいものとはいえない。
【0008】そこで、上述したような光電変換素子の利
点と、乾電池の利便性とを組み合わせた光充電式二次電
池が、例えば特開昭63−314780号公報「電池」
や特開平2−73675号公報「円筒形型充電式太陽電
池」等に記載されているように、提案されている。係る
従来の光充電式二次電池は、発電部としての光電変換素
子と、充放電部としての蓄電池とを円筒形規格乾電池型
に組み合わせて使用することによって、通常用いられて
いる電気機器を、光エネルギによって生産した電力によ
り駆動させることを実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光充電式二次電池は、一方向から照射される太陽光等の
光エネルギを、蓄電池の外表面積のすべてを有効に活用
して光電変換素子に受光させることが困難なばかりか、
その構造上、蓄電池の外表面積を超えて光電変換素子の
受光面積を備えることができない。そのため、従来の光
充電式二次電池は、蓄電池を充電する際の充電時間が実
用に耐えない程長く、さらには光電変換素子が蓄電池を
充電するために必要な電力すら発電できないことがある
といった問題があった。
【0010】そこで、本発明は、可撓性を有する光電変
換素子と蓄電池とを組み合わせた構成とすることによっ
て、太陽光等の光エネルギを通常用いられている電気機
器の電源として利用することができるよう図るととも
に、実用に十分耐え得る充放電性能を備えた光充電式二
次電池を提供することを目的とする。また、本発明は、
充放電可能な蓄電池と、可撓性を有する光電変換素子と
を備える電気機器において、この光電変換素子が蓄電池
を充電するにあたり、実用に十分耐え得る発電性能を有
する電気機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、本発明に係る光充電式二次電池は、円筒形状の
巻き芯部と、上記巻き芯部に対して捲回されて引き出し
自在に配設された可撓性を有する光電変換素子とを備
え、上記巻き芯部には、充放電可能な蓄電池と、この蓄
電池の充放電を制御する制御回路部とが設けられ、上記
巻き芯部に上記光電変換素子を捲回した状態で、全体略
円筒形状とされてなる。
【0012】以上のように構成された光充電式二次電池
は、蓄電池を充電する際に、巻き芯部に捲回された光電
変換素子を引き出して受光させることにより、実用的な
充電性能を備えるとともに、蓄電池から放電する際に、
この光電変換素子を巻き芯部に捲回した状態で全体略円
筒形状を呈することにより、通常用いられている電気機
器の電源としての利用が容易となる。
【0013】また、本発明に係る電気機器は、充放電可
能な蓄電池と、可撓性を有する光電変換素子とを備える
電気機器において、上記光電変換素子は、捲回又は折り
畳まれた状態で当該電気機器の内部空間に収納され、当
該電気機器から引き出した状態で上記蓄電池を充電して
なる。
【0014】以上のように構成された電気機器は、蓄電
池を充電する際に、当該電気機器の内部空間に捲回又は
折り畳まれた状態で収納された光電変換素子を引き出し
て受光させることにより、実用的な充電性能を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、先
ず、図1に示すような光充電式二次電池1について説明
することとする。
【0016】本発明に係る光充電式二次電池1は、円筒
状の巻き芯部2と、この巻き芯部2に対して捲回されて
引き出し自在に配設された可撓性を有する光電変換素子
3と、巻き芯部2の内部に設けられた蓄電池4及び制御
回路部5とを備え、光電変換素子3を巻き芯部2に捲回
した状態で、全体略円筒形状を呈して構成される。
【0017】巻き芯部2は、例えばABS樹脂等の樹脂
材料によって円筒形状に形成されている。巻き芯部2
は、光電変換素子3を捲回された状態で光電変換素子3
の幅よりもわずかに長く形成されてる。したがって、巻
き芯部2は、光電変換素子3の全幅に亘って巻き取るこ
とができ、この光電変換素子3がはみ出してしまうこと
がない。また、巻き芯部2は、その両端部に上部フラン
ジ6及び下部フランジ7が設けられている。
【0018】上部フランジ6及び下部フランジ7は、例
えばABS樹脂等の樹脂材料によって略円形平板状に形
成されており、接着剤等の固定手段により巻き芯部2の
両端部に固定されている。上部フランジ6及び下部フラ
ンジ7は、その径が、巻き芯部2に捲回された状態での
光電変換素子3の径と略同一となるように形成されてい
る。これにより、上部フランジ6及び下部フランジ7
は、巻き芯部2に捲回された光電変換素子3の側縁部を
保護することができるとともに、引き出された光電変換
素子3を巻き芯部3に巻き取る際のガイドとなり、位置
ずれせずに光電変換素子3を巻き芯部2に捲回させるこ
とができる。
【0019】巻き芯部2、上部フランジ6及び下部フラ
ンジ7は、電気絶縁性を示す材料によって形成されるこ
とが望ましい。これにより、光充電式二次電池1は、内
部の配線がこれら各部を介して短絡してしまったり、放
電利用されるに際して、これら各部が例えば電気機器の
電池収納部の端子等に接触することによって電気的に短
絡してしまうことを防止することができる。
【0020】また、巻き芯部2、上部フランジ6及び下
部フランジ7は、断熱特性の優れた材料によって形成さ
れることが望ましい。これにより、光充電式二次電池1
は、例えば自動車のダッシュボードに放置される等して
高温に晒された場合に、内部に収納した蓄電池4の温度
が上昇して破損してしまうことを防止することができ
る。
【0021】さらに、巻き芯部2、上部フランジ6及び
下部フランジ7は、例えば白色等の光や熱を吸収しにく
い色に着色されていることが望ましい。これにより、光
充電式二次電池1は、内部に収納した蓄電池4の温度が
上昇して破損してしまうことを防止することができる。
【0022】上部フランジ6と下部フランジ7とには、
それぞれ正極端子8と負極端子9とが設けられている。
正極端子8と負極端子9とは、導電性材料により形成さ
れており、それぞれ図示しない結線手段により、後述す
るように、制御回路部5の所定の位置に電気的に接続さ
れている。
【0023】光電変換素子3は、可撓性を有して略矩形
シート状に形成された光電変換素子、いわゆる太陽電池
である。光電変換素子3は、具体的には例えば、ポリエ
ステルフィルム等の絶縁性フィルム上に、Ag,Al,
Cr,Ni,CuあるいはCを主成分とする金属電極を
配した反射電極層と、a−Siのpin接合構造に代表
される非結晶半導体薄膜からなる光電変換層と、Zn
O,SnO2あるいはIn23等の金属酸化物を主成分
とする透明電極層とを順次積層して可撓性を有するよう
に薄膜状に形成したものである。光電変換素子3は、各
層が、スパッタ法や蒸着法に代表されるPVD法、又は
プラズマCVD法やMOCVD法に代表されるCVD法
により薄膜状に形成されてなる。光電変換層は、例えば
ペリレン等のp型有機半導体と、例えば銅フタロシアニ
ン等のn型有機半導体とにより形成されてpn接合構造
としてもよい。
【0024】光電変換素子3は、巻き芯部2に対して捲
回されて引き出し自在に配設されており、最内周側の一
側が巻き芯部2に固定されている。光電変換素子3は、
この最内周側の一側に、図示しない正極端子と負極端子
とが設けられており、それぞれ図示しない結線手段によ
り、後述するように、制御回路部5の所定の位置に電気
的に接続されている。
【0025】また、光電変換素子3は、巻き芯部2に対
して捲回した状態で、その受光面が内側となるように配
設されている。これにより、光充電式二次電池1は、放
電使用される際に、光電変換素子3の受光面が外方に露
出することがなく、光電変換素子3の受光面が傷つく等
して破損してしまうことを防止することができる。
【0026】なお、本実施の形態においては、光電変換
素子3を巻き芯部2に対して捲回した状態で、その受光
面が内側となるように配設するとしたが、斯かる構成に
限定されるものではなく、例えば、光電変換素子3を巻
き芯部2に対して捲回した状態で、その受光面が外側に
向くように配設してもよい。これにより、光充電式二次
電池1は、光電変換素子3を引き出さずに巻き芯部2に
捲回したままの状態であっても、蓄電池4を充電するこ
とができる。
【0027】蓄電池4は、巻き芯部2の内部空間に収納
されており、充放電が可能な二次電池である。蓄電池4
は、具体的には例えば、ニッケル−水素二次電池、ニッ
ケル−カドミウム二次電池、ニッケル−亜鉛二次電池、
亜鉛−酸化銀二次電池、鉄−ニッケル二次電池等であ
る。
【0028】蓄電池4は、ニッケル−水素二次電池であ
ることが望ましい。これにより、蓄電池4は、体積当た
りのエネルギ密度を向上させることができるとともに、
鉛やカドミウムといった重金属を使用せず、環境適合性
に優れたものとなる。
【0029】蓄電池4は、所定の電池規格形状を有する
規格蓄電池であってもよい。蓄電池4は、具体的には、
IECやJIS等により定められた、いわゆる単3型と
呼ばれるR6型電池、単4型と呼ばれるR03型電池、
単5型と呼ばれるR1型電池、あるいはボタン型と呼ば
れるR44型電池、R1220型電池等であってもよ
い。これにより、光充電式二次電池1においては、開発
・製造コストを抑えることができる。
【0030】ただし、蓄電池4は、蓄電容量の観点から
みた場合には、規格蓄電池を使用せずに、巻き芯部2の
内部空間に直接電解液等の蓄電池構成物を封入すること
が望ましい。これにより、蓄電池4は、規格蓄電池の外
装部に相当する空間にまで蓄電池構成物を封入すること
ができ、蓄電容量を増大させることができる。
【0031】また、蓄電池4は、巻き芯部2に対して着
脱自在であるように構成してもよい。具体的には、例え
ば下部フランジ7の一部を開閉自在として、この開閉部
から巻き芯部2に対して蓄電池4を挿脱するように構成
してもよい。あるいは、例えば、光電変換素子3を引き
延ばした状態で外方へと露出する巻き芯部2の一部を開
閉自在として、この開閉部から巻き芯部2に対して蓄電
池4を着脱するように構成してもよい。
【0032】これにより、光充電式二次電池1において
は、蓄電池4が充放電を繰り返して寿命が尽きた場合で
も、この蓄電池4のみを交換することができる。したが
って、光充電式二次電池1は、蓄電池4に比べて長い寿
命を有する他の各部を、寿命が尽きた蓄電池4とともに
廃棄する必要がなくなり、資源の有効活用の観点から望
ましいものとなる。
【0033】また、これにより、光充電式二次電池1
は、蓄電池4を充電するための充電器として利用するこ
とができる。すなわち、光充電式二次電池1によって蓄
電池4を充電し、充電が完了した蓄電池4を光充電式二
次電池1から取り出して、この蓄電池4を電子機器の電
源として利用することもできる。
【0034】さらに、蓄電池4は、上述したように規格
蓄電池を利用するとともに、巻き芯部2に対して着脱自
在としてもよい。このように、蓄電池4として規格蓄電
池を着脱自在に使用することで、光充電式二次電池1
は、上述したように蓄電池4を交換する際に、この交換
作業を簡便且つ容易に行えるようになる。また、この場
合にも、上述したように、蓄電池4を充電するための充
電器として光充電式二次電池1を使用してもよい。これ
により、規格蓄電池形状を有する蓄電池4は、光充電式
二次電池1から着脱自在とされて、通常の筒型規格電池
を電源とする電気機器に対して用いることができるよう
になる。
【0035】また、蓄電池4は、その放電電圧が0.6
〜1.9Vであることが望ましい。これにより、光充電
式二次電池1は、通常の筒型規格電池を電源として用い
る電気機器に対して用いられた場合に、それら電気機器
の動作電圧に満たずに動作させることができなかった
り、許容電圧を超えてしまって機器を破損してしまった
りといったことを防止することができる。
【0036】制御回路部5は、巻き芯部2の内部空間に
収納されて備えられる。制御回路部5は、光電変換素子
3と蓄電池4との整流機能、光電変換素子3による蓄電
池4の過充電防止機能、蓄電池4の過放電防止機能、後
述するように蓄電池4が複数設けられた場合の個々の蓄
電池の充放電状態の制御機能等から選ばれる機能を適宜
備える。以下では、制御回路部5の具体的な構成の例を
示すこととする。なお、制御回路部5は、以下に示す例
に限定されるものではなく、上述したような機能を適宜
備えればよいことは勿論である。
【0037】制御回路部5は、具体的には例えば、図2
に示すような回路により構成される。この第1の制御回
路部5aにおいては、上述した各機能のうち、整流機能
及び過充電防止機能を備える回路を示すこととする。
【0038】第1の制御回路部5aは、図2に示すよう
に、光電変換素子3と蓄電池4との整流機能を有するダ
イオード20と、光電変換素子3による蓄電池4への過
充電を防止するツェナーダイオード21とにより構成さ
れる。
【0039】第1の制御回路部5aにおいては、光電変
換素子3のプラス端子がダイオード20のアノードに接
続されており、このダイオード20のカソードがツェナ
ーダイオード21のカソード、正極端子8及び蓄電池4
の正極に接続されている。また、第1の制御回路部5a
においては、光電変換素子3のマイナス端子がツェナー
ダイオード21のアノード、負極端子9及び蓄電池4の
負極に接続されている。
【0040】したがって、第1の制御回路部5aは、ダ
イオード20が、蓄電池4から光電変換素子3への電流
の逆流を防止するよう構成されている。また、第1の制
御回路部5aは、ツェナーダイオード21によって蓄電
池4の両極での電圧値が所定の値に制限されるために、
蓄電池4の過充電が防止されるよう構成されている。
【0041】また、制御回路部5は、例えば、図3に示
すような回路により構成されてもよい。この第2の制御
回路部5bにおいては、上述した各機能のうち、整流機
能、過充電防止機能及び過放電防止機能を備える回路を
示すこととする。
【0042】第2の制御回路部5bは、図3に示すよう
に、光電変換素子3と蓄電池4との整流機能を有するダ
イオード30と、光電変換素子3による蓄電池4への過
充電を防止するツェナーダイオード31と、第1の比較
制御部32と、第2の比較制御部33と、第1のスイッ
チング素子34と、第2のスイッチング素子35と、光
電変換素子3の出力端子をそれぞれ分圧する抵抗器36
及び抵抗器37と、抵抗器38及び抵抗器39と、ツェ
ナーダイオード31による電圧降下を吸収する抵抗器4
0とにより構成される。
【0043】この第2の制御回路部5bにおいて、第1
の比較制御部32及び第2の比較制御部33は、例えば
オペアンプと抵抗器とにより構成される。また、第1の
スイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35
は、例えばトランジスタ等により構成される。
【0044】第2の制御回路部5bにおいては、光電変
換素子3のプラス端子がダイオード30のアノードに接
続されており、このダイオード30のカソードが蓄電池
4の正極に接続されている。また、第2の制御回路部5
bにおいては、光電変換素子3のマイナス端子が、ツェ
ナーダイオード31のアノードと、負極端子9と、蓄電
池4の負極とに接続されている。さらに、第2の制御回
路部5bにおいては、ツェナーダイオード31のカソー
ドが接点41で抵抗器40と接続されており、この抵抗
器40の他方の端子がダイオード30のカソードに接続
されている。接点41での電圧値は、ツェナーダイオー
ド31によって、所定の値を超えない。
【0045】また、第2の制御回路5bにおいては、抵
抗器36と抵抗器37とにより分圧された光電変換素子
3の出力が第1の比較制御部32の一方の入力端子に入
力されており、比較制御部32の他方の入力端子と接点
41とが接続されている。比較制御部32は、これら入
力端子に入力された電圧を比較して、スイッチング素子
34を制御する。スイッチング素子34は、光電変換素
子3のプラス端子とマイナス端子とを短絡させるスイッ
チとして機能する。
【0046】さらに、第2の制御回路部5bにおいて
は、抵抗器38と抵抗器39とにより分圧された光電変
換素子3の出力が第2の比較制御部33の一方の入力端
子に入力されており、比較制御部33の他方の入力端子
と接点41とが接続されている。比較制御部33は、こ
れら入力端子に入力された電圧を比較して、スイッチン
グ素子35を制御する。スイッチング素子35は、蓄電
池4の正極と正極端子8とを短絡させるスイッチとして
機能する。
【0047】第2の制御回路部5bは、ダイオード30
が、蓄電池4から光電変換素子3への電流の逆流を防止
するよう構成されている。
【0048】また、第2の制御回路部5bは、蓄電池4
の両極での電圧値が所定の値となると、第1の比較制御
部32が第1のスイッチング素子34を制御して、光電
変換素子3のプラス端子とマイナス端子とを短絡させて
しまう。したがって、第2の制御回路部5bにおいて
は、蓄電池4が過充電されてしまうことを防止すること
ができる。
【0049】さらに、第2の制御回路部5bは、蓄電池
4の両極での電圧値が所定の値となると、第2の比較制
御部33が第2のスイッチング素子35を制御して、蓄
電池4と正極端子8との接続を遮断してしまう。したが
って、第2の制御回路部5bにおいては、蓄電池4が過
放電されてしまうことを防止することができる。
【0050】光充電式二次電池1は、以上で説明したよ
うに構成されて、図4に示すように、全体略円筒形状を
呈する。この状態で、光充電式二次電池1は、電気機器
に対して用いられることによって、これら電気機器に対
して着脱することが容易となる。
【0051】また、光充電式二次電池1は、図4に示す
ように、光電変換素子3が巻き芯部2に捲回された状態
で、所定の筒型電池規格形状を有するように各部の寸法
等を定められてもよい。具体的には、光充電式二次電池
1は、IECやJIS等により定められた、いわゆる単
1型と呼ばれるR20型電池、単2型と呼ばれるR14
型電池、あるいは単3型と呼ばれるR6型電池等であっ
てもよい。
【0052】これにより、光充電式二次電池1は、通常
の規格筒型電池を収納して使用するように設計された電
気機器に対して用いることを容易とすることができる。
したがって、この場合に、光充電式二次電池1は、太陽
光等の光エネルギを電気エネルギに変換して蓄え、通常
用いられているような筒型電池を使用する電気機器の電
源とすることができる。
【0053】また、光充電式二次電池1は、図5に示す
ように、光電変換素子3を巻き芯部2から引き出した状
態で、蓄電池4を充電する。このとき、光充電式二次電
池1は、光電変換素子3の受光面積を大きくすることが
でき、また、光電変換素子3の受光面積の全てを光の方
向に向けることができるために、この光電変換素子3の
発電力を向上させることができる。したがって、光充電
式二次電池1は、蓄電池4を充電する際の充電時間を実
用上十分に短くすることができる。
【0054】なお、本発明に係る光充電式二次電池は、
蓄電池4の形・個数・設置位置等及び制御回路部5の設
置位置等に限定されるものではなく、これら蓄電池4及
び制御回路部5が巻き芯部2の内部に設けられていれば
よい。
【0055】したがって、図6に示すような光充電式二
次電池50のように、複数の蓄電池4を備えて構成して
もよい。光充電式二次電池50は、例えばコイルスプリ
ングや板バネ等の弾性体10によって、各蓄電池4が位
置ずれしないように支持される。
【0056】また、本発明に係る光充電式二次電池は、
図7に示すように、外周壁11を備えて構成されてもよ
い。以下では、この外周壁11を備えて構成された光充
電式二次電池60について説明することとする。なお、
以下の説明においては、上述した説明と同一又は同等の
部位については説明を省略し、図面において同じ符号を
付すこととする。
【0057】光充電式二次電池60は、図7に示すよう
に、上部フランジ6及び下部フランジ7と略同径の略円
筒形状を呈する外周壁11を備えて構成される。光充電
式二次電池60は、図8に示すように、上部フランジ6
及び下部フランジ7にそれぞれ、外周壁11の側縁部が
回動自在に嵌合する溝部6a及び溝部7aが設けられて
いる。したがって、光充電式二次電池60においては、
外周壁11が巻き芯部2、上部フランジ6及び下部フラ
ンジ7に対して自在に回動する。
【0058】また、外周壁11には、図9に示すよう
に、スリット11aが穿孔されている。スリット11a
は、光電変換素子3を引き出すに十分な幅と厚みとを有
して外周壁11に穿孔されている。
【0059】さらに、光充電式二次電池60において
は、図9に示すように、光電変換素子3の最外周端に係
止部3aが形成されている。この係止部3aは、光電変
換素子3が巻き芯部2に捲回された際に、スリット11
aに接合するに十分な厚みを有して形成されている。係
止部3aは、光電変換素子3が外周壁11の内部に完全
に巻き込まれてしまうことを防止する機能を有するとと
もに、光電変換素子3を引き出す際の取っ手としての機
能を有している。
【0060】光充電式二次電池60は、図10に示すよ
うに、蓄電池4を充電する際に係止部3aが引き出され
ることにより、光電変換素子3が巻き芯部2から引き出
される。また、光充電式二次電池60は、外周壁11を
巻き芯部2に対して回転させることにより、光電変換素
子3を巻き芯部2に巻き取ることができる。
【0061】したがって、光充電式二次電池60は、ス
リット11aを有する外周壁11が回動自在に備えられ
ていることによって、光電変換素子3の引き出し及び巻
き取りが容易となる。また、光充電式二次電池60は、
外周壁11を備えることによって、電気機器に収納され
た際に、光電変換素子3が巻きほぐれてしまうといった
ことがない。さらに、光充電式二次電池60は、外周壁
11を備えることによって、この光電変換素子3を外部
から保護し、光充電式二次電池1の使用操作等により光
電変換素子3が損傷してしまうことを防止するととも
に、蓄電池4の直射日光等による加熱を防止することが
できる。外周壁11は、蓄電池4の加熱をさらに確実に
防止するためには、例えば白色等のように光や熱を吸収
しにくい色に着色されていることが望ましい。
【0062】また、光充電式二次電池60は、図11
(A)及び図11(B)に示すように、下部フランジ7
に、外周壁11を巻き芯部2に対して回転させるための
回転アーム12を備えてもよい。この場合に、光充電式
二次電池60は、下部フランジの外面側の中心近傍から
側縁にかけて、アーム用凹部7bを備えて形成される。
回転アーム12は、アーム用凹部7bの深さと略同一の
厚みで略矩形平板状に形成され、下部フランジ7の側縁
方向にスライド自在となるように、アーム用凹部7bに
嵌合される。また、回転アーム12は、外方に臨む主面
に位置して、下部フランジ7の中心側にスライド用凹部
12aが設けられており、下部フランジ7の側縁側に回
転用凸部12bが設けられている。
【0063】回転アーム12は、図11(A)に示すよ
うに、下部フランジ7の外周縁からはみ出さないよう
に、この下部フランジ7のアーム用凹部7bに収納され
る。また、回転アーム12は、光電変換素子3を巻き取
るために外周壁11を巻き芯部2に対して回転させる際
に、図11(B)に示すように、下部フランジ7の外周
縁から突出される。
【0064】そして、光充電式二次電池60において
は、外周壁11を固定し、突出させた回転アーム12の
回転用凸部12bを下部フランジ7の円周方向に回転さ
せることによって、外周壁11が巻き芯部2に対して相
対的に回転し、光電変換素子3を巻き芯部2に巻き取
る。言い換えると、光充電式二次電池60は、回転アー
ム12を備えることによって、光電変換素子3を手早く
且つ容易に巻き芯部2に巻き取ることができる。
【0065】また、回転アーム12は、上述したように
スライドして下部フランジ7から突出する構成に限定さ
れず、例えば、図12(A)及び図12(B)に示すよ
うに、回転して下部フランジ7から突出する構成として
もよい。
【0066】この場合に、回転アーム12は、内方に臨
む主面に位置して下部フランジ7の中心側に回転用凸部
12bが設けられ、下部フランジ7の側縁側の両側部に
一対の凸部12cが設けられる。一対の凸部12cは、
下部フランジ7に設けられた一対の凹部(図示せず)に
嵌合しており、回転自在とされる。
【0067】そして、回転アーム12は、図12(A)
に示すように、下部フランジ7の外周縁からはみ出さな
いように、アーム用凹部7bに収納される。また、回転
アーム12は、一対の凸部12cを中心として、図12
(B)中矢印Aで示すように回転することによって、下
部フランジ7の外周縁から突出する。
【0068】回転アーム12は、上述の説明では下部フ
ランジ7に備えられるとしたが、例えば上部フランジ6
に備えられてもよい。
【0069】また、本発明に係る光充電式二次電池は、
図13に示すように、複数の光電変換素子3を備える構
成としてもよい。以下では、複数の光電変換素子3を備
えて構成された光充電式二次電池70について説明する
こととする。なお、以下の説明においては、上述した説
明と同一又は同等の部位については説明を省略し、図面
において同じ符号を付すこととする。
【0070】光充電式二次電池70は、図13に示すよ
うに、2つの光電変換素子3b,3cを備えて構成され
る。光電変換素子3bと光電変換素子3cとは、巻き芯
部2から引き出される方向と略直交する方向に折り畳む
ことができるように、互いに隣り合う一側で接合されて
いる。光充電式二次電池70においては、光電変換素子
3bと光電変換素子3cとが折り畳まれた状態で巻き芯
部2に捲回されて収納され、巻き芯部2から引き出され
た際に、光電変換素子3cが図13中矢印Bで示すよう
に広げられる。
【0071】光充電式二次電池70は、図13に示すよ
うに、2つの光電変換素子3b,3cを広げた状態で受
光させることにより、受光面積を向上させることができ
る。したがって、光充電式二次電池70は、発電効率を
向上させることができるとともに、蓄電池4の充電時間
を短縮することができる。
【0072】また、光充電式二次電池70においては、
光電変換素子3b,3cを収納する際に、互いに向かい
合わせるように折り畳んで巻き芯部2に捲回する。その
ため、光電変換素子3b,3cは、巻き芯部2に捲回さ
れた状態で、受光面が互いに逆向きに丸められる。した
がって、光充電式二次電池70においては、光電変換素
子3b,3cが広げられた際に互いの丸まりを相殺する
ことができ、撓みを防止することができる。
【0073】光充電式二次電池70は、上述した光充電
式二次電池60における係止部3aの代わりに、図13
及び図14に示すようなストッパ13を備えてもよい。
ストッパ13は、スリット11aに接合するに十分な厚
みを有して形成される。また、ストッパ13は、長手方
向にスリットが設けられており、このスリットに光電変
換素子3bの最外周端が嵌合するとともに、この光電変
換素子3bの最外周端に沿ってスライド自在とされる。
【0074】ストッパ13は、図14中矢印Cで示すよ
うに、光電変換素子3bと光電変換素子3cとが広げら
れた状態で、これら光電変換素子3b,3cの接合部ま
でスライドされることによって、これら光電変換素子3
b,3cを広げた状態に固定することができる。
【0075】光充電式二次電池70は、上述したよう
に、光電変換素子を2つ備える構成に限定されるもので
はなく、例えば、図15に示すように、光電変換素子を
3つ備える構成としてもよい。この場合に、光充電式二
次電池70は、3つの光電変換素子3d,3e,3fを
備え、光電変換素子3eと光電変換素子3fとが光電変
換素子3dと隣り合う一側で接合され、この光電変換素
子3dに向けて折り畳んだ状態で巻き芯部2に捲回され
る構成とされる。そして、光電変換素子3eと光電変換
素子3fとは、巻き芯部2から引き出された状態で、そ
れぞれ図15中矢印D,Eで示すように広げられる。
【0076】これにより、光充電式二次電池70は、さ
らに受光面積を向上させることができ、蓄電池4の充電
時間をさらに短縮することができる。
【0077】また、本発明に係る光充電式二次電池は、
図16に示すように、電池規制用凸部14を備える構成
としてもよい。以下では、電池規制用凸部14を備えて
構成された光充電式二次電池80について説明すること
とする。なお、以下の説明においては、上述した説明と
同一又は同等の部位については説明を省略し、図面にお
いて同じ符号を付すこととする。
【0078】光充電式二次電池80は、図16に示すよ
うに、蓄電池4を収納する巻き芯部2の内側に電池規制
用凸部14を備える。また、光充電式二次電池80にお
いて、蓄電池4は、巻き芯部2に対して着脱自在とさ
れ、所定の電池規格形状と略同等の外形状を有する。
【0079】電池規制用凸部14は、巻き芯部2に収納
される蓄電池4の正極側コーナ部を切り欠くように、こ
の巻き芯部2の内側に凸状に設けられている。また、蓄
電池4は、正極側コーナ部に、電池規制用凸部14と嵌
合する形状の切欠部4aを有している。すなわち、蓄電
池4は、正極側コーナ部に切欠部4aを有している点で
所定の電池規格形状と異なるが、その他の部位はこの所
定の電池規格形状と略同等の外形状を有している。
【0080】したがって、光充電式二次電池80におい
ては、図17(a)に模式的に示すように、蓄電池4が
巻き芯部2に装着された際に、この蓄電池4の切欠部4
aに電池規制用凸部14が嵌合する。また、光充電式二
次電池80においては、図17(b)に模式的に示すよ
うに、蓄電池4と同等の電池規格形状を有する規格電池
を巻き芯部2に装着しようとする際に、この規格電池の
正極側コーナ部に電池規制用凸部14が当接することに
よって、規格電池を巻き芯部2に対して完全に収納する
ことができない構造とされている。
【0081】光充電式二次電池80は、電池規制用凹部
14を備えることにより、充電することが好ましくない
一次電池、すなわち、広く使用されているマンガン乾電
池やアルカリマンガン乾電池等の規格電池が誤って巻き
芯部2に装着され、充電されてしまう危険を防止するこ
とができる。
【0082】また、光充電式二次電池80において、蓄
電池4は、正極側コーナ部に切欠部4aを有する点を除
いて、所定の電池規格形状と略同等の外形状を有してい
るために、この電池規格形状を有する規格電池を使用す
る通常の電気機器の電池収納部に対して着脱自在とする
ことができる。したがって、蓄電池4は、巻き芯部2か
ら抜き取って通常の電気機器の電池収納部に収納され、
これら通常の電気機器の電源として用いることができ
る。言い換えると、光充電式二次電池80は、蓄電池4
を充電する充電器として使用することができる。
【0083】なお、電池規制用凸部14は、その形状を
限定されるものではなく、所定の電池規格形状を有する
規格電池を切り欠くように凸状に形成されればよい。以
下では、電池規制用凸部14を他の形状とした場合の実
施例について、図18を参照しながら説明する。なお、
図18においては、電池規制用凸部14が規格電池を切
り欠くように凸状に形成されていることを明確にするた
めに、規格電池の形状を点線で示す。
【0084】第1の実施例において、電池規制用凸部1
4は、図18(a)に示すように、蓄電池4の正極側コ
ーナ部を矩形状に切り欠くように設けられる。第2の実
施例において、電池規制用凸部14は、図18(b)に
示すように、蓄電池4の中心から外周縁に向けて徐々に
浅く切り欠くように設けられる。第3の実施例におい
て、電池規制用凸部14は、蓄電池4の正極端子の中心
部を切り欠くように設けられる。第4の実施例におい
て、電池規制用凸部14は、蓄電池4の正極端子が設け
られた一面を、この正極端子と同心円状に切り欠くよう
に設けられる。
【0085】電池規制用凸部14は、上述したいずれの
実施例においても、規格電池を切り欠くように凸状に形
成される。また、蓄電池4は、それぞれの実施例におけ
る電池規制用凸部14と嵌合するような形状を有する切
欠部4aが設けられる。
【0086】以下では、本発明の実施の形態に基づいて
光充電式二次電池50を作製し、充電特性の測定試験を
行った場合について説明する。この測定試験において
は、光充電式二次電池50の外形寸法を、単3と呼ばれ
るR6型規格電池と同等に作製した。
【0087】また、この測定試験においては、光電変換
素子3として、幅が45mm、長さが300mmのアモ
ルファスシリコン素子を用いた。この素子は、出力電圧
3V、出力電流250mAを有するものである。
【0088】さらに、この測定試験においては、蓄電池
4として、酸化銀・亜鉛電池であるSR527型規格電
池6個を並列に使用した。これにより、光充電式二次電
池50は、容量が120mAhとなり、電圧の高め安定
性に優れる。
【0089】以上のように作製した光充電式二次電池5
0は、充電電圧を2.4Vとし、各セルの電圧が2.0
5Vを超えないように制御回路部5で充電状態を制御し
た。これにより、光電変換素子3へ直射日光を3時間照
射することによって、充電器4の充電を完了した。
【0090】これにより、本発明に係る光充電式二次電
池は、実用するに十分な充電性能を有していることがわ
かる。
【0091】次に、本発明に係る電気機器について説明
する。以下では、図19及び図20に示すような電気機
器90について説明することとする。なお、図19及び
図20においては、電気機器90として、携帯型CDプ
レーヤの一例を図示するが、本発明は携帯型CDプレー
ヤに限定されるものではなく、電気によって動作する各
種の機器であってもよい。また、以下の説明において
は、携帯型CDプレーヤを構成する各部材及び部位につ
いての説明を省略し、本発明の要旨に関わる部材及び部
位についてのみ詳細に説明することとする。
【0092】電気機器90は、外装部材91と、動作機
器部(図示せず)と、電源部92とにより構成されてい
る。電気機器90は、外装部材91の内部空間に、動作
機器部と電源部92とが配設されている。
【0093】外装部材91には、電源部92の近傍に位
置して、スリット91aが穿孔されている。スリット9
1aは、後述する光電変換素子95よりもやや大とされ
る幅と厚さを有して形成されている。電気機器90にお
いては、スリット91aを通して、光電変換素子95を
外装部材91から外方へ引き出し自在とされる。
【0094】動作機器部は、電源部92から供給される
電力によって、各種の動作を行う。また、電気機器90
は、電源部92を備えるとともに、AC/DCコンバー
タと組み合わされて使用することによって、屋内に設け
られたコンセント等から供給される電力によっても、動
作機器部が動作する構成としてもよい。
【0095】電源部92は、正極端子93と、負極端子
94と、光電変換素子95と、蓄電池96と、制御回路
部97とを備える。正極端子93と負極端子94とは、
それぞれ蓄電池96の正極端子と負極端子とに電気的に
接続されている。そして、電気機器90においては、正
極端子93と負極端子94とを介して、蓄電池96から
動作機器部に電力が供給され、動作機器部が動作する構
成とされる。
【0096】また、負極端子94の一部は、蓋部94a
とされて取り外し自在とされている。電気機器90は、
蓋部94aを取り外すことによって、蓄電池96を取り
出すことができるように構成されている。これにより、
電気機器90においては、蓄電池96が充放電を繰り返
して寿命が尽きた場合でも、この蓄電池96のみを交換
することができる。したがって、電気機器90は、蓄電
池96に比べて長い寿命を有する他の各部を、寿命が尽
きた蓄電池96とともに廃棄する必要がなくなり、資源
の有効活用の観点から望ましいものとなる。
【0097】光電変換素子95は、可撓性を有して略矩
形シート状に形成された光電変換素子、いわゆる太陽電
池である。光電変換素子95は、具体的には例えば、ポ
リエステルフィルム等の絶縁性フィルム上に、Ag,A
l,Cr,Ni,CuあるいはCを主成分とする金属電
極を配した反射電極層と、a−Siのpin接合構造に
代表される非結晶半導体薄膜からなる光電変換層と、A
nO,SnO2あついはIn23等の金属酸化物を主成
分とする透明電極層とを順次積層して可撓性を有するよ
うに薄膜状に形成したものである。光電変換素子95
は、各層が、スパッタ法や蒸着法に代表されるPVD
法、又はプラズマCVD法やMOCVD法に代表される
CVD法により薄膜状に形成されてなる。光電変換層
は、例えばペリレン等のp型有機半導体と、銅フタロシ
アニン等のn型有機半導体とにより形成されてpn接合
構造としてもよい。
【0098】光電変換素子95は、蓄電池96の回りに
捲回されて外装部材91の内部空間に収納されており、
最内周側の一側が固定されている。これにより、電気機
器90は、その内部空間を効率的に利用して光電変換素
子95を収納することができる。また、光電変換素子9
5は、この最内周側の一側に、図示しない正極端子と負
極端子とが設けられており、それぞれ図示しない結線手
段により、制御回路部97の所定の位置に電気的に接続
されている。
【0099】また、光電変換素子95は、最外周側の一
側が外装部材91のスリット91aを通して外方へ引き
出されており、この一側に係止部95aが設けられてい
る。係止部95aは、スリット91aの厚さよりもやや
大とされる径を有する円筒形状に形成されており、光電
変換素子95が完全に外装材91の内方に巻き込まれて
しまうことを防止する機能を有する。また、係止部95
aは、光電変換素子95を引き出す際の取っ手としての
機能を有する。
【0100】光電変換素子95は、図19に示すよう
に、電気機器90の内部空間に捲回された状態で収納さ
れるとともに、図20に示すように、電気機器90から
引き出し自在とされる。そして、電気機器90は、光電
変換素子95を引き出した状態で、この光電変換素子9
5を受光させることによって、蓄電池96に電力を供給
して充電する。
【0101】蓄電池96は、充放電が可能な二次電池で
ある。蓄電池96は、具体的には例えば、ニッケル−水
素二次電池、ニッケル−カドミウム二次電池、ニッケル
−亜鉛二次電池、鉄−ニッケル二次電池等である。
【0102】蓄電池96は、ニッケル−水素二次電池で
あることが望ましい。これにより、蓄電池96は、体積
当たりのエネルギ密度を向上させることができるととも
に、鉛やカドミウムといった重金属を使用せず、環境適
合性に優れたものとなる。
【0103】制御回路部97は、電源部92の余剰空間
に配設されており、光電変換素子95と蓄電池96との
整流機能、光電変換素子95による蓄電池96の過充電
防止機能、蓄電池96の過放電防止機能等を適宜備え
る。制御回路部97は、上述した光充電式二次電池1に
おける制御回路部5と同様に構成される。
【0104】電気機器90は、以上で説明したように構
成され、図20に示すように、光電変換素子95を外装
部材91のスリット91aから引き出した状態で受光さ
せ、この光電変換素子95が太陽光等の光エネルギを電
気エネルギに変換する。そして、光電変換素子95は、
この電気エネルギを蓄電池96に供給することによっ
て、蓄電池96を充電する。
【0105】このとき、電気機器90は、光電変換素子
95の受光面積を大きくすることができるために、この
光電変換素子95の発電力を向上させることができる。
したがって、電気機器90は、蓄電池96を充電する際
の充電時間を実用上十分に短くすることができる。ま
た、電気機器90は、図19に示すように、その内部空
間に光電変換素子95を捲回して収納することによっ
て、光電変換素子95の面積を大きくした場合であって
も、この光電変換素子95を収納する空間が占める体積
を小さくすることができる。
【0106】電気機器90は、光電変換素子95によっ
て発電された電力を一度蓄電池96に蓄え、動作機器部
を駆動する際に、この動作機器部に対して蓄電池96か
ら電力を供給する。これにより、電気機器90におい
て、動作機器部は、光電変換素子95から直接電力を供
給する場合と比較して、大きな電力を利用することがで
きる。また、電気機器90は、光電変換素子95に十分
な光エネルギを安定して受光させることが困難な場所や
状況においても、蓄電池96から供給される電力によっ
て、動作機器部を駆動することができる。
【0107】なお、電気機器90は、光電変換素子95
が蓄電池96の回りに捲回された状態で収納されるとし
たが、斯かる構成に限定されるものではない。光電変換
素子95は、蓄電池に96ではなく、他の各種部材に捲
回されて収納されてもよい。また、光電変換素子95
は、図21及び図22に示すように、蛇腹状に折り畳ま
れた状態で電気機器90の内部空間に収納されてもよ
い。電気機器90は、光電変換素子95を折り畳んで収
納する場合にも、この光電変換素子95を効率的に収納
することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光充
電式二次電池は、蓄電池に充電する際に、巻き芯部に捲
回された光電変換素子を引き出して受光させ、蓄電池か
ら放電する際に、光電変換素子を巻き芯部に捲回した状
態で全体略円筒形状を呈することによって、通常用いら
れている電気機器の電源としての利用が容易となるとと
もに、実用するに十分な充電性能を発揮することができ
る。したがって、斯かる光充電式二次電池によれば、太
陽光等の光エネルギを電気機器の電源としてへの利用が
実用的となることで、地球資源の有効活用と廃棄物の発
生防止を可能とすることができる。
【0109】また、本発明に係る電気機器は、充放電可
能な蓄電池と、可撓性を有する光電変換素子とを備え、
光電変換素子が捲回又は折り畳まれて収納されることに
よって、光電変換素子の受光面積を大きくした場合であ
っても、この光電変換素子を効率的に収納することがで
きる。したがって、斯かる電気機器は、光電変換素子が
蓄電池を充電するにあたって実用に十分耐え得る発電性
能を有するように、大きな受光面積を有する光電変換素
子を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光充電式二次電池の概略断面図で
ある。
【図2】同二次電池の第1の実施の形態に係る制御回路
部を示す回路図である。
【図3】同二次電池の第2の実施の形態に係る制御回路
部を示す回路図である。
【図4】同二次電池の光電変換素子を捲回した状態を示
す斜視図である。
【図5】同二次電池の光電変換素子を引き出した状態を
示す斜視図である。
【図6】同二次電池の他の実施の形態を示す概略断面図
である。
【図7】同二次電池のさらに他の実施の形態を示す概略
断面図である。
【図8】同二次電池の要部拡大断面図である。
【図9】同二次電池の水平断面図である。
【図10】同二次電池の光電変換素子を引き延ばした状
態を示す斜視図である。
【図11】(A)は、同二次電池の回転アームを示す側
面断面図及び底面図であり、(B)は、同二次電池の回
転アームを突出させた状態を示す側面断面図及び底面図
である。
【図12】(A)は、同二次電池の他の回転アームを示
す側面断面図及び底面図であり、(B)は、同二次電池
の回転アームを突出させた状態を示す側面断面図及び底
面図である。
【図13】本発明に係る2つの光電変換素子を備える光
充電式二次電池を示す斜視図である。
【図14】同二次電池の係止部の動作を説明するための
平面図である。
【図15】本発明に係る3つの光電変換素子を備える光
充電式二次電池を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る電池規制用凸部を備える光充電
式二次電池を示す概略断面図である。
【図17】同二次電池の電池規制用凸部の動作を説明す
るための概略図である。
【図18】同電池規制用凸部の他の形状を示す概略図で
ある。
【図19】本発明に係る電気機器を示す概略図である。
【図20】同電気機器の充電状態を示す概略図である。
【図21】本発明に係る他の電気機器を示す概略図であ
る。
【図22】同電気機器の要部断面図である。
【符号の説明】 1 光充電式二次電池、2 巻き芯部、3 光電変換素
子、4 蓄電池、5制御回路部、6 上部フランジ、7
下部フランジ、8 正極端子、9 負極端子、11
外周壁、12 回転アーム、14 電池規制用凸部、9
0 電気機器、95 光電変換素子、96 蓄電池、9
7 制御回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日隈 弘一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 井上 律子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA15 GA05 JA02 JA09 JA17 KA03 5G003 AA06 BA01 CA11 CC04 DA04 DA13 EA06 FA03 5H030 AA03 AS20 BB07 BB12 5H032 AA05 AS01 AS06 AS16 CC28 HH08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の巻き芯部と、上記巻き芯部に
    対して捲回されて引き出し自在に配設された可撓性を有
    する光電変換素子とを備え、 上記巻き芯部には、充放電可能な蓄電池と、この蓄電池
    の充放電を制御する制御回路部とが設けられ、 上記巻き芯部に上記光電変換素子を捲回した状態で、全
    体略円筒形状を呈することを特徴とする光充電式二次電
    池。
  2. 【請求項2】 上記巻き芯部に上記光電変換素子を捲回
    した状態で、所定の円筒形電池規格形状となることを特
    徴とする請求項1記載の光充電式二次電池。
  3. 【請求項3】 上記蓄電池は、放電電圧が0.6〜1.
    9Vであることを特徴とする請求項1記載の光充電式二
    次電池。
  4. 【請求項4】 上記蓄電池は、ニッケル−水素二次電池
    であることを特徴とする請求項1記載の光充電式二次電
    池。
  5. 【請求項5】 上記蓄電池は、所定の電池規格形状を有
    する規格蓄電池であることを特徴とする請求項1記載の
    光充電式二次電池。
  6. 【請求項6】 上記蓄電池は、上記巻き芯部に対して着
    脱自在であることを特徴とする請求項1記載の光充電式
    二次電池。
  7. 【請求項7】 上記巻き芯部には、上記蓄電池の収納空
    間部内に、所定の電池規格形状を有する規格電池の装着
    を防止する凸部が設けられ、 上記蓄電池は、所定の電池規格形状と略同等の外形状を
    有し、且つ上記凸部に嵌合する凹部を有することを特徴
    とする請求項6記載の光充電式二次電池。
  8. 【請求項8】 上記光電変換素子は、上記巻き芯部から
    引き出される方向と略直交する方向に折り畳まれた状態
    で上記巻き芯部に捲回され、上記巻き芯部から引き出さ
    れた際に、広げられることを特徴とする請求項1記載の
    光充電式二次電池。
  9. 【請求項9】 上記巻き芯部には、その両端部に位置し
    てそれぞれ略円形平板状に形成された上部フランジと下
    部フランジとが一体に設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の光充電式二次電池。
  10. 【請求項10】 上記巻き芯部に捲回された上記光電変
    換素子を覆い、上記巻き芯部の引き出し口となる引出し
    孔を有する円筒形状の外周壁が設けられ、 上記上部フランジ及び下部フランジには、上記外周壁の
    側縁と嵌合して回転自在に支持する溝部が設けられ、 引き出された上記光電変換素子を、上記外周壁を回転さ
    せることによって、上記巻き芯部と上記外周壁とにより
    構成された内部空間に巻き取ることを特徴とする請求項
    9記載の光充電式二次電池。
  11. 【請求項11】 充放電可能な蓄電池と、可撓性を有す
    る光電変換素子とを備える電気機器において、 上記光電変換素子は、捲回又は折り畳まれた状態で当該
    電気機器の内部空間に収納され、当該電気機器から引き
    出した状態で上記蓄電池を充電することを特徴とする電
    気機器。
  12. 【請求項12】 上記光電変換素子は、上記蓄電池の回
    りに捲回された状態で収納されることを特徴とする請求
    項11記載の電気機器。
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